被害を受けた農家に対して、
農作物技術対策の周知を図るとともに、ほ場や機械・
施設の修復・修繕など
営農回復を図るために必要な経費について、
末端金利が一パーセント程度になる資金が融通されるよう、
県単独地域農業振興事業の
特認事業による
利子補給を実施しております。 (陳 情)
受理番号件 名
処理状況二〇一
吉野川下流域地区国営総合農地防災事業の
促進について
吉野川下流域地区国営総合農地防災事業が早期に完成されるよう配慮願いたい。
吉野川下流域地区国営総合農地防災事業につきましては、国において
平成十年度に
経済対策による
補正を含め、五十三億四千万円(対前年比一一〇・九パーセント)の
事業費を
確保するなど
早期完成に努めているところでありますが、県としても本
地区の
早期完成のため、国に対し、
事業費の
確保について引き続き強く要望してまいります。
文教厚生委員会 (請 願)
受理番号件 名
処理状況一九〇
民間保育園に対する県費の助成について
多くの幼児が市町村の枠を越え
民間保育園によって補完されているため、
一定条件以上のレベルにある
民間保育園に対し、次の
事項が実現されるよう配慮願いたい。
のうち
① 年齢に関係なく
保育園で
保育されている子供の人数に応じて
給食費補助等を行うこと。
① 平成十年度に、
認可外保育施設健康安全普及促進事業を創設し予算計上したところですが、引き続き
入所児童の
処遇向上のための
方策等につきまして調査研究してまいります。一九九
無認可保育所に対する
補助金の交付について
無認可保育所については、
子どもたちの豊かな発達と父母が安心して働き続けられるために、
地域の様々な
保育要求に応えて
保育をしていること等のため、
公共性のある同
保育所に対し
補助金が交付されるよう配慮願いたい。
受理番号一九〇に同じ。 (陳 情)
受理番号件 名
処理状況二八
の一
県立総合文化センターの
建設等について
のうち
一
県立海部病院が
充実整備されるよう配慮願いたい。
一
県立海部病院は、
地域住民に適正な医療を提供していくため、
平成九年四月から新たに
脳神経外科を開設するなど、
施設等の
充実整備に努めているところであります。
今後とも、
地域における
中核病院として、
医療ニーズに合わせた
充実整備を図ってまいりたいと考えております。一一七
の一
身体障害者施策の
拡充等について
身体障害者施策の
拡充等について、次の
事項が実現されるよう配慮願いたい。
のうち
② 老朽化の著しい
県立身体障害者福祉センターを
身体障害者の
意見等を踏まえ早急に改築するとともに、
身体障害種別各団体の効率的な
事務が執行できるように十分な
事務室を
確保すること。
② 平成九年度に策定した
障害者交流プラザ(
仮称)
基本構想、
基本計画に基づき、具体的な検討を進めており、今年度は
施設機能等の検討及び
適地選定作業を行っているところであります。
なお、県域を
活動範囲とする
障害者諸団体の
事務室の
確保については、
基本計画に盛り込んでいるところであります。二一五「
文学館・
書道美術館」(
仮称)の
工業試験場跡地への
建設について
「
文学館・
書道美術館」(
仮称)については、
工業試験場跡地に
建設することにより、列車・
バス等のいずれの
交通機関においても
県下各地から参集しやすいこと等のため、
当該跡地に
建設されるよう配慮願いたい。
「
文学館・
書道美術館」(
仮称)を
工業試験場跡地に
建設すべく
各種準備作業を進めているところであります。二一七 「
文学館・
書道美術館」(
仮称)の
工業試験場跡地への
建設について
「
文学館・
書道美術館」(
仮称)については、
工業試験場跡地に
建設することにより、
交通機関の中心である
徳島駅から徒歩で行けること等のため、
当該跡地に
建設されるよう配慮願いたい。
受理番号二一五に同じ。 総合交通対策特別
委員会 (陳 情)
受理番号件 名
処理状況四八四国横断自動車道整備事業における大麻比古神社周辺の景観対策について
四国横断自動車道整備事業に関し、次の
事項が実現されるよう配慮願いたい。
① 大麻比古神社の大鳥居周辺から高速道路を走行する車両が望観されないこと及び同神社の大鳥居周辺に係る高速道路の遮蔽は樹木をもって行い、人工構造物では行わないこと。
