休会中の去る9月20日、24日、全
委員出席のもと
環境福祉経済委員会を開催し、本会議から付託を受けました事件について審査をいたしましたので、その概要と結果につきまして
報告いたします。
最初に、
水道局関係分について
報告いたします。
認定第1号、
平成24年度光市
水道事業決算についてを議題とし、
執行部からの
説明の後、
委員から多くの
質疑がありましたので、主なものを御
報告します。
最初に、決算の
未収金4億1,158万1,392円の内容についてただしたのに対して、
水道料金が約1億2,600万円、
受託工事収益約8,240万円、他
会計負担金約4,000万円、
国庫補助金約6,500万円、
一般会計の
出資金が約9,000万円である。これは、
平成25年3月31日現在であり、
平成25年7月31日現在の
未収金は125万5,610円となっていると答弁。
次に、
水道料金の
徴収方法についてただしたのに対して、年々
口座振替の
利用者がふえており、今後も
口座振替を推進していきたいと答弁。また、
配水管整備工事等の
契約内容について、入札か
随意契約かの確認がありました。
質疑終結の後、討論はなく、採決の結果、
全会一致で、
認定第1号は原案のとおり
認定すべきものと決しました。
次に、
議案第89号、
平成24年度光市
水道事業未
処分利益剰余金の処分についてを議題といたしました。
執行部からの
説明を了とし、
質疑・討論はなく、採決の結果、
全会一致で、
議案第89号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
また、その他
所管事務調査において、
県企業局への
工業用水の供給についての
報告がありました。
次に、
病院局関係分について
報告いたします。
認定第2号、
平成24年度光市
病院事業決算についてを議題といたしました。
執行部からの
説明の後、
委員から多くの
質疑がありましたので、主なものを御
報告いたします。
初めに、両病院の
固定資産の除却の内容についてただしたのに対して、
光総合病院では、主なものとして、アンギオグラフィーシステム、血液の造影を行う機械のほか約20点、
大和総合病院は、新しく購入した機器や更新時期が過ぎて使えない機器について除却していると答弁。
次に、今後、
病院事業を進めていく上で必要としている医師の数や
看護師の
採用等についてただしたのに対し、
光総合病院は、病床数210床に対して医師26名、また
大和総合病院は、現在、常勤10名であるが、もう1名程度採用したい。
看護師については、両病院とも基本的には病棟は正職員で採用、外来については、キーとなる
看護師は
常勤職員とするが、
臨時職員、
パート職員で採用していきたいと考えていると答弁。また、
医療機器等の購入について入札か
随意契約かの確認があり、今後は、
一般競争入札に向けて取り組んでいきたいとの答弁がありました。
質疑終結の後、討論はなく、採決の結果、
全会一致で、
認定第2号は原案のとおり
認定すべきものと決しました。
次に、
認定第3号、
平成24年度光市
介護老人保健施設事業決算についてを議題といたしました。
執行部からの
説明の後、
委員から、740万円の純損失が生じた要因についてただしたのに対し、
平成23年度まであった市からの繰入金が、
平成24年度からなくなったことが主な要因であると答弁。そのほか、委託料や
賃借料の内訳についての
質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、
全会一致で、
認定第3号は原案のとおり
認定すべきものと決しました。
次に、
福祉保健部関係分について
報告いたします。
最初に、
議案第86号、光市
介護保険条例の一部を改正する条例についてを議題といたしました。
執行部からの
説明を了として、
質疑・討論はなく、採決の結果、
全会一致で、
議案第86号については原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第81号、
平成25年度光市
一般会計補正予算(第4号)のうち、
福祉保健部所管分についてを議題といたしました。
執行部からの
説明を了として、
質疑・討論はなく、採決の結果、
全会一致で、
議案第81号のうち
福祉保健部所管分については原案のとおり可決すべきものと決しました。
続きまして、
環境部関係分について
報告いたします。
最初に、
議案第88号、光市
公共下水道事業区域外流入受益者分担金に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたしました。
執行部からの
説明を了として、
質疑・討論はなく、採決の結果、
全会一致で、
議案第88号については原案のとおり可決すべきものと決しました。
また、その他
所管事務調査において、
室積地区下水道認可区域内における
浄化槽補助案についての
報告がありました。
次に、
建設部関係分について
報告いたします。
最初に、
議案第81号、
平成25年度光市
一般会計補正予算(第4号)のうち、
建設部所管分についてを議題といたしました。
執行部からの
説明を了とし、
質疑・討論はなく、採決の結果、
全会一致で、
議案第81号のうち
建設部所管分については原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、
経済部関係分について
報告いたします。
議案第81号、
平成25年度光市
一般会計補正予算(第4号)のうち、
経済部所管分についてを議題といたしました。
執行部からの
説明の後、光市
特産品開発促進大型農業施設整備事業補助金についての
質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、
全会一致で、
議案第81号のうち
経済部所管分については原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が
環境福祉経済委員会における審査の概要と結果であります。
◯議長(中村
賢道君) ただいまの
報告に対し、
質疑がありましたら御発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(中村
賢道君) なければ
質疑を終結いたします。
次に、
総務市民文教委員長よりお願いいたします。
林総務市民文教委員長。
◯17番(林 節子君) おはようございます。
総務市民文教委員会の御
報告をいたします。
休会中の去る9月25日、全
委員出席のもと
