平成 28年 6月 第3回
定例会平成28年第3回
市議会定例会議事日程第6号 平成28年7月7日(木曜日)──────────────────────────────
議事日程第6号 平成28年7月7日(木曜日)午前9時30分
開議日程第1
会議録署名議員の
指名日程第2
一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した
事件会議録署名議員の
指名一般質問 ・中 村
富美子 議員 ・島 津 幸 男 議員──────────────────────────────
出席議員(30名) 1番 島 津 幸 男 議員 16番 兼 重 元 議員 2番 福 田 吏江子 議員 17番 土 屋 晴 巳 議員 3番 佐々木 照 彦 議員 18番 岩 田 淳 司 議員 4番 遠 藤 伸 一 議員 19番 中 村
富美子 議員 5番 山 本 真 吾 議員 20番 長 嶺 敏 昭 議員 6番 井 本 義 朗 議員 21番 福 田 文 治 議員 7番 魚 永 智 行 議員 22番 尾 﨑 隆 則 議員 8番 青 木 義 雄 議員 23番 古 谷 幸 男 議員 9番 藤 井 康 弘 議員 24番 田 中 和 末 議員 10番 福 田 健 吾 議員 25番 小 林 雄 二 議員 11番 友 田 秀 明 議員 26番 金 井 光 男 議員 12番 得 重 謙 二 議員 27番 坂 本 心 次 議員 13番 田 村 隆 嘉 議員 28番 田 村 勇 一 議員 14番 金 子 優 子 議員 29番 米 沢 痴 達 議員 15番 相 本 政 利 議員 30番 清 水 芳 将
議員説明のため出席した者 市長 木 村 健 一 郎 君
行政管理部長 小 林 智 之 君 副市長 住 田 英 昭 君
財政部長 近 光 愼 二 君
教育長 中 馬 好 行 君
地域振興部長 合 田 幸 二 君
監査委員 山 下 敏 彦 君
環境生活部長 野 崎 俊 明 君
上下水道事業管理者 渡 辺 隆 君
福祉医療部長 大 西 輝 政 君
モーターボート競走事業管理者 山 本 貴 隆 君
こども健康部長 中 村 純 子 君
政策推進部長 増 本 俊 彦 君
経済産業部長 弘 中 基 之 君
建設部長 足 達 正 男 君
上下水道局副局長 藤 田 真 治 君
都市整備部長 岡 村 洋 道 君
新南陽総合支所長 松 村 悟 君
中心市街地整備部長 久 村 信 幸 君
熊毛総合支所長 藤 井 義 則 君
消防長 村 野 行 徳 君
鹿野総合支所長 木 佐 谷 進 君
教育部長 小 野 卓 令 君
事務局職員出席者 局長 松 田 秀 樹
議事担当 鬼 木 恭 子 次長 坪 金 誠
議事担当 靍 岡 舞 子
次長補佐 井 上 達 也
議事担当 寺 尾 唯 午前9時30分開議
○議長(兼
重元議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の
議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。──────────────────────────────
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(兼
重元議員) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、得重
謙二議員及び
友田秀明議員を指名します。──────────────────────────────
△日程第2
一般質問
○議長(兼
重元議員) 日程第2、
一般質問を行います。
質問順位第19番、
中村富美子議員。 〔19番、
中村富美子議員質問席に着く〕
◆19番(
中村富美子議員) おはようございます。
日本共産党の
中村富美子です。新しい議会が始まりました。私は政治には人の命がかかっているということを
政治信条に、この間、
議員活動を行ってまいりました。さきの
市会議員選挙で私が訴えたことは、
暮らしを守る、そして命を守るということでありました。どうしてこの2つの問題を取り上げたかと申しますと、一昨年の秋に
日本共産党はアンケートを行いました。その中で市民の方から67%の方が、「
暮らしが大変になった」、こういうふうに答えられておりましたので、この問題を一つ取り上げた。もう一つ、「命を守る」ということでありますけれども、これは昨年の9月19日に
安保関連法──
戦争法が
強行採決をされました。この問題について、私は本当に納得できておりませんので、命を守る、そういう運動をしなきゃいけないということで取り上げたところでございます。 そういう中で
選挙戦を戦ってきましたけれど、街頭で訴えをしておりましたら、40代後半ぐらいの女性の方が、私の話が終わりましたら近寄ってこられまして、こうおっしゃるんです。「私には
自衛隊に行っている息子がいるんだけれど、今国がこういうふうになってしまったので私は
自衛隊をやめさせようかと思っている。」、
お母さんは本当にもう目にいっぱい涙をためて、私に話をなさったんですね。私は、この
お母さんの思いは非常によくわかったんです。と申しますのも、私も女性です。命を産み、命を育て、命を育む、そういう立場から考えると、やはり
安保関連法──
戦争法は、絶対これは許すわけにはいかない、この思いが
お母さんにもあったんではなかろうかというふうに思いました。 私は、
周南市政においては、人の命を軽々しく扱うようなことは絶対なさらないというふうに思っておりますけれども、今回の選挙を通じて、直接40代後半の
お母さんから、それも生の声でこういう御意見を伺いましたので、本当にこの命のとうとさ、重さというのを生の声で聞いたもんですから、本当に改めて命の大事さ、とうとさを実感したところでございます。私は、このことを生涯忘れないだろうと思います。この女性の思いを、また皆さんと共有しながら、今の改めなければいけない政治を、小さな力ではありますけれども改めていく、そういう活動を展開していきたいと思います。 済みません、話が長くなりました。それでは、本題に入ります。通告に従いまして、
中村富美子の
一般質問を行います。 まず、1点目は、
本陣川の
雨水対策について
お尋ねをします。 平成21年に
床下浸水等がありましたけれど、このときの原因は何だったんでしょうか、
お尋ねします。
◎市長(
木村健一郎君) それでは、
本陣川の
雨水対策についての御質問に
お答えをいたします。 平成21年に
床下浸水等があった、このときの原因は何かについてでございますが、平成21年7月21日の豪雨により、
本陣川周辺はもとより、
市西部地区を中心に浸水及び
のり面崩壊等で多くの方が被害を受けられました。このときの降雨量は富田の
音羽橋雨量計によりますと、朝5時から昼13時までの8時間で217ミリメートル、そのうち8時から9時までの1時間で41ミリメートルと記録されており、この
集中豪雨が大きな原因と考えております。 また、これだけの雨量を持つ河川において、
人家等への
接続橋や横断する
占用物件等にかかった
流下物等が
河川断面を阻害して発生した越流も一因と考えております。
◆19番(
中村富美子議員) 確かに
集中豪雨でたくさんの雨が降ったということが原因とおっしゃいますけれども、それとあわせて、もう
一つ住民の方がおっしゃるのは、
上迫地域のほうで
高速道路ができてるんですね。そこの工事を行ったために山からの水が地域のほうに流れてきて、こういうことになったんではなかろうかという、そういう不安というか思いもされているんですけれども、この
あたりはどういう見解を持っていらっしゃいますか。
◎
建設部長(
足達正男君) 国道2号の整備のときに雨量がどのぐらい
道路敷地に降るかということについては、計算をして排水の計画を立てておられるということで、もとの形状とは変わりましたけど、そのところでのその影響というのは、本陣の排水に対しては直接影響はないというふうな認識でおります。
◆19番(
中村富美子議員) 私が今質問したのは、国道2号ではなくて
高速道路です。山陽自動車道ができてるから、そこの開発があったので、そこの山を開発したので雨量の関係がふえたんではなかろうかと、そういうのも原因の一つではなかろうかということをお聞きしたんですが。もう一度お願いします。
◎
建設部長(
足達正男君) 申しわけございません。
高速道路の建設につきましても、やはりその
道路面、それからその下の
のり面等、削ってはおりますけど、その雨水の処理については計算をして、
下流域に影響がないようにということで工事をされております。その点でいいましても、今言いましたように、影響がないようなことになっているというふうに認識をしております。
◆19番(
中村富美子議員) 計算をして、その雨が住民のほうに流れないようなことになってるということをおっしゃいましたけれども、雨には色がついておりませんので本当にそうなのかなというふうな思いもいたします。 それで2番目の質問をします。このときの浸水で大雨が降れば、またあのときのようなことが起こるんではないかということで、住民の方は水が入ってきそうなところに土のうを積んだり、それから家の土台の、あれは通気口っていうんでしょうか、そういうところを板で塞いだりして、日ごろからもしものときに備えて何らかの手は打っていらっしゃいますけれども、
地域住民の不安は、まだまだ拭えておりません。それで、やはりこういう心配を解消するためにも、抜本的な
解決策を講ずるべきではなかろうかと思うんですけれども、そのお考えはどうでしょうか、ないでしょうか。
◎
上下水道事業管理者(渡辺隆君) それでは、根本的な
解決策を考えるべきではないかとの御質問に
お答えいたします。
本陣川は、上流の
上迫地区から国道2号を横断し、本陣町を通って、最終的には
福川雨水ポンプ場西側の中の川へ通じる河川でございます。
本陣川の
雨水対策としては、
新南陽市時代に新
上迫雨水幹線と
上迫雨水幹線の
整備計画が立てられております。
上流域から
中流域にかけて、
本陣川に沿った形で
雨水幹線を整備し、下流側は西側に方向を変えて、
福川中学校のグラウンドを通過し、
県道下松新南陽線や
JR山陽本線を横断した後、夜市川へはけ口を設けて放出させようとするもので、延長は約1キロメートルでございます。 計画の予定地には家屋が密集しているとともに、中学校や県道、
山陽本線を横断しなければならず、夜市川に排除するには
ポンプ施設も必要となります。こうした状況から、これまで取り組みを進めることができておりませんでした。現在におきましても、この状況は変わっておりません。多くの課題を抱えていることから実施が困難であり、根本的な計画の
見直しが必要であると考えております。計画の
見直し等には時間を要します。御理解のほどよろしくお願いいたします。
◆19番(
中村富美子議員) 今
管理者のほうから答弁がありましたけれども、これまでの計画ではだめだと。それで根本的な計画の
見直しが必要だということでありますけれども、それは時間もかかるから難しいだろうということですけれども、結局、最終的には、やる気があるのかないのか、そこのところのちょっと意気込みといいますか、それを教えてくださいますか。
◎
上下水道局副局長(
藤田真治君)
本陣川周辺には、
議員御存じのように、やっぱり1,600人の方が住んでおいでになります。それで、今
事業管理者が申しましたように、現計画につきましては、やっぱり家が密集しておる、ルートがなかなか難しいといった部分があるんですけど、やっぱり安心安全という面からいえば、何とか計画を
見直してということが必要かなと思います。ただ、計画に時間がかかりますんで、一方では
対処療法を図りながら、そういうことはきちんと対応していく必要があるんじゃないかなというふうに考えております。
◆19番(
中村富美子議員)
対処療法を考えながらやっていきたいとおっしゃいます。この問題については、私自身もそうですけれども、住民の方もそれぞれの
