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  1. 徳島県議会 1996-09-01
    10月03日-04号


    取得元: 徳島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-04
    平成 8年 9月定例会   平成八年九月徳島県議会定例会会議録(第四号) 平成八年十月三日    午前十時三十八分開議      出席議員計四十名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     岡  本  富  治 君     二  番     藤  田     豊 君     三  番     橋  本  弘  房 君     四  番     大  西  章  英 君     五  番     長  池  武 一 郎 君     六  番     森  本  尚  樹 君     七  番     谷     善  雄 君     八  番     山  田     豊 君     九  番     久 次 米  圭 一 郎 君     十  番     庄  野  昌  彦 君     十一 番     冨  浦  良  治 君     十二 番     樫  本     孝 君     十三 番     来  代  正  文 君     十四 番     猿  瀧     勝 君     十五 番     竹  内  資  浩 君     十六 番     長  尾  哲  見 君     十七 番     福  山     守 君     十八 番     西  沢  貴  朗 君     十九 番     吉  田  忠  志 君     二十 番     北  島  勝  也 君     二十一番     杉  本  直  樹 君     二十二番     佐  藤  圭  甫 君     二十三番     亀  井  俊  明 君     二十四番     遠  藤  一  美 君     二十五番     柴  田  嘉  之 君     二十六番     児  島     勝 君     二十七番     原     秀  樹 君     二十八番     川 真 田  哲  哉 君     二十九番     俵     徹 太 郎 君     三十 番     大  田     正 君     三十一番     榊     武  夫 君     三十二番     平  岡  一  美 君     三十三番     四  宮     肇 君     三十四番     近  藤  政  雄 君     三十五番     湊     庄  市 君     三十六番     木  村     正 君     三十七番     元  木     宏 君     三十九番     大  西     仁 君     四十 番     阿  川  利  量 君     四十三番     木  内  信  恭 君   ────────────────────────  出席職員職氏名     事務局長     牧  田     久 君     次長       林     祐 次 郎 君     議事課長     高  岡  茂  樹 君     調査課長     栗  栖  昭  雄 君     議事課課長補佐  渡  部  荘  三 君     調査課課長補佐  中  田  良  雄 君     議事係長     木  村  輝  行 君     委員会係長    日  関     実 君     主事       香  川  和  仁 君     同        林     泰  右 君     同        日  下  栄  二 君     同        吉  成  浩  二 君     同        河  内  か ほ り 君   ────────────────────────  列席者職氏名     知事       圓  藤  寿  穂 君     副知事      滝  沢  忠  徳 君     出納長      折  野  國  男 君     企業局長     古  川  文  雄 君     審議監      坂  本  松  雄 君     総務部長     三  村     亨 君     企画調整部長   幸  田  雅  治 君     保健福祉部長   齋  藤  喜  良 君     環境生活部長   松  本     学 君     商工労働部長   森     一  喜 君     農林水産部長   杢  保  謹  司 君     土木部長     桂  樹  正  隆 君     財政課長     緒  方  俊  則 君     財政課課長補佐  大  竹  将  夫 君   ────────────────────────     教育委員長    桑  原  信  義 君     教育長      安  藝     武 君   ────────────────────────     人事委員長    勝  占  正  輝 君     人事委員会事務局長江  川  徹  也 君   ────────────────────────     公安委員長    北  野  亮  子 君     警察本部長    小  野  正  博 君   ────────────────────────     代表監査委員   大  和     恒 君     監査事務局長   辰  巳  真  一 君   ────────────────────────  議 事 日 程   第四号   平成八年十月三日(木曜日)午前十時三十分開議 第一 県政に対する一般質問         (四   名) 第二 議案自第一号至第十四号、計十四件   (質   疑)                       〔委員会付託(第十号─第十四号、計五件を除く)〕 第三 請願取り下げの件           (議   決)   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) これより本日の会議を開きます。   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 直ちに本日の日程に入ります。 日程第一、「県政に対する一般質問」を前回に継続して行います。 一番・岡本富治君。   〔中谷・谷口両議員出席、出席議員計四十二名となる〕   (岡本議員登壇) ◆一番(岡本富治君) おはようございます。三日目で、議員の皆さんには大変お疲れと思いますが、おつき合いのほどをよろしくお願いを申し上げます。 「出会い・ふれあい・感じる未来 とくしま夢発進」、神戸─鳴門ルート全通記念事業について、徳島県の田舎町でミカンの甘酸っぱい香り、清き勝浦川の流れ、山合いに開かれた水田、棚田の景観に忘れかけていた日本人の心、安らぎと思いやりを肌で感じながら、県庁に足を運ぶ四十七歳の一年生議員。その素朴な視点で、限りなく知恵を絞り、ひたすら汗を流す圓藤知事に全通記念事業についてお伺いをいたします。 まず、「棚田」の本を……。 今、お渡しをいたしました「棚田」という本は、徳島県の独自のミュージカルをするふるさとキャラバンのある美しい女性から上勝の棚田でいただきました。知事に差し上げます。 世界最長のつり橋三千九百十メートルの明石海峡大橋の橋げたは、九月十八日、圓藤知事初め関係者が最終ボルトの締結を行い、本州・淡路・徳島が現実に陸続きになりました。まさに夢のかけ橋。徳島県民百年の悲願達成まであと一年半であります。あの日の圓藤知事初め関係者の皆さんの笑顔を忘れることはできません。しかし、なぜか全通記念事業が私にはよく見えてこないのであります。 「出会い・ふれあい・感じる未来」、愛称、シンボルマーク、全国から四千二百の応募があったというのに、県民の中に知られていないのはなぜでしょうか。私は、関西、関東を問わず、「平成十年春からは徳島だよ」「神戸から百分以内で来れる阿波の徳島だよ」「春から秋にかけて記念事業があって、徳島は楽しいよ」、みんなに言っているんです。声を大にして言っています。でも、なぜか燃えないんです。このパンフレット。どの範囲までいっているんでしょうか。みんな知らないんです。とくしま夢発進。個々の働きかけの輪を広げて、県民挙げて新しい徳島の確かな創生のため、みんなで記念事業を成功させなければなりません。 そこでお伺いをいたします。 第九演奏会やサーフィン世界選手権大会と末長い交流を図る上で、また徳島のそれぞれの地域が主体性の確立を図るために、この事業の効果を一過性に終わらせてはいけない。これが何よりも重要であると思いますが、徳島らしさを創造するために、知事はどのような工夫をされるおつもりなのか、お伺いをいたします。 また、現時点ではっきり言えることは、全通記念事業推進局がまさに一生懸命やっていると思うんですが、事業の広がりや県民の盛り上がりがかなりおくれているということであります。コアイベントの周知、ホロンイベントの募集時期、募集方法等の全国との交流を広げていくには、ホロンイベントへの参加がまさにキーポイントだと思うんですが、とにかく私にはよく見えてこないんです。事業の広がりや県民の盛り上がりを図るため、市町村はもちろんのこと、企業や団体の参加は不可欠であると思うのですが、市町村や企業・団体に対してどのように働きかけていくおつもりですか。早くしないと、中山間地域は何も知らないうちに平成十年の春が来てしまうのではないでしょうか。正直、そんな不安は持っています。 みんなで県境の隅々まで「あなたが主役の全通記念を」、そういう事業をしようではありませんか。正直に言って、かなりおくれていると思います。でも、あの巨人軍も十一・五ゲーム差を追いつき、逆転をいたしました。今ならまだ間に合います。人と人、地域と地域、そういう交流は時として価値観の衝突や緊張関係をもたらすものの、みずからの個性や独自性を改めて見詰め直し、これから進むべき方向の検討を開始させる。そう書いてあります。今なら間に合います。やろうではありませんか。 全県民参加の全通記念事業について、圓藤知事の熱情あふれる御答弁をいただきたいと思います。 次に、現在、計画を進めているとくしま県民総合キャンパス(仮称)でありますが、そのことについてお伺いを申し上げます。 たしか昨年、知事が年頭の会見で発表したものであります。昨年度二千二百万円、本年度二千五百万円の予算を計上いたしておりますが、女性総合文化会館機能を初めとした六つの機能を集めて、県民の総合的な活動・交流の拠点として整備するということであります。圓藤知事がかねてから言っておりました人づくり、それに施設の複合化が合わさった、まさに圓藤カラーによる事業の推進の具体化。勝浦川下流、勝浦浜橋付近に設置されるというふうに聞いております。私は大いなる期待をいたしておるところであります。 ただ問題は、六つの総合的な企画調整機能をどう実現させていくのか。アスティがあります。総合福祉センターがあります。教育委員会では、教育の新しい総合教育センターというのも今やろうとしております。生涯学習という観点から、どのように連携をするのか。本当にこれは難しいな、そんなふうに思っています。特に女性総合文化会館機能、すなわち男女共同参画型社会の実現、女性のエンパワーメント等々をどのように生かしていくのか。かなり心配をしながら、幸田企画調整部長にお伺いをいたします。 それから、基本計画が発表をされました。いよいよその実現に向けて具体的な取り組みが始まるわけでありますが、今後の事業計画、規模、完成時期はいつごろになるのか、御所見をお伺いいたしたいと思います。 次の質問に移りますが、私は、昨年度、文教厚生委員、本年度、少子・高齢化対策特別委員、ずっと山田先生と同じでありますが、高齢者の保健福祉について研修を重ね、各地の先進地等を視察をさせていただきながら、いろいろとぬくもりと温かさを感じてまいりました。今求められているのは保健、医療、福祉の連携だな、総合的な、一体的な施策だなということを痛感をいたしております。 平成六年七月に制定をされ、来年四月一日に施行されようとする地域保健法、正直に言って、これはまだ保健所と市町村保健センターの違いのPR不足であります。そんな中にも、徳島県における地域保健のあり方として、そのことは大きな太字でちゃんと書いてあります。もう一度言います。保健、医療、福祉の連携。まさに保健福祉部長さんは大変だな。齋藤部長さんの果たす総合調整機能というのは本当に大変だな。そんなふうに今ここで思っておる次第でございます。 その観点から、保健と医療と福祉について一点ずつお聞きをいたしますので、よろしくお願いを申し上げます。 まず保健でありますが、公的介護保険制度に絞って、当初予算で高齢者ケアサービス体制整備事業に二千万円という新規計上をたしかされておりましたが、国の動向との絡みでしょうか、正直言って、これは十分な成果を上げているようには私には見えません。 調査によれば、本県では要介護高齢者は、平成十二年には一万二千八百二人になると言われています。県民五人に一人は六十五歳以上になると言われております。そしてまた、なぜだか五十歳代を中心とした働き盛りの男性が全国に比べて異常に亡くなっている県が徳島県だとも言われております。 介護保険制度の創設は、県としても極めて重要だと考えております。そこで、将来的な介護保険制度のあり方を見据え、今後の市町村に対する財政支援のあり方、市町村の事務的負担の軽減及び都道府県の役割の拡大に対する、県としての現時点での対応方針について御所見をお伺いをいたしたいと思います。 次に、医療の問題でありますが、僻地医療の充実についてお伺いをいたします。 本県の僻地におきましては十分な医療の確保がなされていないために、過疎化、高齢化が進んでいるのであります。例えば国勢調査によりますと、人口が減少した市町村は実に三十九あります。中でも木屋平は一七・八%。一宇村は一六・〇%と、著しく減少をいたしております。六十五歳以上の高齢者は本県では一八・九%。全国平均の一四・八%を大きく上回り、十年も高齢化が進んでいると言われております。その六十五歳以上の高齢化率が二五%を占めている町村が実に四割を超えているわけであります。 一方、本県はお医者さんが大変に多い。人口十万人当たり二百四十九・七人と、全国二位であります。歯科のお医者さんも八十四・九人で、これも全国二位であります。僻地においては、医療資源に恵まれていながらも、無医地区や無歯科医地区がたくさんあります。医療資源の偏在が本県の大きな特徴であります。 考えてみますと、この僻地には、人口の減少によって収益性の不安から、新規に開設する医療機関はほとんどありません。既に開業されている先生方ももうお年がきています。医療が本当に必要な高齢者がいっぱいいるところには供給が不十分であります。そんなことがずっと続いているわけであります。もちろん、医療機関がないから人口の都市部流出となってしまう。僻地はますます立ちおくれていってしまう。 このような状況に対して県も一生懸命努力をしてくれていることは、私も十分承知をいたしております。僻地医療医師確保事業とか、無歯科医地区に対する歯科の巡回診療事業とか。上勝にもちゃんと来てくれています。マンパワー対策として自治医科大学の卒業医師の派遣とか、ドクターバンク事業とか、知事初め県当局の御尽力には敬意を表したいと思います。しかしながら、これをこのまま今の状態で置いておいていいとは思いません。 次のような点をさらに検討をして、より積極的な僻地の医療体制を考えてほしいと思います。 まず第一点は、私は過日、マスコミ報道によりまして、北海道の医大と百キロメートル離れた診療所がテレビ回線で結ばれ、医大の医師の指導のもと、診療所の医師が手術を行い、見事に成功したのを知る機会がございました。医療技術の著しい進歩に感心をしながら、現在の僻地における高度医療対策僻地中核病院と僻地診療所とを結ぶ細い線による支援関係にとどまっていたのではいけないのではないか。僻地中核病院以外の病院も僻地医療の支援体制をつくり、まさに面的な支援体制を組むとともに、僻地においても都市部と同様の高度医療を提供できるシステムをつくる。そういうことを検討すべきではないかと強く申し上げたいのであります。 次に第二点は、このシステムを実効あるものにするために、やはり僻地勤務医師の確保を中心としたマンパワー対策が重要でありますが、自治医科大学卒業医師の義務年限後の僻地勤務等、僻地医療に関して専門的な知識、経験を有している医師が継続的に僻地医療をバックアップするような体制づくりについて、何らかの方策を検討すべきではないでしょうか。 本県の僻地医療についての現状を申し上げ、私の提言を申し上げながら、ぬくもりと潤いのある御答弁を期待をいたします。 さらにもう一点、ボランティア活動の振興についてお伺いをいたします。 この質問はさきの六月議会、樫本議員さんが圓藤知事にいろいろな質問をされました。知事は、県レベルのボランティア活動の推進拠点としてとくしまボランティア推進センターを新たに設置をして、ボランティア活動の普及啓発に積極的に取り組まれるほか、さきの人事院勧告の報告にも盛り込まれたボランティア休暇制度を国や他県に先駆けて徳島県独自で創設をされるなど、その先見の明には本当に頭が下がる思いであります。 私はこの一年五カ月、圓藤県政の中で最大のクリーンヒットはこのボランティアの休暇制度ではないかな。もう一つは、北海道の札幌便だと思います。暑いところに行くよりも、寒いところに行く。それがまさに人の気持ちであります。その二つかな。そんなふうに思っています。 樫本議員の質問は、市町村にすべてボランティア推進センターを設置してほしい。そういう質問でした。圓藤知事は明確に、平成八年度においてボランティアコーディネーターを配置すべく、県内のすべての市町村社協ボランティアセンターが設置をされて、十分な活動が行えるような体制の充実を支援してまいりますと、この場で六月、はっきりと申されました。でも、現在、由岐町、川島町等、九町だけというのは意外に少ないんです。なぜなんでしょうか。市町村ボランティアセンター活動事業補助金千九百九十九万二千円。コーディネーター設置事業七百八十七万五千円。その予算は、市町村がやると言えば、当然、追加補正をされると私は思うんです。なぜならば、圓藤知事は日本一のボランティアの県を目指している。そう言いました。予算がつかないはずはないんです。 それぞれの市町村の社会福祉協議会は、まさしくボランティアのためにとうとい汗を流しておられます。私はそのことを肌で感じています。実施町村が少ないのは、県として予算不足なのか、PR不足なのか。いずれにしても何かが足りないんです。知事は、ボランティア推進センターをすべての市町村社協に設置していくと言われたけれども、それさえも現在、五十のうち三十の市町村しか設置がされていません。活動事業をやっているのは九町であります。九つであります。ベストナインであります。 その具体策と積極的な取り組みを担当部局としてどのようにされるのか、お伺いをいたします。 さらに、阪神・淡路大震災のときもよく議論をされましたが、ボランティア活動を行う多くの団体はその財政基盤が極めて弱く、なかなか広がりのある継続した活動を行うことが難しい状況にあります。したがって、国レベルにあってはこうした問題を考慮してNPO法案、市民活動促進法案というんですが、ここで言う市民活動とは、ボランティア活動を初めとする自由に社会貢献をする活動とちゃんと規定をしてあります。九月十八日に大体の原案ができておりますから、次の国会で何とかなるんじゃないかな。そんな思いがいたしておりますが、県におきましては、個々のボランティア団体に対する支援策について、例えば各種基金を活用するとか、さらに深く深く踏み込んだ施策が必要だと思います。前向きな御所見をお伺いをいたしたいと思います。 御答弁により再問いたします。   〔大西(仁)議員退席、出席議員計四十一名となる〕   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) まず全通記念事業について、一過性に終わらせないようにどのような工夫をするのかという御質問でございますが、全通記念事業は、平成十年春の新しい交流の時代の幕あけとも言える本州四国連絡道路神戸─鳴門ルートの全通を県民挙げて祝い、その重要性を再認識して、地域の一体性や主体性の確立を図りますとともに、二十一世紀に向けた新しい徳島のすばらしさ、美しさ、楽しさを全国にアピールして、新しい交流のきっかけとなることを目的とした事業でございます。 このような事業の趣旨から、この事業におけますさまざまなイベントの効果が単に一過性に終わることなく、継続的に徳島からの情報発信として脈々と続かせる必要があるということは、議員御指摘のとおりでございます。まことに重要なことであるというふうに考えております。したがいまして、個々のイベントにつきましては、徳島の持つ豊かな自然、風土、あるいは伝統ある文化を十分反映することができる徳島らしさを創造するとともに、その具体的な実施、運営に当たりましては、関係市町村や団体との連携を密にいたしまして、イベント開催のノウハウを地元に移転し、平成十一年度以降も引き続いて活用できる工夫を図っていくなど、極力当該地域に根づかせる仕組みを念頭において準備を進めてまいりたい、このように考えております。 また、全通記念事業における市町村等への参加要請についての御質問についてでございますが、全通記念事業では、県の実行委員会が中心となりまして実施をいたしますコアイベントと、県民の皆さんが中心となってつくり上げるホロンイベント、いわゆる協賛イベントが一体となりまして、平成十年春から秋にかけまして、県下各地で多様なイベントを開催することといたしております。 コアイベントにおきましては、開催地の市町村や企業、団体等を初めといたしまして、県民の皆さんにもボランティアとしての協力をお願いをするなど、県民参加型のイベントにしてまいります。 また、ホロンイベントにつきましては、県民の皆様の英知と力を結集した個性輝くさまざまなイベントを県下各地で開催していただきますように、本年度から募集をいたすことにしております。募集に当たりましては新聞等の広告媒体を活用いたしまして、広く県民の皆様に参加を呼びかけますとともに、市町村を初め各界の代表者で組織しております全通記念事業実行委員会等を通じまして、市町村はもとよりでございますが、企業や団体などに積極的な参加をお願いをしてまいりたいと考えております。 平成十年春の明石海峡大橋の完成まで余すところ約一年半となりまして、各イベントの具体的実施要領を煮詰めているところでございますが、今後とも県民の皆様の御理解と御協力を賜りながら、架橋新時代の幕あけを飾るにふさわしい全通記念事業を開催できますよう万全を期してまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと思います。   (幸田企画調整部長登壇) ◎企画調整部長(幸田雅治君) とくしま県民総合キャンパスについての御質問でございますが、知事の所信でも申し上げましたように、二十一世紀に輝く徳島づくり、活力あふれる地域づくりを進めるためには、県民一人一人が主役となった活動・交流の広がり、いわゆる県民みずからが担い手となった新しい徳島づくりの推進が必要であります。 このような視点に立ってさまざまな活動・交流の機会を形成するとともに、この活動・交流が有機的、効果的に展開される拠点としてとくしま県民総合キャンパスを整備することとし、現在、鋭意、事業推進に向けて取り組んでいるところであります。特に当施設におきましては、集積する六機能それぞれが固有の理念に合致した専門的な事業を展開するとともに、県民の総合的な活動・交流の拠点として一体的な事業展開を図る必要があります。 このような視点に基づきまして、個々の事業を体系的に実施するとともに、各機能間の調整を図り、県民の立場に立った総合的、効率的な事業展開を図るための方策について現在、検討を進めているところであります。 このうち女性総合文化会館機能につきましては、男女共同参画社会実現のための調査研究や各種講座・研修の実施、また相談など、女性問題についてともに考え、行動する拠点として充実した整備を図りたいと考えております。なお、実施計画の策定に当たりましては、単館構想時の計画に盛り込まれた機能を尊重するとともに、各機能の集積による一層効果的な事業展開を図ってまいりたいと考えております。 続きまして、事業計画等についての御質問でございますが、今後の事業計画につきましては、本年度は具体的な事業運営、施設配置等に係る実施計画の策定などを行うこととしております。さらに九年度以降、造成設計、建築設計等を行い、できるだけ早期の工事着手に向け努力してまいりたいと考えております。 