令和 2年 2月定例会 令和二年二月
徳島県議会定例会会議録(第五号) 令和二年三月十日 午前十時一分開議 出席議員計三十八名 (その番号・氏名左のとおりである) 一 番 増 富 義 明 君 二 番 立 川 了 大 君 三 番 井 下 泰 憲 君 四 番 福 山 博 史 君 五 番 原 徹 臣 君 六 番 北 島 一 人 君 七 番 梶 原 一 哉 君 八 番 仁 木 啓 人 君 九 番 東 条 恭 子 君 十 番 浪 越 憲 一 君 十一 番 大 塚 明 廣 君 十二 番 山 西 国 朗 君 十三 番 岩 佐 義 弘 君 十四 番 須 見 一 仁 君 十五 番 井 川 龍 二 君 十六 番 古 川 広 志 君 十七 番 高 井 美 穂 君 十八 番 長 池 文 武 君 十九 番 吉 田 益 子 君 二十 番 岡 佑 樹 君 二十一番 中 山 俊 雄 君 二十二番 元 木 章 生 君 二十三番 岡 田 理 絵 君 二十四番 南 恒 生 君 二十五番 岩 丸 正 史 君 二十六番 寺 井 正 邇 君 二十七番 黒 崎 章 君 二十八番 扶 川 敦 君 二十九番 達 田 良 子 君 三十 番 喜 多 宏 思 君 三十一番 重 清 佳 之 君 三十二番 嘉 見 博 之 君 三十三番 岡 本 富 治 君 三十四番 杉 本 直 樹 君 三十五番 西 沢 貴 朗 君 三十六番 臼 木 春 夫 君 三十七番 庄 野 昌 彦 君 三十八番 山 田 豊 君 ────────────────────────
出席職員職氏名 事務局長 市 原 俊 明 君 次長 和 田 茂 久 君
政策調査課長 岡 島 敏 子 君 議事課長 福 田 雅 敏 君 議事課副課長 高 杉 康 代 君 政策調査課副課長 藤 本 泰 史 君 議事課主査兼係長 谷 本 か ほ り 君 議事課係長 一 宮 ル ミ 君 議事課主任 小 泉 尚 美 君 議事課主任 幸 田 俊 樹 君 議事課主任 尾 崎 亮 平 君 ────────────────────────
列席者職氏名 知事 飯 泉 嘉 門 君 副知事 後 藤 田 博 君 副知事 福 井 廣 祐 君 政策監 瀬 尾 守 君 企業局長 木 下 慎 次 君
病院事業管理者 香 川 征 君
危機管理部長 折 野 好 信 君
政策創造部長 志 田 敏 郎 君
経営戦略部長 久 山 淳 爾 君
県民環境部長 板 東 安 彦 君
保健福祉部長 仁 井 谷 興 史 君
商工労働観光部長 黒 下 耕 司 君
農林水産部長 手 塚 俊 明 君
県土整備部長 北 川 政 宏 君 会計管理者 桑 原 孝 司 君 病院局長 勢 井 研 君
経営戦略部次長 平 井 琢 二 君 財政課副課長 金 丸 武 史 君 ──────────────────────── 教育長 美 馬 持 仁 君 ──────────────────────── 人事委員長 祖 川 康 子 君
人事委員会事務局長延 良 朗 君 ──────────────────────── 公安委員長 藤 井 伊 佐 子 君 警察本部長 根 本 純 史 君 ────────────────────────
代表監査委員 矢 田 等 君
監査事務局次長(
監査事務局長心得) 来 島 努 君 ──────────────────────── 議 事 日 程 第五号 令和二年三月十日(火曜日)午前十時開議 第 一 議席の一部変更 第 二 議案自第一号至第九十四号(除く自第六十七号至第六十九号)、計九十一件及び請願 (委員長報告) (議 決) 第 三 請願閉会中継続審査の件 (議 決) 第 四 議案自第九十五号至第九十九号、計五件(議 決) 第 五 議第一号 (議 決) 第 六 議第二号 (議 決) 第 七 議第三号及び第四号、計二件 (議 決) 第 八 議長辞職の件 (議 決) 第 九 副議長辞職の件 (議 決) 第 十
特別委員辞任の件 (議 決) 第十一 常任委員及び
議会運営委員の定数変更の件 (議 決) 第十二 特別委員会の名称、付議事件及び定数変更の件 (議 決) 第十三 常任委員会及び
議会運営委員会閉会中継続調査の件 (議 決) ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君) これより本日の会議を開きます。 ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 まず、本県選出の
関西広域連合議会議員三名から、お手元に御配布のとおり、
関西広域連合議会に関する報告がありましたので、御報告いたしておきます。 次に、監査委員から、本年一月から二月にわたり実施した定期監査及び
現金出納検査の結果について、
議長宛て報告書が提出されておりますので、御報告いたしておきます。 また、令和元
年度行政監査結果報告書についてもあわせて提出されておりますので、御報告いたしておきます。 次に、監査委員から、徳島県監査基準の策定について、
議長宛て通知がありましたので、御報告いたしておきます。 次に、去る三月五日、
徳島県議会議会改革検討会議座長から、お手元に御配布のとおり、議長宛て結果報告書が提出されました。これをもって同会議の当初の目的を終えましたことを御報告いたしておきます。 次に、知事から、お手元に御配布のとおり、議案の提出通知がありましたので、御報告いたしておきます。 次に、お手元に御配布のとおり、
議員提出議案が提出されておりますので、御報告いたしておきます。 諸般の報告は以上であります。 ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君) これより本日の日程に入ります。 日程第一、「議席の一部変更」を行います。 議員の異動に伴い、議席の一部変更を、お手元に御配布の「議席変更表」のとおり行います。 ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君) 次に、日程第二、「議案第一号・令和二年度徳島県
一般会計予算より第六十七号から第六十九号に至る三件を除き、第九十四号に至る計九十一件及び請願」を議題といたします。 以上の各件に関し、各委員長の報告を求めます。 総務委員長・岡田理絵君。 (
岡田議員登壇)
◎総務委員長(岡田理絵君)
総務委員長報告を申し上げます。 本委員会は、付託されました議案及び請願について審査いたしました結果、付託議案については、全て原案のとおり可決すべきものと決定し、請願については、お手元に御配布の「
請願審査報告書」のとおり決定いたしました。 以下、審査の過程におきまして議論のありました事項、あるいは理事者に対し、検討または善処方要請いたしました事項について、その概要を申し上げます。 最初に、
公安委員会関係について申し上げます。 まず、東京二〇二〇
オリンピック聖火リレー警備についてです。 本件に関し、委員から、東京二〇二〇
オリンピックに先立ち、四月十六、十七日の二日間、聖火リレーが徳島県内を駆けめぐる予定であるが、テロ対策等、重要な警備が必要となってくる。今回の聖火リレーは、男女問わず幅広い年齢層の方々が走ることから、どんな突発的な事故が起こるかわからない。あらゆる事故を想定して警備に当たってほしい。また、平日の夕方、ラッシュ時間帯に徳島市内を通過するなど、激しい交通渋滞が予想されることから、適正な交通規制と事前広報に努め、万全の体制をとってほしいとの要望がなされました。 このほか、
土砂災害特別警戒区域における施設整備のあり方について
警察署整備事業費の繰越明許費について
児童虐待事案に関する
児童相談所との連携について 防犯カメラの整備及び適正な取り扱いについて 可
搬式速度違反自動取締装置の導入効果について等々の議論がなされました。 次に、
県民環境部関係について申し上げます。 まず、児童虐待についてです。 本件に関し、委員から、
児童相談所における児童虐待の
相談対応件数は、平成三十年度は七百五十六件と過去最高で、年々ふえている。また、ふえるだけでなく、非常に複雑化し、対応が困難なケースもあることから、体制整備、市町村への支援について質疑がなされました。 これに対し、理事者から、
児童相談所において、主に児童や保護者の
ケースワーク、相談を行う児童福祉司の配置基準が、管轄地域の人口四万人に一人から三万人に一人へ見直され、令和四年度までに順次配置を進めているところであり、来年度は五名の採用枠を設けている。
徳島こども未来応援プランにおいても、社会的養護の体制整備だけでなく、
児童相談所や市町村の体制整備といった未然予防の部分について、さまざまな施策を位置づけているところである。 また、市町村への支援については、市町村職員の
児童相談所への短期研修を受け入れており、今年度からは、
市町村支援専門員を配置し、市町村からの相談を受けるとともに、市町村に設置されている要
保護児童対策地域協議会へ参加し、支援を行っている。市町村の体制整備については、令和四年度までに
子ども家庭総合支援拠点を全市町村に設置することが国の目標として掲げられており、研修会等を通じて、設置に向け、しっかりと支援してまいりたい。との答弁がなされました。 これに対し、委員から、児童虐待は、未然防止と早急な対応が求められている。小さな命、大切な命を守るため、行政、警察等、関係機関がしっかりと連携し、引き続き対応をお願いしたいとの要望がなされました。 このほか、 ワールドマスターズゲームズ二〇二一関西の参加資格につい て マリッサとくしまの取り組みについて
水素エネルギーの導入促進について等々の議論がなされました。 次に、経営戦略部・監察局関係について申し上げます。 まず、
新型コロナウイルス感染症対策についてです。 本件に関し、委員から、
新型コロナウイルス感染症に関して、今後の先行きが見えず、経済がこれからますます冷え込み、企業の倒産や
イベント中止など、大きな影響が予想される。本県は中小企業が多く、経営に大打撃を与える可能性が大いにあるため、予算措置を十分にとり、しっかりと経済対策を行ってほしい。また、
感染拡大防止の観点からも、職員に対してテレワークを運用拡大するなど、
行政サービスの低下とならないよう、さまざまな対策を事前に想定し、対応してほしいとの要望がなされました。 このほか、 米軍機の低空飛行への対応について
公文書管理条例の制定について等々の議論がなされました。 最後に、
政策創造部関係について申し上げます。 まず、
人口減少対策における、合理的根拠に基づく政策立案、EBPMの推進についてです。 本件に関し、委員から、人口減少を食いとめるため、EBPMの推進が必要であると思うが、今後のEBPMの取り組みについて質疑がなされました。 これに対し、理事者から、 まずは、とく
しまEBPM評価会議を設置し、分析手法などの信頼性について、専門的な見地から助言、評価をいただき、本県の喫緊の課題である人口減少、特に若年層の県外転出、結婚・出産に関する研究分析に力を注ぐ方向で取り組みを進めている。 注目すべき数字として、総合戦略の初年度となる二〇一五年と二〇一八年を比較すると、第三子以降の出生数は、全国で本県が唯一、増加となっている。総合戦略において、第三子以降の
保育料無料化等の施策が盛り込まれているが、より効果的な施策につなげるため、現在、分析を進めている。こういった研究を重ねることにより、人口増加に資するような施策を検討し、進めてまいりたい。との答弁がなされました。 これに対し、委員から、できるだけ早く施策を打ち出していく必要性があり、今後も、いろいろなデータ分析や、しっかりした客観的根拠、有効なエビデンスを見出し、人口減少を食いとめてほしいとの要望がなされました。 このほか、 徳島県
奨学金返還支援制度の現状と今後の展開について 「未知への挑戦」とくしま行動計画(令和二年度版)案につ いて等々の議論がなされました。 なお、請願に基づき、「所得税法第五十六条の見直しを求める意見書」及び「
女性差別撤廃条約選択議定書の批准にむけてのすみやかな検討を求める意見書」の二件を
総務委員長名で発議し、別途議長宛て提出いたしましたので、趣旨御理解の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 以上、審査の概要を申し上げまして、
総務委員長報告とさせていただきます。 ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君) 経済委員長・元木章生君。 (
元木議員登壇)
◎経済委員長(元木章生君)
経済委員長報告を申し上げます。 本委員会は、付託議案について審査いたしました結果、全て原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以下、審査の過程におきまして議論のありました事項について、その概要を申し上げます。 最初に、
商工労働観光部関係について申し上げます。 まず、とく
しまマラソンについてであります。 本件に関し、委員から、厚生労働省から
イベント主催者に対し、
新型コロナウイルスの
感染拡大防止の観点からの対応を検討するよう求めるメッセージが出されたところ、二月二十一日に開催されたとくしま
