平成 3年 6月定例会 平成三年六月
徳島県議会定例会会議録(第四号) 平成三年七月十二日 午前十時四十五分開議 出席議員計三十九名 (その番号・氏名左のとおりである) 一 番 福 山 守 君 二 番 西 沢 貴 朗 君 三 番 吉 田 忠 志 君 四 番 樫 本 孝 君 五 番 来 代 正 文 君 六 番 猿 瀧 勝 君 七 番 竹 内 資 浩 君 八 番 北 島 勝 也 君 九 番 杉 本 直 樹 君 十 番 佐 藤 圭 甫 君 十一 番 長 尾 哲 見 君 十二 番 児 島 勝 君 十三 番 川 真 田 哲 哉 君 十四 番 宮 城 覺 君 十五 番 北 岡 秀 二 君 十六 番 亀 井 俊 明 君 十七 番 堺 廣 君 十八 番 遠 藤 一 美 君 十九 番 原 秀 樹 君 二十 番 大 田 正 君 二十一番 榊 武 夫 君 二十二番 板 東 敬 二 君 二十四番 平 岡 一 美 君 二十五番 四 宮 肇 君 二十六番 柴 田 嘉 之 君 二十七番 近 藤 政 雄 君 二十八番 湊 庄 市 君 二十九番 木 村 正 君 三十一番 俵 徹 太 郎 君 三十二番 七 条 明 君 三十三番 松 本 弘 君 三十四番 服 部 昭 子 君 三十五番 中 谷 浩 治 君 三十六番 小 倉 祐 輔 君 三十七番 大 西 仁 君 三十八番 原 田 弘 也 君 三十九番 阿 川 利 量 君 四十 番 谷 口 修 君 四十一番 木 内 信 恭 君 ────────────────────────
出席職員職氏名 事務局長 宮 本 武 君 次長 尾 方 敬 二 君 議事課長 林 祐 次 郎 君 調査課長 田 辺 輝 雄 君
議事課課長補佐 三 原 孝 文 君
調査課課長補佐 松 本 竹 生 君 議事係長 浜 本 道 男 君
委員会係長 森 本 哲 生 君 調査第二係長 木 村 輝 行 君 事務主任 板 谷 充 顕 君 主事 谷 浩 二 君 同 日 関 実 君 同 山 口 久 文 君 ────────────────────────
列席者職氏名 知事 三 木 申 三 君 副知事 小 坂 紀 一 郎 君 出納長 中 川 一 郎 君 企業局長 藤 井 格 君 総務部長 潮 明 夫 君
企画調整部長 荒 木 慶 司 君
福祉生活部長 内 藤 康 博 君
保健環境部長 岩 橋 健 次 君
商工労働部長 宮 本 清 君
農林水産部長 田 中 誠 君 土木部長 縣 保 佑 君 国体局長 宮 田 久 君 財政課長 丹 下 甲 一 君
財政課課長補佐 中 村 稔 君 ────────────────────────
教育委員長職務代理者 中 村 和右衛門 君 教育長 近 藤 通 弘 君 ────────────────────────
人事委員長 岡 田 焏 助 君
人事委員会事務局長津 川 敏 昭 君 ────────────────────────
公安委員長 細 井 宇 八 君 警察本部長 奥 村 萬 壽 雄 君 ────────────────────────
代表監査委員 折 野 國 男 君
監査事務局長 勝 川 直 則 君 ──────────────────────── 議 事 日 程 第四号 平成三年七月十二日(金曜日)午前十時三十分開議 第一 議案自第一号至第二十四号、計二十四件及び請願・陳情 (
委員長報告) (議 決) 第二 請願・陳情閉会中継続審査の件 (議 決) 第三 議案自第二十五号至第二十七号、計三件 (議 決) 第四 議第一号及び第三号、計二件 (議 決) 第五 議第二号 (議 決) 第六 議第四号 (議 決) 第七
議員海外派遣の件 (議 決) 第八
常任委員会及び
議会運営委員会閉会中継続調査の件 (議 決) ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) これより本日の会議を開きます。 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 まず、知事から、お手元に御配布のとおり、議案の提出通知がありましたので、御報告いたしておきます。 ────────────────────────
△財第252号 (参照) 財第252号 平成3年7月11日
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 徳島県知事 三 木 申 三 平成3年6月
徳島県議会定例会の議案について(提出) このことについて,別添のとおり提出します。 第 25 号 副知事の選任について 第 26 号
人事委員会委員の選任について 第 27 号
公安委員会委員の任命について ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 次に、お手元に御配布のとおり、
議員提出議案が提出されておりますので、御報告いたしておきます。 次に、
矢西教育委員長から、お手元に御配布のとおり、本日の会議を欠席いたしたい旨の届け出がありましたので御報告いたしておきます。 なお、代理として、
中村教育委員長職務代理者が出席する旨、通知がありましたので、御報告いたしておきます。 ────────────────────────
△欠席届 (参照) 欠 席 届 平成3年7月12日
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 徳島県
教育委員会委員長 矢 西 保 私こと所用のため,7月12日の本会議には出席することができませんので,お届けします。 なお,
委員長職務代理者中村和右衛門を出席させますのでよろしくお願いします。 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 諸般の報告は以上であります。 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) これより本日の日程に入ります。 日程第一、「議案第一号・徳島県
吏員恩給条例等の一部改正についてより第二十四号に至る二十四件及び請願・陳情」を議題といたします。 以上の各件に関し、各委員長の報告を求めます。
総務委員長・近藤政雄君。 〔岩浅・元木・日下三議員出席、出席議員計四十二名となる〕 (
近藤議員登壇)
◎
総務委員長(近藤政雄君)
総務委員長報告を申し上げます。 本委員会は、付託されました議案及び請願について審査いたしました結果、付託議案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定し、請願については、お手元に御配布の「
請願審査報告書」のとおり決定いたしました。 以下、審査の過程におきまして論議のありました事項あるいは県当局に対し検討または善処方要請いたしました事項について、その概要を申し上げます。 最初に、徳島市内を中心とした都市部の
交通渋滞対策についてであります。 交通体系なかんずく道路交通網の整備は、経済・文化の振興のみならず県民の生活基盤の安定・確保に最も重要であることは論をまたないところであり、県においても、徳島県総合計画二〇〇一、架橋新時代への行動計画及び
県単独道路整備七箇年計画等々により、その進展が図られているところであります。 しかしながら、近年のモータリーゼーションの進行に加え、地形・地質・気候といった自然条件、道路密度の高さ、自動車交通への依存度の高さ、都市交通と通過交通との輻輳などが相まって、都市部の交通渋滞には目を覆うものがあり、さらに、今後の
山城地区開発や
JR四国徳島駅ビル改築等の諸事業の進展及び第四十八回
国民体育大会の開催並びに明石海峡大橋の開通といった要因を考慮すれば、まさに、
道路交通機能は危機に瀕していると言える環境にあります。 このため、このような現状を非常事態としてとらえ、理事者側に対し、全庁的な緊急課題として
関係機関相互の連携及び早急かつ真剣な取り組みを要請するとともに、今後、本委員会としても、具体的施策の提言を含めた積極的な審査を行っていく旨を意見集約し、あわせて、本年七月一日に「自動車の保管場所の確保等に関する法律(通称「車庫法」)」が改正されたことに伴い、広報活動の充実並びに地域の実情に応じた強い姿勢での
取り締まり指導を要請しておいた次第であります。 また、
公安委員会関係においては、
交通安全施設等整備五箇年計画についての論議がなされ、これまでの実績及び平成三年度から開始した第五次計画での重点施策がただされるとともに、
交通管制センターを初めとして、時代の要請や地域の状況に則した的確な施設・設備の配置及び運営並びに
ヘリコプターの活用等により、県民の日常生活の安全と平穏が一層確保されるよう望んでおいた次第であります。 このほか、
外国人不法就労者の実態把握等について
ヘリコプターの運用状況等について 老朽化した警察署の改築等について 暴走族対策について等の論議がなされた次第であります。 次に、
企画調整部関係について申し上げます。 まず、景観形成のための方策についてであります。 このことについて、委員側から、屋外広告物を含めた景観については個別法に基づき各部局で対応されているところであるが、
リゾート開発に取り組んでいる今こそ、県下全域を対象とした景観対策を推進すべきではないかとの質疑・提言がなされたのであります。 これに対し、県当局から、現況・実態及び先進県の状況等の調査を進めているところである。当面、早期に対応が必要であると考えられる
リゾート構想対象地域における景観形成のための指針を策定することとし、このため庁内に連絡会議を設置したいとの答弁がなされたのであります。 そこで、委員から、自然と人間との調和を図り、地域の特性を生かした快適環境を形成する県土全域の景観づくりは全国的な基調・時代の要請でもあることから、県土の均衡ある発展のためにも、この問題に対する積極的な取り組み方についての強い要望がなされた次第であります。 このほか、 ダイヤルQ2における
アダルト番組への対応状況について 踏切遮断機の的確な操作について 有害図書への対応状況について
山城地区開発に伴う県内業者の入札指名について 関西国際空港への
海上アクセス及び
ターミナルビル計画等について
出島リゾート計画における造成状況及びゴルフ場の農薬による海性生物への影響について
吉野川下流地域の地下水の塩水化対策について等の論議がなされた次第であります。 最後に、総務部・国体局関係について申し上げます。 まず、国際交流についてであります。 このことについて、委員側から、地方自治体による
友好提携都市の状況及び県としての
取り組み状況がただされるとともに、文化の
森総合公園等の
県内主要施設における外国語による案内及び
説明パンフレット等の整備、国際交流室の組織拡充、
国際交流会館の設置、研修及び海外派遣等を通じての行政分野における職員の
外国語会話能力の開発等々についての質疑・提言がなされたのであります。 これに対し、理事者側から、今後、国際化に向けての取り組みがさらに重要であり、人と人との交流を基本として、諸施設・設備・制度の拡充・整備を含め検討していきたいとの答弁がなされたのであります。 本委員会といたしましては、国際交流の意義の大きさにかんがみ、長期的展望に立脚して、行政の果たすべき役割を遂行するよう要望しておいた次第であります。 さらに、この問題に関連して、
ブラジル県人会館の建設並びに海外からの留学生及び
海外技術研修員に対する待遇等についても論議がなされ、それぞれ適切な対応を望んでおいた次第であります。 また、第四十八回
国民体育大会に向けての関係施設の整備状況がただされ、仮設施設を除き平成三年度には全施設に着手し、平成四年度を中心に実施される
リハーサル大会までには完成する旨の答弁がなされたのであります。 本委員会といたしましては、関係施設の早期完成に万全を期すとともに、国体開催に向けて障害の生じている
ライフル競技等の種目において、関係機関・関係者との調整を早急に図り、九月定例会においてその結果を報告するよう求めておいた次第であります。 このほか、 職員の
年次有給休暇等の取得の促進について 景観形成に係る職員研修の実施について 県庁窓口における聴覚障害者への対応について
用地担当職員の増員について等の論議がなされた次第であります。 以上、審査の概要を申し上げまして、
総務委員長報告といたします。 ────────────────────────
△
総務委員会審査報告書 (参照)
総務委員会審査報告書 本委員会に付託された議案を審査の結果、次のとおり決定しましたから、
徳島県議会会議規則第七十七条第一項の規定により報告します。 平成三年七月十二日
総務委員長 近 藤 政 雄
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿議案番号件 名審査結果備考第一号徳島県
吏員恩給条例等の一部改正について原案可決 第二号職員の退職手当に関する条例の一部改正について原案可決 第三
号公聴会参加者等の
実費弁償支給条例等の一部改正について原案可決 第四号新産業都市の区域内における県税の不均一課税に関する条例の一部改正について原案可決 第五号低
