令和 元年 6月 第4回定例会令和元年第4回
市議会定例会議事日程第2号 令和元年7月1日(月曜日)──────────────────────────────議事日程第2号 令和元年7月1日(月曜日)午前9時30分開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 諸般の報告 書類提出第1号から第8号まで(報告、質疑) 議会報告第14号から第16号まで(報告)日程第3 議案第65号 (
企画総務委員長報告、質疑、討論、表決)日程第4 議案第63号 (提案説明、質疑、討論、表決)日程第5 議案第64号 (提案説明、質疑、討論、表決)日程第6 議案第66号から第81号まで (提案説明)日程第7 所信表明、議案第66号から第68号まで及び一般質問 (会派質問)──────────────────────────────本日の会議に付した事件 会議録署名議員の指名 書類提出第1号
公益財団法人周南市ふるさと振興財団の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について 書類提出第2号
公益財団法人周南市文化振興財団の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について 書類提出第3号 株式会社かの高原開発の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について 書類提出第4号
公益財団法人周南市医療公社の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について 書類提出第5号
公益財団法人周南地域地場産業振興センターの平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について 書類提出第6号
徳山青果精算株式会社の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について 書類提出第7号
一般財団法人徳山地区漁業振興基金の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について 書類提出第8号
一般財団法人新南陽地区漁業振興基金の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について 議会報告第14号 定期監査結果について 議会報告第15号 定期監査結果について 議会報告第16号 例月現金出納検査の結果について 議案第63号
周南市公平委員会委員の選任について 議案第64号
周南市教育委員会委員の任命について 議案第65号 周南市報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正する条例制定について 議案第66号 令和元
年度周南市一般会計補正予算(第2号) 議案第67号 令和元
年度周南市介護保険特別会計補正予算(第1号) 議案第68号 令和元
年度周南市下水道事業会計補正予算(第1号) 議案第69号 周南市行政財産の目的外使用に係る使用料条例等の一部を改正する条例制定について 議案第70号
周南市学校施設使用条例等の一部を改正する条例制定について 議案第71号
周南市隣保館条例等の一部を改正する条例制定について 議案第72号 周南市手数料条例の一部を改正する条例制定について 議案第73号 周南市市税条例等の一部を改正する条例制定について 議案第74号
周南市森林環境整備基金条例制定について 議案第75号
周南市特別用途地区建築規制条例の一部を改正する条例制定について 議案第76号
周南市火災予防条例の一部を改正する条例制定について 議案第77号 国家賠償請求事件の和解をすることについて 議案第78号
周南市過疎地域自立促進計画の変更について 議案第79号 市道の認定及び廃止について 議案第80号 工事請負契約の一部を変更することについて(徳山駅北口駅前
広場道路内建築物等新築工事(2期)) 議案第81号 和解することについて 所信表明 一般質問 ・アクティブ(土屋晴巳議員、岩田淳司議員、井本義朗議員、清水芳将議員、藤井康弘議員、山本真吾議員)──────────────────────────────出席議員(30名) 1番 得 重 謙 二 議員 16番 島 津 幸 男 議員 2番 井 本 義 朗 議員 17番 福 田 健 吾 議員 3番 岩 田 淳 司 議員 18番 青 木 義 雄 議員 4番 山 本 真 吾 議員 19番 魚 永 智 行 議員 5番 金 子 優 子 議員 20番 吉 安 新 太 議員 6番 相 本 政 利 議員 21番 田 中 和 末 議員 7番 遠 藤 伸 一 議員 22番 小 林 雄 二 議員 8番 佐々木 照 彦 議員 23番 田 村 勇 一 議員 9番 中 村 富美子 議員 24番 米 沢 痴 達 議員 10番 渡 辺 君 枝 議員 25番 兼 重 元 議員 11番 田 村 隆 嘉 議員 26番 尾 﨑 隆 則 議員 12番 藤 井 康 弘 議員 27番 友 田 秀 明 議員 13番 土 屋 晴 巳 議員 28番 長 嶺 敏 昭 議員 14番 清 水 芳 将 議員 29番 福 田 文 治 議員 15番 福 田 吏江子 議員 30番 古 谷 幸 男 議員説明のため出席した者 市長 藤 井 律 子 君 副市長 佐 田 邦 男 君 教育長 中 馬 好 行 君 監査委員 中 村 研 二 君
上下水道事業管理者 渡 辺 隆 君
モーターボート競走事業管理者 山 本 貴 隆 君 政策推進部長 中 村 和 久 君 行政管理部長 山 本 敏 明 君 財政部長 道 源 敏 治 君 地域振興部長 原 田 義 司 君 環境生活部長 橋 本 哲 雄 君 こども健康部長 中 村 広 忠 君 経済産業部長 弘 中 基 之 君 建設部長 中 村 一 幸 君 都市整備部長 有 馬 善 己 君 中心市街地整備部長 重 岡 伸 明 君 消防長 村 野 行 徳 君 教育部長 久 行 竜 二 君 上下水道局副局長 井 筒 守 君 新南陽総合支所長 上 杉 方 治 君 熊毛総合支所長 渡 辺 由 也 君 鹿野総合支所長 潮 田 誠 君 福祉医療部長 山 本 英 樹 君事務局職員出席者 局長 藤田真治 次長 井上達也 次長補佐 村田裕 議事担当係長 野村泉 議事担当 佐々木徹 議事担当 寺尾唯 議事担当 礒部雄太 午前 9時30分開議
○議長(小林雄二議員) おはようございます。これより本日の開議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。──────────────────────────────
△日程第1会議録署名議員の指名
○議長(小林雄二議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、兼重元議員及び佐々木照彦議員を指名いたします。──────────────────────────────
△日程第2諸般の報告 書類の提出第1号から第8号まで(報告、質疑) 議会報告第14号から第16号まで(報告)
○議長(小林雄二議員) 日程第2、諸般の報告を議題といたします。 書類提出第1号から第8号までについて、順次登壇の上、一括報告を求めます。 〔地域振興部長、原田義司君登壇〕
◎地域振興部長(原田義司君) おはようございます。それでは、書類提出第1号、
公益財団法人周南市ふるさと振興財団の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について御説明申し上げます。 事業計画書、収支予算書の1ページをお願いいたします。 ふるさと振興財団は、地域の自主的・主体的な活動である
コミュニティー活動の中核的な支援組織として、
周南市コミュニティ推進連絡協議会や各
地区コミュニティー推進組織への支援を初め、市からの
市民活動支援センターの受託業務等の事業に取り組まれることとされております。 2ページから、事業計画を掲載しております。 「市民が輝くふるさとづくり」では、さまざまな
コミュニティー活動やテーマ型の市民活動に対する支援を、また、4ページの「ものからひとへのふるさとづくり」では、地場産品を活用したふるさとづくりの支援を、また、5ページの「明日へつなげるふるさとづくり」では、指定管理者として、周南市大田原自然の家の管理運営等の業務を行うこととされております。 次に、収支予算につきまして、7ページをお願いいたします。 事業活動収入でございますが、基本財産運用収入のほか、市からの施設の管理料、受託料、補助金などを計上され、合計8,188万1,000円となっております。 次に、7ページから8ページにかけての事業活動支出でございますが、市民が輝くふるさとづくりなどの各事業に要する経費、施設の管理運営に要する経費、財団事務局の運営に要する経費などを計上され、合計7,988万5,000円となっております。 これにより、事業活動収支差額は、199万6,000円となっており、これに8ページの
投資活動収支差額マイナス199万6,000円を加え、次期収支差額はゼロ円となっております。 なお、本計画の内容につきましては、理事会、評議員会において承認されておりますことを、あわせて御報告申し上げ、書類提出第1号の説明を終わります。 続きまして、書類提出第2号、