総務市民文教委員会を開催し、本会議から付託を受けました事件について審査を行いましたので、その概要と結果について御
報告をいたします。
最初に、
教育委員会関係分の審査に入りました。
まず、
議案第81号、
平成25年度光市
一般会計補正予算(第4号)のうち、
教育委員会所管分を議題とし、
執行部からの
説明の後、
委員より、
防災教育交流事業交付金に当たる
世界防災ミーティングの
参加費用について、
参加人数の
増員理由などをただしたのに対し、宮城県で行われた
シンサイミライ学校交流会に派遣した中学生が6名おり、この
生徒たちは、継続的に市の
防災教育のリーダーとして
教育フォーラムなどで
学習成果を発表している。引き続き、
生徒たち6名全員に学んだことを市に還元してもらいたい趣旨から、
主催者負担である4名分を除く2名分の
参加費用を計上したものであるとの答弁。なお、この
ミーティングは、
平成26年1月10日から12日までの期間、東京で開催される予定であるとの答弁がありました。
その後、数点の
質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、
議案第81号のうち
教育委員会所管分は、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
また、その他
所管事務調査において、
報告事項として、光市
スポーツ推進基本計画についての
報告がありました。
次に、
政策企画部関係分の審査に入り、
議案第85号、光市地域の
元気臨時交付金基金条例を議題とし、
執行部からの
説明の後、
委員より数点の
質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、
議案第85号は
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、
議案第81号、
平成25年度光市
一般会計補正予算(第4号)のうち、
政策企画部所管分を議題とし、
執行部からの
説明の後、
委員より、地域の
元気臨時交付金基金積立金8,725万9,000円の
活用方法をただしたのに対し、道路などの
既存インフラの整備などに活用していきたいとの答弁。また、
新規事業に活用する予定はないのかとの問いに、
平成25年には、
財政調整基金など3億円を取り崩す状況の中、
平成26年も同じような状況が想定されるため、起債の圧縮や
一般財源を振りかえるための活用を考えているとの答弁がございました。
その後、数点の
質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、
議案第81号、
平成25年度光市
一般会計補正予算(第4号)のうち
政策企画部所管分は、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
市民部関係分の審査に入り、
議案第82号、光市
税条例の一部を改正する条例を議題とし、
執行部からの
説明の後、
委員より数点の
質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、
議案第82号は
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、
議案第83号、光市
都市計画税条例の一部を改正する条例を議題といたしました。
執行部からの
説明を了とし、
質疑・討論はなく、採決の結果、
議案第83号は
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、
議案第84号、光市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたしました。
執行部からの
説明を了とし、
質疑・討論はなく、採決の結果、
議案第84号は
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、
議案第87号、光市
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例を議題といたしました。
執行部からの
説明を了とし、
質疑・討論はなく、採決の結果、
議案第87号は
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、
議案第81号、
平成25年度光市
一般会計補正予算(第4号)のうち、
市民部所管分を議題といたしました。
執行部からの
説明を了とし、
質疑・討論はなく、採決の結果、
議案第81号のうち
市民部所管分は、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
また、その他
所管事務調査において、(仮称)
室積コミュニティセンター整備事業について、
基本計画、
基本設計中間案の
報告がありました。
最後に、
総務部、
消防担当部関係分の審査に入り、
議案第81号、
平成25年度光市
一般会計補正予算(第4号)のうち、
総務部、
消防担当部所管分を議題といたしました。
執行部の
説明を了とし、
質疑・討論はなく、採決の結果、
議案第81号のうち
総務部、
消防担当部所管分は、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が
総務市民文教委員会の審査の概要と結果であります。
◯議長(中村
賢道君) ただいまの
報告に対し、
質疑がありましたら御発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(中村
賢道君) なければ
質疑を終結いたします。
以上で
環境福祉経済委員長及び
総務市民文教委員長報告を終わります。
認定第1号から
認定第3号及び
議案第81号から
議案第89号までの12件につきましては、いずれも討論の通告はありませんので、討論を終結し、これより一括して採決をいたします。
お諮りいたします。
認定第1号から
認定第3号及び
議案第81号から
議案第89号までの12件につきましては、
環境福祉経済委員長及び
総務市民文教委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(中村
賢道君) 御異議なしと認めます。
よって、
認定第1号から
認定第3号及び
議案第81号から
議案第89号までの12件につきましては、各
委員長報告のとおり
認定並びに可決されました。
───────────・────・────────────
日程第3.