開発地域工業開発地区内における県税の課税免除に関する条例及び過疎地域内における県税の課税免除に関する条例の一部改正について原案可決 第十二
号山城地区開発計画推進事業多目的ホール棟(仮称)建設工事のうち建築工事の請負契約について原案可決 第十三
号山城地区開発計画推進事業多目的ホール棟(仮称)建設工事のうち電気工事の請負契約について原案可決 第十四
号山城地区開発計画推進事業多目的ホール棟(仮称)建設工事のうち空調工事の請負契約について原案可決 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君)
経済委員長・堺廣君。 (堺議員登壇)
◎
経済委員長(堺廣君)
経済委員長報告を申し上げます。 本委員会は、付託されました議案及び請願・陳情について審査をいたしました結果、付託議案につきましては、すべて原案のとおり可決すべきものと決定し、請願・陳情につきましては、お手元に御配布の「請願・
陳情審査報告書」のとおり決定いたしました。以下、審査の過程におきまして論議のありました事項あるいは県当局に対し検討または善処方要請いたしました事項について、その概要を申し上げます。 最初に、
農林水産部関係について申し上げます。 まず、
新鮮共感基地づくりについてであります。 委員から、「徳島県総合計画二〇〇一」及び「徳島県農業の基本計画」において、「活力ある産業づくり」の一環として掲げられている徳島農業の振興策・
新鮮共感基地づくりに関する具体的計画について質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者側から、基本計画に基づき多品目周年供給の観点から県の示した振興品目の
産地づくりを推進していく。具体的には、適地適作、担い手の状況、技術力、資本、装備等を考慮しながら、県及び
農業協同組合等により、地域の実情に応じた品目構成による作付の誘導を行っていくとの答弁がなされたのであります。 これに対し、委員から、県の指導の下に、年次計画により
モデル生産団地を育成するとともに、価格の暴落等に対応するため、基金による
価格補償制度を設けるべきではないかとの提案がなされたのであります。 これに対し、理事者側から、
産地づくりに当たっては担い手の問題が重要な要素を占めており、関係機関においてきめ細かく指導をしてまいりたい。価格補償については、現在ある
価格安定制度の要件に達する
産地づくりを進めてまいりたいとの答弁がなされたのであります。 そこで、委員から、この基本計画の実現に向けて地域の実情に則したきめ細かな指導に努め、本県農業・農村の活力ある発展のため積極的に取り組むよう要望がなされた次第であります。 このほか、 広域農道の整備促進について 地域農業の振興策について
農業用手入れ砂の確保対策について 営農指導の活性化について 岩倉母樹園の跡地の利用計画について スダチの消費拡大策について
水質障害対策事業及び
地盤沈下対策事業が対象とする事業について 森林組合に対する指導について
国営農地開発事業麻植地区におけるミカン園の転換状況について等の論議がなされた次第であります。 次に、
商工労働部関係について申し上げます。 まず、小松島港・
沖洲地区流通港湾の
産業用地分譲についてであります。 このことについて、委員側から、小松島港・
沖洲地区流通港湾は、背後地が抱えている騒音等による操業の自粛、
周辺道路事情の悪化等の住工混在に起因する諸問題の解決を図り、都市環境を整備することを一つの目的として計画されたものであるとの認識に立ち、その実現のために資金力の脆弱な
木工関係企業等の流通港湾への移転を円滑に進めるための方策について質疑がなされたのであります。 これに対し、理事者側から、
住工混在地域の企業が移転する上での障害としては、零細企業が多いことから資金の準備、後継者不足、移転後の従業員の確保等の問題があるが、行政が立ち入れない分野もある。資金面については、従業員五人以下の企業にとって有利な
工場アパート制度の活用に関し説明会等を開催し周知を徹底するとともに、当該分譲地へ移転する中小企業に対する県単融資制度の新設、土地代金の分割納付と延納利息の軽減等特別の方策を講ずることにより、移転のための条件整備を行いたい。また、分譲の決定に当たっては業種、工場移転後の
跡地利用計画、
公害防止対策の状況等の八項目について確認するとともに、希望する企業、組合等を適切に指導してまいりたいとの答弁がなされたのであります。 そこで、委員側から、当該計画の所期の目的にかんがみ、
住工混在地域の解消が円滑に図られるよう、相談業務を充実するとともに、
関係企業移転に際し万全の取り組みがなされるよう要請がなされた次第であります。 次に、
観光振興対策についてであります。 このことについて、委員側から、県外からの観光客の入り込み状況及び本県観光の
ルートづくりについて質疑がなされるとともに、観光客が四国の他の三県に比較して少ない実態にかんがみ、核となる観光拠点を建設することが先決ではないかとの提言がなされたのであります。 これに対し、理事者側から、昨年度の県外客は五四〇万人余りであり、「花博」の影響もあり減少したところである。観光ルート、周遊コースについては、本県単独では地理的に難しい面があるため、「四国は一つ」との認識に立ち、四県が共同して広域ルートの設定・PRに努めているところである。 また、宿泊施設の整備促進、山城地区の
観光展示施設・徳島工芸村の建設、観光学院における
ホテル従業員の研修等の事業を実施するなど、観光の基盤となる事業の整備を積極的に進めてまいりたい。
拠点づくりについては、大規模なものが望ましいことは十分認識しているので、今後、民間活力の導入も含め、関係部局と連携しながら検討してまいりたいとの答弁がなされたのであります。 そこで、委員側から、徳島独自の夢のある観光の
拠点づくりに向け積極的な対応を図るよう強い要望がなされた次第であります。 このほか、 労働力の確保対策について 公害問題における企業への指導について 「三〇〇〇日の徳島戦略」の
セミナー参加者に対する今後の対応策について 人材集積県に向けての対応について
企業情報ネットワークの形成について
リーディング企業育成資金貸付金及び
勤労者ライフサイクル資金貸付金の利用状況等について等の論議がなされた次第であります。 なお、請願・陳情に基づき、「治山事業の促進に関する意見書」を全委員で、「米の
市場開放阻止等に関する意見書」を賛同の委員をもってそれぞれ発議し、別途、議長あて提出いたしてありますので、趣旨御理解の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 以上、審査の概要を申し上げまして、
経済委員長報告といたします。 ────────────────────────
△
経済委員会審査報告書 (参照)
経済委員会審査報告書 本委員会に付託された議案を審査の結果、次のとおり決定しましたから、
徳島県議会会議規則第七十七条第一項の規定により報告します。 平成三年七月十二日
経済委員長 堺 廣
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿議案番号件 名審査結果備考第八号徳島県
飼料検定条例の一部改正について原案可決 第十五
号水質障害対策事業阿南地区終末処理場電気設備製作据付工事の請負契約について原案可決 第十六
号地盤沈下対策事業国府北部地区飯尾川
堰ゲート製作工事の請負契約について原案可決 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君)
文教厚生委員長・亀井俊明君。 (
亀井議員登壇)
◎
文教厚生委員長(亀井俊明君)
文教厚生委員長報告を申し上げます。 本委員会は、付託されました議案及び請願について審査いたしました結果、付託議案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定し、請願につきましては、お手元に御配布の「
請願審査報告書」のとおり決定いたしました。 以下、審査の過程におきまして論議のありました事項あるいは県当局に対し検討または善処方を要請いたしました事項につきまして、その概要を申し上げます。 最初に、福祉生活部関係について申し上げます。 まず、公共的施設等における身体障害者への配慮についてであります。 このことについて、委員側から、第二十九回全国身体障害者スポーツ大会の開催を二年後に控え、身体障害者に配慮した施設設備の整備等受け入れ態勢を早急に強化する必要があるが、特に、JR徳島駅は本県の玄関でもあり、駅の跨線橋を利用するための専用のエレベーターを設置する必要があるのではないかとの指摘がなされたのであります。 これに対し、県当局から、現在の徳島駅の跨線橋の形状等からエレベーターを設置することは物理的には難しいが、JR側とも十分協議してまいりたいとの答弁がなされたのであります。 本委員会といたしましては、第二十九回全国身体障害者スポーツ大会を成功させるとともに、これを機に一層の身体障害者に対する福祉の向上を図ることの重要性にかんがみ、迅速な対応を要請いたしておいた次第であります。 また、この問題に関連して、 視覚障害者に対する路線バスの各停留所における行き先アナウンスについて 路線バスへの車椅子用リフトの設置について 歩道橋の撤去について 身体障害者の通行のための新町橋の歩道部分の整備について 聴覚障害者のための行政機関及び福祉施設におけるファクシミリの設置状況について 社会参加促進センターの概要について 重度身体障害者に対する医療費助成の範囲拡大について 身体障害者の福祉就労の現況についての論議がなされ、身体障害者にとっても住みよい町づくりのための積極的な対応が要請された次第であります。 このほか、 国民年金の保険料未払い者に対する救済について 市町村国民健康保険特別会計に対する県の財政援助について 放射性物質の搬入状況及び搬送時の連絡体制について等の論議がなされた次第であります。 次に、教育委員会関係について申し上げます。 まず、青少年の非行と高校中退等の問題についてであります。 このことについて、委員側から、青少年の非行を防止し健全育成を図るとともに、登校拒否及び高校中退等の問題を解消することは、教育に課せられた重大な使命であるとの観点から、これらに対する
取り組み状況等について質疑がなされたのであります。 これに対し、県当局から、青少年の補導状況は、地域挙げての取り組みにより減少しつつある。一方、高校中退者及び登校拒否児童生徒数は増加状況が見られる。高校中退者の大半は就職もしくは他の高校へ入学しているものの、わずかではあるが目標の定まらない生徒もいる。県教育委員会としても、高校へ入学した生徒を全員卒業させるべく指導しており、また、児童生徒学校適応推進事業及び基礎学力向上推進事業を実施して、学校生活が充実して楽しいものとなるよう努めている。また、登校拒否の生徒には今後も根気強く指導していくとの答弁がなされたのであります。 本委員会といたしましては、あすの徳島県を担う青少年の健全育成を図ることは、最重要の課題であるという認識に立ち、積極的な対応を要請いたしておいた次第であります。 このほか、 教育改革問題に関連して教育事務所についての検討状況、管理職の登用方法及び臨時教員の解消について 小学校の給食における衛生上の問題点について 特殊教育諸学校の適正配置について 教科書検定問題について 元教育長の退職金返納問題について等の論議がなされた次第であります。 最後に、保健環境部関係について申し上けます。 まず、橘湾への石炭火力発電所立地が周辺の環境に及ぼす影響についてであります。 このことについて、委員から、周辺の良好な環境が汚染される心配はないのか、また、県として環境保全のためにどのような対応を考えているかとの質疑がなされたのであります。 これに対して、県当局から、電力側において具体的な諸元を検討中であるが、最新・最善の
公害防止対策となるよう電力側を指導する。この諸元をもとに、県独自で来年度に大気シミュレーションを実施することとしており、この調査結果が出た段階で、環境への影響程度を最終的に評価し、電力側に対しさらに適切な
公害防止対策を指導することにより、阿南地域の環境保全に万全を期してまいりたいとの答弁がなされたのであります。 このほか、 眼内レンズの保険適用について 看護婦不足と待遇改善について 診療報酬制度について 献血の推進について 合併処理浄化槽設置整備事業の促進について 青少年の薬物乱用に対する対策について へき地医療の確保及び自治医科大学卒業生の進路状況について 県立中央病院の整備について 保健所への歯科医師・歯科衛生士の配置について等の論議がなされた次第であります。 以上、審査の概要を申し上げまして、
文教厚生委員長報告といたします。 ────────────────────────
△文教厚生委員会審査報告書 (参照) 文教厚生委員会審査報告書 本委員会に付託された議案を審査の結果、次のとおり決定しましたから、
