休会中の去る9月14日、
市民経済委員会を開催し、
付託事件審査を行いましたので、その概要と結果を御報告いたします。
まず、
市民部関係であります。議案第1号、平成10年度光市
一般会計補正予算(第2号)の説明を受けた後、
戸仲交差点右折レーン設置に関する
疑問点についての
質疑応答がありました。
次に、
地域安全コミュニティフェスタへの
補助金に対して、委員より、この事業に対する
補助金は初めてだと思うがどうか。また先日、
安全会議の中で、
各種団体60団体に説明があり、内容的には光・
熊毛合同で地域の
安全フェスタを初めてやろうということで、非常に良いことだと感じた。しかしながら、トップダウン的に押し付けられた形の説明だったとの声もある。10万円の補正を上げたのは、どういう形でどの時期に話が出たのかとの質疑があり、
執行部より10月14日、夕方6時から
市民ホールで開催される
フェスタ実行委員会への
交付金である。和歌山県、新潟県に始まり、各地で
毒物混入事件があり、また
山口市内では
暴力団組事務所に銃弾が打ち込まれる事件があった。光市においても、
山口組系の
暴力団が増えているという状況にある。さらに、薬物についても密かに高校生、中学生に乱用が広がっているとの話もある。そのような様相から7月の初め警察から相談があり、この
フェスタを開催することになった。
また、委員より、薬物とはどのようなものを言っているのか、シンナーとかの実態は分からないかとの質疑に対し、薬物とは
麻薬関係であり、実態については警察から詳細は聞いていない旨の答弁がありました。
その後、採決を行い、議案第1号、光市
一般会計補正予算(第2号)
市民部所管分は、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第2号、平成10年度光市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の審査に入り、説明の後、質疑なく、採決の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、その他の項で、
光地域広域水道企業団用水供給事業の
実施基本計画の改定についての報告を受けました。
続いて、
経済部関係の
付託事件審査に入りました。
議案第1号、平成10年度光市
一般会計補正予算(第2号)について、
執行部より説明を受け、
室積地区集落道の
耐震設計指針の件、室積・虹ケ浜両海岸の松くい
虫防除及び松枯れの原因について、
危険ため池の件等の質疑の後、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第7号、あらたに生じた土地の確認について、議案第8号、町の区域の変更についてを議題とし、この2議案は関連がございますので、
一括審議を行いました。
説明の後、質疑もなく、採決の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、詳細につきましては、
事務局に記録を準備してありますので、御高覧くださいませ。
以上で、
市民経済委員会の報告を終わります。
◯議長(山本 幸伸君) ただいまの報告に対し、質疑がありましたらお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(山本 幸伸君) なければ質疑を終結いたします。
次に、
教育民生委員長よりお願いいたします。
河村教育民生委員長。
◯教育民生委員長(河村 龍男君) おはようございます。
それでは、去る9月14日、全
委員出席のもと
教育民生委員会を開きまして、付託された事件について審査いたしましたので、その概要と結果について御報告をいたします。
まず、
市立病院関係の
議案審査について報告いたします。
認定第1号、平成9年度光市
病院事業決算の認定についてを議題とし、詳細な説明を受け質疑に入り、議員から、1つ、
不用額の主な理由、2つ、
流動資産の比率が630%と言われたが、どういうことかとの質問があり、
1つ目、
不用額の主なものは、収入では
入院患者数は前年度とほぼ同数であったが、収益は若干落ちている。これは患者1人当たりの収益が減少したことによるものと考えている。支出の方では、
薬品費は
診療材料費の減少が主なものであるが、中でも主として
薬品費が8,000万円
不用額となった。
2つ目、
流動資産の比率については、
流動負債が
流動資産より多くなると
不良債務となり、
病院経営としては大変なことになる。したがって、この比率が高いほど
経営状態が良いと言える、との答弁の後、認定第1号は、
全会一致で原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、
教育委員会関係の審査について申し上げます。
議案第1号、平成10年度光市
一般会計補正予算(第2号)のうち、
教育委員会所管分の
補正予算について、
執行部より説明を受けた後、委員より
中学校費・
教育振興費・心の
教育相談委員については、国・県の
事業内容に沿って行うのか、具体的にどう実施するのかとの質問があり、
