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  1. 光市議会 1998-06-12
    1998.06.12 平成10年第3回定例会(第3日目) 本文


    取得元: 光市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    1998.06.12 : 平成10年第3回定例会(第3日目) 本文 ( 50 発言中 0 件ヒット) ▼最初の箇所へ(全 0 箇所) - この発言をダウンロード - 全発言をダウンロードヒット箇所をクリックすると、次のヒット箇所へジャンプします。 :                  午前10時00分開議   開  議 ◯議長(山本 幸伸君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。        ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(山本 幸伸君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、河村議員泉屋議員国広議員、以上3名の方を指名いたします。        ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 ◯議長(山本 幸伸君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を続行いたします。  白丸議員。 ◯10番(白丸 利一君) おはようございます。一般質問も2日目になりましたけれども、きょうトップバッターということであります。先行議員と重複もかなりございますけれども、よろしく御答弁をお願いしたいと思います。  まず、通告に従って質問していきますけれども、まず、末岡市長まちづくりの目標とその成果ということであります。  今年度、平成10年度の予算編成が、末岡市長にとりましては今任期中最後の予算編成でございました。末岡市長は、就任して間もない平成6年の12月定例会におきまして、独自性と刷新を基本理念とされまして、「光市の有位性を生かした個性あるまちづくり」、「市民参加による心の通ったまちづくり」、そして「効率的な行政運営の推進」、以上3点を基本指針とされまして、施策を進めると所信を表明をされております。  また、ソフト面の取組みだけで若者に魅力のあるまちづくりができるのか、人事の刷新とはどのような刷新なのかといった私の質問に対しまして、ハード・ソフト両面での施策が必要であって、施設機能を十二分に発揮できるよう仕掛けや仕組みを考えることが必要であり、ハード・ソフトが過不足なくバランスよく配置できるように努力をする。さらに、時代のニーズに適応した体制の整備や市民との接点を大切にした受け皿づくり職員一人ひとりが行政への参加意識や意欲が持てるような適切な人事配置に努めたいなどと答弁をされております。  思い起こしますと、平成6年12月15日、末岡市長には大変失礼でございましたけれども、半信半疑でその答弁を聴いておりました。しかし、議会を重ねるたびに、その疑問に感じた部分が私の気持ちの中から徐々に薄らいでいくことを感じとった次第であります。光市の環境をよくする条例を初めとしまして、行政改革大綱の策定、情報公開条例の策定等々、当時御答弁をいただきましたとおり、着実に末岡カラーが表現されてきておると思っております。これまでの末岡市長の取組みに対しまして高い評価をするものでございます。これはお世辞でも褒め殺しでもございません。(笑声)
     ところで、私の評価は別として、市長がこれまで進めてこられましたまちづくりは、当時の目標に対する成果は、市長御自身の自己評価はいかがなものでありましょうか。もし不十分だとすれば、今後のまちづくりにどのように取り組まれるのか、その熱意については御答弁がございましたけれども、新たなる目標について具体的に示すものがあればお伺いをしておきたいと思います。  次に、総合福祉センターについてお尋ねをいたします。  これまでにも総合福祉センターについて質問してまいりましたが、来る高齢化社会への不安は私どもの世代だけではなく、次第に若年層にまで広がりを見せておりますし、市民の総合福祉センターに対する期待度も非常に高いと言えます。また、2000年度から施行されます介護保険の社会に対する影響等々、しっかりと視野に入れた有効な施設であるべきだと思っております。  昨年秋の市民集会でも、総合福祉センター建設に対する市民の意見が多く出されておりました。確かに市民集会での市民の意見は、地域住民の集いの場である旧光井中学校体育館の代替的な施設の併設を求める意見と見られておりまして、捉え方次第では、一同好会の主観的なところが見受けられるかもしれません。しかし、福祉をもっと広い視野で考えれば、その市民要望も間違ってはいないと私は思っております。福祉は高齢者だけのものではないと思います。また、障害者のものだけでもないと思います。福祉に関心を持つ市民が気軽に集える場でなければならないと私は思いますし、幅の広い世代の方々が、たとえ違った目的でも総合福祉センターに足を運んでおれば、福祉に関心を持っていただくことにつながりました。ボランティア活動等々芽生えてくると私は思うわけであります。  昨年、一昨年と、当時の建設委員会で函館市の総合福祉センターと岩手県宮古市の総合福祉センターを視察研修してまいりました。特に、宮古市は光市と同程度の予算規模でありますので、念入りに視察をしてまいりましたけれども、我々の想像以上の施設でありました。想像以上と感じましたのも、それまで私の視野の狭さがあったのかもしれません。私は4万7,000人の光市民のことだけしか考えておりませんでした。介護保険がスタートすれば、小さな自治体で処理できない問題点がたくさん出てくることでありましょう。すぐ隣には人口1万人に満たない大和町があります。大和町独自で総合福祉センターを建設することは、今の財政状況では非常に難しいことだと私は思います。財政の厳しさは大和町だけではありません。光市も同様であります。しかし、同じ建設をするのであれば、将来見直さなくてもいいような施設でなければならないと思いますし、お金が足りなければ広域的に大和町あたりも巻き込んで建設計画を進めることだって考えられます。これも一つの財政危機を乗り越える手段でもあろうかと思うわけであります。福祉は助け合うことが基本だと思います。私の提案に対する末岡市長並びに当局のお考えをお聴かせいただければと思います。  次は、ぐるりんバスについて、以下2点ほどお尋ねをしておきたいと思います。  1点目は、運行エリアの拡大であります。  今回の市議選で、私だけではなく、ほとんどの候補者が市民から要望を受けられたかと思いますけれども、私に寄せられた要望のナンバーワンは、ぐるりんバスの運行エリアの拡大でございました。特に、バス路線が廃止になりました岩狩地区の住民、特に中高年層の要望には大変強いものがありました。さらに、光井、室積からも多く出されております。先行議員と重複しておりますが、追加があれば運行エリア拡大の可能性についてお願いをいたします。  2点目は、運行時間帯の見直しであります。  サラリーマンの立場に立って質問するわけでございますが、ぐるりんバスの通過時刻が適当ではございませんで、通勤には適しておりません。市役所もノーマイカーデーを推進しておりますが、市役所前が8時24分であります。ちょっと通過時刻が遅れてしまいますと遅刻になってしまいます。市役所だけではありません。民間企業も省エネ意識の定着化と環境問題に熱心に取り組んでおりまして、市役所同様ノーマイカーデーを推進しようといった動きがあります。しかし、通過時刻が早過ぎたり、ぎりぎりだったりでは、幾らノーマイカーデーを進めたいと思ってもぐるりんバスを活用できないわけであります。通過予定時刻を見直すことによって環境問題への取組みとしても良い影響を与えると思いますし、ぐるりんバスの利用者増も見込めると思います。一石二鳥ではないかと思いますがいかがでございましょうか。御見解を賜りたいと存じます。  次は、冠山総合公園についてであります。  冠山総合公園建設基本的考え方コンセプトをお聴かせください。と申しますのも、新しい図面が出されるたびに、施設内容の変化が見られておりまして、当時、活性化対策特別委員会で調査研究されました内容が無意味になってきているような気がしてなりません。また、建設予定地の未買収部分の見通し、平成10年度に施工される建設工事の内容などを伺いたいと思います。  次は、観光行政についてでありますが、以下2点ほどお尋ねをいたします。  1点目は、観光マップについてであります。  低迷していた光市への観光客も昨今の景気動向とは逆に徐々に回復の兆しが見られるような、そんな気がいたしますけれども、私の気のせいでございましょうか。市役所や出張所だけではなく、国道沿いのコンビニエンスストアなどに「フィッシングパークはどこでしょうか」、「ふるさと郷土館はどこでしょうか」、そういった目的地、行き先をを尋ねられることが非常に多いと聞いております。実際に私も女子高校生から海商通りふるさと郷土館を尋ねられたこともありました。  そこでまず感じることが、せっかく立派な観光マップがありましても、市役所の2階や公共施設だけにたくさんあるようではその効果は薄いと思われます。商工観光課市内商店会とタイアップして、観光マップを有効活用することによって、光市の観光振興に役立ててはどうかと考える次第であります。この提案に対する当局の御見解を賜りたいと存じます。  2つ目は、観光標識であります。せっかくの観光資源がありましても、虹ケ浜・室積両海水浴場モニュメント形式の標識以外は、道路に目立った観光標識が少なくて非常にわかりにくいと観光客が言っております。観光客の立場に立って、標識類の不備を点検していただきたいと思うわけでございますが、御所見を賜りたいと存じます。  最後に、後畑不燃物処分場についてお尋ねいたします。  ゴミ問題は、今や市民生活を営む上で最大の問題点になってきております。今、全国のいたるところで産業廃棄物処分場建設反対が報道されておりますが、人類が生存するためには廃棄物が出るのは当然でありまして、廃棄物処分場は不可欠であります。今の我々にできることは、廃棄物を最小限に抑えることと、これまで大量消費、大量廃棄が豊かさのシンボルみたいに思ってきたことを反省するとともに、次世代に廃棄物処分の負担をかけさせない、このことが先決ではないかと思います。  これまで我々が廃棄してきた埋立ゴミを今のままのペースを廃棄をしていけば、後畑処分場は10年程度で満杯になると言われております。ですから、リサイクルシステムを早急に確立することとともに、これまで我々が廃棄してきた資源ゴミを再生して処分場を延命化することが、我々の世代が後生に残せる唯一の取組みではないかと思うわけであります。そういった理由で、後畑処分場の延命化を図るために、容積率で80%を超えると言われておりますプラスチックゴミを再資源化し、さらには瓶類なども資源として再生できるリサイクルセンターの建設を望むものであります。  組合議会で論議されている案件かもわかりませんが、光市の考え方として少なくともこの程度は主張していただきたいと思っております。昨年12月議会でも、構成している2市1町で早急に協議すると答弁されておりますが、その後の協議内容をお示しいただければと思います。  以上、壇上からの質問を終わります。 ◯議長(山本 幸伸君) 末岡市長。 ◯市長(末岡 泰義君) おはようございます。白丸議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  質問の1番目、まちづくりの目標と成果についてでございます。  ただいま議員から大変温かいお言葉をいただきまして、誠にありがとうございました。末岡カラーというお言葉も頂戴いたしたわけでございますけど、これは掲げさせていただきました施政の方向に向かって、市議会を初め、関係機関並びに関係団体、企業、そしてすべての市民の方々がそれぞれの立場で御尽力をいただいたことによるものでございまして、まさに私はこれこそ光市民の民度の繁栄であると考えるところでございます。したがいまして、私からはむしろ末岡カラーというよりか、市民カラーと申し上げさせていただいた上で一定の前進があったものと自らも考えを持っておるところでございます。  しかしながら、先行の議員さんにも申し上げましたように、私といたしましては、後期基本計画に基づく総合福祉センター、ただいま御質問もいただきましたけど、またソフトパークへの企業誘致など、残された課題に取り組むと同時に、21世紀に向けたこの光市のまちのあるべき姿や方向性を描く新総合計画の策定を進めてまいりたいなと思っておるところでございます。新しい総合計画の形でありますけど、これからいろいろと詰めてまいりますけど、今、社会ではやはり新しい題、キーワードとしては環境エコといいますか、環境、そしてグローバル化の中で交流という問題、そしてあと情報という問題もあると思いますし、また教育の問題、人の問題、人材という問題もあるし、さらに福祉というような問題もあろうかと思いますが、こうしたことについて策定を進めてまいりたいと考えておるところでございます。微力ではございますが、引き続き勇気と情熱を持って明るく住みよいまちづくりに全力を挙げて取り組む覚悟でございますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。  次に、2点目に、総合福祉センターのことにつきましても市長の考えをということでございました。  建設につきましては、まさに議員御提案のように、このセンターはいろんなクライアント、問題を持った方々の解決の場でもあり、また情報や人の交流の場でもあると私も考えておるところでございます。具体的な答弁は福祉保健担当部長より御回答申し上げますけれど、御理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 ◯議長(山本 幸伸君) 石川福祉保健部長◯福祉保健部長(石川 宣正君) 2番目の総合福祉センターについてお答えをいたします。  総合福祉センターの建設についての進捗状況などは先行議員にお答えをいたしましたが、当施設は保健・福祉・医療の機能を併せ持つ複合的施設でありますことから、財政面は非常に苦しい面はございますが、基本構想で検討しました機能について、21世紀に向けて十分対応が図られるよう今後の基本設計の中でさらに検討を重ね、財源確保も合わせ協議をしてまいりたいと存じます。また、議員御提言のありました広域的な面の取組みにつきましては、導入機能の中で一体的にできる部分がありますれば研究をしてみたいと存じます。  いずれにいたしましても、市民に愛され、利用しやすい施設づくりに心がけてまいる所存でありますので、御理解のほどお願いをいたします。 ◯議長(山本 幸伸君) 大久保経済部長◯経済部長大久保宏也君) それでは、3番目のぐるりんバスについてお答えを申し上げます。  1点目のエリアの拡大の可能性及び2点目の運行時間帯の見直しにつきましては、いずれも先行議員に御説明申し上げましたように、JRバスとしましては、通勤・通学の時間帯等も考慮した運行ダイヤを改正し、その後の利用状況を見極めたいとしております。限られた本数の中でのダイヤの見直しでございますので、すべてに満足されるものではないと考えますけども、議員の仰せのように、各企業におかれましても省エネや環境問題の観点から、ぐるりんバスを初めとした公共交通機関の積極的な利用を図られることを期待するものでございまして、市としましてもダイヤ改正に合わせて主な事業所へも利用を呼びかけてまいりたいと考えております。  次に、5番目の御質問の1点目の観光マップについてお答え申し上げます。  現在、市が総合的な観光案内用として作成しておりますのは、光ガイドブック光観光マップの2種類がございます。ガイドブックは従来の観光パンフレットを改定し、市内全域の観光スポットを地図入りで詳細に掲載したもので、実用に耐え得るものとしてこのたび作成したものでございます。  また、観光マップにつきましては、ガイドブックダイジェスト版として表が市全域、裏は海商通り県立室積公園を中心としたリーフレットでございます。現在光駅を初め、光ふるさと郷土館室積観光案内所、各公民館のほか、市内宿泊施設やバス、タクシー会社など、できる限り観光客の利用が見込まれる施設や交通機関に設置をし、案内を待っておりますけども、議員御提言のように、コンビニや商店関係、あるいはガソリンスタンド等へも早急に設置をお願いしてまいりたいと考えております。よろしく御理解賜りたいと存じます。 ◯議長(山本 幸伸君) 桝村建設部長◯建設部長(桝村 洋紀君) 4番目、冠山総合公園についてお答えを申し上げます。  まず1点目の冠山総合公園の基本的な考え方、コンセプトについてお答えを申し上げます。  冠山総合公園の基本的な考え方といたしましては、瀬戸内海国立公園など、光市の有位性の一つである豊かな自然環境を生かし、自然と触れ合い魅力ある集いの場、四季を通じて花木が楽しめ利用できる憩いの場としての公園を計画しております。名所となってまいりました梅園の拡充整備、また室積海岸との調和を図り、光スポーツ公園コバルトラインを結んだ総合的・複合的な公園を目指し、より広域的な保養観光施設としての魅力ある施設の整備に努めていく所存でございます。  計画に当たりましては、昭和63年に作成いたしました基本計画活性化対策特別委員会での調査及び研究の結果や多くの議員の方々からいただきました御提言等をもとに、基本施設の計画をしたものでございます。細部の計画、また実施設計に当たりまして基本計画を現地と整合さすため、現地測量等を行い、その成果に基本となる施設の配置を当てはめる等、地形や現地との取合せ、施設の配置、位置、周囲の自然環境、景観との調和等を検討し、現在の計画としたものでございます。現在までお示しいたしました計画案につきましては、幹線園路をトンネル案から地表式へ、またジャブジャブ池をせせらぎ水路の一部に組み入れたこと等、若干の変更はございますが、活性化対策特別委員会での検討、御提案、御提言を現地でできるだけ具現化させていくよう計画を進めているところでございます。  次に、2点目の公園用地の取得状況でございますが、現在計画決定面積の19.7ヘクタールのうち、約95%の用地を取得してまいりました。未買収用地の取得につきましては、再三にわたり、事業の進捗状況、必要性について説明を行いながら、地権者へ協力をお願いしておるところでございますが、未だ解決するに至っていない状況でございます。今後とも早期に用地の確保できますよう引き続き努力してまいりたいと考えております。  次に、3点目の平成10年度に施工する建設工事の内容でございますが、平成8年度から本格的な工事に着手し、整備の促進を図っているところでございまして、平成9年度はセンターゾーンイベント広場の暗渠排水、盛土等を進めながら、日本庭園に合わせた修景池の整備を行っております。平成10年度には修景池から上流のせせらぎ水路の整備、オートキャンプ場の早期完成へ向けての盛土等を行うとともに、日本庭園の造成も進めてまいりたいと考えております。今後とも未買収用地の早期の取得と合わせ、当公園が早期に開園できますよう努力してまいる所存でございます。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(山本 幸伸君) 栗田市民部長◯市民部長(栗田 厚則君) それでは、6番目の後畑不燃物処分場についてお答えを申し上げます。  議員仰せのように、後畑不燃物埋立処理場埋立ゴミの中のプラスチック類の割合は約80%を占めておりまして、埋立処分量削減対策が必要であることは十分認識をしております。現時点では、施設内容等、具体的にはなっておりませんが、昨年度示されました後畑不燃物埋立処分場施設基本構想を基本に検討を進めておりまして、先月も組合の方で先進地の視察を行ったところでございます。  今後の施設整備の方針といたしましては、粗大ゴミ処理施設か、あるいはリサイクルプラザかの選択肢がございますが、施設整備に当たりましては、瓶、缶、プラスチック類等リサイクル、減容化への対応、一方では相当の事業費が必要となり、財政との両面から十分検討する必要がございます。また、本年度山口県において廃棄物処理の広域化に関する山口県ゴミ処理マスタープランを作成しておりまして、このマスタープランも参考に2市1町で早急に検討したいと考えております。御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 ◯議長(山本 幸伸君) 大久保経済部長◯経済部長大久保宏也君) 先ほどの5番目の観光行政の中で、2番目の観光標識について御回答が漏れておりましたので追加させていただきます。  観光案内板観光誘導板など、いわゆるサインは来客が迷わず、容易にかつ安全に目的地へアクセスできる手段として極めて重要な施設の一つと考えております。しかし、その設置に当たっては、まちの景観等を考慮し、真に必要なものに限り計画的に配置すべきものと考えております。現在光駅などに総合的な案内板を設置するほか、国道、県道などに海水浴場、郷土館、冠梅園等への誘導板、海水浴場などへの標識板等を設置しておりますけども、今後ともサインの統一化、誘導する観光スポットの選択、観光地のルート化など、総合的に検討する中で、よりわかりやすい標識の検討を考えてまいりたいと考えております。御理解賜りたいと存じます。 ◯議長(山本 幸伸君) 白丸議員。 ◯10番(白丸 利一君) 一通り御答弁をいただいたわけでございますけれども、末岡市長さんにおかれましてはですね、この3年半の間にですね、いろいろ事業に取り組んでこられたわけでございますけれども、まだまだやり残している部分ちゅうのはたくさんあるというふうに思います。今後もですね、最大限の努力をしていただきますことをお願いをしておきたいと思います。  それから、総合福祉センターでございますけれども、先ほど私が申し上げた考え方あたりは十分御理解をいただいていると思いますけれども、そういう方向でですね、検討ができればぜひともやっていただきたいと思います。  先ほども申しましたように、財政面でもですね、非常に有効な手段でありますし、今後はですね、光市だけのことを考えるのではなくて、お隣の町とも協力し合いながら福祉を進めていくということも非常に大切なことだというふうに思っておりますので、よろしく御検討方お願いしたいというふうに思っております。  それから、ぐるりんバスでございますけれども、現在は市役所から西側の方だけが運行されているわけですけれども、先ほども申しましたように、市役所からの東側の方、光井とかですね、室積方面からも非常に要望が出ているわけであります。