公益財団法人周南市文化振興財団の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について御説明申し上げます。 それでは、事業計画書及び収支予算書の1ページをお願いいたします。事業計画の基本方針は、周南市の文化活動の拠点施設として、文化会館、美術博物館及び郷土美術資料館の3施設の特性を生かした文化芸術の鑑賞機会の提供や、市民文化活動の振興、地域と連携した活動など、幅広い文化事業に取り組み、文化の普及・推進に努めることとされております。 また、設立以来培ってきた実績と経験をもとに、さまざまなネットワークを生かした運営を強化し、利用者へのサービスの向上や自立した経営を目指すこととされております。 1ページから8ページにかけて、各施設の事業計画を掲載しております。 文化会館事業では、3ページのホール事業として、幅広いジャンルでの質の高い舞台芸術を提供する14事業、また、4ページの企画事業として、文化の普及を目指し、気軽に文化芸術に親しむ機会を提供する事業などの12事業を予定されております。 美術博物館では、7ページの展覧会事業として、現在開催中の「ミニチュアライフ展、田中達也見立ての世界」を初め、本市出身の詩人、まど・みちおの生誕110年を記念した特別展など7事業、8ページの企画事業として、常設展示や美術博物館講座を初め、林忠彦賞などの事業を予定されております。 また、郷土美術資料館では、地域ゆかりのさまざまな芸術文化を紹介する展覧会の開催を初め、施設の特性を生かした、身近に感じてもらう事業に取り組むこととされております。 次に、平成31事業年度収支予算につきまして、9ページをお願いいたします。 一般会計の事業活動収入でございますが、基本財産運用収入のほか、事業収入として3施設の指定管理料や展覧会事業等の受託事業委託料を、補助金等収入として市からの財団運営や林忠彦賞などの企画事業及び企画展に対する補助金等が計上されており、合計3億2,480万5,000円となっております。 次に、10ページの事業活動支出でございますが、管理費支出として職員の人件費を、施設費支出として文化会館の管理運営に要する経費を、繰出金支出として3つの特別会計への繰出金を計上されており、合計3億3,505万2,000円となっております。 以上により、事業活動収支差額は、マイナス1,024万7,000円となっており、 これに、11ページの投資活動収支差額1,024万7,000円を加え、次期繰越収支差額はゼロ円となっております。 また、12ページから文化会館、14ページから美術博物館、16ページに郷土美術資料館に関する特別会計を掲載しており、これらは、一般会計からの繰入金のほか、事業収入等により、先ほど御説明いたしました事業を実施するための予算を計上されております。 なお、本計画につきましては、理事会、評議員会において承認されておりますことをあわせて御報告申し上げ、書類提出第2号の説明を終わります。 続きまして、書類提出第3号、株式会社かの高原開発の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について御説明を申し上げます。 それでは、事業計画書の1ページをお願いいたします。 事業方針は、せせらぎ・豊鹿里パーク、石船温泉憩の家などの管理運営を行うとともに、介護予防中山間地域拠点事業などの高齢者福祉事業を受託し、地域福祉の向上を図ることとされております。 また、そばやワサビ等の地域資源を活用した特産品の開発や販売、都市農村交流の促進による交流人口の拡大と地域の活性化に取り組むこととされております。 各施設の事業方針につきましては、ごらんのとおりでございます。 また、2ページには、主な年間事業計画を掲載しております。 次に、4ページの損益計算書をお願いいたします。 純売上高は、6,149万4,000円を見込み、売上原価を引いた売上総利益を4,212万9,000円と見込み、販売費及び一般管理費につきましては、6,730万7,000円とし、これに各施設の指定管理料などの営業外収益を合わせた当期純利益を165万2,000円と見込まれております。 なお、本計画の内容につきましては、取締役会において承認されておりますことをあわせて御報告申し上げまして、書類提出第3号の説明を終わります。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 〔福祉医療部長、山本英樹君登壇〕
◎福祉医療部長(山本英樹君) おはようございます。それでは、書類提出第4号、
公益財団法人周南市医療公社の平成31事業年度の事業計画に関する書類の提出について御説明申し上げます。 初めに、1ページをお願いいたします。 まず、事業計画でございますが、病院事業等を取り巻く経営環境は、国及び地方自治体の財政状況の悪化や医師不足などの影響もあり、大変厳しい状況にありますが、周南市医療公社では、地域住民のニーズに応えながら病院事業を核として、
介護老人保健施設事業、
訪問看護ステーション事業及び居宅介護支援事業の4つの事業を展開し、安心・安全な保健医療サービスを提供するとともに、医療・保健・福祉の連携により、
地域包括ケアシステムのさらなる充実を目指しておられます。 新南陽市民病院においては、地方の医師不足の中、整形外科と泌尿器科の常勤医が不在となっており、厳しい経営環境ではございますが、将来にわたって良質な医療を安定的に提供していくために、平成28年3月に策定いたしました
周南市立新南陽市民病院新改革プランに基づき、経営改善に努めるとともに、職員一丸となってこの新改革プランに沿った取り組みを進め、目標達成に努めることとされております。 それでは、事業ごとに御説明いたします。 まず、1、病院事業でございます。市民に奉仕する医療という基本理念のもと、市民及び患者の皆様方のニーズに応えるため、経営の健全化を図り、安全・安心をキーワードとし、市民の皆様に信頼される病院、職員にとって働きがいのある病院の実現に向けて、事業計画に示してあります事業等に鋭意取り組むこととされております。 次に、2ページをお願いいたします。 2、
介護老人保健施設事業でございます。
介護保険事業サービスが安定的に提供できるよう、経営の健全化に努めるとともに、市民病院や他の関係事業所と連携し、明るく家庭的な雰囲気の中で自立した日常生活を営むことができるよう、看護、介護、リハビリスタッフが連携して、質の高いサービスの提供を行うこととされております。また、3、
訪問看護ステーション事業、4、居宅介護支援事業につきましても、病院や介護老人保健施設との連携により、在宅での看護、介護を積極的に支援することとされております。 次に、4ページをお願いいたします。 収支予算書総括表でございますが、平成31事業年度の医療公社全体の4事業の予算総額は、33億753万円でございます。 次に、5ページをお願いいたします。 初めに、病院事業であります一般会計から御説明いたします。予算総額は29億4,396万1,000円としております。収入の主なものは、市からの交付金の補助金等収入でございます。 次に、6ページの支出でございますが、支出の主なものは、職員190名分の給与手当、材料費、委託費等でございます。 次に、7ページ、
介護老人保健施設事業特別会計でございます。 予算総額を3億585万3,000円としております。収入の主なものは、市からの交付金と補助金等収入で、支出の主なものは職員29名分の給料手当でございます。 次の8ページから9ページまでの
訪問看護ステーション事業、居宅介護支援事業の各特別会計は、平成31年度の事業を実施する上での必要な予算を計上しております。この平成31事業年度事業計画は、周南市医療公社の理事会及び評議員会において承認されておりますことを、あわせて御報告いたします。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 〔経済産業部長、弘中基之君登壇〕
◎経済産業部長(弘中基之君) おはようございます。それでは、書類提出第5号、
公益財団法人周南地域地場産業振興センターの平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について、御説明申し上げます。 まず、1ページの平成31事業年度事業計画をお開きください。 周南地域は、石油・化学・鉄鋼を中心とした工業集積が進んでおり、これらに関連する中小企業が集積し、地域経済の担い手として重要な役割を果たしております。近年は、大手企業の生産拠点の集約化、現地化、グローバル調達化も激化しており、地場企業も生き残りをかけて、長年培った加工技術や地域資源を生かし、新規顧客の開拓、新技術や新商品の開発、新しい事業への展開などを懸命に模索されています。また、周辺地域では、農林漁業を中心とした1次産業も多く、過疎化、高齢化による地域力の減退が問題となっており、再生・活性化を図るため、それぞれの地域に由来するさまざまな地域資源を活用した商品開発も行われているところでございます。
周南地域地場産業振興センターでは、こうした地域の状況を踏まえ、1ページ及び2ページに掲げております、ものづくり支援・人づくり支援・
ネットワークづくり支援の3つの支援を柱として事業を行っており、平成31事業年度は、従来からの事業を引き続き実施しながら、地域産業の振興のためにさまざまな取り組みを推進していくこととされております。 平成31事業年度の予算につきましては、4ページから6ページの収支予算書をごらんください。 施設の使用料収入や各市町からの負担金による収入などをもとに、事業計画で御説明した3つの事業を柱とする支援事業が行われるところでございます。 なお、本件につきましては、
周南地域地場産業振興センター理事会におきまして、承認されておりますことをあわせて御報告申し上げ、書類提出第5号の説明を終わります。 続きまして、書類提出第6号、
徳山青果精算株式会社の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について、御説明申し上げます。
徳山青果精算株式会社は、市場での売買取引の円滑化やコスト削減、また取り引きする生産者との信頼関係促進のため、昭和60年1月に
市場関係事業者等により設立されたものでございます。 その業務内容は、地方卸売市場において、売買代金の精算代行業務を行うものでございまして、卸売業者及び仲卸業者から依頼された売買代金の精算を行った金額の1,000分の1の手数料収入等を、主な収入として運営しておられます。 それでは、1ページの平成31事業年度計画書をごらんください。 市場における取扱高は、全国的に見ても市場外流通等の増加により、年々減少傾向にあり、当市場においても同様の傾向で、精算手数料の伸びは期待できない状況にあります。こうした中、卸売業者並びに仲卸業者からの精算依頼件数は、前年同様と見込んでおりますが、取引代金の精算業務については、的確な情報把握を行い、遅延事案の早期回収の強化に努めることとされております。 平成31事業年度の予算につきましては、2ページの収支予算書のとおりでございまして、3ページに一般管理費の内訳をお示ししております。 なお、本件につきましては、
徳山青果精算株式会社取締役会におきまして承認されておりますことをあわせて御報告申し上げ、書類提出第6号の説明を終わります。 続きまして、書類提出第7号、
一般財団法人徳山地区漁業振興基金の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について、御説明申し上げます。 本法人は、徳山海域の水産物の安定供給及び海域環境の保全に係る事業を行い、水産資源の持続的な利用及び海面利用者と地域産業の調和ある発展に寄与することを目的といたしております。 それでは、1ページの平成31事業年度の事業計画をお開きください。本年度も種苗放流事業及び海域環境保全事業を計画されています。詳細は1ページに記載してあるとおりでございます。 次に、2ページの収支予算書でございます。収入の主なものは、公益目的支出計画に基づいた財産の取り崩しと利息収入でございます。支出の主なものは、種苗放流事業や海域清掃、ヘドロの浄化実証調査などの
