令和 3年 9月定例会 令和三年九月
徳島県議会定例会会議録(第四号) 令和三年十月一日 午前十一時五十八分開議
出席議員計三十六名 (その番号・氏名左のとおりである) 一 番 増 富 義 明 君 二 番 立 川 了 大 君 三 番 井 下 泰 憲 君 四 番 福 山 博 史 君 五 番 原 徹 臣 君 六 番 北 島 一 人 君 七 番 梶 原 一 哉 君 八 番 仁 木 啓 人 君 九 番 東 条 恭 子 君 十 番 浪 越 憲 一 君 十一 番 大 塚 明 廣 君 十二 番 山 西 国 朗 君 十三 番 岩 佐 義 弘 君 十四 番 須 見 一 仁 君 十五 番 井 川 龍 二 君 十六 番 古 川 広 志 君 十七 番 長 池 文 武 君 十八 番 吉 田 益 子 君 十九 番 岡 佑 樹 君 二十 番 元 木 章 生 君 二十一番 岡 田 理 絵 君 二十二番 南 恒 生 君 二十三番 岩 丸 正 史 君 二十四番 寺 井 正 邇 君 二十五番 黒 崎 章 君 二十六番 扶 川 敦 君 二十七番 達 田 良 子 君 二十八番 喜 多 宏 思 君 二十九番 重 清 佳 之 君 三十 番 嘉 見 博 之 君 三十一番 岡 本 富 治 君 三十二番 杉 本 直 樹 君 三十三番 西 沢 貴 朗 君 三十四番 臼 木 春 夫 君 三十五番 庄 野 昌 彦 君 三十六番 山 田 豊 君 ────────────────────────
出席職員職氏名 事務局長 田 中 稔 君 次長 島 田 浩 寿 君 議事課長 大 屋 英 一 君
政策調査課長 佐 金 由 美 君
政策調査課副課長 郡 公 美 君 議事課副課長 奥 田 理 悦 君
議事課主査兼係長 谷 本 か ほ り 君
議事課係長 小 泉 尚 美 君
議事課係長 森 崎 美 里 君
議事課係長 幸 田 俊 樹 君
議事課主任 尾 崎 亮 平 君 ────────────────────────
列席者職氏名 知事 飯 泉 嘉 門 君 副知事 後 藤 田 博 君 副知事 福 井 廣 祐 君 政策監 瀬 尾 守 君 企業局長 黒 下 耕 司 君
病院事業管理者 北 畑 洋 君
政策監補兼政策創造部長 板 東 安 彦 君
危機管理環境部長 谷 本 悦 久 君
経営戦略部長 仁 井 谷 興 史 君
未来創生文化部長 上 田 輝 明 君
保健福祉部長 伊 藤 大 輔 君
商工労働観光部長 梅 田 尚 志 君
農林水産部長 森 口 浩 徳 君
県土整備部長 貫 名 功 二 君
会計管理者 近 藤 理 恵 君 病院局長 新 居 徹 也 君 財政課長 岡 航 平 君 財政課副課長 藤 坂 仁 貴 君 ──────────────────────── 教育長 榊 浩 一 君 ────────────────────────
人事委員長 森 俊 明 君
人事委員会事務局長勢 井 研 君 ────────────────────────
公安委員長 齋 藤 恒 範 君
警察本部長 小 澤 孝 文 君 ────────────────────────
代表監査委員 近 藤 光 男 君
監査事務局長 三 好 誠 治 君 ──────────────────────── 議 事 日 程 第四号 令和三年十月一日(金曜日)午前十時開議 第一 議案自第一号至第二十八号(除く自第二十号至第二十七号)、計二十件 (
委員長報告) (議 決) 第二 請願閉会中継続審査の件 (議 決) 第三 議案第二十号 (
特別委員会設置) (
委員選任) 第四 議案自第二十一号至第二十六号、計六件 (
特別委員会設置) (
委員選任) 第五 議案第二十九号 (議 決) 第六 議第一号 (議 決) 第七
常任委員会及び
議会運営委員会閉会中継続調査の件 (議 決) ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) これより本日の会議を開きます。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 まず、令和三年八月十一日からの大雨により大きな被害を受けられました長野県、広島県及び長崎県に対しまして、お見舞いの電文を発しておきましたので、御報告いたしておきます。 次に、知事から、
地方自治法第百五十条第六項の規定に基づき、「令和二年度徳島県
内部統制評価報告書」が議長宛て提出されておりますので、御報告いたしておきます。 次に、知事から、お手元に御配布のとおり、議案の提出通知がありましたので、御報告いたしておきます。 次に、お手元に御配布のとおり、
議員提出議案が提出されておりますので、御報告いたしておきます。 諸般の報告は以上であります。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) これより本日の日程に入ります。 日程第一、「議案第一号・令和三年度徳島県
一般会計補正予算(第七号)より、第二十号から第二十七号までの八件を除き、第二十八号に至る計二十件」を議題といたします。 以上の各件に関し、各委員長の報告を求めます。
総務委員長・
井下泰憲君。 (
井下議員登壇)
◎
総務委員長(
井下泰憲君) おはようございます。
総務委員長報告を申し上げます。 本委員会は、付託されました議案について審査いたしました結果、全て原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以下、審査の過程におきまして議論のありました事項、あるいは理事者に対し、検討または善処方要請いたしました事項について、その概要を申し上げます。 最初に、
公安委員会関係について申し上げます。 まず、
飲酒運転根絶に向けた対策等についてであります。 本件に関し、委員から、本年六月に千葉県八街市で、
飲酒運転のトラックが小学生の列に突っ込み、五人が死傷するという痛ましい事故が起こった。このような事故によって子供の将来が途絶えてしまうことはあってはならない。県警察においても、
飲酒運転根絶に向け、悪質、危険な運転の取締りや、県民、各種団体に向けた
広報啓発活動を強化するとともに、
運送事業者に対して
安全運転管理の徹底を指導するなど、誰もが安心して生活できる交通社会の実現を目指してもらいたいとの要望がなされたのであります。 このほか、 通学路の
交通安全対策等について
高齢運転者の
事故防止等について 県警察における
新型コロナウイルス感染症対策等について等々の議論がなされたのであります。 次に、
経営戦略部・
監察局関係について申し上げます。 まず、令和二年度徳島県
内部統制評価報告書についてであります。 本件に関し、委員から、
内部統制制度は平成二十九年六月の
地方自治法改正により導入が義務づけられ、本県においても令和二年度から本格導入となり、このたび初めて
内部統制評価報告書が作成されたが、制度の概要や意義、また今回の評価を受けて今後どのような取組を行っていくのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、
内部統制制度とは、財務事務の管理、執行が適法適正に行われるように、業務を効果的、効率的に行うルールを整備し運用することによって、
財務事務執行の過誤、不正のおそれといった事務上のリスクの発生をコントロールし、予防する仕組みである。今回の評価結果を踏まえ、職員に対する
内部統制の意義の周知徹底、発生したリスクの情報共有、
リスク評価シートの活用促進と改善、見直しなどにより、効果的な制度運用に努めてまいりたい。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、しっかりと取り組んでいただき、県民の皆さんのために頑張っていただきたいとの要望がなされたのであります。 このほか、
県政運営評価戦略会議で採択された県民からの優れた意見、提言について
社会福祉法人等の監査について
GX関連予算について等々の議論がなされた次第であります。 次に、
政策創造部関係について申し上げます。 まず、
デジタル庁設置による本県への影響等についてであります。 本件に関し、委員から、本年九月一日に国において
デジタル庁が設置され、
地方自治体システムの共通化や行政手続の
オンライン化等が進められているが、社会の
デジタル化に誰一人取り残されることがないよう、
デジタルデバイド対策にしっかりと取り組んでいただきたい。また、国においては、対象となる
行政サービスを住民からの申請を待たずに提供するプッシュ型の
行政サービスを推進するという方針が示されており、県においても、市町村と連携して強力に推進していただきたいとの要望がなされたのであります。 このほか、 若者の転出超過に対する取組について
ふるさと納税の実績及び今後の取組について等々の議論がなされた次第であります。 最後に、
未来創生文化部関係について申し上げます。 まず、
徳島文化芸術ホール(仮称)
