徳島県議会 > 1994-06-29 >
06月29日-01号

ツイート シェア
  1. 徳島県議会 1994-06-29
    06月29日-01号


    取得元: 徳島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-04
    平成 6年 6月定例会   平成六年六月徳島県議会定例会会議録(第一号) 徳島県告示第四百五十号  平成六年六月徳島県議会定例会を次のとおり招集する。   平成六年六月二十二日            徳島県知事  圓 藤 寿 穂  一 期日 平成六年六月二十九日  二 場所 徳島市 徳島県庁   ────────────────────────   議 員 席 次     一  番     森  本  尚  樹 君     二  番     福  山     守 君     三  番     西  沢  貴  朗 君     四  番     吉  田  忠  志 君     五  番     樫  本     孝 君     六  番     来  代  正  文 君     七  番     猿  瀧     勝 君     八  番     竹  内  資  浩 君     九  番     北  島  勝  也 君     十  番     杉  本  直  樹 君     十一 番     久 次 米  圭 一 郎 君     十二 番     長  尾  哲  見 君     十三 番     佐  藤  圭  甫 君     十四 番     児  島     勝 君     十五 番     川 真 田  哲  哉 君     十六 番     宮  城     覺 君     十七 番     北  岡  秀  二 君     十八 番     亀  井  俊  明 君     十九 番     堺        廣 君     二十 番     遠  藤  一  美 君     二十一番     原     秀  樹 君     二十二番     大  田     正 君     二十三番     榊     武  夫 君     二十四番     板  東  敬  二 君     二十五番     平  岡  一  美 君     二十六番     四  宮     肇 君     二十七番     近  藤  政  雄 君     二十八番     湊     庄  市 君     二十九番     木  村     正 君     三十 番     元  木     宏 君     三十一番     俵     徹 太 郎 君     三十二番     松  田  一  郎 君     三十三番     松  本     弘 君     三十四番     服  部  昭  子 君     三十五番     小  倉  祐  輔 君     三十六番     中  谷  浩  治 君     三十七番     大  西     仁 君     三十八番     原  田  弘  也 君     三十九番     阿  川  利  量 君     四十 番     谷  口     修 君     四十一番     木  内  信  恭 君     四十三番     日  下  久  次 君   ──────────────────────── 平成六年六月二十九日    午前十時四十七分開会      出席議員計四十一名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     森  本  尚  樹 君     二  番     福  山     守 君     三  番     西  沢  貴  朗 君     四  番     吉  田  忠  志 君     五  番     樫  本     孝 君     六  番     来  代  正  文 君     七  番     猿  瀧     勝 君     八  番     竹  内  資  浩 君     九  番     北  島  勝  也 君     十  番     杉  本  直  樹 君     十一 番     久 次 米  圭 一 郎 君     十二 番     長  尾  哲  見 君     十三 番     佐  藤  圭  甫 君     十四 番     児  島     勝 君     十五 番     川 真 田  哲  哉 君     十六 番     宮  城     覺 君     十七 番     北  岡  秀  二 君     十八 番     亀  井  俊  明 君     十九 番     堺        廣 君     二十 番     遠  藤  一  美 君     二十一番     原     秀  樹 君     二十二番     大  田     正 君     二十三番     榊     武  夫 君     二十五番     平  岡  一  美 君     二十六番     四  宮     肇 君     二十七番     近  藤  政  雄 君     二十八番     湊     庄  市 君     二十九番     木  村     正 君     三十 