関係所管に行って、この問題を言われる中で、どうにかしてほしいということをおっしゃってると思うんですね。だけれど、この間、私も
関係部署に行って話をしましたけれども、
上下水道局に行けば
河川港湾課に、
河川港湾課に行けば
上下水道局にというふうな感じで、それぞれのことをおっしゃるんですね。 だから、最終的にはやはりどこが責任を持ってちゃんとやってくれるかということになると、やはり今大きなことはできないけれども、
対処療法でやっていくということになれば、
河川港湾課のほうできちんとそれなりの対応をしていただくのが一番いい方法なのかなというふうに思うんですけれども。 そこで提案したいんですけれども、住民の方は、やはりいつ雨が降ってオーバーフローするかわかんないというようなすごく不安な状態に駆られます。だから、この不安を解消するために、私は水路に何か水位がわかるような、そういう機器の設置をすることはできないだろうかと。そしたら、大雨が降れば、家の窓を開けて、それを見れば、どこら辺まで今水位が来てるから危険な状態だから
自分たちはこういうことをしなきゃいけないというような、そういうような対策をとることができるんですね。そんな大がかりなものになると、また大変な費用もかかるでしょうけれども、何かそういうことができるんではなかろうかと思うんですけれども、そういう機器の設置というものは考えられないでしょうか。
◎
建設部長(
足達正男君) 今議員のほうから御提案のありました水位がわかるようなものということでございます。これによって住民の方が迅速に避難であったり対応ができるということであれば、一つの対策にはなるというふうに考えております。どういった形でできるかというのも含めまして検討をしてみたいというふうに考えております。
◆19番(
中村富美子議員) そしたら、部長のほうから検討してみたいということをおっしゃってくださいましたので、ぜひ検討していただいて、早急にやはり
地域住民の方が安心して暮らせるような、そういうことをしていただきたいと思います。 それでは、次の質問をいたします。2番目です。学び・
交流プラザの改善について
お尋ねをします。 1番目に、学び・
交流プラザは建設されて1年が経過をしました。快適な建物で多くの市民が利用していますが、整備不良と思われる部分が多くありますが、これらの対応はどういうふうになっていますか。
◎市長(
木村健一郎君) 整備不良と思われる部分が多くあるが、これらの対応はどうなっているのかとの御質問に
お答えいたします。 議員御指摘の竣工後の
ふぐあいの主な部位は、床、壁及び外構で、
改修箇所は竣工後からことしの4月に実施しました1年目の
瑕疵検査までに、
指摘事項として、
ひび割れが40カ所、仕上げ不良が26カ所、その他汚れや小さな傷の
ふぐあいが38カ所ありました。
ふぐあいの主な内容につきましては、
コンクリートの
ひび割れや
仕上げ材の一部の浮きでございます。なお、緊急性を要する修繕以外は1年目の
瑕疵検査後にそれぞれ補修を行いました。
◆19番(
中村富美子議員) そうしますと、ことしの4月までに66の38だから104カ所、104カ所の問題があるところが出てきたということになりますけれども、特に
ひび割れの問題が40カ所あるということですけれども、どうしてこんなに
ひび割れが出るのか。
コンクリートの関係だと思うんですけれども、確かに
コンクリートは
ひび割れ、
クラックが出やすいということは、もうこれは
コンクリートの宿命だからということで言われておりますけれども、1年の経過ぐらいでこういうふうに
ひび割れが出るもんだろうかと思うんですね。随分前に鹿野の体育館がやはりちょっとこういう、
クラックの問題とかがあって、
ひび割れの問題なんかが話をされたときに、担当は
コンクリートを打設するときは、気候とかをきちんと勘案しながら工事を進めていくということをおっしゃっておりました。1年経過した時点でこんなにたくさんの
ひび割れがあるというのは、ちょっと問題があるんではなかろうかと思うんですけれども、その
あたりはどういうふうに認識をされていらっしゃいますか。
◎
建設部長(
足達正男君)
コンクリートの
ひび割れにつきましては、当然、
ひび割れが発生しないような、あるいは発生を抑えるような工法をとっております。一つは、
コンクリートの品質を
ひび割れのないようにするということ、それから、あるいは
ひび割れを誘発するように目地をつくるとかいうようなことで、
ひび割れが出てはいけないところに
ひび割れが発生しないような工夫をしております。 先ほど議員のほうからも言われましたように、暑いときに打つときには、そのような
コンクリート、
ひび割れが出ないような配合で
コンクリートを打ちますし、
コンクリートの打ち方についても配慮をする。
コンクリートを打った後についても、水をかけるなど
ひび割れが発生しないようなことをしているということでございます。 今回、学び・交流につきましては、
コンクリートをあらわしで見せる部分もございましたので、こういったところで
ひび割れが外に見えるといいますか、いったことが多かったんではないかというふうに考えております。
◆19番(
中村富美子議員) それでは、2番目の質問を行います。 多数の修繕をこのように行いましたけれども、主な原因は何だったんでしょうか。
◎市長(
木村健一郎君) 多数の修繕を行ったが、主な原因は何かについての御質問に
お答えをいたします。
コンクリートは、セメントと骨材、そして水を主成分としているために、夏の時期に打設した
コンクリートに
ひび割れが発生する可能性が高くなりますが、その時期における適切な調合などの
施工方法で、なるべく
ひび割れが発生しにくいように対応しております。 また、期間的には
コンクリートは打設後1年目以内に収縮するケースが多く、
コンクリートの性質上、多少の
ひび割れが発生する場合もあります。1年目の
瑕疵検査におきまして、
ふぐあいの補修は完了しておりますが、今後も日々御利用いただく中で、建物の
ふぐあいや設備の
調整ふぐあいが発生した場合は、利用される皆様の安全に係るところから早急に改善をしてまいります。 学び・
交流プラザは、「集い・学び・育む・人とまちの
創造拠点」として、多様化する市民の皆様の学ぶ意欲にお応えをし、人と町の活性化に寄与する施設として、その役割を果たしてまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。
◆19番(
中村富美子議員) 学び・
交流プラザの建設に当たりましては、本当にたくさんの多くの住民の方がかかわってこられました。いろいろな陳情とかもたくさん出されましたね。そういう中ででき上がったものです。ですから、利用される住民にとっては、やはり
自分たちも一生懸命いろんな意見を出してつくったもんだから、きちんとしたいいものであってほしいという願いはこれは十二分にあるんですね。そういう中で、今回この100件くらいのものが出てきたということについては、いかがなものかという思いを、私自身もいたします。 きちんとやられてはいらっしゃるようなんですけども、修繕のほうやられてるようには思うんですけれども、やはり
コンクリートの問題だけでなくして、工事の期間の問題も影響してるんではなかろうかと思うんですね。やはり十分な
建設期間、
工事期間があったら丁寧な仕事というのもできたはずだと思うんですね。 仕上げの問題では、26件ほど問題なところがあるということをおっしゃいました。やはりたっぷりとした
工事期間をとってやれば、こういうことも防げたんではなかろうかというふうに思いますけれども、工期の問題については、どうでしょうか、問題なかったんでしょうか。もう少し時間があれば、ちゃんとした工事ができたよというふうなことを、私は素人なりにそういうふうに思うんですけれども、いかがですか。
◎
建設部長(
足達正男君) 工期につきましては、規模や難易度、こういったことで決定をしております。この学び・
交流プラザにつきましても、工期については無理な工期ではなかったというふうに思っております。議員が言われるように、今
労務状況といいますか、こういったことの逼迫の中で、従来の工期の設定の仕方がどうかという議論があるのは承知しておりますが、この学び・
交流プラザにつきましては、適正な工期であったというふうに認識をしております。
◆19番(
中村富美子議員) そしたら、もう一つ、最後、学び・
交流プラザの中の質問で、
利用者の方から東側に
駐輪場をつくってほしいという要望があります。このことについて検討はできないでしょうか。
◎
教育長(
中馬好行君) 新たな
駐輪場の増設は検討できないものかとの
お尋ねであります。学び・
交流プラザの整備につきましては、御承知のとおり、
基本構想の段階から地域や
利用者の皆様と議論を重ねる中で
合意形成を図ってきたところであります。また、平成25年7月の
臨時議会において、
建築主体工事を初めとする
工事請負契約の締結に関する議案を承認していただき、平成27年3月、建物の完成に至ったところであります。 そうした中で、
お尋ねの
駐輪場につきましては、現在、玄関に近い
施設北側に10台分と
西側出入り口付近に50台分、計60台分の
駐車場を整備しているところであり、
施設利用者の現状から常時60台を超える利用はほとんどなく、台数的には十分確保されているものと考えております。 しかしながら、特に
図書館を利用される方にとりましては、北側の
駐輪場が玄関に近く、利便性も高いことから、満車となることが多い傾向にあります。こうしたことから、
北側駐輪場が満車となった場合、より多くの駐輪ができ、かつ屋根も備えた
西側駐輪場を御利用いただくよう御案内しておりますが、さらなる工夫も必要と考えております。 こうした課題を解決する方策の一つとして、御提案をいただきました
施設東側への
駐輪場の新設につきましては、東側の敷地内には新たに
駐輪場を設置できるだけのスペースがなく、仮に設置するとすれば、
駐輪場の一部が歩道上にはみ出すこととなります。その場合、歩道上には
視覚障害者用の
点字ブロックが敷設してあるなど、何より
歩行者の
安全確保が第一でありますことなどから、困難であると考えております。 今後、施設内の
駐輪場の位置について、
掲示等の工夫にさらに努めるとともに、北側、
西側駐輪場が満車となる場合には、本年4月に旧
図書館跡地に新たに整備した
東側駐車場の一角を臨時的に
駐輪場として運用することも検討する中で、さらなる
駐輪場の確保に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げます。
◆19番(
中村富美子議員) 旧
図書館の跡地に臨時的に
駐輪場を設けるということをおっしゃいました。臨時的ではなくって恒常的に設けておくということはできないんでしょうか。
図書館を利用される方は、やはり正面玄関入り口になるべく近いところに自転車をとめて入りたい、行きたいという方もいらっしゃる。
図書館利用者だけではなくって、主に正面玄関を通過される方は、なるべく近いところに
駐輪場はあったほうが、
利用者としては利便性がいいということをおっしゃるんですけども、臨時的ということになると、いつもじゃないということですから、何かイベントを打つようなときは、そういう
駐輪場のスペースを設けるけれども、普段は設けないということでしょう。普段からちゃんと、ここは
駐輪場ですよっていうふうに恒常的につくっとってほしいということなんですけれども、どうでしょうか。
◎
教育部長(小野卓令君) 新たに整備いたしました旧
図書館跡地へ恒常的に
駐輪場を設けてはということでございます。
駐輪場につきましては、先ほど答弁いたしましたように、北側10台と西側50台ということで、これにつきまして、西側のほうにあるというのがちょっと周知不足といいますか、その辺が十分でないことがあるかもしれません。この辺につきましては、十分その周知を図っていきたいというところでございます。 また、議員がおっしゃいましたように、確かに皆さん、玄関を目指して来られるということで、東側のほう、北が今多い状況でございます。今先ほど申しましたように、臨時的に旧