徳島県議会会議規則第七十七条第一項の規定により報告します。 平成三年七月十二日
文教厚生委員長 亀 井 俊 明
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿議案番号件 名審査結果備考第六号徳島県立保育専門学院の設置及び管理に関する条例等の一部改正について原案可決 第七号徳島県保健婦、助産婦、看護婦及び准看護婦修学資金貸与条例の一部改正について原案可決 第十一号徳島県立高等学校総合寄宿舎の設置及び管理に関する条例等の一部改正について原案可決 第二十一号徳島県立水産高等学校漁業実習船建造工事の請負契約について原案可決 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 土木委員長・遠藤一美君。 (遠藤議員登壇)
◎土木委員長(遠藤一美君) 土木
委員長報告を申し上げます。 本委員会は、付託されました議案及び陳情について審査いたしました結果、付託議案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定し、陳情については、お手元に御配布の「
陳情審査報告書」のとおり決定いたしました。 以下、審査の過程におきまして論議のありました事項、あるいは県当局に対し検討または善処方を要請いたしました事項について、その概要を申し上げます。 最初に、企業局関係について申し上げます。 まず、県南内陸工業団地の造成についてであります。 本件について、委員側から、国道五十五号の改良等、道路網の整備効果を生かすことを背景に、阿南市福井地区、小松島市芝生地区の二地区において内陸工業団地の造成を計画しているが、その進捗状況並びに開発熟度について質疑がなされた次第であります。 これに対し、県当局から、地元両市の土地開発公社で用地取得確保についてのめどがついた段階で、企業立地の所管部局である商工労働部から企業局に対し土地造成会計での造成をという申し入れを受け、その後具体的な実務にかかるということになっている。企業局としては、この申し入れを受けて、三〇〇〇日の徳島戦略期間中のできるだけ早い時期に両団地とも完成するべく、条件が整い次第着手したいとの答弁がなされたのであります。 これに対し委員側から、景気の動向が堅調に推移している現在、県南部振興の核となる内陸工業団地の造成に一日も早く着手し、企業誘致の体制を整えるよう積極的な取り組みの要請がなされた次第であります。 また、県営の工業団地造成に関連して、団地内送電線の地中化等、景観にも配慮するとともに、工場排水の処理についても万全を期するよう要望がなされた次第であります。 このほか、 企業局の新規事業について 徳島駅周辺の駐車場確保について 辰巳用地の基盤整備について等の論議がなされた次第であります。 次に、土木部関係について申し上げます。 まず、徳島市周辺放射・環状道路網計画についてであります。 委員会の冒頭、理事者側から、「本計画は、徳島市及びその周辺部の交通混雑の緩和を図るため、徳島南環状線・北環状線、矢三応神橋(仮称)等の整備を図るとともに、環状線の一部として末広有料道路の延伸や、内環状の一部となるかちどき橋の下流の橋梁等の建設を進めることにより、都市部の健全な発展を目指そうとするものであります」との説明がなされたのであります。 本件について、委員から、徳島市周辺の交通混雑については近年ますます深刻さを増しているが、その解消のために土木部としてどのような体制で整備を進め、さらにどこに重点を置いて取り組んでいくのかとの質疑がなされた次第であります。 これに対し、県当局から、
県単独道路整備七箇年計画を策定しており、国庫補助事業と県単独事業を組み合わせるなど、効率的に事業を推進していくとともに、三〇〇〇日の徳島戦略の中でも放射・環状道路を掲げているが、特に緊急を要する箇所から順次取り組んでいきたい。このため、平成三年度には都市整備事務所内に緊急道路建設所を新たに設置するなど組織の強化を図ったところである。また、重点箇所としては、国道十一号と国道百九十二号が交差する徳島本町交差点付近の混雑が特に著しく、この混雑緩和が急務であることから、末広有料道路を北側の吉野川方面に延伸し、吉野川南岸堤防沿いの県道・沖洲埠頭線までの事業化に向け、都市計画決定のための諸作業をできるだけ早く進めたいとの答弁がなされた次第であります。 そこで、委員側から、末広延伸に伴う用地交渉や、道路の施工に伴う手続等を円滑に進めるため、可能なものから早期に事業に着手するよう要望するとともに、徳島市内渋滞緩和策の一環として、万代橋(仮称)など内環状の早急な整備促進、あるいは吉野川大橋から県庁までの区間の高架化の可能性についても検討するよう要請がなされた次第であります。 本委員会といたしましては、県政の最重要課題である本問題の解決に向けて、予算の重点配分について強く要請しておいた次第であります。 次に、第十堰の改築問題については、六月二十七日開会の当委員会において、県当局から、新しい第十堰は河口から十三キロメートル付近で道路橋との合併について検討しており、県の希望位置を早急に決定し、建設省へ要望していく旨の報告がなされたところであります。 これを受けて、第十堰建設に伴う水位の確保と環境調査及び洪水時の流水の影響について論議がなされ、委員からさらにこれらの諸点についての調査・検討方を要請する発言がなされた次第であります。 また、小松島市の中小河川改修の質疑に関連して、委員から、本県は、厳しい地域特性であるにもかかわらず治水施設等の整備状況は依然として低い水準にあり、これまでも県下各地域で災害が発生していることから、平成四年度を初年度とする第八次治水事業五箇年計画において、第七次治水事業五箇年計画を上回る大幅な事業費を確保することを求める意見書を提出する旨の提案がなされ、協議の結果、「第八次治水事業五箇年計画の策定に関する意見書」を発議し、別途、議長あて提出いたしておきましたので、趣旨御理解の上、御賛同賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 このほか、 沖洲流通港湾の産業廃棄物処理場について 主要地方道石井引田線の改良について 入札指名審査制度の見直しについて 主要地方道徳島引田線の国道昇格等について 地方道路公社の設立の可能性について 細川内ダムの推進姿勢について 長安口ダムの堆砂状況と対応策について 地域特別賃貸住宅制度について 一般国道五十五号徳島南バイパスから小松島市街へのアクセス道路について 土木工事における工期の遅延理由について 河川における砂利の集積について 紀淡海峡大橋について 次期国幹審への取り組み姿勢について 四国縦貫自動車道と四国横断自動車道との連結について等の論議がなされた次第であります。 以上、審査の概要を申し上げまして、土木
委員長報告といたします。 ────────────────────────
△土木委員会審査報告書 (参照) 土木委員会審査報告書 本委員会に付託された議案を審査の結果、次のとおり決定しましたから、
徳島県議会会議規則第七十七条第一項の規定により報告します。 平成三年七月十二日 土木委員長 遠 藤 一 美
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿議案番号件 名審査結果備考第九号徳島県都市公園条例の一部改正について原案可決 第十号徳島県港湾施設管理条例の一部改正について原案可決 第十七号徳島県児童相談所・徳島県精神薄弱者更生相談所新築工事のうち建築工事の請負契約について原案可決 第十八号徳島県立阿南工業高等学校体育館改築工事のうち建築工事の請負契約について原案可決 第十九号徳島県立城北高等学校体育館改築工事のうち建築工事の請負契約の変更請負契約について原案可決 第二十号徳島県立城南高等学校体育館改築工事のうち建築工事の請負契約の変更請負契約について原案可決 第二十二号不動産の取得について原案可決 第二十三号不動産の処分について原案可決 第二十四号徳島県土地開発公社定款の一部変更について原案可決 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 以上をもって各委員長の報告は終わりました。 これより、ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 三十四番・服部昭子君。 (服部議員登壇)
◆三十四番(服部昭子君) 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま提案されております議案第八号、第十号、第十二号から第十五号に至る四件、第二十一号の計七件について及び請願・陳情の一部について反対の立場から討論を行います。 議案第八号は、徳島県
飼料検定条例の一部改正についてであります。 飼料の安全性の確保及び品質の改善のためにと飼料の検定にかかわる手数料を平均で一九・四%も引き上げるものであります。畜産農家の経営を守るためにも本県の畜産農業を守るためにも認めることはできません。 議案第十号は、徳島県港湾施設管理条例の一部改正についてであります。 港湾施設の管理に要する経費が増大しているとのことで港湾施設の占用料及び使用料を平均約一〇%引き上げるものであります。三年ごとの見直しによるものとの説明ではありますが、公共料金の引き上げはこれに関連するあらゆる物の値段の引き上げにつながるものであります。認めることはできません。 議案第十二号から第十四号までは
山城地区開発計画の最も中心的な多目的ホールの建築工事、電気工事、空調工事の請負契約についてであります。 七十四億円の建築工事、二十六億円の電気工事、十二億円の空調工事のすべてが県外大手の業者ばかりであります。もちろん大会社の優秀な機材や技術を導入することもこのような大型の工事には必要ということは認めますが、ジョイントベンチャーの中に県内業者を加え、その育成を図ることも大切であると考えます。しかし、この建築工事の場合、四月二十三日の二十七社の予備指名によるものにも県内業者は全く入っておりません。県内業者に聞いてみますと、自分たちには全く連絡もなく大規模の工事はすべて雲の上で決められるようだという話であります。百億を超える貴重な県財政の使用であり、長く本県の中心拠点となるべき建物であります。本県業者をジョイントベンチャーに入れるべきであります。また、この契約について談合のうわさ等々が報道されておりました。大型工事の指名をめぐってはこのようなことがたびたび起こっておりますが、もってのほかであります。このようなことがないように県の強い姿勢を要求いたします。 また、この山城計画の収支について、県はホール使用料、観光物産館入場料、駐車料金、テナント料等を合わせ五億九千五百万円の収入を予定し、必要な維持管理費三億六千万円に対して十分補いかつ設備の充足も行えるとしておりますが、非常に甘い見通しであることをこれまでもたびたび指摘してまいりました。例えば、八千人収容の岩手県のホールでは年間収入は最高で約四千万円、低い時は二千六百万円という状況で県は毎年多額の補充を行っております。もちろんホール等の施設は単にその採算のみでなく他の多くの波及効果を持つものであることも明らかではありますが、当初の計画からこのような甘い見通しをそのまま掲げることは県行政のあり方として問題であることを再度指摘いたします。 議案第二十一号は、徳島県立水産高等学校漁業実習船建造工事の請負契約についてであります。相手方が静岡県の三保造船所となっております。本県高校教育に必要な実習船であります。県内業者の教育への協力も含めた本県業者への発注を行うべきであると考えます。 請願第十八号は、原爆被害者援護法制定の促進についてであります。 不採択となっておりますが、もってのほかであります。現在の原爆二法では対応できない被害者が多数残されております。被害者の高齢化も進み、事態は深刻となっております。世界で初めて落とされた原爆の被害者は日本国民はもとより全世界の人々の代表として被害を受けたものであり、その援護が十分に行われなければならないのは当然であります。現在の原爆二法で対応できていない多くの被害者への日本政府の謝罪の意味も含め、原爆被害者援護法制定を促進すべきであります。 請願第二十号は、小選挙区制の導入についてであります。 今回不採択となっておりますが、このような現在の日本国憲法に保障された国民主権をも脅かす選挙制度の改悪をやめさせよとの請願が不採択とはもってのほかであります。今回の小選挙区制導入のねらいは、四割台の得票で八割の議席を占め、自民党の絶対多数のもとで憲法改悪、自衛隊の海外派兵を初め国際貢献の名で対米貢献の国家づくりを進めることにあります。採択とすべきであります。 請願第十九号は、消費税の廃止についてであります。 NHKの世論調査でも八四・九%の国民が生活必需品は非課税にと要求をしていることが明らかになっておりますが、自民党は大軍備拡大と湾岸戦費の調達、十年間で四百三十兆という巨額の公共投資などのために一部弱者にかかわる消費税の手直しは行ったものの、国民世論に背を向けて将来の税率アップの機会を虎視たんたんとねらっております。本県でも知事はみずからの選挙のときには、弱者にかかわる消費税分は減額することに決めております。県民の消費税への怒りを選挙時には一部考慮に入れたものでありますが、このように県民の声の高い廃止要求であります。消費税廃止の請願は採択をすべきであります。 以上、討論を行いました。議員各位の御賛同を心からお願いをして終わりといたします。
