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  1. 光市議会 1999-03-23
    1999.03.23 平成11年第1回定例会(第4日目) 本文


    取得元: 光市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    1999.03.23 : 平成11年第1回定例会(第4日目) 本文 ( 64 発言中 0 件ヒット) ▼最初の箇所へ(全 0 箇所) - この発言をダウンロード - 全発言をダウンロードヒット箇所をクリックすると、次のヒット箇所へジャンプします。 :                  午前10時00分開議   開  議 ◯議長(山本 幸伸君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開会いたします。        ────────────・────・────────────   議事日程 ◯議長(山本 幸伸君) 本日の会議日程は、お手元に配付いたしておりますとおりでございます。        ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(山本 幸伸君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、河村議員泉屋議員国広議員、以上3名の方を指名いたします。        ────────────・────・────────────   日程第2.議案第1号〜議案第22号・議員提出議案第1号・平成10年請願第1号 ◯議長(山本 幸伸君) 日程第2、議案第1号から議案第22号まで及び議員提出議案第1号並びに平成10年請願第1号の24件を一括議題といたします。  これらに事件につきましては、昨日までの休会中にそれぞれの常任委員会において審査されておられますので、その概要と結果について各常任委員長より順次御報告をお願いいたします。  まず、市民経済委員長よりお願いいたします。木本市民経済委員長◯市民経済委員長(木本 信正君) おはようございます。風邪で声を患うておりますんで、長いんですが、お聞き苦しい点があると思いますが、よろしくお願いいたします。
     それでは、休会中の去る3月8日、全委員出席のもと、市民経済委員会を開催し、付託を受けました事件の審査を行いましたので、その概要と結果について御報告申し上げます。  まず、経済部関係から御報告いたします。  議案第16号、ひかりソフトパーク企業立地促進条例の一部を改正する条例について、本条例は、本年3月31日をもって5カ年の時限措置により失効するため、立地対象事業者の見直しを行うとともに、有効期限の延長を図るとの説明の後、審査を行い、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第17号、光市農業近代化資金利子補給条例の一部を改正する条例及び議案第18号、光市農業委員会の選挙による委員の定数条例の一部を改正する条例の審査を行い、採決の結果、両議案とも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第19号、光市治山事業分担金徴収条例の一部を改正する条例及び議案第20号、光市フィッシングパーク設置条例の一部を改正する条例については、質疑の後、採決の結果、両議案とも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号、平成11年度光市一般会計予算のうち経済部所管分について、執行部より詳細な説明を受けた後、審議に入り、委員より、1、コンピュータカレッジの状況について。2、各種団体への補助金1割カットについて。3、周防農村公園整備について。4、光まつり安全対策委託料について。5、ポイントカード広域化促進事業について。6、光町との交流に伴う白ネギ栽培について等の質疑があり、執行部より、1、コンピュータカレッジに来る理由は、卒業後の就職だと思う。毎年就職率100%に向けて努力を重ねており、今年度については内定98%となっている。また、通産省の情報処理技術者試験では24人の合格者を出しているが、これは全国15校のカレッジの第1位である。今後、ニーズにあった機器構成カリキュラム編成をしていきたい。2、補助金のあり方については、それぞれの団体の事業内容も精査していかなければならない。それぞれの事業について、経常経費についてもお考えいただきたいというのが一つの意図であり、今後、個別団体の精査のあり方について真剣に取り組んでいきたい。3、平成2年に農村総合整備事業として10年の計画を立てて進めてきた。最終年度として農村公園を検討していたが、最終的に周防地区に絞って計画した。多目的集会所と併せて活用していただけるのではないかと考えている。4、パレードにおいて、国道188号を片面だけ使用することで、車両の通行部分パレードの区分けをする作業を委託する。5、3年前から商店会がカード式に切り替えたもので、現在57店が加入している。今回、消費者に対する顧客管理を行い、情報発信するためにコンピュータにより整理したいとの要望があり、組織整備のための補助である。6、光井などの農家に、面積1アール以上で3軒程度お願いをする、等の答弁があり、採決を行った結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、市民部関係付託事件審査に入り、まず議案第1号、平成11年度光市一般会計予算のうち、市民部所管分について、執行部より詳細な説明を受けた後、委員より、1、環境調査各種データの状況について。2、魚アラ処理及び廃タイヤ処分について。3、周南地区食肉センターの実態について。4、街路照明推進協議会について等の質疑があり、執行部より、1、昨年とほぼ同様の結果を得ている。データについては次回の委員会に報告をする。2、魚アラ処理委託料は、飼料・肥料として再利用できるため、ゴミの減量化、再利用化を促進する立場からも、光漁協にお願いし、営業日の毎日1回処理している。廃タイヤ処理については、不法投棄されたタイヤの処理を業者にお願いをしている。3、食肉センターは、周南地区での広域処理という形で新南陽市に設置されているが、現在、年々利用頭数が減ってきている。施設の老朽化、O−157問題等もあり、食肉センターの議会でも今後のあり方について論議研究されている。また、組合としても、県が設置すべきではないかとの要望書を提出した経緯がある。4、最近、スポンサーを降りられるケースが増え、市の経費で支払わなければならない状況が出てきている。今後、協議会総会を開いて論議いただくことも必要かと考えている、等の答弁があり、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第2号、平成11年度光市国民健康保険特別会計予算についてを議題とし、審議に入り、質疑の後、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第6号、平成11年度光市墓園特別会計予算についてを議題とし、執行部説明の後、委員より、墓地の貸付状況についての質疑の後、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第8号、平成11年度光市老人保健特別会計予算についてを議題とし、執行部よりの説明を受けた後、これを了とし、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。なお、詳細につきましては、議会事務局に記録を置いてありますので、御覧いただきたいと思います。 ◯議長(山本 幸伸君) ただいまの報告に対し、質疑がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(山本 幸伸君) なければ質疑を終結いたします。  次に、教育民生委員長よりお願いいたします。河村教育民生委員長◯教育民生委員長(河村 龍男君) おはようございます。それでは、去る3月10日、教育民生委員を開きましたので、その概要と結果について御報告をいたします。  まず、市立病院関係議案審査について報告いたします。  議案第9号、平成11年度光市病院事業会計予算を議題とし、執行部より説明を受けた後、委員より9件の質疑の後、今後とも患者からの要望に対応できるよう先進的な取組み、医師の確保等について要望があり、討論はなく、採決の結果、議案第9号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、教育委員会議案審査について申し上げます。  