図書館跡地のところには、そういった利用の方が多い、先ほど申しましたイベント等があるときには、そちらのほうで対応したいということでございます。今、恒常的にということになりますと、そうしますと当然、駐車台数というのも減少にはなるんですけども、こういった、今後、そういった事態が、臨時的に利用するというふうなことがある場合、そういった現状をちょっと見させていただいて対応を考えさせていただければと思います。
◆19番(
中村富美子議員) では、次の質問を行います。 3番目です。古川跨線橋かけかえ工事について
お尋ねをします。かけかえ工事によって車両通行の流れが大きく変わると考えますが、渋滞緩和のために周辺道路の改良等の必要があると私は考えます。事前に対策を講じておくべきではないでしょうか、
お尋ねします。
◎市長(
木村健一郎君) 古川跨線橋のかけかえにつきましては、昨年の8月に市議会全員協議会において御報告をさせていただき、また先月、環境建設委員会協議会で
整備計画案の説明をさせていただいております。 議員御質問の渋滞緩和のための周辺道路の改良等の事前対策についてでございますが、
新南陽地域においては、
JR山陽本線と並走する
県道下松新南陽線と産業道路、そして、この2つの道路を南北に結ぶ各道路におきまして、朝夕の通勤時間帯を中心に慢性的な交通渋滞が発生をしております。古川跨線橋のかけかえに当たりましては、周辺に家屋が密集しているため迂回路を設けることができず、工事中は道路交通規制を実施することから、交通の流れが大きく変わるとともに交通渋滞が増加することが予想されます。 渋滞を緩和する対策といたしましては、周辺道路の改良や地区内道路環境の改善といったハード面の対策や、時差出勤や通勤経路、通勤方法の変更といったソフト面の対策が考えられます。周辺道路の改善等のハード面の対策は、ソフト面の対策と比較して、より確実な効果が期待されることから、
地域住民の皆様や学校、企業などの御意見を伺いながら、周辺道路の改良等について調査検討を行ってまいります。 古川跨線橋かけかえ工事の着手前に行う渋滞緩和対策につきましては、重要な課題と認識をしており、今後、地域の皆様とともに対策を検討してまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
◆19番(
中村富美子議員) 今市長のほうも重要な課題であるということで認識をなさっていらっしゃいます。私のほうにも
地域住民の方から、こことここはこういうふうにしたらいいよというような話も承っているところであります。そういうところも含めて、
地域住民の方、そして学校関係者の方からもいろいろなところから意見をたくさん聞かれまして、確かにお金のかかることではありますけれども、工事の期間も長くなるようですから、ちょっとわかりませんけどね、多分長くなると思うんですけれども、そういうことからしても、やはり渋滞緩和というのはしっかりやっていかなきゃいけないと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。ここは言うことはございません。 では次、最後です。最後の質問は、高齢者のバス運賃の助成について
お尋ねをします。この質問は、さきの3月議会で高齢者の社会参加やひきこもり等をなくすためにバス運賃の助成について質問しましたが、時間が足らなくて私自身消化不良となっております。 このときの答弁は、1乗車で乗れるバス優待乗車証の発行や、1枚100円の利用助成を配布しているところがあるが、住んでいるところの地域によって助成割合の不公平感が生じることや、近くにバス路線がないためバスの利用がしづらいなどを挙げた上で、下松市や防府市が実施している100円助成券の実態から75歳以上の市民のバス助成券の利用割合は、下松市で7.2%、防府市で2.3%と限られた人の利用で、事業効果というものがはっきり検証できなかったと答弁をされていらっしゃいます。そして、引き続いて研究をさせてほしいとも市長は言われました。 このような市長答弁をいただいたのですが、議会後、大きな反響がございました。高齢者の方と町で会うと、「バスやってよ」というような声をかけられましたり、また選挙期間中には、私の事務所に手紙が届きました。バス助成にかかる部分だけちょっと紹介をしたいと思います。 「徳山駅も市役所、市民館も解けて寂しいことです。先日、久しぶりに徳山に出て、丸和で買い物をしましたが、唯一の丸和もなくなるそうで、びっくりです。私は80近くになり、車にも乗れないのでバスで徳山に出ます。バス賃も高く、ほとんど戸田のスーパーで買い物をすることが多くなります。駅ビルに
図書館ができても、高いバス代払ってまでは行くことはないと思います。市役所も新しくなり、たくさんのお金がかかるようです。不便な老人のことも思ってほしいです。田舎の不便な老人にも目を向けてほしいです。」というものです。こういう手紙もいただきましたけれども、これらのことを踏まえて、市長はこの問題についてどういうふうにお考えになりますか。
◎市長(
木村健一郎君) 高齢者のバス運賃の助成についての御質問でございます。バス運賃の助成としては、例えば、県内の一部の市で実施しているような、市内で1乗車100円でバスに乗ることができる高齢者優待乗車証を発行する方法がございます。しかしながら、この助成の方法では、特に周辺部にお住まいで長距離の移動が必要な方やバスに乗る機会の多い人にとりましては、経済的負担が大きく軽減されることになりますが、一方で、近距離でしかバスを利用しない人や、近くにバス路線がないなどの理由で、もともとバスの利用をされない人もいらっしゃるということから、運賃の助成については人によってどうしても不公平感が生じてしまうと考えておるところであります。
◆19番(
中村富美子議員) あのですね、市長、市がやる事業、いろいろなものがありますね。そういう中で、その事業をするに当たっては、全ての人がちゃんと恩恵が受けられる、そういう事業というのは私はないと思うんですよね。このバス事業だってそうだと思うんですよ。確かに市長がおっしゃるように、中心部に住んでらっしゃる方はバスの利用をすることが少ないからこういう恩恵は受けられない。しかし、周辺部の方については恩恵がありますよね。だから、その事業をやろうかやるまいかって判断をするときに、100%全ての方が恩恵が受けられる、だからやるんだ、だからやらないんだということは、私は考え方としてはおかしいと思うんですね。 例えば、子供の保育料だってあれですよね、多子世帯には軽減するとかあるじゃないですか。ほかにもちょっと済みません、今すぐにはちょっと思い浮かばないんですけど、いろんなことがあります。そういう中で、やはり一部の住民の声でも聞いて、やるかやらないかって判断するのは市長の政治判断なんですよ。そこを私、市長、しっかりと考えていただきたいと思うんです。 手紙をいただいた方の声は、これは周辺部の方です。戸田地域の方です。やはり、戸田から徳山まで出るのはバス賃高いっておっしゃってますよね。だから、そういう高齢者の方が、これから徳山ね、町がにぎやかになるっていうのに、市長が一生懸命されて、にぎわいを創出するということをおっしゃってますから、周辺部の方からどんどん来ていただいたらいいじゃないですか。それも私、一つの考えだと思うんですね。事業をするに当たっては100%市長が思うようなことにはならないというふうに、私は思うんです。確かに一部の方にはそんなにメリットはないかもしれませんけれども、そのほかの方のことも考えていただきたいと思うんですけれども。 それで、前回、調査をされておりますけれども、いいです、済みません、次の2番目の質問に行きますね、そのほうがいいと思います。2番目は、バス運賃の助成は、いろいろ効果があると私は考えますけれども、早期の実施を求めるという質問ですが、
お答えをお願いします。
◎市長(
木村健一郎君) バス運賃の助成がもたらすさまざまな効果、前回の
一般質問で議員からも御提案をいただきましたように、バス運賃を助成することにより外出する機会がふえる。そうすれば、高齢者の社会参加の促進にもつながり、ひきこもり等を防止する効果も期待されておりますし、また、先ほど議員おっしゃいましたように、バスに乗って買い物に行ったり、市内の観光地を訪れたりすれば、地域への経済効果も見込むことができるというふうには思います。 しかしながら、このようにさまざまな効果は期待されますが、3月議会でも申し上げましたとおり、周南市というのは非常に市域が広うございます。その市域が広い本市の場合に、バス路線の有無、乗車距離等、住んでいる地域によって不公平感を生じてしまうこと、また他の高齢者福祉施策とどのようにバランスをとるべきか、解決すべき多くの課題がございます。こうしたことから、このような助成制度を早期に実施することは困難と考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。
◆19番(
中村富美子議員) 3月議会では、このことについて、下松市とそれから防府市のことを調査をされて、利用率が低いということで経済効果といいますか、効果というものの検証ができなかったということをおっしゃっておられます。この事業については、先ほど市長もおっしゃったように1乗車100円の優待乗車証を発行するっていう制度もありますけれども、この制度については調査をされたことはありますか。
◎
福祉医療部長(大西輝政君) 1乗車100円の優待券、これについて御質問いただきました。 県内では、宇部市、山口市、岩国市、それとあと期間限定でございますが、下関市、この4市が実施されております。この中で、宇部市、山口市、岩国市、この3市におかれましては、一番早くから始められた岩国市は昭和49年から、また宇部市、山口市におかれましても昭和55年から実施されておりますが、これにつきましては、これらの市では当時市営バスを運行していた、そういった関係もあろうかと思います。 下関市におかれましては、期間限定と先ほど申しましたけども、平成9年から実施されておりまして、利用期間は9月15日からの50日間及び11月から3月までの下関市で行われておりますノーマイカーデー、合計約55日、約2カ月の実施というふうにお聞きしております。
◆19番(