海域環境保全事業実施に係る経費と、法人運営に必要な事務費及び人件費等を計上しております。 なお、本件につきましては、
一般財団法人徳山地区漁業振興基金理事会において承認されておりますことをあわせて御報告申し上げ、書類提出第7号の説明を終わります。 最後に、書類提出第8号、
一般財団法人新南陽地区漁業振興基金の平成31事業年度の事業の計画に関する書類の提出について、御説明申し上げます。 本法人は、新南陽海域の水産業における環境的基盤に係る事業を行い、海域水質の安定及び地域社会の調和ある発展に寄与することを目的といたしております。 それでは、1ページの平成31事業年度の事業計画をお開きください。本年度も種苗放流事業及び海域環境保全事業を計画されています。詳細は、1ページに記載してあるとおりでございます。 次に、2ページの収支予算書でございます。収入の主なものは、公益目的支出計画に基づいた財産の取り崩しと利息収入でございます。支出の主なものは、種苗放流事業や海域清掃、ヘドロの浄化実証調査及びマダコの産卵場整備などの
海域環境保全事業実施に係る経費と法人運営に必要な事務費及び人件費等を計上しております。 なお、本件につきましては、
一般財団法人新南陽地区漁業振興基金理事会において承認されておりますことを御報告申し上げ、説明を終わります。よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(小林雄二議員) これより質疑に入ります。 まず、書類提出第1号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 質疑なしと認めます。これで書類提出第1号について質疑を終了いたします。 次に、書類提出第2号について質疑を行います。質疑はありませんか。
◆30番(古谷幸男議員) 書類提出第2号ということではありますが、基本的に指定管理者に対する決議を先般議会が行ったわけであります。全般的なことにもなりますが、このことを受けて執行部はどういうふうに今後指定管理制度に対して取り組んでいかれるのか、ここでは2号でありますけれども、全般的なことを含めて御回答いただければありがたいと思いますので、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
◎地域振興部長(原田義司君) 先般、議会のほうからも決議ということで、指定管理者に関する意見ということでいただいております。今回、今書類提出第2号での関係でいいますと、文化振興財団ということで、文化会館、美術博物館、それから郷土美術資料館の3つの施設の指定管理者ということでお願いをしているわけでございます。 これらの関係につきましても、文化の振興という面では、私どもの市の施策とそれぞれの施設を行っております文化振興財団の事業施策の両輪ということで、事業を進めていくというふうなことでございます。 特に、文化ということにつきましては、そのほとんどを文化振興財団のほうに指定管理施設事業とあわせてお願いをしておりますということもございますので、それらと密接な連携をとりながら進めてまいりたいというふうに考えております。
◆30番(古谷幸男議員) 具体的なことについて今多少述べられたわけですが、決議に対してどういう思いを持っておられるか、全般的なことを含めてお答えをいただければありがたいというように申し上げたわけですが、ここでは書類提出の第2号であるかもわかりませんが、いわゆる指定管理者制度を活用していくという部分について、どのように決議を受けとめられたか、その部分をお答えいただければありがたいということであります。
◎政策推進部長(中村和久君) このたび指定管理者に対します決議をいただきまして、私どものほう早急に各施設の管理者のほうへ調査等、あるいはヒアリング等を実施するというような今対応をとっているとこでございます。 指定管理者制度を用いまして、市民によりよいサービスを提供しながら、あわせて経費削減等ということで、民間のノウハウを使いながら私ども行政でできない、行政以上のものを提供していくということで、この運用に努めているとこでございます。 今回いろいろと御指摘、あるいは御意見を賜りまして、こうしたことを十分私ども認識いたしまして、よりよい指定管理者の運用のあり方ということを求めていきたいというように考えております。
○議長(小林雄二議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 質疑なしと認めます。これで書類提出第2号について質疑を終了いたします。 次に、書類提出第3号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 質疑なしと認めます。これで書類提出第3号について質疑を終了いたします。 次に、書類提出第4号について質疑を行います。質疑はありませんか。
◆9番(中村富美子議員) 4号は、医療公社の事業計画でありますけれども、平成28年に新改革プランを策定されていますけれども、29年、30年と2年経過しているんですが、31年についてはどういう方針でやっていこうとされているのか。 30年、29年の実績が、目標に対して実績がどうであったのかということも踏まえた上で、31年度はこういうふうにしていこうという計画があろうかと思うんですが、その内容を具体的に教えていただけますか。
◎福祉医療部長(山本英樹君) 新改革プランにつきましては、先ほども申しましたように、平成28年3月に支援法が策定をいたしております。具体的には経営の効率化ということを目標のために図るための計画として、入院、外来患者数の増加、そして医師の確保、職員の意識改革等、今後の市民病院のあるべき姿をお示ししているところであります。 そうした中で、入院、外来患者数の毎年度目標値を設定しておりまして、29年度につきましては、目標値に達しておりますが、今30年度につきましては、これはまた決算の御報告になろうかと思いますが、また詳しくお聞きしてはいないところであります。若干目標値を下回っているというところであるというふうに聞いております。 そして、医師の確保につきましては、昨年度内科医を1人増員いたしまして、今14人という体制になっておりますが、実際は整形外科、泌尿器科のドクターの方がいらっしゃらないということで、引き続き31年度、令和元年度におきましても、市長を初め私、そして医療公社のほうの院長のほうで、またさまざまなところに出向きまして、ドクターの確保につきましてお願いをしていきたいというふうに考えております。以上でございます。
◆9番(中村富美子議員) 病院経営の収入といいますか、収益はやっぱりその入院患者さんが多くなくてはならない。その入院患者さんというのは、やっぱり手術をしてくださる方が多くなくってはいけないんですけれども、それも医師がいるかいないかによって、そのオペができるかどうかというのも関係があろうかと思うんですけれども、31年度についても医師の招聘は頑張ってしてくださるということなんですが、なかなかそれが、これは周南市だけの問題でなくって、全国的にそうなんかもしれないけれども、なかなかうまくいかない。 これは、この間この議会の中でもいろいろやりとりする中で、十二分に私は承知はしているはずなんですけれども、しかしながら、じゃあ中央病院に比べて何で新南陽市民病院は医師が来ないんですかというような、ちょっと変、いろいろな考え方があろうかと思うんだけど、どうして市民病院には招聘してもらえないのかと、そういうような疑問があるんですね。そこのところをしっかりとやっていただかないといけないと思うんです。ここに書かれているように、病院事業は市民に奉仕する医療を基本理念としていると。市民の皆さん方は、「市民病院はちょっとね」という声が非常に多いんです。これを本当にどうにかしないと、今のままでは大変なことになってしまいますよということを申し上げたいんですが、そのあたりを新しい部長になられていますので、一言お聞かせ願えますか。
◎福祉医療部長(山本英樹君) まず、ドクターの招聘につきましては、今山口大学のほうの医局等にお願いをしているところでございます。また、そして民間のほうの紹介機関のほうにもお願いしておりまして、昨年につきましては2件のお問い合わせがありました。ただし、面接まで至らなかったという事実があります。 整形外科のドクターが、周南市のほうに来ないのではないかというお話がありましたけど、これは山口県、全国的な今整形外科のドクターが不足しているというふうに聞いております。そうした中で、実際お願いするに当たって、整形外科のドクターのほうが今現実にいらっしゃらないというお話もお聞きしております。それでも必要、私たちのほうは整形外科のドクターが27年度からいらっしゃらないということで、やはり先ほどありました手術等のこともあります。そうしたところの中で、やはり引き続き市長を初め、先ほど言いましたように病院長のほうで招聘についてお願いをしていただくという方向で、今後検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。
◆9番(中村富美子議員) 部長の言われることもよくわかりました。市長のほうにも、一言お聞きしておきたいと思います。医師の招聘については、しっかりしていただきたいと思うんですけれども、市長も医療現場のほうにいらっしゃったことがありまして、いろいろそこら辺のところは詳しいかとは思うんですけども、本当に地域の皆さん方、このまんまでええんじゃろうかっていうような気持ちをすごく持たれていらっしゃるんですね。 やっぱしその医師の招聘というのは、本当大変だとは思うんだけれども、何が問題でっていうのも、これまで議会答弁でたくさん聞いています。だけど、それだけじゃないでしょうっていうようなところもあるんですけれども、しっかりとした取り組み、医師の招聘については、やっていただきたいと思うんですけれども、市長のほうからも一言いただけますか。
◎市長(藤井律子君) これまでも私は県議として、この問題に対しては大変重要な課題と考えて、いろんな方面にお話をさせていただいてきたところです。 十分この立場になりましてからも、そのことは理解しているつもりでございますので、今後全力で頑張ってまいります。よろしくお願いします。
◆27番(友田秀明議員) 4ページの収支予算書総括表でちょっとお尋ねしたいんですが、一般会計、病院事業と施設事業会計について、補助金等収入というので上がってきておりますが、これに見合う金額が市のほうへ入ってくるという診療報酬額とみなしていいわけですか。これを算出された根拠をちょっとお聞きしておきたいんですが。