② 同神社の大鳥居については、県内外の氏子崇敬者の浄財によって建立された信仰の対象物であること等のため、四国横断自動車道と同神社大鳥居の位置関係によって、同神社の尊厳が著しく損なわれないよう方策を検討すること。
日本道路公団は、四国横断自動車道
建設に伴う大麻
地区の景観について、「四国横断自動車道大麻
地区景観検討
委員会」及び「四国横断自動車道大麻
地区事業調整部会」を設置し、高速道路と周辺景観の調和が図られるよう、事業計画を調整してまいりました。
この事業計画について、
平成十年八月十九日に調印された地元の設計協議において了解が得られたところであります。四九四国横断自動車道整備事業における大麻比古神社周辺の景観対策について
四国横断自動車道が大麻比古神社の近傍を通過することにより遮断される参道等について、単なる道路の修景及び公害対策を行うだけでなく、同神社独特の尊厳を維持し、同神社周辺の景観を損なわないよう配慮願いたい。
受理番号四八に同じ。 ────────────────────────
△教総第391号 (
参照) 教総第391号
平成10年9月29日
徳島県議会議長 俵
徹太郎 殿
徳島県
教育委員会委員長 原 田 弘 也 請願・
陳情の
処理経過及び結果について(
平成10.3.25
徳議第119号に対する
報告) このことについては,別添のとおりです。 ────────────────────────
△請願・
陳情処理経過及び結果
報告 平成十年二月
採択分 文教厚生委員会 (陳 情)
受理番号件 名
処理状況二〇二障害児学級の設置等について
障害児学級で学ぶ子供たちの教育環境を改善し、教育効果を高めるため、次の
事項が実現されるよう配慮願いたい。
のうち
③ 障害児教育に対する熱い情熱と冷静な頭脳を持った教員を育てること。
③ 障害児学級担任につきましては、教職経験が豊富で障害児教育に理解を持った教員を充てるよう配慮するとともに、国・県立障害児教育諸学校との人事交流を進め優秀な教員の
確保に努めております。
また、現職者に対しては、障害児学級新担任者研修を始め各種専門研修を実施し、専門的・実践的な指導力の向上に努めております。
さらに、
平成一〇年度からは、
地域障害児教育センター機能充実事業を実施し、障害児学級担任に対する障害児教育諸学校の持つ教育力の提供にも努めて参ることとしております。 ────────────────────────
○
議長(
俵徹太郎君) 諸般の
報告は以上であります。 ────────────────────────
○
議長(
俵徹太郎君) これより本日の日程に入ります。 日程第一、「
会議録署名者の指名」を行います。
会議録署名者は、
議長において、 近 藤 政 雄 君 吉 田 忠 志 君 榊 武 夫 君 森 本 尚 樹 君の四君を指名いたします。 ────────────────────────
○
議長(
俵徹太郎君) 次に、日程第二、「
会期決定の件」を議題といたします。 お諮りいたします。 今期
定例会の会期は、本日から十月二十三日までの二十五日間といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○
議長(
俵徹太郎君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は、本日から十月二十三日までの二十五日間と決定いたしました。 ────────────────────────
○
議長(
俵徹太郎君) 次に、日程第三、「
議案第一号・
平成十年度
徳島県
一般会計補正予算(第二号)より第二十二号に至る計二十二件」を議題といたします。 以上の二十二件について、提出者の
説明を求めます。 圓藤
知事。 (圓藤
知事登壇)
◎
知事(圓藤寿穂君) 本日、九月県議会
