徳島県議会 > 1997-12-05 >
12月05日-03号

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  1. 徳島県議会 1997-12-05
    12月05日-03号


    取得元: 徳島県議会公式サイト
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    平成 9年12月定例会   平成九年十二月徳島県議会定例会会議録(第三号) 平成九年十二月五日    午前十時三十六分開議      出席議員計四十二名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     岡  本  富  治 君     二  番     藤  田     豊 君     三  番     橋  本  弘  房 君     四  番     大  西  章  英 君     五  番     長  池  武 一 郎 君     六  番     森  本  尚  樹 君     七  番     谷     善  雄 君     八  番     山  田     豊 君     九  番     久 次 米  圭 一 郎 君     十  番     庄  野  昌  彦 君     十一 番     冨  浦  良  治 君     十二 番     樫  本     孝 君     十三 番     来  代  正  文 君     十四 番     猿  瀧     勝 君     十五 番     竹  内  資  浩 君     十六 番     長  尾  哲  見 君     十七 番     福  山     守 君     十八 番     西  沢  貴  朗 君     十九 番     吉  田  忠  志 君     二十 番     北  島  勝  也 君     二十一番     杉  本  直  樹 君     二十二番     佐  藤  圭  甫 君     二十三番     亀  井  俊  明 君     二十四番     遠  藤  一  美 君     二十五番     柴  田  嘉  之 君     二十六番     児  島     勝 君     二十七番     原     秀  樹 君     二十八番     川 真 田  哲  哉 君     二十九番     俵     徹 太 郎 君     三十 番     大  田     正 君     三十一番     榊     武  夫 君     三十二番     平  岡  一  美 君     三十三番     四  宮     肇 君     三十四番     近  藤  政  雄 君     三十五番     湊     庄  市 君     三十六番     木  村     正 君     三十七番     元  木     宏 君     三十八番     中  谷  浩  治 君     三十九番     大  西     仁 君     四十 番     阿  川  利  量 君     四十一番     谷  口     修 君     四十三番     木  内  信  恭 君   ────────────────────────  出席職員職氏名     事務局長     飛  田  昌  利 君     次長       林     祐 次 郎 君     議事課長     河  野  博  喜 君     調査課長     栗  栖  昭  雄 君     議事課課長補佐  渡  部  荘  三 君     調査課課長補佐  森  住  孝  義 君     主査兼議事係長  木  村  輝  行 君     委員会係長    日  関     実 君     事務主任     島  尾  竜  介 君     主事       香  川  和  仁 君     同        日  下  栄  二 君     同        吉  成  浩  二 君   ────────────────────────  出席速記者氏名     速記者      井  上  順  子 君   ────────────────────────  列席者職氏名     知事       圓  藤  寿  穂 君     副知事      滝  沢  忠  徳 君     出納長      坂  本  松  雄 君     企業局長     杢  保  謹  司 君     総務部長     三  村     亨 君     企画調整部長   牧  田     久 君     保健福祉部長   松  本     学 君     環境生活部長   須  見  照  彦 君     商工労働部長   塚  田  桂  祐 君     農林水産部長   野  田  浩 一 郎 君     土木部長     桂  樹  正  隆 君     財政課長     平  川     薫 君     財政課課長補佐  市  川  義  博 君   ────────────────────────     教育委員長    齊  藤  晴  男 君     教育次長     佐  藤     功 君   ────────────────────────     人事委員長    小  出  博  己 君     人事委員会事務局長篠  原  啓  之 君   ────────────────────────     公安委員長    白  神     進 君     警察本部長    小  野  正  博 君   ────────────────────────     代表監査委員   大  和     恒 君     監査事務局長   辰  巳  真  一 君   ────────────────────────  議 事 日 程   第三号   平成九年十二月五日(金曜日)午前十時三十分開議 第一 県政に対する一般質問         (四   名) 第二 議案自第一号至第十八号、計十八件   (質   疑)                       〔委員会付託(第十二号を除く)〕   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) これより本日の会議を開きます。   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 直ちに本日の日程に入ります。 日程第一、「県政に対する一般質問」を前回に継続して行います。 十三番・来代正文君。   〔庄野議員退席出席議員計四十一名となる〕   (来代議員登壇) ◆十三番(来代正文君) どうもおはようございます。 ここから拝見させていただきますと、なぜか皆さん一味違った、生き生きとしたものが感じられます。光り輝いておられます。議会が活性化されたからでしょうか。それとも知事さんの言う一隅の光がここ議場いっぱいに輝いておられるからでしょうか。そういえば、代表質問に限ってでありますが、持ち時間が一人十分間ふえました。きのうもその活性化にふさわしい、すばらしい質問がなされました。それに答えた理事者の表情にも何となく満足感が感じられます。そういえば、代表質問の日は決まって議会が延長されます。この時間が三十分延長されますと、これは事務局のまとめなんでありますが、約三十四万円の基準外賃金と、一万三千七百四十一円の電気代がかかるそうであります。これが年四回となりますと、およそ百四十三万円。ちょうど土木部が始末して残した食糧費と同じ額だそうであります。もっとも議論の内容は経費でははかり切れるものでありませんが、私はそれ以上のものであったと認識をしております。これは本気であります。 さて、世の中一瞬とか、まばたきとか申しますが、時が過ぎ行くのは本当に早いものであります。思えば、一年前、私がこの席で、チョベリバとかルーズソックスといった若い女性の流行語を持ち出しましたが、もうその言葉は影も形もありません。今は紺ハイなる新しいファッションの時代に入っておりますし、キキ&ララちゃんや、キティちゃんなる持ち物もはやっております。まさに去年は想像だにしなかったものであります。知事さん、この意味わかります、言葉。──これが若さのバロメーターであります。 こうした中、相も変わらず、水戸黄門の印篭のごとく決まって出てまいりますのが、理事者の伝統の言葉、「検討する」であります。そしてこのごろ特に目立って多くなってきたのが、最初に「おやっ」と思わせておきながら、やっぱり何にもしない、「しかしながら」という言葉であります。この「しかしながら」が、前回は二十九回、実に「検討」と合わせて五十回も使われております。知事さん、覚えてますか。まさに県庁の三種の神器の一つとなっているのであります。 どうか、光り輝いておられる理事者の皆さん、今度は理事者の活性化委員会でもと思いましたが、答弁もさらに十分延びると大変と思われますので、どうかそういうのはおつくりにならないで、普通の言葉で、まず結論からより短くお答えいただければ幸いと、大きく御期待を申し上げながら質問に入ります。 このいつまでも残る言葉とは裏腹に、県庁用語で既に消え去ったのが「三〇〇〇日の徳島戦略」であります。議会のたびにあれほど騒いだ「三〇〇〇日の徳島戦略」という言葉は、一体どこに行ってしまったんでしょうか。シャボン玉のように消え去ったのでしょうか。それとも、余りうまくいかなかったから、県庁全体がみんなで口をつぐんでいるんでしょうか。まあそれはそれでいいとして、このごろでは何かというと真っ先に出てまいりますのが、行財政改革であります。それも、「お金がないから予算はつけれない」、簡単に言えばよくわかるものを、「行財政の構造改革のためのサマーレビューを行い」とか、「社会整備に伴う地域の利便性を持って、投資的経費を見直し」とかいったように、やけに難しい言葉ばかりを使っておられます。 これもまさかと思うんですが、難しい言葉を使うことが、我々は頭がいいんだ、一般人とは違うんだと、ただ単に格好をつけているだけではないんでしょうか。それとも、難しい言葉で政治を余計にわかりにくくして、私たちを煙に巻いているんでしょうか、ちょっと疑ってみたくなります。 さて、国は、銀行や証券会社には惜しげもなく金を使いたがっているようであります。税金であります。また、知事さんも所信表明の中で特に取り上げておられましたが、国の組織の一府二十一省庁から一府十二省庁にすることで、行政改革がいよいよ仕上げの段階に入ったがごときの印象を与えております。が、しかし、首相が火だるまどころか、解け解けの雪だるまの状態で、一府十二省庁になったところで、お役人の数がそんなに減るわけではございません。人件費がそれだけ減るわけでもございません。県庁だって、医務課が保健福祉政策課とかいったように、ほとんどの課が難しい名前に変わりましたが、結果は全く同じか、むしろ余計にわかりにくくなったじゃないですか。また、県は何となく国民を無視している感のする国の動きに歩調を合わせて、さらに財政を引き締めようとしておられますが、これとても、簡単に言えば、国がつくった赤字のツケを国民や県に一方的に押しつけ、どうしようもなくなった県が、最後のツケを県民に回そうとしているだけではないんでしょうか。 知事さんは、来年度の予算編成の方針の中で、県債残高が五千七百億円にもなってしまった。そのために、新年度は予算を大幅に見直し、県単独の公共事業はマイナス一〇%、そのほかの公共投資は、対前年比七%の額を上回らせないと、かなり厳しい方針を打ち出されておりますが、この多額の借金は、私たちがすべて返済しなければならないんでしょうか。私たちがぜいたくしてつくった借金でしょうか。県西部に住んでいる私たちから見れば、そんなに借金ができるほどすばらしいプロジェクト事業は見たことがありません。それほどぜいたくに暮らしてきた覚えも全くありません。むしろ来る日も来る日も一生懸命働いて、数年に一回風邪を引くか、歯が痛んだぐらいでそんな頻繁にお医者にかかることもなく、取られるがままにと申しますか、言われるがままに税金を納めてきたではありませんか。それが何で借金が五千七百億円にも上ったんでしょうか。こつこつとまじめに働いてきた私たちが、私たちの数倍、数十倍もの給料をもらっている銀行や証券会社のために、また札束を片手に毎日毎日ぜいたくのし放題をしてきた一部の人間のために、どうして犠牲にならなければならないんでしょう。 そこで、お伺いをいたしますが、本当に県単独の公共事業は、一律一〇%も減るんでしょうか。私は、必ず要るものと欲しいものは違うんだ。欲しいものは辛抱してもやむを得ないが、必要なものは、たとえ公共工事でも減らしてはいけないと考えるのであります。公共工事に携わる人の中には、県の方針を聞くたび、あすの生活を心配しているが、この話を聞いて暗くなっていくんです。知事さんに御所見をお伺いいたします。 また、知事さんは、どこに住んでいても平等な「一隅を照らす県政」の推進に当たりたいと繰り返し述べておられますが、私はここで、政治の光がこれまで余りというよりも、ほとんど当たらなかった県西部の状況についてお伺いをいたします。 それは、知事さんの言う、交流の時代に対応した三好郡へのコンベンション建設計画についてであります。 私は、これまでの県の計画を見る限り、余りにも画一的で、余りにもありきたりの計画ばかりではなかったのかと心配するのであります。当然コンベンションが建設をされますと、ホテルも必要でありましょうし、食事や買い物といったアフターコンベンションも必要でありましょう。しかし、県西部の状況はいかがでありましょうか。今の県西部の現状では、仮にコンベンション施設が完成したとしても、宿泊施設や駐車場も不十分で、このままでは到底訪れた人たちに満足して帰ってもらうわけにはまいりません。また、莫大な維持管理費を独力で払えるほどの余裕もありません。 そこで、私が提案したいのは、コンベンションを単独の形でつくるのではなく、大規模な商業施設を核とした商店街の再開発を行ってほしいのであります。コンベンションの下に大型のスーパーがあるとか、あるいはホテルやデパートの中にコンベンションがあってもいいじゃないですか。そしてまた、この経営に当たるのも、これまでのように、いかめしい顔をした県庁のOBや、どっかの会社のOBが殿様商売をするのではなく、大手のスーパーや旅行会社など、公募型にして、大いに経営者の誘致作戦も図ってほしいのであります。 県は、アスティや文化の森などに毎年二十八億円もの維持管理費がかかり、その対策や言いわけにかなり頭を痛めているではないですか。この方法だと維持管理費もかなり節約できるのではないかと期待できるんではないでしょうか。しかし、県は、何かと言うと理屈をつけてうまく結論を引き延ばし引き延ばししようといたしますが、そんなに時間の余裕もないはずであります。 このコンベンション建設計画を新しい手法で取り組まれる考えはないか、知事さんにお伺いをいたします。 さて、知事さん、知事さんの政治信条とも言える一隅を照らす観点からお伺いをいたします。当然、これは理事者の皆さんにとってはささやかな、小さな問題でありましょうが、当事者にとっては大変大きな問題であり、知事さんの言う声なき声であります。どうか誠意ある御答弁をお願いしておきます。 それは、まず祖谷渓の有料道路であります。 徳島県の有料道路は、もうここしかありません。かずら橋の観光道路として利用されておりますが、むしろこの地方の生活道路であります。それだけにこの有料道路の負担はかなり大きな出費であります。 私は、きのうの本会議と先月半ばの特定交通対策特別委員会の席で、「末広大橋の無料化のために車の通行台数がかなりふえた。渋滞になった。困ったことだ」との発言をお聞きしました。私たちから見れば、何とぜいたくなことでしょう。嫌がる県のおしりをあれほどたたき、知事さんも何回建設省へ足を運んだことでしょうか。まことにうらやましい限りであります。知事さん、こっちは後で文句言うことはありません。喜んで無料化をお願いしたいのであります。もちろん、ここはほうっておいても、平成十一年には無料化されますが、それでも一年でも、一カ月でも早く無料化をお願いしたいのであります。多分知事さんは、制度的には難しいと言われるかもしれません。しかし、末広大橋では知事さんのお力で見事にその制度を打ち破っていただいたではありませんか。後になってぜいたくな発言はいたしません。どうかもう一回、知事さんに国を動かしてもらえるようお願いをするものであります。 さらにまた、もうちょっと政治の光を当てていただければ十分に活力を取り戻せる地域についてお伺いをいたします。 その一つが池田町馬場地区であります。 阿讃山ろくの一番西側にあり、景色といい、人情といい、すばらしいところでありますが、ただ一つ、水がありません。地域の人たちは、葉ボタン祭りで村おこし、つまり地域の活性化を図ろうと真剣に取り組んでおられますが、心なしか、どうもいま一つ表情がすぐれません。それは馬場地区が山の上にあるために水の供給が十分でないからであります。生活基盤の根本とも言うべき水がないのでは、農業どころか生活にも事を欠く次第であります。不便だから人が住まない、人が住まないから不便になる、この悪循環はもとから断ち切らねばなりません。県西部の馬場地区への支援策について知事さんにお伺いをいたします。 そして、あと一つお伺いをいたします。池田町シマ地区には弥十柳川というのがあります。この付近にはおよそ五百人が住んでおりますが、先ほどの馬場地区とは逆に、台風や大雨のときには川があふれて水浸しとなり、毎年毎年雨季には避難騒ぎが恒例のようになっています。この原因についても、地元では縦貫道の工事の砂が詰まったとか、生活排水の基盤が悪いとか、いろいろ原因追求の声はありますが、どうも暗渠、つまり県道の下の排水口が狭過ぎるのが原因ではないでしょうか。いずれにしましても、すぐ対策を講じてほしいのであります。台風のたびに、雨のたびに荷物をまとめて心配しながら、一睡もしないで、まんじりと長い長い一夜を過ごさなくてもいいように、具体的な対策をお願いするものであります。 以上、知事さんに御答弁をいただいて、再問もしくは次の質問に入らせていただきます。   〔庄野議員出席出席議員計四十二名となる〕   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) まず、平成十年度の当初予算編成についてのお尋ねでございます。 国、地方を通じます行財政改革は、国のツケを県に、またそのツケを県民に回すような、単なる一方的な負担転嫁であってはならず、それぞれが機構改革を実施する際には、それがひいては国民や県民の利益につながるということが重要であるということにつきましては、御指摘のとおりでございます。 さらに、県のこれまでの借金の累積でございます多額の県債残高につきましては、社会資本整備の受益と負担の世代間の公平の観点から、それらすべての償還について、今の県民が負担すべきでないとの御意見は、そのとおりであると考えております。 ただ、県債残高の是正が直ちに必要がないものであるとしても、漫然と県債残高を累増させ、将来にわたる公債費負担の増嵩によります財政構造の硬直化に陥ることがないよう、速やかに体質改善を図ることもまた急務でございます。 県といたしましては、これまでのサマーレビューの実施などを通しまして経費の節減・合理化に努めてきたところでございますが、今後とも十分むだを省き、本当に必要なところに重点的に配分すべきであるとの御意見を踏まえまして、地域経済を支え、住民生活の維持向上を図るために不可欠な施策や事業につきましては、これまでどおり、むしろ重点的な配分を行う必要があると考えているところでございます。 厳しい財政運営を余儀なくされる本県の将来を展望する際、欲しいものは辛抱し、必要なものを満たすということは、非常に重要な観点と考えております。国の財政構造改革によりまして、公共事業費等の縮減が進んでおりますが、本県では産業基盤が脆弱で、公共事業への依存が大きいという現実から、県民の生活を支える地域経済の活力を維持するためにも、必要な予算の確保は重要でございます。 そのために、本県の現状を国に訴えかけまして、公共事業費等の予算の確保に向けまして全力で取り組みますとともに、すべての事業、施策を聖域なく見直す中で、財政の健全化を図りつつ、単なる事業費の一律削減というんじゃなくて、厳しく見直した成果として、限られた財源を本県発展のために不可欠な政策・事業に重点的に配分してまいりたいと、このように考えております。 それから、県西部へのコンベンション施設の整備は新しい手法で取り組んではどうかという御質問でございます。 県西部の広域交流拠点施設につきましては、県境を超えた広域的な交流拠点の形成を目指します「クロスポイント四国形成プロジェクト」の中核をなす施設でございまして、現在交流拠点にふさわしい機能や整備手法などにつきましての基礎的な調査に取りかかったところでございます。 今後、コンベンションを契機といたしました交流のあり方について、より具体的な姿を検討していく予定でございますが、西部圏域の持つ豊かな自然や文化遺産、歴史などをどのようにコンベンションにつなげ、多くの方々に訪れていただけるものとしていくのか。また、その経済的効果を地域がいかに吸収していけるのかなど、地域振興という観点からの基本的なコンセプトを十分に検討しておかなければなりません。コンベンション施設そのものはもとよりでございますが、商店街や宿泊施設との関係、また御指摘ございましたアフターコンベンションとしての観光ルートの開発など、コンベンションを核とした地域づくり全体の中で検討していくことが不可欠であることは、議員御指摘のとおりであります。 物の豊かさから心の豊かさを求める時代と言われておりますが、コンベンションを契機として訪れた際の買い物や、ちょっとした観光での人と人との触れ合いの中から真の交流のきっかけが始まることもございます。コンベンションを生かした地域のにぎわいや活力をつくり出していくためには、そういったまさに地域の総合力が求められていると言っても過言ではございません。 県といたしましては、商業施設の中にコンベンションが、あるいは商業開発、都市開発と一体となったコンベンションをという議員の貴重な御提言や、公募するというアイデアにつきましても十分研究をいたしまして、どこまで実現が可能か、前向きに取り組む課題だと考えております。 いずれにいたしましても、計画が早期に実現できるよう取り組んでまいることが重要であると考えております。 祖谷渓有料道路の無料化についての御質問でございますが、祖谷渓有料道路は、祖谷地方と国道三十二号を最短距離で結ぶものでございまして、観光開発を図るとともに、東西両祖谷山村の地域振興に寄与することを目的として建設された道路でございます。 この道路は、借入金によって短期間に建設をして、利用者に通行料金を負担していただき、償還するという有料道路制度に基づいて、料金徴収期間も、平成十一年四月までの二十五年間ということで国の許可を得て建設されたものでございますので、料金徴収期間満了前の無料化について国の理解を得ることは、制度上困難な面があるというふうに考えられるわけでございます。 しかしながら、祖谷渓有料道路が、観光客の誘致の面におきまして大きく貢献している半面、祖谷地方の方々にとっては生活道路が有料となっていることから、早期の無料化が望まれていることについては十分認識をいたしております。 