議案第22号、光市立幼稚園の設置等に関する条例の一部を改正する条例を議題とし、執行部より説明を受けた後、質疑、討論もなく、採決の結果、議案第22号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号、平成11年度光市一般会計予算のうち、教育委員会所管分についてを議題とし、執行部より説明を受けた後、委員より63件の質疑の後、討論はなく、採決の結果、議案第1号のうち教育委員会所管分については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、福祉保健部関係議案審査について申し上げます。  まず、議案第14号、光市敬老祝金条例の一部を改正する条例についてを議題とし、執行部より説明を受けた後、委員より5件の質疑の後、討論はなく、採決の結果、議案第14号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第15号、光市在宅重度心身障害者福祉手当支給条例及び光市心身障害者(児)福祉施設入所者に係る補助金支給条例の一部を改正する条例を議題とし、執行部の説明の後、委員より、今回の条例改正を市民により広く知っていただく方策をとられるよう要望があった後、全員異議なく、議案第15号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  引き続いて、議案第1号、平成11年度光市一般会計予算のうち、福祉保健部所管分を議題とし、執行部より詳細な説明を受けた後、委員より53件の質疑の後、総合福祉センターの建設は光市の財政の健全性を確保した上で、慎重を期して計画を進めていただくよう要望があり、討論はなく、採決の結果、議案第1号のうち、福祉保健部所管分については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第5号、平成11年度光市同和対策住宅新築資金等貸付特別会計予算を議題とし、執行部より説明を受けた後、これを了とし、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  以上が本委員会に付託を受けました事件の審査の概要です。これで報告を終わります。詳細につきましては、事務局に委員会記録の概要を備えておりますので、後ほど御高覧いただきたいと思います。 ◯議長(山本 幸伸君) ただいまの報告に対し、質疑がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(山本 幸伸君) なければ質疑を終結いたします。  次に、建設委員長よりお願いいたします。森永建設委員長◯建設委員長(森永 教文君) おはようございます。建設委員会委員長報告を申し上げます。  去る3月9日、建設委員会を開催し、付託事件について審査を行いましたので御報告申し上げます。  最初に、水道局関係の審査に入りました。  議案第21号、光市簡易水道の設置及び管理に関する条例及び光市簡易水道給水条例の一部を改正する条例について、執行部よりの詳細な説明を了とし、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第3号、平成11年度光市簡易水道特別会計予算についてを議題とし、執行部より詳細な説明を受けた後、委員より、残塩測定委託料は年間を通しての検査項目測定回数などの委託内容について質したのに対し、水道事業法で残塩がリットルあたり0.1ミリグラム以上であることが定められているその検査である。測定回数は、毎日検査を行っている。  また委員より、岩屋・伊保木簡易水道対象1,000戸の使用料について、まだ1年に満たないが収納状況はどうかと質したのに対し、簡易水道の上ケ原及び岩屋・伊保木簡易水道とも、それぞれ自治会において集金、検針をお願いしていることから、収納状況は100%であるとの答弁があり、採決の結果、議案第3号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第10号、平成11年度光市水道事業会計予算についてを議題とし、執行部より説明を受けた後、委員より、賃借料の国有財産借地料について、国との交渉の経緯と今後の考え方について質したのに対し、現在、国よりの借地は、水道庁舎関係の一部の材料置場であり、この土地を買い上げる場合は購入額が高額となり、財政を圧迫し、料金値上げにつながることからも、当分の間、借地とし、今後借地値上げの打診があれば、財務局とも協議をしていきたいとの答弁があり、採決の結果、全会一致で、議案第10号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、建設部関係の審査を行いました。  議案第1号、平成11年度光市一般会計予算のうち、建設部所管分についてを議題とし、各執行部より詳しい内容の説明を受けた後、委員より、1、都市計画マスタープラン作成委託具体的内容について。2番目、大蔵池公園管理委託の見込額と今後の管理運営のあり方について。3番目、冠山総合公園整備事業は、平成13年度末には日本庭園オートキャンプ場イベント広場等整備予定だが、全国的にオートキャンプ場は採算が取れない状況と聞く。キャンプ場の区画数とイベント広場の内容について。また、当初計画から時間が経過しているが、現計画には歴史のある砲台山に係る整備方針がなく、これについて何か考えがあるか。また日本庭園について23ヘクにおよぶ冠山総合公園のメインとなるもので、バックグランド等配置をよく考える必要があるが、どうか。4番目、緑化事業である高齢者就労事業の内容及びこの事業のあり方について、当初の意図とは時代的にも変わっており、今後の方針について検討を要するがどうか。5番、住宅家賃収納対策について、等の質疑に対し、執行部より、1については、光市が目指す都市像から、整備方針を作成し、光市全体と地域別との構想で策定したい。10年度は、都市概況での問題点の把握、11年度は10年度の計画を下に整備方針を作成していくが、上位計画である光市総合計画を基本とするものである。2、大蔵池公園管理内容は、除草、芝生の刈り込み等を行い、360万円を見込んでいる。萩が茂っている問題もあり、これらの刈り込みなどを従来の1回から2回を予定している。3、冠山総合公園について、オートキャンプ場の区画は24サイト、100名程度の利用を考えており、海を眺望できるサイトとし、夏は海水浴、冬はウインド・サーフィン等の利用を考えている。利用促進のためのPRを十分していきたい。また、イベント広場は芝生を張り、イベントや音楽等もでき、また親や子供達が憩うことのできる広場の両面性を考えている。砲台山については、基本計画の中では展望台としているが、実施計画において内容を検討したい。日本庭園については、純日本庭園ではなく、滝を造り、修景池からせせらぎ水路を含めて回遊式の庭園として整備していきたい。4、緑化事業高齢者福祉対策事業は、市内12カ所、123名で約13万7,000平方メートルの公園広場や緑地を除草、ゴミの清掃業務を生きがい対策として行っている。この事業のあり方については、今後いろいろ検討してまいりたい。5、住宅家賃収納対策については、収納率向上を図るため、今年4月からの郵便局の口座振替制度の導入に期待している。口座振替により毎年の2〜3%の伸びがあり、収納率は上がるものと期待しているとの答弁があり、採決の結果、全会一致で、議案第1号のうち、建設部所管分は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第7号、平成11年度光市下水道事業特別会計予算についてを議題とし、執行部より詳細な説明を受けた後、委員より、下水道の使用料の収納率が毎年下がっている。また、使用開始区域が広がることに伴い、収納率はさらに下がることが危惧される。この収納対策は下水道のみでなく、光市全体の課題として取り組み、十分検討するようにとの要望があり、採決の結果、全会一致で、議案第7号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で建設委員会の報告を終わります。  失礼いたしました。岩屋・伊保木の戸数1,000戸と申しました。あれは100戸でございます。訂正しておきます。 ◯議長(山本 幸伸君) ただいまの報告に対し、質疑がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(山本 幸伸君) なければ質疑を終結いたします。  最後に総務委員長よりお願いいたします。西村総務委員長◯総務委員長(西村 憲治君) おはようございます。去る3月12日、総務委員会を開催し、付託事件の審査を行いましたので、その概要と結果について御報告を申し上げます。  