で、現在はそのJR1社でありますけれども、他の民間のですね、バス会社あたりともですね、協議して、東側の方にもですね、ぐるりんバスをぜひとも運行していただきたいということをですね、お願いしたいわけでありますけれども、そういった可能性がですね、あるのかどうなのか、そこら辺もう一回聴かせていただければというふうに思うわけであります。  観光行政については、取組み姿勢よくわかりましたので、そういうふうな方向で努力されますようお願いをしておきます。  後畑の処分場につきましても、確かにゴミ行政厳しいものがございますけれども、我々が生活していく上ではですね、なくてはならない施設でございますので、後世に負担をかけないような、そういう気持ちを持ってぜひとも取り組んでいただきたいということを要望しておきたいと思います。  先ほどのぐるりんバスの件について、御答弁をひとつもう一度お願いをいたします。 ◯議長(山本 幸伸君) 大久保経済部長◯経済部長大久保宏也君) ぐるりんバスにつきまして再度のお尋ねでございます。  御質問の趣旨は、JRバス以外のバス会社の乗入れ等も検討できないのかといった御趣旨かと思いますけども、昨日の御答弁の中でも少し触れさせていただきましたけども、今後路線バスの自由化の問題が現在いろいろ議論されております。  したがいまして、現行ではですね、いろんな意味でのこの運行に対しまして規制がございますけども、そういうものが将来的に撤廃される中でいろんな可能性というものが出てくると。ただ逆に言うならば、採算ベースに非常に合いにくいものについては今よりもさらに撤収をしていくといったような動きもですね、当然想定されるわけでございます。  したがいまして、そういった中で自治体の果たす役割が、いずれにしましても、今後今よりか大きくなっていくんじゃないかというふうに考えております。  したがいまして、今後そういったものをですね、見極めながらですね、今回の御提案の趣旨もですね、検討してまいりたいと思います。御理解賜りたいと思います。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(山本 幸伸君) 森永議員。 ◯19番(森永 教文君) おはようございます。きょうは市長さんの次の改選に向かって立候補される、引き続いて勇気と情熱を持って当たりたいというお話を昨日から聴いておりますし、また先行議員からもいろいろよくやったよくやったというお褒めが出ておるようでございます。私もそのように思うております。(笑声)これは、市民の方々もそう思っていらっしゃる方が90%以上おられるんじゃないかと思うんですが、サッチャーさんの話も出ましたが、やはり本当に光市だけでなく、日本の景気が本当に落ち込んでおるわけでございますが、その中でサッチャーさんの思想、またニクソンさんの思想もですね、しっかり取り入れられて2期目に挑戦をしていただきたいと思うんですが。考えてみますと約4年前ぐらい──4年以上前から市長さんの決意があったんじゃないかと思うんですが、そのときの立候補されたときの光市内の状況というのは、大変市長さんにとられては厳しい環境であったんじゃなかろうかと私も推察しておるわけでございますが、あの厳しい状況に自分はどうしても光市を変えたいんだという姿勢で望まれたから、今回は恐らく無投票じゃないかというようなお話がちらほら出ておるわけでございますし、また市長さんに対抗して出るほどの腹の据わった人もいらっしゃらないんじゃないかなというふうに考えておるわけでございますが。勇気と情熱を持ってやられるわけでございますが、もう一つ何かプラスがあるんじゃないかなと私は思うわけでございますが、そのもう一つっていうのはやはり市長さんは勇気と情熱でしっかりやっていきたいと。そうするとあと足らないものは何かと申しますと、やっぱり英知じゃないかと思うんですが、この英知はやはり助役さん、また各部長さんもですね、その英知のブレーンになっていただかなきゃいけないと思うんですが、私の今まで4年間を、3年半年間を見らせていただいた中では、市長さんは合格点ですが、助役さん以下の部長さんはまだまだ合格点に達してないんじゃないかというふうに考えております。(笑声)  これはですね、やはり助役さんにしても、各部長さんにしましてもですね、やはり市長さんを守る立場と申したらちょっと言い過ぎかもわかりませんが、やはり私が常々壇上で申しておりますように、市長さんにはトップセールスで、やっぱり国内外を駆けり回っていただいて、ソフトパークの問題も片を付けていただきたいというふうに申しておるわけですが、なかなか市長さんもよそへ出られないというのは、やはりそこにあとのスタッフの方にまだ任せる気がないんかなというふうに見ておるわけでございますが。そういう点におきましても私も机をたたいてかなりお話をした部長さん方もいらっしゃるだろうと思うんですが、やはり議員が腹を立てて机をたたき上げんにゃ話ができんようなですね、状況、決まったようなことを鼻でくくったように答える部長さんが多いわけでございまして、そういう面でもやはり新しい今度改選をされましたら人心を一新をされて、やっぱり光市のために、市民のために尽くしていただきたいということで、私の6番目の質問はお答えは要りませんので、要望とさせていただきます。市長さんしっかり頑張ってよろしくお願いします。  次に、順次まいりますが、原発についてでございます。  上関発電所に関する県の動向、2市5町の動向、また自治労の行ったアンケート調査の結果について報告をいただきたいと思います。  合わせて、原発の動きに対する市長の考え方に変化はないかをお伺いしたいわけでございますが、この問題につきましては、昨日の先行議員のお答えの中でいろいろ出ておりますが、やはり光市職労、柳井市職労などの実施したアンケート調査の問題についても、やはり感想をしっかりちょっとお聴きしたいわけです。市長さんの態度を明確にしてやはり2選目の選挙に向けての、市長選に向けてのですね、態度を明確にして、市民を引っ張っていただきたいという気持ちがありますので、やはり1歩も2歩も前へ出て、絶対これは反対なんだと、代替エネルギーも太陽エネルギーがあるじゃないかと、そやからもう光市は原発には絶対反対ですよというようなぐらいのですね、気持ちを持っていただきたいと思うんです。そのためにはですね、やはり原発の問題を賛成反対を言うのはですね、ここにおる執行部の市長さんと22人のですね、議員だけが決めたんではですね、こういう重大な問題は何ぼ民主主義であるといってもですね、いけないんじゃないかと、私は市会議員の選挙の中でいろいろそういう問題点を辻説法でも話してきたわけでございますが、やはりこういう重大な問題は市民投票条例をですね、やっぱり策定してですね、民意をしっかり聴いて、それをやはり議会で決めていくということが一番大事じゃないかと思いますので、市民投票条例案を執行部が提出される気があるのかないのか、また議員提案として私たちが出さなきゃいけないのか、そこらをですね、ちょっとはっきりちょっとお聴きをしたいと思います。  この問題についてはしっかりお答えをいただきたいと思います。やはり情報公開の問題も我々が提出をしたわけでございますから、やはり市民投票条例案もですね、市長さんが執行部として出されないというんであれば、私たちもやはり出していって、こういう大きい問題、やっぱり周南合併の問題につきましても、また水道の問題につきましてもですね、やはり住民投票で決していきたいという気持ちがありますので、また市民の声からもそういう声がどんどん入っております。これは私だけでなく、他の21名の議員さんの方にもいろいろそういうことが耳に入っておるんじゃないかと思いますので、ぜひその辺を市長さんの御見解をお聴きをしたいと思います。  2点目に、瀬戸風線の早期着工についてでございます。  この問題は16兆円の特別減税の問題も絡みまして、国の景気対策で懸案となっておる瀬戸風線においても事業の進捗も考えられ、市の運動次第では、瀬戸風線も早くなるのではないかと私は考えておるわけでございますが、当局のお考えをお伺いしたいと思います。瀬戸風線における具体的な努力についても、どういうふうにしていくのだということにつきましてもお聴きをしたいと思います。  3点目のJRバス廃止路線の後の市民サービスにつきましては、いろいろの議員さんから皆出ておりますので、余りくどくどは申しませんが、この問題はですね、やはりバスだけでぐるぐるやるんではなくてですね、やはりマイクロバス──ちょっと小型のですね、バスを利用して、光市全市を網羅するような方向も考えていただければいいのではないか。16人乗らにゃ採算が合わんとか合うとかちゅう問題もありますんで、まだですね、私は今、和田地区に私の小さな店がありますので、和田地区の議員さんが病気で休まれておられますし、また1人ちょっと具合が悪かったのもありますんで、私のところへよく言うてこられるんですが、あの真ん中の路線をですね、ぐるりんバスが通りますとですね、家が揺れるんですよ、両サイドの家がですね。そうすると2階の方もひび割れが起きてくると、そういう問題がありますし、その補償はどうするのかということもですね、いろいろ住民の方から聞こえてきますので、やはりもう一つ向こう側のガソリンスタンド側の方を通ってほしいと、あそこまで出ますからそのようにしていただきたいというような要望も出ております。そのことにつきましてもひとつ御見解をお聴きをしたいと思います。  そういうことで、ぐるりんバスの問題につきましてはお答えをいただきたいのと、やはり福祉バス的な問題もですね、やはり病院に直行するのに早く行きたい、また市役所に行くのに早く行きたいという、ぐるぐる回るんでですね、かなり時間がかかって酔うてしもうたというようなですね、何も聞きます。確かに安いんで本当に良いと。しかし、これは市長さんのいらっしゃる虹ケ丘と丸山町で、市長さんのおられるとこはあのすごいええですねと。(笑声)しかし、岩狩地区とか、その鮎帰の方はなして、あの方からも市長さん出てもらわんにゃいけんのじゃがというような声も聞こえますので、やはり全市的にいろいろ考えていくという声も聞きますんですが、もう一度その辺もお聴かせをいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。  また次に、福祉センターについてでございますが、当施設については、今年度の実施設計、来年度に着工されるというような考え方を市長さんからお聴きしますが、設計のコンペ方式を取り入れられる気はあるのかないかをお伺いをしたいと思います。  次にですね、5番目の公民館の階上へのリフト化についてでございますが、公民館を利用するのに、やはりお年寄り、身障者、いろいろ弱者の方がですね、2階を利用するのに、やはりリフトがないと、エレベーターがないと使いにくいということで、いろいろな御意見を聴いております。また、手すりを中央につけてくれと、両サイドにあるんでは上がれないんだというような話も聞きます。それにはいろいろ法令もあろうかと思いますので、その辺もお聴かせをいただきたいと思います。  また、エレベーターにつきましては200万円ぐらいの設備でできるわけでございます。2階を上がらすのは見易いけども、そうするとまた2階の便所まで行かんにゃいけんじゃないかというような問題で、金がようけかかるんだというような問題もあろうかと思いますが、やはり各公民館を年次的にリフト化をひとつ御検討いただきたいと思いますので、御見解をよろしくお願いいたします。  次に、海水浴場の観光化でございます。光市の観光資源である海水浴場について、自然だけを売り物にしただけでは経済的な効果は考えられないということは皆さんもよく御存じでございます。