整備事業についてであります。 本件に関し、委員から、設計、施工を担う事業者を選定する
公募型プロポーザルの二次審査が行われ、
優先交渉権者が決定したとのことであるが、決定した事業者から提案された新ホールの内容はどのようなものであるのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 設計、施工に向けた基本方針として、歴史的な文脈を踏まえた景観の提案であること、
ホールそのものが
文化創造発信拠点となり、県都の
ランドマークとなることなど、七つの視点を踏まえた提案を求め、最終的に、作品名「舞うように集まる」を提案した事業者を
優先交渉権者として決定したところである。 この作品は、威圧感を減らし、軽やかに周囲と連続していく、地域に開かれた優しい景観計画となっており、宙を舞う花びらのようなテラスの集合体は、時代の変化に合わせて施設の
使い方そのものを柔軟に適応させていくことが可能と考えている。 また、大ホールは立ち見席を含め計千九百五十四席、小ホールは利用形態により三百から五百席と提案されているほか、
多目的スタジオや
屋内外テラスも計画されている。 なお、現時点での
年間利用者数は三十五万人を見込んでいる。 さらに、
耐震性能等については、
公募型プロポーザル募集の際、
要求水準書に付した、
南海トラフ巨大地震をはじめ、津波、風水害等の災害時に十分対応できるホールとすることという条件に基づいた提案となっている。 今後も、様々な意見をいただきながら、基本設計、詳細設計に向けて、さらに協議を進めてまいりたい。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、県民の皆さんが主体的に利用し、多くの人が集まることで、ホールを中心に地域がにぎわい、笑顔あふれる、県都にふさわしいホールを造っていただきたい。また、障がいをお持ちの方にも配慮するとともに、この施設から若者が育っていくような運営にも取り組んでいただきたいとの要望がなされたのであります。 このほか、
スポーツ競技力向上について ワールドマスターズゲームズの
開催見通しについて等々の議論がなされた次第であります。 以上、審査の概要を申し上げまして、
総務委員長報告といたします。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君)
経済委員長・
北島一人君。 (
北島議員登壇)
◎
経済委員長(
北島一人君)
経済委員長報告を申し上げます。 本委員会は、付託されました議案について審査いたしました結果、全て原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以下、審査の過程におきまして議論のありました事項、あるいは理事者に対し、検討または善処方要請いたしました事項について、その概要を申し上げます。 最初に、
農林水産部関係について申し上げます。 まず、徳島県食料・
農林水産業・
農山漁村基本計画についてであります。 本件に関し、委員から、基本計画に基づく四年間の取組について、県としてどのように評価しているのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 農業、林業、漁業の各
アカデミーにおける即戦力人材の育成や、とく
しま農林水産業未来人材スクールによる県内への就業の促進などに積極的に取り組むとともに、
ターンテーブルによる販路拡大や
農林水産三分野の
サイエンスゾーンにおける新技術の開発など、
基本戦略に沿った施策を推進した結果、目標の八〇%以上の実績を上げた項目が全体の約九割に達し、一定の成果が上げられたものと考えている。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、今後も地方創生の原点である
農林水産業、農山漁村の振興に取り組むとともに、
県土強靱化をより一層推進するため、国の五か年
加速化対策を活用し、地籍調査や予防治山をしっかり進めてもらいたいとの要望がなされたのであります。 次に、林業の
担い手育成についてであります。 本件に関し、委員から、平成十七年に開始した
林業プロジェクトにより林業が活性化し、従事者も増加しているが、林業への
新規参入者の状況、
担い手対策の取組はどうなっているのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、
林業プロジェクト開始以来、四百五十名が新規に就業し、そのうち約六割が三十五歳以下の若者となっており、
林業従事者の若返りが図られている。特に、平成二十八年に開講しましたとくしま
林業アカデミーにおいて一年間の実践的な研修を積み、林業現場で即戦力となる知識、技術を身につけた多くの
若手新規就業者を
県内林業事業体へ送り出していることが、
新規就業者増加の大きな原動力となっている。 今後、
新規就業者からベテランに至るまで、習熟度に応じた
スキルアップ研修を実施するとともに、
林業事業体に対する
高性能林業機械やドローンなどの最新技術の導入を支援してまいりたい。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、今後とも途切れることなく
担い手対策に取り組み、林業の
成長産業化を実現してもらいたいとの要望がなされたのであります。 このほか、 令和三年度産の米価の低下について
J-クレジット制度について
エシカル農業の推進について
新型コロナウイルス感染症対策の
事業効果の検証について
ウッドショック対策について等々の議論がなされた次第であります。 次に、
商工労働観光部関係について申し上げます。 まず、
アフターコロナに向けた観光施策についてであります。 本件に関し、委員から、
アフターコロナを見据えた県外からの誘客について、県はどのような施策を予定しているのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 今後、行動制限の緩和や
感染状況に応じ、
各種事業を再開するとともに、十月一日から開催されます
四国デスティネーションキャンペーンにおいて、JR等と連携して効果的なプロモーションを展開し、十一月には、
県内観光関連事業者と
旅行エージェントによる「
オール徳島・
観光商談会」をリアルと
オンラインのハイブリッドで開催する予定である。 さらには、県内三つのDMOと情報共有しながら、県内での周遊性と滞在性を高め、
県内観光地が面となるよう、しっかりと取り組んでまいりたい。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、引き続き
感染防止対策を徹底した上で、県外の方々にも安心して
観光旅行を楽しんでいただけるよう取り組んでいただきたいとの要望がなされたのであります。 このほか、 三好長慶を活用した観光誘客について
消費者志向経営の普及啓発について インバウンドの再開に向けた方向性について 関西圏からの誘客に係る
デジタルマーケティングについて等々の議論がなされた次第であります。 以上、審査の概要を申し上げまして、
経済委員長報告といたします。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君)
文教厚生委員長・
大塚明廣君。 (
大塚議員登壇)
◎
文教厚生委員長(
大塚明廣君)
文教厚生委員長報告を申し上げます。 本委員会は、付託されました議案について審査いたしました結果、全て原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以下、審査の過程におきまして議論のありました事項、あるいは理事者に対し、検討または善処方要請いたしました事項について、その概要を申し上げます。 最初に、
教育委員会関係について申し上げます。 まず、学校における
戦略的モニタリング検査推進事業についてであります。 本件に関し、委員から、事業の
具体的内容やこれまでの
検査実績等について質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 これまで、
学校教育活動等による感染拡大を防止するため、
検査キットを用いた
戦略的モニタリングPCR検査として、部活動の大会参加、施設実習や就業体験への参加、寮生の帰省時に実施してきたところである。十月以降は、進学関係で県外を訪問する生徒も多くなることから、新たに、就職、進学のための県外での受験に対しても
PCR検査を受検する機会を提供するものである。 なお、八月末までに実施した
検査希望者への
PCR検査は全員が陰性と確認されており、新たに一万五千名程度の検査を見込んでいる。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、学校における
感染症対策を確実に実施するとともに、