定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙中にもかかわりませず御出席をいただき、まことにありがとうございます。 初めに、去る十四日、県女性リーダー養成海外派遣事業ニュージーランド訪問団のお二人の団員が、同国内の飛行機事故により亡くなられました。 お二人とその御遺族に対し、深く哀悼の意を表しますとともに、心から御冥福をお祈り申し上げます。 県といたしましては、事故発生後、直ちに対策本部を設置し、同国政府を初め関係者の献身的な捜索活動や御支援のもと、全力を挙げて対応に当たってまいりましたが、大変残念な結果となりました。今後、御遺族に対し、誠心誠意対応させていただきますとともに、これからの施策において、参加者の安全
確保については、より一層万全を期してまいりたいと考えております。 次に、土木行政をめぐる不祥事についてであります。 一連の
建設業法違反事件に端を発し、競売入札妨害事件に関与して、職員二人が
徳島地方検察庁に書類送検されましたことにつきましては、公正、厳正に執行されるべき公共土木工事において、あってはならない出来事であり、県行政に対する県民の信頼を大きく損ねたことにつきまして、議員各位を初め県民の皆様方に心からおわび申し上げます。 これらの事件への対応といたしまして、
建設業法違反容疑で摘発された業者については、その
建設業の許可を取り消し、施工中の県工事の契約解除を行いました。 また、職員による入札妨害につきましては、事件発覚後速やかに事実関係について県独自の調査を行い、最終的に不起訴処分とされたとはいえ、現職公務員が書類送検されたという事実を厳粛に受けとめ、関係職員に対して停職処分を含む厳しい措置を行うとともに、綱紀の粛正とあわせて再発防止策の取りまとめを行ったところであります。 具体的には、発注部門と工事検査部門を明確に分離し、より適切な工事施行の
確保に努めるため、去る二十四日、工事検査室を設置し、工事検査業務の独立化を図ったところであります。 また、
建設業の改善に関する重要
事項を調査、審議し、より健全な土木行政の
確保に資するため、
徳島県
建設業懇話会を設置するとともに、
建設業許可及び経営審査にかかわる審査体制を強化することといたしました。 さらに、職員が不当な要求に屈することのないよう、土木行政全般にかかわる職員の統一的な行動規範としてのマニュアルを作成するほか、警察当局との連携強化にも積極的に取り組むこととし、これらの対策を順次速やかに実施してまいりたいと考えております。 私自身、こうした不祥事を二度と発生させてはならないとの重大な決意のもと、県民の皆様方から信頼され、期待を寄せられる県行政の確立に向け、職員の先頭に立って最大限の努力をしてまいります。 次に、
平成十年度
一般会計補正予算案を初めとする提出
議案の御
説明に先立ち、県政に取り組む私の所信を申し述べますとともに、当面する県政の重要課題について御
報告申し上げ、議員各位を初め県民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 県民待望の明石海峡大橋開通から半年近くが過ぎ、さまざまな効果、影響があらわれております。 開通後八月末までの五カ月間の一日平均交通量は、明石海峡大橋では本州四国連絡橋公団の予測を上回っており、また大鳴門橋においても、昨年の同時期と比較して約二倍になっております。 次に、
徳島─阪神間の高速バスの輸送実績につきましても、おおむね順調に推移しており、阿波踊り、帰省、夏休みなどが重なった八月には、最も高い乗車率となっております。 特に、観光やサービス業の面では、この夏は天候に恵まれたこともあり、
徳島市阿波踊りにおいて、過去最高の百四十九万人の人出を記録したことを初め、県内各地におきましても、例年以上の観光客をお迎えするなど、所期の成果を得たことは歓迎すべきことであります。 また、この機会に
徳島の魅力を全国に情報発信するため、神戸─鳴門ルート全通記念事業として、さまざまな催しを順次開催しておりますが、当初の予想を上回る参加者を得、多くの感動や激励の言葉をいただくなど、架橋効果の拡大に大いに寄与しているものと考えております。 今後、この効果を県内隅々まで行き渡らせるとともに、一過性に終わらせることのないよう着実なものとし、将来に生かすため、創意や工夫を重ねることが重要であることは言うまでもありません。 明石海峡大橋の開通は、到達点ではなく、むしろ新たなスタートラインであり、この本県発展のための大きなポテンシャルの変化をさらに活用するため、県といたしましては、引き続き高速道路の整備