番     元  木     宏 君     三十一番     俵     徹 太 郎 君     三十二番     松  田  一  郎 君     三十三番     松  本     弘 君     三十四番     服  部  昭  子 君     三十五番     小  倉  祐  輔 君     三十六番     中  谷  浩  治 君     三十七番     大  西     仁 君     三十八番     原  田  弘  也 君     三十九番     阿  川  利  量 君     四十 番     谷  口     修 君     四十一番     木  内  信  恭 君     四十三番     日  下  久  次 君   ────────────────────────  出席職員職氏名     事務局長     下  泉  昭  人 君     次長       十  川  勝  幸 君     議事課長     鈴  木  行  雄 君     調査課長     松  本  竹  生 君     議事課課長補佐  浜  本  道  男 君     調査課課長補佐  河  野     敏 君     議事係長     木  村  輝  行 君     事務主任     山  口  久  文 君     主事       香  川  和  仁 君     同        佐  光  正  夫 君     同        田  幡  敏  雄 君     主事       河  内  か ほ り 君   ────────────────────────  列席者職氏名     知事       圓  藤  寿  穂 君     副知事      松  田  研  一 君     出納長      折  野  國  男 君     企業局長     宮  本     清 君     審議監      内  藤  康  博 君     総務部長     佐 々 木  豊  成 君     企画調整部長   幸  田  雅  治 君     福祉生活部長   盛  川  弘  治 君     保健環境部長   市  原     実 君     商工労働部長   古  川  文  雄 君     農林水産部長   安  丸  徳  広 君     土木部長     山  中     敦 君     財政課長     河  内     隆 君     財政課課長補佐  里  見  光 一 郎 君   ────────────────────────     教育委員長    脇        健 君     教育長      坂  本  松  雄 君   ────────────────────────     人事委員長    大 久 保  久  夫 君     人事委員会事務局長木  村  義  則 君   ────────────────────────     公安委員長    細  井  宇  八 君     警察本部長    栗  本  英  雄 君   ────────────────────────     代表監査委員   藤  井     格 君     監査事務局長   福  田     稔 君   ────────────────────────  議 事 日 程   第一号   平成六年六月二十九日(水曜日)午前十時三十分開会 第一 会議録署名者指名          (三   名) 第二 会期決定の件             (二十日間) 第三 議案自第一号至第十号、計十件     (提出者説明)   ──────────────────────── ○議長木村正君) ただいまより、平成六年六月徳島県議会定例会開会いたします。   ──────────────────────── ○議長木村正君) これより本日の会議を開きます。   ──────────────────────── ○議長木村正君) 日程に入るに先立ち、諸般報告をいたします。 まず、議長会関係等について申し上げます。 去る五月十七日、高知県において四国県議会正副議長会議が、五月二十七日には、東京都において全国都道府県議会議長会臨時総会が、六月十四日には、本県において中国四国県議会正副議長会議がそれぞれ開催され、「四国縦貫横断自動車道並びに高規格幹線道路等整備促進について」を初め、地方行政上の諸問題について協議を行い、関係方面善処方を要望いたした次第であります。 また、離島振興対策都道県議会議長会総会及び都道府県議会議員共済会代議員会並びに第二国土軸推進県議会議長連絡協議会総会等の諸会合にも出席いたした次第であります。 次に、本県議会を代表して、海外地方行政視察のため、去る三月二十五日から三月三十一日までの七日間、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイを、また、四月十一日から四月十五日までの五日間マレーシアを、また、五月八日から五月二十二日までの十五日間、ドイツ、フィンランド、スウェーデン、ベルギー、フランスを訪問された各議員から、議長あて視察報告書提出されておりますので、御報告いたしておきます。 次に、監査委員から、本年三月から五月にわたり実施した現金出納検査及び定期監査の結果について、議長あて報告書提出されておりますので、御報告いたしておきます。 