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  1. 光市議会 2016-03-04
    2016.03.04 平成28年第1回定例会(第6日目) 本文


    取得元: 光市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    2016.03.04 : 平成28年第1回定例会(第6日目) 本文 ( 234 発言中 0 件ヒット) ▼最初の箇所へ(全 0 箇所) - この発言をダウンロード - 全発言をダウンロードヒット箇所をクリックすると、次のヒット箇所へジャンプします。 :                  午前10時0分開議   開  議 ◯議長(中村 賢道君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。       ───────────・────・────────────   議事日程 ◯議長(中村 賢道君) 本日の議事日程はお手元に配付いたしたとおりでございます。       ───────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(中村 賢道君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、林議員、木村信秀議員、中本議員、以上3名の方を指名いたします。       ───────────・────・────────────   日程第2.一般質問 ◯議長(中村 賢道君) 日程第2、3月2日に引き続き一般質問を続行いたします。田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) 皆さん、おはようございます。みんなをつなぐ光になる、ひかり未来の田中陽三です。  きょう、初めて議長の指名に、はい、議長と手を挙げて返事をさせていただきました。非常に気持ちのいいものでした。これは、先月、光市議会が初めて開催しました高校生との意見交換会「夢を語ろう、高校生と光市議会〜光の窓から日本の空を〜」で、高校生が登壇をするときに行った返事と同じ方法です。準備に当たり、山口県が行いました高校生議会を傍聴しに行ったときに、高校生が登壇するときにこのように返事をしていたので、光市でも取り入れたものであります。  おかげさまで、たくさんの方に興味をいただき、当日の傍聴席もたくさんの人であふれ、私が議員になって初めて見るほどの多さで、傍聴席のほうもほぼ満席になっておりました。私自身も、若者の声を聞きたい、まちづくりに生かしたいと思って取り組んでまいりましたので、貴重な時間となりました。
     新しいことを始めれば、気づきと学びがあり、新しい人と出会えば、刺激とアイデアをいただけます。ものというものは目につきやすく、わかりやすいものですが、人の心は、アイデアは目に見えず、わかりにくいものではないでしょうか。私は、こういった目に見えないもの、わかりづらいものと出会える場づくり、見える化する仕組みづくりが重要ではないかと思っております。  人にスポットを当て、一人一人の声、アイデアを聞き、つなぎ、輪をつくる。国は、一億総活躍社会を目指すと言われていますが、まずは光市5万3,000人総活躍できるように、引き続き、人が輝くまちづくりを目指して取り組んでまいります。  それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  大項目1番目、光市の公共交通網整備のこれからについて。  市内の公共交通網整備につきましては、一昨年前の9月議会の一般質問から取り上げ、オンデマンド交通コンビニクルの提案等も含め、繰り返し、市民のニーズに合った、市民が安心して暮らせる市内交通網整備を求める一般質問を重ねてまいりました。光市の中山間地域である大和地域の夢プランを生かした整備、山口県の元気生活圏と連動して、岩田駅前コンパクトシティと連携した整備、オンデマンドバス、コンビニクルの提案では、会派ひかり未来として、先進地視察を重ね、市民の皆様に向けて情報発信する講演会も初めて開催し、直接市民の声にも耳を傾け、お伝えさせていただきました。  そして、前回の12月議会では、光市の地域公共交通網形成計画の策定をと求めておりましたので、今回の新年度予算に地域公共交通網形成計画の予算を見つけたときは、非常にうれしく、私の思いも伝わったのかなと喜んだところであります。  地域公共交通網形成計画につきましては、先行議員の質問で説明があり、一定の理解はしましたが、通告しておりますので、地域公共交通網形成計画について、まずはどういったものなのか、目的、計画策定に向けて取り組む内容、活用できる補助金、スケジュール等をお示しいただければと思います。  続いて、大項目2番目は、子どもたちの心を育てる環境整備についてです。  1点目の、小・中学校の施設整備につきましては、子供たちが安心して学校生活を過ごすためには、施設整備が欠かせません。施設整備といえば、ハード面だけで捉えがちですが、整った施設、快適な施設は、そこを利用する人々の心を明るくし、豊かにします。特に、感性豊かな子供たちが一日の大半を過ごす学校環境の整備というのは、人格形成にも大きく影響を与えるのではないかと思います。  光市では、県内でもいち早く、校舎の耐震化100%を達成し、非構造部材の耐震化工事も今年度中に完了予定となっておりますが、私は引き続き、学校の施設整備として、トイレの改修等に力を入れて取り組んでほしい、計画を立ててほしいと訴えてまいりましたが、来年度の小・中学校の施設整備の計画は、どのように取り組むのかをお聞かせいただければと思います。  2点目、放課後児童クラブの体制整備につきましては、子ども・子育て支援法による支援制度の開始により、光市では、年次的に4年生、5年生、6年生と受け入れを拡充し、対応していく計画となっております。  昨年4月からは、4年生の受け入れが始まり、来年度は5年生の受け入れが始まります。そこで、まずは、来年度の利用見込みと、高学年である5年生受け入れが始まることに向けての体制整備について、どのように取り組まれるのかをお聞かせいただけたらと思います。  続いて、大項目3番目は、光市を発信しようです。  昨年は、ソフトバンク光市のCMに始まり、若手職員の光市シティセールス用ビデオ、光市の“光”を探しての作成、公開、人口定住促進プロモーションビデオ総務省表彰と光市の名前が全国に広がった一年だったかと思います。また、その経験から、光チャンネルをユーチューブにも対応させ、「室積海岸「イワシの大群」」「群れるコイワシ求め 寒ブリ到来!」など、光市の宝である室積海岸の自然と人の営みを生き生きと伝える情報発信を行ったことは非常にすばらしく、全国ニュースでも取り上げられました。担当職員は、日々の業務でお忙しい中だったと思いますが、そこにスポットを当てたセンスと、撮影に行って発信した行動力はすばらしく、光市の魅力発信に大きく貢献したものではないかと思います。  そのほかにも、長年検討中だったフェイスブックの活用も始まり、光市公式、光市立学校給食センター、光市防災情報、光市地域づくり情報、光市農業振興拠点施設「里の厨」と、次々にフェイスブックページが立ち上がり、きのうは光市立図書館フェイスブックページも公開されました。タイムリーに、そして共感と広がりを呼ぶ情報発信が始まったのではないかと私は思っております。  今後は、こういったツールが整っていく中で、どういった情報発信を行っていくかが非常に重要になってきます。市民はもちろん、市外にも、県外にも、世界にも、ひょっとしたら宇宙までも情報を伝えるのにはどういった情報発信を行うのか。  市川市長は、ことしの公務始め式の職員に対する訓示の中で、ことしはHJK──発信、受信、行動を行うという話をしたと、光市商工会議所大和商工会の新年互礼会の挨拶で市川市長からお聞きしました。  そこで、まずは、このHJK、発信、受信、行動について、どのようなものなのか御教授いただけたらと思います。  2点目の、伝える・伝わる情報発信の戦略については、昨年から若手職員のアイデアからか、情報発信の方法には変化を感じておりますが、光市を知ってもらう、売り込むには、相手に何を伝えるのかを明確にし、相手に伝わりやすい情報発信が必要だと思っております。誰に何を、どうやって発信するのか、光市の情報発信の戦略はどのようなプランになっているのかお聞かせいただければと思います。  以上で、私の壇上からの質問を終わります。 ◯議長(中村 賢道君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) おはようございます。それでは、1番目の、光市の公共交通網整備のこれからについてお答えを申し上げます。  光市におきましては、市民生活や通勤通学の利便性の向上を図るため、平成28年度に、公共交通ネットワーク化と再構築など、まちづくりと連携した地域公共交通網形成計画を策定することとしております。  取り組みの概要につきましては、先行議員にお答えを申し上げておりますが、この計画は、バスを初め、タクシーや鉄道なども含めた、本市にとって望ましい公共交通の姿を明らかにするための基本計画、いわゆる本市の地域公共交通マスタープランとなるもので、国が掲げるイメージといたしましては、議員御承知のとおり、市内に幾つかの拠点エリアを設け、そこを鉄道や路線バスなどで結ぶとともに、公共交通の空白地域についても、最寄りの拠点エリアまで、コミュニティバスデマンド交通で誘導するなど、地域全体を見渡した、面的な公共交通ネットワークを再構築しようとするものでございます。  策定に当たりましては、既に設置をしている地域公共交通会議を拡充する形で、市や国、県、警察署等の関係機関、鉄道、バス、タクシー等交通事業関係者、市民の代表者などで組織する協議会を設立し、この協議会において、本市における地域公共交通の現状や、利用者の移動実態、ニーズの調査、分析、さらには、問題点や課題の整理などを行ってまいりたいと考えております。  そして、協議会の中で合意形成を図りながら、本市の公共交通ネットワークのあり方や、公共交通が担うべき役割、さらには行政、交通事業者、市民の皆さんの交通政策へのかかわり方といったことも検討してまいりたいと考えております。  なお、国の補助金である地域公共交通調査事業の活用を予定しており、策定の時期につきましては、第2次光市総合計画の策定スケジュールと歩調を合わせて、取り組みを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) 今、先行議員のほうにも説明があったとおり、お聞かせいただけました。  国土交通省が、地域公共交通網形成計画策定のための手順、考え方を示した手引きというものがありまして、私もそれを見て勉強させていただきました。我がまちに合う地域公共交通網にするためには、策定に関する調査、分析が非常に大事になってくると示されており、そのあたりも大事になってくると私も思います。  手引き書を見ますと、まずは担当者が行うべき作業の第一歩は、地域の実情を知ることとされ、既存のデータ等を参考にしながら、みずから公共交通に乗車したり、現場を歩くとともに、関係者、利用者に意見等を聞き、情報を集めましょう。また、幅広い観点から意見をもらうためには、グループインタビューやワークショップを開催し、さまざまな立場の人にひざ詰めて意見交換してもらうことも有効ですと示されております。  また、利用実態その他にもアンケート等を行う必要もあると思いますが、このあたりは、先ほど少し説明がありましたけれども、具体的にどのように行うのか、また業者選定はどのような手順、どのような手法で行うのかをお聞かせいただければと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねでございますけれども、仰せのように、国土交通省が示した手引きというのがありまして、これにおきましては、計画策定に当たってまず大切なことは、地域の現状を把握することとされておりまして、そのための幾つかの手法が示されております。  こうした調査に関する具体的な手法につきましては、今後、先ほども御説明いたしましたけれども、協議会での協議を踏まえながら、検討することといたしております。本市の現状把握には、どういった手法がふさわしいのか、国の手引きを参考にしながら、十分にこれから検討してまいりたいと考えております。  また、業者選定の方法でございますけれども、これにつきましてもこれから検討することとしておりまして、今後、庁内関係部署とも協議をしながら適切な方法を選定してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) これから協議会の御意見をお聞きしながら進めていく、また手引きを参考にしながら進めていくというお話がありました。  地域の実情を知るに当たり、光市では、それぞれの地域、地区によって状況も問題も違うと思います。大和地区や周防地区、室積地区では、以前からある問題、課題、市民からの切実な要望として、日常の足となる公共交通の確保があります。一方、変換期である光駅周りでは、光市立総合病院の移転、瀬戸風線の開通を見越した整備という点で、取り組むべき内容が変わってくると思います。  そのあたりでお聞きしていきたいと思いますが、特に室積地区がそうですけれども、公共交通の利用者は、通勤、通学の人も多いかと思います。通学で言えば、光市では小学生や高校生の利用も多く、公共交通に与える影響も大きいという現実があります。ですので、そういった若年層の声を聞くアンケート等の調査もぜひ行っていただきたいと思いますが、そのあたりのお考えについてお聞かせください。 ◯議長(中村 賢道君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねでございますけれども、仰せのように、それぞれの地区、あるいは世代間によって、公共交通に対する意識、あるいはニーズといったものは、私も変わってくるものと認識をいたしております。  利用者の移動実態やニーズの調査分析の手法につきましては、先ほども申し上げましたように、これから協議をいたしますけれども、議員御提言のそういった視点も大切であると私も思っておりますので、今後そうしたことも含めて、十分に検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) そうしたら、地域公共交通網形成計画では、まちづくりとの連携や地域全体を見渡した面的な公共交通ネットワークの再構築を検討する必要があると示されてもおりますが、予算案の概要にも、まちづくりと連携した地域公共交通網形成計画を策定すると説明があります。具体的にはどのようにまちづくりと連携を行っていくのか、そのあたりのお話をお聞かせいただければと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねでございますけれども、議員御承知のように、公共交通ネットワーク化あるいは再構築といったものは、市のまちづくりのいろんな分野、あらゆる分野に大きくかかわってくると思っております。  したがいまして、計画の策定に当たりましては、これから策定をされる第2次光市総合計画、それから既に策定をしておりますけれども、都市計画マスタープランなどのまちづくりの上位計画にある、これらの計画に掲げております都市づくりに当たっての将来都市像、あるいは基本的な考え方や方向性、さらには土地利用の方針といったものの、それらとの整合を図っていく必要があろうかと考えております。このため、今後、庁内関係部署との連携あるいは情報の共有化を図りながら、策定に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) わかりました。連携という部分で、福祉の面とか、環境の面とかでも連携をするようにというものも示されておりますので、そのあたりはしっかり連携しながら情報共有を行って取り組んでいただけたらと思います。  また、まちづくりという視点で光駅周辺を考えると、光市立総合病院に移転だけではなく、以前からひかりソフトパーク内にあります産婦人科、また光市唯一の専門学校であるYIC保育ビジネス専門学校へのアクセスの確保も課題とされております。ぜひ、そのあたりのきめ細かい意見もお聞きして、ヒアリングを行って、取り入れていっていただきたいと思いますが、そのあたりの認識はいかがでしょうか。 ◯議長(中村 賢道君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねでございます。  仰せのとおり、光駅周辺には、光総合病院移転予定地、それから専門学校などが現在立地しておりますソフトパークがございます。先ほども申しましたように、それぞれの地区あるいは世代間によって、公共交通に対する意識あるいはニーズといったものが変わってくるものと認識をいたしております。  御承知のように、移動実態あるいはニーズの調査分析にもさまざまな手法がございますので、繰り返しにはなりますけれども、今後、協議会での協議も踏まえながら、本市の現状把握にはどういったものがふさわしいのか、しっかり検討をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) これからというお話が多いのですが、ちょっともう一つだけ、またまちづくりという視点で少しお聞きしたいのですけれども、国土交通省のほうも、人口減少社会において、地域の活力を維持し、強化するためには、コンパクトなまちづくりと連携して、地域公共交通ネットワークを確保することが喫緊の課題としております。  光市の場合、県のモデル地区にも選ばれている岩田駅前を中心としたコンパクトシティ構想もありますが、このあたりで具体的な連携の考えをお示しいただければと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねでございますけれども、コンパクトなまちづくりモデル事業として、平成26年に山口県の光市で策定をいたしましたまちづくり構想基本計画の中では、公共交通に関して、地域公共交通の充実といった項目を掲げておりまして、市営バスは、公共施設や商業施設、医療機関等の立地などを考慮した運行ルートの見直しを図るとともに、交通弱者の生活交通を確保する新たなサービスの可能性について検討するといったことをお示ししているところでございます。  現時点で私どもは、まだ具体的なものは持ち合わせてはおりませんけれども、今後そうした考え方を基本としながら、地域公共交通網形成計画の策定にしっかり取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) これからということなので、なかなか難しい部分はあるのですが、ちょっとここで、スケジュールについて少しお聞かせいただければと思いますけれども、第2次光市総合計画に合わせて計画策定に向けて取り組むというお話がありました。平成28年度中に形にしないといけないんだなということがわかるわけですが、私も議員になって、いろいろ協議会が立ち上がったり、計画策定していく中で、スケジュールを計算してみると、今から3月議会が終わって、協議会を立ち上げて、調査を行う業者の選定を行って、そしてまたお尻から逆算していくと、12月末ぐらいにはもう素案をつくらないといけないのかなという、総合計画にものせるという部分ではという、何となくイメージができるわけなのですが、そのあたりで、スケジュールをもう少し詳しく教えていただければと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) スケジュールに関しての再度のお尋ねをいただきました。  現時点で、具体的なスケジュールというのは、これから検討してまいりたいと思いますけれども、例えば、先ほど議員さんの御紹介のあった国の示す手引きによりますと、1年間の中で、例えば8月ぐらいに現状調査、課題検討、それからスケジュールの検討、そして10、11月ぐらいで第2回目の協議をして、各種調査、分析実施、基本的な方針、目標の検討、それから主要な施策、事業の検討、1月ぐらいに第3回目の協議会をして、いわゆるパブリックコメントの実施あるいはその結果の反映、そして3月ぐらいに最後の協議会といった1つの例を、国のほうは示されております。私どももこれを参考に、これからしっかり検討してまいりたいと考えております。一応目標は平成28年度中に策定をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) 光市の総合計画をつくるという部分は、光市の今の取り組む都合というか、光市ならではの都合なので、いろいろあるところではあるのですが、光市が平成28年度に取り組むということで、もう先行して取り組んでいる市町もありますし、また手引きの中でスケジュールも示されているので、そのあたりはタイトなスケジュールになると思いますが、しっかり、やっぱり市民の満足いくものをマスタープランとしてつくり上げていただけたらと思います。  もう一点お聞きしたいのですが、先ほど、地域公共交通網形成計画策定スケジュールの中で、次期総合計画に合わせて策定するというお話がありました。