促進と関連する交通ネットワークを中心とした社会資本整備を積極的に推進し、経済活動や県民生活のための基盤整備に努める必要があると考えております。 そのため、国の総合
経済対策を好機ととらえ、社会資本整備の一層の推進を図るため、私が先頭に立って公共事業の積極的な獲得に努め、今回の
補正予算案に反映したところであります。 一方、いつの時代においても、
地域振興の主人公は
地域に住む人々であり、新たな交流の時代においては、ますます
地域の個性というものが大切になってきており、それぞれの
地域の方々とともにその個性を新たな
徳島の魅力として創出する取り組みが、今後さらに重要になるものと考えております。 脇町うだつの町並みが、新たな
徳島の観光拠点として脚光を浴びつつあるように、それぞれの
地域において身近な資源をこれまでと異なった視点と知恵により活用することで、新たな魅力の創造が可能となると考えております。 県としましては、みずからの役割を的確に果たすとともに、主体的、自主的な
地域における懸命の御努力に対し、できる限りの支援を行うことにより、架橋新時代において県内各地の個性豊かな輝きが開花し、本県全体の基本目標である、いのち輝く世界の郷として結実できますよう、精いっぱい努力してまいる所存でありますので、議員各位を初め県民の皆様方の御支援、御協力をお願い申し上げます。 なお、先月十九日から二十二日まで、中華人民共和国を訪問し、第十九回近畿青年洋上大学の学長として若者たちと交流し、
意見交換を行うとともに、県貿易協会と青島市国際交流センターとの友好交流を目的とする協議書の締結に立ち会うほか、同市に進出している本県企業を訪問してまいりました。 若人との交流からは、若者らしい悩みの中で一生懸命努力しようとする姿勢に感動し、次の世紀の担い手としての信頼感と大いなる期待を抱いたところであります。 また、目覚ましい経済発展を遂げつつある中国の現状に接するとともに、本県進出企業が良好な協力関係を構築し、優良企業として高い評価を得ていることを心強く感じたところであり、こうした交流の深まりは、今後必ずや本県の活性化に寄与するものと確信しております。 次に、当面する県政の重要課題について諸般の
報告と所信を申し上げたいと存じます。 第一点は、介護保険制度の施行準備についてであります。
平成十二年度から施行される介護保険制度の円滑な導入を図るため、順次明らかにされる具体的な制度内容に関して、市町村を初め関係機関、団体等に御
説明し、また相互に検討、協議を重ねながら、各種準備に鋭意取り組んでいるところであります。 特に、当面各市町村において、来年十月から本格的に実施される要介護
認定業務を、公正、公平かつ迅速に行うための試行事業に取り組むとともに、介護保険事業計画の策定に向けた高齢者等実態調査を実施しており、今回の
補正予算案におきましても、当該調査等に要する経費への補助を増額するなど、支援強化を図ったところであります。 県としましては、来月実施する実務研修受講試験などにより、介護保険制度において重要な役割を担う介護支援専門員の養成に努めるなど、制度の円滑な導入のために必要な支援に努めてまいりたいと考えております。 第二点は、ボランティア先進県に向けた取り組みについてであります。 まず、本県のボランティア活動の一層の振興を図るため、市町村における活動推進のかなめとなる資質の高いコーディネーターを養成するほか、体系的な研修を実施するボランティア学習ネットに鋭意取り組んでおります。 また、その研修の一環として、今回の県総合防災訓練に初めて災害救援ボランティアが参加し、実施訓練を行うとともに、高校生等を対象とした社会福祉
施設におけるサマーチャレンジ・ボランティアワークを実施するなど、県内におけるボランティアの輪が確実に広がっていることを心強く感じる次第であります。 今後、さらに、ボランティア活動振興の基盤整備、環境づくりを進め、豊かで活力のある
地域社会を築いてまいりたいと考えており、特定非
営利活動促進法施行条例を提案し、ボランティア活動を初めとする、市民が行う自由な社会貢献活動の健全な発展を促進することといたしました。 第三点は、環境基本条例の制定に向けた取り組みについてであります。 本県の環境政策の基本的方向を明らかにする環境基本条例のあり方について、去る七月に県環境審議会から答申がなされました。 答申では、私たちが本県の豊かな環境資源、さらには地球全体の環境を健全な状態で将来の世代に継承する責務を担っているとの認識のもと、環境への負荷の少ない循環を基調とした経済社会活動を