また、私といたしましても、議員御指摘のとおり、徳島県内どこに住んでいても同じように日の当たる行政というものを目指したいというふうに考えておりますので、制度上難しい面も非常にあるわけでございますが、今後は国に対しまして、生活道路として利用されている実態などをできる限り訴えまして、少しでも早く無料化できるように、一生懸命働きかけてまいりたいと考えております。 池田町の馬場地区への支援策についての御質問でございます。 中山間地域におきましては、過疎化、高齢化が進行し、集落機能の低下が懸念されておりますが、池田町馬場地区での葉ボタン祭りなど、県内各地において、地域の方々によりまして活性化のための努力がなされているのも事実でございまして、その努力に対しまして大変心強く感じているところでございます。 財政構造改革が進められる中で、ウルグアイ・ラウンド対策の期間延長でありますとか、公共事業費の削減が打ち出されるなど、厳しい状況下にございますけれども、中山間地域の活性化は県政の重要課題であると認識をいたしておりまして、県といたしましては、地域の実情を国に十分説明し、予算の傾斜配分を強く要望してまいりますとともに、地域に即応した対策を立ててまいりたいと考えております。 こうした中で、議員御指摘の馬場地区の生活用水の確保につきましては、本年度から着手いたしました池田北部地区中山間地域総合整備事業の中で、地元関係者と十分協議の上、営農用水とあわせ生活用水の整備に取り組んでまいりたいと考えております。 池田町のシマ地区の浸水対策についての御質問でございますが、池田町シマ地区には、県管理河川である弥十柳川が流れており、議員御指摘の暗渠は、明治二十年に、旧国道三十二号、現在の主要地方道観音寺池田線の道路建設のために築造された、石積みの老朽施設でございます。当施設は、弥十柳川の洪水流量に対し、十分な通水断面が確保されてないことや、流木等による流水阻害の発生するおそれがあるなど、治水上問題がある施設であるというふうに認識をいたしております。これまでにも、台風や洪水時には床下浸水などの被害が発生をいたしまして、地域住民にとって大変不安な箇所となっており、地元の方々からも、この箇所の改修について強い御要望をいただいているところでございます。 県といたしましても、こうした危険箇所の解消を図ることは、安全で安心な暮らしを守り、豊かで活力のある地域づくりを着実に進める上で重要な課題であるというふうに考えております。 この箇所の具体的な改修計画についてでありますが、この路線は池田町の中心部を通過し、交通量が一日一万台を超える重要な幹線道路でございまして、その沿道は池田町の中心市街地を形成する人家連檐地域となっております。このため、対策工法につきましては、工事中の交通確保や周辺隣接地への影響など、種々解決すべき課題がございますが、今後地元関係者の御理解、御協力をいただきながら調査を進めまして、早期に事業実施できるように鋭意取り組んでまいりたいと考えております。   (来代議員登壇) ◆十三番(来代正文君) どうも知事さんからは、一隅どころか、当事者にとっては八万隅か十万隅、いや明治神宮か竜宮のようなすばらしい御答弁をいただきました。 それにしても、この「しかしながら」という言葉がこういうふうに使っていただけると、非常に満足しておりますので、どうぞこれからは百回、二百回使っていただきますようにお願いを申し上げておきます。 そしてまた、すばらしい、そして声なき声に耳を傾けていただいて、どこに住んでいましても同じように生活が送れる徳島県をつくってくださるよう、くれぐれもお願いをしておきます。 また、コンベンションについても御答弁いただきましたが、これまでは一方側からしか物を見ることができなかった県にしては、画期的な御答弁をいただきました。非常に期待をしておりますし、その熱意が途中で冷めないよう、強く要望をしておきます。 さて、これだけ動きが激しいと申しますか、激動の時代になってまいりますと、もう見ばえのよいプロジェクトや格好だけの計画では、だれも満足いたしません。ややもすれば、本県のプロジェクトは、計画だけには物すごいアイデアがひらめくものの、いざ実施となりますと、これはもう全くの途中での息切れ状態で、ちょっと合格点にはほど遠いんではないでしょうか。今、一番求められているのは、格好ばかりの抽象論ではなく、知事さんの言う、わかりやすい県政、共感の得られる県政ではないでしょうか。 そこで、お伺いしますが、知事さん初め、県の理事者が口をあければ必ず出てまいりますのが、「架橋新時代」であります。もちろん、世界一の橋がかかるんですから、それはそれなりに便利にはなります。しかし、これをどこまで徳島の発展に結びつけるかが一番の課題ではないでしょうか。県は、ただ橋の開通式のみを過大評価し過ぎてはいないでしょうか。開通式のイベント行事だけが架橋新時代と勘違いをしてはいないでしょうか。明石海峡大橋の開通を見詰めた県のプロジェクトが三〇〇〇日の徳島戦略であったはずであります。県の幹部から何回、何百回この言葉を聞いたでしょう。私ども三好郡選出の議員は、三〇〇〇日に三好郡が入っていないということだけで、どれほどつらい視線やつらい言葉を投げかけられたことでしょう。開通を間近に控えた今、架橋後どころか、あれほど語られた三〇〇〇日の徳島戦略の言葉そのものがほとんど話題にも出てこないのは、非常に寂しいものであります。明石海峡を渡った客は、そのまま香川県に向かってしまう設計になっているのであります。 つい先月の半ば、経済委員会が、本県を代表する物産館の建設を知事に申し入れ、知事も積極的な方針を打ち出しておられましたが、この話をニュースで知った県民は、「やっと県が腰を上げてくれた。やっぱり二期目の知事さんは違うな」との声も聞かれましたが、その一方では、「何を今ごろ」、「こんなのもっと早う完成してなきゃいかん」、「遅い」という声があったのも事実であります。せっかくの世紀の行事、明石大橋の開通をいかに県の発展に結びつけていくか。また、ストロー現象と申しますか、いやそれよりもすごいバキューム現象としないためにも、今こそ積極的で果敢な対策が必要なのではないでしょうか。 橋が開通すれば、本県の物産の販売ばかりでなく、近畿圏から入ってくる山海の珍味、ファッション、若い人たちの考え方、想像だにつかない情報と、夢も大きく広がるのではないでしょうか。だからこそ実効性のある、そして即効性のある、いわゆるカンフル剤ともなります対策が急がれるのではないでしょうか。 今一番に何をすべきか、そのためにも知事さん、もうどこかの大学の、あるいは年をとった学者とか、出席の日程を合わせるだけでも手間のかかる偉い人などやめて、どんどんと若い人を登用して、特別プロジェクトを編成して、一日も早い対応策をとるべきであると考えますが、知事さんのお考えをお伺いします。 また、全線開通が間近に迫った四国縦貫自動車道を生かすための政策も忘れてはなりません。これまで県は、何かと言うと、見ばえのいい、大型の工業団地ばかりの計画に力を入れ過ぎてはいなかったでしょうか。もちろん、これが悪いとは申しません。これらの開発の目的は、バブルの絶頂期に焦点を合わせた大企業の誘致作戦ではなかったでしょうか。ところが、どうでしょう。どんなに期待しても大企業進出の動きはほとんどありません。特に、西長峰工業団地など見てみますと、もう草ぼうぼうで、工場が建ち並ぶどころか、まさに自然そのものであります。工業団地というよりは、せいぜい自然に親しむ機会とか、虫の音を聞く会でも計画した方が大当たりしそうな雰囲気であります。 こうした中で大いに注目したいのが、知事さんから打ち出されたベンチャー企業への支援とその育成方針であります。いつまで待っても来ぬ人を──じゃありませんが、大企業の進出を待つことよりも、やる気のある地元の若手企業や、これから成長しようとしている企業などに資金提供や技術支援など行って、どんどんと進出してもらい、同時に、働き場所さえあれば、そこに帰ってくるUターン青年にも夢を与えるような小規模団地を整備してはいかがでしょうか。 明石海峡大橋、四国縦貫自動車道の開通と、県西部においても夢は広がるものの、これまではなぜか東部にばかり目を奪われた県から見捨てられておりました。しかし、もう機は熟したのではないでしょうか。私は、今こそ県西部に小規模で、しかも手軽に進出しやすい工業団地を整備してはどうかと提案するものでありますが、知事さんのお考えをお伺いいたします。 次に、今や県庁の流行語となっているのに加え、つい先日は参議院を通過したものの、どうも不備ばかりが目立ち過ぎている介護保険についてお伺いをいたします。 初歩の問題点でもありますし、「いのち輝く世界の郷とくしま」をキャッチフレーズに、すばらしく命が輝やいております本県でありますから、きちんと御答弁をいただけるものと期待をしておきます。 まず、介護保険には欠かせないと申しますか、避けては通れない保険料についてお伺いをいたします。 その保険料でありますが、掛金は、四十歳から六十四歳まで、一人千二百五十円となっているそうであります。六十五歳以上となりますと、県の案では一人二千五百円と説明は受けるものの、これについてのはっきりとした規定はないはずであります。現状では、各市町村によってかなりのばらつきがあるのではないでしょうか。なぜかと申しますと、その保険料は各市町村が勝手に制定化できる仕組みになっているからであります。例えば、規模の大きいAという町が、一人二千五百円で十分サービスが間に合いましても、隣のBの町では、一人何千円もの保険料を払っても十分なサービスが受けられない状態があるからであります。東京や大阪の大都会ならいざ知らず、県内の市町村でばらつきが出たのでは、かなりの混乱が発生するのではないかと心配されるところであります。何よりも大事なお金の話であります。それだけに保険料の仕組みや各市町村間のばらつき対策について、理事者は今後どのような方針で取り組まれるのでしょうか。 さらにお伺いをいたしますが、現状の介護保険では、四十歳から六十四歳までの人は、実際に介護が必要な場合でも、そう簡単に保険が適用になりません。つまり、医師の判断で、骨粗しょう症とか初老期痴呆など、完全に老化と認められなければ、たとえ交通事故であろうと、急な発作で倒れようと介護保険は適用にならないはずであります。それだけに私たちは、介護保険だけでは安心して日常生活を送ることもできません。必ず医療保険には入っておかねばなりません。ここで余り明らかにされていませんが、かかった分の一〇%を支払うという介護保険の自己負担の分も入れますと、私たちの負担はかなりふえることになります。しかも、本県の場合、介護を必要とする人が一万八千人もいるのに対して、現在合わせて六千人分の施設しか準備されておりません。果たしてこのままで十分なのでしょうか。 さらに、介護がどこまで必要かを決める認定作業におきましても、現在の計画ではかなりばらつきが出るはずであります。県は、コンピューターと医師の意見書を駆使するので間違いはないと、かなり安心した発言をなさっておられますが、果たしてそうでありましょうか。データの入力を調査するのは市町村の職員であり、はたまた介護支援の職員であります。実際、モデル地区での介護手当ですら、調査する人によってはかなり差が出てきたため、不平不満が生じ、その対策にかなり頭を痛めているそうであります。 加えて、介護サービスの実際に当たるホームヘルパーの人の中には、アルバイト的な人が多いと伺っております。いざというとき、その人たちが急に休んだり、かわりの人が見つからない場合、その苦情は一体だれが受け、その責任はだれが持つのでしょう。こういう場合、特に常識的な答弁のうまい県の場合は、そら当然市町村だと、冷たく答えるのはわかっておりますが、果たしてそれで許されるのでありましょうか。財政支援策も含めて、よほどの対策を立てない限り、いつも県はええ格好ばかりして、介護保険の導入に不安を持つ声や心配する声も出始めております。特に、「保険あって介護なし」の状態になるおそれはないかと、これが一番の問題でありますが、果たしてこれが言い切れるのでありましょうか。 ここで、保険料、介護支援専門員、不服申し立ての苦情処理の三点について、理事者のお考えをお伺いいたします。 そして、次にはっきりさせたいのが、議会のたびに話題となり、県が動いても動かなくても、それはそれで何かと大きく取り上げられる細川内ダム問題であります。 当初の計画から二十五年、このとき生まれた赤ちゃんが、もう既に次の赤ちゃんをお育てになっておられるかもしれません。それだけ時が過ぎるのが早かったということでしょうか。二十五年前といえば、あの田中角栄総理が誕生し、「よっしゃよっしゃ」とか、「日本列島はね」と、しゃがれ声の角栄節を振るわせていた、懐しいブルドーザー総理の時代でもあります。その時代に持ち上がったダム建設問題が、延々と繰り返されたはずでありますが、その議論はいまだに入り口にとまったまま二十五年、一歩も前に進んでおりません。どれだけの労力を費やしたことでしょう。このダム建設をめぐってのよしあしは、人それぞれでありますので省かせてもらいますが、それにしても、ここまで来れば、知事さん、もう結論を出すときではないでしょうか。 知事さんは所信の中で、急激な時代の変化に指導者に求められているのは、決断力と行動力であると述べておられます。これが知事さんの本心なら、ここではっきりと、「そんなに言うならもうダムは要らない」、「ダム計画は白紙にする」と、ダム計画の中止を宣言する、いわゆるボツダム宣言をするときではないでしょうか。 この細川内ダムに関しては、今の国や県の対応を見ておりますと、もう先はない、最後だと覚悟を決めている末期がんの患者に対し、ぐずぐずしている医者が、教授会やなんとかでつくる審議会で症状を決めてもらう。結論はわかっているのに、ただやみくもに答えを先延ばしにしているだけではないんでしょうか。 これまでの地元の村と県の対応をテレビや新聞で見ている人だけでしょうけれども、「まあ知事さんは、村に対してよう辛抱するわ」、「泣く子と地頭には勝てんていうけれども、まさにこのとおりじゃな」とか、「大事にし過ぎて、ごねたり、すねたりしとるんと違うんで」と暗にまゆをひそめて、余り好きでないような言い方をする人や、逆に、「県がもっとしゃんとせにゃいかんわな」という声なども聞こえますが、それだけダム問題に関心が高まっているのかもしれません。 私は、この話が出たときに、「ええ、両方とも一生懸命でわ」と、肩は持っておきました。が、ここで声を強くして、知事さん、ダム問題はと伺ったところで、知事さんからは、近々開かれるダム審議委員会の成り行きを待って──と答弁されるとは思いますが、もうここらで知事さんの本当の胸のうちをお聞きしたいと思います。 そして、同時にまた、ボツダム宣言がなされた場合、土地を買ってくれるというが、先祖代々の土地は手放したくない。しかし、これが県の発展につながるならと決心し、その日は今か今かと待ち続けて二十五年。冬が来るたび、あの雨戸を直そうか、いやサッシごと取りかえたい、いや新築でもしようか、やっぱりやめとこ、今工事に取りかかってもすぐ家つくらないかんからもったいない。いつとは知れぬ結論に、冷たい風に吹きさらされ、かじかむその手の指に息を吹きかけ吹きかけて二十五年間待ち続けている水没予定者の人々たち。あるいは明石大橋の開通を木頭村のみならず、剣山山系の山林を開発し、観光林業に育てたいと張り切っていた青年たち、一体県はこういう人たちに、今後どのような対応をしていかれるのでしょうか。 知事さん、こういう県を信じ、国を信じ、すべてを信じてきた人たちに心ある対応をとられるのが人の道でもあると存じますが、長期的な展望を視野に入れて、また万が一の場合を見越しての知事さんの考えをお伺いいたします。   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) 架橋新時代に対応するため、若い人を登用して、特別プロジェクトの編成により対応をとるべきじゃないかというお尋ねについてでございます。 いよいよ来年春には、明石海峡大橋の完成によりまして神戸淡路鳴門自動車道が全線開通の歴史的な日を迎えようといたしております。明石海峡大橋開通という世紀の大事業のもたらす効果につきましては、輸送時間の短縮による農産物の出荷の拡大や企業活動の活性化、観光入り込み客の大幅な増加、さらには生活圏の拡大などが見込まれておるわけでございます。しかし、その一方で、巨大な広域経済圏に組み込まれることに伴いまして、地域間競争の激化や、いわゆるストロー現象による活力の流出も懸念されているところでございます。 本県といたしましては、これまで明石海峡大橋の架橋効果を最大限に生かすために、三〇〇〇日の徳島戦略として、交通ネットワークの整備や産業活性化に重点的に取り組んできたところでございますが、議員御指摘のとおり、本県活性化のためにはまだまだ十分でない点もあろうかと思いますので、今後におきましては、全線開通を県勢の発展に結びつけるために、積極的で果敢な取り組みを行っていく必要があると認識をいたしているところでございます。 このようなことから、明石海峡大橋開通後の状況を見ながら、交通流動を初め、買い物、レジャーなど生活・社会面、あるいは観光・物流などの産業面における変化について総合的な調査を実施をいたしまして、県政各般の各種施策に反映してまいることといたしております。 こうした全線開通後の取り組みにつきましては、それぞれ特定の部局や課の対応のみじゃなくて、部局を超えた連絡調整を行いまして、総合的かつ実効のある対応を図ることが大変重要であるというふうに認識をいたしております。また、その際には、次代を担う若手職員の積極的活用も大変意義深いものがあるというふうに考えております。 したがいまして、御提案の趣旨を十分踏まえまして、架橋によって生じてくる影響や課題に総合的な視点から、迅速かつ適時適切な対応がとられるような仕組みづくりにつきまして一生懸命取り組んでまいりたいと、このように考えております。 県西部における小規模産業団地の整備について支援してはどうかという御質問でございます。 やる気のある若手起業家の育成を図れという議員の御提言は、県におけるベンチャー企業の育成方針と一致するところでございます。また、県内企業の育成を促進していくためには、資金面、技術面、あるいは情報提供といったさまざまな観点から支援策を講じていく必要があるというふうに認識をいたしております。 そのための一つの方策として、小規模の産業団地を整備をし、操業場所を提供するということは、企業の育成と、Uターンを含みます若者に対する雇用の場の確保という点からも効果があるというふうに考えております。 一方、県西部におきましては、明石海峡大橋や四国縦貫道の開通を契機に、地理的にも企業立地のポテンシャルは高まるものと期待をされております。 県といたしましては、議員御提案の小規模産業団地の整備につきまして、市町村において整備計画が具体化した段階で、関係市町村と連携を図りながら、必要に応じた支援策を研究してまいりたいと考えております。 それから、細川内ダムについての御質問についてでございます。 まず、細川内ダムについて、もう結論を出す時期が来ているんではないかという議員の御意見についてでございますが、県といたしましては、細川内ダムは那賀川流域全体の観点から、治水・利水両面において県南開発には欠かせないものと考えておりますが、計画から約二十五年を経過した今、社会情勢も大きく変わる中で、諸般の事情でダム計画は滞ったままでございます。 私も、これまで木頭村長に対しまして、那賀川流域全体の発展という観点で考えてほしいという話をしてまいりましたが、村長のダム計画に対する意見は非常に厳しく、これまでの話し合いも平行線をたどり、膠着状態が続いてきたことは御承知のとおりでございます。 このようなことから、県といたしましては、細川内ダム建設事業審議委員会をできるだけ早く発足させ、那賀川全体の治水・利水・環境について、代替案も含め、幅広く審議をして一定の方向を出す必要があるというふうに考えておりますが、審議委員会が設置されていない現段階では、その見通しについて申し上げることができないのは大変残念でありますが、どうか御理解を賜りたいと思います。 また、このダム水没予定地区の方々への対応についてでございますが、細川内ダム計画に伴います水没予定地区の方々に対しましては、大変な御苦労をおかけしてきたところでございまして、私もまさに議員の言われるように、水没予定地区の方々の心情には心打たれるものがあり、常々そのことに心を痛めております。しかし、現時点でダムについての結論が出されたわけでもございませんので、水没予定地区の方々の心情を常に念頭に置きながら、当面は従来同様、誠意を持って対応してまいりたいと、このように考えております。 また、木頭村の将来像についてでございますけれども、議員御指摘のように、木頭村には、村おこしに真剣に取り組んでおられる方々がたくさんおられるわけでございますけれども、現時点では、議員が言われるような、ダム建設を前提とした村おこしという考えを持つ人々と、村当局のように、ダム抜きを前提とした振興策をと考える人々の二通りの立場があり、どのように調整を図っていくのか、非常に難しい問題であります。 いずれにいたしましても、県といたしましては、細川内ダムの問題をこのままの状態で放置しておくことは適当ではございませんので、この問題を、いろいろ議員が御指摘されました問題を解決するためにも、一刻も早く審議委員会を発足させ、那賀川全体の治水・利水・環境の諸問題を真剣に検討し、結論を得ることが何よりも重要であると、このように考えておるところでございます。   (松本保健福祉部長登壇) ◎保健福祉部長(松本学君) 公的介護保険に関する質問についてお答えいたします。 まず、第一点目として保険料の設定についてでございますが、保険料の設定につきましては、国で定める基準に従い、市町村が条例で保険料を定めることとなっております。また、市町村の後期高齢者の加入割合や所得水準の違いなどを交付金により調整することも示されております。しかし、現状では、議員が御心配されるような、市町村間の介護サービスの基盤整備の状況にばらつきがあることも事実であり、保険料の設定に当たりましても、市町村間の保険料に若干格差が生ずる可能性もないとも言えません。 したがいまして、県におきましては、来年度から予定いたしております要介護高齢者の実態調査などの作業を通じまして、各市町村の間で同じように介護サービスが受けられますよう、保険料の設定に関する問題点や課題を洗い出し、その結果に基づきまして、必要となる各種の調整や指導を積極的に行ってまいりたいと考えております。 第二点としまして、介護支援専門員に関してでございますが、介護支援専門員は、議員御指摘のとおり、要介護認定の基礎となる訪問調査や介護サービス計画の作成など、制度全般にわたり、極めて重要な役割を担う人材として、本年度から養成に取り組むことといたしております。 養成方法の詳細につきましては、法案が成立後、明らかにされる予定でございますが、現段階の情報では、保健・医療・福祉の各分野で一定年数以上の実務経験を有する養成希望者に、全国統一基準の試験を実施し、その合格者に対して実務研修を行うことにより、一定水準以上の能力を持った介護支援専門員を養成することとなっております。 具体的な養成人数につきましては、現時点では数値を挙げて申し上げることはできませんが、県といたしましては、今後本事業に対する御意見をいただくため設置しております「高齢者介護サービス体制整備検討委員会」の御意見や、本県の実情などを十分勘案しながら、介護保険制度の円滑な運営に必要となる人数を養成し、公平かつ適正な介護サービスが受けられますよう取り組んでまいりたいと考えております。 