地域公共交通網形成計画を実現するための実施計画として、地域公共交通再編計画地方公共団体が事業者等の同意のもとに作成することができるとされておりますが、そのあたりの取り組みのお考えについてお聞かせいただければと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねをいただきました。  議員仰せのとおり、このたびの法律におきましては、地方公共交通マスタープランとなる今回の計画、地域公共交通網形成計画の策定後に、事業者の同意のもとで、地域公共交通再編実施計画を作成することができると示されております。  御承知のように、今回の計画は、本市の公共交通ネットワークのあり方といった基本的な考え方、あるいは方向性をお示しするものでございます。このため、先行議員にもお答えを申し上げておりますけれども、今後この計画の次の段階といたしまして、この計画を実現するための具体的な計画、いわゆる実施計画について検討していく必要があると考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) わかりました。このあたりは、地域公共交通網形成計画に位置づけしていないと、後の補助メニューのほうも受けられないとかいう部分も、ちょっと手引きのほうを見ると書いてありますので、しっかりその辺も盛り込んで、実りあるものにしていただければと思います。  なかなか、この交通網形成計画につきましては、他市を見ますと、やっぱりその以前の地域公共交通総合連携計画というものをつくって、課題を見つけ、取り組んでいく中で、この交通網形成計画に新たに国が示したので、つくり変えるという流れがあるのですが、光市の場合では、残念ながらこの地域公共交通総合連携計画というものに取り組んでいなかったので、課題の把握ぐあいがない部分があります。その中で、1年間という短い期間でつくり上げるものですので、ぜひ強いリーダーシップをもって、担当所管が協議会の皆さんの意見をしっかり聞いて取り組んでいただけたらと思います。タイトスケジュールだとは思いますが、しっかりとした取り組みをお願いいたします。  以上でこの項を終わります。 ◯議長(中村 賢道君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) おはようございます。それでは、御質問の2番、子どもたちの心を育てる環境整備についての1点目、小・中学校の施設整備についてお答えいたします。  学校施設は、児童生徒が1日の大半を過ごす学習、生活の場であるとともに、地域住民にとっては、生涯学習や文化、スポーツなどの活動の場であり、非常災害時には避難所の役割も果たす、極めて重要な施設であります。  このようなことから、教育委員会では、本年度も安全・安心かつ学習に集中できる教育環境の整備充実を重点施策の1つに掲げ、非構造部材の耐震化を含めた小・中学校の施設整備を進めてきたところでございます。  議員お尋ねの、来年度の小・中学校の施設整備の取り組みでありますが、大きく2つの事業を実施する予算を計上しております。  まず、光井小学校及び周防小学校における屋上防水改修工事でございますが、この事業は平成27年度から実施しており、校舎屋上やバルコニーの防水シートを改修し、コンクリートへの雨水侵入を防ぎ、コンクリート崩落の原因となる鉄筋の腐食を防ごうとするもので、既に鉄筋が腐食し、コンクリートの爆裂が生じている脆弱部分については、崩落防止対策を行います。さらに、バルコニーの手すりについては、取りつけ部分の腐食がコンクリートの爆裂の原因になることから、鉄製からアルミ製に交換を行うこととしております。  次に、大和中学校のトイレ改修でございますが、この工事は、大和中学校の外トイレについて、平成27年度に実施している設計業務をもとに、トイレの洋式化を中心にした改修工事を行い、教育環境の改善とともに、非常災害時における避難所の利便性の向上も目的とするものでございます。  本市の学校施設は、築後30年から40年を超えたものもあり、学校施設の老朽化は確実に進んでおります。厳しい財政状況の中、施設の現状や優先度を把握しつつ、また議員の御案内の教育環境というソフト面も踏まえ、児童生徒の安全・安心の確保を最優先に、そして効率的かつ効果的な施設整備を進めるため、優先順位の高い施設から順次改修等を行うなど、引き続き、計画的、継続的な施設整備に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、2点目、放課後児童クラブの体制整備についてお答えいたします。  議員仰せのとおり、本市の放課後児童クラブについては、子ども・子育て支援新制度の開始に伴い、年次的に利用対象学年を拡大していくこととし、2年目の来年度は、小学校第5学年までを拡大してまいります。  お尋ねの、平成28年度の利用見込みでありますが、小学5年生になると、高学年として個々の児童の自立や過ごし方の多様化も進み、学年拡大による影響は極めて限定的であると考えております。本年度とほぼ同程度の利用者数と見込んでいるところでございます。こうした中、体制整備でありますが、職員において、県が実施する放課後児童支援員認定資格研修を計画的に受講し、必要な知識、技能を習得することにより、さらなる資質の向上を図り、より円滑なサンホームの運営に努めてまいりたいと考えています。  あわせて、これまで以上に施設内の運営責任、指示系統を明確にするなど、体制の強化を図るため、短時間嘱託職員を年次的に配置していくこととし、関連予算を計上しているところであります。  これからも待機児童ゼロ人を維持するとともに、子供たちが放課後に安全に安心して過ごせるよう、引き続き保育環境の充実に努めてまいります。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。
    ◯1番(田中 陽三君) まずは施設整備のほうについてですが、先ほど、平成28年度につきましては、2校の屋上防水と大和中学校のトイレ改修に取り組むというお話がありました。  屋上防水工事、トイレの改修工事、年次的に行っていただいているところは見えるところなのですが、そのあたりについて、あと残りは何校ぐらいあるのか、やらなければならない学校は何校ぐらいあるのかお聞かせいただければと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) 再度の御質問にお答えさせていただきます。  屋上防水改修工事やトイレの改修工事の残りが何校かということでございますが、こうした比較的規模の大きい改修につきましては、全体的に老朽化が進んでいる学校施設の現状を鑑みますと、小・中学校全てを視野に入れた対応が必要であると認識をしているところでございます。こうしたことから現時点では、残り何校ぐらいか、お示しはなかなか難しいところではありますが、安全で快適な学校環境を整備することは最重要課題と捉えておりますので、引き続き関係各課と十分協議を行いながら、順次事業を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) 小・中学校全校でという部分のお話もありましたが、予算的に全面的な改修というものは厳しいというものはわかりますけれども、現状のトイレを見ますと、本当にひどい状況というものがあります。全面改修には多額の予算もあるので一遍にはできないというところは理解しますが、最低限の修繕、補修とかを早急に行っていただきたいと思いますけれども、現状そのようなことにはどのように対応されているのか、お聞かせください。 ◯議長(中村 賢道君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) 再度の御質問にお答えさせていただきます。  学校施設の修繕につきましては、トイレ整備はもちろんでございますが、それぞれ建物及び機械整備等、状況や使用状況が異なるため、各学校施設へ一斉かつ同一の対応ということにはなりませんけれども、やはり老朽化等に伴う安全性の確保を第一義的な目的とし、各施設の状況把握を一層進めてまいるとともに、改善が必要な箇所につきましては、学校現場を担う教職員の意見も交えながら、迅速かつ効率的な対応を行うために、常に優先度を検討しながら、その都度必要な、大小さまざまな修繕、改修等を行ってまいりたいというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) 小学校のトイレの状況という部分で、なかなかこれまた見えない部分ではないかと思うのですが、先日お話もしたとおり、ちょっと気になるところもあったので、浅江小学校だけなんですが、ちょっと私も現場を見に行ってきました。  ちょっと私が気づいた部分だけなので、正確な数字というか、ほかにもあったりとかという部分があるかもしれませんが、校内のトイレを全部見たところ、トイレの扉が閉まらないというものが4件、詰まるトイレが2件、鍵が閉まらないトイレが4件、使用禁止が3件、小便器が壊れていて使用禁止が1件、大のほうの扉もカーテンもないものが1件、流しが使用禁止になっているものが1件、だーっと私が見ただけでも、これだけのものがあります。  これはいつからかということはちょっと先生のほうにもお聞きはしなかったのですが、これだけの数があるということは相当なものだと思いますので、ぜひ現場も見て、早急な修繕を行っていただきたいと思います。  そして、トイレばかりお話を今しましたが、その他に教育委員会として気になっている点、やるべきだと思って施設整備、取り組みの方向性についてお聞かせいただけたらと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) 教育委員会として気になって、やらなければというふうな施設整備、取り組みの方針、方向性でございますが、言うまでもなく、学校施設は児童生徒の生活の場であります。地域の住民の生涯学習の場でもありまして、非常災害時には避難所といった幅広い用途を備えた重要な施設でございます。  したがいまして、これまでと同様の答弁にはなりますが、やはり安全・安心な学校施設の整備を最優先にした取り組みで取り組んでいくことから、平成28年度につきましては屋上防水改修工事とトイレの改修工事を継続しているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) これも、文部科学省が平成27年4月に発表した学校施設の長寿命化計画策定にかかわる手引きというものがありまして、それを見ますと、平成25年11月に政府が策定したインフラ長寿命化基本計画を踏まえ、地方公共団体及び文部科学省が策定主体となって、所管管理する施設の維持管理等に関する中長期的な方向性を明らかにするためのインフラ長寿命化計画行動計画を平成28年度までに策定し、学校施設等の長寿命化に向けての取り組みを推進することとしており、その後、行動計画に基づき、各教育委員会が策定主体となって個別施設ごとの長寿命化計画、個別施設計画を策定することと示されております。  インフラ長寿命化計画の行動計画、いわゆる公共施設等総合管理計画は、光市も新年度予算が上がって、新年度事業として取り組む計画になっておりますが、その後に教育委員会が主体となって、個別施設毎の長寿命化計画を策定するとあります。  公共施設等総合管理計画については所管も違うので、また委員会のほうでお聞きしたいとは思いますが、先行議員の質問に関係所管との連携をしてという答弁がありましたけれども、教育委員会として、このあたりの取り組み、スケジュール感をお聞かせいただけたらと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) ただいま、議員さんのほうから御案内がありましたように、インフラ長寿命化計画、個別施設計画につきましては、各地方公共団体が行動計画として策定することとされている公共施設等総合管理計画も踏まえながら、平成32年度までに策定するように要請をされているところでございます。  したがいまして、教育委員会といたしましても、市が平成28年度に策定を予定しております公共施設等の総合管理計画も踏まえつつ、学校施設の適切な維持管理と長寿命化が効果的、効率的に実施できるようなインフラ長寿命化計画、個別施設計画の策定の準備も進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) インフラ長寿命化計画策定の目的は、効率的、効果的な老朽化施設の再生によるトータルコストの削減と予算の平準化を図るための計画づくりでありますが、教育所管としては、よりよい教育環境の確保と今後の方針の共有による学校関係者、地域住民の理解の促進とありますので、このあたりはしっかりとした連携をとって、将来を見据えた取り組みをお願いしたいと思います。  続きまして、放課後児童クラブの体制整備についてお聞きしたいと思います。  昨年度も推計見込みを行って取り組んできたという部分がありますが、先ほど、5年生の利用については限定的で、来年度も同数程度の利用を見込んでいるというお話がありました。このあたりで、利用見込みの調査はどのようなやり方をしているのか、またやり方を改善した点などがあればお聞かせください。 ◯議長(中村 賢道君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) 再度の御質問にお答えをさせていただきます。  放課後児童クラブの体制整備について、利用見込みの方法とか改善点についての御質問でございますが、平成27年度に、利用見込みの推計におきましては、子ども・子育て新制度のニーズ調査と、各地区のこれまでの利用実績、児童数の増減等を勘案しまして推計をしたものでございまして、平成28年度の見込みにつきましては、より正確性を期すために、過去3年間の平均利用率、近隣他市の状況も踏まえ、加えまして、対象学年が6年生まで拡大された新制度に関する全国的な調査結果が示されておりますので、こうしたものも参考に推計をいたしまして精度を高めるようにしたところでございます。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) わかりました。6年生まで受け入れをしている他市町もありますので、そのあたりを対象にして、より正確な数字を把握しながら取り組んでいるということでお聞きをしました。昨年も浅江小学校で受け入れがふえて、柔軟にすぐに対応したという部分もありますので、そのあたりは現状を見ながら、結果に対して、迅速、柔軟に対応しているのではないのかなと理解をしているところでおります。  そして、放課後児童クラブの運営指針を見ますと、支援員の労働環境整備としまして、また衛生管理の観点から健康診断の実施が必要であるとされており、昨年6月議会でも対応を求めておりましたが、その後、改善はされたのかお尋ねします。 ◯議長(中村 賢道君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) 放課後児童クラブに勤務する職員の健康診断実施に関する再度のお尋ねでございますので、お答えさせていただきます。  昨年、厚生労働省が策定した技術的助言であります放課後児童クラブ運営指針には、さまざまな児童クラブの運営においての望ましい姿が記されております。その一つに、職員の健康診断の必要性についても示されたところでございまして、教育委員会といたしましても、現在、体制整備に向けた取り組みを進めているところではございますが、引き続き、議員お示しのありました健康診断実施も含めた、体制整備の整備充実に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) わかりました。新年度予算を見ると、ちょっとないのかなと思っているのですが、先ほど説明の中に、嘱託職員を今年度からという話もありましたので、ぜひ、そういったタイミングでも構いませんので、やっぱり職員に対して健康診断を行うという体制整備をしっかり行っていただけたらと思います。  続いて、利用児童、保護者の視点からお尋ねしたいと思います。5年生まで受け入れが拡充することもあり、子供たちも環境が変わりますし、保護者からもいろいろな悩みや相談事が出てくるのではないかと思います。苦情等も含めて、現在の相談体制、相談窓口はどのようになっているのでしょうか、お聞かせいただければと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) サンホームの保護者の相談体制、相談窓口についての御質問をいただきましたので、お答えをいたします。  現在、サンホームにおきましては、子育てを初めまして、悩みや苦情などの相談が保護者から寄せられていることもありまして、その多くはサンホームの職員のほうで対応をしているところでございます。しかしながら、内容によっては、相談を受けた職員から助言を求められる場合もありますし、教育委員会に直接御連絡をいただくという場合もございますので、そうした場合には、教育委員会に配属をしております教員OBの担当職員が対応しているところでございます。  なお、入所申し込み時の案内や決定通知時には、連絡先や相談窓口を明記しておりまして周知に努めてはおりますので、お気軽に相談をしていただけたらと考えております。  今後、また、サンホームで中心的な役割を担います嘱託職員の配置も予定しているところでございまして、教育委員会とサンホームのより密接な連携と相談体制が築けていけるのではないかと思っております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) 案内のほうにも明記されているということでしたので、そのあたり、保護者が本当に気軽に相談できるようなお知らせをしていただいて、悩みを抱えないように対応していただけたらと思います。  今回、この項では子どもたちの心を育てる環境整備について質問をさせていただきました。新年度予算が周辺市町でも発表されていますので、私たち議員も興味を持って目を通すわけです。私も現役の子育て世代でもありますし、特に子育て、子供たちのための施策という視点で見るわけですけど、近年は特に、子育ての充実を図り、地方創生でもますますスポットを浴びている子育ての環境整備を行って、移住、定住を呼びかける市町も多く出ております。  全国でも有数の住みよさを誇るお隣下松市では、子ども医療費助成を所得制限なしで小学校6年生まで無料、子育てするなら周南市と取り組んでいる周南市は、所得制限はありますが、小学校6年生まで無料、また中学校教室へのエアコン設置の予算が示されておりました。こういったものがどうしても目につきやすく、特に子育て世代から、いいなという声をお聞きします。私も光市にはぜひ取り組んでいただきたいなと思っております。  しかしですね、しかし一方で、光市では、見つめ、抱きしめ、語り合うを理念とするおっぱい都市宣言のまち光市としての取り組みをしております。先ほど話した、非構造部も含めた学校耐震化100%の達成を初め、公立保育所施設の耐震化にもしっかりと取り組まれている、待機児童もいない。また、他市よりもいち早く開設した、子育てを総合的に相談できる窓口「きゅっと」の開設を初め、妊娠前から子育て期まで総合的な相談支援を行っているところ、不登校児の相談、支援を行うスクールライフ支援員、特別支援教育体制の充実を図る光っ子コーディネーターの配置、そして、学校生活や学習活動等で特別な配慮を要する児童生徒の支援を行う補助教員を来年度は18名から22名に4名増員するという、子供たちも、保護者も安心して生活ができる、心が育つ環境整備を行っております。  このほかにも、まだまだ光市としてはあります。しかし、こういったことはすごくわかりにくく、保護者とか市民の方にも伝わっておりません。それが非常にもったいないと私は思っております。このあたりにつきましては、伝わる情報発信として、次の項でお聞きしたいと思っておりますが、いずれにしましても、ぜひ光市の特徴ある子育て支援を進めていただいて、自信を持って発信していたければと思いますので、そのことを強く願って、この項を終わります。 ◯議長(中村 賢道君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) こんにちは。それでは、田中議員の3番目、光市を発信しようについてお答えを申し上げます。  まず1点目、市長の掲げる発信・受信・行動とはについてでございます。  議員からは、ことしの公務初め式におきます市長の訓示に関するお尋ねをいただきました。この訓示は、昨年の施政方針で示されました本市の人口減少と地域経済の縮小を克服するためには、「まち」の「しごと」が「ひと」を呼び、「ひと」が「しごと」を「まち」に呼び込む「好循環」へと転換していくことが必要という所信を具現化していくための手段といたしまして、発信、受信、行動の重要性を訓示されたものと受けとめているところでございます。  まず、発信の狙いといたしましては、まちの知名度を上げ、人を呼び込むこと。商工業、1次産業を活性化させ、雇用の創出につなげることに加えまして、情報を発信するために、まちの強みや弱みをみずから検証することで、市民の満足度向上につなげることができるという考え方が示されました。  