徳島県議会 > 1993-03-03 >
03月03日-02号

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  1. 徳島県議会 1993-03-03
    03月03日-02号


    取得元: 徳島県議会公式サイト
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    平成 5年 2月定例会   平成五年二月徳島県議会定例会会議録(第二号) 平成五年三月三日    午前十時三十分開議      出席議員計四十名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     福  山     守 君     二  番     西  沢  貴  朗 君     三  番     吉  田  忠  志 君     四  番     樫  本     孝 君     五  番     来  代  正  文 君     六  番     猿  瀧     勝 君     七  番     竹  内  資  浩 君     八  番     北  島  勝  也 君     九  番     杉  本  直  樹 君     十  番     佐  藤  圭  甫 君     十一 番     長  尾  哲  見 君     十二 番     児  島     勝 君     十三 番     川 真 田  哲  哉 君     十四 番     宮  城     覺 君     十五 番     北  岡  秀  二 君     十六 番     亀  井  俊  明 君     十七 番     堺        廣 君     十八 番     遠  藤  一  美 君     十九 番     原     秀  樹 君     二十 番     大  田     正 君     二十一番     榊     武  夫 君     二十二番     板  東  敬  二 君     二十三番     岩  浅  嘉  仁 君     二十四番     平  岡  一  美 君     二十七番     近  藤  政  雄 君     二十八番     湊     庄  市 君     二十九番     木  村     正 君     三十 番     元  木     宏 君     三十一番     俵     徹 太 郎 君     三十二番     七  条     明 君     三十三番     松  本     弘 君     三十四番     服  部  昭  子 君     三十五番     小  倉  祐  輔 君     三十六番     中  谷  浩  冶 君     三十七番     大  西     仁 君     三十八番     原  田  弘  也 君     三十九番     阿  川  利  量 君     四十 番     谷  口     修 君     四十一番     木  内  信  恭 君     四十三番     日  下  久  次 君   ────────────────────────  出席職員職氏名     事務局長     市  原     実 君     次長       西  本  辰 年 男 君     議事課長     林     祐 次 郎 君     調査課長     田  辺  輝  雄 君     議事課課長補佐  大  竹  将  夫 君     調査課課長補佐  大  西  完  治 君     議事係長     森  本  哲  生 君     委員会係長    板  谷  充  顕 君     企画調査係長   木  村  輝  行 君     事務主任     中  本  頼  明 君     同        日  関     実 君     主事       山  口  久  文 君     同        佐  光  正  夫 君     同        河  内  か ほ り 君   ────────────────────────  列席者職氏名     知事       三  木  申  三 君     副知事      松  田  研  一 君     出納長      中  川  一  郎 君     企業局長     藤  井     格 君     総務部長     富  田  辰  郎 君     企画調整部長   三  好  勝  則 君     福祉生活部長   古  川  文  雄 君     保健環境部長   内  藤  康  博 君     商工労働部長   宮  本     清 君     農林水産部長   田  中     誠 君     土木部長     縣     保  佑 君     国体局長     坂  本  松  雄 君     財政課長     河  内     隆 君     財政課課長補佐  高  岡  茂  樹 君   ────────────────────────     教育委員長    齋  藤  キ ヨ ミ 君     教育長      近  藤  通  弘 君   ────────────────────────     人事委員長    大 久 保  久  夫 君     人事委員会事務局長有  内  弘  志 君   ────────────────────────     公安委員長    北        公 君     警察本部長    栗  本  英  雄 君   ────────────────────────     代表監査委員   折  野  國  男 君     監査事務局長   三  澤  暢  男 君   ────────────────────────  議 事 日 程   第二号  平成五年三月三日(水曜日)午前十時三十分開議 第一 議案自第三十五号至第六十号、計二十六件(提出者説明) 第二 県政に対する一般質問         (四   名)   ──────────────────────── ○議長(小倉祐輔君) これより本日の会議を開きます。   ──────────────────────── ○議長(小倉祐輔君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 知事から、お手元に御配布のとおり議案等の提出通知がありましたので、御報告いたしておきます。   ──────────────────────── △財第56号  (参照)                          財第56号                      平成5年3月3日 徳島県議会議長 小 倉 祐 輔 殿                徳島県知事 三 木 申 三   平成5年2月徳島県議会定例会の議案について(提出)  このことについて,別添のとおり提出します。   ────────────────────────      平成5年2月徳島県議会定例会提出議案 第 35 号 平成4年度徳島県一般会計補正予算(第4号) 第 36 号 平成4年度徳島県用度事業特別会計補正予算(第2号) 第 37 号 平成4年度徳島県市町村振興資金貸付金特別会計補正予算(第1号) 第 38 号 平成4年度徳島県都市用水水源費負担金特別会計補正予算(第1号) 第 39 号 平成4年度徳島県母子福祉資金貸付金特別会計補正予算(第1号) 第 40 号 平成4年度徳島県中小企業近代化資金貸付金特別会計補正予算(第1号) 第 41 号 平成4年度徳島県農業改良資金貸付金特別会計補正予算(第1号) 第 42 号 平成4年度徳島県林業改善資金貸付金特別会計補正予算(第1号) 第 43 号 平成4年度徳島県県有林県行造林事業特別会計補正予算(第1号) 第 44 号 平成4年度徳島県沿岸漁業改善資金貸付金特別会計補正予算(第1号) 第 45 号 平成4年度徳島県公用地公共用地取得事業特別会計補正予算(第2号) 第 46 号 平成4年度徳島県有料道路事業特別会計補正予算(第1号) 第 47 号 平成4年度徳島県港湾等整備事業特別会計補正予算(第3号) 第 48 号 平成4年度徳島県県営住宅敷金等管理特別会計補正予算(第2号) 第 49 号 平成4年度徳島県育英奨学金貸付金特別会計補正予算(第1号) 第 50 号 平成4年度徳島県証紙収入特別会計補正予算(第1号) 第 51 号 平成4年度徳島県給与集中管理特別会計補正予算(第2号) 第 52 号 平成4年度徳島県病院事業会計補正予算(第2号) 第 53 号 平成4年度徳島県電気事業会計補正予算(第2号) 第 54 号 平成4年度徳島県工業用水道事業会計補正予算(第2号) 第 55 号 平成4年度徳島県土地造成事業会計補正予算(第1号) 第 56 号 平成4年度徳島県駐車場事業会計補正予算(第1号) 第 57 号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について 第 58 号 国営土地改良事業負担金徴収条例の一部改正について 第 59 号 徳島県学校職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について 第 60 号 徳島県地方警察職員特殊勤務手当に関する条例の一部改正について 報告第1号 損害賠償(交通事故)の額の決定及び和解に係る専決処分の報告について 報告第2号 損害賠償(道路事故)の額の決定及び和解に係る専決処分の報告について   ──────────────────────── ○議長(小倉祐輔君) 諸般の報告は以上であります。   ──────────────────────── ○議長(小倉祐輔君) これより本日の日程に入ります。 日程第一、「議案第三十五号・平成四年度徳島県一般会計補正予算(第四号)より第六十号に至る二十六件」を議題といたします。 以上の二十六件について、提出者の説明を求めます。 三木知事。   (三木知事登壇) ◎知事(三木申三君) 本日、追加提案いたしました案件は、平成四年度徳島県一般会計補正予算ほか二十五件であります。 以下、その概要につきまして御説明申し上げます。 第三十五号議案は、平成四年度徳島県一般会計補正予算であります。 歳入の補正につきましては、県税、地方交付税国庫支出金、県債等の見込み額の変更であります。 歳出の補正につきましては、追加計上いたしますのは、老人医療費支給事業二億七千六百余万円のほか、財政調整基金積立金四十一億円、減債基金積立金百三億四千百余万円などであります。 今回減額いたしますのは、現年災等災害復旧事業費十一億五千八百余万円、四国縦貫自動車道関連埋蔵文化財発掘調査事業費六億六千九百余万円等であります。 この結果、補正予算額は一億一千三十八万七千円となり、補正後の予算額は四千九百五十二億二千九百二十五万六千円となります。 このほか、特別会計十六件、企業会計五件につきましても、それぞれ所要の補正を行うことといたしております。 予算以外の案件といたしましては、条例案四件であります。 その主なものについて御説明いたします。 第五十八号議案は、国営吉野川北岸土地改良事業に係る受益者の負担金について、従来の土地改良区からの徴収にかえて関係町に負担させることに伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があり、条例の一部改正を行うものであります。 以上、概略御説明申し上げましたが、十分御審議くださいまして、原案どおり御賛同賜りますようお願い申し上げます。   ──────────────────────── ○議長(小倉祐輔君) 次に、日程第二、「県政に対する一般質問」を行います。 通告がありますので、通告の順序に従い発言を許可いたします。 二十七番・近藤政雄君。   〔四宮議員出席、出席議員計四十一名となる〕   (近藤議員登壇) ◆二十七番(近藤政雄君) 風邪のために日ごろの美声を損なっておりますけれども、お許しをいただきたいと思います。 まず、平成五年二月議会、ただ単に予算議会というだけでなく、本県の将来に大きな影響を持ち重大な意味を持つ議会であると認識されるこの議会に、代表質問という重い立場を与えていただきました二十八名の同志の皆さんや、長年御支持をいただいた地元の皆さんに、心から敬意を表するものであります。 まず最初に、平成五年度当初予算について申し上げます。 平成五年度当初予算は総額四千九百億二千三百万円で、前年度に比べ六・四%の大幅な伸びを確保しております。これは、国の予算や地方財政計画の伸びを大きく上回っており、知事の予算編成に取り組む積極的な姿勢と、県勢発展にかける意気込みが十分感じられ、大いに感銘を受けるところであります。 また、当初予算の内容についても、本県にとって半世紀に一度の一大イベントである国民体育大会や、四国で初めての全国身体障害者スポーツ大会開催準備等を計上するとともに、平成九年度の明石海峡大橋を見据えて、三〇〇〇日徳島戦略の関係予算を前年度の約一・五倍の三百五十二億円余を計上するとともに、徳島県総合計画二〇〇一の重点事業についても積極的に取り組むなど、両計画の着実な推進を図りつつ健康県徳島づくりを目指した内容となっており、また一方では、現下の厳しい経済情勢を踏まえて景気対策に積極的に取り組んでおり、公共事業の大幅な増額や厳しい経営環境にある中小企業の経営安定のための金融対策の拡充強化を図っており、さらに、障害者や高齢者に配慮したやさしいまちづくり推進事業にも積極的に取り組むなど、福祉にも配慮したきめ細かなバランスのとれた予算内容となっており、本県財政は景気後退の影響を受けて県税や地方交付税が大幅に落ち込むなど非常に厳しい状況の中で、良質の県債を大幅に発行し財政調整基金や減債基金などを取り崩すなど財政確保に苦心の跡が見られ、財源をやりくりしながらも県政の重要事業を着実に推進すべく、県勢発展に向け前向きかつ果敢に対処した積極型予算となっており、十分に理解できるものであります。知事を初め理事者各位の努力を高く評価するものであります。 さて私は、我が会派を代表して三木知事に対し、知事が描くふるさと徳島の発展の姿と県政に取り組む姿勢並びに引き続き四期目の県政を担当する御意思について伺いたいと思います。 私たちが未来の時代の代名詞として使っている二十一世紀が到来するまで、あとわずか七年足らずであります。また、県民長年の悲願とも言える本州との陸路直結、文字どおり本県が近畿圏の一員となり歴史的な飛躍を遂げるためのキャッチフレーズとなっている架橋新時代まで、あと五年と迫っておるのであります。そして、本県を世界への窓口、四国の玄関に位置づけることになる関西国際空港は、来年夏に海上わずか七十キロメートルの距離に開港いたします。こうした本県の将来の発展を左右する歴史的・国家的大プロジェクトの完成を間近に控え、徳島県のあすをさらに大きく飛躍させていくための受け皿、すなわち四国縦貫自動車道国道バイパスの建設、沖洲流通港湾や徳島空港の整備など、県内で着々と進行しつつあることを実感できる今日であります。 いよいよ徳島が再び日本の表舞台に登場するときが来たと感じているのは、私一人ではないと思うのであります。そして、そのことを県民のみならず全国に向けてアピールし、本当に現実のものとする大きな舞台が、ことし四十年ぶりに開かれる東四国国体でないかと考える次第であります。 振り返れば、初めて県政を担当された昭和五十六年から今日に至る十二年間を、前任知事から積み残された辰巳、橘湾に代表する懸案事項も解決の見通しもつき、一党一派に傾くことなく県民党の立場を貫き、敵味方の差別をすることなく公平な県政を貫き、県民との対話の県政を重ねてこられました。一方、交通ネットワークの整備を最重点に、教育や健康・福祉、長寿社会対策についても、細やかな施策を遂行されてこられたのであります。 以上、変革のときの中でふるさと徳島が確かに躍動しているという実感を、これまでの三木県政の実績を追う形で感じてまいりました。 明石海峡大橋の完成、関西国際空港を県勢飛躍のインパクトとしてとらえ、そのメリットを最大限に生かそうと策定した行動計画三〇〇〇日の徳島戦略、二十一世紀に向けて徳島県のすべてが健康美に生き生きと輝くための道しるべとなる総合計画二〇〇一。知事、あなたが打ち出した数々のプロジェクト、施策が、県民にあすのふるさとを力強く切り開こうとする気持ちを呼び起こし、今、実現に向けて確実に力強く進行中であります。しかも、私たちを取り巻く環境の変化は予想以上に大きく、時代は今、厳しいスピードで動いております。 これまで述べてきたように、数多くの事業が確かな歩みを進めている一方で、橘湾の石炭火電の立地をめぐる問題、細川内ダムの計画というように、なお一層の努力すべき点があります。過疎化の問題、加速度的に進む高齢化社会への対応、厳しい環境に置かれている農林漁業の経営、新たなる工業団地づくりと企業誘致の推進等、まだまだ越えなければならないハードル、解決を急がなければならない課題が山積していることも事実であります。 そういうことを考慮に入れ徳島の将来に思いをめぐらせるとき、我が徳島県は、知事並びに県民の皆さんの努力の積み重ねによって、県政史上最も夢と希望に満ちた時代に入ったと感じるのであります。東四国国体全国身体障害者スポーツ大会の成功をジャンプ台として、ふるさと徳島が再び表舞台に登場する絶好の機会が訪れようとしているのであります。 次の四年間の県政の担当者は、ジャンプした徳島県の勢いをちゅうちょさせることなく、関西国際空港明石海峡大橋の完成という順風を受け、さらに高く飛躍させていかなければなりません。次期県政の担当者は、まさに半世紀に一度のビッグチャンスを生かして徳島を四国の玄関口として再び脚光を浴びさせることができるかどうかという大変重要な使命を背負っているのであります。 この使命を果たすことのできるに真にふさわしい人物はだれか、今日までの豊富な経験と手がたい政治手腕、透徹した時代認識と揺るぎない自信に基づく指導力を持つ三木知事、あなた以外にはないのではないでしょうか。 確かに、県民の一部から、多選に対する批判の声もささやかれていることは承知いたしております。このような変転きわまりない激動する経済・社会情勢の中にあって本県の現況を見ますと、政権が交代することによる空白や足踏みが許されるほどの余裕がないことは、多くの県民の皆さんも十分感じておられることと思うのであります。このチャンスに手をこまねいていたり、無益な政争を繰り返して時期を失するならば、次のチャンスがいつやってくるのか見当もつきません。未来永遠にやってこないと思うのであります。明石海峡大橋の開通を契機として、徳島県の飛躍発展を最後の機会ととらえ、多くの県民が強力なリーダーシップを強く望んでいるのであります。 三木知事の三期目の任期も、余すところ七カ月となってまいりました。これからは知事はどうされるのか、その動向が県民の間で最大の関心事であります。将来の本県の発展や方向に対するあなたの抱負や基本的スタンス、さらに次の四年間県政を担当し架橋新時代に向けて総仕上げをする意思があるのか、決意のほどを明らかにし、率直なお気持ちをお聞かせいただきたいと思うのであります。 御答弁をいただき再問いたしたいと思います。   (三木知事登壇) ◎知事(三木申三君) 近藤議員からの私に対する出処進退についての御質問にお答えいたします。 私は、知事として県政をお預かりをいたしまして以来、今日まで三期十一年余、一党一派に偏らず、県民との対話を軸とした県民本位の県政の推進、さらには清潔で公正な県政運営を基本姿勢として堅持いたしまして、二十一世紀を目指した徳島づくりのため、全力を挙げて取り組んでまいりました。 振り返ってみますと、昭和五十六年、私が知事に就任いたしました当時、本県は高度経済成長に乗りおくれ、政治的な混乱とオイルショックによる経済不況に加えまして、まさに地方財政冬の時代真っただ中でございました。大規模プロジェクトのほとんどすべてが行き詰まり、まさしく県政は八方ふさがりという状況でございました。こうした状況を打ち破って懸案事項を解決をいたしますために、私はまず、多くの県民の皆様方の生の声に耳を傾けるとともに直接現場に足を運び、つぶさに実情を把握することによって、県民の幸せのために今何が必要なのかということをまず第一義に考えました。 そこで、私はこうした状況を踏まえ、将来の徳島県のあるべき姿をお示しし、より開かれた民主的な県政運営と計画的な事業の推進を目指し、みずから先頭に立ってがむしゃらに県政推進に打ち込んでまいりました。