執行部より、文部省から一応の
趣旨等が示されているので、それに沿ってこれから検討する。概要は週に4日、1日平均4時間程度となっている。
相談室といいながらもカウンセリングする必要はなくて、悩みや不安などを聞き相談にのるといった趣旨のものである。そのため、相談時間も授業中は難しいので、放課後、休憩時等に
相談員に出向いてもらい、心の悩みなどを訴えてもらうということになる、との答弁の後、議案第1号のうち
教育委員会所管分の
補正予算については、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、
福祉保健部関係の審査について申し上げます。
議案第1号、平成10年度光市
一般会計補正予算(第2号)のうち、
福祉保健部所管の
補正予算について、詳細な説明を受け質疑に入り、委員より、1つ、
精神薄弱者授産施設整備事業の名称で、全国的には「
精神薄弱者」から「
知的障害者」に移行しつつあるが、光市においてもそのような言い方をするべきと思うが、また
白鳩学園には何名入所しているのか。2つ、
黒木工業から寄附を受けたもので
マッサージ機を2台購入するとあるが、1台25万円となっているが、この定価は幾らか。というのは、役所が買う単価は高過ぎると思う。せっかく寄附をいただいたのであるから、有効に使わなければならないと思う。3つ、
富士白苑は先般見学をさせていただいたが、どの部分を改善されるのか、との質疑の後、
1つ目、名称は
知的障害者に変わりつつあるが、現在、
精神薄弱者福祉法という法に基づいており、国・県もこの名称を使用しているので、御理解をいただきたい。
白鳩学園には、現在光市から4名入所している。その4名の方を基準に補助するもので、周南4市
等関係市町も同じように補助をする。
2つ目、定価は機種により変わってくるが、財政で
入札等の手続をするので、それなりの
実勢価格で購入できるものと思う。
3つ目、
富士白苑の
痴呆性老人の
居室改善は、1階にある4人部屋1室、2人部屋2室、合計3室を改造する。
強化ガラス、
床暖房等の
内装改造をしたいとのことである、との答弁の後、議案第1号のうち
福祉保健部所管分は、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第4号、平成10年度光市
同和対策住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)を議題とし、
執行部より説明を受けた後、これを了として
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が、
教育民生委員会に付託を受けました事件の概要と結果です。
なお、詳しくは
事務局に記録を保管しておりますので、御高覧いただきますようお願いいたします。終わります。
◯議長(山本 幸伸君) ただいまの報告に対し、質疑がありましたらお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(山本 幸伸君) なければ質疑を終結いたします。
次に、
建設委員長よりお願いいたします。
森永建設委員長。
◯建設委員長(森永 教文君) おはようございます。去る9月16日、全
委員出席のもとに
建設委員会所管の
付託事件を審査いたしましたので、その概要を御報告申し上げます。
まず、
水道局所管分から申し上げます。
認定第2号、平成9年度光市
水道事業決算の認定についてを審査をいたしました。当局から詳しい説明を受けた後、委員より、1つ、
不納欠損その他の内訳について、また
収納率の
向上策はどのようになっているのか。2番目、
受託工事収益が9年度に計上されていない理由は何か。3、生活に欠かせない
水道料金に5%の
消費税転嫁は実質的な
値上げであり、
消費税問題は
水道事業の運営での
問題点と思うが、これについての
考え方は。4番目、
企業債の
元利償還率について今後の見通しは、などの質疑に対し、1番の
不納欠損その他は
生活困窮者によるものである。9年度分だけで290万の
未収金であったが、8月及び9月に収納があり、全体的には99.8%の収納が見込め、
過年度分については夜間、日曜等徴収し、今後も努力をしていきたい。2、
受託工事の関係は、
水道局内部のものでないため、
受託工事がある年度とない年度の場合がある。3、現在、
消費税は法律化され、
法治国家である以上これに従う義務があると考える。
消費税を除くと財政の圧迫ともなりかねないので、現状の方法で進めていきたい。4、3年後がピークとなり、その後は減少に転ずる、との答弁があり、続いて討論に入り、
水道事業は
独立採算制を求められていながら、重要なところで権限を縛られている。
消費税は、
水道事業だけが転嫁しないことはできにくいが、
独立採算制であることから、独立の施策の展開をしてもよいのではないか。
消費税の転嫁は、
景気低迷に大きなウエイトを占めていることから反対するが、
値上げを考えていない従来からの伝統の
考え方については、これからも継続してほしい、との意見が出され、採決の結果、賛成多数で、認定第2号は認定すべきものと決しました。
