の一
農林水産業の振興について
のうち
一
広域農道吉野川南岸地域農道の
早期整備について配慮願いたい。
一 本
事業は、
平成四年四月に
新規着工地区として採択され、現在、
早期完成に向け
事業推進に努めています。七二
県南漁場における
漁業秩序の維持について
不法操業等に対する監視を強化するため
関係部局との連繋を強めるとともに、沖合底曳き
網漁業等における漁民の正当な操業を妨げる悪質な
操業違反に対しては、摘発や
許可更新に配意するなど、
漁業秩序の維持を図られるよう配慮願いたい。
「
漁業秩序の維持」は、
漁業振興の上から極めて重要であります。このため、円滑な
漁場利用の指導や
漁業違反の
取り締まりを行うとともに
関係取り締まり機関等との連携、
漁業者自らへの
啓発活動についても努めてまいります。
文教厚生委員会 (請 願)
受理番号件 名
処理状況三五
徳島市渋野町浅田・
日開谷地区における
廃棄物の
撤去等について
徳島市渋野町浅田・
日開谷地区における
廃棄物の
撤去等について、次の事項が早急に実現されるよう配慮願いたい。
① 廃棄物等の撤去について、
土地所有者及び
関係者と相談しながら業者を強力に指導すること。
② 将来にわたつて、
不法投棄をさせないよう業者を指導すること。
③ 業者に対し厳正に対処すること。
① 投棄された物は、主に土砂でありますが、一部
産業廃棄物が混入していたものであります。
指導の結果、
廃棄物は既に撤去を完了しており、一部
整地作業を残すのみとなっております。
② 今後においても引き続き立入検査を強化する中で指導を続けてまいります。
③ 万一、
業者等に
違反行為等の事実があれば厳正に対処してまいります。 (陳 情)
受理番号件 名
処理状況二七
看護婦の
大幅増員等について
のうち
一 次の事項が実現されるよう配慮願いたい。
① 「複数夜勤」、「労働時間短縮・
完全週休二日制の実施」、「外来・
手術室の
人員算定」等を前提とした
看護職員需給計画を策定するとともに、国に提出すること。
② 奨学金制度の改善及び
民間医療機関の
職場保育所の建設及び運営に対する助成の
拡大等、
看護婦対策の拡充及び予算の大幅な増額を行うこと。
① 平成四年二月に作成しました
看護職員の
需給見通しの中で、ご要望の趣旨の項目については見込んでいるところであり、今後とも
看護職員の
確保対策に努めてまいります。
② 看護職員確保対策の拡充のため、ご要望の趣旨に沿い、国に対して要望するとともに予算の増額に努めているところであります。四二
の三食
鳥検査体制の
推進等について
のうち
一
食鳥検査獣医師確保のために所要の措置が講じられるとともに、
食鳥検査獣医師に対する
人件費の助成が図られるよう配慮願いたい。
一
食鳥検査機器の
整備に対する
助成措置が講じられるよう配慮願いたい。
食鳥検査制度の施行に伴い、
獣医師の確保は、不可欠なものであることから、本県においては、
社団法人徳島県
獣医師会に
委任を行ったところであります。
また
食鳥検査に係る経費については、
食鳥検査手数料の
設定段階で配慮するとともに、
機器等の
整備を図ったところであります。
土木委員会 (陳 情)
受理番号件 名
処理状況五一
県道石井引田線の
整備について
県道石井引田線が
早期に改良拡幅されるよう配慮願いたい。
当路線については、上板町泉谷において
緊急地方道路整備事業を実施しており、また
上板町内三箇所で
道路局部改良事業を実施しております。
今後ともこれらの
事業促進に努めてまいります。六八
の三
土木事業の施行について
のうち
一 国道五五号の海部郡
内全線の
早期改良について配慮願いたい。
一 国道一九三号の
吉野橋から皆ノ瀬までの
区間の
早期改良について配慮願いたい。
一
主要地方道日和佐小野線の
早期改良について配慮願いたい。
一
主要地方道阿南鷲敷日和佐線の国道一九五号(相生町)と国道五五号(
日和佐町)を結ぶ
区間の
改良促進について配慮願いたい。
一
県道久尾宍喰浦線の
早期改良について配慮願いたい。
一
主要地方道美馬塩江線及び
一般県道上蓮小野線をはじめとする美馬郡内の県道の
改良促進について配慮願いたい。
一
当該区間については、建設省が
直轄事業として現在牟岐町から海南町にかけて延長四・七キロメートルの
区間で
改良工事を実施しております。また、
牟岐橋の架け替えについても
平成二年度から
事業化しております。