また、受信につきましては、受信に対する反応に素早く対応するだけでなく、受信したものがいかに小さくとも、効果的な行動に結びつけていくことが重要であるという考えが示されました。さらに、今後に向けた考え方といたしまして、発信から受信、そして行動へを私たちの新たな合い言葉とすべきとの訓示を受けたところでございます。  つまり、市長は、積極的な市内外へのさまざまな情報の発信は大変重要なことであるが、ただ単に発信をして終わりというのではなく、発信した後に相手方からの反応を敏感に受けとめ、施策や事業の改善や改良への行動につなげていかなければならないということを、改めて私たちにわかりやすく解説されたものであると理解をしております。  したがいまして、後期基本計画の総仕上げや、総合戦略に基づく施策の着実な実行が求められることし、職員一人一人が発信から受信、そして行動へという言葉を常に意識しながら、職務を行ってまいりたいと考えております。  次に、2点目の、伝える・伝わる情報発信の戦略についてでございます。  議員からは、情報発信に関する方向性と戦略についてのお尋ねをいただきました。議員も仰せのように、情報発信に当たっては、誰に何を発信するのか、まさにテーマとターゲットを明確にして、その手法を選択する必要があります。  例えば、知名度の向上や交流人口の増加などを目指す発信、議員の言われる、光市を知ってもらう、売り込む発信につきましては、総合戦略におきましても、基本戦略の1つといたしまして、「光」の発掘!発信!知名度向上戦略を掲げるなど、明確に位置づけているところであり、総合戦略に基づきまして、市内外への若者層を対象として、ホームページやフェイスブック等の活用や、本市の地域資源をPRするための事業の展開やイベントの開催など、さまざまな媒体と機会を活用したまちの魅力のPRを進めていくこととしているところでございます。  また、引き続き、次期総合計画の策定過程におきましても、「光」発信!プロジェクトチームを活用し、若者ならではの視点と柔軟な発想から、光の発信につながる事業を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) ありがとうございます。今お聞かせいただきました。  一つずつお聞きしていきたいと思いますが、まず、発信ということで、光市の情報発信する方法として、市の広報がありますが、現在、光市の広報のひかりはどこに置かれているのか、お聞かせいただけたらと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) 広報ひかりでございますけれども、調査員によります各戸配付とあわせまして、本庁受付を初め、あいぱーくや大和支所、各出張所や公民館等には、持ち帰ることが可能な多少多目の部数を置いております。閲覧であれば、市内の文化、体育施設、さらには福祉施設を初め、里の厨やゆーぱーく光等、ほぼ全ての公共施設には閲覧可能な広報を置いているという認識をしております。  以上です。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) 公共施設メーンで置かれているということを今お聞きしたのですが、駅や病院、また学校やスーパーやコンビニ等、またカフェなどの民間施設に置き、より多くの人に発信して、受信していただけたらと思うのですが。これは他市町だと、そういったことをやっているまちを私たちも視察に行くと見るのですが、そのあたりで取り組みはできないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◯議長(中村 賢道君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) 光駅や市内の小・中・高等学校を初め、一部の民間の、病院や金融機関、さらには宿泊施設等におきましても、あわせまして、市内外で150施設、事業所等にはお送りをしているところであります。  閲覧につきましても、施設ごとの判断で可能なところもあろうかとは思いますけれども、その実態の全てを把握しているわけではございません。広報紙につきましては、光市と市民を結びつける最も基本的な媒体であろうかと考えておりますので、少しでも多くの方に読んでいただきたいという思いはございます。  民間の施設等につきましても、送付の希望等があれば、そのあたりについても柔軟な対応を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) 光市の広報につきましては、光のロゴ、あれも変わるということもお聞きしておりますので、そのあたりを非常に期待している部分があります。  最近は、広報をちょっとデザインの力で、フリーペーパーのような感じで、手にとりやすいようなデザインにして、やっている部分もありますので、ぜひ今後、民間施設にも置いて、より多くの人に手にとっていただけるような取り組みをお願いしたいと思います。  次に、受信方法としてという視点でお聞きしたいのですが、今現在、光市はどのような取り組み、システムがあるのか。また、それはどの程度活用されていますでしょうか。件数、内容等を少しでいいので紹介いただければと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) 受信方法についてのお尋ねをいただきました。  市民の皆様からの御意見や要望をいただく方法といたしましては、個別広聴ということで分類しますと、手紙や電話、ファクス、あるいは各課へのメールなどがございますが、何といいましても、直接市民の方と窓口でのやりとりの中で、いろんな御意見をいただくということが中心になろうかと考えております。  また、集団広聴という仕組みで考えてみますと、市長と気軽にミーティングを始めまして、市民対話集会などもございますし、さらには市長へのメール、もっと言えば、市民アンケート等々についても、その範疇に入るものだと認識しております。  また、その活用についてお尋ねをいただきましたけれども、今言いました各課での電話や受信件数まで全て集約しているわけではありませんので、このあたりについてはちょっとわかりかねますけれども、先ほど申し上げました市長と気軽にミーティングにおきましては、平成26年度では5回開催し、108名が参加、平成27年度では、予定も含めまして2回、15名となっております。また、市長へのメールにつきましては、市内外から昨年度は12件、本年度は6件いただいており、いずれも内容につきましては、市政に対する御意見や御要望等が中心になっていると記憶しております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) さまざまなチャンネルを持って受信をされているということがわかりました。  職員につきましても、窓口で日々受信しているんだという、まさに常にアンテナを張って受信をされているのではないかと思います。  1点、ここでお願いしたいことがあるのですが、私どもも視察等で他市町に行くと、市役所で目安箱等を目にする機会があります。また、大手スーパーなどでもお客様からの声を受ける箱を設置し、いただいた御意見に対するコメントを添えて張り出し、多くのお客様に誠実な対応と取り組みを知っていただき、よりよいサービスを提供するのと同時に、ファンをふやすという活動をするスーパーなどもふえております。  光市でも、このように施設やサービスに対する御意見はもちろん、市民からもまちづくりに対する提案等をより気軽に受けられる仕組みづくりをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
    ◯議長(中村 賢道君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) 御意見箱の設置等についての御提言であります。  指定管理を実施します各施設につきましては、その施設の利用者に対しては随時利用者アンケート等で利用者の声を拾い上げるようにという指導はしておりますし、施設に寄りましたら、独自の取り組みとしまして、意見箱や自由記載ノートなどを受付に置いて、利用者からの声を拾い上げているところでございます。  また、広く市政に対する御意見を伺うということでの意見箱につきましては、本市においても過去こういうことをやったという経緯はございます。ファクスやメール等の普及等に伴いまして、その利用実態から現在は実施をしていないという状況でございます。  こういう経過も含めまして、市民満足度の高い市政運営を進めるためには、やはり広いチャンネルで皆さんの声をお聞きしたいという思いは変わらないわけでありまして、引き続き気軽に皆さんの声をお届けいただけるような仕組み等については工夫を続けてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) 以前にも取り組まれたことがあるということをお聞きしました。ひとつ、やっぱりこういったものが市民の目に見える場所、見えるものになるということが光市の姿勢として伝わるものになると思うので、ぜひこのあたりを検討いただければと思います。  市民の方はもちろん、光市を訪れる人にも身近に光市を感じていただき、知っていただき、気づきをいただき、改善して取り組む、私も市長の言われる発信、受信、行動、いわば情報のPDCAサイクルを回すということが非常に大事だと思っております。このあたりは、ぜひ今後の取り組みを期待したいと思います。  また、携帯、インターネットの普及で、いつでも、どこでも、誰でも気軽に情報発信することが可能になり、携帯を利用している全ての人が簡単にできるからこそ、情報を受け取る相手の気持ちを考えながら、正しく情報発信をすることが大事と今の時代は言われております。  SNSの特徴の1つとしてあるのが、共感力と情報発信力であります。つまり、それは情報の受信者イコール情報発信者にもなるということです。相手に、人に教えてあげたいな、シェアして広げたいなと思える伝え方、情報発信を意識的に行っていただきたいと思いますが、そのあたりの取り組みはいかがでしょうか。 ◯議長(中村 賢道君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) 市が発信する情報といたしましては、基本的には、その世代等々も含めて、幅広く、不特定多数の方へ発信しているわけでありまして、まずは読みやすいこと、そして内容がわかりやすく、正確であること、そして親しみやすいこと等を意識した広報紙等の作成に努めているところでございます。  特に、SNSを使った情報発信につきましては、議員仰せの受信者の共感をということだろうと思うのですけれども、基本的には情報は、行政の発信する情報であるという基本的な認識の中で、そういう意識を持って情報発信に努めてまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) わかりました。  SNSのフェイスブックなんていうのは、いいね!にした人が何人とか、シェアした人が何人ということで目に見えるのですが、コイワシの記事なんかは、シェアも多かったのではないかと思いますけれども、そのあたりで何が市民の心に届きやすいのかなというところが見えると思いますので、ぜひ今後の取り組みに期待したいと思います。  このあたりは私も以前から、デザインを活用した情報発信、まちづくりを求めていますので、ひとつ、今回はちょっとデザインの力ということで御紹介をさせていただきたいと思います。  これは1つのイベントのチラシなんですが、実はこれが去年のチラシになります。虹ケ浜にこいのぼりを掲げるイベントのチラシなんですが、これがことしも行うことになりまして、デザインにチラシを頼みました。どういったものができてきたかというと、こういうものです。チラシといえば、開催日時とか場所、趣旨とかを載せて伝えるというものになると思うのですが、デザインの力を加えると、これは実は仕掛けがありまして、裏にメッセージを書くような欄があります。そして、ここにメッセージを書いていただいて、これを持って、その場所に集まって、みんなもそれを下げて、参加型のイベントにしようということでの提案をいただいています。  もう全く発想が違うなと思って、これはデザインの力を私も思い知ったわけなのですが、ちょうど1年前にこの議場で、今のありのままの光市の魅力である、豊かな自然が育てる人の感性を生かしたまちづくり、感性の育つまち、光市を提案させていただきました。豊かな感性を持つデザイナーに光市の魅力を効果的に発信してもらい、それを受信した人が光市に集まる。ほかのまちで行えない、光市ならではのまち・ひと・しごとのよい循環がつくれるというものです。  ちょうど光市では、新年度から6次産業化・農商工連携促進事業も始まりますが、経済部では特に、今までの新規事業チャレンジ制度でも、デザインの力というものを見てきていると思います。いかに光市に優秀なデザイナーが起業し、集まっているかも知っているのではないかと思います。全く興味ないのですかね。  ぜひ、そういった方たちの力をかりて、光市産のデザイン、光市産のデザインを活用して、今まで見えにくかったもの、伝わりにくかったものを、デザインの力で明確にして、光市の魅力を発信していただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お聞かせください。 ◯議長(中村 賢道君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) 光市の魅力の発信の方法につきましては、御承知のように、先般作成しましたプロモーションビデオを初め、ポスター、パンフレット、さまざまな方法があるわけでありますけれども、議員からは、デザインという切り口での御提案をいただきました。  確かに、デザインに関しましては、例えば、私たちがいろんな計画ものをつくって、それを製本する際にも、やはり見せる工夫、イラストやレイアウトも含めてでありますけれども、どうしてもやはり、その技術に関しては、プロの力をかりるということが非常に多いわけでありますが、一方では、やはり毎月の広報紙等、職員の力で編集しているようなものもございます。どのような機会でどのようなものをプロに頼むかというものにつきましては、その都度の必要性に応じて検討していく必要があろうかと思いますけれども、その話題性も含めまして、職員一人一人も、相手に伝えるための感性やセンスを磨いていく必要もあろうかと考えております。  以上です。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) わかりました。もちろん、デザインの力をかりるのも、物によると思いますし、光市としても、限られた予算の中で予算を使わずにいいものをつくるということで努力している部分は、私も理解しているところです。  ただ、やっぱりこういう発信という部分で言うと、受信、行動、受け取った人の生み出す効果というものがあれば、それは予算を使うだけではなく、投資という部分で、例えばPRに1億円かけても、10億円というものが返ってくれば、それは光市にとって大きな大きなものになりますので、ぜひ、ただ仕事を出すだけではなくて、意見を聞く、光市の発信方法について気軽にひざ詰めて意見を聞くという場を持つだけでもいいと思います。そこから始まると思いますので、ぜひそのあたりは受信のチャンネルを開いていただけたらと思います。  最後に市川市長にお聞きしたいと思いますが、今議会では市川市長の施政方針を聞かせていただきました。やはり、トップみずからが思いを語る姿が見られると、市民にとって非常にうれしいことですし、光市がこれからどういった方向に進んでいくのかを市民の皆さんに知っていただき、ともに光り輝くまちづくりに取り組んでいくためには非常に有効なことではないかと思います。  施政方針は毎年ホームページに文字で紹介されておりますが、ユーチューブを活用して、動画配信が可能になったひかりチャンネルというツールができた今、施政方針を動画配信することも非常に有効だと思います。受信できるチャンネルがふえるということは、障害を持っていらっしゃる方にも受信しやすくなります。また、たまに更新される市川市長のフェイスブック、私も楽しみにしている一人であります。更新されると非常にうれしく思っております。  そこで、市川市長、最後にお聞きしたいのですが、今回、光市議会で、市内の全中学校、全高校を対象に行った中学生・高校生まちづくりアンケートでわかったことの1つに、光市政に関する情報の入手手段としてあなたが期待するものはという設問の回答結果の集計では、光市広報、ホームページ等8選択肢の中から、新聞、テレビなどのマスコミ報道を選択した割合が、中学生でも高校生でも一番多い選択肢でした。  では、若者はもちろん、広く市民に市川市長の思い、光市の向かう方向性、光市の情報を発信するという視点で考えたときに、やはり、マスコミ、報道等のメディアの影響力は強く、そこをいかに活用していくかということが必要になってくるかと私は思います。市川市長には、もっともっとメディアに露出していただき、まちづくりに対する思いを伝えていただきたい。目で見て、耳で聞いて、空気感を感じて、IHI、市川熙イズムを伝えてほしい、光市の魅力を発信していただきたいと思いますが、市川市長のお考えと思いをお聞かせください。 ◯議長(中村 賢道君) 市川市長。 ◯市長(市川  熙君) まずは、田中議員の前の質問の中で、こう言われました。光っ子コーディネーターの配置などを取り上げていただき、こういったことは非常にわかりにくいし、伝わっていない、それが非常にもったいないと述べられました。この言葉が、私は本当に心にぐさっときているわけでありますが、本当に伝わる、伝えるということがいかに重要で、いかに難しいことであるかというのを本当に思いました。  そこで、私からは、本市の魅力発信に対する私の思いというものを効果的に発信するための3つのポイント、これを議員にお示しをしたいと思っているわけであります。  まず、思いを伝えるための心得として、作家で劇作家でありました故井上ひさしさんは、生前、こういうふうに言っております。むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろくと言っておられました。この言葉はまさに、魅力発信の勘どころを押さえていると私は感じましたので、このことを踏まえて、お答えをしたいと思います。  まず、1つ目は、相手に伝わりやすくイメージしやすい言葉やキーワードで発信することであります。私たちは、会話でもそうでありますが、相手に伝えようとするとき、難しい言葉を使ったり、一度に多くの情報を伝えようとすると、なかなか理解してもらえない。これは議員御案内のとおりであります。  これは魅力を発信する場合でも同じであり、やはりシンプルでわかりやすく、まちのイメージにぴったりの、ここでは、私たちでは、光という市の名前を全面的にPRしていくことが最も効果的であると考えております。このことは、大手通信社の光に着目したコマーシャル、あのコマーシャルでの大反響を考えていただければ、おわかりになると思います。  このほかにも、例を挙げれば、イワシですね、イワシ。これは光り物ですよね。こういう言い方もできますし、例えば、光る海、こういう光というものを何事にもつけていくことによって、そのもの自体が、光のすばらしいもの自体が、もっともっと輝くし、おいしくなるのではないかと思っているのです。  これは、例えば、塩、しょうゆ、みそ、こういう本当に食べ物をおいしくするような、そういう効果が、光という文字、光という言葉には備わっていると思っています。私は、この光という文字、言葉は、本当に、料理の中では主役ではないが、陰の主役になり得るのではないかと思っています。私たちの1つの資源には、光というものをどこかにつけて発信をする、これが私はすばらしいことではないかと思っているわけであります。  2つ目でありますが、時期や場面を見きわめて発信することであると思います。発信が最大限の効果をもたらすよう、発信の目的や狙いに合ったタイミング、手法を的確に捉える。そのためには、いつも私が申しておりますように、誰のために、何のために発信するのかということを念頭に置くと同時に、市民等から発せられる子細な反応でも敏感に受信しようという気持ちがなければならないと思います。つまり、易しく発信し、深く受信することであります。  最後の3つ目のポイントでありますが、それは、思いを込めて発信をするということであります。3つの都市宣言を初め、豊かな自然環境、あるいは文化、教育環境、そして充実した医療環境といったさまざまなまちの資源に、探求心や好奇心から生まれるおもしろさ、つまり、情熱を注ぎ込むことによって魅力や価値へと昇華させる、人の思いや人の熱が込められたものについては、私たちの情熱が込められたものについては、私は人に伝わるのではないかと思っております。 ◯議長(中村 賢道君) 市長、発言の途中でありますが、申し合わせの発言時間がなくなりましたので、よろしくお願いします。 ◯市長(市川  熙君) 頑張ります。 ◯議長(中村 賢道君) 田中議員。 ◯1番(田中 陽三君) 済みません。