マラソン実行委員会においてどのような意見があったのか、また最終的な開催の可否決定の手続はどのように行うのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 現在、感染症が拡大していることから、参加者や関係者の健康と安全面を考慮し、中止または延期もやむを得ないとの御意見、また、開催するのであれば、国外のみならず
国内ランナーも含めた
メディカルチェックが必要との御意見、さらには、中止する場合には、遠方からお越しになる方への配慮も必要との御意見などがあったところである。事務局において、とく
しまマラソンを支えていただいているボランティアや関係団体からの御意見を早急に取りまとめ、できるだけ早い時期に改めて
実行委員会を開催し、最終的な開催の可否を判断していただく予定である。との答弁がなされました。 これに対し、委員から、関係者からの聞き取りを行い、改めて開催する
実行委員会において、適切に判断してもらいたいとの要望がなされました。 その後、二月二十八日開催の
実行委員会において、大会中止の判断がなされました。 このほか、委員会審議の中では、 県内の
外国人労働者の支援について
新型コロナウイルス感染症に関連した中小・
小規模事業者支 援についてなどの議論がなされました。 次に、
農林水産部関係について申し上げます。 まず、棚田地域の振興についてであります。 本件に関し、委員から、
棚田地域振興法に基づき、上勝町の二地域が
指定棚田地域の指定を受けたところであるが、今後の具体的施策はどのようなものか。また、上勝町以外の市町村の地域指定に向けてどのように取り組むのかとの質疑がなされました。 これに対し、理事者から、 上勝町では、今後、
指定棚田地域振興活動の参加者から成る協議会を設立し、国から
棚田地域振興活動計画の認定を受けるとともに、財政的・人的支援等を受けながら活動の推進を図っていくこととなっており、県としても、この協議会に参画し、棚田地域の振興を推進してまいりたい。 また、中山間地域の振興を図るため、同法に基づき、
各種優遇措置が得られるものと想定されることから、現在、新たな指定を目指す市町村に対し、必要な調査や計画策定について支援している。 今後とも、市町村や地域と連携し、
指定棚田地域の指定に向けて取り組んでまいりたい。との答弁がなされました。 これに対し、委員から、指定を受けることにより、中山間地域等直接支払の交付単価が加算されるなど、地域の持続的な発展につながることから、しっかりと取り組みを進めていただきたいとの要望がなされました。 次に、
次期農林水産基本計画についてであります。 本件に関し、委員から、国において、農業政策の指針となる食料・農業・
農村基本計画の見直しが行われている。どのような議論が展開されているのか。また、こうした国の動きを踏まえ、県としてどのように施策を展開していくのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 国の策定する食料・農業・
農村基本計画は、五年ごとに見直しをされており、次期計画のコンセプトとして、農業の成長産業化を進める産業政策と、多面的機能の発揮を図る地域政策を両輪として進めていくことが示されるとともに、二〇三〇年に向け、新たな食料自給率の目標設定などの議論が進められているところであり、今後、具体的な数値目標などを盛り込んだ計画を取りまとめ、年度末の閣議決定を目指すと聞いている。 本県においては、もうかる農林水産業の実現を目指し、独自の基本計画である徳島県食料・農林水産業・
農山漁村基本計画を策定し、さまざまな施策を展開している。国の計画内容を踏まえて、
本県農林水産業施策の根幹となる基本計画の策定に取り組んでまいりたい。との答弁がなされました。 これに対し、委員から、
農林水産基本計画は、
県内農林水産業の将来にかかわる重要な計画であるため、策定に当たっては、国の動きはもとより、将来を担う若い世代、各地域の生産者や消費者である県民の声を反映させ、また各委員からの意見や要望を取り入れ、十分な協議を進めてもらいたいとの要望がなされました。 このほか、委員会審査の中では、 徳島木の
おもちゃ美術館の運営方針などについて 林業の担い手対策について 水稲品種あきさかりの特Aの評価を契機としたPRについて
新型コロナウイルス感染症による
本県農林水産分野への今後 の影響についてなどの議論がなされました。 以上、審査の概要を申し上げまして、
経済委員長報告といたします。 ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君)
文教厚生委員長・井川龍二君。 (
井川議員登壇)
◎
文教厚生委員長(井川龍二君)
文教厚生委員長報告を申し上げます。 本委員会は、付託されました議案について審査いたしました結果、全て原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以下、審査の過程におきまして議論のありました事項、あるいは理事者に対し、検討または善処方要請いたしました事項について、その概要を申し上げます。 最初に、
教育委員会関係について申し上げます。 まず、
新型コロナウイルス感染症への対応についてであります。 本件に関し、委員から、学校における
新型コロナウイルス感染症の拡大防止等について、今後どのように取り組んでいくのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 文部科学省からの通知を踏まえ、本県の県立学校については、三月二日から春季休業の開始日まで一斉休業することとし、
市町村立学校についても同様の要請を行ったところである。今回の臨時休業が
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止を目的とした措置であることを児童生徒及び保護者に十分理解していただき、家庭や地域の協力体制の中で感染防止に努めるとともに、各学校と連携し、ふだん以上に子供の心身のケアや相談体制の構築などにしっかりと取り組む。 また、万一、感染者が発生した場合に、児童生徒、保護者及び教職員等への影響を最小限にとどめ、速やかに対応できる体制を整えるなど、医療機関や関係部局等と今まで以上に連携を密にし、刻々と変わる状況に対応してまいりたい。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、
新型コロナウイルス感染症については、まだわかっていないことが多く、対応が難しいところがあるが、最新の情報に留意しつつ、それぞれの学校とも連携して、子供や保護者に不安が広がらないよう、先手先手の対応を心がけるとともに、積極的な情報収集に努めていただきたいとの要望がなされたのであります。 次に、学校への
スクールソーシャルワーカーの配置についてであります。 本件に関し、委員から、今問題となっている中高年のひきこもりは、不登校から始まっていることが多い。不登校には、児童生徒の周りの環境にも大きな要因があり、その解消には
スクールソーシャルワーカーの活用が効果的であるが、本県における
スクールソーシャルワーカーの配置と活用についてどのような状況になっているのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、
スクールソーシャルワーカーが担任とともに不
登校児童生徒の家庭訪問を行ったり、関係機関へつなぐなど、環境のケアを行い、家庭の抱える問題を解消することで、登校できる日がふえる、また
適応指導教室に通うことができるようになるなどの効果があらわれているところである。現在、二十市町に十六名の
スクールソーシャルワーカーを配置しており、来年度には全市町村に配置できるよう、引き続き努めてまいりたい。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、市町村への
スクールソーシャルワーカーの配置は少しずつ拡充されているが、まだ不足している状況である。ひきこもりは、社会的にも大きな損失となるので、不登校からのひきこもりを断ち切るため、
スクールソーシャルワーカーの配置のさらなる拡充を図り、不登校の解消を進めていただきたいとの要望がなされたのであります。 このほか、 教職員の働き方改革について
夜間中学開校準備の進捗状況について等々の議論がなされた次第であります。 次に、保健福祉部・病院局関係について申し上げます。 まず、
新型コロナウイルス感染症への対応についてであります。 本件に関し、委員から、国内における
新型コロナウイルス感染症は、感染拡大という新たなフェーズに入り、今後、ウイルス検査の件数増加が見込まれる。本県においても、検査装置を増設するなど、検査体制の強化を図っているが、ウイルス検査はどのような基準で行われているのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 本県のウイルス検査基準については、厚生労働省の通知を踏まえ、発熱と呼吸器症状を有しており入院を要する肺炎が疑われる者、また呼吸器感染症の病原体検査で陽性となった者で、治療が思わしくなく、増悪した場合など、医師が総合的に判断した結果、
新型コロナウイルス感染症と疑う者について検査を行うこととしている。 今後とも、帰国者・接触者外来や保健所等と連携し、感染を心配される方の背景等も十分踏まえ、医学的見地から判断した上で、適切に対応してまいりたい。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、大変な時期であるが、医師と相談しながら、感染者を逃さないよう、必要があればしっかりとウイルス検査を行っていただきたい。また、関係機関と情報共有に努めるとともに、
感染拡大防止に取り組んでいただきたいとの要望がなされたのであります。 このほか、 重度心身障がい者の医療費助成における自動償還給付の導入 について 生活困窮者の現状の把握及び対策について等々の議論がなされた次第であります。 以上、審査の概要を申し上げまして、
文教厚生委員長報告といたします。 ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君) 県土整備委員長・岡佑樹君。 (岡議員登壇)
◎県土整備委員長(岡佑樹君) 県土整備委員長報告を申し上げます。 本委員会は、付託されました議案について審査いたしました結果、全て原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以下、審査の過程におきまして議論のありました事項、あるいは理事者に対し、検討または善処方要請いたしました事項について、その概要を申し上げます。 最初に、県土整備部関係について申し上げます。 まず、旧徳島市文化センター跡地の県有地に係る対応についてであります。 本件に関し、委員から、旧文化センター跡地の県有地について、さきの市議会で、徳島市が市有地であると主張し、市の方針を報告したが、県の認識はどうなのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 県有地については、寺島川を埋め立てた当時から現在に至るまで、市から異論があったとの記録はなく、これまで県が正当に所有してきたものと認識している。さらに、市は、国の史跡指定の際、平成十七年に、県から埋立地を区域から外すよう依頼され、県有地と認識し、区域から外している。埋立地の無償借地については、県市で協議がなされた上で、何らかの使用承諾等を行ったものと考えられる。また、市の当時の建設計画や建築確認通知書に市有地と記載があるが、全てが市有地でなかったことは明白である。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、当時、土地を無償譲渡するためには議会の議決が必要であったが、県議会に諮った記録がないことから、協定の成立はなかったと考える。新ホールの整備を急ぐと言いながら、交換の合意を突然ほごにし、登記名義の変更を求めてくる市の考えは、全く理解できない。 市は、協議をやめようと言っているようなもの、これ以上、協議の継続は不可能。市は、後づけの理由で市有地と主張しているが、最初から話し合いなどする気はなく、優先交渉権者の選定を急ぎたいがために、市議会の附帯決議に続き、新ホールの早期整備に関する決議も守る気がなかったのではないか。市は、行政手続をないがしろにしている。県民の利益、県益にとって何が重要であるか、しっかりと考え、この問題に取り組んでいただきたいとの意見や要望がなされたのであります。 このほか、 徳島小松島港津田地区活性化整備事業について DMV導入事業について 那賀川の河川整備計画と小見野々ダムについて とくしま生活排水処理総合支援事業について 道路除草に伴う堆積土砂の撤去について等々の議論がなされたのであります。 次に、企業局関係について申し上げます。 まず、那賀川上流の河川環境改善についてであります。 本件に関し、委員から、平成二十七年に三千人の署名を集めた川口ダム魚道設置を求める陳情が出されて以降、さまざまな調査検討が行われたが、それを踏まえ、今後どのように取り組んでいくのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 魚道については、現状では、企業局単独で設置することが困難であるという結論に至った。今後は、川口ダム直下での天然アユの採捕によるくみ上げ放流を実験的に再開し、陸封アユの研究も並行して実施する。これらの検証結果を踏まえ、令和二年度内に、河川環境改善に向けたスキームを構築し、令和三年度から本格的に実施したい。企業局も地域の一員として、那賀町、漁業関係者等と緊密な協働、連携のもとに、積極的に取り組んでまいりたい。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、三つのダムを越えるくみ上げ放流が成功すれば、全国でも高い評価が出されると思われる。持続可能な手法となるか、しっかりと検証してもらいたい。将来につながる豊かな那賀川を取り戻すため、必ずやり遂げるという強い信念でお願いしたいとの要望がなされたのであります。 このほか、 売電契約実態調査について 徳島県企業局経営計画(見直し案)について等々の議論がなされたのであります。 最後に、危機管理部関係について申し上げます。 まず、