○議長(中谷浩治君) 以上をもって通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、「議案第八号・徳島県
飼料検定条例の一部改正について、第十号、第十二号より第十五号に至る四件及び第二十一号の計七件」を起立により、採決いたします。 以上の七件に対する委員長の報告は、可決であります。 これを
委員長報告のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立多数であります。 よって、以上の七件は、
委員長報告のとおり、可決されました。 次に、「議案第一号・徳島県
吏員恩給条例等の一部改正についてより第七号に至る七件、第九号、第十一号、第十六号より第二十号に至る五件及び第二十二号より第二十四号に至る三件の計十七件」を起立により、採決いたします。 以上の十七件に対する委員長の報告は、可決であります。 これを
委員長報告のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立全員であります。 よって、以上の十七件は、
委員長報告のとおり、可決されました。 次に、「請願・陳情」を採決いたします。 まず、「陳情第十四号・米の
市場開放阻止等について及び請願第十六号の計二件」を起立により、採決いたします。 以上の二件に対する委員長の報告は、採択であります。 これを
委員長報告のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立多数であります。 よって、以上の二件は、
委員長報告のとおり、採択と決定いたしました。 次に、「請願第十八号・原爆被害者援護法制定の促進について」を起立により、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、不採択であります。 これを
委員長報告のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立多数であります。 よって、本件は、
委員長報告のとおり、不採択と決定いたしました。 次に、「請願第十九号・消費税の廃止等について」を起立により、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、不採択であります。 これを
委員長報告のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立多数であります。 よって、本件は、
委員長報告のとおり、不採択と決定いたしました。 次に、「請願第二十号・小選挙区制の導入について」を起立により、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、不採択であります。 これを
委員長報告のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立多数であります。 よって、本件は委員長の報告のとおり、不採択と決定いたしました。 次に、「既に採決した請願・陳情を除く請願・陳情」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、お手元に御配布いたしてあります「請願・
陳情審査報告書」のとおりであります。 これを
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 御異議なしと認めます。 よって、「既に採決した請願・陳情を除く請願・陳情」は、
委員長報告のとおり決定いたしました。 ────────────────────────
△
請願審査報告書(総務委員会) (参照)
請願審査報告書 本委員会に付託された請願は、審査の結果、次のとおり決定しましたから、
徳島県議会会議規則第九十四条第一項の規定により報告します。 平成三年七月十二日
総務委員長 近 藤 政 雄
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 (請 願)受理
番号受理
年月日件名・要旨
(紹介議員氏名)提出者住所氏名審査結果備考一九平成三
七、一消費税の廃止等について
消費税の廃止及び食料品の非課税措置の早期実施を求める意見書を国に提出願いたい。(服部昭子)消費税をなくす徳島の会
代表世話人
宮 本 佳 子不採択 二〇 七、二小選挙区制の導入について
小選挙区制の導入に反対する意見書を国に提出願いたい。(服部昭子)平和と民主主義・革新をめざす徳島県懇談会
代表世話人
福 井 尚 吾
外二名不採択 不採択の理由受理番号件 名 及 び 理 由一九消費税の廃止等について
消費税制度については、我が国税制の基本的問題として国会で審議されるべき事項であり、先の国会において、緊急是正としてその一部が既に改正されたところであります。
また食料品の非課税措置についても、国会に設置されております「税制問題等に関する両院合同協議会」において引き続き検討されるものと考えられますので、御要望に沿えません。二〇小選挙区制の導入について
小選挙区制については、「政治と金」の問題に端を発して政治に対する国民の不信が高まっていることなどから、国民の政治改革への要望に応えるために、「衆議院議員の選挙制度の改革」及び「政治資金制度の改革」等を内容とした第八次選挙制度審議会の答申を踏まえ、今後、論議されるものと考えられますので、御要望に沿えません。
△請願・
陳情審査報告書(経済委員会) 請願・
陳情審査報告書 本委員会に付託された請願・陳情は、審査の結果、次のとおり決定しましたから、
徳島県議会会議規則第九十四条第一項の規定により報告します。 平成三年七月十二日
経済委員長 堺 廣
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 (請 願)受理
番号受理
年月日件名・要旨
(紹介議員氏名)提出者住所氏名審査結果備考九平成三
六、二〇治山事業の促進について
国土の保全と開発を図り、国民生活の安定と向上に資するため、第八次治山事業五箇年計画が策定され、積極的な投資規模の確保と強力な推進が図られるよう、国に対し意見書を提出願いたい。(堺 廣)徳島県治山林道協会
会長
山 口 俊 一採 択 一六六、二七米の
市場開放阻止等について
米の市場開放を阻止するとともに、食料の安全保障が確保されるよう、次の事項について配慮願いたい。
① 米の自給政策を堅持し、食料安全保障を確保すること。
② 食糧管理制度の基本を維持すること。
③ 優良農地を確保して、食料総合自給力を強化すること。(原田弘也)徳島県農業会議
会長
原 田 弘 也採 択 (陳 情)受理
番号受理
年月日件名・要旨提出者住所氏名審査結果備考二平成三
四、八杉・檜等植林地の野獣被害対策について
相生町の杉・檜等植林地において野獣による被害が甚大であるため、所要の対策が講じられるよう配慮願いたい。那賀郡相生町森林組合
組合長
棚 野 治 家採 択要送付
要報告一四六、二六米の
市場開放阻止等について
米の市場開放を阻止するとともに、地域農業の重要な農産物の輸入制限が維持されることを求める意見書を国に提出願いたい。徳島県農業協同組合中央会
会長
山 瀬 博
外一名採 択
△
請願審査報告書(文教厚生委員会)
請願審査報告書 本委員会に付託された請願は、審査の結果、次のとおり決定しましたから、
徳島県議会会議規則第九十四条第一項の規定により報告します。 平成三年七月十二日
文教厚生委員長 亀 井 俊 明
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 (請 願)受理
番号受理
年月日件名・要旨
(紹介議員氏名)提出者住所氏名審査結果備考一八平成三
六、二八原爆被害者援護法制定の促進について
次の内容を含む「原爆被害者援護法」制定の促進を求める意見書を国に提出願いたい。
① 原爆被害に対する国家補償を行うことを趣旨とすること。
② 原爆死没者の遺族に弔慰金と遺族年金を支給すること。
③ 被爆者の健康管理と治療・療養をすべて国の責任で行うこと。
④ 被爆者全員に被爆者年金を支給すること。また、障害を持つ者には加算すること。(服部昭子)徳島県平和行進実行委員会実行委員長
杉 田 治 郎
外一名不採択 不採択の理由受理番号件 名 及 び 理 由一八原爆被害者援護法制定の促進について
原爆被爆者対策につきましては、現在、「原子爆弾被爆者の医療等に関する法律」及び「原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律」のいわゆる原爆二法により、健康の保持、向上と福祉面での措置が講じられております。
国においては、「国民的合意の得られる公正妥当な範囲において、かつ、国家補償的見地に立って現行原爆二法の範囲において運用すべきである。」との、原爆被爆者対策基本問題懇談会の意見を踏まえ、性急な援護法の制定は困難であるとの方針でありますので、御要望に沿えません。
△
陳情審査報告書(土木委員会)
陳情審査報告書 本委員会に付託された陳情は、審査の結果、次のとおり決定しましたから、
徳島県議会会議規則第九十四条第一項の規定により報告します。 平成三年七月十二日 土木委員長 遠 藤 一 美
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 (陳 情)受理
番号受理
年月日件名・要旨提出者住所氏名審査結果備考一〇平成三
六、二一国道四三九号の改良について
徳島市上八万町星河内・中山・樋口地域における国道四三九号の改良については、バイパスによることなく現道拡幅により道路整備を図られるよう配慮願いたい。徳島市上八万町
木 内 順 彬
外二名不採択 一一六、二一国道四三九号の改修工事について
国道四三九号の現道拡幅による改修工事について配慮願いたい。国道四三九号線現道を守る会期成同盟会
代表
河 上 治 義
外一八名不採択 不採択の理由受理番号件 名 及 び 理 由一〇国道四三九号の改良について一一国道四三九号の改修工事について
当地区について、昭和六十三年度から徳島市上八万町-佐那河内村一の瀬まで約四・五キロメートルの間を道路改良事業により着手しているところであります。
この区間の国道ルートについては、幹線道路の機能を充分果たすためにはバイパスルートが適当と思われますので、御要望に沿えません。
なお、現道についても改良を進め、生活道路として十分機能するようパイパスの整備と併せて整備促進を図るよう県当局に対し要請しておきました。 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 次に、日程第二、「請願・陳情閉会中継続審査の件」を議題といたします。 各委員会から、お手元に御配布のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 三十四番・服部昭子君。 (服部議員登壇)
◆三十四番(服部昭子君) 継続となっております請願・陳情の一部について討論を行います。 請願第十五号は、阿南市中大野町シル谷に計画されている産業廃棄物処理施設の設置に反対するものであります。処理施設がこれまで老朽化に伴い周辺に種々の悪影響を与えてきたことは県当局もよく御存じのはずであります。ましてこの地域は、那賀川にも近く市民生活に大きく影響する河川の中流であり、市民の間からは、那賀川の河口、辰巳工業地帯の一画にこそこのような廃棄物処理施設はつくるべきとの声も大きく出ています。設置すべきでないことを強く主張して、請願の採択を要求いたします。 陳情第四号は、
