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06月26日-01号

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  1. 徳島県議会 1995-06-26
    06月26日-01号


    取得元: 徳島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-04
    平成 7年 6月定例会   平成七年六月徳島県議会定例会会議録(第一号) 徳島県告示第四百六十六号  平成七年六月徳島県議会定例会を次のとおり招集する。   平成七年六月十九日            徳島県知事  圓 藤 寿 穂  一 期日 平成七年六月二十六日  二 場所 徳島市 徳島県庁   ────────────────────────   議 員 席 次     一  番     岡  本  富  治 君     二  番     藤  田     豊 君     三  番     橋  本  弘  房 君     四  番     山  田     豊 君     五  番     長  池  武 一 郎 君     六  番     谷     善  雄 君     七  番     森  本  尚  樹 君     八  番     庄  野  昌  彦 君     九  番     冨  浦  良  治 君     十  番     大  西  章  英 君     十一 番     久 次 米  圭 一 郎 君     十二 番     樫  本     孝 君     十三 番     来  代  正  文 君     十四 番     猿  瀧     勝 君     十五 番     竹  内  資  浩 君     十六 番     福  山     守 君     十七 番     西  沢  貴  朗 君     十八 番     吉  田  忠  志 君     十九 番     北  島  勝  也 君     二十 番     杉  本  直  樹 君     二十一番     佐  藤  圭  甫 君     二十二番     長  尾  哲  見 君     二十三番     亀  井  俊  明 君     二十四番     遠  藤  一  美 君     二十五番     柴  田  嘉  之 君     二十六番     児  島     勝 君     二十七番     原     秀  樹 君     二十八番     川 真 田  哲  哉 君     二十九番     俵     徹 太 郎 君     三十 番     大  田     正 君     三十一番     榊     武  夫 君     三十二番     平  岡  一  美 君     三十三番     四  宮     肇 君     三十四番     近  藤  政  雄 君     三十五番     湊     庄  市 君     三十六番     木  村     正 君     三十七番     元  木     宏 君     三十八番     中  谷  浩  治 君     三十九番     大  西     仁 君     四十 番     阿  川  利  量 君     四十一番     谷  口     修 君     四十三番     木  内  信  恭 君   ──────────────────────── 平成七年六月二十六日    午前十時三十七分開会      出席議員計四十二名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     岡  本  富  治 君     二  番     藤  田     豊 君     三  番     橋  本  弘  房 君     四  番     山  田     豊 君     五  番     長  池  武 一 郎 君     六  番     谷     善  雄 君     七  番     森  本  尚  樹 君     八  番     庄  野  昌  彦 君     九  番     冨  浦  良  治 君     十  番     大  西  章  英 君     十一 番     久 次 米  圭 一 郎 君     十二 番     樫  本     孝 君     十三 番     来  代  正  文 君     十四 番     猿  瀧     勝 君     十五 番     竹  内  資  浩 君     十六 番     福  山     守 君     十七 番     西  沢  貴  朗 君     十八 番     吉  田  忠  志 君     十九 番     北  島  勝  也 君     二十 番     杉  本  直  樹 君     二十一番     佐  藤  圭  甫 君     二十二番     長  尾  哲  見 君     二十三番     亀  井  俊  明 君     二十四番     遠  藤  一  美 君     二十五番     柴  田  嘉  之 君     二十六番     児  島     勝 君     二十七番     原     秀  樹 君     二十八番     