感染状況を踏まえた上でしっかりと対応していただきたいとの要望がなされたのであります。 次に、子供の肥満についてであります。 本件に関し、委員から、県内の子供は
肥満傾向の割合が高水準であると報じられているが、家庭内の食生活や運動量の不足を改善するため、今後どのように取り組むのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 依然として
肥満傾向に改善が見られず、コロナ下において一層深刻になっている状況から、学校だけでなく家庭や地域において自主的に取り組んでいただけるよう、各種取組を再構築する必要があると考えている。そこで、十月をめどに、学校、PTA、保健部局、
市町村教育委員会の代表者を
構成メンバーとし、
学識経験者をオブザーバーに加えた児童生徒の体力向上と
肥満傾向解消に係る
プロジェクトチームを立ち上げ、具体的な方策について検討を重ね、年内に報告書をまとめたいと考えている。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、大人になってからの健康維持につなげるため、子供の食習慣の改善や運動習慣の確立に向けた取組を、
長期ビジョンを持って継続していただきたいとの要望がなされたのであります。 このほか、 教員の在校等時間の状況について
抗原簡易キットについて 小中学校における
タブレット端末の通信環境及び活用状況について 子供の健康について
エシカル消費と食育について等々の議論がなされた次第であります。 次に、
保健福祉部・
病院局関係について申し上げます。 まず、
ワクチン接種についてであります。 本件に関し、委員から、接種率の現状及び課題解決に向けた取組について質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 接種率については、九月二十二日現在、六十代以上は八五%と目標を達成しているが、四十代から五十代は四八・七%、二十代から三十代は三〇・九%となっている。若い世代の
接種率向上を図るため、アスティとくしまにおける大
規模集団接種と市町村の取組を合わせて、希望される全ての県民を対象に接種機会を確保するとともに、SNS等による動画配信、中学校、高等学校への
DVD配布、
啓発チラシの全戸配布など、若い世代の不安解消に向けた情報発信の強化に努めているところである。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、県民が望む
ワクチン接種体制を築いていくために、最新の事実に基づく情報を発信し、不安の解消につなげていただきたいとの要望がなされたのであります。 このほか、 鳴門病院の
災害対応力の強化について 医療機関、
高齢者施設等への
抗原簡易キットの配布について
生活福祉資金特例貸付について
宿泊療養施設の柔軟な確保について
新型コロナウイルス感染症の後遺症について等々の議論がなされた次第であります。 以上、審査の概要を申し上げて、
文教厚生委員長報告といたします。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君)
県土整備委員長・
立川了大君。 (
立川議員登壇)
◎
県土整備委員長(
立川了大君)
県土整備委員長報告を申し上げます。 本委員会は、付託されました議案について審査いたしました結果、全て原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以下、審査の過程におきまして議論のありました事項、あるいは理事者に対し、検討または善処方要請いたしました事項について、その概要を申し上げます。 最初に、
企業局関係について申し上げます。 まず、
工業用水道事業についてであります。 本件に関し、委員から、
工業用水道の耐震化、
代替用水確保及び
浸水対策の取組について質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 給水開始から五十年余りが経過する
工業用水道は、管路の老朽化が進んでいることから、緊急性の高い箇所を抽出して更新するなど、管路の
老朽化対策及び
耐震化対策を計画的に進めており、現在実施している今切第一配水支管の布設替工事の完成をもって現計画は完了の予定である。また、
中国四国農政局と締結した被災時の緊急分水に関する
パートナーシップ協定に基づき、
工業用水管路と農水管路を連結し、発災時に農業用水から
ユーザー企業に供給できるよう整備を進めており、今年度、鳴門市大津町など三か所において取水口の設置工事が完了する予定である。 さらに、津波による浸水が想定される
吉野川北岸工業用水道浄水場について、防水板や防水扉の設置に加え、今年度実施予定の排泥弁室の
浸水対策工事をもって、津波
浸水対策は完了する予定である。 引き続き、管路の耐震化や監視機能の強化を図るとともに、発災時を想定した実践的な防災訓練の実施、事前復興マニュアルの活用などにより、工業用水の安定供給確保に努めてまいりたい。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、工業用水は県内企業の産業活動を支える必要不可欠なものである。引き続き、ハード、ソフト両面からしっかりと安定供給対策に取り組んでいただきたいとの要望がなされたのであります。 このほか、電気事業についての議論がなされたのであります。 次に、危機管理環境部関係について申し上げます。 まず、消費者政策における国際連携についてであります。 本件に関し、委員から、消費者政策における国際連携と同時に、若者の参画が重要と考えるが、方針を伺いたいとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 本年三月に、県内高等教育機関、消費者庁新未来創造戦略本部、県の連携体制を強化するため、とくしま消費者政策研究・高等教育機関ネットワークを設立したところである。ネットワークを活用した今後の取組として、十月二十六日にとくしま国際消費者フォーラム二〇二一を開催するとともに、経済連携や健全な消費市場の形成において日本の重要なパートナーとなるASEAN諸国の大学と高等教育機関との
オンライン交流を進める予定であり、本県の先駆的な取組や国の戦略本部における国際業務等について情報発信するとともに、消費者教育や
エシカル消費、SDGsの実現に向けた取組についての情報交換を行いたいと考えている。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、
アフターコロナのデジタル社会を見据え、消費者政策をグローバルな視点で考えることや、若者の参画を積極的に進めることが不可欠である。今後も、国際フォーラムを開催するとともに、若者の感性を最大限に生かすことができるよう取り組んでいただきたいとの要望がなされたのであります。 このほか、
新型コロナウイルス感染症対策について 徳島県版脱炭素ロードマップ骨子案について 救急需要の見通しについて等々の議論がなされた次第であります。 次に、県土整備部関係について申し上げます。 まず、JR牟岐線への新駅設置についてであります。 本件に関し、委員から、新駅設置に係るアンケートの結果についてどのように受け止めているのか、また新駅設置の早期実現に向けて今後どのように進めていくのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 新ホールの利用者アンケートでは、新ホールへの交通手段として、一四%の方が新駅を利用したいとの意向を示されており、新ホールに隣接するアクセスのよさが評価されたものと考えている。また、新駅の設置により、鉄道以外の交通手段から鉄道の利用へと変更となる利用ニーズについては、新ホールの利用者では一・三倍、周辺施設の利用者では一・四倍との結果が得られ、新駅が鉄道利用者の増加につながるとともに、公共交通への転換にも資することがアンケート結果から裏づけされ、新駅の必要性があることが示されたものと感じている。 現在、新駅の利用者数の予測手法やパターンダイヤを考慮した運行計画についてJR四国と協議を進めており、今後は、早期に新駅の設置についてJR四国と合意できるよう、今回のアンケート結果を参考に、関係機関と協議を進めてまいりたい。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、新駅に対する期待は大きく、新駅を設置する価値は非常に高いと感じており、一日も早く新駅の設置についてJR四国との合意が得られるよう、引き続き、関係機関と丁寧な協議を進めていただきたい。その際、高齢者にとっては、新ホールの近くに駅があることは非常に重要であり、徳島線や高徳線などからもアクセスのいい時刻表についてもJR四国と検討をお願いしたいとの要望がなされたのであります。 このほか、 都市計画法改正に伴う開発行為の許可基準の見直しについて 吉野川及びその流域の県管理河川での河道掘削等について等々の議論がなされた次第であります。 以上、審査の概要を申し上げまして、