山城地区開発について同地区地先の堤防を県が買い上げて緑地として造成するか、地域住民が従前どおり安心して生活できるような措置をとの陳情であります。県の開発政策については、少なくともそれが周辺住民の生活環境を悪化させないよう配慮することは当然であります。山城地区は河川に面した静かな住環境でした。今回の開発でこの水面を埋め立てて地続きとするものであります。その堤防を買い取り緑地とすること等は周辺住民等に対する当然県の行うべきことであります。開発等の県の施策に対し、周辺対策が十分行われるべきであることを主張し、本陳情の採択を主張します。 請願第十三号は、教育汚職根絶、教員大幅増についての請願であります。 今回表面化した教育汚職については、本県教育の真価が問われるものとの県民の声もあるところであります。その背景には、本県教育の場での非民主的な上意下達の体制が強くあることが挙げられております。また、知事は否定をされましたが、裁判所での調書には松本前教育長が知事から依頼されていたことも述べられており、これを徹底的に明らかにし、教育行政を明快なものとすることは本県の教育行政の上で欠かすことのできないものであります。また、本県に特に多い定数内欠員補充教員、臨時の先生のあり方は、本県教育の民主的なあり方を大きく阻害するものであります。将来の生徒数減に対して──との意見が出されておりますが、現在の小中四十人学級を三十五人学級にすることを強く要求していくべきであり、このためにと現在の定数を臨時の先生で賄う等は許されるべきではありません。定数内の教員は正式採用教員を原則とするよう正式採用をふやすべきであります。 請願第二十一号は、鳴門市西部地区への特別養護老人ホーム設置についてであります。 来るべき高齢化社会へ対応して特別養護老人ホームを中心とするデイ・サービスの充実や各種対策が国においても重視されている今日であります。また、県内の老人からも、まだまだ十分でないデイ・サービスや訪問看護等、老人対策が強く要望されております。真に老人が人間として充実した時期を過ごすよう種々の配慮も含んでいると聞いております。本請願は採択すべきと考えます。 議員各位の御賛同をお願いして討論を終わります。 〔岩浅議員退席、出席議員計四十一名となる〕
○議長(中谷浩治君) 以上をもって通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、「請願第十五号・産業廃棄物処理施設について」を起立により、採決いたします。 本件については、委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立多数であります。 よって、本件は、委員から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 次に、「陳情第四号・徳島市山城地区の開発について、請願第十三号及び請願第二十一号の計三件」を起立により、採決いたします。 以上の三件については、各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立多数であります。 よって、以上の三件は、各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 次に、「既に採決した請願・陳情を除く請願・陳情」を採決いたします。 お諮りいたします。 本件は、これを各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 御異議なしと認めます。 よって、「既に採決した請願・陳情を除く請願・陳情」は、各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 〔岩浅議員出席、出席議員計四十二名となる〕 ────────────────────────
△陳情閉会中継続審査申出書(総務委員会) (参照) 陳情閉会中継続審査申出書 本委員会に付託された陳情を次のとおり閉会中も、なお継続して審査する必要があると決定しましたから、
徳島県議会会議規則第七十五条の規定により申し出ます。 平成三年七月十二日
総務委員長 近 藤 政 雄
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 (陳 情)受理
番号受理
年月日件名・要旨提出者住所氏名理由四平成三
五、二三徳島市山城地区の開発について
徳島市山城地区の開発に伴い、同地区地先の堤防を県が買い上げて緑地として造成されるか、地域住民が従前どおり安心して生活できるような措置が講じられるよう配慮願いたい。徳島市山城町
陳情世話人代表
小 坂 丈 作
外一八名審査未了
△請願・陳情閉会中継続審査申出書(文教厚生委員会) 請願・陳情閉会中継続審査申出書 本委員会に付託された請願・陳情を次のとおり閉会中も、なお、継続して審査する必要があると決定しましたから、
徳島県議会会議規則第七十五条の規定により申し出ます。 平成三年七月十二日
文教厚生委員長 亀 井 俊 明
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 (請 願)受理
番号受理
年月日件名・要旨
(紹介議員氏名)提出者住所氏名理由五平成三
五、二四川北地区新設高等学校(仮称)の徳島市川内地域への設置について
川北地区新設高等学校(仮称)の設置について、次の事項が実現されるよう配慮願いたい。
① 新設高校は、徳島市の川内地区に建設すること。
② 新設高校は、吉野川・今切川とその支流を生かした優秀な環境の高校にすること。(松本弘)徳島市川内町内会連合会
会長
島 田 秀 昭
外一六名審査未了一三六、二四教育汚職根絶・教員大幅増について
教育汚職をなくし、教育行政が本来の責任を果たすため、次の事項が実現されるよう配慮願いたい。
① 今回表面化した教育汚職について、その背景を含め、徹底的に糾明すること。
② 異常な臨時教員制度をなくし、正式採用教員を大幅に増やすこと。(服部昭子)教育汚職根絶・教育委員準公選実現実行委員会
代表者
榎 本 浩 一
外二名審査未了一五七、二七産業廃棄物処理施設について
阿南市中大野町シル谷において計画されている産業廃棄物処理施設が設置されないよう配慮願いたい。(遠藤一美 岩浅嘉仁 猿瀧勝)阿南市熊谷町
湯 浅 弘
外五一名審査未了二一 七、二鳴門市西部地域への特別養護老人ホーム設置について
鳴門市西部地域への特別養護老人ホーム設置が早急に認可されるよう配慮願いたい。(榊武夫 服部昭子)福祉の町大麻町に特別養護老人ホームをつくる会
代表世話人
福 井 尚 吾
外六名審査未了 (陳 情)受理
番号受理
年月日件名・要旨提出者住所氏名理由六平成三
五、二九阿南市長生町三倉地区における産業廃棄物処理施設について
阿南市長生町三倉地区における産業廃棄物処理施設において埋立処分がなされてきたが、その整地等が不十分であるため、次の事項が実現されるよう配慮願いたい。
① 現況を平坦に整地すること。
② 西の市道側に用水路を設置すること。
③ 周辺部をどはづけで整備すること。大平白ヶ鼻向沢
かさあげ事業
代表者
鍬 村 徳 延審査未了八 六、六徳島市川北地域への高等学校(普通科)新設について
徳島県立学校・学科適正配置検討委員会の報告を尊重するとともに、徳島市川北地域への高等学校(普通科)が早期に開校されるよう配慮願いたい。徳島市長
三 木 俊 治審査未了
△請願・陳情閉会中継続審査申出書(土木委員会) 請願・陳情閉会中継続審査申出書 本委員会に付託された請願・陳情を次のとおり閉会中も、なお、継続して審査する必要があると決定しましたから、
徳島県議会会議規則第七十五条の規定により申し出ます。 平成三年七月十二日 土木委員長 遠 藤 一 美
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 (請 願)受理
番号受理
年月日件名・要旨
(紹介議員氏名)提出者住所氏名理由一七平成三
六、二八石材の漁場への不法投棄について
石材の漁場への不法投棄について、速やかに投棄者を詮索し、回収させ、漁業者の損害を補償せしめ、今後、厳重な運搬管理がなされるよう配慮願いたい。(原田弘也 日下久次 七条 明)
(板東敬二 亀井俊明 榊 武夫)
(近藤政雄 木村 正 宮城 覺)
(児島 勝 岩浅嘉仁 遠藤一美 平岡一美)徳島県中央底曳網協会
会長理事
平 田 英 夫
外一名審査未了 (陳 情)受理
番号受理
年月日件名・要旨提出者住所氏名理由一平成三
三、二八ゴルフ場建設計画について
阿南市下大野町羽坂・畑田地区におけるゴルフ場建設計画については、周辺環境に悪影響を及ぼすため、当該申請書が受理されないよう配慮願いたい。阿南市下大野町協議会
会長
安 部 正 幸
外一六名審査未了三五、二〇主要地方道阿南鷲敷日和佐線及び阿南小松島線の改良促進について
主要地方道阿南鷲敷日和佐線及び阿南小松島線の改良促進について配慮願いたい。県道加茂谷北岸線改良促進期成同盟会
会長
松 崎 一 義
外七名審査未了七 六、三国道への昇格について
徳島市と高知県安芸市を結ぶ最短コース(主要地方道徳島上那賀線等)の国道昇格について配慮願いたい。徳島安芸間国道昇格促進期成同盟会
会長
桜 木 義 夫審査未了一二六、二一河川改修工事の促進について
阿南市大野地区及び長生地区を貫流する岡川、畑田川及び大津田川の改修工事が速やかに促進されるよう配慮願いたい。阿南南部開発促進期成同盟
会長
沢 本 義 夫審査未了 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 次に、日程第三、「議案第二十五号・副知事の選任について、第二十六号及び第二十七号の計三件」を議題といたします。 お諮りいたします。 以上の三件は、成規の手続を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより採決に入ります。 まず、「議案第二十五号・副知事の選任について」を起立により、採決いたします。 本件は、これに同意することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立全員であります。 よって、本件は、これに同意することに決定いたしました。 次に、「議案第二十六号・
人事委員会委員の選任について」を起立により、採決いたします。 本件は、これに同意することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立全員であります。 よって、本件は、これに同意することに決定いたしました。 次に、「議案第二十七号・
公安委員会委員の任命について」を起立により、採決いたします。 本件は、これに同意することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立全員であります。 よって、本件は、これに同意することに決定いたしました。 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 次に、日程第四、「議第一号・治山事業の促進に関する意見書及び議第三号の計二件」を議題といたします。 お諮りいたします。 以上の二件は、成規の手続を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 お諮りいたします。 以上の二件は、これを原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 御異議なしと認めます。 よって、以上の二件は、原案のとおり可決されました。 ────────────────────────
△議第一号 治山事業の促進に関する意見書 (参照) 議第一号 治山事業の促進に関する意見書 右の議案を別紙のとおり
徳島県議会会議規則第十四条の規定により提出する。 平成三年七月十一日 提 出 者 堺 廣 杉 本 直 樹 平 岡 一 美 北 島 勝 也 樫 本 孝 北 岡 秀 二 阿 川 利 量 谷 口 修 榊 武 夫 原 秀 樹 板 東 敬 二 賛 成 者 提出者を除く全議員
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 ──────────────────────── 治山事業の促進に関する意見書 治山事業は、国土の保全、水資源のかん養、生活環境の保全・創出等を通じて県民生活の安定と向上を図ることを目的としており、安全で潤いのある緑豊かな社会を建設するためには、生活基盤整備のなかでも優先して実施すべき根幹事業である。 しかしながら、本県の治山施設・荒廃森林の整備状況は、依然として低い水準にあることから毎年のように山地災害に襲われ、特に大型台風の襲来時には激甚災害を受けており、治山事業の重要性と治山施設・荒廃森林整備の立ち遅れを痛感しているところである。 よって、政府におかれては、平成四年度を初年度とする「第八次治山事業五箇年計画」を策定し、積極的な投資規模を確保するとともに、安全で潤いのある生活基盤の形成、総合的な森林整備による水源かん養機能の増進、安全で緑豊かな生活環境の保全・創出等の治山事業を強力に推進されるよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成 年 月 日 議 長 名 提 出 先 内閣総理大臣 大蔵大臣 農林水産大臣 自治大臣 経済企画庁長官 国土庁長官 協力要望先 衆参両院議長 県選出国会議員 ────────────────────────
△議第三号 第八次治水事業五箇年計画の策定に関する意見書 議第三号 第八次治水事業五箇年計画の策定に関する意見書 右の議案を別紙のとおり
徳島県議会会議規則第十四条の規定により提出する。 平成三年七月十一日 提 出 者 遠 藤 一 美 佐 藤 圭 甫 福 山 守 宮 城 覺 岩 浅 嘉 仁 猿 瀧 勝 湊 庄 市 木 内 信 恭 七 条 明 長 尾 哲 見 賛 成 者 提出者を除く全議員