また、先行議員の指摘されております新日鐵の新開跡地、引き続きその活用について努力していただくことにして、私が以前から提案しております虹ケ浜海水浴場の活性化についてであります。これはまた不穏当な言葉ということになりますので○○小屋ということは言いませんが、やはり工場跡地の──工場もありますが、あの辺周辺を考えてやはり観光化について努めていただきたいと思うわけでございます。そうしないとやはり大学生が友達を連れて帰りましても、海水浴場のあそこの石材所がある周辺まで行きますと大変に汚いということで、市長さんも環境に特に力を入れておられるわけでございますので、あそこまでを海水浴場として利用できることできれば必然的にお客さんも来ていただけるということで、本当にやはり光市に観光化で収益が上がるような方向も検討される必要があるんじゃないかということを考えておりますので、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。  次に、三島橋の改修につきましてでございますが、これは先行議員、私の二十日会の中でも出ておりますので割愛をさせていただきます。  上島田の運動広場の進捗状況についてをお伺いしますが、現在進めております上島田運動広場は、用地の買収、取付道路等で行き詰まっているという話を聞きますが、地元はいつまでも待つんではなく、早くしてほしいという希望があるわけでございます。その辺のところのどこまで進んでどのようになっておるかを見解をお示しをいただきたいと思います。  壇上からの質問をこれで終わります。 ◯議長(山本 幸伸君) 末岡市長。 ◯市長(末岡 泰義君) 森永議員さんの御質問にお答えをいたします。  市長選に関してのエールを送っていただきまして、これまた感謝をいたしておるところでございます。  1番目の上関原子力発電所の問題についてでございますが、まず中電や県、2市5町などの動向について御報告を申し上げてみたいと思います。  3月以降の県内の動きを見てみますと、中電におきましては、用地交渉を進める一方、10年度の電力供給計画において、上関原子力発電所の建設計画の電調器への上程時期を1年繰り延べて来年3月に延期すると発表をしております。  一方、県においては3月議会において活発な論議が交わされており、4月には市民団体等から県知事への公開質問状の提出、また最近では県並びに2市5町の市長──首長ですが、議長に対し、原子力発電所計画に同意しないようにとの申入れ、また6月8日には商工団体が県に原子力発電所の推進を申し入れるなどの動きがございました。  次に、光、柳井市職労が行いましたアンケート調査についての結果と感想をということでございますが、アンケートの結果につきましては、光市で約7割、柳井市で約6割を超える人が原子力発電所建設に否定的な回答をされたということでございました。これは、原子力発電所の持つ安全性に対する意識の表れかと考えております。今後一層の信頼性の確立が求められるものと考えておるところでございます。  次に、私の考えに変わりはないかということでございましたが、議員さんのお考えに変わりがないことがよくわかりましたので、私自身もですね、これまでのようにたびたび申し上げておりますように、考え方や国の責任等々、安全性等の確保について責任を持つということについての考えはございません。さらにですね、ただいま市民投票条例を制定をしてはと、このような御意見もいただいたところでございますけれど、議会制民主主義のもとにですね、この問題につきましてもいろいろと特別委員会等で議論をいただいておりますところでございますし、また先行の議員さんからも御質問がありましたように、これからですね、様々な市民の意見をお聴きしたり、また学習をしたり、そのような機会もですね、さらに引き続き持とうという段階でございますので、今のところ直接的にですね、直ちにこうしたことに制定ということの気持ちはございませんので、御理解を頂戴できればと、このように思うところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 幸伸君) 桝村建設部長◯建設部長(桝村 洋紀君) それでは、2番目の瀬戸風線の早期着工についてお答えを申し上げます。  光市の道路交通網、都市基盤整備の最重要課題といたしまして取り組んでまいりました光駅以西の虹ケ丘森ケ峠線並びに瀬戸風線は各関係機関との協議が整い、変更案の縦覧、市の都市計画審議会、また県の都市計画地方審議会を経まして、平成10年4月3日付で都市計画の変更の手続を終えたところでございます。  本路線の事業実施につきましては、昨年度から県事業といたしまして実施計画が作成されておりまして、平成10年度は用地取得に伴う用地測量、JR山陽本線及び国道188号を立体化し、海上へ張り出しする橋梁の詳細設計及び用地の取得についても実施される見込みでございます。
     また、国の総合経済対策による事業の進捗につきましては、今のところ確かな情報は得てないところでございますが、市といたしましても増額による事業推進を期待しているところでございます。  次に、具体的な努力についてでございますが、地元関係者への理解と協力の働きかけ、用地取得への協力や道路用地取得後の周辺跡地利用について地元関係者との協議・検討等、事業主体である山口県徳山土木建築事務所と一体となり、十分な連携・調整をとりながら、当路線の事業が円滑に早期に完成いたしますよう努めてまいりたいと考えております。  また、国県に対しても事業費の増額による事業の促進を引き続き要望してまいりたいと考えております。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(山本 幸伸君) 大久保経済部長◯経済部長大久保宏也君) それでは、御質問の3番目、JRバスの路線の問題についてお答え申し上げます。  まず、ぐるりんバスの路線の拡張やマイクロバスの利用による市全域のカバーをしてはといった御提言をいただきました。この件につきましては、先行議員にも申し上げておりますように、まずはぐるりんバスの現路線の維持のためのいろんな方策をですね、していくことがまず必要であろうと考えております。  いずれにいたしましてもですね、今後のバス路線のあり方につきましてもですね、並行して研究をしてまいりたいと考えております。  なお、今1点のお尋ねでございます和田町の中の道路問題でございますけども、この間の路線の決定に対しましてはですね、当初JRと地元自治会とがですね、協議をする中で、現在の路線に決定をされたという経緯がございます。その後議員御指摘のようにですね、いわゆる揺れ等の問題もですね、指摘をされておりましてですね、その後再度ですね、JRバスと地元自治会、なお市も一緒に入って協議をいたしておりますけども、結論的にはですね、この間のですね、運行速度をですね、落とすということと、道路の補修等をですね、行っていくといったことで地元自治会とのですね、了解がついているというふうに聞いておりますので御理解賜りたいと思います。  次に、御質問の7番目の海水浴場の観光化の問題についてお答えを申し上げます。  本市の観光振興につきましては、先行議員にもお答えを申し上げておりますけども、特に議員御提言の海水浴場周辺用地の有効活用につきましては、周辺に民間事業所や民家が密集していること、あるいは一部国立公園や保安林等の規制を受けていること、また市の財政事情など様々な課題が山積をしておりますけども、将来に向けての観光振興を考えますとき、重要な課題と考えており、それだけに総合的かつ計画的な取組みが求められていると考えております。  このたび虹ケ浜が、市民に親しまれる快適な水辺として、環境庁から日本の水浴場55選の一つとして認定を受けておりますが、このように室積海岸を含め、全国的にも誇り得る貴重な自然環境を今後一層保全を行いつつ、その有効活用を図っていくことが必要であると考えております。  いずれにいたしましても、観光の振興はまちの個性を生かすことであり、地域経済の活性化とも大きな係わりを持つものでございます。議員御提言の自然環境だけでは観光振興につながらないといった御指摘もいただきましたけども、やはりその地域の個性を守り、生かすことがまず何としても観光の基本であろうと考えております。そういった意味で、当市においてはまだまだそのための様々な装置が不足をしていると、まだ多くの課題があるというふうに考えております。  そういったことで、できる限り早い時期に本市の観光に関する基本的な方向性を見出してまいりたいと考えております。御理解賜りたいと思います。 ◯議長(山本 幸伸君) 石川福祉保健部長◯福祉保健部長(石川 宣正君) 3番目のJRバス廃止路線後の市民サービスについての福祉保健部所管についてお答えいたします。  循環バス路線区域外における福祉バスの対応については、先行議員にお答えをしているところでございますが、総合福祉センターの機能検討を行う中で、三島憩いの家を初めとする福祉施設を回る巡回バス運行の可能性について、関係機関や関係各課とも協議をしてまいりたいと存じます。  次に、4番目の福祉センターについての今年度の実施設計において、コンペ方式を取り入れることについてのお尋ねにお答えいたします。  公共施設の設計発注につきましては、競争入札や議員御提案のコンペ方式などがございます。コンペ方式では、多くの設計業者の参加による多様な発想や技術を活用できるなどの利点がありますが、それだけに選定委員会の設置や選定基準を明確にする要綱の設定、審査会の開催などに多くの日数を要するほか、設計者の意図が強く反映されたり、予定事業費を大幅に超える場合があるなど、発注者と設計者の意向に隔たりを生ずるといった短所も含んでいます。また、指名競争入札は価格面で競争効果が期待できるなどの利点があるものの、価格のみに頼る競争となりやすい欠点があります。  いずれにいたしましても、総合福祉センターの設計委託に際しましては、業者選定の条件として、1つ、良質で高度な技術能力及び豊かな創造力性が期待できること。2つ、施主の要望を十分取り入れて、設計に対し情熱と意欲のあること。3つ、類似建物の設計実績があり、社会的信用のあること。4つ、公共建物の持つ諸条件、諸要素を十分取り入れて設計できること。5つ、支店、営業所など、担当者との連絡が速やかに図れ、協議がうまく図れること。6つ、地元業者との連携が図れること。そして7つとしまして、本市において実績があることなどを基本として、随意契約の方法により発注することとし、準備を進めているところでありますのでよろしく御理解、御支援を賜りますようお願いを申し上げます。 ◯議長(山本 幸伸君) 久保教育次長。 ◯教育次長(久保 勝史君) 森永議員の5番目、公民館の階上へのリフト化についての御質問にお答えいたします。  生涯学習の進展に伴い、そのすそ野の広がりが顕著になりつつある中で、公民館にお越しになる様々な立場の市民の皆さんの、中でも高齢者や障害者の皆さんが健常者に互して普通に御利用いただくこと、これは非常に大切なことであります。議員御提案の公民館階上へのリフトの設置、空圧式のエレベーターの設置、さらには階段の拡幅、階段手すりの中央部への設置等は、既存の公民館が一部を除き、今日いずれも手狭となっている中で限られたスペースを活用する示唆に富んだ改善の視点であると考えます。研究をさせていただきます。  ただ、空気圧によるエアベーターは、公共施設における不特定多数者の利用ということになり、議員も御承知のように、認可が困難と伺っております。それから、階段や手すりの関係は建築法規の関係もございます。