新型コロナウイルス感染症への対応についてであります。 本件に関し、委員から、県民の不安が非常に高まっている中、刻々と変化する情報の管理や今後の影響に対して、危機管理部としてどのようにかかわっていくのかとの質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者から、 今回の事案については、保健医療分野のみならず、教育現場、商工や交通分野など、生活に関する幅広い分野に大きな影響を与えている。それぞれ所管する部局があるが、全体としての危機管理の視点を持って積極的にかかわり、全庁的な情報の一元化や関係部局との調整を進めているところである。との答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、
新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大している中、観光や商工業などに大きな影響が出ている。県議会としても協力していくので、予備費の活用や追加補正も含めて、あらゆる対策に取り組んでいただきたいとの要望がなされ、感染拡大に機動的に対応できる危機管理調整費が緊急対策補正予算として増額されたのであります。 このほか、 食品の放射性物質について 犬猫の殺処分及び収容頭数等について 災害マネジメント総括支援制度について等々の議論がなされたのであります。 以上、審査の概要を申し上げまして、県土整備委員長報告といたします。 ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。 これより、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
喜多宏思君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 二十九番・達田良子君。 (達田議員登壇)
◆二十九番(達田良子君) 私は、日本共産党を代表して、議案第一号、第二十七号及び第七十号について、反対の立場で討論いたします。 昨年十月の消費税一〇%への増税の影響は、深刻な広がりを見せております。総務省の家計調査によれば、増税直後の十月の実質家計消費は、前年同月比五・一%減で、前回二〇一四年四月の増税時を上回る落ち込みとなっています。 前回の増税以来、家計消費は低迷を続け、今回の増税直前の駆け込み消費が発生した九月を除けば、ただの一度も、前回増税前の二〇一三年平均を回復したことはありませんでした。平均すれば年額二十万円以上も落ち込んでいたのですが、今回の増税は、それにさらに追い打ちをかけています。県は、消費税増税で深刻な打撃を受け、さらに、ことしになって
新型コロナウイルス感染症の影響で地域経済が冷え込み、日々苦労されている県民の暮らしや営業に、もっともっと目を向けるべきです。 議案第一号は、令和二年度徳島県
一般会計予算です。 知事は、災害列島対策こそ地方創生の大きな柱であるとして、防災・減災の取り組みを打ち出しておられます。このことは評価をしておりますが、全体的に見れば、大企業優遇の予算案となっています。 その第一は、地方創生を掲げながら、新防災センター(徳島中央警察署)施設整備事業に、大手ゼネコン中心のPFI方式を取り入れていることです。これまでの契約額の変更とか事業の進め方を見ましても、PFI業者の言いなりの事業である感が拭えません。 第二は、水素社会普及促進として、非常に割高な燃料電池バスや自動車の普及に力を入れていることです。一台一億円もする燃料電池バスの導入に、県補助金二台分八千万円、その他水素による地域経済活性化につながるという取り組み等を合わせて一億一千百万円が計上されています。 しかし、水素を使う燃料電池自動車と水素ステーションはなかなか普及できていないのが現状です。本会議でも我が党が指摘したように、本県の水素関連の一トン当たりの二酸化炭素削減額は、県負担分だけを見ても五百万円という、とんでもない割高エネルギーとなっています。脱炭素を目指す取り組みでは、経済的に有利なものから取り組むことが求められます。 水素自動車推進をする本当の狙いは、安倍政権がアベノミクスの中核として水素社会の推進を掲げ、トヨタの次世代戦略として掲げている水素自動車の普及を、安倍政権と一体となって、徳島県が県民の税金を使って利益誘導していると言わざるを得ません。 第三に、これまで問題になってきた一民間企業である徳島化製への補助金を、いまだに支出する予算となっています。 令和二年度当初予算では、三つの課合わせて四千六百四十万六千円が計上されています。平成六年度から令和元年度までの累計で五十億円を超えましたが、令和二年度予算と合わせますと実に五十億六千十七万七千円もの補助金がつぎ込まれることになります。どのようなことに幾ら使われたのか説明もなく、特定の企業を優遇する、不公平、不透明な補助金は、きっぱりと中止するべきです。 第四に、マイナンバーカードの取得を要件とした徳島県ポイント利用促進事業やマイナンバーカードのさらなる利活用を促進する事業費が計上されていることです。 マイナンバーカードの普及がなかなか進まないのは、多くの個人情報が本人の同意なしに広がってしまうリスクが高まるのではないかという不安があるからです。こうした県民の不安の声に応えるのではなく、血税を使って一人五千円のおまけをつけてまでマイナンバーカードの普及を図るなどというやり方は、言語道断です。 その他、PFI手法による
警察署整備事業費、吉野川下流域総合農地防災事業費負担金、流域下水道事業会計への繰り出しなど、大手ゼネコン優遇の事業が続き、認められません。 次に、議案第二十七号は、令和二年度徳島県流域下水道事業会計予算です。 多額の事業費をかけても十分な効果が生まれていない現実があります。早くから合併処理浄化槽に切りかえていれば、安くて早くてきれいな水に変えることができたはずです。早急な見直しを行うべきです。 最後に、議案第七十号は、令和元年度徳島県一般会計補正予算(第六号)です。 先ほど述べました水素ステーションの建設費やPFI手法による
警察署整備事業費が繰越で計上されております。認められません。 以上、反対の理由を述べました。議員各位の御賛同をお願いして、討論を終わります。
○議長(
喜多宏思君) 以上をもって、通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、「議案第一号・令和二年度徳島県
一般会計予算、第二十七号及び第七十号の計三件」を起立により、採決いたします。 以上の三件に対する委員長の報告は、可決であります。 これを委員長報告のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(
喜多宏思君) 起立多数であります。 よって、以上の三件は、委員長報告のとおり可決されました。 次に、「議案第二号・令和二年度徳島県用度事業特別会計予算より第二十六号に至る二十五件、第二十八号より第六十六号に至る三十九件及び第七十一号より第九十四号に至る二十四件の計八十八件」を起立により、採決いたします。 以上の八十八件に対する委員長の報告は、可決であります。 これを委員長報告のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(
喜多宏思君) 起立全員であります。 よって、以上の八十八件は、委員長報告のとおり可決されました。 次に、請願を採決いたします。 「請願第七号・家族従業者の働き分を認めない所得税法第五十六条の見直しについて及び第八号の計二件」を採決いたします。 以上の二件に対する委員長の報告は、採択であります。 これを委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
喜多宏思君) 御異議なしと認めます。 よって、以上の二件は、委員長報告のとおり採択と決定いたしました。 ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君) 次に、日程第三、「請願閉会中継続審査の件」を議題といたします。 防災対策特別委員会から、お手元に御配布のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
喜多宏思君) 討論なしと認めます。 これより採決に入ります。 「請願第一号の三・ひとりひとりを大切にするゆきとどいた教育について」を起立により、採決いたします。 本件は、委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(
喜多宏思君) 起立多数であります。 よって、本件は、継続審査と決定いたしました。 ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君) 次に、日程第四、「議案第九十五号・令和元年度徳島県一般会計補正予算(第七号)より第九十九号に至る計五件」を議題といたします。 以上の五件について、提出者の説明を求めます。 飯泉知事。 (飯泉知事登壇)
◎知事(飯泉嘉門君) 本日、追加提出いたしました案件は、令和元年度徳島県一般会計補正予算案を初め五件であります。 まず、一般会計補正予算案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は、国内外において、医療従事者の感染や、感染経路が不明な感染者が相次いで確認されるなど、感染拡大の様相を呈しており、検査から医療提供に至る体制の確保が何よりも重要であり、県民生活や地域経済への影響も強く懸念されるところであります。 そこで、現場の声に即応すべく、県内全域で実施した各種団体に対するニーズ調査の結果も踏まえ、中小・小規模事業者を初め県民の皆様の不安払拭と安全・安心の速やかな確保に向け、検査や医療提供体制の強化、児童養護施設などにおける感染防止対策や子供の居場所確保対策の推進、中小企業や農林漁業者に対する資金繰りや一時金の支給支援など、業の継続を支える制度の拡充、危機事象への即応体制の強化という四本柱から成る、三十億円の補正予算案を編成いたしました。 この結果、補正後の予算額は五千九十三億三千四百七十二万三千円となります。 このほか、中小企業・雇用対策事業特別会計につきましても、所要の補正を行うことといたしております。 予算以外の案件といたしましては、第九十七号議案・「未知への挑戦」とくしま行動計画の変更について、徳島県行政に係る基本計画の策定などを議会の議決すべき事件として定める条例第三条第一項の規定により、議決をお願いするものであります。 また、第九十八号議案は、教育委員会教育長の任命について、第九十九号議案は、監査委員の選任について、議会の御同意をお願いするものであります。 議員各位におかれましては、原案どおり御賛同賜りますよう、どうぞよろしくお願いを申し上げる次第であります。
○議長(
喜多宏思君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
喜多宏思君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 以上の五件については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
喜多宏思君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 三十八番・山田豊君。 〔岡議員退席、出席議員計三十七名となる〕 (山田議員登壇)