一方、阿南市福井町から
日和佐町にかけては、線形も悪く
異常気象時
通行規制区間となっておりますので、県といたしましても国に対し、今後とも
早期改良を働きかけてまいります。
一
当該区間においては、海南町から海部町の
神野海部工区の延長七・〇キロメートルの
区間で
道路改良事業を、海南町
小川工区で
道路特殊改良一種
事業を、また皆ノ瀬工区で
道路特殊改良四種
事業を実施しております。
今後ともこれらの
事業促進に努めてまいります。
一 当路線においては、由岐町
田井工区の延長二・九キロメートルの
区間で
道路改良事業を実施しており、また由岐町及び
日和佐町の各々一箇所で
道路局部改良事業を実施しております。
今後ともこれらの
事業促進に努めてまいります。
一
当該区間においては、
日和佐町赤松工区、深瀬工区及び相生町向原工区で
緊急地方道路整備事業を実施しており、また相生町一箇所で
道路局部改良事業を実施しております。
今後ともこれらの
事業促進に努めてまいります。
一 当路線においては、宍喰町塩深工区の延長二・一キロメートルの
区間で
道路改良事業を実施しており、また宍喰町四箇所で
道路局部改良事業を実施しております。
今後ともこれらの
事業促進に努めてまいります。
一
主要地方道美馬塩江線については、美馬町入倉工区で
道路特殊改良一種
事業を実施しており、また美馬町三箇所で
道路局部改良事業を実施しております。
一般県道上蓮小野線については、半田町二箇所で
緊急地方道路整備事業を実施しており、また半田町二箇所で、
道路局部改良事業を実施しております。
美馬郡内の県道としましては、主要地方道貞光剣山線や一般県道穴吹塩之江線等について国庫補助
事業を十八箇所で、県単独
事業を四十六箇所で実施しております。
今後ともこれらの
事業促進に努めてまいります。二三国道一九三号美郷村宮倉・神山町北谷
区間の改良計画(倉羅トンネル開さく)について
国道一九三号美郷村宮倉・神山町北谷
区間の改良計画(倉羅トンネル開さく)が
早期に
事業採択されるよう配慮願いたい。
ご要望の
区間については、
平成四年度
道路改良事業として、新規採択されたところであります。二四主要地方道貞光剣山線の国道昇格について
主要地方道貞光剣山線の国道昇格について配慮願いたい。
平成五年四月一日付けで国道四三八号に指定されることになっております。二五
の三
土木事業の施行について
のうち
一 主要地方道石井引田線及び主要地方道
徳島吉野線の六條大橋南詰交差点立体化の促進について配慮願いたい。
一 主要地方道貞光剣山線及び穴吹木屋平線の国道昇格について配慮願いたい。
一 六條大橋南詰につきましては、
平成四年度より
緊急地方道路整備事業として新規採択されており、今後
事業促進に努めてまいります。
一
平成五年四月一日付けで国道四三八号及び四九二号に指定されることになっております。三九国道四三九号(
徳島市城南町)の
整備促進について
国道四三九号における城南高校前を中心とした約四〇〇メートルの
区間の
早期拡幅について配慮願いたい。
ご要望
区間の一部については、
平成四年度
道路特殊改良一種
事業として新規採択されたところでありますので、今後ともこの
整備促進に努めてまいります。 同和・環境保全対策委員会 (陳 情)
受理番号件 名
処理状況七一
産業廃棄物中間処理施設設置の必要性に係る県民への周知について
産業廃棄物中間処理施設設置の必要性を広く県民に周知されるよう配慮願いたい。
ご要望の趣旨に沿うよう、排出
事業者及び一般県民に対しまして、有効な広報手段を利用し啓発に努めてまいります。 ────────────────────────
○
議長(
小倉祐輔君) 諸般の
報告は、以上であります。 ────────────────────────
○
議長(
小倉祐輔君) これより本日の日程に入ります。 日程第一、「
会議録署名者の指名」を行います。
会議録署名者は、
議長において、 福 山 守 君 亀 井 俊 明 君 木 内 信 恭 君の三君を指名いたします。 ────────────────────────
○
議長(
小倉祐輔君) 次に、日程第二、「
会期決定の件」を議題といたします。 お諮りいたします。 今期
定例会の会期は、本日から十月二十一日までの二十八日間といたしたいと思います。 これより、本件を起立により、採決いたします。 今期