三点目の住民からの不服申し立てや苦情処理をどうするのかということでございますが、まず県に介護保険審査会を設置し、保険者、いわゆる市町村の行った要介護認定や保険料の賦課徴収などの行政処分に対する不服申し立ての審理、裁決を行うことになっております。また、介護サービス事業者の人員、設備、運営につきまして基準を満たしているかどうか等のチェックにつきましては、県が指導・監督してまいります。一方、利用者からの苦情につきましても、国民健康保険連合会におきまして調査等を行いましてサービスの改善が図られることとなっております。 以上、公的介護保険制度につきましては、法案が成立しておりませんので、国からの詳細な情報につきましては流動的でもございますが、現在県として把握している範囲のお答えになりました。 今後とも、より一層情報収集等に努め、議員御心配のように、「保険あって介護なし」とならないよう、介護保険制度の円滑な導入に向け、積極的に取り組んでまいる所存でありますので、御理解のほどをよろしくお願い申し上げます。   (来代議員登壇) ◆十三番(来代正文君) 知事さんから、細川内ダム問題については、ちょっと本音を聞かされた気がする御答弁をいただきました。 特に、介護保険はまだまだ煮詰めてほしい問題がかなり残されております。これは、もともとは医療保険だけで十分であったものを、無理に介護保険をつくり、しかもこれは今後の消費税の値上げ案も含めて、ますます私たちに負担増を強いろうとしているんではないかと大いに心配されるところであります。 それなのに、小泉厚生大臣は、郵便局をなくすとか、こんなことばっかり気を取られて、郵政の方ばかりに気をとられ過ぎ、どうも本来の厚生省の仕事を忘れている気がいたします。さらに、厚生省の不祥事続きで地方の実情を何にも知らないで、あわてて事を運ぼうとするのは、ただ厚生省の点数稼ぎではないんでしょうか。 知事さん、どうか一方的に国の言い分ばかりを聞かないで、あくまでも住民側に立っての対応を強く強く望んでおきます。そうでないと、本県は、知事さんの言う「いのち輝く世界の郷」どころか、「いのち縮める口先だけのとくしま」となってしまうんです。どうか知事さん、「いのち縮める口先だけのとくしま」にはしないでください。 さて、これまで知事さんからよく聞かされていましたのが、「いわばアジサイのような行政に取り組みたい」との言葉であります。この言葉は、何度聞かされ、何度うなずいたことでありましょう。これが二期目に入りますと、「一隅を照らす県政」、本当にこれまたいい言葉であります。 今からおよそ千二百年前、最澄が、比叡山延暦寺天台宗の教育方法として朝廷に提出した「山家学生式」の中で見られるもので、当時の嵯峨天皇も大いに気に入ったと言われております。「径寸十枚国宝にあらず、一隅を照らすこれ国宝なり」。つまり、大量の黄金よりも、自分のことを忘れて人のために行動することが、一隅を照らす国宝であると教えております。しかし、これに対し、反対派の南都の僧侶からは、「一隅とは片隅のことである。よって、一隅を照らす行動は、物の見方を誤り、一方だけに偏った不公平なものだ。これはひとりよがりの一隅の管見だ」とののしられます。そして、まず、「衣を染めんより心を染めよ」と批判されたそうであります。 どんなにすばらしい言葉でも、人さまざま。とる人、聞く人によってはそれぞれ違った意見もあったようであります。 さらに、この批判にこたえて最澄は、「一隅を照らすはこれ国宝なり。されどよく言いて行うことあたわざるは無の用なり。よく行いよく言うが国の宝なり」と説き、国の先頭に立つ者は、人のために働く人を一人でも多く育てることが一隅を照らす行動であるが、その場その場でどんなによい理論を並べ立てても、実行が伴わないなら、それはただの空論か、茶飲みの雑談である。そういう人は指導者になってはいけないし、指導者に用いてはいけない。特に強調して説いております。 これを今の徳島県の県政の現状に置きかえてみましたとき、新長期計画とかプロジェクト事業など、どんなすばらしい計画でも、実行ができなければ何の役にも立たない。ただの空論であると教えてくれているようでありますし、理事者にも、口ばかりでなく、実行力があり、県民のために働く人を登用せよと教えている気がいたしてなりません。 しかし、知事さん、今の理事者席の皆さんは、みんな十分にその責務を果たしておられるから何の心配もありません。これは本心で、皮肉でございませんので、頑張ってください。 さらに、知事さん、さきの県議会でも我が会派の大先輩・元木議員が、選挙中の知事の物まねをうまくなされて、まとめておられました。私もまた、「一生懸命」の青い鉢巻きを締めた知事さんが、山の上から手を振って、谷の下からタオルを振って、声をからして声援しておられるお年寄り一人一人に、走り寄っては手を握り、谷を渡って肩たたき、「汗水垂らして働いている人は幸せにするけんねえ」、北方の阿波弁で深々とお辞儀をし、時間の限り一人一人と接しておられた知事さんのすばらしい姿を思い起こしております。誠実な知事さんのあの姿に、どれだけ多くの人が感激をしたことでしょう。 知事さんの言う、一隅を照らす行動が、黙々と、ただひたすら働き続けておられる人たち全員に日が当たる、いわば天の岩戸に閉じこもった天照大神を呼び戻した、手力男神のごとき、全力で県政に取り組み、一隅どころか徳島県全体八十三万三千隅の県政となりますよう御期待を申し上げます。 そろそろ時間も年の瀬も押し詰まってまいりました。限られた時間の中で質問を終わるのも議員の役目であります。どうか皆さん、忘年会などで無理をしないことと、来年こそはもっともっといい年であることをお祈りして、私の質問を終わらせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手)   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 議事の都合により、休憩いたします。      午前十一時三十四分休憩   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    午後一時五分開議      出席議員計三十九名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     岡  本  富  治 君     二  番     藤  田     豊 君     三  番     橋  本  弘  房 君     四  番     大  西  章  英 君     五  番     長  池  武 一 郎 君     六  番     森  本  尚  樹 君     七  番     谷     善  雄 君     八  番     山  田     豊 君     九  番     久 次 米  圭 一 郎 君     十  番     庄  野  昌  彦 君     十一 番     冨  浦  良  治 君     十二 番     樫  本     孝 君     十三 番     来  代  正  文 君     十四 番     猿  瀧     勝 君     十五 番     竹  内  資  浩 君     十六 番     長  尾  哲  見 君     十七 番     福  山     守 君     十八 番     西  沢  貴  朗 君     十九 番     吉  田  忠  志 君     二十 番     北  島  勝  也 君     二十一番     杉  本  直  樹 君     二十二番     佐  藤  圭  甫 君     二十三番     亀  井  俊  明 君     二十四番     遠  藤  一  美 君     二十五番     柴  田  嘉  之 君     二十六番     児  島     勝 君     二十七番     原     秀  樹 君     二十八番     川 真 田  哲  哉 君     二十九番     俵     徹 太 郎 君     三十 番     大  田     正 君     三十一番     榊     武  夫 君     三十二番     平  岡  一  美 君     三十四番     近  藤  政  雄 君     三十五番     湊     庄  市 君     三十六番     木  村     正 君     三十七番     元  木     宏 君     三十九番     大  西     仁 君     四十一番     谷  口     修 君     四十三番     木  内  信  恭 君   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 二十八番・川真田哲哉君。   〔四宮・中谷・阿川三議員出席、猿瀧議員退席、出席議員計四十一名となる〕   (川真田議員登壇) ◆二十八番(川真田哲哉君) 自由民主党・交友会の川真田哲哉であります。 先日、我が会派・原議員の代表質問を受けて、既に他会派の方々が質問した部分と重複する部分もあろうかとは存じますが、交友会の一般質問に入らせていただきます。 金融機関の相次ぐ倒産など、世はまさに激動を通り越し、混沌とした混迷期を迎えております。司馬遼太郎の「世に棲む日日」の一節に、「日本人とは何ものであるか。せっぱ詰まったときの日本人は、決してへこたれず、最後の土壇場になると必ず激し、当面の壁を破砕すべく異常なエネルギーを発する」とあります。 若き井上馨と伊藤博文が留学先のロンドンで「タイムズ」を読んでいたときに、長州が関門海峡を通過する外国艦船を砲撃し始めたことを知ります。衝撃を受けた二人は、この蛮行を中止させるべく、直ちに帰国を決意し、その準備にかかります。他の留学生は、我々にはまだ学ぶべき使命があると、二人の帰国を思いとどめようとさします。が、聞き入れず、結局両人の留学はたった半年の中途半端なものになってしまいました。しかし、彼らはその後の日本の歴史に参加することができ、とどまった者は単に西洋仕込みの知識人に終わったのであります。 分かれ目は、国の行く末を自分自身の課題として考えることができたかどうかであると言えます。冷めた目を持つ評論家ではなく、この国の行く末を自分自身の課題として考え、一たび熱き思いを抱けば、自分を捨ててでもかかる日本人がいる限り、今日の混乱にもやがて明るい展望が開けてくると信じております。 それでは、質問に入らせていただきます。 今、国においても、地方においても、行財政改革は、国民の政治不信を払拭する観点からも焦眉の課題であると、総論での認識は一致いたしております。行政改革を語るとき、行政のひずみ、硬直化の大きな要因は縦割り行政にあると言われ、セクショナリズムの排除が唱えられております。しかし、それをいかに実行するかの各論になりますと、各省庁、部局間の既得権、利害が絡み、遅々として改革が進まず、実効が上がらないのが実態ではないでしょうか。 このように、行政の硬直化を是正するには、さまざまな行政課題に柔軟に対応できるそのためのヘッジを取り壊し、各セクションの有機的な連携により、行政全般にわたる総合力を発揮させなければならないと思います。政府の行政改革会議においても、肥大化し、硬直化した政府組織を改革し、重要な国家機能を有効に遂行するにふさわしい、簡素で効率的、透明な政府を実現するなど、行政改革の理念と目標として、内閣の機能強化や中央政府の再編が検討されております。 また、この審議においても、大きなねらいの一つは、縦割り行政の弊害を克服し、首相のリーダーシップを発揮させることにあるようであります。県におきましても、縦割り弊害をなくする試みとして、これまでも各部間の連絡調整を図るため、企画調整部を設置したり、課長職では何とか監、また併任とか、つい最近までは審議監制度など、さまざまな工夫が凝らされてきました。しかし、考えてみますと、調整というのは、縦割りありきの論理ではないでしょうか。国のように多くの政策分野を有する組織が存在し、その調整に多大の労力を要するのは理解できます。しかし、県のようにコンパクトな組織で、なぜ縦割りの弊害が出るのでしょうか。県の組織が国のメニューをこなすに最適なように構成され、職員もそうした機能を前提とした思考パターンを行っているからではないでしょうか。 一つの例として、特に総合行政と言われる、例えば観光とか過疎などの分野では、総合行政とはおよそかけ離れた距離を感ずるのは私だけでないと思います。幾ら調整機能を強化しても限界があるように思われます。これからの地方分権時代にあっては、これまでのような縦割り組織をそのままに踏襲していくことはなく、地方の組織を見直すことが必要と考えます。 事実、他県でも新たな試みがなされているところがあります。組織を企画・実施・評価という三機能に分類構成し、組織全体の循環システムを確立することにより、行政サービスの縦軸に対して、具体的に横軸を生み出そうという試みであります。ここに調整という分野はありません。企画し、実施する、そうしてやったことを評価する。評価の上に立って再度企画、またあるいは実施する。非常にシンプルで、これこそ簡素で効率的な組織ではないでしょうか。限られた人と財源のもと、知事のリーダーシップを最大限に生かすためにも重要なことであり、ぜひ検討すべきだと考えます。 そこで、お聞きいたしますが、こうした従来の調整機能ではなく、連携を形にあらわし、機能が循環するようにした組織づくりをどう評価されますか。また、本県においてもぜひ導入すべきと考えますが、御所見をお聞かせ願いたいと思います。 次に、庁内の組織ばかりでなく、分権時代における出先機関の充実強化についてお尋ねいたします。 市町村への権限移譲により、より身近で、地域の実情に合った住民サービスが受けられるようになりますが、県においても地域重視の組織づくりに取り組むべきであります。とりわけ、県の出先機関は、地域振興の核として充実強化すべきであります。県庁内の部長職は激職であり、臨機応変で斬新な発想やチャレンジ精神が求められます。また、出先機関の長は、行政経験が豊富で、全県的な視野を有し、地域の実情に応じた施策が展開でき、県庁内へも地域情報と的確な意見を伝える必要があります。 そこで、思い切って庁内の部長を若手で構成し、その経験者を地域振興のための出先機関に投入してはどうかと思うのであります。御所見をお伺いいたします。 次に、人々や地域間の結びつきを強め、共存共栄を図る連携施策についてお尋ねいたします。 シルクロードの例を挙げるまでもなく、古来から道は、交易、情報の基幹であり、時代や国家の行く末さえも決定づける最も重要な役割を演じてきました。今、二十一世紀を間近に控え、本県を取り巻く新たな道が誕生しようといたしております。それは四国、近畿、中国地方を結ぶ本四三架橋、高知─米子間の西日本中央連携軸、日本の新たな基軸である太平洋新国土軸構想、神戸─鳴門ルートのT・TAT連携軸構想、さらに近畿圏大阪湾ベイエリア構想などなどであります。本県の行く末を左右するであろう大きな可能性を秘めたこれらの道にどうかかわっていくかは喫緊の課題であります。 そこで、お尋ねいたします。既に供用されております高知─米子ルートの西日本中央連携軸構想の進展状況及び地域の交流・連携強化による圏域の一体的な発展への取り組みはどう図られつつあるのでしょうか。 さらに、開通を目前に控えた神戸─鳴門ルートのT・TAT連携軸構想の進展状況はいかがでしょうか。 さらに、今後こういった広域連携による地域発展策への取り組みについてどのような構想を持たれておられるのか、お聞かせ願いたいと思います。 御答弁をいただき、質問を続けさせていただきます。   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) 地方分権時代に対応した、従来の形にとらわれない組織づくりについての御質問でございますが、二十一世紀を目前に控えまして、本県はまさに変化と激動の時代を迎えつつあります。明石海峡大橋の開通によります交流新時代の幕あけを来年の四月に控えておりますが、一方ではそれぞれの地域が、みずからのアイデアでその魅力を競い合う地域間競争の時代となっております。 議員御指摘のとおり、地方分権時代におきましては、各職員みずからが政策形成能力を向上させ、職員間の連携を図りながら、自律的な政策形成を行い、これを効率的に実施をし、さらに政策形成にフィードバックさせるというプロセスが以前にも増して重要でございまして、その際職務を遂行する職員が政策を立案する段階から共通の認識を持って、連帯感を感じながら地域の課題に機敏に対応するということは、大変重要であるというふうに認識をいたしておるわけでございます。 そういうことで、企画・実施・評価という横割り組織に再編成というようなことについても、一つの御提案だと思いますけれども、よく勉強させていただきたいと思います。 当面は、各種の庁内連絡会議、今年度スタートをいたしました横割り予算による部局間連携の活性化などを通じ、「いのち輝く世界の郷とくしま」を実現するために、私自身がリーダーシップを発揮して、強いきずなで結ばれた連帯感のもとで、職員一丸となって地域の課題を的確にとらえ、果敢に実行してまいりたいと、このように考えております。 庁内の部長を若手で構成し、部長経験者を地域振興のための出先機関に投入してはどうかという御提案についてでございます。 出先機関は、地域の実情を踏まえまして、地域の課題に的確に対応した行政執行が求められている、まさに県行政の第一線機関でございます。特に地方分権の時代では、議員御指摘のとおり、地域の個性を生かした地域づくりの施策展開が求められておりまして、出先機関はその役割や機能を積極的に果たしてまいらなければなりません。したがいまして、出先機関の職員には本庁との緊密な連携を図りながら、地域の課題に的確に対応し、方向づけができる鋭敏な感性や、いろんな諸制度の熟知、そして積極的な行動力などが必要となってまいります。 このようなことから、今までも人事異動の柱として、本庁と出先の積極的な人事交流に意を用いてきたところでございますが、地方分権型社会を見据えての出先機関の長の果たすべき役割の一層の重要性を踏まえた議員の御提言につきましては、貴重な御意見としてその趣旨を十分心にとどめさせていただきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 西日本中央連携軸構想の進展状況と圏域の一体的な発展への取り組みについての御質問でございます。 平成八年六月に新たに参画をいたしました西日本中央連携軸推進協議会では、昨年度から三海二山──日本海、瀬戸内海、太平洋、そして中国山脈、四国山脈、そういう三海二山の変化に富む自然環境を生かした生活空間を創造する、「三海体験オープンミュージアム事業」を初めといたしまして、圏域に立地する研究機関や企業等との交流・連携によりますところの先導的・技術的基盤創造事業、また情報空間形成事業などの戦略プロジェクトの具体化に取り組んでいるところでございます。 さらに、県内におきましても、県西部地域を中心に、民間レベルの取り組みも活発になりつつございまして、西日本中央連携軸構想は構想段階から具体化の段階に向けて着実な進展を見せているものと考えているところでございます。 そして、こうした取り組みを通じまして、さらに圏域の一体的な発展を図っていくためには、この南北軸の縦軸方向を強化をいたしますとともに、東西方向へ効果を波及させていくことも重要でございまして、本県にとりまして、今後徳島自動車道の残区間の早期完成とともに、三頭トンネルや徳島自動車道の脇─美馬間の開通によって利便性が大きく向上する国道四百三十八号の活用等に取り組んでいく必要があるものと考えております。 また、地域の交流や連携に資する地域連携軸の一層の充実強化を図っていくためには、西日本中央連携軸だけではなく、T・TAT地域連携軸──これは御承知かと思いますが、丹波、但馬、阿波、土佐と、こういう連携軸でございますが──も含めまして、本県に関係する地域連携軸は、新しい全国総合開発計画の中で明確に位置づけられるように、関係府県と緊密な連携を図りながら、積極的に関係省庁に働きかけてまいりたいと考えております。 T・TAT地域連携軸構想の進展状況と今後の広域連携による地域発展策への取り組みについての御質問でございます。 T・TAT地域連携軸構想の推進を図りますために、平成七年十二月に関係府県とともに連絡会議を発足させまして、構想の普及・啓発を図りますとともに、発展・創造・共生・安心の視点から、国際交流の活性化に関する港湾やコンベンション施設のネットワーク化、多自然居住地域の整備等の構想の具体化方策につきまして、現在検討を進めているところでございます。 しかしながら、T・TAT地域連携軸は、交通基盤が未整備の地域も多くありますために、中四国の横断自動車道で一本で結ばれました西日本中央連携軸の場合とは異なりまして、連携軸全域の交流や連携の動きになかなか結びついてこないという難しさもございまして、本県といたしましても、四国横断自動車道や阿南安芸自動車道を初めといたします県内の交通基盤の整備により一層努力をしてまいりたいと考えております。 また、今後の取り組みにつきましては、議員御指摘のとおり、交通網の整備による生活・交流圏の拡大等から、行政区域を超えた広域連携が今後ますます重要になるというふうに考えております。 西日本中央連携軸、T・TAT地域連携軸は、いずれも国土を南北方向に結ぶエリアの連携を目指した取り組みでございますが、今後はそのような南北軸方向だけでなくて、東西方向、例えば太平洋新国土軸構想の実現への息の長い取り組みを初めといたしまして、平成十一年度に高速道路で四国四県の県都が結ばれることを視野に入れました、四国各県間の一層の連携や、あるいはまた関西全体での広域連携に積極的に取り組んでまいりたいと、このように考えているところでございます。   〔猿瀧議員出席、大西(仁)議員退席〕   (川真田議員登壇) ◆二十八番(川真田哲哉君) それぞれ御答弁をいただきました。 まず、連携を「かたち」にした組織づくりであります。形は心であると申しております。どうか県庁の職員の徳島県にかける熱い思いが前面に出る組織づくりをしていただきたいと思います。 また、すべては人、人こそ徳島県の財産であろうかと思いますので、若い、これからの徳島県を背負って立つ職員の方々が、県の行く末を自分の課題として考え、行動できる、そうした心を育つ組織づくりに取り組んでいただきたいと思います。 また、分権時代の組織づくりですが、地域重視はもとより、今後職員の年齢構成も変わってこようかと思いますので、ごく近い将来の課題として御検討くださるようにお願いしておきます。 連携軸についてでありますが、一県のみの発展などもう考えられません。他県とも連携を深めながら、新たな発展の道を探っていただきたいと存じます。 質問を続けてまいります。 次に、自立・連携型の県土づくりを図る地域連携策と県中央部開発についてお尋ねいたします。 去る十月九日に、地方分権推進委員会は第四次勧告を出され、九五年七月に施行された地方分権推進法に基づく勧告づくりは一応終了し、九八年六月までに政府で分権推進計画の策定が行われ、以後その計画による政策が行われることとなり、地方分権が議論の段階より実行の段階へと移ってまいりました。勧告の中身につきましては、さまざまな評価がありますが、明治維新、戦後の改革に次ぐ第三の改革と言われ、地方分権を形あるものとしてまず第一歩を踏み出し、その方向づけを明確にさせながら改良、改善を重ねていくことが肝要であると考えます。 