その他各館の建物自体に係る老朽化に伴う補修時期が迫っているものなどの問題もありますので、様々な角度から最善の方策を検討していきたいと考えます。  いずれにいたしましても、議員が今回具体的にお示しをいただいたことを踏まえまして、館の実情に沿ったきめ細かい改修改善に配慮し、努力してまいりたいと考えますので御理解を賜りたいと存じます。  次に、9番目の御質問、上島田運動広場の事業進捗状況等についてお答えをいたします。  本事業につきましては、かねてから地元の皆さんや議員各位からの強い御要望もございまして、平成7年度から用地買収に着手したものでございます。  お尋ねの進捗状況でございますが、全体計画面積が約1万2,200平方メートルで、地権者は10名でございまして、現在までに約1万1,300平方メートル、地権者8名分が取得済みとなっておりまして、率にして93%の状況となっております。残り用地2件分につきましては、本年度買収予定といたしておりますが、これまでの交渉経過で申し上げますと、このうち1件につきましては既に御了解をいただいておるところでございます。現在、事務手続に若干の時間を要すというところまでに至っております。残り1件がこれまでに断続的に折衝いたしておりますが、現在のところ難航しております。議員を初め、地元の方々には大変御心配をおかけしておるところでございますが、残りの1件の用地取得に向け、所管課とも連携を取りながら、精力的に交渉を進めることといたしておりまして、当初計画どおり事業を進めたいと考えております。  いずれにいたしましても、本事業の重要性から、私どもも一日も早い完成を目指しているところでございまして、今後根気強く折衝を続け、御承諾をいただくべく努力をしてまいりたいと考えますので、一層の御理解並びに御支援を賜りたいと存じます。 ◯議長(山本 幸伸君) 森永議員。 ◯19番(森永 教文君) それでは、若干第2質問をさせていただきますが、市長さん、市民投票条例は必要ないとおっしゃいますが、やはり市長さんと22名でこういう重大な問題をですね、決定しまして、事故が起きた場合にですね、何年か後ですが、そのときに「あの市長とあの議員がやったんで」というてですね、言われたくないんですよ。やはり民意をですね、広く聴くっていうのはですね、何ぼ議会制民主主義と言いましてもですね、やはりこれは、こういう重大な問題はですね、やはり市民の民意をですね、しっかり聴く必要があると思うんですよ。そのためには、やはり市民投票条例は、私は必要であると思いますので、私たちも研究をいたしましてこれは出させていただきたいと思います。  また、瀬戸風線につきましては、よく理解できました。総工費45億円ということで、大変市内のですね、建設業者の方々も、今本当仕事がないということで、本当飢えておられるわけでございますから、やはり一日も早いですね、着工に向けてですね、努力をしていただきたいということでお願いをしておきたいと思います。これは、本当国の16兆円の景気対策の問題にも絡んでこようかと思いますので、県の方へ要望をですね、本当熱心にひとつやっていただいて、光市の活性化につなげていただきたい。また、あそこができますと大変便利になりますので、時間もかかろうかと思いますが、一日も早い努力をお願いをしたいということで要望とさせていただきます。  それから、JRバス廃止路線の問題は、いろいろ経済部と福祉保健部の方からもお答えいただいたんでよく分かっております。また、先行議員さんにもいろいろ御説明いただいておるわけでよく分かっておるわけでございますが、やはり和田の中の中央をですね、狭いとこを16回も通るわけでございましてですね、大変いろいろの補償がですね、今後出てきますよ。2階におられてもですね、揺れるわけですし、私が店に立ってレジを打っとってもですね、揺れるわけですから、ゆっくり走ったぐらいの問題で解決できる問題ではないということをつけ加えらせていただきますから、御検討のほどよろしくお願いします。お答えは要りません。  それから、福祉センターのコンペ方式でございますが、これはやはり談合をなくする意味においてもですね、やはりこれだけの金額で20億円で何ができるんだというぐらいのですね、やはり光市においても大きなシンボル的なものになるわけですから、随契でやるちゅうようなですね、本当私は情けない気持ちなんですよ、はっきり申し上げまして。これはやはり先行議員さんからもありましたが、やはりよその市町村も使える──使えるんですかね、これは。だからよその市町村からも見にもこられますでしょうし、やはり光市の本当大きな大事業になろうかと思いますんで、また末岡市長の目玉にもなろうかと思いますので、やはり憂えることないようなですね、やはり方向で進めていただきたいと思うんですよ。随契も悪いというんじゃございませんが、やはり信用力のある何があることはそれは当然のことでございますが、公共事業でございますので。やはりこの問題は正々堂々と競争入札でですね、きっちりやっていただきたい。これはやっぱりAランクでやるちゅうことでしょうから、その辺のところの地元とのJVとの問題もあろうかと思うんですが、やはりこれは競争入札以外にないと私は信じておりますので、その方向で御検討をお願いしたいと思います。お答えは要りません。  それから、海水浴場のですね、観光化の問題につきましては、いろいろ私も常々申し上げておるわけでございますが、この問題は光市の財源の一番稼げる武器だと思うんですよ。きれいだから来る、美しいから来る、全国の55選に入ったから来るというような問題ではございませんで、やはりある茶店におきましてもですね、本当に古い材料で搾り取れるだけ搾り取ろうというような状況じゃですね、お客さんもお金を落としませんし、若い人も遊びに来ないと思うんですよ。だから浴客の減少は著しいと思うんですよ。今はそりゃもう室積の海商通りとかフィッシングパークとかいろいろできておりまして、あの方にたくさん来ておるようでございますが、やはり全体的には観光収入が上がってないというのが私も商工会議所の議員の一員として見ておりますが、やはり満足いけるようなもんじゃないと思います。それは部長さんもよく分かっておられると思いますんで、いろいろな御指導をですね、やられて、またこれもしっかり企業誘致をですね、やっていただいて、光市に観光で来られても自然を破たないでやる方法もいろいろあろうかと思いますので、英知を出していただきたいと思うんです。英知でございます。部長よろしゅうございますか、英知でございますよ。(笑声)  それから、上島田の運動広場につきましてはしっかり分かりました。まあひとつよろしく一日も早く使えるようにしていただきたいと思いますので、しっかり努力していただきたい。  ありがとうございました。終わります。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(山本 幸伸君) ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせします。約10分間の休憩とし、20分の再開とします。                  午前11時10分休憩        ………………………………………………………………………………                  午前11時20分再開 ◯副議長(国広 忠司君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  今村議員。 ◯5番(今村 鐵雄君) 皆さんこんにちは。力ない私が最後になりまして、果たして光市議会にプラスかマイナスか私が疑っておるわけでございます。力ない私でございますが、力いっぱい頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。  質問をする前に一言御礼を申し上げたいと思います。再びこの市政壇上に多くの市民の皆様方に御支援をいただいて送っていただきまして、この場をかりて深く御礼を申し上げます。また執行部の皆さん、また議員の皆さん方、誠心誠意公僕として1期と同じく頑張ってまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。  では、通告に従いまして質問をしてまいります。  最初に、財政の状況についてお伺いいたします。  1点目に、現在の大変な国内景気低迷の中、光市の現況と、また光市の景気の今後の見通しについてお伺いをしていきたいと思います。  新聞報道によりますと、経済企画庁が先月5月28日発表した3月の景気動向指数は生産活動や消費の低迷、雇用情勢の悪化などを映し、景気の現状を示す一致指数が10%と8カ月連続で景気判断の分かれ目となる50%を下回った。このような長期の50%割れは、バブル崩壊後の景気後退期であった93年の9カ月連続以来で、低迷を続ける国内景気の厳しさを改めて裏付けた。数カ月程度先の景気状況を予測するとされる先行指数も30%と6カ月連続で50%を下回っており、近い将来に景気が底打ちするとの兆しもうかがえないとありました。  また、県内はどうかというと、今年に入って県内中小企業の景況が一段と悪化していることが中小企業金融公庫下関支店の取引先動向調査で分かったそうであります。売上げの落ち込みから収支悪化が予想され、先行きも悲観的な見方が拡大しており、不安定な金融情勢を背景に資金繰りも窮屈感が続くとの懸念が強まっているそうであります。公共判断DIは、前期に比べて10ポイント悪化、製造業も非製造業も共に厳しさを増している。そして今後の見通しは売上げの伸び悩みから利益面は低調に推移し、資金繰りも現在の厳しさが続くとの見方が多く、先行きは余り期待できない状況で、回復までには相当長い期間を要すると言われ、とにかく深刻な不況、また失業率等々大幅に悪化している現況でございます。  そこで、光市の景気の現在の状況をどう市長さんは見ておられるのでしょうか。また光市の今後の景気の見通しについて御見解をお願いしたいと思います。  2点目に、税収の見通しについてお伺いいたします。  御存じのように、国はこの97年度の一般会計税収が4月末で補正後予算案に対する進捗率が81.3%にとどまり、97年度予算は93年度以来の歳入不足になるおそれが出てきたとありました。景気低迷で法人税収が主因とのことであります。そこで、光市の97年度の税収は分かっておると思いますがどうでしょうか。または98年度の税収をどう見通されているかを御説明をお願いしたいと思います。  3点目に、事業の見直し制度の導入についてお伺いいたします。  東京都北区では、今年度から区が実施した事業の成果をチェックする事務事業評価制度を導入いたしました。これは、自治体の通信簿と言えるもので、公共事業などの予算配分を洗い直し、歳出の効果的な使い方を探るための取組みであり、効果は区民に、結果は区民に公表されるそうであります。この制度が施策や事務事業の目的を明確にし、目的の達成度を成果指標として数値で表す、この結果をもとに企画・実施部門が自ら評価を下し、事業の廃止や改革、新規事業の立案を行うもの、例えば、いろんな養成講座など受講した者のうち、地域で実際に活動している人数を調べ、その効果を評価する。評価は事業目的の妥当性、効率性、効果性などの視点から行うそうであります。光市でも取り組んでいただいたらどうでしょうか。ますます財政厳しい状況になってきておりますし、税のむだ遣いはないかチェックしていくことが必要であると思いますが、御見解をお願いいたします。  次に、経済対策についてお願いいたします。  1点目に、国及び県の経済対策の影響についてお伺いいたします。  