次に、知事から、お手元に御配布のとおり、議案等提出通知がありましたので、御報告いたしておきます。   ──────────────────────── △財第265号  (参照)                          財第265号                      平成6年6月29日 徳島県議会議長 木 村   正 殿                徳島県知事 圓 藤 寿 穂   平成6年6月徳島県議会定例会議案について(提出)  このことについて,別添のとおり提出します。   ────────────────────────      平成6年6月徳島県議会定例会提出議案 第 1 号 徳島吏員恩給条例等の一部改正について 第 2 号 徳島環境審議会条例制定について 第 3 号 徳島鳴門有料道路通行料金徴収条例等の一部改正について 第 4 号 徳島県借上公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例制定について 第 5 号 警察関係の講習に対する手数料徴収条例制定について 第 6 号 徳島土地開発公社定款の一部変更について 第 7 号 県道の認定について 第 8 号 平成5年度徳島一般会計補正予算(第8号)の専決処分承認について 第 9 号 徳島税条例の一部改正に係る専決処分承認について 第 10 号 徳島病院事業設置等に関する条例等の一部改正に係る専決処分承認について 報告第1号 平成5年度徳島継続費繰越計算書について 報告第2号 平成5年度徳島繰越明許費繰越計算書について 報告第3号 平成5年度徳島県事故繰越し繰越計算書について 報告第4号 平成5年度徳島電気事業会計予算繰越計算書について 報告第5号 平成5年度徳島土地造成事業会計予算繰越計算書について 報告第6号 平成5年度徳島駐車場事業会計予算繰越計算書について 報告第7号 損害賠償交通事故)の額の決定及び和解に係る専決処分報告について 報告第8号 損害賠償道路事故)の額の決定及び和解に係る専決処分報告について   ──────────────────────── ○議長木村正君) 次に、知事教育委員長人事委員長公安委員長及び代表監査委員から、お手元に御配布のとおり、説明者委任通知がありましたので、御報告いたしておきます。   ──────────────────────── △財第264号  (参照)                          財第264号                      平成6年6月29日 徳島県議会議長 木 村   正 殿                徳島県知事 圓 藤 寿 穂        説明者委任について(通知)  平成6年6月徳島県議会定例会説明のため出席することを,次の者に委任したので通知します。        副知事      松  田  研  一        出納長      折  野  國  男        企業局長     宮  本     清        審議監      内  藤  康  博        総務部長     佐 々 木  豊  成        企画調整部長   幸  田  雅  治        福祉生活部長   盛  川  弘  治        保健環境部長   市  原     実        商工労働部長   古  川  文  雄        農林水産部長   安  丸  徳  広        土木部長     山  中     敦        財政課長     河  内     隆        財政課課長補佐  里  見  光 一 郎   ──────────────────────── △教企第48号                          教企第48号                      平成6年6月29日 徳島県議会議長 木 村   正 殿         徳島教育委員会委員長  脇     健        説明者委任について(通知)  平成6年6月徳島県議会定例会説明のため出席することを,次の者に委任したので通知します。        教育長      坂  本  松  雄   ──────────────────────── △人委第324号                          人委第324号                      平成6年6月29日 徳島県議会議長 木 村   正 殿          徳島人事委員会委員長 大久保 久 夫        説明者委任について(通知)  平成6年6月徳島県議会定例会説明のため出席することを,次の者に委任したので通知します。        事務局長     木  村  義  則   ──────────────────────── △徳公委第48号                         徳公委第48号                      平成6年6月29日 徳島県議会議長 木 村   正 殿          徳島公安委員会委員長 細 井 宇 八        説明者委任について  平成6年6月徳島県議会定例会説明のため出席することを,次の者に委任したので通知します。        