中村富美子議員) 下関市のことをおっしゃいましたね。宇部とか山口、岩国は、ちょっとうちと事情が違います。交通局持っておりませんからね。だから、すごく岩国、宇部、山口については、交通局との関係もあって、そういうことをなさったのかなと思うんですけども。一番うちの状態とよく似てるのが下関市の状態だろうかと思うんですね。 下関市のほうのことをちょっと私なりに調べてみました。下関市は、約6万6,000人の対象者がいらっしゃいます。この中で、約3万3,000人の方が利用なさってるんですね。先ほど部長がおっしゃったように平成9年から始めてますね。このもともとどうしてこれを導入したかっていうことを聞きましたら、国が平成6年に、敬老の日に公共施設の無料開放ということをやったということで、これにあわせて、うちも何かやろうじゃないかということで、高齢者の方に敬老の意を表して、社会参加、それから生きがいづくりにこの事業を有効に利用してほしいということで平成9年から始めてらっしゃるんですね。私ね、市長、下関市さんがこういう形でやってらっしゃるから、市長にもこういう考え方になってほしいんですね。いろいろ理由をおっしゃって、できないできないとおっしゃるけども、それはないでしょうということを私は申したい。 この予算なんですけれども、交通事業者に委託料として払ってらっしゃいます。平均運賃と利用人数で計算をするんですけども、28年度の予算は、事務費を含めて約3,100万円だと私は聞いております。この事業そのものが申請受け付けなので、申請した人は利用できるけど、そうでない人は利用しない。だから、多分6万6,000人のうちの3万3,000人という方は周辺部の方が多いんではなかろうかというふうに私は思いますね。 そういう中でやってほしいんですけども、バスのことについて、いろいろな方から話を聞きます。そしたら、バスは人が全然乗ってない、空気を運んでるんじゃないかというような話も聞かれますでしょう、市長。そういう中で、やはりみんながその公共交通を利用して、何らかの形で生きがいを求めて生活していくという、そういう施策には私、ぴったりの事業だと思うんですね。 周南市には89系統のバス路線があって、このうちの32の路線には、市が補助金を出してます。赤字だからということで出しています。これが平成28年度、ことしの予算では、約1億3,000万円ですね。こんなにたくさんのお金を出して事業者を応援してるというか、事業者にお願いしてらっしゃるんですよね。こういうことも踏まえる中で、バスが人が乗ってないから1人でも2人でも多く乗せようじゃありませんか。そのためには市のほうも、それは一部のお金を負担しなきゃいけないけれども、下関市のようなやり方をすれば、私は何らかの形でできると思うんですね。 下関は、部長がさっきおっしゃいましたように55日間ですね。9月15日、昔の敬老の日から翌年の3月まで、それでやってらっしゃいます。だから、やり方次第では、そんなにお金をかけなくてもやれるんではなかろうかと思うんですね。例えば、毎月2回、曜日か日にちを決めて、そういう事業をするとかですね。何か市長はすごく後ろ向きなので、本当、地域の皆さんには申しわけないですよ、私ね。本当は市長、いい事業だと思ってらっしゃるんでしょう、違いますか。 私がここでお聞きしたいのは、市長は何でそんなにいろいろな理由をつけてやらないっておっしゃるのか、やらないっていうはっきりとしたことはおっしゃいませんけれども、足踏みをされている、いろいろなその事情があります。格差といいますか、不公平感というのも確かにあります。それは認めます。だけれども、どの事業についても不公平感というのはあるということを初めに申しました。そのことについて、もう一度
お答えください。
◎
福祉医療部長(大西輝政君) 議員御提案の高齢者のバス運賃100円の優待券、この事業につきましては、先ほど市長が回答の中で申し上げましたように、市域が広い本市の場合、またバス路線の有無、そういったことを考えますと、非常にこの制度の恩恵を受ける方が限定的であるというふうに考えております。
◆19番(
中村富美子議員) 私ごとですが、私には86歳の母親がおります。下関市に住んでおります。豊北町に住んでおります。角島です、詳しく言えば、そこにおります。母はこの制度を利用してるんですね。 今回、母が私の選挙のために田舎からやってまいりました。白内障の手術をしたもんですから、すごく物が、活字がよく見えるようになったんですね。私の選挙公約のビラを一部始終全部見ました。そしたら、私がちょうどこの政策の中にこの問題を取り上げてるのを見まして、「あら、周南市はまだこんなことをやっちょっちゃないんですか」って母が言うんですね。私、母に聞きました。「ばあちゃん、どうかね、下関でやってるっていうけども、ばあちゃんたちどういうね、感じで利用しちょるんかね」って聞いたんですね。 そしたら、これが使える期間になったら、もう対象の高齢者はリュックサックしょってバスに乗って買い物に行くっていうんですよ。日ごろだったら、うちの母はひとり
暮らしですから、家族の者に何だかんだ頼むっていうことはできないんですけれども、家族のあるお年寄りは、高齢者は、家の者にいついつこういうことをしてほしいって言ってお願いするんだけれども、なかなか仕事をしていたり用事があったりして、自分の思うようなことはしてもらえないけれども、この制度があるおかげで、もう日にちを決めて、このときには何をしようっていうようなことが自分で考えて行動することができるというんですね。 母の話を聞いて、ああ、そうかと思いました。やはり高齢者の方は、どこかに行きたいんだけれども、低い年金の中で生活をする中で、高いバス賃まで払って、あれですよ、買い物に行く、遊びに行くということはなかなかしづらいということを言うんですね。私、母に言ったんです。「じゃあ、ばあちゃん、このバスを利用してどういうことをしちょるん」って聞いたら、シーモールに買い物に行くって言うんですよ。それも一人じゃないっていうんですね。御近所の方と一緒に行くって言うんですね。そういう中で、またバスの中でわいわいですね、下関だから1時間ぐらいかかると思うんですけども、島から出て、下関まで100円で行けますからね、それはもう御近所の方みんな大喜びで、何とかさん、何とかさん、御一緒で行きましょうって言って連れ立って行くというんですね。そういう生活をしてるんです。そういうのが高齢者の生きがいにもなるんですよね。そういうことを私は知っていただきたいと思いました。 時間があったから、このお話をさせていただいたんですけれども、どこそこがやってるからうちもやってほしいっていうような言い方は、私は自分の考えとしてはあんまり言いたくないんですけれども、しかし、この問題については、本当に母のやってること、してることを聞いた上で、ああ、やはり周南市にも本当に必要なもんだというふうに、私は実感してるんですね。それとあわせて、選挙期間前、選挙前からも選挙期間中からも、住民の方から、「ねえ、バスやってちょうだいよ」ということを聞いておりますので、市長にこうして
お尋ねをしておるんですけれども、市長はなかなかいい返事をくださいません。予算の関係もあったりして、そうかなという思いもするんですけれども。 きのうですね、我が党の魚永智行議員が財政の問題を質問したときに、地域振興基金が19億6,000万円、今すぐ使えるお金があるというふうに市長はおっしゃいました。だから、こういうことにこのお金の一部を使うことができないでしょうか。
◎市長(
木村健一郎君) 角島におられるお母様がお元気に近所の方と100円のバス賃で下関まで出ていって楽しく過ごされているということで、ああ、すばらしいことだなというふうに思いました。それぞれの市によって、それぞれの状況違いますし、それぞれの市によって、いろんな形の高齢者福祉施策を展開しているところであります。そして、公共交通、バスの利用をもっと市民に促すということは、とても大切なことだというふうに思っております。 ただ、やはりどうしても、周南市において見てみますのに、やはりバス路線のありようや、それからそのバスの利用形態等から見まして、いろんな形で、やはりまだまだバスの路線の有無、乗車距離、住んでいる地域によっての不公平感を生じてしまうということ、それから先ほども申しましたように、他の高齢者福祉施策とどのようなバランスをとるかということで、まだまだこの解決しなければいけない多くの課題があるというふうに思っております。 ですから、このような助成制度を早期に実施するということは困難というふうに思っておりますので、御理解をいただけたらと思います。
◆19番(
中村富美子議員) 市長は今、早期に実現することは困難だとおっしゃいました。じゃあ、早期でなければ、私はすごく気が早いですから、早期っていうのは、この28年度中にも補正予算組んでやっちゃったらどうですかというような思いがしたので早期という表現をしましたけれども、早期にすることは無理ということになりますと、それでは、あと1年待てば、長くて2年待てばやるというふうな、そういうお考えがあるのかどうか。 それと先ほど答弁がありませんでしたけれども、もし仮にすると、市長がやりますっていうことをおっしゃったら、財政問題が当然出てくるんですけれども、地域振興基金というものを使ってやったらどうでしょうかという
お尋ねしましたけども、これは当然、こういうものには使うことができますよね。どうですか。
◎
財政部長(近光愼二君) 地域振興基金の設置目的でございますけど、市民の連帯感の強化、地域振興を図ることということでございます。そうしたことに合致しておれば充当は可能というふうに思っております。 基金、昨日市長が申し上げましたように、28年度末で19億6,000万円の取り崩しが可能というふうになっておりますけど、そういう基金残高があるということで事業をするということではなくて、事業の必要性、目的、そうしたことを判断して、その上で財政状況を踏まえて、事業の拡大、新旧事業を実施していくというふうなことで今財政運営をしておりますので、御理解のほうをよろしくお願いいたします。
◆19番(
中村富美子議員) 地域振興基金の問題ですけれども、私は必要性があるから問うてるんですね。そのことをしっかりと踏まえておいてほしいと思います。 それで市長のほうから答弁がありませんでしたけれども、早期には難しいということをおっしゃった、じゃあ1年後か、2年後かということを
お尋ねしたんですが、答弁がございません。もう一度お願いします。
◎市長(
木村健一郎君) やはり、これからは長期的にものを見ていかなければいけないというときに、常に私は思いますのは、いつもその周南市の人口問題を考えております。 昭和55年、65歳以上、周南2市2町で1万6,000人程度。それが現在が4万5,000人、3倍近くふえてきておりますし、また75歳以上の高齢者、後期高齢者人口も1980年には5,700人、それが現在はもう2万人を超えて2万1,000人。それから、地域のありようもこれから変わってくるというふうに思います。その中でも、どんな地域に住んでても、やはり笑顔を忘れずに生き生きと
暮らし続くことのできる、そういう周南市を築いていかなければいけないというふうに思っております。 他の高齢者福祉とのバランス、課題等も考えながら、ぜひそのバスの、今バス路線に対する補助のことも含めまして、いろんなことを検討させていただけたら、研究させていただけたらというふうに思います。
◆19番(
中村富美子議員) この問題については、研究研究ということが何年も続いております。市長は、高齢者がたくさんふえてくるから、もしこの事業をするに当たっては費用がうんとかかって大変なことになるっていう、そういう心配もあるんではなかろうかというふうに、今の市長の答弁を聞いて、私は感じました。 しかし、今市長がおっしゃるように、高齢者が生きがいを持って明るく楽しく元気よくじゃありませんけれども、そういう地域にずっと長く住み続けていただくということの手段の一つとして、この事業を提案をさせてもらってるわけです。ほかのところもしておりますのでね、周南市にできないはずはありません。ぜひぜひ早期という言い方をしましたけれども、いつの日にかやっていただいて、私の母が田舎で
暮らしているような、そういう
暮らしを周南市の皆さん方にもしていただきたいと思います。終わります。
○議長(兼
重元議員) 以上で、
中村富美子議員の
一般質問を終わります。(「議事進行」と23番古谷幸男議員呼ぶ)何ですか。(「
中村富美子議員の
一般質問の中で、学び・
交流プラザの状況が先ほど
建設部長のほうから具体的に数字が上がりました。補修とか。この件に関しては、今までも申し上げてきたこともありますが、議会としてどう対応するのかというぐらいの状況にあるのではないか、この修理の。そうしたことで対応をお願いしたいということで発言を求めたいと思います」と23番古谷幸男議員呼ぶ)古谷幸男議員の発言を許可します。
◎23番(古谷幸男議員) 先ほど
中村富美子議員の
一般質問の中で、学び・
交流プラザの修理、補修等の数値が具体的に出されました。しかし、全体的にどこまでのものかということは、今までも多くの、この1年、たった1年ですが、たった1年の中でこれだけの修理があるといったことは、本当に単なる修繕なのか、それとも大きな瑕疵責任があるということになるのか、そのことも含めて、議会としてどう対応するのか、調査を含めて、しっかりとした説明責任を果たしていただきたいということで議長の取り計らいをお願いしたいということであります。──────────────────────────────