◎福祉医療部長(山本英樹君) 市立病院につきましては、今指定管理の代行制をとっておりまして、実際かかる費用を全額市のほうが補助金、交付金という形でお出しをさせていただいております。 この交付金の算定はということでございます。あくまでもこの人件費、そしてそれぞれ材料費等、そうしたものを見込みまして算定をしておるところでございまして、そうした中交付金の対象になっておるという状況でございます。
◆27番(友田秀明議員) ちょっと私が疑問に思うのは、このいわゆる市からの補助金といいますか、指定管理料ですよね。それはわかるんですけど、実際にじゃあこの医療公社が売り上げといいますか、診療報酬目標といいますか、これが明記されていないと。昨年度でいったら、多分1億9,000万円──幾らでしたですかね。2億円近い赤字が出ていたというふうに思うんですけど、そのあたりの平成31年度といいますか、令和元年度のそういったのは、これはもう出せないということになるんですか。
◎福祉医療部長(山本英樹君) 明確な毎年度の診療収入の目標ということは、立てておられないというところなんですが、先ほども御質問の中にありましたように、今新改革プランの中では、入院、外来の1日当たりの患者さん数を目標値に定めて、それに向かって進めておられるところであります。 毎年それが増加しているところでありまして、先ほど言われましたように、30年度につきましては、若干それを下回っているんではないかというふうには、お話は聞いております。 そうした中で病院、医療公社としては、そうした目標に向かって進めておられて、具体的な診療報酬を年間幾らということは、定められていないというふうに思っております。以上です。
◆17番(福田健吾議員) これゆめ風車も含まれていると思うんで、ちょっとお聞きさせていただきますが、ゆめ風車は今までずっと累積赤字ですよね。なかなか病院と違って、実はその赤字を解消するというのは非常に難しいんですが、その件については、今回その予算を立てるに当たって、どのような考え方があったのかだけお聞かせいただければと思います。
◎福祉医療部長(山本英樹君) 今の老人保健施設ゆめ風車でございます。これにつきましては、先ほどの病院事業会計と同様に、あくまでも利用料金の料金制ではなく、指定管理の代行制ということで、人件費等のかかる経費について全てを見込んでおるという状況でございます。 そうした中で、30年度につきましては、約2億8,000万円を指定管理料としてお出ししておるわけでございますが、実際の人件費、材料費、そうした経費、その他の経費を見込んだ額をさせていただいております。 運営的なものにつきましては、私のほうで今聞いておるのは、老人保健施設につきましては、安定的な運営をされているんだというふうには聞いておるんですが、以上でございます。
◆17番(福田健吾議員) 安定的な、確かにその今の一般会計の予算上で見ると、当然ながら収支均衡なのでいいんですけども、実際にじゃあ結果として出てきたときにどうなのかというと、毎年赤字が累積して、病院と違ってこのゆめ風車の場合は、内部留保も余りない状況ですよね。そういう中で、じゃあやっぱりどこの時点でというのは考えなきゃならないんですが、その部分は全くだからこの予算を立てるに当たってはなかったという形でいいんですか。
◎福祉医療部長(山本英樹君) 失礼しました。先ほど申しました安定的ということは、ちょっと適切ではなかったなというふうに思っております。 実際に介護保険施設でございます。そうした中で入所の方を60床あるわけでございますが、そうした中でどのようにそうした入所の方をふやしていくか。これについては、ケアマネさんとか、さまざまなところにお話も必要だとは思うんですが、そうしたところを利用者を当然のことながらふやしていく取り組みについては、今医療公社のほうとも協議をさせていただいておるところでございまして、この令和元年度につきましては、そうしたところも踏まえてしっかりと対応をさせていただきたいと考えております。
◆21番(田中和末議員) ちょっと気になりますから、一言だけお伺いしておきたいんですけれども、先ほど医療公社については、代行制ということで、そこでいいますと収支相償という言葉ですよね。収支均等じゃなしに、病院の場合は収支相償という言葉が使われていると思うんですけれども、そういった意味では、医療公社そのものは、赤字ということは基本的にはないわけですよね。 ただ、現実的には、やはり毎年何億円かその赤字を──赤字といいますか、出しているわけですよね。 問題は、やっぱり新改革プランをつくったわけですから、その新改革プランがそういった収支にどれだけ反映されているか、こういったことが非常に大きいんじゃなかろうかと思うんです。 ですから、例えばその新改革プランを全てクリアしても、言葉がちょっと悪いんですけど、赤字体質みたいなところが抜け出せるのかどうか、そういったことが非常に大きいんじゃないかと思うんですよね。その辺の新改革プランが収支に反映しているのかといったところは、どのようにお考えでしょうか。
◎福祉医療部長(山本英樹君) 先ほど御回答いたしました新改革プランにつきましては、経営の効率化を図るための計画として、28年に策定をしております。 そうした中で、今の医師の確保ということが、今の整形外科、泌尿器科のほうがいらっしゃらないということも踏まえて、ちょっと大きなところになっているんですが、そうした中で、実際この令和元年、平成31年度の予算につきましては、これをもう一人確保するということの中で、15名分の医師の人件費を組んでおります。 そして、先ほどもありました入院、外来患者数の増加、これは引き続きサービスの向上を含めて、職員の意識改革等でサービスも向上していかないといけないということも、しっかり私たちのほうもお話をさせていただいております。 そうした中で、予算の中でなかなか反映するところが、今難しいところではありますが、しいて挙げれば、先ほどのありました医師の確保、1名分はこれは整形外科の方を確保していただくということの中で、予算を確保しています。その他につきましては、先ほども言いましたように、予算内で反映するということは、なかなか今至っていないという状況でございます。
◆21番(田中和末議員) 市民病院の特殊性みたいなところがありますから、そのままいかないという理解はしているわけですけれども、やはり新改革プランでいいますと、来年度でいいますと、いわゆる純損益が4,600万円に──マイナスですけどね、純損益4,600万円までにすると。 それから、32年度でいえば、これは純損益がなくてプラスに転じると、こういった予定になっているんですよね。現実問題、今この数年間を見ますと、なかなか難しい状況かなというふうなところもあるわけですよね。 ですから、やはり先ほどのお話もありますけども、指定管理料の関係でいいますと、そういったことが余り反映されていないのが現状なんですよね。そういうふうに考えますと、やっぱり新改革プランがそれはそれで、そういったものにはね返らないということじゃなしに、新改革プランをきちっと達成する中で、そのことがいわゆる病院の経営の健全化に結びつくような、そういったことでやらないと、なかなか改善というのは難しいんかなというふうな気がするんです。 そのあたりをぜひ今後、来年度からまた次ですか、始まってきますので、ぜひその辺も検討してみたらどうかなと思うんですけどねいかがでしょうか。
◎福祉医療部長(山本英樹君) ありがとうございます。この新改革プランにつきましては令和2年度まで、その後また新たなプランを策定するという方向にはなろうと思います。 今議員の言われたようなことも踏まえて、またさまざまな有識者の皆さん、そして市民の皆様からお話を聞きながら、また当然のことながら、医療公社の方からお話を聞きながら、そうしたものを策定していきたいというふうに考えております。ありがとうございました。
○議長(小林雄二議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 質疑なしと認めます。これで書類提出第4号について質疑を終了いたします。 次に、書類提出第5号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 質疑なしと認めます。これで書類提出第5号について質疑を終了いたします。 次に、書類提出第6号について質疑を行います。質疑はありませんか。
◆13番(土屋晴巳議員) 1件ちょっとお尋ねいたします。 この平成31年のこの事業年度計画の中段のところに、未収精算金の回収については云々とありますね。分割回収やさまざまな回収方法を進めていきますというふうに書いてあります。それはもう結構なことなんですが、今現在この未収精算金がどのぐらいあるのか。 さらに、この未収精算金が、この数年間の間にふえているのか、減っているのか、そこのところをちょっと御報告いただけますか。
◎経済産業部長(弘中基之君) 未収金の状況でございますが、昨年度と比べまして若干ふえている状況でございます。年度末の状況で、企業会計の中決算をしている状況でございますけれども、3月末現在で申し上げますと、約1億3,000万円の未納があるという状況となっているところでございます。
○議長(小林雄二議員) ちょっと明確に、もうちょっとマイクに近づいて。
◎経済産業部長(弘中基之君) 3月末の状況で申し上げますと、約1億3,000万円の未納があるという状況となっているところでございます。
◆13番(土屋晴巳議員) 今1億3,000万円程度あるということ、そして、その前に若干ふえているという報告もありましたが、この1億3,000万円という数字については、市としてはどういうふうにこのことを分析し、評価とは言いませんが、どのように一応考えていらっしゃるのか、お考えをお聞かせください。
◎経済産業部長(弘中基之君) およそ10年前ぐらいから、滞納が発生してきているという状況でございますけれども、私ども取締役会の中でも、
徳山青果精算株式会社のほうに指導も申し上げております。 実際、当法人のほうも今滞納のある会社に対して、分割、一部納付の対応、それから実際に経営状況の把握による納付指導、またその法人の店舗の縮小、経費の節減というような助言とかいう対応も、最近はとられているという状況でございます。
◆13番(土屋晴巳議員) 詳しくは、また決算等のときの審議になるかと思うんですが、例えばこの未収精算金の中で、もう10年ぐらい前からということでしたが、もう回収不能なんだと、そういうふうないわゆる焦げつき的な金額というのはあるんですか。あるいは、ある程度のその辺の金額は押さえていらっしゃるんでしょうか。
◎経済産業部長(弘中基之君) 法人のほう、当然そのあたりの金額を押さえているんですが、この場でちょっと個別の金額は申し上げることはできませんけれども、不納になっていると、金額が1社ほどあることは事実でございます。