◆三十八番(山田豊君) 私は、日本共産党を代表して、ただいま提出されております「議案第九十七号・「未知への挑戦」とくしま行動計画の変更について」に反対の立場で討論いたします。 前の行動計画、新未来「創造」とくしま行動計画には、二〇六〇年に本県の人口六十万から六十五万超を確保すると、このように書かれていました。ところが、その地方創生の第一幕の五年間で実に二千三百三億円を投入しましたが、ことしの総務省の住民基本台帳人口移動報告では、四国四県で何と徳島県だけが三年連続で対前年より転出超過が拡大、こういう状況になっております。 ことしは三千三百五十七人も転出超過、前年比で八百二十六人の三三%増となり、人口流出がむしろ加速しています。四国の他の三県も、転出超過は同じような傾向なんですけれども、前年比では、高知県は七%増の百五十一人、愛媛県は二%増の八十八人、香川県も悪化はしたが一人ふえただけと、こんな状況です。四国で最も悪化したのが徳島という深刻な状況です。 また、徳島県の推計人口年報でも、二〇一九年のこの一年間で人口が七千九百七十五人減少したと。減少に転じた一九九九年以降最大となって、七十二万七千二百八十一人との推計が報告され、一九九九年から二十一年連続の減少になるといいます。この減少数は、那賀町やつるぎ町などの町が一年間で丸々消えたということに相当します。実態は、人口流出がむしろ加速し、県民が恩恵を実感しているとはとても言えないことは明白ではないでしょうか。 知事は、夢や希望を持てる本県の未来像に向け、地方創生の旗手として、徳島ならではの取り組みを強力に展開していくと語りました。県政の最重要課題の一つ、
人口減少対策では、二〇六〇年の県人口を前の計画より単純に五万人下げて、五十五万から六十万超と設定し、転出と転入の均衡を二〇二〇年から二〇三〇年に変更し、それに向け、転出超過数を二〇二四年度に一千人未満とすると目標を掲げています。人口流出に歯どめをかけるどころか、流出加速が進む本県、効果が発揮せぬまま、また十分な検証や反省なしで、新行動計画の変更ということではだめです。 新たな総合計画で、若者、女性目線、大阪圏に注目し、SNSで情報発信、大阪からの月一回の無料バスの運行、移住相談など、新しい取り組みを強化するといいます。しかし、大阪圏に注目するなら、大阪と徳島の状況をリアルに見ることが必要です。 大阪は、徳島より少ない消費支出で生活ができ、しかも賃金は高い。つまり、生活状況は余り変わらないのに、賃金に大幅な差がある。今年度の最賃を比較すると、年収で、フルタイムで働いて、大阪は徳島より三十万円をはるかに超える高さ、東京では四十万円以上高い。 最低賃金の全国一律化に積極的に取り組み、実現するなど、構造転換を図る先頭に立つべきです。その対策を放置していては、若者も女性も、大阪圏から徳島への流れは実現しません。 さらに、反対の理由は、県があくまで二〇二二年度、消費者庁の全面移転を目指すということです。 しかし、徳島県の消費者庁の全面移転は、国会対応や危機管理などの観点から、全ての機能を移すのは困難と判断されました。県民の世論調査の結果でも、今の一部移転でよいというのが、全面移転を促進する声を上回っています。オフィスも、二〇二〇年度から新未来創造戦略本部として常設化されるとのことですけれども、消費者政策の研究や国際交流などの業務は追加されますけれども、消費者行政の司令塔や国会対応といった機能は東京に残ります。二〇二二年度の全面移転は、言うだけで、ポーズだけだという状況です。 さらに重大なのは、国民生活センターの研修事業なんです。今年度の徳島での研修は、充足率五一・一%、参加人数四百二十六人、ことしはコロナの影響で一回は中止になったものの、全体で十四回の研修が行われました。二〇二〇年度は、ほぼ半分の八回に減る予定だと聞きました。 一方、相模原はどうか。実施回数は、徳島の四倍以上の五十五回の回数で、受講者数は、徳島の八倍強の三千七百八十四人、充足率は、徳島が五一・一%に対して、相模原は実に九二・三%となったと、消費者庁地方協力課からお伺いしました。 結果、国民生活センターは、徳島は外れて、東京と相模原を拠点とするとも伺いました。そして、徳島での国民生活センターのオフィスは消費者庁の中に統合されるとのことでした。 現在、十階には、国民生活センターの看板が掲げられています。ところが、この看板も三月末で外されるということを、消費者庁の東京のほうでも、また十階のほうでも確認しました。外されるんです。なくなるんです。こんな状況で、二〇二二年度、主要指標の消費者庁等の全面移転など実現できるはずもありません。全面移転は外すべきです。もちろん、本県の消費者教育、消費者行政を強化する課題は推進しなければならないことは言うまでもありません。 次に、主要指標に掲げられている汚水処理人口普及率を、二〇二二年度、七二%にする目標も、とても達成できそうにありません。全国ワーストワンと長年なっているこの汚水処理人口普及率、今年度の目標は六六%と掲げられていました。ところが、今年度の到達はこの目標には届かないということも、委員会審議で明らかになりました。 さらに深刻なのは、新年度の生活排水処理総合支援事業と、名前は新しくなったんですけれども、予算は何と前年度より三百七万円の減額。全国ワーストワンなのに予算を減らして、市町村の下水などへの支援も見送る姿勢、これできれいな水環境づくりの推進、これも言葉だけになるんではないでしょうか。実効ある措置を求めます。 それ以外にも、延べ宿泊者の全国最下位の問題や、犬猫の殺処分数など、さまざまな問題もあります。事業の真剣な検証に基づく行動計画に変更すべきです。 以上、主な反対の理由を述べました。議員各位の賢明な御判断をお願いして、討論を終わります。
○議長(喜多宏思君) 以上をもって、通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、「議案第九十七号・「未知への挑戦」とくしま行動計画の変更について」を起立により、採決いたします。 本件は、これを原案のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(喜多宏思君) 起立多数であります。 よって、本件は、原案のとおり可決されました。 〔岡議員出席、出席議員計三十八名となる〕 次に、「議案第九十五号・令和元年度徳島県一般会計補正予算(第七号)及び第九十六号の計二件」を起立により、採決いたします。 以上の二件は、これを原案のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(喜多宏思君) 起立全員であります。 よって、以上の二件は、原案のとおり可決されました。 次に、「議案第九十八号・教育委員会教育長の任命について」を起立により、採決いたします。 本件は、これに同意することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(喜多宏思君) 起立全員であります。 よって、本件は、これに同意することに決定いたしました。 次に、「議案第九十九号・監査委員の選任について」を起立により、採決いたします。 まず、岡崎悦夫君について採決いたします。 本件は、これに同意することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(喜多宏思君) 起立全員であります。 よって、本件は、これに同意することに決定いたしました。 次に、大寺健司君について採決いたします。 本件は、これに同意することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(喜多宏思君) 起立全員であります。 よって、本件は、これに同意することに決定いたしました。 〔大塚議員退席、出席議員計三十七名となる〕 次に、大塚明廣君について採決いたします。 本件は、これに同意することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(喜多宏思君) 起立全員であります。 よって、本件は、これに同意することに決定いたしました。 〔大塚議員出席、北島議員退席〕 次に、北島一人君について採決いたします。 本件は、これに同意することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(喜多宏思君) 起立全員であります。 よって、本件は、これに同意することに決定いたしました。 〔北島議員出席、出席議員計三十八名となる〕 ────────────────────────
○議長(喜多宏思君) 次に、日程第五、「議第一号・徳島県交通安全の推進に関する条例の制定について」を議題といたします。 本件に関し、提出者の説明を求めます。 十四番・須見一仁君。 (須見議員登壇)
◆十四番(須見一仁君) 私は、ただいま議題となっております「議第一号・徳島県交通安全の推進に関する条例の制定について」、全議員の提出者を代表いたしまして提案理由の説明を行います。 本県において、自動車等の車両は、日常生活や経済活動に欠かすことができない交通手段の一つであり、これによって私たちは多くの恩恵を受けておりますが、近年、高齢者によるブレーキとアクセルの踏み間違い等の運転操作の誤り、運転中の携帯電話の操作、あおり運転等の危険な行為による交通事故が発生しており、県民がさまざまな要因による交通事故の危険にさらされるおそれが高まっております。 痛ましい交通事故をなくし、真に安全で安心な徳島県を実現するためには、今、改めて、交通安全に対する県民の意識を高め、全ての県民一人一人が真剣に交通安全と向き合い、交通事故を起こさせない社会風土や環境づくりに努めることが重要であると考えております。 そこで、本県議会といたしましては、交通安全に関し、基本理念を定め、県及び運転者等の責務並びに県民、歩行者及び事業者の役割を明らかにするとともに、交通安全に関する必要な事項を定めることにより、交通安全対策の総合的かつ計画的な推進を図り、交通安全意識の高揚及び交通道徳の向上を期し、もって交通事故のない安全で安心な社会の実現に寄与することを目的といたしまして、本条例の制定を提案するものであります。 続いて、条例案の主な内容を説明いたします。 まず第一に、交通安全は、人命尊重の理念に基づき、交通事故のない社会の実現を目指すことにより確保されること、また、県、市町村その他の関係行政機関並びに県民及び関係団体が相互に連携を図りながら、協力して一体となって取り組むことにより確保されることなどを基本理念としております。 第二に、県は、国、市町村、県民、事業者及び関係団体との相互の連携及び協力のもと、交通安全に関する総合的な施策を実施する責務を有する、また、交通安全に関する取り組みを推進するため、情報の提供、助言その他の必要な支援を行うものとするなどとしております。 第三に、運転者は、交通安全関係法令を遵守し、常に安全運転の徹底を心がけ、無免許運転、酒気帯び運転、速度違反、携帯電話等を操作しながら行う運転、あおり運転等の危険な運転行為が交通事故を引き起こす原因となることを認識するとともに、歩行者及び他の車両の安全に配慮しなければならないとしております。 第四に、県民は、交通安全に関する理解を深め、交通安全関係法令を遵守するとともに、県、市町村その他の関係行政機関が実施する交通安全に関する施策及び活動に自主的かつ積極的に協力するよう努めるものとする、また、高齢者、障がい者等の同居者等は、高齢者、障がい者等の交通安全の確保に必要な助言をするよう努めるものとするなどとしております。 第五に、事業者は、その従業員に対し、交通安全教育を実施するよう努めるとともに、飲酒、過労、病気等の理由により正常に運転することができないおそれの有無を確認する等、危険な運転の防止に必要な措置を講ずるよう努めるものとするなどとしております。 以上が主な内容となりますが、本条例の制定により、本県において、人命尊重の理念に基づき、県民が安全で安心できる交通環境の確立を目指し、交通事故のない社会が実現されますことを期待する次第であります。 以上、提案理由の説明といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(喜多宏思君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(喜多宏思君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本件については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(喜多宏思君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(喜多宏思君) 討論なしと認めます。 これより「議第一号・徳島県交通安全の推進に関する条例の制定について」を起立により、採決いたします。 本件は、これを原案のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(喜多宏思君) 起立全員であります。 よって、本件は、原案のとおり可決されました。 ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君) 次に、日程第六、「議第二号・徳島県議会委員会条例の一部改正について」を議題といたします。 お諮りいたします。 本件は、成規の手続を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
喜多宏思君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより「議第二号・徳島県議会委員会条例の一部改正について」を起立により、採決いたします。 本件は、これを原案のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(