促進し、人と自然とが共生する住みやすい
徳島づくりを目指して、県、市町村、事業者、県民が自主的、積極的に取り組むべき責務を明らかにしております。 また、県が環境の保全及び創造に向けて推進すべき基本的施策や地球環境問題への取り組み方策を示し、これらを総合的、計画的に進めるよう求めております。 今後、この答申を尊重し、条例案を
平成十一年二月
定例会に提出するよう鋭意取り組んでまいります。 第四点は、道路整備を初めとする基幹交通体系の整備についてであります。 まず、高速自動車道の整備についてであります。 四国縦貫自動車道の美馬─井川池田間につきましては、初めて吉野川にかかる吉野川橋が、先月十五日に完成するなど、主要な構造物等の工事もほぼ終了し、来年春の供用に向けて着実に事業進捗しております。 次に、井川池田─川之江間につきましては、
平成十一年度供用予定区間として概算要求がなされ、主要な構造物等の工事の進捗も約七四%と順調に進んでおり、今後は残る課題である家屋の早期移転等に全力を傾注し、予定どおり供用できるよう、引き続き最大限の努力をしてまいります。 次に、四国横断自動車道の鳴門─板野間につきましては、先月、鳴門市板東
地区及び檜
地区において設計協議が完了し、この結果、全体十四
地区のうち十三
地区において設計協議が調いました。 さらに、板野町吹田
地区において、先月、用地の団体交渉が妥結しましたが、これにより、全体延長の約四七%の団体交渉が調ったことになります。 今後は、残る一
地区の設計協議が早期に完了するよう、地元市ともども日本道路公団に協力してまいりますとともに、協議が完了した
地区につきましては、用地の団体交渉に着手し、早期の用地取得に向け努力してまいります。 また、小松島─鳴門間につきましては、日本道路公団の行う、施行命令に向けての各種調査が早期に終了できるよう協力するとともに、地元市町ともども、早期に施行命令が出され、事業着手されるよう国に要望するほか、阿南─小松島間につきましても、できる限り早い時期に整備計画区間に格上げされるよう、関係市町村や関係団体とともに国に働きかけてまいりたいと考えております。 次に、
地域高規格道路を初めとする道路網の整備についてであります。 まず、阿南安芸自動車道の整備区間として事業が進められております一般国道五十五号日和佐道路につきましては、日和佐町において設計協議が調い、新たに用地測量調査に着手しております。 また、
徳島環状道路のうち、一般国道百九十二号
徳島南環状道路につきましては、
地区ごとに設計協議等が進められており、県としましては、今後とも
建設省に積極的に協力し、事業
促進を図ってまいります。 一方、これに接続する県道
徳島環状線及び都市計画道路
徳島東環状線につきましては、現在精力的に用地取得に努めているところであり、県道
徳島環状線の
徳島市川内
地区では、新たに測量調査に着手いたしました。 今後とも、
徳島都市圏の交通渋滞緩和や健全な
地域形成を図るため、放射環状道路の整備を積極的に進めてまいります。 このほか、道路利用者の休憩、情報提供、
地域連携の場として整備を進めてまいりました道の駅「にしいや」が、先月一日にオープンし、祖谷地方を訪れる観光客の利便性を高めるとともに、
地域振興にも資するものと考えております。 今後とも道の駅の整備を推進するとともに、充実した観光情報提供
施設を併設することなどにより、
地域の振興と交流の活性化に努めてまいりたいと考えております。 次に、
徳島空港拡張及び空港周辺整備についてであります。
徳島空港拡張事業及び空港周辺整備事業は、本県の重要課題として、その推進に積極的に取り組んでいるところであります。 現在、事業着手に向けて環境影響評価の諸準備を進めているところでありますが、来年六月からの全面施行を予定している環境影響評価法が、本年六月から先行して適用できるようになりました。 そのため、より一層、環境の保全と調和を図るため、この法律を先取りして新たな手続による環境影響評価に取り組むこととした次第であります。 県としましては、速やかにこの手続を行うとともに、引き続き松茂町を初め関係者や住民の方々の御理解と御協力をいただきながら、空港拡張事業と周辺整備事業の一体的かつ着実な推進に努めてまいりたいと考えております。 第五点は、吉野川第十堰