今日本は未曾有の不況、経済危機に見舞われています。過去最悪の完全失業率、倒産企業の負債額も史上最悪と、スーパー・百貨店売上高は連続前年割れ等々、国内で発表される各種の経済データは軒並み悪化しております。今や世界中から世界恐慌の震源地と心配されるほど、日本の景気後退は厳しくなってきているわけでございます。私たち公明は次のように考えます。これは、橋本政権が自ら招いた政策不況であると思うわけであります。  昨年、橋本政権は財政構造改革法を強行し、そして消費税率のアップ、特別減税の打切り、医療費負担の引上げなどにより約9兆円もの負担増を国民に押しつけたわけでございます。これに加えて私たちを襲ってきた金融システム不安、雇用不安、また年金、そして介護保険など、先行き不安が複合の形となって、こんな不安がいっぱいの中で国民は防衛のための消費を抑えたのも当然であります。それがまた消費不振となって景気を悪化させる悪循環の道をたどったものと思われます。このような状況をなかなか認めようとしなかった政府も、慌てて突然2兆円の特別減税。しかし、御存じのようにほとんど効果なし。そして、政府は過去最大と言われる16兆6,500億円の総合経済対策をまたまとめたようであります。内訳は御存じのように、やはり従来型の7兆7,000億円の公共事業中心であり、所得減税等の減税はやはり1回限りの特別減税であり、恒久減税ではありません。それも今年と来年に2兆円ずつ小出しとのことであります。マスコミ各種も一斉に批判しております。  朝日新聞は、これで景気は良くなるのか、政府が発表した総合経済対策を見ながら首をひねった人も多いことだろう。冷え込んだ消費や投資を上向かせるには十分とは言えない。日本経済の基盤も大きく変化してきているのに、まだまだ従来型の公共事業が中心という政府の発想は時代の要請からずれていると各マスコミを初め、各関係から厳しい批判がされておるところであります。  しかし、この政府の総合経済対策を受けて、県は本年度の公共事業の82%を上半期に前倒しし、発注する目標を決め、国の81.4%を上回る過去最高の比率でこれに伴う契約目標額を最大、過去最大の2,047億円にしたそうであります。対象は補助公共事業、単独公共事業、災害復旧事業、県営建築事業、その他投資的事業、留意事項として県内の中小企業建設業者に受注機会の確保を図るように配慮し、県内生産資機材の優先使用に努めることなど、また前払い金の割合も一律4割に引上げ、及び中小企業制度融資のうち昨年より50億円増やして170億円となるとのことであります。  そこで質問でありますが、1つ目に、このような国又は県の経済対策に光市としてどのように影響を受けてくるのでしょうか。また、市として取り組まれる事業について御説明をお願いいたします。  2つ目に、従来型の公共事業ではなく、防災関係、介護保険制度を視野に置いた福祉基盤整備、またダイオキシン問題を含む環境ホルモン対策、中小企業対策など生活関連の公共事業を私は進めていただきたい、そのようにお願いするわけでございますが御見解をお願いいたします。  2点目に、活性化を目指す消費拡大の商品券発行について提言いたします。  経済の成長とは、普通国内GDP国内総生産がどれだけ成長したかを指していると言われています。GDPを構成する最大の項目は個人消費であり、実に6割を占めていることは御存じのとおりでございます。個人消費が2%伸びれば経済成長率も1.2%を押し上げる効果があるといわれています。  そこで、私たち公明は、橋本政権の増税で招いた今の日本の不況対策として、また景気の回復を図るため10兆円大型減税を主張しております。その内訳は6兆円を恒久減税、そして4兆円を特別戻し金として、国民1人当たり3万円の1年期限付きの商品券を支給しようというものであります。光市でいえば、実に15億円の商品券に当たるわけでございます。しかし、これは国のことであり、来るべき参議院選に我々は頑張り、断じてこの政策が日本に取り入れられ、そしてこのどん底に向かおうとする日本を転換させる起爆剤になったらと願うわけでございます。  今、全国の自治体は、市民の消費は低下し、商店街の売上げ減の対策として、自治体単位の商品券発行が増えております。東京都の港区や江戸川区などでは、商店街連合会が中心となって、区内で利用できる共通商品券制度を導入、また、江戸川区は敬老の日に贈る記念品を商品券に切り替えております。また、千葉県野田市でも金融機関と連携して市内全域で使える商品券を発行。京都府の園部町では、町の事業の落成式などで配っていた記念品を昨年から商品券に替えたそうであります。ほか東京の12区では敬老祝金など商品券を贈り、お年寄りに大変好評であり、6カ月で93%の回収で大成功とのことであります。光市も現金で支給されているものいろいろございます。また記念品で配付されているものもございます。とにかく今消費拡大、商店の活性化を目指すために、光市もこの商品券発行、光市にふさわしいやり方で工夫していただき取り組んでいただいたらどうかと思いますが、御見解をお願いいたします。  次に、子育て支援について質問いたします。  1点目に、光市エンゼルプランについてお伺いいたします。  光市もこの3月、光市エンゼルプランが策定されました。策定の目的には、社会の変貌などにより、子供と家庭を取り巻く環境は著しく変化している。とりわけ少子化は子供の自主性や社会性が育ちにくいといった問題や社会費用に係る現代世代の負担の増大、社会活力の低下などが懸念され、大きな社会問題となっています。こうしたことから、次代を担う子供が健やかに育っていける社会、子育てに喜びや楽しみを持ち、安心して子供を産み育てることができる社会を構築していくことが急務の課題となっています。国及び県の上位エンゼルプランの趣旨に基づき、光市が子供と子育てに優しいまちの実現に向けて、児童環境づくりを総合的・体系的に進めていくための指針として策定したとなっています。  私は、この内容を見て、現状と課題についてはよくまとめられていると思います。しかし、分析と目標値の設定が不明確であり、エンゼルプランには少し寂しい思いがしてなりません。そこで、質問いたしますが、御説明をお願いいたします。  1つ目には、出生率は普通出生率で示されておりますが、特殊出生率はどう推移していますか。また、このプランは平成12年までの3年間ですが、目標値はどうでしょうか、及びどういう支援をして今後されるのでしょうか。  2つ目に、子育て支援センターの設置についてお尋ねします。  プランには、「設置を検討します」とありますが、いつになるのですか。国のエンゼルプランには99年度までの5カ年事業に目標を設定されていると思いますが、市民からの提言・意見にもありました。御見解をお願いいたします。  3つ目に、夜間保育のプランがありません。必要ないのでしょうか。市民の夜間保育のニーズは把握されていますか、御説明をお願いいたします。  4つ目に、私が一度提言したファミリーサポートセンターについても、「調査研究に努めます」とありますが、現在どう取り組まれているのか進捗状況を御説明をお願いいたします。  2点目に、乳児保育についてお伺いいたします。  乳児保育とは、エンゼルプランには「1歳未満の乳児を対象とし、担当保母を配置して実施する保育です」とあります。現在市内のすべての保育所で受入れ可能ですが、平成10年2月1日現在では7園で実施しており、利用対象者数は36人となっているとありました。  そこで、一つ目の質問ですが、全国では約1万4,000人の乳児保育の入所待ちがあるそうであります。光市の実態はどうでしょうか。今後の状況はどうでしょうか。御説明をお願いいたします。  2つ目に、公立の2つの保育園、浅江南とみたらいは何故乳児保育を受け入られないのでしょうか、実施されないのでしょうか、御説明をお願いします。  3つ目に、この度、生後間もない乳児の保育所入所待ちの解消や乳児保育の質の向上を図るため、全国の認可保育所に対する施設整備費が助成されることになったと聞いておりますが御説明をお願いいたします。  4つ目に、SIDS、つまり乳幼児突然死症候群についてお尋ねいたします。  今日本で年間500人から600人がSIDSで亡くなっていると言われています。生後7日から1歳未満の乳児の死亡原因第1位となっております。つい30分前までニコニコ笑っていた元気だった乳児が、睡眠中に眠り続けるように突然亡くなってしまう。亡くなる場所は3分の2が家庭、3分の1が保育園や病院とのことでございます。  お伺いいたしますが、光市ではこのSIDSの実態はどうでしょうか。この数年振り返って実態を御報告願いたい。また、このSIDS対策に対してどう取り組まれているのか御説明をお願いしたいと思います。  3点目に、経済的支援拡充推進についてお伺いいたします。  このたびエンゼルプランを策定され、目的に大きな社会問題とか急務の課題とかの表現があり、「子供と子育てに優しいまち、光」と取り組まれているにしては、光市の子育ての経済的支援は国及び県の制度がほとんどであり、光市として取り組まれているものを拡充していただきたい、こう思うわけでございます。また、新規の支援をお願いしたいと思うわけでございます。  そこで1つ目の質問ですが、出産祝金はどういう趣旨で始まったのでしょうか。御説明をお願いしたい。少子化対策なのですか、それとも単なるお祝金であるでしょうか。  2つ目に、少子化対策であれば、この数年効果なしと言えます。第3子の出産が増えていない、横ばいであります。平成5年に始まっていますし、私はここで5万円以上ぐらいにアップしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。  3つ目に、単なるお祝金であれば、第3子のみ支給するのは間違いと思います。第1子から支給すべきと思いますがいかがでしょうか。  4つ目に、この3月にも提言いたしましたが、3歳以上7歳未満の第3子以降、条件は東京と同じくしての児童手当の創設であります。3月の答弁で、現在の月額第1子、第2子が5,000円、第3子以降が1万円、支給状況は延べ人員で1万38人、支給額は5,661万5,000円と説明されましたけども、このうち国及び県の分、実際に光市が負担しているのは幾らか詳しく御説明をお願いいたします。  また、支給額は東京都と同じく私は月額1万円とは言っておりません。5,000円でも、また5,000円とすれば約300万円でこの創設ができるわけでございます。御見解をお願いいたします。  次に、高齢者福祉について質問いたします。  1点目に、デイサービス事業についてお伺いいたします。  私は、デイサービスを利用されている皆さんによくお会いしておりますが、大変喜ばれております。1つ目の質問ですが、デイサービスを利用したい人の手続システム、また利用認定するシステムについて御説明ください。  2つ目に、市内の各施設ごとの利用実態を御説明いただきたいと思います。また、利用待ち状況はどうでしょうか。  3つ目に、補助方式が変わっていくと思います。変わってきているわけですが、どう対応されていくことになるでしょうか。この点も御説明願います。  2点目に、訪問給食サービス事業についてお伺いいたします。  この8日からしまた川苑でも訪問給食サービス事業が開始されたことは、ローカル紙等、一般紙等に紹介されておりました。これで市内の富士白苑、光寿苑と3カ所で市内を3つのエリアに分け対応されることになり、大きく高齢者の該当者ニーズに対してサービスが拡大したことは大変喜ばしいことと思います。私も以前から一般質問、委員会等で要望しておりまして、一歩前進に大きく感謝しているわけでございます。  そこで質問でございますが、1つ目に、各施設のサービス状況を御説明願いたいと思います。  2つ目に、将来該当者の増加、また利用ニーズに対応してサービスを拡大していかなければならないと思いますが、この3施設のデイサービスの一環としてのこの施設利用では、私は限界があると思います。今後どう対処されようとしているのか、またその時期はいつ頃になると予測されていますか、御見解をお願いいたします。