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 ──────────────────────── 第八次治水事業五箇年計画の策定に関する意見書 治水事業は、国土を保全し、水害及び土砂災害から国民の生命と財産を守り、活力ある経済社会と安全で快適な国民生活を実現するための生活基盤の中で最も優先的に整備すべき根幹的事業である。 しかしながら、本県はその全域が台風常襲地帯となっており、急峻な地形と脆弱な地質を併せ持った極めて災害に弱い地域であるにもかかわらず治水施設等の整備状況は、今日依然として低い水準にあり、これまでも県下各地において激甚な災害が発生し、幾多の尊い人命と財産が失われている。 さらに、都市化の進展により土地の利用形態が大きく変化する中で、河川が氾濫した場合は多大な被害をもたらすことが懇念されている。このため、このように立ち遅れている治水施設等の速やかな整備が急務となっている。 よって、政府におかれては、平成四年度を初年度とする「第八次治水事業五箇年計画」において、現行計画を大幅に上回る事業費を確保され、安全で活力ある国土基盤の形成、社会経済の発展に向けての水資源開発、潤いとふれあいのある水辺環境の形成等の治水事業を強力に推進されるよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成 年 月 日 議 長 名 提 出 先 内閣総理大臣 大蔵大臣 建設大臣 自治大臣 経済企画庁長官 国土庁長官 協力要望先 衆参両院議長 県選出国会議員 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 次に、日程第五、「議第二号・米の
市場開放阻止等に関する意見書」を議題といたします。 お諮りいたします。 本件は、提出者の説明を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本件については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 二十二番・板東敬二君。 (板東議員登壇)
◆二十二番(板東敬二君) ただいま議題となっております「議第二号・米の
市場開放阻止等に関する意見書」について、公明党議員団を代表して討論を行うものであります。 今、日本は、自由貿易の新たな枠組づくりを目指すガットのウルグアイラウンド、すなわち新多角的貿易交渉を控え、米の市場開放問題に何らかの決着が迫られております。自由貿易の恩恵を最も受け、今日の経済的繁栄を享受している日本が、いつまでも一粒たりとも米の輸入はしないというような閉鎖的な政策を取り続けることは、国際的に見てまことに困難な状況にあると考えます。また、統制的な食管制度のもとで米作農業が行き詰まっているのが今日我が国の農業の実態でもあります。 日本農業の活性化のためには、早急に市場原理の導入を検討する必要があります。このような現状を踏まえて、我が公明党は、党内に農業基本問題特別委員会を設けて、米問題にかかわる論議・研究を重ね、先般同委員会案なるものを発表いたしたところでございます。 その内容は、ウルグアイラウンドの成功を期するとともに、我が国の米作農家を守る見地から、米の市場開放問題は、日米二国間交渉ではなく、ウルグアイラウンドにおける多国間交渉での決着を目指すべきであるとしております。 具体的には、厳しい輸入枠を設定した上で、部分自由化を容認するものであります。すなわち一九九二年から年間二十万トン程度を輸入し、毎年一〇%ずつ輸入枠を拡大しながら五十万トンを上限とするものであります。これは我が国の年間米需要量一千万トンのうち五%の五十万トンまでの輸入を認めようとするものであり、そのかわりに残る九五%の九百五十万トンについては国内生産を保障しようとするものであります。既にこの米部分自由化は避けて通れない問題となっており、大変厳しいときを迎えていると思うのであります。政府は建前だけでなく部分自由化を前提として米国や欧州諸国に言うべきことは言い、ウルグアイラウンド決着に我が国が主導的役割を発揮すべきであると申し上げたいのであります。 したがって、米市場開放阻止の主張のみに終始することは余りにも無責任と言わざるを得ません。本議会冒頭の代表質問でもありましたように、時代は今やすべての社会がボーダレスの時代を迎えております。変化する国際情勢の中で、米だけは国境をつくるなどとの考えを改めなければなりません。 したがいまして、将来の日本農業を守る上から、米は一粒たりとも輸入しないとの「議第二号・米の
市場開放阻止等に関する意見書」については賛成することができません。 議員各位の賢明なる御判断をくださいますようお願いを申し上げ、討論を終わります。
○議長(中谷浩治君) 三十六番・小倉祐輔君。 (小倉議員登壇)
◆三十六番(小倉祐輔君) 私は、自由民主党・県民会議を代表いたしまして、ただいま議題となっております「議第二号・米の
市場開放阻止等に関する意見書」につきまして、賛成の立場から、討論を行うものであります。 我が国の稲作を中心とした農業は、単なる一つの産業ではなく、基幹食糧の安定的供給に加えて、地域経済における雇用の確保、国土の保全、環境の維持等々、重要な役割を担う地域の基盤的産業であります。 しかしながら、米をめぐる最近の情勢は、米国を初めとする諸外国から市場開放要求の高まりに加えまして、国内におきましても水田面積の三〇%以上に及ぶ生産調整、消費の低迷、米価の再三にわたる引き下げ、地域農業を支えるべき農業労働力の脆弱化のほか、一部には米の部分開放もやむを得ないとする動きも見られるなど、極めて重大な局面を迎えているところであります。 このような情勢のもとにおきまして、米市場が万一開放されるようなことになりますならば、コスト面で国際的競争力の劣る我が国の稲作農家に取り返しのつかない打撃を与えるばかりでなく、主食としての安定供給に支障を来たし、国民生活に重大な影響を与えるとともに、さきに申し上げました地域の基盤的産業としての多面的機能を損ない、地域経済の崩壊さえ招きかねないと考えるものであります。 このような事情から、本県議会におきましても、数次にわたり反対の意思を表明をし、関係方面に強く要請をしてまいりましたことは皆様御承知のとおりであります。ガットウルグアイラウンドの農業交渉の最大の山場を迎えるに当たりまして、改めて、ここに米の市場開放阻止の意思を表明し、我が国農業と国民生活を守り、快適な自然環境、国土の保全、地域経済の安定に資するため、毅然たる態度で米の輸入自由化を阻止しなければならないと考える次第であります。 以上の観点から、現在議題となっております「議第二号・米の
市場開放阻止等に関する意見書」に賛成し、議員各位の御賛同のほどをお願いを申し上げまして、討論を終わります。
○議長(中谷浩治君) 二十一番・榊武夫君。 (榊議員登壇)
◆二十一番(榊武夫君) 私は、社会党県議員会を代表いたしまして、ただいま議題となっております「議第二号・米の
市場開放阻止等に関する意見書」に賛成の立場から、討論を行いたいと思います。 既に、米市場開放阻止、輸入自由化反対等に対する論議はこの場でも幾度となく取り上げられ、多くの先輩・同僚議員たちが、その都度、いろいろな論理の正当性を述べてまいりました。既に、いろいろの角度からの論議は尽くされており、多くを語る必要はないとは思いますが、少し観点を変えて私なりに整理をして皆さん方に御賛同を得たいと思うところであります。 まず、第一点でありますが、貿易不均衡によるアメリカを初めとする諸外国からの米市場開放の要求でありますが、仮に我が国が米市場を開放して輸入の自由化をしたとして、果たしてどれだけの輸入ができ、どれだけの貿易収支の是正がされるかということであります。到底、現在の貿易黒字を減少させて貿易不均衡を是正するだけの額ではないことは明らかであります。 また、第二点は、現在、国内においても一部では部分開放なる意見が出されておりますが、今申し上げましたように世界経済から見ても日本の貿易収支から見ても、まさに農民を泣かせるだけのナンセンスな問題であるかと思うわけであります。 第三点は、国内産の米価が外国産の米を輸入することによって消費者が安い米を買えるなどという論議がなされておりますけれども、現在、我が国の国民生活に占められております米代はわずか二から三%であります。その米がすこしばかり安くなったといって一体どれだけの国民生活に豊かさを与えることができるというのでありましょう。多くの農民を犠牲にし、我が国の農業の根幹をも覆すほどの代償を払うだけの価値のある問題でしょうか。我々は今まで幾度となく農産物の輸入自由化の反対、市場開放阻止を叫び続けてまいりましたが、既に、本年四月からはオレンジ・牛肉の輸入を受け入れ、来年四月からは果汁の自由化を決定しておるところであります。そして既に昨年九〇年におきましては、二百九十億ドルを超える農産物の輸入がされております。これは五年前に比べて一・七倍という形の中で進められておるわけであります。その結果はどうでしょう。果たしてそれらの物価が下がったでありましょうか。生活が楽になったでありましょうか。畜産農家やミカン農家が厳しい壊滅的な打撃を受けただけではありませんか。過ちは二度と犯すべきではありません。貿易不均衡を考慮するならば「米輸入自由化ありき」ではなくトータル的な配慮が必要であろうと思います。 以上、まことに簡単でありますけれども米の輸入自由化反対の意見として十分であろうかと思います。多くは申しません。我が社会党県議員会全員の意見として「米の
市場開放阻止等に関する意見書」に賛成するところであります。 全議員の御賛同をお願い申し上げまして、賛成の討論を終わりたいと思います。
○議長(中谷浩治君) 三十四番・服部昭子君。 (服部議員登壇)
◆三十四番(服部昭子君) 米自由化は絶対に行うべきでないとの立場から、意見書に賛成の立場から討論を行います。 マスコミの報道等では、米の輸入自由化が既成事実であるかのような宣伝がされておりますが、アメリカは、ガット新ラウンドの場での決着、さらにはサミットの場での決着を迫るといった意向も見せており、日本農業の解体と食糧の全面的対米依存の構造を一挙に仕上げる方向に急展開しそうであります。今回の米自由化は、アメリカの要求に積極的に呼応して食管制度を事実上解体するほか、農地制度にも風穴を開け、企業に対して農地の自由な取得に道を開こうとするところに大きなポイントが置かれております。 このような方向は、日本の農業を今日の危機的な事態にまで至らしめたその根本を覆い隠したままで現在の状況を当然の成り行きと受けとめ、この危機的な状況を打開するためという口実で食管制度や農地制度に大幅に手をつけようというところにあります。それは、危機の今日的な段階をさらに推し進めて文字どおり農村と農業を崩壊に導くものであり、米市場開放、食管制度解体、農地制度の改変といった三点セットで日本農業を解体しようとする極めて危険な動きであります。戦後の日本の農業を維持する上で食管制度とともに重要な役割を果たしてきた農地制度に手をつけることは、日本農業存立の絶対的基盤をも根本から切り崩すことをねらったものであります。 さきにもありましたように、米の自由化をいたしましても三十三億ドルぐらいにしかなりません。トヨタ一社で百三十億ドルの輸出をしておりますし、現在の貿易黒字が五百億ドルという現状であります。米を全面的に自由化をしたところで貿易黒字解消にはならないし、日本の国民の命を守るためにも、そしてまた、伝統的な米生産という日本の瑞穂の国のあり方を守る上でも絶対に米の自由化は行うべきでないことを主張して討論を終わります。
○議長(中谷浩治君) 以上をもって通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより、「議第二号・米の
市場開放阻止等に関する意見書」を起立により、採決いたします。 本件は、これを原案のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立多数であります。 よって、本件は、原案のとおり可決されました。 ────────────────────────
△議第二号 米の
市場開放阻止等に関する意見書 (参照) 議第二号 米の
市場開放阻止等に関する意見書 右の議案を別紙のとおり
徳島県議会会議規則第十四条の規定により提出する。 平成三年七月十一日 提 出 者 堺 廣 杉 本 直 樹 平 岡 一 美 北 島 勝 也 樫 本 孝 北 岡 秀 二 阿 川 利 量 谷 口 修 榊 武 夫 原 秀 樹
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 ──────────────────────── 米の