追加報告第15号
◯議長(中村
賢道君) 次に、日程第3、
追加報告第15号に入ります。
本件について、市長の
説明を求めます。
市川市長。
◯市長(市川 熙君)
報告第15号は、
平成24年度
健全化判断比率及び
資金不足比率について、
地方公共団体の財政の
健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、
監査委員の審査に付しておりましたが、
別冊意見書のとおり送付を受けましたので、議会に
報告をするものであります。
この
地方公共団体の財政の
健全化に関する法律、いわゆる
財政健全化法は、
地方公共団体の
財政破綻など深刻な事態を未然に防ぎ、財政の
早期健全化や財政の再生、
公営企業の
経営健全化を図るために
平成21年4月に施行されたもので、
地方公共団体の
財政状況を判断する指標として、
実質赤字比率など4つの
健全化判断比率と
公営企業会計における
資金不足比率の
報告及び
公表等が義務づけられているところであります。
それでは、まず、
健全化判断比率でありますが、
実質赤字比率及び
連結実質赤字比率につきましては、昨年度に引き続き、いずれも
該当数値なしとなりました。また、
実質公債費比率につきましては11.9%で、
平成23年度決算に比べ1.4ポイント改善されました。また、将来
負担比率でありますが、70.4%となり、
平成23年度決算に比べ3.9ポイント改善されました。次に、
資金不足比率でありますが、光市
簡易水道特別会計など、全ての会計におきまして、昨年度に引き続き、
該当数値なしとなりました。
したがいまして、これら全ての数値が
早期健全化基準、
財政再生基準及び
経営健全化基準を下回っている状況であります。
以上であります。
◯議長(中村
賢道君)
説明は終わりました。本件について
質疑がありましたら御発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(中村
賢道君) なければ
質疑を終結いたします。
以上で
追加報告第15号を終わります。
───────────・────・────────────
日程第4.
追加認定第4号〜
追加認定第10号
◯議長(中村
賢道君) 次に、日程第4、
追加認定第4号から
追加認定第10号までの7件を
一括議題といたします。
これらの事件につきまして、市長の
説明を求めます。
市川市長。
◯市長(市川 熙君)
認定第4号から
認定第10号までは、
平成24年度光市
一般会計及び
特別会計の
歳入歳出決算についてお諮りをするものであります。これら各会計の決算につきましては、
監査委員の審査に付しておりましたが、
別冊意見書のとおり送付を受けましたので、議会の
認定に付するものであります。
さて、
平成24年度の
我が国の経済は、
東日本大震災からの
復興需要などにより、夏場にかけて回復に向けた動きが見られたものの、その後、
世界経済の
減速等を背景として、輸出や生産が減少するなど、景気は弱い動きとなり、
底割れが懸念される状況でありました。
こうした状況の中、政府は、
日本経済再生に向けた
緊急経済対策を策定し、本市もこれに呼応し、
平成24年度の3月
補正予算において、約4億1,000万円の事業を追加したところでありますが、国の
経済対策による効果に加え、
世界経済の緩やかな持ち直しも期待されることから、今後、
我が国の経済は緩やかに回復していくと見込んでいるところであります。
また、
平成24年度は、私にとりまして、2つの
市立病院のあり方や
三島温泉健康交流施設の見直しなど、多くの課題について明確な
方向性を指し示した上で、みずからの責任において決断を下し、実行へとつなげてまいるとともに、将来の光市の目指すべき姿と政策を
総合計画後期基本計画という形でお示しをした1期目の集大成の年であり、また、多くの皆様の負託をいただいた2期目の
スタートの年でもありました。
こうした状況の中、
平成24年度は、本市のあるべき姿を展望した
総合計画後期基本計画の
スタートの年であったことから、
未来創造元年と位置づけ、
後期基本計画に掲げた7つの
未来創造プロジェクトなどの着実な実現に向けて、
重点施策の積極的な展開を図ってまいったところであります。
平成24年度決算の
概要等につきましては、後ほど
担当参与から
説明をさせますが、私からは、
平成24年度における主な
政策課題への対応について、総括をしてみたいと思います。
まず、防災から減災への
取り組みであります。
私たちは、
東日本大震災から、被害を最小限に抑える減災の理念を学び、そのためには、自助、互助、共助を基本とする
地域防災力の向上が不可欠でありますことから、住民の迅速な避難を実現する
防災行政無線の整備に着手をするとともに、