◆9番(中村富美子議員) この支出のことについては、統廃合というような話も以前、統合ですね、どこかの地域と一緒に統合するというような話があったかと思うんですが、もうそれは断ち切れになっているのか、何か話し合いが進められているのかどうか。ちょっと委員会の中でそういう話がたしか若干あったような記憶がしているんですが、全くなければないって言われても結構なんですが、ちょっと情勢が厳しいから、どこかの市場と統合するっていう話、これは全くありませんか、どうですか。 そういう話があるとすれば、予算はそんなにかからないんでしょうけど、何かそういうことが予算に反映されているのかどうか。話し合いをするための交通費が要るとか何とか、そういうので予算に措置されているかどうかっていうのもあるんですけども、これからの大きな流れとしては、そういうふうなことをちょっと委員会のほうで聞いた記憶がありますので、確認をしておきたいんですが。なければないでいいと思いますけど、どうですか。
○議長(小林雄二議員) 中村富美子議員、質疑をもう少し明確にしてください。
◆9番(中村富美子議員) 青果市場は、この間私が委員会で聞いたときは、非常に厳しい状況であるから、統合をするということも考えているという言い方だったかどうかわからないんですが、それも検討しなければいけないというような言い方だったかもしれませんけれども、要するに統合するという計画があるか、ないかということ。 それに対して、31年度の予算については、若干でもそのための予算措置が上げられていますかということを問うているんですけれど、おわかりでしょうか。
◎経済産業部長(弘中基之君) 本日御説明申し上げているのは、
徳山青果精算株式会社の書類提出ということで、新年度の計画予算について御説明しているところでございます。 議員のお尋ねは、いわゆる地方卸売市場の卸売業者の統合についてというお尋ねだろうというふうに認識をしておりますけれども、卸売業者さんのほうが、一昨年からいろいろと近隣の市場とも話し合いの場を持たれているところでございます。そのときに私どももちょっと回答をいただいたのが、まずはそれぞれの卸売業者の経営の強化を図ることが、まず先ではないかというようなことの報告をいただいているところでございます。
◆24番(米沢痴達議員) 公設の青果市場の件につきまして、委員会のほうでもこれからのこの公設ということのあり方について、今までたびたび意見も出ておりますが、このことについて理事会なり取締役会で、何か協議をされましたか。
◎経済産業部長(弘中基之君) 議員お尋ねは、いわゆる卸売業者の公設のあり方がどうなるかというようなことだろうと思いますが、この法人は
徳山青果精算株式会社という、いわゆる卸売業者と、それから買参人との取引の精算代行業務を行う会社でございまして、お聞きしたところ、そのあたりの議論はこの会社の中ではされていないというふうにお聞きをしております。
◆17番(福田健吾議員) 未収精算金の回収が難しいというのはよく理解はするんですが、これ要は買った物のなんぼかを納めるというふうなルールだと思うんですけども、これが未収が続いている方に対しての、何かペナルティーみたいなのがあるんですか。例えば、納めなければ次に参入できないとか、そういったのがあるのか、ないのかだけお聞かせください。
◎経済産業部長(弘中基之君) 法人として市場取引に参加させないというような対応をとることも検討していらっしゃるようでございますが、実際そういう状況になった場合、倒産状態になるということも懸念されるんで、そのあたりはよく状況を見ながらというようなことで、なかなか厳しい態度で臨むことができないというようなことも、お聞きをしているところでございます。
○議長(小林雄二議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 質疑なしと認めます。これで書類提出第6号について質疑を終了いたします。 次に、書類提出第7号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 質疑なしと認めます。これで書類提出第7号について質疑を終了いたします。 次に、書類提出第8号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 質疑なしと認めます。これで書類提出第8号について質疑を終了いたします。 次に、議長から報告いたします。 議会報告第14号及び第15号で定期監査結果について、第16号で例月現金出納検査の結果について、それぞれ報告がありました。 ついては、お手元に配付いたしております写しをもって報告にかえます。 以上で、諸般の報告を終了します。──────────────────────────────
△日程第3議案第65号 (
企画総務委員長報告、質疑、討論、表決)
○議長(小林雄二議員) 日程第3、議案第65号を議題といたします。 企画総務委員長の報告を求めます。 〔企画総務委員長、土屋晴巳議員登壇〕
◎企画総務委員長(土屋晴巳議員) それでは、企画総務委員会における審査の経過及び結果を報告いたします。 議案第65号、周南市報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正する条例制定についてであります。 本議案は、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の改正に伴う選挙等の報酬額の改定により、所要の改正を行うものです。 主な質疑として、条例の改正に伴い、各役職の報酬がおおよそ200円ずつ上がっているが、その金額の根拠は何か、との問いに対し、国の基準の改定によるものである、との答弁でした。 また、今回の改正により、報酬が増額となる人数とその増額は幾らか、との問いに対し、開票管理人2名、当日投票立会人197名、期日前投票立会人132名、外部立会人5名、開票立会人18名が対象となり、その増額は5万3,800円である、との答弁でした。 質疑を終了し、討論なく、採決の結果、本件は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(小林雄二議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 質疑なしと認めます。これで質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。 これより議案第65号、周南市報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正する条例制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────
△日程第4議案第63号 (提案説明、質疑、討論、表決)
○議長(小林雄二議員) 日程第4、議案第63号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 〔市長、藤井律子君登壇〕
◎市長(藤井律子君) それでは、議案第63号、
周南市公平委員会委員の選任について、提案理由を御説明申し上げます。 本案は、
周南市公平委員会委員であります吉谷川亮氏の任期が、本年7月31日をもって満了することに伴うものでございます。後任として、片山洋子氏が適任と考えますことから、地方公務員法第9条の2第2項の規定によりまして、市議会の同意をお願いするものでございます。 お手元に片山洋子氏の略歴を添えてございますので、御審議、御決定のほどよろしくお願いします。
○議長(小林雄二議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 質疑なしと認めます。これで質疑を終了いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第63号は、会議規則第35条第2項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 御異議なしと認めます。議案第63号は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。 これより議案第63号、
周南市公平委員会委員の選任についてを採決いたします。本件はこれに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 御異議なしと認めます。よって、本件はこれに同意することに決定いたしました。──────────────────────────────
△日程第5議案第64号 (提案説明、質疑、討論、表決)
○議長(小林雄二議員) 日程第5、議案第64号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 〔市長、藤井律子君登壇〕
◎市長(藤井律子君) それでは、議案第64号、
周南市教育委員会委員の任命について、提案理由を御説明申し上げます。 本案は、
周南市教育委員会委員であります池永博氏の任期が、本年7月25日をもって満了することに伴うものでございます。後任として、松田福美氏が適任と考えますことから、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定によりまして、市議会の同意をお願いするものでございます。 お手元に松田福美氏の略歴を添えてございますので、御審議、御決定のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(小林雄二議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 質疑なしと認めます。これで質疑を終了いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第64号は、会議規則第35条第2項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 御異議なしと認めます。議案第64号は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。 これより議案第64号、
周南市教育委員会委員の任命についてを採決いたします。本件はこれに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林雄二議員) 御異議なしと認めます。よって、本件はこれに同意することに決定いたしました。──────────────────────────────
△日程第6議案第66号から第81号まで (提案説明)