喜多宏思君) 起立全員であります。 よって、本件は、原案のとおり可決されました。 ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君) 次に、日程第七、「議第三号・所得税法第五十六条の見直しを求める意見書及び第四号の計二件」を議題といたします。 お諮りいたします。 以上の二件は、成規の手続を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
喜多宏思君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより採決に入ります。 以上の二件は、これを原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
喜多宏思君) 御異議なしと認めます。 よって、以上の二件は、原案のとおり可決されました。 ────────────────────────
○議長(
喜多宏思君) 議事の都合により、休憩いたします。 午前十一時五分休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 午前十一時六分開議 出席議員計三十七名 (その番号・氏名左のとおりである) 一 番 増 富 義 明 君 二 番 立 川 了 大 君 三 番 井 下 泰 憲 君 四 番 福 山 博 史 君 五 番 原 徹 臣 君 六 番 北 島 一 人 君 七 番 梶 原 一 哉 君 八 番 仁 木 啓 人 君 九 番 東 条 恭 子 君 十 番 浪 越 憲 一 君 十一 番 大 塚 明 廣 君 十二 番 山 西 国 朗 君 十三 番 岩 佐 義 弘 君 十四 番 須 見 一 仁 君 十五 番 井 川 龍 二 君 十六 番 古 川 広 志 君 十七 番 高 井 美 穂 君 十八 番 長 池 文 武 君 十九 番 吉 田 益 子 君 二十 番 岡 佑 樹 君 二十一番 中 山 俊 雄 君 二十二番 元 木 章 生 君 二十三番 岡 田 理 絵 君 二十四番 南 恒 生 君 二十五番 岩 丸 正 史 君 二十六番 寺 井 正 邇 君 二十七番 黒 崎 章 君 二十八番 扶 川 敦 君 二十九番 達 田 良 子 君 三十一番 重 清 佳 之 君 三十二番 嘉 見 博 之 君 三十三番 岡 本 富 治 君 三十四番 杉 本 直 樹 君 三十五番 西 沢 貴 朗 君 三十六番 臼 木 春 夫 君 三十七番 庄 野 昌 彦 君 三十八番 山 田 豊 君 ────────────────────────
○副議長(南恒生君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ────────────────────────
○副議長(南恒生君) 日程第八、「議長辞職の件」を議題といたします。 議長・
喜多宏思君から、議長の辞職願が提出されております。 これより
喜多宏思君の「議長辞職の件」を起立により、採決いたします。 本件は、これを願い出のとおり許可することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○副議長(南恒生君) 起立全員であります。 よって、議長の辞職は、願い出のとおり許可されました。 〔喜多議員出席、出席議員計三十八名となる〕 ────────────────────────
○副議長(南恒生君) お諮りいたします。 ただいま議長が欠員となりましたので、この際、「議長の選挙」を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○副議長(南恒生君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより「議長の選挙」を行います。 選挙は投票により行います。 議場の閉鎖を命じます。 (議場閉鎖)
○副議長(南恒生君) ただいまの出席議員数は三十八名であります。 お諮りいたします。 立会人に、 須 見 一 仁 君 黒 崎 章 君 仁 木 啓 人 君の三名を指名いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○副議長(南恒生君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 投票用紙を配布いたさせます。 (投票用紙配布)
○副議長(南恒生君) 投票用紙の配布漏れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○副議長(南恒生君) 配布漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 (投票箱点検)
○副議長(南恒生君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 投票は、単記無記名であります。 投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて、順次、御投票を願います。 点呼を命じます。 (和田次長点呼・投票)
○副議長(南恒生君) 投票漏れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○副議長(南恒生君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 開票を行います。 須 見 一 仁 君 黒 崎 章 君 仁 木 啓 人 君 お立ち会いを願います。 (開票)
○副議長(南恒生君) 選挙の結果を御報告いたします。 投票総数 三十八票 有効投票 三十八票 無効投票 零票 有効投票中 寺 井 正 邇 君 三十六票 山 田 豊 君 二票 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は、十票であります。 よって、寺井正邇君が議長に当選されました。 議場の閉鎖を解きます。 (議場開鎖)
○副議長(南恒生君) ただいま議長に当選されました寺井正邇君が議場におられますので、本席から、会議規則第三十二条第二項の規定による告知をいたします。 ────────────────────────
○副議長(南恒生君) 喜多宏思・前議長から退任の御挨拶があります。 (喜多議員登壇)
◆三十番(
喜多宏思君) 県議会議長を退任するに当たり、一言御挨拶を申し上げます。 昨年の五月臨時会におきまして、議員各位の温かい御支援と御推挙を賜り、県議会議長の要職につかせていただきました。 この一年間を顧みますと、新たな元号「令和」の時代の幕あけとともに、私の議長の任期がスタートいたしました。そして、九月に開幕したラグビーワールドカップでは、県内でジョージア代表の事前キャンプが行われるとともに、日本代表が大いに活躍を見せ、東京二〇二〇
オリンピック・パラリンピック及びワールドマスターズゲームズ二〇二一関西に向け、すばらしい成果を残しました。 一方、災害列島の名のとおり、令和元年房総半島台風や令和元年東日本台風など、多くの大規模災害が日本各地に甚大な被害をもたらし、改めて、県土強靱化を推し進めていく必要性を痛感いたしました。 一年間、私といたしましては、議会での活発な議論を通じ、多くの県民の意思が県政に反映されるよう、南副議長を初め議員各位から格別の御支援、御協力をいただき、また飯泉知事を初め理事者並びに報道関係各位からも御協力を賜りながら、公平公正かつ適宜適切な議会運営に誠心誠意努力してまいりました。ここに、皆様方の御厚情に対し、深くお礼を申し上げる次第であります。 現在、
新型コロナウイルス感染症が県民生活にも影響を及ぼしております。今後は、一議員として、皆様とともに、安全・安心な県民生活並びに県勢の発展のため、引き続き、最大限の努力をいたす覚悟でありますので、変わらざる御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、退任の挨拶といたします。本当にありがとうございました。(拍手) ────────────────────────
○副議長(南恒生君) 寺井正邇議長から就任の御挨拶があります。 (寺井議員登壇)
○議長(寺井正邇君) 一言御挨拶を申し上げます。 ただいま議員の皆様方の御推挙により、栄誉ある第九十四代徳島県議会議長に御選任をいただきました。まことに身に余る光栄であり、その使命と職責の重大さを痛感いたしているところでございます。 御承知のとおり、我が国は、災害列島、人口減少といった二つの国難に直面し、数十年に一度の災害が常態化、広域化するほか、本県を初め地方では、人口減少が急速に進行いたしております。 こうした状況において、本県では、来年度より、新たな総合戦略に基づき、県土強靱化のより一層の推進や、本県への新たな人の流れづくり、中小企業の振興、農林水産業の成長産業化、子育て環境の充実、5GやAIといった最先端技術の活用など、国難打破、そして地方創生の実現に向けた取り組みの新しいステージが始まります。また、最近では、
新型コロナウイルス感染症の感染者が全国各地で確認されており、徹底した
感染拡大防止策を講じていく必要が求められています。 地域全体が知恵を絞り、総力を挙げて取り組まなければならない地方創生という課題、そして
新型コロナウイルス感染症対策という新たな課題などに対し、本県の将来に大きな責任を有する県議会の果たす役割は極めて重要となります。県議会といたしましては、県民の多様な意思をしっかりと県政に反映させるべく、議会における議論を尽くすとともに、議会改革をより一層推し進め、県民の負託と信頼に応えてまいる所存であります。 議員の皆様方、飯泉知事を初め理事者並びに報道関係の皆様方の一層の御支援、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げますとともに、喜多前議長の今日までの御労苦に対し、心より敬意と感謝の意を表しまして、議長就任の御挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。(拍手) ────────────────────────
○副議長(南恒生君) 議事の都合により、休憩いたします。 午前十一時二十五分休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 午前十一時二十七分開議 出席議員計三十七名 (その番号・氏名左のとおりである) 一 番 増 富 義 明 君 二 番 立 川 了 大 君 三 番 井 下 泰 憲 君 四 番 福 山 博 史 君 五 番 原 徹 臣 君 六 番 北 島 一 人 君 七 番 梶 原 一 哉 君 八 番 仁 木 啓 人 君 九 番 東 条 恭 子 君 十 番 浪 越 憲 一 君 十一 番 大 塚 明 廣 君 十二 番 山 西 国 朗 君 十三 番 岩 佐 義 弘 君 十四 番 須 見 一 仁 君 十五 番 井 川 龍 二 君 十六 番 古 川 広 志 君 十七 番 高 井 美 穂 君 十八 番 長 池 文 武 君 十九 番 吉 田 益 子 君 二十 番 岡 佑 樹 君 二十一番 中 山 俊 雄 君 二十二番 元 木 章 生 君 二十三番 岡 田 理 絵 君 二十五番 岩 丸 正 史 君 二十六番 寺 井 正 邇 君 二十七番 黒 崎 章 君 二十八番 扶 川 敦 君 二十九番 達 田 良 子 君 三十 番 喜 多 宏 思 君 三十一番 重 清 佳 之 君 三十二番 嘉 見 博 之 君 三十三番 岡 本 富 治 君 三十四番 杉 本 直 樹 君 三十五番 西 沢 貴 朗 君 三十六番 臼 木 春 夫 君 三十七番 庄 野 昌 彦 君 三十八番 山 田 豊 君 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 日程第九、「副議長辞職の件」を議題といたします。 副議長・南恒生君から、副議長の辞職願が提出されております。 これより南恒生君の「副議長辞職の件」を起立により、採決いたします。 本件は、これを願い出のとおり許可することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(寺井正邇君) 起立全員であります。 よって、副議長の辞職は、願い出のとおり許可されました。 〔南議員出席、出席議員計三十八名となる〕 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) お諮りいたします。 ただいま副議長が欠員となりましたので、この際、「副議長の選挙」を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(寺井正邇君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより「副議長の選挙」を行います。 選挙は投票により行います。 議場の閉鎖を命じます。 (議場閉鎖)