次に事業規模につきましては、今後、実施計画の策定あるいは造成や建築の設計等を行う中で詰まっていくものと考えておりますが、その事業の規模はアスティに準ずるか、またはこれに次ぐ大規模プロジェクトとなるものと考えております。 また、完成時期につきましては、埋立造成が伴いますことや前提となる関係先との協議の必要性等、不確定な要素もございますが、埋立造成に着手いたしましてから五年程度の工期で事業が完了できるのではないかと考えております。いずれにいたしましても、今後とも地元関係者を初めとした県民各位の御理解と御協力をいただきながら、できる限り早期の完成に向けて努めてまいる所存であります。   〔大田・元木両議員退席、出席議員計三十九名となる〕   (齋藤保健福祉部長登壇) ◎保健福祉部長(齋藤喜良君) 私の方からは高齢者の介護問題、僻地医療の充実に関する問題、福祉ボランティアの活動についてのお答えを申し上げます。 まずその一は、介護保険制度に対する県としての対応方針についてでございますが、御承知のとおり、高齢者の介護につきましては、本格的な高齢社会の到来、家族機能の変容などから、福祉と医療に分立している現行の制度におきましては、介護に対する社会的支援の限界がございます。利用者本位の新たな社会的支援システムの確立が急務となっているところございます。 国におきましては、本年四月の老人保健福祉審議会の最終報告を受けまして、市町村を保険者とします制度案が示され、これまでさまざまな議論が重ねられてきているところでございます。県といたしましては、介護保険制度の創設は将来の我が国の社会保障制度の極めて重要な一翼を担う課題でございまして、制度の創設に当たりましては、長期にわたって安定した制度とする必要があると考えております。 したがいまして、現在のところ、県の果たすべき役割などにつきましては明確にはされておりませんが、介護保険制度の実施に当たりましては、財政面、事務面、基盤整備面などにおいて、市町村とともに国、県が重層的に支え合っていく必要がございます。そのためにも、国に対しまして、県や市町村に対する財源の確保や体制の整備について、これまで全国知事会を初めさまざまな機会を通じて要望をしてきたところでございます。これからも機会をとらえて、より円滑な制度運営が可能となるよう要望してまいりたいと考えております。 今後とも、県といたしましては介護保険制度に関する国の動向を見きわめながら、情報の収集や対応策の諸準備等に適切に対処してまいるとともに、制度の導入に際し極めて重要となる介護サービス基盤の整備充実に積極的に取り組んでまいる所存でございます。 次に、僻地医療支援体制と高度医療提供システムに関する御質問でございますが、議員御指摘のとおり、僻地医療を取り巻く環境は、過疎化、高齢化の進行、医療を担う医師の高齢化など、ここ数年、急速に厳しい状況になってきております。また、これまで僻地中核病院であります三好病院、海部病院を核とした僻地医療支援体制をとってきたわけでございますが、僻地に対して支援することができる医療機関も順次整備されてきたところでございますので、これらの医療機関につきましても支援のシステムに組み入れ、面的な支援体制を確立してまいりたいと考えております。また、高度医療の提供という観点から、画像伝送装置などを活用していくのも一つの有効な方策であると認識をいたしております。 そこで、こうした支援体制がシステムとして有効に機能するよう、総合的な支援体制の構築に向け、検討してまいりたいと考えております。 次に、僻地医療に関する専門医師による継続的なバックアップ体制づくりについての御提言でございますが、僻地医療の支援システムを実効あるものとするためには、僻地医療に従事しますマンパワーの継続的な確保が非常に重要となってまいります。しかしながら、僻地に従事する医師につきましては、医療の進歩におくれること、研修への参加も容易ではないこと、将来的に他の専門分野に転身しようとしても難しいことなどへの不安から、現実には継続的に確保することは非常に難しい状況にございます。 これらの僻地医療に従事する医師の不安を解消するためには、医療水準の向上に対応できるよう、専門医療に関する研修、診療業務を通じた高度専門医療技術の習得を可能にする必要がございます。さらに資質向上の機会を担保し、医師それぞれの事情に応じた僻地医療への参加が可能となるよう、ローテーションによる人事交流を行える体制を整える必要もございます。このようなことを踏まえ、僻地医療に関する体制の充実について検討してまいりたいと考えております。 次に、すべての市町村にボランティアセンターを設置するためにどう取り組むかの御質問でございますが、県といたしましても、県下のボランティア活動をより活性化させるためには、住民に身近な市町村ボランティアセンターの役割は特に重要であると認識をいたしております。議員御指摘のとおり、市町村ボランティアセンターの現状はまだまだ不十分でございますので、今後できるだけ早期に、すべての市町村においてボランティアセンターが設置され、ボランティアコーディネーター等の体制の充実が図られるよう、積極的に支援してまいりますとともに、県の推進センターにおきましても、市町村のボランティアコーディネーターが十分な活動が行えるよう、必要な研修の充実などに努めてまいりたいと考えております。 最後でございますが、個々のボランティア団体に対します支援についてでございます。 より広がりのあるボランティア活動を期待するとき、財政基盤の弱い個々のボランティア団体に対します何らかの支援は必要であると考えております。県といたしましては、まず先ほども申し上げました住民に身近な市町村ボランティアセンターの充実を図り、ボランティア活動を推進するための基盤づくりを進めてまいりたいと考えております。 また、ボランティア情報が簡単に得られる情報ネットワークの整備や、ボランティア団体が気軽に利用できる活動拠点や交流の場の提供のほか、個々のボランティア団体を支援する各種基金の活用など、いろいろな角度から支援策を検討してまいりたいと考えておるものでございます。 以上でございます。   〔大田・元木・大西(仁)三議員出席、杉本議員退席、出席議員計四十一名となる〕   (岡本議員登壇) ◆一番(岡本富治君) いろいろ御答弁を賜りましたが、全通記念イベントで一番大事なことは、私は兵庫県淡路島というライバルをどう考えるかということだと思います。いろいろ調査をしましたが、規模の問題が大分差がありました。あえてこの席では申し上げません。また、ホロンイベントについては、例えば勝浦町だったら、ビッグひな祭りとか、パラグライダーの全国大会とか、上勝だったら、ふるさと温泉祭りとかいろいろなことが考えられるんじゃないかな、そう思います。 とくしま県民総合キャンパスでは、女性の総合文化会館機能ということでありますが、いろいろ厚い本でしたけれども、読んでみますと、一時的に託児事業を行うとちゃんと書いてあるんです。何とか実現をしてみてください。 介護保険については、実は先般、会派で東京に勉強に行きました。行革と消費税と介護保険と解散前夜の永田町情勢という勉強を実はいたしてまいりましたが、さっきの御答弁の四月時点の話ではなくて、九月十九日の段階で、第二の国保にはなってはいけない。市町村に対する財政支援の強化で、要介護認定に係る経費の二分の一相当額は、法律に基づき市町村に交付する。残りの二分の一は地財法に多分なるというような話でした。 それから、市町村の事務負担の軽減と都道府県の役割の拡大というところで一番大事なことは、要介護認定に係る審査判定業務の受諾というところ。今まで市町村でしたけれども、これを県に広げてもいい。もう一つは、施行の時期が在宅が十二年で、施設が十三年だったんですが、それを十二年に統一をする。 要するに、次の国会でそのとおり通るんですかと厚生省の直接の担当官に最後に聞きました。いろいろな状況であっても、このことはこうなるでしょうと、そういうお話でした。ぜひとも徳島県もこの問題についてさらにさらに勉強を深めて、いい方向になってほしいな、そんなふうに思います。 それから、僻地医療については画像伝送装置というのを活用するという非常にいいお話を賜りましたので、ぜひとも早期に実現されますようにお願いを申し上げます。 ボランティアについては、とにかく頑張ってほしいとしか今は言いようがないんです。来年度に向かって、来年のときはもっともっといいお話ができるように、まさにボランティアで努力をしてほしいな、そんなふうに思います。 次は、勝浦郡の問題について、時間の許す範囲で質問申し上げますが、八月七日に「圓藤知事と語ろうチャレンジトーク21勝浦」というのがありました。そこでまさに住民が、そして圓藤知事も原稿なしで、フリートーキングで話し合っていました。私は、ある意味できょうの傍聴者の立場でありました。厳しい質問がいっぱいありました。わからない質問もたくさんありました。でも知事はちゃんと立って、頭を下げて答えていました。一生懸命に答えていました。そのことに感動したという住民が実は大変多かったんです。全くフリートーキングですから、いろいろな問題がいっぱいありました。 そのことをあわせながら一つ一つ質問をしたいんですが、私も七年六月と八年二月の二回の定例会でいろいろな質問をしてきた経過があります。簡単で結構ですが、圓藤知事から答えてほしいな。 四国横断自動車道小松島インターチェンジに勝浦から七分、阿南インターチェンジに勝浦から二分。この前、新聞に載りましたからあえて言っていますが、ちゃんと今の言う道ができればそうなるんです。徳島市飯谷町付近、知事が来るときに大変混雑をした。それはどうなっているのかな。勝浦町の横瀬橋、これは実は明石の橋と今競争をしています。十年春に明石の橋ができることになっていますが、我が勝浦町では長年の夢だった横瀬橋が十年春の明石の橋より一日でも早くできてほしいな。そんな切なる願いがあります。 それから、阿南の先生方にも大変お世話になっていますが、阿南勝浦線の沼江バイパスの二期工事でありますが、ルートが決定をすれば、早期に事業化を図ってほしいということであります。先般も横断道の説明会のときにあえて申し上げてありますが、私は知事からこのことをお聞きしたい。 次に、河川砂防事業促進でありますが、これは前回、那賀二区の先生がいろいろお話しでございましたが、正木ダムにも問題があります。正木ダム直下流の福川・立川地区における減水区間の改善についてでありますが、水利権の更新時期までに環境保全とか水質改善等々、ぜひとも。今は水が流れていません。まさに水なし川であります。住民の切なる願いでありますので、その働きかけを今からしてほしい。そして、この場で知事に明確な答弁をしてほしい。そう思っています。 それから、上勝町生実の地すべり防止でありますが、非常に不安な日々を送っています。実はきのうも夕刊に載っていました。すぐ山が崩れるんです。実はきのう崩れたところは、一カ月半前に私は知っていました。あと言うといろいろありますので言いませんけれども、そういう行動はしたつもりでありますが、なかなか物事が起こらないと動かない。地すべり対策もまさに同じであります。非常に広い範囲の地すべり地帯ではありますが、未整備の地区がまだたくさんあります。早急に着手をして、万全を期してほしい。本当に緩みない確かな施策を継続をしてほしい。住民を災害から守ってほしい。きのう崩れたのは一県道でありますが、ここが崩れたら、上勝の役場とそれから下はみんな、二つの川が合流していますので、まさに大パニックが起こるだろうな。 もう一つ恥ずかしい話でありますが、今でも、きのう崩れたばかりに大きな車は通れません。一本しか道がないものですから、すごく今時間がかかって、上勝に行くという大変な不便を感じています。 次に、勝浦川の護岸改修促進でありますが、これは従来から何回も言ってまいりました。護岸の改修は今週までに調査が終わっておりますが、沼江地区という遊水地帯。知事もよく通られていますから御存じだと思いますが、その遊水地帯の解消に向けて、現在、調査が行われております。十二月いっぱいかかる。そんな遅いんじゃやる気がないの。みんなそう言って、正直言って大変に怒っています。少なくとも十一月議会をめどに調査結果を報告して、事業方針を早く決定して、町と相談をして、やってほしい。 今、県下で緊急の課題になっている潜水橋というのがその上にあります。今山橋というんですが、それができないと潜水橋を新しい橋にすることができない。昨年も予算はついてもできなかった。もしこのままいっちゃうと、何かあったら、まさにこれは人災になります。そんな観点から真剣に取り組んでほしい。十一月議会をめどに頑張ってほしいと思います。 もう一点は、中山間地域の農業施策についてであります。 神戸─鳴門全通で何を運ぶんでしょうか。たしか、きのう、竹内議員がいろいろないいお話をされました。まさに徳島が誇るおいしい果物であり、新鮮な農産物しかないと思うんです。でも、なぜかきのうは竹内議員はブトウ、ナシ、リンゴと言ったけれども、ミカンは言わなかった。なぜならば、あえて私のために置いてくれたと思ったのが六〇%であります。残り四〇%、縦貫道にはミカンがないのかな。そんな思いで実はミカンを持ってまいりました。 要するに、そういうものをあの明石の橋を通って送るんだ。これが徳島県の本当の姿じゃないのかな。そんなふうに思うんです。それにしては県の取り組みは、例えばウルグアイ・ラウンドは去年が六十四億円で、今年は八十四億円。二十億円とすごいふえているんです。でも、県単地域農業振興事業というのは七億一千万から七億三千万円に、二千万円しかふえていない。いっぱい要望があるんです。そのことがもっともっと身近な問題なんです。それも来年は考えてほしいな。そんなふうに思っています。 特に全国カンキツ研究大会というのが平成十三年に本県で行われることが先般決定をいたしました。その問題、特にミカンの対策についていかなる対応をされるのか。従来どおりの一律の予算組みでは農業は再生しないな。一定の広がりを持った団地化を促進するとか、ミカン対策について新たな施策をどう展開するのか。あえて知事にお聞きをいたしたいのであります。 もう一点、最初に申し上げ、お渡しいたしました棚田。山間地域の棚田には、その生産の場だけでなしに文化遺産、教育の場、交流の場。その本を見てみると、本当に心が落ちつくんです。鳴門─神戸全通して、都会人は、徳島を含めて田舎を求めるでしょう。淡路島にはない田舎の中の本当の田舎を求めると思うんです。私たちは確かなる思いでその棚田を守り、保全しなければならないと思います。 一昨日、木内議員からも大変いいお話がございました。私も東京へ農業の勉強に一緒に行かせていただきました。そのときの話であります。日本型デカップリング、森林や田畑の持つ公益的機能をアバウトに考えても一年間三十九兆二千億円あると、橋本大二郎さんが言っていました。日本には実は三千八百万戸の家があります。戸数があります。そのうちで実に千四百万戸がマンションなんです。そんなことがあっていいだろうか。その話を聞いてびっくりしました。今こそゆとりとくつろぎのある緑の空間、多自然居住地域こそ見直されてしかるべきだと私は思っています。 「棚田、そこに立つとき、ふるさとのにおいがする。土の香りが、水の流れが心に温かい。何とも言えないぬくもりがある。棚田は「農」という業ではなく、「治山治水事業」の業が強いかもしれない。あらゆる生物の水源地である棚田の死期は近づいている。これを救うには、都市住民と地域住民と行政が知恵と汗と力を出し合い、一体となったときに初めて道が開かれると思うのだが」棚田を守る会の谷崎会長さんのこの言葉を聞いたとき、それは徳島県の圓藤知事が第一人者になってほしいな。共生の時代、知事の勇気ある知恵に期待しつつ、神戸─鳴門全通で徳島が淡路島に勝てるのはただ一つ、これだな。これしかないな。そんな思いです。 棚田を県として積極的に支援してほしい。その一言を知事の言葉として訴えてほしいと思います。切なる山間に住む人の願いであります。   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) まず、徳島上那賀線の早期改良及び阿南勝浦線の整備促進についてのお尋ねでございます。 勝浦郡の活性化を図っていくためには、議員御指摘のように道路、河川等の基盤施設の整備が大変重要であるというふうに認識をいたしております。まず、主要地方道徳島上那賀線の早期改良及び阿南勝浦線の整備促進についての御質問でございますが、主要地方道徳島上那賀線は、徳島市から勝浦町、上勝町へ至る広域的な幹線道路でございまして、従来から重点的な整備促進に努めてまいっております。このうち徳島市飯谷町長柱地区におきましては、現道の拡幅で事業を実施いたしておりまして、用地取得等事業の促進に向けまして、今後さらに努力をしてまいりたいというふうに考えております。 次に、勝浦町の横瀬橋につきましては、地元の皆さん方の御協力をいただきまして、平成七年度から橋本体の工事に着手をいたしております。今後はこの工事の促進を図りまして、平成十年の夏までには完成供用できるように努めてまいります。 さらに、上勝町の福川から藤川の間につきましては、平成七年度から事業着手しておりまして、本年七月に地元説明会を終え、現在、現地測量及び設計を行っている最中でございます。今後、設計が進みますと、全体事業費等がわかってまいりますが、地元関係者の御理解をいただきまして、早期の完成を目指して整備促進に努めてまいりたいというふうに考えております。 次に主要地方道阿南勝浦線の整備促進についてでございますが、この路線は阿南市と勝浦町を結びますとともに、阿南市に設置が計画されております四国横断自動車道のインターチェンジへの直接のアクセス道路でございます。このうち沼江地区の残る一キロメートルの未整備区間につきましては、平成七年度から勝浦町とルート等につきまして協議を重ねておりまして、今後、地元の合意を得まして、早期に事業化を図りたいというふうに考えておるところでございます。 いずれにいたしましても、徳島上那賀線と阿南勝浦線は勝浦、上勝両町から徳島市や小松島市、そして阿南市、さらには小松島市及び阿南市に設置が計画されております四国横断自動車道のインターチェンジへのアクセス道路として交流の促進を地方部に及ぼし、地域の発展に大変重要な路線でございますので、今後とも積極的に整備を図ってまいりたいと考えております。 次に、河川砂防事業の促進についてでございますが、まず正木ダム直下流の福川・立川地区におきます減水区間の改善の御質問についてであります。 発電に伴いますダム下流の減水区間の問題につきましては、河川環境の改善を目的といたしまして、昭和六十三年に発電水利権の更新時期における河川維持流量の確保に関しまして、通産省と建設省の間で合意がなされまして、ガイドラインとしての基準が定められております。 県といたしましても河川環境の改善は非常に重要であるというふうに認識をいたしておりまして、水利権の更新時期を契機に、河川維持流量が確保されるように前向きに取り組んできたところでございまして、既に本県におきましても祖谷川や貞光川で河川維持用水の復元が図られ、さらに那賀川の蔭平発電所におきましても同様な対応がなされようといたしております。 勝浦川につきましても、正木ダム下流の減水区間に対しまして地元から改善の強い要望があることも十分承知をいたしております。先般のチャレンジトークにおきましても、この問題は出たわけでございます。 今後、御意見もお聞きしながら調査検討を重ねまして、水利権の更新時期でございます平成十三年には適切な対応を図られるように懸命の努力をしてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 次に、上勝町生実地区の地滑り防止対策事業の早期完成についての御質問でございますが、生実地区は勝浦川と旭川に囲まれた地すべり区域でございまして、治水上も重要なことから、これまでも排水ボーリングや抑止杭等の対策事業を継続的に実施をいたしておりまして、一定の成果をおさめてきたところでございます。当地域は四百三ヘクタールと非常に広範囲でございますために、対策事業が長期に及んでおりますけれども、今後とも未整備箇所に着手するなど、事業の促進に一生懸命努めてまいりたいと考えておるところでございます。 それから、勝浦川護岸の改修事業の促進と沼江地区の遊水対策についての御質問でございますが、勝浦川は県内最大の二級河川でございまして、現在、河口より徳島市の沖野地区までの約十キロメートルの区間で抜本的な改修事業を進めているところでございます。 御質問の勝浦町内の護岸は非常に老朽化や河床の洗掘も多いために、これまでも県単独事業や災害復旧事業によりまして護岸の補強を進めてきておるわけでございますけれども、今後とも緊急を要するところから順次、鋭意取り組んでまいりたいというふうに考えております。 また、沼江地区の遊水対策につきましては、下流地区に未改修箇所が残っていることから、抜本的な改修はなかなか困難ではございますけれども、少しでも被害の軽減を図れる方策はないかと、現在、調査検討中でございまして、今後できるだけ早く調査を終えまして、町と協議ができますように懸命の努力をしてまいりたいと考えておるところでございますので、御理解を賜りたいと思います。 それから、全国カンキツ研究大会の開催に向けての農業施策と山間地域の棚田の保全活用方策についての御質問でございますが、この全国カンキツ研究大会は、平成十三年に本県で開催されることが既に決定されております。この大会は県内外から総勢二千名近くの方々が参加するものでございまして、果樹の研究大会では最も大きな大会であるというふうに聞いております。 平成十三年は二十一世紀の幕あけの年に当たっておりまして、この大会はまさに新しい時代を迎えてのかんきつ生産の活発な研究討議の場となるものと期待をいたしております。今後は果樹生産者の意向を尊重しながら、ハウスミカンや貯蔵ミカンなど本県の特徴を情報発信する好機としてとらえまして、大会の成功に向けまして、運営準備等につきまして万全の指導、支援を重ねてまいりたいというふうに考えております。 次に、ミカン農業対策についてでございますけれども、現下のミカン生産は、輸入オレンジ等の増加とか、あるいは消費の著しい減退によりまして、生産そのものが過剰基調となっておりまして、御承知のように昨年度からミカン等果樹園転換特別対策が実施をされ、適地適作を基本に、生産性の低いミカン園地を他の果樹や野菜等へ転換する対策を推進しております。今後のミカン農業の振興につきましては、ハウス栽培による高品質、高収益生産の推進を図りますほか、一定の広がりを持った園地の団地化、作業性の向上を図る園内作業道などの基盤整備、あるいはまた省力化のためのスプリンクラーの導入を促進してまいりたいと、このように考えております。 次に、山間地域の棚田につきましては、御指摘のとおり、生産の場のみならず、農村景観の形成を初め、開墾された先人の知恵と努力の跡がしのばれるなど評価されつつあります。また、全国的には棚田を活用した米づくりのオーナー制度の導入や、農作業体験を通して都市住民との交流を促進しつつ保全していこうという動きがございます。 本県では例えば上勝町におきまして「棚田を守る会」が結成されますとともに、町主催による棚田のフォトコンテストが実施されるなど、棚田に関する関心が非常に高まりを見せておるわけでございます。棚田を貴重な地域資源として、また地域のシンボルとしてとらえまして、農業生産のほか交流や教育、観光などに活用して、地域の活性化を図ろうとする取り組みに対しまして、県といたしましても積極的に支援してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。   (岡本議員登壇) ◆一番(岡本富治君) 知事から、いろいろな御答弁を賜りました。 時間の関係で、河川砂防の促進というか沼江の遊水地帯でありますが、できるだけ早くということで私は十一月議会というふうに理解をさせていただきます。 まとめますが、本県は何かシートベルト着用ワーストワンの県だと言われております。知事初め理事者の皆さんは心のシートベルトをまず引き締めてください。 今まさに大変な時代です。そして、もっと言われているのは知的誠実さの回復の時代とも言われています。知的誠実さがない。つまり本音と建前が違うことが多過ぎる。政治家も言語明瞭意味不明とよく言われます。明治維新も十年かかりました。五十五年体制も十年かかりました。米ソ冷戦が終わって今六年目であります。まさに大変な選挙が間もなく始まろうといたしております。 圓藤県政にあっては孫子の兵法のごとく、さらなるチャレンジをしてほしいなと、知的誠実さの回復を確固たるものとして勇気ある前進を期待し、さっきお渡しいたしましたコスモスは我が町勝浦町の花でありますが、ちゃんと揺れてもしっかりと立っております。コスモスのようにしなやかにこの一年間を頑張ってほしいなとそんなふうに思います。終わります。ありがとうございました。