市場開放阻止等に関する意見書 米は、国民の主食であるばかりでなく、我が国、また、本県農業の根幹をなすものであり、地域経済の維持、発展、国土や自然環境の保全にも重要な役割を果たしている。このため、本県議会においては、米の輸入自由化反対の意思を再三表明してきたところである。 しかしながら、国外からの米市場開放圧力は一段と強まっており、また、国内で部分開放を容認する発言がなされるなど、米をめぐる内外情勢は極めて厳しい状況にある。このような情勢のなか、昨年から持ち越されているガット・ウルグアイラウンドの農業交渉は、本年七月のロンドン・サミットを控え、最大の山場を迎えようとしている。 従来、我が国政府は、各国国民の基礎的食糧についてはガット協定上輸入制限を明確に認めるよう主張し米の完全自給という基本方針を貫いてきたところであるが、万一、我が国の米市場が開放されることになれば、農業は壊滅的な打撃を受けるばかりでなく、食料の安全・安定供給はもとより、自然環境の保全など国民生活にも計り知れない影響を及ぼすことは必至である。 よって、政府におかれては、毅然たる態度で米の市場開放を阻止し、加えて食糧管理制度の根幹を堅持するとともに食糧自給率の向上を図られるよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成 年 月 日 議 長 名 提 出 先 内閣総理大臣 外務大臣 大蔵大臣 農林水産大臣 通商産業大臣 自治大臣 経済企画庁長官 協力要望先 衆参両院議長 県選出国会議員 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 次に、日程第六、「議第四号・小選挙区制導入反対に関する意見書」を議題といたします。 本件について、提出者の説明を求めます。 四十一番・木内信恭君。 (木内議員登壇)
◎四十一番(木内信恭君) 私は、社会党県議員会を代表いたしまして、ただいま議題となっております「小選挙区制導入反対に関する意見書」の提案理由の説明を申し上げます。 第八次選挙制度審議会は、六月二十五日小選挙区区割り案を答申したところであり、これを受けて海部内閣は、小選挙区比例代表並立制を前提とした選挙制度の導入を図ろうといたしております。 今回の答申は、昨年四月に同審議会が答申した並立制に基づく区割りではなく、自民党案の並立制に基づく区割り案であるため、自民党に圧倒的に有利な選挙制度であることは明白であります。ちなみに昨年二月総選挙の結果のデータを当てはめますと──今回の政府・自民党の小選挙区比例代表制を当てはめますと、自民党が四七%の得票率で八割近い議席を占めることになり、また、死に票も現行制度の二三%に対し四七%にも達するのであります。そもそも政治改革はリクルート疑獄で示されたような政治の腐敗を一掃し政治倫理を確立するためのものであり、いやしくも政権党の党利党略であってはならないのであります。 一九八六年国勢調査確定値発表後、直ちに定数の格差を抜本是正するという国会決議がなされ、与野党合意の議長裁定で小選挙区制はとらないとしていたにもかかわらず、抜本改正と称して小選挙区比例代表並立制の論議を行い、昨年の総選挙をめぐって五月二十七日出された大阪高裁の「格差三・一八倍は違憲」との判決にもあったような格差是正には目をつぶっておるのであります。これは国会決議の軽視だけではなく、国会そのものの否定と言わざるを得ないのであります。 今、緊急に求められておるのは、一九八六年の国会決議に基づき定数の抜本是正を行うとともに、選挙制度については、広く県民の民意をできるだけ正確に反映するものでなければならないと考えるのであります。 まずは金権政治にまつわる不祥事をただす政治倫理の確立を行うとともに、現行中選挙区制度のもとで格差是正を断行し、しかる後に時間をかけて選挙制度改革を行うべきであると考えるものであります。 どうか議員各位の満場一致による御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明を終わりたいと思います。
○議長(中谷浩治君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本件については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 三十七番・大西仁君。 〔近藤議員退席、出席議員計四十一名となる〕 (大西議員登壇)
◆三十七番(大西仁君) 私は、自由民主党・県民会議を代表いたしまして、ただいま議題となっております「議第四号・小選挙区制導入反対に関する意見書」に対し、反対の立場から討論を行います。 「政治と金」の問題が言われて久しい現在、政府の諮問を受けた第八次選挙制度審議会は、「我が国は山積する国内的諸問題の解決を迫られており、また、国際的にも世界の平和と繁栄のために積極的貢献を求められている」との認識のもと、「政治改革への要望が各方面において高まってきており、国民の意思を正しく反映する政治を可能とする諸制度を確立し、政治に対する国民の信頼を確保することが今日ほど要請されている時期はない」ことから、新しい時代に即応した我が国政治の確立を期するために、政治倫理の確立並びに小選挙区制の導入を基本とする選挙制度及び政治資金制度の抜本的な改革を内容とした答申を提出したところであります。 制度の改革にはさまざまな論議が必要であり、その論議を踏まえ国民の合意のもとにその推進を図るべきことは論をまたないところであり、政治倫理の確立を基本としつつ、現行中選挙区制度の制度疲労を抜本的に改革することにより国民の負託にこたえていく新しい政治制度の再構築が必要であると考えるものであります。今国民が求めていることは、選挙制度審議会の答申を踏まえ、去る七月十日に閣議決定された衆議院への小選挙区比例代表並立制導入を柱とする政治改革関連法案が一日も早く国会の場で十分議論され、国民的合意を形成するとともに、我が国の政治が再び国民の信頼を回復することであります。 以上、申し上げましてこの意見書に反対するものであります。議員各位の御賛同のほどをお願い申し上げまして、反対の討論といたします。
○議長(中谷浩治君) 十一番・長尾哲見君。 (長尾議員登壇)
◆十一番(長尾哲見君) 私は、公明党議員団を代表して、ただいま議題となっております「議第四号・小選挙区制導入反対に関する意見書」に賛成の立場から討論を行います。 このたび政府・自民党は、政治改革に名をかりて小選挙区比例代表並立制の導入を強引に推し進めようとしております。小選挙区比例代表並立制は、小選挙区が六四%を占め、自民党が四割台の得票で八割の議席を確保できるという党利党略そのものであり、自民党の単独政権を固定化しようとするものであります。また、死に票が多くなるため民意が議席に正確に反映されない上、少数意見が抹殺され中小政党の切り捨てにつながる。また、新人が当選しにくいなど小選挙区制の重大な欠陥をそのまま含んでおり、議会制民主主義の根幹を揺るがし、民主政治に逆行するものであります。このような政府・自民党の小選挙区比例代表並立制の導入は断じて許されません。 また、このたびの政府・自民党の小選挙区比例代表並立制については、全国の地方議会からも小選挙区制導入反対の意見書が相次いで採択されております。選挙制度審議会が区割り案を答申した二日後の先月二十七日、政令都市の札幌市議会が小選挙区制政党法導入に反対する意見書を賛成多数で可決したのを初め、京都市、川崎市も同趣旨の意見書を採択、また、大阪府の堺市など判明しているだけでも三十三の地方議会で相次いで採択されており、全国に広まる勢いを見せております。 そもそも、政治改革論議の発端はリクルート事件であり、金権腐敗政治の打破であります。したがって、まず論議されるべきは政治倫理の確立であり政治資金規正法の確立であります。民主政治の先進国であるイギリスの政治改革は、政治腐敗防止法の罰則強化で政治浄化に大きな成果を挙げ、決して選挙制度で成果を上げたわけではありません。とまれ選挙制度はより民意を反映する制度でなくてはなりません。その意味で私ども公明党議員団は現行制度の見直しも含めより民意を反映する制度として比例代表選挙区併用制が一番適切であることを張く主張するとともに、拙速を避け、広く全国民が納得する形で決定すべきであると考えるのであります。そのためにも衆議院への小選挙区比例代表並立制を導入しないよう政府に強く要請いたしたく、本「議第四号・小選挙区制導入反対に関する意見書」について議員各位の御賛同をいただきますようお願い申し上げ、賛成討論を終わります。
○議長(中谷浩治君) 十九番・原秀樹君。 〔近藤議員出席、出席議員計四十二名となる〕 (原議員登壇)
◆十九番(原秀樹君) ただいま議題となっております「議第四号・小選挙区制導入反対に関する意見書」に対しまして、私は自由県民クラブを代表いたしまして反対の立場から討論を行います。 金のかかる選挙と政治の問題を契機といたしまして、国民の政治に対する不信が叫ばれて久しく、また、日本では社会システムそのものの変革をも叫ばれておる現在、政治倫理の確立と国民の総意を正確に反映できるシステム、その構築によりまして国民の政治に対する信頼の回復を目指すべきということは言うまでもございません。その意味では早急に政治改革を行うべく所要の対策を講ずるべきことは本意見書案のとおりでございます。 一方で、政府の諮問を受けました第八次選挙制度審議会により新しい時代に即応した新しい我が国の政治の確立を期するために、政治倫理の確立並びに小選挙区制の導入を基本とした選挙制度及び政治資金制度の抜本的な改革を内容とした答申が提出されました。去る十日には政治改革関連三法案が閣議決定されたことは議員各位御承知のとおりでございます。金のかからない選挙と政治への国民の信頼回復のためにこの選挙制度審議会の答申を十分に踏まえ、今後の国会等における論議を見守りながら、小選挙区制の導入を基本とした関係制度の改革に向けまして国民的な合意を形成していくことが現在の本議会のとるべき最良の道であると私は考えるものであります。 本意見書案は、政治倫理の確立、政治資金規法正の改革を目指すとともに、現行制度のもとでの定数是正を行うべきであるとの主張でございますが、一九五五年体制以来、過去三十五年余り、我が国では政権交代が一度も行われることなく、一つの政党が政権を保ち続けております。このように政策論争によります政権交代が行われにくいというのも現行の選挙制度の特徴でありまして、この現行制度そのものに対する批判があることもまた事実ではないでしょうか。真の民主的政治制度とは健全な政策論争によりましてスムーズな政権交代が可能な政治制度である。すなわち小選挙区制度であると私は確信いたしております。 以上、申し上げました理由によりましてこの意見書には反対するものであります。議員各位の御賛同のほどをよろしくお願い申し上げまして反対の討論といたします。
○議長(中谷浩治君) 三十四番・服部昭子君。 (服部議員登壇)
◆三十四番(服部昭子君) 私は、日本共産党を代表して、小選挙区制導入反対に関する意見書に賛成の立場から討論を行います。 小選挙区制導入のねらいは先ほども申し述べましたように、ずばり言って四割台の得票で八割の議席を占め、自民党の絶対多数のもとで憲法改悪、自衛隊の海外派兵を初め国際貢献の名で対米貢献の国家づくりを進めることにあります。自民党案では、現在五百十二名の議席を衆議院総定数四百七十一に削減、このうち三百を小選挙区で百七十一を全国一区の比例代表区で選ぶというものであります。小選挙区制は一選挙区の定数を一名とする選挙制度であり、当選できる一名以外に投票された票は死に票となってしまいます。現在ただ一カ所小選挙区制の奄美群島では、四五%が毎回死に票となっていると言われております。 このように小選挙区制は、比較第一党が議席を独占する一方、多数の民意を死に票として切り捨てる最悪の民主主義破壊の選挙制度であります。今やらなければならないことは、事実上のわいろともいうべき企業団体献金の即時禁止であります。日本共産党は小選挙区制導入ではなく、現行制度のもとの議員定数格差の抜本是正に取り組むべきであることを主張して、賛成の討論といたします。議員各位の御賛同をお願いいたします。
○議長(中谷浩治君) 以上をもって通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより、「議第四号・小選挙区制導入反対に関する意見書」を起立により、採決いたします。 本件は、これを原案のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(中谷浩治君) 起立少数であります。 よって、本件は、否決されました。 ────────────────────────
△議第四号 小選挙区制導入反対に関する意見書 (参照) 議第四号 小選挙区制導入反対に関する意見書 右の議案を別紙のとおり
徳島県議会会議規則第十四条の規定により提出する。 平成三年七月十二日 提 出 者 木 内 信 恭 谷 口 修 榊 武 夫 松 本 弘 日 下 久 次 大 田 正 板 東 敬 二 長 尾 哲 見 服 部 昭 子