まず、議案第11号、光市部制条例及び光市土地特別保有税審議会条例の一部を改正する条例と、議案第12号、光市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例を議題とし、執行部より詳細な説明を了とし、全会一致で原案のとおり可決するべきものと決しました。  次に、議案第13号、市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例について、執行部より説明を受け、審査に入り、委員より、説明では行革の一環ということであったが、これまでに市長が言っているのは行革の観点ではない。経常経費の削減や一律カットなどで皆に苦労かける、その気持ちの表れということであったと思うがと質したのに対し、執行部より、行革の根本の問題として、市民の皆さんにいろいろ迷惑をかけることがあった。条例に対する考え方は議員の言われるとおりである。今後とも議会との協議は十分にしていくとの回答の後、討論もなく、全会一致で原案のとおり可決するべきものと決しました。  次に、議案第1号、平成11年度光市一般会計予算のうち、総務委員会所管分について執行部より説明を受けた後、委員より34件にわたる質疑がありました。主だったものを紹介いたしますと、1、補助金削減を決めるにあたって、補助制度について論議があったのかと質したのに対し、補助金の見直しについては、平成8年3月に光市行政改革大綱の中で、補助金の整理合理化がうたわれており、目的を達成したようなものについては見直しを行うことにしている。2、財政健全化計画策定を具体的に説明してほしいと質したのに対し、財政健全化計画について、現状財政の課題等を分析しながら、歳入面では市税の収納率の低下の問題や未利用土地の処分の問題、財政調整基金の問題、歳出面では経常経費の削減、職員の定数の適正化の問題など、いろいろな問題がある。数値目標を設定したいと考えているが、現状では長期財政見通しということが必要になってくるので、5年間の間にどの程度の財源が不足してくるかということと、これによって対応の仕方も変わってくるので、数値的な目標を申し上げることができない。基本的には、この計画は、市の政策を抑制していくというものではなく、将来に向けて施設や社会資本の整備などを的確に行っていくためにはどうしたらいいかなど、方向性を探るものである。3、財政の立直しは、入る金と出る金のやりくりである。利子の高い起債の借換えや入札制度の見直しなどによる歳出の抑制、道路占用料の見直しや固定資産税の大企業に対する不公平の是正などによる歳入の増加を図るべきではないかと質したのに対し、行革大綱により節減等に取り組んでいるが、今回は短期的な措置として、実現可能なものをお願いしている。起債の借換えについては、すぐには対応できないが、市中銀行等に協議をしていく。その他は中長期的に取り組むことから、新しい行革大綱の中で明らかにしていく。4、前納期報償金1,900万円については、今は金利がゼロに近いので払う必要がないのではないかと質したのに対し、全期前納報償金については廃止していこうという市町村が相当ある。光市の場合、納税組合の報償金を平成11年度から廃止することに伴い、納税組合が少なくなることが予想される。その対策として、口座振替の奨励を行うこととしている。この口座振替については、全期前納報償金を認めながら、税の早期確保に努めていきたいと考えており、様子を見てみたい。  以上のような質疑、応答があった後、討論に入り、委員より、厳しい財政環境の中だからこそ新たな観点、例えば大企業の固定資産税に対する不公平感を何としても是正するとか、超低金利時代なので、時代に見合った市債の借換えによって、新たな財源を生むという努力が求められる。残念ながら、そうした努力がなされてないということで、反対の意思を表明するとの発言があり、採決の結果、挙手多数、原案のとおり可決するべきものと決しました。  次に、議案第4号、平成11年度光市競艇事業特別会計予算について、執行部より説明を受けました。質疑1件の後、討論に入り、委員より、極めてギャンブル性の高いものであり、1日に何万円も使うという利用者の痛みの中で、こういう予算が組まれているという点を考えたときに反対せざるを得ないとの発言があり、採決の結果、挙手多数、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議員提出議案第1号、光市職員旅費条例の一部を改正する条例についてを議題として取り上げ、提出議員より説明を受けた後、質疑に入り、委員より、労働条件等とも密接に関わるので、執行部の考え方を聞いてみたいとの発言があり、執行部としては、航空機利用の点だけでなく、他の事柄についても研究、検討をさせてほしいとの発言の後、他の委員より、労使間の取決めの上に条例等が定められているということを考えれば、話合いも必要であろうということから、継続にして審査してはいかがかとの提案が出され、採決の結果、継続審査に付することに決しました。  最後に、請願審査、平成10年請願第1号、上関原発建設反対を求める請願書を議題とし、執行部より前回12月議会以降の経緯について説明を受けた後、審査に入り、委員より、今までいろいろと論議をしてきていること、1年生議員もいるが、シンポジウムや市民アンケートの結果など十分情報を手に入れることができることで、一定の判断ができるのではないかという意見が出される一方、施設見学現地視察等も実施する必要があり、まだまだ調査研究を積む必要があるとの意見も出され、もう少し時間をいただいて慎重に結論を見出したいとのことから、継続して審査してはどうかとの提案が出され、採決の結果、継続して審査に付することに決しました。  以上が総務委員会における付託案件の審査の概要と結果です。 ◯議長(山本 幸伸君) ただいまの報告に対し、質疑がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(山本 幸伸君) なければ質疑を終結いたします。  以上で常任委員長報告を終わります。  ただいまの総務委員長からの報告にありましたように、議員提出議案第1号及び平成10年請願第1号は、光市議会会議規則第104条の規定に基づき、継続審査の申し出がありました。  よって、お諮りいたします。議員提出議案第1号及び平成10年請願第1号は、総務委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(山本 幸伸君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号及び平成10年請願第1号は、総務委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。  これより討論に入ります。まず、議案第1号について討論の通告がありましたので御発言願います。藤田議員。 ◯18番(藤田 一司君) 議案第1号、平成11年度光市一般会計予算について、私は日本共産党議員として反対の立場から討論に参加をいたします。  自治省は99年度の予算編成に併せてまとめた地方収支見通し地方財政対策では、地方の財源不足が13兆円という巨額になりますが、このうち国税の一部移譲、たばこ税の200億円、交付税引上げ500億円、特別交付税の創設で6,400億円、国負担の借入金4兆2,000億円など、一応国の負担で穴埋めをするのは約5兆円程度であります。残り8兆円は当然地方の負担となるわけですから、地方財政はたまったもんではありません。  しかも、自治体の財政運営の指針となる99年度の地方財政計画は、1つに地方財源を保障すること、2つに国民経済と地方財政との調整をすること、そして地方行財政運営の指標となることと言われております。地方自治体は、これらによって予算編成を行うことになりますから、これら一連の作業を通じて、国の意向が地方自治体の予算に反映される、こういう仕組みになってるわけであります。  99年度の地方財政計画の最大の特徴は、空前の財源不足の発生とその穴埋めに、地方自治体にさらに借金を負わせるところにあると指摘をせざるを得ません。こうした地方財政計画のもとでの当市の予算編成も、当然その流れに沿ったものと、私は、指摘せざるを得ません。財源不足の穴埋めに経常経費の2割削減や、補助金など一律1割カット、敬老祝金の見直しや薬料金の改正という厳しい予算編成をせざるを得ませんし、そのしわ寄せは弱者に厳しいものだと、私は言わざるを得ないというふうに考えます。財政の厳しいときだからこそ、むしろ自主財源をいかに確保するか、本当の無駄は何か、そこにもっともっと力を、私は、注がなければならないと考えるわけであります。  