県土整備委員長報告といたします。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。 これより、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 討論なしと認めます。 これより「議案第一号・令和三年度徳島県
一般会計補正予算(第七号)より第十九号に至る十九件及び第二十八号の計二十件」を起立により、採決いたします。 以上の二十件に対する委員長の報告は、可決であります。 これを
委員長報告のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(
岩丸正史君) 起立全員であります。 よって、以上の二十件は、
委員長報告のとおり可決されました。 この際、お諮りいたします。 ただいま可決されました議案中、議案第一号につきましては、去る九月十日に議決されました議案第二十七号との関連により、数字の整理が必要であります。 この数字の整理につきましては、会議規則第四十三条の規定により、議長に御一任願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 次に、日程第二、「請願閉会中継続審査の件」を議題といたします。 防災・
感染症対策特別委員会から、お手元に御配布のとおり、閉会中の継続審査の申出があります。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 討論なしと認めます。 これより「請願第一号の三・ひとりひとりを大切にするゆきとどいた教育について」を起立により、採決いたします。 本件は、委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(
岩丸正史君) 起立多数であります。 よって、本件は、継続審査と決定いたしました。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 次に、日程第三、「議案第二十号・令和二年度徳島県一般会計歳入歳出決算並びに各特別会計歳入歳出決算の認定について」を議題とし、前回の議事を継続いたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、十名の委員をもって構成する普通会計決算認定特別委員会を設置し、これに付託の上、審査の終了するまで閉会中の継続審査に付することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 次に、お諮りいたします。 ただいま設置されました普通会計決算認定特別委員会の委員の選任につきましては、議長において、 須 見 一 仁 君 岩 佐 義 弘 君 大 塚 明 廣 君 浪 越 憲 一 君 山 西 国 朗 君 西 沢 貴 朗 君 東 条 恭 子 君 庄 野 昌 彦 君 山 田 豊 君 梶 原 一 哉 君の十名を指名いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 御異議なしと認めます。 よって、普通会計決算認定特別委員会の委員の選任につきましては、ただいまの議長の指名のとおり決定いたしました。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 次に、日程第四、「議案第二十一号・令和二年度徳島県病院事業会計決算の認定についてより第二十六号に至る計六件」を議題とし、前回の議事を継続いたします。 お諮りいたします。 以上の六件につきましては、九名の委員をもって構成する企業会計決算認定特別委員会を設置し、これに付託の上、審査の終了するまで閉会中の継続審査に付することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 次に、お諮りいたします。 ただいま設置されました企業会計決算認定特別委員会の委員の選任につきましては、議長において、 喜 多 宏 思 君 岡 田 理 絵 君 増 富 義 明 君 寺 井 正 邇 君 南 恒 生 君 北 島 一 人 君 吉 田 益 子 君 黒 崎 章 君 扶 川 敦 君の九名を指名いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 御異議なしと認めます。 よって、企業会計決算認定特別委員会の委員の選任につきましては、ただいまの議長の指名のとおり決定いたしました。 この際、申し上げます。 次の休憩中、普通会計決算認定特別委員会におかれましては第一委員会室において、企業会計決算認定特別委員会におかれましては第三委員会室において委員会を開会され、委員長及び副委員長を互選の上、その結果を議長宛て御報告願います。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 議事の都合により、休憩いたします。 午後零時三十四分休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 午後零時四十九分開議
出席議員計三十六名 (その番号・氏名左のとおりである) 一 番 増 富 義 明 君 二 番 立 川 了 大 君 三 番 井 下 泰 憲 君 四 番 福 山 博 史 君 五 番 原 徹 臣 君 六 番 北 島 一 人 君 七 番 梶 原 一 哉 君 八 番 仁 木 啓 人 君 九 番 東 条 恭 子 君 十 番 浪 越 憲 一 君 十一 番 大 塚 明 廣 君 十二 番 山 西 国 朗 君 十三 番 岩 佐 義 弘 君 十四 番 須 見 一 仁 君 十五 番 井 川 龍 二 君 十六 番 古 川 広 志 君 十七 番 長 池 文 武 君 十八 番 吉 田 益 子 君 十九 番 岡 佑 樹 君 二十 番 元 木 章 生 君 二十一番 岡 田 理 絵 君 二十二番 南 恒 生 君 二十三番 岩 丸 正 史 君 二十四番 寺 井 正 邇 君 二十五番 黒 崎 章 君 二十六番 扶 川 敦 君 二十七番 達 田 良 子 君 二十八番 喜 多 宏 思 君 二十九番 重 清 佳 之 君 三十 番 嘉 見 博 之 君 三十一番 岡 本 富 治 君 三十二番 杉 本 直 樹 君 三十三番 西 沢 貴 朗 君 三十四番 臼 木 春 夫 君 三十五番 庄 野 昌 彦 君 三十六番 山 田 豊 君 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 普通会計決算認定特別委員会及び企業会計決算認定特別委員会の委員長及び副委員長の互選結果の報告がありましたので、御報告いたしておきます。 まず、普通会計決算認定特別委員会につきましては、 委 員 長・岩 佐 義 弘 君 副委員長・大 塚 明 廣 君 以上のとおりであります。 次に、企業会計決算認定特別委員会につきましては、 委 員 長・喜 多 宏 思 君 副委員長・北 島 一 人 君 以上のとおりであります。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 次に、日程第五、「議案第二十九号・土地利用審査会委員の任命について」を議題といたします。 お諮りいたします。 本件は、成規の手続を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより「議案第二十九号・土地利用審査会委員の任命について」を起立により、採決いたします。 本件は、これに同意することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(
岩丸正史君) 起立全員であります。 よって、本件は、これに同意することに決定いたしました。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 次に、日程第六、「議第一号・新型コロナを踏まえた公立・公的病院の維持・存続を求める意見書」を議題といたします。 お諮りいたします。 本件については、成規の手続を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより採決に入ります。 本件は、これを原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は、原案のとおり可決されました。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 次に、日程第七、「
常任委員会及び