分権時代の受け皿として、地方分権推進委員会は、市町村の合併促進を勧告しており、政府も積極的姿勢を示しております。これに対し地方の考えは、地方制度調査会のアンケートによりますと、全国の約三分の二は「合併を考えたことがある」と理解しながらも、別の調査では、約六〇%の市町村が「合併を検討する予定はない」としております。その背景には、広域化できめ細かなサービスができなくなるといった危惧や、例の昭和の大合併と言われた昭和三十年代に、合併に伴う地域や、あるいは住民の紛争やそのしこりが、合併後の自治体の発展を阻害したという苦い体験のためと思われます。 徳島県におきましても、地方分権推進には地域の組織・体制の整備、広域行政の推進、人材育成などが必要との観点から種々の施策の策定・推進が行われておりますが、足腰の強い地方自治体を構築していくためには、市町村の自主性を重視した上で、国の定めている合併特例法などの制度利用を含め、市町村に対する助言・指導も必要と思われます。 そこで、お尋ねいたします。今後県として、市町村合併について何らかの方向づけ、構想を示し、よりよい地域づくりに県のリーダーシップを発揮すべきと思うのですが、この点につきまして御所見をお聞かせください。 また、九四年の地方自治法改正で、地方の行政能力を高めるために、従来のような一部事務組合や協議会でなく、国や県から権限を委任され、予算を組んで具体的な事業のできる広域連合制度が創設されました。現在、本県の中央広域連合などのほか六カ所が発足しているだけで、まだまだ全国的に広く活用されていないのが現状と言えます。しかし、いろいろな地域の思惑が交錯する、合併にかわる現実的な手段として、今後本県においても推進すべき制度と思われますが、知事はどのように考えられ、どう取り組んでいかれるのか、お聞かせ願いたいと思います。 また、吉野川中流域の各自治体では、地域の独自の風土や歴史・文化に根差した、個性豊かなまちづくりを進めるとともに、少子・高齢化の中で、医療・福祉・防災活動のネットワーク化や観光レクリエーションの振興、地場産業の育成、さらにはごみ処理の広域処理化等生活環境問題への取り組みなど、さまざまな分野で地域間交流・連携が活発に進められようとしております。そのために発足しました中央広域連合は、本県の今後の広域行政の試金石としてぜひ成功させなければならないと考えます。 そこで、お尋ねいたします。県は、「ふるさと市町村圏基金」設立に対する財政支援を決められておりますが、さらに今後どのようにかかわり、助言・指導・支援を行っていく考えなのか、お聞かせ願いたいと思います。 続いて、こうした地域の交流と連携を強化し、支援する上で道路網の整備は最も重要な基盤整備の役割を果たすものであります。現在、当中央部では、高速道路、国道、主要地方道など、東西交通の整備は進んでいるものの、吉野川を横断する南北交通については十分な状況とは言えず、地域間交流の隘路となっております。 そこで、当該地域の南北間交流の幹線道路網の形成が期待されており、県道が四国縦貫道土成インターで四国縦貫道と接続し、吉野川南岸の県道宮川内牛島停車場線の西条大橋を含む整備計画の一日も早い完成を望むものであります。その現在までの進捗状況、今後の整備スケジュールについてもあわせてお伺いいたします。 次に、環境問題についてお尋ねいたします。 「ラブ・キャナル」という言葉を御存じでしょうか。アメリカのナイアガラの滝で有名なナイアガラ・フォールズ市というところで、一九五〇年ごろ、地元の化学会社がダイオキシンの有害物質を数千のドラム缶に詰めて運河に廃棄いたしました。その後、運河は埋め立てられ、小学校や住宅が建設されましたが、雨が降ると異臭が漂い、がんによる死亡者が多発したため、有害物質が廃棄されていたことがわかったのであります。アメリカでは、これをきっかけに資源再生保全法が見直され、有害物質の規制に力点が置かれるようになりました。さらに、廃棄物処理場を浄化するには膨大な資金が必要なため、総括的環境への対応、補償義務法と言われる「スーパーファンド法」が成立し、重い企業責任を課せられております。 この事例に見られる基本的な考え方は、日本、あるいは県における問題を処理、解決する参考としても今後考えられると思います。廃棄物問題を含め、環境問題の対応の基本は、後世にツケを回さないことであり、美しい環境を残し、持続的発展が継続できる資源を保全するために今我々が何をなすべきかが問われていることと思います。廃棄物問題のように、多くの人々が加害者であり、また被害者でもある環境問題の解決には、社会システムと制度、それに技術の三位一体でのブレークスルーが必要ではないでしょうか。環境破壊は、一人一人の人間活動から派生しているものの、我々一人一人が環境を守る小さな積み重ねをしていかなければなりません。 こうした中で、徳島県では、環境プランの策定、環境対策推進本部の設置、エコオフィスとくしま・県率先運動の展開、来年度末を目指した環境基本条例の策定、その他さまざまな取り組みがなされております。また、さきの国への重要要望事項の中に環境対策が最重点項目の一つとされており、さらに長期計画の中でも省資源・省エネルギー対策の重要性を指摘されており、環境問題への強い姿勢を示すものとして評価いたしております。 さて、今月一日より廃棄物不法投棄等罰則強化、再利用の規制緩和、ダイオキシンの排出基準設定、焼却の規制強化、すべての最終処分場を規制対象とするなどを内容とした廃棄物処理法の改正・施行が行われました。また、本年四月から容器包装リサイクル法が施行されましたが、今までの大量消費・大量廃棄の生活習慣は、一朝にしては改まるものではありません。ごみ処理も焼却、埋め立てといった使い捨て意識の延長上にある現状から、生産・消費・再利用という資源循環型社会を構築していくには、今後産・官・民一体となった、たゆまぬ努力が必要であります。 そこで、お聞きいたします。世は「共生」から「共創」の時代と言われています。共創とは、生態を含め、異なる主体が単に共生するだけでなく、ともに新しい関係と価値観をつくり出そうとするもので、資源・環境循環型社会をだれかに任せておけばできるものではございません。一人一人がまさに参加し、その共創の思想により新たな体制を築いていくことが求められております。県が主体となって、新たな廃棄物処理方策など、環境問題を解決するために新たな社会システムと制度、それに技術を結合した、三位一体となった考えを導入すべきと思いますが、いかがでしょうか。 また、国に対しても、県の民度の高さをアピールするために新たな制度を、共創の視点に立って提案してはどうかと考えますが、御所見をお聞きしたいと思います。 また、廃棄物再資源化への課題は、ごみ問題は自分の問題とする住民意識の改革、ごみ減量の習慣づけや再資源コストが挙げられます。そうした中で、廃棄物回収・再資源化を行う静脈産業の指導・育成が必要であり、今後どのように取り組まれていくのか、お聞かせ願いたいと思います。 さらにまた、人々が日常の生活の中でどれだけ環境に負担を与えているのか、わかりやすく、簡単に計算できる「環境家計簿」を環境庁や地方自治体でもつくって住民に配布しております。その家計簿をつけることにより、人々は環境へ配慮する心が芽生え、日々の生活を見詰め直すことによってむだが省かれ、家計節減の効果も生まれてまいります。 県においても、環境問題への県民意識の高揚を図る一つの手段として、他県の例も参考にしながらこの環境家計簿をつくり、県民の方々に活用してもらってはいかがでしょうか、御所見をお聞かせ願いたいと思います。 続いて、ダイオキシンの規制が強化されましたが、猛毒のダイオキシン類を排出している一般ごみ焼却施設問題についてお尋ねいたします。 ダイオキシン問題は、ここに来て急激にマスコミなどで取り上げられ、県民のダイオキシンに対する関心も大変高くなってきております。県内の一般ごみ焼却場は二十一カ所、県の調べによりますと、排ガス中のダイオキシン濃度は、海部郡衛生処理事業組合の海部美化センター、ここが七十二ナノグラムと最高で、一応従来の基準は満たしているものの、新しい基準に照らしてみると、何らかの改善が求められているのが実情であります。特に、ダイオキシンの測定も、全国の焼却場の中には、厚生省に過小申告したり、測定の日だけダイオキシンの発生しやすいプラスチックを選別除外して燃やし、意識的に低くしている例もあると言われております。 県内にはそんな例はないと思いますが、そこでお尋ねしたいのは、新しい基準に向けた焼却場の改良をいかに指導するかであります。 県が、九月に循環型廃棄物処理施設広域整備策定委員会を設置し、ダイオキシン類削減の観点から、県内の広域ごみ処理体制について検討していることは理解しております。これはダイオキシンの出やすい小型炉を廃止し、二十四時間連続運転できる、日量百トン以上の処理能力がある大型炉に集約できる広域化ブロックを地理的、社会的条件から設定すると言われております。一つのガイドラインとはいえ、これが果たして実現できるかどうか、いささか心配するものであります。その心配の理由は、焼却場の建設には巨額の資金が必要であり、既設の炉の中には、新設したばかりのところから更新時期が来ているところまでまちまちであり、広域化に歩調がそろいにくいと考える点であります。 もう一つ心配なのは、地域の住民感情であります。同じ行政区域内でも建設地をめぐる争いが絶えないのに、広域・大型化すれば、ますます調整が難しいと思われます。とても人口や距離だけで割り切れない側面があるのではないでしょうか。 広域化構想は一つの指針であり、強制力はありません。市町村などが具体化する場合、大幅な国や県の助成や、周辺地域の社会資本整備に優先投資する措置ができないものでしょうか。 次いで、法改正で五年以内に規制強化が迫られている関係市町村の中には、広域化実現まで待てないと、ごみを固形燃料化するRDF方式を検討しているところもあると聞きます。そこで生じる燃料の受け入れについて県が協力できるかどうかであります。 県内の焼却施設には、使用開始から十五年を経過し、更新予定時期を迎えている焼却場が八カ所ございます。ダイオキシンの排出削減のために改築を迫られておりますが、国・県の広域化政策に絡み、日量百トン未満の焼却場では補助の対象にならないとのことであります。そのため、中には燃えるごみを固形燃料化するRDF方式の採用を希望する町村も多いとのことであります。この場合、固形燃料の受け入れ先の確保が建設のかぎを握っています。関係市町村は、県の発電所建設を望む向きが多くありますが、県は、受け入れについて検討の余地があるのでしょうか。 三つ目は、ダイオキシンの発生源であるプラスチック類ごみを出さないためのリサイクル運動をいかに徹底するかが問題であります。家庭から出るごみには容器・包装の廃棄物が大変多くあります。そのうちプラスチックは、容積で六〇%を占めていると言われております。市町村でも、分別収集によるリサイクル運動に努めておりますが、まだまだ十分に機能していないのが現状であります。生産・販売段階から過剰な容器・包装をやめるなど、生産・販売・消費の各段階での協力が一層必要だと思いますが、この点についての県のお取り組みをお聞きいたします。 以上、答弁をお聞きいたしまして、まとめに入りたいと思います。   〔大西(仁)議員出席、出席議員計四十二名となる〕   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) 市町村合併について方向づけ等を示し、県としてリーダーシップを発揮すべきではないかという御質問についてでございます。 議員御指摘のとおり、地方分権がいよいよ実行の段階に移される中にありまして、最も住民に身近な地方自治体でございます市町村は、その果たすべき役割にふさわしい行政執行体制の整備・確立を図ることが求められております。しかしながら、本県における多くの町村は、人口・規模も小さく、財政も脆弱であるために、今後増大が見込まれます高度な住民ニーズに対して、その行財政能力は十分ではなく、現在大きな問題となっておりますダイオキシン対策や、二〇〇〇年から導入が予定されます介護保険制度への対応などを例にとりましても、その状況は非常に厳しいものがあるというふうに考えております。 また、一方、最近の交通通信網の発達によりまして、日常生活圏の著しい拡大に伴い、市町村の区域を超えた行政サービスが求められているところでございます。 このような状況に対応するためには、市町村合併による規模の拡大などによりまして、市町村の行財政能力の向上を図ることが非常に重要な視点であるというふうに考えているところでございます。 県といたしましては、国に対して、合併に関するより一層の財政支援措置など、現在の法律でございます市町村合併の特例に関する法律というのがございますが、その法律の改正を含めた国のさらなる支援を要望いたしますとともに、県下数カ所で広域行政・自主的市町村合併シンポジウムを開催するほか、本年度から新たに民間団体等が行う合併等についての調査研究等に対する補助制度を創設するなど、合併の機運醸成等につきまして支援策を講じているところでございまして、去る十月十九日には、この制度を活用する形で、吉野川市構想勉強会が開催されるなど、民間レベルでの市町村合併に向けた取り組みも行われているところでございます。 私といたしましては、先般の一日地方分権委員会でも、各委員さんに対し、市町村合併の重要性と制度改正の必要性について重ねて申し上げたところでございますが、今後につきましては、地方分権推進委員会の第二次勧告におきまして、県に対し、合併パターンの提示などの必要性が求められているところでございまして、市町村及び地域住民が、それぞれの地域における具体的な市町村のあり方を考えていただけますように、より詳細な情報提供等を行いますとともに、議員御提案の点も含めまして、今後県としてどう取り組んでいくか、十分検討してまいりたいと考えております。 広域連合制度を今後本県においても推進すべきじゃないかという御意見についてでございます。 広域連合は、多様化した広域的な行政需要に適切かつ効率的に対応するとともに、国等の権限移譲の受け入れ体制を整備するために創設をされました制度でございまして、従来の広域行政組織でございます一部事務組合と比較いたしますと、より民主的で、かつ広域調整能力が強化され、地方分権の推進に対応しやすい組織でございます。地方分権推進委員会の第二次勧告におきましても、地方公共団体に対しまして、広域的な事務処理体制の簡素化や体制の強化のため、既存の一部事務組合や広域市町村圏の機構についても広域連合への移行を検討するよう求めるとともに、国に対してもそのためのさまざまな支援策を求めております。 議員御指摘のとおり、自然的・社会的諸条件等から容易に合併が進まない地域におきまして、広域連合制度を活用した事務の共同処理の推進を図りますことは、市町村の行財政基盤の強化とサービス水準の向上に極めて有効でございます。したがいまして、県といたしましても、今後各市町村や広域市町村圏等に対しまして、広域連合の推進に向けた取り組みが検討されるように、制度内容等の周知や活用方法の紹介など、きめの細かい助言・指導などを行ってまいりたいと考えております。 県が主体となって新たな社会システムと制度、それに技術を結合した廃棄物処理方策を提案してはどうかという御質問についてでございます。 二十一世紀を目前に控えまして、現代を負託された我々の責務は、単に廃棄物の適正処理の確立にとどまらず、廃棄物の循環処理、再生利用を推進し、持続可能な資源循環型社会を構築することであるというふうに認識をいたしております。 このためには廃棄物が、人々の日常生活や通常の産業活動から発生する以上、その処理についても、自治体のみならず、社会経済システム全体の中で検討し、国民一人一人がみずからの課題として取り組むべき問題としなければなりません。 我々が目指すべき理想は、廃棄物ゼロの社会、つまりゼロ・エミッション社会の実現であります。このためには、循環処理、再生利用を担う環境関連産業の育成が大きなかぎを握っております。産業社会の中で廃棄物の循環処理、再生利用が有効に機能し、健全な成長を遂げるためには、事業展開に当たり新たにクリアすべき三つの課題があるというふうに言われております。一つには、安全性と安心の確保の問題、二つには、採算性の確保の問題、三つには、効率化の促進の問題、この三点であります。 一点目の安全性と安心の確保の問題についてでございますが、廃棄物の循環処理、再生利用に関する安全基準を、科学的知見に基づき早急に確立をいたしますとともに、これに対応し得る技術開発を官民一体となって推進することが必要でございます。 次に、採算性の確保の問題についてでありますが、廃棄物の循環処理、あるいは再生利用が地域の環境対策や省資源化に果たす役割を評価し、これに見合うコストを排出業者、消費者及び行政が適正に負担することにより解決策を見出すべきものと考えます。 三つ目の効率化を促進するためには、廃棄物処理施設の広域化と、それに伴う施設の大型化が不可欠でございます。広域化、大型化につきましては、一方で地域住民の不安も大きくなるという側面もありますことから、廃棄物処理に関する安全性と信頼性を担保すべき制度的保証の確立が何よりも急がれるものと認識をいたしております。 こういった意味におきまして、資源循環型社会は、議員御指摘のとおり、一人一人が参加し、ともに新しい関係と価値観をつくり出すことにより初めて実現可能なものと考えております。 以上、申し上げました観点から、国に対しまして提案すべき事項につきましては、今後具体的な課題と方策を整理した上で、二十一世紀におけるゼロ・エミッション社会の実現という新しい社会経済システムの構築といった観点から、積極的に要望してまいりたいと、このように考えておるところでございます。   (三村総務部長登壇) ◎総務部長(三村亨君) 徳島中央広域連合に対する今後の助言・指導・支援についての御質問でございます。 徳島中央広域連合は、御承知のとおり、本年二月に全国二番目に設置されたものであり、この活動方向につきましては、県内のみならず、全国的にも注目されているところでございます。本広域連合では、当面、その規約に基づき、広域行政圏の圏域に関係する広域行政圏計画の策定や、五億円のふるさと市町村圏基金の運用益で、広域的なソフト面での地域振興事業を展開することとなっており、本年度から構成町村間の情報ネットワークづくりなどに取り組んでいるところでございます。 県といたしましては、このふるさと市町村圏基金の造成に対して五千万円の補助をするほか、ソフト事業へのノウハウの提供など、支援を行っているところでございます。 さらに、今後地方分権が進む中で広域連合が持つ幅広い機能が十分発揮できるよう指導を行いますとともに、県の広域行政に対しての財政支援措置の活用等、さまざまな支援を行ってまいりたいと考えております。   (桂樹土木部長登壇) ◎土木部長(桂樹正隆君) 県道宮川内牛島停車場線の西条大橋を含むバイパス計画の進捗状況と今後の整備スケジュールについての御質問でございます。 このバイパスは、国道三百十八号の阿波中央橋付近の慢性的な交通渋滞の緩和を図るとともに、吉野川にかかる一条南及び一条北の二つの潜水橋の抜水橋化を目的として、主要地方道徳島吉野線から一般国道百九十二号までの約三・二キロメートル間を平成六年度から整備しているものであります。 県といたしましても、この道路の整備によりまして、吉野川中流域における南北軸の幹線道路網の強化が図られ、鴨島町と吉野町はもとより、県中央部の一層の交流・連携が促進されるものと期待いたしております。これまでに取り合い道路につきましては、地元協議・設計を完了し、現在約三〇%の用地取得率となっております。また、西条大橋の詳細設計も既に終えております。 今後は、地元関係者の御理解、御協力をいただきながら用地取得を鋭意進めるとともに、西条大橋の本体工事につきましても、遅くとも平成十一年度には着手したいと考えております。 なお、当バイパスは、西条大橋やJR跨線橋などの長大構造物を含むため、多大の工事費と工期を要する工事であり、厳しい財政状況の中ではございますが、今後とも関係者の御支援、御協力をいただきながら、事業の早期完成に向けて鋭意努力してまいりたいと考えております。   〔中谷議員退席、出席議員計四十一名となる〕   (須見環境生活部長登壇) ◎環境生活部長(須見照彦君) まず、廃棄物の回収・再資源化を行う静脈産業の指導・育成についてのお尋ねでございます。 廃棄物の再資源化のためのいわゆる静脈産業の育成は、今後の廃棄物の処理と資源の節約、処理施設の有効利用等の観点から、極めて重要な課題であると考えております。 現在、リサイクル法による製造者、販売業者への廃棄物回収の義務づけ、リサイクル率の目標設定などが検討されているほか、企業の自主的な取り組みとしての環境管理システムに関する国際的な認証制度の発効など、廃棄物の再資源化に向けた各方面の活発な動きが見られております。 このように、静脈産業の育成と発展は時代の要請でございまして、二十一世紀に向けまして確固たる産業として大きな可能性を秘めているものと考えております。 その方向をより確かなものとするために必要な条件といたしましては、まず廃棄物の回収と再資源化を含む環境関連産業に対する安全性と採算性の確保がございます。次に、事業活動に対する環境負荷に対する規制の強化、さらには事業への参入機会の拡大のための、いわゆる規制緩和の推進などの条件整備も必要と考えられます。 しかしながら、これらの問題の解決のためには、環境分野からのみのアプローチにはおのずと限界がございますので、これまで主として供給者の育成を中心に図ってきた国の産業政策を根本的に見直すほどの大きなテーマであるというふうに言われております。 このような観点から、県といたしましては、今後再生品の利用拡大などに一層取り組みますとともに、再資源化コストの適正化、公的融資制度の創設などの政策提案として、国等に積極的に働きかけてまいりたいと考えております。 次に、環境家計簿についての質問でございます。 最近、深刻化の度合いを深めております地球温暖化を初め地球環境問題、あるいは廃棄物問題などの今日的な環境問題の多くは、議員御指摘のとおり、大量消費・大量廃棄の生活様式そのものに起因しておりまして、私たち県民一人一人が被害者であると同時に加害者でもあるという側面を有しております。 この対応策としまして、日常生活の中でどれだけ環境に負担を与えているかということが簡単に計算できまして、なおかつ地球に優しい行動を実践していくためのさまざまな情報やアイデアなどを盛り込んだ環境家計簿は、日々の暮らしの現状を知り、これを踏まえた具体的な行動を起こすという点で、大変有効なものであるというふうに考えております。 来年度におきましては、こうした環境家計簿の果たす役割の重要性にかんがみまして、徳島県版の作成を検討するとともに、県民への効果的な普及に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、市町村がごみ処理施設の広域化を具体化する場合に、国、県の大幅な助成や周辺地域への社会資本整備に優先投資する措置はできないかという御質問でございます。 県におきまして現在策定中の「循環型廃棄物処理施設広域整備構想」におきましては、本年度末をめどとしまして検討作業を進めておりますが、議員御指摘のとおり、この構想策定後におきましては、市町村が主体となったごみ処理広域化に向けた協議と、県の積極的な指導が必要であると考えております。 