建設事業及び細川内ダム
建設事業審議
委員会についてであります。 世界的な異常気象の影響もあり、各地で大規模な自然災害が発生しております。 特に、中国の長江流域における記録的な豪雨による甚大な被害や、我が国においても台風七号等による本県被害を初め、先月来の関東、東北
地区を中心とした幅広い
地域で相当の被害が生じておりますことは、治水対策を初めとする防災対策の重要性を改めて喚起するところであります。 こうした中で、吉野川第十堰
建設事業につきましては、現在
建設省において新しい法律に基づく環境影響評価のための準備が進められているところであります。
平成十一年度の概算要求の中では、第十堰の改築について、特定多目的ダム
建設事業から直轄河川改修事業に変更されましたが、県といたしましては、流域住民の生命、財産を守り、住民生活と経済活動を支えるためには、可動堰への改築は不可欠であると考えております。 そのため、引き続き住民の方々に対して、既存の利水機能を
確保し、治水における安全性を高めるという第十堰の役割と改築の必要性について十分御理解いただくため、
建設省ともども広報活動に努めるとともに、
建設省の環境影響評価や各種調査が的確に実施され、住民の合意形成を図りながら、早期に工事着手されるよう、強く要望してまいりたいと考えております。 また、細川内ダム
建設事業審議
委員会につきましては、いまだ設置に至っておりませんが、今後とも木頭村長との話し合いを粘り強く行い、早期に審議
委員会が設置できますよう努力してまいりたいと考えております。 第六点は、公共下水道の整備を初めとする生活排水対策についてであります。 生活排水対策につきましては、
平成十一年度政府予算の編成に当たり、県の最重点要望
事項として公共下水道、集落排水
施設及び合併処理浄化槽等の汚水処理
施設の総合的な整備のほか、新たに旧吉野川流域下水道の整備について要望いたしました。 その結果、旧吉野川流域下水道事業が
平成十一年度の新規着手事業として概算要求されたところであります。 今後も引き続き、豊かで美しい環境を保全するため、旧吉野川流域下水道の早期実現に努めるなど、生活排水対策の総合的な推進が図れるよう、全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。 第七点は、第十八回全国豊かな海づくり大会の開催についてであります。 本大会につきましては、昨年六月の実行
委員会の設立以来、鋭意準備を進めてまいりましたが、「つくる海 まもる海から 豊かな未来」をテーマに、来る十一月十五日、鳴門市において、全国から多くの参加者をお迎えして開催する運びとなりました。本大会を漁業者と
地域住民とが一体となった豊かな海づくりへの取り組みを推進していく契機とするとともに、幅広く県民の参加を得ながら、全国に本県の魅力を発信してまいります。 次に、今回提出いたしました
補正予算案につきまして、その主な内容を御
説明申し上げます。 今回の
補正予算は、当初予算が年間を通ずる総合予算として編成されておりますので、その後の国庫支出金等の決定によるもの及び当初予算編成後に事情変更があり、予算措置が必要となった事業につきまして、それぞれ所要の予算措置を講ずることといたしました。 特に、県税収入が当初の見積もりを下回るなど、極めて厳しい財政状況の中ではありますが、財政健全化推進プログラムに掲げた健全化目標にも配慮しつつ、一般公共事業の積極的な獲得とあわせて、県単独公共事業についても、可能な限り総枠の
確保に努め、六月
補正予算に引き続き国の総合
経済対策に呼応することにも意を用いたものであります。 まず、公共事業につきましては、土木、農林水産関係における国庫補助事業の決定に伴い、国直轄事業負担金と合わせて五十三億九千六百三十五万三千円を追加計上することといたしました。 また、県単独公共事業につきましては、県民生活に直結した道路、河川等の整備を推進するため、土木、農林水産関係で三十九億六千二百二十万円を追加計上するとともに、公共