警察本部長    栗  本  英  雄   ──────────────────────── △徳監第169号                          徳監第169号                      平成6年6月29日 徳島県議会議長 木 村   正 殿            徳島代表監査委員 藤 井   格        説明者委任について(通知)  平成6年6月徳島県議会定例会説明のため出席することを,次の者に委任したので通知します。        監査事務局長   福  田     稔   ──────────────────────── ○議長木村正君) 次に、知事から、お手元に御配布のとおり「法人経営状況等説明する書類」の提出がありましたので、御報告いたしておきます。   ──────────────────────── △財第266号  (参照)                          財第266号                      平成6年6月29日 徳島県議会議長 木 村   正 殿                徳島県知事 圓 藤 寿 穂   地方自治法第221条第3項の法人経営状況等説明する書類について(提出)  地方自治法第243条の3第2項の規定により,同法第221条第3項に規定する次の法人について,その経営状況説明する書類及び同法第243条の3第3項の規定により,同法第221条第3項に規定する信託について,住友信託銀行株式会社及び安田信託銀行株式会社の信託に係る事務処理状況説明する書類を別冊のとおり提出します。  財団法人 徳島鳴門競艇収益金町村振興基金  財団法人 徳島青少年協会  財団法人 徳島郷土文化会館  財団法人 徳島文化振興基金  財団法人 徳島国際交流協会  財団法人 徳島福祉基金  財団法人 とくしま“あい”ランド推進協議会  財団法人 徳島同和対策推進会  財団法人 徳島県総合健診センター  財団法人 沖洲環境センター  財団法人 徳島中小企業振興公社  財団法人 徳島地域産業技術開発研究機構  財団法人 徳島勤労総合福祉センター  財団法人 徳島農業開発公社  財団法人 徳島林業労働対策基金  社団法人 徳島林業公社  財団法人 徳島水産振興公害対策基金  財団法人 徳島土木技術協会  徳島土地開発公社  財団法人 徳島公園緑地協会  徳島県住宅供給公社  財団法人 徳島埋蔵文化財センター  財団法人 徳島総合運動公園協会  財団法人 徳島スポーツ振興事業団  財団法人 徳島暴力追放県民センター  財団法人 徳島企業公社   ──────────────────────── ○議長木村正君) 諸般報告は、以上であります。   ──────────────────────── ○議長木村正君) これより本日の日程に入ります。 日程第一、「会議録署名者指名」を行います。 会議録署名者は、議長において、     来  代  正  文  君     元  木     宏  君     松  本     弘  君の三君を指名いたします。   ──────────────────────── ○議長木村正君) 次に、日程第二、「会期決定の件」を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会会期は、本日から七月十八日までの二十日間といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長木村正君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は、本日から七月十八日までの二十日間と決定いたしました。   ──────────────────────── ○議長木村正君) 次に、日程第三、「議案第一号・徳島吏員恩給条例等の一部改正についてより第十号に至る十件」を議題といたします。 以上の十件について、提出者説明を求めます。 圓藤知事。   (圓藤知事登壇) ◎知事圓藤寿穂君) 本日、六月県議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙中にもかかわりませず御出席をいただき、まことにありがとうございます。 平成六年度は、昨年十月から私が県政担当の重責を担わせていただいて、最初に迎える年度であり、本格的なスタートの年でもあります。 本県は今、本年九月の関西国際空港の開港や平成九年度の明石海峡大橋の開通など世紀のプロジェクトの完成を間近に控え、これまで経験したことのない大きな環境変化うねりの中に身を置こうとしております。 時あたかも激動と変革の時代であります。 ベルリンの壁が、多くの常識とは裏腹にいとも簡単に崩れ去ってこの方、世界のそして我が国の潮流は、それまでの固定観念を打ち砕く方向に走り始めてまいりました。 きのうまでの常識がきょうの常識として通用しない時代、あすへの見通しが極めて不透明な時代に、今、立っていると申せましょう。 大都市の地価が下落する中、土地の安さを売り物にする地方への企業立地は、企業立地海外シフト現象とも相まって困難性を増してきており、また、米の一部自由化に歩調を合わせるかのように生鮮食料品の分野にも外国産品の攻勢が強まってまいりました。 