例えば、178億円にもなる市債、平成11年度でその利子分だけでも6億7,000万円、しかもその、今日の低金利時代に、高金利の利子で支払う現状の打開、市内銀行からの借入れ、53億円の借換えによる利子支払いの軽減、大企業の固定資産税に見られる不公正税制の是正による新たな財源確保など、地方分権が叫ばれている今日、今こそやらなくてはならない問題を先送りすることは許せません。  末岡市長は、草の根の運動から市政の流れを変える立場で市長になられました。2期目を迎えることになっておるわけでありますが、施政方針で、市長は、人も街も自然もひかり輝く元気なふるさとづくりと言われました。こうしたことを市政の基本方針とするならば、私は、国・県の悪政から住民をどう守るか、そして地方自治をどう発展させるかが根本になければならないと考えるわけであります。特に光市は、今重要な課題を多く抱えているだけに、なおのことであります。  例えば、周南合併問題は、市民アンケート調査結果、慎重と反対を合わせて82%に上る市民の意思を汲み取りつつも、合併について一定のスタンスをとられてる現状と、個性あるまちづくりを目指される点、厳しいけど明確にしなければなりません。  また、上関原発問題も、光市のトップとして5万人市民の安全と平和をどう守るか、市政の根本になくてはならない点だと指摘するところであります。光地域広域水道事業問題も10年間の延期とはいえ、今年から元利償還が始まりますし、その負担は財政的に圧迫することは重大であります。どう対処されるのか明確ではありません。  また、市政に対する市民アンケート調査結果によっては、市政に対する要望のトップが、高齢者の福祉の充実であります。高齢者社会を迎えて、当然のことだと私は考えているわけであります。医療制度の改悪や介護保険導入による新たな問題、お年寄りは、新たな負担が重く重くこれからのしかかろうとする時代であります。しかし、敬老祝金の見直しに見られるように、今なぜ、私は、見直しをするのか、私には理解できないわけであります。  さて、市長は、福祉対策、環境対策と都市整備、教育問題、地域経済の活性化の4つを当面の重点課題として、人も街も自然もひかり輝く元気なふるさとづくりに、全力をと言われております。私も微力ではありますが、光市市政発展のために頑張る一人として、あえて当予算にあたって基本的な問題点を指摘して、私の反対討論といたします。  以上です。 ◯議長(山本 幸伸君) 縄重議員。 ◯6番(縄重  進君) 議案第1号、平成11年度光市一般会計予算につきまして、賛成の立場から、二十日会を代表して討論に参加したいと思います。  昨年、市制施行55周年という記念すべき年でありました。改めて、55年という歴史の重みと、光市の将来を考えるよい機会となりました。そして、この節目の年に次ぐ平成11年度は、21世紀の足音が間近に聞こえ、新しいふるさとづくりのための次期総合計画の策定が進められるなど、新しい歴史に向けてスタートする有意義な年であります。  21世紀は都市の時代と言われ、都市の重要性がますます高まってくると言われております。しかも、都市をめぐる急激な環境の変化、山積される数多くの課題にも対応しつつしていかなければなりません。末岡市長は、施政方針の中で、新しいふるさとづくりの黎明なときという認識を示されました。私どものような認識をもって、ともに厳しい時代を乗り越えてまいりたいと考えております。  さて、このたびは末岡市長にとっては、市長2期目のスタートの予算編成となったわけでございます。これまでの4年間、公平と公正、独自と刷新を政治信条に、生活者優先の立場で諸施策を進められ、それが着実に成果となっていることに、まずもって敬意を表したいと思います。  平成11年度の予算は、景気の低迷に加え、起債残高の累増、経常収支比率の上昇など、極めて厳しい財政環境の中での予算編成であったわけですが、この中で、予算ポイントとして地域福祉対策、環境対策、生活基盤整備、そして行政改革の推進の4点を上げられ、生活者優先の立場を堅持されつつ、少子・高齢化社会に目を向けた先進的な取組みや環境問題への配慮、そして今後の市政運営の基盤づくりという意味で、行財政改革の推進と、市民の要請、議会要望を真摯に受け止めた予算とされていることを高く評価しているところであります。  特に、二十日会として、かねてより市民各層の要望に基づき、強く要請してまいりました行財政改革の推進を初め、福祉施設の推進など、諸課題についても心を配られ、誠意を持って予算に反映していただいていることに対し、感謝を申し上げたいと思います。  まず、財政健全化への取組みが急務となっていることから、一般質問などでも問い続けてまいりました行財政改革について、平成11年度の予算においては、一つの道筋がつけられました。予算においても経常経費の削減など、具体的取組みをなされておりますが、定員の適正化など、一部には数値目標を持って事務事業の見直しを行うなど、現行の行政改革大綱を強化されるとともに、これを財政面から補完するために、中期財政見通しを踏まえた財政健全化計画の策定を示されました。今後は、これがいかに着実に実行されていくかが大きな課題であります。今後の真摯な取組みを強く要請しておきたいと思います。  また、地域福祉対策としては、介護保険制度導入に向けた取組みや介護保険事業計画を含む新たな高齢者福祉計画の策定、そして光市の今後の大きな課題の一つである保健・医療・福祉の拠点施設として総合福祉センター建設の着手など特出されますが、いずれも将来に禍根を残さないように一歩一歩着実な取組みをお願いしておきたいと思います。  次に、環境対策としては、他市に先駆け、太陽光発電システム設置補助事業、エコ・オフィスプランの策定に取り組むこととされました。ノー・マイカーデーの継続や、ゴミ減量施策の推進、虹ケ浜・室積海岸の松林の保全など、環境都市光市へのさらなる努力をお願いをしておきたいと思います。  次に、生活基盤整備では、牛島地区の簡易水道の供用開始、し尿処理場の完成、合併浄化槽設置補助制度の円滑な推進など、大きな成果が見られます。安心して暮らせる街や活力のある豊かな街を目指して、下水道整備の促進、虹ケ丘森ケ峠線や川園線など、幹線道路や生活道路の整備、冠山総合公園、上島田運動公園などの整備、農漁業基盤整備事業の促進、中小企業対策やソフトパークへの企業誘致など、地域経済の対策や雇用対策、防災基盤整備を促進、そして生涯学習の推進や、特色のある学校づくりなどへも積極的に取り組んでおられます。  以上、いろいろ申し上げましたが、平成11年度予算は、生活者優先の立場で市民生活へのきめ細かな配慮をなされ、市民の期待に応えられるものとなっております。しかし、前段で触れましたが、これからの諸施策を実現していくためには、行政改革に向けて一層の努力が望まれます。特に経常収支比率を初め、財政の硬直化を示す指数はますます厳しい状況でありますので、光市の発展のために、決して禍根を残すことのないように、健全財政の維持に一層の留意されるようお願い申し上げます。  地域経済対策として、予算執行面でも、公共事業適正な発注など、景気対策への配慮を要請し、私の賛成討論といたします。終わります。 ◯議長(山本 幸伸君) 市川議員。 ◯7番(市川  熙君) 私は、議案第1号、平成11年度一般会計予算案に対しまして、光翔クラブを代表して、賛成の立場から討論に参加します。  まず、私は、末岡市長の基本的な姿勢から評価したいと思います。一般質問の中で明らかにしたように、情報公開請求におきましても、御自分の交際費を含めて、ほぼ全面公開を目指すと名言されております。これこそ、施政方針の中でも触れられているように、末岡市長の公正と公平の原点であり、民主主義の原点でもあります。さらに、小さいことではありますが、昨年、委員会等で事業別の予算一覧表の要望がありましたが、今年度の予算説明書には、完全とは言いませんが、それが記載されていることなど、できることからできるだけ早くやっていこうとする姿勢を評価いたしたいと考えております。  さて、経常収支比率が限りなく100%に近づき、仕事をしようにも金がないとの悲鳴にも近い声が職員の中から漏れ聞こえるのでありますが、市長は、予算のポイントとして地域福祉対策、環境対策、生活基盤整備、行財政改革を上げておられます。これらの中で評価できることは、工夫であります。行財政改革で、できるだけ予算を切り詰めて他の事業に回すことは当然であります。  例えば、環境対策──当然ではありますが、例えば環境対策におきましては、僅かではありましょうが、経費節減とともに、この地球を守るのであるといった考えを強く意識しておられる。あるいは、あとでも触れますが、総合福祉センター建設につきましても、地域福祉の推進とともに、機能を集中することによる行財政改革も視野に入れておられることに工夫を感じる次第であります。  