次に、議案第6号、平成10年度光市
水道事業会計補正予算(第1号)については、これは
水道局の
布設替えに係る
工事費であり、
全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第3号、平成10年度光市
簡易水道特別会計補正予算(第1号)についてを審査いたしました。
執行部より詳しい説明を受けた後、委員より、岩屋・
伊保木簡水は水量が不安定であるが、今後の調査ではどのくらいの
正確度があるのか。現状は夏冬の渇水期を経験していないので、今後慎重に対応すべきではないか、との質疑に対し、今回の工事は
水量不足分を補う
補給水の工事である。現在の水源がどのように推移していくのか、ある
一定期間を置きながら対応していきたい、との答弁があり、
全会一致で、議案第3号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第1号、平成10年度光市
一般会計補正予算(第2号)のうち、
建設部所管についていてを審査をいたしました。それぞれ
所管課より詳しい説明を受けた後、委員より、1番、
三島橋改修について、
歩道部分が1.5メートルである、
右岸側橋脚で2.5メートル広げてあるのが、この幅で歩道の整備はできないのか。2番、国道188号上のツツジが、渇水により枯れている。これらに灌水が必要と思うが、給水には一定のマニュアルが必要ではないのか。3、
冠山総合公園の整備で、樹木の移植については経費面からも大変良いことである。これを選定するのに、ランク分けして利用できるものは利用すべきではないか、との質疑に対し、1番、
三島橋改修については、2.5メートル部分は
右岸側にあるが、道路が河川に沿っているため、その部分は後に設置されたもので、現在、桜が植樹されている道路に曲がりやすくするための隅切であり、2.5メートルの部分に歩道橋を設置すると岩狩町線とのつながりが悪くなり、踏切の
遮断機を付け替えることが必要であるため、
上流側に歩道を設置したい。2、
街路樹の灌水については、ここ数年
干ばつ気味であり、
梅雨明け以降10日から15日間程度雨が降らなければ、対策を講じることにしているが、現地の状況により灌水する。国道は建設省の所管であるが、お願いをしていきたい。3、公園の中にかなり良い木がある。光市
造園組合の方に選別してもらい、これを移植している。
また、委員から
三島橋を含め、橋の設置には一方では新設、片方では既存のものの改修などの状況であり、今回の改修では交通がストップし、
地域住民の迷惑にかける状況となる。下流に新設の橋ができるのに、今回は改修でしかできないというのでは市民の理解が得られない、との質疑に対し、
三島橋周辺は、県も
島田川沿線で一番の
狭窄部であることから、重点的に河川の改修を行っていきたい意向であり、早めの調査を期待している、との答弁があり、
全会一致で、議案第1号のうち
建設部所管分については、原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第5号、平成10年度光市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたしました。この議案については、
執行部より詳しい説明を受けた後、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
その他の項では、工事の発注について、
冠山総合公園の整備について、愛称のついた道路及び樹木の選定について、室積ふれあい通りの
街路樹について、市道、県道、河川を含めて草刈りの対応などの意見、要望がありました。
以上で、
建設委員会の報告を終わります。
なお、詳しいことは、調査結果については、
事務局の記録がありますので、御高覧を賜りたいと思います。以上で終わります。
◯議長(山本 幸伸君) ただいまの報告に対し、質疑がありましたらお願いいたしました。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(山本 幸伸君) なければ質疑を終結いたします。
最後に、
総務委員長よりお願いいたします。
西村総務委員長。
◯総務委員長(西村 憲治君) おはようございます。去る9月16日、
総務委員会を開催し、
付託事件の審査を行いましたので、その概要と結果について御報告申し上げます。
まず、議案第1号、平成10年度光市
一般会計補正予算(第2号)のうち、
総務委員会所管分について、
執行部より詳細な説明を受けました。
歳出では、
総務管理費に
集中管理車などの
維持補修費に80万円、職員2名の
死亡退職など
退職手当に2,700万円、
警察官舎建設用地の
境界測量委託料など58万円、
徴税費に
個人市民税追加特別減税の実施による
プログラム更新料など75万8,000円、また、
予備費に231万2,000円を追加し、総額を4,667万5,000円と計上。
歳入につきましては、
普通交付税に
緊急経済対策分として5,064万9,000円を追加し、
財産売払収入に、島田3丁目の