(拍手)   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 議事の都合により、休憩いたします。      午前十一時四十一分休憩   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    午後一時三分開議      出席議員計三十九名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     岡  本  富  治 君     二  番     藤  田     豊 君     三  番     橋  本  弘  房 君     四  番     大  西  章  英 君     五  番     長  池  武 一 郎 君     六  番     森  本  尚  樹 君     七  番     谷     善  雄 君     八  番     山  田     豊 君     九  番     久 次 米  圭 一 郎 君     十  番     庄  野  昌  彦 君     十一 番     冨  浦  良  治 君     十二 番     樫  本     孝 君     十四 番     猿  瀧     勝 君     十六 番     長  尾  哲  見 君     十七 番     福  山     守 君     十八 番     西  沢  貴  朗 君     十九 番     吉  田  忠  志 君     二十 番     北  島  勝  也 君     二十一番     杉  本  直  樹 君     二十三番     亀  井  俊  明 君     二十四番     遠  藤  一  美 君     二十五番     柴  田  嘉  之 君     二十六番     児  島     勝 君     二十七番     原     秀  樹 君     二十八番     川 真 田  哲  哉 君     二十九番     俵     徹 太 郎 君     三十 番     大  田     正 君     三十一番     榊     武  夫 君     三十二番     平  岡  一  美 君     三十三番     四  宮     肇 君     三十四番     近  藤  政  雄 君     三十五番     湊     庄  市 君     三十六番     木  村     正 君     三十七番     元  木     宏 君     三十八番     中  谷  浩  治 君     三十九番     大  西     仁 君     四十 番     阿  川  利  量 君     四十一番     谷  口     修 君     四十三番     木  内  信  恭 君   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 二十六番・児島勝君。   〔来代・佐藤両議員出席、出席議員計四十一名となる〕   (児島議員登壇) ◆二十六番(児島勝君) 午後からの一番眠たい時間帯でございます。しばらくの間、御辛抱いただきたいと思います。 本九月県議会一般質問の機会を得ましたので、当面する県政の諸課題について、知事並びに理事者各位に質問をしてまいりたいと思います。 先月十八日、今世紀の偉業、県民待望の明石海峡大橋の補剛桁が、開通の最後のボルトが圓藤知事、湊議長、兵庫県知事らの手によって締められたのであります。私は、いや県民は、平成十年春の開通が実感として伝わってくる、そんな興奮と感動を覚えた次第であります。しかし、その期待が大きければ大きいほど、私は開通後の受け皿づくりや経済、その他本県に与える大きな変化やインパクトを考えると、また不安を隠せずにはいられません。 その理由としては、県下の各界各層より、また県民から、これだけの本県における世紀の出来事に対し沸き上がってくるパワーが感じられないからであります。振り返りますと、平成五年の本県において開催をされた第四十八回東四国国体のような、市町村や県民が一体となった連帯感、あるいは盛り上がりに欠けているのではないだろうかと思えてなりません。 昭和六十三年、本州四国連絡橋影響対策調査なるものが策定をされ、それを基礎として三〇〇〇日の徳島戦略が計画をされ、現在に至っているわけであります。前の議会でも質問をさせていただきましたが、明石海峡大橋開通によって激変が予想される、その受け皿づくりとしての三〇〇〇日戦略がスタートをし、その間、バブルの崩壊や景気の低迷により事業の変更また中止を余儀なくされ、それぞれの事業の進捗状況は今もばらつきのあるのも事実であります。その残事業の継続と時代変化に対する修正を加えながら、さらに新しい発想を組み込んだ新長期計画が今、策定中でありますが、もう一度、本県のそれぞれの分野における問題点、その対応について再チェックなり、現状分析をする中で議論を深めてまいりたいと思います。 そこでまず、あとわずか一年半に迫った明石海峡大橋開通後の人口、経済、文化、交流など本県への変化や影響について、どのように知事は把握または予測、分析をされ、その受け皿となる基盤整備をどのように仕上げていかれるのか。そしてまた、県民総ぐるみの盛り上がりや機運をいかに高めていくのか。 さらには、少子・高齢化の進む中、本県においても、明石大橋開通後は交流人口をふやすことにより、本県の経済を含め活性化を図っていきたいと知事は言われておりますが、特に交流人口をふやすための諸施策につきまして、知事にお伺いをいたします。 次に、先般、着任をされたばかりでありますが、県警本部長にお尋ねをいたします。 明石海峡大橋開通後は、交通手段の発達により、今まで以上に情報、その他あらゆる面でスピード化、そして広域化してまいります。特に交通問題に関しては、車両台数の増大は言うまでもなく、高速道路の整備も相まって、交通事故の多発する要因は増すばかりであります。また、犯罪においても、在日外国人による犯罪を含め、より広域化、ボーダーレス化することが予測されます。そこで、今まで以上に近畿圏全体との連携や広域的な組織体制づくりが急務であると思われます。 そこで、県警として、明石開通後の治安面に与える影響についてどのように考え、取り組もうとしておられるのかお伺いをいたします。 次に、農林水産部関係であります。我が県が今日までのように、京阪神地域での生鮮食料品供給基地としての地位を確保するためには、夏野菜の強化、ハウスや水耕栽培による通年化、あるいは商品の個性化、高級化、また高付加価値化などブランド化の確立を図るとともに、流通販売戦略を強化するため、市場の広域化を進め、情報システムの整備により市場の対応の強化、あるいは保冷貯蔵施設を活用した出荷期調整など推進が必要であり、これらを支える産地形成もまた不可欠であると言われてまいりました。 そこでお尋ねをいたしますが、経営の合理化や高度化など、収益の確保ができる本県の農業における体質強化をどのように図られ、支援してきたのか。また産地間競争あるいは産地競合が激化する中で、流通及び市場拡大への対応についてお伺いをいたします。 次に、商工労働部関係におきましては、知事の県政推進の目玉の一つでありますニュービジネスや地場産業の育成等の諸施策が今、着実に進行中でありますが、産業の空洞化に象徴されますように、日本における産業形態、経営のあり方も大きく変わりつつあります。 そこでお尋ねいたしますが、この時代の変化に対応して、本県における企業誘致のあり方、その方針も大きく方向転換をする必要があると思いますが、今後のその方針について、また激化するであろう商競争に対応できる足腰の強い中小企業及び地場産業への支援施策についてお伺いをいたします。 次に、交通体系の整備についてお尋ねをいたします。 前段も質問をいたしましたように、明石開通後のインパクトの中でも交通量の増大は大変なものがあり、交流人口をふやすためにも交通体系の整備こそは不可欠であります。知事就任以来、三年の短期間で鉄道の高速化、空港のダブトラ化、航路の増設、高速道路の縦貫の開通あるいは海上交通網の整備など、目をみはる進展を見ました。 しかし、四国縦貫道の全面開通あるいは横断道や、市内の交通渋滞解消としての外内環状線の整備はいまだおくれております。代表質問、そして昨日の質問にもありましたが、明石開通により車両がふえ、渋滞がさらに拍車をかける状況下において、特に国道十一号及び県南からの国道五十五号、さらに市内の渋滞をどのような方法で緩和をしていくのか。また、緩和策は平成十年春の開通までにどの部分が供用できているのか、お伺いをいたします。 さらに関連して、大きい催しのたびに周辺に大混雑を来しているアスティとくしまを教訓として、今後、建設予定の県民総合キャンパスへのアクセス道路の整備計画はどのような渋滞対策をとられるのか、お伺いをいたします。 次に、午前中、岡本議員からも質問があったわけでございますが、ボランティア活動について質問をしてまいりたいと思います。 あの阪神・淡路大震災によって、ボランティア活動は大きな成果とともにクローズアップをされてきたわけであります。今、我が国においても、高齢化、国際化、情報化による社会変動に伴い、国民の意識も近年大きく変化しつつあります。国民の一人一人が高齢化の問題を身近な問題として認識するとともに、一定の経済的な豊かさを実現した今日、欧米諸国と同様に、我が国においてもゆとりある生活や生きがいの追求といったような生活の重視、地域社会への参加や自己実現というような新しいライフスタイルを人々は求めるようになってまいりました。そんな中にボランティア活動が自然な形で広がりつつあると思います。厚生省のアンケート調査によると、ボランティア活動への興味があると答えた人は全体の六割、また過去、現在においてボランティア活動をした経験のある方が三割となっております。 本県においても現在、六百六十七団体、約七万四千人の方々が活動をされておるわけであります。知事はみずから先頭に立ち、ボランティア先進県に向け、いち早くボランティア推進センターを設置し、積極的にその推進をされておるところであります。そして、ことし四月一日より、全国に先駆け職員のボランティア職免制度を実施されております。制度がスタートして半年でありますが、既に四十名の職員の方々が施設や地域のボランティア活動に参加をいたしております。今後も企業や県民に対してボランティア意識の高揚を図るためにも、さらにこの制度の利用を進めていただきたいと思います。 また、昨年、県民にボランティア活動への理解と参加をアピールする機会として、第一回とくしまボランティアフェスティバルが開催をされたわけであります。そして、その全国版として全国ボランティアフェスティバルが平成四年、第一回兵庫県大会以来、各県持ち回りで開催をされておりますが、本県においても、全国大会開催をきっかけに一人でも多くの県民がボランティア活動に対する興味を持ち、積極的に参加するきっかけとなる観点から、全国大会の開催誘致に向けての県の取り組み状況、そして開催誘致の目標年次について、お伺いをいたします。 また、全国大会開催までには本県の受け皿づくり、体制づくりをしなければなりません。例えば活動拠点となるとくしまボランティア推進センターのさらなる充実、そして市町村ボランティアセンターの整備充実も必要であろうし、まだまだ不足をいたしておりますボランティアコーディネーターなどの人材養成も必要であると思われますが、今後、県、市町村あるいはボランティアグループとの連携をとりながら、全国ボランティアフェスティバル開催に向けた受け皿づくりとして全県的な体制づくりが必要になると思われますが、今後のお取り組みについてお伺いをいたします。 以上、答弁により質問を続けたいと思います。   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) 明石海峡大橋開通後の人口、経済、文化、交流など本県の変化等についてどのように把握をし、また、受け皿となる基盤整備の仕上げと、開通に向けた機運の盛り上がりについてどのように取り組むのかという御質問についてでございます。 私は先般行われました明石海峡大橋の補剛桁閉合式に臨み、改めまして徳島が本州直結という歴史的な転換期を目前に迎え、架橋完成後にはかつてない交流が創造され、新たな世紀が始まるということを実感した次第でございます。この世紀のビッグプロジェクトがもらたす効果につきましては、本四三ルートの中でも最も注目されているところでございまして、輸送時間の短縮による農水産物の出荷の拡大、企業活動の活発化、観光入込客の大幅な増加、さらには生活圏の拡大など、本県のみならず四国全体の産業、経済の発展や人口の定住の促進に及ぼす効果は非常に大きいものがあるというふうに見込んでおるわけでございます。 しかしながら、その一方で巨大な広域経済圏に組み込まれることに伴いまして、地域間の競争の激化やいわゆるストロー現象による活力の流出も懸念されるところでございます。このために、御承知のように三〇〇〇日の徳島戦略につきましては、本州四国連絡橋神戸─鳴門ルートの完成を本県の発展にとって千載一遇のチャンスととらえまして、交通ネットワークの整備と産業活性化を重点的に取り上げまして、それぞれの事業が期間内で目標達成するとともに、それが困難であるとしても、できるだけ橋の開通に近い時期に完成させるべく、行政・民間を含めまして、県を挙げて取り組んできたところでございます。 計画期間は残り少なくなってまいったわけでございますが、各界各層の方々に御参加いただきました架橋新時代とくしま創生協議会を中心といたしまして、引き続き努力を重ねますとともに、平成十年春に向け、県民の皆さんとともに全通を祝うことができるように、県内各地域で予定をしております各種の記念事業の準備に力を注ぎまして、開通に向けまして県民の盛り上がりや機運を高めてまいりたいと、このように考えておるところでございます。 次に、開通後におきます交流人口をふやすための施策についての御質問についてでございますが、そのためには県土を交流の基盤となる高速・広域の交通ネットワークでカバーしていくことが極めて重要であるというふうに認識をしております。四国縦貫・横断自動車道や鉄道の整備、全国や世界の各地域と直結する港湾、空港の整備など、陸・海・空にわたる広域的な幹線交通網を形成していくことがまず何よりも優先すべき課題であるというふうに考えているわけでございます。 こうした交通ネットワークの整備と相まって、本県の豊かな自然などの特性を生かし、多様な交流が行われるように取り組んでいく必要があるというふうに考えているわけでございます。そのためには明石海峡大橋を渡ってくる人々がぜひ行ってみたいと思うような、強い魅力のある観光地をつくっていくことが必要でございますし、また途中で気軽に休んだり、土産物を買ったりするポイントも各所になければなりません。あるいは、これからの自由時間の増大ということを考えますと、京阪神の大都市圏に働く人が本県の山や海で週末やバカンスをゆっくりと楽しんだり、あるいは農山村の生活を体験したりする、そういったことが大いに求められるようになると考えられます。そのためには中山間地域あるいは海岸に面した地域などで、それぞれに特色のある受け入れ体制を用意していくことが必要でございます。 さらには、全国から徳島に人が集まるイベントや大会を開催したり、本県のイメージアップを図りまして、内外に情報発信していくことによりまして、徳島のファンをふやしていくということが非常に重要なことだというふうに考えるわけでございます。 また、国際化が進む中で、アジアを初め世界各地域との交流を進めることによって、世界各国からも多くの人が訪れる、広く世界に開かれた県にしていくことがこれからますます大切になってまいります。 いろいろ申し上げましたけれども、いずれにいたしましても、新長期計画では「いのち輝く世界の郷とくしま」を基本目標として掲げているところでございまして、二十一世紀において、全国各地から、さらには世界から人々が集う徳島、にぎわいの中から活力が生まれる徳島というものを実現するため、具体的な検討を進めてまいりたいと考えます。   (小野警察本部長登壇) ◎警察本部長(小野正博君) 明石海峡大橋開通後の治安面での影響並びに対策についての御質問でございました。 明石海峡大橋の開通は本県発展のためには非常に喜ばしいところでありますが、治安面から見ますと、大きく分けて二つの問題があろうかと考えております。 その一つは、犯罪の広域化等の問題でございます。近畿圏との陸路直結、神戸からおおむね百分ぐらいで徳島に来れるという状況になりますので、犯罪の流入、広域化等にも一層拍車がかかり、県内治安が悪化することが懸念されるところでございます。 もう一つは、交通量の増加に伴う交通対策の問題でございます。鳴門─神戸ルートから県内に流入する交通量は、現在一日約七千台でございますが、さらにプラス二万台程度、おおむね三万台弱程度に飛躍的に増加することが見込まれております。それに伴いまして交通事故の多発や交通渋滞の激化を招くことが予想されます。 これらの問題につきましては、県警察にとっても当面の重要課題でございますので、現在、部内に警務部長を長といたしますプロジェクトチーム、明石海峡大橋開通に係る諸対策検討委員会というものを設置しておりまして、三点に重点を置いて今、検討を進めております。 その一つは、隣接府県警察との広域捜査訓練の実施、広域的な緊急配備の見直し等、初動措置対応の確立でございます。その二は、高速道路における警察力の整備や各種の交通情報提供システムの構築でございます。その三つ目は、通訳人の確保や語学力等にすぐれた国際捜査官の養成等人材の育成、また他府県警察との人事交流等でございます。これらにつきまして、今、具体的な作業を進めておりまして、事件や事故の発生しにくい環境づくりに努めてまいる所存でございますので、今後とも一層の御指導、御支援をお願いしたいと思います。 以上でございます。   (杢保農林水産部長登壇) ◎農林水産部長(杢保謹司君) 本県農業の体質強化を図るための支援状況と流通市場拡大への対応についての御質問でございますが、農業の体質強化を進めるためにはコストの低減、規模拡大、高品質化による有利販売、経営管理の合理化などを進めていくことが必要であります。このため圃場整備などの生産基盤、集出荷施設などの共同利用施設、野菜等の生産施設の大型化、近代化などの整備のほか、市場情報などを伝達する情報化を推進しております。また、意欲ある農家に対しましては、長期低利資金の貸付による経営改善を支援するとともに、あわせて合理的農業経営を行う法人化を促進するなど、人づくり、組織づくりについても進めております。今後ともこうした支援を市町村、農業団体などと十分連携をとりながら充実させていきたいと考えております。 次に、流通対策といたしましては、平成元年度から徳島県農畜水産物イメージアップ戦略と銘打ちまして、県産品をあらわすシンボルマークの使用、都市圏での販売促進活動、マスメディアによるPR活動、さらには消費者と生産者の交流などに取り組んでまいりました。こうした運動を通じまして、消費者や流通関係者の方々から一定の評価をいただいております。 しかしながら、社会、経済、環境の変化に伴い、近年、消費者が物を選ぶ時代へと移行するとともに、本県にとっては、明石海峡大橋が完成するなど流通環境が大きな変化を生じております。したがいまして、今後は消費者ニーズにマッチした産品を消費者の望む形で提供することが重要と考えております。そのため、どのような方策が必要か、現在、産直やカタログ販売の可能性などの実験事業を通じ検討中でありますが、県といたしましては、今後、消費者の動向を的確にとらえる情報収集能力の強化を図るとともに、新たな流通や市場の開拓に努めてまいります。 いずれにいたしましても、今後、国内における高速交通体系の整備や輸入産品の増加で、国境を超えた産地間競争がこれまで以上に激化することが予想されますので、ただいま申し上げました産地強化対策及び流通販売対策を総合的に進め、近畿圏等への生鮮食料品供給基地としての地位をなお一層高めてまいりたいと考えております。   (森商工労働部長登壇) ◎商工労働部長(森一喜君) 本県における企業誘致のあり方と今後の方針についての御質問でありますが、近年の企業立地を取り巻く環境は、企業の海外進出や輸入品の浸透などにより、産業構造の変化を伴いながら大きく変わりつつあります。こうした厳しい状況ではありますが、本県においては、明石海峡大橋の開通を初めとする広域高速交通体系の整備等により、企業立地条件の向上が予想されており、これらの効果を最大限に生かし、魅力ある雇用の場の確保や地域の活性化を図っていくためには、成長性が高い新しい産業を導入していく必要があると考えております。 一方、従来から、企業誘致に当たりましては、それぞれの時代の変化に対応した企業誘致に努めてきたところでありますが、近年の産業構造の変化等を考慮しますと、誘致ターゲットも必要に応じて見直す必要があると考えております。したがいまして、今後、企業誘致を推進するに当たりましては、従来の業種にとらわれず、技術や成長性に着目した産業分野をターゲットとし、情報・通信分野、医療・福祉分野など、今後とも国内に残る先端技術、研究開発型の企業を中心に、重点的かつ積極的な企業誘致活動を展開してまいりたいと考えております。 次に、激化する商競争に対応できる足腰の強い中小企業及び地場産業の支援施策についてでありますが、厳しい競争に県内企業が打ち勝っていくためには、他社にまねのできない独自の技術力や販売力の強化を図ることが重要であるとともに、消費者ニーズを的確につかみ、成長が期待される分野に積極的に進出していくことが必要であると認識しております。 こうしたことから、平成八年度においては、ベンチャー企業あるいは起業家に対する各種の支援事業、販路拡大を支援する県外ビジネスサポート事業、企業の新製品、技術開発事業に対する支援、さらに商店街の振興を図るためのソフト・ハードの支援策等を重点施策として取り組んでいるところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。   〔近藤議員退席、出席議員計四十名となる〕   (桂樹土木部長登壇) ◎土木部長(桂樹正隆君) 国道十一号、五十五号及び市内の渋滞をどのように緩和していくのか、また十年春までにどの部分が開通できているのかという御質問でございます。 明石海峡大橋の開通によりまして、本県は近畿圏と陸路で直結されます。この架橋の効果を十分に行き渡らせるため、高速道路を初めとする幹線道路網の整備に全力で取り組んでいるところでございます。このうち本四道路と直接つながる国道十一号、県南方面への国道五十五号の整備や徳島市内における円滑な交通の確保は、明石海峡大橋関連の道路整備の中でも特に重要な課題と考え、積極的に整備促進を図っております。 具体的に申し上げますと、明石海峡大橋を通り、四国に来る自動車は、鳴門インターからまず国道十一号に入るわけでございますが、この受け皿といたしましての国道十一号吉野川バイパスは、先月三十日に全区間が完成したところでございます。さらに徳島市内の交通渋滞の緩和を目的として、吉野川を渡る新しい橋梁でございます矢三応神橋を明石海峡大橋の完成までに供用する予定でございます。また、国道十一号から矢三応神橋に至る県道徳島環状線を先月五日に供用させるとともに、この橋を渡った南側の常三島中島田線等の道路整備に努めているところでございます。 次に、県南部への幹線であります国道五十五号につきましては、徳島南バイパスが七月に全区間完成したところでございます。このほか市内の渋滞緩和につきましては、元町沖洲線の安宅工区を四月に概成させるなど、都市計画道路の整備にも努めてきたところでございます。 さらに、明石架橋後の県勢発展に伴う交通需要の増加に対応するため、四国縦貫・横断自動車道、阿南安芸自動車道、国道五十五号を初めとする幹線道路網の整備促進を図るとともに、徳島市とその周辺部の交通渋滞解消の決め手となります放射・環状道路の早期完成に努めてまいりたいと考えております。   (幸田企画調整部長登壇) ◎企画調整部長(幸田雅治君) とくしま県民総合キャンパスへのアクセス道路の整備計画についての御質問でございますが、建設を予定しております徳島市八万町沖須賀の用地は、現況では南北方向への市道に接面しております。しかしながら、キャンパスへのアクセス道路として見ましたときには、その幅員等から考えて十分な状況であるとは言いがたい面もあります。したがいまして、当用地に近接した基幹道路であります国道五十五号バイパスを初め、周辺地域での将来にわたる道路計画等も視野に入れながら、現在、アクセス道路の確保の方策について関係部局等との協議を進めているところであります。 本施設に係る道路整備の必要性は十分に認識しているところでありますので、今後ともその確保に向けて努力してまいります。   (齋藤保健福祉部長登壇) ◎保健福祉部長(齋藤喜良君) 全国ボランティアフェスティバルの誘致に向けた取り組み状況についての御質問でございますが、全国ボランティアフェスティバルは国民にボランティア活動への理解と参加をアピールし、ボランティア活動が全国の各地で一層盛んになることを目指しまして、平成四年度に兵庫県で第一回大会が開催されて以来、毎年各県で持ち回りで開催されているものでございまして、現在のところ、平成十年までの開催が既に決定されております。 徳島県におきましても、先般の国への重要要望事項にも掲げましたとおり、できるだけ早い時期に開催できますよう、県社会福祉協議会など民間団体と一体となった取り組みを進め、国を初めとした関係機関等への積極的な働きかけを行っているところでございます。 また、開催に向けた全県的な体制づくりでございますが、本県におきましては既に平成七年度からとくしまボランティアフェスティバルを開催しておりますほか、とくしまボランティア推進センターを中心に誘致に向けて準備を進めておりますが、特に全県的な盛り上がりが必要でございますので、地域におけるボランティア活動の推進拠点でございます市町村ボランティアセンターの充実を早急に図ってまいりたいと考えておるところでございます。   〔竹内・近藤両議員出席、出席議員計四十二名となる〕   (児島議員登壇)