議会運営委員会閉会中継続調査の件」を議題といたします。 お諮りいたします。 本件は、これを各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 ──────────────────────── (「議長。私以下四名の議員は、会議規則第十六条の規定に より、「知事に対し知事職に全力で取り組むことを求める 動議」を提出いたします」「賛同」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) ただいま仁木啓人君外三名から「知事に対し知事職に全力で取り組むことを求める動議」が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 議事の都合により、休憩いたします。 午後零時五十三分休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 午後一時五十分開議
出席議員計三十三名 (その番号・氏名左のとおりである) 一 番 増 富 義 明 君 二 番 立 川 了 大 君 三 番 井 下 泰 憲 君 四 番 福 山 博 史 君 五 番 原 徹 臣 君 六 番 北 島 一 人 君 七 番 梶 原 一 哉 君 八 番 仁 木 啓 人 君 十 番 浪 越 憲 一 君 十一 番 大 塚 明 廣 君 十二 番 山 西 国 朗 君 十三 番 岩 佐 義 弘 君 十四 番 須 見 一 仁 君 十五 番 井 川 龍 二 君 十六 番 古 川 広 志 君 十七 番 長 池 文 武 君 十九 番 岡 佑 樹 君 二十 番 元 木 章 生 君 二十一番 岡 田 理 絵 君 二十二番 南 恒 生 君 二十三番 岩 丸 正 史 君 二十四番 寺 井 正 邇 君 二十五番 黒 崎 章 君 二十七番 達 田 良 子 君 二十八番 喜 多 宏 思 君 二十九番 重 清 佳 之 君 三十 番 嘉 見 博 之 君 三十一番 岡 本 富 治 君 三十二番 杉 本 直 樹 君 三十三番 西 沢 貴 朗 君 三十四番 臼 木 春 夫 君 三十五番 庄 野 昌 彦 君 三十六番 山 田 豊 君 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) お諮りいたします。 この際、「議第二号・知事に対し知事職に全力で取り組むことを求める決議」を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 「議第二号・知事に対し知事職に全力で取り組むことを求める決議」を議題といたします。 本件に関し、提出者の説明を求めます。 八番・仁木啓人君。 〔東条・吉田・扶川三議員出席、
出席議員計三十六名とな る〕 (仁木議員登壇)
◆八番(仁木啓人君) 議長より御指名をいただきましたので、私以下四名の議員より提出いたしました「知事に対し知事職に全力で取り組むことを求める動議」につきまして、冒頭に決議案の朗読をいたします。 知事に対し知事職に全力で取り組むことを求める決議案。 徳島県議会は、徳島県知事飯泉嘉門君に対し、第四十九回衆議院議員総選挙に立候補することなく、徳島県知事として、
新型コロナウイルス感染症収束に向け、県内経済と雇用の立て直しを成す為、知事職に全力で取り組むことを強く求める。 以上、決議する。 以下、提案理由について御説明いたします。 県民により選挙された議員により構成される本議会のこの議場において、
新型コロナウイルス感染症の脅威が継続する本年六月定例会に、県民の脳裏に一抹の不安がよぎる質疑が展開されました。優れたリーダーにも何らかのタイミングで新たなリーダーへとバトンタッチすべきときが訪れるという質疑に対し、徳島県知事そして全国知事会長として、いつまでもその任にあるものではなく、中略、いずれは決断しなければならないという答弁があり、また今定例会においては、次期衆議院選挙へ出馬するべきという質疑に対し、熟慮に熟慮を重ねるとの答弁がありました。 私ども四名の議員は、県民に負託を得た議員として、これまでのこの議場でのこのやり取りのみで知事の熟慮の結果を聞くべきではないと判断したわけであります。 私は、この議場に議席をいただいてからの二年半、知事の、どのような事象にも批判にも冷静に動じないリーダーとしての姿を見てまいりました。まさに一朝一夕に磨かれたリーダーの素養ではなく、五期十八年という経験と実績によるものと、県民の一人として誇りに思う場面もありました。 コロナ禍以前の平時においては、多選は悪のようにやゆされた声も多かったでしょう。しかし、コロナ下における危機対応、またそれに要する財源の確保においては、その声も少なかったのではないでしょうか。 危機事象の下、七十万県民の命と生活を背負う行政のかじ取り役、リーダーの不在は、一瞬たりとも許されないと実感いたします。今、知事がなすべきは、次期衆議院議員総選挙に立候補し、県行政にアリの一穴をつくることではなく、今後も県民に寄り添い、県民と共に、
新型コロナウイルス感染症に関する県内経済、雇用の立て直しをなすこと、またコロナ下における危機対応の総括をまとめられ、後世、後継へと引き継ぐことが、今任期、本県のかじ取りを負託された知事の責務であるとの考えに至ったわけであります。 今こそ五期十八年の経験と実績を、また多選を生かすべきときであると申し上げ、最後に、議員各位にお願いを申し上げます。いま一度、心を落ち着かせ、県民の声なき声にも耳を傾けられ、県民の声が置き去りになる議会とならないように、それぞれの御判断により、できれば、いや、ぜひとも原案のとおり御可決いただきますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
岩丸正史君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本件については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩丸正史君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 二十六番・扶川敦君。 (扶川議員登壇)
◆二十六番(扶川敦君) 私は、この「知事に対し知事職に全力で取り組むことを求める決議案」に賛成の立場で討論いたします。 今、仁木議員さんがおっしゃったのと全く同意見でありますが、私なりの賛成意見も申し述べさせていただかないといけないと思いますので、それは言わせていただきます。 最初に申し上げておきますけど、どうも私みたいな者が賛成すると、逆に賛成しにくくなる方があるのではないかと心配される向きもあります。そういう考えは、ぜひおやめになっていただきたい。私は、知事にも常に申し上げてきましたが、是は是、非は非、党派会派は関係なく、一致できることは垣根を越えて意見を率直に交換し、県民のために一丸となって動くのが県議会だと考えております。ですから、自分の意見を抑えてまで一定の政治的な効果をおもんぱかって遠慮するようなことだけはしたくないし、これからもそういう姿勢でやりたいと思います。 で、申し上げます。コロナ問題はまだ終わっていない。これからまだ火種が残っていますから、第六波が来る可能性は十分あると思います。その中で、ここでお辞めになるというのは時期尚早と私は考えます。 同時に、六月議会でも討論の中で申し上げました。とくしま記念オーケストラ問題も宿題として私は残っとると思います。不正常な県の事務の在り方、疑問が出されております。それをきちんと十二分に県民に対して説明責任を果たした後に、ぜひ国政に転身なさればいいんだと私は考えております。 東京地方検察庁からの刑事確定記録、ほかの会派の皆さんと共同してお願いしておりますが、残念ながら、事務手続上の理由で、今議会に間に合いませんでした。ぜひこの問題は引き続き議論させていただきたいというのが私の思いでございます。こういう問題を曖昧にして、そのまま国会に変わられるというのには、私は抵抗感があります。やっぱり国会に行かれるのであれば、森友、加計のような問題もしっかり議論していただきたい。まずはこの県議会での県政での問題もきちんとしてから旅立っていただきたいなあと私は思っております。 いずれにせよ、これから知事さんが決断を発表なさるんですけども、私も知事さんと御一緒に、できれば記念オケ問題も含めて、コロナの問題も含めて、引き続き議論してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 議員各位の御賛同をお願いして、討論といたします。
○議長(
岩丸正史君) 以上をもって、通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより「議第二号・知事に対し知事職に全力で取り組むことを求める決議」を起立により、採決いたします。 〔井川・黒崎・達田・喜多・嘉見・臼木・庄野・山田八議員 退席、