このような大きなうねりは、我が徳島にも厳しい影を落とさずにはおきません。 私は、このような厳しくかつ不透明な中にあるからこそ、みずからの心を月に新たに日にまた新たにして、私自身が先頭に立ち、私たちの郷土徳島の先行きを示す明かり、いわばパイロットランプに灯をともし、輝かしい未来への道を切り開いてまいりたいと考えております。 議員各位を初め、県民皆様方の温かい御支援、御協力をお願い申し上げる次第であります。 私が、就任以来、一貫して心がけております県民に顔を向けた県政推進につきましては、県下各地からお集まりいただきました県政モニターの方々との意見交換を初め、地域で開催される農業や商工関係者などの会合への訪問を通して、ざっくばらんに幅広く県民の生の声に触れ、県民ニーズの的確な把握に努めているところであります。 今後も、積極的に県下各地に足を運び、地域の現状や県政への期待などを私の目で見、私の肌で感じながら、県政の運営に当たってまいりたいと考えております。 また、八十三万県民の知恵を結集し、県政県民とともに考え、ともに進めていくことを目的として、昨日、県政提言ボックスを設置いたしました。 これは、テーマを定め、県民の方々から施策についての御提案をいただくものであり、すぐれた御提案については、今後の施策に反映することといたしております。 活力あふれる徳島時代へ向けての県民皆様方の建設的な御提言をお待ちしているところであります。 私は、四月を期して、政策立案能力総合調整機能を強化するために、審議監及び政策企画監を設置するとともに、重要事業及び戦略的プロジェクト事業推進体制の整備を図るための機構改革を実施して、政策課題に積極果敢に挑戦する組織体制を整え、県政運営に当たっているところであります。 また、施策を展開するに当たって、その政策効果を最大限に発揮する観点から、ハード面の充実はもとよりソフト面でもさまざまな工夫を凝らしていく必要があり、その一つとして、徳島市及びその周辺地域交通渋滞の緩和を図るために、今月一日から徳島市内に勤務する県職員時差通勤の試行を実施したところであります。 今後は、この時差通勤制度徳島市及びその周辺地域における渋滞緩和を図るためのソフト対策の一環として、より一層の効果が上げられますよう、民間企業等に対しても積極的に働きかけてまいります。 さて、我が国経済は、昨年度の史上最大規模総合経済対策の実施などにより、総じて低迷が続いているものの、一部には明るい動きが見られるようになりました。 一方、最近の県内経済を見てみますと、住宅、公共投資は好調を持続しているものの、設備投資が低調に推移しているほか、個人消費もいまだ力強さを伴うまでには至っておらず、調整局面を脱するには至っておりません。 このようなときに、景気を本格的な回復軌道に乗せるための国の平成六年度予算の成立が大幅におくれるなどにより、今後の景気回復は、いまだ予断を許さない状況にあります。 このように、国、地方を通じて大変厳しい状況下にありますが、去る三月の県内初の高速道路の開通や、来る九月の関西国際空港の開港などによる本格的高速交通時代の幕あけを迎えて、歴史的な変革のときにある本県にとっては、一刻たりとも停滞は許されず、「交流の時代」「共生の時代」そして「新しい地方時代」に向かって着実に歩みを進めていかなければなりません。 本県としてこのような変革の時代に的確に対応し、新しい地方時代に向けて本格的に取り組むためには、地方分権の推進及び新しい行財政システムの構築が不可欠であります。 新しい地方時代を迎え、それぞれの地域が持てる資源を生かし、みずからの権限と責任のもとに、みずからが知恵を絞って、個性的な魅力ある地域づくりを進めていくことが強く求められています。 地方分権は、こうしたシステムを構築していく基礎となるものであり、その推進に積極的に取り組んでまいりたいと考えています。 このため、本県として、地方分権をどう進めていくのかを総合的に検討するために、県内外の若手、中堅の有識者二十名で構成する地方分権を考える徳島県政塾を設置し、去る二十二日に第一回の会合を開催したところであります。 今後、二年程度をかけて具体的な検討を重ね、本県独自の地方分権のあるべき姿、方向を見出してまいりたいと考えております。 また、本県を取り巻く社会経済情勢の急激な変化や県民の価値観の多様化によって生ずる新しい行政需要に的確かつ迅速に対応するためには、新しい行財政システムの構築が不可欠であります。 このため、各界有識者等をメンバーとする新行財政システム検討委員会を発足させるとともに、庁内推進体制として新行財政システム推進本部を設置したところであります。 交流、共生、新しい地方時代に対応した組織機構の整備や財政運営のあり方、また、それを支える人材の育成策等について、幅広く御意見を賜りながら検討を進めてまいりたいと考えております。 次に、当面する県政の重要課題について諸般報告と私の所信を申し上げたいと存じます。 第一点は、基幹交通体系の整備についてであります。 まず、四国縦貫自動車道についてであります。 徳島─脇間について申し上げますと、去る三月十七日に供用が開始されました藍住─脇間に続いて、徳島─藍住間につきましても平成六年度末の供用開始を目指して、ごく一部残されております家屋等の撤去問題について、最大限の努力を傾注いたしてまいりましたが、このうちの一件について、いまだ解決に至ることができず、この問題の解決を図るために、このたび、日本道路公団は、法的手続をしたところであります。 