川 真 田  哲  哉 君     二十九番     俵     徹 太 郎 君     三十 番     大  田     正 君     三十一番     榊     武  夫 君     三十二番     平  岡  一  美 君     三十三番     四  宮     肇 君     三十四番     近  藤  政  雄 君     三十五番     湊     庄  市 君     三十六番     木  村     正 君     三十七番     元  木     宏 君     三十八番     中  谷  浩  治 君     三十九番     大  西     仁 君     四十 番     阿  川  利  量 君     四十一番     谷  口     修 君     四十三番     木  内  信  恭 君   ────────────────────────  出席職員職氏名     事務局長     牧  田     久 君     次長       東     憲  司 君     議事課長     高  岡  茂  樹 君     調査課長     松  本  竹  生 君     議事課課長補佐  浜  本  道  男 君     調査課課長補佐  中  田  良  雄 君     議事係長     木  村  輝  行 君     事務主任     山  口  久  文 君     主事       香  川  和  仁 君     同        林     泰  右 君     主事       田  幡  敏  雄 君     同        河  内  か ほ り 君   ────────────────────────  列席者職氏名     知事       圓  藤  寿  穂 君     副知事      滝  沢  忠  徳 君     出納長      折  野  國  男 君     企業局長     宮  本     清 君     審議監      内  藤  康  博 君     総務部長     佐 々 木  豊  成 君     企画調整部長   幸  田  雅  治 君     保健福祉部長   齋  藤  喜  良 君     環境生活部長   森     一  喜 君     商工労働部長   古  川  文  雄 君     農林水産部長   石  島  一  郎 君     土木部長     山  中     敦 君     財政課長     緒  方  俊  則 君     財政課課長補佐  大  竹  将  夫 君   ────────────────────────     教育委員長    河  野  博  章 君     教育長      坂  本  松  雄 君   ────────────────────────     人事委員長    大 久 保  久  夫 君     人事委員会事務局長江  川  徹  也 君   ────────────────────────     公安委員長    鈴  江  襄  治 君     警察本部長    中  村     薫 君   ────────────────────────     代表監査委員   藤  井     格 君     監査事務局長   尾  方  敬  二 君   ────────────────────────  議 事 日 程   第一号   平成七年六月二十六日(月曜日)午前十時三十分開会 第一 会議録署名者指名          (三   名) 第二 会期決定の件             (十九日間) 第三 議案自第一号至第十二号、計十二件   (提出者説明)   ──────────────────────── ○議長湊庄市君) ただいまより、平成七年六月徳島県議会定例会開会いたします。   ──────────────────────── ○議長湊庄市君) これより本日の会議を開きます。   ──────────────────────── ○議長湊庄市君) 日程に入るに先立ち、諸般報告をいたします。 まず、議長会関係等について申し上げます。 去る五月二十二日、本県において四国県議会正副議長会議が、六月八日には、香川県において中国四国県議会正副議長会議が、六月十三日には、東京都において全国都道府県議会議長会臨時総会がそれぞれ開催され、「四国縦貫横断自動車道等整備促進について」を初め、地方行政上の当面する諸問題について協議を行い、関係方面善処方を要望いたした次第であります。 次に、去る五月二十一日、広島県において、「宇宙から平和が見える森づくり」をテーマに開催されました第四十六回全国植樹祭出席いたした次第であります。 また、財政窮乏対策県議会議長協議会役員会及び総会並びに都道府県議会議員共済会代議員会等の諸会合にも出席した次第であります。 次に、監査委員から、本年四月に実施した定期監査の結果について、議長あて報告書提出されておりますので、御報告いたしておきます。 次に、知事から、お手元に御配布のとおり、議案等提出通知がありましたので、御報告いたしておきます。   ──────────────────────── △財第260号  (参照)                          財第260号                      平成7年6月26日 徳島県議会議長 湊   庄 市 殿                徳島県知事 圓 藤 寿 穂   平成7年6月徳島県議会定例会議案について(提出)  このことについて,別添のとおり提出します。   ────────────────────────      平成7年6月徳島県議会定例会提出議案 第 1 号 平成7年度徳島一般会計補正予算(第1号) 第 2 号 徳島吏員恩給条例等の一部改正について 第 3 号 精神保健法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例整備に関する条例の制定について 第 4 号 徳島駐車場設置及び管理に関する条例の一部改正について 第 5 号 徳島県営住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について 第 6 号 徳島高等学校定時制課程及び通信制課程修学奨励金貸与条例の一部改正について 第 7 号 徳島警察職員の特別ほう賞金の支給に関する条例の一部改正について 第 8 号 徳島北灘線道路改築工事矢応神橋上部工第3分割の請負契約変更請負契約について 第 9 号 マリンピア沖洲CFS新築工事のうち建築工事請負契約について 第 10 号 徳島県立脇町高等学校体育館改築工事のうち建築工事請負契約について 第 11 号 小勝島公園線道路局部改良工事鍋浦トンネル請負契約について 第 12 号 不動産の取得について 報告第1号 平成6年度徳島継続費繰越計算書について 報告第2号 平成6年度徳島繰越明許費繰越計算書について 報告第3号 平成6年度徳島県事故繰越し繰越計算書について 報告第4号 平成6年度徳島電気事業会計予算繰越計算書について 報告第5号 平成6年度徳島土地造成事業会計予算繰越計算書について 報告第6号 損害賠償交通事故)の額の決定及び和解に係る専決処分報告について   ──────────────────────── ○議長湊庄市君) 次に、知事教育委員長人事委員長公安委員長及び代表監査委員から、お手元に御配布のとおり、説明者委任通知がありましたので、御報告いたしておきます。   ──────────────────────── △財第263号  (参照)                          財第263号                      平成7年6月26日 徳島県議会議長 湊   庄 市 殿                徳島県知事 圓 藤 寿 穂        説明者委任について(通知)  平成7年6月徳島県議会定例会説明のため出席することを,次の者に委任したので通知します。        副知事      滝  沢  忠  徳        出納長      折  野  國  男        企業局長     宮  本     清        審議監      内  藤  康  博        総務部長     佐 々 木  豊  成        企画調整部長   幸  田  雅  治        保健福祉部長   齋  藤  喜  良        環境生活部長   森     一  喜        商工労働部長   古  川  文  雄        農林水産部長   石  島  一  郎        土木部長     山  中     敦        財政課長     緒  方  俊  則        財政課課長補佐  大  竹  将  夫   ──────────────────────── △教企第54号                          教企第54号                      平成7年6月26日 徳島県議会議長 湊   庄 市 殿          徳島教育委員会委員長 河 野 博 章        説明者委任について(通知)  平成7年6月26日開会徳島県議会定例会説明のため出席することを,次の者に委任したので通知します。        教育長      坂  本  松  雄   ──────────────────────── △人委第287号                          人委第287号                      平成7年6月26日 徳島県議会議長 湊   庄 市 殿          徳島人事委員会委員長 大久保 久 夫        説明者委任について(通知)  平成7年6月26日開会徳島県議会定例会説明のため出席することを,次の者に委任したので通知します。        事務局長     江  川  徹  也   ──────────────────────── △徳公委第99号                         徳公委第99号                      平成7年6月26日 徳島県議会議長 湊   庄 市 殿          徳島公安委員会委員長 鈴 江 襄 治        説明者委任について  平成7年6月徳島県議会定例会説明のため出席することを,次の者に委任したので通知します。        警察本部長    中  村     薫   ──────────────────────── △徳監第157号                          徳監第157号                      平成7年6月26日 徳島県議会議長 湊   庄 市 殿            徳島代表監査委員 藤 井   格        説明者委任について(通知)  平成7年6月26日開会徳島県議会定例会説明のため出席することを,次の者に委任したので通知します。        