出席議員計二十八名となる〕 本件は、これを原案のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(
岩丸正史君) 起立全員であります。 よって、本件は、原案のとおり可決されました。 〔井川・黒崎・達田・喜多・嘉見・臼木・庄野・山田八議員 出席、
出席議員計三十六名となる〕 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 以上をもって、今期定例会の会議に付議されました事件は、全て議了いたしました。 ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 知事から挨拶があります。 飯泉知事。 (飯泉知事登壇)
◎知事(飯泉嘉門君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し述べさせていただきます。 今期定例会も、本日、最終日を迎えましたが、議員各位におかれましては、県政各般にわたり終始熱心に御審議を賜り、提出いたしました議案につきましては全て原案どおり御決定をいただき、誠にありがとうございます。 御審議を通じまして議員各位から賜りました数々の貴重な御意見、御提言につきましては、今後の県政運営に当たり十分配意させていただきます。 初めに、
新型コロナウイルス感染症対策につきまして、七月中旬以降、感染力の非常に強いデルタ株が全国に拡大し、八月中下旬には新規感染者数が連日二万人を超えるなど、全国的に感染爆発第五波による未曽有の危機に直面いたしました。 この間、本県でも、お盆や夏休みにおける人流増加で感染が急拡大し、八月には、僅か一月で九百五十四名もの新規感染者が確認されるなど、四月、五月の第四波を大きく上回る過去最大の波に見舞われたところであります。 このため、八月十九日には、とくしまアラート最高レベル特定警戒、国基準のステージⅣを初めて発動し、県民の皆様方に最大限の
感染防止対策の徹底を呼びかけ、さらに八月二十七日からは、県内全域を対象といたしまして、本県二度目となる飲食店への営業時間短縮要請を実施いたしたところであります。 あわせて、県立施設の二十時以降原則休館や、大学生などへの帰省前
PCR検査受検支援など、人流を抑制し感染経路を遮断する対策を迅速に講じたところであり、感染拡大防止に御協力いただいている県民や事業者の皆様方、さらには医療の最前線で日夜御対応いただいている医療従事者の皆様方に対し、心より感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。 これら県民の皆様方一丸の取組によりまして、九月十六日には、直近一週間の新規感染者数がステージⅣ基準の百七十名を下回り、翌十七日には、とくしまアラート全指標がステージⅢ以下となったことから、九月十九日、一か月ぶりにとくしまアラートを引き下げ、感染拡大注意急増、国基準のステージⅢにするとともに、飲食店への時短要請を一部緩和いたしたところであります。 その後、一週間の状況観察を経た九月二十六日、アラート各指標の改善が続き、病床使用率を除き全てステージⅡ以下、病床使用率も二〇・五%と、ステージⅡ及びステージⅢ基準共通の下限二〇%に近づいたことから、県対策本部におきまして、とくしまアラートのもう一段の引下げを決定し、感染拡大注意漸増、国基準のステージⅡといたしたところであります。 あわせて、本日十月一日からとくしま応援割を再開する一方、飲食店への時短要請につきましては、近隣府県の緊急事態宣言等の状況を考慮し、九月末まで実施する方針を決定いたしたところであります。 また、全国では、九月十日以降、新規感染者数が一万人を下回り、
感染状況の改善が続いたことから、最大二十一、直近では十九都道府県に発令されていた緊急事態宣言及び八県に適用されていたまん延防止等重点措置は、昨日九月末をもって全面解除されたところであります。これを踏まえ、県では、宣言解除が決定された九月二十八日、直ちに県対策本部を開催し、第五波最大警戒期間や飲食店への時短要請を予定どおり九月末で終了することといたしたところであります。 一方で、宣言解除に伴う人流増加により、感染の再拡大も懸念されることから、帰省者や飲食店など各種
PCR検査受検支援の継続に加え、抗体カクテル療法の推進など、先手先手での対策強化を図ることといたしました。 次に、
ワクチン接種につきましては、接種機会の最大限確保に向けまして、九月九日以降、アスティとくしま大
規模集団接種会場におきまして、十二歳から五十九歳まで、県内全域の県民の皆様方を対象とした
ワクチン接種を実施しているところであり、昨日まで延べ九日間で計四千二百九十四名の方々への第一回目の接種を終えることとなりました。 加えて、九月二十九日から十月五日までを
ワクチン接種推進ウイークと位置づけ、予約なしでも接種できる利便性の高い接種機会を確保するとともに、接種を迷われている方々に正確な情報を丁寧に発信することで、国の分科会から行動制限緩和の目安として示された努力により到達し得る接種率、例えば六十代以上は八五%、一昨日九月二十九日時点で徳島県は八八・九%と、既に達成済みであります。また、四十代から五十代は七〇%、こちらにつきましても六一・七%となっております。また、二十代から三十代は六〇%、こちらにつきましても四四・六%となっているところであり、これらを十月末までに達成できるよう、接種率のさらなる向上をしっかりと目指してまいります。 また、新たなる脅威ともなり得る南米由来の変異株ラムダ株への先読みの対策といたしまして、九月二十三日から、県家畜防疫衛生センターにおきまして、ラムダ株にも対応するスクリーニング検査を開始しているところであり、さらに本日から、県保健製薬環境センターの全自動
PCR検査装置が本格稼働し、従来の二倍、一日当たり四百検体の検査が可能となるなど、感染拡大の早期探知体制を一層強化いたしてまいります。 今後とも、県民や事業者の皆様方の御協力の下、感染経路の早期探知、早期遮断にしっかりと努め、次なる感染拡大第六波を全力で阻止すべく、必要な対策をちゅうちょなく強力に進めてまいります。 なお、この際、三点御報告を申し上げたいと存じます。 まず、豚熱対策についてであります。 去る八月六日、国の牛豚等疾病小委員会におきまして、四国四県が豚熱の
ワクチン接種推奨地域に設定されたところであります。これを受け、同三十一日、ワクチンの初回一斉接種を開始し、昨日九月三十日までに、対象の三万六千頭全ての接種を完了したところであります。 今後は、
ワクチン接種効果判定に基づく個別接種を推進することとし、また来る十月十五日には、研修会及び防疫訓練を開催いたします。これらの取組を通じ、防疫体制のさらなる強化を図りますとともに、消費者の皆様方に県産豚肉の安全性を強力に発信することにより、本県の畜産業をしっかりと守り抜いてまいります。 次に、あすたむらんど徳島開園二十周年記念事業として整備を進めてまいりました徳島木のおもちゃ美術館につきまして、来る十月二十四日、全国最大級、都道府県立では初のおもちゃ美術館がいよいよグランドオープンいたします。 県産材をふんだんに使用した館内は、県内の雄大な自然や原風景を木で表現するとともに、人形浄瑠璃のからくり時計や巨大遊山箱--一メーター一辺あります--はじめ、二百二十五種類に上る木のおもちゃを展示し、あらゆる世代の方々が木の香りやぬくもりを感じ取っていただくことのできる体験型の美術館となっているところであります。 グランドオープンに先立ち、本日十月一日からプレイベントといたしまして、公募による県内保育所や幼稚園の皆様方、とくしま木づかい県民会議会員の皆様方を招待させていただきまして、おもちゃ美術館の魅力を体感いただきますとともに、心の籠もったおもてなしや安全・安心な運営を実現するため、スタッフやおもちゃ学芸員のさらなるスキルアップを図ってまいります。 今後とも、徳島木のおもちゃ美術館が皆様方に愛され、県内はもとより全国から多くの方々が訪れる木育とにぎわいの拠点となりますよう、しっかりと取組を進めてまいります。 次に、