警察官舎待機宿舎の8,549万7,000円を追加いたしました。これにより、歳入・歳出の予算の総額は191億4,051万1,000円となります、との説明後、審査に入り、委員より、1つ、汐浜など他の
待機宿舎の将来方向は、というお尋ねに対し、
執行部より、市内3カ所について市有地の
無償貸付をしているが、
契約更新の時期を待って県と協議したい、との回答後、討論もなく、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
請願審査、平成10年請願第1号、
上関原発建設反対を求める
請願書を議題とし、
紹介議員の
藤田議員より説明を受けました。
願意については、十分に委員の皆さんに理解されていると思う。前回の請願は
任期満了に伴い、廃案になった経緯があるが、我々委員として任期2年間に、可能な限り努力をして、任期中に何らかの結論を出すという気持ちで取り組んでいただきたい、との説明後、複数の委員より、もう少し時間をいただいて慎重に結論を見い出したいので継続していただきたい、との意見が多く、
全会一致で継続することに決しました。
以上が、
総務委員会における
付託事件の審査の概要です。
なお、詳細につきましては
事務局に
委員会記録を準備いたしておりますので、御高覧いただきたいと思います。
◯議長(山本 幸伸君) ただいまの報告に対し、質疑がありましたらお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(山本 幸伸君) なければ質疑を終結いたします。
以上で、
委員長報告を終わります。
ただいまの
総務委員長からの報告にありましたように、平成10年請願第1号は、
光市議会会議規則第104条の規定に基づき、
継続審査の
申し出がありました。よって、お諮りいたします。平成10年請願第1号は、
総務委員長からの
申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(山本 幸伸君) 御異議なしと認めます。よって、平成10年請願第1号は、
総務委員長からの
申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに決しました。
これより、討論に入ります。認定第1号について、討論の通告がありましたので、御発言願います。
藤田議員。
◯18番(藤田 一司君) 認定第1号、平成9年度の光市
病院事業決算の認定について、
日本共産党議員団を代表いたしまして、反対の立場から討論に参加をいたします。
平成9年度の
病院事業を見ますと、
総合病院としての念願であった
脳神経外科が開設をされました。また、
医療体制の整備で新たに
体外衝撃結石破砕装置、
手術用顕微鏡の導入、
生化学自動分析装置、
眼内治療装置等々更新など、
総合病院としての機能の充実に努められております。
また、市民の
ニーズに応える努力、そして経営においても厳しい環境の中で、年々減少してるとはいうものの、約3,900万円の純利益を計上した
関係各位の努力を対して、私
ども一定の評価をするところであります。
しかしながら、
決算意見書にも書かれているように、今後の
病院経営に当たっては、
地域医療の充実に努めるとともに、
長期的視野に立って、さらに
経営基盤の
安定化を図り、多様化する
医療環境に対応しつつ、
地域住民の要望に応え、
公的医療機関としてその使命を達成されるようにと指摘されているように、
医療経営を取り巻く環境はますます厳しい環境にあるだけに、市民の
ニーズに積極的にどう応えるか、待ち時間の改善や病院としてのモラルの向上等々、改善すべき点も強く望まれているところであります。
そして、何よりも、私ども
日本共産党議員団として一貫して反対してきた
消費税の問題があります。
当年度病院決算においても、
消費税として当病院の負担は、患者からの
自己負担分約355万円としても、昨年に比較し
消費税が3%から5%に引き上げられて、約2,700万円の新たな
負担増が生まれております。全体では約8,440万円の
消費税関係支出となり、経営上大きな負担であるわけであります。人の命を預かる
病院経営で、いかに国の方針、政策だからとはいえ、
消費税転嫁は納得しがたいものであります。
地方自治の強い働きかけで、何としても改善させなければならないと考えるわけであります。一定の評価はしつつも、
消費税絡みの
決算認定、私はかかる観点を踏まえながら、反対の立場を表明して、
反対討論にかえます。
以上です。
◯議長(山本 幸伸君) 次に、
河村議員。
◯14番(河村 龍男君) 認定第1号、平成9年度光市
病院事業決算の認定について、二十日会、
光翔クラブ、
市民クラブ、公明を代表し、賛成の立場で討論に参加いたします。
平成9年度においては、全国1,000の
自治体病院のうち60%以上の病院が
赤字経営を余儀なくされている厳しい
医療環境の中にあって、
収益的収支において3,900万円余りの純利益が計上されており、
経営努力の結集であると高く評価をするものであります。
さらに、地域の中核となる
総合病院の
機能充実を図るために、
市民待望の