県といたしましては、平成七年度より一層の広域化を促進するため、県費補助金の限度額の大幅な引き上げ、補助率を大幅に優遇するとともに、周辺対策事業に対しましても補助を行うなどの財政支援を、他県に先駆けて行ってきたところでございます。 さらに、本年度におきましては、国に対する施策提案として、広域ごみ処理施設の立地に関する交付金制度の創設や、周辺対策事業に対する補助制度の創設並びに国庫補助率の引き上げ等を求めました「廃棄物高度・広域処理施設整備促進事業」の創設を要望し、補助率の実質的な引き上げにつきまして一定の成果を上げたところでございます。 県におきましては、今後立地市町村における必要な周辺整備、社会資本整備につきまして、関係部局に対し、可能な限りの理解と協力を得るよう努めてまいりますとともに、ごみ処理施設が、いわゆる迷惑施設から、より望まれる施設へと転換できますよう、施設整備のあり方そのものも含め検討してまいりたいと考えております。 次に、市町村で処理されたごみ固形燃料を処理するために、県において発電所の建設と、固形燃料受け入れの検討の余地があるかという質問でございます。 三重県や栃木県を初め、全国の十数県におきまして、市町村のごみ処理施設をごみ固形燃料化施設に改築しまして、ここで製造された固形燃料を燃焼しまして発電等の熱利用をしようとの計画や構想が検討されているというふうに伺っております。 さらに、国におきましては、自治省、通産省、厚生省におきまして、このようなごみ固形化燃料を利用した施設に対しまして、かなり踏み込んだ財政支援制度を設けるなど、今後の広域的なごみ処理方式の一つとして、次第に認知されつつあると認識しているところでございます。 議員御提案のごみ固形燃料化発電につきましては、昨日も知事から御説明しましたとおり、現在進めております循環型廃棄物処理施設広域整備構想の策定作業の中で、発電、熱供給などの望ましいエネルギー回収方法の一つとして、そのガイドラインを示したいと考えております。 しかしながら、この構想の実現のためには、既存の発電事業に比較しまして、相対的に高い発電コストを、だれが、どのような形で負担するのか。また、電力の品質の安定性はどうかといった解決すべき課題もあるところでございます。 いずれにいたしましても、ごみ固形燃料化発電と申しましても、市町村の廃棄物処理の一形態でございますので、まず市町村が主体性を持った形での広域化の推進と、県による技術的な支援が相まって初めて実現可能であると考えておりまして、今後の技術革新の動向等も見きわめながら、市町村ともども検討してまいりたいと考えております。 最後に、ダイオキシンの発生源であるプラスチック類を初めとする過剰な容器・包装の削減についてのお尋ねでございます。 近年のライフスタイルの多様化や経済活動の進展に伴いまして、ごみの量が増加するとともに、ごみの質も多様化しておりまして、ダイオキシンを初めとする有害化学物質などによりまして、その適正な処理が次第に困難となっております。議員御指摘のとおり、ごみの減量化を強力に推進するため、生産・流通・消費・廃棄の各段階での協力体制の整備が求められておりまして、本年四月に本格実施されました容器包装リサイクル法も、このような視点から制定されたものと認識しております。 県といたしましては、この協力体制を整備し、具体的な県民運動を展開するため、本年五月三十日──これは「ごみゼロの日」でございますが──に、住民団体、事業者団体、行政団体等、八十三団体が参加する「クリーンリサイクル推進徳島県民会議」を設立したところでございます。また、具体的に、この協力体制を実効あるものとするため、それぞれの立場でごみ減量化活動を主体的に行っていく必要があり、その一環として簡易包装の推進やプラスチックトレー等の回収を自主的に行う「エコショップ整備事業」や、買い物袋の持参から過剰包装の減量についての啓発を行う「マイ・バッグ・キャンペーン」の展開等を行っております。 さらに、県内各種団体の協力を得まして、「徳島リサイクルフェア」を来年一月末に開催することといたしておりまして、今後とも積極的にごみの減量化を推進してまいりたいと考えております。 県といたしましては、このような県レベルでの減量化事業だけではなく、今後はよりよい資源循環型社会を構築するために、国やメーカー等に対しましても、関係機関を通じ、生産段階におけるリサイクルシステムの確立に向けまして、積極的に働きかけてまいる所存でございます。   (川真田議員登壇) ◆二十八番(川真田哲哉君) 質問を欲張りまして時間をオーバーいたしましたこと、申しわけございません。 合併につきましては、知事も最重要に挙げられ、眠れる獅子・合併は目覚めつつあり、既に時代の流れと存じます。どうか知事には強いリーダーシップを持って取り組んでいただきたいと思います。 中央広域連合につきましても、申し上げましたように、すべての試金石だと考えておりますので、積極的御支援を重ねてお願いいたします。 環境ですけれども、共創の視点に立っての提案につきましては、国に上げるべく、今後具体的な整理をされていくとのことであります。新たな取り組みについての御期待を申し上げます。 教育委員会に二点、環境の問題ですけれども、環境教育にも、今さまざまな取り組みがされているとのことでございますけれども、進学関連教育が優先され、環境教育に余り時間がとられてないといった現場の声も聞かれますので、この点もよろしくお願いします。 もう一つ、県内の学校のごみ焼却廃止についてですが、十月三十一日付で、「ダイオキシン等の排出に関する安全性が確認されない限り、焼却炉の使用禁止」が文部省から通達されているとのことでありますが、各学校では、児童・生徒の成績を記した非公開文書があったり、ごみの一時保管施設や裁断機の導入など、予算面での問題もあるかと考えられますが、児童・生徒の健康管理のためにも、一日も早く廃止するように、市町村に御指導をお願いいたします。 さて、月日のたつのは早いもので、徳島県の英知を結集した「三〇〇〇日の徳島戦略」も、その成果を問われるときを間近に迎え、身の引き締まる思いがいたします。「時に及んでまさに勉励すべし、歳月は人を待たず」、これは中国の陶潜が詠んだ言葉でございます。一日たりともおろそかにせず、県勢発展にともども努力してまいりたいと思います。 御清聴まことにありがとうございました。(拍手)   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 議事の都合により、休憩いたします。      午後二時六分休憩   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    午後二時三十四分開議      出席議員計四十名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     岡  本  富  治 君     二  番     藤  田     豊 君     三  番     橋  本  弘  房 君     四  番     大  西  章  英 君     五  番     長  池  武 一 郎 君     六  番     森  本  尚  樹 君     七  番     谷     善  雄 君     八  番     山  田     豊 君     九  番     久 次 米  圭 一 郎 君     十  番     庄  野  昌  彦 君     十一 番     冨  浦  良  治 君     十二 番     樫  本     孝 君     十三 番     来  代  正  文 君     十四 番     猿  瀧     勝 君     十五 番     竹  内  資  浩 君     十六 番     長  尾  哲  見 君     十七 番     福  山     守 君     十八 番     西  沢  貴  朗 君     十九 番     吉  田  忠  志 君     二十 番     北  島  勝  也 君     二十一番     杉  本  直  樹 君     二十二番     佐  藤  圭  甫 君     二十三番     亀  井  俊  明 君     二十四番     遠  藤  一  美 君     二十五番     柴  田  嘉  之 君     二十六番     児  島     勝 君     二十七番     原     秀  樹 君     二十八番     川 真 田  哲  哉 君     三十 番     大  田     正 君     三十一番     榊     武  夫 君     三十二番     平  岡  一  美 君     三十三番     四  宮     肇 君     三十四番     近  藤  政  雄 君     三十五番     湊     庄  市 君     三十六番     木  村     正 君     三十八番     中  谷  浩  治 君     三十九番     大  西     仁 君     四十 番     阿  川  利  量 君     四十一番     谷  口     修 君     四十三番     木  内  信  恭 君   ────────────────────────
    ○副議長(木内信恭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 十四番・猿瀧勝君。   〔元木議員出席、出席議員計四十一名となる〕   (猿瀧議員登壇) ◆十四番(猿瀧勝君) 年の瀬も押し詰まってまいりました。昨年に引き続き、年内最終の議会での一般質問であります。 本来なら、浪花節かど演歌でと、そんな思いもありましたが、今回に限ってはそうはまいりません。きょうの日のために、私は、歌をつくってまいりました。作詩作曲、猿瀧勝。歌の題目は、名づけて「県南ひがみ節」、決してベートーベンの第九に劣らぬ名曲であります。二度と聞かせる歌ではございません。知事初め理事者の皆さんは、耳を澄ましてようく聞いておいていただきたい。後で、こんな歌、二度と聞きたくないわと必ず思う。しかし、下手な歌の後の大トリは、我が会派の大親分、議会の長老でいらっしゃる、前の県医師会の会長さんでもありました、それも名医であられる中谷議員が控えられております。私の質問に対し、後で気分の悪くなられる理事者もおいでになるかもしれません。中谷先生によく効く薬をもらって飲んでおいてください。 私は、きょうは前さばき役として平成九年の締めくくりをさせていただきます。 本年も残すところ二十日余りとなりました。明けて来年四月五日、きょうから数えて百二十日、八十三万県民待望の明石大橋が開通をいたします。一月二十八日は、世界に名立たる名指揮者・小澤征爾氏を、第九発祥の地・鳴門に迎えての第九演奏会の開催を初めとして祝賀行事の幕があき、神戸─鳴門ルート全線開通を祝う祝賀のムードも、一気に高まってくるでありましょう。私自身も、徳島県民として非常に喜ばしく思う一人でありますが、その一方で、阿南市に居を構える一人の市民として、そしてまた阿南市民の代表としての県議会議員の立場から、いま一つ素直に喜べる気持ちにはなれません。何かしら華やかな祝賀の雰囲気についていく気になれないんです。取り残された、見捨てられた、そんな気がしてなりません。 明石架橋の効果が全県くまなく行き渡るんだろうか。明石の開通によって阿南市にとってはどんな波及効果があるんだろうか。架橋は、果たして県南発展の起爆剤になり得るのか。いま一つ私には見えてまいりません。文字どおり、本州と四国の結節点となる鳴門周辺では、ウチノ海の整備も進み、大塚陶板美術館もオープンされ、小鳴門大橋も完成をいたします。徳島市におきましても、四国三郎橋を初めとして市内の道路整備も進み、架橋に合わせたさまざまなプロジェクトも進んでまいりました。 県央・県西に目を向けても、徳島自動車道の延伸、ふれあいの里と、各種事業の促進など、架橋の効果を誘引するべく、数々の事業が着々と完成し、その成果を見せつつあります。 ところがであります。知事さん、九月の知事選挙で、四市の中でも最も投票率の高かった阿南市を初めとして県南に目を向けたとき、一体何がありますか。何をしてやったと胸の張れるものがあるんでしょうか。国道五十五号バイパスの南伸も、まだまだ遅々として進んでおりません。高速道路につきましても、四国横断道の整備計画区間は小松島まで、その上、阿南市内の横断道と地域高規格ルートに至っては全く白紙の状態であります。南部運動公園も、県南内陸工業団地も、いまだ全く事業化のめどすら立っておりません。ただただ指をくわえて、ほかの地域の華やかなお祭り気分を見ていろとでも言いたいんでしょうか。県南部にただあるものは、進みゆく過疎と、ごみと、産廃問題だけであります。そんな状況の中で第九なんか歌える気持ちには到底なれません。 知事、あなたは、二期目の県政運営に当たって、「一隅を照らす県政」を推進するとおっしゃった。県下にくまなく光を当てる県政を進めるんだということも述べられました。果たして阿南市を初めとする県南地域には光は当たっているんでしょうか。むしろ県内各地域と対比したとき、地域による明と暗のコントラストがより鮮明になりつつあるんではないでしょうか。それとも、これから電光石火のごとく、一躍ぱしゃっと明るい、目の覚めるようなスポットライトを県南に当ててくれる何か隠し玉でもあるんでしょうか。景気の先行きも五里霧中であります。株価は下げどまり、都市銀行や大手証券会社までが倒産の憂き目に遭っております。国も県も財政赤字で瀕死の状態。今の世の中、何もかもがうつ向きかげんであります。たそがれ迫る黄昏期を迎え、日本全体がほの暗い状況にあり、刻々と漆黒の夜に向かいつつあると言っても過言ではないでしょう。再び日本が、さんさんと輝く太陽の下に立たされることはもはや望めません。そんな時代を迎えつつあるんではないでしょうか。光は一体どこにあるのか。あせてしまった輝きを取り戻すことは、果たして可能なんでありましょうか。 そうした厳しい状況の中にあって、「一隅を照らす」との知事の一言、まさに県南にとっては福の神、守りの神として心強く受けとめさせていただきました。圓藤知事による「一隅を照らす県政」によって、大きなたいまつのようなかがり火としていただくことを大いに期待をしてやみません。 それでは、知事の「一隅を照らす県政」の神髄を見きわめる意味で、これから幾つかの質問を展開をいたしてまいります。 まず第一点、県南にはこんな言葉があります。「北高南低の県政」、いわゆる県南地域には今まで明るい光は当たっていなかった。むしろ県内各地域と対比したときに、地域による明と暗のコントラストがあんまりにも鮮明であった。これからは電光石火のごとく、一躍ぱしゃっと目の覚めるようなスポットライトを県南に当ててくれる何か隠し玉でも知事は持っておられるのか。それは何なのか、まず教えていただきたい。 あわせて、県南における県営プロジェクトが遅々として進んでおりません。最大の原因はどこにあると思われるか。また、その原因を打ち破るためには、今後県としてはどのような対策をお持ちなのか。早期着工に向けた知事の決意のほどをお伺いをいたしておきます。 第二点、ことしの十月十六日付で、厚生大臣より知事あてに、阿南市福井町における産業廃棄物処理施設許可申請に対し、処分すべきことを命ずるという大臣の命令書たるものが送りつけられてきました。知事さん、この問題どないなっとん。もう終わっとんと違うん。済んだことじゃと思っておりました地元にとっては、全くの寝耳に水であります。行政不服審査法第四十三条には、「大臣の裁決については、関係行政庁を拘束する」、こう書いてあります。幾ら法律とはいえ、地方分権、規制緩和の叫ばれる中、地方の声を全く無視するような今回の命令、即返上をし、知事みずからが大臣に抗議すべきと考えるが、知事の見解をお聞かせいただきたい。 また、今回の大臣の裁決と徳島県産業廃棄物処理指導要綱の関連について、県としてはどのように解釈をされておられるのか。また、業者に対し、どのような行政指導を、どこまで求めることができるのか。そして、最終の認否の判断はどのような形でお示しになるのか、知事の御見解を賜りたい。 御答弁をいただいて、質問を続けてまいります。   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) 県南地域における振興策は何かという御質問についてでございます。 これからの県づくりに当たりましては、それぞれの分野で努力をされておられます方々や、地域に向ける細やかなまなざしを決して忘れることなく、県民のだれもが一定水準以上の便益を受けることのできる、均衡のとれた県土づくりを進めたいと考えております。 こうした視点で県内の地域を見ますれば、人口が集中する都市部だけじゃなくて、豊かな自然に恵まれた中山間や過疎地域について、交通基盤や産業基盤の整備を進めながら、地域の発展を図るための新しい光を当てることが極めて重要であることは、議員御指摘のとおりであります。 こうしたことから、新長期計画におきましては、県内を三圏域に分けた圏域別計画を掲げておりまして、県南地域につきましては、これまでの産業集積を一層促進をいたしてまいりますとともに、変化に富む自然を生かした交流を推進していくことが地域づくりの基本方向であるという認識から、那賀川下流域の農業基盤の整備、橘港公共用地の整備、丹生谷モリトピア構想や、海を生かした交流拠点づくりなど、地域特性を生かした六つのプロジェクト、合わせて十三事業に取り組んでいるところでございます。こうした事業を一つ一つ、着実に実現していくことによって、県南地域が持てる資源と特性を生かして発展していけるように、全力で取り組んでまいりたいと考えております。 また、県南におけるプロジェクトが遅々として進んでない原因と対策についての御質問でございます。 まず、一点目の国道五十五号阿南道路につきましては、打樋川河川改修事業、見能林及び富岡東部地区圃場整備事業等と非常に密接に関連をいたします。そういうことから相互に連絡調整を図りながら整備が進められておりまして、県といたしましては、阿南市西路見町から津乃峰町までの延長五・三キロメートルの区間については、平成十二年度に暫定供用されるよう、建設省ともども事業促進に努めているところでございます。 次に、二点目の高速道路についてでございますけれども、四国横断自動車道につきましては、昨年末に開催されました国土開発幹線自動車道建設審議会で、鳴門から小松島までが整備区間に格上げされ、阿南までの全区間の格上げを目指しておりました本県にとりまして、まことに残念な結果となりました。しかしながら、小松島─阿南間は、既に都市計画決定を終えておりますので、次期国幹審ではぜひ整備計画区間に格上げされ、一日も早く事業化されますよう、今後とも関係者の御協力を得ながら全力を尽くしてまいりたいと考えております。 なお、阿南インターチェンジと、現在事業中の日和佐道路を連絡する区間につきましては、今年度から建設省と県が共同で地域高規格道路としてルートの調査に着手したところでございます。今後、さらに設計や環境調査等を進めまして、この区間が早期に事業化できるように、建設省ともども努めてまいりたいと考えております。 三点目の南部健康運動公園の整備につきましては、現在阿南市において鋭意用地交渉を進めていただいておりますが、関係者百二十七名のうち四名の方との契約が残っております。引き続き、粘り強い交渉を阿南市にお願いしているところでございます。一方、県におきましては、埋蔵文化財調査につきまして実施可能なところから調査を進めておりまして、用地取得が完了後、速やかに公園の造成工事に着手できるように努めてまいりたいと考えております。 県南内陸工業団地についてでございますが、現在の事業の進捗状況といたしましては、用地関係者の方々の御理解をいただくべく、地元阿南市ともども鋭意努力をいたしているところでございますが、残念ながら、今なお、一部の方々の御理解がいただけていない状況でございます。工業団地開発は、土地所有者等関係者全員の御理解をいただかなければ困難な事業でございますので、引き続き阿南市ともども十分連携をとりながら取り組んでまいる所存であります。 このような状況でございますが、これらの事業は県南地域の振興のために非常に重要なプロジェクトでございますので、地元関係者の御理解、御協力をいただきながら、国、地元阿南市などとなお一層連携を深め、事業の促進が図られるよう、精いっぱい努力をしてまいりたいと、このように考えております。 厚生大臣の裁決について、即返上し、知事みずから大臣に抗議すべきという御意見についてであります。 今回の問題の本質は、県知事の許可が必要な産業廃棄物処理施設の設置について、県の定めた指導要綱に基づく事前協議に事業者が従わないことを理由として許可申請の受理を拒否したことの法的な可否が争われたものでございまして、厚生大臣の裁決において県の主張が認められなかったことについては、まことに残念であると言わざるを得ません。この裁決は、訴訟における判決と同等の効力を有し、法律的に県には再度の抗弁の機会は与えられておりませんので、残念ではございますが、御理解を賜りたいと存じます。 また、今回の大臣の裁決と、徳島県産業廃棄物処理指導要綱の関連について、県としてどのように解釈をしているのかという御質問についてであります。 徳島県産業廃棄物処理指導要綱は、平成五年の六月、産業廃棄物処理施設の設置許可が必要な施設について、廃棄物処理法のみならず、関係諸法令を事前に審査するとともに、関係住民への計画の周知と合意形成を図ることを目的に制定したものであります。今回の厚生大臣の裁決では、要綱に基づく許可申請の不受理が認められなかったものでございまして、要綱による行政指導そのものが否定されたとは考えておりませんので、今後とも県といたしましては事前協議制度をあくまで堅持していきたいと考えております。 業者に対し、どのような行政指導をどこまで求めることができるのかという御質問についてであります。 これまで申し上げましたとおり、行政指導が全面的に否定されたわけではありませんので、市町村への意見照会など、指導要綱に定められた事項等につきまして可能な限りの指導を行ってまいりたいと考えております。 最終の認否の判断はどのような形で示すのかという御質問についてであります。 今回の申請に関しましては、十月二十八日に申請書を受理し、現在申請書の補正を事業者に求めている段階であります。県といたしましては、廃棄物処理法上の審査を厳正に行いますとともに、行政指導の履行度合い等を総合的に判断した上で結論を出してまいりたいと考えております。   〔平岡議員退席、出席議員計四十名となる〕   (猿瀧議員登壇) ◆十四番(猿瀧勝君) 知事からいただきました御答弁に対しましての私の意見は、質問の途中ではめさせていただきます。 それでは、質問を続けてまいります。 きょうも県議会の傍聴席には、不肖猿瀧勝のかねての念願をかなえてくださった皆さん、そしてまた日ごろから私の政治活動を見守り、温かく抱き続けてくださっている方々がお見えでございます。 私は、ただひたすら住民本位、地域本位の政治をモットーに、県民の幸せにつながる政治活動にきょうまで走り続けてまいりました。私にとりましては、本会議での一般質問は、年一回の真剣勝負の場でもございます。地元の皆さんの前で、一回でもいい、せめて十分でもいい、文化の薫りのするような、そんな格調の高い、上品な質問をしてみたかった。知事や部長に対し、やいやい、こらこら言わなきゃならん、そんなごみや産廃のことばかり。