定例会の会期は、本日から十月二十一日までの二十八日間と決定することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○
議長(
小倉祐輔君) 起立多数であります。 よって、会期は、本日から十月二十一日までの二十八日間と決定いたしました。 ────────────────────────
○
議長(
小倉祐輔君) 次に、日程第三、「議案第一号・
平成四年度
徳島県
一般会計補正予算(第一号)より第二十号に至る二十件」を議題といたします。 以上の二十件について、提出者の
説明を求めます。 三木
知事。 (三木
知事登壇)
◎
知事(三木申三君) 本日、九月
県議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙中にもかかわりませず御出席をいただき、まことにありがとうございます。 まず初めに、去る八月に来襲しました台風により被害を受けられました県民の方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。 県といたしましては、災害復旧に全力を挙げて取り組んでまいりますとともに、より一層の防災対策を推進してまいります。 次に、
平成四年度
一般会計補正予算を初めとする提出案件の御
説明に先立ち、県政に取り組む私の所信を申し述べますとともに、当面する県政の重要課題について御
報告申し上げ、議員各位を初め県民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 私はこれまで、広く県民の皆様方の御意見、御提案に耳を傾け、県民参加による「対話の県政」の実現に取り組み、この成果を県の施策に積極的に生かしてまいりました。 私は、今後とも、幅広く県民各界各層の御意見を聞きながら、
平成三年度からスタートした県政運営の基本指針である「
徳島県総合計画二〇〇一」及び架僑新時代への行動計画いわゆる「三〇〇〇日の
徳島戦略」の推進に全力投球で取り組んでまいる所存でありますので、議員各位を初め県民の皆様方の温かい御支援、御協力をお願い申し上げる次第であります。 さて、政府は、我が国経済を内需を中心とするインフレなき持続可能な成長経路へ円滑に移行させるため、緊急経済対策を実施しているところでありますが、本県におきましても、国の施策に歩調を合わせ、公共
事業等の上半期における契約率を七八%程度と設定し、鋭意
事業の促進に努めるなど、県内経済の活性化に努力を傾けてまいりました。 さらに、政府は、去る八月二十八日、経済対策閣僚会議において、厳しい状況に直面している我が国の経済情勢を踏まえ、公共投資等の拡大、公共用地の先行取得、住宅投資の促進、民間設備投資の促進、中小企業対策、雇用対策などを内容とする総
事業規模十兆七千億円に上る財政措置を中心とした総合的な経済対策を決定し、内需を中心とした景気の積極的な拡大を図ることといたしております。 一方、地方財政に関しても、中小企業の振興、雇用の安定等地域経済に配意し、それぞれの地域の実情に即して適切、機動的な財政措置を講ずることが強く期待されているところであります。 本県といたしましても、国の施策に適切に対処するため、県単独公共
事業の大幅な増額、中小企業対策、公共用地の先行取得など、総額百四十七億円に上る経済対策を実施することとし、本県としてとり得る最大限の措置を講ずることといたしました。今後は、これらの施策を効果的に実施し、道路を初めとする基盤
整備の一層の推進などに最大限の努力を傾注してまいりたいと考えております。 なお、今後の国の補正予算により追加されることとなる一般公共
事業等につきましては、県民の日常生活に直結した身近な社会資本の
整備等を一層積極的に推進する絶好の機会としてとらえ、積極的な予算確保に努めてまいることとし、関係各省庁の動向を十分見きわめながら、関係予算について速やかに提案し、御審議をいただきたいと存じます。 次に、当面する県政の重要課題につきまして、諸般の
報告と私の所信を申し上げます。 第一点は、四国縦貫自動車道の建設についてであります。 四国縦貫自動車道
徳島─脇間の用地取得の状況につきましては、先月末までに、
徳島──藍住間では約七四%、藍住─土成間では約九四%、土成─脇間では約九九%に相当する面積が用地取得契約済みとなっておりますが、今後とも、より一層用地取得が進捗するよう全力を傾注してまいります。 県といたしましては、日本道路公団に対し、用地の見通しのついたところから一日も早い部分供用をお願いしてまいりましたところ、このような用地の進捗状況をも踏まえ、先般、日本道路公団から、