補助制度を活用した
自主防災組織の
育成強化に努めてまいりました。このほかにも、災害時要
援護者把握事業や
小中学校施設耐震化など、さまざまな
取り組みを行いました。今後も引き続き、
市民の皆様と力を合わせ、
地域力で災害を防ぐ安全なまちをつくってまいりたいと考えております。
次に、
三島温泉健康交流施設の整備であります。
泉源を活用した
市民の福祉の向上と
健康増進を目的に、
平成24年10月にオープンした本施設は、地域の
活性化の核として、
交流機能を付加することなどにより、予想を超える多くの方々に御利用いただき、
利用者は、
平成24年度の末で約4万6,000人、本年7月には、
年間見込みとしておりました7万人を突破したところであります。今後とも、多くの皆様に長く愛される施設となるよう努めてまいりたいと考えております。
そして、本市にとって重要かつ喫緊の課題となりましたのが、雇用、
就業環境の充実であります。
平成23年の年末に、突如発表された
外資系企業の
市内工場閉鎖は、
地域経済や
市民生活に大きな衝撃をもたらすものであり、
雇用不安解消に向け、
離職者等の円滑な再
就職先の支援や生活の安定を図るための
緊急雇用対策事業を、
チーム光市の総力を挙げて取り組んでまいりました。今後も引き続き、雇用の
安定拡大に向けた支援に取り組んでまいります。
その他、
平成26年9月の
供用開始を目指して
学校給食センターの整備に着手したほか、高校生まで対象を拡大した
子ども医療費助成制度、仮称でありますが、
室積コミュニティセンターの整備のための
市民懇話会の開催、子育て不安から
養育者の孤立を未然に防ぐための
養育支援訪問事業、
消防救急無線デジタル化の推進などの事業に取り組んでまいりました。
また、私の
政治信条でもあります対話、調和、人の輪の3つの「わ」による市政を推進するため、中長期的な
まちづくりの
方向性について、
市民の皆様と対話を通じて光市の未来を一緒に考え、
市民の皆様との人の輪でともに
まちづくり、
地域づくりを進めることを目的に、市内12公民館で
市民対話集会を開催いたしました。延べ794名の
市民の皆様に御参加をいただき、今後の
まちづくりや地域の課題について、多くの御意見、御提言をいただきました。これらの御意見や課題などに対し、
スピード感をもって対応し、「やさしさあふれる「わ」の
まちひかり」の実現に全力を尽くしてまいりたいと考えております。
以上、主な事業を中心に総括をしてまいりましたが、
平成24年度の
決算認定に当たり、
財政状況について概括をいたしますと、まず、
歳入面におきましては、長引く
景気低迷やデフレの影響により、
法人市民税が17.8%の大幅な減となったことなどから、市税全体では、対前年度比3.3%減の82億3,969万円となりました。また、
地方交付税が8%の減、
国庫支出金が国の
経済対策経費の縮小などで12.4%減となる一方で、
地方債は、
合併特例債を活用した
未来創造基金の造成などにより、対前年度比20.6%の増となり、歳入全体としては0.7%増の234億5,386万円となりました。
これに対し歳出では、
人件費が、
職員給の減や
退職者の減により5.2%の減となったものの、
公債費が11%、
扶助費についても0.5%の増、また、
補助費等についても、
法人市民税の還付の増などで9.6%増など、歳出全体としては2.3%増の225億2,405万円となりました。引き続き、「入りを量りて出るを制す」という
財政運営の
基本理念を念頭に、
財政健全化計画の着実な推進を図り、
健全財政の確保に努めてまいりたいと考えております。
次に、主な
財政指標でありますが、まず、
経常収支比率につきましては98.2%と、市税や
地方交付税の減により、
経常一般財源が4.7%減となったことなどから、前年度比4.2ポイント悪化しています。また、
実質公債費比率につきましては11.9%と、前年度比1.4ポイント低下と着実に改善が図られているところであります。
なお、
市債残高につきましては、
一般会計で210億3,259万円と、
臨時財政対策債の発行や
光地域広域水道企業団の
引き継ぎ債などにより、16億2,337万円増加しておりますが、
下水道事業特別会計では、前年度比6億8,562万円減の101億584万円と、着実に減少してきているところであります。
以上、本市の
財政状況でありますが、9月の
月例経済報告によりますと、景気は緩やかに回復しつつあるとされ、
輸出環境の改善や
経済対策の効果などを背景に、再び
景気回復へ向かうことが期待をされておりますが、
市財政への影響については不透明な状況であります。
私は、市政のかじ取りを任された者として、