監査事務局長   尾  方  敬  二   ──────────────────────── ○議長湊庄市君) 次に、知事から、お手元に御配布のとおり「法人経営状況等説明する書類」の提出がありましたので、御報告いたしておきます。   ──────────────────────── △財第261号  (参照)                          財第261号                      平成7年6月26日 徳島県議会議長 湊   庄 市 殿                徳島県知事 圓 藤 寿 穂   地方自治法第221条第3項の法人経営状況等説明する書類について(提出)  地方自治法第243条の3第2項の規定により,同法第221条第3項に規定する次の法人について,その経営状況説明する書類及び同法第243条の3第3項の規定により,同法第221条第3項に規定する信託について,住友信託銀行株式会社及び安田信託銀行株式会社信託に係る事務処理状況説明する書類を別冊のとおり提出します。  財団法人 徳島鳴門競艇収益金町村振興基金  財団法人 徳島青少年協会  財団法人 徳島福祉基金  財団法人 とくしま“あい”ランド推進協議会  財団法人 徳島県総合健診センター  財団法人 徳島同和対策推進会  財団法人 沖洲環境センター  財団法人 徳島郷土文化会館  財団法人 徳島文化振興基金  財団法人 徳島国際交流協会  財団法人 徳島地域産業技術開発研究機構  財団法人 徳島中小企業振興公社  財団法人 徳島勤労総合福祉センター  財団法人 徳島農業開発公社  財団法人 徳島林業労働対策基金  社団法人 徳島林業公社  財団法人 徳島水産振興公害対策基金  財団法人 徳島土木技術協会  徳島土地開発公社  財団法人 徳島公園緑地協会  徳島県住宅供給公社  財団法人 徳島埋蔵文化財センター  財団法人 徳島総合運動公園協会  財団法人 徳島スポーツ振興事業団  財団法人 徳島暴力追放県民センター  財団法人 徳島企業公社   ──────────────────────── ○議長湊庄市君) 諸般報告は、以上であります。   ──────────────────────── ○議長湊庄市君) これより本日の日程に入ります。 日程第一、「会議録署名者指名」を行います。 会議録署名者は、議長において、     元  木     宏  君     俵     徹 太 郎  君     榊     武  夫  君の三君を指名いたします。   ──────────────────────── ○議長湊庄市君) 次に、日程第二、「会期決定の件」を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会会期は、本日から七月十四日までの十九日間といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長湊庄市君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は、本日から七月十四日までの十九日間と決定いたしました。   ──────────────────────── ○議長湊庄市君) 次に、日程第三、「議案第一号・平成七年度徳島一般会計補正予算(第一号)より第十二号に至る十二件」を議題といたします。 以上の十二件について、提出者説明を求めます。 圓藤知事。   (圓藤知事登壇) ◎知事圓藤寿穂君) 本日、六月県議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙中にもかかわりませず御出席をいただき、まことにありがとうございます。 今議会は、統一選挙後初めての県議会定例会でありますので、提出議案の御説明に先立ち、改めて私の所信の一端を申し述べるとともに、県政における重要課題について御報告申し上げ、議員各位を初め県民皆様方の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。 私は知事就任に当たり、清潔、公正な県政県民に顔を向けた県政、チャレンジする県政を、基本的な政治姿勢として県民皆様方にお示しし、政策面におきましては、交流時代への確かな基礎づくり共生時代への着実な歩み、新しい地方時代へのたゆまぬチャレンジを基本方向に据えて、徳島時代を切り開くため、渾身の力を注いで、諸施策を展開してまいりました。 この間、県民各位の御協力のもとに四国縦貫自動車道藍住─脇間が開通し、また航空輸送面における徳島福岡線新規航路の開設や徳島東京線ダブルトラッキング化の実現、さらには海上交通面における沖洲マリンターミナルの完成など、交通ネットワーク整備、拡充につきましては、おおむね順調に推進されたものと考えております。 共生時代、新しい地方時代への対応に係る施策につきましても、自然と人間の共生を初め、いろいろな分野の共生を念頭において、多くの県民の方々と対話を重ねていく中で、ボランティア活動推進など、特に福祉環境面において独自の施策化に努めており、ぬくもりのある地域社会づくり個性的な徳島づくりに意を用いてきたところであります。 