平成五年度予算の概算要求の中で、本県の藍住─脇間を来年度供用予定
区間とする旨の発表がなされたところであります。 四国縦貫自動車道の一日も早い完成は、県民の悲願でありますだけに、このことに意を強くしておりますとともに、
徳島─脇間の全線供用に向けて弾みがつくものと強く期待を寄せております。 この
区間につきましては、未解決の困難な用地問題が残されておりますが、県といたしましては、
平成五年度の供用開始がぜひとも実現できるよう、熱意と誠意を持って問題解決に取り組んでまいりますので、地権者の方々を初め
関係者の皆様方のなお一層の御理解、御協力をお願い申し上げます。 次に、脇─美馬間及び美馬─川之江間につきましては、日本道路公団において設計協議が進められており、現在までに、脇─美馬間では全体の約九一%、美馬─川之江間では全体の約一一%に相当する
区間で協議済みとなっており、さらに、脇─美馬間につきましては、約七八%に相当する
区間で用地の団体交渉を進めております。 今後とも、設計協議未了の地区について
早期に協議が整うよう、関係町ともども日本道路公団に協力してまいりますとともに、鋭意団体交渉を進めてまいります。
徳島─川之江間は、四国の高速道路の中で明石海峡大橋を通して近畿圏と四国を結ぶ重要な
区間であり、
平成五年度から九年度までを対象とした国の第十一次道路
整備五箇年計画の要求案において、この
区間全線が供用予定とされたところでもありますので、
平成九年度の明石海峡大橋開通時には全
区間が結ばれるよう、県民の皆様方の御理解、御協力を得ながら、
事業の促進に努めてまいります。 第二点は、道路網の
整備についてであります。 道路網の
整備は、明石海峡大橋開通の効果を最大限に活用し、県勢の飛躍的な発展を図る上で最も重要かつ根幹的な基盤
整備であり、広域交通を担う高速道路から生活基盤としての市町村道に至るまで、県内道路網の一体的な
整備に積極的に取り組んでまいりました。 本県の主要幹線道路である国道十一号、五十五号バイパスにつきましては、暫定供用
区間の拡幅や未供用
区間の
早期供用に向け、
事業の促進が図られているところであります。 その他の幹線道路につきましては、十月下旬に県道大麻
徳島線の矢三応神橋、都市計画道路黒山中山線の第二小鳴門橋の下部工事にそれぞれ着手し、本格的な
事業展開を図ることといたしております。 そのほか、県道穴吹塩之江線の小島橋が十一月には完成の運びとなり、地域間交流の活発化に大いに役立つものと期待しているところであります。 これらの道路
整備をより一層推進するためには、第十一次道路
整備五箇年計画の総投資規模七十六兆円の確保が不可欠であり、四国四県が一致協力して、来る十月二十三日、東京において「第十一次道路
整備五箇年計画拡大四国地方総決起大会」を開催し、国、関係機関への積極的な働きかけを行いたいと考えております。 今後とも、効率のよい道路網の
整備を推進するため、なお一層努力してまいります。 第三点は、本州四国連絡橋神戸─鳴門ルートの建設についてであります。 明石海峡大橋の海峡部工事は順調に進捗しており、神戸側は本年四月から、また、淡路側は六月から、それぞれ主塔の架設工事に着手し、来年の夏ごろには二百九十七メートルの主塔が立ち上がる予定となっております。 先般、本州四国連絡橋公団から発表された
平成五年度における神戸─鳴門ルートの建設費につきましては、
平成四年度に比較して、約一四%増の一千二百三十二億円の概算要求がなされ、神戸─鳴門ルートとしては過去最高の要求額となっております。
事業内容といたしましては、明石海峡大橋関連
区間の海峡部の主塔工事及びケーブル工事が継続して行われるとともに、来秋には主塔間のパイロットロープの渡海工事が予定され、新たに補剛桁工事にも着手されることとなっております。 また、大鳴門橋関連
区間につきましては、明石海峡大橋の供用開始までに暫定二車線
区間の四車線化が図られるよう、本州四国連絡橋公団、関係省庁に対し強力に働きかけてまいりましたところ、工事着工のための建設費十四億円の概算要求がなされており、これによって
平成九年度の明石海峡大橋供用時には、本県側道路も四車線化のめどが立つのではないかと期待しているところであります。 今後とも関係機関と力を合わせ、一日も早い完成に向けて努力を傾注してまいります。 第四点は、沖洲旅客ターミナルの