市民満足度の向上を追及していくことこそが私の責務であると考えております。今後も、県や国の動きに十分注視しながら、引き続き徹底した
行財政改革を推進し、
後期基本計画に掲げる「やさしさあふれる「わ」の
まちひかり」の実現に向けて、総合的かつ計画的な
行政運営を進めてまいりたいと考えております。
この間、
市政運営に寄せられました
市民並びに
関係各位の貴重な御意見や御提言に厚くお礼を申し上げますとともに、今後一層、御支援、御協力を賜りますようにお願いを申し上げます。
◯議長(中村
賢道君) 続いて、
補足説明を求めます。
小田政策企画部長。
◯政策企画部長(小田 康典君) おはようございます。それでは、
認定第4号から
認定第10号までの
平成24年度光市
一般会計及び
特別会計の
歳入歳出決算につきまして、
市長説明を補足させていただきます。なお、
決算数値は1万円未満の端数を切り捨てて御
説明いたしますので、御了承いただきますようお願い申し上げます。
最初に、
一般会計の
決算状況を概括いたしますと、当初
予算額は、歳入歳出それぞれ212億7,000万円でしたが、追加補正により、最終
予算額は239億9,844万円となりました。
決算におきましては、前年度に繰越事業として措置した小中学校整備事業や農業体質強化基盤整備促進事業など6億6,125万円もあわせて決算し、歳入総額では234億5,386万円を確保、歳出総額では225億2,405万円となり、差し引き9億2,981万円の形式黒字の決算となりました。
歳入では、個人
市民税が税制改正による年少扶養控除廃止の影響などにより6.1%増の26億1,668万円となったものの、
法人市民税が長引く
景気低迷、デフレなどの影響による企業収益の減少により17.8%減の10億4,320万円となりました。また、
固定資産税及び都市計画税は土地価格の下落などにより4.4%減となるなど、市税全体では3.3%減の82億3,969万円となりました。このほか、
地方交付税は8%減の40億583万円となり、これらの影響による財源不足につきましては、繰入金の大幅な増で対応した結果、歳入全体では0.7%増の234億5,386万円となりました。
歳出では、
人件費については、
職員給や退職金の減により5.2%減の35億550万円になった一方で、
扶助費については、自立支援給付費の増などにより0.5%増の38億5,812万円、
公債費については11%増の22億9,835万円となり、歳出全体では2.3%増の225億2,405万円となりました。
主な
財政指標につきましては、後ほど資料に沿って御
説明申し上げますが、
市債残高につきましては、
一般会計210億3,259万円、
下水道事業特別会計101億584万円となり、
一般会計、
特別会計合わせて、昨年度に比べ9億3,367万円増加いたしました。一方、
財政調整基金や減債基金など、全ての基金の残高の合計は53億3,198万円で、昨年度に比べて7,933万円増加しているところでございます。
現下の社会経済情勢は、景気が緩やかに回復しつつあると言われるものの、市税収入等の動向は依然として不透明な状況にありますことから、第2次光市行政改革大綱及び光市
財政健全化計画に基づき、引き続き徹底した
行財政改革を推進しながら、公平公正を
基本理念に、「やさしさあふれる「わ」の
まちひかり」の実現に努めたいと考えております。
ここからは、資料に沿って御
説明を申し上げます。
それでは、主要施策の成果の3ページをお願いいたします。
まず、
認定第4号、
一般会計の決算につきましては、
市長説明にもありましたように、この表の1番上、形式収支は9億2,981万円の黒字、翌年度への繰越財源を差し引いた実質収支は7億1,375万円の黒字となりました。また、
認定第5号から
認定第10号までの
特別会計につきましては、形式収支19億3,193万円、実質収支19億3,512万円の赤字となりました。したがいまして、
一般会計と
特別会計を合わせた形式収支で10億212万円、実質収支では12億2,136万円の赤字となりました。
それでは、
一般会計の歳入から御
説明を申し上げます。
まず、市税等の収納状況でありますが、主要施策の成果の7ページをお願いいたします。この表は税目ごとの収納状況で、1番下の合計欄の市税全体では、調定額86億8,137万円に対し82億3,969万円が収入済額となり、収納率は全体で94.9%、昨年度より0.1ポイント上回りました。
また、6ページの市税の状況につきましては、冒頭にも申し上げましたように、個人
市民税では、税制改正による年少扶養控除廃止などにより、対前年度比6.1%の増、
法人市民税は長引く
景気低迷などによる企業収入の悪化により、対前年度比で17.8%の大幅な減収となりました。また、