○議長(寺井正邇君) ただいまの出席議員数は三十八名であります。 お諮りいたします。 立会人に、 須 見 一 仁 君 黒 崎 章 君 仁 木 啓 人 君の三名を指名いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(寺井正邇君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 投票用紙を配布いたさせます。 (投票用紙配布)
○議長(寺井正邇君) 投票用紙の配布漏れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(寺井正邇君) 配布漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 (投票箱点検)
○議長(寺井正邇君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 投票は、単記無記名であります。 投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて、順次、御投票を願います。 点呼を命じます。 (和田次長点呼・投票)
○議長(寺井正邇君) 投票漏れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(寺井正邇君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 開票を行います。 須 見 一 仁 君 黒 崎 章 君 仁 木 啓 人 君 お立ち会いを願います。 (開票)
○議長(寺井正邇君) 選挙の結果を御報告いたします。 投票総数 三十八票 有効投票 三十八票 無効投票 零票 有効投票中 岡 田 理 絵 君 三十六票 達 田 良 子 君 二票 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は、十票であります。 よって、岡田理絵君が副議長に当選されました。 議場の閉鎖を解きます。 (議場開鎖)
○議長(寺井正邇君) ただいま副議長に当選されました岡田理絵君が議場におられますので、本席から、会議規則第三十二条第二項の規定による告知をいたします。 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 南恒生・前副議長から退任の御挨拶があります。 (南議員登壇)
◆二十四番(南恒生君) 副議長退任に当たりまして、御挨拶申し上げます。 昨年五月の臨時会におきまして、皆様方の御推挙にあずかり、第百四代徳島県議会副議長の重職につかせていただきました。以来、今日まで、議長を補佐し、議会運営に当たってまいりましたが、喜多前議長を初め議員各位並びに理事者の皆様、そして報道関係の皆様方の温かい御指導と御協力を賜りまして、副議長の職責を大過なく果たすことができました。ここに、皆様方の御厚情に対しまして、厚く御礼申し上げます。 今後とも、県勢発展のため、引き続き努力を重ねてまいる所存でございますので、一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願いいたしまして、退任の御挨拶といたします。まことにありがとうございました。(拍手) ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 岡田理絵副議長から就任の御挨拶があります。 (
岡田議員登壇)
○副議長(岡田理絵君) 一言御挨拶申し上げます。 このたび皆様方の御推挙により、歴史と伝統ある徳島県議会第百五代副議長に選任いただきました岡田理絵でございます。まことに身に余る光栄であり、心から感謝申し上げます。 本県におきましては、人口減少、少子高齢化、大規模災害への防災・減災対策、医療・福祉の施策、また農林水産業、観光振興等、経済活性化対策など、直面する大きな課題に県を挙げて取り組んでいるところでございます。そしてまた、現在、
新型コロナウイルス感染症対策対応を行っているこのような重大な時期に、副議長という職務の重要性と責任の重さを痛感し、身の引き締まる思いでございます。 微力ではございますが、議員の皆様方はもとより、飯泉知事初め理事者各位、また報道機関の皆様方の御指導、御協力を仰ぎながら、寺井議長を補佐し、円滑で公平な議会運営に努めてまいります。 日本人初、女性初の国連難民高等弁務官として務められた緒方貞子さんは、その仕事ぶりは常に現場主義をモットーとし、活動されておりました。そして、その緒方貞子さんの現場主義の活動ぶりは、今も国連で語り継がれているそうです。 副議長として、県民の皆様の声にいつも耳を傾け、県勢発展のため、県民の福祉向上のため、現場主義を大切に、誠心誠意、努力を重ねてまいります。元気な阿波女、全力で頑張ってまいりますので、皆様方の御支援よろしくお願い申し上げ、就任の御挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました。(拍手) ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 議事の都合により、休憩いたします。 午前十一時四十四分休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 午前十一時五十五分開議 出席議員計三十八名 (その番号・氏名左のとおりである) 一 番 増 富 義 明 君 二 番 立 川 了 大 君 三 番 井 下 泰 憲 君 四 番 福 山 博 史 君 五 番 原 徹 臣 君 六 番 北 島 一 人 君 七 番 梶 原 一 哉 君 八 番 仁 木 啓 人 君 九 番 東 条 恭 子 君 十 番 浪 越 憲 一 君 十一 番 大 塚 明 廣 君 十二 番 山 西 国 朗 君 十三 番 岩 佐 義 弘 君 十四 番 須 見 一 仁 君 十五 番 井 川 龍 二 君 十六 番 古 川 広 志 君 十七 番 高 井 美 穂 君 十八 番 長 池 文 武 君 十九 番 吉 田 益 子 君 二十 番 岡 佑 樹 君 二十一番 中 山 俊 雄 君 二十二番 元 木 章 生 君 二十三番 岡 田 理 絵 君 二十四番 南 恒 生 君 二十五番 岩 丸 正 史 君 二十六番 寺 井 正 邇 君 二十七番 黒 崎 章 君 二十八番 扶 川 敦 君 二十九番 達 田 良 子 君 三十 番 喜 多 宏 思 君 三十一番 重 清 佳 之 君 三十二番 嘉 見 博 之 君 三十三番 岡 本 富 治 君 三十四番 杉 本 直 樹 君 三十五番 西 沢 貴 朗 君 三十六番 臼 木 春 夫 君 三十七番 庄 野 昌 彦 君 三十八番 山 田 豊 君 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 日程第十、「
特別委員辞任の件」を議題といたします。 本日付をもちまして、各特別委員会の委員全員から辞任をいたしたい旨の願い出があります。 お諮りいたします。 本件は、これを願い出のとおり許可することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(寺井正邇君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は、願い出のとおり許可することに決定いたしました。 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 次に、日程第十一、「常任委員及び
議会運営委員の定数変更の件」を議題といたします。 お諮りいたします。 総務委員の定数十名を九名に、経済委員の定数九名を十名に、
議会運営委員の定数十二名を十四名にそれぞれ変更することといたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(寺井正邇君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 次に、日程第十二、「特別委員会の名称、付議事件及び定数変更の件」を議題といたします。 お諮りいたします。 「環境対策特別委員会」につきましては、これを「消費者・環境対策特別委員会」に名称変更するとともに、定数を九名から十名に変更し、「1 消費者市民社会の構築に関する調査について」を付議事件に追加して付託の上、既に環境対策特別委員会に付託されている付議事件とあわせて、調査が終了するまで閉会中の継続調査とすることといたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(寺井正邇君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 次に、お諮りいたします。 「次世代人材育成・少子高齢化対策特別委員会」につきましては、これを「次世代育成・少子高齢化対策特別委員会」に名称変更するとともに、定数を十名から九名に変更することといたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(寺井正邇君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 次に、お諮りいたします。 この際、任期満了となりました常任委員、
議会運営委員及びただいま欠員となりました特別委員の選任の件を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(寺井正邇君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 「常任委員、
議会運営委員及び特別委員選任の件」を議題といたします。 各常任委員会、
議会運営委員会及び各特別委員会の委員の定数につきましては、 総務委員 九名 経済委員 十名 文教厚生委員 十名 県土整備委員 九名
議会運営委員 十四名 地方創生対策特別委員 九名 消費者・環境対策特別委員 十名 防災対策特別委員 九名 次世代育成・少子高齢化対策特別委員 九名であります。 お諮りいたします。 常任委員、
議会運営委員及び特別委員の選任につきましては、委員会条例第六条第一項の規定により、お手元に御配布の「委員名簿」のとおり指名いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(寺井正邇君) 御異議なしと認めます。 よって、常任委員、
議会運営委員及び特別委員の選任につきましては、お手元に御配布の「委員名簿」のとおり決定いたしました。 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) この際、申し上げます。 各委員会におかれましては、次の休憩中に、お手元に御配布いたしてあります「委員会招集通知書」のとおり委員会を開会され、委員長及び副委員長を互選の上、その結果を議長宛て御報告願います。 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 議事の都合により、休憩いたします。 午後零時零分休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 午後零時二十七分開議 出席議員計三十七名 (その番号・氏名左のとおりである) 一 番 増 富 義 明 君 二 番 立 川 了 大 君 三 番 井 下 泰 憲 君 四 番 福 山 博 史 君 五 番 原 徹 臣 君 六 番 北 島 一 人 君 七 番 梶 原 一 哉 君 八 番 仁 木 啓 人 君 九 番 東 条 恭 子 君 十 番 浪 越 憲 一 君 十一 番 大 塚 明 廣 君 十二 番 山 西 国 朗 君 十三 番 岩 佐 義 弘 君 十四 番 須 見 一 仁 君 十五 番 井 川 龍 二 君 十六 番 古 川 広 志 君 十七 番 高 井 美 穂 君 十八 番 長 池 文 武 君 十九 番 吉 田 益 子 君 二十 番 岡 佑 樹 君 二十一番 中 山 俊 雄 君 二十二番 元 木 章 生 君 二十三番 岡 田 理 絵 君 二十四番 南 恒 生 君 二十五番 岩 丸 正 史 君 二十七番 黒 崎 章 君 二十八番 扶 川 敦 君 二十九番 達 田 良 子 君 三十 番 喜 多 宏 思 君 三十一番 重 清 佳 之 君 三十二番 嘉 見 博 之 君 三十三番 岡 本 富 治 君 三十四番 杉 本 直 樹 君 三十五番 西 沢 貴 朗 君 三十六番 臼 木 春 夫 君 三十七番 庄 野 昌 彦 君 三十八番 山 田 豊 君 ────────────────────────
○副議長(岡田理絵君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ────────────────────────
○副議長(岡田理絵君) この際、御報告を申し上げます。 各委員長から、お手元に御配布の「委員長・副委員長名簿」のとおり、委員長及び副委員長の互選結果の報告がありましたので、御報告いたしておきます。 ────────────────────────