このため、まことに残念なことではありますが、平成六年度末の供用は不可能な状況となってまいりました。 とは申しましても、四国縦貫自動車道徳島─藍住間の早期供用開始に寄せる県民の期待は大きく、また、これまでにいただいた地権者を初めとする地元関係者の方々の御理解、御協力にこたえるためにも、今後とも日本道路公団や関係者との連携を密にして、この問題の一日も早い解決を図り、一日も早い供用を目指して県として全力を傾けてまいる所存であります。 また、脇─川之江間につきましては、用地取得の状況は、先月末までに、脇─美馬間で約八三%に相当する面積が契約済みとなっており、美馬─川之江間は、団体交渉の妥結区間が全体延長の約三八%となっております。 工事につきましては、脇─美馬間では全区間の本線工事が発注されておりますが、美馬─川之江間は約四%の発注となっております。 用地取得、工事発注ともに、それぞれ進捗をいたしておりますが、脇─川之江間の平成九年度末供用のためには、この区間が、長大橋、長大トンネルを含む区間であることから早期の工事着手が必要であり、平成六年度から七年度において用地取得及び家屋移転のおおむねの完了が必要となってきております。 これらのことから判断いたしますと、平成九年度末の供用は、厳しい状況ではありますが、高速道路網形成の重要性から最大限の努力を重ねてまいります。 交流の時代を象徴する四国縦貫自動車道徳島─川之江間の全線開通は、県民に大きな利益をもたらすものであり、今後とも県といたしましては、総力を挙げて取り組んでまいる覚悟でありますので、関係者の皆様方のさらなる御理解、御協力を切にお願い申し上げる次第であります。 次に、四国横断自動車道についてであります。 鳴門─津田間につきましては、去る五月二十七日に日本道路公団から路線発表にかわる事業説明会が行われ、その整備に向け大きく前進したところであります。 今後は、地元説明や設計協議等の作業が円滑に進むよう地元の方々の御理解を求め、事業の促進に向け懸命の努力をしてまいりたいと考えております。 阿南─鳴門間につきましては、整備計画区間への格上げに向け、国及び県において種々の調査を進めているところであります。 このうち、小松島─鳴門間は、都市計画決定のための公告、縦覧を去る四月に終えたところであり、この秋にも都市計画決定ができるよう、一連の手続を進めてまいります。 今後とも、国及び日本道路公団に協力し、早期の整備促進に努めてまいる所存であります。 また、四国で唯一の高速道路の空白地帯となっております阿南─安芸間の地域高規格道路につきましては、県南部における高速アクセスとして地域の発展には欠かせないものであり、地元の方々の期待にも大変大きいものがあります。 このため、私は、関係者の方々とともに、一般国道五十五号阿南─安芸間の地域高規格道路としての早期指定及び整備に向け、国に対して強く要望してまいったところでありますが、今後とも、なお一層、積極的な働きかけを行ってまいりたいと考えております。 次に、道路網の整備についてであります。 道路網の整備は、交流の時代へ向けて最も重要かつ根幹的な基盤整備であります。 特に、徳島市及びその周辺地域交通渋滞の解消は県政の重要課題の一つであり、この対策として、先ほど申し上げましたように時差通勤の実施によるソフト面での工夫を凝らしていくとともに、ハード面の放射・環状道路網の整備を鋭意進めているところであります。 このうち外環状線を構成する徳島東環状線については、去る五月十八日から二十六日までの間、都市計画決定のための地元説明会を開催いたしました。 この計画道路は、交通渋滞の抜本的解消策として重要な役割を担うことから、早期事業化が必要であると強く認識しており、今後できるだけ早く都市計画決定の手続を完了できるよう努めてまいりたいと考えております。 また、整備中の放射・環状道路につきましては、一般国道百九十二号徳島南環状線、県道徳島環状線の藍住─応神工区及び国府工区、県道徳島北灘線の矢三応神橋等の整備促進に努めてまいります。 次に、関西国際空港についてであります。 本県から海上わずか七十キロメートルに位置する日本で初めての二十四時間運用可能な国際空港であります関西国際空港につきましては、去る五月二十六日に運輸大臣が供用開始日の告示を官報に行いましたことにより、正式に本年九月四日に開港の運びとなりました。 また、関西国際空港への海上アクセスを確保し、本県の海の玄関としてふさわしい快適な環境を有する旅客ターミナルとして整備を進めてまいりました沖洲マリンターミナルは、関係者の御努力、御尽力をいただき、今月一日に竣工し、今月九日に大阪、神戸、和歌山に向けての高速旅客船の運航が一斉に開始されたところであります。 この沖洲マリンターミナルの完成により、関西国際空港の開港までに必要な準備が整ったところであり、今後は、この開港により、大きく変化する人や物の流れを本県の飛躍の大きなステップとして有効に活用するため、県内各界各層の御意見をお伺いしながら、新たな視点からの取り組みを進めてまいりたいと考えております。 次に、航空輸送対策につきましては、国内航路の充実による旅客の利便性の向上を図る上において、新規航路の開設及びダブルトラッキングの導入は、ぜひとも実現しなければならない重要な課題であると認識いたしております。 