固定資産税及び都市計画税は、土地価格の下落などにより、それぞれ4.4%の減となり、市税全体で対前年度比3.3%の減収となりました。
次に、8ページをお願いいたします。
上段の市税の不納欠損額は、消滅時効によるものが2,880万円、執行停止によるものが1,349万円で、合わせて4,230万円となっております。不納欠損の要因別分析でありますが、無資産などいずれもやむを得ない理由で、地方税法等の規定により不納欠損となったものでございます。これにつきましては、審査意見書の19ページにも要因等を掲載しておりますので、御参照いただきますようお願い申し上げます。
次に、決算書の2ページをお願いします。
第1款の市税につきましては、ただいま御
説明申し上げたとおりでございます。
第2款の地方譲与税は、地方揮発油譲与税や自動車重量譲与税など、合計1億6,243万円が調定額どおり収入済みとなりました。
また、第3款の利子割交付金1,965万円、以下、第9款の地方特例交付金2,943万円までにつきましても、調定額どおり収入済みとなりました。
第10款の
地方交付税は、普通交付税32億4,337万円、特別交付税7億6,245万円、合わせて40億583万円が調定額どおり収入済みとなりました。
次に、第13款の使用料及び手数料は2億8,986万円が収入済みで、5,627万円が収入未済額となっておりますが、これは公営住宅使用料でございます。
住宅使用料につきましては、主要施策の成果の190ページをお願いいたします。住宅使用料の収納率は、下から3行目でありますけれども、現年度分が98.3%、過年度分が18.6%で、前年度と比べ、現年度分につきましては1.4ポイント、過年度分につきましても6.3ポイントの改善が図られました。
次に、恐れ入りますが、決算書の2ページにお戻りください。1番下の第14款
国庫支出金につきましては21億1,091万円が収入済みで、2億311万円が収入未済となっております。これは、翌年度への繰越事業となった海岸保全整備事業や道路新設改良事業など6つの事業にかかわる補助金でございます。
また、3ページ上から3行目の第15款県支出金は13億9,491万円が収入済みで、3億456万円が収入未済となっておりますが、これも翌年度への繰越事業となった児童福祉施設整備助成事業や村づくり交付金事業など6つの事業にかかわる補助金でございます。
第20款の諸収入でございますが、6億8,739万円が収入済みで、5億5,907万円が収入未済となっております。これは、住宅新築資金等貸付金元利収入3億1,255万円、同和福祉援護資金貸付金元利収入2億4,358万円などによるものでございます。
第21款の市債につきましては、29億670万円が収入済みで、2億6,560万円が収入未済となっております。これは、翌年度へ繰越事業となった村づくり交付金事業や農業体質強化基盤整備促進事業などにかかわる市債でございます。
続きまして、歳出について御
説明を申し上げます。
決算書の5ページをお願いいたします。
1番下の歳出合計欄の右から2列目は、予算現額に対する不用額が4億8,505万円となったものでございます。その主なものは、左側のページの右から2列目にありますように、民生費9,956万円、衛生費4,665万円、労働費5,833万円、土木費5,282万円、教育費7,605万円などでございます。これらはいずれも
平成25年度への繰越財源といたしました。
なお、歳入歳出の詳細は決算書の22ページ以降に記載しております。また、これらの事業成果につきましては、別冊の主要施策の成果と決算審査参考資料を添付しておりますので、御参照いただきたいと思います。
次に、決算審査参考資料の29ページをお願いいたします。
ここには
経常収支比率や
実質公債費比率など、主な
財政指標等の推移をグラフでお示しをしております。
経常収支比率につきましては、
人件費や
扶助費、
公債費などの経常的経費に市税や普通交付税など、毎年継続して経常的に収入される使途が特定されていない
一般財源がどの程度充当されているかを示したもので、
平成24年度の比率は、普通会計ベースで97.4%、
一般会計ベースでは98.2%となり、
一般会計ベースでは、前年度に比べて4.2ポイント高くなりました。
この要因は、歳出において、
人件費や
公債費などの経常経費に充当した
一般財源が対前年度比で0.5%の減となったものの、歳入において、
経常一般財源が市税や
地方交付税の減などにより対前年度比で4.7%の減になったことなどによるものでございます。
実質公債費比率は、別号
議案のとおり11.9%となり、昨年度より1.4ポイント改善され、
地方債の事前協議制への移行の条件であります18%未満を維持しておりますが、今後も引き続き
地方債の適正な管理運営に努めてまいります。
財政力指数につきましては、市税等の減収で基準財政収入額が減少したことなどにより、