しかし私は、議員各位を初め関係者の御協力、御努力に深く感謝しつつも、決してこれまでの成果に満足し、これに安住しようとするものではありません。 社会変化は激しく、一つの目標が達成されたとしても、さらに予期しがたい状況が新たな課題を次々と発生させてまいります。 国家や都市の発展衰退の歴史にかんがみましても、今日の成功の要因が、あすにはしばしば衰退への足かせに変わってしまうのであります。 時代変化を鋭敏に察知するにとどまらず、それに応じてみずからを変革していくことこそ、持続する発展と繁栄を約束する一般法則ではないかと思うのであります。 私が申し上げております「画一から個性」、「模倣から創造」、「依存から自立」という三つの変化も、単に世の中が変わっていく方向を指し示すということにとどまるものではなく、こうした変化をとらえて、徳島県が、我々が、みずから変わっていかなければならないというところに、重点があることを御理解いただきたいと思います。 先般の地方分権推進法の成立は、こうした意味で、我が国欧米先進国にキャッチアップするために効率よく機能した中央集権システムが、成熟化しつつある我が国社会基本システムとして、もはや不合理であり、社会発展にマイナスに働くようになってきているという歴史的な認識に立つものであり、将来にわたって真に豊かな国となっていくために、避けて通ることのできない変革の第一歩として、大きな意義を認めるものであります。 この変革地方みずからの変革として受けとめること、これこそ、地方分権を単に、国の権限を少しでも地方に委譲してもらうという受け身の姿勢に陥ることなく、地方が、みずからの将来の姿をみずから描き、みずからの道を切り開いていく力を持つための道のりであるとの積極的な意義づけとなるものであります。 そして、この地方分権の担い手にふさわしいだけの力量を身につけるべく、地方はみずからにその心・技・体の充実を求めていく必要に迫られているところでありますが、私は、この地方の心・技・体のこれからのありようが、まさしく自立であり、創造であり、個性ということであろうと思いをいたすのであります。 自立の覚悟、自己責任を心がけ、多様な価値観を包含する成熟社会に対応できるたくましい創造力を技量として身につけ、その体全体で個性を発揮し魅力を演出する、こうした心・技・体を備えた地方を目指していくことが、真の地方時代に向けての私たちの心構えでなくてはならないと考えるのであります。 新しい地方時代を見据えながら、分権のためのいろんな風を地方から起こしていくこと、いわば分権の風おこしというものを、地方行政のあらゆる場面で繰り広げていくことが、地方分権への道筋であり、そして確実な歩みとなるはずだと思うのであります。 この認識のもとに、私は先月、各省庁に対しまして、従来の予算の優先配分に重点を置いた要望活動とは異なる新たな視点に立ち、地域の実情に裏打ちされた県独自の政策提案を行ったところであります。 今後におきましても、地域の声を国の施策に反映させるような情報発信型の取り組みをより一層強化するとともに、あすの地域づくりを担う人材を育てるための異分野との人事交流の積極的な展開や、独自の政策創造の仕組みづくりの一環としての政策研究組織、いわゆるシンクタンクのあり方の検討など、新しい地方時代に向けての万全の準備を進めていく所存であります。 さて、一九九五年は戦後五十年という特別な年であり、二十世紀の終わり二十一世紀まであと五年余りという時代の転換期に当たります。 奇しくも我が国においては、一月の阪神・淡路大震災、三月の地下鉄サリン事件などオウム真理教にまつわる事件、四月の東京市場における円の対ドルレートが一時八十円を割るという超円高などに対して、政治や行政や経済を規定してきた、これまでの我が国のシステムそのものが、うまく機能しなかったことから、時代の先行きに対する不透明感、不安感が広まりつつあるのが、現在の状況であります。 内外価格差の拡大、産業空洞化のおそれ、雇用不安そして急速な高齢化など、これらはいずれもシステムの変革とあわせて解決を図っていかなければならない構造的な問題であります。 このような厳しい環境下にはありますが、徳島に生きる私たちは、目前に近づいた明石海峡大橋の開通や高速交通体系の整備といった広域交流基盤を通して、輝かしい未来への透視図を手繰り寄せる努力を怠ってはなりません。 私は、来るべき二十一世紀に向けて、八十三万県民の英知を集め、県議会議員の皆様方と力を合わせ、躍動感のある個性的で魅力あふれる徳島づくりのため、持てる力のすべてを注いでまいる決意でありますので、議員各位を初め、県民皆様方の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。 次に、当面する県政重要課題について諸般報告と私の所信を申し上げたいと存じます。 第一点は、新長期計画についてであります。 新しい長期計画につきましては、二十一世紀初頭の世界と日本を展望しつつ、明石海峡大橋や高速自動車道路網の完成がもたらす徳島の可能性を掘り起こし、その実現に向けた道筋を明らかにするため、その策定に着手したところであります。 前段申し上げましたとおり、地方分権の大きなうねりの中で、地方の主体性が重視され、自己責任に基づく新たな社会の枠組みが求められる今日、これからの地域づくりにおいては、それぞれの地域で、それぞれの住民がみずから知恵を絞り、汗を流してみずからの責任で取り組むことが極めて重要であると考えます。 