光ということがテーマで、市長にすごく熱く語っていただいて光が見えました。市長の後ろに後光が見えて、聞かせていただきました。  これからも市長にありとあらゆる場面で思いを語っていただき、市民の皆さんと同じ思いで一緒に取り組んでいただけることを期待しまして、私の全ての質問を終わります。 ◯議長(中村 賢道君) ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。                  午前11時13分休憩       ……………………………………………………………………………                  午前11時26分再開 ◯副議長(木村 信秀君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) 為光会の笹井でございます。  1月30日に、光市の離島、牛島で、コスプレ写真撮影会、コスプレ維新の島を開催いたしました。こちらの写真がそのときの写真です。当日は72名が牛島に渡りました。遠くは広島県から3名、福岡県から3名、私もスタッフの一人でございまして、このイベントにどんな魅力があるのか、何でそんな遠くから来られたのかというのを聞いてまいりました。  そうするところ、大きな2つですね。1つは、人がいないのがいいそうです。外部の人がいない。離島ですから、島民の方以外にはおられません。本土の公園とか屋外施設でこういうコスプレ大会をすると、冷やかしとか、あとは無断で写真を撮られて、しかもそれをホームページにアップされるというふうなことがあって、これは、コスプレイヤーのほとんどの人は勝手に撮られるのが大嫌いだそうです。離島ならば、本当に島民の方以外はおられないので安心できるということでした。  もう一つは、学校があるということです。牛島には、もう廃校になっておりますが、旧牛島小中学校があります。この校舎が背景に撮れると。こういうアニメとかゲームの主人公はほとんど中高生世代なので、学校を背景に撮影したいが、実際の学校をなかなか借用するのは難しいということです。こちらも、「夏目友人帳」というアニメの、アニメ上は男性なんですけど、女性がそういうキャラクターに扮して、猫のニャンコ先生と一緒に妖怪とめぐり会うと、ちょっと私はこの辺は余り詳しくないので説明できないのですけれども、そういうコスプレで、実際にやると、牛島の猫が寄ってきて、大変いい写真になっております。  この人がいないこと、学校が利用できたことが、このコスプレ維新の島の成功の要因だと、私は分析しております。コスプレ大会終了後に、私はインターネットで調べたところ、離島のコスプレ大会、特に人が住んでいる有人離島を丸ごとのコスプレ大会としては、日本で2番目の開催であったようでございます。  それでは、通告に基づきまして質問に入ります。  1項目め、人口減少社会における都市の課題について。  光市の歴史をさかのぼってみますと、昭和14年に浅江村、三井村、島田村、光井村が合併、昭和18年に室積町と合併し、初代の光市が発足しました。昭和30年には周防村と合併、平成の大合併では、平成16年に旧光市と旧大和町が合併し、現在の光市が形成されました。  旧光市の時代から、光市は中心のないまちと言われてきました。現在でも市内を見渡しますと、各地区ごとに適当な規模の中学校があり、公民館を中心としたコミュニティーが形成されています。それぞれの地区ごとに特色があり、海辺のまち、行政の中心地、コンビナートの門前町、JRの玄関口、豊かな農村地帯、歴史や神話の継承地などさまざまな様相があり、みんな違ってみんないいまちと言えるのではないでしょうか。  日本国全体で言いますと、過疎過密の解消、首都圏一極集中の是正、国土軸の複合化、地方創生など、国土の分散策に力を入れているのですけれども、なかなか実現できておりませんが、殊、光市においては、分散型都市として健やかに発達してきたと思います。  しかしながら、少子高齢化、人口減少が着実に進んでおります。光市の人口は昭和59年をピークに減少傾向が続き、本年1月に公表された国勢調査の速報値によると、5万1,392人となっております。今後についても減少が続く見込みでして、国立社会保障・人口問題研究所によれば、平成72年には2万9,000人台になることが予測されています。  人口減少を食いとめるための施策、人口定住のための施策に取り組んでいくことの重要性は明らかですが、一方で、人口減少を予測した上での施策が必要です。将来的な人口に対して、適切な公共施設配置、学校配置、道路や公共交通、上下水道を提供していく必要があります。そのためにも、現在の光市の現状を正しく分析することが必要と思いますが、都市構造分析について取り組む必要があるのではないでしょうか。  2点目、地域公共交通計画についてです。  光市の東西を走るJR山陽本線、これはもともとさかのぼりますと、明治時代に建設された山陽鉄道でございます。明治27年に大阪から広島まで開通し、その先は海沿いのルートを通る計画でしたが、海運のまちが寂れるのではないか、あるいは漁業に影響が出るのではないかという意見が出され、当時の室積村の村議会で対応がまとまらず、こっちがまとまらなかったので、田布施や岩田を通る山側ルートで建設と、明治30年に広島から徳山までが開通しました。この辺の経緯は、昭和56年に発行された光市史や室積郷土史に掲載されています。  鉄路が中心となるのは昭和の時代まででして、現在、平成の時代は自動車、マイカーの時代です。高速道路の周辺が栄え、鉄道駅前のビルが放置され、商店街が閑散とする地方都市が多い中、JR光駅前には白砂青松の虹ケ浜海水浴場が広がり、国道188号沿いにそれなりの商業集積のある光市は、私は結構魅力的な都市だと感じています。  さて、鉄道、乗り合いバス、タクシーなどの公共交通手段についてです。地域の足の問題でもあり、一方で、交通事業者としての収支や経営が成り立たなければなりません。光市議会でもこれまで、交通問題について多くの議員が取り上げてまいりましたが、昔、いっときは、バス路線の利用者数も明らかになっていない時代がありました。市議会での何回もの追及により、現在は補助路線の利用者数は明らかになっています。しかし、補助のないバス路線はいまだに不明なままです。  市内の交通問題を考えていく際には、鉄道駅の利用者数、バスの利用者数、タクシーの利用者数などの基本的データを明らかにした上で、市民の利便性や利用の実効性に合った議論をしていくことが必要と考えます。地域公共交通会議を拡充し、これらのデータを明らかにした上で公共交通体系の議論を進め、計画を策定すべきだと考えますが、いかがでしょうか。  公共施設マネジメントについてです。  人口減少や少子高齢化の影響をまず一番最初に受けるのが、幼稚園、保育園、小・中学校などの児童施設です。その後、数年して、高等学校や大学、そして企業の就職事情、ブライダル産業、住宅産業、自治会、公民館等の地域コミュニティー、そして老人会など、人生の歩みを追うかのごとく影響が出てきます。  現時点での影響を見れば、幼稚園では、周防にあります光市立さつき幼稚園が休園、小学校では、束荷小学校の3年生が今ゼロ人となっております。室積小学校でも、平成29年には、新入生、1年生が1クラスになることが予測されています。  こうした人口減少を予測して、光市としても公共交通のマネジメントに取り組んでおります。平成26年には公共施設白書を作成し、昨年には概要版を市内に配布、白書にも記載されているとおりですが、このまま今の施設を維持していけば、今後40年間で920億円、1年に直せば10億円もの経費が必要となります。公共施設の統廃合は進めていかなければいけません。  公共施設マネジメントについて幾つかの質問を用意しておりましたが、先行議員の質問とそれに対する回答で、マネジメントの推進に関する一定の理解を得ましたので、質問については省略したいと思います。  障がい者の支援についてです。  私も、市議会議員になりまして7年がたちました。障害者の方々ともお話をする機会がふえてまいりまして、いろいろな御相談も受けております。一つ一つの相談については、私なりに対応してきたつもりですが、今回、これらの質問をまとめて一般質問でお尋ねするものであります。  施設のバリアフリー化についてです。総合福祉施設あいぱーく光や、開館間近の室積コミュニティセンターなどは、障害のある方にも優しいバリアフリーのコンセプトにより設計されています。また、古くに建設された公共施設でも、玄関口の段差解消やトイレの改修などが随分進められてきたと思います。しかし一方で、島田にあります島田公民館は、ここは2階が主要な施設になっていまして、エレベーターもスロープもない、らせん階段しかないということで、障害のある方には大変使いにくい施設のままとなっております。  全ての公共施設を早急にバリアフリー化するということは、なかなか困難ということは理解しておりますが、どの施設がバリアフリー化されているかどうかを把握することは必要だと考えます。公共施設のバリアフリー化の状況についてどのようになっているのか、そして障害のある方でも活動しやすいまちづくりについて、市としてどのように取り組んでいくのでしょうか。  就労支援についてです。先日2月15日から18日にかけまして、お隣の下松市にありますショッピングセンターで、障害のある方々の創造した製品を販売するCOCOROSS笑顔マーケットin下松が開催されました。主催は、山口県の社会就労事業振興センターで、県内15の福祉事業所が参加、光市関係では帆布バッグや漬物などが販売されていました。  出店者の中で一番注目されていたのはうどんでございまして、このうどんは、周南市にあります有名店のうどんですけれども、その店の持ち帰り用のうどんだけ障害者の就労支援施設で製造されているということで、展示販売していました。私も試食してまいりましたが、うどんの腰、味、食感とも、さすが有名店のうどんでございまして、幾つか買って帰りました。パッケージはあくまでもうどん店としての表記しかありませんが、これだけのうどんを製造できる福祉施設があるということに私は感嘆いたしました。  また、こちらは、宇部で製造されているせんべい、ワタリガニを原材料としたせんべいで、おごっそ蟹せんべいというのですけれども、こちらもちょっと買って食べてまいりまして、カニの風味がほとばしるせんべいでございます。このせんべいも社会福祉法人が製造、販売しているという、こちらは裏に表記がありますが、このせんべいは宇部のほうでは普通のせんべいと並んで、お店、スーパー、土産物屋などで販売しているということでございます。  福祉施設の生産物が一般の流通ベースに乗って販売されるという事例はふえてきております。商品化して一般流通ベースに乗せれば、販売量は格段に増加するわけですが、光市内の障害者就労支援施設の生産物は現在どのような状況にあるのでしょうか。  3点目、設備についてです。障害者の支援施設は障害者支援が目的ですので、移動や生活において特別な設備が多く導入されています。光市でも、身体障害者デイサービスセンターや福祉作業所つつじ園を設置し、社会福祉法人に委託して事業を実施していますが、長い年月活用されて老朽化した設備も結構見られます。こういった設備の老朽化について、光市としてどのように取り組むのでしょうか。  4点目、あいサポート運動です。この運動は、多くの皆さんに障害の内容や特性、障害がある方が困っていることや、障害のある方への必要な配慮などを理解していただき、障害のある方の配慮やちょっとした手助けを行っていただく運動です。  このあいサポート運動は、平成21年に鳥取県で始まってから、全国の各県へ広がっていきました。山口県においても昨年、平成27年8月から実践され、あいサポーター養成や、あいサポート企業・団体の認定など、運動を推進しております。あいサポート運動について、光市の取り組みはどのようになっているのでしょうか。また、山口県が行っているあいサポートメッセンジャー養成研修会の参加はどういった状況でしょうか。  大きな3項目め、光市の“光”を活かしてでございます。  今は都会に住んでいても、自分を育んでくれたふるさとに自分の意志で納税できる制度があってもいいのではないか。そんな問題提起から始まりましたのが、ふるさと納税制度です。納税という言葉がついておりますが、実際には都道府県や市町村への寄附です。自分の生まれ故郷に限らず、どの自治体にでもふるさと納税を行うことができまして、全国的にふるさと納税の取り組みが盛んに行われています。  平成27年度上半期のふるさと納税全国ランキング1位となったのは、宮崎県都城市、件数10万件、金額は13億円です。都城市の一昨年の、平成26年の納税に対する返礼品は、都城市特産の牛丸ごと1頭とか、焼酎1年分とか、結構インパクトのある返礼品でした。ところが、返礼品の高額化について総務省が良識ある対応要請を全国の自治体に出しまして、都城市でも去年、平成27年から、これら高額商品は撤廃されたそうです。  しかし、その上で都城市は去年、平成27年度の上半期全国ランキング1位となっているわけです。都城市の池田宜永市長は、市のふるさと納税のメリットを一石四鳥と呼んでおります。1つ目、市のPRになること。2つ目、地場産業の活性化。3つ目、市の財政にとってプラスになる。4つ目は、職員の意識改革ということです。  光市でも、平成25年度からふるさと納税が始まりました。納税実績としては、平成25年度は11件217万円、平成26年は9件255万円となっております。平成27年からはお礼品を送り始めたということでございますが、お礼品の内容、そして今年度の実績はどのようになっているのでしょうか。また、平成28年度予算を見ますと、クレジット納付が始まるということですが、どのような制度になるのでしょうか。そして、お礼には、物品だけではなく、光市の心のこもったメッセージが伝わることが大事だと考えますが、そういった取り組みはありますでしょうか。  公園についてです。現在ちょうど、冠山総合公園で梅まつりが開催されています。ことしは結構雨にたたられていますけれども、それでも大勢のお客さんが光市を訪れております。この冠山総合公園になっている場所は、もともと梅は一本も生えていなかったのですが、冠山神社、隣の神社に菅原道真公が祭られておりまして、その縁で梅を少しずつボランティアの方が植えられて梅園が形成されました。その流れの後に、平成14年に冠山総合公園がオープンし、今では梅、桜、ショウブ、バラなど四季折々の風情が楽しめる公園として今に至っております。  平成24年に設置されました子どもの森についても、屋外型遊具を急斜面に配置するという結構斬新な計画でしたけれども、親御さんから見ると、芝生広場からゆっくり子供たちが遊ぶのが見ることができるということで、遠方からの利用も多く、光市の魅力創造につながっております。  冠山総合公園については定期的な補修や整備も必要と思われますが、平成28年度はどのように取り組むのでしょうか。また、都市公園としては、光市の浅江にあります大蔵池公園もあります。光ケ丘公園に隣接する公園ですね。こちらはどのように整備されるのでしょうか。  明治維新史の継承です。幕末の長州を舞台にしたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」が昨年末で終了しました。山口県では、この大河ドラマが放映されました平成27年をスタートとして、平成30年に向けて、明治維新150年記念観光キャンペーンに取り組むこととしております。維新パスポートや薩長土肥スタンプラリーなどの企画もスタートしております。  ここ光市の明治維新関係、幕末維新関係のトピックスは、長州藩力士隊隊長伊藤俊輔、後の初代内閣総理大臣伊藤博文公の生誕地であるということ。伊藤公が9歳まで過ごした光市の束荷地区には、わらぶき屋根の生家が復元され、伊藤公が生前に建設を指示した洋館というのも現在残っております。平成9年には伊藤公資料館もオープンしました。明治維新150年に向け、伊藤博文公の遺徳継承にどのように取り組んでいくのでしょうか。  また、もう一つの明治維新関係のトピックスは、第二奇兵隊です。高杉晋作や伊藤博文の功山寺決起に触発され、周防地区の志士や浪士が集まり、まず初め、室積の専光寺で南奇兵隊が結成、その後、普賢寺に移り、石城山へと本陣を移し、1865年4月に長州藩の公認の部隊、第二奇兵隊となりました。その後の流れにつきましては、昨年に作成されたリーフレット、第二奇兵隊史跡めぐりに詳しいので、こちらをごらんください。ハッピーエンドとはちょっとほど遠いような話もありますけれども、多くの教訓があります。  さて、明治維新150年に向けて、第二奇兵隊の継承については、どう取り組むのでしょうか。  以上で壇上からの質問を終わります。
    ◯副議長(木村 信秀君) 岡田建設部長。 ◯建設部長(岡田 新市君) こんにちは。それでは、人口減少社会における都市の課題についての1点目、分散型都市構造の特性についてお答えを申し上げます。  本格的な人口減少社会の到来により、我が国は、今、歴史上の大きな転換期であり、多くの危機に直面していると言われています。都市構造の観点で捉えてみますと、これまでの人口増加に伴い、多くの都市で市街地が拡散し続けてきましたが、人口減少に転じると、低密度化を招き、生活に必要なさまざまなサービスが成り立たなくなり、活力が低下、ひいては都市の衰退が進行するおそれがあります。  こうしたことから、国におきましては、都市全体の観点から、質の高いサービスを効率的に提供し、新たな価値を創造するため、都市機能を集約化していくことに加え、これと連携して、交通ネットワークを形成するコンパクト・プラス・ネットワークという新たな都市構造のあり方を示されたところでございます。  本市におきましても、議員仰せのように、今後、急激な人口減少が予測され、市民の皆さんの日々の暮らしや経済活動など、多方面に影響を及ぼすことが懸念されており、人口減少社会に対応するまちのあり方を展望し、本市の実情に応じた接続可能な都市への転換を図ることが必要です。  このため、昨年12月に策定したまち・ひと・しごとの創生総合戦略に、まちの再構築戦略として、コンパクトシティの形成を掲げたところであり、必要な事業例の1つに地域集約型都市構造の検討をお示ししたところでございます。  平成28年度は、都市構造に関する各種のデータを収集し、都市の現状の把握、評価を通じ、目指すべき都市、将来都市構造や講じるべき施策、設定の基礎資料を得ることを目的に、検討、調査を行うこととしております。その後、この調査結果を踏まえ、具体的な検討を進めてまいりたいと考えております。  国が示したコンパクト・プラス・ネットワークという考え方と、本市が都市計画マスタープランで定めた将来都市像、多核連携によるコンパクトな都市とは軌を一つにするものでありますことから、国の新たな制度の活用可能性を含め、将来都市像の実現を目指し、今後も引き続き計画的な取り組みを進めてまいります。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) それでは、2点目の地域公共交通計画の立案を!について、お答えを申し上げます。  先行議員にお答えを申し上げておりますように、本市におきましては市民生活や通勤通学の利便性の向上を図るため、平成28年度に地域公共交通網形成計画の策定に取り組むこととしております。  この計画の策定に当たりましては、既存の地域公共交通会議を拡充する形で協議会を設立し、この中で協議を重ねながら、地域公共交通の現状や利用者の移動実態、ニーズの調査分析、さらには問題点や課題の整理などを行ってまいりたいと考えております。  仰せのように、こうした地域公共交通の現状の調査には、鉄道やバス、タクシー利用者といった基本データの把握が必要であると考えておりますし、この協議会には、交通事業者だけでなく、利用者である市民の代表者、さらには国や県の行政機関にも加わっていただく予定としておりますので、それぞれのお立場からデータの分析や御意見をいただきたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) では、再質に入りまして、ちょっと交通のほうを聞いてみたいと思います。  光市内には、今、伊保木地区、五軒屋、この地区で、コミュニティ交通、地域型の交通があります。これの進捗状況と今後の課題についてお答えください。 ◯副議長(木村 信秀君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねとして、伊保木地区におけますコミュニティ交通事業の進捗状況、それから課題について御質問をいただきました。  まず、進捗状況ということで、平成24年度から26年度までの3年間の利用状況で御説明したいと思いますけれども、運行回数は平成24年度が116回、平成25年度が127回、平成26年度が118回となっておりまして、延べ利用者数は、平成24年度が346人、平成25年度が345人、平成26年度が352人でございます。  これは、運行1回当たりの利用者数で見ますと、平成24年度が2.98人、平成25年度が2.72人、平成26年度が2.98人となっておりまして、毎年コンスタントな利用状況にございます。  