平成24年度は0.69となりましたが、これは
平成22年度から
平成24年度の3カ年平均の指数でございます。下の段のグラフでは、市債の残高及び基金の残高の推移をお示ししているところでございます。
続きまして、
特別会計について御
説明を申し上げます。
決算書の219ページをお願いいたします。
まず、国民健康保険
特別会計は、国庫負担金や県補助金の増などにより2億3,296万円の黒字になりました。なお、
一般会計からは3億2,065万円を繰り入れ、制度の円滑な運営に努めたところでございます。今後とも医療費の動向を注視しながら事業の健全運営に取り組んでまいります。
次に、239ページをお願いします。
簡易水道特別会計は、
平成20年度末に岩屋・伊保木簡易水道及び大和簡易水道を上水道に統合したため、
平成21年度からは牛島地区の給水事業のみとなっておりますが、1,097万円の黒字となりました。
次に、245ページをお願いします。
墓園
特別会計でございますが、260万円の赤字となりました。これは、主に西部墓園の造成工事等に起因する前年度繰り上げ充用金によるものでございますが、
平成24年度は、未利用墓地の返還による事業の経営改善を図り、西部墓園で12区画、大和あじさい苑で1区画の永代使用の貸し出しを行いました。
次に、251ページをお願いいたします。
下水道事業特別会計は22億5,769万円の赤字となりました。これは財源不足に伴う前年度繰り上げ充用金等によるものでございます。なお、
平成24年度では、管渠布設約2,695メートルを施工、新たに16ヘクタールを
供用開始するなど、処理区域面積は922ヘクタール、処理区域内戸数は1万7,673戸、普及率は77.8%となりました。また、
一般会計からの繰入金は12億円となっておりますが、引き続き経営の
健全化に向けた
取り組みを行うこととしております。
次に、265ページをお願いいたします。
介護保険
特別会計は、保険事業勘定におきまして、サービス
利用者及び居宅系サービス利用量の増加に伴い、居宅介護サービス給付費で8.5%、地域密着型介護サービス給付費で4%、施設介護サービス給付費でも0.4%の増となるなど、保険給付費総額が対前年度比で4.6%増加いたしました。一方で、被保険者の増加に伴う保険料の収入の増や国・県・市などの法定負担分の歳入増などにより、8,334万円の黒字となりました。なお、
一般会計からは6億2,027万円、介護給付費準備基金から1,850万円を繰り入れ、制度の円滑な運営に努めたところでございます。
次に、289ページをお願いいたします。
後期高齢者医療特別会計は107万円の黒字となりました。これは翌年度に
後期高齢者医療広域連合納付金などが精算されるためでございます。なお、
一般会計からは1億4,312万円を繰り入れ、健全な運営に努めたところでございます。
以上で
補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いを申し上げます。
◯議長(中村
賢道君)
説明は終わりました。
これらの事件に対する
質疑がありましたら御発言を願います。
大田議員。
◯4番(大田 敏司君) 今、意見書の14ページで、財政力指数で一本算定の数値が出ておりますが、今現在は二本算定で交付金を受けておられると思います。合併から15年が二本算定の交付金を受けると思うのですが、一本算定と二本算定の差額がありましたら教えてください。
◯議長(中村
賢道君)
小田政策企画部長。
◯政策企画部長(小田 康典君) ただいま議員からは、普通交付税の算定替えについて、いわゆる一本算定、現在は二本算定ということになっておりますけれども、その具体的な差額が幾らかというお尋ねであろうかと思います。ちょっとお待ちください。
いわゆる合併算定替えで、現在は特例として二本算定しているわけでありますけれども、普通交付税と
臨時財政対策債を合わせた数字で申し上げますと、ざっくりと46億8,000万円、これが合併算定替えによる二本算定でございます。これを一本算定ということにいたしますと、普通交付税と
臨時財政対策債を合わせまして、ざっくりと39億9,000万円、その差は約6億9,000万円、いわゆる6億9,000万円が合併の特例によってかさ上げされていると御理解いただければよろしいかと思います。
以上でございます。
◯議長(中村
賢道君)
大田議員。
◯4番(大田 敏司君) 今、6億9,000万円の差額で二本算定のほうが多いという答弁でございました。これが合併から15年が特例期間だと思うのですが、あと5年後で差額がなくなったら、余計に財政が逼迫するのではないかと思うのですが、一遍にこれがなくなるのですか。
◯議長(中村
賢道君)
小田政策企画部長。