徳島文化芸術ホールにつきまして、大胆かつ斬新な発想を具現化する未来のホール実現に向け、去る九月十八日から十九日の二日間にわたり、一流の建築家や文化芸術の専門家の皆様方で構成する審査委員会におきまして、事業者選定の最終審査を行ったところであります。 この結果、街に対し広がる構成で外から人を引き込む要素が強い、ホール建築の歴史に残る新しいコンセプトとデザイン性の高さ、このホールを目当てに世界中の人々が徳島を訪れたくなるなどの評価を受けた熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設拡大共同企業体のプランが最優秀提案として選ばれたところであります。 また、第二位に当たる優秀提案には、大ホールと小ホールを通路が貫く大胆な提案で、ホールを囲むホワイエの在り方も新しいと評価されましたSALHAUS・安井・大林共同企業体が選ばれたところであります。 今月中にも設計契約を締結させていただき、県都にふさわしい新ホールの整備をスピード感を持って進めてまいります。 さらに、今後の展開といたしまして、施設のハード整備のみならず、管理運営の方向性を示す基本計画の策定に着手するなど、ホール完成後の速やかな開館と円滑な運営に向けた準備にも注力し、県民の皆様方の中で高まる新ホールへの期待にお応えすることができるよう、ハード、ソフト両面から、徳島の未来を創生する新ホール整備にしっかりと取り組んでまいります。 さてここで、次期衆議院総選挙に関し申し述べさせていただきます。 県議会最大会派徳島県議会自由民主党を代表されまして、六月定例県議会におきましては嘉見議員さんから、そして今期定例会におきましては喜多議員さんから、来る衆議院選への出馬との御意見を頂戴いたしたところであります。 感染爆発とも言われた第五波新型コロナとの闘いにつきましては、本県におきましても、一時は国の基準いわゆるステージⅣ、とくしまアラートに言い換えますと特定警戒の状況が続いたところでありますが、市町村における個別接種や集団接種、県主導の大
規模集団接種、企業、大学によります職域接種の三位一体による
ワクチン接種の推進、二度目の要請となりました時短要請への事業者の皆様方の遵守など、県民、事業者の皆様方の多大なる御理解、御協力によりまして、
感染状況は大幅に改善いたしたところであります。 また、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が全面解除となり、全国的に
感染状況が改善に向かいつつある今こそ、次なる感染の波に備えながらも、
アフターコロナをしっかりと俯瞰し、将来に向け夢と希望が持てる国づくりを進めることが何よりも不可欠であり、徳島県一層の発展のためには、この国がこれまで以上に地方に目を向け、その声に耳を傾け、未知の世界への羅針盤として地方を導くことがまさに求められております。 部長時代から二十年半、そして五度にわたり知事としてお選びいただき、十八年余にわたり県政のかじ取りをお任せいただいてまいりました。まさに政治家飯泉嘉門はここ徳島で誕生し、そして育てていただいたものであり、徳島県知事そして全国知事会長として皆様方と共に歩んでまいった確かな経験を新たな場で生かしていくことが、徳島のさらなる発展のために私に求められている責務ではないかと考えたところであります。 一方で、この確かな経験を徳島県知事として生かし、次なる感染の波第六波を迎え撃ってほしい、
アフターコロナをしっかりと見据えた徳島ならではの将来に向け、夢と希望が持てる経済・雇用対策を展開してほしいとの強い声があるのも事実であります。 そして、ただいまは、「知事に対し知事職に全力で取り組むことを求める決議」がなされたものであり、県議会の決議が重いことは言うまでもないところであります。 以上のことを熟慮に熟慮させていただいた結果、来る衆議院総選挙には出馬せず、知事職として全力で取り組むことをここに表明させていただきます。 最後となりましたが、議員各位におかれましては、ますます御自愛の上、県勢発展のために御活躍いただきますよう心よりお祈りを申し上げますとともに、報道関係の皆様方の御協力に対しましても厚く御礼を申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。皆様方、どうもありがとうございました。(拍手) ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 今期定例会は、去る九月十日開会以来、二十二日間にわたり、各種提出案件等について終始御熱心に御審議を賜り、本日、閉会の運びとなりました。議員各位には深甚なる敬意と感謝の意を表する次第であります。 また、連日、議会運営に御協力くださいました飯泉知事をはじめ理事者各位並びに報道機関の皆様方に対しましても、心からお礼を申し上げる次第であります。 さて、今期定例会におきましては、
新型コロナウイルス感染症、災害列島、人口減少の三つの国難打破に向けた補正予算審議をはじめ、
ワクチン接種の推進や差別の防止、コロナ下における本県の財政状況、雇用の維持確保に向けた取組の推進、さらにはDX、GX、デジタルトランスフォーメーション、グリーントランスフォーメーションの実装に向けた取組など、県政各般にわたる諸課題について、活発な議論が展開されたところであります。 理事者各位におかれましては、議員各位から表明された意見や要望を今後の施策に十分反映されますよう、強く期待する次第であります。 特に
新型コロナウイルス感染症対策に関しては、昨日、東京都をはじめとした地域において緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が解除され、本県においても飲食店に対する時短要請が解除されたものの、いまだ終息には至っておりません。今後の感染拡大の波に備え、いま一度、
ワクチン接種をはじめとした
感染防止対策に万全を期すとともに、社会経済活動との両立のため、理事者各位におかれましては、でき得る限りの対応を取られるよう、重ねて要望いたしておきます。 季節が進み、昼夜の寒暖差が大きい時期となってまいりました。皆様方におかれましては、健康に十分御留意の上、県勢発展のため、ますます御活躍を賜りますよう心から祈念いたしまして、閉会の御挨拶といたします。(拍手) ────────────────────────
○議長(
岩丸正史君) これをもって、令和三年九月徳島県議会定例会を閉会いたします。 午後二時二十二分閉会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△令和3年9月徳島県議会定例会の議案について(提出) 財第300号 令和3年10月1日 徳島県議会議長 岩 丸 正 史 殿 徳島県知事 飯 泉 嘉 門 令和3年9月徳島県議会定例会の議案について(提出) このことについて,別添のとおり提出します。 第 29 号 土地利用審査会委員の任命について
△議第1号 新型コロナを踏まえた公立・公的病院の維持・存続を求める意見書 上記の議案を別紙のとおり徳島県議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。 令和3年9月30日 提 出 者 嘉 見 博 之 杉 本 直 樹 西 沢 貴 朗 岡 本 富 治 喜 多 宏 思 重 清 佳 之 岡 佑 樹 須 見 一 仁 岩 佐 義 弘 井 下 泰 憲 福 山 博 史 井 川 龍 二 岡 田 理 絵 原 徹 臣 増 富 義 明 大 塚 明 廣 寺 井 正 邇 浪 越 憲 一 南 恒 生 山 西 国 朗 岩 丸 正 史 北 島 一 人 立 川 了 大 元 木 章 生 吉 田 益 子 仁 木 啓 人 東 条 恭 子 長 池 文 武 黒 崎 章 臼 木 春 夫 庄 野 昌 彦 山 田 豊 達 田 良 子 扶 川 敦 徳島県議会議長 岩 丸 正 史 殿 新型コロナを踏まえた公立・公的病院の維持・存続を求める意見書 厚生労働省は、令和元年9月26日、再編・統合の議論が必要として、全国424の公立・公的病院のリストを公表し、都道府県に地域医療構想調整会議での議論を進めるよう求めた。 しかし、公立・公的病院は、救急医療や災害医療などの不採算・特殊部門や過疎地の医療提供等を担い、地域住民が安心して暮らすために欠かすことのできない重要な役割を果たしている。
新型コロナウイルス感染症対応においても、昨年の感染拡大初期段階から、帰国者・接触者外来を設置するなど検査体制の確立に貢献してきた。 また、新型コロナ感染者の入院受入医療機関として、デルタ株により、これまでにない速さで全国に感染が拡大し、過去最大の感染者数となった感染第5波においても、最前線で治療にあたっている。 さらに、
ワクチン接種も行うなど、特に地方においては必要不可欠な医療機関であり、その重要性が一層増している。 地域医療構想の背景である今後の人口構造の変化等、中長期的な状況や見通しは変わっていないこと、また、公立・公的病院が不断の経営改善に取り組む必要があることは否定しないが、今般の新型コロナウイルスの感染拡大が医療提供体制に多大な影響を及ぼし、地域医療体制に係る課題を浮き彫りにしたことは事実であり、国においては、地域医療構想に関し、
新型コロナウイルス感染症を踏まえ、次の事項が実現されるよう強く要請する。1 地域医療を守るため、公立・公的病院の維持・存続を図ること。2 地域医療構想の実現など医療提供体制に関する一連の議論については、
新型コロナウイルス感染症の終息後に仕切り直しをすること。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和 年 月 日 議 長 名 提 出 先 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 厚生労働大臣 内閣官房長官協力要望先 県選出国会議員