一方、課題ということでございますけれども、この事業におきましては、安全面の確保といった観点から、車両を運転できる方の年齢を70歳未満と定めておりますので、人口減少と高齢化が進むこの地区におきましては、これからも事業を継続していくためには、やはり運転手の確保が大きな課題であると考えております。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) わかりました。この伊保木の公共交通も、全国的に見ると結構斬新、先進な事例だと思っております。地域的には本当に御苦労をされて運行されているということを私もお話を聞いてわかっておりますけれども、ぜひこの流れを生かしていただければと思います。  公共交通デマンド交通などは、私どもの会派でも勉強会などを進めておりまして、2年前ですけど、和歌山県のみなべ町というところに行ってきました。この町も2つのまちが合併するに当たって公共交通の再編をしなければいけないということで、どうしたかというと、町営のバスを1年半にかけて3ルートほど、半年ごとにルートを変えて走らせた。半年たったらこのルート、半年たったらこんなルートということで。それで、利用者とか状況をアンケートをとって、最終的には1つのルートにして、それで回らないところはデマンド型で、希望があれば回しますよという形にしたということでございます。  鉄道と違って、バス、車というのは、インフラは公共が持っていまして、路線に関しては結構融通がきくものだと思っています。こういうことで、地域から要望があった場合に試験的に運転するというようなことも実績はありますでしょうか。また、要望があったときに、そういったチャレンジの路線を試行的にやってみるということはできないでしょうか。 ◯副議長(木村 信秀君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねでございますけれども、市営バスにおきましては、これまでに昨年12月に、これは議員さんも御存じと思いますけれども、塩田線を生野地区まで路線延長いたしまして試験運行をいたしました。また、平成24年12月に、同じく塩田線ですけれども、ここにおきまして、鹿ノ石地区を経由するルートで試験運行を行いました。  一方、チャレンジ路線はできないかというお尋ねでございますけれども、これまで市営バスの中で試験運行を実施いたしましたのは、どちらも市営バス路線の延長線上にある地区住民の皆さんから御要望をいただいたものでございまして、全体の運行時間あるいは運行ルートへの影響がほとんどなかったために、転回場の確保といったことも勘案しまして、試験運行が可能となったものでございます。  しかしながら、今の市営バスの枠組みの中におきましては、現行の運行ルートから大きく離れたり、全体の運行時間あるいは運行ルートに影響を及ぼす場合は、他の路線の減便あるいは縮小等を生じることになろうかと思いますので、そういったチャレンジ路線といった設定は困難であろうとかと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) どこの地域でも、やはりここは不便だ、バスの便が悪い、交通の足がないというのは大なり小なりあるのですが、それが本当にバスとかルートを設定したら、十分にお客が見込めるだけの状況なのか、それともそこまでの状況にないのかというのは、私はこれは1回調査で試験的にやってみれば結論は明らかだと思いますし、そのためのフレキシブルな対応というのは、ちょっと今後も求めていきたいと思います。  そして、地域の公共交通会議を拡充していくということですけれども、こういう交通の実態問題、特に交通事業者がどういう状況にあるのかというのは、なかなかわからないのです。私はこの会議の拡充に当たって、会議で出された資料や議事録などは公開していただいて、外の人も実態がわかるようにしていただければと思うのですが、そのようなことはできないでしょうか。 ◯副議長(木村 信秀君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねをいただきました。  協議会の運営方法あるいは資料等の取り扱い方針といったことに関しては、これから検討することといたしておりますけれども、いずれにいたしましても、市民の皆さんへの説明と情報提供はしっかり果たせるように、これから取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) わかりました。  こういう交通問題を対応していくには、不便だ不便だ、足がないという、そういう精神論、感情論だけではなくて、きちっとした調査に基づくデータ分析とか、シミュレーションが必要だと思います。そういうのはやっぱり専門家が必要だと思うのですけれども、今回、公共交通会議を拡充するに当たって、そういった専門家の招致についてはどのように考えておられるでしょうか。 ◯副議長(木村 信秀君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねでございますけれども、先ほどお答えを申し上げましたように、これから協議会を設置していくという中で、メンバーについても、行政関係者、それから交通事業関係者、それから市民の代表者を予定しておりまして、そのほかに、やはり今議員さんが言われましたように、学識経験者等の専門家の方にも加わっていただくことも必要かと思っております。ただ、具体的な人選等については、これから検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) わかりました。  もう一つ、ちょっと交通問題で、実はJRバスの室積公園口線がありまして、この公園口のバス停が3月26日から移設されるということが、バス停や周囲の自治会に先日回覧がありました。  市は、こういった路線変更というのを把握しているのでしょうか。また、把握しているとしたら、この公園口バス停の移設はどのような理由なのか、わかれば教えてください。 ◯副議長(木村 信秀君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねでございますが、JRバスの室積公園口バス停の移設につきましては、先日、JRバスの関係者が来庁された際に、バス停を移設される計画があるとお聞きをいたしました。  それで、その理由につきましては、現在の室積公園口バス停が、県道と市道が接しておりますT字路、いわゆる狭隘な道路に設置をされているということで、安全性などを考慮しまして移設されることになったとお聞きをしております。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) この交通問題について、よその市やよその県の事例を見ても、交通事業者がこうしますよという方針を決定して、特にそれがJRの路線なんかが撤退するというのを決めてから、それから市民や市議会、そういうところで存続運動が始まるというような事例が多いのですね。今、広島県の三次から江津の鉄道なんかも、まさにそんな事例になっています。  私は、交通事業者が、乗降客の減少とかあるいは交通安全の問題とか、いろんな問題を抱えているのであれば、きちんとした会議でその情報を出していただいて、そして市民みんなでその問題について考えていくということが必要ではないかなと考えております。そのためにも、会議で交通事業者からの課題を出していただいて、利用状況、会議資料、議事録などの公開をぜひお願いしたいと思います。  この項を終わります。 ◯副議長(木村 信秀君) 近藤福祉保健部長。 ◯福祉保健部長(近藤 俊一郎君) それでは、御質問の2番、障がい者の支援についての1点目、バリアフリーの推進についてお答えいたします。  まず、市内の公共施設のバリアフリー化の状況であります。  公共施設60カ所、これには建物としての施設だけでなく、公衆トイレ12カ所を含んでおりますが、これらについて調査しましたところ、スロープを設置している施設が34カ所、施設内に点字ブロックを設置している施設が17カ所、多目的トイレは50カ所、このうちオストメイト対応型は20カ所となっております。  新しい施設には、ユニバーサルデザインの理念に基づき、バリアフリー化が的確に実施されているところでありますが、古い施設では不十分なところもあり、本年4月に施行される障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、いわゆる障害者差別解消法においては、さらなるバリアフリーの促進が求められており、施設を所管する部署で適切な対応を検討することになります。  また、こうした物理的なバリアフリーばかりでなく、障害に対する理解促進といった心のバリアフリーについても、人的サービスも含め、推進していく必要があります。こうした状況を踏まえ市では、障害のある人が気軽に出かけるためのツールとして、平成27年度から2カ年で、ひかりおでかけマップの作成に取り組んでいるところであります。  このマップは、市内の民間施設を含む主要な施設の物理的なバリアフリーの状況はもちろんのこと、例えば、視力障害がある人への読み上げ、聴覚障害がある人への筆談といった、障害のある人に対する配慮が行われる施設や店舗など、心のバリアフリーの状況も盛り込み、またこのマップを利用する人のために、バリアフリーの状況をあらわす絵文字、ピクトグラムの使用や、漢字を読むことが難しい人のためにルビを振ったり、あるいは目が見えない人のために、香りや色彩などの五感の情報を加えるなどの新たな視点を加えたものを考えています。  次に、2点目、就労支援の取り組みについてであります。  市内で障害者の就労を支援する障害福祉サービスを行っている事業所は7カ所あり、清掃業務等の労役業務に加え、野菜などの農産品、漬物、竹製の箸、帆布使用のかばん、あるいはオリジナルブレンドのコーヒーといった加工品の生産など、各事業所において特色ある生産活動が行われております。  また、販売活動については、イベントやバザーへの出店が主な販路でありますが、農産品のJAや里の厨への出荷販売、あるいは独自に店舗を構えた販売事業の展開や、インターネットを利用した受注を行っている事業所もあります。  次に3点目、設備老朽化の対応であります。  議員御紹介の身障者デイサービスセンター及び福祉作業所つつじ園は、市が設置しているものであることから、老朽化した設備については年次的な更新計画も踏まえ、必要が認められる場合は更新していくものであります。平成28年度予算案においては、身体障害者デイサービスセンターの特殊浴槽、福祉作業所つつじ園のリフトつき送迎車両の更新に係る費用を計上しております。  次に4点目、あいサポート運動の普及についてであります。  議員御案内のように、あいサポート運動は、山口県において平成27年8月から、この運動を実践するあいサポーターの養成や、あいサポート企業・団体の認定のための研修会等の開催に取り組んでおり、本年1月末現在、県が市町別の集計を行っていないため、本市のあいサポートの登録状況は不明でありますが、県全体では2,464人の方が登録、26のあいサポート企業・団体の認定が行われております。  本市では、研修会等の開催の実績はありませんが、あいサポート運動の普及啓発のため、ポスターの掲示や窓口でチラシの配布を行っているところであります。  また、あいサポートメッセンジャー養成研修会についてでありますが、あいサポートメッセンジャーは、あいサポーターの養成のための研修会等の講師を担うことができる人で、その人材養成のための研修が7月に行われ、県全体では93人、本市では4人の方が、あいサポートメッセンジャーとして登録されております。  本市の障害福祉担当職員は、7月の研修について日程調整ができず、参加できませんでしたが、3月11日に予定されている研修は受講する予定であります。  以上であります。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) 平成28年度予算案にありますひかりおでかけマップについては、その完成を期待しております。  障害のある方から、ちょっと私もいろいろ相談を受けまして、1つ紹介しますけど、光井にあります総合体育館、ここの身障者用トイレ、視力障害の方ですけれども、利用したときに、トイレから出られなくなったという話を聞きました。入るときはボタンで自動的にばっとあくのですけれども、中で済まされて出るときに、ドアの近くまで行って幾ら探してもボタンがないということで、私も現地を見ましたところ、扉から2メートルぐらい離れたところにボタンがあったということです。その方は、探しているうちに自分がどっちの方向を向いているかわからなくなったということで、ちょうど同行していた方がおられましたので、その方が外から声をかけて、何とかなりましたけれども。  それで一応お聞きします。障害者トイレの開閉ボタンというのは、そういった2メートルも離れたような場所にある、そういう構造でよいのでしょうか。 ◯副議長(木村 信秀君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) 総合体育館の所管をしております教育委員会のほうでお答えをさせていただきます。  ただいま議員お示しのように、総合体育館の身障者用のトイレにおきまして、視覚障害者の方がトイレから出られなくなったという事態が発生いたしまして、大変御不便をおかけをいたしましたことに対しまして、申しわけなく思っているところでございます。  ただいま、スイッチの位置が奥2メートルぐらいという御指摘がございましたのですが、先日、私どもも確認をさせていただきましたし、建築の部門の職員にも確認をさせていただいております。場所的にも奥行き、手すりを伝わっていった後にスイッチがあり、問題ないというふうな感じでは考えておりますが、今回のスイッチの位置の操作の仕方に多少迷われたことが原因と思われますことから、視覚障害者団体の方とも御意見をお伺いしながら、点字シールなどの対応ができないかどうかということも検討させていただきたいと考えています。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) 今、おでかけマップをつくるに当たっても、いろんな障害者の方に現地を実際に出向いてもらって、その意見を反映してつくっておられるということでございますので、またこういったトイレの問題についても、何人かの方に御意見を聞いて対応していただければと思います。  就労支援のほうに行きます。  障害者支援施設の生産物の品質向上や販路拡大の取り組みについて、今は施設任せだと思うのですけれども、行政としてはどのような支援ができるのでしょうか。私は支援するべきだと考えておりますが、いかがでしょうか。 ◯副議長(木村 信秀君) 近藤福祉保健部長。 ◯福祉保健部長(近藤 俊一郎君) 障害福祉サービス事業所における生産活動につきましては、その活動状況などにより、利益の多寡はありますけれども、基本的には利潤を出す事業であるということでありまして、本市では障害者支援に対する国の基準を超えて直接的な支援は行っていない状況であります。  平成25年4月に施行された障害者優先調達推進法に基づきまして、印刷物や蛍光管などの物品については、事業所からの優先的な調達など、間接的な支援を行っているところであります。また、光市地域自立支援協議会の就労部会において、これはこの就労部会において、各事業所の品質向上や販路拡大に向けた情報交換を行っているわけでありますが、この中で市と協働で各事業の生産活動などを紹介する事業所PRシートを作成し、情報発信するといった支援も行っております。  さらに、里の厨や冠山総合公園内のひかり花館など、公共的な施設におきましても生産品を取り扱っておりますが、販路拡大につきましては、技術支援協議会などの意見も踏まえながら。と申しますのは、やはり民間事業所のほうでも、生産物の、例えば生産品の拡大を安易にこちらが言ったとしても対応できない場合もありますので、その辺はそういう協力要請も含めて検討する考えであります。  以上です。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) 県内でも随分生産販路拡大で、事業所の努力というのがふえてきております。  私もちょっと2月に、萩市の、ここに写真がありますが、のんきな農場というところに行ってまいりました。社会福祉法人EGFが運営する障害者就労支援施設を目的とした多機能型事業所ですけれども、ここで、イチゴやメロンを生産、そしてケーキやジャムも製造しております。入所、通所を含めて90名の方が従事されています。  ここの特徴として、イチゴをつくっております。これがそのイチゴのパンフレットですけれども、障害者の方が携わっているということを一切表示せずに、民間の流通商品として販売しております。このイチゴは、道の駅たまがわ、それから山口県庁売店、そしていっときですけれども、広島の三越でも販売されていたということでございます。  指導者の方にお話を聞いたところ、障害のある方ですから個々の人はできることできないことがどうしてもございますが、それをチームを組んで組み合わせてやれば、こういう生産作業は十分可能だと。品質向上については、当然農業的な努力は十分にされておりますが、十分商品価値のあるおいしいイチゴで、私も2つ食べてまいりましたが、大変おいしかったです。そういう能力の見きわめと組み合わせを見つけ出すというのが大変だが、それをクリアすれば、こういう活動は可能であるということでした。私も大変勉強になりました。  また、障害についての取り組みですけれども、今、議場のほうにお配りしておりますマークがあります。こちらのマークですね。このマークは何に見えますかね。聞いてみてもおもしろいかなと思ったのですけれども、私は最初に見たとき、池で泳いでいる口をあけたアヒルに見えたのですけれども、どこかの県の知事さんもそう見えたそうです。
     このマークは、あいサポート運動の一環として、障害のある方が配慮を必要としていることを示すマークです。そのキーホルダーというのも今作成されておりまして、ちょっと借りてまいりました。これはどういうマークかというと、手に沿えたハートのマークなのですね。ちょっと右肩を上げてもらうとわかりやすいかもしれませんけれども。この裏面は、いろいろな情報が記入できるシールとなっています。  障害の中でも、内部障害、聴覚障害、発達障害などの方は、なかなか外見ではわからない。そういう方が困って、ちょっと困ったな、助けてほしいなというときに、このキーホルダーを着用して、そのときにちょっと見せるということで、意思を伝えやすくするものです。  このマークは、実は、山口県が作成したということでございます。今、中国地方の各県にも同様の取り組みを依頼して回っているところでございます。これは確かに有効な方法だと思うのですけれども、世間の人がこのマークが何なのか理解していないと、意思が伝わらないわけです。あいサポート運動の理解を深めることが必要ですので、山陽小野田市や平生町は、市主体で研修会を開催しております。光市でもサポーター研修会を実施すべきではないでしょうか。 ◯副議長(木村 信秀君) 近藤福祉保健部長。 ◯福祉保健部長(近藤 俊一郎君) 今、議員から御紹介いただきました県内他市町の取り組みにつきましては、これは行政職員を対象とした研修会と聞いております。確かに市職員の障害に対する理解を進める取り組みとしては効果的でありますので、障害者差別解消法への取り組みと組み合わせて、職員研修の一環として実施するように、担当所管と今協議していく考えであります。  それから、議員から御紹介いただきましたマークについても、別途所管のほうで、このPRに努めたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) わかりました。この項を終わります。 ◯副議長(木村 信秀君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) それでは、笹井議員の3番目の光市の“光”を活かしての1点目、ふるさと納税に対する御礼についてお答えを申し上げます。  本市の魅力や情報を広く発信するとともに、特産品の開発や販路の拡大など、さまざまな目的を持って、ふるさと光応援寄附金事業の拡充策といたしまして、昨年10月から本市に御寄附いただいた市外在住の方へのお礼品の送付を開始したところでございます。  まず、お礼品の内容と今年度の実績につきましては、光市産のブランドイチゴを初め、玄米や光市産の梅を原料とした梅酒、海産物加工品などに加えまして、チタン製のマグカップや本市の風景を描きましたポストカード、ハンドメイドのバッグなど、市内15の協賛事業者から提案を受けました本市の魅力と生産者の気持ちが詰まったお礼品として、30品目の中から希望の品物を送付させていただいているところでございます。  今年度の実績でございますが、2月末時点の納付済み件数で申し上げますと148件、1,567万5,000円と、これまでの実績を大きく上回る件数となっております。  次に、来年度からふるさと納税制度拡充の一環として導入予定としておりますクレジット納付についてのお尋ねでございますが、本事業は、寄附者の利便性の向上を図ることを目的に、インターネットを利用した支払いで最も利用率の高いクレジットカード払いによる寄附金納付方法を新たに導入し、寄附の申し込みから納付までの手続をワンストップで行おうとするものでございます。