もうこんな質問やめたろか。いや、やめたら負ける。そんなこと、あんなことを自問自答しながら、実はきょうの原稿を書いてまいりました。また今回もごみをやらせていただきます。 それには理由があるわけでございます。このままほうっておいたら、阿南や県南はごみや産廃や県外からの建設残土のほうり場に必ずなります。なるに違いございません。そしてまた、産廃問題で苦労され、悩まれ、ついには病いに倒れられ、帰らぬ人となった、前の福井町協議会の南部会長さんに対しても申し開きができません。「福井川は、町民にとっては命の川なんじゃ。命の水なんじゃ。後世に悔いを残すような、そんな施設は要らんのじゃ」と、常に先頭に立って私たちを引っ張っていただいたのが南部会長さんでありました。つらい思いや嫌な思いも随分されたと思います。反対運動の真っただ中、病気で倒れ、それでも病院のベッドの中で、「わしはもう生きては福井に帰れんかもしれん。猿瀧、後は頼んだぞ」と私の手を握った南部会長さんの、あのやせ細ったお姿が、今も私の脳裏から離れません。おれがやらなきゃだれがやる、そんな思いできょうもこの壇上に立っております。きょうはごみ一本に絞って質問をさせていただきます。 きのうの岡本先生、長池先生のような、そんな立派な、私は贈り物を知事にはようしません。知事に対しては、きょう傍聴においでております皆さんの本当に心を込めた反対の請願書を持ってまいりました。後で渡させていただきます。 私は、平成六年の十一月の議会で、私のふるさと・福井町に計画された産業廃棄物最終処分場の建設に反対する切実なお訴えをこの壇上からさせていただきました。会長さんが亡くなられて一年半後、平成八年三月二十二日、県から事業者に対し、事業計画の廃止勧告及び事前協議の完了の撤回という行政措置がとられました。当時、地元の関係者の中には、圓藤知事の勇気ある決断を賛美し、「あの知事さんは神さんじゃ、仏さんじゃ」と言われる方までおいでになりました。 知事、今回の件、簡単に許可しよったら、あんた今度は鬼じゃと言われますよ。 そこで、何点か、今度は部長にお尋ねをいたしてまいります。なお、難しい法律用語も出てまいりますが、傍聴されておられます地元の皆さん、理解しにくいところもあろうかと思いますので、できるだけ皆さんにわかるように、私は理事者にお尋ねをいたしてまいります。理事者も、易しい、理解のできるような言葉での御答弁をお願いを申し上げておきます。 大臣の裁決書なるものは、知事に、そんなもん返上すべきだと、抗議すべきと尋ねたら、知事は、「大臣の裁決において県の主張が認められなかったことについては、まことに残念であると言わざるを得ません。しかし、この裁決は訴訟における判決と同等の効力を有し、法律的には再度の抗弁の機会は与えておられませんので御理解を賜りたい」、こういう答えでありました。御理解してくれと言われても、地元は理解ができません。拘束力のある、それほどまでの裁決が出るまでの九カ月間の間に県のとられた態度に私は理解ができません。 順次言わしていただきますが、裁決の内容とは、簡単に申し上げますと、平成八年三月に県が業者に対し白紙撤回にしたのはけしからん。法律に違反しているから、今度業者から出てくる申請については速やかに受理をして審査をしてやれ、こういうことでございます。しかも、大臣の裁決というものは、先ほど知事も言われたとおり、県を拘束する力を持っております。まさに業者にとっては天の声、鬼の首でも取ったように思っておるのに違いがありません。国には廃棄物の処理及び清掃に関する法律、俗に言う廃掃法という、どっちかと申せば業者寄りの法律があります。この法律どおりのことさえ業者が守れば、県としては許可せざるを得ないことになっております。しかし、これでは地域で住民と業者のトラブルは必ず起こる。県としてもそんなことに巻き込まれんためには、十分ではないが、業者から正式の申請を受け付ける前に、業者に対してこれだけの周囲の方の同意を取ってこい、やれ地元で説明会をして理解を得よとか、こんな施設ではだめなんだ、もっといいもんをこしらえ、また関係する市町村の意見を聞いたりする、それが指導要綱であります。それができなかったら、本申請の受け付けをしないぞという、まあ住民にとりましては、住民の味方のようなものであります。 前段、知事のお答えの中で、「国の廃掃法と県の指導要綱との関連については、今回の大臣の裁決は、要綱に基づく許可申請の不受理が認められなかったものであり、要綱による行政指導そのものが否定されたとは考えておりませんので、県としても、今後とも事前協議制度をあくまでも堅持していきたいと」のことでありますが、それは県の私は得手のいい解釈のように思います。 それじゃあ業者に法的に訴えられた場合、裁判に勝つ自信はあるんでしょうか。北海道知事も、この前の裁判で負けなかったはずであります。大臣の今回の命令は、そんな面倒な事前協議はせんでもええということではないんでしょうか。県から厚生省に送った弁明書を読む限り、私にはそう理解せざるを得ません。どうも県の指導要綱が頼りなくなりました。大臣から知事あてにこんな裁決書が来るまでに、県として何らかの対策がとれなかったのか。対抗措置はとれたはずでございます。このことが私には非常に残念でなりません。裁判だって意見は言えるはずでございます。無念であります。たとえ業者が行政不服審査法に基づいて申請しようが、幾ら評判の悪い小泉大臣だって、鬼じゃないんだ。人間じゃ。血も涙もあると思う。正当な理由さえ、大義さえ立てば、業者からの申請却下だってできたはずであります。 私も、先般厚生省に行ってまいりました。この問題を処理された二人の担当官に会ってまいりました。その話の中で一番に感じたことは、知事や部長が地元のことを本当に心から心配をしていてくれたなら、一度でもよかった、電話一本でもよかった。担当者に会うなり、電話で今までの事情、経過の報告をしていただきたかった。そうしていただいたなら、厚生省もこんな裁決や命令は出してはいない。いや、決して出さなかったはずであります。私にはそう感じて厚生省を後にして帰ってまいりました。 本年三月二十八日に県から厚生省に送られたのは、たった一枚の弁明書だけであります。幾ら徳島県知事圓藤寿穂の公印が押してあろうとも、こんな紙切れ一枚で厚生省の官僚の心が動くはずがない。動かせるはずはないと思う。知事や部長、この責任はどう取ってくれる。何で、何で県は厚生省に対し、もっと誠意を持って交渉をしてくれなかったのか、その理由を聞かせていただきたい。 また、九カ月にもわたる業者と厚生省の担当者とのやりとりの一部始終、県は承知をしておられるのか、あわせて部長の御答弁をいただいておきます。 次に、廃掃法について数点お尋ねをいたします。 産廃やごみの処理施設が必要なことは、皆さんよくわかっておられると思う。しかし、我が町、我が家の近くは絶対嫌だとおっしゃる。しかし、今回の福井町の皆さんの反対の理由は、ちと違うんです。今回の建設の予定地は、人里離れた人家のないところでもあります。私の生まれたふるさとであります。車の公害や騒音の心配はあんまりございません。そんなことで反対をしているんじゃありません。皆さんが一番心配されていることは、町民の命の水として利用している福井川の源流地に予定されているからであります。しかも、この地は、昭和四十八年には、一時間当たりの降水量が日本一を記録した地域でもございます。幾ら立派な施設をつくろうとも、水源が汚染されない保証はありません。むしろ水源が汚染される心配が予想されるからなんです。おそれがあるんです。それと業者に対する不信なんであります。 今回改正された廃掃法の中で、許可要件として、「周囲地域の環境保全については適正な配慮がなされたものでなければならない」、そんな新しい文言は入ったものの、水道水源保護地区の立地を規制しようとする文言が全く入っておりません。処理施設の環境に及ぼす影響のうち、全国的に問題となっている大部分が水道水源保護が最大の原因となっております。水道水源保護地として保護すべき地域とそうでない地域とに地域分けを行い、保護地域には処理場は設置してはならんという旨の規定を法律に盛り込むべきと考えます。廃掃法でも、次回の水道法の改正でも、どちらでもいい。いろいろ難しい問題はあるかもしれませんが、いずれにしても国の機関委任事務としてではなく、県独自の固有事務としてそのような決定をすべきと思うが、県の見解を聞かせていただきたい。 また、今回申請された処分場計画、県の審査の手順として、県独自ではなく、阿南市ともども相談をして、一緒になって対応をしていただきたい。それというのも、県には廃掃法に上乗せした徳島県指導要綱なるものがありますが、今回の大臣の裁決によりあんまり効果が期待でけんように、私には思われます。しかし、阿南市には廃掃法から横出ししてつくられた「阿南市水道水源保護条例」がございます。県の要綱よりも、罰則のついた強力な条例であります。県・市歩調を合わせてこの問題に対処していただきたいと考えますが、県の考えをお聞きをいたします。 法律に関連してもう一点、改正された法律の中で、許可要件の一つとして黒幕規定なるものが盛り込まれております。いわゆる暴力団の締め出しであります。そら業者だって、役員や相談役や顧問なんかに暴力団の名前を出すはずはありません。しかし、裏で実質的に支配している者についても許可せんでもいいことになっている。県の行政だけでチェックできる問題じゃ私はないと思う。どのような方法できちっと審査をしようとしておられるのか。行政だけでできる自信があるのか、お尋ねをいたしておきます。 また、今回福井町で処理場を計画されている会社の中に、処理業の許可を有している方の住所と氏名と、過去の処理場運営の実績を教えていただきたいと思います。 産廃問題につきましては、このぐらいで一応おいておきます。しかし、来年度、委員会にはめさせていただいて議論は展開をさせていただきます。 次は、建設残土に関連して土木部長にお尋ねをいたしたいと思います。 阿南市には、数年前から県外からの多量の建設残土が橘港に陸揚げをされ、今ではあっちもこっちも建設残土のオンパレードでございます。住民と業者とのトラブルは後を絶ちません。橘港にあるあの岸壁さえなければ、阿南も県外の建設残土のほうり場にもならなかったはずであります。無法の業者が大きな顔して好き勝手に使いよる。使用料も払わんと、そして県も怖くて集金にもよう行かん。あげくの果てには岸壁もろとも海の中にポシャってしまった。部長さん、県も金もないのに、もう直さんとそのままそうっとほっといてつかい。私はその方がいいんです。阿南にとってもいいんです。県には港湾管理条例や規則もあるらしい。しかし、この法律は正直者だけを取り締まり、無法者には通用しない条例らしい。そんなことを最近、小学校の生徒までが話ししよる。 部長さん、しゃんとしとって。あなたは委員会で、「今原因の究明を調査中、結論が出るまで二カ月待ってほしい」との答弁でありました。あすでちょうど二カ月でございます。原因は何だったのか。復旧はだれが、どこが、いつまでにやられるのか。あわせてこの際、港湾管理条例を改正すべきであると思います。違反者に対する罰則を加えるべきであります。過料なんて私は軽過ぎると思う。 また、エプロンについては、決して物は置かせない。それと同時に、県外からの建設残土と産業廃棄物の陸揚げを禁止する、こんな条文を加えるべきと考えますが、県の見解をお伺いをいたしておきます。 御答弁をいただいて、最後は一般廃棄物問題をやらせていただきます。   〔平岡議員出席、原・大西(仁)両議員退席、出席議員計三十九名となる〕   (須見環境生活部長登壇) ◎環境生活部長(須見照彦君) まず、なぜ県は厚生省に対し、もっと誠意を持って交渉してくれなかったのかという御質問についてでございます。 県におきましては、行政手続法にも定められております行政指導の限界も十分考慮に入れながら、事業者からの許可申請の不受理というぎりぎりのまず判断を行ったものでございます。厚生省に不服審査請求が上がった段階では、県の主張を詳細に盛り込んだ弁明書の提出を行いましたほか、担当者を厚生省に派遣し、県の指導要綱に基づく事前協議の正当性と、これまでの事前指導の実績、全国の事前協議制度の運営の状況、これらの趣旨を生かした新しい改正法の内容等、可能な限りの主張は行ってきたところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。 次に、九カ月にもわたる業者と厚生省の担当者とのやりとりの一部始終を県は承知しておったのかという御質問についてでございます。 今回の行政不服審査に関しましては、平成九年一月三十日に、事業者から厚生大臣に審査請求書が提出されまして、同年三月十八日付で厚生大臣から当該審査請求に対する弁明書の提出を県知事に求めてきた際に、事業者からの審査請求書の副本が添付されておりまして、その限りでは相手方の主張は県は承知しておりました。しかしながら、行政不服審査法が行政庁の判断に対して申請者を救済するという趣旨から見まして、厚生省と事業者とのやりとりを県が詳細に把握することは、極めて困難であるとの事情があることを御理解賜りたいと存じます。 次に、水道水源保護地として保護すべき地域には処理場は設置してはならないという旨の決定を県が行うべきだという趣旨の御質問でございます。 水道水源の保全に影響を及ぼすことを懸念し、地域住民、あるいは地元自治体が最終処分場の設置に反対する事案が全国の各地で発生していることは、十分承知しております。こうしたことから、水道の水源保護を目的とした条例を制定している自治体は、全国で三十五を数えておりますが、一般的には水道水源の保全という観点から、規制対象区域を制定しまして、特定の事業場の設置や開発行為について規制を行う内容であると認識しております。廃棄物処理法では、最終処分場の設置について水道水源に及ぼす影響を理由に規制をする規定は定めておりませんが、最終処分場から放流される処理水については排水の基準が定められております。 また、国におきましては、環境基本法の制定を契機といたしまして、水環境ビジョン懇話会をつくりまして、水環境を水質面のみならず、水量、水生生物、水辺地を含む総合的なものとしてとらえる必要性が、この懇話会から提言されておりますことから、平成十年度末をめどに、地域水環境計画策定指針の作成が進められているところでございます。 したがいまして、議員御提案の保護地域の指定の取り扱いにつきましては、最終処分場の設置に係る廃棄物処理法の規定並びに他の関係法令と、水道水源保護を初めとする総合的な水環境保全との整合性を図る立場から、今後こうした国や他県の動向を見きわめながら、その可能性について検討してまいりたいと考えております。 次に、今回申請されました福井町の処分場計画について、県の審査について阿南市とも相談をして、県・市歩調を合わせてとの趣旨の御質問でございます。 廃棄物処理施設の設置許可の審査に当たりまして、当該市町村への情報の提供は当然のことでございますので、本件につきましても、事業内容につきまして申請書の内容が補正でき次第、阿南市に意見照会を行いたいと考えております。 県と阿南市は、ともに地方公共団体として、地域住民の生活環境の保全を図るという共通の理念のもとに、可能な限り共同して同一の歩調をとるということが基本姿勢でございます。 しかし、一方で県は、廃棄物処理法を所管する行政庁として、市町村と異なった責務を持っておりまして、時に独自の判断を迫られる場合もあるという厳しい立場もあることを御理解賜りたいと存じます。 次に、暴力団の締め出し規定についてのお尋ねでございます。 平成九年六月の廃棄物処理法の改正によりまして、処理業の許可を受ける場合の欠格要件が強化されまして、暴力団関係者への規制が強化されました。 県といたしましては、市町村や県警察と情報交換を従来以上に密に行いまして、事実関係の把握に努めているところでございます。今後とも、改正廃棄物処理法の趣旨を体しまして、厳正に対処してまいりたいと考えております。 次に、福井町で処分場を計画している会社の住所と氏名等についての御質問でございます。 今回の申請に係る阿南市福井町の最終処分場の設置許可申請を行っております事業者は、小松島市中田町内開二番地の四、福井環境株式会社、代表取締役久岡培彦氏であり、本県では、現在処分場の許可は有しておりません。また、この事業者にこれまで処分場の運営実績があるとの事実は把握しておりません。 以上でございます。   (桂樹土木部長登壇) ◎土木部長(桂樹正隆君) 橘港西浜岸壁の倒壊の原因についてでございます。 橘港の西浜岸壁は、水深五・五メートルの区間が、全体延長で三百六十メートルございますが、このうちの約四十メートルが、去る十月六日夜から七日朝にかけて倒壊をいたしました。 当時、倒壊箇所の岸壁には、背後の野積み場にかけて多量の土砂が置かれておりました。倒壊事故の発生原因の解明に向けまして、現在構造諸元の調査、陸上及び海上から鋼管ぐいの腐食状況、床版のひび割れ状況などの詳細な実態調査を行っているところであります。岸壁への多量の土砂積載が倒壊の引き金となったのは事実でありますが、現在までの報告では、倒壊岸壁以外の区間においても床版のひび割れ、鋼管ぐいの損傷等が見られております。このため、壊れた部分にどれだけの耐荷力があったのか、またどのようなメカニズムで壊れたのか、力学的に詳しく調査をしていく必要がございますので、今後は専門家を含めた調査検討委員会を設置いたしまして原因究明をしてまいりたいと考えております。 次に、復旧についてでありますが、先ほど申し上げましたように、現時点で得られている調査成果によりますと、倒壊箇所以外の岸壁についても床版や鋼管ぐいに損傷が見られるなど、補修が必要となる可能性がありますので、復旧の範囲、復旧方法、時期等につきましては、最終的な調査成果を待って詳細に検討する必要がございます。したがいまして、当面は原因究明に最大限の努力をしてまいりたいと考えております。 また、これらの復旧は県が実施することになりますが、原因究明の結果、利用者の不法行為が原因であると明らかになれば、利用者に対し何らかの法的な対応をしてまいりたいと考えております。 また、港湾施設管理条例を改正すべきでないかとの御質問でございます。条例の違反者に対する罰則につきましては、現行の管理条例におきまして五万円以下、または徴収を免れた料金の五倍以下の過料を科すこととしております。しかしながら、今回の倒壊事故を教訓として、また議員の御指摘も踏まえまして、適正な管理が図られますよう、他県の状況等も参考にしながら、罰則強化につきましても、今後検討してまいりたいと考えております。 エプロンの使用につきましては、港湾荷役を行う場所でありますので、荷役作業中の貨物の仮置きは必要でありますが、仮置き期間は最小限度の範囲にとどめるよう指導をしているところでございます。 また、県外からの建設残土と産業廃棄物の陸揚げにつきましては、関係法令等の手続が適正に処理されている限り、港湾管理者といたしましては、一律に港湾施設での取り扱いを禁止することは困難でございますので、御理解を賜りますようお願いをいたします。   〔原・大西(仁)両議員出席、出席議員計四十一名となる〕   (猿瀧議員登壇) ◆十四番(猿瀧勝君) 環境部長からは、厚生省には県としても何回か説明に行ったんじゃと、こういう御答弁でありますが、四月以降、この問題を担当された厚生省水道環境部産廃対策室の担当官のところに、だれが行かれたんですか。行かれた担当者を私のところに呼んでいただきたい。事情を聞きたいと思います。 そしてまた、早急に、ぜひとも県独自の水道水源保護条例をつくっていただきたい。 それともう一点、この会社の代表者の名前は公表されました。しかし、今回の廃掃法の改正の中に、だれかこの役員の中で処理業、この許可を持っていなかったら許可はでけんのじゃと、こういうことであります。役員さんの中で、だれが持っておられるのか。後で結構でございますんで、教えていただきたい。 また、土木部長、岸壁のエプロンについては、これは荷物をおろすときに使わな、私は仕方がないだろうと思う。しかし、その長時間の仮置き場については使用は認めないと、こういうことでございますが、これからその管理、ひとつ県がちゃんとしてやってください。それをやっていただいたら、わしはあんまり県外の建設残土は阿南市の方には入ってこない。ヤードを借っておるのはもうわかっておるんだ、ヤードを借っとるのは。又貸しが、県はないとおっしゃいますので、とにかくその辺をきちっとした管理条例を早急につくっていただきたいと思います。 最後に、一般廃棄物についてでありますが、時間がありませんので、私はこれ答弁は要りません。ただし、私の意見に対し反論があれば言ってください。聞かせていただきます。 それは、今県が進めようとしている「一般廃棄物適正処理相互支援システム」についてであります。話せば長くなりますが、言わなきゃわからん。事の発端は、本年四月十六日に、毎日新聞の「焼却灰不適正処理」という報道に端を発した問題であります。灰を出した管理者である町長さん、ごみの処理責任は町長さんであるはずであります。なのに、業者が鳴門の山中に灰をほうっておるのを私は知らなんだ、こう言われたそうであります。我が町のごみは我が町で、それが一般廃棄物の処理の原則であるはずであります。問題が起こって、知事よ、県よ、何とかしてくれ、頼みます。これじゃ、ちょっと私は虫がよ過ぎるように思います。人柄のいい知事さんのこと、しかも選挙前の大事なときに、私は何かするな、人一倍に関心を持って見守っておりました。案の定、出てまいりましたのが相互支援のシステムなるものであります。私は当初名前を聞いたときに、このごろはやりの女子学生の援助交際かいな思った。よく聞いてみると、大変な内容であります。 何の事情があれ、いかに大義名分がつけられようとも、こんなシステムに賛同するわけには、阿南市の一人の住民として賛同するわけにいきません。地元で血の小便の出るほど苦労してつくった焼却場や最終処分場に、何でほかの町村のごみや灰まで面倒見なけりゃならん。どんな顔して地域の皆さんに話をせよと言うんですか。それも県下の市町村に、単独にしろ、広域にしろ、同じ施設があるならば、それはそれでいいでしょう。しかし、私が調査した範囲では、県下、今ある施設の中で、多少の余裕があるんは徳島市。まあまあの余裕を持っているんは阿南市だけであります。他の市町村にはそんな余裕のある施設はないとのことであります。幾ら知事さんが仲人に入ろうとも、阿南市がこんな話にすぐ乗れるはずはないんです。賛同できない阿南市にはわけがあります。時間がありませんので、そのわけは阿南市に聞いていただきたい。 いつの間にやら、徳島市内のあるホテルに、四市十三町村の首長や助役二十八人を集めて、ごみの援助交際の設立準備会なるものをしておるらしい。もう既に設立趣意書や規則、ルールまでつくって、それを県の担当課の職員が、全町村の賛同を得るべく呼びかけをしているらしい。ただでさえ少ない環境課の職員、四月以降、こんなことばっかりしよったんですか。福井の産廃の処分場の件で厚生省に行く暇なんかありませんわ。この設立準備会には須見さん、あんたも出席していたらしい。私があんたの立場でこの会議に出席していたならば、私はこう申し上げる。「一般廃棄物の処理は、我が町のごみは我が町でが原則じゃ。あんたらもっとしっかりしなはれと。そして、阿南市のような立派な施設をつくりなはれ。そのためには補助金は出したる。それをようせん町長は、今すぐやめたらどうですか」、私はこう言いますよ。 阿南市の焼却場は、私の地元・福井町にあるんです。