    ◆二十六番(児島勝君) それぞれ御答弁をいただきました。知事を先頭に、各部局において明石大橋開通に向け取り組まれているその姿勢は見えるわけでありますが、残された一年半の期間でできることから、どうしてもやらなければならない事業をもう一度、再点検をしていただいて、残されたものは新長期計画に反映をしていただきたいと思います。県民の意識を高めるため、全通記念事業が策定をされ、各種イベント、全国大会も予定をされております。できるだけ企業あるいは市町村、また県民の参加や協賛をいただき、県民が一人一役を担う、そんな県民運動の展開を期待をいたしたいと思います。 道路関係では、特に総合キャンパスへのアクセス道路については、国道五十五号バイパスとすぐ南に走る外環状線へのアクセス道路の整備を建設に合わせてお願いをいたしたいと思います。それによってアスティとくしま、総合キャンパス、文化の森が一体となり、県の文化ゾーンとして形成をされていくのではないかと思う次第であります。 ボランティア活動はあくまで自主的なものであり、行政からの押しつけは決してよくないと思います。しかし、表面に出ないところで頑張っている個人や小さいグループの人たちに目を向け支援していく。そんな県民意識や県、市町村が一体となった支援体制づくりをより進めてほしいと思います。そしてまた、その大きな起爆剤となる全国ボランティアフェスティバルを平成十年以後の一番早い時期、平成十一年に本県へ誘致ができますように、関係各位の御努力をお願いをいたしておきたいと思います。 時間の関係で第六次新産都市基本計画の策定についての質問は次に回したいと思います。 次に、細川内ダム問題について御質問をしてまいります。 まず初めに、九月十二日、木頭村助役さんが自殺の記事を目にいたしました。驚きと同時に、何とも言えないやるせなさと残念さで胸がいっぱいになりました。その原因や真意は本人でしかわかりませんが、藤田助役さんの若いときからの性格や人となりを知る者の一人として、まじめでだれよりも責任感が強く、そして、ふるさと木頭村をこよなく愛した人であったと思います。そして、その心痛の中には、木頭村の将来を左右する細川内ダム問題も、木頭村の行政側の責任者の一人として当たられた人だけに少なからずあったものと推察をいたします。私は、この細川内ダム問題を国や県は今、やみくもにもこれ以上長引かせてはならないし、第二の助役さんのような悲しい出来事があってはならないと思います。 今、建設省が打ち出した審議委員会に委員として木頭村長が応じないことを理由として、この問題解決に向けての動きが今、全く見えない状況でありますが、もし木頭村長の審議委員会参加を粘り強く県が要請していくとの方針であるとするならば、任命者であります知事みずからがその要請に当たられる気持ちがあるのかどうか、まずお尋ねをいたします。 そして、今、この問題解決のために何らその施策が見えない中、国や県もダム事業審議委員会だけに任せることなく、はっきりとした信念と方向づけのもとに、下流域市町村の協力のもとに、事業の振興基金の設置あるいは具体的予算の措置をされた木頭村に対する振興計画をもっと明確に打ち出すべきであると思いますが、知事の御所見をお伺いをいたします。 次に、教育問題について何点かお伺いをいたしたいと思います。 ことしの全国議員野球大会は広島県で開催をされました。広島県はアジア大会に続き国体実施を目前に控え、県全体がまさに活気に満ちておりました。そして、世界で初めての被爆県として幾多の苦難を乗り越え、復興してきた広島県民のパワーを感じることができたのであります。今、我が県に欠けるとするならば、この県民パワーでないかとさえ思えた次第であります。 野球の前日、練習会場は広島県高校野球の全国優勝も幾度かある名門広島商業高校をお借りしたわけであります。我々のバスが校門に入るや否や、生徒さんが走って先導、そして規則正しいあいさつ、またきれいに整備されたグラウンドでは野球部員がきびきびとしたあいさつで出迎えをしてくれました。その態度は決してつくられたものでなく、我々に実にさわやかな感動を与えてくれました。 議員だれもが──近藤先生がおっしゃっておられましたけれども、「これから我が国の青少年の将来も捨てたものでないな」と言ったものでありました。私は同時に、広島県の教育精神が子供たちや県民の隅々まで浸透していることに感動さえ覚えた次第であります。決して徳島県の子供たちがそうでないというわけではありません。我が県においてもすばらしい子供たちは幾らでも育っておるわけであります。 しかし、今日の地域社会、家庭、学校を取り巻く環境は大きく変化をし、子供たちはその変化についていくのが精いっぱい。いや、ついていけない子供たちがふえている現状であります。我が国は戦争という忌まわしい歴史を経験し、戦後はその戦火の中から立ち上がるため、がむしゃらに経済復興を中心に邁進をしてきました。それに沿って社会の流れや教育についても歩んできた感がいたします。決して戦後教育が誤っていたとは言いませんが、振り返ると、受験戦争の言葉に象徴されるように詰め込み教育だったり、目先の教育に走ってしまった感がしてなりません。しかし、日本の教育水準は世界のトップレベルであるし、教育こそが今日の我が国の繁栄を支えてきたのも事実であります。そしてまた、そのひずみが今あちこちで出てきているのも事実であります。 そんな中で文部省もゆとり教育ということで、学校週五日制の試行をして、完全実施に向け、今進んでいるわけであります。今こそ社会づくり、国づくりの根幹をなす教育のあり方について考え、変革をしていかなければならない重要な時期であると思うのであります。このたび文部省へ、二十一世紀の我が国の教育のあり方について方向づけとなる第十五期中央教育審議会より答申が出されたところでありますが、それを受け、本県における教育問題に関して、教育長さんに何点か質問をいたします。 まずは、この答申を受けて、本県における二十一世紀に向けての教育、学校教育のあり方についてお伺いをいたします。 二点目に、ゆとり教育を目指し、試行的に導入をされた学校週五日制の今日までの成果と今後の課題について、どのように分析をされておられるのか。また完全実施に向けて、学校現場の対応及び社会教育との連携や受け皿づくりは十分なされているのか、お伺いをいたします。 最後に三点目に、年々ふえ続けて、依然として後を絶たないいじめ問題、また中途退学者の現状を見るとき、その原因は一体どこにあるのか、抜本的な対策と取り組みについてお伺いをいたします。 以上、御答弁により、まとめに入らせていただきます。   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) 細川内ダム建設事業審議委員会への木頭村長の委員就任要請についての御質問についてでございますが、細川内ダムの建設事業審議委員会の委員就任につきましては、県といたしまして、これまで木頭村に再三再四にわたりまして出向きまして、木頭村長及び同村議会議長に対しまして要請を行ってきたところでございますが、まだ御理解が得られないために、委員会の設置ができていない状況にあることは御承知のとおりでございます。今後も引き続き、村長及び同村議会議長に参加していただけますように、建設省ともども粘り強くお願いをしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 なお、私自身が木頭村に出向き要請すること自体は何らやぶさかではございませんが、タイミング、方法が重要でございますので、今後の情勢も見守りながら検討してまいりたいというふうに考えております。 それから、下流域市町村の協力のもとに、事業振興基金の設置や具体的予算の措置をされた木頭村振興計画を打ち出すべきではないかという御質問についてでございますが、県が平成六年十二月に策定をいたしました木頭村振興計画素案は、木頭村にダム計画が計画されている中で、水没地域住民の生活再建やダム建設を契機といたしました地域の振興整備、生活基盤の再編整備に積極的に取り組むために、県として可能な限りの振興策をお示しをいたしたわけでございます。県といたしましては、この計画はまさに現段階での県の提案でございまして、今後、村はもとよりでございますが、関係者と十分議論し、必要な調整を行うことによりまして、一層具体的な計画として煮詰めてまいりたいと考えているところでございます。 また、この計画を実施に移すためには、地元におきましても財政負担を伴いますことから、その具体的な財政援助の方法として、議員御提案の下流市町村の協力によりますところの基金の設置というものは有効な支援策であるというふうに考えておりますので、下流域の市や町の意見も聞きながら、今後とも事態の推移を見守りつつ検討していく必要があるというふうに考えております。   (安藝教育長登壇) ◎教育長(安藝武君) 第十五期中央教育審議会の答申を受けて、本県における二十一世紀に向けた学校教育のあり方についてのお尋ねでございます。 中央教育審議会では、昨年四月、文部大臣から二十一世紀を展望した我が国の教育のあり方について諮問を受け、本年七月に第一次答申が取りまとめられております。答申におきましては今後の教育のあり方として、変化の激しいこれからの社会を生きていくために、ゆとりの中で子供たちに生きる力をはぐくむことが重要であるとしております。そのために、学校教育は知識を教え込む教育から、みずから学び、みずから考える教育へと転換すべきであること、学校・家庭・地域社会の連携が必要であること、また今後の重要な教育課題として、いじめ、登校拒否などへの対応とともに国際化、情報化、科学技術の発展、環境問題等に対応した教育を推進すべきであることなどが提言されております。 県教育委員会といたしましては、これまでも子供がみずから考え、主体的に判断し、行動できる資質や能力の育成を目指して、一人一人の個性を生かすためのきめ細かい学習指導や生徒指導などに努めるとともに、新たな教育課題である情報教育や環境教育などの充実を図ってきたところであります。 今回の答申の示す教育の方向は、本県の教育が目指してきた方向と軌を一にするものと受けとめております。これからの子供たちが生きていく時代は変化の激しい、先行き不透明な厳しい時代と考えており、その中で豊かな心を持ち、たくましく未来を生き抜く子供を育成することが、これからの本県教育の方向性であると考えており、今後ともこの答申の趣旨を十分踏まえつつ、学校・家庭・地域社会のより緊密な協力体制を築きながら、豊かな人間性とたくましく生きる力をはぐくむ教育の推進に全力を挙げてまいります。 次に、学校週五日制実施の成果と今後の課題についての御質問でございます。 平成四年九月から月一回、昨年四月から月二回の学校週五日制が実施されており、その成果といたしましては、まず子供に休日の過ごし方を家族で工夫するなどして有意義に過ごそうとする機運が生まれております。また、地域社会においても、子供たちとともに活動できる内容を工夫するなど、地域の中での子育てについて関心が高まっております。一方、各学校においては、すべての教育活動を見直す好機となり、教育課程の編成や指導方法、指導内容等の工夫、改善が進んでおります。このように、学校週五日制はおおむね定着し、その趣旨が生かされつつあるものと考えております。 課題といたしましては、二十一世紀初頭をめどに学校週五日制を完全実施すべきであるとの中央教育審議会の提言を踏まえ、今後とも生涯学習の基礎を培う視点に立って、学校・家庭・地域社会がより一層連携を深めつつ、子供の人間形成を支援していくことが重要であると考えます。 次に、完全実施に向けた取り組みの進捗状況についてでございますが、学校における教育課程編成上の工夫改善等のほか、文化の森、鳥居記念博物館における休業土曜日の小中高校を対象とした無料開放、県立少年自然の家における各種体験活動の実施、学校外活動の指導者としてのボランティア養成などの取り組みも進めております。 今後とも学校における教育課程や指導方法の改善を図り、家庭に対する学校週五日制の趣旨についての理解を求め、学校外活動の機会の提供などの条件整備に努めるなど、学校・家庭・地域社会がより一層緊密な連携を図りつつ、学校週五日制の目指す子供の望ましい人間形成のため、環境整備に努めてまいりたいと考えております。 次に、いじめ問題や中途退学問題の原因や、これらの取り組みについてのお尋ねでございます。 まず、いじめ問題についてでございますが、いじめの原因や背景には学校指導のあり方、家庭のしつけの問題、社会の風潮や連帯感の希薄さ等、それぞれの要因が複雑に絡み合っていると考えております。県教育委員会といたしましては、いじめ等対策班を設置し、学校におけるいじめ問題の取り組み等に対する支援や指導を強化するとともに、教職員の資質向上のための教育相談研修会やカウンセラー養成講座の開催、その他各種研修講座への指導、助言に努め、その充実を図っております。 また、新たに学校関係者と保護者合同によるブロック別いじめ等対策保護者会議も計画しているところであります。さらに、県下各地域のいじめ等の対策委員会や研究協議会とも連携を図りながら、その取り組みの強化を要請し、支援してまいりたいと考えております。地域・家庭の連携強化や教育力向上の支援としては、本年度より地域・家庭教育力向上推進事業を実施しているところであります。 次に、中途退学の問題についてでございますが、本県における高校中退者数は減少傾向にはありますが、平成七年度では三百九十四名となっております。原因といたしましては、主として学校生活、学業不適応や意欲の欠如、家庭の事情などが考えられます。 これらを防止する対策といたしまして、中学校ではより適切な進路指導を、高等学校では学科再編等を推進し、生徒や保護者のニーズにこたえられるよう努めております。また、生徒の実態に応じた弾力的で魅力あるカリキュラムの編成や、よくわかる授業の展開、また、生徒心得や教務規定の見直しなどにも取り組んでおります。教育委員会では基礎学力定着化促進事業、個性豊かな学校づくり推進事業、中学校生徒職業教育体験学習などの事業を実施し、魅力と活力ある学校づくりに努めております。 また、教師の指導力の向上を図るため、手引書、「生き生きした学校づくり」や「興味・関心を引く指導法の手引き」などを作成し、その活用を図るとともに各種研修会を開催し、中途退学の防止について研究、協議しております。 今後、これらの対策の一層の推進を図るとともに、一人一人の将来を見据えながら、ゆとりの中で生きる力をはぐくむ教育を行い、いじめや中途退学問題の解決に全力で取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。   (児島議員登壇) ◆二十六番(児島勝君) それぞれ御答弁をいただきました。 細川内ダム問題については、建設省からの審議委員会設置が決まってから、なぜかこの問題がトーンダウンして、最近ではマスコミの話題にも上らなくなってまいりました。しかし、その間にも水没予定住民はじっと耐え、下流域の渇水は毎年のように続いておるわけであります。審議会にかわる上下流を含めた話し合いの場や機会をもっと開催すべきであろうと思います。将来の姿が見えない住民の不安は多大なものがあると思います。そこで、県の振興策や基金を含めた木頭村への支援策や振興ビジョンを具体的に示すことが解決に向けての第一歩になると思うわけであります。ぜひ知事の積極的な早期の決断をお願いをいたしておきたいと思います。 教育長さんからは、本県の教育のあり方についていろいろ御答弁をいただいたわけでございます。学校週五日制度の目的にある、ゆとりを持ってのびのびとした教育であり、子供らしさを持った子供が育ってほしいと願うのは、子を持つ親のすべての願いであります。 いじめや不登校問題の解決のための方策はなかなか難しく、県教委、学校、社会、家庭においてそれぞれが連携をとりながら、いろいろな手だてをしていただいておりますが、私はやはりできるだけ初期の段階で発見をし、ちゃんとした相談に乗ってやれば、大事は防げるのでないかと思えてなりません。文部省から昨年から配置を実施しているスクールカウンセラーの配置も積極的に進めていただくとともに、学校や家庭での教員や親たちにも子供と同様にゆとりを持って、そして子供と語る必要があるのでなかろうかと思うわけであります。 学校における中途退学者、その多くは一年生のときであります。その原因にはいろいろとあると思われますが、中学校から高校への進路指導の段階で既に問題があるのではないでしょうか。高校に行ってから、ある程度進路の選択ができる学科再編が必要であると思います。 そんな中、来春、徳島農業高校に新設をされる総合学科のその成果に期待を寄せたいと思っております。そして同時に、魅力ある学校づくりや教職員の資質向上にさらに取り組みをお願いをいたしておきたいと思います。 昨日からの質問で、知事のリーダーシップについてよく言われておるわけであります。圓藤知事の行政家としての手腕、センスは超一流であります。強いて欠けている点があるとすれば、よい意味での政治家としての一面でなかろうかと思います。先般、惜しまれながら二十年間の国会議員を辞された後藤田先生が書の中で、「政治とは個人や集団や国家の間に生ずる利害の衝突を調整することであり、政治の基本は現実の課題をどのように解決するかということであり、政治と政治家に対する評価は、その解決能力があるかどうか。そして、解決が本当の意味で国民の生活を守り、その向上を図るものであるかどうか厳しく行われるべきだ。」と言われております。 いよいよ来年は明石海峡大橋開通の最後の年であり、知事にとっても任期最後の一年であります。知事が初心から今もなお持ち続けているチャレンジ精神を忘れず、残された難問解決や二十一世紀に向かう本県の進むべき方向づけをしてほしいと願うものであります。 松竹映画の代表作の寅さんシリーズの続版として「虹をつかむ男」の第一作目のロケ地として、本県の脇町小劇場が決定をしたうれしいニュースがありました。平成十年の春には明石大橋にかかる県民希望の幸せの虹を圓藤知事の手によってつかんでくれますことを願いながら、そしてまたエールを送りながら、私のすべての質問を終わります。(拍手)   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 議事の都合により、休憩いたします。      午後二時三分休憩   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    午後二時二十八分開議      出席議員計三十七名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     岡  本  富  治 君     二  番     藤  田     豊 君     三  番     橋  本  弘  房 君     五  番     長  池  武 一 郎 君     六  番     森  本  尚  樹 君     七  番     谷     善  雄 君     八  番     山  田     豊 君     十  番     庄  野  昌  彦 君     十一 番     冨  浦  良  治 君     十二 番     樫  本     孝 君     十三 番     来  代  正  文 君     十四 番     猿  瀧     勝 君     十五 番     竹  内  資  浩 君     十六 番     長  尾  哲  見 君     十七 番     福  山     守 君     十八 番     西  沢  貴  朗 君     十九 番     吉  田  忠  志 君     二十 番     北  島  勝  也 君     二十一番     杉  本  直  樹 君     二十二番     佐  藤  圭  甫 君     二十三番     亀  井  俊  明 君     二十四番     遠  藤  一  美 君     二十五番     柴  田  嘉  之 君     二十六番     児  島     勝 君     二十七番     原     秀  樹 君     二十八番     川 真 田  哲  哉 君     二十九番     俵     徹 太 郎 君     三十 番     大  田     正 君     三十一番     榊     武  夫 君     三十二番     平  岡  一  美 君     三十三番     四  宮     肇 君     三十四番     近  藤  政  雄 君     三十七番     元  木     宏 君     三十九番     大  西     仁 君     四十 番     阿  川  利  量 君     四十一番     谷  口     修 君     四十三番     木  内  信  恭 君   ──────────────────────── ○副議長(平岡一美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 二十四番・遠藤一美君。   〔大西(章)・久次米・木村・中谷四議員出席、出席議員計四十一名となる〕   (遠藤議員登壇) ◆二十四番(遠藤一美君) 今議会での質問も最終日の三日目を迎え、その三番目であります。この三日間にわたり、各議員よりいろいろな角度から県政に対する質問が行われました。重複する部分もあろうかと思いますが、私なりの観点から質問を続けてまいりたいと思いますので、知事を初め理事者各位の誠意ある御答弁をお願いいたします。 まず、環境問題についてお伺いします。 今日、都市化の進展や科学技術の発達により生活の利便性が高まる一方で、資源やエネルギーが大量に消費され、我々の日常生活や事業活動の環境に与える負荷が、地域環境のみならず地球環境全体まで損なうおそれのあることが指摘されております。こうした環境問題に総合的かつ長期的・計画的に取り組み、豊かで美しいふるさと徳島の環境を保全し、創造するため、県では昨年六月に徳島環境プランが策定され、県は市町村、県民、事業者などとともに共通の理解と認識を持って、経済社会システムや生活様式を見直し、環境へ負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築に向けて取り組みが進められているところと聞いております。 また、このプランを推進するため、県内経済社会活動において消費支出に占める割合が高い県自身が、まず環境負荷低減に向けて率先して行動することが必要であるとの認識のもと、去る九月五日にエコオフィスとくしま県率先行動計画が策定され、庁舎、施設の省資源、省エネルギー対策やごみ減量化対策などについて、具体的目標数値を掲げての取り組みが進められております。このように現在のところ、県を中心に各種環境施策が展開されているところですが、持続可能な生活様式や経済社会システムを達成するためには、行政のみでなく、県民、事業者などあらゆる者の連携と、環境保全に向けた自主的、積極的行動が必要であることは申すまでもありません。このためには県民、事業者等が環境問題への正しい知識を持ち、各自が家庭、職場あるいは地域において取り組むようになること、つまり人づくりがかぎとなることと考えるのであります。 イギリスのことわざに「自分の巣を汚して顧みない、愚かな鳥」というのがあります。人類はみずからのあすを目先の利益のために大安売り中というのが現状です。この解決には、環境問題を単に知識としてだけでなく、日常生活や通常の事業活動の中でこれが環境に与える影響に気づき、この程度を正しく理解し、環境保全が図られるように日常生活や事業活動の変化に結びつけていくことが必要であり、このためには環境教育・学習を中心とした意識啓発活動が重要です。 