このようなことから、新しい長期計画には、県民の英知と夢を結集したいと考えており、私自身が幅広い県民の方々とひざを交え、直接御意見をお聞きしたり、対話を重ねるとともに、計画の内容を形づくっていく中で、県民の新鮮な創意を取り入れたものとなるよう工夫を行い、県民参加の計画づくりを進めてまいります。 また、本県は、それぞれの地域において豊かな自然、独自の文化など多くの魅力に恵まれていることから、新しい時代徳島づくりに当たっては、地域の特性や資源を十分認識し、それを生かした発展方向を明らかにすることが必要であると考えます。 このため、新しい長期計画では、新たに地域別計画をつくるなど、魅力ある地域づくりに結びつくよう、地域の個性を重視した計画づくりを進めてまいります。 私は、以上のような考えを基本とし、この長期計画を「県民主役の県づくり」への羅針盤と位置づけ、議員各位の御意見も十分拝聴しながら、県民共通の目標となる計画としてつくり上げてまいりたいと考えております。 第二点は、基幹交通体系の整備についてであります。 まず、高速自動車道の整備についてであります。 四国縦貫自動車道の徳島─藍住間につきましては、日本道路公団から、来る八月九日に供用を開始する旨の発表がなされたところであり、いよいよ高速道路が県都徳島市に直結することになります。 これもひとえに、用地関係者皆様方を初め、地元関係者の方々や関係市・町当局の御協力、国及び日本道路公団の御尽力、そして議員各位の御支援のたまものであると深く感謝いたしております。 また、脇─川之江間の進捗状況でありますが、用地取得につきましては、先月末までに脇─美馬間で約九六%、美馬─川之江間で約五三%に相当する面積が契約済みであります。 工事発注につきましては、脇─美馬間が一〇〇%、美馬─川之江間が約四二%であり、脇─美馬間の工事進捗率は約二四%の状況にあります。 現在、引き続き残る用地取得の促進と、契約済み家屋・墓地の移転、埋蔵文化財調査の早期完了等に全力を傾注しておりますが、こうした課題の現状と今後の見通しを考慮した結果、脇─川之江間全体の平成九年度末の供用は、極めて困難な状況となっております。 しかしながら、四国縦貫自動車道が県勢の発展を支える広域交通ネットワークの骨格をなすものであることから、この区間の整備を進め、早期の供用を図ることは、本四直結の効果を高め、交流時代の実現を推進する上で、最優先の課題であります。 今後とも日本道路公団と連携を密にし、一日も早い供用開始に向けて、県の総力を挙げ最大限の努力を重ねてまいる所存でありますので、さらなる御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。 次に、四国横断自動車道の鳴門─津田間につきましては、すべての地区で測量や地質調査が完了し、日本道路公団においては、交差する道路や河川等の管理者との協議に着手しており、今年度後半の設計協議開始を目指し、図面の作成を急いでおります。 県といたしましても、これらの作業が円滑に進み、事業の促進が図られますよう、関係市・町ともども日本道路公団に協力してまいりたいと考えております。 また、昨年十一月に都市計画決定を行いました小松島─鳴門間を含む、阿南─鳴門間につきましては、次期国土開発幹線自動車道建設審議会が早期に開催され、整備計画区間に格上げされますよう、あらゆる機会を通じて、国に要望してまいりたいと考えております。 次に、地域高規格道路についてであります。 地域高規格道路につきましては、国等に対し積極的に働きかけを行ってまいりましたところ、地域高規格道路の計画路線に指定されていた阿南安芸自動車道及び徳島環状道路について、去る四月二十八日に整備区間の指定がありました。 このうち、阿南安芸自動車道につきましては、阿南市から海部郡日和佐町までの延長約九キロメートルの区間が指定されております。 この区間は、一般国道五十五号日和佐道路として、今年度、新規に事業着手されておりますが、今後は地域高規格道路としての整備を促進するとともに、異常気象時通行規制区間の早期の解消を目指すため、事業主体である国に対し積極的に協力し、事業促進に努めてまいります。 また、徳島環状道路につきましては、合計二区間、延長約十キロメートルが整備区間に指定されました。 この区間は、供用中の末広有料道路並びに事業中の一般国道百九十二号徳島南環状道路及び県道徳島環状線の国府工区であります。 地域間交流を進めていく上で、大動脈としての地域高規格道路の早期整備はぜひ必要でありますので、今後積極的にこれら整備区間の事業促進を図ってまいりたいと考えております。 次に、その他の道路網の整備についてであります。 幹線道路の整備として、一般国道五十五号徳島南バイパス及び阿南道路等の事業促進を図ってまいりますとともに、一般国道四百三十八号宮平バイパスの道路改築事業等に新規着手するほか、一般国道四百三十八号三頭道路等の事業促進を図ってまいります。 さらに、徳島市及びその周辺地域の渋滞対策につきましては、本年二月に都市計画決定されました都市計画道路徳島東環状線の末広有料道路の北側から吉野川南岸堤防までの区間について、街路事業として新規事業着手を行うほか、県道徳島北灘線の矢三応神橋等の事業促進を図ってまいりますとともに、県道徳島鴨島線中鮎喰橋の四車線化の拡幅工事等に新たに着手してまいります。 次に、鉄道網の整備についてであります。 先月十五日、高徳線高速化事業について、運輸大臣より四国旅客鉄道株式会社に対し鉄道整備基金法に基づく事業の認定がなされるとともに、日本鉄道建設公団に対して工事実施計画の指示がありました。 