この十一年余りの月日は、正直に申し上げますと、文字どおり光陰矢のごとし、あっという間に過ぎ去ったというのが実感であります。 さて、私の任期も残すところ七カ月余りとなってまいりました。私は三年半前、心ならずも、みずからの公約の一つでありました「多選はしません。二期八年を限界とします」、こういう約束をたがえて三選出馬をいたしました。この決断は、政治家にとって公約がいかに重いものであるかということはだれよりも知っておりますがゆえに、私にとってはまさしく断腸の思いでありました。(拍手) 県政を担当いたしました最初の八年間で、県政の重要懸案事項の幾つかはある程度方向が決まり、また施策によってはかなりのことがやれたと自負している面もございましたが、行政の仕事は、それが重要な課題であればあるほど時間をかけて粘り強く取り組まないと、なかなか目に見えた成果があらわれなかったというのが実感でありました。その意味で、二期八年という期間は、当初、私が考えていた時間感覚よりずっと短く、私が頭に描いておりました県政のあるべき姿にはまだまだほど遠いものがあり、志半ばの感を深くしていたのでございます。 私は、八年間でできると思っていたが、しかし、やり遂げることのできなかった幾つかの重要懸案事項を解決に導くべく、前回の知事選挙におきましては、あえて私にとってはイバラの道を選ぶ決意をいたしたのでございます。 結果としましては、多くの県民の皆様方の御支持を得まして三たび県政を担当させていただくことになりましたが、私自身一政治家としての良心に照らし合わせましたときに、みずからの公約を貫けなかった苦しみと公約違反という厳しい御批判、御叱正を受けましたことは、今も消え去ることのない私の胸に深く大きな重荷となって残っております。そして、私の基本的な政治理念であります「余りにも長い権力の座は弊害を免れ得ない。その弊害は、すなわち県政の停滞につながる。」、こういう多選批判の理念は今も正しいものと確信をしておりまして、そのためにも常に政治に新鮮な感覚を持ち続けるように努めてまいりました。 さて私は、三期目の県政をお預かりするに当たりまして、私が思い描いていた事業をやり遂げることができて、そして、二十一世紀に向けて本県が大きく飛躍、発展するための道しるべを指し示すことができた暁には、私に託された知事としての責務は果たし得るものとひそかに考えておったのでございます。 そして今、私がどうしてもやり遂げたいと考えていた県政の重要懸案事項は、今日においてそのほとんどが解決に向かうとともに、その他の重要プロジェクトもそれぞれに進捗を見せるまでになっております。 例えば、県政推進の大きな柱の一つであります交通体系の整備という面から見てみますと、国道バイパスの建設につきましては、国道十一号吉野川バイパスは既に全区間が暫定供用されており、昨年十二月には県道徳島空港線までの区間で六車線供用されたところでございます。 また、国道五十五号の徳島南バイパスも、小松島市内で圃場整備事業河川改修事業バイパス建設事業、この三つが複雑に絡み合って話が全く進展しないという一期間がございましたが、昨年十二月に全線供用にこぎつけることができました。 国道五十五号阿南バイパスにつきましては、平成五年度の国体開催までには、小松島市大林町から阿南市西路見町に至る約九キロメートルの区間が供用される予定となっております。 一方、本県の海の玄関となります徳島市沖洲地区の大型流通港湾建設事業でございますが、就任当時は海面下の土地問題あるいは漁業補償の問題等々、困難な課題が山積をいたしておりまして、事業推進の糸口さえ見出せないという状況でありましたが、直ちに実行可能な計画に見直しを行いまして、工事を一期、二期に分割することにより鋭意建設を進めてまいりました。ようやくこの三月に一期工事が概成の運びとなり、平成五年度には産業団地の分譲を行うことにいたしております。 また、来年夏の関西国際空港の開港に合わせて、その海上アクセス基地として、また本県の海の玄関にふさわしい旅客ターミナルとして、沖洲旅客ターミナルを本年一月に起工をいたしたところでございます。 空の玄関となります徳島空港につきましては、高速交通時代に対応して滑走路の拡張やジェット化、機材の大型化を進めてまいりました。さらに、民航機専用の北側並行誘導路、国際化に対応したターミナルビルも既に完成をいたしております。 一方、工事が一たん凍結されておりました阿佐東線でございますが、昭和六十三年に第三セクターによる阿佐海岸鉄道株式会社を設立するなどの働きかけを行いまして工事を再開することができ、昨年三月、県南住民待望の開業に至ったのであります。 このように、本県の陸、海、空にわたります交通体系は順調に整備が進み、私が知事に就任したころと比べますと、まさに隔世の感がいたします。 とりわけ、県民の皆様の期待が大きい四国縦貫自動車道の建設につきましては、御承知のように昭和五十六年一月に路線発表されゴーサインが出ておりながら、ルートを変更したということで住民の反対意見が非常に強く、全く話し合いに入れないという状況でありました。県政の将来の発展を考えると、どうしても高速道路はつくらなくてはならない、しかし再度のルート変更はできない、こうした中で、やっと話し合いに入れましたのが昭和六十年、私が就任をいたしましてから四年たってのことでございます。この四年間というものは全くの空白期間でございました。以来、今日まで全力を傾注して建設推進に取り組んでまいりました結果、昨年末までに徳島─脇間全区間におきまして本線工事が発注されており、工事は急ピッチで進められております。 ただ残念ながら、当初、努力目標としておりました徳島─脇間の国体までの開通には至りませんでしたが、藍住─脇間は国の平成五年度予算案の中で供用予定区間と決定され、平成五年度中に県民の悲願であります高速道路ゼロメートル県からの脱却が果たせるめどが立ってまいりました。この開通は、徳島─川之江間全区間が平成九年度の明石海峡大橋開通時までに供用できるための大きなはずみになるというふうに考えております。 また、施設面から見てみますと、文化の森総合公園や神山森林公園は大勢の県民の皆様方に親しまれておりまして、好評を博しておりますし、新しい交流の拠点アスティとくしまも東四国国体の秋季大会前にオープンをいたします。 そして新たに、ゆとりと生きがいを実感できる拠点として建設の要望が強くございました施設、すなわち女性の活動と交流の中心となる女性総合文化会館や、子供たちが遊びや体験を通じて科学を理解する心を培う子供科学体験施設、それに県民の健康づくりを促進する南部健康運動公園、これらにつきましても、それぞれ建設に向けて着実に作業が進んでおります。 さらに工業開発の面では、辰巳工業用地につきましては、立地予定企業が撤退するなど長く懸案でございましたが、鋭意努力してまいりました結果、企業誘致も順調に進み、現在は用地のほぼ八割を占める面積に立地企業との土地売買契約を完了させることができました。 その他の工業団地でも、私か就任いたしましたころ土地造成は終わっていたもののほとんど立地が決定されていませんでした松茂工業団地や、私が新しく手がけました内陸部の土成工業団地は既に企業誘致を終えておりまして、阿波町の西長峰工業団地の造成も進捗を見せ、平成五年度には分譲を開始することになっております。 阿南市橘湾の開発でございますが、県南部の工業開発の拠点として長らく県政上の最重要課題でございましたが、平成二年十二月に電源開発株式会社と四国電力株式会社の両社から石炭火力発電所立地の正式な協力要請がございまして、具体化へ大きく動き出しております。 とりわけ、本県が二十一世紀に向けてさらなる発展を図るための大きな契機となります第四十八回国民体育大会東四国国体」、第二十九回全国身体障害者スポーツ大会「躍動のうずしお大会」につきましては、私自身先頭に立ってその誘致に努めてまいりました結果、東四国国体秋季大会は本年十月二十四日に、躍動のうずしお大会は十一月六日から、それぞれ開催される運びとなっております。県民の心を一つにして両大会を成功に導くべく取り組んでまいりました開催準備も今や最終段階を迎えておりまして、万全の態勢が整いつつございます。 このように、県政の重要懸案事項が一歩一歩着実に前進でき、私が手がけてまいりました各般にわたる施策がおおむね順調に推移できましたのも、県民の皆様方を初め県選出国会議員、県議会議員各位の絶大なる御尽力のたまものでございまして、ここに改めて厚くお礼を申し上げる次第でございます。 しかし、一方において皆様も御承知のとおり、今、徳島県は、歴史上かつてなかったような変動の時代を迎えようといたしております。情報化、国際化、高齢化、価値観の多様化など、日本全国に及ぶような時代の大きな流れの中、本県はこれらに加え、来年夏に迫った関西国際空港の開港、五年後の明石海峡大橋の開通、そして第二国土軸構想の推進等々、他県にも増して巨大な変革のうねりが押し寄せようといたしております。 さらに、近藤議員御指摘のとおり、橘湾の石炭火力発電所計画、細川内ダム建設計画など、新たに取り組むべき喫緊の課題が生じておることも事実であります。まさしく本県は、二十一世紀に向けてあすへの展望を切り開く大きな岐路に立っていると言っても過言ではないと思います。 このような状況に対処いたしますため、私は、架橋新時代とも言える二十一世紀を目指して、その道しるべとなるべき二つの計画、すなわち三〇〇〇日の徳島戦略と徳島県総合計画二〇〇一を、県民の皆様方とともにその英知を結集し策定をいたしました。こうした計画もスタート以来三年目を迎え、本格的な事業実施段階に入ってまいりました。計画を着実に推進し、本県の各般にわたる受け皿づくりに万全を期するためには、一刻の足踏みも許されない正念場を迎えておるわけであります。 近藤議員も御指摘のとおり、このような重要な時期に県政に空白期間を生じさせることは断じて許されるものではありませんし、変化の激しい時代であればなおさら、県政の安定と政策の継続性が何よりも重要になってくる、この御指摘も私は事実だと存じます。 これまでるる申し上げてまいりましたが、私自身、これら一連の事柄を踏まえ、みずからの出処進退について多くの方々の意見に虚心に耳を傾けながら、県民の幸せ、県勢の発展をまず念頭に置き知事としていかにあるべきか、熟慮に熟慮を重ねてまいりました。 そして私は、かねてからひそかに一つの結論に達していたのでございます。このことにつきましては、もう少し早い時期に表明すべきかということも考えたのでありますが、しかしながら、県政の最高責任者である知事といたしましては、重要な時期であればあるほど政治の安定性、職員の士気を確保するためにも、出処進退についての発言は慎重であらねばならないとみずからに言い聞かせてまいりました。 去る十二月議会におきましても、私は大西議員の御質問に対しまして、「みずからの進退を県民の皆様方の前に明らかにすべきときが来ればそうしたい」という御答弁を申し上げました。その明らかにすべきときがきょう参りました。 私は、今任期限りで知事の職を辞することを、県民の皆様方にぜひともお許しをいただきたいと存じます。 この県政の重要な時期に、県政のかじ取りを回避するがごとき感をお持ちになられる向きもございましょうが、決してそうでないことを、ぜひとも御理解を賜りたいと思うのであります。引き続き県政を担当せよと御激励を賜りました数多くの議員並びに県民の皆様方にはまことに申しわけございませんが、まさに私に託された一時代の役割は果たし得たのではないか、さらに、私の政治理念に照らし合わせましたとき、今期限りで職を辞するべきであると決断をいたした次第であります。 知事に初当選させていただいた年が昭和五十六年、一九八一年であります。架橋新時代とも言える二十一世紀に向けて、一九八〇年代が飛躍への基礎づくりの時代といたしますならば、一九九〇年代はそれに続く総仕上げの時代であると総括できるのではないでしょうか。時まさに二十一世紀へ向けまして、今、徳島は新たな風が吹き、新しい流れを感じるのでございます。この新たな息吹を感じ取るのは、決して私一人ではないと信じております。本県の本格的な架橋新時代に向けて諸準備も整い、大きく羽ばたかんとする今、まさに徳島はさらなる大きな流れに向かって動き始めたのでございます。 県政は、七〇年代の混乱期から八〇年代の安定期へ、そして、さらに九〇年代の飛躍的発展期に向けて、その序曲は既に奏でられ始めております。まさに私の任期十二年間は、徳島の発展の基礎づくりと飛躍への道しるべを指し示すことにあったというふうに思うのであります。 さきにも申し上げましたように、今、県政は一刻の停滞も許されない重大な時期を迎えております。何があろうとも、県政に空白期間を生じさせることは断じて許されません。私としましては、今後は、架橋新時代にふさわしい指導者に後事を託し、これまで円滑に推移してまいりました県政が、これからも変わることなく生き生きと発展してほしいとひたすら願うものであります。 いずれにいたしましても、私は、残されました任期七カ月の間は、八十三万県民一人一人が生活の豊かさとゆとりを実感でき、ふるさとで生きる喜びを満喫できるような健康県徳島づくりのために、全身全霊を傾注して取り組んでまいる所存でございますので、最後まで議員各位を初め県民の皆様方のさらなる御指導、御支援を切にお願い申し上げまして、御答弁にかえたいと思います。   (近藤議員登壇) ◆二十七番(近藤政雄君) ただいまの知事の御答弁、納得することは絶対にできません。風邪を引き添え、引き添え、どう言えば四選への決意を促すことができるのか、一生懸命原稿をつくりました。二度ほどお会いする機会もありました。お気持ちを確かめようとしました。そのたびに、あるいはと不安が私の胸をよぎりました。でも、一生懸命、誠心誠意、私の気持ちを申し上げれば、知事は必ず理解されると信じて原稿をつくってまいりました。こんな御答弁を聞くために、幕引きをするために私は登壇したのではありません。今回の私の質問は、我が会派二十九名の総意であります。最後まで私の進言をお聞きいただき、そして、もっともっと前向きな返事をお願いしたいのであります。 私の調べでは、戦後四選以上された知事は全国で五十三名あります。一期、二期で知事をやめられた方々は、国政か、健康を害された方であります。中には、新潟県のように不浄な金のために一期ももたずに県民の信頼をなくした場合もあります。公約の重みとはいえ、健康ですばらしい実績をおさめられた知事が、県民世論に背を向けて勇退を決意されるようなことにでもなれば、あなたが初めてであります。県民は悲劇でもあります。知事はその実績から見ても、熟度、年齢から見ても、本県政界のリードオフマンであります。リードオフマンを自覚しなければなりません。知事がまじめで潔癖な性格であることは、県民は承知しております。 仄聞するところ、今、あなたの心にあるのは、一つは公約の重みであり、一つは多選に反対される人たちやマスコミに対するお気遣いであろうと思います。当時、多選の弊害を県民に公約したことを、選挙のための戦略だなどと軽々に言うべきではないと思います。しかし、あなたが十二年間、身を粉にして努力され、今日、今は徳島県民に十分理解されたと思うのであります。三木知事、あなたは知事でもあり、お医者さんでもあります。今を去る十二年前、あなたは土木工事の入札をめぐる疑惑を初め行き詰まった工業開発、遅々として進まない道路行政等、当時の県政を例えるならばまさに病の床に伏し危機に瀕していた徳島県政にメスを入れ、息を吹き返させるべく、知事という政治の舞台に出たのであります。 そうしたあなたは、うわさどおりの名医でありました。二十年来の県政の懸案であった辰巳工業団地の企業誘致、徳島空港、四国縦貫自動車道国道バイパスの整備そして沖洲流通港湾の造成など、枚挙にいとまのないほど数多くの実績を確実かつ着実に進められて、この私たちの住む徳島に生気を取り戻す上で必要かつ十分なものでありました。 外科手術は、医療技術の進歩した今日においても、実際に執刀して初めてわかる病状があると聞きます。徳島県の病状は、予想以上に悪化していたのではないでしょうか。しかし、あなたは医者の使命を全うすべく、当初の予定時間こそ延長すれ、みずからの健康など一切を顧みず、全身全霊をもって手術に専念されたのであります。そして今、徳島は元気を取り戻しつつあります。今、あなたの脳裏には、手術に大成功をおさめ県政を軌道に乗せたという充実感、喜びが満ちあふれているのでありましょうが、また、今あなたは、御自分の使命を果たした、あなたにできることはすべてやり終えたと、そう思っているのではないでしょうか。しかし、三木知事、もし万が一にもあなたがそう考えているのなら、それは大きな誤りであると思うのであります。なぜなら、術後の患者の容体をしっかり見守り、異変に備えることも医師としての重要な使命であります。 あなたはまた、こう言われるかもしれません。三〇〇〇日の徳島戦略そして徳島県総合計画二〇〇一という名の処方せんも書けているからと。しかし、手術は成功しても、関西国際空港が来年夏に開港いたします。さらに、明石海峡大橋の完成も間近に控えております。こうした外的要因によって、いつ何どき患者の容体が急変するかもわからない状況にあることは、あなた自身が一番よく知っておられることであります。このような事態が起こったとき、一番迅速かつ一番適切に処置が施せるのは、みずから執刀し患者に対する豊富な知識を持ったあなたであります。何度も申し上げますが、術後もそうした事態に備えるのが執刀医であるあなたの使命であり、責務であろうと思うのであります。あなた以上に術後の看視に適する人がどこにいますか。視点を変えれば、患者が「もうしばらく完全に病を克服するまで、あなたに見守ってほしい」、そう言ったら、あなたはどうされますか。 三島由紀夫の作品の中に、「終わりの美学」というエッセイがあります。確かに、ものの終わりはある意味において美しいものであります。出処進退を誤らず見事な引き際を演じることは、美しいものであり、潔いものでもあります。特に政治の世界では、出馬の決断よりも引退するときの決断が難しいとされています。あなたは、二期八年というみずから打ち立てた公約にこだわり、ここを引き際とばかり、男の美学を演じようとしていませんか。確かに県民の一部には、この公約があったがゆえに、成果の内容を問うことなく再出馬をよしとしない意見もあることも事実であります。公約が、政治を志す者にとってどれくらい重みを持ったものであるかは、今さら申し上げるまでもございません。こうした声を厳粛に受けとめ、さらに脱皮した真摯な姿勢で臨まれるべきであります。 しかし、そうした批判をも一身にかぶりつつも、術後の患者の生命を見守り続けることこそ、本当の意味における勇気であると確信するものであります。知事さん、今ここで県民や県政に別れを告げ、男の美学を演ずることはいとも簡単であります。批判は批判として正面から堂々と受けとめつつも、この重要な時期に差しかかる県政を見守り、汗をかき、前進させていく使命をあなたが担っていることを忘れないでいただきたいのであります。 知事の御所見を再度お伺いいたしたいと思います。 次に、橘湾石炭火力発電所の立地計画についてお尋ねをいたします。 橘湾の工業開発は、昭和三十九年、新産都市指定を受けて以来、県南工業開発の中核のプロジェクトとして数多くの企業誘致が浮き沈みしてまいりました。特に四十八年には、住友重機の造船所の立地が決定し、百五十億の漁業補償も済ませながら、オイルショックの影響で十年後撤退するという非常に苦しい経験をしているわけであります。二度とこうした失敗を繰り返させてはならないと考えるのであります。 今まさに、昭和五十一年当時とは経済の違いはあるにしても、景気の低迷という点では全く変わらない状況の中で、電源開発という安定した経営維持が期待できる業種を選択したことは、知事の先見性と判断力によるものであります。この実現に向け、私たちとしても全面的に御支援、御協力をしていかなければならないものと考えているものであります。 昨年十二月に発表された事業計画による平成十二年の初号機の運転開始ということを考えるとき、来年度がこの事業の成否を決する正念場を迎えるものであります。まず六月ごろ、環境影響評価報告書の縦覧、十二月の電調審での承認並びに港湾計画の改定、続いて埋め立て申請作業など、クリアしなければならないハードルがあると思います。 またこのほか、大前提となる漁業者との調整なども大きい負担になると予想されます。一兆円とも言われるこの大プロジェクトを円滑に推進するために、保健環境部、商工労働部、農林水産部及び土木部を含めた県の組織を挙げての取り組みが必要であると考えますが、知事のお考えをお伺いいたします。 