今年、ことし6月からの導入を予定しており、導入後は、インターネット上から寄附のお申し込みをいただく際にクレジット納付を御選択いただきますと、お申し込み手続の後に、そのままクレジットカード決済によるお支払い手続が可能となります。  最後に、寄附に対する心のこもったメッセージが伝わる取り組みについてでございます。ふるさと光応援寄附金に対する寄附者の方々には、ふるさと光に思いをはせられる方、幾度となく御寄附をいただいている方、多額の御寄附をいただいている方など、さまざまな方がおられます。特に本市に対して特別の思いを持って御寄附をいただいている方に対しましては、先ほど申し上げましたお礼品の送付にとどまらず、ふるさとへの思いを寄附という形でお受けし、まちづくりに反映させるという制度本来の趣旨を踏まえながら、一人一人の思いに沿ったお礼状をお送りさせていただいているところでございます。  さらには、寄附金の活用事例の御報告や、より多くの皆様が寄附者の方々からの御厚意に触れていただけるように、寄附の実績や寄附者からのメッセージを市広報やホームページでも広く御紹介させていただくなど、本市を思う気持ちに対して気持ちでお応えする取り組みを通じまして、感謝の気持ちをお伝えしているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 岡田建設部長。 ◯建設部長(岡田 新市君) それでは、3番目の2点目、冠山総合公園・大蔵池公園の整備と活用についてお答え申し上げます。  最初に、冠山総合公園の整備についてでございます。  冠山総合公園は、平成14年2月に開園以来14年が経過し、園内の施設の老朽化や樹木の巨木化が進んでおり、定期的な補修が必要となっている中、平成28年度においても維持補修を中心とした整備を行ってまいります。  まず、冠山総合公園入り口付近のウッドデッキを、平成27年度より7カ年かけて、階段以外の部分について、れんが舗装へと更新をしており、平成28年度も引き続き、休憩棟の南側付近について実施する予定でございます。  次に、子どもの森周辺でございます。子どもの森の遊具周辺に設置された土どめ柵についても、木造であるため腐食が進んでおり、倒壊するおそれがありますことから、平成27年度から擬木柵へ更新をしており、平成28年度も引き続き実施したいと考えております。  また、子どもの森周辺の樹木については、整備されて以来一度も伐採されておらず、巨木化が進み、うっそうとしており、昨年8月には枯れ枝の落下による遊具が破損する事故が発生しております。こうしたことを踏まえ、利用者の安全性を確保するため、現在のエリアからさらに5メーター程度奥まで樹木を伐採いたします。また、伐採地内に簡易な水路を設置し、子どもの森に集中的に流れ込む雨水を分散させることにより、大雨による被害を最小限にとどめ、安心して利用できる環境を維持してまいりたいと考えております。  続いて、イノシシ対策でございます。  冠山総合公園は、近年、イノシシにより掘り返し被害が園内至るところで発生しており、オートキャンプ場を初めとする公園利用者の安全が危惧されているところでございます。現在、公園周辺にはイノシシ対策用の防護柵が途中までめぐらされておりますが、未整備となっている箇所があるため、イノシシが自由に公園内に入る状況となっており、イノシシが侵入していると思われる箇所に、ワイヤーメッシュの防護柵を設置したいと考えております。  以上が平成28年度の主な整備でございますが、日常の維持管理や簡易な修繕につきましては引き続き、指定管理者である株式会社ビークルーエッセに委託し、お互い協力し合いながら、安全・安心な公園の維持管理に努めてまいります。  次に、大蔵池公園の整備についてでございますが、内容につきましては、先行議員に御説明申し上げましたとおり、「光」発信!プロジェクトチーム提案による発光剤を活用した公共施設の整備を試験的に実施するもので、蓄光ブロックを遊歩道の一部に設置し、ナイトウオーキング等、夜間でも安全に利用できる公園として整備し、光市の新たな魅力を発信しようとするものでございます。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) 続きまして、御質問の3点目、明治維新史の継承についてお答えいたします。  議員からは、明治維新150年に向けて、伊藤博文公の遺徳継承にどのように取り組んでいくのかとのお尋ねでありますが、具体的な取り組みといたしましては、毎年度開催をいたしております企画展におきまして、平成30年を終着点として平成27年度から4年間にわたり、伊藤公の生涯や業績、伊藤公が私たちに何を残したのかを説明するパネルや関連資料により紹介する伊藤ドラマを開催してきたところでございます。  また、伊藤公の遺徳継承のためには若年世代に理解してもらうことが不可欠であると考えていることから、資料館を訪れる小・中学生を対象に、伊藤公学習帳を活用するとともに、興味を持っていただくような趣向を凝らした子ども歴史講座を開催しております。  こうした本市独自の取り組みを展開するとともに、やまぐち幕末ISHIN祭や、平成の薩長土肥連合、明治維新150年記念事業山口県推進協議会といった広域的な事業に積極的に参加することで、広く伊藤公の遺徳継承につなげるとともに、生誕の地光市のPRに努めてまいりたいと考えております。  次に、明治維新150年に向けて、第二奇兵隊の継承についてどう取り組むのかとのお尋ねでありますが、第二奇兵隊については、昨年が石城山天神150年の節目の年であったことから、関連する史跡等を紹介したリーフレットや、昨年度発刊した冊子、未来をひらく光市の歴史文化を活用し、未来の歴史文化の活用を図るため、足跡をたどるバスツアーを開催し、当時の隊員たちの思いを感じていただいたところでございます。  今後は、リーフレットを増刷し、配布先を全県域に広げることで、さらなる周知啓発を図るとともに、まだまだ解明されていない第二奇兵隊に関する情報の収集に努め、理解を深めてまいりたいと考えております。  こうした取り組みを通し、明治150年に限らず、未来にわたって継承するきっかけとなることを期待いたしているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) では、光市の“光”を活かしての再質問に入ります。  大蔵池公園について、遊歩道に発光剤を埋められるということです。こちらに出ておりますのが大蔵池公園で、ソフトパークの調整池を中心とした公園、後ろに見えているのが光丘高校でございます。そこを整備されるということですけれども、整備したときには、そのハードだけなのか、それとも整備後の活用イベントなどは考えておられるのでしょうか。 ◯副議長(木村 信秀君) 岡田建設部長。 ◯建設部長(岡田 新市君) 再度の御質問にお答えを申し上げます。  建設部といたしましては、イベント等の考えは持っておりません。しかしながら、今後も市民の皆さんに親しまれる、活用される公園として管理はしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) 私も大蔵池公園はいろいろここ数日見に行っていまして、確かに何人かウオーキングの方がおられるのですけれども、ちょっと上の公園と下の公園で状況は違うのでしょうけれども、なかなか人がいないなということでした。人がいない公園で、しかも後ろにこういうふうに学校があるということで、何かいいイベントができるのではないかなと思って考えて、何かあるはずなんですけれども、片仮名4文字ぐらいのいいイベントがあったよな、ああ、そうでした、コスプレ。コスプレ大会を、ここ光丘高校とあわせてやってみてはいかがでしょうか。 ◯副議長(木村 信秀君) 岡田建設部長。 ◯建設部長(岡田 新市君) 再度の御質問にお答えを申し上げます。  議員御提言のコスプレ大会については、団体等から公園を活用してみたいという実施要望があれば、関係機関とは協議をしたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) 今度は歴史のほうに行きますが、伊藤公について、今、映像ドラマという企画展をやっていますけれども、映像ドラマというのが今、ずっと昔のままでございます。映像ドラマについて、つくらないのか。NHKが去年、萩や防府でもつくっていますから、見積もりぐらいは聞いたら教えてくれるのではないかと思うのですけれども、どうでしょうか。 ◯副議長(木村 信秀君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) 伊藤公の遺徳継承に当たりまして、これまで本市の取り組みの基本といたしましては、あくまで史実に基づいた遺徳継承に取り組んでいるところでございまして、脚本に基づく役者が演じるような外部映像ドラマは現時点では考えていないというところでございます。  また、NHKに見積もりということでございますが、これは昨年の大河ドラマに関連して、萩、防府が実施をしたことを参考に言われているのだろうと思いますが、本市には伊藤公にかかわる映像資料というものがございませんので、新たにということはなかなか難しいものと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) 伊藤公については、歴史上の著名人でもありますし、随分今までドラマや映画にもなっております。  私は見てきましたけれども、1986年には、「幕末青春グラフィティRonin坂本龍馬」、そして今、こちらのほうに写真がありますけれども、1989年日本テレビ年末時代劇スペシャル「奇兵隊」、奇兵隊の高杉晋作は松平健さんがやっています。こういうものもあるわけです。「長州ファイブ」もありますが、これはもう伊藤公のほうで権利も買って、公開できるということですから、こういうものも、昔の番組ではありますが、中身は私はすばらしい番組だったと思っています。  権利を購入して、伊藤公資料館で上映できるような形ができないか、これは提言とさせていただきます。  伊藤公については、もう日本国民誰もが知っている、本当に有名人でございます。せっかくこの伊藤ドラマをつくられていますので、これをどのように取りまとめられるのか。書籍にまとめたり、インターネットで公開することはできないのでしょうか。 ◯副議長(木村 信秀君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) 現在、最終年の企画展では、それまでを統括する総集編としたいと考えておりまして、こうした成果は市としての大きな財産となりますことから、議員仰せのように何らかの形で残すということで、遺徳継承を図っていきたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) こちらもまだ期間はありますが、そうは言っても、もうスタートして終期が平成30年と決まっていることですので、ぜひお願いします。  これもやっぱり、市民を巻き込むためには、いろいろアイデアが必要だと思っています。私は、伊藤公や奇兵隊をテーマにしたコスプレ大会を、伊藤公資料館で開催したらどうかと考えております。これはいかがでしょうか。あわせて、教育関係施設でのコスプレ大会実施状況についてもお尋ねします。 ◯副議長(木村 信秀君) 武居教育部長◯教育部長(武居 雅則君) 伊藤公と第二奇兵隊を周知とか情報発信する上では、さまざまなツールを用いた形で行く必要があると考えておりまして、議員が今言われましたように、コスプレにつきましても1つの手法であるというふうには考えますが、その主体があくまでやはり民間の方々が中心になって行っているものだと考えますし、現状、市として大会等といったものの開催は難しいものと考えております。  教育施設関係の状況でございますけれども、先ほど議員が御案内されましたように、1月30日にコスプレ維新の島ということで、牛島の旧牛島小中学校の使用を許可したということがございますし、ふるさと郷土館におきましては、平成25年度以降、別館や本館の貸し館によりまして、9グループの延べ90人の方が利用されていると聞いております。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) 今回答がありましたとおり、実は、ふるさと郷土館の別館では、もう既に9回90人の利用があるということです。ちょうど、ふるさと郷土館は、本館のほうは誰でも入場料を払って、上がって見られるような勉強スペースになっていますが、別館のほうは、お茶とかお花とか、そういうものを丸ごと貸し出すような施設になっています。当然、使用料等が要りますが。  実は、10代、20代のコスプレイヤーの方は、そこを借りて、和装のコスプレ大会というのをやっています。ただ、外から全く見えないようになっていますので、外の人は気がつかないのですけれども、もう既にそういう文化が光市にもある、入ってきているということです。  これは、もうちょっと別の部局にも聞いてみたいのですけれども、都市公園施設などでのコスプレの実施状況や開催状況について、お答えください。 ◯副議長(木村 信秀君) 岡田建設部長。 ◯建設部長(岡田 新市君) 都市公園でのコスプレでございますけれども、昨年3月15日に、新市誕生10周年記念コスプレ維新の日ということで、伊藤公園で実施をされております。今年度は7月17日に、こすおん@冠山総合公園が冠山総合公園で実施されるということは聞いております。  以上でございます。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) わかりました。  私も最近勉強したのですけど、そのこすおんというグループは防府のグループですけれども、山口県内で最も精力的に5年ぐらい前から活動している団体で、そういう団体の行事が光市にもようやく来たのかなというふうで、やっぱりそういう文化の浸透ぐあいというのが少しずつ進んでいると思っております。  光市の魅力は、光の名前であるということは、市長もおっしゃられていますが、私もそのとおりだと思いますが、その光という名前にどのような内容を組み合わせて、光をプロモーションしていくのかというところが大事だと思います。  都城市は牛と焼酎だということでやっておりますし、またそういうアニメとかを情報発信のツールとして使っているまちもあります。光市の場合は、豊富な自然、歴史、分散型都市構造を生かしてシティセールスを行うわけですが、その手法として、私はコスプレというのは有効な手段であると考えております。  最後に、市長にお尋ねします。光市の“光”を生かしていくことについて、どのような思いがありますか。また、分散型都市構造を生かしたシティセールスの一環として、コスプレに優しいまち光市に取り組んでみてはいかがでしょうか。 ◯副議長(木村 信秀君) 市川市長。 ◯市長(市川  熙君) 時間を気にしながらお答えをしたいと思っております。  まず、光を生かしていくというのは、もう先行議員に何回も何回もお話をしているわけでありますが、1つだけ、私は、職員がつくった光市の“光”を探してという、あのプロモーションビデオ、あれに私は大きなヒントが隠されていると思っているところであります。  ところで、議員さんは、光市をどういうふうに手話であらわされるか御存じでしょうね。光市、山口県光市を。これが山口県光市をあらわす手話であります。こうでございますよ。これが光市をあらわす手話であります。  もう一回、議員さん、あのプロモーションビデオを見ていただきたいのですが、あのとき、子供やその母親、あるいは保育園児、消防団、ニューフィッシャーなどの現役世代、さらには高齢者や障害者が、こういうふうに手話を送っているのですね。私はそれを見ながら、そうだ、やはり全員で、人の輪でやはりこれをやるということ、手話をやるということ、光を発信していくこと、これが私は一番重要な1つのポイントではないかと思ってきているところであります。  まだまだ言いたいことはあるわけでありますが、今度は多少余裕を持って終わりたいと思います。要するに、そういう人の輪、これを、きずなを築き上げていきたいと思っております。  コスプレに優しいまち、これは今でも十分に優しいまちであると思っております。  以上であります。 ◯副議長(木村 信秀君) 笹井議員。 ◯5番(笹井  琢君) また、市長のエールを受けまして、また私も光市の地域活性化に取り組んでいきたいと思います。  以上で全ての質問を終わります。 ◯副議長(木村 信秀君) ここで暫時休憩といたします。再開は振鈴をもってお知らせをいたします。なお、再開は午後1時35分を予定いたします。                  午後0時35分休憩       ……………………………………………………………………………
                     午後1時35分再開 ◯議長(中村 賢道君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。加賀美議員。 ◯12番(加賀美 允彦君) 皆さんこんにちは。ひかり未来の加賀美允彦です。  2点質問をいたします。  今、国や地方公共団体の大きな課題の1つに、人口減少対策があるわけであります。人口問題研究所は、何もしなかったら、日本の人口1億2,000万人が、今から44年先の2060年には8,000万人になると。光市は2万9,000人になると推測しているわけであります。今、光市の人口を振り返ってみましても、合併時には5万6,000人余りの人口でありましたけれども、昨年末には5万2,000人と、4,000人弱減少しているわけであります。こういうことを考えても、人口減少対策は喫緊の課題ではなかろうかと思います。  そこで、その対策の1つ、移住、定住、交流人口の拡大という点について取り上げてみたいと思います。  先般、会派の視察で、愛知県の長久手市を訪問いたしました。そこで、市議会議長から歓迎の挨拶で、光市のホームページで立派なパノラマを見せてもらった。光市は海岸線のきれいなすばらしいまちだと絶賞しておられたわけであります。  そして、昨年の秋には、光市が策定した人口定住促進のビデオが、総務省主催の動画コンクールで、地域で子育てしたい賞を受賞したということであります。おっぱい都市宣言の光とともに、光市が全国的にアピールされることは非常に喜ばしいことだと思うわけであります。  しかしながら、移住希望者や、あるいは定住希望者にとって、本当に光市が魅力あるまちかというと、まだまだたくさんの問題が横たわっているのではないかと思うわけであります。  昨年の秋に、人口削減対策の一環として、まち・ひと・しごと創生総合戦略が策定されて、今実行に入っているわけであります。これは、いわば緊急的な事業であって、5年先、10年先、20年先、30年先を考えた、腰を据えた事業が必要ではないかと思うわけであります。人口削減対策につきましては、市長は、産業の振興と雇用の創出、移住の促進と定住支援、結婚、出産、子育てと、時代に合った都市経営と、こういった1つの政策目標を掲げて、取り組もうとしておられるわけであります。  そこでお尋ねしたいのは、5年ないし10年先の光市をどのように変えようとしておられるか、何かお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。  次は、光市は、現状に満足して変化に乏しいまちとよく言われることがあるわけであります。お隣の下松市は、かつては財政破綻したこともあるわけでありますけれども、今では人口が微増ですけど毎年ふえている。そして、住みたいまちの全国ランキングでも非常に注目されるように変貌しているわけであります。それは何か。これは皆さんよく御存じだと思います。やっぱり、まちを区画整理して、いろんな企業がやってきた。同時にまた、ザ・モールやスターピアといった下松タウンセンター、これが大きな起爆剤になったのではないかと思うわけであります。  光市も、今こそ、切り口を定めて、定住希望者、あるいは移住希望者にとって魅力あるまちにアプローチしていかなければならないと思います。では、そういう挑戦の鍵は何かというと、やっぱり先進的なアイデアでもって1つの絵をかき、それを検討し、それを形にしていくことではないかと思います。  そこで、一例を挙げながら、見解を伺ってみたいと思います。  まず、ハード面についてであります。  光市は、いろいろとインフラ整備をしてきたわけであります。しかしながら、その都度、附帯する魅力的な施策が何もない。例えば、昨年、虹ケ丘で瀬戸風線が一部開通いたしました。確かに区画整理で住宅用地はできましたけれども、幹線には、いわゆる商業施設も公共施設も何も考えられていないわけであります。また、188号につなぎ込みが決まったわけでありますけれども、それに伴う施策展開がないわけであります。  私はかつて、門蔵山に自然公園をつくって、道の駅のようなものをつくるべきではないかという提案をしたことがあります。ところが、門蔵山はコースに外れちゃった。ではそうすると、やっぱり虹ケ丘の幹線道路横に、道の駅のような施設をやっぱり考えていくべきではないかと思います。相乗効果が随分あるわけであります。