施設の適切な維持管理を図るため、県単独維持補修事業に八億七千百万円を追加計上いたしました。 これらにより、県単独公共事業を含む
補正後の公共事業関連予算全体の
事業費としては、過去最大の規模を
確保したところであります。 次に、少子・高齢化社会に対応するため、市町村等が実施する老人福祉
施設や
保育所の整備に配意するとともに、子育て支援といたしまして、積極的に乳児
保育を行う
保育所に対する助成について、実施
保育所数を拡大し、乳児の入所待機の解消を図ることといたしました。 さらに、障害児の
保育を推進するため、障害児の受け入れに必要な
施設整備等を行う
保育所に対し、新たに助成するなど、
障害者の福祉対策についても、所要の予算を計上いたしました。 次に、中山間
地域対策といたしまして、多様な公益的機能を有する棚田
地域等の保全活動を積極的に支援するため、新たに基金の積み立てを行うことといたしました。 また、産・学・官の連携
促進による県内企業の技術力強化を支援するため、基盤的技術産業集積活性化計画の主要
施設として、共同研究用のスペースや貸し研究室、産学官交流サロン等を備えた産業支援センター(
仮称)を
建設することといたしました。 以上、歳出予算につきまして、その概要を申し上げましたが、この結果、
一般会計補正予算額は百六十一億四百八十万六千円となり、その財源の主なものとしては、 地方交付税 十四億千五百五十三万二千円 国庫支出金 四十九億二百四十七万円 繰 越 金 三十二億千三百六十八万三千円 県 債 六十七億八千八百万円となっております。 その結果、
補正後の予算額は、五千九百四十億九千十六万三千円となります。 このほか、特別会計三件、企業会計一件につきましても、それぞれ所要の
補正を行うことといたしました。 特に、中小企業近代化資金貸付金特別会計については、ベンチャー企業創出支援基金の増額を行うため、また港湾等整備事業特別会計については、橘湾公共用地計画推進事業及び小松島港赤石
地区整備事業における公共事業の進捗に伴う関連事業の
促進を図るため、それぞれ所要の
補正を行うものであります。 予算以外の提出案件といたしましては、条例案五件、決算の
認定五件、その他の案件七件であります。 そのうち主なものについて御
説明申し上げます。 第七号
議案は、特定非営利活動
促進法が制定されたことに伴い、同法の施行に必要な
事項を定める必要があり、条例を制定するものであります。 第九号
議案は、港湾
施設の適正な利用をさらに推進するため、港湾
施設の占用または使用の許可の基準を定める等の必要があり、条例の一部
改正を行うものであります。 第十一号
議案から第十六号
議案までは、工事の
請負契約等についてそれぞれ議決を経るものであります。 以上、概略御
説明申し上げましたが、その詳細につきましては、お
手元の
説明書等を御
参照願うこととし、また御審議を通じまして御
説明申し上げたいと存じます。 十分御審議くださいまして、原案どおり御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ────────────────────────
○
議長(
俵徹太郎君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 ────────────────────────
○
議長(
俵徹太郎君) お諮りいたします。 明九月三十日は議事の都合により、十月一日、十月二日及び十月五日の三日間は
議案調査のため、それぞれ休会といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○
議長(
俵徹太郎君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 十月三日及び十月四日は、県の休日のため休会、十月六日再開いたします。 ────────────────────────
○
議長(
俵徹太郎君) 本日は、これをもって散会いたします。 午前十一時二十四分散会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━...