次に、細川内ダム建設について土木部長にお尋ねをします。 時間の都合で詳細に申し上げることはできませんが、政府が、今年度建設予算が認められ、二十年来の懸案事項に一歩を踏み出した形となりました細川内ダムは、この機会に県は犬の遠ぼえのように遠くから語りかけるのではなく、遠慮することなく木頭村に足しげく通い、道路の改良や木頭村活性化の具体的な事業を促進しなければなりません。地域活性化のため、全国的な例を見れば、建設費の四〇%ないし一五%の助成が望めるということであります。最高四百億円もの周辺対策費が出るようであります。木頭村の村益を最優先して、現実的な要望を処理して、村益にもなり県益にもなるこの事業に積極果敢に取り組んでいかなければなりません。木頭村においても、過疎化や活性化に頭を痛めていると思います。過疎化に歯どめをかける妙薬はないと言われています。この機会に、このチャンスに、村の命運をかけ、前向きに対応してはどうか、村民の理解を心から期待するものであります。 土木部長はまず何から手がけるのかお尋ねをいたし、後、まとめといたします。   (三木知事登壇) ◎知事(三木申三君) お答えをいたします。 まず第一点は、先ほどの私の答弁に対して、再度、近藤議員からの御質問にお答えをいたしたいと思います。 先ほど、近藤議員からるるお述べになりました。私にとりましては、身に余る御評価をいただいたわけでありまして、まことに恐縮をいたしております。私としましては、先ほども申し上げましたように、新たな時代に向けて早急に解決を要する喫緊の課題があることも十分に承知をいたしておりますが、私は、かねてからみずからの確固たる信念といたしまして、従来からの懸案事項の解決と本県が二十一世紀へ飛躍するための基礎づくり並びにその道しるべというものを指し示し得たときには、県政の最高責任者である知事としての使命は果たし得るものだというふうに考えてまいりました。 さらに、私の政治信条に照らし合わせましても、県民の幸せ、県勢の発展のためには、私がこれ以上とどまることなく今期限りで職を辞するべきであると決断をいたしたところでございます。 したがいまして、御指摘のように、私は決して男の美学を演じようとしているわけではございません。しかしながら、正直申し上げまして、私自身みずからの手で、県政の目の前に横たわっております重要課題であります東四国国体四国縦貫自動車道の一部供用などの事業を見届けたいという心情が、今なお完全に消え去っているわけではございませんが、これはあくまでも私個人の心情でございます。長期的視野に立って県民の幸せ、県勢の発展というものを考えましたときに、今後は、架橋新時代に向けて総仕上げの時代にふさわしい見識と実行力を持った新たな指導者にこの処方せんを託すべきであるというふうに結論づけたところであります。 いずれにいたしましても、これまで順調に進展してまいりました県勢が今後ともさらに発展しますように、あすの健康県徳島づくりのためにともに努めてまいりたいと考えております。 次は、石炭火力発電所計画につきましては、平成十二年七月の初号機の運転開始を目標といたしまして、平成五年十二月の電調審上程というスケジュールのもとで、県、市、事業者挙げて最大限の努力を傾注している最中でございます。 県における推進体制につきましては、平成三年六月から副知事を本部長とした関係部局長で構成いたします橘湾石炭火力発電所立地推進本部というものを設置いたしますとともに、平成四年度には商工労働部に橘湾開発室を設けまして、立地推進に対して積極的に取り組みをいたしてまいったところでございます。 今後、ことしの十二月に開催が予定をされております電調審への上程に向けまして、事業者を初め関係省庁と関係機関との調整を図りながら計画の詰めを行い、地域住民などへの理解と協力を求めつつ、他方面にわたる対応が必要になってくるわけでございます。 特に、昨年末来問題となっております瀬戸内海環境保全特別措置法に照らしましての海面埋め立て問題、またそれに至る手続としての港湾計画の変更、埋め立て申請、さらには関係漁業者との調整等々、各省庁にまたがる案件が数多くございますので、横の連絡が十分に図られる組織が必要だと考えておりまして、本年四月の人事異動並びに機構改革に際しましては、関係部局を統合いたします新しい組織をつくって、これに対応していきたいと考えております。   (縣土木部長登壇) ◎土木部長(縣保佑君) 私からは、細川内ダムの建設に関係しましてお答え申し上げます。 このダムの建設につきましては、木頭村の御協力と御理解が不可欠でありますので、振興計画素案などを題材といたしまして、いろいろな機会をとらえて話し合いの場づくりを村当局、村議会に働きかけたり、一部村民の方々に対しましても説明会等を開催し、努力を続けてまいりました。このような働きかけを実施する中で、木頭村と徳島市を結ぶ道路の時間短縮を図ることが木頭村を初めとする丹生谷地区全体の要望であり、地域活性化のかぎでもあるとの意見もいただいておるところでございます。 このため、振興計画素案を生かし、地域活性化にはずみを与えるのはまず道路整備であるとの認識に立ち、昨年六月に丹生谷地域開発関連道路検討会を発足させ、木頭村長が御提案のいわゆる百分道路構想──これは木頭─徳島間を百分で結ぶ道路計画でございますが──これについて検討してまいりました。その検討結果として、沿道の利用状況、国道五十五号を補完できるルートなどを総合的に勘案し、百分構想として町村道海川出原線から国道百九十五号、県道阿南鷲敷日和佐線及び県道徳島上那賀線などを経由して徳島市に至るルートを基本として、ダム事業の完成に合わせて概成させる構想を策定しました。 そこで、県といたしましては、この基本ルートのうちの国道百九十五号につきまして、上那賀町出合付近のバイパス工事など、緊急を要する区間から先行的に着手することとしまして、平成五年度から必要な事前調査に着手したいと考えております。 今後、種々の問題を含んでおりますが、目に見える形の施策といたしまして道路整備に着手することが丹生谷地域全体の活性化になり、ひいてはダム問題の話し合いの糸口になると考えられますので、全力を挙げてこの道路整備に取り組む所存であります。   (近藤議員登壇) ◆二十七番(近藤政雄君) 今、日本の経済は、バブルがはじけたなんて言葉で表現されるような簡単な経済不況ではありません。戦後、とどまることを知らず成長また成長を続けた日本の基幹産業、すなわち自動車、弱電、証券等が考えられない決算予測であり、人員の削減の合理化案が報道されています。また、県下の求人倍率を見ても、〇・八五というかつてない厳しさであります。もちろん、県が当初期待した民間活力も、全く期待できない厳しい経済環境でもあります。 また、今ほど国民から政治家に対する信頼を失墜しているときはありません。権力の座にある者は、えてして利権を得ようとする人たちから、いろいろな手段で誘惑の魔の手が伸びてくるものであります。これを振り払ってこそ、国民や県民の信頼を得る立派な政治家であります。 知事は、十二年間、こんなうわさ一つない清潔な政治家であります。また、県民を敵味方に区別することもなく、県民党の立場で公正公平に県政に携わってこられました。一部心ない職員の不祥事はありましたが、職員の士気は旺盛であります。マンネリ化はしていません。多選はしないとの公約はあったにしても、政治家として欠かせない清潔感や公平公正そして指導性と貴重な経験は、多選という言葉と相殺しても余りある人柄であります。しかも、後継者は暗やみの向こうで影も形も見えない今、なぜ知事が勇退を決意されたのか、不思議で、不可解で、不愉快であります。知事がまじめで一徹な方であるだけに、なおさら心配であります。 知事、あなたは今、熟慮に熟慮を重ねて決断されたと思います。出処進退はあなた自身の決めることであるにせよ、ようやく希望の見えかけた我が徳島県、青空の片隅に暗雲が見え隠れしてきたように思えてならないのであります。 知事の再出馬が正しいか正しくないかを決めるのは、国会議員でも県会議員でもマスコミでもありません。それは、県民であります。一刻の惰眠も許されない県政の重大な岐路に、なぜあなたは勇退を決意されたのか、勇気を持って出馬への御決断をしていただきたいのであります。あなたが決断できなかったため県政が大混乱を起こしても、そしてそれがあなたの責任でなくても、今まであなたが築いてこられた数々のプロジェクトが夢のまた夢と消えても、その実害を受けるのは県民であります。そのとき責任の所在を追及しても、後の祭りであります。取り返しのつかない結果が予測されます。十二年間、県勢発展のために馬車馬のように働いた三木知事を県民が見捨てるわけはないと確信していたのに、残念で、無念であります。あなたが決意をされれば、九月の選挙で県民が確かな審判を下してくださるのに、断腸の思いがいたします。重ねて、あなたの再考を要請するものであります。 三木知事が出馬されると信じ、最後まで知事の人柄に好感を寄せていたこの近藤の思いをそでにした三木知事に、お別れの一句を送りたい。 行く水に数かくよりもはかなきは想うてならぬ人想うなり 残り任期を、全力を傾注して県政に取り組まれることを期待して、私の一切の質問を終わります。 ありがとうございました。(拍手)   ──────────────────────── ○議長(小倉祐輔君) 議事の都合により、休憩いたします。      午前十一時三十四分休憩   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    午後一時五分開議      出席議員計三十八名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     福  山     守 君     二  番     西  沢  貴  朗 君     三  番     吉  田  忠  志 君     四  番     樫  本     孝 君     五  番     来  代  正  文 君     六  番     猿  瀧     勝 君     七  番     竹  内  資  浩 君     八  番     北  島  勝  也 君     九  番     杉  本  直  樹 君     十  番     佐  藤  圭  甫 君     十一 番     長  尾  哲  見 君     十二 番     児  島     勝 君     十三 番     川 真 田  哲  哉 君     十四 番     宮  城     覺 君     十五 番     北  岡  秀  二 君     十六 番     亀  井  俊  明 君     十七 番     堺        廣 君     十八 番     遠  藤  一  美 君     十九 番     原     秀  樹 君     二十 番     大  田     正 君     二十一番     榊     武  夫 君     二十二番     板  東  敬  二 君     二十三番     岩  浅  嘉  仁 君     二十四番     平  岡  一  美 君     一十五番     四  宮     肇 君     二十八番     湊     庄  市 君     二十九番     木  村     正 君     三十 番     元  木     宏 君     三十一番     俵     徹 太 郎 君     三十二番     七  条     明 君     三十三番     松  本     弘 君     三十四番     服  部  昭  子 君     三十七番     大  西     仁 君     三十八番     原  田  弘  也 君     三十九番     阿  川  利  量 君     四十 番     谷  口     修 君     四十一番     木  内  信  恭 君     四十三番     日  下  久  次 君   ──────────────────────── ○副議長(木村正君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 四十三番・日下久次君。   〔近藤・中谷両議員出席、出席議員計四十名となる〕   (日下議員登壇) ◆四十三番(日下久次君) 私は、社会党県議員会派を代表いたしまして、ただいまから県政全般にわたって知事並びに執行部の皆さんに質問をいたしたいと思っております。時間の関係もありますから、簡潔に、明快に、御答弁を賜りたいと要望しておきたいと思います。 まず第一点は、知事の勇退問題についてお伺いをしたいと思います。 ことしは、我が徳島県にとりましても、本格的な政治の季節の到来であります。御存じのように、一月には小松島市長選挙が行われ、続いて二月には徳島市長選挙があり、激しい三つどもえの結果、新人市長が選ばれました。また、二期八年にわたって在職された三木市長が、きょう三月三日をもって任期を満了し、新市長は弱冠四十一歳、県庁の所在の市長としては全国で最年少の市長であります。まさに政治の季節にふさわしい鮮やかな新旧の交代劇でありました。 そして、ことし九月には知事選挙が行われ、その後、中央政界におきましては、予想として十一月ごろには衆議院の解散総選挙が行われるような情勢でございます。もちろん、選挙は政治の原点であると同時に、重要な政治の節目でもあります。有権者はもちろん、およそ政治に携わる者は、改めてこの点に思いをいたし、激動の政治の季節に出処進退や進路の選択を誤らないように、熟慮断行を旨とすべきであろうかと思っております。 さて、三木知事は、本日午前中に行われました自民党・県民会議の近藤議員の質問に対しまして、今秋十月四日の任期満了をもって知事の座から退き、後進に道を譲ると言明されました。四選という多選の道を選ばず、余力を十分残しながら敢然として知事を退職し、三期目の県政と有終の美をもって締めくくられたというのであります。一言で申しまして、この決断はまさにさわやかな勇気ある決断でありましょう。 政治家の出処進退は非常に難しいと思います。場合によっては、みずからの意思に任すことのできない側面がございます。今回の知事の決断は、熟慮に熟慮を重ねられたあげくと思います。四選待望論を振り切った結果であろうと推察されるのであります。私がさわやかな勇気ある決断と申し上げるのもこの辺にあるわけでありまして、およそこのさわやかな勇退表明は、後世にも末永く語り継がれるものと確信してやみません。 申すまでもなく、三木知事は十二年前の知事初当選の当初から、およそ首長の多選は、好むと好まざるにかかわらず権力の腐敗をもたらし県政停滞の諸悪の根源になるとして、私自身がよくお聞きいたしました。そして、多選を批判され、みずからの県政担当についても、多選ならぬ範囲での限界を今後の県政の前に示されたと思います。言うなれば、看板の「対話の県政」と並んでみずからの多選を戒めるという多選自粛を政治信条としてこられた三木知事であります。県民各層の間で、さらに続投せい、あなたにかわる後継者はいないのではないかという四選待望論が少なくない中で、最後までこの信条を貫かれ、惜しまれながら去ろうという有終の美を飾られることになりましたのは、私どもにとって非常に感銘の深いところでございます。 知事、あなたは三期十二年にわたる県政担当を総括されて、一定の成果を上げることができたとさわやかに言明されました。私たちの社会党県議員会といたしましても、三木県政に対しましては、初当選のときから渾身の努力を払い、常に是々非々の立場を堅持しながら、ときには叱咜激励も申し上げ、陰に陽に支援協力を惜しまなかったつもりでございます。それだけに、今はもう、十二年間よくやっていただいた、並み並みならぬ知事の労苦をねぎらう気持ちでいっぱいでございます。 今回の知事の決断は、私どもだけでなく広く八十三万県民にとりましても、まことに重大な決断であり、県政上最大のニュースと言えますだけに、重ねて私の提起に対しまして、知事の御心境のほどをお聞かせ願いたいと思う次第であります。 再問はいたしません。   (三木知事登壇) ◎知事(三木申三君) お答えをいたします。 私の勇退に伴います私の心情について、御質問がございました。これにつきましては、午前中の近藤議員の御質問に詳しく私の心情を含めて申し上げたところでございますが、私としましては、知事就任以来この十一年余りの間、がむしゃらに県政推進に打ち込んでまいりました。その結果、知事に就任した当時の重要懸案事項はそのほとんどが解決をいたしておりますし、本県が二十一世紀に向けての一定の県政の方向づけもできました。まさに知事として私に与えられた役割は果たし得たのではないかと、僣越ながらこのように考えております。 正直申し上げまして、私は、この変化の激しい時代の中でよくぞここまでできたと、こういう深い感慨を覚えているところでございますが、しかしながら近藤議員にもお答えをいたしましたとおり、私としましては、長期的な視野に立って県民の幸せ、県勢の発展を考えますとともに、私みずからの政治理念に照らし合わせましたときに、架橋新時代を担うにふさわしい次なる指導者に後事を託すべきであると結論づけた次第でございます。 これまで円滑に推移してまいりましたこの県政が、二十一世紀に向けてさらに着実に発展してほしいとひたすら願う気持ちでいっぱいでございます。 なお、私としましては、残された任期七カ月余の間を、全身全霊をもって県政に取り組んでまいる所存でございますので、どうか最後まで県民の皆さん方を初め議員各位のさらなる御指導、御支援を切にお願いを申し上げます。   (日下議員登壇) ◆四十三番(日下久次君) ただいま知事の心境をお聞かせいただきました。残った七カ月間、全力を挙げて最後の仕上げのために御健闘あらんことをお願いしておきたいと思っております。 続きまして、予定しております質問に入っていきたいと思っております。 第一点は、道路整備の問題であります。 都市周辺の道路整備計画について見解を求めたいと思っております。 県政の目標である快適な県土づくりを実現するために、また明石大橋開通に対応するために、三〇〇〇日の徳島戦略もあと残すところ四年余に相なっております。本年二月十日に兵庫県との共催で開催されました「明石海峡大橋と兵庫・徳島の未来を考える会」が、また「二十一世紀の徳島シンポジウム」が兵庫県と共催で開催されました。そのときに、兵庫県の副知事、本県の副知事を初め各大学の先生方がおいでになりまして、いろいろ提言なりお話を聞いたわけであります。その中で特に印象の強い御意見は、「経済も文化も強いところに吸収されるのは自然の原理であって、弱いところがストロー現象が起こるということは当たり前である」、私はこういうようなことが頭からのきません。 したがって、本県が近畿開発の一員として、また大阪湾のベイエリア構成の一員として、近畿の期待と本県の期待に沿うためには、四国の代表県として条件もある、徳島の文化と独自性を発揮し、経済活動には交通渋滞の解消、都市交通の整備、空港港湾の連結等、この整備が緊急であるというように私はお聞きをしたわけであります。明石海峡大橋が開通いたしまして、本県だけが大阪まで二時間になったのではありません。岡山県、鳥取県を含めて多くの県が、大阪・近畿圏と二時間台の交通圏に相なるわけであります。徳島県は好条件に恵まれ、四国の代表県となるためには、また産業の発展も、経済も、文化の発展にも必須の条件である道路整備と交通体系の整備と空港・港湾の連結は、緊急の課題であるというふうに、私はお聞きをしたわけであります。 例えば、明石海峡大橋の開通に備えまして、明石側は、兵庫県知事のお話によりますと、神戸西バイパス、西神自動車道路、山陽、中国、大阪湾の湾岸道路、何と五つの高速道路が完成するそうであります。このような交通体系が、明石側においては完璧に完成できる、また、兵庫県の淡路におきましては、幹線道路を含めて地方線もすべてが完成できるという報告がありました。この報告を伺いまして、本県の明石海峡大橋に対する開通の対応はどうであろう、こういうことを思うときに、徳島空港に着いたら徳島駅中心に到着するのに、時には一時間、一時間半かかり、車の渋滞のひどいのにはびっくり、そんな悪いようなイメージを与えるようでは、本県の活性化は難しいと思います。徳島市周辺の交通体系の整備は、私は緊急を要すと思い、きょう質問を提起するわけであります。 知事は、三〇〇〇日徳島戦略を立てたり、アスティとくしまの完成、マリンピア沖洲の完成等、数々のプロジェクトを目標に、近畿圏の一員として活性を図ろうといたしております。そして、「徳島が変わる あなたが変える」といたしております。