このため、私は、国及び航空会社に積極的に要望活動を行ってきたところでありますが、徳島─福岡線の開設につきましては、本年秋を目途に実現を図るために、関係の皆様方の御理解、御協力を得ながら、最後の詰めを行っているところであります。 また、徳島─東京線のダブルトラック化につきましても、早期実現に向けて、全力で取り組んでまいります。 次に、港湾、空港の整備につきましては、新時代の要請に対応するため、本年四月の機構改革によりまして、土木部内に港湾空港整備局を設け、その推進体制を整えたところであります。 また、小松島港赤石地区整備事業につきましては、先月末に環境影響評価書を公告し、その後、公有水面埋立法に基づく公有水面埋立願書の出願を行いました。 今後は、関係者の御理解と御協力をいただきながら、できるだけ早く埋立免許を取得し、本年度中に着工できるようなお一層努力してまいります。 徳島空港の整備につきましては、第七次空港整備五箇年計画への組み入れに向けて、引き続き努力してまいりますとともに、空港周辺地域の整備につきましても、基本構想の策定に向けて、積極的に取り組んでまいります。 次に、本州四国連絡橋神戸─鳴門ルートについてであります。 本県と近畿を直結する本州四国連絡橋神戸─鳴門ルートは完成まであと四年足らずとなり、先月十三日には、二つの主塔を挟んで本州と淡路島が、メーンケーブルを架設するための空中工事用足場であるキャットウオークで結ばれました。 この完成により、今後はケーブルの架設工事へと移ってまいります。 また、橋台の工事や陸上部の関連工事も計画どおり順調に進んでいるところであり、今後とも、関係機関と力を合わせて、一日も早い完成に向けて努力してまいります。 第二点は、細川内ダムの建設計画についてであります。 ダム問題につきましては、昨年の十一月に地元木頭村とは、話し合いによる解決を目指すということで合意し、その後、村当局や村議会と話し合い開始に向けた協議を積み重ねてまいりましたが、協議は進展せず、話し合いを開始するに至らない状況が続いておりました。 このような状況を打開するとともにダム問題を含めた県南地域の振興を図るために、県におきましては平成六年度の機構改革によりまして、話し合いの窓口を企画調整部に移し、引き続き話し合いの場づくりを働きかけてまいりましたところ、去る二十日に徳島市内で第一回の話し合いの場を持つことができました。 私も、この会合に出席いたしまして、細川内ダムの必要性等について村当局と忌憚のない意見を交換することができました。 村当局とはお互いの立場も違うことから、話し合いの結果には厳しいものがあり、意見の一致を見るには至りませんでした。 県といたしましては、細川内ダムが、木頭村のみならず那賀川流域各市町村、ひいては本県全体の問題であること及び治水、利水の両面において、県南地域の住民の生活の安全確保や生活基盤の整備、産業の発展を支えるために必要不可欠な施設であるとの考えから、今後とも村当局に対して理解を求めながら、事業促進を図るべく懸命の努力を続けてまいりたいと考えております。 第三点は、橘湾の石炭火力発電所の立地計画及び公共用地計画についてであります。 石炭火力発電所の立地計画につきましては、昨年十二月に国の電源開発基本計画に組み入れられ、また、本年三月には、中央港湾審議会において、石炭火力発電所計画及び公共用地計画の橘港港湾計画への位置づけが承認されたところであります。 これらの手続が終了したことに伴い、先月、電気事業者から石炭火力発電所に係る公有水面埋立免許願書が県に提出され、告示、縦覧に供しました。 現在、公有水面埋立法に基づく審査を行っており、関係機関等の意見及び審査結果を踏まえて、運輸大臣に認可申請を行うことといたしております。 今後とも、環境保全に十分配慮しながら、平成十二年七月の運転開始に向けて、鋭意、調整を進めるとともに、公共用地計画につきましても、県南地域の振興及び地域環境の整備の観点から推進してまいりたいと考えております。 第四点は、「三〇〇〇日の徳島戦略」の推進についてであります。 平成三年度から実施しております「三〇〇〇日の徳島戦略」については、本年度がこの計画期間の中間年度となります。 このため、計画策定後に生じたさまざまな環境変化に的確に対応し、より実効性のあるものとするため、平成五年度において総合的点検を実施いたしました。 この結果、架橋効果を県内各地に波及させ、県土の均衡ある発展を期すため、地域の特色を生かしつつ、広域で連携して取り組む事業を重視し、新たに、野外交流の郷の整備や大歩危・祖谷浪漫郷の整備などの五事業を追加したほか、一部の事業につきましては、事業スケジュールや事業内容の見直しを行いました。 一方、厳しい社会経済情勢の影響を受け、当初計画どおりの推進が困難となっており、具体的な事業計画を示すことができない徳島市中心市街地の再開発及び徳島繊維卸団地の再開発については、計画を再検討することといたしました。 これらにより、これまでの四十八事業から五十一の事業をもって計画の推進を図ることといたしました。 交流新時代の中で徳島が大きく発展するための基盤づくりを進めるために、県民皆様方の御支援、御協力をいただきながら、今後とも官民が一体となってこの計画の着実な推進に全力を挙げて取り組んでまいります。 