もちろん交流人口も増すでしょう。それよりもやはり、住民の利便性が非常によくなっていくと思います。もし、そこがだめなら、冠山総合公園に設置することも一考であると思うわけであります。  この辺の見解があれば、お聞かせ願いたいと思います。  次は、光市の玄関口である光駅周辺の整備について考えてみたいと思います。  いわゆる橋上駅化、バリアフリー化、あるいは駅前の開発、そして駅から新病院までの交通アクセス、この問題については、今回の議会でも同僚議員から先行議員がいろいろと質問をしております。前の定例会も、その前も出てきているわけであります。これはやっぱり光市の玄関口として、早急に絵を描いて取り組んで、そして形にしていく挑戦をしない限りは、やっぱり光市は後塵を拝するようになってくるのではないかと思うわけであります。  そして問題は、光総合病院の跡地利用であります。これについては、先行議員も言っておられましたけれども、やっぱり光駅に近くて一番いいところであります。この立地を利用しない手はないと思います。私は、そこに市民ホールにかわる機能を持った施設をつくり、そしてザ・モールのような商業施設を入れたタウンセンターをつくるべきだと思います。そうすると、それを核にして、やっぱりその辺の周辺が活発になり、市全体としても盛り上がってくるのではないかと思うわけであります。  病院の用途使用については、先行議員の回答として、病院局と市長部局がこれから検討していくと、そういう回答でございましたので、後ほどまた一問一答でお尋ねしてみたいと思います。  次は、ソフト面でお尋ねしてみたいと思います。  私は、光市が、子供に幸せを呼ぶまちひかりという売りを持っていったらいいのではないかと思います。まず、若者が光市に住んで、定住し、あるいは移住してきて子供たちを育てると、そのための立地がよければ、喜んで来ると思うわけであります。  光市は、子育てについては、妊婦健診の公費化とか小児医療の無料化、あるいは学童保育の拡大といったような、いろんな施策展開をしております。そのほか、すばらしい事業があって、決して他市には遜色はないと思います。しかし、同じことをしていたのでは来ません。若者が喜んで来るような施策展開が必要ではないかと思うわけであります。  ではどんなものがあるかと一例を挙げますと、光市の出生率は1.6人です。では、それを超えた、2人、3人、4人と子供が生まれたときには祝い金を出すとか、もちろん小児医療の無料化は高校生までは延長できないか、そういったことを含めて、若者を呼び込むようなことをすることがやっぱり一番大切な施策ではないかと思うわけでありますが、その辺についてのお考えを聞かせていただきたいと思います。  次に、やっぱりお祭り好きな市民性を考えまして、お祭りのまちひかりを築くことも必要ではないかと思います。花火大会、梅まつり、普賢まつり、そしておっぱいまつり、光まつり、こうやって上げれば随分たくさんのお祭りがあります。もちろん交流人口はこれで高まっているわけでありますけれども、その事業がそれぞればらばらでやっているわけです。やっぱり一つにまとめてPRをしていく、そしてPDCAを回して、その事業を再度よく検証して、常に新しいものを生み出していくという取り組みをしていったら、お祭りのまち光市が光ってくるのではないかと思います。その辺のお考えを聞かせていただきたいと思います。  そして、やっぱり、今、一端を述べてきましたけれども、若者、中年、あるいは高齢者と、それぞれ課題があるわけであります。それらについて、やっぱりスピーディーに対応していかないと、他市におくれをとることは間違いないと思います。  では、一体それは誰がやるのか。今までは、全て、ほとんどが行政頼みでありました。しかし、今、経済は右肩下がりです。右肩上がりなら行政がやってもいいけど、とても無理です。ではどうするかというと、民間を含めて、みんなで知恵を出してやっていくことがやっぱり必要ではないかと思うわけであります。  そのためには何をするか。やっぱり議員や行政マン、あるいは学識経験者、あるいは専門のプロを入れたシンクタンク集団、専門家集団をつくって、やっぱりしっかりした絵を描いて、そして検討し、それを形にして、市に諮問するような仕組みをつくっていくことが必要ではないかと思うわけであります。今は市民会議とか審議会とか、あるいは市民対話集会とかいろいろあります。それはそれで大きな成果を上げているわけでありますけれども、やはりどうしても、市民満足度、狭い範囲の利用に終わっちゃうのではないかなと思うわけであります。  これからはやっぱり、それを超える1つの施策を展開していかなければならないのではないかと思うわけであります。この辺についての執行部のお考えがあれば聞かせていただきたいと思います。  この件については以上であります。  では次に、今、地元でちょっと抱えている課題についてお尋ねをしてみたいと思います。  光市の西側に、ゴルフ場跡に、太陽光発電設備ができ上がりつつあります。先般、行ってみましたら、バランスよく生えていた木々はみんなのけられて、だだっ広いところにパネルがずらっと並んでおりました。市民の人は、これは大水が来たら土砂は流れてくると。そのとき、行政は何をしてくれるんだろうか、どう対応してくれるんだろうかと。この答えをお聞きしたいと思います。  また、そういう災害もありますけれども、もしやめたときに、あのパネルは一体どうなるのかと。さらには、突発事故が起こったときにはどうするんだ。そういう点の対応がやっぱり必要だと思うわけであります。今、規制条例をつくっているところもあるようでございますが、その辺についての御見解をお尋ねしたいと思います。  次は、道路の問題であります。  今、住宅地の中に、4メートル道路で、市道認定されていない土地がたくさんあるそうであります。それはなぜかというと、やっぱり土地の名義が個人の名義になっている。しかし、個人は、いや、市に寄附したら、引いて差し上げましょうと、そういう申し出があった場合には、きちんと市道認定できるのかどうか、ここらあたりについての御見解を伺いたいと思います。  そして、もう一点は、各地で狭隘道路について、広げてほしいという要望がたくさん出ていると思います。それはどういう形で実現していくのか。その実現の仕方についてお尋ねをしてみたいと思います。  以上が壇上での質問であります。あとは一問一答でお尋ねいたします。 ◯議長(中村 賢道君) 市川市長。 ◯市長(市川  熙君) 加賀美議員の1番目の1点目、移住希望者に魅力のあるまちとはについて、お答えを申し上げます。  議員からは、5年先、10年先の光市をどのようなまちにしたいかとのお尋ねがありますので、まちの魅力という観点からお答えを申し上げたいと思います。  十年一昔と言いますように、10年という時の流れは、人の考え方やライフスタイルに大きな変化をもたらします。科学技術や行政の仕組みが日進月歩で変貌しつつある中、地方自治体を取り巻く環境についても同様であることは、論をまちません。人口減少を初め、社会経済情勢の動向により、時代の要請は刻々と変遷し、地方自治の根幹にかかわるシステムのありようまでが大きく見直される、そのような10年間に私たちは今住んでいるわけであります。  無論、こうした変化は避けることができないものでありますが、私は、こうした時代に柔軟に対応し、創意工夫のもとで生み出された価値こそが、まちの新たな魅力になると信じております。  内閣府が昨年実施をした、人口、経済社会等の日本の将来像に関する世論調査によりますと、地方へ移住する条件として最も多かった回答は、教育、医療、福祉などの利便性が高いこと、次いで、居住に必要な家屋や土地が安く得られること、買い物など生活の場や文化イベント、趣味の場が充実していることの順になっておりまして、やはり生活の利便性や精神的な充足などを重視する傾向が、私は顕在化しているのだと思っております。  こうした中、本市は、温暖で風光明媚な気候風土に加えて、おっぱい都市宣言に基づくきめ細かな子育て、教育環境や、2つの市立病院を中心とする充実した地域医療体制、豊かなコミュニティーに育まれた地域のきずななどの諸条件とあわせて、光という希望に満ちた名前など、全国に誇るべき数多くの魅力を有しており、総合戦略におきましても、これらの魅力を最大限に生かしつつ、都会からの移住促進や定住支援に取り組んでいくという決意を示したところであります。  施政方針で申し上げましたように、今後は、総合戦略に基づく取り組みについて、できるものから実行に移す、一方で、「ゆたかな社会」を展望するためのビジョンとなる第2次光市総合計画の策定を市民の皆様とともに進めていくことになるわけでありますが、5年先、10年先の本市を展望したとき、総合計画あるいは第2次総合計画に基づく取り組みが、まちの優しさ、強さ、きずなに支えられて、着実な成果として芽を伸ばし、新たな魅力として輝き始めているまち、言いかえれば、我々が目指す豊かな社会への息吹を感じられるまちであってほしいと心から願う次第であります。  さらに、こうしたまちの魅力は、移住希望者にとって、このまちで暮らせば自分の夢がかなうかもしれないという期待感となり、ひいては、ついの住みかとして本市を選んでいただく大きなきっかけになると考えております。  合抱の木も毫末より生じ、九層の台も塁土より起こり、千里の行も足下より始まる。これは、どんな大きな事業であっても、手近なところから着実に努力を重ねていけば成功するという、千里の道も一歩からの由来でもある、古代中国の思想家、老子の教えでもあります。この言葉のとおり、豊かな社会に到達するためには、足元から一歩また一歩と歩みを進めていくほかはないと私は考えております。  その歩みを確かなものにするためにも、議会を初め、市民の皆様におかれましては、積極的な御支援を引き続き賜りますようにお願いを申し上げ、私の回答としたいと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 岡田建設部長。 ◯建設部長(岡田 新市君) こんにちは。それでは、人口減少問題を考えるの2点目、ハード面、ソフト面の取り組みのうち、建設部所管分の虹ケ丘もしくは冠山総合公園に道の駅をについてお答えを申し上げます。  まず、道の駅の特色といたしまして、道路利用者の休憩施設、地域の文化や歴史、名所や特産品などを紹介する情報発信、地域との交流の拠点、また災害拠点施設でもあると考えられております。  こうした機能を有する施設としましては、冠山総合公園や里の厨がございます。年間来場者数は、冠山総合公園が約30万人、里の厨が約25万人と、県内にある道の駅と比べても劣ることもなく、一定の役割を果たしているところでございます。  議員からは、虹ケ丘の幹線沿いや冠山総合公園に道の駅をという御提案でございますが、現在の周辺の土地利用状況や地元小売業に与える影響等を考えますと、実現は非常に困難ではないかと考えます。しかしながら、議員の御提案は、光市に大きな経済効果と交流人口の増加に寄与するものと考えておりますので、まずは現在ある施設の充実、活用について、関係部署と協議をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) こんにちは。続きまして、おまつりのまち光市についてお答えを申し上げます。  現在、経済部が関係している全市的な主な祭りといたしましては、光、みたらい湾の両花火大会、梅まつり、光まつり、そしてひかりふるさとまつりがございます。  ここで、それぞれの祭りについて、改めてその概要や特色などを簡単に御説明いたしますと、光花火大会は、光市観光協会の主催により、7月下旬に、西日本屈指の白砂青松の自然海岸である虹ケ浜海岸一帯を会場に開催され、海岸沖の会場から迫力ある大輪の花火が打ち上げられます。会場が駅から近く、交通の便がよいことや、観客収容能力もすぐれていることから、毎年多くの観客が訪れ、本市の夏の風物詩として定着をしております。昨年は約7万人の観客が訪れました。  みたらい湾花火大会は、光市観光協会と地元商店会を中心とした実行委員会の共催により、10月上旬に御手洗湾周辺を会場に開催され、秋の澄み切った夜空に、観客席から至近距離にある防波堤の複数箇所から花火が打ち上げられ、華やかで迫力があります。翌日開催される早長八幡宮秋祭りとのコラボレーションにより、地域の一大イベントとなっております。昨年は約3万人の観客が訪れました。  梅まつりは、地元関係者が中心となって設立された梅まつり運営協議会の主催により、2月中旬から3月上旬にかけて、冠山総合公園梅の里周辺を会場に開催されます。梅の里には100種、約2,000本の梅の木があり、これは県内最大で、西日本でも有数の規模でございます。また、山全体が梅園となっているため、頂上から瀬戸内海が一望できるなど、絶好のロケーションを誇っております。昨年は約7万5,500人の観客が訪れました。  光まつりは、光商工会議所や地元商工業者等で構成する光まつり実行委員会の主催により、10月初旬に市民ホール周辺を主会場に開催されます。この祭りは本市の商工業の振興に資することを目的としているもので、活気あふれるステージイベントやパレードのほか、物産コーナーや工場見学など、市民参加型の祭りとなっており、昨年は約2万8,000人の観客が訪れました。  ひかりふるさとまつりは、市内農業団体や大和公民館、大和商工会等により組織される実行委員会の主催により、11月中旬に開催されます。この祭りは、地元の農産物の展示販売を通じ、地産地消を促進する収穫祭として位置づけられるとともに、郷土文化の紹介などにより、市民の交流を深める市民総参加型の祭りとなっており、昨年は約2万2,000人の観客が訪れました。  このように、いずれの祭りにおきましても、関係団体や関係者の皆さんが、祭りに訪れる多くの人々に大いに楽しんでいただこうと祭りを盛り上げ、精力的な活動を展開されております。こうした皆さん方のお取り組みは、本市の交流人口の増加や地域の活性化、ひいては議員仰せの光市らしさのアピールや光ブランドを高めることにもつながっているものと考えております。  本市には、祭りを総合的かつ一元的に継承する組織はございませんが、今後ともそうしたまつりがより一層魅力的なものとなり、市内外に向けてさらにアピールできるよう、関係者の皆さんと連携しながら、祭りの評価と検証などに努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 近藤福祉保健部長。 ◯福祉保健部長(近藤 俊一郎君) それでは、御質問の2点目のうち、若者に魅力ある子育て施策についてお答えいたします。  議員から、医療費助成、出産祝い金といった、子育て世帯の経済的支援策を御提案いただいたところであります。いずれの施策も、人口減少の時代にあって、将来に向けてまちが存続していくための施策として、まさに都市間競争のテーマとなっているものであります。  本市においても、子ども医療費助成事業として、これまで小学生から高校生までの入院医療費の助成を行っていたものを、昨年8月の診療分からは小学校3年生までの通院医療費についても助成を拡大しております。また、例えば保育園や幼稚園の保育料についても、国の保育料基準額よりも保育料を低く設定していることや、同時入所の第2子以降の無料化など、約1億7,000万円以上の費用を伴う軽減策を講じているところであります。  今後もこうした都市間競争がさらに進行していくことは間違いのないところであり、子ども医療費の助成についても、県内で既に対象を小学校6年生までに拡大しているところや、中学校3年生まで自己負担の割合を引き下げているところも出てきております。  こうした施策の多くは、一度始めたら後戻りはできないものであり、継続的かつ多額の財政負担を伴うことを踏まえ、慎重に検討していく必要があると考えております。しかしながら、もちろんのことではありますが、少子化対策の手法として検討しなければならない課題であると認識しており、国、県の動向や他の自治体の状況、そしてタイミングも見きわめながら、前向きに検討していく姿勢は常に持ち続け、また、例えば未来のパパママ応援事業のような、経費としては小さいかもしれませんが、おっぱい都市宣言のまちとして象徴的かつ効果的な事業の展開もしっかりと検討してまいりたいと考えております。  以上であります。 ◯議長(中村 賢道君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) それでは、加賀美議員の3点目、市全体で強い協議機関を作ろうについてお答えを申し上げます。  議員御承知のとおり、行政機関は、予算を初めとした議決事件や法律や条令、規則に基づく全ての自治事務につきまして、みずからの判断と責任において誠実に管理し、執行する義務を負うこととされておりまして、本市といたしましても、政策を具現化させていくための企画立案につきましては、各部局の長をトップとする各セクションを中心に取り組んでいるところでございます。  ただいま議員からは、行政に加え、議会や市民を交えたシンクタンク集団の設置についてのお尋ねをいただきました。現在、政策の具現化に向けた過程におきましては、法律や条例などの規定に基づく審議会や調査会に加え、協働のまちづくりを推進するため、また満足度の高い行政サービスを確保していくため、それぞれの目的に応じて各種協議会や懇話会などを設置するなど、市民の皆様からも広く意見や御提言をいただきながら、政策の具現化を図っているところでございます。  一例を御紹介申し上げますと、人口ビジョンや総合戦略総合計画の策定を初め、これらの計画の評価、検証を中心に、まちづくり全般について幅広く御協議いただくこととしております第5期光市まちづくり市民協議会には、豊富な知識や経験を有する市民の皆さんや、各分野で地域活動を実践しておられる方、また若者を初めとする公募による方、さらには産官学金労の各界の有識者の方など、さまざまな立場の方に御参画をいただいております。  なお、人口ビジョンや総合戦略の策定に関しましては、光市の今、そして予測される未来の認識を共有した上で、今からどう動くべきか、委員の皆様からお寄せいただいた多くの意見、御提言につきまして整理した上で、総合戦略にも位置づけているところでございます。  いずれにいたしましても、今後もそれぞれの目的に応じて設置されている各種関係機関等の御意見もいただきながら、本市にとって真に必要で、ふさわしい政策の立案や具現化が果たせるように努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 加賀美議員。 ◯12番(加賀美 允彦君) 今、市長ほか各部長からの御回答がありました。順次質問してまいりたいと思います。  まず、市長がお答えいただきましたけれども、市長は就任以来2期7年余り、着実に成果を上げてこられたと思います。  最初は、役所の理想像として株式会社光市を提唱されまして、質の高いサービスこそがやっぱり利潤だという考え方で、まずまちづくりに挑戦されたわけであります。2期目については、「やさしさあふれる「わ」のまち ひかり」づくりということで、いろんな形で輪ときずなが整ったまちづくりをされておられるわけであります。今のお話の中にも、そういった方面を売りとしてやっていきたいという趣旨のお話でございましたけれども、やはり私は、最初におっしゃった生活の利便性ということをもう少し考えていかなければならないのではないかと思うわけであります。  生活の利便性という中の1つの例として、2つの病院を残したこと、さらには農業拠点施設の里の厨、そして温泉施設のゆーぱーく、これらは当初、非常に心配されたわけでありますけれども、市長は積極的に推進して、今や経営も非常にうまくいって、まちの売りになっているわけですね。では、それでいいのかというわけですね。やっぱり利便性を考えたときには、もちろん、こちらのほうでいろんな里の厨に似たような施設をつくって、漁業者のいわゆる生産の売る場をつくるとか、さらには農業者の売り場にするとか、そしてまた、購買、いわゆる住民の利便性であります。そういったものを高めるという形では、新しい施設の挑戦もやっていただきたいと思うわけであります。  これには金がないと片づけるのではなくして、やっぱりいろんな方法があると思うのです。もちろん、国の補助金をもらうこともありましょうし、民間から通してもらうこともあると思うのです。いろいろ工夫しながら、売りとなるような施設をつくっていただきたいと思うわけであります。市長のお答えに対する感想でございます。  では次に、質問に入りたいと思いますけれども、光市の平成28年度予算を見てみますと、市税が非常に減っていると。その主なものは、やっぱり法人市民税です。かつては43億円あった法人市民税が、昨年度は8億円ちょっと。今年度は、予算上では4億4,000万円しか法人市民税がないと。この辺については、大企業に対する要望等はあるわけではございますけれども、もう大企業頼みではできないような状況になってきているのではないかと思うのです。  そこでお尋ねしたいのは、いわゆる産業の振興と雇用の促進について、具体的に今後どういう挑戦ができるのか、ここらあたりについてお考えをお聞かせ願いたいと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度の御質問として、産業振興と雇用創出についてのお尋ねをいただきました。  昨年12月に策定した総合戦略におきましては、議員御承知のように、政策目標の1番目に産業振興と雇用の創出を掲げておりまして、その中で戦略や施策の考え方などをお示ししており、これを基本に事業を展開してまいりたいと考えております。特に新年度におきましては、この議会に上程をしておりますけれども、本社機能移転等における固定資産税の不均一課税に関する条例、これを上程させていただいております。  また、小規模企業者に対する要件緩和を盛り込みました事業所設置奨励条例の改正、さらには、これまでにも多くの議員さんから御質問をいただきましたけれども、創業支援事業計画の策定、あるいは中小企業融資制度における創業資金の創設、こうした産業振興と雇用の創出に向けた新たな取り組みをこれから進めたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 加賀美議員。 ◯12番(加賀美 允彦君) この辺につきましては、もう今までも言われてきたことだと思います。  今回の予算を見ても、法人市民税は随分減っているけれども、市民税は若干ふえているということは、割合幸せなことではないかと思います。それと同時に、実は平成27年度の市内の3つの高校の卒業生で、この光市に就職した人が41人いらっしゃるそうなのです。これはありがたいことだと思います。やはり地元に就職して、地元で結婚し、子供を育てていくと。こういう土壌をやっぱりきちっとつくっていただきたいわけでありますけれども、この地元への就職について、企業あるいは学校にどういうアクションを起こしておられるか、その辺が何かあればお尋ねしてみたいと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 就職確保に向けた市内企業等への働きかけということの御質問だと思います。