さて、環境対策におきましては、私達が一貫して主張してまいりました自然エネルギーへの取組み、特に太陽光発電につきまして、時限的な対策ではありますが、住宅用太陽光発電システム設置費補助を打ち出され、あるいは将来のISO取得を目指されているともとれるエコ・オフィスプラン策定など、末岡市長の環境対策への強い思いを感じることができます。  地域福祉対策の目玉は、何といっても、末岡市長の思い入れが強い総合福祉センターの実施設計及び建設費の計上でありましょう。この件につきましては、様々な議論がありました。それを踏まえ、福祉・保健サービスの統合、プロモート・コントロール、必要な人に適切なサービスを提供する機能的空間、市民参加による地域福祉経済の拠点化を基本理念にして、基本計画、基本設計を提出されました。実施設計までにまだまだ多くの議論がありましょうが、真の地域福祉推進には、当施設が必要不可欠であったと後年言われるようなものを、施設を、私達は望むもんであります。  そのためには、プロモート・コントロールといった考え方ではなく、多くの人々が様々な場面でコーディネーター、すなわち調整役となり、意見をまとめていく必要があると私達は考えております。  さて、市長、先日、参加者全員の感涙を誘った牛島小学校の卒業式で、残念ながら真の意味で特色ある学校が一つ消えてしまうわけでありますが、各学校での特色ある学校づくり、あるいは文化センターでの室積出身の日本画家大楽桃白を世間に出そうとする試し、試み。市の内外から大きな注目を浴びた絵画貸出事業の拡大に見られるように、先ほど申しました工夫、金がないなら工夫をといった考え方が浸透してきつつあるように感じられます。  一方、出口の見えない経済状況の下、市内の中小零細企業は大幅な売上げ減少の中、将来に大きな不安を抱えております。このような中小零細企業への融資のため、預託金として約5億円を計上しておられますが、貸し渋りのないように各銀行へは要請いただくことをお願いをしておきます。  以上、ポイントだけに絞らせていただきましたが、財政状況が逼迫してる中、知恵と工夫によって、豊かな市民生活のための予算という市長の哲学の一端がかいま見えるわけであります。しかしながら、浅江小学校用地につきましても、将来の財政計画等照らし合わせながら検討する余地はあると思いますし、また先日、お示しいただきました行政改革実施計画をクリアしながら、引き続き、慎重な財政運営をお願いを申し上げたいと思います。
     さて、景気と同様に、私達日本人はどこへ行こうとしているのか、お手本と教科書のあった時代は過ぎ、またその出口も見つかっていないような気がしております。こういう閉塞時代のリーダーはどうあるべきか。最近の日本のリーダーたちの中には、俺について来いのような非常な高圧的な形が見受けられ、それがまたこの閉塞感を打ち破ってくれるのではないかというような期待も一部にはあります。しかし、私達が気をつけなければいけないのは、かつての独裁者たちの例を引き合いに出すまでもなく、彼らの主張が犠牲を私達だけに押しつけてくるのではないかという点であります。  今回の市長を初めとする執行部幹部の管理職手当の5%削減、これは額はともかく、そういう姿勢を市長を初め、自ら──市長が自ら示したということに、私は、意義があるというふうに考えております。こういう時代だからこそ、あるいはこのぐらいの小規模な街だからこそ、独裁ではなく、市民の方々の意見をしっかり聞いて、誰のための政治なのか、何のための政治なのかを念頭に置き、トップコーディネーターとして市政を構築していくことが市長の責務であり、21世紀型のリーダーであると思います。御奮闘を期待いたしまして、賛成の討論といたします。  なお、本年度末をもって退職される職員の方々のこれまでの市政発展に対する御努力に厚く感謝申し上げます。 ◯議長(山本 幸伸君) 白丸議員。 ◯10番(白丸 利一君) それでは、議案第1号、平成11年度光市一般会計予算について、市民クラブを代表して、賛成の立場から討論に参加をさせていただきます。  末岡市長におかれましては、昨年11月、2期目の当選を果たされたわけでありますが、その最初の予算編成作業が、デフレスパイラルとも言われる経済環境と、厳しい財政状況下での取組みとなったわけであります。どのような政策や施策を持って編成作業に取り組まれたのか、末岡市長の力量を見極めるという意味からしても、大変注目を集めた3月議会であったというふうに思います。  この平成11年度予算におきましては、公平と公正、独自性と刷新を政治信条とされております末岡市長の考え方が、今まで以上に十分反映されており、いわゆる末岡カラーがうまく表現された予算であると感じた次第であります。  例えば、市民クラブがかねてより要請をしておりました行政改革への取組みでは、数値目標を定めて取り組むとされております。中でも、かなり難しいだろうと思われていた各種団体への補助金10%カットや、納税組合の報償金及び敬老祝金の見直しという決断をされました。これも平素からきめ細かく各種団体と接触され、交流を深められてこられたその努力と情熱が自信につながって、このたびの決断に至ったものと推察するものであります。  また、定数削減等々これまでの議会の動きに対する配慮もあったのだろうと思いますが、痛みを市民や団体に押しつけるのではなく、部長級以上の役職手当5%カットも打ち出されました。痛みを分かち合おうといった精神も忘れてはおられませんでした。しかし、このことは、数値目標を定めた行政改革が、消極姿勢に転じるといった懸念も考え方次第ではなきにしもあらずであります。数値目標を定められた以上、目標年次までの完遂に向けて、不退転の決意で取り組んでいただきますよう強く要請するものであります。  福祉関係では、来年4月から介護保険がスタートいたしますが、これを円滑に立ち上げるための拠点づくりとして、1年近くの遅れはありますものの、総合福祉センター建設に着手されるわけであります。20億円という大型投資からも伺えますが、福祉に力を入れられる末岡市長の社会的弱者に対する思いやり、性格が映し出されていると言えます。  しかし、厳しい財政状況下での大型投資であります。時間的に余裕はないかもしれませんが、念には念を入れて協議をしていただき、20億円以上の成果、行政効果が得られることを期待しているものであります。併せて、全員協議会でも申しましたように、贅沢施設にならないよう、無駄を省き、機能性を重視していただいて、ハード・ソフト両面で利用しやすい施設にしていただきますよう、お願いをする次第であります。  また、環境対策では、エコ・オフィスプランの策定や住宅用の太陽光発電システム設置補助、室積海岸整備の可能性調査を新たに取り組まれており、環境を売り物にする光市らしさも表現されていると思います。  さらに、各地区の農道や集落道建設への取組み、各地区の水路整備など、便利さと住みやすさを追求された取組みも伺えます。厳しい不況に伴う財政環境にもかかわらず、景気刺激に大きな影響を及ぼす公共事業も求められるという相反した問題をかかえながらも、財政的に大きな問題に発展しないような配慮も見受けられ、一定の評価をいたすものであります。ただ、一言言わせていただくなら、教育関係予算の減少に若干の不安を抱くものであります。  これまで何回となく申し上げてまいりましたが、少子・高齢化が深刻な社会問題になることは、はるか以前から予測されておりました。そこで、まず、高齢化対策が優先され、高齢者福祉に対する予算割合が肥大化してまいりました。これに対して、少子化対策や教育関係予算の低迷が目立ちだしたという事実があります。いわゆる双方の予算的なアンバランスを指摘しておきたいというふうに思います。  とは言っても、こういった御時世でありますから、限られた予算を有効に使うためには、薄く広くではなく、予算の集中化は必須条件であろうと思います。ここ数年は福祉の年になろうかというふうに思いますけれども、何年先か、何年先になるかわかりませんが、近いうちに、ぜひとも少子化対策、教育関係予算の充実に力を注いでいただきますことを強く要請をいたしまして、市民クラブとしての賛成討論に代えさせていだきたいと思います。  以上です。 ◯議長(山本 幸伸君) 今村議員。 ◯11番(今村 鐵雄君) 議案第1号、平成11年度一般会計予算について、賛成の立場から、公明党を代表して討論に参加いたします。  長引く不況の影響で税収が減る一方、景気対策などとして公共事業などへ支出を強いられた中での平成11年度予算編成は、全国の自治体が、緊縮化、積極化、二律背反の中で組んだと各自治体の知事、また市町村長は感想を述べられております。その中で、山口県の二井知事は、メリハリのある予算と表現して、景気浮揚に対処した積極型の予算であると思うと説明しておられます。  しかしながら、県下の14市では、限られた財源を重点的、効率的に配分した緊縮予算が少し多い結果になっております。