○副議長(岡田理絵君) 次に、経済委員・寺井正邇君から、議長の職務を行う都合上、辞任をいたしたい旨の願い出があります。 この際、「議長の常任委員辞任の件」を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○副議長(岡田理絵君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 「議長の常任委員辞任の件」を議題といたします。 お諮りいたします。 本件は、これを願い出のとおり許可することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○副議長(岡田理絵君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は、願い出のとおり許可することに決定いたしました。 ────────────────────────
○副議長(岡田理絵君) 議事の都合により、休憩いたします。 午後零時二十八分休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 午後零時二十九分開議 出席議員計三十八名 (その番号・氏名左のとおりである) 一 番 増 富 義 明 君 二 番 立 川 了 大 君 三 番 井 下 泰 憲 君 四 番 福 山 博 史 君 五 番 原 徹 臣 君 六 番 北 島 一 人 君 七 番 梶 原 一 哉 君 八 番 仁 木 啓 人 君 九 番 東 条 恭 子 君 十 番 浪 越 憲 一 君 十一 番 大 塚 明 廣 君 十二 番 山 西 国 朗 君 十三 番 岩 佐 義 弘 君 十四 番 須 見 一 仁 君 十五 番 井 川 龍 二 君 十六 番 古 川 広 志 君 十七 番 高 井 美 穂 君 十八 番 長 池 文 武 君 十九 番 吉 田 益 子 君 二十 番 岡 佑 樹 君 二十一番 中 山 俊 雄 君 二十二番 元 木 章 生 君 二十三番 岡 田 理 絵 君 二十四番 南 恒 生 君 二十五番 岩 丸 正 史 君 二十六番 寺 井 正 邇 君 二十七番 黒 崎 章 君 二十八番 扶 川 敦 君 二十九番 達 田 良 子 君 三十 番 喜 多 宏 思 君 三十一番 重 清 佳 之 君 三十二番 嘉 見 博 之 君 三十三番 岡 本 富 治 君 三十四番 杉 本 直 樹 君 三十五番 西 沢 貴 朗 君 三十六番 臼 木 春 夫 君 三十七番 庄 野 昌 彦 君 三十八番 山 田 豊 君 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 日程第十三、「常任委員会及び
議会運営委員会閉会中継続調査の件」を議題といたします。 お諮りいたします。 本件は、これを各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(寺井正邇君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 以上をもって、今期定例会の会議に付議されました事件は、全て議了いたしました。 ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 知事から挨拶があります。 飯泉知事。 (飯泉知事登壇)
◎知事(飯泉嘉門君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し述べさせていただきます。 今期定例会も、本日、最終日を迎えましたが、議員各位におかれましては、県政各般にわたり終始熱心に御審議を賜り、提出いたしました議案につきましては全て原案どおり決定をいただき、まことにありがとうございました。 御審議を通じまして議員各位から賜りました数々の貴重な御意見、御提言につきましては、今後の県政運営に当たり十分配意いたしてまいります。 なお、この際、二点御報告を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症対策につきまして、本県では、中国での集団感染が拡大し始めた一月八日以降、適時、危機管理会議を開催し、二月十四日からは危機管理警戒本部へと格上げや、今定例会における御論議を踏まえた予備費の活用によるリアルタイムPCR装置の増設など、感染防止対策を強化しておりましたところ、二月二十五日、県内で初の感染者が確認されたところであります。 このため、同日直ちに、私を本部長とする危機管理対策本部にさらなる体制強化を図り、県民の皆様に対する迅速かつ正確でわかりやすい情報の提供、入院医療提供体制の整備などの指示を行い、翌二十六日には、県医療提供体制整備チームを設置するとともに、三月六日には、県を初め市長会や町村会、医療機関などから成る
新型コロナウイルス感染症対策協議会を設置し、関係機関の一致結束のもと、刻一刻と変化するフェーズに応じた適切な医療提供体制の充実に取り組んでいるところであります。 さらには、本日お認めをいただいた補正予算をもしっかりと活用し、市中感染の拡大防止はもとより、県民生活や県内経済への影響に対する中小・小規模事業者や農林漁業者初め、県民の皆様方の不安払拭に向け、全力で取り組んでまいります。 一方、全国知事会におきましても、二月五日及び二十一日、国に対し、院内感染対策への支援を初め、医療体制の強化、風評被害やプライバシー保護に配慮した感染者の情報公開に係る統一的な対応指針の提示など、感染拡大の抑制や国民の不安解消に向けた的確な情報提供から成る緊急提言を実施し、これを受け、二月二十五日には、政府において、感染拡大の防止策や医療提供体制の整備を柱とする基本方針が示されたところであります。 こうした状況を踏まえ、同日、会長である私をトップとし、全ての知事、国、全国市長会や全国町村会のメンバーから成る緊急対策本部を設置し、三月五日には、総務省、文部科学省、厚生労働省そして経済産業省の事務次官などを初め、全国都道府県議会議長会会長や全国市長会及び全国町村会の代表にも御出席をいただき、感染拡大を防ぐ医療体制の強化、学校の臨時休業に関する教育及び放課後児童クラブへの配慮及び支援、深刻な影響が生じている地域経済への一歩踏み込んだ支援策など、本日取りまとめる予定の国の緊急対応策第二弾に向け、本県を初め各都道府県の現場の声をしっかりと盛り込んだ対応策を取りまとめ、早速、同五日と翌六日、関係省庁や政府・与党に対し、政策提言を実施いたしたところであります。 あわせて、六日には、新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴う緊急事態宣言が発動された際、国民生活や事業者活動に与える影響に鑑み、総理官邸に対し、法律の必要性やその内容に関する国民への丁寧な説明や、緊急事態宣言を発動する際の判断基準や区域設定の考え方を明確化するよう申し入れたところであり、本日この後、総理官邸で開催される国と地方の協議の場においても、地方六団体を代表して、安倍総理を初め関係閣僚に対し、地方の現状と生の声を強く訴えてまいります。 今後とも、国と心を一つにし、この新たな国難に地方を挙げてしっかりと対応いたしてまいります。 次に、徳島自動車道の四車線化につきまして、本日、国土交通省より、暫定二車線区間の四車線化候補箇所として、徳島自動車道土成-脇町間の約七・七キロメートルが選定され、当該区間において全て四車線化が実現することとなりました。 このことは、機会あるごとに、県議会徳島自動車道整備促進議員連盟を初め関係市町村の皆様方と連携し、四車線化の必要性を強く訴えてきた成果であり、全線四車線化の実現に向け、大きく前進いたしたところであります。ここに、議員各位を初め関係各方面の皆様方に深く感謝を申し上げる次第であります。本当にありがとうございました。 今後とも、四国の大動脈であり、本県の経済、産業の発展や観光振興に不可欠な道路である徳島自動車道の全線四車線化の実現に全力を傾注いたしてまいります。 さて、喜多前議長さん並びに南前副議長さんにおかれましては、これまで常に円滑な議会運営に御尽力を賜り、心から厚く御礼を申し上げる次第であります。 また、新たに選出されました寺井議長さん並びに岡田副議長さんにおかれましては、県議会と私ども理事者が車の両輪として、より一層連携できますよう御尽力賜りますことを心からお願いを申し上げる次第であります。 最後に、議員各位におかれましては、ますます御自愛の上、県勢発展のため御活躍いただきますよう心からお祈りを申し上げますとともに、報道関係の皆様方にも、その御協力に対し厚く御礼を申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。皆様方、どうもありがとうございました。(拍手) ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 今期定例会は、去る二月十二日開会以来、本日までの二十八日間にわたり、令和二年度徳島県
一般会計予算を初め各種提出案件等について終始御熱心に審議を賜り、本日、閉会の運びとなりました。ここに深甚なる敬意と感謝の意を表する次第であります。 また、連日、議会運営に御協力くださいました飯泉知事を初め理事者各位並びに報道機関の皆様方に対しましても、心から御礼を申し上げる次第であります。 今期定例会におきましては、十四か月県土強靱化加速予算、国難打破に向けた災害及び
人口減少対策、医療・福祉の充実、農林水産業や観光の振興、そして
新型コロナウイルス感染症対策など、緊急かつ重要な問題について、また、直面する県政各般にわたる諸課題について、活発な議論が展開されたところであります。 知事を初め理事者各位におかれましては、議員各位から表明された意見や要望を今後の施策に十分反映されますよう、強く要望する次第であります。 特に、
新型コロナウイルス感染症対策に関しましては、県内でも、三月二日以降、県立学校を初め多くの小中高等学校が臨時休校となるなど、県民生活に影響が出てきております。県民の安全・安心な暮らしを守るため、関係機関との連携を図り、感染拡大の防止を徹底するとともに、県民生活への影響が最小限にとどまるよう万全を期していただくことを重ねて要望いたしておきます。 このところ、日ごと暖かさが増し、春めいてまいりましたが、朝夕はまだまだ寒さが残っております。皆様方におかれましては、健康に十分御留意され、県勢発展のため、ますます御活躍されますよう心からの御祈念を申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。(拍手) ────────────────────────
○議長(寺井正邇君) これをもって、令和二年二月徳島県議会定例会を閉会いたします。 午後零時三十九分閉会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△平成31年3月
関西広域連合議会定例会について 令和2年3月10日徳島県議会議長 喜 多 宏 思 殿 徳島県議会議員 岩 丸 正 史 同 岡 佑 樹 同 庄 野 昌 彦 令和2年3月
関西広域連合議会定例会についてこのことについて、次のとおり報告します。連合長提出議案第1号令和2年度関西広域連合
一般会計予算の件原案可決第2号令和元年度関西広域連合一般会計補正予算(第2号)の件原案可決第3号関西広域連合会計年度任用職員の給与及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件原案可決第4号関西広域連合広域計画変更の件原案可決第5号関西防災・減災プラン(総則編及び地震・津波災害対策編)変更の件原案可決第6号関西防災・減災プラン(風水害対策編)変更の件原案可決第7号関西広域環境保全計画変更の件原案可決
△徳島県議会議会改革検討会議結果報告書について(提出) 令和2年3月5日徳島県議会議長 喜 多 宏 思 殿 徳島県議会議会改革検討会議 座 長 岩 佐 義 弘 徳島県議会議会改革検討会議結果報告書について(提出)このことについて、別添のとおり提出します。
△令和2年2月徳島県議会定例会の議案について(提出) 財第484号 令和2年3月10日徳島県議会議長 喜 多 宏 思 殿 徳島県知事 飯 泉 嘉 門 令和2年2月徳島県議会定例会の議案について(提出) このことについて,別添のとおり提出します。第 95 号 令和元年度徳島県一般会計補正予算(第7号)第 96 号 令和元年度徳島県中小企業・雇用対策事業特別会計補正予算(第3号)第 97 号 「未知への挑戦」とくしま行動計画の変更について第 98 号 教育委員会教育長の任命について第 99 号 監査委員の選任について