整備についてであります。
平成六年夏ごろに開港が予定されている関西国際空港への海上アクセス基地となる旅客ターミナルにつきましては、現在、ターミナルビル及び周辺施設の実施設計を行っており、本年十二月にはビル本体の建設工事に着手することといたしております。
平成五年度早々には、駐車場、交通ターミナル、係留施設等の周辺施設の工事にも着手し、関西国際空港の開港に合わせて、本県の海の玄関にふさわしい快適な環境を有する旅客ターミナルとして
整備を進めてまいります。 なお、旅客ターミナルの管理運営につきましては、第三セクターを設立することといたしており、去る八月四日に設立準備委員会を設置し、本年十二月ごろの新会社設立に向けて鋭意諸準備を進めているところであります。 第五点は、紀淡海峡交流会議についてであります。 紀淡海峡交流会議につきましては、和歌山県ともども、関係団体に対し積極的な呼びかけを行ってまいりましたところ、大阪府、兵庫県、奈良県、香川県及び高知県、さらに経済界からも関西経済連合会や四国経済連合会を初め八団体の御参画をいただき、去る九月四日に発足いたしました。 紀淡海峡交流会議がこのように大きな組織として発足できましたことは、紀淡海峡ルートの実現に向け心強いばかりでなく、大阪湾環状交通体系や第二
国土軸構想の実現を図る上からも、非常に大きな力になるものと考えております。 今後は、日本鉄道建設公団が実施している海底トンネル調査及び建設省が実施している道路調査の促進を図るとともに、紀淡海峡道路の第十一次道路
整備五箇年計画への位置づけについて、年末の予算編成において正式決定されるよう、なお一層の努力を傾注してまいります。 第六点は、第四十八回国民体育大会の開催準備についてであります。
平成五年に開催される東四国国体につきましては、余すところ、夏季大会まで三百四十六日、秋季大会まで三百九十五日と迫ってまいりました。 本年は開催前年となりますので、去る九月六日から開催された第四十七回国民体育大会「べにばな国体」の夏季大会に参加し、国体
関係者にごあいさつを申し上げてまいりました。 来る十月四日から山形県天童市を中心に開催される秋季大会には、次期開催県
知事として、また、
徳島県選手団の団長として参加し、国体の華といわれております開閉会式に私自身が出席することにより、一年後に迫ってまいりました東四国国体に向け、決意も新たに、今後の開催準備に万全の体制で臨んでまいりたいと考えております。 いよいよ来月には、東四国国体の秋季大会開催一年前を迎えるわけでありますが、これを記念いたしまして、一年前記念フェスティバルを、十一月には式典音楽発表会を開催することといたしております。 新とくしま県民運動推進協議会、スポーツ少年団などにも御協力をいただきながら、大勢の県民の方々が気軽に参加でき、スポーツに親しんでいただける楽しい催しにいたしたいと考えております。 これらの記念
事業を実施することにより、国体開催機運をさらに盛り上げ、東四国国体の成功につなげてまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。 第七点は、第二十九回全国身体障害者スポーツ大会の開催準備についてであります。 東四国国体直後の
平成五年十一月六日、七日の両日、県鳴門総合運動公園陸上競技場を主会場として開催される本大会は、我が国における身体障害者スポーツの最大の祭典であり、四国では初めての開催となる記念すべき大会であります。 この「躍動のうずしお大会」を成功させるため、県内各界各層の御参加をいただき、県実行委員会を推進母体に、各般の諸準備を全力で進めているところであります。 いよいよ開催を一年後に控え、去る九月二十日には、
徳島市立体育館において、県民の方々多数の御参加をいただき、大会開催一年前記念行事として車いすバスケットボール交流試合を実施したほか、街頭キャンペーン、啓発パネル展を実施するなど、大会の成功に向けて開催機運の盛り上げを図っているところであります。 また、十月十八日、十九日の両日、山形県天童市で行われる第二十八回全国身体障害者スポーツ大会「輝きのべにばな大会」には、