◯政策企画部長(小田 康典君) 今後の合併特例の見込みというんですか、どういうふうになるかというお尋ねだろうと思いますが、光市の場合で具体的に申しますと、合併後10年たちまして、
平成27年度から、仮定でありますけれども、本年度で言えば6億9,000万円の部分が毎年毎年1割削減、3割削減、5割削減というふうに、5年間をかけて暫時逓減されていきます。
したがいまして、
平成32年度からの算定では完全に一本算定となる、
平成24年度決算の数字で言えば、現在よりは6億9,000万円、算定数字は少なくなっていくと御理解いただければよろしいかと思います。
◯議長(中村
賢道君)
大田議員。
◯4番(大田 敏司君) はい、了解しました。
◯議長(中村
賢道君) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(中村
賢道君) なければ
質疑を終結いたします。これらの事件につきましては、お手元に配付いたしております
議案付託表のとおり、それぞれの所管の各
常任委員会に付託し、休会中に審査をお願いいたします。
───────────・────・────────────
日程第5.追加
議案第94号
◯議長(中村
賢道君) 次に、日程第5、追加
議案第94号を議題といたします。
この
議案につきまして、市長の
説明を求めます。
市川市長。
◯市長(市川 熙君)
議案第94号は、光市
固定資産評価審査
委員会
委員の選任についてお諮りをするものであります。
これは、現
委員全員の任期が
平成25年11月24日をもって満了いたしますので、後任の
委員として、引き続き、大木強史氏、高木健守氏、中野隆氏、久保田肇氏、龍角信夫氏、石丸志伸氏を選任しようとするものであります。
よろしく御審議の上、御同意賜りますようにお願いを申し上げます。
◯議長(中村
賢道君)
説明は終わりました。この
議案に対する
質疑がありましたら御発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(中村
賢道君) なければ
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。この
議案は、
委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(中村
賢道君) 御異議なしと認めます。
よって、この
議案は、
委員会付託を省略いたすことに決しました。
この
議案について、討論の通告はありませんので、討論を終結し、これより採決をいたします。
お諮りいたします。追加
議案第94号は、同意いたすことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(中村
賢道君) 御異議なしと認めます。
よって、追加
議案第94号は、同意されました。
───────────・────・────────────
日程第6.追加
議案第95号
◯議長(中村
賢道君) 次に、日程第6、追加
議案第95号を議題といたします。
この
議案につきまして、市長の
説明を求めます。
市川市長。
◯市長(市川 熙君)
議案第95号は、光市教育
委員会
委員の任命についてお諮りをするものであります。
これは、
平成21年から教育
委員として、また、
平成23年からは教育
委員長として本市の教育行政に御尽力をいただきました永岡榮之氏の任期が、
平成25年11月24日をもって満了いたしますので、後任の
委員として、引き続き永岡榮之氏を任命しようとするものであります。
よろしく御審議の上、御同意賜りますようにお願いを申し上げます。
◯議長(中村
賢道君)
説明は終わりました。この
議案に対する
質疑がありましたら御発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(中村
賢道君) なければ
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。この
議案は、
委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(中村
賢道君) 御異議なしと認めます。
よって、この
議案は、
委員会付託を省略いたすことに決しました。
この
議案について、討論の通告はありませんので、討論を終結し、これより採決をいたします。
お諮りいたします。追加
議案第95号は、同意いたすことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(中村
賢道君) 御異議なしと認めます。
よって、追加
議案第95号は同意されました。
───────────・────・────────────
散 会