△議第1号 徳島県交通安全の推進に関する条例の制定について 右の議案を別紙のとおり、地方自治法第百十二条及び徳島県議会会議規則第十四条第一項の規定により提出する。 令和二年三月九日 提 出 者 全 議 員 徳島県議会議長 喜 多 宏 思 殿徳島県交通安全の推進に関する条例目次 前文 第一章 総則(第一条―第八条) 第二章 交通安全県民運動の推進(第九条―第十三条) 第三章 交通安全の確保(第十四条―第十八条) 第四章 危険な運転行為の根絶等(第十九条―第二十一条) 第五章 財政上の措置(第二十二条) 附則 本県において、自動車等の車両は日常生活や経済活動に欠かすことのできない交通手段の一つであり、これによって私たちは多くの恩恵を受けている。 しかし、その一方で、交通事故は尊い県民の命を奪い、残された人々に大きな悲しみを与えるとともに、交通事故に関係する人々の生活の維持を困難にし、社会的、経済的活動に対しても大きな損失を及ぼしている。 近年、高齢者によるブレーキとアクセルの踏み間違い等の運転操作の誤り、運転中の携帯電話の操作、あおり運転等の危険な行為による交通事故が発生しており、県民が様々な要因による交通事故の危険にさらされるおそれが高まっている。 痛ましい交通事故をなくし、真に安全で安心な徳島県を実現するためには、今、改めて、交通安全に対する県民の意識を高め、全ての県民一人一人が真剣に交通安全と向き合い、交通事故を起こさせない社会風土や環境づくりに努めることが重要である。 とりわけ運転者は、交通事故によって尊い命が奪われることがあってはならないことを肝に銘じ、交通道徳に対する意識を高く持って、周囲に配慮した安全運転に取り組まなければならない。 ここに、人命尊重の理念に基づき、県民が安全で安心できる交通環境の確立を目指し、交通事故のない社会を実現するため、この条例を制定する。 第一章 総則 (目的)第一条 この条例は、交通安全に関し、基本理念を定め、県及び運転者等の責務並びに県民、歩行者及び事業者の役割を明らかにするとともに、交通安全に関する必要な事項を定めることにより、交通安全対策の総合的かつ計画的な推進を図り、交通安全意識の高揚及び交通道徳の向上を期し、もって交通事故のない安全で安心な社会の実現に寄与することを目的とする。 (定義 )第二条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。 一 交通安全 道路交通の安全をいう。 二 車両 道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第二条第一項第八号に規定する車両をいう。 三 自動車等 道路交通法第二条第一項第九号に規定する自動車及び同項第十号に規定する原動機付自転車をいう。 四 自転車 道路交通法第二条第一項第十一号の二に規定する自転車をいう。 五 運転者 自動車等を運転する者をいう。 六 事業者 事業を行う法人その他の団体又は事業を行う場合における個人をいう。 七 関係団体 交通安全に関する活動を行うことを主な目的として組織された団体をいう。 (基本理念)第三条 交通安全は、人命尊重の理念に基づき、交通事故のない社会の実現を目指すことにより確保されなければならない。2 交通安全は、県民及び事業者の交通事故のない社会の実現を目指した自主的な取組が促進されることにより確保されなければならない。3 交通安全は、県、市町村その他の関係行政機関並びに県民及び関係団体が、相互に連携を図りながら、協力して、一体となって取り組むことにより確保されなければならない。 (県の責務)第四条 県は、前条に定める基本理念(以下「基本理念」という。)にのっとり、国、市町村、県民、事業者及び関係団体との相互の連携及び協力の下、交通安全に関する総合的な施策を実施する責務を有する。2 県は、市町村、県民、事業者及び関係団体が実施する交通安全に関する取組を促進するため、情報の提供、助言その他の必要な支援を行うものとする。 (運転者等の責務)第五条 運転者は、基本理念にのっとり、交通安全に関する法令(以下「交通安全関係法令」という。)を遵守するとともに、歩行者及び他の車両に危害を及ぼさないようにするなど自動車等を安全に運転しなければならない。2 自転車を利用する者は、当該利用については、基本理念にのっとり、交通安全関係法令を遵守するとともに、徳島県自転車の安全で適正な利用に関する条例(平成二十八年徳島県条例第三号)の定めるところによるものとする。 (県民の役割)第六条 県民は、基本理念にのっとり、交通安全に関する理解を深め、交通安全関係法令を遵守するとともに、県、市町村その他の関係行政機関が実施する交通安全に関する施策及び活動に自主的かつ積極的に協力するよう努めるものとする。 (歩行者の役割)第七条 歩行者は、基本理念にのっとり、道路を通行するに当たっては、交通安全関係法令を遵守するとともに、歩きスマホ(指で画面上をなぞること等により携帯電話又はこれに類する機器を操作しながら歩行することをいう。)その他の車両への注意力が散漫となる行為を慎むなど、道路交通に危険が生じないように努めなければならない。 (事業者の役割)第八条 事業者は、基本理念にのっとり、その事業の用に供する車両の安全な運行を確保するよう努めなければならない。 第二章 交通安全県民運動の推進 (県民運動の推進に向けた環境づくり)第九条 県は、交通安全に関する取組が県民運動として展開されるよう、国、市町村及び関係団体と連携しながら、その環境づくりを推進するために、必要な措置を講ずるものとする。 (県民の自主的な活動の促進)第十条 県は、交通安全に関する地域住民、事業者等による自主的な活動が、各地で活発に展開されるよう、情報の提供、助言その他の必要な支援を行うものとする。 (市町村等への支援)第十一条 県は、交通安全に関する市町村の施策及び関係団体の取組が円滑に実施されるよう、情報の提供、助言その他の必要な支援を行うものとする。 (広報及び啓発)第十二条 県は、交通安全に関する県民の関心及び理解を深めるとともに、積極的な行動が促進されるよう、情報の提供、助言その他の必要な支援を行うものとする。 (交通安全推進期間)第十三条 県は、交通安全について県民の関心と理解を深めるため、交通安全を推進するための取組を集中的に実施する期間を設け、交通安全に関する啓発及び広報並びに県民運動の推進に向けた取組を行うものとする。 第三章 交通安全の確保 (高齢者等の交通安全の確保)第十四条 県は、交通安全の施策の実施に当たっては、高齢者、障がい者、子ども等の交通安全の確保が図られるよう特別の配慮をするものとする。2 運転者は、高齢者、障がい者、子ども等の交通安全の確保に努めなければならない。 (道路の交通環境の整備)第十五条 県は、道路の交通環境の整備を図るため、交通安全施設の整備、交通管制の合理化その他の必要な措置を講ずるものとする。2 県は、前項の措置を講ずるに当たっては、高齢者、障がい者、子ども等の安全の確保が図られるよう配慮するものとする。3 県は、国、市町村及び道路の交通環境の整備を行う機関と連携して、交通事故が多発する箇所において現地の状況を確認し、必要があると認められるときは、各道路の管理者等に対し、必要な措置を講ずるよう要請するものとする。 (公共交通の利用促進)第十六条 県は、交通事故の抑制と県民の移動手段の確保を図るため、市町村及び事業者と連携して、県民の公共交通の利用促進に向けた取組を行うものとする。 (交通安全教育の推進)第十七条 県は、高齢者、障がい者及び外国人をはじめ、全ての県民の交通安全に関する知識の普及及び意識の高揚を図るため、市町村、事業者、関係団体等と連携しながら交通安全教育の推進に必要な措置を講ずるものとする。2 学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第一条に規定する学校、同法第百二十四条に規定する専修学校、同法第百三十四条第一項に規定する各種学校、児童福祉法(昭和二十二年法律第百六十四号)第三十九条第一項に規定する保育所、同法第四十一条に規定する児童養護施設、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(平成十八年法律第七十七号)第二条第六項に規定する認定こども園その他これらに類する施設の長は、その児童、生徒又は学生に対し、交通安全教育を実施するよう努めるものとする。3 高齢者、障がい者等の同居者等は、高齢者、障がい者等の交通安全の確保に必要な助言をするよう努めるものとする。4 事業者は、その従業員に対して交通安全教育を実施するよう努めるものとする。 (調査研究)第十八条 県は、交通安全に関する施策の策定及び実施に必要な調査研究を推進するものとする。 第四章 危険な運転行為の根絶等(危険な運転行為等の防止)第十九条 運転者は、交通安全関係法令を遵守し、常に安全運転の徹底を心掛け、無免許運転、酒気帯び運転、速度違反、携帯電話又はそれに類する機器を操作しながら行う運転、あおり運転(幅寄せ、進路妨害等重大な交通事故につながるおそれがある悪質かつ危険な運転行為をいう。)等の危険な運転行為が交通事故を引き起こす原因となることを認識するとともに、歩行者及び他の車両の安全に配慮しなければならない。2 県は、危険な運転行為の防止に関する広報、啓発その他必要な措置を講ずるものとする。3 事業者は、その従業員に対し飲酒、過労、病気等の理由により正常に運転することができないおそれの有無を確認する等危険な運転の防止に必要な措置を講ずるよう努めるものとする。 (運転者の適切な対応)第二十条 運転者は、自らの身体の機能の状態、健康の状況等を自覚し、自らの体調、運転操作等に不安を覚えるときは、運転を自粛するなど適切に対応しなければならない。 (交通事故被害者等に対する支援)第二十一条 県は、交通事故による被害者及びその家族に対する支援の充実を図るため、相談窓口及び救済制度に関する情報の提供その他必要な措置を講ずるものとする。 第五章 財政上の措置第二十二条 県は、交通安全に関する総合的な施策を実施するため、必要な財政上の措置を講ずるよう努めるものとする。 附則 この条例は、公布の日から施行する。提案理由 交通安全に関し、基本理念を定め、県及び運転者等の責務並びに県民、歩行者及び事業者の役割を明らかにするとともに、交通安全に関する必要な事項を定めることにより、交通安全対策の総合的かつ計画的な推進を図り、交通安全意識の高揚及び交通道徳の向上を期し、もって交通事故のない安全で安心な社会の実現に寄与する必要がある。これが、この条例案を提出する理由である。
△議第2号 徳島県議会委員会条例の一部改正について 右の議案を別紙のとおり、地方自治法第百十二条及び徳島県議会会議規則第十四条第一項の規定により提出する。 令和二年三月九日 提 出 者 寺 井 正 邇 黒 崎 章 岡 佑 樹 須 見 一 仁 中 山 俊 雄 岡 本 富 治 嘉 見 博 之 岩 丸 正 史 杉 本 直 樹 重 清 佳 之 西 沢 貴 朗 臼 木 春 夫 徳島県議会議長 喜 多 宏 思 殿 徳島県議会委員会条例の一部を改正する条例 徳島県議会委員会条例(昭和三十四年徳島県条例第十二号)の一部を次のように改正する。 第二条第一号中「県民環境部」を「未来創生文化部」に改め、同条第四号中「危機管理部」を「危機管理環境部」に改める。 附則1 この条例は、令和二年四月一日から施行する。2 この条例の施行の際現に改正前の徳島県議会委員会条例(以下「旧条例」という。)に規定する総務委員会及び県土整備委員会の委員長、副委員長及び委員である者は、それぞれ改正後の徳島県議会委員会条例(以下「新条例」という。)に規定する総務委員会及び県土整備委員会の委員長、副委員長及び委員となるものとする。3 この条例の施行の際現に旧条例に規定する常任委員会に付議されている請願その他の事件は、新条例の規定により当該事件を所管することとなる常任委員会に付議されたものとみなす。提案理由 徳島県部等設置条例の一部が改正されることに伴い、常任委員会の所管について所要の改正を行う必要がある。これが、この条例案を提出する理由である。
△議第3号 所得税法第56条の見直しを求める意見書 上記の議案を別紙のとおり徳島県議会会議規則第14条第2項の規定により提出する。 令和2年3月9日 提 出者 総務委員長 岡 田 理 絵 徳島県議会議長 喜 多 宏 思 殿 所得税法第56条の見直しを求める意見書 中小事業者は、地域経済の担い手として、我が国経済の発展に貢献してきたところであるが、景気は回復しているというものの、資金繰りや深刻な後継者難、人材不足など様々な面で弱い立場に置かれている。 とりわけ、個人事業主においては、所得税法第56条の規定により、生計を一にする家族従業員に支払った給与は、必要経費として算入しないこととされていることから、事業主の所得から控除される働き分は、配偶者が86万円、子どもなどの家族が50万円とされ、このわずかな控除が所得とみなされるため、社会的にも経済的にも自立できない状況にあり、この税制度が、後継者不足にも拍車をかけている。 ドイツ、フランス、アメリカなど世界の主要国では、「家族従業者の働き分を必要経費」としている中、我が国においても税制度の見直しを求める声が出ている。 平成27年末に閣議決定された、第4次男女共同参画基本計画では、「商工業等の自営業における家族従業者の実態を踏まえ、女性が家族従業者として果たしている役割が適切に評価されるよう、税制等の各種制度の在り方を検討する」と明記されている。 また、これまでに10県議会を含め、多数の自治体の議会が「所得税法第56条の見直し・廃止」の決議・意見書を国に提出している。 地域経済の活性化には、中小事業者の発展が不可欠である。 よって、国におかれては、税の公平性を考慮し、所得税法第56条を見直すよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和 年 月 日 議 長 名提 出 先 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 総務大臣 財務大臣 内閣官房長官協力要望先 県選出国会議員