○議長(兼
重元議員) ただいまの議事進行発言について協議しますので、暫時休憩します。再開時間は追って連絡します。 午前10時34分休憩 ────────────────────────────── 午前11時40分再開
○議長(兼
重元議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。──────────────────────────────
○議長(兼
重元議員) 先ほどの古谷幸男議員の議事進行発言について、休憩中に議会運営委員会を開催し、協議を行いました。 本件につきましては、本年3月の予算決算委員会において床面の
クラックへの対応、修復の手法及び計画、点検状況の質疑がされ、業者、建築課、生涯学習課において、もう一度総点検を行い、早急に対応する旨の発言がなされたことを確認しました。協議の結果、学び・
交流プラザの整備不良については、教育福祉委員会に調査をするよう依頼することとなりましたので、報告します。 続いて、
質問順位第20番、島津幸男議員。 〔1番、島津幸男議員質問席に着く〕
◆1番(島津幸男議員) 皆さん、大変お疲れさまでございます。私がラストバッター、相撲で言えば千秋楽の最後の試合だということで、その前に、この6月の20日から私ども議員の任期が始まるということで、今回の質疑のために執行部の皆さんには大変御迷惑をかけまして、いろんな質問をさせてもらいました。こんなに厚いやつをさっと出してもらうということで、本当にありがとうございましたし、これに回答いただいた分は大変よくできているんで、今回いろんな質問がありますけども、出ていただいた分は次の機会になるべく回したいということでよろしくお願いしたいということで、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 今回は、私のお願いした質問というのは、1つは、いわゆる俗に言うツタヤ駅ビルの
図書館の関係でございますね。 その前に、今回も気持ちを落ちつけて、怒らず、そしらずということでひとつ市長と、市長が横綱ですから、私は再入幕ですけれども、横綱相撲をお願いしたいということと、余計なことを言って、また周南のトランプなんて言われないように気をつけたいと思っておりますので、その節はよろしくお願いしたい。 一つその前に、市長、この前、議会の答弁で五不でしたっけね、不平とか不満とか、そういうのは言わないほうがいいよということで、私も個人的には意見は賛成なんですけども、市民の皆さんは僕は逆だと思うんですね。 私の友達で外国人の奥さんをめとられた方がいまして、この奥さんが外国人ですから子供の教育に熱心なんですけども、日本にいたら子供がだめになるって、何言ってるんだと、日本の教育は世界一だという話をして議論したら、どういうことかっていいますとね、日本の教育は常にはいはい、親の言うことを聞きなさい、だめだったら警察に言いますよとかね、上司の言うことを聞きなさい、これでは子供たちにとって自立できない、自分の意見ができない、じゃ、どうするんですかって聞いたら、日本の場合はまずはいって言いなさいですね。向こうは違うんですね、まずノン、社長違います、市長違いますと言って、じゃ、君はどうなんだといったら、私はこういう考えですというのを、もう子供のときから訓練さすんだそうです。 これは
教育長にまたいずれ聞かないきゃいけないんですけども、ノン、バットというやり方が、もしかしたら市長がこの前言われたクリエーティブなまちづくりとか、市民づくりには、どうもこのほうが合っているのかなと思って、必ずしもはいはいが悪いと言ってるわけじゃないんですよ。 そういうことで、日本を出られた僕の友達何人もいます。子供の教育のために日本から去る、本当に残念なことですけれども、そういうこともありまして、有名なケネディが、国が国民に何をしてくれるのではなくて、国民が国に何を求めるかをはっきり言いなさい、だから、これは市長の言われた不平不満とはちょっと違うんですけれども、やっぱり我々議員も、市の皆さんも、いろんな文句に当たるかもわかんないけども、まずは聞いてあげると、その上でどうしてもだめならだめっていうことの態度をとっていただければ私は大変、いわゆる木村市政のもとでみんなが一生懸命1つの目標に向かっていけると思いますので、余計なことを言いましたけども、よろしくということでございます。 そういうことで、今回の御質問で、基本はまず市長と意識を合わせなきゃいけないんですけれども、私の言葉で言えば、周南のあすを考えて今何をなすべきかと、何をすべきかと、これ市長と全く同じ意見だと私は思っているんですけれども、そういういわゆる立ち位置っていいますか、スタンスできょうも御質問したいし、ちょっと厳しいことを言ったときは余り気にせずに事実で
お答えいただければ結構でございますから、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 まずは、私、おとといですか、7月1日から、違いますね。山口銀行に、会派の口座をつくってくれって言われたんで、行ったんですよ。私の会派は島津会かと思ったら、別の名前どうですかって言われたんで松心会って、松の心の会ってね。どういう意味かっていうと、私がたまに行って座禅するお寺の名前が松心寺なんで、それを書いただけなんですけれども、松はいつでも緑、いわゆる市長が言われましたね、ぶれないというのを意味を込めて、松心会っていうのをつくったんですけど、名前をですね。 山口銀行に行きましたら、窓口で新しい口座をつくるときに、皆さんは余り新しいのを最近つくられないかもわかりません。私びっくりしたのはね、私は暴力団に関係ありませんっていうのを書かなきゃいけないんだね。何でこんなのやる、顔見てくれよって言ったら、いや、一番書いてくださいって言われたんですけどね、今そういう時代なんですね、銀行でも。 そういうことで、新しい口座作成時には反社会的勢力、いわゆる具体的に言うと暴力団等のかかわりがないことが口座をつくる第一の条件ですとずばっと言われたときに、我が町もなかなか頑張っているなと思いました。 しかも7月1日からは社会を明るくする月間、いわゆる反社会勢力とはかかわりがない、かかわることをやめましょうというのを、行政も上げて今やろうとしてるはずなんですね。 そういう中で、実は今回申し上げたいのは、市長は選択っていう雑誌を御存じですかね。後ほど伺いますけど、これ選択という雑誌なんですけどね。これは今6万人の方が直接家に発送される雑誌なんです。これは自民党、民進党含めて、ほとんどの国会議員というか、全国会議員、多分間違いなくとってますよ。それから財界のトップはまずこれを見ない人はいない、私も30年以上これを見させてもらっていますけども、大変なオピニオンリーダーで、皆さんは余り新聞読まないかわかんないけど、このように、これは読売新聞ですけどね、これ朝日も読売も必ずこの月に1回こういう宣伝が出ますんで、もしよかったら、これ全部自宅への配送ですからね、参考にされたらいい。非常にオピニオンリーダーとしてすぐれたもんだと私は思っておりますけれども、この去年の27年の6月号にこういう記事が出ているんですね。ちょっと読みますね。 暴力団融資をやめぬ銀行界、全国にレンタルビデオ店ツタヤを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブCCC、Tポイントカード等の業績が、事業が好調な一方で、本業であるツタヤのほうは年々売り上げ利益を落としている。この売り上げを穴埋めしている子会社のうちの1つが、映像コンテンツを手がけるトップ・パートナーズ TPですね、トップ・パートナーズという子会社がいるんですけれども、 この会社は映像系企業7社を傘下に持ち、このグループの会社自身がくせ者である。映像コンテンツというと、テレビ番組や映画を思い浮かべるが、このトップ・パートナーズの主力はアダルトビデオ、各アダルトビデオメーカーとの結びつきが強く、暴力団に詳しいフリーライターが語る。アダルトビデオの世界は女性のスカウトはもちろん、事務所やメーカーなど、ありとあらゆるところで暴力団と密接なつき合いがあり、暴力団とのつながりがないところを探すほうが難しいぐらいだ。 これは名前言いませんけど、トップバンクの新宿中央支店は、ここのグループ全体に10億円のコミットメントライン、10億円まで使ってもいいですよというのをやったんですけれども、このうちの数社、さっき言った7社ですね。今は12社ありますけどね。「7社のうちの数社については反社会勢力と関係性があるのではないかと見て要注意先にしている」ということですね。これは警察に背を向ける全銀協、きちっと記事に出ております。全国のオピニオンリーダー、読んでる。 やっぱり私が今回お願いしたいのは、後ほど御質問しますけども、こういう調査をしっかりした上で今回のCCCとの関係とか、1社しか入ってこなかった入札になされたのかどうかということでございますね。 それから、もう一つ後で質問しますけれども、ツタヤさんはTポイントカードっていうのを出されてますね。これが実は大問題で、Tポイントカードをつくるときにマイナンバーのいわゆるカードを見せろとか、それから、いろんなそういう信用情報について、実に私に言わせると脇が甘いというか、意図的にやってるとしか思えないような動作をされている。 要は、個人情報は何がすごいかというと、例えばですよ、お年寄りが1人で住んでる、85歳の年寄りが1人で住んでるってわかったらやりますね。振り込み詐欺、もし筋が悪い人がいたら。それから、もっと言えば、私はどうもがんじゃないかと思って、がんの本借りたら、すぐに保険会社の勧誘が来る、これ実際あってる話ですね。このように個人情報が本当に確保できるかというのの担保がとれてないし、どうも危ないとこなんですね、僕から言わせると。 そこが市の関係で、市の個人情報がずぶずぶにもって、入っていくようなことがないと思います。後ほど質問しますけども、例えば本を借りるときに、個人情報、いわゆるTポイントを入れないとだめというようなことになると、この15万市民の個人情報が、いや、今ははっきり言いませんよ。だけど、さっき言った、もしこの選択の記事が正しかったら反社会勢力に全部流れるということじゃないですか。これは絶対にないということを後でまたお聞きしますけども、また
お答えいだだければと思います。 そういうことで、御質問に入りたいと思いますけれども、お手元にあると思いますね。今回は1番目の大きな1番目の小さな1と2をまず
お答えいただきたい。3は結構です。 そういうことで、CCCとの連携に関する共同声明がなされた経緯を示すとともに、要は、誰がこのCCCを持ってこられたのかということですね、具体的に。その際、CCCですね、企業としての信用調査、いわゆる身体検査は十分行ったかと、その結果を示してもらいたい。今後もし、実は後ほど申しますけども、この業界、今東京では大騒ぎになっている。このトップ・パートナーズと並ぶマークスジャパンという会社が警視庁の手入れが入って逮捕者が出てるんですね。これはまた後ほどお話ししますけども、もしこういうのが関係して問題が発生したときの対処の方法は考えていらっしゃるのか。 それから、今ある5つの
図書館。既存の
図書館とこのツタヤ
図書館っていうのは、完璧に貸し借りも入れて、本の貸し借りですけれども入れて、スタンドアローンっていうんですか、別になっているかどうかね。これは個人情報が流れないために必要なのでそれを教えてもらいたいというのが一つ。そういう意味で、市民の個人情報流出防止対策を伺いたい。 それから、小さな2番目として、市長は100万人の入館者を見込むと発表されていらっしゃいますが、武雄