それがためには、徳島市を周辺とした都市部の交通網の整備と空港・港湾の連結整備の確立をしなければならぬとシンポジウムでは言われております。きょうまでの議会の審議を通じましても、各議員から深刻な提案がなされております。すなわち、日米構造協議の中で四百三十兆円の金を使えというのに、なぜ新吉野川橋がかからないのか、北沖洲線の延長ができないのか、外環状線ができないのか、こういうような質問であります。また、大野橋はどうなる、南環状はどうなる、北環状はどうなる、鳴門インターより徳島まで来るのにどういうようにするのか、徳島のインターができた場合には吉野川橋はどうなるのか、こういうような深刻な提起が、私は耳がたこになるほど聞いているわけであります。にもかかわらず、一切、明石海峡大橋の開通に備えた交通体系の整備は、視界がゼロであります。 今年度、やっと第二万代橋の着工が提起されましたが、これでは一部緩和されても、抜本的な明石対策にはなりません。また、矢三応神橋にありましても、私の推定では一万台ぐらいの迂回になろうかと思っておりますけれども、これは明石海峡大橋の解消にはなりません。明石海峡大橋の開通には、本線を通るのは、推計として一日約四万台、本県側は約二万台ないしは二万五千台、瀬戸大橋の開通の道路整備を参考にするときに、平成九年の明石大橋の開通に向けて、鳴門インターより十一号バイパス六車線化で対応するというが、策定の根本的見直しが必要になるのではないかと思うわけであります。 第二点は、外環状線の末広延長は、東吉野町から北沖洲線まで平成九年度対応の計画策定が行われておりますけれども、その延伸として第三吉野川橋を建設し川内までの外環状線の計画策定が急ぐと思われるが、どのように土木部は判断し、策定を行おうという見解なのか、示してもらいたいと思う。 第三点は、第十堰の建設と、併用県道北環状線としての供用する開始は、何年ぐらいの想定になるのか、御答弁を願いたいと思う。 第四点は、四国横断道の整備計画としての昇格は、国幹審は平成六年度に開催されると考えられるが、昇格の条件として、都市計画区域の横断道並びに建設を前提とした道路幅及び環境アセスメント等々、七つの条件が満たされて都市計画決定がされるというように聞いております。この決定がおくれるということは、横断道に対する国幹審の審議に影響するわけでありますが、いつをめどに完了する方針なのか、責任ある御答弁を賜っておきたい。 答弁によりまして再問をいたします。   (三木知事登壇) ◎知事(三木申三君) 道路整備の四点について、私からお答えをいたします。 まず第一点は、平成九年度開通予定の明石海峡大橋の開通に向けて、鳴門インターから十一号、五十五号を中心にどのように交通体系の整備を考えているか、この点についてお答えをいたします。 明石海峡大橋の開通いたします平成九年度の交通量につきましては、定量的なものは現在公表をされておりませんが、自動車保有台数の伸びなどからの自然増、さらには架橋効果によります交通量の増加、こういった点を考えますと、定性的に見て交通量は増加することが当然予想をされておるところでございます。 このため、建設省、日本道路公団、本四連絡橋公団、県の担当者で神戸─鳴門ルート関連道路整備の連絡会を組織いたしまして、明石海峡大橋供用に向けた円滑な交通処理と、この大橋の有効利用について種々検討を加えてきたところでございます。 県といたしましては、鳴門インターと徳島インター間の交通量を考えてみますと、国道十一号吉野川バイパスの六車線化を急ぐとともに、吉野川断面の交通機能を強化いたしますための矢三応神橋の完成を急ぐ必要があると考えまして、鋭意事業の促進を図っているところでございます。 一方、徳島市内におきます交通処理も重要な課題であると考えておりまして、このため、十一号、五十五号などの主要幹線道路に集中をいたしております現在の交通を分散させます放射・環状道路の整備を鋭意進めているところでございます。 このうち、平成九年度までには都市計画道路東吉野町北沖洲線及び万代橋等を完成をさせますほか、現在事業中の都市計画道路常三島中島田線などの整備促進を積極的に図ることにいたしております。 また、現在計画中であります末広有料道路の延伸道路や、徳島北環状線につきましても、一刻でも早く事業化できるように調査を急いでおる状況でございます。 なお、国道十一号や国道百九十二号などの現道の交通処理につきましても、昨年実施されました徳島本町及び元町交差点の改良などの例に見ますように、一定の効果が期待をされますことから、建設省とともにさらに実施可能な対応箇所の調査検討を引き続き進めてまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、徳島市内及びその周辺部の交通対策というのは最重要課題でございますので、四国横断自動車道の早期の都市計画決定を含めて環状道路などの早期整備に全力を注いでまいるつもりでございます。 第二点は、外環状線の計画策定についてでございます。 末広有料道路の延伸道路は、外環状線の東側部分を構成をいたしておりまして、川内町の国道十一号から八万町の国道五十五号バイパスを結んでこれらのバイパス的機能を担うなど、徳島市内の交通混雑の緩和に大変有効な道路であるというふうに考えております。 この道路の計画につきましては、現在、ルート、構造、規格等について調査を進めておりまして、これをできるだけ早く終えて、全区間を一体として平成五年度をめどに都市計画決定を行い、引き続き速やかに事業着手したいと考えております。 事業化に当たりましては、現在の交通混雑の状況が市中心部ほど顕著であるという現状から、当面、元町沖洲線から東吉野町北沖洲線までの間に着手をいたしまして、早期に効果が発揮できるように整備促進に全力を挙げたいというふうに考えております。 なお、延伸道路全体の整備につきましては、その規模も大変膨大でございますので、国と十分協議しながら進めてまいる所存でございます。 第三点は、第十堰の建設と併用する県道北環状線の供用開始についてでございます。 主要地方道徳島北環状線のうち、藍住町から第十堰を併用いたしまして国府町に至るこの区間につきましては、四国縦貫自動車道の藍住インターチェンジと徳島南環状線を結ぶ道路でございまして、徳島市とその周辺部の交通渋滞の緩和を図る外環状道路の西側部分を構成する、非常に重要な役割を持っておる道路でございます。このため、早期整備の必要性から事業化のためのもろもろの調査を進めておりまして、このうち国道百九十二号から主要地方道徳島鴨島線までの区間につきましては、調査の進展や一定の事業効果が期待できますことから、早期事業化が図られるように建設省に強く要望をいたしておるところでございます。 また、吉野川の渡河部分を含みますその他の区間につきましては、平成四年三月に第十堰との合併構造とする方針が建設省と確認をされております。この堰軸の確定を待って、ルートなどの詳細な調査に入りたいと考えております。 なお、この区間の事業化につきましては、第十堰の調査、工事の進捗及び完成時期を十分考慮に入れながら、遅滞なく対応できるよう努めてまいりたいと考えております。 最後に、四国横断道の国幹審での昇格の条件として、横断道建設を前提とした都市計画決定は緊急だ、この計画決定のめどはという御質問にお答えをいたします。 四国横断自動車道の鳴門─徳島間につきましては、そのルートが市街化区域あるいはその周辺を通過いたしますことから、整備計画策定に当たっての必要条件であります都市計画決定をしておく必要があります。現在、建設省におきましては、大まかなルートが徳島市中心部の東側を通過するという方針のもとに、種々の調査が進められておるわけでありますが、具体的なルートの選定に当たり、吉野川を初め大河川を渡らねばならないことや、住宅地域、工業地域など高度に土地利用されている地域を通過いたしますために、河川、道路、港湾、農林などの各管理者との調整であるとか、あるいは環境影響評価などの作業を鋭意進めておるところでございます。次回の国幹審の開催時期を現時点で想定をいたしますことは大変困難でございますが、前回の国幹審が平成三年十二月に開催されたということ、そしてまた最近の例では約三年間隔で開催されておりますことを念頭に置きまして、県としましては、これらの諸調査をできるだけ早く終えていただくように強くお願いをいたしておるところでございます。 いずれにいたしましても、次回の国幹審までに都市計画決定を終えるために、平成五年度には都市計画決定の一連の手続に入りたいと考えております。   〔俵議員退席、出席議員計三十九名となる〕   (日下議員登壇)
    ◆四十三番(日下久次君) 今、知事から答弁をいただきました。知事、土木部長に見解を求めたいと思います。 今、徳島県は高速道路ゼロメーターであります。私の調査によると、四国の県庁所在地が──高知、松山、高松、これは縦貫道と横断によってあと二年で結ばれるそうであります。本県の場合には、視界ゼロであります。こういう状態は、瀬戸大橋、明石大橋時代に対応するところの道路整備であります。といって、今、知事から答弁があったけれども、明石海峡大橋の開通に備えて本四公団や道路公団と県と建設省とが今から相談をしております。そして、自然増加はあるだろうけれどもというような、余り深刻な答弁ではない。 私は、香川県で調査をいたしました。瀬戸大橋ができまして、横断道とバイパスと一般県道の改良によって快適な道路が瀬戸大橋には連係いたしております。徳島県の場合は、十一号バイパスの六車線でいく、矢三応神橋で迂回する、第二万代橋でやる、元町交差点でやります。このような状態で、余り車が来ないという前提ならばいざ知らず、余り車が来なかったら「徳島が変わる あなたが変える」、本県の活性化はないのであります。産業も、文化も、観光も、工業開発も、徳島県は四県の代表県になる資格がないわけであります。そこらの判断が、冒頭に申し上げましたように、各議員が血の叫びとしてこれに対応するためには、新吉野川橋は二階建てをやろうでないか、有料でもやろうでないか、南環状、北環状もやろうでないか、何と借金してでも明石時代に対応して道路建設は香川並みにやろうでないかと、こういう提起があったのであります。 したがって、今言われましたように、交通量は自然に車が来るという前提で自然増加という立場で対応されるということについて、私は了解ができません。先ほど冒頭に言ったとおり、明石は五本のハイウエーで結ばれます。淡路は、全島整備ができます。本県だけは、横断の見通しはなし、そしてまた、鳴門インターから縦貫に直接の連係はできません。六車線で対応しようでないかと言うならば、現在の通行量四万八千台のあの第二吉野川橋はどのように交通量が混雑するのでしょうか。思っただけでも、これはぞっといたします。それに対する対応が、今のような知事の答弁で県民は納得できないと思っております。 開通して初めて事業着工いたしましても、一つの例でいくと五十五号のバイパスが二十年かかった、徳島県は、すべての道路整備は完成までに二十年かかるわけであります。事業認可をもらって、完成が二十年、だとすると、明石海峡大橋が平成九年に完成して、今から道路をやるというようになってくると、二十一世紀の十年代になるわけであります。そういうような見通しを我々が経験の中から提起をしておるのに、具体的に四百三十兆円の金を使ってでも、県勢発展のためにこういう策定をし、国の了解をもらって、もらえるだけの金をもらってやりますという答弁がないわけであります。 したがって、現在の十一号、県庁から始まって新吉野川橋の交通量四万八千と対比いたしまして、これで九年の開通に対して、また今の対応でいけるというように自信を持って言えるのか言えないのか、私は再問としてお聞きしておきたいと思っております。 もう一点、質問いたします。橘湾に立地予定の石炭火電の問題であります。 結論から先に申しますと、この問題に対する県の行政の取り組みは、各部の連携の不十分、根回しの不足、とりわけ環境庁の体質や摩擦が解消できず、右往左往している情けない現状は、我々県議会といたしましても黙認ができない、こういう状態では、言うなれば徳島県の企業立地に対する信頼を大きく失墜するものだという判断をいたします。 したがって、次の点について質問いたします。 第一点は、火電立地に対する環境問題は、県の要綱に基づき県独自に平成四年以降環境アセスメントが実施されておりますが、知事が約束した硫黄酸化物発生量一二〇〇ノルマル立米の枠組みについては、先般の議会で報告がありました。総体のアセスメントはいつごろ公表されるのか、また港湾計画が変更される場合は、調査のかなり大幅なおくれが出るのではないか、これをお聞きしておきたいと思うのであります。 第二点は、六十四ヘクタールの海面埋め立て、灰捨て場に対して環境庁の理解を得ることができず、県が一方的に関連計画の立地概要案を公表し、一方的な発表に対して激怒し、肝心の灰捨て場の埋め立て許可に対して理解を得ることができなかったわけであります。二月十日に、県はやむなく灰捨て場の埋め立てを断念した段階になったのであります。この結果、年間約八十六万トンの石炭灰の処理については、事業主体である四電と電発両社の合意で県外の埋め立て既免許地に埋め立てするという広域処理の道をたどらざるを得なくなったと議会に報告がありましたが、この八十六万トンの灰処理については、有効利用と既免許取得海面等で広域処理を行うことで合意したというが、両社はその見通しを持っているのか、お尋ねをしておきたいと思います。 また、第三点は、橘湾の埋め立て不許可により、再度港湾計画を変更し、公共用地及び一般産業廃棄物の処理場を確保するという計画が示されたが、この変更計画は運輸・環境両省庁の了解を得るめどがあるのか、あわせて御答弁を賜っておきたい、こう思います。 答弁により再問をいたします。   (松田副知事登壇) ◎副知事(松田研一君) 石炭火電に関します日下議員の御質問に対して、お答えを申し上げます。 まず第一点の、大気、水質などの調査についてでございますが、県といたしましては、橘湾石炭火力発電所などの立地に伴う環境影響を把握し、環境汚染の未然防止対策などに資するため、平成四年度におきまして阿南地域大気シミュレーション調査などの五つの調査項目から成る石炭火電等環境調査事業を実施いたしているところでございます。これらの調査結果はできる限り早く取りまとめることとしており、徳島県環境影響評価要綱の規定に基づく技術審査会に、本年六月をめどに橘湾水質予測調査の結果を含む五つの調査報告を行った上で、地元関係市町村などへの説明を行ってまいりたいと考えているところでございます。 県といたしましては、これらの調査結果を踏まえ、電源開発株式会社及び四国電力株式会社の環境影響調査書に対する審査指導を行うなど、阿南地域の環境保全対策に適切に対処してまいる所存でございます。 次は、石炭灰の処理についてでございますが、石炭灰の処分につきましては、去る二月十日に県において取りまとめました有効利用と既免許取得海面などでの広域処理により行うこととする基本方針に基づき、電源開発株式会社及び四国電力株式会社において具体的な処理方法についての詳細な検討が現在進められているところであると承知をいたしております。 その検討の方向といたしましては、四国電力株式会社につきましては、運転開始までに一〇〇%の有効利用を目指す方向であり、また、電源開発株式会社につきましては、有効利用を極力図るほか、全国各地にある自社の石炭火力発電所の灰捨て場を利用すべく、種々検討しているところでございます。基本的には、両電力ともに県の基本方針に沿い対応可能と考えております。 次は、公共用地並びに一般及び産業廃棄物処理場を確保するという計画が示されたが、この計画は運輸省及び環境庁の了解を得るめどはあるのかどうかといったお尋ねでございます。 港湾計画の変更につきましては、本年十二月に開催予定の電源開発調整審議会における電力立地についての議を経た後、平成六年三月開催予定の中央港湾審議会に諮られる予定でございます。このためには、計画案をことし夏ごろまでに策定する必要があり、スケジュール的には非常に厳しい状況でありますが、有識者や関係行政機関などから成る委員会を設け、精力的に取り組んでまいりたいと考えております。 この計画案を中央港湾審議会に諮るまでの過程におきましては、港湾の開発利用及び保全の観点から運輸省の審査を受けることになります。 また、この場合、環境庁にも運輸省から協議されることになりますが、今回の埋立計画に関する環境庁の見解は、地域振興のためならすべて埋め立てが認められるというものではないとのことであり、瀬戸内海環境保全特別措置法に照らし、当該土地利用計画が公共性、公益性があるのかどうか、内陸も含め他に適地がないのかどうか、環境保全上問題がないか、埋め立てが必要最小限のものとなっているかなどの観点から十分審査した上で、最終的に判断されるべきものであるとのことでございます。 県といたしましては、今後とも運輸省を初め関係機関とも十分協議しながら手続を進め、港湾計画の変更承認が得られるよう最大限の努力をしてまいりたいと考えているところでございます。   〔近藤議員退席、出席議員計三十八名となる〕   (縣土木部長登壇) ◎土木部長(縣保佑君) 私からは、明石海峡大橋の開通時の十一号の問題についてお答えいたします。 開橋時の交通量は公表されていないわけでございますが、相当の伸びが予想されるということは事実だと思います。したがいまして、県といたしましては、既に三〇〇〇日の徳島戦略を立てて、その重要な柱の一つとして交通ネットワークの整備を重点に挙げてあります。それに従いまして、既に幾つかの事業に着手済みの状態となっております。 また、予算面でも、県単道路七箇年計画ということで、重点的に配分させていただいておるところでございます。 そこで、十一号につきましては、六車化を全面的に促進すること、さらには吉野川断面全体の交通容量緩和という観点から矢三応神橋をやって、しかも北環状道路で十一号とそこを結んでいくという計画で整備を進めているところでございます。 今後、横断道の都計決定や、末広延伸の都計決定も早急な課題と考えております。 いずれにいたしましても、これらの事業着手済みのものについては促進すると同時に、計画の早期確定に急ぎたいと思っております。   〔原田議員退席、出席議員計三十七名となる〕   (日下議員登壇) ◆四十三番(日下久次君) 私が提起したのは、現在の交通量四万八千台、その上に明石海峡大橋が開通した場合にどうなるかという提起であります。十一号が六車線で対応できるのか、その時分に大幅な道路計画がなければ、徳島へは再び行けんなと、悪いイメージが出ることが怖い。 したがって、私は、第二吉野川橋は武市県政時代に着工し、開通した。私は三木知事に、第三吉野川橋を一本つけてほしかった。そのことが、徳島県の都市部の交通渋滞の解消と、言うなれば知事の公約である徳島市周辺の交通渋滞の解消の公約が実現できたと思う。明石時代に向けて六車線でやろう、矢三応神橋でやる、元町の交差点を改良する、こういうような答弁で私は了解ができません。 したがって、明石海峡大橋ができて、徳島が渋滞に渋滞を重ねて本県の活性化ができないという場合は、これは執行部の目測違い、この違いについて、徳島県がどう判断するかということについて御警告を申し上げて、この問題は、あと、委員会に譲ることといたします。 橘湾問題について再問いたします。 私は、立地概要を公表するより、まずもって住民が不安を持っておる、五つの調査項目である阿南地域大気シミュレーションの調査結果の公表が、一番県が取るべき道であると思う。公表はそれである。したがって、この公表はいつするかという提案でありますけれども、県の方といたしましても早急にやるという御答弁でございますから、一応、あとは委員会に譲りますけれども、健康県徳島のためにも厳正な対応を求めておきたいと思います。 そして、橘湾のこの処理は三木県政最大の公約であります。我々も環境保全が万全を期すなれば、できるだけの御協力を申し上げたい、こういう立場で環境保全に最大の留意を図りながら今日まで審議を進めてまいったわけであります。どうか環境保全については、県政に対して悔いを残すことのないような慎重な対応を切に望んで、この論戦は委員会に回したいと思っております。 次に、企業誘致対策であります。 企業誘致対策は、定住人口の増加と、とりわけ若い方々が定住できる地域づくりのためにも、地域産業の振興のためにも重要な県政の課題であります。県が造成中の西長峰工業団地十八ヘクタールも、平成六年三月の完成を目前にしております。誘致企業の決定はまだないそうであります。