市長は、1期4年間、公平と公正、独自性と刷新を政治信条として生活者優先の市政に取り組んできたと述べられ、今回2期目への挑戦の最初の予算の取組みとなり、21世紀を展望した人も街も自然もひかり輝く元気なふるさとづくりを目指して、2期目こそはとの思いで、本領を発揮した思い切った予算の下、やりたい事業も数多くあったのじゃないかと思います。  しかしながら、光市の9年度の財政状況を見ると、県下14市の中で経常収支比率は90.5%と最下位、積立金の標準財政規模に対する割合も13.71%と最下位、また市債のうち、政府資金借入れが12位と少なく、市中銀行借入れが5位と多い等々、厳しい財政状況の下での、今回の11年度の予算の歳入予算額と歳出予算額の見積りのかえりも25億円と、各所轄とのこの25億円を、各所轄と詰めていかれるのに大変苦労されたのじゃないかと思います。  そこで、市長は、予算編成の基本姿勢として、財政再建の初年度として、優先度の高い施策に財源配分したと説明され、質の高い市民生活や福祉を推進するためには、財政の健全化の確保が大きな手間となっていますとも言われています。  私たち公明党も、生活者優先、福祉を重視する市政こそ、今からの自治体の目指すべき方向であり、市長の姿勢に同感であります。そこで、今回の予算にも、福祉関係を含む民生費は、10年度の当初予算を約5億円上回る、構成比で4.5%アップの、介護保険制度を控え、時宜にかなった予算と思います。  そして、新たな高齢者保健福祉計画を策定し、今後の高齢者福祉にも努力されていくとされています。敬老祝金の見直しの財源についても、高齢者の福祉に当てていくと約束をされました。市長は基本理念として、共創のまちづくりとして、市民の参加と理解が必要であり、市民と共に歩む手づくりの市政を述べられています。これも、我々公明党も同感であります。  御存じのように、この4月にはいよいよ地方分権を推進するために、国会に地方自治法の改正案が出されそうであります。施行は来年4月ぐらいになるようですが、改正の中心は機関委任事務制度の廃止であります。私たち市には、県との関係が上下ではなく、対等の関係になるということです。そこで、これからの自治体の公務員は、どこにお伺いを立てるかといえば、それは自分の頭と住民になるわけであります。市民は何を必要としているか、何を解決しなければいけないか、どうしたら解決できるか。それを市民に問わなければいけません。それが自治事務であります。  それから──ですから、市民参加や市民参画がより必至になるわけであります。このことをどう具体的に取り組むか、大変重要でありますので、今後努力していただきたいと思います。  また、今後は徹底した行政改革を進めなければなりません。市長は、15年度までの重点実施項目を策定されました。数値目標や実施時期なども明らかにされました。全国の自治体がなかなか取り組まないのに、今回取り組まれる姿勢には評価したいと思います。  それから、財政面でも、財政健全計画を策定することを発表されました。光市は、財政力指数や個人住民税額等は14市の中でも上位であり、市債残高にしても少ない方であります。つまり、市の体力、総合力は上位であると思います。しっかりした財政健全計画の下、着実に21世紀を目指したまちづくりを目指していただきたいと思います。  最後に、このように厳しいときこそ、本格的に改革ができるし、また人材の育成もできると言われています。私たちがたびたびお願いしておりますように、評価システムを導入していただき、予算の執行にあたりましても、執行率を目指すのではなく、行政サービスを低下させず、効率よく不用額を多くして、つまり残すことが、むしろ行政職員の腕なのだという指導をしていただき、意識革命を目指してほしいことをお願いいたしまして賛成討論を終わります。 ◯議長(山本 幸伸君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第1号は、先ほどの各常任委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ◯議長(山本 幸伸君) 起立多数と認めます。よって、議案第1号は、各常任委員長報告のとおり可決されました。  ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。                  午前11時08分休憩        ………………………………………………………………………………                  午前11時20分再開 ◯議長(山本 幸伸君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、議案第2号について討論の通告がありましたので、御発言願います。藤田議員。 ◯18番(藤田 一司君) 議案第2号、平成11年度光市国民健康保険特別会計予算に対し、反対の立場から討論に参加をいたします。  国民健康保険については、医療費の国庫負担率が45%から38.5%に切り下げられました。しかも老人保健への繰入金のたび重なる増加で、国保会計そのものを圧迫している点については、国の負担率、元の45%に戻す、このことがまず大切であります。県の助成、一般会計繰入金の増額が今何よりも求められていると考えるわけであります。平成11年度は、財政が厳しい状況ということで、医療費増嵩分、老人保健拠出金の超過負担分はゼロとなり、その分でも国保会計を圧迫している点について、理解に、私は、苦しむところであります。  それでなくても、国保税の収納率の低下に見られるように、税を払いたくても払えない人達が年々増加している点も考えなくてはなりません。それは今日の行政の中で、国保税が高過ぎるという指摘をせざるを得ないわけであります。  また、来年度から介護保険が導入されることになりますが、第2号被保険者は国民健康保険税に介護保険料分を加え、医療保険として払うことになれば、国保加入者が、年金受給者など、高齢者や経済的弱者の占める割合が高いだけに払えなくなる人達が増えることも明らかであります。来年度の国保制度の抜本改正と相まって、極めて厳しい国保会計になることが予想されるだけに、国・県に対して厳しい実態を訴え、国保負担率を従来の45%に戻し、県助成の増額を要請することを付け加えて反対討論といたします。 ◯議長(山本 幸伸君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第2号は、先ほどの市民経済委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ◯議長(山本 幸伸君) 起立多数と認めます。よって、議案第2号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第4号について討論の通告がありましたので、御発言を願います。藤田議員。 ◯18番(藤田 一司君) 議案第4号、光市競艇事業特別会計予算に対して、反対の立場で討論に参加をいたします。  競艇事業によって一般会計の繰出金は1億1,000万円で、これは主として教育費、社会施設、公園、緑化事業等に当てられて、財政上、一定の役割を果たしている点については、私どもも否定するわけにまいりません。しかしながら、いかに公営事業とはいえ、競艇事業は極めてギャンブル性の高いものであります。そのことによって、今もって、サラ金地獄、自己破産、家庭崩壊等々、後を絶たない。その犠牲が何の罪もない子供達やお年寄りである現実を私達は見たときに、当事業による財源確保には基本的に問題ありと指摘をせざるを得ないわけであります。  私ども、これまでも指摘してきましたように、大企業の固定資産税等に見られる税の不公平の見直しによる新たな財源確保こそ、本来の姿だと私ども考える。こういう観点から、当予算に反対の立場を表明し、反対討論にいたします。 ◯議長(山本 幸伸君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第4号は、先ほどの総務委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ◯議長(山本 幸伸君) 起立多数と認めます。よって、議案第4号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第6号について討論の通告がありましたので、御発言を願います。藤田議員。 ◯18番(藤田 一司君) 第6号、平成11年度光市墓園特別会計予算に対して、反対の立場で討論に参加をいたします。  本事業は、安い値段で墓地を確保できて、将来にわたって安心して先祖をお祭りし、いつでも気軽にお参りできるようにとの市民の切実な願いに応えて進められた事業であります。