     これは毎年ですけれども、市長が市内に事業所を有する企業の東京本社への訪問をする機会がありますが、そういったときに代表者の方々とお会いする機会がありますので、採用増に向けたお願いをさせていただいております。また、市内の企業におきましても、いろんな行事なんかでお会いする機会がございますので、そういったときに、積極的な採用のお願いといったお話をさせていただいております。  それから、私ども経済部におきましても、いろんな商工会議所の工業部会あるいは小売商業部会というのがあるわけですけれども、そういった事業所の代表者の方がお集まりになったときには、採用の確保あるいは雇用の増といったお願いをさせていただいております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 加賀美議員。 ◯12番(加賀美 允彦君) 地元への採用の問題について、やっぱり市も積極的にやっていただきたいと思います。  それともう一つは、やっぱり2大企業に対する市長のトップセールスですね。今から見て、こういう景気のいいときに、何で法人市民税が4億円かと疑問を感じる人もいると思うのです。それと同時に、2大企業でもどうも将来が心配だよというようなこともあるわけでございまして、やっぱりトップセールスとして、しっかりした対応をやっていただきたいと思います。  次には、病院問題についてちょっと、病院の跡地問題についてお尋ねいたします。  前回、光市にはにぎわいの場がないということにつきましては、先般開催した夢を語ろう、高校生と光市議会でも意見が出ているわけであります。やっぱりあそこを中心にして、病院の跡を利用して、そしてにぎわいの場をつくると同時に、商業施設が入れば、あの辺にマンションをつくっても、お年寄りが買い物にも行けるということで入っていくと思うのです。今、市内の状況を見ますと、いわゆるお年寄りが、もう奥のほうでは生活できないので、まちのほうに出てきたと。では、どこに行くか。光駅のマンションに入るかといったら、ちょっとお隣の下松のほうに行っちゃう。その理由は何かというと、やっぱり交通アクセス、あるいはバリアフリー化ができていない、さらには買い物ができないという問題があるのです。その辺を考えて、ひとつやっていただきたいと思います。  今、市民ホールが、昭和40年代につくった施設でもあるし、耐震性も十分できていないと。そこの面積が、大体1万4,000平米ぐらいなんです、市民ホールが。今、病院跡地が、あそこの病院跡地だけで1万1,000平米ぐらいある。その隣の老朽化した幸町住宅をのければ、それが4,000平米あるから、やっぱり市民ホールぐらいの敷地は確保できると。そういう中で新しい試みに挑戦していただきたいと思うわけであります。  先ほど幸町住宅の話を出しましたけど、これは本当にのけると言ったら失礼だと思いますが、でも老朽化な施設であることは間違いありません。これは何年ごろできたのか、それとも、この住宅の集約化についてはどういうふうな考え方が今あるのか、教えていただきたいと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 岡田建設部長。 ◯建設部長(岡田 新市君) 再度の御質問にお答えを申し上げます。  幸町住宅の建設でございますけれども、これは昭和40年から42年度で建設をしております。建物の更新につきましては、平成23年度に策定をしております光市営住宅等長寿命化計画において、建てかえの方向性をお示ししているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 加賀美議員。 ◯12番(加賀美 允彦君) わかりました。  だから、建てかえの方向性を示しているということは、やはりそこらあたりも一緒に入れた施策展開ができるのではないかと思います。  それから、先行議員のお答えでは、病院の跡地利用の問題については、病院局と市長部局で検討していくというお話でございましたけれども、ニュアンスとしては、その所管もとである病院に考えろという気持ちがしてならないのであります。やっぱり役所の悪い例で、縦社会ですかね、横の関係が非常にまずいのではないかというような思いもしないではありません。  そこで副市長、ちょっとお尋ねしたいと思いますが、今、政策調整会議というと、トップ会議があるわけでありますけれども、そういうところで、例えば病院の跡地とか給食センターの跡地とか、そういう問題を議論するようなことはないのでしょうか。その辺はどういう形で議論されているのかお尋ねしてみたいと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 森重副市長。 ◯副市長(森重 正一君) こんにちは。ただいま政策調整会議についてのお尋ねでございましたので、私のほうで少しお答えをさせていただこうと思います。  初めに、病院の跡地について議員のほうからお話がございまして、この一般質問の中でもお答えがございまして、参与のほうからは、まずは病院事業会計が有する資産でありますことから、病院事業会計、いわゆる病院局のほうで協議検討した上で、市長部局のほうと検討をさせていただきたい旨の答弁をさせていただいたところでございます。  大きな政策調整会議の役割とすれば、もう既に議員御案内のとおり、市としての大きな重要案件等に関する方針を庁議という形でそこで一定の方向性を出すために、市長をトップとする部局長で構成をする会議でございます。やはり市としての方向性を出すに当たっては、それぞれのまず所管の中で十分に議論をし、検討をした上で、一定のある程度の方向を出した上で、市全体として考えていくことが適当であると考えております。  しかしながら、議員仰せのとおり、やはり横断的な組織での協議検討ということも必要でございますことから、事務的なレベルでの事前の協議であったり、もっと言えば、事務文書規則にもありますように、プロジェクトチームをまず設置をして、そこでさまざまな方向性から検討をしていくという手法もあると考えております。最終的には、市長をトップとする政策調整会議の中で方向性を出し、市長が判断をし、決定をしていくことになろうと思っております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 加賀美議員。 ◯12番(加賀美 允彦君) 確かにそうだと思います。  したがって、やっぱり病院局が、例えば跡地の問題を解決しようと思えば、病院局としては、売ってお金を入れて、できるだけ病院建設を安くしようという考え方になっちゃうんですね。それだけではないのです。やっぱりいい、すばらしい立地条件のところでは、いろんなものをつくって、そしてまちの発展につながったほうがいいわけでありますので、その辺はやっぱり今後の検討課題の中でよく議論していただきたいと思います。  次に、もう一点ほど、ちょっと時間がないのであれでございますけれども、言っておきたいのは、やっぱり今ごろの若者は打算的であって、非常に数字を見て方向を決めるということがあるわけであります。今、例えば、国が決めている健全財政の数値については、非常に健全だと言われておりますけれども、そのほかの数値の中で、経常収支比率、これが平成26年決算で100%を超えていると。平成28年度予算でも100%を超えている。つまり、余裕のないまちだと。  そうすると、あれ、市民税が高くなるのではないかというような見方をされかねないわけですね。平成26年決算で見ましたら、いわゆる基金が11項目の中で、全部で74億円あるのです。それらを入れれば、74億円もあるということは、それだけ少しは余裕があるということです。もちろん、先ほどの基金は財政調整基金とか減債基金とか、それに加えて、スポーツ振興基金とか、農業振興基金とか、そういったものも含めてでありますけれども、そういう面で何らかの工夫はできないだろうか。  もちろん、これは決められたルールです。もうしようがないと思いますけれども、我がまちは、経常収支比率は悪いけれども、県下では最低だけれども、こんなに余裕が少しはあるんですよという形のものができないか。この辺は今後の工夫をしていただきたいと思います。  当然この借金の問題だってそうですよね。今、四百二、三十億円の借金を抱えている、市全体で。しかしながら、本当の資本債、いわゆる市債というものは、臨時財政対策債を引いたら、やっぱり300億円ちょっとなんです。そういったことを含めて、表示の仕方についても工夫をしていただきたいと思います。  まだまだ聞きたいことはたくさんあるわけでございますが、時間の都合上、この項はこれで終えたいと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 亀井環境部長。 ◯環境部長(亀井 淳二君) それでは、2番目の地域における課題についての1点目、太陽光発電規制条例の制定をについてお答え申し上げます。  平成24年7月から始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を契機として、各地で太陽発電施設の建設が進む中、本市におきましては、第2次光市環境基本計画の光ソーラーCITYプロジェクトにおいて、地域特性を生かした太陽光エネルギーの普及拡大に向けた取り組みとして、メガソーラー発電所の進出促進を掲げているところでございます。  この太陽光発電施設の件に法的規制はなく、施設の整備形態等から建築基準法上も工作物及び建築物に該当しないため、建築確認申請が不要な事例も多いようでございます。また、都市計画法上も発電所設置のための造成は開発行為に該当しないため、設置形態や構造の安全性等について指導を行える状況とはなっておりません。こうしたことから、発電所の設置に起因する近隣住民とのトラブルが全国各地で報道されているところでございます。  こうした中、本市で進められております光カントリークラブ跡地を活用したメガソーラー事業は、工事着手前から環境政策課を窓口に、庁内の関係課との連絡や事業関係者との情報共有を目的に、互いに連携を密にすることで、地元住民の皆様の安全・安心の確保に努めてまいってきたところでございます。  また、事業着手後は、必要に応じて事業の進捗状況の把握や汚染対策等を確認するためのパトロールの実施、事業関係者と地域住民との会合等の調整や情報提供を行うなど、地域住民、事業関係者双方にとって良好な事業環境の創出に努めているところでございます。  いずれにいたしましても、地域住民の御理解のもと、景観や生活環境に配慮した、秩序ある再生可能エネルギーの導入を促進する必要があると考えているところでございます。  次に、規制条例についてのお尋ねでございますが、再生可能エネルギー施設の普及と周辺環境の保全の両立は全国的な課題となっており、国の法整備を求めていくことも1つの方法ではなかろうかと考えております。しかしながら、全国のメガソーラーの建設計画が、設置場所ごとに異なる状況や背景のもとで進められておりますことから、新規に条例を制定する場合もあれば、既存の条例等の改正など、それぞれの実情に即した対応をされているようでございます。  こうしたことから、まずは本市の課題の整理に努めるとともに、先進地事例等も参考にしながら、検討課題として研究をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 岡田建設部長。 ◯建設部長(岡田 新市君) それでは、2点目の市道認定の方策及び支援制度についてお答えを申し上げます。  まず、どうすれば市道認定されるのかについてですが、基本的には県が設けております開発許可基準を満足することが必要となります。この基準の一例を申し上げますと、土地が本市の所有であることが前提であり、幅員が4メートル以上であること、路面が舗装されていること、道路排水施設が適切に整備されていること、望ましくはありませんが、袋地、いわゆる行きどまりの場合は回転場を設けていることなどが上げられます。  次に、狭い道路の拡張についてでございますが、議員御承知のように、本市におきましては、市民生活の利便性の向上や安全・安心のまちづくりの観点から、地域を結ぶ一、二級市道や、生活に密着した地区道路などの整備に取り組んでおります。緊急度や優先度を考慮しながら適切な整備に努めているところではございますものの、限られた財源の中で多くの事業実施は困難な状況にございます。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 加賀美議員。 ◯12番(加賀美 允彦君) 太陽光発電設備についてちょっとお尋ねをしてみたいと思います。  今、規制条例の話が出たわけでありますけれども、兵庫県の赤穂市では、50キロワット以上の設備については、設備をやめた後、きちっとした原状回復とか、それから何か事故があったときの対応とか、もちろんその場所がどうしても、観光上とかいろんな形の中で、ここでつくってほしくないというときなんかの1つの対応策として、この規制条例をつくって、事業者と十分に話し合いをしてやっているというような例もあるわけであります。  そのあたりについて、今先ほど申しましたように、大水が出て、水がばーっと流れてきたと。そのときに誰が責任をとるかとか、そういった点を細やかに整備をしておかないと、何かあったときに大変なことになるのではないかと思います。その辺の善処をよろしくお願いしたいと思います。  次に、2点目の市道認定の考え方でございますけれども、では、4つの項目がありましたと。その中の1つができていません。例えば、舗装の問題なんかについては、今までは個人の土地は勝手に舗装できないではないですか。だから、舗装はしていない。しかし、土地の持ち主が、もう寄附しましょうと、市に。そうしたときに、ではこの事例がだめならば、市道認定はしないということですか。  例えば、回転もなくて、まちの中で、もちろん回転をしなくても、生活道としてずっと使っていると。それは、昔、設定したときにこうなったのであって、舗装の問題については、これはもう個人の土地だから舗装はできないわけです。そういうときはどうなるのでしょう。 ◯議長(中村 賢道君) 岡田建設部長。 ◯建設部長(岡田 新市君) 再度の御質問にお答えを申し上げます。  個人の土地であるから舗装ができないというようなことがあるのではないかということでございますけれども、やはり市道認定をして市が引き取るということになりますと、ある一定のレベルまでは道路を仕上げていただいて、市道認定をしたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 加賀美議員。 ◯12番(加賀美 允彦君) やっぱりその近辺の方々は、もう都市計画税を払っているのですよ。それなのに、やっぱり今言う理由で舗装できなかったら、それは市道認定できませんよと。そんな冷たいことをやって、質の高いサービスと言えるかと思うわけであります。やっぱりそこらあたりは全く無理のあるところで、無理なところをやれというのではなくして、もう既に長年使っているけど、たまたま他人の名義の土地だったのだと。ところが、若干出てきているらしいのです。もう市に寄附しますというときは受けて、それは予算をとって、きちっとやるべきではないかと思うのですけれども、なぜそんなに冷たいのですか。 ◯議長(中村 賢道君) 岡田建設部長。 ◯建設部長(岡田 新市君) 再度の御質問にお答えをいたします。  先ほども冒頭で答弁をさせていただきましたように、限られた財源の中で、多くの事業、道路の整備を行っております。市道認定をするに当たりましては、確かに住民の方には大変御苦労をおかけしているとは思いますが、ある一定のレベルまでは舗装していただきたい、道路を、排水の整備をしていただいている中で、市が引き取れるレベルといいますか、そのあたりは現地を確認しながら、最終的には市道として市が引き取れるかどうかというところは、現地を見ながら確認することになろうかと思いますが、舗装がまるでされていないということでは、やはり市道認定をするということは難しいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中村 賢道君) 加賀美議員。 ◯12番(加賀美 允彦君) その辺はもう少しやっぱり考えてほしいと思うのです。  今、いろんな事業計画を見た中で、こんなところへ道路をつくらんでもいいではないかというようなところもされているところがあるのです。それをとやかく言うつもりはありません。しかしながら、やっぱりもう現実に、4メートル道路で、しかも近くでこの住民が行き来していると。そういうところは、やっぱりきちっとよく見ていただいて、何らかの形で予算化しながらやっていただくことをお願いしたいと思うわけであります。  もう一点は、狭い狭隘道路の問題でありますけれども、実は先般、あるまち、ある市を視察したときに、そういうものへの支援制度というものがありまして、狭隘道路を1つの団体が検討して、ここをやりたいと。では、土地の持ち主に話し合いをして、譲って、市に買ってもらうことを約束させて、そういう条件をつけて市にお願いした場合には、それをもとにして狭隘道路を4メートル道路まで広げるというような支援制度をつくっているところがあるのです。そこは、土地の評価額の2分の1、そして家などがあったら100万円までは補償すると、建物等は。そういう支援制度をやって、年間に一、二件出てきているような感じであります。  そういう形をしていけば、費用も半分で済むのだし、そして市がわざわざ説得に行かなくてもいいと。そういう施策があるわけでありますが、その辺はどうなんでしょうね、検討をする価値があるかどうか、お尋ねしてみたいと思います。 ◯議長(中村 賢道君) 岡田建設部長。 ◯建設部長(岡田 新市君) 再度の御質問にお答えを申し上げます。  議員御紹介のような支援制度でございますけれども、残念ながら、本市はそういった支援制度は持っておりません。生活道路の拡張等については、議員御紹介のような先進地の取り組みということについても、今後は研究してまいりたいと存じます。  以上です。 ◯議長(中村 賢道君) 加賀美議員。 ◯12番(加賀美 允彦君) 確かに、今の形で半分の価格で買うというならば、これはもう2倍拡張道路ができるわけです。非常に利便性が向上するわけでありますので、ぜひ何らかの形で御検討していただきたいと思います。  以上で全ての質問を終えたいと思います。       ───────────・────・────────────   散  会 ◯議長(中村 賢道君) 以上で一般質問は終わりました。  本日の日程は全て終了いたしました。  それでは、あすからの休会中に各常任委員会において、それぞれ付託いたしております事件の審査をよろしくお願いいたします。  本日はこれにて散会いたします。  大変お疲れさまでした。                  午後2時39分散会       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                     光市議会議長   中 村 賢 道                     光市議会副議長  木 村 信 秀                     光市議会議員   林   節 子                     光市議会議員   中 本 和 行...