関係者多数の視察団を派遣するとともに、私自身も大会に直接触れ、本県の開催準備に大いに生かしてまいりたいと考えているところであります。 今後とも、「躍動のうずしお大会」の成功に向け、諸準備になお一層積極的に取り組んでまいりますので、県民の皆様方の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。 第八点は、財団法人
徳島県下水道技術センターの設立についてであります。 下水道は、浸水被害の防止、生活環境の改善はもとより、河川や海域等公共用水域の水質保全のためにも欠かすことのできない重要な社会基盤施設であります。 しかしながら、本県の下水道普及率は全国水準に比較して極めて低く、住民生活に直結した身近な生活関連施設として、その
整備への積極的な取り組みが強く望まれているところであります。 このような本県の下水道普及の現状にかんがみ、去る八月二十日に県と関係四市十一町が参加し、財団法人
徳島県下水道技術センターを設立いたしました。 当センターは、広く県民の方々が下水道の仕組みと役割を理解し、下水道の必要性や重要性を十分認識していただけるよう広報・
啓発活動を行うとともに、下水道
事業を積極的に推進しようとする市町村に対し、技術的かつ専門的な立場からの助言、協力、下水道技術者のための研修会や講習会の開催、下水道の
整備に関する諸
事業の受託等を行うことにより、人、技術の両面から積極的な支援を行い、快適な生活環境の確保を図ろうとするものであります。 今後は、当センターを有効に活用し、下水道の
整備に努めてまいります。 第九点は、県南における養護学校の新設についてであります。 新設養護学校につきましては、
平成二年三月二十七日に
徳島県立学校・学科適正配置検討委員会から、県南における障害児教育の振興と国府養護学校の規模の適正化を図るため、早急に建設する必要があるとの
報告がなされていたところであります。 このたび、地権者の方々を初め
関係者の皆様方の御努力、御協力によりまして、阿南市上大野町において用地の確保が可能な見込みとなりましたので、建設に着手することといたしました。 今後のスケジュールにつきましては、本年度に用地造成の実施設計を、
平成五年度以降に用地造成、建築設計、建築工事を行い、
早期開校を目指して鋭意
事業の推進に努めてまいります。 次に、今回提出いたしました補正予算につきまして、その主な内容を御
説明申し上げます。 今回の補正予算は、このたび決定されました国の総合経済対策に対応して、県単独公共
事業の追加計上、中小企業協調融資制度貸付金の融資枠の拡大、公共用地の先行取得など、本県としても財源の許す限りの財政措置を行い、積極的な予算計上に配慮したところであります。 また、当初予算が年間を通ずる総合予算として編成されておりますので、その後の国庫支出金等の決定によるもの及び当初予算編成後に事情変更があり、予算措置が必要となった
事業につきまして、それぞれ所要の予算措置を講ずることといたしました。 県財政は、累積した多額の借入金残高を抱え、また、県税収入が前年度に比べ大幅な減少傾向を示すなど、非常に厳しい状況にありますが、道路を初めとする社会資本の
整備を推進するとともに、現下の社会経済情勢に適切に対応するため、さきに申し述べました沖洲旅客ターミナルの
整備、新設養護学校の
整備等のほか、障害者の福祉対策、保健医療対策、企業立地対策などについて特に力点を置いたところであります。 まず、公共
事業につきましては、土木、農林水産関係における国庫補助
事業の決定に伴い追加計上することとし、国
直轄事業負担金とあわせて、三十一億四千八百余万円を計上いたしました。 また、県単独公共
事業につきましては、国の総合経済対策に適切に対処しつつ、県民生活に直結した道路、河川等の
整備を推進するため、土木、農林水産関係で七十八億五千五百余万円を追加計上するとともに、県単独維持補修
事業につきましては、道路、河川、港湾、漁港等の公共施設の適切な維持管理を行うため、六億三千三百余万円を追加計上いたしました。 次に、障害者の福祉対策といたしまして、先ほども御
説明申し上げました
平成五年に本県で開催される全国身体障害者スポーツ大会を記念し、障害者などに配慮した社会環境づくりの一環として、新町橋に勾配を緩和した歩行者専用橋を添架するための工事に要する予算を計上するとともに、生活福祉対策といたしまして、低所得者、高齢者、身体障害者などの経済的自立と生活の安定を図るため、生活福祉資金の貸付原資の拡充に要する予算を追加計上いたしました。 次に、保健医療対策といたしまして、人口の高齢化や医療ニーズの高まり等により、リハビリテーション機能の充実が望まれているところでありますが、その従事者である理学療法士、作業療法士が不足していることにかんがみ、勝浦町が中心となって開設を予定している理学療法士等養成施設に対する助成に要する予算を計上いたしました。 次に、ブレインズパーク