こうした公的な施設にまで消費税を転嫁することは、今日の経済環境、事業の推進目的からするならば、とうてい私ども理解に苦しむところであります。かかる観点から、当予算に反対の立場を表明し、討論といたします。 ◯議長(山本 幸伸君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第6号は、先ほどの市民経済委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ◯議長(山本 幸伸君) 起立多数と認めます。よって、議案第6号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第7号について討論の通告がありましたので、御発言を願います。藤田議員。 ◯18番(藤田 一司君) 第7号、平成11年度光市下水道事業特別会計予算について、反対の立場から討論に参加をいたします。  市長の施政方針でも、環境対策と都市基盤整備は当面の重点課題として上げられておりますように、下水道事業は環境を守る上で極めて重要な施策であります。しかしながら、予算書を見ますと、国庫補助金は対前年度費でマイナスの3,500万円、逆に、一般会計繰入金はプラス1億200万円、市財政にとって、負担は大きいと指摘をせざるを得ません。それのみか、公債費11億8,200万円、しかも市債、元利償還金が約5億500万円、市債利子償還金6億6,800万円という状況は大変な状況であります。重要な生活基盤整備事業とは言っても、高金利はそのままでありますし、地方財政圧迫の中で思うように、私は、事業の進展が見られない現状は問題であると指摘をせざるを得ないわけであります。  また、上水道と併せて重要な下水道にも5%の消費税転嫁は事実上の増税に等しく、私ども認めるわけにはまいりません。かかる観点から、当予算に反対の意思を表明し、討論といたします。 ◯議長(山本 幸伸君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第7号は、先ほどの建設委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ◯議長(山本 幸伸君) 起立多数と認めます。よって、議案第7号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第8号について討論の通告がありましたので、御発言を願います。藤田議員。 ◯18番(藤田 一司君) 議案第8号、老人保健特別会計予算について、反対の立場から討論に参加をいたします。  国民の健康と命を守ることは、国の第一義的責務であります。とりわけ、高齢者の健康を守り、本当に長生きしていてよかったといえる社会をつくる、このことは、今もっとも重要だと考えるわけであります。  さて、多くの国民の願いの中で、一度は老人保健、老人医療無料化制度が実現いたしましたが、国はその制度をやめ、有料化をいたしました。老人保健法の施行、さらにたび重なる改悪により、お年寄りとお年寄りをかかえる家族、そして地方自治体に重い負担を押しつけてまいっております。  平成11年度一般会計からの繰入金は、ついに2億6,700万円にもなっているところであります。本来、国の責任において、老後を安心して暮らせるように保障すべきであると考えます。ところが、国はお年寄りと地方自治に大きな負担を押しつけると、今日の政治は納得できない点であります。老人医療制度は、医療の制度という性格に加えて、福祉の側面も持つべきものと位置付けられていますが、現状は、はるかに遠い状況にあると指摘をして、反対討論といたします。 ◯議長(山本 幸伸君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第8号は、先ほどの市民経済委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ◯議長(山本 幸伸君) 起立多数と認めます。よって、議案第8号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第9号について討論の通告がありましたので、御発言を願います。藤田議員。 ◯18番(藤田 一司君) 議案第9号、平成11年度光市病院事業会計予算に対し、反対の立場で討論に参加をいたします。  今日、自治体病院を取り巻く環境は厳しいものがありますが、公的医療機関として設備の充実を初め、信頼される自治体病院づくりへの努力に対しては敬意を表するものであります。しかし、一方では、待ち時間の短縮、医療に対する苦情等、改善すべき点も多くあり、これからどう対処されるのか、問題点もたくさんあるわけであります。  また、医療経営面での消費税の適応転嫁は、厳しい経営状況をますます圧迫するのみか、弱者への負担増などを併せ、納得しがたいものがあり、こうした観点から、当予算に反対の立場を表明し、討論といたします。 ◯議長(山本 幸伸君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第9号は、先ほどの教育民生委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ◯議長(山本 幸伸君) 起立多数と認めます。よって、議案第9号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第10号について討論の通告がありましたので、御発言を願います。藤田議員。 ◯18番(藤田 一司君) 議案第10号、平成11年度光市水道事業会計予算に対して、反対の立場で討論に参加をいたします。  水道事業を取り巻く環境は、未給水地域の解消を初め、これから4次計画が進められるし、広域水道事業も当面先送りされているものの、いずれ影響してくることを考えれば、決して楽観は許される状況にないと指摘をするところであります。しかも、そうした状況下で、職員の皆さん方が努力し、安くておいしい水確保に日夜努力されている点については認めている点でありますが、残念ながら、生活に欠くことのできない水にまで消費税を転嫁すべきではないという観点から、当予算に反対の立場を表明し、討論といたします。 ◯議長(山本 幸伸君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第10号は、先ほどの建設委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ◯議長(山本 幸伸君) 起立多数と認めます。よって、議案第10号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第14号について討論の通告がありましたので、御発言を願います。藤田議員。 ◯18番(藤田 一司君) 議案第14号、平成11年度光市敬老祝金条例の一部を改正する条例について、反対の立場から討論に参加をいたします。  そもそもこの敬老祝金は、高齢者の長寿を祝い、長い人生に対するねぎらいの意味を込めて始められた事業であった点は論を待たないところであります。しかしながら、提案説明にもありましたように、高齢化社会を迎えた今日、平均寿命が伸びて、祝金としての効果は非常に薄れてしまった。よって、敬老祝金の見直しをするということでありますが、これは敬老祝金を出す側の理論であります。自分達を合理化するための理論であります。  現在、75歳以上で、これまで社会的に多くの貢献をされた方々、3,760名に上るほとんどの方は、この制度を大変喜んでおられた制度であります。ただ単に財政困難ということの理由で、節目支給に切り換えたと言われても、何の反論もできないと考えます。  今日、社会的弱者といわれる高齢者に、医療介護の新たな負担増が重くのしかかろうとしております。国の新年度予算案では、70歳以上の高齢者の医療費窓口負担増が盛り込まれているのも現実であります。通院で1日につき30円増の530円になる。入院で1日100円増の1,200円に引き上げる予定であります。そして、介護保険導入で新たな負担が重くのしかかるわけであります。  結果的には、弱いところに温かい政治の光をあてるのではなくて、弱いところに大きなしわ寄せがくる、こんな政治、市民アンケート調査に見られる多くの市民が望んでいる高齢者の福祉問題に背を向けるやり方、私は、認めるわけにまいらないわけであります。かかる観点で、当予算に反対の立場を表明し、討論といたします。