     3点目に、2級ヘルパー養成についてお伺いいたします。  御存じのように、ヘルパー資格には家事援助を主とする3級ヘルパーと身体介護を主とする2級ヘルパーがあります。平成12年4月の介護保険の導入を迎えるに当たって、厚生省はホームヘルプサービスを身体介護中心にするよう指導してきているようであります。光市の実情についてお尋ねいたします。  1つ目は、光市の現在のヘルパー登録実態を級別に御説明ください。  2つ目に、介護保険導入時には2級以上の有資格者ヘルパーを何人確保されようとされていますか。また、行政はどのようにされていきますか御説明をお願いしたいと思います。  次に、精神障害者支援についてお伺いいたします。  93年に障害者基本法改正で、精神障害者が福祉の対象となってから5年が経過しております。しかし、身体障害者や知的障害者の福祉との格差はまだまだ大きいと言われています。  質問いたします。1つ目に、光市の精神障害者の実態、精神保健手帳交付は現在何人でしょうか。また、現在光市の精神障害者に対しての支援状況を御説明をお願いいたします。  2つ目に、通院又は作業所通所者への交通支援についてお尋ねいたします。  精神障害者の皆さんは病院に定期的に通院しており、家族には大変な負担になっております。また、御存じのように、下松市にできました作業所に光市から5人が通所をしていたわけでございますが、2人は交通費の負担が大きいということでやめたそうであります。また、島田からの人は交通費が大変ということで、あの遠い距離を自転車で行っているそうであります。  私は、全国の支援状況を調査してみました。各自治体この助成にはまちまちでありますが、いろんな支援が実施されております。その中でもやはり交通支援はたくさんあります。どうか光市もこの作業所への通所される皆さんに交通費の助成を創設してほしいと思いますが、御見解をお願いいたします。  最後に、選挙の取組みについてお伺いいたします。  第18回参議院選挙がこの6月25日公示、そして7月12日の投票と確定いたしました。この参議院選挙は、改正公職選挙法及び選挙法がこの6月1日に施行されて、初めての国勢選挙でございます。光市は、投票率等考えましたときに、幸せといいますか、当市の方の候補が多く、他市と比べて大変投票率がいいということで、なかなかこの辺のお考えというものが私は薄いと思います。そこで、全国としては低落する投票率アップをねらってこの公職選挙法の改正がされたと聞いております。  そこで、質問をいたしますが、まず投票所についてお尋ねいたします。いろんな観点から投票所を決められるでしょうけども、その設定についてどのようなことを考慮されて投票所を決められておるのか。  また2つ目に、この市議選でも強く私はしかられました。ある投票所で車いすの方が「スロープがない、大変恥かいた」、こういうことでございます。どうか全会場に私はスロープのないところには仮設のスロープを設置していただかにゃいけない、バリアフリーの時代でございます。そういう点もしっかりやはり考えていただきたい思うわけですが、この辺どうされていくのでしょうかお願いいたします。  2点目に、不在者投票についてであります。  今回投票時間の延長、もう一点は大きくこの不在者投票のやはり緩和、時間延長等がございます。これについてはまた御説明を願いますけども、質問として1つ目に、今回の改正のポイント、そしてこの国が投票率をアップするために取り組んでいることに対して、光市としてどう今までと違う取組みをされているのか、その辺を御説明をお願いいたします。  2つ目に、今回改正の趣旨から見て、私は不在者投票場所、市役所の3階ではやはり大変厳しいのではないか、こう思うわけでございます。また、不在者投票所を増やす考えはありませんか御見解をお願いいたします。  以上、壇上からの質問を終わります。 ◯副議長(国広 忠司君) ここで昼食のため暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。                  午前11時57分休憩        ………………………………………………………………………………                  午後1時00分再開 ◯議長(山本 幸伸君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  末岡市長。 ◯市長(末岡 泰義君) 今村議員さんの御質問にお答えをいたします。  まず、財政の状況についてでございます。  議員から最近の経済状況について詳しく御指摘をいただきました。私もそのような認識のもとで今後の対策に苦慮いたしておるところでございます。特に、地域経済の状況につきましては、薬品関係で3月期の決算は経常増益となっておりますが、今後は厳しい見通しでありますし、鉄鋼関係でも経常増益となっておりますが、今後は減収減益との見方もございます。また、市内中小法人や個人商店におきましても低迷が続いており、大変厳しい状況であると認識をいたしておるところでございます。さらに雇用関係では、下松職業安定所の光出張所管内におきまして、4月の有効求人倍率は3月を0.09ポイント下回る0.87倍となるなど、厳しい環境となっておるところでございます。  今後の見通しをということでございますが、特別減税や公共事業費の追加など16兆円を超える国の総合経済対策が一日も早く効果を生じるよう、市といたしましても最善の努力をいたしたいと考えておるところでございます。  次に、税収の見通しでありますが、まず9年度の市税の状況につきましては、全体では約83億5,900万円で、対前年度比1.4%、約1億1,800万円の増収となっております。主な税目では、個人市民税で10.9%の増、法人市民税で2.8%のこれは減であります。固定資産税でこれまた2.6%の減となっておるところでございます。さらに、市税全体の収納率でございますけれど96.4%と前年度を0.5ポイント下回っており、景気低迷の影響による個人所得の伸び悩みや企業収益の低下などが原因と考えられます。本年度の税収見通しは大変厳しい状況が想定されますが、法人市民税につきましては約14億1,000万円を予算計上しておるところでございます。これを下回ることがないよう期待をいたしておるというところでございます。中間決算が出そろう年末ごろには明らかになるものと考えております。  なお、固定資産税や個人市民税につきましても、予算計上しております程度は確保できるものと考えております。  次に、国や県の経済対策に基づく光市の対応についてであります。  先行議員にも申し上げましたように、光市では当初予算における大型店舗対策融資などの制度充実や今月1日から公共工事の前払金額を3割から4割に改正するなど、必要な対策を講じてまいりました。また、初めに申し上げましたように、国では16兆円を超える総合経済対策を決定し、県におきましても500億円を上回る補正予算の編成が行われたところでありますので、これらに呼応した地域経済対策につきましては今後国や県と十分連携しつつ、道路や下水道など、市民生活に密着した事業を中心に光市の実情に則した補正予算を編成し、また皆様にお諮りしたいと考えておるところでございます。  なお、公共事業の選択に当たりましては、御意見の御趣旨に沿って生活者優先の立場から生活関連事業等を中心に取り組んでまいることとなると思います。御理解を賜りますようお願いを申し上げます。  以上でございます。 ◯議長(山本 幸伸君) 有光総務部長。 ◯総務部長(有光 正純君) それでは、1番目の3点目、事業の見直し制度の導入についてのお尋ねにお答え申し上げます。  議員仰せのように、地方公共団体を取り巻く行財政環境は依然として厳しいものがあり、こうした中で住民福祉の一層の向上を図るためには、現状に則した経営改善を積極的に進め、効率的な行政を展開していくことが必要であると考えております。  現在光市では、予算の執行により住民福祉をどの程度向上させることができたかを示す事業評価の方法として、シビル・ミニマムの達成数値や主要施策の成果などを作成し、また事務事業の実施に当たっては、こうした資料を活用するとともに、基本構想等を踏まえ、住民ニーズ、事業の目的、緊急性を勘案し、効果的な施策を選択し、効率的な予算執行に努めているところでございます。  ただいま議員から御紹介いただきました北区の事務事業評価制度については、予算を効率的に配分し、事業の費用、効果を評価するシステムとして参考になるものであり、今後住民福祉の向上に向け税財源等の効率的な執行を推進し、計画的な財政運営の確立に向けての研究課題とさせていただきます。御理解賜りますようお願い申し上げます。  6番目の1点目、投票所の設定についてお答えいたします。  土足のままで投票できること、段差がないこと、駐車場があること等を考慮し、投票所を設定しております。投票区内に適当な公営施設が建設された場合には、適時変更をしてきているところでございます。  次に、仮設スロープの設置についてでございますが、現状9カ所の投票所に設置しておりますが、必要に応じ検討していきたいと考えます。  2点目の不在者投票についてお答えいたします。  今回の改正のポイントは3点ございます。投票時間が午後8時までに延長されました。手続が簡単になり、印鑑が不要になりました。不在者投票所に氏名や政党名など掲示します。これらの改正により不在投票がしやすくなったものと考えます。不在者投票所の変更、増設は困難ですが、不在者投票などの制度改正の広報等とともに、さきの市議会議員選挙からエレベーター利用案内の表示板を新たに設置しておりますが、引き続き分かりやすい案内表示など、投票環境の向上に努めてまいりたいと存じます。よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 ◯議長(山本 幸伸君) 山本企画調整部長。 ◯企画調整部長(山本 昌浩君) 2番目の2点目、活性化を目指す消費拡大の商品券発行についてお答えを申し上げます。  議員御指摘のように、経済の停滞とともに国や県における経済対策のみならず、個人消費の拡大による地域経済の活性化対策も重要でございます。こうしたことから、公共工事や市の調達する物品につきましては、市内業者が取り扱わない特殊なものを除き、市内業者に発注するなど、景気対策に配慮しているところでございます。また、商工会議所の行います中小企業総合支援強化対策事業やポイントカード広域化促進支援事業なども助成し、側面的な経済活性化対策も実施しております。  議員から先進都市の事例など御紹介いただきながら、市で配付する記念品や現金給付を商品券に替えてはとの時を得たユニークな御提言をいただきました。記念品などについては、一部には既に商品券で対応している事例もございますが、現状市内共通に使用可能なものがないこと、購入可能な商品券はその利用が特定業者に限られること、金券的性質が強く、自由に換金できることなど、様々な問題もございますので、慎重な検討が必要であろうかと考えております。  