完成して間がありませんし、到底地域住民の皆さんの理解も得られることはできません。今の時期にこんなシステム取り入れるべきではない。時期尚早であります。県下市町村が足並みそろえて初めてこのシステムは機能するはずでございます。それまでに、もっともっと県が支援すべきことがほかにあるはずでございます。幾ら一隅を照らす県政を推進するとはいえ、もうこれ以上、阿南市に産廃やごみの光は当ててくれなくても結構でございます。焼却場や灰の処分場を持たない町村、そっちの方に光を当ててあげてください。 知事、あなたの言われる「一隅を照らす県政」も結構でございます。しかし、我らのふるさと・徳島県、人口八十三万、面積わずか四千平方キロ。小さな小さな徳島県じゃないですか。県庁三階知事室からの光を当てようとするから一隅になるんじゃないでしょうか。せめてもう少し高いところから光を当てればどうでしょうか。県下一円、光は当たるはずでございます。目の覚めるような、やけどをするような、そんな光じゃなくても結構でございます。冷え切った県南住民の心をほぐしていただける、ぬくもりと安らぎのある光を、そんな光を県南に当ててほしいんです。 あまねく公平で公正な、そんな光をぜひ県南に当てていただきますことを、本日傍聴されました皆さんとともに、知事に対し、心からお願いを申し上げまして、私のすべての質問を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手)   ──────────────────────── ○副議長(木内信恭君) 議事の都合により、休憩いたします。      午後三時三十四分休憩   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    午後四時三分開議      出席議員計三十八名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     岡  本  富  治 君     二  番     藤  田     豊 君     三  番     橋  本  弘  房 君     五  番     長  池  武 一 郎 君     七  番     谷     善  雄 君     八  番     山  田     豊 君     十  番     庄  野  昌  彦 君     十一 番     冨  浦  良  治 君     十二 番     樫  本     孝 君     十三 番     来  代  正  文 君     十四 番     猿  瀧     勝 君     十五 番     竹  内  資  浩 君     十六 番     長  尾  哲  見 君     十七 番     福  山     守 君     十八 番     西  沢  貴  朗 君     十九 番     吉  田  忠  志 君     二十 番     北  島  勝  也 君     二十一番     杉  本  直  樹 君     二十二番     佐  藤  圭  甫 君     二十三番     亀  井  俊  明 君     二十四番     遠  藤  一  美 君     二十六番     児  島     勝 君     二十七番     原     秀  樹 君     二十八番     川 真 田  哲  哉 君     二十九番     俵     徹 太 郎 君     三十 番     大  田     正 君     三十一番     榊     武  夫 君     三十二番     平  岡  一  美 君     三十三番     四  宮     肇 君     三十四番     近  藤  政  雄 君     三十五番     湊     庄  市 君     三十六番     木  村     正 君     三十七番     元  木     宏 君     三十八番     中  谷  浩  治 君     三十九番     大  西     仁 君     四十 番     阿  川  利  量 君     四十一番     谷  口     修 君     四十三番     木  内  信  恭 君   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 本日の会議時間を延長いたします。   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 三十八番・中谷浩治君。   〔大西(章)・森本・久次米三議員出席、出席議員計四十一名となる〕   (中谷議員登壇) ◆三十八番(中谷浩治君) いよいよ平成九年の最後の質問、つまりどんじりでございます。どんじりといいますと、有名なせりふに、「さて、どんじりに控えしは」、これは歌舞伎の白浪五人男、南郷力丸の自己紹介のせりふでございます。せりふは続きます。「潮風荒き小動の磯訓れの松の曲りなり、人となったる浜育ち、仁義の道も白川の……」と続いていくわけでございますけれども、有名な名調子でございますが、本会議の一番最後となりますと、なかなか名調子にはなれない。 先輩、同僚の皆さん方が、一番最後はつらいで、言うこと何にもない。今回特に私は二十番目になります、十月の議会から比べて。間一週間でございますから、ちょうど二十人目。と、しゃべることは何にもないということでございます。 実は、元木県連幹事長に、もう地元のことしかないと言いますと、県連幹事長は、そらあかんと。やはり元老──元老と言うてくれました。「元老は、県政の大所高所に立って県政の質疑をしなければいけない」と言われたので、一生懸命原稿を書きました。行政改革、この中には、岡山県が四年間で職員のスリム化に七%やると。期日とパーセント、いわゆる数値目標まで決めてかかっております。よその県にもあります。徳島県もどうだろうかと、それを聞こうと思いました。ところが、原君が聞いてしまいました。あと細川内、第十の堰、現在いろいろ県政の重要課題になっておりますのが、すべて代表質問、あるいは私から前の人の質問で消えていってしまったわけでございます。 まあ最後の人間になりますと、一枚一枚、毎日が、二日間が身をはがれるような痛みを感じます。原稿このぐらい書いておりましても結局残ったのはこんだけ。こんだけの中でもまだ削らないかん。で、幹事長に今も言いました。結局地元のことしかないと。幹事長も、そらしょうないわというので、これからかき集めました枯れ葉でぼちぼちとお尋ねしていきたいと、このように思っております。 理事者の皆さんも、最後ですから、力を抜いてぼちぼちとお答えください。ただし、二十七日に我が会派で研修会がありました。そのときに、日本語センターの蕪木チーフアナウンサーという人の、「わかるように話す」という講義を受けました。はっきり言いますと、結論から先言えということでございますので、ゆっくりでは結構でございますが、前説はもうお抜きいただいて、結論だけの御答弁をお願いいたしたいと思います。 早速質問に入らせていただきます。 新長期計画の推進についてお伺いしたいと思います。 架橋新時代に飛躍していく徳島を目指して策定されました新長期計画では、特に地域の、先ほどから南、あるいは西と言われておりましたけれども、地域の均衡ある発展を図ると、そういう意味から県内を三つの圏域に分けております。それぞれに戦略的に取り組んでいくプロジェクトを掲げておるわけでございます。私の属しております県の東部地域、これは県勢全体の発展を引っ張っていく役割が期待されております。都市機能の集積を図るために空港や港湾の整備、また産業・観光開発の大規模需要が挙げられておるわけでございます。しかし、同じ東部地域でも、中山間地域であります我々神山町は、過疎化と高齢化がいよいよ極限にまで近く、都市地域との間の発展格差は、ますます広がっておるのが現状でございます。 こうした状況を踏まえまして、国際面や文化面から幅広い交流を図り、中山間地域を活性化していく。そういうために「とくしま国際文化村形成プロジェクト」が示されております。その中身といたしましては、一つは森林公園拡充、もう一つは国際文化村構想の推進であります。 一つ目の神山の森林公園につきましては、平成元年の全国植樹祭を記念といたしまして、徳島市からもごく接近した野外のレクリエーションの場所として県民の間に定着し、年間を通じて多数の利用がなされておるのは御存じのとおりでございます。こうした実績を踏まえまして、全国植樹祭の開催から十周年を迎えようとしている神山森林公園をさらに魅力のあるものにするために、どのような整備を今後図っていこうとされていくのか、その計画をお伺いしたいのが、一点でございます。 第二点は、国際文化村構想でございます。都市住民や外国人が中山間地域を訪れて交流する中から活力を見出していくことをねらいに、事業例といたしましては、体験・滞在施設、セミナー施設の整備が挙げられております。私は、この構想というものは、どちらかといえば、広域的なネットワークづくりや、実際の交流活動の展開というような、ソフト中心の事業だと受けとめておりました。しかし、拠点となるべきセンター施設はやはり不可欠でないかと、このように考えております。ですから、豊かな自然の中に県産木材をふんだんに使い、心安らぎ、感性を刺激するようなユニークな施設を建て、外国人の芸術家や、文化人、または全国から意欲的な創作活動を目指す人々が相集い、地域住民と交流する拠点として進めていってはどうだろうかと、このように考えておる次第でございます。 そういう意味からも、我が神山は最適地ではないか、こういうように考えております。私が、朝夕眺めております山すそに鮎喰川を南面に見おろす約二ヘクタールの県有地がございます。この県有地は、ヒノキの種を取るために採種園として設けられたものでございますけれども、その需要は、林業界の近代化とともに変化いたしまして、現在はほとんど機能しておりません。その役割を見直すべき時期に来ておるのではないかと、このように考えております。 そこで、これを核といたしまして、周辺の用地を買い集め、そして先ほど申し上げましたように、体験・滞在・セミナー施設を整備し、森林公園、全国的にも有数な冷泉、冷水温泉ではございますけれども、神山温泉、また、町内の意欲的な民間のリゾート施設を初め、さらには隣接市町村の施設とともに連携して、広域的な中山間のネットワークの拠点としてお考えいただければどうかと、そういうような感じがいたすわけでございます。 神山は、御承知のとおり、徳島市まで約四十分。都市の間近にありながら、鮎喰川の清流や日本の森林に包まれた、自然豊かな里であります。また、青い目のアリスの人形の取り持つユニークな国際交流、県内の英語指導助手の民泊受け入れ、あるいは徳島の誇る伝統芸能・人形浄瑠璃の外国公演など、国際、あるいは文化での交流を自発的に、独自的に、長い間積み重ねてきておる、いわゆる先進地域でございます。 新長期計画が、キャッチフレーズであります「世界の郷とくしま」というものでありますならば、目に見えるものとして具体化していく観点からも、神山町を中心にしたセンター施設の整備を図っていくのが実現性が一番早いのじゃないかというように考えるわけでございますけれども、部長の御答弁をお願いいたしたいと思います。 次に、ボランティアの振興についてお尋ねいたしたいと思います。 実は昨年度、新しい時代を展望した施策展開の柱といたしましてシンクタンクの創設、ベンチャー企業の育成・支援と、あわせてボランティアの振興を知事は打ち出されました。行政がその施策展開の核にボランティアを位置づけることにつきましては、ボランティアの本来的な性質から考えて、なじまないもんではないか、そういう意見もございました。だが、知事が積極的な姿勢を示されたのは、これからの施設づくりを展望したとき、ボランティアの活用がより多種多様な活動を生み出す原動力の一つになるはずだとの確信があったものだと推察しております。すなわち、圓藤知事が目指す「県民参加による県政の推進」にも結びつくという信念からであったであろうと思うわけでございます。 確かに、従来から言われております三つの助、助けるでございますけれども、みずからをみずからの手で救う「自助」、ともに助け合う「共助」、そして行政が差し伸べる「公助」。この中で公助の部分は、今後ますます重要になってくると考えられます。今後もこの問題に継続的な取り組みをお願いいたしたいと思うわけでございますが、その中で特に生活に密着しておる道路に関係するボランティアの具体的な活動状況を土木部長にお伺いいたしたいと思います。 続いて、中央病院の改築についてでございます。 この中央病院の改築のことにつきましては、やはりいろいろ質問を準備しておりましたけれども、これも原君にやられてしまいました。残るのは何か。中央病院と市民病院とを一つのものにする考え方はないのか。 これは高知県でつい最近、県立病院と市民病院を一つにして大きな病院をつくることを決定したと報道されております。聞くところによると、市民病院も改築の時期が来ておると。しかし、改築のめどは立っていないということでございますので、この際本県の中央病院の改築の進捗状態いかんによっては、あるいは新たに市民病院との合同ということも考えていいんじゃないかと、こういうような観点から、本県においてもそういうことを検討したことがあるのか。あるいは中央病院の進捗状態によっては検討する考えはあるのか、これも担当部長さんにお答え願いたいと思います。 それぞれの答弁を得まして、再問に移りたいと思います。   〔児島議員退席、出席議員計四十名となる〕   (野田農林水産部長登壇) ◎農林水産部長(野田浩一郎君) 神山森林公園の整備の推進についての御質問でございますが、神山森林公園は、平成元年七月に開園以来、九年目を迎え、利用者は、本年十一月末までで延べ百七十三万に達し、県民の身近な憩いの場として定着していると認識しております。しかしながら、近年アウトドアの機運の高まりとともに、森林レクリエーションに対する県民のニーズは広がっております。 このため、県といたしましては、平成三年度から平成七年度にかけて隣接する山林二百十八ヘクタールを生活環境保全林として買収を進めてまいったところでございます。 こうした状況を踏まえ、新長期計画において森林公園の整備を戦略プロジェクトと位置づけ、森林公園の拡充を図りますとともに、育樹を主体とした林業体験など、多様なニーズに対応できる公園づくりを計画的に進めてまいりたいと考えております。   〔柴田議員出席、出席議員計四十一名となる〕   (牧田企画調整部長登壇) ◎企画調整部長(牧田久君) 国際文化村構想に係るセンター施設につきまして、神山町に整備すべきとの御質問でございますが、国際文化村構想につきましては、徳島市に近い県東部の中山間地域において、都市部の近くにありながら豊かな自然に恵まれていること、また明石海峡大橋の開通後は阪神の大都市圏が近くなるといった地理的な条件を生かし、新たな視点に立った中山間地域の振興策として戦略プロジェクトに盛り込んでいるものでございます。 この構想の推進に当たりましては、国際的な広がりを含め、都市部とのさまざまな交流を盛んにすること。そのために広域的な視点から関係町村の連携が大切であること。また、地域の歴史や文化などの資源を生かしまして、交流によって地域の活力を高めようとする地元の熱意や主体的な取り組みなどが重要なポイントであると考えております。 このようなことから、構想の具体化に向けて、現在神山町を初め佐那河内村、勝浦町、上勝町の四町村を対象として基礎的な調査に取りかかっているところでございますが、今後さらに関係町村と協力しながら、具体的な内容の検討を行う予定でありまして、この中で取り組むべき事業、必要な施設やその配置、あるいは県、町村、民間との役割分担などを明らかにしてまいります。 神山町におきましては、これまでに神山町国際交流協会の発足の契機となりましたアリス人形の里帰り事業──これ平成三年からですが──の活動や、県内の外国人英語指導助手との民泊体験交流──これは平成五年から毎年八月下旬に、神山町内で英語指導助手の歓迎会と公開授業を実施されておりますが、こういうことなどの積み重ねがございます。また、神山温泉や周辺の宿泊休養施設などが整備されていることなどから、国際文化村構想の中で大変重要な役割を担うものと考えているところでございます。 また、議員御提案の県有地につきましては、今後具体化を図っていく中で十分念頭に入れまして、関係部局とも幅広く検討しながら構想を推進してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。   〔児島議員出席、出席議員計四十二名となる〕   (桂樹土木部長登壇) ◎土木部長(桂樹正隆君) 道路に関するボランティア活動の現状についての御質問でございます。 具体的な事例といたしましては、穴吹町の国道四百九十二号におきまして、地元消防団の方々や警察、役場等が連携して、道路交通に支障を及ぼすおそれのある樹木の枝打ちや草刈りを行っていただいている例や、阿南市の県道沿いにおきまして、地元新野高校の生徒の方々が清掃活動を行っていただいている例等がございます。 また、これら以外にも、私どもとしてすべてを把握しているわけではございませんが、婦人会や老人会の方々が自発的に草を刈っていただいたり、あるいは花を植えられたりしている例や、地元住民の方々が少人数でボランティア活動を行っておられる例も多々あるやに伺っております。 このように、道路愛護精神を持ってボランティア活動をしていただき、良好な道路環境が保たれますことは、私ども道路管理者にとりまして、まことにありがたく、深く感謝している次第でございます。   (松本保健福祉部長登壇) ◎保健福祉部長(松本学君) 中央病院の改築を機に、中央病院と市民病院を合併する考えがあるのか、また今後検討するつもりがあるのかとの御質問でございますが、徳島県立中央病院と徳島市民病院は、それぞれ病床数五百四十床と四百三十七床を有する、県内でも有数の大規模病院でございます。 この二つの病院が合併するとなりますと、現在県立中央病院の改築に関して検討すべき課題とされている事柄のほかに、一つには、利便性等について県民のコンセンサスが得られるかどうか。また、現在二つの病院で提供している医療サービスの質と量をどう確保するか、あるいは広大な用地が確保できるか、合併後の病院の経営主体をどうするか、大規模な病院となっても経営の効率性の確保ができるのかどうか等々、クリアすべき問題も数多くございます。 一方、本年九月に改定いたしました徳島県保健医療計画におきましても、医療資源の有効活用を図るためには、医療施設相互間の機能分化と連携を図っていく必要があるとし、県立中央病院などの大規模病院の改築に当たっては、病院相互間の機能分担等への配慮を行いつつ整備を促進するとしております。 このことからも、これら二つの病院につきましては、合併するより、むしろ個々の病院が相互の機能分担と連携を図りながら、その特性を生かした充実強化を行うことこそが、県民に質の高い医療を確保することになると考えております。 したがいまして、県といたしましては、今後とも県立中央病院の改築の推進に全力を傾注してまいる所存でございます。   (中谷議員登壇) ◆三十八番(中谷浩治君) それぞれ御答弁をいただきました。 まず、国際文化村構想につきましては、非常に好意あふれると申しますか、御答弁をいただきまして、もう私の気持ちの中では、神山に来てくれるなというような感じを持っております。これを称して勝手読みと申しますけれども、やはり私としては勝手読みをしておきたいと。今後ともひとつよろしくお願いいたしたい。 それから、中央病院と市民病院の合併、なぜこれを私が言い出したかと申しますと、次に知事にお尋ねする問題と絡んでくるわけでございます。 と申しますのは、高知県で市民病院と県立病院が合併した。その合併のメリットは何かと申しますと、いわゆるマンパワー、スタッフ、これらが合併のメリットになってまいります。一足す一が二になるんじゃなくて、一足す一は四にも五にもなるというのが病院の機能でございます。ただ、中央病院としてはもうそれで今スタート切って、恐らく今年度じゅうにはもう決まると思います、位置も何も。そういたしますと、市民病院と合併やいうことになりますと、またもとの振り出しに戻ってくる。これは県民としてはどっちがいいかなという迷いになってきたわけでございまして、この際はっきりと部長から御答弁いただきたいと思っておりましたら、部長がもうその気はないと、結婚する気はないと、中央病院は中央病院でやっていくという御答弁でございましたので、これはこれでいいかと思いますが、あと知事に質問していきたいと、このように考えております。 まず、部長の答弁を受けまして、次の二点について、知事から強い決意を聞きたいと、このように考えております。 その第一点目は、ボランティア活動でございます。 ただいま聞きまして、特に生活に密着しておる道路のボランティアを聞きましたが、これはどうも全体をはっきりつかんでおらんようでございます。徳島県の道路の延長は二千二百キロ、作業員は二百二十三ですか、一人当たりが十八キロの受け持ちが道路の維持管理、いわゆる草刈り、側溝の掃除、路面の補修だそうでございまして、一人が十八キロを受け持っております。年間の経費は、予算は約十六億円ということになっております。実は、昨日の新聞報道、「道路美化へ奉仕制度計画」という、知事は御覧になったかと思います。御覧になりましたか、新聞。これは神山の国際交流の人が、ことしアメリカへ国際交流として行きまして、そして現実に視察をして帰った、いわゆるボランティア活動の一環でございます。アドプト・ア・ハイウエー、これはロスの教会グループが、サンタモニカ街道で、二マイルにわたって清掃をやったのが始まりだそうでございます。今では四千グループ、百三十万人になっておるようでございまして、一九九四年の一年間だけでも二百四十四のグループが約五千百二十六時間、労働力を提供しておるようでございます。その成果が、四十台の貨車です、貨車、あの汽車の方で。貨車に相当すると言われております。これは、カリフォルニアだけでなく、アルバータ州、テキサス州等、もう今ではアメリカの全土に広がっておるようでございます。詳しくは、この徳島新聞の記事に入っております。 これが、この交流協会の会長が、今から二月前に私のところに参りまして、アメリカではこういうことをやられておるんだけれども、徳島もやってみたいと、どうだろうかという実は相談があったわけでございます。たまたま私は土木委員でございますから、委員会で言おうかと言うと、本会議で言うてくれというので、本日まで待っておりましたら、実は昨日新聞に出し抜かれたということでございます。 ただ、この新聞で間違っておりますのは、これはいわゆるスポンサーの名前を、自分の受け持ちの道路、二キロなら二キロのところに立てるというのがアメリカ方式だそうでございまして、これを直訳して県の方に電話をかけたと。県が、道路法によってスポンサーの名前をつけなければいけないんだったら少し難しいという返事で、門前払いをしたわけでございます。 昨晩、この結果を聞きまして、会長に電話をいたしました。会長は、そんなことは考えてないと。私のとこへもスポンサー名を入れた標識を立てるやいう話は、会長からはございませんでした。会長といたしましては、ただ自分らの住んでいる周辺の道路を整備したい、清掃したい、守りたい。要するにこれは昔の道路愛護班のような形でございます。