図書館の例では、3年目、ことしですね、急減してますね。実は、市のほうで2,200人来てらっしゃるとおっしゃいますけど、本当ですか。私がこの1月27日に現場に行って聞きましたら、確かに土日は2,000人規模で来ているそうです。だけどウイークデーは432人って言われましたよ、はっきり。400人ちょっとなんです。これ計算すると、2,000人毎日来れば確かに掛ける365ですから80万になりますけども、土日が2,000人で、残り5日が400人、500人だったら、どう見ても30万人しかもう来てないということなんですね。これをちょっと現地に行ってもう一回ちゃんと確認したほうがいいですよ。私は少なくても10人、20人の連中と一緒した、聞いたときに、そこのフロアマネジャーが間違いなくそうおっしゃったんですから。だから、こういうのを2年、3年前の数字で言われないで、だから、もしこれが100万じゃなくて30万とか50万、これから5年後と書いてありますが、5年後というのは2年ぐらいつくるのにかかりますよね。残り3年後に、もし入場者が予想に反して50万を切るような場合は、この結果責任はどう考えていらっしゃるんですか。 参考に申しますと、下関の
図書館はかつて指定
管理者でありましたね。入館者をふやさないと指定
管理者外されるっていうんで、水増し、職員が1日100冊も200冊も使われた事実が見つかって指定
管理者制度がやめられたんですね。そういうこともないことを期待しますけど、いずれにしろ、もし予想に反して100万じゃなくて30万とか50万だったときはどうされますかということで、この2つのポイントについてまず
お答えを賜りたいと思います。よろしくお願いします。
◎市長(
木村健一郎君) それでは、島津議員の他市で見られるツタヤ
図書館問題と結果責任についての御質問、通告に従って
お答えをいたします。 まず、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、CCCとの連携に関する共同声明がなされた経緯についての
お尋ねでございます。 新徳山駅ビルであります周南市徳山駅前賑わい交流施設の整備につきましては、市民や議員の皆様の御意見をお聞きするとともに、徳山駅周辺整備対策特別委員会において議論を重ねていただき、平成25年11月に新たな徳山駅ビル整備
基本構想を策定しております。 その
基本構想の中で、コンセプトを「このまちへ来る人へのおもてなしの場」、「このまちに住んでいる人たちの居場所」、そして「人が集い楽しむこのまちの賑わいと交流の場」と定め、具体的には、民間の知識、ノウハウ等を活用し、従来よりも高い付加価値を持つ新たなサービスを提供する
図書館を核として整備、運営することを決定したところでございます。 一方、CCCは武雄市
図書館において提案性の高い雑誌販売スペースや、ゆったりとしたカフェスペースの設置、年中無休の
図書館サービスなど、本市が考えているイメージに合った運営をし、にぎわいや交流の創出を実現しておられました。 そこで、賑わい交流施設のコンセプトの具体化等、新たな徳山駅ビル整備
基本構想の実現に向けて、CCCのコンセプト企画力、ノウハウ等を活用することが賑わい交流施設整備の成功につながると確信するとともに、CCCとしても新たな公共サービスの実現に尽力したいとの意向があったことから、平成25年11月18日、CCCと連携合意の共同声明を発表したものでございます。 また、企業としての信用調査は行ったかとの
お尋ねでございますが、先ほどの連携合意の共同声明を発表した際には、CCCに対しまして特別な調査は行っておりませんが、今回の賑わい交流施設等の指定
管理者に応募された際、欠格条項に該当しないことを確認しております。 CCCは、他市の
図書館において、従来の行政だけではできない市民に対して高い付加価値を持つ新たな公共サービスを導入し、にぎわいや交流の創出を実現しておられますので、新たな徳山駅ビル整備
基本構想のコンセプトを実現するために、CCCと連携して事業を進めてきたことについては、問題はないと認識しております。 次に、徳山駅前
図書館と既存
図書館との間で貸し出しの共有ができるのかとの
お尋ねでありますが、現在、市内5つの
図書館では、予約をいただければ、どこの
図書館の本や資料であっても、受け取りを希望する
図書館で借りることができます。また、借りた本や資料は、どの
図書館でも返却できるような体制をとっております。
お尋ねの徳山駅前
図書館におきましても、既存の5館と同様、貸し出し、返却が相互に可能となる予定であります。 次に、個人情報流出防止対策についてでございますが、個人の情報を保護することは非常に重要な観点であると認識しておりますことから、指定
管理者には本市が今後新たに構築するシステムを使用して指定管理業務を行っていただくこととしております。 本市で現在導入しておりますシステムは、全国多くの
図書館で使用されている一般的なシステム同様、統計データとして活用するための情報を得るため、どの本がどんな頻度で借りられたのか等の記録を確認することは可能ですが、特定の
利用者がいつ、どんな本を借りたのかという個人情報については、たとえ市の職員であっても本の返却処理後は一切確認することができない仕組みとなっています。 今後、駅前
図書館を含めた新たな
図書館システムの構築に着手してまいりますが、その際にも、こうした本市で現在導入しておりますシステムの基本をしっかり踏まえて改修に努めることとしておりますので、個人情報の管理を含めたセキュリティーレベルに関しては、新しい
図書館においても問題はないものと考えております。 また、指定
管理者に対しましては、本市の定めた周南市立徳山駅前
図書館指定
管理者募集要項並びに周南市立徳山駅前
図書館指定
管理者業務要求水準書におきまして、個人情報の保護に関する法律や周南市個人情報保護条例等に基づく取り組みを義務づけております。 さらに、指定
管理者に対しては、業務に関連して取得した
利用者等の個人に関する情報を適切に取り扱うよう、個人情報取扱要綱を定める等の内部規程や体制を構築するとともに、確実に実施するよう求めており、個人情報の取り扱いについては万全の態勢で運用できるものと考えております。 次に、来館者数についての
お尋ねでありますが、現在300カ所以上の
図書館で民間事業者が指定
管理者となって
図書館の管理運営をされておりますが、それらにおいては、民間のノウハウを生かしたさまざまな創意工夫が施され、来館者数は増加していると伺っております。御質問にあります武雄市
図書館での平成27年度の来館者数は約72万人、指定
管理者制度導入前の平成23年度の来館者数は約25万人であり、オープンしてから3年たった現在においても3倍近い方が利用されていることになります。 また、来館者数以外でも平成23年度と平成27年度を比較しますと、おおよその数字ではございますが、貸し出し
利用者数は8万2,000人から15万人と約1.8倍、貸し出し冊数は34万冊から46万冊と約1.3倍に増加していると伺っております。 ほかにも、昨年10月にリニューアルオープンしました海老名市立中央
図書館では、3月までの半年間で来館者数が約34万人、貸し出し
利用者数は約12万人、貸し出し冊数は約35万冊とリニューアル前の2倍近くにふえているとお聞きをしております。 賑わい交流施設は、1日約1万4,000人が利用する徳山駅という交通結節点に直結しているという立地のよさ、年中無休、夜遅くまでの開館、生活に密着したジャンルの本を多くそろえるなど、今までに
図書館を余り利用してこられなかった方も気軽に立ち寄り、ゆったり過ごせる居心地のよい場所といたしますことから、多くの方々の利用を見込んでおります。 さらに、最も重要なことは、賑わい交流施設が中心市街地活性化の核施設となり、商店街や地域と連携し、相乗効果を生みながら、町に来る人をふやし、そこで生まれるにぎわいや交流を、中心市街地のみならず、市全体の活性化につなげていくことでございます。 現在、中心市街地活性化協議会や徳山商工会議所を中心に、賑わい交流施設を視野に入れた民間の取り組みも広がってきており、大変心強く思っております。 多くの方々に御利用いただき、愛され、波及効果を生む施設となるよう、市民の皆様、指定
管理者とともにこれからもしっかりと取り組んでまいります。
○議長(兼
重元議員) 先ほどの島津議員の選択の記事を引用した発言については疑義がありますので、その発言を留保し、調査の上、善処します。
◆1番(島津幸男議員) 議長の調査は受けて立ちますけれども、どういうポイントかを後ほど教えていただければと思います。 この件につきましては、執行部のほうにも記事はお渡ししてありますし、昨日の議長のお話し合いの中で、これは議場では配らない、だけど口頭で話すのはオーケーだと言われたんで、この中身について申し上げたわけですけれども、いずれにしろ質問を続けさせてもらいますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 私が申し上げているのは、市長、にぎわい創出とか何とか言う前に、大丈夫なんですかと、それをこういう記事が出ているんだから1回調べられたらどうですかということなんですよ。これむきになることはないんです。実際、反社会的勢力と非常に密接な関係があると、ここまで出たときに、わかりました、調べましょうと言えば済む話なんだけども、どうも伺っていると、募集要項とかそういうとこで欠格条項に該当しない、だけども反社会的、もしこれが事実ならば、反社会的勢力と関係があるというのが、きょう聞いて、きのう聞いてわかったら、これは欠格条項がなかったら、入ってないからもう関係ありませんって言えるんですか。 市長、私はかつて市長にはっきり言いますけども、防災無線のときに法的には問題ないけれども、道徳的、問題があるっていうんで、全家庭6万世帯に市のお金を使った文書を流されたじゃないですか。今回はもっときついんですよ。道徳的問題があるんじゃないかということなんです、これ。欠格条項に入ってなかったら、その欠格条項のつくり方が悪かった、そういうことにはならないんですか、
お答えください。
◎
中心市街地整備部長(
久村信幸君) 今回の指定
管理者の募集に当たりましては、欠格する条項というのを設けております。この中で暴力団等というのがありましたけども、こちらのほうの調査をするようにいたしております。 CCCにつきましては、今年1月に業務委託、物品調達等の入札に参加する資格の応募資格に、名簿に登載させていただいております。この際に、いわゆる反社会勢力と言われましたけども、それとかかわりがないことを警察のほうに確認をいたしております。 今回の募集が4月ですから、その期間が短いものですからあえて調べるということではなくて、それを引用して今回は該当していないという確認をいたしているところでございます。 また、CCCカルチュア・コンビニエンス・クラブのほうからも該当しない旨の申し出があるということでございます。
◆1番(島津幸男議員) それでは、そこまでおっしゃるんなら、このCCCが2010年に株式会社で上場していたのを非上場に変えられたという事実は調べられましたか、
お答えください。
◎副市長(住田英昭君) 上場を取り下げたという事実は知っております。 それと、ちょっと気になる発言があったので確認をさせていただきたいんですけど、こういうことはいけないかもしれませんけれども、先ほどの選択の記事の中で、記事ですから、それを読み上げられたという行為ではございますけれども、やはりその記事の内容自体が一企業のイメージを著しく損なうような内容であったというふうに私は感じました。その中で、やはりその発言をされる場合においては、その事実確認をやはり精査した上で、確認した上で発言すべきではないかなというような気がしておりますので、私のこれは思いでございますけれども、ちょっとつけ加えさせていただきたいと思います。