さらに、先月二十二日には、高徳線勝瑞駅において起工式が開催され、高徳線高速化事業はいよいよ着工の運びとなりました。 高徳線は交流時代にふさわしい社会基盤として新たに生まれ変わろうとしており、これにより徳島・香川両県の交流は一層促進され、地域の経済的・社会発展に大いに貢献するものと確信しております。 今後とも、香川県や沿線市町と力を合わせて、事業の推進を図ってまいりたいと考えております。 一方、徳島線につきましては、平成七年度のダイヤ改正において急行の特急化と増便を図るため、高速化に必要な軌道改良工事が既に本年四月に着手されており、完成の暁には利用者の快適性や利便性が一層向上するものと大きな期待を寄せているところであります。 また、徳島駅付近の鉄道高架事業につきましては、佐古駅付近の第一期事業に引き続いて事業化できるよう、国に働きかけてきたところでありますが、このたび、街路立体交差事業として新規採択され、事業着手できることとなりました。 鉄道高架化の進展は、市内中心部の道路交通の安全と円滑化促進はもとより、沿線地域の一体的な土地利用や均衡ある発展が図られ、快適で住みよいまちづくりに大きく寄与するものであり、今後事業促進に全力で取り組んでまいりたいと考えております。 次に、韓国とのコンテナ定期航路の開設についてであります。 本年三月に、私が団長となり県内の経済界の方々とともに韓国のソウルを訪問し、徳島─韓国間のコンテナ定期航路の開設をお願いするなど努力を続けてまいりましたが、このたび、興亜海運及び高麗海運の二社が徳島と釜山の間に定期航路を開設し、それぞれ週一便の運航が、去る二十一日から開始されたところであります。 今後は、関係者の御協力をいただきながら、これを契機とした物流体系の大きな変化を、本県飛躍の起爆剤として有効に活用できますよう取り組みを進めてまいりたいと考えております。 次に、徳島空港及びその周辺地域の整備につきましては、本年三月、効果的かつ円滑な推進を図るため、徳島空港整備推進本部を設置し、全庁的な取り組み体制を整えたところでございます。 徳島空港の拡張整備については、国の第七次空港整備五箇年計画の策定要求がなされる年度となることから、五箇年計画への組み入れに向け、万全を期してまいります。 周辺地域の整備につきましては、基本計画の策定に向け、引き続き、徳島空港周辺整備基本計画調査委員会において、御審議をいただくことにしております。 また、自然環境との共生を図るため、専門の学識者による委員会を新しく設け、種々御提言をいただくとともに関係機関とも十分協議を行い、広く県民のコンセンサスが得られるような計画にしてまいりたいと考えております。 第三点は、防災対策についてであります。 防災対策の推進につきましては、阪神・淡路大震災を教訓として、市町村を初めとする関係防災機関との連携をさらに深めるとともに、県防災会議幹事会の開催等による協議を進めながら、災害時の混乱した状況下においても円滑に対応できるような地域防災計画の全体的な見直しなどに、積極的に取り組んでいるところであります。 地域防災計画の見直しに当たりましては、災害予防計画を国における防災基本計画や耐震設計基準を十二分に反映させたものとするとともに、災害応急対策計画につきましては、大規模災害を前提として検討する必要があるため、想定震度七で見直すことといたしております。 また、先月十八日に実施いたしました県総合防災訓練におきましては、大規模地震を想定したより実践的な訓練を行い、防災機関相互の協力体制の一層の確立を図るとともに県民の防災意識の高揚に努めたところであります。 なお、先月十九日に松山市で開催されました四国知事会議におきまして、四国四県の共同提案により、大規模災害時における消防活動や被災者の生活対策等について、四県間で広域応援協定を締結し、相互の応援協力に当たることが決定されたところであります。 今後とも、防災対策の一層の強化に取り組み、県民の皆様が安心して暮らせる災害に強い県土づくりを目指し、万全を期してまいる所存であります。 第四点は、「関西復興サミット」についてであります。 去る九日、神戸市において、近畿圏の自治体の首長、財界の首脳及び学識経験者が一同に会した「関西復興サミット」が開催されました。 サミットでは、阪神・淡路大震災を教訓として、災害に強い複数の国土軸の創生、総合的な交通体系の整備、産業基盤の強化など新たな国土形成について討議が交わされ、宣言文を採択し、本年秋に基本的な考え方が示される国の新たな国土計画に向けての近畿圏の意思をアピールしたところであります。 今後とも、近畿圏の一員として各府県との交流・連携をより一層深め、本県の活性化に資してまいりたいと考えております。 第五点は、環境プランについてであります。 今、都市化の進展や、科学技術の発達により、生活の利便性が高まる一方で、資源やエネルギーが大量に消費され、我々の日常生活や事業活動の環境に与える負荷が、地域環境のみならず地球環境全体まで損なうおそれのあることが指摘されております。 こうした環境問題に、総合的かつ長期的・計画的に取り組み、豊かで美しいふるさと徳島の環境を保全し創造するため、このたび徳島環境プランを策定いたしました。 今後、本プランの策定を契機に、市町村、県民、事業者などとともに、共通の理解と認識を持って、社会経済システムやライフスタイルを見直し、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。 