第五点は、Jリーグチームの誘致についてであります。 Jリーグチームの誘致につきましては、去る三月に、大塚製薬株式会社、石井町、県の三者がそれぞれの役割を明らかにした確認書を交わして以来、関係者の間で鋭意努力いたしております。 先月には、Jリーグ加盟の重要な条件であります運営会社の設立等に向けて、企業、自治体等が参加して、Jリーグ推進協議会が発足されたところであります。 この推進協議会においては、安定した経済的基盤を有する運営法人の設立が何よりも重要な課題であること、より広域的な観点からの出資企業の募集を行う必要があること、とりわけ有力なスポンサー企業の確保について確実な見通しを立てる必要があることなどが議論されました。 企業を取り巻く経済状況には、まことに厳しいものがありますが、今後さらに具体的な検討が行われるものと考えております。 Jリーグチームの誘致を実現するためには、運営法人の設立を初めとして、スタジアムの確保、Jリーグ入りが可能なチーム力など解決しなければならない多くの困難な課題がありますが、県といたしましても、大塚製薬株式会社、石井町、さらにはJリーグ推進協議会等関係者と十分連携をとりながら、最大限の努力を傾けてまいります。 第六点は、頭脳立地構想の推進についてであります。 平成五年六月から、ブレインズパーク徳島において建設を進めておりました株式会社徳島健康科学総合センターの新社屋が完成し、今月十三日に移転を完了しました。 同センターは、地域産業の高度化を図ることを目的に頭脳立地法に基づき、地域振興整備公団、関係市町及び民間企業の御協力を得て設立された第三セクター方式の会社であります。 新社屋の完成により、いよいよ本格的に研究開発、人材育成並びに情報提供等の事業を推進することとなり、県内企業の二十一世紀に向けた事業展開に大いに役立つものと期待いたしております。 また、同センター内には、ソフトウエア業を対象とした起業家育成用の貸室を設けるとともに、コンピューター技術者の養成を支援するため、徳島ソフトウエアスクールをあわせて開設することとしております。 次に、今回提出いたしました案件のうち、主なものについて御説明申し上げます。 第二号議案は、環境基本法が制定され、県の区域における環境の保全に関する基本的事項の調査審議等を行う環境審議会が設置されたことに伴い、その組織及び運営に関し必要な事項を定める必要があり、条例制定するものであります。 第四号議案は、中堅所得者等の賃貸住宅需要に対応した良質な公共賃貸住宅を供給するため、徳島県借上公共賃貸住宅を設置する必要があり、条例制定するものであります。 第六号議案は、徳島土地開発公社定款の一部変更について、第七号議案は、県道の認定について、それぞれ議決を経るものであります。 第八号議案は、平成五年度徳島一般会計補正予算専決処分承認についてであります。 専決処分に係る補正予算は、県税が増収となったほか、地方譲与税、地方交付税、交通安全対策特別交付金及び県債の額が確定したので、この増加額を減債基金に積み立て、後年度の公債費の増高に対処することといたしました。 この結果、平成五年度の最終予算額は、五千七百二十一億九千六百三十八万八千円となり、前年度最終予算額と比較いたしますと、一五・〇%の増となっております。 第九号議案は、徳島税条例の一部改正に係る専決処分承認についてであります。 地方税法の一部が改正されたことに伴い、法人等の県民税の均等割の税率を引き上げるとともに、メタノール自動車に係る自動車税の税率の特例措置の延長等について所要の改正を行うため、専決処分したものであります。 第十号議案は、徳島病院事業設置等に関する条例等の一部改正に係る専決処分承認についてであります。 健康保険法の規定による療養に要する費用の額の算定方法及び老人保健法の規定による医療に要する費用の額の算定に関する基準が改正されたことに伴い、県立医療施設等の使用料等について所要の改正を行うため、専決処分したものであります。 以上、概略御説明申し上げましたが、その詳細につきましては、お手元説明書等を御参照願うこととし、また、御審議を通じまして御説明申し上げたいと存じます。 十分御審議くださいまして、原案どおり御賛同賜りますようお願い申し上げます。   ──────────────────────── ○議長木村正君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。   ────────────────────────
    議長木村正君) お諮りいたします。 明六月三十日及び七月一日の両日は、議案調査のため、休会といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長木村正君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 七月二日及び七月三日の両日は、県の休日のため休会、七月四日再開いたします。   ──────────────────────── ○議長木村正君) 本日は、これをもって散会いたします。      午前十一時二十二分散会   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━...