◆1番(島津幸男議員) 私もここで話すからには調べてるんですよ。ちゃんと選択にも聞きました。1年たってもCCCから、普通こういうときはすぐ訴えられるんです。一遍の苦情も言いわけもありません。ちゃんといただいてます。しかも、先ほど警察に調べられた、警察に聞かれたと言いますけども、それでは、先ほど言いました同じ業界のマークスジャパンの逮捕劇のことは聞いてらっしゃるんですか。 だから、そういうことで簡単に言わないで、私が言ってるのは、このトップ・パートナーズという子会社はインターネットでもどこでも出てるんですよ。CCCの100%子会社、しかもそれがこういう問題が起きてるというんならば調べればいいじゃないですか。調べた上でこういうことにしましたと言っていただければ我々も納得するわけで、一企業の名誉とか、名誉毀損に当たるとおっしゃいますけども、こういうことも知らずにもし受け入れたら、いや、これが事実ならばですよ。これは市民に対する大変な誤解を与えることになるんじゃないですか。 だから私が言ってるのが、もしこれ間違いならばいいんですよ。間違いならば私、謝るし、謝るというよりは、この記事のもとにちゃんと確かめてください。
○議長(兼
重元議員) 島津議員に申し上げますが、その記事は事実だということを確証を得て今発言されておられますか。
◆1番(島津幸男議員) そうです。はい。
○議長(兼
重元議員) 事実ならというふうに、例えて言われましたが、その背景は何ですか。
◆1番(島津幸男議員) これはちゃんと私ども、このね。ただ、これ議長から言われる筋合いないと思うんで、私が聞いてるのは。
○議長(兼
重元議員) いや、発言を。
◆1番(島津幸男議員) 質問で。
○議長(兼
重元議員) 私は、この議場の秩序維持の権限を持っておりますから、事実に基づく発言をしていただきたい。
◆1番(島津幸男議員) はい、それじゃ言いましょう。 それからもう一つ、私、質問なんですけども、さっき申し上げた、もう一回申し上げますけども、反社会的勢力の項目があるとおっしゃったですね。何て書いてあるかちょっと読んでいただけますか。
◎
中心市街地整備部長(
久村信幸君) 募集要項に記載している内容を読ませていただきます。 暴力団(暴力団による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第2項に規定する暴力団をいう。)又はその構成員(暴力団の構成団体の構成員を含む。)若しくは暴力団の構成員でなくなった日から5年を経過しない者の統制下にある法人等である場合ということでございます。
◆1番(島津幸男議員) 今の項目をどういう形で調べられたんですか、教えてください。
◎
中心市街地整備部長(
久村信幸君) 先ほども説明をいたしましたが、このCCCにつきましては、本年1月28日だったと思いますけれども、物品等調達、正確に言いますと、平成28・29年度業務委託物品調達等の入札等に参加するための業者名簿に登録、(発言する者あり)1月13日です。この際に一括して名簿、取締役等の名簿を提出していただきまして、警察のほうに文書を出し、口頭で該当しない旨の通知を得ているということでございます。
◎副市長(住田英昭君) 先ほどの選択の内容についての確認ということで少しございましたので、選択の内容につきましては、CCCさんのほうに内容確認ということで打診をしております。 その中の回答でございますけれども、「選択からの取材履歴もなく、内容を裏取りをした記事でもないので、当社としては遺憾と思っています」という意見が来てます。 それから、確かにトップ・パートナーズという会社は存在しますけれども、「暴力団との関係については事実無根であり、当社は全く関係ありません」という回答、それから、上場を取りやめたのはなぜかということも聞いております。子会社の反社会的勢力との関係が明らかになるからかということにつきましても、「株主の利益を追求する経営ではなく、顧客の価値観を重視した経営とする方針を社長が打ち出したためであり、株価を気にしていたのでは自由な経営ができない、顧客を中心とした、また社員の成長を考えた経営をしたいということです」ということで回答をいただいております。 なお、上場を廃止いたしましたのは、2011年7月というふうにお聞きをしております。
◆1番(島津幸男議員) 当事者に聞けばそう言うんですよ。だから、警察に聞かれたんだけども、トップ・パートナーズの話は聞かれたんですね、それじゃ。教えてください。
◎
中心市街地整備部長(
久村信幸君) こうした場合の確認につきましては、実際に申し出が出されているのがCCCでございますので、子会社のほうの確認はいたしておりません。
◆1番(島津幸男議員) だから先ほど私が申し上げているように、上場している会社なら心配要らないんです。子会社まで出るから。今回は上場をあえてやめた会社だから何かあると思わなきゃいけないんですよ。それをCCCだけ聞いて大丈夫だって言われれば、この子会社が、いいですか、問題がもしあるようなことをしてたら隠すために上場を廃止っていうのはよくやる手なんですよね。今回がそうだとは私は断言しないけど、そういうおそれが多分にある。 なぜなら、この2010年、失礼、さっき2010年って言いましたが2011年前後に、実は沸き起こったのが武雄とか、そういう指定
管理者の問題なんですよ。だからあえて、5年前ですけどね、まずは水面下で身をきれいにしなきゃいけないから だから、CCCを聞いたから大丈夫ですというのは、私はちょっと調査が甘い、トップ・パートナーズという名前まで出して聞くべきだったんじゃないかということです。 これは次の質問もありますからこの辺で(「議長、議事進行」と10番福田健吾議員呼ぶ)置いておきます。
○議長(兼
重元議員) 時間をとめてください。何ですか。(「ただいまの発言については、相手方の名誉毀損とやはりかかわる部分があるかと感じます。議場においての発言は確かに自由は認められてますが、責任は伴うものと考えておりますので、その部分をちょっと確認をしていただきたいということで発言をさせていただきたいと思います」と10番福田健吾議員呼ぶ)発言を許可します。
◎10番(福田健吾議員) ただいまの発言についてですが、議場での発言は自由が担保されてますが、相手方の名誉毀損と発言の責任というのは当然伴ってまいりますので、今言われた中で とか、そういった発言がありましたので、その部分については、議長、調査をしていただきたいと思います。──────────────────────────────
○議長(兼
重元議員) ただいまの議事進行発言について協議をしますので、暫時休憩します。再開時間は追って連絡します。 午後 0時21分休憩 ────────────────────────────── 午後 4時40分再開
○議長(兼
重元議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。──────────────────────────────
○議長(兼
重元議員) 先ほどの福田健吾議員の議事進行発言について、休憩中に議会運営委員会を開催し、協議を行いました。 ここで議会運営委員長から報告があります。
◎議会運営委員長(小林雄二議員) 島津幸男議員の発言に対する議事進行発言につきまして、議会運営委員会での協議の概要を御報告いたします。 まず、島津幸男議員から発言取り消し申出書が提出されましたので、これを本日の本会議で諮ることを了承いたしました。 また、
一般質問のあり方について、平成25年10月23日及び11月26日、また平成26年12月5日の3度、議会運営委員会において確認をした次の事項について本日改めて確認をいたしました。 確認事項でありますが、
一般質問においては市政への疑問点をただし、提言することが重要である。リアルタイムで放映される
一般質問は議員と執行機関、理事者、お互いが尊重し合い、議論を展開する努力なしには成立しない。このことから、理事者も含め次のことを確認をする。 1つ、質問者は個人の責任において質問することはもちろんのこと、議場における発言であるから議会の責任、ひいては周南市の責任となることも再認識をする。 2つ、質問者及び理事者は、他の議員の意見を引用し、評価することは慎むこと、また、質問者は他の議員と関連する質問であっても、自分の見解、意見をもって質問すること。 3つ、質問者及び理事者は第三者に関する事項について、特に慎重に発言すること、また市民にわかりやすい
一般質問とするため、お互いを尊重した議論に努めること。 以上を再確認をいたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(兼
重元議員) 議会運営委員長の報告はただいまのとおりです。 休憩中に島津幸男議員から配付のとおり、発言取り消し申出書が提出されました。 お諮りいたします。発言取り消し申出書のとおり取り消しを許可することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(兼
重元議員) 御異議なしと認めます。よって、島津幸男議員からの発言の取り消しの申し出は許可することに決定いたしました。 島津幸男議員の
一般質問を続行します。
◆1番(島津幸男議員) それでは、引き続き御質問させてもらいますけれども、時間もございませんので、簡単に
お答えいただければ結構でございますが、先ほど申し上げました子会社の身体検査、特にこのトップ・パートナーズについては調査をされるのかというようなことだけちょっと部長から
お答えいただきたいと思います。
◎
中心市街地整備部長(
久村信幸君) 調査のほうは考えておりません。
◆1番(島津幸男議員) ということは、子会社の身体検査もこれからはやらないということになるんじゃないかと思いますけども、もし可能ならば、今後、子会社の関係までも、上場会社はいいんですけども、非上場の場合はやっていただければと思いますが、これは私のほうからの要望でございますが、この件につきまして、最後に市長のほうに、先ほども御質問しましたけども、もし今後5年以内にツタヤ
図書館が入館者数が急激に減るようなことがあった場合、この結果責任といいますか、対応策をお考えになっていれば
お答えいただければと思いますが、いかがでしょうか。
◎市長(
木村健一郎君) 急激に減るようなことは考えておりません。また、最終的には市民の方が選挙という手段をとって判断をされることになると思います。
◆1番(島津幸男議員) 選挙ということもありますが、過去にも、これは私が調べた結果では、下関で高速フェリーの関係で、住民からの訴訟で8億5,000万円の訴訟もあったという事実もございますので、こういうこともあるんだなということを思っておりますが、それでは次に、学び・
交流プラザの件で、先ほども御質問ありましたけれども、ちょっと見ていただきたいんですけども、これちょっと加筆してありますけども、これは例の調理室、訓練室の絵でございますね。これは赤いのがえらく太く書いてありますけど、これは0.4ミリ以上のやつが一番太く書いてありますね。こういう状態です。 それから、これが隣の創作活動室、これももうほとんど
ひび割れ状態だったということでございますね。 それから、この際ですからお見せしますが、この水平器っていうんですけどね、レベル、これを東西の方向に置きますと、東西ですからこっちになりますかね、こちらが西のほうで、こちらが東ですけども、この水平器がもし狂ってなければですよ、前提として。私も見せてもらったんですけども、これだけのレベル差が廊下、2階の廊下でもあるということでございますね。 だから、この辺は私ども、セミプロっていうんですか、御案内して見せてもらったんですけども、もちろん学び・
交流プラザの担当の了解を得たんですけども、ちょっと気になるなということでございますね。 なぜかというと、実は非常に精査された報告書をありがとうございます、いただきました。非常に細かく104項目にわたって精査されているんですけども、2つほど御質問したいんですね。 1つは、104カ所のうち8カ所が、これ市には責任ないはずなんで無償っていうんですか、これ有償っていうのはよくわかんないんだけども、これは市のほうが払うってことなのかどうなのか、8カ所ですね。 それから、もう一つは、これの中で見てみますと、一番危険度が高いと思われる講堂っていうんですか、アリーナですか、あそこはたしか板が張ってあるんですよね、板が。これは剥がして検査されたのか、もしくは検査する必要がなかったのかということを、ちょっと時間がないもんではしょって御質問しますけども、もし