ただ、昔は、漠然と出て、漠然とやっておりましたけれども、これの場合は、キロ数を二キロなら二キロ、三キロなら三キロ区切って、自分が責任持ってやるというのが、この方式だそうでございます。 そこで、もしこのような方式でやるとすれば、知事はこのボランティアに支援をするのかどうか。いわゆる公助でございますが、それはどういう支援かと申しますと、労力提供はいたしましょうと。ごみは集めた、缶を集めた、これの最終処分、いわゆるそれを公の方でやってくれるかどうか。 それともう一つは、もしこれをやると──もちろん、スポンサー名は入れませんよ。やるといえば、徳島県全県にこういうことができるようなボランティア活動というものを広めていってほしい。まず「隗より始めよ」ということで、神山はハイウエーもございません。まあ国道はありますけれども、国道、県道でやってみようかという動きが現在出ております。どうかひとつ知事の、ボランティアを推進するという観点から世界へ、あるいは日本へ徳島から発信するという気持ちで御検討を願い、御所見のほどをお伺いいたしたいと思います。 第二点目は、中央病院の改築についてであります。改築の機会に総合周産期母子医療センターを整備していただきたいというわけでございます。 と申しますのは、近年著しく高齢出産等のハイリスクの出産がふえてきておりまして、千グラム以下の未熟児、これが非常に多くなっております。これは、徳島はお医者さんが全国一の数でございますけれども、この周産期の子供が死ぬのも日本一でございます。 なぜこういうように矛盾しておるかと申しますと、この周産期医療センター、医療をする病院が非常に少ない。千グラムというと、皆さん、手のひらに乗るんですよ、赤ん坊が。これでこの赤ん坊一人を助けるために、医者一名と看護婦三名ぐらいがつきっきりでおらなきゃいけない。私、ビデオで見ましたけれども、本当にこれへ乗るんです、赤ん坊が。だけど、今の医学はこれが助かります。徳島にはそういうように、厚生省の基準に合うた医療センターがないわけなんです。阿南の共栄病院が、一生懸命今やっています。市民病院も一生懸命やっています。しかし、やはりスタッフの問題、マンパワーの問題でみんなくたびれかけておるわけなんです。私が、中央病院と市民病院を一緒にせんかと言うたのは、先ほども申し上げましたように、一足す一は二じゃないと。一足す一は五にも十にもなるんだという気持ちから申し上げたんですけれども、これはできないということになりますと、残ったのは、中央病院の改築の際に、知事は総合周産期母子医療センター整備してくれるのかどうか、そういうことをお願いいたしたいと思います。 以上、二点につきまして、知事さんの積極的な御答弁をお願いいたしたいと思います。   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) 県下全域の道路について、ボランティアを活用した清掃を推進しないのかという御質問についてでございます。 現在、県下全域で二百八路線、約二千二百キロメートルの県管理道路がございます。各土木事務所におきまして、これらの道路の適正な管理に努めているところでございますが、近年求められる管理水準が高くなる傾向にある上に、毎年の管理延長の増大とあわせまして対応に苦慮いたしておるのが実情でありますことから、ボランティアの方々による奉仕活動は非常にありがたいものでございます。 道路のボランティア活動は、単に経費面での節約のみならず、道路愛護精神の高揚にもつながり、大変意義深いものでございまして、県といたしましてもボランティア活動の実態把握に努めまして、できる限りの支援を行うことによってボランティア活動の拡大が図られますとともに、その実績を積み重ねることによって、議員御指摘のシステム化を目指した取り組みを積極的に進めてまいりたいと、このように考えております。 そしてまた、ごみの受け皿に対する問題でございますけれども、議員御指摘のとおり、ボランティア参加者にごみの処分までお願いをするというようなことは、おのずから限界があるものと考えられますので、県といたしましては、各土木事務所の作業班の派遣でありますとか、関係市町村の応援を求めるなど、ごみの処分につきまして、行政としてできる限りの御支援をしてまいりたいと、このように考えております。 次に、中央病院の改築の機会をとらえ、県立中央病院に総合周産期母子医療センターを設立することについての御質問でございます。 県といたしましても、少子化の進行に対応いたしまして、二十一世紀を担う子供たちを安心して産み、健やかに育てられる環境づくりを推進する上で、近年増加をしております高齢出産などのハイリスク出産、また早産、多胎、未熟児等の緊急・高度な医療に対応する周産期医療体制の整備につきましては、大変重要な課題であると認識をいたしておりまして、本年九月に改定をいたしました「徳島県保健医療計画」におきましても、周産期医療の拠点となります周産期医療センターなどの設置を検討することにいたしております。 総合周産期母子医療センターにつきましては、厚生省の基準によりますと、一定病床数以上を備えた新生児集中治療管理室、母体・胎児集中治療管理室等の施設整備等に加えまして、相当な人的体制の確保、財政負担等、克服しなければならない課題も数多く抱えておりますことから、事前に慎重な検討をする必要があるというふうに考えております。 中央病院の改築につきましても、本年度徳島県立中央病院改築推進委員会におきまして、中央病院のあり方や診療体制といった改築基本構想を御審議いただく予定にしておりまして、その中で周産期母子医療センターについても御議論をいただく予定となっております。 また、今後、県下全域におきます周産期医療体制の整備のあり方につきましても、関係機関等の御協力をいただきながら幅広く検討いたしたいというふうに考えております。 こういったことから、中央病院での総合周産期母子医療センターの設置につきましては、これらの御議論の結果、また他県での整備状況等を参考にしながら検討してまいりたいと、このように考えております。 十分なお答えではないかもしれませんが、御理解をいただきたいと思います。   (中谷議員登壇) ◆三十八番(中谷浩治君) 知事の御答弁いただきました。 ボランティアの方は、あんまり金がかからんからすぐできます。ひとつこれはシステム化をして、まず日本に徳島からこういう風が吹いてきたということを知らせていただきたいと、このように思っております。 周産期の問題でございますが、今知事さんの御答弁聞いておりますと、すべて委員会、協議会、そういうものと話をし合うてやるというような受けとめ方を、私はいたしました。皆さんどうですか。私は、本来委員会、あるいは協議会というのは、知事がこうしたいと、こうしたいからどうなるのか協議をしてくれと。まず中央病院を建てたいと、これはどこへ建てたらええか、そんなんを協議してくれと。改築したいというのが執行者の私は意見であると思うんで、その意見を協議会、委員会に持っていくというのが本来の姿だろうと思います。だから、周産期をどうするかというふうに委員会で話を、協議をしたりするんじゃなくて、知事さんが、どんなことがあっても私は中央病院の改築の中には周産期を、医療センターを入れたいんだと、入れれるように話をしてみてくれと、話をせえというようなことに持っていくのが、本来の知事のリーダーシップでないかと、このように思うんでございますけれども、いかがなものでございましょうか。 これ以上は私は、まあ中央病院がこれから進んでいくわけですから、もうなにはいたしませんけれども、とにかく周産期というものを念頭に置いて、それを構想の中にひとつ大きな比重として入れ込んでおいてほしい。要望をしておきます。 先日、私、日本医師会の代表の一人としてドイツのハンブルグへ参りました。これは世界医師会が開催されまして、麻薬の中毒のこと、あるいは麻薬の防止のことの世界的な大会がテーマとしてはあったわけです。これに対して四日間、世界各国から熱心なディスカッションがやられたわけでございますが、その合い間を見て、せっかくいわゆる介護保険の先進国だというので、介護施設とホスピス、いわゆる終末医療、この施設を見てまいりました。びっくりいたしました。日本の養護老人ホームとは全く違う。このごろの日本の養護老人ホームは億ションみたいなんですよ。一人部屋で非常にぜいたく。そういう建物に、ハードなものにお金を、福祉のお金を入れるというのが、このごろの日本の厚生行政なんです。しかも、午前中に来代議員が言われたように、介護保険、これは非常にお金が余計に弱者に負担がかかるような仕組みになっております。ホスピスもそのとおりでございまして、非常にドイツというのは質素だなと。きっちりと自分の財布を見もって国がやっているなということをつくづく感じたわけでございます。 夜、ドイツの医師会長に我々十人は呼ばれまして、晩さん会をしていただきました。この食事も質素でございました。日本へ帰ってまいりますと、朝はテレビで健康の話をしてます。昼は不倫の話ばっかり。夜はグルメの話。これが世情を反映するという日本のテレビでございます。そういうことを考えましたときに、山一証券が自主廃業したと、拓殖銀行が倒産した、経済的にも非常に苦しくなってきた、これが日本でございます。これが日本の二十世紀末の姿でございます。二十一世紀に向かって、知事の言う「夢のある二十一世紀」ができるのかどうか、いささか心配でございます。 知事は、このたびの選挙によりまして、二十世紀から二十一世紀へ徳島県民を引っ張っていく責任を持ったわけでございます。所信表明でも、二十一世紀に夢のある徳島をつくりたいというような所信表明もされておりました。どうか知事さん、こういう非常に暗い二十世紀末、これをひとつ知事さんのお力で明るい二十一世紀、夢のある二十一世紀に持っていっていただきたいと思うわけでございます。 前に、平成六年六月の議会で私、知事さんに言いました。知事さんまだ知事になって半年ですから十分わからなかったかと思いますけれども、あのときちょうど議運で太宰府へ行きまして、ひょっとこう歩いておりますと、こうですから右手のお寺のまあ塀に、だれが言ったのか、達筆で書いてございました。「うそを言われて喜んで、本当言われて腹立った」、これは私、じいっと見ておりまして、トップに立つ人間が十分心の中でしまっておかなければいけない言葉じゃないか。恐らく知事のもとへは、知事さん知事さん言うてすり寄ってうそばっかり言うてくる人が、随分多いと思いますよ。本当言うと、知事さん機嫌が悪なる。これは人間だれでもです。あんたでなくても、私でも本当言われたら腹立ちます。トップの人間ほどそれを気をつけなければいけないという言葉でなかったかと。今でもはっきり覚えとんです。 詠み人知らず、「うそを言われて喜んで、本当言われて腹立った」、この言葉を知事さん、ひとつこの四年間腹の中へおさめて、そしゃくして、我々県民を引っ張っていっていただきたいとお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。 どうも御清聴ありがとうございました。(拍手)   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 以上をもって、通告による「県政に対する一般質問」は終わりました。 これをもって、「県政に対する一般質問」を終結いたします。   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 次に、日程第二、「議案第一号・議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正についてより第十八号に至る計十八件」を議題とし、前回の議事を継続いたします。 この際、申し上げます。 ただいま議題となっております議案中、「議案第一号・議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について、第十三号及び第十六号より第十八号に至る三件の計五件」につきましては、地方公務員法第五条第二項の規定により、人事委員会の意見を徴しましたところ、お手元に御配布のとおり回答がありましたので、御報告いたしておきます。   ──────────────────────── △徳人委第602号  (参照)                        徳人委第602号                      平成9年12月5日 徳島県議会議長 俵   徹太郎 殿          徳島県人事委員会委員長 小 出 博 己         条例案に対する意見について  平成9年12月1日付け徳議第461号及び平成9年12月4日付け徳議第470号により当委員会の意見を求められた次の議案は,適当なものと認めます。 議案第1号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について 議案第13号 職員の給与に関する条例の一部改正について 議案第16号 職員の退職手当に関する条例の一部改正について 議案第17号 徳島県学校職員給与条例の一部改正について 議案第18号 徳島県地方警察職員の給与に関する条例の一部改正について   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(俵徹太郎君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議案中、「議案第十二号・平成八年度徳島県一般会計歳入歳出決算並びに各特別会計歳入歳出決算の認定について」を除く各議案は、お手元に御配布いたしてあります「議案付託表」のとおり、それぞれの常任委員会に付託いたします。   ──────────────────────── △議案付託表  (参照)委員会名議案番号付 託 事 項ページ総務 委員会第一号議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について一・二経済 委員会第二号徳島県立工業技術センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について三-六第三号徳島県立大鳴門橋架橋記念館の設置及び管理に関する条例の一部改正について七・八第四号平成九年度県営土地改良事業費に対する受益市町村負担金について九-一五第五号平成九年度農地保全に係る地すべり防止事業費に対する受益村負担金について一七第六号平成九年度県営林道開設事業費に対する受益町村負担金について一九・二〇第七号平成九年度漁港修築事業費等に対する受益市町負担金について二一・二二土木 委員会第八号平成九年度県単独砂防事業費等に対する受益市町村負担金について二三-二七第九号平成九年度県単独道路事業費に対する受益市町村負担金について二九-四二第十号平成九年度県営都市計画事業費等に対する受益市町負担金について四三・四四第十一号平成九年度港湾建設事業費に対する受益市町負担金について四五(その二)委員会名議案番号付 託 事 項ページ総務 委員会第十三号職員の給与に関する条例の一部改正について一-一二第十四号単純な労務に雇用される職員の給与の種類および基準を定める条例の一部改正について一三・一四第十六号職員の退職手当に関する条例の一部改正について一七-一九第十八号徳島県地方警察職員の給与に関する条例の一部改正について三一-三八文教厚生 委員会第十七号徳島県学校職員給与条例の一部改正について二一-二九土木 委員会第十五号企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について一五   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 次に、議長あて提出のありました請願・陳情は、お手元に御配布いたしてあります「請願・陳情文書表」のとおりであります。 これをそれぞれの常任委員会に付託いたします。   ──────────────────────── △請願・陳情文書表(常任委員会)  (参照)   総務委員会   (請 願)受理番号受理 年月日件名・要旨 (紹介議員氏名)提出者住所氏名一九八平成九 一二・四日米新ガイドライン(防衛協力の指針)による有事法制化の反対について  日米新ガイドライン(防衛協力の指針)による有事法制化については、平和憲法を持つ我が国が率先して軍備と軍事同盟をなくしていく必要があること等のため、同ガイドライン(防衛協力の指針)による有事法制化を行わないことを求める議会決議が行われるよう配慮願いたい。(谷口 修)反核・憲法フォーラム・ 徳島  代表委員   矢 野 和 友   (陳 情)受理番号受理 年月日件名・要旨提出者住所氏名一九七平成九 一二・四日米新ガイドライン(防衛協力の指針)の国会での慎重審議について  日本の平和安全保障政策を根本から転換させる日米新ガイドライン(防衛協力の指針)については、十分な国会論議等もなされず決定されていること等のため、同ガイドライン(防衛協力の指針)の国会での慎重審議を求める意見書を国に提出願いたい。日本婦人会議徳島県本部  議長   高 橋 玉 美   文教厚生委員会   (請 願)受理番号受理 年月日件名・要旨 (紹介議員氏名)提出者住所氏名一九九平成九 一二・四無認可保育所に対する補助金の交付について  無認可保育所については、子供たちの豊かな発達と父母が安心して働き続けられるために、地域の様々な保育要求に応えて保育をしていること等のため、公共性のある同保育所に対し補助金が交付されるよう配慮願いたい。(山田 豊)徳島保育団体連絡会  会長   伊 藤   功   土木委員会   (請 願)受理番号受理 年月日件名・要旨 (紹介議員氏名)提出者住所氏名一九二平成九 一一・二八公共用地の取得に伴う登記業務及び権利調査業務等の民間委託について  公共用地の取得に伴う登記業務等については、総務庁からの「公共用地の取得に関する行政監察結果に基づく勧告」において、業務の効率化を図るために民間委託を推進することが指摘されていること等のため、徳島県の登記業務等が積極的に公共嘱託登記司法書士協会に委託されるよう配慮願いたい。(長尾哲見)(社)徳島県公共嘱託 登記司法書士協会  理事長   森   廣 一      外 一名   (陳 情)受理番号受理 年月日件名・要旨提出者住所氏名一九一 の二平成九 一一・一七四国地方に対する道路整備予算の重点配分等について  平成一〇年度を初年度とする新たな道路整備五箇年計画の円滑な実施のため、道路特定財源制度を堅持するとともに、地方の道路整備財源を充実・強化し、道路整備の遅れている四国地方に道路整備予算が重点配分されるよう配慮願いたい。三好経済同友会  会長   内 田 和 利      外 七名   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 次に、お諮りいたします。 「陳情第百九十一号の一・猪ノ鼻第二トンネル(仮称)の建設を含めた一般国道三二号の地域高規格道路としての整備促進について」につきましては、総合交通対策特別委員会に、「請願第百九十三号・阿南市新野町助道における産業廃棄物中間処理施設の設置計画に伴う対応についてより第百九十六号に至る計四件」につきましては、同和・人権・環境対策特別委員会に、「請願第二百号・児童福祉法「改正」に伴う保育に係わる国会附帯決議の尊重等について」につきましては、少子・高齢化対策特別委員会に、それぞれ付託いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長(俵徹太郎君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。   ──────────────────────── △請願・陳情文書表(特別委員会)  (参考)   総合交通対策特別委員会   (陳 情)受理番号受理 年月日件名・要旨提出者住所氏名一九一 の一平成九 一一・一七猪ノ鼻第二トンネル(仮称)の建設を含めた一般国道三二号の地域高規格道路としての整備促進について  一般国道三二号については、高速道路網を活用した沿線地域の発展・活性化及び凍結時等における安全性の確保を図るため、現猪ノ鼻トンネルより低い位置での猪ノ鼻第二トンネル(仮称)の建設を含めた地域高規格道路として整備されるよう配慮願いたい。三好経済同友会  会長   内 田 和 利      外 七名   同和・人権・環境対策特別委員会   (請 願)受理番号受理 年月日件名・要旨 (紹介議員氏名)提出者住所氏名一九三平成九 一二・四阿南市新野町助道における産業廃棄物中間処理施設の設置計画に伴う対応について  阿南市新野町助道における産業廃棄物中間処理施設の設置計画については、地域住民の意向を十分配慮した適正な対応がなされるよう配慮願いたい。(遠藤一美 猿瀧 勝 谷 善雄)阿南市長  野 村   靖     外 一名一九四一二・四阿南市福井町久保野における産業廃棄物最終処分場の設置計画に伴う対応について  阿南市福井町久保野における産業廃棄物最終処分場の設置計画については、地域住民の意向を十分配慮した適正な対応がなされるよう配慮願いたい。(遠藤一美 猿瀧 勝 谷 善雄)阿南市長  野 村   靖     外 一名一九五一二・四阿南市福井町久保野地区における産業廃棄物処理場設置許可の絶対反対について  阿南市福井町久保野地区における産業廃棄物処理場設置計画については、当該施設の設置に伴う有害物質の流出等により、福井川流域一帯の水質汚染が拡大し、福井町民の生活を脅かすこと等のため、当該施設の設置が許可されないよう配慮願いたい。(猿瀧 勝)阿南市福井町協議会  会長   宮 本 賀 臣      外 一名一九六一二・四阿南市新野町助道に建設されている産業廃棄物中間処理施設建設の反対について  阿南市新野町助道に建設されている産業廃棄物中間処理施設については、当該施設の設置に伴う周辺地域の大気や水の汚染が農・畜産物に悪影響をもたらすこと等のため、当該施設の建設が中止されるよう配慮願いたい。(遠藤一美 猿瀧 勝 谷 善雄)桑野地域振興協議会  会長   清 水   智   少子・高齢化対策特別委員会   (請 願)受理番号受理 年月日件名・要旨 (紹介議員氏名)提出者住所氏名二〇〇平成九 一二・四児童福祉法「改正」に伴う保育に関わる国会附帯決議の尊重等について  児童福祉法「改正」に伴い可決された保育に関わる国会附帯決議の尊重等を求める意見書を国に提出願いたい。(山田 豊)徳島県保育団体連絡会  会長   伊 藤   功   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) お諮りいたします。 十二月八日から十二月十二日まで及び十二月十五日の計六日間は委員会開会のため、十二月十六日は議事の都合により、十二月十七日は議案調査のため、それぞれ休会といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と言う者あり)
    ○議長(俵徹太郎君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 十二月六日、十二月七日、十二月十三日及び十二月十四日の計四日間は県の休日のため休会、十二月十八日再開いたします。   ──────────────────────── ○議長(俵徹太郎君) 本日は、これをもって散会いたします。      午後四時五十六分散会   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━...