そこでお伺いをいたします。 県におかれては、県民や事業者などに対する意識啓発にどのように取り組んでいくのか。特に次世代を担う子供たちへの環境教育・学習について積極的な取り組みが重要であると考えますが、お考えをお伺いいたします。 次に、道路網の整備についてお伺いをいたします。 先月十八日に明石海峡大橋の橋げたの閉合式が行われました。いよいよ我が徳島と近畿が直結する日が一年半後に迫ってまいりました。この本州四国連絡道路神戸─鳴門ルートの完成を県勢発展の機会として、県では三〇〇〇日の徳島戦略を推進してきたのを初め、県下各市町村、各地域でそれぞれ交流の促進に向けての取り組みがなされております。現在、架橋後の広域交流時代に向け、県では新しい総合計画を策定中でありますが、今後は地域の活性化に向けた取り組みを成功させるために、基盤施設としての交通ネットワークの整備、とりわけ道路網の整備が最も必要と思うのであります。 現在、県内では高速道路は四国縦貫自動車道が川之江へ向けて工事が進められております。全線の開通が明石海峡大橋の完成に間に合わないことについては大変残念でありますが、平成十一年度という開通目標を設定したわけでありますので、これを目標に、さらに一日でも早い開通を目指して努力をしていただきたいと思います。 また、四国横断自動車道も鳴門から板野町の区間は地元の設計協議が進められておりますので、鋭意、推進を図っていただきたいものであります。残る区間の阿南から鳴門間は、次期国土開発幹線自動車道建設審議会において整備計画区間への格上げをぜひ果たしてほしいものであります。特に格上げの条件として、都市計画決定ができていない阿南─小松島間について、現在進められている手続を早期に完成するよう、今までにも増す努力を要請するものであります。 さて、四国横断自動車道が整備されるまで広域交通の処理を担う国道十一号吉野川バイパスと、国道五十五号バイパスが今年度に全線四車線化されました。徳島県東部臨海地域の主要幹線道路としての機能を十二分に発揮するものと喜んでおります。今後は国道五十五号阿南道路の延伸はもちろん、現在二車線である供用中の区間の四車線化を早期に実現してもらいたいものであります。 一方、これらの高速道や国道バイパスといった主要な幹線道路だけで道路整備が終わったわけではありません。それぞれの地域や拠点施設へつながるアクセス道路や生活に関連する道路の整備が必要となっております。徳島市を中心とした交通停滞への対策については放射・環状道路の整備が進められており、今年度に入ってからも徳島東環状線の吉野川にかかる橋梁部が事業着手され、八月三十日には八万町から新浜本町までの五キロメートルが地域高規格道路の整備区間への格上げがなされるなど、新たな区間への事業展開を図られつつあります。これら放射・環状道路の全体の完成には多大な事業費と労力を必要とするものでありますが、都市部だけの問題ではなく、県下全体の問題ととらえ、早期に完成するよう努力を願うものであります。 このような主要な幹線道路や都市部の道路整備は重要なものであります。しかしながら、徳島県は都市部だけで成り立っているわけではありません。県南部といった地方部の道路整備は県内全体の均衡ある発展には欠かすことのできないものであります。全国的には道路整備はもう十分だという大都市圏を中心とした都市生活者の意見でありますが、徳島県のような道路整備が立ちおくれている地域からはまだまだ道路整備が必要であります。まさか徳島県の県内の都市部と地方部でこういうことのないように、地方部の道路整備も十分な取り組みを期待するものであります。 そこでお伺いをいたします。 今後、おくれている地方部の道路整備について、どのような方向で取り組んでいかれるのかお伺いをいたします。 続きまして、県南部の道路整備、阿南安芸自動車道の整備についてお伺いをいたします。 阿南安芸自動車道のうち、阿南市福井町から由岐町を通り日和佐町までの約九キロメートルについては、平成七年度に整備区間に指定されると同時に、日和佐道路として建設省直轄で事業着手され、現在、測量調査が進められていると聞いております。美しい自然環境を誇る県南海岸地域の幹線道路として、この国道五十五号の整備は最も重要なものでありますので、この日和佐道路の事業着手は大変喜ばしいものであります。 しかし、県土全体の均衡ある発展を考えるとき、この阿南安芸自動車道のうちの日和佐道路以外の区間の一日も早い事業着手が望まれるものであります。すなわち四国横断自動車道の阿南インターとつながる阿南市福井町に至る区間、これは直線距離でおよそ十五キロメートルあると思われるのでありますが、四国横断自動車道や日和佐道路の事業の進捗におくれることなく、事業の実施を図ってもらいたいものと思っております。また、日和佐町から宍喰の高知県境までの間についても、牟岐道路のことし春の完成と、相当に改良が進んでいるところではありますが、このほかの区間でまだまだ整備を要するところは多く、阿南安芸自動車道としての早期着手が望まれるものであります。 そこで、この阿南安芸自動車道の未着手区間を含めた今後の整備の取り組みについてお伺いをいたします。 次に、観光行政についてお伺いをいたします。 徳島県民、四国島民が待ち望んでいた明石海峡大橋も開通までいよいよ一年半と迫ってまいりました。一方、空路では七月から札幌便が、八月には名古屋便が就航し、北海道中部方面への時間距離は大幅に短縮されたところであります。こうした交通基盤の整備により、知事が常々言われている交流の時代が本格化してきたと感ずるのであります。 特に明石海峡大橋の開通は本州と淡路島、四国を陸路に結ぶという画期的な出来事であります。申すまでもなく、人・物・情報の交流が飛躍的に増加することとなり、四国の玄関となる本県は近畿圏から陸路で約二時間の距離になるため、本県の観光地としての将来性はいやが上にも高まることになります。これを本県観光の大きなチャンスとしてとらえ、観光振興の起爆剤としなければならないことは申すまでもありません。 ところで、大鳴門橋が開通した昭和六十年あるいは瀬戸大橋が開通した昭和六十三年には、県外からの観光客は大幅に増加したと聞いております。これから見ても、本州、四国を陸続きとする明石海峡大橋が開通すると、観光客が飛躍的に増加することは間違いないのであります。問題はその後です。その効果をいかに永続的なものにしていくかということであります。大鳴門橋や瀬戸大橋の例が示しているように、架橋効果を単に橋がかかったときの一時的なムードに終わらせてはならないと思います。 観光によって人が集まるところ、それはそこに住む人にとっても住みやすい魅力のあるところ、また活力のある町であるということが言われると思います。昨年六月、観光政策審議会が運輸大臣に答申した今後の観光施策の基本的な方向によりますと、観光は地域の経済と文化を活性化させ、地域振興に寄与すると、観光の重要性を述べております。本県においても、観光を県政重要施策として位置づけ、その振興をこれまで以上に積極的に推進していくべきではないかと考えるのであります。 幸い、本県には鳴門の渦潮、県南の海岸、剣山を初めすばらしい自然があり、阿波踊り、人形浄瑠璃などすぐれた伝統芸能があります。また徳島の人には温かい人情があると言われております。こうした本県の財産として他県に誇れるものを生かした観光振興を図っていく必要があるのではないかと思います。県ではこれまで明石海峡大橋の開通を目指し、三〇〇〇日の徳島戦略を進めてこられました。アスティとくしまの建設、大型ホテルの誘致など、いろいろな事業を進めてこられ、大きな成果を上げてこられたことに対しましては、私も大いに評価するものであります。問題は、明石海峡大橋がかかってからの数年間に何をすべきかだと思うのであります。 そこでお伺いをいたします。 明石海峡大橋開通を目前に控え、開通までにどのような観光振興策を実施するのか。また、明石海峡大橋開通後から二十一世紀を展望した観光振興策をどう考えるのか、所見をお伺いいたしまして、再問に入ります。   〔杉本・大西(仁)両議員退席、出席議員計三十九名となる〕   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) 地方部の道路整備についてどういう方針で取り組んでいくのかという御質問についてでございます。 平成十年春には明石海峡大橋が供用される予定でございますし、また、四国縦貫・横断自動車道の整備も進んでまいりますが、こうした中で交流圏の拡大や、新たな交流の創出を県内各地域まで波及させるということが重要であると考えておりまして、各町村から高速道路インターチェンジに至るアクセス道路の整備を推進をいたしておるところでございます。 また、県民が安全で安心した地域生活を送ることができるためにも、いわゆる生活に関連する身近な道路や、あるいは各町村役場と県庁を結ぶ道路、あるいは医療福祉施設へのアクセス道路とか、あるいは災害時の緊急輸送路等の整備に特に重点を置いて取り組んでまいりたいというふうに考えておるところでございます。 いずれにいたしましても、議員御指摘のとおり、県内の均衡のある発展のためには都市部だけではなくて、地方部におきましても各地域ごとにバランスのとれた道路整備がぜひ必要であるというふうに考えておりますので、今後とも県政の最重要課題として積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 それから、阿南安芸自動車道の未着手区間も含めました今後の整備への取り組みについての御質問でございますが、阿南安芸自動車道は県南地域の広域交流の基盤となる非常に重要な道路でもございますので、私といたしましても、地域高規格道路の計画路線への組み入れ及び一部区間の早期事業着手につきまして、議員の皆様方とともに国に強く要望いたしまして、この実現を見たところでございます。 この阿南安芸自動車道のうち日和佐道路約九キロメートルにつきましては、昨年度に自動車専用道路として事業着手がなされまして、現在、建設省で測量調査が進められておるわけでございます。県といたしましては、今後、この事業が円滑に進められますように、地元市や町とともに建設省に協力してまいりたいと考えております。 その他の区間についてでございますが、高速道路と連携をいたしまして、広域交流の幹線道路整備を行う必要がありますことから、議員御指摘の四国横断自動車道と日和佐道路を結ぶ間の早期事業化、さらには日和佐町から南の区間の早期事業化がぜひとも必要であるというふうに考えております。この実現のため、今後、国と連携いたしまして、具体的な整備に向けましての種々の調査を進めまして、これらの区間が順次、調査区間、さらに整備区間に指定され、早期事業化が図られるように一生懸命努めてまいる所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。 それから、明石海峡大橋開通に向けてどのような観光振興策を実施するのかという御質問についてでございますが、明石海峡大橋の開通は、本県の発展や本県観光の飛躍のためのまたとないビッグチャンスだと考えております。このような認識のもとで、県ではこれまで三〇〇〇日の徳島戦略の中にソフト・ハード両面の観光振興プロジェクトを盛り込みまして、事業を推進をしているところでございます。 今後、明石海峡大橋開通に向けましての施策といたしましては、引き続き三〇〇〇日戦略に位置づけられております野外交流の郷などのプロジェクトを着実に推進するのに合わせまして、本年度からとくしま夢大橋キャンペーン事業を実施をいたしまして、本県の統一的な観光イメージを強力に訴えるとともに、明石海峡大橋開通に向けまして、県民の意識啓発を図るための夢大橋カウントダウンセレモニーを開催することといたしております。こうしたキャンペーン活動を展開することによりまして、架橋効果をさらに高めてまいる所存でございます。 続きまして、明石海峡大橋開通から二十一世紀に向けましての観光振興策でございますけれども、県では本年度、徳島県観光審議会の御意見をお聞きしながら、二十一世紀初頭を展望した長期観光振興プランの策定作業を進めているところでございます。このプランは明石海峡大橋のインパクトを踏まえますとともに、高度情報化や国際化の進展、あるいは人々の価値観やライフスタイルの多様化など、社会環境の大きな変化に的確に対応した本県の観光振興を目指すものでございまして、今後の本県観光行政の総合的指針となるものでございます。 計画の基本的な方向といたしましては、本県が他府県に誇れる自然と伝統文化を生かした観光地づくり。県内で数カ所を選定して、拠点的な整備を進めていく必要があるというふうに思っております。また、県内及び周辺の周遊ルートを形成する広域型の観光の推進。本県だけで考えるというのではなくて、本県の中でもできるだけ広域的に考えていく必要がありますし、また香川県とか、愛媛県とか、高知県とか他県とも連携をいたしました広域型の観光というものを推進していく必要があると思います。 また、各種イベントによるにぎわいの創出ということも今後とも継続してやっていく必要があるのではないかと思っております。 そういったものを柱といたしました観光振興策を盛り込むことといたしております。いずれにいたしましても、議員御提言の趣旨を踏まえまして、観光振興が地域の活性化策としても大変有効であるということを認識した上で、徳島らしさのある観光を目指してまいりたいと考えております。   〔森本議員退席、出席議員計三十八名となる〕   (松本環境生活部長登壇) ◎環境生活部長(松本学君) 環境問題についての県民や事業者などの方々に対する意識啓発、特に次世代を担う子供たちへの環境教育・学習につきまして、積極的な取り組みが重要ではないかとの御質問でございますが、遠藤議員御指摘のとおり、今日の複雑、多様化する環境問題に対応していくためには、県、市町村、事業者を初め、子供たちを含む一般県民まで、まさに県民一人一人が地域の環境はもとより五十年先あるいは百年先の地球環境の問題に至るまで理解と認識を深め、現在の事業活動あるいは日常活動におきまして、環境に配慮した足元からの行動を取り組み可能な範囲から実行していくことが必要でございます。 こういった見地から、本県におきましては徳島環境プランの基本目標の一つといたしまして、地球環境市民としての取り組みを掲げまして、広く県民を対象とした徳島環境フェアなどの開催を通じ、ごみの減量化、リサイクル対策、企業における環境管理、監査システムの導入など、普及啓発に努めております。 特に次の世代を担う子供たちには、現在の環境が彼らからのかけがえのない預かり物であるという意味におきまして、子供たちの環境に対する豊かな感受性や見識を涵養するとともに、みずからの自然体験や生活体験の積み重ねを通じて、環境の大切さを実感してもらうことが重要であると認識いたしております。 このため、それぞれの地域の中で子供たちみずからが環境保全活動を実践するためのこどもエコクラブの結成を呼びかけておりまして、現在、各地域におきまして水生生物調査、リサイクル活動、ごみ探検などのさまざまな活動が展開されているところでございます。 今後、こどもエコクラブが全県くまなく組織され、その活動が展開されることを目標に、クラブ活動の中核となります指導者づくりを行うとともに、クラブ活動の成果を発表する場を設けるほか、新たに全県下のクラブ会員を対象に、さまざまな環境問題に接することができる学習機会を提供するなど、こどもエコクラブの育成に努めてまいりたいと考えております。   〔森本、杉本、大西(仁)三議員出席、出席議員計四十一名となる〕   (遠藤議員登壇) ◆二十四番(遠藤一美君) それぞれ御答弁をいただきました。 環境問題につきましては、私たちの世代のみでなく、将来の世代の問題であります。私は微力ながら、剣道を通じて子供たちが礼儀を学ぶことに努めております。もちろん礼儀は本来、人と人との間に成り立つものでありますが、こどもエコクラブ等、子供たちを中心とする県の環境教育・学習のように、より積極的な推進を通じて、いわば環境への礼儀を学ぶことにより自然と共生する、つまり環境にやさしくなる。このやさしさは大和言葉の「痩す」を起源したもので、やせるほどに自省する人が初めてなり得る他者への思いやりを示す言葉のようであります。こういう人材の育成に努め、将来にわたって本県のすばらしい環境、さらには地球環境が保全、継続されるよう願うものであります。 道路問題につきましてでありますが、今議会における補正予算案において、道路新設改良費の補正額が二十二億円余りであり、県の取り組み姿勢を私は高く評価するものであります。地域の発展はひとえに交流人口の拡大をいかに図っていくかにかかっております。明石海峡大橋の架橋効果を県下隅々まで普及させるため、高速道路を初めとする主要幹線道路はもとより、県下各地の地域振興策に対応した道路整備をなお一層強力に推進していただくよう要望しておきます。 観光行政についてでありますが、観光の振興が本県活性化にとって重要であるとの認識のもと、各種施策を進められているそうでありますし、明石海峡大橋開通に向けたキャンペーン等も計画されていると伺いました。また、二十一世紀初頭に向けた観光振興策を盛り込んだ長期観光振興プランも本年度じゅうにお示しいただけるということでありますので、意を強くいたしました。 明石海峡大橋の開通を一時的な架橋ムードに終わらせることなく、架橋効果を長続きさせること、そして観光振興を本県の活性化につなげていくよう要望いたしておきます。 質問を続けます。 次に、産業振興についてお伺いをいたします。 現在、県におかれては、ベンチャー企業に対する支援策を中心にさまざまな施策を打ち出されておりますが、そのうちの一つとして、県内企業の技術力の向上を図るため、徳島大学工学部と県工業技術センターの研究情報をデータベース化し、産・学・官のネットワークを構築するための予算が今回計上されているところであります。県内企業が現在の厳しい大競争時代を生き抜いていくためには、他社にまねのできないすぐれた技術力を持つことが必要不可欠であることは申すまでもありません。 しかし、残念ながら、県内企業の大部分は中小・零細企業であり、研究者あるいは研究費をなかなか確保できないのが現状であります。そうした意味から、大学で持てる技術を県内企業が利用できる仕組みづくりを県が中心となって行うことは、これからの本県産業の振興を図る上でまことに有意義な施策であると評価しているところであります。 少々気になるのは、ネットワーク化を図るのが徳島大学工学部だけでは不十分でないかと思うのであります。県内の他の三大学、さらには阿南市の阿南工業高等専門学校にも協力を依頼し、ネットワーク化を図るべきではないかと思うのであります。特に阿南高専につきましては、地域に開かれた高専として平成六年四月から阿南高専工業技術教育研究センターを発足され、民間企業との共同研究、公開講座、講演会の開催など、地域の産業の振興と活性化のために積極的に取り組んでいると聞いております。こうした関係機関と十分な連携を図ることによって、より効果的な産・学・官の連携が図られると考えますが、御所見をお伺いいたします。 さらに、起業家を支援するため、県工業技術センターに併設していわゆる貸工場を建設すべく、現在、設計中だと伺っておりますが、県南地域においても、起業家の輩出を促進するため、貸工場を建設してはいかがでしょうか。そして起業家に対する技術支援については、前述の阿南高専に協力をいただき、十分な技術指導を行えるようにすればと思うのでありますが、あわせて御所見をお伺いいたします。 次に、青少年の健全育成についてお伺いをいたします。 青少年は一見、すくすくと育っているように見えますが、その成長過程で社会のさまざまな影響を受けております。青少年の健全育成に有害な環境はその存在自体をなくすことは非常に困難でありますが、これから青少年を近づけさせない努力は最大限に行うべきものであります。子供たちが中・高校生になりますと、家族からの保護された家庭中心の生活から、周囲の社会との直接的なかかわりの多い生活に変わっていきます。青少年にとって有害な環境がはんらんしている現代社会では、健全な行動力と判断力を青少年に身につけさせることも社会全体で有害環境に近づけさせない配慮する必要があると考えているところであります。特に昨今では卑わいなヌードや性情報を満載した有害図書類が大量に出版、販売され、性を売り物にした風俗産業の隆盛、さらにはアダルトビデオやテレホンクラブ等のピンクチラシが一般家庭の郵便受けにまで直接投げ込まれるなど、性の商品化が大きな問題となっております。 昨年、総務庁が実施した実態調査の中で、多くの中・高校生の少女が興味本位のテレホンクラブを利用していることが明らかにされているなど、風俗や性情報がはんらんする社会風潮に強く影響され、現代の青少年の性に対する意識は大きく変化しております。私はこのような有害環境の悪化につきまして大変憂慮している者の一人であります。 この問題に対しましては、これまで多くの対策が地域ぐるみで推進されてきたところであり、規制の強化を求める約十三万人もの多くの県民の署名のもと、本年二月議会において、青少年に有害と思われるパソコンソフト等のマルチメディアへの対応、いたずらに青少年の性的感情を刺激し、または残虐性、粗暴性を誘発するおそれのある有害図書類の包括指定方式の導入による規制強化、少女の性被害を防止するためのテレホンクラブ営業等に対する新たな規制を柱として、徳島県青少年保護育成条例を改正、この七月から実施されたところであります。 これにより、有害環境の青少年への悪影響がこれまで以上に抑止され、条例の目的であります青少年の健全な育成と保護が達成されるという前提条件は整ったと思われるのであります。問題は、改正された条例をいかにして実効あるものにするかであります。 そこで、県に対しましては、条例を施行するための実施体制の強化並びに県民や業者に対する周知、指導など、どのように実施したのか、またその結果、現在までにどのような効果や状況変化があったのか、お伺いをいたします。 次に、公安委員会に対しましては、同委員会がテレホンクラブ等営業の届出窓口となっていると聞いております。現在までのテレホンクラブ等の届け出受理状況はどのようになっているのか。また、条例改正後、これまでどのような方針で運用に当たってきたのか、さらに今後の指導の取り締まりについてお伺いをいたします。 最後に桑野川と岡川の改修についてお伺いをいたします。 県南の阿南市は山と海と川に囲まれ、自然環境に恵まれた気候温暖な地域であり、その中央部を流れる桑野川流域は、その豊かな水の恩恵を受けながら、約六万人の人々が生活をしております。また、阿南市は昭和三十九年に新産業都市の指定を受け、本県の南部開発の拠点として各種の開発が進められ、辰巳工業団地につきましても約八〇%の売却が完了し、各種企業の操業が待たれているところであります。さらに、平成五年度には他の十二市町村とともに徳島東部拠点都市として指定されており、橘火電、県南内陸工業団地、南部健康運動公園と大型プロジェクトの開発が計画されており、今後さらに阿南市が発展するものと考えております。 しかし、その反面、桑野川流域の上流部は県下有数の多雨地帯であり、急峻な山地が多いため、気象的にも地形的にも自然災害を受けやすい状況に置かれ、平成五年八月に襲来した台風七号では、桑野川本川では未改良の新野町と中・上流部の支川について、河道が狭小なため、農作物に浸水による被害が発生したのであります。このような状況にあるため、地域住民の治水面に対する関心は高く、早期改修を強く望んでいるところであります。 本川の桑野川については、昭和三十一年度より下流の長生町から改修工事を促進され、現在では山口町の北谷川上流の白池堰付近まで改修が進み、さらに上流の改修に努められていることにつきましては敬意をあらわす次第であります。今後、この地域の災害に対する安全度を高め、開発を進める上で、この桑野川上流部の改修が必要不可欠であると考えております。 また、下流の支川のうち岡川につきましても、阿南平野の中央部を流下する重要河川であり、国道五十五号阿南バイパスの開通に伴い、さらに地域開発が進むものと予定されておりますので、この岡川につきましても早急な改修促進が期待されており、今後とも積極的な取り組みを必要とするものと考えているところであります。 そこで、これらの河川改修の状況と今後の方針についてお伺いをいたします。 答弁により締めに入ります。   〔中谷議員退席、出席議員計四十名となる〕   (森商工労働部長登壇) ◎商工労働部長(森一喜君) 研究情報のデータベース化について、阿南工業高等専門学校等とも連携できないかという御質問でございますが、産業の国際化や技術革新等に対して本県企業が円滑に対応し、活性化を図っていくためには技術力の向上が不可欠であります。