お答えいただければありがたいと思います。
○議長(兼
重元議員) 島津議員に申し上げます。質問項目が残っております。通告に従って質問を続けてください。
◆1番(島津幸男議員) それでは、もう一度申し上げますね。 この1の4番、(4)番でございます。これに周南市学び・
交流プラザの床面の多数、広範な
ひび割れの原因と修繕結果は、また鉄筋溶接継ぎ手の耐久度の検査結果及び依頼先はという御質問でございます。 これが提出した質問でございますので、市長よろしくお願いします。
○議長(兼
重元議員) 島津議員に
お尋ねします。 ただいまは大きく1の(3)ですか、(4)ですか。(「(4)です」と1番島津幸男議員呼ぶ)(3)は質問しないんですか。(「実は時間の都合上、(3)はパスさせてもらいたいと思います」と1番島津幸男議員呼ぶ)再度申し上げます。通告順に従って質問をしてください。
◆1番(島津幸男議員) わかりました。 それでは、通告(3)周南市学び・
交流プラザや競艇施設、新庁舎に対する積算・事業
見直しが多発している。上記3件につき、最初の公表時の建設予算と実際の経費の乖離額とその理由を示すこと。他方、経費削減策が実行されているなら、その具体例と節減例を簡単で結構ですからひとつよろしくお願いします。
◎市長(
木村健一郎君) それでは、学び・
交流プラザ、競艇施設、新庁舎に係る積算・事業
見直しについての御質問に
お答えいたします。 学び・
交流プラザの整備につきましては、
基本構想の段階から、地域や
利用者の皆様と議論を重ねる中で
合意形成を図ってきたところでありまして、平成25年7月の
臨時議会において、
建築主体工事を初めとする
工事請負契約の締結に関する議案を議決していただき、平成27年3月に完成したところであります。
お尋ねの事業費につきましては、平成22年10月に公表いたしました
基本構想の中で概算事業費を約30億円としておりましたが、最終的に整備に要した費用は約39億円となりました。 この増額の主な要因といたしましては、建設資材の高騰、労務単価の上昇、さらに交流アリーナを初めとした床面積の増床などによるものでございます。 経費削減策につきましては、冷暖房に地中熱と地下水を利用する方式を採用し、冷暖房費のランニングコスト削減と、あわせて地下水の再利用により、上水道費の削減も図られたところであります。 次に、競艇施設でございます。 競艇事業における新中央スタンド等整備につきましては、昨年の9月から施設の建てかえ工事に着手しておりまして、平成29年の秋をオープン予定としているところでございます。 事業費につきましては、平成26年度の当初予算において総額21億6,702万円の予算を議決いただきましたが、改めて工事内容の
見直しを行い、調整した結果、平成27年3月議会及び6月議会において、合わせて7億9,998万円の増額補正の議決をいただき、総額を29億6,700万円といたしました。 この増額の主な要因といたしましては、建設資材の高騰、労務単価の上昇によるものであり、こうしたことから、施設のコンパクト化を図る中で、中央スタンドやフードコートの規模などを
見直し、約3億5,000万円の事業費の抑制に努めたところでございます。 次に、新庁舎でございます。 新庁舎につきましては、平成24年度から、議会を初め市民の皆様と議論を重ねながら進めてきたところであり、
基本構想、基本計画、基本設計、実施設計を経て、今年度、本体工事に着手し、平成30年度の完成を予定しているところでございます。 事業費については、平成25年3月に公表した
基本構想では、約94億円としておりましたが、現在は約16億円増額の約110億円を見込んでいるところでございます。 このことについては、本年2月の特別委員会で御説明申し上げ、工事費等について本年3月議会において、平成30年度までの継続費として議決をいただいているところであります。 この増額の主な要因といたしましては、労務単価、資材単価の上昇によるものであり、こうしたことから、実施設計の段階で、市民利便性や防災中枢機能など新庁舎のコンセプトを犠牲にしない範囲で構造や内外装などを
見直し、約8億円を節減したところでございます。
◆1番(島津幸男議員) 御説明いただきましたけども、ちょっと私から見ると、合わせるとたしか33億円、節減したのが8億円ですから、もっと本当はかかってた、41億円ぐらいかかってるのかなと思うんですけどね。これは今回時間がありませんので、また次の機会でも細かく論議っていいますかね、御説明いただければいいということで、ちょっときょうのメーンテーマの一つの学び・
交流プラザの床面の関係で、ひとつ御説明賜りたいということで、先ほど申し上げましたけども、周南市学び・
交流プラザの床面の多数、広範な
ひび割れの原因と補修結果は。また、鉄筋溶接継ぎ手の耐久度の検査結果及び依頼先はということで、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
◎市長(
木村健一郎君) 学び・
交流プラザの床面の多数、広範な
ひび割れの原因と補修結果についての質問に
お答えいたします。 床面に
ひび割れが生じた創作活動室及び創作活動準備室は、
コンクリート面の上に弾性ウレタン樹脂を塗って仕上げています。 床面の
コンクリートの
ひび割れの原因については、
コンクリートの収縮による
ひび割れと考えます。
仕上げ材の膨れの原因については、
コンクリートの収縮による
ひび割れに、床
仕上げ材の塗料が追従し切れずに発生した筋状の膨れと考えます。床の
ひび割れについては、安全上・機能上の問題がないと判断されるものの、幅の広い
ひび割れについては、耐久性に問題があるため直ちに補修いたしました。 その他の微細な
ひび割れについては、
コンクリートの収縮が落ちつくまでに1年程度の時間が必要なため、竣工後の1年間を経過観察とし、ことしの4月に実施した
瑕疵検査で状況を確認して、創作活動室及び創作活動準備室の床の全面改修を行いました。 次に、鉄筋溶接継ぎ手の耐久度の検査結果及び依頼先についての質問に
お答えをいたします。 鉄筋溶接継ぎ手において、仕様と異なる鉄筋溶接材料が使用されていた可能性があったため、検査として、第三者機関である一般財団法人建材試験センターで性能確認調査を行いましたが、安全であることが確認できました。 1年目の
瑕疵検査において、
ふぐあいの補修は完了していますが、今後も
ふぐあいが発生した場合は、利用される皆様の安全にかかわるところから早急に改善してまいりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
◆1番(島津幸男議員) それでは、もう少し御質問をさせてもらいたいんですけれども、先ほどもごらんにさせてもらいましたけれども、これですね。これは創作活動室、それから創作活動準備室、これですね、
ひび割れの状況です。 私が気になるのは、この創作活動準備室と創作室の面積は幾らかちょっと教えていただけますか。──ちょっと出ないみたいですけど、これもし私のほうが間違ってたら後で訂正してください。 この合わせてたしか200平米、約70坪ぐらいだと思うんですね。70坪ぐらいでこれだけのいろんな
ひび割れが起きているってことで、実はこの隣にあるアリーナですね。アリーナっていうのは今のスポーツ関係やったりしている1階ですけどもね、これが多分、その10倍から15倍ぐらいあると思うんですね、3,500平米ぐらいあるんじゃないかと思うんですけども、3,460平米ですか、16倍、この200平米の16倍のところの検査が、実はアリーナは御存じのように板張りなんですよね、板張りっていうのは、どういう検査をされたかちょっと教えてもらいたい、その下の
ひび割れについて、お願いします。
◎
建設部長(
足達正男君) アリーナの下の
コンクリートの下地の検査ということでございます。 建物を建設していくときには次々に仕上げをしていきますので、次の仕上げをするまでに、その下地がちゃんとできているかどうかということを段階的に確認しながら次の工程に入っていくということをしております。アリーナの場合も床を張る前に
コンクリートの状況を見て、その程度が良好だということで次の工程の床張りに進んでおると、そういうことでございます。
◆1番(島津幸男議員) ということは、この104項目の調査をやられたときにはやってないっていうことですかね、教えてください。
◎
建設部長(
足達正男君) 104項目のこの検査というのは、完成後1年目に行った検査です。ということは、当然仕上げの部分を見るということでございますから、1年目の
瑕疵検査については裏側を剥ぐってまでは見ていないということでございます。
◆1番(島津幸男議員) 私のほうで専門家にちょっと聞いてみたんですよね。これ、もし間違ったら訂正してください。いわゆる非破壊検査、壊さなくても検査するということができるんですね、今こういわゆる音波を使ったりして。ところが板張りのときはそれができないんだそうですけど、もし事実かどうかは別にして確かめてください。 だから、一番子供たちがスポーツする、奥様方がバレーボールするところについては検査ができないんじゃないかと私は思っているんですね。だから、検査はしなくていいんじゃなくて、だって隣の部屋がこれだけの
ひび割れができてるのに、一番肝心の体育館の広いところに何もないというのは不思議でならない。もっと言えば、検査ができない状況ならば、部分的でも結構ですから、剥がして検査をするようなことをされたらいかがということですけれども、これはいかがでしょうか。
◎
建設部長(
足達正男君) 今アリーナの床の使用状況について
ふぐあいが出ているということはお聞きしておりません。ということで、今のアリーナの床の下の状況を今調べるということについては考えておりません。
◆1番(島津幸男議員) この件はまた改めていろんな検査結果も出るでしょうから御質問をしたいと思いますが、最後に市長、例の台湾の関係ですね。私はこれ非常に台湾のツーリズムというんですか、今度発表されましたね、記者会見で。台湾関係の旅行のエージェントを呼んだり、大学の先生を呼ぶという、これは私は大変我が町にとってもメリットの大きいことだと思いますから。
○議長(兼
重元議員) 島津議員に申し上げます。再三申し上げておりますとおり、通告の順に従って質問をしてください。
◆1番(島津幸男議員) 通告の順に従うと、もう時間がないものですから、それでは、今の件も含めて市長の御意見、御抱負を賜れば結構でございます。1分でございますので、ひとつ思いのたけを言ってください。
◎市長(
木村健一郎君) 周南市民の安心安全、そして、これからの周南市の繁栄のためにあらゆる方法で精いっぱい頑張ります。
○議長(兼
重元議員) 島津議員に申し上げます。本市議会の
一般質問は通告制をとっております。質問通告は時間内で完結できると思われる範囲で行い、また、通告された質問項目は答弁も含めて全て終わることができるように質問を進められるよう注意します。(「よくわかりました。ありがとうございました」と1番島津幸男議員呼ぶ) 以上で島津幸男議員の
一般質問を終わります。──────────────────────────────
○議長(兼
重元議員) これで
一般質問を終了いたします。 以上で本日の日程は全て終了しました。 次の本会議は、7月15日午後1時から開きます。 本日はこれをもって散会します。お疲れさまでした。 午後 5時07分散会 ──────────────────────────────地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 周南市議会議長 兼 重 元 周南市議会議員 得 重 謙 二 周南市議会議員 友 田 秀 明...