○議長(小林雄二議員) 日程第6、議案第66号から第81号までの16件を一括議題といたします。 議案第81号については、個人情報保護の観点から、個人名等を伏せた議案を配付いたしております。 ここで、審議上必要となることから、議会運営委員会の決定に基づき、議案第81号をお配りいたします。 〔議案第81号配付〕
○議長(小林雄二議員) 2分程度時間をとりますので、御確認ください。議案を回収いたします。 〔議案第81号回収〕
○議長(小林雄二議員) 提案理由の説明を求めます。 〔市長、藤井律子君登壇〕
◎市長(藤井律子君) それでは、議案第66号から第81号までにつきまして、提案理由を御説明申し上げます。 議案第66号から議案第68号までは、補正予算関係でございます。 本年5月1日の改元に伴い、市の予算における会計年度の名称につきましては、当年度全体を通じて「令和元年度」と表示することとしております。 それでは、議案第66号、令和元
年度周南市一般会計補正予算(第2号)、これは国、県等の補助内示、制度変更に伴うもので、当面緊急を要する経費につきまして所要の補正を行うもので、2億789万1,000円を増額し、補正後の予算規模を632億1,788万2,000円とするものです。 主な内容といたしまして、歳出につきましては、事業の見直しによるシティプロモーション事業費の減額のほか、社会資本整備総合交付金の内示に伴う橋梁長寿命化対策に係る工事費や、幼児教育・保育無償化に係るシステム改修費を計上するとともに、本年4月に森林環境譲与税が創設されたことを受け、基金積立金及び森林の経営管理に係る経費の増額をするものです。 一方、歳入につきましては、歳出に伴う国や県支出金、市債などの特定財源や、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴う使用料、手数料改定に係る増収分等を補正するものです。 また、債務負担行為の補正として、PFI方式により小学校普通教室の空調設備の整備及び維持管理を行うため、小学校普通教室空調設備整備・維持管理事業を追加するものです。 次に、議案第67号、令和元
年度周南市介護保険特別会計補正予算(第1号)、これは、介護報酬に伴いシステム改修に要する経費の補正を行うもので、630万3,000円を増額し、補正後の予算規模を123億7,562万8,000円とするものです。 次に、議案第68号、令和元
年度周南市下水道事業会計補正予算(第1号)、これは、公共工事設計労務単価が改定されたことから、徳山中央浄化センターほか、運転維持管理業務委託の債務負担行為限度額を増額するものです。 次に、議案第69号、周南市行政財産の目的外使用に係る使用料条例等の一部を改正する条例制定について、議案第70号、
周南市学校施設使用条例等の一部を改正する条例制定について、議案第71号、
周南市隣保館条例等の一部を改正する条例制定について、これは、消費税及び地方消費税の税率が本年10月1日に8%から10%に引き上げられることに伴い、市の施設の使用料を改定するもので、関連する68件の条例を改正するものです。 次に、議案第72号、周南市手数料条例の一部を改正する条例制定について、これは、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、地方公共団体の手数料の標準に関する政令が改正されたことなどから、所要の改正を行うものです。 次に、議案第73号、周南市市税条例等の一部を改正する条例制定について、これは、地方税法の改正に伴い、個人市民税の非課税措置の対象範囲に単身児童扶養者を追加するなど、所要の改正をするものです。 次に、議案第74号、
周南市森林環境整備基金条例制定について、これは、本年4月に森林環境譲与税が創設されたことに伴い、森林の整備及びその促進に関する施策の財源に充てるため、新たに基金を設置するものです。 次に、議案第75号、
周南市特別用途地区建築規制条例の一部を改正する条例制定について、これは、建築基準法の改正に伴い、新たにナイトクラブを大規模集客施設制限地区の建築制限の対象とするなど、所要の改正をするものです。 次に、議案第76号、
周南市火災予防条例の一部を改正する条例制定について、これは、住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、住宅用防災機器の設置免除に係る規定を改正するものです。 次に、議案第77号、国家賠償請求事件の和解をすることについて、これは、平成16年度から平成18年度までの固定資産税及び都市計画税に過分な賦課徴収があったとして、現在訴訟継続中の周南市を被告とする国家賠償請求事件について、本年5月に、山口地方裁判所周南支部から和解の試みが示され、この示された状況に沿った内容で、このたび相手方と合意に達したので、訴訟上の和解をしようとするものです。 次に、議案第78号、
周南市過疎地域自立促進計画の変更について、これは、
周南市過疎地域自立促進計画に、新たに認定こども園整備事業及び認定こども園運営事業を追加するものです。 次に、議案第79号、市道の認定及び廃止について、これは、宅地開発による9路線を含む14路線の認定と、これに伴い3路線を廃止するものです。 次に、議案第80号、工事請負契約の一部を変更することについて、これは、平成30年第2回定例会で議決された、徳山駅北口駅前
広場道路内建築物等新築工事(2期)につきまして、地盤改良の増加、既存バス停留所の解体に伴うアスベスト撤去費の増加などにより契約金額を変更することについて、市議会の議決をお願いするものです。 次に、議案第81号、和解することについて、これは、市内中学校の屋外運動場において、部活動中に生徒が整地用ローラーを使用していた際に転倒し、負傷した事故について、市と負傷した生徒の親権者との間で、解決金を支払うことなどで合意いたしましたので、和解することについて市議会の議決をお願いするものです。 以上で、議案第65号から第81号までの提案理由の説明を終わります。御審議、御決定のほど、どうぞよろしくお願いします。
○議長(小林雄二議員) 以上で、提案理由の説明を終わります。──────────────────────────────
○議長(小林雄二議員) 会議の途中ですが、ここで暫時休憩いたします。次の会議は、11時05分から再開いたします。 午前10時48分休憩 ────────────────────────────── 午前11時05分再開
○議長(小林雄二議員) 休憩前に引き続き、会議を開きます。──────────────────────────────
△日程第7所信表明、議案第66号から議案第68号まで及び一般質問(会派質問)
○議長(小林雄二議員) 日程第7、所信表明、議案第66号から議案第68号まで、これは補正予算であります。及び一般質問を一括議題といたします。 本定例会初日には新市長により所信表明演説が行われましたが、これは今後4年間の市政運営の基礎となるものであります。周南市議会では所信表明が行われる定例会において、議員と執行部が議場における議論を効率的に行うため、3月定例会と同じく、会派単位でそれぞれの持ち時間により質問する会派質問制を行うことといたしております。 さらに、所信表明及び補正予算議案につきましては、より活発な議論を行うことを目的に質疑ではなく質問を行うこととし、補正予算につきましては、通告制といたしております。 これより会派質問に入ります。 なお、質問は、所信表明に対する質問、補正予算に対する質問、一般質問の順に行いますが、それぞれの区切りを明らかにしながら質問されるようにお願いいたします。 質問順位第1番、アクティブ、土屋晴巳議員、岩田淳司議員、井本義朗議員、清水芳将議員、藤井康弘議員、山本真吾議員の会派質問を行います。〔13番、土屋晴巳議員、3番、岩田淳司議員、2番、井本義朗議員、14番、清水芳将議員、12番、藤井康弘議員、5番、山本真吾議員質問席に着く〕
◆2番(井本義朗議員) おはようございます。会派アクティブの井本義朗です。 我が会派アクティブでは、今定例会から藤井康弘議員を新たに迎え、6人の会派となりました。バラエティーに富んだ6人ですが、それぞれのタレント能力を持ち寄り、これまで以上に会派一丸となって周南市の発展や将来の課題に対して真摯に取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、本日は会派質問の第1日目ですが、会派アクティブだけで質問時間が240分、4時間という大変な長丁場になりますが、新たな藤井市政の将来ビジョンをお聞きするという貴重な機会ですから、簡潔に、しかししっかりとわかりやすく質問させていただきますので、どうぞ明快な御答弁をよろしくお願いいたします。 それでは初めに、所信表明に対する質問から伺います。 最初に、今回の所信の全体のことからですが、お聞きいたします。 所信表明の中で大きく強調されているのが「市民の皆様とわかり合える市政の実現」という言葉です。冒頭にも約1ページを割いて「市民の皆様とわかり合える関係を築いていきたい」と同様に述べられているわけですが、多くの文章量を用いて述べられていることからも市長の強い思いを想像するところですが、これは市長のどういう思いから出てきた言葉なのか。現状の周南市政での問題意識からか、それとも市長がもともと持っておられた政治信条からの言葉なのか、その背景をお聞きしたいと思います。
◎市長(藤井律子君) どういう思いから。これまで16年間、県議として政治活動・議員活動をしてきたこと、それからこのたび市長選挙に立候補するに至った、その間に強く思ったことをまとめたものでございます。
◆2番(井本義朗議員) 市民とわかり合える、我々議会も、議員も市民の代表ですので、我々ともしっかりと意思疎通をして、ともに進んでいきたいというふうに思っております。 次の質問ですが、この所信表明の中には当然さきの市長選で、市長みずからが訴えてきたものや周南市の将来ビジョンというものなど、市長の思いの全てがいろいろ盛り込まれていると思います。ただ、今回の所信表明の全般に関する私の正直な感想は、記載の内容全体が比較的継続的な政策や施策・事業が多く、藤井市長のオリジナリティーのある新しい取り組みというのが少ないのではないかというふうにも感じました。 人それぞれ感じ方は違うかもしれませんが、実際に私の観点で数えてみると、明確に新しい取り組みとして示されたものとしましては「市民の声を聞く課」や「徳大の公立化」、「談合事件を受けたプロジェクトチーム」、それから「道の駅ソレーネのサテライト」、「UJIターンの出身者・関係者の会」、それと「日常を解きほぐす観光」など大小6項目の取り組みと「しゅうニャン市の廃止」などです。それに対して、これまでと大きく違わない継続的なものというのが大小20項目程度ではないかというふうに私は読み取りましたが、あくまでも個人的な印象ですが 。 今回の所信表明の中には、文中にも「今後4年間の市政運営の基本方針」というふうにうたわれていることからも、全般的にはこの先4年間はこれまでの市政を踏襲したものだというふうな印象がありますが、これについてはどのようにお考えでしょうか。