このため、県内企業が大学や工業技術センター等が有する技術シーズを容易に入手、活用することにより、技術力の向上が図られることを目的に、研究情報のデータベース化と産・学・官の情報ネットワークの構築を進めることといたしております。 今回の事業につきましては、徳島大学工学部と工業技術センターが中心となっておりますが、議員御指摘のとおり、県内の他の大学や阿南工業高等専門学校につきましても、県内企業に役立つ技術シーズをお持ちでございます。したがいまして、県といたしましては、今回、御提案をいたしておりますデータベースの構築後、県内の他の大学や阿南工業高等専門学校の御意見を伺いながら、研究情報のデータベース化と産・学・官の情報ネットワークの充実について検討してまいりたいと考えております。 次に、貸工場を県南地域にも設置し、阿南工業高等専門学校の協力を得てはどうかという御質問でございますが、工業技術センターに併設する貸工場につきましては、来年度の完成を目指して、現在、設計作業を進めているところでございます。施設の概要といたしましては、起業家用貸室を五部屋、共用室を一部屋整備し、起業家の方々に低廉な価格で提供することといたしております。したがいまして、御提案のありました県内地域の起業家支援施設の設置につきましては、現在、設計中の貸工場の入居状況等を見ながら、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。 また、阿南工業高等専門学校に技術支援の御協力をいただくことにつきましては、起業家の育成を図る上で有効な手段の一つと考えられますので、阿南高専との協議を踏まえまして対応してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。   (幸田企画調整部長登壇) ◎企画調整部長(幸田雅治君) 青少年保護育成条例の改正後の取り組みと効果についての御質問でございますが、本年三月に改正されました、新たにテレホンクラブ営業等の規制を盛り込んだ徳島県青少年保護育成条例がこの七月一日から施行されております。 県におきましては、この改正条例を円滑に施行し、実効あるものとするため、本年四月から警察官一名を知事部局青少年女性室へ派遣いただきました。また、立入調査員を前年度より三十名増員するなど、体制の整備を図ったところであります。 テレホンクラブ等営業所等の届け出の受理につきましても、業者の実態把握と指導監督に万全を期すため、県警との情報交換を密にするなど、より一層連携を強化しております。 改正条例の周知につきましては、テレホンクラブ等関係業者等に対して、県と県警合同で説明会を行いますとともに、リーフレット・小冊子の作成、配布、テレビによる広報、さらには「防ごう少年非行県民総ぐるみ運動」等を通じまして、改正内容を広くPRしております。 また、警察、市町村、学校等の関係機関の職員を指定しております立入調査員に対しましては、県内全域で改正条例の説明会を実施し、去る八月二日には条例の遵守状況の調査と指導のため、県下一斉立入調査を実施いたしましたほか、有害図書類収納違反者に対する指導を積極的に行うなど、指導・監督の取り組みを強化いたしております。 改正条例の効果についてでございますが、テレクラチラシ等が電話ボックス、電柱等から一掃され、図書類自動販売機の収納図書が性を露骨に扱ったものから一般雑誌等へ移行するなどの状況が見られるなど、関係業者の意識の変化がうかがわれております。 しかしながら、テレクラを初め、さまざまな青少年に有害な環境の悪化につきましては依然として憂慮すべき状況にありますので、今後におきましても、行政、家庭、学校、地域社会、職場がさらに緊密な連携をとり、条例が適正に執行され、青少年の健全育成が図られますよう、積極的かつ厳しく取り組んでまいる所存であります。   〔中谷議員出席、出席議員計四十一名となる〕   (小野警察本部長登壇) ◎警察本部長(小野正博君) テレホンクラブ営業等の届け出の状況、運用の方針等について御質問でございますので、お答え申し上げたいと思います。 改正条例が施行されました七月一日から現在までの受理状況でございますが、テレホンクラブ営業が九営業所、ツーショットダイヤル営業、これは機械等を部屋に置くような形の営業でございますが、これが十五営業所の合計二十四営業所となっております。 条例の施行によりまして、テレクラにつきましては廃業が数件生じてきておる状況でございまして、廃業促進の効果が生じてきていると見ております。また、ツーショットダイヤル営業につきましては大変潜在化しやすい業態でございますことから、条例による届け出により営業実態が把握できるようになってきておりまして、条例改正の効果が出ていることを御報告申し上げたいと思います。 県警察では条例改正後、県当局と連携しながら、業者に対する立入調査、パンフレットの頒布等により、条例に定める遵守事項の周知徹底を図るなど、行政指導に重きを置いた諸対策を推進してきたところでございます。 今後でございますが、業者側に対する指導はもとよりでございますが、青少年をテレクラの業務に従事させること、青少年を営業所へ客として立ち入らせること等、青少年の健全育成に直接影響を及ぼす事犯やみだらな性行為の禁止、違反等に対する重点的な取り締まりを行い、行政、地域等との連携を図りつつ、青少年の性被害防止等に一層努めてまいりたいと考えております。   (桂樹土木部長登壇) ◎土木部長(桂樹正隆君) 桑野川と岡川の河川改修の状況と今後の方針についての御質問でございます。 まず桑野川につきましては、阿南市の市街地を貫流する重要河川でありますことから、昭和三十一年度より全体改修延長九・七五キロメートルの中小河川改修事業に着手いたしております。現在の事業の進捗状況は、下流部の長生町の直轄管理区間の終点から、山口町のわらの橋上流まで、全体改修延長の約七八%に当たります約七・六キロメートルの河道を概成させているところでございます。 御要望の桑野川上流部の改修につきましては、現在、重友橋下流の掘削、護岸、築堤工事や用地買収を実施中でありますが、残りの上流の大歳橋までの約一・九キロメートルにつきましても、今後、地元の皆様の御理解と御協力を得まして改修に努めてまいる所存でございます。 次に、支川の岡川につきましては、昭和四十六年度に中小河川改修事業により文化橋から上流の下大野橋までの三・四キロメートルの区間が事業採択されており、現在、文化橋から国道五十五号の清水橋までの約一キロメートルを重点区間と設定いたしまして、用地買収を進めているところでございます。 当該箇所は約六割が、昭和の初期に旧河川法によりまして河川区域に認定した土地となっておりまして、この認定地につきまして、境界や相続など権利関係がふくそうしておりますことから、用地買収に時間を要している状況でございますが、今後とも粘り強く用地交渉を続けてまいる所存でございます。 桑野川及び岡川の改修は、議員御指摘のとおり、阿南市の発展と地域開発の上で重要な事業であると認識いたしておりますので、今後とも積極的に事業促進に努めてまいる所存でございます。   (遠藤議員登壇) ◆二十四番(遠藤一美君) それぞれ御答弁をいただきました。 研究情報ネットワークにつきましては検討していただけるということで、ぜひ早急にあらゆる研究機関等の研究結果を県内企業が活用できるようお願いいたしておきます。 また、県南部の産業振興のための貸工場の設立については、入居状況を見ながら検討したいということでございます。貸工場のPRを十分行っていただいて、次々に入居希望者があらわれるよう、さらに頑張っていただきたいと思います。 青少年問題につきましては、県並びに公安委員会からそれぞれ御答弁をいただき、謙虚な取り組みによって条例改正の効果があらわれつつあることがうかがわれました。今後におきましても、世界に影響力の大きいマスメディアと連携をとりながら、徳島青少年プランを広く県民に周知し、青少年自身の意識啓発を進めることとともに、今回の署名活動を初めとする多くの県民の各種青少年関係機関・団体等の力を結集して、青少年にとってよりよい環境の郷土徳島づくりに積極的に取り組んでいただき、条例の実効性を高めていただきたいと思うのであります。 桑野川、岡川の改修についてでありますが、安全で災害に強いまちづくりのため、県におきましては浸水災害の早期解消に今後とも積極的に取り組んでくれるよう強く要望をいたしておきます。 さて、九月二十七日に衆議院が解散され、いよいよこの二十日に投票が行われることになっております。この選挙は新しい選挙制度のもとで初めて実施される選挙でもありますとともに、二十一世紀の国の進路を占う非常に重要な選挙でもあり、その結果によりましては政権の枠組みが変わることも予想されております。しかし、選挙結果がどうであろうと、また政権の枠組みがどうであろうと、徳島県にとりましては、明石架橋後の新しい交流の時代を間近に控えた非常に重要な時期であり、県民が一致協力し、一丸となって新しい徳島を築いていかなければならない時期であることに変わりはありません。それだけに強力なリーダーシップが求められております。 どうか圓藤知事におかれましては、強力なリーダーシップを持って県勢の発展に取り組んでいただけるよう、強く強く期待いたしております。 私の質問は終わりまして、皆さん、御清聴ありがとうございました。(拍手)   ──────────────────────── ○副議長(平岡一美君) 議事の都合により、休憩いたします。      午後三時二十三分休憩   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    午後三時五十二分開議      出席議員計四十名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     岡  本  富  治 君     二  番     藤  田     豊 君     三  番     橋  本  弘  房 君     四  番     大  西  章  英 君     五  番     長  池  武 一 郎 君     六  番     森  本  尚  樹 君     七  番     谷     善  雄 君     八  番     山  田     豊 君     九  番     久 次 米  圭 一 郎 君     十  番     庄  野  昌  彦 君     十一 番     冨  浦  良  治 君     十二 番     樫  本     孝 君     十三 番     来  代  正  文 君     十四 番     猿  瀧     勝 君     十五 番     竹  内  資  浩 君     十六 番     長  尾  哲  見 君     十七 番     福  山     守 君     十八 番     西  沢  貴  朗 君     十九 番     吉  田  忠  志 君     二十 番     北  島  勝  也 君     二十一番     杉  本  直  樹 君     二十二番     佐  藤  圭  甫 君     二十三番     亀  井  俊  明 君     二十四番     遠  藤  一  美 君     二十五番     柴  田  嘉  之 君     二十六番     児  島     勝 君     二十七番     原     秀  樹 君     二十八番     川 真 田  哲  哉 君     二十九番     俵     徹 太 郎 君     三十 番     大  田     正 君     三十一番     榊     武  夫 君     三十二番     平  岡  一  美 君     三十三番     四  宮     肇 君     三十四番     近  藤  政  雄 君     三十五番     湊     庄  市 君     三十六番     木  村     正 君     三十九番     大  西     仁 君     四十 番     阿  川  利  量 君     四十一番     谷  口     修 君     四十三番     木  内  信  恭 君   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 二十七番・原秀樹君。   〔元木・中谷両議員出席、出席議員計四十二名となる〕   (原議員登壇) ◆二十七番(原秀樹君) 議員野球のラストバッターは気楽に打席に入れましたけれども、この一般質問のラストは初めてでございます。ちょっとプレッシャーがかかっております。今議会、これまでに十一人の方が登壇されまして、県政の重要課題についてさまざまな論議が交わされてきたわけでございます。その項目数、ざっと数えても百以上あったと思います。出尽くした感もございますが、私なりに質問を進めてまいりますので、知事初め理事者の皆様も大変お疲れでございましょうが、もうひと踏ん張りしていただきまして、誠意ある御答弁を期待いたします。 まず最初に、今、策定作業が進んでおります新長期計画に関連いたしまして、何点かお伺いいたします。 知事は今議会冒頭、所信の中でこれまでの三年間を自己評価された上で、今までの県政のかじ取りに間違いはなかったと自信のほどを示されました。私も多くの県民同様に、知事の誠実な政治姿勢やチャレンジする姿勢には敬意を表するところでございますが、政治というのはすべてにおいて結果責任でございます。交流の基本となる陸・空・海のネットワークの整備に代表されますように結果が出ているものもございますが、まだまだ結果の出ておらない県政の重要課題は山積いたしております。 また、一方では自治体の自立、力量が問われる時代が目の前に迫ってきております。地方分権、地域主権の時代でございます。本年、平成八年度は分権の監視提言機関であります地方分権推進委員会が、政府に対しまして分権の道筋を示す指針の勧告をするなど、大きく飛躍する年となりました。戦後五十年の節目でありました去年は、自治体が中央省庁をもてなすいわゆる官官接待がクローズアップされまして、中央集権体制の弊害が指摘されました。国の仕事を自治体が代行する機関委任事務のあり方にも疑問が投げかけられたわけであります。半世紀を経まして、制度疲労を起こしておる地方自治システムの仕組みを変え、地域住民みずからが参加して住みよいまちづくりを目指す。地域主権、地方分権の時代の扉が今開かれようとしております。 このような地方分権の時代を目の前に、今、新長期計画の戦略プロジェクトの策定作業が進んでいるわけでございますが、地方分権推進委員会の地域づくり部会の中間報告を見てまいりますと、まちづくりに欠かすことのできない土地利用関連行政と、まちづくりの骨格となります公共施設や地域交通に関連する行政を特に緊急度の高い分野として優先的に取り上げ、その改革の方向を示しております。 報告では、土地利用についてのさまざまな諸制度を抜本的に見直す必要性を提言。地方公共団体が各種の土地利用の調整や規制の基本となる土地利用に関する総合的な計画を策定する。そのような方策を検討する必要があるとした上で、まず都市計画区域の指定や市街化調整区域の区分、農振の指定、自然公園地域の指定、自然環境保全地域の指定という広域的ゾーニングを行う事務は都道府県の自治事務にすべきであるというふうにしております。新長期計画のグランドデザインにおきましては、県内を三圏域、七地域に分けまして、本県のそれぞれの基本方向と主要課題が示されておりますが、本県の土地利用計画が、地方分権時代を見据えたこのたびの長期計画の中でどのように位置づけられるのか、知事の御所見をお伺いしたいと思います。 続きまして、現時点での県政の重要課題、それと新長期計画の関係についてお伺いいたします。 新長期計画は明石海峡大橋開通後の二十一世紀初頭、二〇〇六年までの計画となっております。そう考えますと、現在、まだめどの立たない県政の重要課題がこの長期計画にどのように影響してくるのか。これが心配なわけでございます。今議会でも論議があり、いまだにまだ審議会のめども立たない細川内ダム。来る六日には公聴会が開催されます第十堰。これも外環状の併用橋の問題もあり、着工も急がれるわけでありますが、それにまた、滑走路延長につきましては大変明るい材料がございますものの、周辺整備につきましてはまだまだ根強い反対運動がある徳島空港周辺整備計画。 これら本県の三大公共事業はすべて、この長期計画の期間、今後十年間と重なり合うわけでございます。厳しい財政状況の中、県の財政負担の伴う部分もあるわけでありまして、これらの公共事業がこのたびの新長期計画の中でどう位置づけられるのか、御所見をお伺いいたします。 もう一点、新長期計画に関連いたしまして、ボランティアということについてお伺いいたします。このたびの新長期計画策定過程におきましてその大きな特徴は、県民の直接参加により、それぞれの地域住民の皆様からこれからの発展方向やプロジェクトについて意見やアイデアを出し合い、まとめていただく地域ワークショップ、この方式であろうかと思います。 これは広い意味での県民によるボランティア、政策的ボランティア活動であろうと思うわけであります。このワークショップでは、それぞれの地域で大変熱心に取り組んでいただきまして、多くのアイデア、提案が出されたようであり、新長期計画のグランドデザインにもこれらの政策提言が大いに反映されております。私は、これからの地方分権時代に向けまして、このワークショップを機会に、自分たちの住む地域への政策提言を行える制度、いわゆる政策ボランティア制度ができないものかと思うわけであります。 知事はボランティアにつきましては大変熱心に取り組まれております。本年四月より活動の拠点としてとくしまボランティア推進センターを設置された上で、広報・啓発やコーディネーターの育成などの諸施策を実行されておりますし、全国ボランティアフェスティバル招致も進められていると先ほどおっしゃいました。県民もこのボランティアに対しては興味を持ち、何らかの形で参加したいと考えているようでありますが、大多数の県民が描く現在のボランティア活動の姿というものは、清掃奉仕に代表されますような環境に関するもの、また福祉や災害の援助、こういったものであろうと思います。しかし、このワークショップのような政策提案も、先ほど言いましたように広い意味でボランティア活動であります。 去る九月十八日には与党三党により市民活動促進法案、いわゆるNPO法案が合意されました。次期政権によってどうなるかにもよりますが、この中で定義された市民活動には保健福祉、社会教育に次いで、三番目にまちづくりが定義されております。ボランティア推進センターに登録されている活動に限らず、もっと広い意味でボランティアをとらえ、新長期計画において育成されたこの地域ワークショップを一過性に終わらせることなく、より発展させ、政策提言を行う政策ボランティア制度として存続、発展させるべきであると私は思いますが、御所見をお伺いいたします。 また、これを制度化した上で、この政策提案というのはストックされなければ意味がございません。ストック先としては、本年五月に設立されましたとくしま地域政策研究所、私はここが最適であると思いますが、あわせて御所見をお伺いいたします。 次に、県立中央病院改築に関してお伺いいたします。 県立中央病院につきましては、建築後二十年以上が過ぎまして、あのエレベーターに代表されますように老朽化もさることながら、県下の基幹病院としての役割、またきのう、我が会派の西沢議員も触れられましたように、災害時における救急医療の中心的病院としても、早期の改築整備は県民の願いでございます。知事もこの中央病院改築につきましては同様の認識に立たれた上で、現在、庁内におきまして改築検討委員会を設置した上で検討はなされております。 本年二月議会の文教厚生委員会におきまして、齋藤保健福祉部長は、中央病院改築につきまして現在地における改築は事実上不可能であると答弁されまして、移転による改築を検討されているようであります。また、候補地につきましても具体的な諸調査を行っておるとお聞きしております。多くの県民が、この中央病院がどこに移転するのか、大いに注目しているわけでございますが、将来の中央病院の役割を踏まえた上で、この移転先の具体的条件にはどのような事柄があるのかお尋ねいたします。 もう一点、私は、平成六年の文教厚生委員会の県外視察におきまして、岩手県立宮古病院を見てまいりました。宮古市中心街よりちょっと郊外の山沿いに移転新築されました近代的病院でございました。近代的病院であったということもさることながら、この病院移転によって、もとあった病院の市街地周辺商店街が大変大きな打撃を受けたとお聞きいたしました。 現在、中央病院のあります蔵本地域では蔵本商店会、蔵本駅前商店振興会、自治会などによりまして、県立中央病院移転反対期成同盟会が組織されまして、移転反対運動が起こっております。また、反対署名も目標以上に多く集まっておるとお聞きしております。私は、将来の中央病院の姿、今言いましたように県下の基幹病院としての役割を考えますと、移転というのはやむを得ないと思っております。しかし、現在の蔵本地域の振興というのが、徳大の附属病院があるとはいいましても、中央病院で支えられているということも事実でございます。今言いました宮古病院移転後の中心街のようにならないためにも、移転先ももちろん重要でございますが、移転後の蔵本地域のことも今から考えておく必要があると思うわけです。移転後の跡地利用の方策とあわせまして、中央病院の移転後の地元対策というものはどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 御答弁いただき、質問を続けます。   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) 本県の土地利用計画について、新長期計画の中でどのように位置づけるのかという御質問についてでございます。 新長期計画のグランドデザイン案では、個性的で多様な地域の自立と連携ということを主要な課題として掲げておりまして、地域の選択と責任に基づいて県づくりを進め、地域の自立を促進していくことを重要な課題といたしております。こうしたことから、それぞれの個性、特性に根ざした地域づくりの方向に沿って具体的な方策を講じていく必要があるわけでございますが、その実現のためには、地方分権推進委員会が示すように、地方公共団体が自立的、計画的に土地利用を進めることは欠かせないと考えているところでございます。このため、新長期計画の中では今後の地方分権時代における土地利用制度のあり方を視野に入れながら、さまざまな土地利用の構想や開発計画などを踏まえまして、農地でありますとか森林、宅地といったような土地利用区分につきまして、長期的な見通しを示す必要があると考えておりますので、今後、審議会にも諮りながら検討してまいりたいと考えております。 それから、政策ボランティア制度をつくる考えはないのか、また政策提案のストック先としてとくしま地域政策研究所が最適であると思うがどうかという御質問についてでございます。 地方分権時代を迎える中で、地方公共団体において政策立案能力を高めますとともに、地域の実情に応じた政策形成が大変重要になってきたところでございます。また、政策を形成するに当たりましてはアンテナを高くして、新しい時代の変化に柔軟に対応いたしますとともに、県民の方々や地域の声に耳を傾けることが重要であるというふうに考えているところでございます。 これまでも県政モニター制度や県政提言ボックス制度など、県民に顔を向けた県政に意を尽くしてきたところでございます。新長期計画の策定に当たりましても、このような考え方から、地域の住民の方々の声を聞きますとともに、住民の方々の県政への主体的な参加をしていただく手法といたしまして、地域ワークショップ方式を採用したところでございまして、御参加をいただいた方々のまさにボランティアによる御協力によりまして、地域住民の視点に立った多くの提案をいただき、それらの分も踏まえました計画づくりを現在進めているところでございます。 議員御指摘のとおり、このワークショップ手法につきましては、地域の実情を踏まえた政策形成を行う上で非常に有効な手法の一つであるというふうに認識をいたしているところでございまして、今後、議員御提案の政策ボランティア制度も含めまして、このワークショップ手法の普及促進などにつきまして、積極的な展開を図ってまいりたいと考えております。 また、県民の皆様方からいただきました御提言につきましては、何よりも県行政として受けとめることが重要であるというふうに考えておりますので、本県における政策形成を支援する組織として産・学・官共同で設立をいたしましたとくしま地域政策研究所に対しましても、県から適宜提供し、それをストックしていくことによりまして、その活動に十分生かしてもらえるように配慮いたしますとともに、この研究所にストックした県民の皆さんからの政策提案を県行政の推進に当たって適宜参考としてまいりたいと、このように考えております。   