△委員会審査報告書 令和3年9月定例会 総務委員会 審査報告書 本委員会に付託された議案を審査の結果、次のとおり決定しましたから、徳島県議会会議規則第77条第1項の規定により報告します。 令和3年10月1日 徳島県議会議長 岩 丸 正 史 殿
総務委員長 井 下 泰 憲議案番号付託事項審査結果第 1号令和3年度徳島県
一般会計補正予算(第7号)
第1条第1表 歳入歳出予算補正中
政策創造部,
経営戦略部,未来創生文化部に関するもの
第3条第3表 債務負担行為補正中
未来創生文化部,公安委員会に関するもの
第4条第4表 地方債補正原案可決第 8号徳島県個人情報保護条例の一部改正について原案可決第19号陸上競技備品の購入契約について原案可決 令和3年9月定例会 経済委員会 審査報告書 本委員会に付託された議案を審査の結果、次のとおり決定しましたから、徳島県議会会議規則第77条第1項の規定により報告します。 令和3年10月1日 徳島県議会議長 岩 丸 正 史 殿
経済委員長 北 島 一 人議案番号付託事項審査結果第 1号令和3年度徳島県
一般会計補正予算(第7号)
第1条第1表 歳入歳出予算補正中
商工労働観光部,
農林水産部に関するもの
第2条第2表 繰越明許費中
商工労働観光部,
農林水産部に関するもの
第3条第3表 債務負担行為補正中
農林水産部に関するもの原案可決第 4号徳島県
農林水産関係手数料条例の一部改正について原案可決第 5号徳島県食料・
農林水産業・農山漁村基本条例の一部改正について原案可決第 9号令和3年度県営土地改良事業費に対する受益市町負担金について原案可決第10号令和3年度広域漁港
整備事業費等に対する受益市町負担金について原案可決第11号令和3年度県営林道開設事業費に対する受益市町負担金について原案可決 令和3年9月定例会 文教厚生委員会 審査報告書 本委員会に付託された議案を審査の結果、次のとおり決定しましたから、徳島県議会会議規則第77条第1項の規定により報告します。 令和3年10月1日 徳島県議会議長 岩 丸 正 史 殿
文教厚生委員長 大 塚 明 廣議案番号付託事項審査結果第 1号令和3年度徳島県
一般会計補正予算(第7号)
第1条第1表 歳入歳出予算補正中
保健福祉部,教育委員会に関するもの
第2条第2表 繰越明許費中
教育委員会に関するもの原案可決第28号令和3年度徳島県
一般会計補正予算(第9号)
第1条第1表 歳入歳出予算補正中
教育委員会に関するもの原案可決 令和3年9月定例会 県土整備委員会 審査報告書 本委員会に付託された議案を審査の結果、次のとおり決定しましたから、徳島県議会会議規則第77条第1項の規定により報告します。 令和3年10月1日 徳島県議会議長 岩 丸 正 史 殿
県土整備委員長 立 川 了 大議案番号付託事項審査結果第 1号令和3年度徳島県
一般会計補正予算(第7号)
第1条第1表 歳入歳出予算補正中
危機管理環境部,県土整備部に関するもの
第2条第2表 繰越明許費中
危機管理環境部,県土整備部に関するもの
第3条第3表 債務負担行為補正中
県土整備部に関するもの原案可決第 2号徳島県
南海トラフ巨大地震等に係る震災に強い社会づくり条例の一部改正について原案可決第 3号徳島県消費者の利益の擁護及び増進のための基本政策に関する条例の一部改正について原案可決第 6号徳島県治水及び利水等流域における水管理条例の一部改正について原案可決第 7号徳島県流域下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について原案可決第12号令和3年度県単独道路事業費に対する受益市町村負担金について原案可決第13号令和3年度県営都市計画事業費に対する受益市町負担金について原案可決第14号令和3年度県単独砂防事業費等に対する受益市町村負担金について原案可決第15号令和3年度流域下水道事業費に対する受益市町負担金について原案可決第16号令和3年度港湾建設事業費に対する受益市負担金について原案可決第17号山城東祖谷山線緊急地方道路整備工事京田トンネルの請負契約の変更請負契約について原案可決第18号徳島県蔵本公園プールスタンド改築工事のうち建築工事の請負契約について原案可決第28号令和3年度徳島県
一般会計補正予算(第9号)
第1条第1表 歳入歳出予算補正中
危機管理環境部に関するもの原案可決
△請願閉会中継続審査申出書 令和3年9月定例会 請願閉会中継続審査申出書 本委員会に付託された請願を次のとおり閉会中も,なお,継続して審査する必要があると決定しましたから,徳島県議会会議規則第75条の規定により申し出ます。 令和3年10月1日 徳島県議会議長 岩 丸 正 史 殿 防災・
感染症対策委員長 岡 田 理 絵受理
番号受理
年月日件名・要旨
(紹介議員氏名)提出者
住所氏名理由1の3令和元.
6.11『ひとりひとりを大切にするゆきとどいた教育について』
子どもたちのひとりひとりが大切にされ,安心して学べるよう,次の事項について配慮願いたい。
① 体育館等の施設を含めた学校関連施設の耐震化率100%を早期に実現すること。
② 巨大地震による津波に対して子どもたちの安全な避難場所の確保をすること。
(山田豊 達田良子 扶川敦)ゆきとどいた
教育をめざす
徳島県連絡会
代表者
山本 正美
外1名審査未了
△閉会中継続調査申出書 令和3年9月定例会 閉会中継続調査申出書 本委員会は,次の事件を閉会中もなお継続して調査する必要があると決定しましたので,徳島県議会会議規則第75条の規定により申し出ます。 令和3年10月1日 徳島県議会議長 岩丸 正史 殿
総務委員長 井下 泰憲 1 創造的な政策の策定及び推進について 2 広域行政及び広域連携の推進について 3 市町村行財政及び地域振興対策について 4 行財政対策について 5 行政の経営管理について 6 県民生活の向上について 7 県民活動の促進について 8 文化振興対策の推進について 9 交通安全及び防犯対策について 令和3年9月定例会 閉会中継続調査申出書 本委員会は,次の事件を閉会中もなお継続して調査する必要があると決定しましたので,徳島県議会会議規則第75条の規定により申し出ます。 令和3年10月1日 徳島県議会議長 岩丸 正史 殿
経済委員長 北島 一人 1 商工業の振興及び雇用対策について 2 観光振興対策及び国際戦略の推進について 3
農林水産業の振興対策について 令和3年9月定例会 閉会中継続調査申出書 本委員会は,次の事件を閉会中もなお継続して調査する必要があると決定しましたので,徳島県議会会議規則第75条の規定により申し出ます。 令和3年10月1日 徳島県議会議長 岩丸 正史 殿
文教厚生委員長 大塚 明廣 1 福祉対策の推進について 2 保健医療対策の推進について 3 保健衛生行政の推進について 4 病院事業の経営について 5 学校教育及び社会教育の推進について 令和3年9月定例会 閉会中継続調査申出書 本委員会は,次の事件を閉会中もなお継続して調査する必要があると決定しましたので,徳島県議会会議規則第75条の規定により申し出ます。 令和3年10月1日 徳島県議会議長 岩丸 正史 殿
県土整備委員長 立川 了大 1 危機管理対策について 2 防災対策の推進について 3 環境対策の推進について 4 交通体系の整備について 5 道路網の整備について 6 県土保全対策の推進について 7 都市施設の整備について 8 港湾施設の整備について 9 住宅対策について 10 公営企業の経営について 令和3年9月定例会 閉会中継続調査申出書 本委員会は,次の事件を閉会中もなお継続して調査する必要があると決定しましたので,徳島県議会会議規則第75条の規定により申し出ます。 令和3年10月1日 徳島県議会議長 岩丸 正史 殿 議会運営委員長 岡 佑樹 1 議会の運営について 2 議会の会議規則,委員会に関する条例等について
△議第2号 知事に対し知事職に全力で取り組むことを求める決議 上記の議案を別紙のとおり徳島県議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。 令和3年10月1日 提 出 者 吉 田 益 子 仁 木 啓 人 東 条 恭 子 長 池 文 武 徳島県議会議長 岩 丸 正 史 殿 知事に対し知事職に全力で取り組むことを求める決議 徳島県議会は、徳島県知事飯泉嘉門君に対し、第49回衆議院議員総選挙に立候補することなく、徳島県知事として、
新型コロナウイルス感染症収束に向け、県内経済と雇用の立て直しを成す為、知事職に全力で取り組むことを強く求める。 以上、決議する。 令和 年 月 日 徳 島 県 議 会
地方自治法第百二十三条第二項の規定による署名者 議 長 岩 丸 正 史 副 議 長 元 木 章 生 議 員 井 下 泰 憲 議 員 北 島 一 人 議 員 長 池 文 武...