阿南六十四ヘクタール約七十億円、小松島五十ヘクタール約五十数億円を投入して、百十四ヘクタールの造成を計画し、今、対応中であります。今日の国内外の経済状況を判断するときに、また、我が国の基幹産業である自動車、電気、繊維、午前中に近藤議員も言ったけれども、我々が想像する以上に不況であります。こういうような設備投資の低迷や抑制、企業縮小等が続いておるこの時代に、好況時代であっても辰巳工業団地百二十六ヘクタールが二十年間も凍結されました。また、橘湾の累積投資は百数十億円であります。これも橘湾に眠っております。言うなれば、この先行投資が県一般財政に与えた影響は、福祉後退、県勢後退に大きな損失をこうむったわけであります。 したがって、冒頭に申し上げましたように、若者が定着する地域活性化のために造成することは必要でありますが、問題は造成後の企業誘致体制であります。今後、ブレインズパーク徳島、鳴門中核団地、阿南、小松島等々に対して誘致実現のために提案されておりますけれども、どのように組織を強化して、企業誘致成功のために、若者が定着し県勢の発展が望まれるように対応しようとしておるのか、見解を聞いておきたい。 また、今日の日本経済は、造成さえしておけば企業が立地をしてくれるというような甘い時代ではない。造成する以上、県出身の財界や企業、地元市町村が連携強化を図る中で、実現のために総動員をしなければ新企業は来ないと思うがどうか。 先般、我々議員団がある機会に大塚製薬の会長さんとお会いいたしました。いいお話を聞きました。そのときのお話では、北海道の知事、副知事さんが東京の大塚製薬の会長さんを訪ねられて、「大塚の会長さんに、地域活性化のためにぜひ北海道に企業誘致をしていただきたい」と言って、三度も四度も来られたそうであります。私は頭がジーンといたしました。 四十七都道府県すべてが、企業立地のために、地域活性化のために東奔西走いたしておるわけであります。判断を誤ると、せっかくの県の投資がかえって福祉後退、県財政圧迫の判断になるわけでありますけれども、このような判断をして、どのように企業誘致体制を知事以下判断をしておるのか、お答えを願いたいと思う。 答弁によって再問いたします。   (三木知事登壇) ◎知事(三木申三君) お答えをいたします。 御質問の要旨は、このような低迷する経済情勢のもとで、鳴門、阿南、小松島などに新しい工業団地をつくろうとしておるが、この団地に企業誘致を図るとすれば至難のわざだ、これに取り組む体制づくりが必要ではないか、この所見についてのお尋ねだというふうに考えておりますが、企業誘致につきましては、県政上の重要な事業の一つとして従来から全力を挙げて取り組んでまいったことは、日下議員も御承知のとおりでございます。 また、企業誘致を総合的に推進いたしますために、徳島県企業誘致推進本部を設置いたしますとともに、東京と大阪に企業誘致の専任職員を配置いたしまして、体制の整備を図って積極的な企業誘致活動を行ってきたところでございます。 さらに、東京、大阪におきましては、県出身者で構成いたします徳島県産業振興懇談会を設置いたしまして、産業界などの情報の収集あるいはそれぞれの徳島県へ向けての企業誘致についての幅広い御意見をお伺いをしておりますとともに、これらの情報を活用して企業誘致に積極的に努力をいたしているところでございます。 しかし、御指摘のように、昨今の企業立地を取り巻く環境は大変に厳しい状況にありますことから、産業界の動向と企業ニーズの調査分析をさらに行うなど、企業誘致戦略を再構築をいたしまして、あらゆる機会を通じて企業誘致を働きかけていくといったふうに、この県庁挙げての全庁的な取り組みを、今後してまいらなければいけないというふうに考えております。   (日下議員登壇) ◆四十三番(日下久次君) 企業誘致について、警鐘を鳴らしておきたいと思う。 私は、大塚の会長さんと会って、「徳島県の知事、副知事があなたの会社においでたことがありますか」という質問に対して、「一回も来たことはございません」、こういうお話でありました。北海道の知事、副知事さんは二、三回おいでて、そして、「ぜひ北海道へ企業を誘致してくれるか、あっせんをしてくれ」というお話が来ました。私は、それが本当と思います。なぜ徳島県は、徳島県のトップの企業である大塚製薬の会長さんや社長さん、または徳島県の立派な企業、中核企業の方々に御相談をして、西長峰の企業でありましても、現在決定はゼロであります。来年三月に完成であります。一体、そういうことで造成したメリットがあるのか、見通しはどうだということを憂慮するがゆえに、私はお尋ねをするわけであります。 したがって、知事、副知事が一回でも大塚製薬、東京の会社を訪ねて、徳島県に企業誘致をお願いするというように具体的にお二人が行動した事実と実績があるのか、このことについて御見解を聞いておきたいと思います。 御答弁により締めくくりします。   (三木知事登壇) ◎知事(三木申三君) お答えをいたします。 今、お話がありましたように、私自身が大塚製薬の会長なり社長なりに、本県への立地について過去にお願いしたことがあるか。 考えてみますと、大塚製薬株式会社本社工場、本県にあるわけでございますので、私はその点についてはお話はしておりませんが、相談役のいられるあのビルには、何度か私はお伺いをいたしました。内容は、いろんなお話を聞かせていただいたり、直接、大塚製薬に他の工場を本県につくってくれということは、改めて申し上げた経緯はございません。これは、先ほど申し上げましたように、大塚製薬の本社並びに主力工場が本県にある、こういう事情を踏まえてでございました。   (松田副知事登壇) ◎副知事(松田研一君) お答えを申し上げます。 東京の方には参ったことはございませんが、徳島県内では大塚の社主を初めトップの方々に何度かお会いをしております。 特に企業立地だけということではございませんが、県政いろいろな面につきまして、いろいろ御意見をちょうだいするなり、お願いするなりといったことはございます。   (日下議員登壇) ◆四十三番(日下久次君) 私があえて知事、副知事に答弁を求めたのは、各四十七都道府県ともどもに、そういうように全力を挙げて若者が定住圏の安定のために、また地域活性のためにやっておるという事実を開陳して御答弁をもらったわけであります。 したがって、副知事は事務職であります。政務職のトップは知事であります。事務職のトップである副知事が各部長を叱咤激励し、やはり徳島県がやりかけた仕事は副知事が十二分に対応するという姿勢を持ってもらいたい、要望しておきます。 知事もあと残された七カ月間、全力を払って県政の重要懸案の後始末のために、全力を挙げて努力されんことを切に要望いたしまして、私の代表質問を終わりたいと思います。 御清聴ありがとうございました。(拍手)   ──────────────────────── ○副議長(木村正君) 議事の都合により、休憩いたします。      午後二時五分休憩   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    午後二時三十三分開議      出席議員計三十七名          (その番号・氏名左のとおりである)     二  番     西  沢  貴  朗 君     三  番     吉  田  忠  志 君     四  番     樫  本     孝 君     五  番     来  代  正  文 君     六  番     猿  瀧     勝 君     七  番     竹  内  資  浩 君     八  番     北  島  勝  也 君     九  番     杉  本  直  樹 君     十  番     佐  藤  圭  甫 君     十一 番     長  尾  哲  見 君     十二 番     児  島     勝 君     十三 番     川 真 田  哲  哉 君     十四 番     宮  城     覺 君     十五 番     北  岡  秀  二 君     十六 番     亀  井  俊  明 君     十七 番     堺        廣 君     十八 番     遠  藤  一  美 君     十九 番     原     秀  樹 君     二十 番     大  田     正 君     二十一番     榊     武  夫 君     二十二番     板  東  敬  二 君     二十三番     岩  浅  嘉  仁 君     二十四番     平  岡  一  美 君     二十五番     四  宮     肇 君     二十七番     近  藤  政  雄 君     二十八番     湊     庄  市 君     二十九番     木  村     正 君     三十 番     元  木     宏 君     三十二番     七  条     明 君     三十三番     松  本     弘 君     三十四番     服  部  昭  子 君     三十五番     小  倉  祐  輔 君     三十六番     中  谷  浩  治 君     三十七番     大  西     仁 君     三十八番     原  田  弘  也 君     四十 番     谷  口     修 君     四十一番     木  内  信  恭 君   ──────────────────────── ○議長(小倉祐輔君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 十二番・児島勝君。   〔福山・日下両議員出席、出席議員計三十九名となる〕   (児島議員登壇) ◆十二番(児島勝君) いよいよ県勢の発展の起爆剤とも言える国体の開催、関西国際空港の開港そして明石海峡大橋の開通など、やがて来る二十一世紀が我が県にとってバラ色なのか灰色の時代なのか、県民はだれもが不安ながらも大きな夢と希望を抱いているのではないでしょうか。そして、何かに、いやだれかにその実現のため、期待をしているのではないでしょうか。その県民の夢をかなえられるリーダーはだれなのか、今、県民注視の的はことし秋の知事選挙であります。 午前中の代表質問に答えて、三木知事は、秋の知事選に出馬断念の決断をされました。退くことは進む以上に難しいと言われますが、知事御自身が判断をされたことでありますから、心情をお察しすると、これ以上何も言うことはありません。 しかし、常々私は、政治家の公約とは県民の信頼に公平かつ誠実にこたえ、職務を全うすることであると思っております。確かに、公選で選ばれる我々は、選挙の方策の一つとして政策あるいは政治信条を掲げます。二期八年のキャッチフレーズもまさにその一つであり、その当時、新しい時代、リーダーを待ち望んでいた徳島県民にとって新鮮であり、期待を込めて一票を投じたものであると信じております。 しかし、私は、余りにも世論やマスコミが任期二期八年ばかりにとらわれ過ぎていたのではないだろうかと思うのであります。そして、任期という重いおもしが、本来なら最も重要である職務の決断、そして思い切った施策の実行を鈍らせていたのではないかと思われてなりません。真の政治家の公約とは、政策の実行であり、常に県民の幸せのため夢を与え実現させるかであり、任期の長短にかかわらず、その政治家が必要であるか否かは公選でもって県民によって判断をされるものであり、それこそが民主主義の原則であると私は思います。 知事は、昭和五十六年、国においては政府を挙げて行政改革にそして財政再建に取り組もうと、県政においても新しい時代へ向かっての転換期とも言える重大な時期に、県民の期待を担って知事に着任をされました。就任以来三期十一年有余、県政の抱える懸案事項を解決、あるいは着実に実現をされました。その実績は高く評価するところであります。そして、時代の流れとともに、ポスト明石海峡大橋や二十一世紀に向けての新たな施策として三〇〇〇日の戦略あるいは総合計画二〇〇一を打ち出され、推進されていることは既に知るところでありますが、本県飛躍の発展のため最も重要なこの時期に、どうしてもやり遂げなければならない県政の重大な問題点、事業も残されているのも事実であります。 そこで、県民や徳島の発展のために骨身を惜しまずやられてこられた知事御自身の最終の美を飾るためにも、総仕上げとも言うべき三〇〇〇日の戦略を初め重点要望課題を任期の間に全力でお取り組みをいただき、方向づけなり、決着をつけていただきたいと期待を込めて質問をしてまいりたいと思います。 それでは、知事並びに理事者に県政重要課題の中から、県南地域の抱える石炭火電、細川内ダム、辰巳工業団地の諸問題三点について、お伺いをしてまいります。 まず第一点目は、橘湾石炭火電の問題であります。 石炭火電立地に関する県独自の環境調査、五事業も平成四年度内に報告書がまとまり、いよいよこれからというやさきに、石炭灰の海面埋め立ては瀬戸内法の関係で環境庁との折り合いがつかず、埋め立てを断念とのことであります。その対応として、午前中にも述べられましたように、橘港港湾計画を一部変更して、公共用地及び廃棄物処分場としていく県の方針を打ち出されました。 しかし、年間八十六万トンとも言われる石炭灰の処理を、本当に電源開発や四電のみでできる見通しが立っておるのか、また、港湾計画の見直しについても、運輸省あるいは環境庁との瀬戸内法等の関係で可能なのか、そして、何よりもことし十二月には開発に向けての第一歩であります電源開発調整審議会、電調審が開催されるわけであり、電調審には操業後十年間の石炭灰処理計画も明らかにしなければならないわけであります。この上程が順調にいかなければ、平成十二年初号機運転開始スケジュールも、そしてまた火電の立地さえもが危ぶまれておるわけであります。これら港湾計画の見直しには、運輸省、環境庁、エネルギー庁など多くの省庁との協議あるいは交渉など、クリアをしなければならない問題、処理事務が増大する中で、今までの組織体制ではまことに不十分であります。 午前中に代表質問の御答弁にありましたように、新たな体制づくり、例えば、現在の橘港開発室を局にして強化する必要があると思うわけであります。そして、立地に向けましては幾多の課題があるわけであります。 まず、周辺住民の安全、そして安心をしていただくために、環境調査の結果を早急に住民に公表し、十分御理解をいただくこと、そして、石炭灰の処理にいたしましても、有効利用を含め処理計画をきちんと立てなければならないわけであります。そしてまた、石炭灰を除く新たな海面埋め立ての計画につきましても、環境庁を説得するだけの理由づけも必要であります。そのための港湾計画の見直しには、運輸省との協議も必要であります。 そこで、知事にこれらの多くの問題をクリアしながら、十二月の電調審に向けての取り組む決意のほどをお伺いをいたします。 第二点目は、細川内ダム建設についてお伺いをいたします。 県中央部に比べて、とかく開発がおくれていると言われて久しい県南地域が、来る架橋新時代の後の大きな飛躍を遂げるためには、高速交通体系の確保もさることながら、水害の憂いのない県土の保全策である治水面とあわせ、産業、生活、文化等の発展のもとになる将来の利水面が求められて二十年が経過をいたしました。この間には、好景気時代も何度か過ぎ去り、最近においてはバブル経済がはじけ、景気回復の諸施策を求める今日、細川内ダムの建設が本県の国に対する最重要要望事項として取り上げていただき、国においても平成五年より建設事業として前進を見たことにより、一つの大きな節目を迎えることができたと思うわけであります。 しかし、ダムが建設される地元木頭村に目を向けてみるときに、水没される村民の方々を初め一般木頭村民の方々の悩みや苦しみも、避けて通れない問題として改めて浮き彫りとなってきており、とても手放しでは喜べる状況ではないと思うわけであります。 その背景には、ダム建設後の村の将来像が木頭村民にははっきり見えないという、何か不安感が吹っ切れない大きな要因の一つになっているのではないかと思うわけなのであります。せっかく県が組織を挙げて練り上げられました振興計画も、村民との話し合いのテーブルが用意され、議論の場がなくては何にもならないわけであります。 そこで、振興策としては、もっと県が計画内容を積極的にアピールをし、より多くの方々の意見を聞き、村民が安心して協力できるような素地をつくっていくべきだと思うわけであります。また、そのために必要であれば、今の副知事を本部長とした推進本部の組織についても、三木知事をキャップに据えて当然と思えるぐらいの価値のある事業であると私は思うのであります。 そこで、知事にお尋ねをいたします。細川内ダム建設の促進に向けて、県が村との話し合うための素案としてつくった振興計画には、住宅あるいは工業用地等に利用可能な用地造成、スポーツ公園、温泉開発を中心とした観光など、多くのメニューが用意されていると聞いております。そして、その投資効果についても大変大きなものが期待されるわけでありますが、村がこの話に乗ってこない理由には、計画の内容を含め何か物足りないものがあるためではないでしょうか。 また、一方の建設省においては、建設予算として事業に取りかかるために必要な具体的な諸調査も進めていくと聞きますが、まず何をおいても二十有余年にわたり不安定な生活設計を強いられた水没される方々に対して、県はどのような対応をしていくおつもりなのか、さらに、新年度建設事業採択を迎えるに当たり、今後、振興計画推進の具体策を含め、ダム推進に向けての知事の決意のほどをあわせてお伺いをいたします。 最後に三点目には、辰巳工業団地の企業誘致についてであります。 バブルの崩壊、経済不況の依然として続く中、辰巳工業団地進出企業の中で倉敷紡績──クラボウが平成五年末操業開始が二年おくれの平成八年の春に延期となったわけであります。神崎製紙においても、先般、王子製紙との合併が決まりました。辰巳への進出計画には変更はないと思うのでありますが、他の日亜化学工業、山本鉄工所の操業開始が当初予定よりおくれておるわけであります。 御承知のとおり、辰巳への企業進出は雇用面、経済効果など、県南活性化はもとより県益にも大きな影響をもたらすものであり、一日でも早い操業を望むものであります。 そこで、今後、各社に進出計画等に変更があるのかどうか、また具体的には操業時期はいつごろになるのか、そしてさらに操業を早めるための県としての援護策は考えておられるのかどうかもあわせて理事者にお伺いをいたします。 以上、当面する三課題につき、知事並びに理事者より積極的な御答弁をいただきたいと思います。 その後、質問を続けてまいりたいと思います。   〔阿川議員出席、出席議員計四十名となる〕   (三木知事登壇) ◎知事(三木申三君) お答えをいたします。 まず第一点は、橘湾の石炭火力発電所問題についてお答えをいたします。 橘湾石炭火力発電計画につきましては、既に御承知のとおり、県南工業開発の中核的なプロジェクト、こういう位置づけを行いまして、従来よりこの実現に向けて積極的な取り組みをいたしてまいったところでございます。 御案内のとおり、先ほどもお触れになりましたが、この計画は、平成十二年七月初号機の運転開始を目標といたしておりまして、当面の重要課題は、本年十二月に予定をされております電源開発調整審議会の議を経ることである、これは最大の課題となっておるわけでございます。そのためには、これに関係する国の省庁といたしまして環境庁、通産省、資源エネルギー庁、運輸省など多数の関係省庁に関係をいたしてまいりますし、これらの調整と漁業関係者との調整も重要な課題でございます。 こう考えてまいりますと、数多くのクリアしなければいけない諸問題を多く抱えておりますので、午前中の近藤議員の御質問にもお答えを申し上げましたように、これらの一連の作業をスムーズに進めてまいりますためには、庁内体制として横の連絡を十分とっていかなければなりません。 そういう意味におきまして、関係部局を統合する新しい組織を新年度の人事異動に伴いましてつくりまして、万全の体制を組んで積極的な取り組みをいたしてまいりたい、このように考えております。 次は、細川内ダム建設についてでございますが、平成五年度の政府予算案におきまして、二十年来の実施計画調査から一歩前進した建設事業としての予算が認められたことは、既に御承知のとおりでございます。このことは、徳島県南部にとって地域開発に向けた展望が開けてきたということになりますが、一方において、地元木頭村に対しましては、今まで以上の積極的な働きかけが必要であるというふうに認識をいたしております。 