〔中谷議員退席、出席議員計四十一名となる〕   (幸田企画調整部長登壇) ◎企画調整部長(幸田雅治君) 県政の重要課題である細川内ダム、第十堰及び徳島空港周辺整備計画の公共事業が、新長期計画の中でどのように位置づけられるのかとの御質問でございますが、御承知のとおり、新長期計画は明石海峡大橋開通後の二十一世紀初頭を展望し、新しい徳島の実現を目指して、県政を計画的に推進していくための基本指針となるものであり、現段階では計画の総論ともいうべきグランドデザイン案を受けて、具体的な計画内容の検討を進めているところであります。 議員御指摘の三つの公共事業につきましては、治水・利水対策上の観点から、また四国の交流拠点形成の面から重要な事業であると認識いたしているところでありますが、今後、議員の皆様方や審議会委員の方々の御意見もお聞きしながら、その位置づけを検討してまいりたいと考えております。   〔中谷議員出席、出席議員計四十二名となる〕   (齋藤保健福祉部長登壇) ◎保健福祉部長(齋藤喜良君) 県立中央病院の改築に関しまして、二点お答え申し上げます。 まず、移転先の具体的な条件についてでございますが、県立中央病院につきましては、建設後二十三年余りが経過いたしておりまして、その機能面または防災上の観点からも、できるだけ早い時期に建てかえなければならないと考えているところでございます。このため、移転先につきましては現在、保健福祉部内で複数の候補地について調査を進めているところでございます。 移転先の具体的な条件といたしましては、患者、利用者などの利便性を考えたアクセスなどの交通事情、今後の医療の進歩にも対応できる用地の確保、現在の診療圏や将来にわたる医療施設の適正配置などを十分考慮して進めてまいりたいと考えておるところでございます。 その二点目は、病院移転後の跡地に関する御質問でございますが、県立中央病院の現在地につきましては、交通の利便性にもすぐれ、将来、徳島市西部の中心としての発展が見込まれる地域に位置しておりまして、その跡地につきましては、さまざまな観点から総合的に検討すべきものと考えております。したがいまして、保健福祉部内におきましても、改築のスケジュールの進捗状況を見ながら、関係部局と十分協議をしてまいりたいと考えておるものでございます。   (原議員登壇) ◆二十七番(原秀樹君) それぞれ御答弁いただきました。 御答弁の中で、この政策ボランティアだけについては私の思った以上の答弁でございました。制度化に向けまして何とぞよろしくお願いしたいと思っております。 反面、長期計画における現在抱えている県政の重要課題の位置づけについては、認識はしているが、議会や審議会の意見を聞いて検討していくということでございますが、まるで他人事のようでございます。この長期計画は県の行政計画であります。質問で言いましたように、三つの事業を挙げましたが、これは代表されるわけでございまして、これらのプロジェクトというものは長期計画の根幹をなすものであると私は思います。将来のビジョンを語るにはやはり足元を固める必要がございます。計画策定まで、今月を入れまして六カ月。六カ月もあると言われるかもしれませんが、もう六カ月しかないわけです。早急に現在の政策課題というものを協議し、精査した上で、来年からの長期計画にしっかりと位置づけができますように要請いたしておきます。 続きまして、中央病院につきましてでございますが、具体的条件を聞いたら、移転の候補地が浮かび上がってくるかと思って期待いたしておりましたが、どうもガードが固いようでございます。いずれにせよ五十年、百年後も県下の基幹病院として耐えられるような、そういう中央病院となりますような候補地の選定をしていただきたいと思います。 また、もう移転は決まっておるわけでございますから、その後の蔵本の周辺対策を今から考えておく必要があると思います。蔵本地域の反対されておる皆様方にも、将来の基幹病院としてのあり方を訴える。そうすると、移転の必要性というのは理解していただけると私は思います。御理解していただくためにも、やはり蔵本地域の移転後の振興策というのを、もちろん保健福祉部だけでは無理でしょうから、県全体で考えていただくようにお願いいたしておきます。この件につきましては、後の質問でもちょっと触れさせていただきます。 それでは、質問を続けさせていただきます。 次に、鳴門陸上競技場改修に関してお伺いいたします。 八月末、私はヴォルティス徳島のサポーターズクラブの方々から何通かの手紙をいただきました。手紙の内容に共通することは、何とか鳴門陸上競技場をJリーグの公式戦が行えるように改修してほしいというものであります。この議場におられる先輩・同僚議員の皆様にも何通か手紙が届いているとお聞きしております。きのうは県サッカー協会、日本青年会議所徳島ブロック協議会、ヴォルティス徳島サポーターズクラブ、この三団体より、県議会に鳴門陸上競技場改修に関する陳情が出されております。 また、ことしに入り、徳島新聞の読者の手紙にも、この件についての投稿が幾度か掲載されておりました。これらは御承知のように、七月に日本サッカー協会が発表いたしました一九九九年から実施されるJリーグの二部制導入による参加条件、それを見ての多くのサッカーファン、またサッカーファンならずとも、スポーツを愛する多くの県民のいても立ってもいられない気持ちのあらわれであろうとも思います。このたびの参加条件九項目を見てまいりますと、二年前の準加盟申請同様に二つの大きなハードルがございます。一つは法人の設立であり、もう一つはスタジアムの整備でございます。この二つのハードルを一遍に飛び越すことは現状では大変厳しいと言わざるを得ません。 では、県がその気になれば越せるハードル、それは言うまでもなくハードの整備でございます。二〇〇二年には韓国と共催とはいえ、オリンピックを上回るスポーツの祭典、ワールドカップが日本で開催されます。現在、国内で十五の自治体がこの本大会のゲーム開催に向けまして、招致に向けて、去年だけでも二百億円以上の関連予算を計上して、世界各国に調査団を派遣するなどして準備を進めております。お隣の神戸、大阪が両方立候補しておりますので、どちらかでは本大会のゲームが行われるのは確実でございます。ワールドカップにおいて、本大会の一、二カ月前から各国チームともコンディション調整のためのキャンプを近隣の都市で行うわけでございますが、明石海峡大橋開通後、この徳島という土地は交通の便、利便性や気象条件等々でキャンプ地の有力な候補地ともなれるわけでございます。 たかがキャンプと思われる方もおられるかもしれませんが、各国の代表チームが一カ月以上滞在ということになりますと、中規模の国際コンベンションを誘致するに匹敵するほどの経済効果があると言われております。しかし、残念ながら徳島にはFIFAの基準を満たすスタジアムはございません。このままではこのキャンプ地としてさえ立候補できないというのも現実でございます。 さらに、県民多くが御承知のこととは思いますが、昨年の天皇杯でヴォルティス徳島の一回戦の対戦相手はあのヴェルディ川崎でございました。多くの青少年があのカズのプレイを見たかったと思います。しかし、ゲームが行われたのは松山でございました。現在、Jリーグ公式戦はおろか、去年までの規定の天皇杯の一回戦もできない都道府県は、全国に徳島を含め四県。これが今の徳島の現状でございます。 この鳴門陸上競技場改修につきまして、私は、知事が就任以来、登壇機会あるごとに申し上げてまいりました。平成六年の十一月議会では、当時、県議会最大会派、二十九名おったと思いますが、その代表質問で会派の意見として元木先生が、この鳴門陸上競技場改修を知事に迫っております。 知事、もうそろそろこの問題につきまして決断する時期が来ているのでないでしょうか。このような県民の盛り上がりを受けまして、鳴門陸上競技場改修につきましてどう対処なさるのか、知事のお考えをお聞かせ願います。 もう一点、これは長期的な話でございますが、たとえ鳴門が改修されたとしても、長期的には陸上競技との関係もあり、サッカーやラグビーの専用スタジアムというものも望まれるわけでございます。 先日、「サッカーの社会学」という本を読み返しておりますと、興味深いことが書いてありました。それは、「これからのサッカースタジアムは、野球場を基本にした劇場スタイルが日本には最適である」というものです。日本の人気スポーツの歴史を踏まえた上で、収容人員も多く、交通の利便性もよい既存の野球場を、これからはサッカーもできるように改良していくという方法で、それが日本独自のこれからのスタジアムづくりであると書いてございました。個人競技である陸上より二チームの対戦形式をとる野球の方が、例えば選手の更衣室の空間やら、観客を二つに分けるという思想が徹底しており、選手にも、また観客にもよいと書かれておりました。 この記述を読みまして、あの蔵本球場を大改築して、サッカーと野球ができないものかと私は思ったわけでございます。これも長期的に見た選択肢の一つではないかと思ったわけでございます。突拍子な提案と思われるかもしれませんが、先ほど言いました県立中央病院が移転した後、徳大医学部を挟むとはいえ、あの地域一体をスタジアムを核にして都市型のスポーツ公園として整備したなら、中央病院移転に伴います蔵本地域の地盤沈下をも防げるのではないかと思ったわけです。御所見をお伺いいたします。 次に、花卉産業振興、花の産業振興について、一点お伺いします。 近年、花卉産業につきましては、生活に潤いと安らぎを求める機運の高まりを背景として順調に増加し、日本全体の最終消費段階では一兆五千億円を超える時代となっており、将来に向けましても生産拡大し得る数少ない作物として、地域産業の振興という点からも大きな期待が寄せられております。 また、本県におきましても、農業粗生産全体に占める花の割合、花卉の構成比が、昭和六十年には全体の二%だったものが、現在は五%に迫る勢いであり、生産額では八十億円を超える一大産業となっております。また、花卉の種類別生産額を見ましても、切り花で五品目、鉢物でも三品目が全国のベストテンに入っております。 この花卉産業は家庭消費の増大等で長期的には今後も需要は増大するものと思われますが、反面で輸入の花卉の増加、産地間競争の激化など、決して楽観はできないとも言えるわけでございます。このように、将来に対して明るい希望はあるものの、反面で多少、不安な要素も含んでおる。こういった現状で生産者、流通業者ともに望んでいることは、花卉産業全体としての拠点整備でございます。生産者側から見れば、総合指導センター的な拠点、流通、小売業者から見れば消費拡大の拠点、いわゆるフラワーセンター的拠点整備が望まれております。 全国的に見てまいりましても、現在計画中を含めますと、形態の違いが多少あるとはいいましても、二十九道府県におきましてフラワーセンターが整備されておりますし、農業全体から考えましても、自由化の荒波の中、その自由化を地域経済へのプラスインパクトとしていくためには、従来の生産だけの農業ではなく、きのう、果樹のことで竹内議員もおっしゃいましたが、商業との融合による農産物の販売やサービス業との融合による観光農園などの新たな地域産業づくりを地域全体で取り組んでいく。このことが必要となってきております。さらに知事の言う交流の拠点、また観光の拠点という意味からも、このフラワーセンターというのは大きな役割を果たすと思うわけですが、御所見をお伺いいたします。 最後に、緊急性を要すると思いますので、一点だけ土木部長にお伺いいたします。 昨夜、高瀬潜水橋におきましてとうとい人命が失われました。この一週間に昨夜を含め二名、ことしになっても県下で九名の方が潜水橋より転落死亡されております。この潜水橋対策につきましては、今議会、補正予算を計上した上で車どめを行うこととなっておりますが、この議決予定は今月十六日でございます。この問題はもう一刻の猶予も許されないと私は思うわけでございます。議決前ではございますが、私みずから議会を軽視するというわけではございませんが、科目の流用等事務手続が可能であるのなら、すぐにあすからでもこの潜水橋の車輪どめ対策を行うべきであると思いますが、いかがでしょうか。 御答弁をいただき、まとめさせていただきます。   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) 鳴門陸上競技場の改修についての御質問でございますが、本県にはサッカーの公式戦が開催できる施設基準をクリアした競技場は現時点では確保できていない状況にあります。御提言のように、鳴門陸上競技場をサッカーの公式戦ができるように改修をするということは、広い意味で本県体育スポーツ振興の観点からも有意義なことだというふうに認識をいたしております。 鳴門陸上競技場は、本来的には陸上競技の第一種公認施設として、その機能を維持向上するために五年ごとに日本陸上競技連盟制定の基準に基づいて見直すということになっておるわけでございます。したがいまして、その見直しの時期に合わせて、サッカーの公式競技場としての利用の可能性も念頭に置きながら、関係の競技団体と十分協議を行ってまいりたいと考えております。 蔵本球場を大改築し、サッカースタジアムと共用してはとの御提案でございますが、この蔵本球場の現在のグラウンド内にJリーグ規模の試合を行うサッカーフィールドを確保することは、その形状から見て不可能でありますことから、野球場を拡張することが必要になってくるわけでございますが、既存の施設でございますプール、テニスコート、相撲場等の施設の一部を撤去する必要が生ずるわけでございます。これらの利用者との調整という問題もございますし、またこれらに伴います改修には多額の工事費が必要となってくるわけでございます。 また、当公園は住居専用地域や大病院に隣接をいたしておりますために、夜間も試合が行われますサッカーの立地条件としてはいかがなものかなというような感じも若干ございます。 このようなことから、大変残念でございますけれども、現時点では野球場とサッカースタジアムを共用した施設に改修することは容易ではないと考えられますので、御理解を賜りたいと思います。   (杢保農林水産部長登壇) ◎農林水産部長(杢保謹司君) 花卉産業の拠点整備の一つとしてフラワーセンターの整備に関する御質問でございますが、近年、米麦や果実の粗生産額が伸び悩む中で、花卉生産は順調な消費の伸びに支えられ、県内での栽培面積も増加し、平成七年産の販売額は約八十五億円の実績となっております。本県を代表する花卉としてはシンビジウム、コチョウランなどの洋ラン類、チューリップ、ユリ類などの球根切り花がありますが、これらは全国でも有数な産地となっております。 現在、花卉の生産振興につきましては、新品種や新しい栽培技術の導入促進、育苗施設や集出荷施設などの共同利用施設の整備を図っております。また、農業試験場におきましては新しい栽培技術の開発研究にも取り組んでいるほか、農業改良普及センターを通じまして、栽培技術、経営の普及に努めているところでございます。 御指摘のありましたフラワーセンター的な拠点施設につきましては全国に数多く設置され、産地形成や交流促進にとって有効な手段の一つでありますが、この施設が果たすべき役割やその機能、運営主体など研究すべき点がさまざまございますので、他県の事例等も参考にしながら、今後検討してまいりたいと考えております。よろしく御指導のほどお願いいたします。   (桂樹土木部長登壇) ◎土木部長(桂樹正隆君) 潜水橋での安全対策の御質問でございます。 まず、県内の潜水橋からの転落事故が今年度多発しております。道路管理者といたしましても極めて憂慮しているところでございます。このため、通行車両の安全性を確保すべく、地覆のかさ上げを早急に実施したいというふうに考えておるところでございまして、現在、設計を鋭意進めておりますとともに、警察あるいは河川管理者等の関係機関との協議を煮詰めている段階でございます。県といたしましては、工事の実施に向けまして、これら諸手続を進めておりまして、何とか今月中にも現場で工事に入れるよう最大限の努力をしてまいりたいと考えているところでございます。 また直ちにできる対策ということで、これまで検討してきておりました路面表示等の安全対策。すなわち橋梁の出入り口で減速を促す表示、あるいは橋梁の中央部をきちっと走っていただくための誘導表示。こういった安全対策につきましては、大野島橋で試験施工を実施いたしました。その結果、効果が認められるということでございますので、この対策につきましても、他の潜水橋におきまして来週からでも順次取りかかるということで、現在準備をしているところでございます。   (原議員登壇) ◆二十七番(原秀樹君) それぞれ御答弁いただきました。 鳴門競技場改修につきましては、日本陸連の基準見直し時期に合わせて関係団体と協議していくということでございます。たしか九年の見直しには暫定的に、陸上としては改修しなくてもよいと聞いております。十四年の基準見直しのときには、陸上としても改修が必要とお聞きしております。十四年まで待つのもちょっとしんどいんですけれども、知事のお話によると、だんだん毎回ちょっとずつではありますが、前向きになっておるような気もいたします。サッカーファンならずとも、多くのスポーツファンのためにすばらしいプレーが見られますよう、鳴門陸上競技場の改修、できるだけ早い時期にお願いしたいと思うわけでございます。 蔵本につきましては話にならんという話でございます。実際、病院等ございまして、難しい点もございます。私は長期的に考えて、何年か前にホットヴォアテックス計画といいますか、阿讃山ろくを利用したスタジアム等いろいろ提案していたわけでございますが、その選択肢の中の一つとして、中央病院が移るんだから、やっぱり蔵本地域のことを考えて、そういうのも一つの方法でないかというふうに思ったわけでございます。ちょっと先の話ですけども、私がこういう提案をしたということを忘れないよう、検討の中に入れておいてほしいと思っております。 知事の答弁でありますと、サッカースタジアムは邪魔者というか、公害を起こすみたいな答弁だった。騒音とか。そういうふうにも聞こえますので、決してそうではございませんので、ぜひよろしくお願いいたしたいと思っております。 また、フラワーセンターにつきましては、今後、研究していただけるということでございます。花というのは夢がございます。町単位でのバラ園とか、チューリップ園とかございますけれども、やっぱりこれだけ大きな産地の徳島でございます。何かその集大成としてあらゆる面から利用できるフラワーセンターというのも研究していただきたいとお願いいたしておきます。 潜水橋につきましてはすぐにもやっていただけるということです。ぜひ一日も早く、ああいう事故が絶対、今後起こらないようによろしくお願い申し上げる次第でございます。 最後に、二十世紀後半、突出した経済大国になった日本でございます。物質的な豊かさは心にゆとりと豊かさをもたらして、思いやりに満ちた人々をはぐくみ、明るい豊かな、夢のある社会をもたらすはずでした。しかし、現実は少し違ったようです。物質的豊かさはもっともっとという欲求をエスカレートさせまして、義務も責任も他人任せのような自己中心的な日本をつくり出してしまった感さえいたします。貧しかった時代、人々は自然を愛しつつ共存し、助け合い、喜びを分かち合っておりました。もっともっとの考え方からは競争と対立しか生まれません。どこかおかしい、何かが違う。未来に対して漠然とした不安や社会的な閉塞感が蔓延しております。 県民はそんなもやもやを打ち破るリーダーシップを知事に期待しております。「元気な日本をつくります」、これは「オープン」とともに我が自由民主党のキャッチフレーズでございますが、どうか元気な徳島をつくり出していただきたい。そして、「元気を出せ知事」と申し上げ、私の質問を終わらせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手)   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 以上をもって、通告による「県政に対する一般質問」は終わりました。 これをもって、「県政に対する一般質問」を終結いたします。   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 本日の会議時間を延長いたします。   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 次に、日程第二、「議案第一号・平成八年度徳島県一般会計補正予算(第一号)より第十四号に至る十四件」を議題とし、前回の議事を継続いたします。 これより質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。 九番・久次米圭一郎君。   〔中谷議員退席、出席議員計四十一名となる〕   (久次米議員登壇) ◆九番(久次米圭一郎君) フレッシュな原議員から大変有意義な御質問がありまして、スポーツの話題でございましたけれども、私は少々シビアな質疑になりそうであります。まさに秋の日が暮れようとしております。遅くなりましたが、質疑をさせていただきたいと存じます。 第八号議案、契約承認案件でございますが、野外交流の郷整備事業県南部第一分割の請負契約について。この点についてお尋ねをいたしたいと思います。なるべく簡潔に私も聞きたいと思っておりますので、同様に明快な御答弁をあらかじめ御期待申し上げておきます。 このことにつきましては、去る九月四日に県当局が入札を執行いたしまして、当該入札の結果、戸田建設JVが十二億六千万円をもって落札したということでございます。この事業、実はこの財政難の中で県単独事業であります。国の補助事業ではございませんので、本年度の予算を見ましても、その八〇%が県債の発行によって賄われることになっておりまして、残余については一般財源であります。それだけにこの事業の緊急性や重要性があるはずであります。とともに、そういうものを入札し、かつ契約を締結するに当たっては、知事は厳重にこれを執行する責務がある。こういう御自覚があるはずだと私は存じます。 しかるに、県が指名通知を十四JVに通知を送った八月十五日の直後から、報道機関に対して、もう談合ができていますよ。とることに決まっているのは戸田建設のJVですと、こういうふうな通告をしたやであります。県の代表的な報道機関である徳島新聞や全国的に有力な信用のある朝日新聞が何回にもわたってこれを報道しておりますし、徳島新聞は社説をもってこれを論じておるのは知事も御承知のとおりと存じます。 この案件、今議会に付議されておりますけれども、私はたまたま所管外の土木委員会でありますけれども、土木委員会の事前の審査の席上においても論議が出たところでございました。各議員からいろいろ御意見がありましたけれども、要約すれば、県はなめられとんとちゃうか。こういうこと。あるいは圓藤県政は清潔、公平を旨としていると言うけれども、おかしいんと違いますか。こういうような議論もあったことを申し上げておきたいと思います。 振り返って見てみますと、これは初めてではありません。三回目です。知事が就任されまして以後、平成六年九月に阿南養護学校建設工事が大林組JVによって十五億六千五百万円で落札されておりますけれども、このときも全く同じような談合情報があったわけであります。同じく平成七年、昨年ですけれども、阿南市の小勝島の鍋浦トンネルの建設工事七億五千百九十万円についても同様の談合情報があった。 そして、いずれもこの業者がとるように決まっておりますよということが半月も前に県当局及び報道機関に知らされて、報道機関はこれを報道しておる。こういう事実です。このことは県はよく存じておるはずですね。なぜかなれば、昨年の七月には県が文書をもって県下の県建設業会を初めとする六団体に対して、最近、談合のうわさが再々あるじゃないか。会員によう指導してくれ。こんなことを言うとる。これは実際に談合情報が起こったのは県外大手ですから、県内の業者さんにこんなことを言うのもいささか、顧みて他を言うような感じもありますけれども、ともかく県は知っとるということですね。気にもしておるということです。 私がまずお尋ねしたいのは、こういう談合情報に対して、県はどのように対処してきたか。このことについてお尋ねをいたします。 この案件が本議会に付議されておりますだけに、この詳細についてまず報告しておく義務が絶対にあると私は確信します。県はこれについてどういうふうに対処したか。恐らく談合はないと思っているのかもしらんし、判断しているのかもしらんし、そこらですね。何回も何回もここがとるぞちゅうて、そしてそれがそのとおりドンピシャで出てくる。私も、小さい自治体ですが執行権者でありましたけれども、こんなことは実はなかったんですが、もしあったら、晩寝れんと思いますよ、こいつは。重大な問題として明快な御答弁をお願いいたします。   