◎市長(藤井律子君) オリジナリティーが少ないという御指摘でありましたけれども、私は一生懸命考えてまいりました。今の市政を見て、私としては十分に考え切ったと思っています。 そして、今年度はなぜ少ないかというところも少し重なるのだと思いますけれども、本年度予算につきましては既に議場でも申し上げました、基本的には前期基本計画の最終年度であることから、できる限り大幅な修正を行わず、計画に掲げた事業を継続・推進する中で適切な執行に努めてまいりたいというふうに考え、申し上げたとおりでございます。
◆2番(井本義朗議員) 所信の中にもありますように、まちづくり基本計画の前期基本計画の最終年度なのでということですが、今年度は特別委員会もつくっておりますが、後期基本計画の策定のほうに続いてまいりますので、大きな修正を加えてというところは、その後期基本計画の中で見えてくるかなというふうに、藤井市長の色が見えてくるのはその中だと言われたというふうに認識しておりますが、それでよろしいですか。
◎市長(藤井律子君) 後期のほうには、しっかり皆さんと一緒に考えていきたいと思っております。
◆2番(井本義朗議員) それでは続いて、所信表明の中の細かい内容について御質問いたしますが、1ページ目の7行目にあります「女性の視点を生かして」というふうな部分につながるところについてお聞きいたします。 藤井市長は周南市政始まって以来、また旧2市2町も含めて初めての女性首長となられます。さきの市長選においても、そうした初の女性市長誕生を期待する声の後押しも少なからずあったのではないかと想像するところですが、考えてみますと、その期待というのは、これまでにない女性ならではの視点で市政や社会に変革をもたらしてくれるのではないかという期待だというふうに思いますが、これについては私も同様に期待するところです。 ただし、漠然と女性の視点と一口に言っても、多義的でさまざまな解釈ができると思います。その視点の先にあるのは、例えば社会における男女格差の是正なのか女性の多様なライフスタイル、ライフステージでの不便や不安の解消、支援なのか、またあるいはそれ以外の女性特有のきめ細やかさやコミュニケーション能力などを活用した市政の発展を図る施策なのかなど、さまざまな捉え方があるんじゃないかなというふうに思っております。 市長の言われるこの女性の視点というのは、どういった意味を持つ言葉として理解していけばいいのかというのを、市長の見解をお聞きいたします。
◎市長(藤井律子君) これまでの市は、男性の皆さんがつくってくださってきたように思います、男性の長のもとに。 私がなりましてから、例えば福祉や子育ての分野でありますとか、創業支援や地域の活性化など、まちづくりのさまざまな分野で、いわゆる女性の視点を生かしていきたいと思います。同じ女性という言葉の中にも、例えば母親の目線もありましょうし、それから男性だから、女性だからではなく、女性のきめ細やかな視点というものは政治にしっかりと反映していきたいなと思って女性の視点でというふうに申し上げました。以上です。
◆2番(井本義朗議員) 一応今、市長のお考えを聞いたところですが、そうした女性の視点から見た施策というのが今回の所信の中で、どの部分に反映されているのかというのが私にははっきりと見えなかったというところですが、この女性の視点に基づいて考えられた部分というのがあれば、お聞きいたしたいと思います。
◎市長(藤井律子君) 全部でございます。
◆2番(井本義朗議員) 私もこれまでも女性の視点というのは考えていたつもりですが、今回改めていろいろと考えさせていただきまして、いろいろ調べながらそういうものも活用できないかというふうに見てきたんですが、例えば活用できる例としては災害時の避難所の運営とか防犯においてなど、女性が不便や不安を感じる場所の解消とか、近年でいえば社会的な背景から女性の活躍・推進、そうした社会的な立場向上を支援するような政策。 また、出産、育児、子育て、介護など、これは本来なら男女を問わずに向き合いかかわることが望ましいことながらも、実際には女性が長く担ってきた立場から見えてくる課題、そうした政策に生かしていくということも重要なのかもしれません。 先ほど後期基本計画の中でということがありました。今回のものも女性の視点も含めてということでしたが、今後の展開として、そうした幅広い視点から政策への反映を御期待したいと思います。 それでは続きまして、2ページの中段にある「市民の声を聞く課」についてお聞ききいたします。これは所信表明翌日の新聞各社の報道などを見ましても、今回の注目施策の一つであるというふうにも考えられますが、この文章だけではその取り組みの全貌というのが見えてこないので、もう少し詳しくお聞きいたします。 まず、この「市民の声を聞く課」は、その声を聞いてどうするのか。その場でその課自体が解決できるような裁量を持つのか。そのあたりは現状とどのように変わるのかについて、もう少し詳しくお聞かせいただければと思います。
◎市長(藤井律子君) 新たな仕組みづくりでございますけれども、これから他市の先進事例等も参考にしながら考えていきたいとは思っておりますけれども、私の考えの一つには、新たな広聴システムには市民の皆様から意見、提言、要望などをお伺いするだけではなくて、きちんと意見を寄せられた市民の方に返事をすること。また、他の市民の方にもそのやりとりが確認できて声を寄せたかったと、市の行政の思いや考えを知ることができるようになればいいなと思っております。 そして、町全体で市民や行政の思い、考えを共有して、それぞれの立場を理解した上で対応策をつくり上げていく機運を醸成していきたいと思っております。
◆2番(井本義朗議員) これからまた検討をされるということですが、ちょうど1年前、私はちょっと似たような一般質問をさせていただいているんですが、ちょうど1年前、6月議会で私から「新庁舎における行政サービスがどのように変わるのか」というような御質問をさせていただいております。その中で、市民が窓口に来られた際、各部署を集約したこの新庁舎の利点を生かして、1人の職員がつきっきりで対応を行うのではなく、専門性を持った担当職員につないで対応する窓口連携型で行うという話、御答弁だったと思います。 この答弁の中では「1人の職員が行うことで、正確性や専門性が損なわれるリスクや、職員が窓口を行き来することで、手続に要する時間がかえって長くなるリスクもある」というような御答弁をいただいております。 当時、私も答弁を聞きながら、なるほどと。そうした形をとることで、新庁舎になって市民が実感する行政サービスの向上が図れるのだろうなというふうに納得したところですが、こうしたリスク、現行のシステムなどを考えると、今言われたように「これから検討する」と言われるところもあろうかと思いまが、本当にこの課の創設の取り組みが市民に有益なものになるかというのがどうかなというふうにも現在のところでは考えるところです。現行のシステムで十分ではないかと。 また、現状で何か大きな問題があるのかというふうなことが心配になるところですが、市長の見解をお伺いしたいと思います。
◎市長(藤井律子君) これから、しっかりと先進地の事例等も参考にしながら研究していきたいと思っております。
◆2番(井本義朗議員) この「市民の声を聞く課」は、次年度の設置に向けての準備と今言われたところですので、先ほど私の述べた現行のシステムともしっかりと見比べながら、市民にとって行政にとって、そして職員にとっても最も有効な有益な窓口・相談体制を考えていただけたらというふうに思っております。よろしくお願いします。 続きまして、6ページ中段にあります徳山駅前地区市街地再開発事業について確認させていただきたいと思うんですが、市長選のさなか、あるいは、それ以前に「市街地再開発の区域内に公設のホールの整備を目指す」と公言されていたと私は記憶しているんですが、その部分について今回の所信の中には全く触れられておられませんが、この再開発事業は所信の中にも記載してありますように「準備組合を中心とする民間の皆様が、多大な労力と時間をかけて 検討を重ね、計画をされたもの」とあります。現在は都市計画決定がなされ、ようやく事業が大きく前に動き出したところです。 しかし、ここで区域内に一定の大きさ以上のホールを整備するということになると当然、計画の見直しが必要となり、多大な労力と時間をかけてきた事業の実施に大幅なおくれが出ることが懸念されるため、多くの市民、関係者が今後の動きを大変気にされていると思います。 そこでお聞きしますが、今回ここに記載がないということは、この市街地再開発の区域内へのホールの整備は、現在では考えていないということでよろしいでしょうか。
◎市長(藤井律子君) 現在、再開発準備組合におかれましては、早期の事業計画認可、それから組合設立認可を目標に既に基本設計に着手されるとともに、事業計画、資金計画の作成等を進めておられます。その計画にホールを盛り込む形での設計の見直し等が可能か、準備組合にお尋ねをいたしました。すると、事業の早期実現を目標に取り組んでおり、現時点での見直しは困難との御意向を伺いましたので、それを尊重し、再開発事業の施行区域内での建設は断念したところでございます。 市といたしましては、中心市街地のさらなる活性化が期待できることから、今後も引き続きこの事業をしっかりと支援してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆2番(井本義朗議員) 区域内での整備は困難ということで、またこれからそのホールはまた御検討されるのかもしれませんが。 現在、徳山駅周辺整備事業は、ようやく南北駅前広場の全景が見えてきたところで、賑わい交流施設も依然、入館者は好調を維持しておりますが、議会でもこの特別委員会を中心に、この施設で生まれたにぎわいを市街地全体にどうやって生かしていくかを早くから検討してきたわけですが、それに呼応するようにこの民間での再開発の話が進んできました。 しかし、このタイミングを逃せば、二度と同じチャンスは訪れないかもしれないと。行政のかかわる部分に関しては、しっかりと精査しながらも着実な支援をお願いいたしたいというふうに思っております。 それでは続いてですが、7ページの上段から約半ページにわたって記載してあります「日常を解きほぐす観光」についてお聞きいたします。この「日常を解きほぐす観光」というのは私にとっては耳なれない言葉ですが、これは具体的にどういうことをするのかというのが気になるんですが、所信の中にあるように、市内各所に実際に案内板やベンチを設置していくということなのか、その内容をお聞きしたいと思います。