このため、県では今後の事業促進に向けた取り組みといたしまして、移転を余儀なくされる水没者の方々に対しましては、不安のある将来の生活設計に対して、生活再建のための移転先であるとかあるいは職業のあっせん等の相談が受けられる相談所を平成五年度から設けまして、きめ細やかな対応が図られるよう誠意を持ってこれに当たりたいと考えております。 このことにつきましては、木頭村に対して話し合いのテーブルをつくってほしいということを再三申し上げてまいりましたが、いまだに話し合いの場が設けられていない、このことは、既に御承知のように、過去に村議会において強い反対決議を何度も行っておると、こういう経緯がございます。私としては、早くこの話し合いのテーブルの場をつくる、これがまず先決であろうと考えております。 また、地元の活性化と定住環境の確保が図られるように、木頭村振興支援対策調査費を平成五年度の新規予算として計上いたしまして、その話し合いが持たれたときには、県が話し合いのたたき台としてつくっておりますこの振興計画素案、これをより効果を発揮する手段として調査費を計上して、この支援を行いたいと考えております。今後、木頭村と話し合う中でのそれぞれの課題についても検討したい、こういうふうに考えております。 このようなことを実施いたしますほかに、かねてから要望の強い下流の道路の改築についてでございますが、これについても計画を詳細に説明し、村当局の御要望も十分伺いながら話し合いの糸口が早く見出せるように、さらなる働きかけをしてまいりたいと考えております。 これにつきましては、私自身も木頭村に出向いてまいりまして、この話し合いの場を持ちたいとかねてから考えておったわけでございますが、御承知のように、現在、木頭村内のリコール問題が惹起をいたしております。これらの絡みを十分考えてまいらなければなりませんので、私が参る、そういった時期的な問題につきましては、これらの推移を十分見守りながら、できるだけ早い機会をとらえて木頭村の方々に直接お願いに上がり、腹を割ってのお話し合いをしてまいりたい、このように考えております。   (宮本商工労働部長登壇) ◎商工労働部長(宮本清君) 私からは、辰巳工業団地についての御質問にお答えをいたします。 辰巳工業団地に立地が決定している四社の進出計画等についてでありますが、神崎製紙株式会社は、既に富岡工場と辰巳用地を結ぶ河底横過トンネルに着手しており、操業は平成七年度の予定であります。 日亜化学工業株式会社は、平成六年夏の操業を目指して、現在、着工の準備を進めております。 倉敷紡績株式会社につきましては、先般、進出の方針には変わりはないが、当初計画を二年ほどおくらせ、操業開始を平成八年春としたいとの計画変更の申し入れがありました。 また、株式会社山本鉄工所は既に工場建設に着手しており、平成六年春の操業を予定いたしております。 操業開始時期につきましては、各社とも経済情勢等をにらみながら、経営戦略としての判断でございますが、県といたしましては、地域への経済的波及効果及び雇用効果等、辰巳工業団地への期待にこたえるべく、できるだけ早期に操業が図られるよう企業に働きかけるとともに、企業立地優遇制度を活用していただくなどして、最大限の協力をしてまいりたいと考えております。   〔七条・原田・木内三議員退席、出席議員計三十七名となる〕   (児島議員登壇) ◆十二番(児島勝君) ただいま知事並びに部長から、質問の当面する県の重大事業三点に対する積極的な取り組みと決意をお聞きしたわけでございますが、三事業とも長い年月をかけ、そしてまた莫大な費用をかけ、今、実現に向けての詰めの段階を迎えておりますだけに、その実現に向けてさらなる御努力を期待をするものでございます。それぞれの事業の詳しい施策につきましては、また委員会において審議を重ねてまいりたいと思うわけでございます。 さて、これらの事業推進に当たりましては、我々議会もその方向づけに責任の一端を担っておるわけでございますが、しかし、何よりも直接推進に当たられる部長以下職員の皆さん方の御努力に期待するところ大であります。相次ぐ職員の不祥事件もございました。悪化する財政解消のためにもむだを省き、抜本的な機構改革、見直しをする時期でなかろうかと思うわけでございます。 特に、火電の問題を初めこれから事業推進のためには、担当部局だけでなく関連部局間の連携と調整が最も必要であります。その調整役は副知事さん、あなたの役目であります。昔で言うならば、城を守る城代家老であるあなたが、今後は背水の陣で調整役に徹していただきたいと要望しておきたいと思います。 次に、地方拠点都市地域指定についてお伺いをいたします。 現在の地方自治制度は、戦後の発足以来四十年余りを経過しておりますが、国民の価値観の多様化が進み、東京一極集中の是正、地方分散が国家的命題となっている中にあって、全国の画一的な行政が行われてきた点に大きな問題があると私は考えるのであります。ふるさと創生を契機に、地方がそれぞれの特性に応じて、その創意と自主性のもとに相互に競争をし、多様な個性ある地域づくりを進める機運が盛り上がってきております。 このような中で、昨年五月に成立を見ました地方拠点法は、その手法や進め方についてまだ問題点が指摘されてはおりますものの、地域整備について地方の自主性を尊重し、国はこれを支援するといった仕組みであり、地方分権という点で大きく前進をした法律でないかと思うわけであります。そういう意味で、今まさに地方の真価と実力がここに問われているときでありまして、各自治体が大いに企画力を発揮し、地方主導型の地域振興策を打ち立てていく必要があると考えるわけであります。 本県におきましては、知事みずから早々とこの法律へ積極的な対応を表明され、関係省庁からさまざまな考え方が示される中で、県総合計画二〇〇一や三〇〇〇日戦略との整合性を念頭に置き、本県の特性を十分に考慮して知事が主体的に地域の選定を行ったものと評価をいたしております。 今議会の冒頭の知事の説明においても、その進展ぐあいが報告をされまして、早期指定を願っております私どもの受けとめといたしましては、指定近しの感を持ったわけであります。 そこで、お尋ねをいたします。 まず、第一点目として、本県における地域指定時期はいつごろになるのか、不確定要素もあるかとは思われますが、知事の御所見をお伺いをいたします。 また、指定に至った後、計画策定の主役となる市町村に対して、県としてどのような支援をなされるのか、あわせてお伺いをいたします。 次に、交流新時代に向けての観光整備についてお伺いをいたします。 本年開催の四十八回国体、全国身スポ大会は、全国から多数の関係者が来県をし、本県の文化、物産、観光などを紹介し、魅力ある徳島らしさと本県の姿を全国に知っていただく、まさに交流の大イベントであり、絶好のチャンスであります。そして、関西国際空港の開港あるいは明石大橋の開通、沖洲旅客ターミナルの開設、そして高速自動車道の開通も目の前に迫り、本県にとりまして、四国はもとより全国、海外との交流新時代の到来であります。それに対応するためには、いろいろな基盤づくりが必要であります。それは、今さら言うまでもなく、ハード面では交通ネットワークの整備であり、交流拠点となる施設の整備充実であり、ソフト面では徳島のイメージアップのための文化、物産、観光等のPRであり、各種イベントの開催であります。 そして、これらのハード面、ソフト面が相互に一体感をなすものであり、どちらが欠けてもだめであります。今日の高速時代、ボーダーレス時代にあっては、交流の拠点づくりは、点でなく線で結べる関連性あるいは広域性がなくてはならないわけであります。四国TAP会議が昨年開催され、観光についても四国が一体となり全国に向けてPRし、動き出したところであります。そんな観光施策の中から二点、質問をしてまいりたいと思います。 第一点は、観光ターミナルの整備についてであります。 以前から観光問題が取り上げられるたびに、滞在型観光の観点からも、また県外からの大型観光バスが県内観光地を周遊するためには、大型バスの駐車場、トイレを備えた観光ターミナルの整備が言い続けられてまいりました。そんな中で、やっとポスト明石開通に向けて主要幹線道路であります国道十一号、百九十二号、五十五号沿線に観光ターミナルが整備されるとのこととなり、平成五年には百九十二号沿線貞光町に整備が進みつつあります。 そこで、お伺いいたしたいのは、単に従来のような駐車場やトイレ休憩、土産の販売のみにとどまるのではなく、まさしく観光情報や憩いのある施設や空間を備えたもので、その周辺地域のPRや、そしてさらには文化、伝統までもが交流できるような内容であって、そしてまたそのターミナル自体が観光名所の一つとなるような整備計画であってほしいと思うわけでございます。 そこで、お伺いをいたします。観光ターミナルの計画の概要について、そしてまたさらには他の国道十一号、五十五号沿線の整備について、その位置と整備時期について、あわせてお伺いをいたしておきたいと思います。 第二点目は、「野外交流の郷」の整備についてであります。 知事が掲げる健康県徳島のイメージアップ、我が県が全国に誇れる豊かな自然を生かしたリゾート感覚を持ったオートキャンプ場、仮称「野外交流の郷」が平成九年開業を目標に、ことしより県西部、県南部に計画をされているわけであります。今まで、各市町村単位の小さなものは除いて、本格的な駐車場を持った全国的にも大規模なレジャー施設がなかっただけに、非常に期待が大きいものがあります。 そこで、お伺いをいたします。特色として、他県にない徳島らしさを出した内容で、どのように整備をしていかれるのか、そして、滞在という観点からすると、周辺観光やリゾート資源と有機的に結合し、広域的にも連携し、周辺地域と一体をなすものでなければならないと思うわけでありますが、県西、県南部の整備は、これらを踏まえてどのような位置づけをし、そしてどのような基準でもって地域決定をしていかれるのか、あわせて今後の整備のスケジュールについてもお尋ねをいたします。 御答弁により質問を続けてまいります。   〔俵議員出席、出席議員計三十八名となる〕   (三木知事登壇) ◎知事(三木申三君) 私からは、地方拠点都市の指定についてお答えをいたします。 いわゆる地方拠点法に基づきます地方拠点都市地域の指定につきましては、昨年十一月に四市八町一村から成ります徳島東部地方拠点都市地域を選定をいたしまして国との協議に入りましたところ、去る二月二十四日、主務省庁から協議手続を進める旨の連絡が来ております。これによって、地域指定は事務的な手続を残すだけとなっておりまして、いよいよ秒読み段階に入ったと言えるわけでありますが、これまでの県・市町村一体となった積極的な取り組みというものが実を結んだ結果だと、大いに歓迎をいたしておるところでございます。 お尋ねの指定時期でございますが、国との協議が一、二カ月程度期間を要すると言われておりますが、私としましては、可能な限り早期に完了するように国に強く要望いたしまして、何とか年度内の指定を目指してまいりたいと考えております。 また、市町村への支援についてでございますが、もともとこの法律は、地方がそれぞれ抱えておる発展の可能性というものを地方の視点から取り上げていって、国が公共投資などでバックアップをしていく、こういう仕組みになっておるわけでございます。 そういった意味で、県といたしましてもこの法律のメリットを最大限に生かして、昨年度からスタートをいたしました総合計画二〇〇一並びに三〇〇〇日の徳島戦略を円滑に推進していく上での強力な追い風にもいたしたいというふうに考えております。そのためにも、今後、関係市町村が共同して行います基本計画の策定に当たりましては、県としても積極的に支援をしていく必要があると考えておりまして、庁内関係部局に協力をさせますとともに、計画策定費の一部を補助することにいたしたわけでございます。 今後は、この法律に基づく各種の支援措置というものを早期に本県に導入をいたしまして、その効果を地方拠点都市地域以外の県下全域にも波及させてまいり、二十一世紀の徳島県というものを力強く歩んでいく、若者にとっても魅力あふれる職・住・遊・学の総合的な生活空間の創出というものを、市町村と一体となって進めていきたいと考えております。   (宮本商工労働部長登壇) ◎商工労働部長(宮本清君) 観光ターミナルについての御質問にお答えをいたします。 観光ターミナルは、三〇〇〇日の徳島戦略事業の一つとして、平成九年度までに国道十一号、百九十二号、五十五号沿線三カ所において順次整備をしようとするものであります。 計画といたしましては、市町村を事業主体として、観光バスが駐車できる駐車場、トイレ休憩、観光情報の提供、土産品販売等の機能を有する施設を民間事業者の協力を得ながら進めることといたしております。 十一号沿線につきましては、鳴門市撫養町に建設を予定しており、現在、事業主体である鳴門市と事業進展に向けて協議を重ねているところであります。一方、百九十二号沿線につきましては、貞光町を建設予定場所として、五年度当初予算に実施設計費に対する補助金を計上したところであります。 また、五十五号沿線につきましては、現在、民間類似施設の整備状況、観光客の動向等に関する情報を収集中であり、今後、これらの結果を踏まえ、適切な立地場所を選定していきたいと考えております。 なお、御提案の点につきましては、用地の確保、施設内容や財源等の課題もありますので、実施主体である地元市町村と今後、十分協議をしてまいりたいと考えております。   〔近藤議員退席、出席議員計三十七名となる〕   (三好企画調整部長登壇) ◎企画調整部長(三好勝則君) 私からは、野外交流の郷についてお答えを申し上げます。 野外交流の郷構想は、明石海峡大橋によります近畿との直結の効果を県内で広く受けとめ、県土の均衡ある発展を図ること、さらには健康県徳島のイメージアップを図ることをねらいといたしまして、本県の誇る豊かな自然を生かした通年型の滞在交流の拠点を整備しようとするものであります。 このため、県内外のオートキャンプの専門家を初めリゾート観光関係者、有識者などで組織いたします「野外交流の郷検討委員会」といったようなものを設置いたしまして、さまざまな角度から調査検討を行うこととしておりますが、その際、議員御指摘の徳島らしさという観点も含め、魅力的で個性のある基本構想を策定してまいりたいと考えております。 さらに、具体の設置場所が固まった時点で、自然環境や産業など、その地域の特性を加味した基本計画を策定してまいりたいと考えております。 次に、適地の選定についてでありますが、県南部、県西部の振興の柱の一つである観光リゾートの先導的かつ中核的な機能を発揮できる場所、すなわち周辺の観光地やリゾート資源と有機的に連携することが可能な場所が好ましいと考えておりますが、専門家や有識者等の御意見も聞きながら適地を決定してまいりたいというふうに考えております。 今後のスケジュールといたしましては、平成五年度に基本構想を策定し、これをもとに適地の選定を進め、平成六年度に基本計画を策定し、明石海峡大橋が開通するまで、すなわち平成九年度の開業を目指してまいりたいと考えております。   〔七条・原田・木内三議員出席、出席議員計四十名となる〕   (児島議員登壇) ◆十二番(児島勝君) それぞれ御答弁をいただきました。 地方拠点都市地域指定につきましては、知事より、年度内に指定を目指すとの力強い御答弁をいただいたわけでございますが、決して安心をすることなく、万全の体制でより積極的な国への要望を切にお願いをする次第であります。 また、基本計画策定に当たりましては、県が市町村に対し、策定費の一部を補助していただけると言っていただいたわけでありますので、県指導、調整のもとに、計画に際しましてはそれぞれの市町村の個性を出しながらも、相互連携を密にして広域的な利便性と、そしてまた他の地域にも波及効果のある事業計画内容であってほしいと思うわけであります。 次に、交流新時代に向けての観光面からの質問でございましたが、観光ターミナル、交流の郷の両事業とも、整備に際しましては、中途半端なものはもう今の時代はだめであります。一つでも全国に誇れる内容整備であるとともに、再度、建設に当たりましては、地域の特性を生かしながらも広域的な、そしてまた交流の観点からも周辺地域と調和をし、そしてまた継続性のある内容であり、部長答弁にありました平成九年度の明石開通までには何としても両事業が整備をできますように強く要望をする次第でございます。 最後に、那賀川地区農業用排水対策についてお伺いをいたします。 阿南、那賀、小松島地域は、那賀川の下流に広がる那賀川平野を中心に、古くから水田農業を中心として開発が進められ、県下有数の穀倉地帯を形成いたしております。今後、明石海峡大橋開通後は、近畿圏のみならず京浜市場とも身近なものとなり、その立地を生かした生鮮食料品供給基地として期待をされ、三〇〇〇日戦略にも位置づけられております。 そして、野菜施設園芸の栽培拡大に適合した汎用農地とするべく、県営圃場整備も積極的に今進んでおります。しかし、近年、農業用水の水質悪化、さらには排水不良、水稲作付の時期が早まり、早期の水確保、畑作振興には冬場の水確保も求められておりまして、那賀川の農業用水のあり方について見直しが急務であります。そして、那賀川の川としての力も衰退をし、地盤沈下と地下水の急減による下流沿岸部からの塩水化も進行しつつあります。早期改善のためには、抜本的な対策が今必要であります。 この地域の農業用水として、北岸地域は昭和二十二年から三十年に国営水利事業により、南岸地域は昭和十三年から二十九年にかけ県営事業により、幹線用水路が整備をされました。しかし、事業完了後四十年を経過しようとし、頭首工、送水施設の老朽化が著しく、末端地域におきましては幹線用水路の整備のみにとどまったため、用排兼用水路のままで整備が立ちおくれておる状況であります。 近年の営農形態の変化や、そしてまた近代化に対応するためには、抜本的な解決策として、この頭首工の統廃合及び幹線用水路の整備のみならず、末端用水路の整備を含めた用水体系の見直しと整備が急務であります。そして、この整備は、規模的にも国営土地改良事業での対応になると考えておるわけであります。 そんな折、中国四国農政局において本地域の農業基盤の整備改良を図るため、平成元年度から国営土地改良事業地区調査が進められ、調査の一部を残して平成五年度で終了し、調査の結果の中間概要も示されつつあります。 そこで、お伺いをいたします。県はこの那賀川地域の実情、諸事情をかんがみて、この対策の必要性と事業化についてどのように考えておられるのかお伺いをいたします。 御答弁によりまして、まとめに入らせていただきます。   (田中農林水産部長登壇) ◎農林水産部長(田中誠君) 現在、京阪神、中京、京浜といった大消費地域の市場からは、本県に対しまして、野菜を中心とした生鮮食料品について供給を拡大してほしいという強い要請がなされております。そして、そういった要請をなされる市場の方の中でも、徳島県の事情に詳しい方は、そういった野菜供給先として県南、県西、こういったところはまだまだ大きな潜在力があるのではないか、こういった御要請をされるわけでございます。 そういった観点に立ちますと、議員が御指摘になりましたように、今後の明石海峡大橋の開通も考えますと、県下の有数の農業地帯である那賀川下流地域は、今後、近畿圏のみならず中京、京浜市場に対する生鮮食料品供給基地として、今後の発展が大いに期待される地域ではないかというふうに考えるところでございます。 このため、その受け皿づくりとして、現在でも圃場整備を中心とした各種基盤整備を積極的に推進しているところでございます。しかし、この地域は近年、都市化の進展等に伴う農業用水の水質悪化や、現在使用しております取水堰あるいは用水路の老朽化、また農作業が一時期に集中するというようなことによります末端部における用水不足といったような問題が生じてきているわけでございます。 さらに、先ほど申し上げました今後の野菜の産地化を図っていくというためには、冬の時期の用水の確保、これまでは米作中心の地帯でございましたので用水が米を中心に考えられてきたわけですが、野菜の産地ということになってまいりますと冬の用水も必要である、こういったことで農業用水の抜本的な見直し対策というのが必要であるというふうに考えておるところでございます。 こういった地域の実態を踏まえまして、農業用水の最も合理的な利用計画、施設計画、こういったものを樹立すべく平成五年度から調査を実施しておりますが、なお処理すべき多くの課題がございます。調査の状況を見つつ、また関係市町、土地改良区等とも十分協議の上、対応策を検討してまいりたいというふうに考えております。 