    ◯議長(山本 幸伸君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第14号は、先ほどの教育民生委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ◯議長(山本 幸伸君) 起立多数と認めます。よって、議案第14号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第20号について討論の通告がありましたので、御発言を願います。藤田議員。 ◯18番(藤田 一司君) 議案第20号、光市フィッシングパーク設置条例の一部を改正する条例に対して、反対の立場から討論に参加をいたします。  フィッシングパークは昭和55年に開設をされ、市内は元より、近隣市町からも多くの釣りファンが訪れ、家族連れで楽しむフィッシングパークとして、光市の穴場的存在であります。昭和59年には、2,550人の方も、この釣り客として当地を訪れているわけであります。  しかし、その後、釣り客もだんだん減り、平成2年度には1万3,100人と最低の状況でありましたが、その後は増加の傾向にあり、これからの取組みによっては、時代にマッチしたレジャー施設として釣り客の増加が見込める矢先の釣り料金の改定、私には、納得がまいりません。確かに、委託料、維持管理費の含めた経費は年々増加をしておるところであります。平成9年度で1,450万円、収入は885万円でありますから、平成9年度だけで見ますとマイナス560万円であります。昭和59年の最高時から見ると、あと5,000人釣り客を集めれば、立派に現行料金で営業できる、営業可能であると指摘をするところであります。  しかも、この不況の中で値上げとは、釣り客を逃がすようなもんである。なぜもう少し様子が見られないのか、私は理解に苦しむところであります。仮に、どうしても値上げをせざるを得ないとしても、子供料金まで改正をする必要があったのかどうか、私には納得がまいりません。むしろ今日の少子化の中で、子供の料金はむしろ無料にするというのが社会的な動きなんです。そういう中で、子供も一緒に値上げをすること、断じて私ども認めるわけにはまいりません。かかる観点から、当条例に反対の立場を表明し、討論といたします。  以上です。 ◯議長(山本 幸伸君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第20号は、先ほどの市民経済委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ◯議長(山本 幸伸君) 起立多数と認めます。よって、議案第20号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、先ほど継続審査に付することに決しました議員提出議案第1号及び平成10年請願第1号並びにただいままでに議決されました議案第1号、議案第2号、議案第4号、議案第6号、議案第7号、議案第8号、議案第9号、議案第10号、議案第14号及び議案第20号の12件を除く12件につきましては、いずれも討論の通告がありませんので、討論を終結し、これより一括して採決をいたします。  お諮りいたします。議案第3号、議案第5号、議案第11号、議案第12号、議案第13号、議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第18号、議案第19号、議案第21号及び議案第22号の12件は、それぞれ、各常任委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(山本 幸伸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第3号、議案第5号、議案第11号、議案第12号、議案第13号、議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第18号、議案第19号、議案第21号及び議案第22号は、それぞれ、各常任委員長報告のとおり可決されました。        ────────────・────・────────────   日程第3.意見書案第1号〜意見書案第2号 ◯議長(山本 幸伸君) 次に、日程第3、意見書案第1号及び意見書案第2号の2件を一括議題といたします。  これらの議案について提出者の説明を求めます。白丸議員。 ◯10番(白丸 利一君) それでは、意見書案第1号及び意見書案第2号について、一括して御提案申し上げます。  初めに、意見書案第1号、普通高校の通学区域の変更にあたって慎重な取扱いを求める意見書についてであります。  山口県教育委員会は、生徒一人ひとりの個性を尊重し、選択の幅を持たせるためにも通学区域を改善するとして、現在の26通学区制を7通学区に統合し、2002年4月からの実施を目指すとしております。このことは、学校間の序列化や生徒達の受験競争の加熱、激化につながりかねないこと、また通学区域の拡大による通学費の負担増、あるいは過疎地の高校の存立が危うくなる等の懸念がされる問題点が生じるとも考えられているところでございます。  これまで、長い歴史の中で培われた山口県教育の伝統を継承し、特色ある学校づくりを推奨するとともに、各学校間の平準化を進展させつつ、21世紀の山口県高校教育の基盤確立のためにも、通学区域の変更にあたっては慎重を期すべくよう山口県当局並びに山口県教育委員会に対して要望しようとするものであります。  次に、意見書案第2号、教育条件整備に関する意見書についてであります。  山口県内の公立高校では40人学級が完結していますが、今日の生徒急減期における小・中学校の児童・生徒一人ひとりに行き届いた教育を遂行する上では、35人以下、あるいは30人学級への移行が叫ばれているところであります。現下の教育条件にあっては、今後、学級減や学校の統廃合、あるいはこれらに伴い子供達や父母にさらなる負担がかかることもなりかねません。こうしたことの改善策として、地域・学校・家庭の意向に沿った学校、学級を存続させ、35人以下、あるいは30人学級の実現、また教育費にかかる負担──父母負担の軽減、無償化計画への取組み、あるいは高校教育を希望するすべての子供達の夢が実現できるような条件整備が望まれているところであります。  障害児教育においても、障害を持った子供達すべてが、義務教育終了後の教育も享受でき、地域で豊かに生活できる場の充実が望まれているところであります。  また、私学の助成についても、経常費2分の1の実現、生徒急減対策補助等、大幅な増額施策の実現が望まれているところであります。各種の学校を地域の文化センターとして存続させ、子供達が生き生きと生活できる教育条件への改善のため、以上のような措置が講じられるよう、国、政府並びに県に対し要望しようとするものであります。  以上、2件について一括して御提案いたしますので、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。 ◯議長(山本 幸伸君) 説明は終わりました。これらの議案について質疑がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(山本 幸伸君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。これらの議案は、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(山本 幸伸君) 御異議なしと認めます。よって、これらの議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。  これらの議案については、討論の通告がありませんので、討論を終結し、これより一括して採決をいたします。  お諮りいたします。意見書案第1号及び意見書案第2号は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(山本 幸伸君) 御異議なしと認めます。よって、意見書案第1号及び意見書案第2号は、それぞれ原案のとおり可決されました。        ────────────・────・────────────   閉  会 ◯議長(山本 幸伸君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。  これをもちまして平成11年第1回光市議会定例会を閉会いたします。御協力ありがとうございました。                  午前11時48分閉会        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                     光市議会議長    山 本 幸 伸                     光市議会副議長   国 広 忠 司                     光市議会議員    河 村 龍 男                     光市議会議員    泉 屋   孝...