◎市長(藤井律子君) これは耳なれない言葉だと思いますけれども、私が考える「日常を解きほぐす観光」とは、一般的な物見遊山的な観光ではなくて日常の喧騒を逃れ、ここに行けば気持ちがリフレッシュされて、意欲や活力が湧き出てくるような場所を自由気ままに訪れるようなものであります。 観光と申し上げましたけれども、きっちりと観光という枠にはめるようなものではなくて個々、個人がそれぞれの思いの中で癒やしを感じ、リフレッシュするために美しい自然を求めて農山村に足を運ぶというようなことをイメージした言葉でございます。 例えば、イメージしながら聞いてください。中須北の棚田や鹿野の農村をのんびりと訪れ、ふと立ちどまると目に入る田園風景は、春は水田の水面に静かに波紋が広がり、夏は新緑が風にそよぎ、秋は稲穂が色づき、冬は一面の雪景色となるなど、四季折々の顔を見せてくれます。また、小川のせせらぎや鳥のさえずり、水辺を舞う蛍など、心が洗われるような美しさを五感で感じることができます。 私は、これらは自然からの贈り物であり、先人たちから受け継がれてきた地域の宝物だと思います。こうした本市の農山村、中山間地域のどこにでもあるような、ここにしかないものを地域資源として捉え、観光というカテゴリーの一つと考えて生かしていきたいということであります。そして、訪れる人がそこで生活されている方々の暮らしに触れ、交流が生まれ、ファンになっていただき、それが地域の活性化へとつながればいいなと思っております。そういうイメージでございます。
◆2番(井本義朗議員) 想像するに、いわゆる一般的にいえば、スローツーリズムとか、そういったものに近いような気はしますが。周南市のこれまでの取り組みでいうと、中山間地域での体験を中心とした観光とか修学旅行生の民泊「ゆる旅のススメ」などのキャッチコピーで進めてきたものと同一線上にある試みではないかなと、そういうところは何となく理解できるのですが。 今言われた「日常を解きほぐす観光」でそうした案内板やベンチを設置することに自治体が取り組んでいって、今、多少言われましたが、どういった効果があるのかなというのがちょっと想像しにくいというところもあろうかと思います。自治体が取り組む観光というからには、ある程度、地域の活性化とか経済効果、市のPRなどにつながるというような認識があるのだが、そうした──ちょっと私の想像と違うかもしれませんが、看板とベンチを置いてどんどん人が来てくれると。そこで何か経済効果が生まれるというような自治体に対する効果や成果というものが、どういうふうにあるのかなというところをお伺いしたいと思います。
◎市長(藤井律子君) 先ほどおっしゃったように、即それを求めて多くの人が来られるということは、それは今イメージとしてはないかもしれません。でも、それがこの周南市の大きな売りである、宝物であるということに、まず市民の皆さんに私は気づいていただきたいと思います。 そして、そのことに気づいて受け入れる体制が、そこに住む人たちがその体制をとっていただければ高齢者の生きがい対策にもなりますし、その地域が活性化する、もちろんそこで農産物を販売することができる、つくると。また、それに向かって、つくることにも努力を始めると。人々を受け入れる体制ができると、そこには新たな産業が生まれ、経済の活性化も発生してくると思います。 まず、私は、そこに今中山間地域が持っている底力というんですかね、その目に見えない、今、自然にあるところ、これをまずは気がついてほしいという意味でこういう言葉を発しました。結果的に大きな効果があろうかと思います。
◆2番(井本義朗議員) 以上で、私、井本からの質問を終え、次にかわります。
◆3番(岩田淳司議員) 岩田です。井本に引き続き、所信表明に対する質問をさせていただきます。 私は、多くのところで所信表明のところと一般質問が重なっているところがございます。一般質問のところでじっくり自分の時間をとってもらっているので、それでお聞きしたい部分もございますので、この所信表明のところはそれに重ならない部分、恐らく2つぐらいだと思いますので、端的にお願いいたします。 それではまず、1ページの一番下です。「一般財源の不足を招いていることや、公共施設の老朽化が進み、改修等への対応が待ったなしの状況であることなど、今一度、市民の皆様に行財政の全容を適切な形で公開し、分かりやすく丁寧にご説明していく必要性を強く感じています。」と、このように述べられています。まさに、おっしゃるとおりなんですよね。ただ、私ももう10年以上議員をさせていただいて地元の方とか、それからやっぱり御説明させていただく場があるんですけれども、財政問題をわかりやすくしておくというのが──私の力量不足なんでしょうかね、なかなか難しいところが正直ありました。 わかりやすく丁寧にというのはもっともなんですけれど、僕だったらどうしたらいいかなあということで、すごく自分に置きかえて考えて見ています。正直、今までそれをよく言われて「厳しい厳しい」という財源を言うのは確かに簡単なんですけれども、かと言って報告会等で一生懸命説明していて事細かくやっていくと、大方の方が「あっ、岩田君がよう勉強しているのはわかった」と。「じゃけれど、ごちゃごちゃ言われても頭に入らん」という方も多くて、「じゃあ、一言で言うて」と言われることが多いんです。そうすると、「厳しい」と言ってしまうことがよくあるんです。 その辺を今、市長が強く必要を感じておられるということでここに書いてくださったので、具体的な例えば公開するとかだけでは、本当に皆さんが発信──ホームページで出すとか公開するだけでは、なかなかのみ込んで理解してもらうというのは正直難しいと私は考えているので、例えば市長みずからとか財政部局が出向いていって、そういう説明会を設けるだとか、いろいろな手法があると思うんですけれども、市長、今お考えの範囲で結構ですので、どの程度のことで皆さんの御理解をいただくようなことを想定されていますか。
◎市長(藤井律子君) ありがとうございます。 まちづくりの主役は、私は、市民の皆様であろうと思っております。その上で、方針決定等を行うのが市政のかじ取り役である私であり、それを運営していくのが行政であります。市民の皆様の理解、納得、協力なしには持続可能な自立したまちづくりは確立していかないものと考えています。 財政状況の全体像に関しましても、本当に厳しい状況を正しく理解していただければ、共通理解のもと、市民の皆様と一緒にまちづくりを進めていくことができるではないかと思います。そのために、これまでも財政公表等は行われてきておりますけれども、今、御指摘のとおり、数字や言葉での説明に終始するのではなく、興味や関心を持ってもらうことができるようなもう一工夫が必要と考えており、現時点で具体的な形はまだございませんけれども、見直しを行うように担当に指示をしたところでございます。これから、しっかりと見える化をしていきたいと思います。
◆3番(岩田淳司議員) ありがとうございます。 もう一工夫というお言葉を聞きましたので、まだ具体的なことはないと言いますけれど、やはり各所に出向くということもあり得るのかなあと思うんですよ。そのあたりの可能性があるんであれば、ちょっと一言言っていただきたいと思います。
◎財政部長(道源敏治君) ただいま市長が申し上げましたように、市民の皆様にわかりやすい形で財政公表する、このことについては今まで打ち合わせをする中で指示もいただいているところです。 確かに財政の言葉自体が仕組みもそうですが、交付税制度であったり、地方債、それと今申しましたような財政独自の言葉、一般財源であったりとか特定財源であったりとかいった部分、これについてもなかなかわかりにくい部分が確かにあろうと思います。それについて、やはりかみ砕いた形での公開、これはしていきたいというふうに考えています。今でも広報とかホームページにはそのような形である程度、私どもとしてはかみ砕いた形で出しているつもりなんですけれども、やはりそれ以上にかみ砕いた形といいましょうか、わかりやすい形でお出しをしていきたい。 それから、こちらから出向いてといった部分、当然、今、制度としては出前トークといった制度がございます。こういう制度も活用しながら積極的な取り組みをしていきたいというふうに考えています。
◆3番(岩田淳司議員) 出向いてということの中で、出前トークというお言葉をいただきましたけれど、出前トークというのは基本的に市民が来てくださいという、押しかけることをやられるんではないかなというふうにちょっと思ったんです。 市長がおっしゃられる、ここに書かれているように、確かにこれは本当に皆さんが理解してくださったら、それこそ鬼に金棒なんですよ。これができるのが一番理想ですよね。なかなかそれが難しいと。だから、出向いていって例えば棒グラフや目に見える形とか、それをやっていくちゅうのが大事だと思うんですよね、見える形で。 あと一つ大事なのが、意外に市民の皆さんが例えば各支所や総合支所とかに市長とか財政の方が来られるというても、そのときにお知らせしよっても来てくれんかったらお耳に届けられんのですよね。だから、本当にその辺を市長は、もういろんなところに応援される方が皆さんおられると思いますよね。そういった方にもしっかりと声をかけて集まってもらう、とにかく来ていただかんにゃあまず一歩目が進まないので、その工夫もしていただきたいと思うんですが、市長いかがですか。
◎市長(藤井律子君) 私もそう思います。御提案を受けてこれから検討してまいりますけれども、所信の中でも申し上げましたけれども、市のこうしたきちんと丁寧にお話しすることで市の財政状況について正しく理解していただいて、まちづくりを一緒に進めていく中で市民の皆様とわかり合える関係、これを築いていく、そのためにこれを所信のときに申し上げた次第でございます。これからもそういう方向に向かって頑張ってまいりますので、どうぞ議員の皆様も一緒にそのときに活動していただければと思います。よろしくお願いします。
◆3番(岩田淳司議員) よろしくお願いいたします。 では次、飛んで3ページをお願いします。3ページの真ん中です。 要は、この間の臨時議会の日です。大雨が降った件での対応、書いてくださっています。あの日は朝から断続的に、前の晩から雨が降ったりして、朝は集中的にすごく雨が降りました。7時10分に下関地方気象台と山口県が土砂災害警戒情報とかを出されています。それから、瞬く間に水害の可能性が高まって、市長はもう7時25分にすぐ鹿野全地域、それから須金地区に対し、警戒レベル4、避難勧告を発令されました。判断はすごく早くて「あっ、すごいなあ」と正直思ったんですが、このとき市長は初めての采配ですけれど、どのようなことを注意されてその判断をされましたか。