第六点は、野外交流の郷についてであります。 まず、県南部につきましては昨年度に海南町の蛇王地区を適地と決定し、基本計画を策定いたしましたので、今年度はいよいよ実施設計等を行うことといたしております。 また、県西部につきましては関係町村から候補地の追加募集を行い、当初の候補地とあわせて野外交流の郷整備検討委員会で適地の検討をいただいたところでありますが、その検討結果を踏まえ、このたび美馬町の中鳥地区を適地と決定いたしました。 当地区につきましては、早速今年度中に基本計画を策定することといたしており、今後両施設が、本県の豊かな自然を生かした交流、滞在の拠点として、早期に供用ができますよう鋭意事業推進に努めてまいりたいと考えております。 第七点は、細川内ダム建設計画についてであります。 この件につきましては、今後、具体的な資料をもとに、事業主体である建設省を交え話し合いを行いたいと考えており、現在その具体的な方法や時期につきまして、建設省及び村当局と調整を図っているところであります。 県といたしましては、ダム問題の解決に向け、建設省ともども、幅広く、いろいろな方々とさまざまな方法で話し合いを続け、村当局はもちろんのこと、広く県民の方々の御理解が得られるよう、努力を続けてまいりたいと考えております。 第八点は、企業立地の推進についてであります。 ブレインズパーク徳島につきまして、かねてより誘致交渉を重ねておりました株式会社ノアと、来月五日に立地覚書の交換を行う運びとなりました。 ブレインズパーク徳島につきましては、平成五年九月の分譲開始以来、企業誘致に努めた結果、今回の進出により全区画への立地が決定し、地域振興整備公団が造成した同種の団地としては、全国で第一号の完売となっております。 なお、今後とも特定事業集積促進地域への産業の頭脳部門の集積を図ることにより、本県産業の高度化を推進してまいる所存であります。 次に、今回提出いたしました補正予算につきまして、その主な内容を御説明申し上げます。 今回の補正予算は、最近の急激な為替レートの変動に対処するため、先般決定された緊急円高・経済対策により追加されることとなった公共事業等及び中小企業対策費につきまして、予算計上を行ったところであります。 公共事業等につきましては、土木・農林関係における地震災害等防災対策に要する予算につきまして、八十五億二千二百四十一万円を追加計上することといたしました。 また、最近の急激な円高による影響を受け、厳しい経営環境を強いられている県内中小企業を支援するため、中小企業協調融資制度貸付金七億円を追加計上いたしました。 なお、県内中小企業の不況対策として、関係機関等の御理解を得て、来月三日より、中小企業協調融資制度貸付金の融資利率の引き下げを行い、中小企業者の経営安定を図ってまいることといたしました。 以上により、一般会計補正予算額は九十二億二千二百四十一万円となり、これらに要する財源といたしましては、国庫支出金、諸収入、県債等で措置することといたしております。 その結果、補正後の予算額は、五千百七十三億九千二百四十一万円となっております。 予算以外の案件といたしましては、条例六件、その他五件であります。 そのうち、主なものにつきまして、御説明申し上げます。 第二号議案は、恩給法等の一部が改正され、退職公務員の恩給年額の増額等が行われたことにかんがみ、本県の恩給制度について所要の改正を行う必要があり、条例の一部改正を行うものであります。 第四号議案は、徳島市の新町地区の活性化を図るための事業の推進に資するため、徳島県東船場駐車場を廃止する必要があり、条例の一部改正を行うものであります。 第五号議案は、被災市街地復興特別措置法が制定されたことに伴い、同法第二十一条の規定に該当する者について、県営住宅への入居資格の特例を設ける等の必要があり、条例の一部改正を行うものであります。 第八号議案は、工事の変更請負契約について、第九号議案から第十一号議案までは、工事の請負契約について、それぞれ議決を経るものであります。 第十二号議案は、南部健康運動公園の用地を取得するため、議決を経るものであります。 以上、概略御説明申し上げましたが、その詳細につきましては、お手元説明書等を御参照願うこととし、また、御審議を通じまして御説明申し上げたいと存じます。 十分御審議くださいまして、原案どおり御賛同賜りますようお願い申し上げます。   ──────────────────────── ○議長湊庄市君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。   ────────────────────────
    議長湊庄市君) お諮りいたします。 明六月二十七日及び六月二十八日の両日は、議案調査のため、休会といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長湊庄市君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 六月二十九日再開いたします。   ──────────────────────── ○議長湊庄市君) 本日は、これをもって散会いたします。      午前十一時十三分散会   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━...