徳島の環境調査費といたしまして、造成完了時における水質、土壌、悪臭の調査を実施し、その安全性を確認することにより、今後の企業誘致活動を円滑に推進するために要する予算を計上いたしました。 次に、中小企業対策といたしまして、厳しい経営環境下に置かれております中小企業の現状にかんがみ、国の総合経済対策に呼応して、今後予想される中小企業の資金需要に機動的に対応し、県内中小企業の経営安定と景気の回復に資するため、中小企業協調融資制度貸付金の融資枠の拡大に要する予算を追加計上いたしました。 次に、高速自動車道対策といたしまして、四国縦貫自動車道の建設を促進するため、道路改良や環境対策等の周辺特別対策
事業に所要の予算を追加計上いたしました。 次に、農業振興対策といたしまして、本県の花き生産の振興と市場拡大を図り、あわせて「新鮮共感基地
徳島」のイメージアップに資するため、第二回ジャパンフラワーフェスティバルへの出展に要する予算を計上いたしました。 以上、歳出予算につきまして、その概要を申し上げましたが、この結果、
一般会計補正予算額は百五十八億七千三百三十三万六千円となり、その財源の主なものとしては、 地方交付税 二十七億五千四百万円 国庫支出金 二十一億五百余万円 繰 越 金 三十七億五千九百余万円 県 債 五十四億五千六百万円等となっております。 その結果、補正後の予算額は、四千七百六十五億六千五百三十三万六千円となります。 このほか、特別会計二件、企業会計一件につきましても、それぞれ所要の補正を行うことといたしました。 予算以外の案件といたしましては、
条例六件、決算の認定五件、その他五件であります。 そのうち主なものにつきまして御
説明申し上げます。 第九号議案は、交通警察に関する事務の現状等にかんがみ、婦人の警察官を配置する必要があり、
条例の一部
改正を行うものであります。 第十号議案は、
警察職員の士気の高揚を図るため、国の賞じゅつ金の金額の引き上げに準じて、県の特別ほう賞金の金額を引き上げる等の必要があり、
条例の一部
改正を行うものであります。 第十一号議案、第十二号議案及び第十三号議案は、工事の
請負契約について、第十四号議案は、不動産の取得について、第十五号議案は、
損害賠償請求に関する訴訟上の和解及び
損害賠償の額の決定について、それぞれ議決を経るものであります。 以上、概略御
説明申し上げましたが、その詳細につきましては、お手元の
説明書等を御参照願うこととし、また、御審議を通じまして御
説明申し上げたいと存じます。 十分御審議くださいまして、原案どおり御賛同賜りますようお願い申し上げます。 〔大西議員退席、
出席議員計四十名となる〕 ────────────────────────
○
議長(
小倉祐輔君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 ────────────────────────
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議長(
小倉祐輔君) お諮りいたします。 明九月二十五日、九月二十八日及び九月二十九日の三日間は、議案調査のため休会といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
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議長(
小倉祐輔君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 九月二十六日及び九月二十七日の両日は、県の休日のため休会、九月三十日に再開いたします。 ────────────────────────
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議長(
小倉祐輔君) 本日は、これをもって散会いたします。 午前十一時十五分散会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━...