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 ──────────────────────── 小選挙区制導入反対に関する意見書 第八次選挙制度審議会においては、去る六月二十五日、小選挙区区割案を答申したところである。これを受けて海部内閣は、小選挙区比例代表並立制を前提とした選挙制度の導入を図ろうとしている。 この選挙制度は、四割台の得票で約八割の議席を獲得できることから、比較第一党に絶対有利な制度であり、多数の死票を生み出すことから見ても、国民の総意を正確に国政に反映することができず、議会制民主主義の原則に反するものといわざるを得ない。 今、緊急に求められているものは、金のかからない選挙の実現と、現行制度における一票の格差の抜本的な是正である。 よって、政府におかれては、まず政治倫理の確立、政治資金規正法の改革を目指すとともに、現行制度のもとでの定数是正を行うことを強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成 年 月 日 議 長 名 提 出 先 内閣総理大臣 自治大臣 協力要望先 衆参両院議長 県選出国会議員 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 次に、日程第七、「
議員海外派遣の件」を議題といたします。 お諮りいたします。 お手元に御配布の日程表のとおり、遠藤一美君を、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ハンガリー、フランス及びイギリス地方行政視察のため、本県議会代表として派遣いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 ────────────────────────
△「
議員海外派遣の件」に係る日程表 (参照) 「
議員海外派遣の件」に係る日程表 夏期東西欧州地方行政視察 (1) 参加者 遠 藤 一 美 議員 (2) 日 程 平成3年8月6日(火)~8月23日(金)18日間 (3) 訪問国 フィンランド,スウェーデン,デンマーク,ハンガリー,フランス,イギリス ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 次に、日程第八、「
常任委員会及び
議会運営委員会閉会中継続調査の件」を議題といたします。 お諮りいたします。 本件は、これを各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(中谷浩治君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 ────────────────────────
△閉会中継続調査申出書 (参照) 閉会中継続調査申出書 本委員会は、次の事件を閉会中もなお継続して調査する必要があると決定しましたので、
徳島県議会会議規則第七十五条の規定により申し出ます。 平成三年七月十二日
総務委員長 近 藤 政 雄
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 記 一 事 件 1 行財政対策について 2 総合計画及び架橋新時代への行動計画の推進について 3 警察施設の整備について 二 理 由 調査未了 ──────────────────────── 閉会中継続調査申出書 本委員会は、次の事件を閉会中もなお継続して調査する必要があると決定しましたので、
徳島県議会会議規則第七十五条の規定により申し出ます。 平成三年七月十二日
経済委員長 堺 廣
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 記 一 事 件 1 商工業の振興及び雇用対策について 2
観光振興対策について 3 農林水産業の振興対策について 二 理 由 調査未了 ──────────────────────── 閉会中継続調査申出書 本委員会は、次の事件を閉会中もなお継続して調査する必要があると決定しましたので、
徳島県議会会議規則第七十五条の規定により申し出ます。 平成三年七月十二日
文教厚生委員長 亀 井 俊 明
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 記 一 事 件 1 福祉対策の推進について 2 保健医療対策の推進について 3 自然環境の保全について 4 生涯学習の推進について 二 理 由 調査未了 ──────────────────────── 閉会中継続調査申出書 本委員会は、次の事件を閉会中もなお継続して調査する必要があると決定しましたので、
徳島県議会会議規則第七十五条の規定により申し出ます。 平成三年七月十二日 土木委員長 遠 藤 一 美
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 記 一 事 件 1 道路網の整備について 2 治水対策について 3 住宅対策について 4 公営企業の経営について 二 理 由 調査未了 ──────────────────────── 閉会中継続調査申出書 本委員会は、次の事件を閉会中もなお継続して調査する必要があると決定しましたので、
徳島県議会会議規則第七十五条の規定により申し出ます。 平成三年七月十二日 議会運営委員長 湊 庄 市
徳島県議会議長 中 谷 浩 治 殿 記 一 事 件 1 議会及び議会図書室の運営について 2 議会の会議規則、委員会に関する条例等について 二 理 由 調査未了 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 以上をもって、今期定例会の会議に付議されました事件は、すべて議了いたしました。 ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 小坂副知事から、あいさつをいたしたい旨の申し出がありましたので、これを受けることにいたします。 小坂副知事。 (小坂副知事登壇)
◎副知事(小坂紀一郎君) 議長のお許しをいただいて退任に際し、お礼とお別れのごあいさつを申し上げます。 私は、昭和六十三年十月二十五日付で副知事に任命され、以来二年九カ月の間、三木知事の補佐役として県政に携わってまいりましたが、本日付で退任することとなりました。この間、昭和から平成に改まり世界が新しい秩序の形成を模索しつつ激動する中で、徳島県政は確実に前進したと申せましょう。かねてからの懸案であった辰巳用地への企業立地や橘湾における石炭火力発電所計画はほぼ見通しが立ち、進捗が懸念されていた縦貫道は徳島─脇間の延長の三分の二の本線工事が発注され、神山森林公園、文化の森総合公園は完成を見、出島リゾート、山城地区の複合都市施設の建設は軌道に乗りました。県政に計画のレールを敷き、あすの徳島を着実につくっていくため「三〇〇〇日の徳島戦略」及び「徳島県総合計画二〇〇一」も策定されました。実務の責任者としてこれらの仕事にかかわる機会を与えていただいたことは、地方行政を一生の仕事と思い定めた者として大変幸せであり、知事を初めとする県職員、県議会議員の皆様ほかすべての関係者の御指導・御協力に心から感謝申し上げます。 徳島県は、今将来の命運を左右しかねないような重要な時期に差しかかっております。将来に禍根を残すことのないよう、この好機を確実にものにし、発展のための礎を築くことは、今徳島に生きるものにとって子孫に対する責任であります。 運命の女神の後ろ頭には髪の毛がないと申します。向こうからやってきたときにその前髪をしっかりとつかまえないと通り過ぎてしまったらどうすることもできないのであります。 徳島県には大きな可能性があります。県民が一丸となりさえすればすべてが健康美に輝く徳島県の実現は決して夢ではありません。徳島が変わる、変えるのはあなた、すべての県民であります。今をさかのぼること、ちょうど三十年前の一九六一年、四十三歳のジョン・F・ケネディがアメリカ合衆国第三十五代大統領に就任し、その就任演説の中でアメリカ国民に対して、「国家があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国家のために何をできるかを問え」と訴えました。 その言葉をかりて、私は、徳島を去るに当たって、私の愛する徳島県民に申し上げたいと思います。 「徳島県があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが徳島県のために何ができるかを問え」。 長い間ありがとうございました。(拍手)
○議長(中谷浩治君) 次に、松田研一君から、あいさつをいたしたい旨の申し出がありましたので、これを受けることにいたします。 松田研一君。 (松田研一君登壇)
◎(松田研一君) 先ほど、徳島県副知事として議会の皆様方の御同意をいただきました松田でございます。 二十一世紀に向け徳島県が大きく飛躍する上での極めて重要な時期に副知事を務めさせていただくことになりましたことをまことに光栄に存じますとともに、その責任の重大さに身が引き締まる思いをいたしております。 何分とも至らぬ者でございますが、これからは徳島県人に成り切りまして郷土徳島県の一層の発展のために全力を尽くしてまいる決意でございますので、格別の御指導・御鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(中谷浩治君) 次に、細井
公安委員長から、あいさつをいたしたい旨の申し出がありましたので、これを受けることにいたします。 細井
公安委員長。 (細井
公安委員長登壇)
◎
公安委員長(細井宇八君) ただいま
公安委員会委員の任命につきまして、皆様の御同意を賜りましてまことにありがとうございました。 もとより浅学非才、微力ではございますが、誠心誠意、全力を挙げて任務の遂行に当たる所存でございますので、従来同様、格別の御指導・御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お礼のごあいさつといたします。(拍手)
○議長(中谷浩治君) 知事から、あいさつがあります。 三木知事。 (三木知事登壇)
◎知事(三木申三君) 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位におかれましては、御多忙中にもかかわりませず、終始御熱心に御審議を賜り、提出いたしました議案につきましては、すべて原案どおり御決定をいただき、まことにありがとうございました。 提出議案を初め、「徳島県総合計画二〇〇一」及び「三〇〇〇日の徳島戦略」の推進、吉野川第十堰の改築、第四十八回
国民体育大会の開催準備等、当面する県政の重要課題について、御審議を通じて賜りました数々の貴重な御意見、御提言は、今後の県政運営に当たり十分配意し、県民福祉の向上と県勢の発展のため、なお一層努力してまいりたいと考えております。 また、報道関係の皆様方の御協力に対しましても厚くお礼申し上げます。 向暑のみぎり、皆様方には御自愛の上、県勢発展のため、ますます御活躍されますよう心からお祈りいたしまして、閉会のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。(拍手) ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 今期定例会は、去る六月二十八日開会以来、本日までの十五日間にわたり、終始、御熱心に御審議を賜り、滞りなく本日閉会の運びとなりました。ここに深甚なる敬意と感謝の意を表する次第であります。 また、連日、議会運営に御協力くださいました知事初め理事者各位並びに報道関係の皆様方に対し、心から御礼を申し上げます。 今期定例会は、統一地方選挙後初めて迎えた意義深い定例会でございましたが、本会議における代表質問、一般質問、また委員会審査等を通じ、「徳島県総合計画二〇〇一」並びに「架橋新時代への行動計画」に盛り込まれた各種の事業・施策の位置づけ、推進方策等々、県政各般にわたり活発な論議が展開されたところであります。 三木知事初め理事者各位におかれましては、議員各位から表明されました各般にわたる意見並びに要望を十分尊重されまして、今後の施策に反映されますよう強く要望してやまない次第であります。 最後になりましたが、このたび、本県議会を代表して海外視察に出発される議員におかれましては、どうか健康に御留意の上、無事に視察の目的を達成されますよう、心から祈念いたす次第であります。 時下酷暑のみぎりであります。どうか皆様方におかれましては十分御自愛の上、県勢発展のためますます御精励賜りますようお願いいたしますとともに、小坂前副知事さんの今後の御健勝と御多幸をお祈りいたしまして、閉会のごあいさつといたします。(拍手) ────────────────────────
○議長(中谷浩治君) これをもって、平成三年六月
徳島県議会定例会を閉会いたします。 午後零時三十七分閉会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 地方自治法第百二十三条第二項の規定による署名者 議 長 中 谷 浩 治 副 議 長 元 木 宏 議 員 原 田 弘 也 議 員 湊 庄 市 議 員 谷 口 修...