脳神経外科を開設し、
脳疾患の治療を初め
脳ドックにも対応されるとともに、
体外衝撃結石破砕装置及び
脳神経外科の
手術顕微鏡など
高度医療機器を導入され、
地域医療の確保と
医療水準の向上に努められました。
また、給食に
温冷配膳車を配置され、家庭での食事時間帯に合わせた夕食6時配膳と
適温給食を実施され、
入院患者の
サービス向上を図られております。
業務改善では、
コンピュータ機器が停電時でも使用可能となる無
停電装置の設置、また医師の
救急待機宿舎用地を確保され、当面、
外来駐車場として整備されるなど、将来の
病院機能の充実をも視野に入れる配慮がされております。
今後とも
病院経営は厳しい状況が予想されますが、多様化する
市民ニーズに対応した
整備充実に努められるとともに、良質な医療を提供されるようお願いし、本決算の認定に賛成の意思を表明いたします。
◯議長(山本 幸伸君) 以上で、討論を終結いたします。
お諮りいたします。認定第1号は、先程の
委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
◯議長(山本 幸伸君) 起立多数と認めます。よって、認定第1号は、
委員長報告のとおり認定されました。
続いて、認定第2号について、討論の通告がありましたので、御発言願います。
高橋議員。
◯17番(高橋 由雄君) 認定第2号、平成9年度
水道事業会計決算の問題であります。
設備投資がたくさん要る事業にもかかわらず、起債の高金利の借換えが認められない。また、不況で
工業用水の
使用料の低下などの困難の中、安くておいしい安全な水の
安定供給に努力されている、その努力は可とします。
しかし、
水道水は毎日の生活に欠かせないものであり、これに5%の
消費税を転嫁することは、料金の5%の
値上げと同じであります。今、不況からの脱出が求められていますが、不況の最大の原因の一つが、昨年
消費税を3%から5%に引き上げたのが、大きな問題の一つとされています。今、
生活関連の
消費税の廃止を求める声は、大きな世論となりつつあります。
地方自治体、
地方公営事業への
消費税の転嫁は、
地方自治体の権限に属するものであります。
水道料金などへの
消費税の転嫁は、
地方自治の権限に基づいてやめるべきであります。
このような意味から、
水道料金に5%の
消費税を転嫁をすることが、
法治国家として当然であるなどという考えのもとに実行されることは理解できません。もちろん、光の水道会計だけが
消費税転嫁をやめるということも、なかなか大変なことであろうと思いますが、
考え方として、そういうものは
生活関連にはできるだけかけないという努力、考えが一貫して貫かれる必要があると思います。
そういう意味合いを持ちまして、事業の推進に努力されていることはよく理解できるものでありますが、料金決定に当たっての基本的な
考え方について、もう一度よく検討されることを要望しながら、決算の認定には反対意見を述べておきます。
以上です。
◯議長(山本 幸伸君) 次に、
守田勉議員。
◯8番(守田 勉君) 認定第2号、平成9年度光市
水道事業会計決算の認定について、
光翔クラブ、二十日会、
市民クラブ、公明を代表し、賛成の立場から討論に参加させていただきます。
水道事業は、安価で良質な飲料水を安定的に給水することが事業の主目的でありますが、公営企業でありますので、
独立採算制が基本であり、いかに経営の効率化を図りながら、多様な住民
ニーズに応じていけるかが事業評価の尺度となると考えております。
このような観点から、平成9年度決算を見ますと、
収益的収支におきまして約3,600万円の純利益を計上されておりますし、減債積立金なども引き当てられており、
経営基盤の強化にも考慮されております。
また一方では、資本的収支におきましては、当該年度も、引き続き未給水地域の解消、及び安定給水を図るため約3,600メートルに及ぶ管網の整備、その他赤水漏水防止対策のため、老朽配水管の
布設替えに取り組むなど、着実に給水設備の整備をされております。
平成9年度の決算としては、経営成績も概ね好調で、企業努力の成果も認められ、良好であると評価できるものであります。
しかしながら、企業の景気動向は非常に激しい状況が続くと見られておりますことから、
工業用水については不安定な要因がありますので、慎重なる対応をされ、また現在計画中の第四次
水道事業拡張計画の推進等、投資的経費の増加も予測されるなど、これからの経営環境は一段と激しさを増す中、今後の事業経営に当たっては、経費の削減、事務事業の効率的運営に努めるととに、
水道事業の使命である低廉で良質な水の安定給水を図り、市民福祉の向上に一層努力されますよう要望しまして、本決算の認定について賛成の意思表明といたします。
以上です。
◯議長(山本 幸伸君) 以上で、討論を終結いたします。
お諮りいたします。認定第2号は、先程の
委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
◯議長(山本 幸伸君) 起立多数と認めます。よって、認定第2号は、
委員長報告のとおり認定されました。