調査につきまして平成五年度と申し上げましたが、平成元年度から調査を実施しているものでございます。失礼いたしました。   (児島議員登壇) ◆十二番(児島勝君) ただいま部長から、那賀川の事業に向けての必要性については、意のある御答弁をいただいたわけでありますが、地元那賀川地域から本事業化に向けて強い要望もあり、調査事務所も平成八年の着工を目指している中で、平成六年、七年の実施計画に向けて本年度中にも施行の同意の決議が必要であると聞いております。県といたしましても、県南工業開発に伴い、既得水利権量の見直しや、そしてまた冬期の用水の確保など、そしてまた先ほどから問題になっております細川内ダムの建設の整合性からも、早急に事業実施に向けての積極的な取り組みを強く要望いたす次第でございます。 そして、計画に際しましては、平成二年度から国営土地改良事業に対する地方負担が従来より容易となり、本事業も適用事業として国営かんがい排水事業、国営総合農地防災事業、国営農業用水再編対策事業があり、事業の選択幅も拡大をされておりますので、農家負担、そしてまた市町村負担ができるだけ少ないような事業の適用をあわせて強く要望しておきたいと思うわけでございます。 幾つか質問を続けてまいりましたが、景気の低迷が続く中、県財政においても今までにない厳しい財源状況でありますが、どうしても将来の県益のための投資として、この事業をストップ、後退をさすことは許されない使命もあるわけでございます。 本年度予算編成に当たり、三木知事が提唱いたしました「金を出さずに知恵を出せ」とのことは、非常に難しいことかもしれませんが、しかし、今こそこの精神を見直すときであると私は思います。 三十五代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディは、「日本で最も尊敬する政治家は」との問いに対して「上杉鷹山である」と答えました。今、なぜ上杉鷹山なのか、我が国が戦後の敗戦から立ち直り、今日の日本の繁栄をもたらしたその真髄は、この鷹山哲学が息づいていたのではないだろうかと思うのであります。繁栄を感じたときには既に衰退が始まっていると言われておりますように、我々は飽食の時代にあり、本来の日本人のよさを忘れてしまった感がいたします。鷹山が再起不能と言われた米沢藩の財政を見事に立ち直らせたのは、乾いたタオルを絞る、会社の経営で言うところの低コスト、効率化、省資源、すなわち節倹にしかないと思うわけであります。 どうか、今こそ知事初め理事者各位が一丸となり、組織改革、意識改革に全力を傾注されまして、県勢発展にさらなる御努力をされんことを心より切望するわけでございます。 特に、今期でもって勇退をされます三木知事におかれましては、健康に御留意されまして、今世紀に名を残す名知事として、さらなる御発展と御活躍を心から祈念を申し上げまして、私のすべての質問を終わらせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手)   ──────────────────────── ○議長(小倉祐輔君) 議事の都合により、休憩いたします。      午後三時十八分休憩   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    午後三時四十分開議      出席議員計三十七名          (その番号・氏名左のとおりである)     一  番     福  山     守 君     二  番     西  沢  貴  朗 君     三  番     吉  田  忠  志 君     四  番     樫  本     孝 君     五  番     来  代  正  文 君     六  番     猿  瀧     勝 君     七  番     竹  内  資  浩 君     八  番     北  島  勝  也 君     九  番     杉  本  直  樹 君     十  番     佐  藤  圭  甫 君     十一 番     長  尾  哲  見 君     十二 番     児  島     勝 君     十三 番     川 真 田  哲  哉 君     十四 番     宮  城     覺 君     十五 番     北  岡  秀  二 君     十六 番     亀  井  俊  明 君     十七 番     堺        廣 君     十八 番     遠  藤  一  美 君     十九 番     原     秀  樹 君     二十 番     大  田     正 君     二十一番     榊     武  夫 君     二十二番     板  東  敬  二 君     二十四番     平  岡  一  美 君     二十五番     四  宮     肇 君     二十七番     近  藤  政  雄 君     二十八番     湊     庄  市 君     二十九番     木  村     正 君     三十 番     元  木     宏 君     三十一番     俵     徹 太 郎 君     三十二番     七  条     明 君     三十三番     松  本     弘 君     三十四番     服  部  昭  子 君     三十六番     中  谷  浩  治 君     三十八番     原  田  弘  也 君     三十九番     阿  川  利  量 君     四十 番     谷  口     修 君     四十一番     木  内  信  恭 君   ──────────────────────── ○副議長(木村正君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 二十一番・榊武夫君。   〔岩浅・日下両議員出席、出席議員計三十九名となる〕   (榊議員登壇) ◆二十一番(榊武夫君) 本日最後の質問ともなりますと、第一日目とはいえ、少々皆様お疲れの時間でございますし、特に本議会は、最大の関心事でありました、我々も県民も、本当はかたずをのんで見ておりました知事の進退が明らかになり、今の時間といたしましては、泡の抜けたビールみたいな時間帯でありますけれども、私としましては、与えられた時間、いろいろな問題について御質問をさせていただきたいと思いますので、最後まで皆さん方の御協力をお願い申し上げておきたいと思います。 さて、知事におかれましては、午前中の自民党の代表質問に答えられ、今期をもって勇退する旨を明らかにされましたが、その潔い勇気ある決断に対し、私も敬意を表する次第であります。なぜならば、政治家に対する一般大衆の評価というものは、また選挙民の評価というものは常に厳しいものでありまして、その政治の場にあるときにはもちろんのこと、その引き際についても厳しい評価がなされ、将来の政治家を語る歴史の一ページとして残るのであります。 人は惜しまれて去ってこそ、その人に対するいろいろな万感胸に残るものがあるのでありまして、国の中で某元総理大臣のように、ほとんどの国民が信用しない言いわけを何回も繰り返し、権力の場にかかりついている姿は、決して格好のよいものではないと言わざるを得ないのであります。まさにその引き際の重大さを思い知らされるところであります。 ゆえに、知事の勇退を高く評価しながらも、三木知事十二年の県政を振り返りながら、県民の声を集めて、今後の県勢発展のために質問、意見を述べてみたいと思うわけであります。 知事は、本会議所信表明で次のように述べられました。 「私は、県政をお預かりしてからこれまで、本県の将来を展望しながら、広く県民の意見、提言に耳を傾け、住民参加による対話の県政を推進し、健康美に満ちあふれた活力ある地域づくりを目指し、施策を積極的に展開してきた。幸い、県民多くの温かい御支援と御協力により、困難を克服しながらも順調に進展をしており、残された任期いっぱい、広く県民各階各層の御意見を聞きながら、徳島県総合計画二〇〇一、三〇〇〇日の徳島戦略を着実に推進し、来るべき二十一世紀において、県民が健康で文化の薫りに満ちた生活を享受できるよう、健康県徳島の創生を目指し、全力投球する。」と述べられました。 そして、当面する県政の重要課題と施策について報告と所信表明がなされたのでありますが、私はこの表明を聞く中で、幾つかの点で県民の生の声とかなり遊離しているのではないかなと感じたところがありました。これが一般的に批判される長期政権の生み出す弊害のなせるところかなとも思いました。 知事自身は既に十分認識し、わかっていると思いますけれども、これから申し上げることは、知事周辺の方々にもぜひ聞いていただきたいと思うわけであります。 先般、私は、先輩のある首長のOBとお会いをいたしました。その人が言われました。「長期政権のまず第一の問題点は、その権力の座にいる人が、いかに初心を忘れず真剣に取り組み、自分だけは決してそんなことはないといかに努力をしながらも、その権力の座が長く安定すればするほど、本当の生の声が届かなくなることである」と、「第二点は、その取り巻く周辺の人たちに緊張感がなくなってくる。そうして、その緊張感がなくなれば、積極性もなくなってくる。」と、こういうことを言われました。その人は、「それを解決することができないために、私はその場を去り、新しい状況をつくったのだ」と、こう言われました。 その一例が、あえて申し上げますけれども、知事が当選して以来、最大の公約と位置づけられてきました県民対話にいたしましても、すべてとは申しませんけれども、回を追うごとにそれに出席する人々の人選が厳しくなって、そして発言内容もチェックをされ制限されるために、私は参加を取りやめたという人の声も聞きました。そして、定められたシナリオがスケジュールどおりに進められているということを聞いたときに、これがやはり長期政権の知事の知らない場の中でやられている、周辺の、生の声を通さない風通しを悪くしている原因じゃなかろうかなと感じたわけでございます。恐らく知事の耳にも、そういうことは聞こえていないかと思うのでありますけれども、これが本当に県民の生の声であります。 それから、二点目の緊張感がなくなるというようなことも申しましたけれども、その人の言われたことを振り返って、知事の今までの所信表明をずっと見せていただきました。そして、その中でやはり驚いたことは、今議会でも冒頭に知事が職員の問題で陳謝をいたしました。しかし、今までの、知事がこの本議会において陳謝をしなければならないのは、平成二年六月議会で御存じのように教育長問題、四年二月議会では職員の酒気帯び運転問題、そして四年六月議会では職員の公金着服問題と、すべてが知事三選以降に集中しているところから、やはり緊張感というものが周辺になくなってきていたのかなという感じを思うわけでございます。また、そういうことが仕事への積極性、すなわちやる気の問題について、多くの事業にあらわれているように思うわけであります。 そこで、今回私は、私にぶつけられた県民の声をそのまま質問にかえてお伺いをいたしたいと思うわけでありますので、むしろ知事よりもその周辺の部長、理事者に、積極的な御回答をお願い申し上げていきたいと思うわけであります。 まず第一点でございますけれども、橘湾石炭火電立地計画についてでありまして、これにつきましては、今までの登壇者すべてが述べられました。そして、いろいろな回答がなされましたけれども、私はまず疑問に感じたことは、この石炭灰の処理が、四国電力それから電源開発と協議を重ねた中で、四国電力においては一〇〇%の有効利用を行う、それから電発については有効利用及び他地区での埋め立てでこれを消化していこう、こういうお話でございますけれども、しかし、今ある全国の火電を見た場合に、果たして一〇〇%の有効利用でその石炭灰が処理をされているというような状況があるのでしょうかというまず疑問であります。 それから、電発が言っております既免許取得海面等の場所で処理をするということでございますけれども、これを、その場所を実際にどのようなところに求めていこうとしておるのか、全国の火力発電所で、他の地域でそういうような例もあるのだろうかというようなことも考えるわけでありますけれども、しかしこのような話でこの問題が解決できるのだろうかというところに大きな疑問があります。 なぜならば、例えば、徳島県に免許をもらっている大きな埋め立て場所があったとしましょう。そこで、よその県からの多量な石炭灰をそこに埋め立てると言われた場合に、徳島県として本当に県民感情として、それがよろしいという形の中で認められるだろうかと逆に考えたわけでございます。そうしますと、やはり徳島県からよその県にそれだけの多くの石炭灰を、総額ですけど年間八十六万トンと言われておるその石炭灰が、果たして他の免許地区の海面等で埋め立てが可能であろうかということを考えたわけであります。そして、それらについては副知事の最大限の努力というような形の中で、これから十二月の電調審までに向かって問題を具体的に計画をしていくということでございますけれども、私はそれは本当に夢のような話であり果たしてそのようなことが可能であろうかということを危惧するものでありまして、むしろこの際、そういうことでなしに、私はこの橘湾の火力発電所の設置問題について、もとから考え直す時期を迎えているのではないかと思うわけであります。 と申しますのは、既にこの場の中で何度か言われてきましたように、その使用電力自体が徳島県とか四国の中で消化されるものは非常に一部分でありまして、ほとんどが関西とかその他の地域に送られる電気だと聞いておるわけであります。そうしますと、やはり、かなりの時間というものはあるわけでありますので、この際、私は石炭の火力発電ありきではなしに、灰の埋め立てが不可能であれば、もう一度石炭にかわる熱源の研究をしてはどうかと思うわけであります。 そういう面では、今まで既に何回か言われておられましたけれども、石炭のほかには公害の少ない液体天然ガス等も原料としてはあると思いますし、それから、昨年からフランスでは既に実験に入ったと言われております廃棄物を熱源とする──廃タイヤ等でございますけれども、発電所の実験に入ったと、それからまた、各地で言われております太陽熱等の発電もあるであろうと思います。 この際、石炭だけに視野を置いて進める発電所ではなしに、今さら後返りはできないということであろうかと思いますけれども、本当に他の熱源の利用を検討する時期に来ているのではないか、それを環境庁から突きつけられているのではないかと思うわけであります。この点について理事者の御見解をお伺いして、次の質問に移りたいと思います。   〔大西議員退席、出席議員計三十八名となる〕   (宮本商工労働部長登壇) ◎商工労働部長(宮本清君) 橘湾石炭火電の御質問についてお答えをいたします。 橘湾石炭火電計画につきましては、平成二年十二月に電源開発株式会社それから四国電力株式会社から開発推進の協力要請を受けて以来、県、地元市、事業者が一体となって取り組んでいるところであり、ぜひ実現を図ってまいりたいと考えております。 御指摘の石炭灰の処分につきましては、去る二月十日に、県において有効利用と既免許取得海面等での広域処理により行うこととする基本方針を取りまとめ、これについては両電力の理解が得られており、現在、具体的な処理方法について詳細に検討が進められているところであり、対応は可能であると考えております。 御提案のありました天然ガス等の他の熱源を利用した発電についてでありますが、世界の既存天然ガス田からの燃料供給は二〇〇〇年までの全量が既に売却済みとなっておりまして、新規ガス田の開発については長期間を要し、二〇〇〇年ころに確実に入手できるものは現在のところ見当たらないということであります。 また、新たな天然ガス発電所の立地に際しましては、利用可能な天然ガス基地やガス導管などの整備を要するものであります。このようなことから、橘湾に天然ガス発電所等を立地させることについては、困難なものと考えているところであります。   (榊議員登壇) ◆二十一番(榊武夫君) 今、商工労働部長から、橘湾の火力発電所から出る灰の問題については、四国電力及び電源開発株式会社によって有効利用及び他地区での埋め立てで可能であるということが言われましたけれども、私は、それが本当に可能であればそういう心配はしないのであります。 だから、私の危惧が現実のものにならないものと望む中で申し上げるわけでありますけれども、今の橘湾開発計画が、今まで我々議会の中でも論議をされる中で、私たち周辺におきましては昨年の二月ぐらいから環境庁の対応は非常に厳しいという情報を得ておったわけでありまして、果たして灰の埋め立て自体が橘湾を埋め立てるということで認められるのかどうかということを言い続けてまいりました。 その中で、部長は委員会の中でも、それについては最大の努力をしてそのような方向で進めていきたい、処理をしていきたい、こういうことを言い続けられたわけでございますけれども、これが今になって環境庁としては絶対認められない、だからそれを変更するんだということであります。 次に、もう一点の問題にいたしましても、公共用地をつくるんだ、そして廃棄物の処理場等でやるんだということでございますけれども、本当の公共用地というのは、石炭灰を埋めるためにできる用地を公共用地として有効利用したいと、こういうのが目的であったと思うわけでありますから、そうしますと、それがなくなってそのかわりに他のものをもって埋め立てを行って公共用地をつくるということについて、果たして理解が得られるのかという問題についても私は非常に危惧をするわけであります。そういう面で県の対応を聞いたわけでございますけれども、必ずそれは対応できると思うということでございますので、安心をしておきたいと思いますけれども、ことしの十二月の段階でそれが覆らないことを強く願っておる次第であります。 それから、先ほど来言われましたけれども、既に二〇〇〇年までの天然ガスは売却済みというようなことでございますけれども、今、言われておりますのは、やはり東西冷戦の解消によって、今後はロシア地域の方からの天然ガスの問題が大きく出てこようと思いますし、より得やすくなってくる状況はあろうと思いますけれども、これは国際問題でございますので、今の時点から徳島県でどうだという論議にはならないかと思いますけれども、そういうものも視野に置いて、やはりより公害の少ない天然ガスへの転換とかいう幅広いことも考えの中に置いてやっていくべきでなかろうかと思いますので、つけ加えておきたいと思います。 それでは、次の質問に移りたいと思います。 次の質問は、マリンピア沖洲についてお伺いをしたいと思うわけであります。 産業用地の分譲については、昨年九月から十月にかけて受け付けを行い、百六十二社の申し込みがあって、そして平成四年度中に分譲企業の内定を行い、平成五年度には売買契約を締結して用地の引き渡しを行う予定ということであります。非常に結構なことだと思うわけでありますけれども、私は、これもいろいろな県民の方々からの声として聞きました。県が行っておりますマリンピア沖洲については、徳島市周辺といたしましては、その価格自体についても非常に有利な価格での分譲が行われる。この価格の問題、有利であるかどうかについては、いろいろ論議があるところでございます。 しかし、そういうような声があります中で、このマリンピア沖洲の造成については、一つの大きな目的として出されておった福島渭東地区における零細──零細と言っては怒られるかもしれない中小企業もあると思いますけれども、これらの業者の方が現在、住工混在をしている。その地域の住工混在を解決することが一つの大きな目的であるということでありましたけれども、今、聞くところによりますと、その住工混在自体が解決されるという見通しが非常に少ないんだというような声も聞いておりますけれども、そうなると、県の最初の目的がかなり大きく離れていく結果になるのではないかという声があるわけでございますので、現実にはどのようになっているのか、そういう点についてまず一点お伺いをしておきたいと思います。 それから、先ほど来も述べられましたけれども、鳴門市の中核工業団地についてお伺いをしたいと思います。 地域振興整備公団並びに県が事業主体で鳴門市北灘町櫛木に約六十ヘクタールの造成を行って、当初の計画では、平成七年度に分譲を開始する予定になっておった事業でありますけれども、これの現状を見ました場合に、私も地元の議員といたしましてはいろいろな問題を聞いております。用地交渉で非常に難航をしておる問題等もあります。