〔中谷議員出席、出席議員計四十二名となる〕   (幸田企画調整部長登壇) ◎企画調整部長(幸田雅治君) 談合情報に対してどう対応したのか、するのかという御質問についてお答えいたします。 談合に関する情報に対しましては、公正取引委員会との連携を図りながら、的確な対応を行うために公正入札調査委員会というのを、今回の野外交流の郷の整備工事に関連いたしましては六月一日に設置をいたしております。 この工事につきましては、八月二十三日に報道機関から談合があるという情報がございまして、その情報が落札業者名を特定する等、具体的な内容を持っておりましたので、独占禁止法に係る談合情報対応マニュアルに基づきまして、指名通知を送付をいたしております十四の共同企業体に対しまして、八月二十九日に事情聴取を実施いたしました。その後、聴取結果を先ほど申し上げました委員会で検討を行ったわけでございますが、談合の事実があったとは認められなかったため、九月四日の入札を執行したところでございます。 なお、談合情報がもたらされました入札につきましては、入札時において談合行為を行っていない旨の誓約書を提出してもらう。また工事費の内訳書の提出を求めまして、真摯な見積もりの上で入札しているかどうかを確認をする。また、談合情報の内容、事情聴取の結果、誓約書、入札比較表を公正取引委員会へ通報するといった対応を行うことにしております。今回の入札執行に当たりましても、誓約書の提出、工事内訳書の提出、確認などの所要の手続を行いまして、公正入札調査委員会で検討の結果、談合の事実が認められなかったため、落札決定を行ったところでございます。   (久次米議員登壇) ◆九番(久次米圭一郎君) ここに談合マニュアルというのがあります。これは県がつくったものですね。なぜつくったかというと、談合をさせないためにつくったと思うんです。談合を防止するためにつくったと思う。そして、入札前に事情聴取をしたということですが、ここに事情聴取書という様式があります。 簡単なことですから読み上げてみます。一、質問。工事の入札に先立ち、既に落札業者が決定している、あるいはしていたとの情報がありますが、そのような事実はありますか。二、この工事について、他社の人と何らかの打ち合わせ、または話し合いをしたことがありますか。三、あったとすれば、どのような内容の打ち合わせ、または話し合いでしたか。 こういうことを聞くことになっているんですよね。もし談合して、つまり、談合というのは腹を割っていろいろ相談しておる。秘密にしとるということですな、これは。そういう秘密にしておったら、こんな質問に「はい、しております」と答えますか。本部長さんがおいでますけれども、捕らえてくれと言うのと同じですわな。こんな幼稚な質問をして、それで事足れりとするのであれば、談合マニュアルというのは、問題が起こったときの隠れみのにしかすぎないと思います。 そこで、この談合マニュアルをよく読んでみますと、私も今度初めて読んだんですが、よくできたところもあるんですよね。例えば入札執行前に情報が入ったとき、入札が済んで執行後に談合がわかったとき、さらに言えば、既に契約ができてしもうた場合と、三段階を決めておるわけ。 現段階、今の段階はどうかというと、入札が済んだ段階です。契約もまだ締結していない。そういう段階ですけれども、このマニュアルの第三というところに、「入札執行後、談合の事実が明らかと認められた場合には、入札を無効とする旨」と、こう書いてあるわけです。ちゃんと入札執行後も、おかしいなと思ったら無効にせないかんわけですね。そうでしょう。知事さん、あなたがつくられたんじゃ、これ。 今回のことについて言えば、私は実は関係部局の方といろいろお話を聞かせてもらいました。いきなりここに立ち至ったのではない。その結果、今回の場合は入札執行前にだんだんと言われて、一応、マニュアルどおり調べて、そしてドンピシャで当たっておった。普通なら、このときにこそもう一度調査委員会を開くべきじゃありませんか。執行権者である知事は「これ、談合心配ないんかい」と言うて、部下に対して確認をするべきじゃありませんか。しかるに、入札執行後はただの一度も調査委員会を開いていない。ただ、だんだんと前へ進めとるだけであります。 そこで、知事に一言お聞きします。明快な御答弁をお願いしたい。 十四業者を指名して、そして事前に戸田建設がとりますよと、こう言うてきておる。県民も皆知っとる。こういう中で談合情報どおりの結果が出たわけですけれども、ここで考えられるのは二つありますね。事実、談合があったんだということですよ。そういうことをだれでも思いますわな、これは。あるいはまた、十四業者が偶然こうなったんだと。こういうことですね。偶然と思われますか。談合があったと思われますか。あなたは県政執行の責任者として県税をどーんとつぎ込むんですから、ちゃんとお答えいただきたい。十四業者でたまたま偶然なのか、それとも、これはやはりちょっとおかしかったか。 全く同様の質問を県警本部長さんにお願いしたいと思います。当然、重大な関心をお持ちのはずだと存じますがゆえに、また本席御列席でありますので、お聞きしたいのですが、このようなケースの場合、やはり怪しいなとお考えになるのがプロの感覚でしょうか。偶然の方が正しいんでしょうか、御所見をお伺いしたい。 以上ですけれども、明快な御答弁をお願いします。   (幸田企画調整部長登壇) ◎企画調整部長(幸田雅治君) 今回の入札に当たりましては、入札前に入札に参加しようとする者に対して事情聴取を行っておりますし、入札時におきましては、各企業体に談合行為を行っていない旨の誓約書を出していただく。また、工事費の内訳書の提出ということで、その内容についても種々確認の上、落札の業者を決定したところでございまして、その種々確認作業の中で談合ということは確認できなかったということでございます。 以上のことから、今回の入札は適正に行われたものと考えております。   (小野警察本部長登壇) ◎警察本部長(小野正博君) 談合についての御質問でございますが、談合罪は、入札の公正、また公正であるべき価額の阻害という点で重大な事犯であるというふうに考えております。警察といたしましては、そのような事犯を認知した場合は厳正に対処していくのは当然でございますが、先ほどの御質問は個別の案件についてのことでございますので、捜査の内容にわたる可能性もございますので、お答えをいたしかねますので、この点については御理解いただきたいと思います。   (久次米議員登壇) ◆九番(久次米圭一郎君) あと一問ありますので、簡潔に質問します。 知事がお答えにならなかった。残念ですね。同じ時期に県政に参画した。あなたは知事、私は一議員です。あなたは県庁の大きな組織を率いて重大な責任を持っておられる。議員の質問にお答えください。それこそ政治家たるのゆえんだと思いますよ。世間であるいはいわく、「知事は清潔でええ人や。しかしな……。」ということを言いよんですね。つまりあなたは疑われていないかもしらんけれども、陰でだれかがやっとるのをようとめんとか。見て見ぬふりをしているかもしらんと、こういうふうに見られているわけです。これは率直に申し上げますけれども。もしそうでなければ、さっきの質問に答えてください。 三回も同じようなことが偶然で起こりますか。たしか最初の阿南養護学校の工事は十九業者ですよ。ドンピシャリで十九分の一の確率ですわな。今回は十四分の一の確率。そこでおかしいなと思って、入札を無効にしてやり直すというのが、血税を執行する者の立場じゃありませんか。今回においても、今からでも遅くはありません。ぜひ入札の無効を宣言してやり直してください。やる意思があるかないか。これは部長じゃなしに知事だろうな。まさか東京から来ておるあなたが答えることではないわ。選挙で選ばれた執行権者が答えていただきたい。 いま一つです。せっかくの機会でありますので、この種のことを防ぐには、全国的な論議の中で結論が出ているんですよ。それは、指名競争入札じゃなしに条件つきの一般競争入札ですれば、こういう問題は起こらんということに。県でも二十一億六千万円以上については現在も一般競争入札をやっとるわけですけれども、この金額をせめて十億円程度まで引き下げますと、問題は一挙に解決するわけですね。 私の調査によれば、全国でそういうことを実行しておる県が多数あります。たしか十五県ぐらいあるように聞いております。四国四県全体を見てみても、高知、愛媛、香川の他の三県はすべて条件つき一般競争入札を十億円というレベルに引き下げております。知事はこの点について今後そうしようと、他の県並みにしようと、こういう意思があるかないか、明快な御答弁をお願いします。この二点。 それから、しきりに公正取引委員会と言われましたけれども、これぐらい一般の県民にとっては、つまり税金の負担者にとってはわかりにくい役所はありません。そして、その役所は香川県にあるんですよね。高松市に。皆さんも知らんだろう、どこにあるか、何をしよんか。そして、事前の総務委員会において県側の答弁を私聞いてみますと、業者を集めて、談合情報があったぞと、目を見張っとってくれよということを公正取引委員会に言うたから、それに恐れをなしてちゃんとするだろう。こういう答弁をしとるんですよ。もし同様の趣旨であれば、高松市の公正取引委員会まで言う必要はありません。県庁のすぐ隣に県警本部があるんですから、ここにこそ連絡をするべきだと思います。 この点について、紅一点の公安委員長の御所見をひとつお願いを申し上げます。 以上です。   (圓藤知事登壇) ◎知事(圓藤寿穂君) 今回執行いたしました野外交流の郷整備事業工事の入札につきまして、自主結成方式による共同企業体の採用を行いまして、いろいろな談合情報がありましたわけでございますが、そういった談合情報に対しましても、談合情報対応マニュアルというものを厳正に適用するなどによりまして、入札は適正に執行されたものと考えております。 しかしながら、この談合情報がもたらされたことによりまして、さまざまな憶測を招いているということはまことに残念に思っております。この公共工事の入札は公正でなければなりませんし、この公正さは適正な競争と透明な手続を通じて生み出されるものというふうに考えておりますが、これまで以上に透明性が高く、競争の原理が働きやすい制度や、またその運用方法などにつきまして、入札制度検討委員会というのがございますが、今後、そこにおきましてさらに検討を行いまして、積極的な対応を図ってまいりたいと、このように考えております。 それから、一般競争入札の対象範囲の拡大というようなことにつきましては、関係者の意見もよく聞き、全国の状況もよく見て、よく検討してみたいと思います。   (北野公安委員長登壇) ◎公安委員長(北野亮子君) お答えいたします。 私、公安委員長として警察を管理・運営する立場にございますが、県警察は適正に警察行政を行っていると考えております。詳細、何かありましたら、本部長がお答えしたいと思います。   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 以上をもって、通告による質疑は終わりました。 これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案中、「議案第十号・平成七年度徳島県病院事業会計決算の認定についてより第十四号に至る五件」を除く各議案は、お手元に御配布いたしてあります「議案付託表」のとおり、それぞれの常任委員会に付託いたします。   ──────────────────────── △議案付託表  (参照)委員会名議案番号付 託 事 項ページ総務 委員会第一号平成八年度徳島県一般会計補正予算(第一号)  第一条第一表 歳入歳出予算補正中   総務部   企画調整部   出納課   公安委員会   選挙管理委員会   人事委員会   議会に関するもの  第三条第三表 債務負担行為補正中   総務部に関するもの  第四条第四表 地方債補正 一-四・六 一・七 一・八第七号徳島県自動車運転免許試験場使用料徴収条例の一部改正について一九第八号野外交流の郷(仮称)整備事業工事県南部第一分割の請負契約について二一・二二経済 委員会第一号平成八年度徳島県一般会計補正予算(第一号)  第一条第一表 歳入歳出予算補正中   商工労働部   農林水産部に関するもの  第三条第三表 債務負担行為補正中   商工労働部   農林水産部に関するもの 一-五 一・七文教厚生 委員会第一号平成八年度徳島県一般会計補正予算(第一号)  第一条第一表 歳入歳出予算補正中   保健福祉部   環境生活部   教育委員会に関するもの 一-六第四号徳島県優生保護相談所の設置及び管理に関する条例の廃止について一三第五号徳島県病院事業の設置等に関する条例の一部改正について一五第六号徳島県製薬指導所の設置及び管理に関する条例の一部改正について一七土木 委員会第一号平成八年度徳島県一般会計補正予算(第一号)  第一条第一表 歳入歳出予算補正中   土木部に関するもの  第二条第二表 継続費補正  第三条第三表 債務負担行為補正中   土木部に関するもの 一-三・五 一・七 一・七・八第二号平成八年度徳島県県営住宅敷金等管理特別会計補正予算(第一号)九・一〇第三号平成八年度徳島県電気事業会計補正予算(第一号)一一第九号県単独港湾整備工事橘マリンブリッジ上部工の請負契約の変更請負契約について二三   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 次に、日程第三、「請願取り下げの件」を議題といたします。 同和・環境保全対策特別委員会に付託してあります「請願第七号・阿南市福井町久保野地区における産業廃棄物処理施設設置計画反対について及び請願第八号の計二件」につきましては、提出者から、取り下げをいたしたい旨の願い出があります。 お諮りいたします。 以上の二件は、これを願い出のとおり許可することに御異議ございませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長(湊庄市君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 次に、議長あて提出のありました請願・陳情は、お手元に御配布いたしてあります「請願・陳情文書表」のとおりであります。 これをそれぞれの常任委員会に付託いたします。   ──────────────────────── △請願・陳情文書表(常任委員会)  (参照)   総務委員会   (請 願)受理番号受理 年月日件名・要旨
    (紹介議員氏名)提出者住所氏名一〇一平成八 一〇・一地方事務官の身分移管等について  社会保険や国民年金行政に従事する地方事務官の行政と身分を都道府県に移管することを求める意見書を国に提出願いたい。(長池武一郎 橋本弘房 谷口 修) (木内信恭 榊 武夫 大田 正) (冨浦良治 庄野昌彦)自治労徳島県本部  執行委員長   松 崎 清 治一〇三一〇・一消費税増税の中止及び生活必需品非課税化等について  消費税に関し、次の事項を求める意見書を国に提出願いたい。   ① 消費税増税を中止すること。   ② 当面、食料品など生活必需品をただちに非課税にすること。   ③ 消費税は廃止すること。(山田 豊)消費税の廃止を求める徳島県各界連絡会  代表者   林   みす子      外 一名   (陳 情)受理番号受理 年月日件名・要旨提出者住所氏名九三平成八  八・五船員の洋上投票実現について  長期航海のため、選挙権の行使が出来ない船員の洋上投票実現を求める意見書を国に提出願いたい。洋上投票実現の会  会長   菅 原   雅   経済委員会   (請 願)受理番号受理 年月日件名・要旨 (紹介議員氏名)提出者住所氏名九七平成八 九・二六労働基準法の改正について  男女ともに人間らしく働くために、労働基準法に関し、次の事項を求める意見書を国に提出願いたい。 ① 早期に労働時間を一日七時間・週三五時間とし、当面、現行労働基準法の一日八時間・週四〇時間を賃下げなしですべての職場に実施すること。 ② 時間外労働の上限を一日二時間、週五時間、年間一二〇時間に規制すること。 ③ 変形労働時間は原則廃止すること。 ④ みなし労働時間制を廃止すること。 ⑤ 深夜労働は男女ともに原則として禁止し、やむをえない深夜労働は、深夜労働の業種を特定し、時間・回数等を規制するとともに、労働時間を昼日勤務者より短縮すること。(山田 豊)徳島県労働組合総連合  女性部長   松 田 悦 子九八九・二六男女雇用機会均等法等の改正について  男女雇用機会均等法等の改正に関し、次の事項を求める意見書を国に提出願いたい。 ① 労働基準法における女子保護規定「深夜・時間外・休日労働の禁止・制限」を緩和・撤廃しないこと。 ② 男女雇用機会均等法の「事業主の努力義務」となっている募集・採用、配置・昇進の男女差別を禁止規定とし、間接差別やセクシャルハラスメントの禁止も明文化し、違反に制裁・罰則規定を設けること。 ③ 女子差別救済のために実効ある苦情処理・救済機関を設けること。 ④ ILO一五六号条約(家族的責任を有する男女労働者の機会及び待遇の均等に関する条約)の実行をすすめ、一七五号条約(パートタイム労働に関する条約)を早期に批准すること。(山田 豊)新日本婦人の会徳島県本部  代表者   石 躍 芳 江九九九・二六男女雇用機会均等法等の改正について  男女雇用機会均等法等の改正に関し、次の事項を求める意見書を国に提出願いたい。 ① 男女雇用機会均等法の募集・採用、配置・昇進の努力義務規定を禁止規定とすること。 ② 禁止される差別を「性差別」及び「家庭責任を理由とする差別」とし、性差別には「間接差別」及び「セクシャルハラスメント」が含まれることを明らかにすること。 ③ 男女雇用機会均等法の調停制度を廃止し、実効ある救済機関を設置すること。 ④ 労働基準法の女子保護規定の緩和・撤廃を行わず、ILO条約の国際的労働基準にそって、時間外規制や深夜業規制を強化すること。(山田 豊)ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク  代表者   荒 津 啓 子一〇七一〇・二男女雇用機会均等法等の改正について  男女が共に人間らしく健康で働き続けることができるよう、男女雇用機会均等法等の改正に関し、次の事項を求める意見書を国に提出願いたい。 ① 「募集・採用」及び「配置・昇進」はじめ雇用の全ステージにおける男女差別を禁止し、制裁を含む強行規定とすること。 ② 「行政上の独立の権限をもつ救済機関」を設置し、その構成は労働者、使用者及び公益の各代表による三者とすること。 ③ 職場における性的嫌がらせを禁止する措置を盛り込むこと。 ④ 女性が少ない職種への女性の進出など積極的平等政策を導入すること。 ⑤ 男女賃金差別是正のために労働基準法を強化すること。(木内信恭 榊 武夫 大田 正) (冨浦良治 庄野昌彦)日本労働組合総連合会徳島県連合会女性委員会  委員長   小 浜 綾 子   文教厚生委員会   (請 願)受理番号受理 年月日件名・要旨 (紹介議員氏名)提出者住所氏名一〇二平成八 一〇・一公立小・中学校事務職員及び栄養職員給与費国庫負担制度の堅持について  公立小・中学校事務職員及び栄養職員給与費国庫負担制度を堅持することを求める意見書を国に提出願いたい。(木内信恭 榊 武夫 大田 正) (冨浦良治 庄野昌彦)徳島県教職員組合  委員長   生 田 治 夫   (陳 情)受理番号受理 年月日件名・要旨提出者住所氏名九四平成八 八・二七ストップフロン法の早期制定について  オゾン層保護のため、ストップフロン法の早期制定を求める意見書を国に提出願いたい。徳島アースフォーラム実行委員会  末 永 和 幸一〇〇九・三〇インスリン依存型糖尿病(小児慢性特定疾患の一疾病)の県費助成について  インスリン依存型糖尿病の子供達は、インスリン注射や食事療法等の厳しい自己管理に加え、低血糖発作等の不安を抱えて生活しているため、子供達が安心して治療継続ができるように、県の制度として可能な限りインスリン依存型糖尿病医療費助成の対象年齢の拡大が行われるよう配慮願いたい。徳島市八万町大坪  東   陽 子     外 五名   土木委員会   (陳 情)受理番号受理 年月日件名・要旨提出者住所氏名九六平成八  九・九吉野川の第十堰改築反対について  吉野川の第十堰改築については、徳島市国府町佐野塚地区の地下水位上昇による農作物への被害が懸念されること等のため、当該改築が行われないよう配慮願いたい。徳島市国府町佐野塚・第十堰を考える会  会長   山 下 重 夫一〇四一〇・二徳島県営鳴門陸上競技場の改修について  県営鳴門陸上競技場において、天皇杯等のサッカーの公式戦を開催すること等のため、次の事項が実現されるよう配慮願いたい。 ① 競技場となる芝生部分の面積を縦一〇六メートル、横六九メートルに拡大するとともに、フィールド内のサッカー競技等に支障となる設備等を移動すること。 ② 観客席を二万席以上にするため、バックスタンドを固定席に改修すること。 ③ 照明装置を一五〇〇ルクス以上に改善すること。徳島県サッカー協会  会長   川 端 茂 夫      外一九名一〇五一〇・二鳴門陸上競技場の改修について  鳴門陸上競技場については、二〇〇二年のワールドカップ参加チームのキャンプ地として利用されること及び地元サッカーチームがJリーグ二部に昇格すること等のため、当競技場が早期に改修されるよう配慮願いたい。大塚FCヴォルティス徳島サポーターズクラブ  代表   浜 口   斉一〇六一〇・二鳴門陸上競技場の改修等について  鳴門陸上競技場の改修等については、プロサッカーチームの公式戦やキャンプの誘致を図るため、一九九八年三月までに着工されるよう配慮願いたい。(社)日本青年会議所徳島ブロック協議会  会長   中 川 正 道   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 次に、お諮りいたします。 「陳情第九十二号・紀淡連絡道路建設促進について」につきましては、特定交通対策特別委員会に、「陳情第九十五号・同和特別対策の法期限内での終結と一般対策の充実について」につきましては、同和・環境保全対策特別委員会にそれぞれ付託いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長(湊庄市君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。   ──────────────────────── △請願・陳情文書表(特別委員会)  (参考)   特定交通対策特別委員会   (陳 情)受理番号受理 年月日件名・要旨提出者住所氏名九二平成八 七・一七紀淡連絡道路建設促進について  太平洋新国土軸の形成等を図るため、紀淡連絡道路の建設について次の事項が実現されるよう配慮願いたい。 ① 紀淡連絡道路の調査を促進し、早期事業化を図ること。 ② 紀淡連絡道路を広域幹線道路として、国道路線に指定すること。 ③ 紀淡連絡道路について、豊富な経験と高度な技術を有する本州四国連絡橋公団の積極的な活用を図ること。 ④ 紀淡連絡道路及び関連する広域道路網の整備推進について、所要の事業費を確保すること。紀淡連絡道路建設徳島県推進協議会  会長   岡 元 大 三   同和・環境保全対策特別委員会   (陳 情)受理番号受理 年月日件名・要旨提出者住所氏名九五平成八  九・二同和特別対策の法期限内での終結と一般対策の充実について  部落問題の解決を図るため、次の事項が実現されるよう配慮願いたい。
    ① 同和特別対策は法期限内に終結すること。 ② 全住民を対象とする一般対策の充実、底上げを図ること。 ③ 部落解放基本法制定などの国への要望は行わないこと。全国部落解放運動連合会徳島県連  委員長   西 野 敬 信   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) お諮りいたします。 明十月四日、十月七日、十月九日及び十月十一日の計四日間は委員会開会のため、十月八日及び十月十四日の二日間は議事の都合により、十月十五日は議案調査のため、それぞれ休会といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長(湊庄市君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 十月五日、十月六日、十月十日、十月十二日及び十月十三日の計五日間は県の休日のため休会、十月十六日再開いたします。   ──────────────────────── ○議長(湊庄市君) 本日は、これをもって散会いたします。      午後五時五分散会   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━...