それからまた、経済がこのように停滞をしてきた中で、今から造成をすることに意義があるのかというような声もあります。 しかし、やはり、私は一方で思うのは、景気がこのような状況にあるときこそ、次へのステップに向かっての事業の進行というのが非常に大事であろうかと思うわけでございます。そういう観点から、現状及び今後の見通しについてお伺いをしていきたいと思います。 次に、鳴門のことばかりになりますけれども、鳴門ウチノ海センターリゾートパークについてお伺いをしたいと思います。 本県リゾート構想における鳴門ウチノ海重点整備地域の拠点として都市公園を整備するために、五年度海岸事業七千五百万円、公園事業八億九千万円の予算が計上されて、この事業が着手をされようとしておりますが、御存じのように、昨年十二月議会においては遊漁船業者を中心とした反対陳情が出され、また今議会にも地先である鳴門西地区の自治会から計画廃案及び排水計画の推進陳情等が陳情書として提出をされておりますが、私としては住民の意見集約として見ると、いろいろな観点からこれを検討しますと、一つは、やはり県の計画の説明に不足があったのではないかと思うことと、もう一つは、行政に対する不信があるということであろうかと思います。 まず第一点、県はこの地域を本県の代表的な景勝地であり、近畿圏にも近く、リゾート開発のポテンシャルは高いと位置づけておられますけれども、地域の住民の感覚は、今のままでも結構すばらしい自然公園であります、漁業上からも稚魚の養殖に必要な立派な藻場もあります、それをなぜ壊して埋め立てて、人工公園をつくる必要があるのかという点が理解できないというのが、本当にその地域の方々の生の声であります。 そうしますと、県といたしましては、そういう基本的な説明が不足をしているところに問題があろうかと思うわけであります。そういう面について、県が今後どのように対応していくのかもお伺いをしておきたいと思います。 それからもう一点、行政不信の問題につきましては、鳴門市が都市計画事業で鳴門高島地区の都市計画事業を進めてきましたけれども、その中で一番懸案となっておりましたのが排水事業でありまして、これが既に十年を実施してもなおかつその姿が見えてこない。鳴門市としてもできるだけ早い時点で行おうということで議会があるごとに答弁をされてきておりますけれども、しかし、それがいまだにいつ着手をするかすらわかっていないというのが現状であります。 そこで、これについて鳴門市の都市計画事業であるから、県としてはこれに直接かかわっていくことができないということであろうかと思いますけれども、しかし、まず鳴門市がその地域に排水事業として取り上げない問題として、一つは、今現在、鳴門市で都市計画事業として排水事業が鳴門市中央部で行われておるわけでございますし、この事業がまだ完成までには数年を要するのではないかということが言われております。そうしますと、この事業を早く済まさないことには次の事業に移れないという市自体の対応もあろうと思いますけれども、そういうことですと、特に県が非常に積極的な姿勢を見せる中で、その事業を早く終わらせて、今、言っている鳴門市高島地区における排水事業のテンポを速めていくという努力をしていただかなければならないと思いますので、そういう点について理事者にお伺いをいたしたいと思います。 それから次に、これはぜひ知事にお伺いをしたいと思うわけなんでございますけれども、私もこの場から何度か申し上げてきましたけれども、鳴門市を中心とする川内、松茂等の千ヘクタールにわたる砂地畑の手入れ砂についてであります。 知事は、所信表明の中で、農業問題について取り巻く厳しい状況の中でも、地域の実情を踏まえた本県独自の施策を展開し、近畿圏等の大消費地に生鮮食料品を周年供給できる新鮮共感基地徳島づくりを引き続き推進していくと述べられていますけれども、まさにそのとおりであると思うわけであります。 先般、大阪府、兵庫県を私も訪問をいたしまして、大阪湾ベイエリア計画、それから近畿圏のいろいろな計画等について調査を行いましたけれども、その計画の内容というものが非常に大阪府、兵庫県においては壮大なものでありまして、大阪の泉南地域から兵庫県、淡路島にかけて地図の上ではすき間もないぐらいの開発計画等があり、事業の展開がびっしりと配置をされておりますけれども、本県分の地図については白であります。きれいな純白であります。それは、大阪府、兵庫県の事業計画図ですから徳島県の計画が入っていないのも、これはまた当たり前かと思うわけでありますけれども、何か非常に寂しい思いをしたわけでございます。 その問題はまた別の場に移すといたしましても、そういう計画を見た場合に、私は兵庫県、大阪府に対して徳島県の今後とるべき道は何であろうか、何を期待しているんだということを聞きました。そうすると、やはり、兵庫県、大阪府等で徳島県に一番期待するのは、徳島県の計画は徳島県独自のものであろうと思うけれども、生鮮食料基地の役割には非常に大きな期待をしておると、こういうことであります。 私もその中で考えられたのは、大都市大阪府、兵庫県が持ち得ない本県の特性を生かした生鮮食料品の供給基地こそ、大阪府とか兵庫県がいかに金があろうともこれはなし得ないことであって、本県が持つ非常に大きな特色であり力であろうと思うわけであります。そういう意味から、やっぱり生鮮食料基地の一翼を担える本県農業の作物の一位、二位を常に占める勢いのカンショ、大根の生産上欠くことのできない手入れ砂の確保について、私は、本当に知事の最後の決断として、見通しをつくっていただきたいなと考えて申し上げておるわけでございまして、ここの壇上から言い続けてはや六年が参りましたけれども、いまだにその解決の道が見えないのであります。 この間、私だけでなしに関係議員が、多くの方々がこの本会議場なり委員会の中で論議をされまして、そして吉野川の下流域の海砂にかわる各地、各種の砂の実験も繰り返されました。それからまたバイオによる種苗の改善、それから成育方法等の研究と、いろいろ努力をしていただいておりますけれども、基本的には、やはり手入れ砂の不要にはつながらなかったことは御承知のとおりであろうかと思うわけであります。 それで、最も良質な吉野川系の海砂をどのように供給できるのか検討されておるわけでございますけれども、その検討のために土木部、農林水産部で検討委員会が設置をされて、平成三年度よりその論議等が進められております。特に農林水産部の段階においては、吉野川流域海域に堆積する砂の移動状況とか堆積する量の調査とか、いろいろされておるようでございますけれども、これの結果がいつ出るのか、近いうちに出るのではないかと思うわけでございます。 そこで、知事はここで今までいろいろの施策は述べてこられましたけれども、私の感じでは、その砂を取らさないための理由づけ、砂を取らなくてもいいための方策等が各部から出されて論議をされてきたように思うわけでありますので、この際、砂を取るためにはどのような論議を積み重ね、どのような形で調査研究をやっていったらいいかというような点で、砂の採取ができるような状況での検討の御答弁をお願い申し上げまして、次の質問に移っていきたいと思います。   〔阿川議員退席、出席議員計三十七名となる〕   (三木知事登壇) ◎知事(三木申三君) 私からは、手入れ砂の確保対策について申し上げます。 鳴門市を中心といたします砂地園芸に用いられます手入れ砂の確保、これは先ほどもお述べになりましたように、本県を代表するブランド品でありますカンショあるいは大根、これらの品質の管理を行う上で大変重要なものだというふうに受けとめております。 このため、県としましては、農林水産部と土木部で構成をいたします手入れ砂安定確保検討会議というものを設けまして、いろいろな角度から確保策を検討しておるわけでございますが、今お話がありましたように、平成三年度からは手入れ砂を安定的に確保しよう、こういう目的で、県の東部沿岸地域において砂がいろんな動きをしておりますので、この砂の動きの実態調査あるいは海砂にかわる手入れ砂の素材、これが果たして農作物の成育に適しておるかどうかという適性試験、こういうものを行うために手入れ砂安定確保対策事業というものに取り組んでおるわけでございます。 この海砂の動向調査につきましては、そのうちの一つでございまして、この調査の内容につきましては、吉野川から出てまいりました砂が東部沿岸地域を集積、離脱──これは集まったり散ったりということだそうでありますが、これを繰り返しながら北上をしておるようでありまして、そういったこの地域の砂の動きの実態を十分解明しなければなりませんが、それを解明し砂の流れの末端部に砂だまり突堤を設けて海砂を堆積させる、こういう模型調査を行いまして、これによって十分な堆積が図れるか、こういった点について調査検討を続けておるわけでありまして、平成五年度までこれがかかるという予定でございます。 次に、砂の採取の可能性につきましては、先ほど申し上げました堆積模型調査の結果が明らかになった時点で、具体的な位置、構造等を検討いたしました上で、この砂を取ることにつきましては海岸保全施設への影響あるいは水産業に対する影響さらには自然環境に対する影響、こういう影響も十分考慮に入れる必要がありますので、これらを十分に検討し、判断する必要があるのではないか。 したがいまして、取らさないためにやっておるというのではなくて、これらの影響を十分クリアできるかどうかという検討も、やはり県としてはやっていかなければならない点は、ひとつ御理解をいただきたい、そして、今後とも農業振興上、手入れ砂の重要性にかんがみまして、安定確保についてあらゆる角度から努力を重ねてまいりたい、このように考えております。   〔阿川議員出席、出席議員計三十八名となる〕   (宮本商工労働部長登壇) ◎商工労働部長(宮本清君) 私からは二点お答えをいたします。 まず、マリンピア沖洲産業用地についてであります。 マリンピア沖洲産業用地の分譲は、既成市街地から工場、事業所等が移転することによりまして、住工混在を解消し、生活環境の向上を図ることを最大の目的としております。 現在、約百五十社程度の方々が進出を希望しておりますが、その移転面積の合計は、約二十六ヘクタールございます。この移転跡地につきましては、同業の用途に使用せず、住宅、駐車場、小売店舗等に利用するなど、周辺生活環境に応じた利用を図っていただきますので、住工混在の解消に成果が上がるものと考えております。 また、申し込み企業の中で、製造業、運輸通信業においては従業員が二十人以下、卸売業においては五人以下の、いわゆる小規模企業の方は五十四社ございまして、全体の三分の一以上を占めております。これらの小規模企業の方々には、高度化事業の推進、マリンピア沖洲進出支援資金の創設、土地代金の分納等、進出のための各種支援策を講じるとともに、経営の近代化を推進してまいりたいと考えております。 次に、鳴門中核工業団地についてでありますが、鳴門中核工業団地は本県産業の振興のための最も重要な事業の一つと考えており、積極的にその推進に取り組んでいるところであります。 事業実施の前提となります開発区域における地権者の方々の開発同意につきましては、地元鳴門市に用地交渉をお願いしているところでありますが、一部の地権者の方々の御同意がいただけていない状況にあります。 このため、平成四年度から、鳴門市においては助役を中心とする中核工業団地推進班を組織するとともに、市長の戸別訪問や地元関係者の御協力を得るなどして、地権者の御理解をいただくよう積極的に取り組んでいるところであります。 また、県といたしましても専任の職員を配置するなど組織を強化し、鳴門市ともども地権者への個別交渉に当たるとともに、事業の推進に努めているところであります。今後におきましても、なお一層、鳴門市との連携を密にして、地権者の方々の御理解、御協力が得られるよう、地域振興整備公団とも協議しながら、三〇〇〇日の徳島戦略の目標に向けて最大限の努力を払ってまいりたいと考えております。   (縣土木部長登壇) ◎土木部長(縣保佑君) 私からは、鳴門ウチノ海センターリゾートパークに関係いたしまして、県の説明不足と、あるいは地元における行政不信があるのではないか、今後、どのような対応をするのか伺いたい、こういう御趣旨の質問にお答え申し上げます。 当リゾートパークは、本県リゾート構想のうち、鳴門ウチノ海地区の中核拠点とされるとともに、四国の玄関を目指します三〇〇〇日の徳島戦略に位置づけられ、さらには平成四年六月には高島海岸コースタル・コミュニティー・ゾーンとして建設大臣の認定も受けております。 当リゾートパークは、自然公園であるウチノ海に立地いたしますとともに、「海へのいざない」「海と人とのかかわり」をテーマに、周辺の自然景観と融合させるとともに、静穏なウチノ海の景観形成に資するよう計画いたしたものでございます。 そのほか、魚介類の産卵の場と言われる藻場につきましても、埋め立て区域の設定や工法につきまして十分に配慮して、藻場への影響を極力少なくし、さらに藻場の復元につきましても十分検討することとしております。 したがいまして、この公園計画につきましては、これまでに地元代表者並びに地権者の方々などを対象に説明会を実施してまいりましたが、なお一層この公園計画の推進のため、地元の方々の御理解が得られるよう精力的に取り組んでまいりたいと考えております。 一方、排水対策につきましては、現在、鳴門市が緊急度の高い中心市街地で都市下水道の事業を実施中でありまして、当高島地域については、御指摘のとおり都市下水路事業は休止の状況であります。しかし、当地域の排水対策の必要性は十分理解できますので、現在、進めている鳴門市の都市下水路事業の進捗状況等を見きわめながら、市において早期に事業が再開されますよう、県といたしましても努力してまいりたいと考えております。 当リゾートパークは、県においても市においてもそれぞれ重要施策として位置づけがなされていることから、今後とも、事業の推進につきましては地域の実情をも十分考慮しながら積極的に取り組んでまいりたいと考えております。   〔大西議員出席、原田議員退席〕   (榊議員登壇) ◆二十一番(榊武夫君) まず第一番に、知事から手入れ砂の問題について御説明をいただきましたけれども、知事さん、この問題については六年間を経過しておりますので、ほとんど二千日に近い、それの問題は論議をされてきているわけでございますので、三〇〇〇日構想に次ぐ二千日、それ以前から進められておった問題でありますので、ひとつ、知事の任期のうちにぜひとも何らかの方向を見出していただきたいというのが私たちの念願でございますし、本当に鳴門市、松茂町、川内を残しての千ヘクタールにわたる農家の本当の熱い願望であります。 と申しますのは、既に御存じのように、今の砂の供給状態にいたしましても、各県ともに非常に厳しい状況が出てきておりますために、兵庫県、岡山県それから香川県等については、よそへ出すことを非常にとめておるような状況もありますので、そういう意味からでも、砂の供給が非常に厳しくなってきているという状況でありますので、本当に取れる方向を模索して、供給をしていただきたいなと思うわけでありまして、これも土木部からの知事に対する風通しが悪いのか、本当の状況を言っていないのかどうかわかりませんけれども、本当にこの問題の解決については六年間言い続けてきておりますので、ぜひとも決着をつけていただきたいと思うわけであります。 それから次に、マリンピア沖洲の問題につきましては、私が申しましたそういうような問題を念頭に置いて努力をし、そして目的の達成をできるような形でやりたい、そして、住工混在地域についても、その跡地を駐車場とか住宅とか小売店等の用に供するように積極的に指導をしていっている、そして、直接マリンピアの担当ではないと思いますけれども、あとの都市計画等について本当に最初の目的が達成できるように、強く要望しておきたいと思います。 それから、次の、鳴門中核工業団地につきましては、部長からの答弁、大体状況はそうでありますけれども、これは私もその地域のいろいろの問題点については、反対といいますか協力をできないと言っている地権者等についての話も直接聞きましたけれども、しかし、やはり鳴門市としては、鳴門市の将来を考えてぜひともこの中核工業団地は設置をしたい、後戻りはしないという強い決意を持っておりますので、県といたしましても今後、ぜひとも今まで以上の積極的な対応を望んでおきたいと思います。市長も戸別訪問をやるというぐらいですので、せめて部長ぐらいは現地に乗り込んでいくという姿勢を今後示してもらいたいなと思うわけであります。 それから、ウチノ海センターリゾートパークの問題について土木部長から答弁をいただきましたけれども、これはやはり、その県の考え方と地元の地域の方々の考え方とか、かなり隔たりがあると思うわけであります。 と申しますのは、この事業につきましては、三〇〇〇日の徳島戦略においてもトップに位置づけられておりますし、それから事業自体も既に海岸コミュニティー・ゾーンの建設大臣の認定も受けているということでありますけれども、先ほど私が申しましたように、今、海を埋めてその向こうにある藻場を埋めて、その向こうにあるところになぜしてまた藻場をつくる、今の形の中でも立派な公園である、だから、なぜ自然公園を壊して人工公園かということが、これが本当に生の声なんです。そういう面で、こういう工事をするんだということよりも以前の説明の中で、この位置づけが徳島県の今後の架橋時代に向かって非常に必要な施設になるんだという問題、ここらの説明自体が今後の地域の御協力を得る上には非常に大事な問題でなかろうかと思いますので、そういう基本的な問題を考えていただきたいと思います。 それから、藻場についても、当初計画よりも変更されたようでありますけれども、しかし、この藻場の復元というのは、やっぱり非常な時間がかかりますし、新しく人工的につくろうといたしましても、それについては非常な時間がかかるということで、このウチノ海の海自体は、漁業組合あたりの意見を聞きますと、今でもだんだん悪い方に向かっている、それを、なおかつその周辺でそういう計画を進められることによっては、将来はその海が死んでしまう可能性がある、だから、できればやってもらいたくないけれども、徳島県の大きな一つの目玉として将来の地域の振興にもなるのであれば協力をしていきたい、こういうことを言われておりますので、こういう点は十分理解をして今後の対応に当たっていっていただきたいと思います。 いよいよ最後になりましたけれども、私は、本当に今議会において、知事が潔いこのような四選不出馬の発表をするとは、なかなか考慮の中に入れることができなかったわけでございますけれども、二日前の徳島新聞等の報道によりまして、果たして本当にそのようなことになるのかということを、目を疑った次第でありますけれども、本日知事は、自分が去るに当たっての今までの県政を振り返り、そして自分が行ってきた、本当にその話の糸口さえ見つけられないような事業についても、それを完成をさせ、そしていろいろな事業を推進してきたということでございますけれども、去る知事の心の中を見ますと、本当に残念なこともいろいろあろうと思います。 と申しますのは、四十年目に開かれる四八国体の開会が目前にありますし、それから、やはり知事も申されましたけれども、全国ただ一県、高速道路ゼロメートル県の汚名をかぶったままで退陣をするということについては非常に残念と思うわけでありますけれども、しかし、行政というものは常に継続でありまして、そして、やはり新しい力を、新しい血液を含むことによって新しい県政もまた生まれてくると思いますし、それから先ほど来申しましたような周辺のいろいろな問題等も解決するものはしていくのでないかと思います。 そういう意味で、知事の今までの本当に全身全霊を打ち込んだその業績に対しては心から評価を送りながら、今後、なお残された七カ月に、二十一世紀に向けての、そして次にバトンタッチをする上での十分な体制を整え、行政を進めていただくことを心から期待をいたしまして、私の質問をすべて終わりたいと思います。 どうもありがとうございました。(拍手)   ──────────────────────── ○副議長(木村正君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。   ──────────────────────── ○副議長(木村正君) 本日は、これをもって散会いたします。      午後四時三十四分散会   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━...