いずれにいたしましても、引き続き市内業者を中心に物品の調達を行うなど、中小企業や個店の育成に努めるとともに、御提言の趣旨を踏まえ、できるだけ消費拡大につながるよう研究してまいりたいと考えております。御理解賜りますようお願いを申し上げます。 ◯議長(山本 幸伸君) 石川福祉保健部長◯福祉保健部長(石川 宣正君) 3番目の子育て支援についてのうち、1点目の光市エンゼルプランについてお答えを申し上げます。  まず1つ目の合計特殊出生率につきましては、光市においてのきちんとした統計資料はございませんが、住民基本台帳のデータから試算してみますと平成7年は1.58人程度、8年は1.54人程度、9年は1.44人程度になり、国や県の推移と同様、本市においても少子化が進行している状況にございます。また、プランの目標年度における目標値につきましては、明確な設定はいたしておりませんが、資料編の中で目標年度における保育サービスなどの事業料を推計し、今後の施策を検討する際の参考資料の一つとして位置付けしておるところでございます。  次に、今後どういう支援をしていくのかについてのお尋ねでございますが、プランでは今後の支援策の展開方針として62項目を掲げておりますが、これらの施策の中には大きな財源を伴い、国・県の補助金に依存をするものや関係団体などの連携が不可欠なもの、あるいは各家庭の御協力が必要なものも多くございますので、今後市民の皆様や関係団体、関係機関などとの連携を密にしながら諸施策の展開を図るとともに、現時点でできるものは早速取り組んでまいりたいと考えております。  次に、2つ目の子育て支援センターの設置につきましては、現在実施場所や運営内容などについて調査研究を進めておりますが、総合福祉センターもその実施場所の一つとして検討しておるところでございます。  次に、3つ目の夜間保育のプランについてでございますが、エンゼルプラン策定時に実施いたしましたアンケート調査におきましても、また担当課におきましても、現在までのところ夜間保育についての御要望など承っておりません。市内の市立保育所におきましては、午後8時までが1カ所、7時までが6カ所、そのほかの保育所につきましても保護者が迎えに来られるまでは弾力的に運営しているのが現状でございます。  なお、特別な事情のある家庭に対してましては、徳山市の共楽園と委託契約を結び、夜間のみ養育するトワイライトステイの事業を実施しておりますが、現在のところ利用者はゼロといった状況にございます。  したがいまして、プランの中にはございませんが、今後本市の状況の変化などを十分に把握しながら保育所とも連携を保ち、多様化する保育ニーズに対応してまいりたいと考えておるところでございます。  次に、4つ目のファミリーサポートセンターについてでございますが、この制度が平成6年度に発足して以来、9年度末には全国で24カ所に設置され、県内では山口市、宇部市、岩国市に続き本年10月には防府市に開設されるようでございます。この事業は、仕事と育児の両立を支援する新たな制度ということで、光市におきましてもエンゼルプランの中に盛り込んでおるところでございますが、労働省の所管事業ということもありますので、今後庁内関係課とも十分に協議を図りながら、国・県の施策動向の把握や先進事例地から事情聴取など、調査研究に努めてまいりたいと考えております。  次に、2点目の乳児保育についての1つ目、光市の実態についてでございますが、本市におきましては、これまでのところ入所待ちといったケースはございません。また、入所する保育所についても希望どおりの園に入所がなされているというような状況でございます。今後とも新生児の数が極端に増加しない限り、希望どおり入所できるものと考えておるところでございます。  次に、公立2つの園の乳児保育の受入れについてでございますが、平成9年度におきましては、乳児の申込みがございませんので数字を計上しておりませんが、御希望があれば受入れ可能でございますので御理解のほどお願いいたします。  次に、3つ目の施設整備費の助成についてでございます。  議員お尋ねの制度につきましては、今国会で審議中でございますが、概略を申し上げますと、総合経済対策のうち、乳児保育待機児童の早急な解消及び質の向上のための緊急設備整備として、乳児保育を実施していない約1万3,000カ所の保育所に対して、乳児保育に最低限必要な施設整備費として1カ所当たり100万円を、また乳児保育の質の向上を図るための整備費として、全国の保育所約2万2,000カ所に30万円をそれぞれ定額補助とするというものでございます。今回の支援策が実施されることによりまして、乳児保育を実施する保育所が増え、入所待機者の解消に弾みがつくと期待されているようでございます。  続いて、4つ目の乳児突然死についてでございますが、現在光市におきましては、幸いにもこうした事例の報告は受けておりませんが、新聞情報などによりますと、厚生省においては今後発生予防のため啓発キャンペーンなど展開していくようでございますので、本市におきましても適切な対応をしてまいりたいと考えております。  次に、3点目の経済的支援拡充推進についてお答えを申し上げます。  まず出産祝金についてでございますが、これは人口定住対策の報告書を受けて少子化対策の一環として実施しているものでございます。こうした制度は、あくまでも出産を奨励、祝福するものでございますので、議員御指摘の祝金の増額や支給対象の拡大につきましては、今後の対象者数の推移や他市町村の動向、あるいは財政状況などを見極めながら研究してまいりたいと考えております。  次に、4つ目の児童手当についてでございますが、平成9年度の児童手当の支出額は5,679万5,000円でございます。この内訳は国が5,368万9,000円、県が155万3,000円、市が155万3,000円の負担でございます。本市におきましては、子育てに係る経済的支援の一つとして、保育料の第3子以降半額軽減など、県下でもトップクラスの軽減策を実施しているところでございまして、議員御指摘の手当の支給につきましては、現状では困難でございますが、少子化問題は本市のみならず全国的な課題であると認識をしておりますので、今後児童手当制度を含めた諸制度の拡大充実につきまして国・県へ要望をしてまいりたいと考えております。  次に、4番目の高齢者福祉についての1点目、デイサービス事業についてお答えいたします。  まず、1つ目のデイサービスの利用手続と利用認定についてでございますが、光市総合福祉利用券、通称ふれあいカードの発行手続をしていただきます。このふれあいカードは、福祉課、市内3カ所の在宅介護支援センター及び民生委員を通して申請できます。市は申請がありますとふれあいカードを発行するとともに、市内3カ所の在宅支援センターと連携を図り、希望されるサービスについて把握を行います。その調査の後、デイサービスの利用希望者は直接サービスセンターに利用申請していただき、それを受けたデイサービスセンターは利用希望者に関する情報を受け、身体状態に応じて利用状況、利用曜日を調整し、利用決定いたします。  2つ目の市内3カ所のデイサービスセンターの利用状況ですが、平成9年度の利用実績から申し上げますと、光富士白苑デイサービスセンターにおいては年間述べ利用人員4,995名、うち重度の方の3,602名、光寿苑デイサービスセンターにおいては年間述べ利用人員が4,950名、うち重度な方が2,415名、光市牛島憩いの家デイサービスセンターにおいては年間述べ利用人数が2,933名で、そのほとんどが軽度の方でございます。また、利用待ちにつきましては、利用者が希望される曜日が集中いたしますと他の曜日に変更していただくなどの対応を取らさせておるようですが、現在のところ利用待ちはないと報告を受けております。  3つ目に、補助方式が現行の定額・人件費の方式から実績事業方式への変更するに当たっての市の対応でございますが、補助方式の変更に伴うサービスの隔たり、利用者の不安が生じないよう、国・県の指導や他市の状況を踏まえながら各施設と協力して対応してまいりたいと考えております。  次に、2点目の訪問給食サービス事業についてお答えします。  まず2つ目の各施設のサービス状況でございますが、昨年までは富士白苑、光寿苑の2カ所で運営し、利用可能回数は週2回までとなっておりました。本年6月から新たにしまた川苑において給食サービスを開始していることから、本年度から週4回まで利用できることとしたところでございます。  なお、平成9年度の利用実績でございますが、配食数が光富士白苑5,765食、光寿苑が4,376食で、利用者数は2施設で212名でありまして、前年度の約2倍となっております。  次に、2点目の将来の需要への対処についてでございますが、高齢化の予測以上の進行もあり、現施設利用の限界の時期は予測しがたいところがございます。その対応としましては、現施設の設備拡充、他の福祉施設や民間業者への委託なども検討してまいりたいと存じます。  3点目の2級ヘルパーの養成についてお答えします。  1つ目の当市におけるヘルパー数及び級は、常勤が7名で全員1級資格を持ち、登録ヘルパーは30名で、うち1級資格者が3名、2級資格者が12名、3級が9名、残り6名は研修受講中となっております。  2つ目の介護保険導入時における2級以上のヘルパー確保数についてのお尋ねでございますが、今年予定しております要援護高齢者個別調査でサービスニーズを調査を行い、必要数を把握し、その確保に向けた努力をしてまいりたいと存じます。  また、養成につきましては、一般の人を対象に、県の介護実習普及センターや東部・西部の高等産業技術学校などで実施されており、市内では聖光高等学校の福祉コースの生徒が2級から1級まで取得できるなど、多くの養成機関があり、これの活用をお願いしているところでございます。  次に、5番目の精神障害者支援についてでございます。  一つ目の光市の精神障害者の実態と精神保健手帳の交付並びに支援についてでありますが、平成10年4月現在の光市の精神障害者の実態は、入院患者140人、そのうち措置、医療保護入院が77人、任意入院が63人おられます。また、在宅患者は466人で、入院患者と在宅患者の全体では606人となっています。  次に、精神保健手帳の交付状況は1級12人、2級15人の方に手帳の交付をしております。光市では国の法的整備を受け、平成9年3月に光市障害者福祉基本計画を策定し、徳山保健所との連携のもと、精神障害者の社会復帰や社会参加を促進することとしております。具体策として、県と4市2町の共同事業で実施している作業所に運営費の助成を行い、通所者の社会復帰のために役立てていただいているところであります。  2つ目の通院及び作業所通所者への交通支援のお尋ねでございますが、現在周南東部地区の通所者の利便を図るため、平成9年度に下松作業所が設置されました。この施設には下松関係者5人と光市関係者4人の方が通っておられます。光市は平成9年度から36万円の補助金を74万4,000円に倍増し、平成10年度75万円の支援をすることとしています。議員御提言の交通費の助成につきましては、運営主体の徳山保健所及び家族会、さらには関係4市2町とも協議しながら、今後県内の状況や先進視察の取組みなど合わせ調査研究をしてまいりたいと思いますので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ◯議長(山本 幸伸君) 今村議員。 ◯5番(今村 鐵雄君) 御答弁ありがとうございました。特に、石川福祉保健部長には大半御答弁をいただきまして大変ありがとうございました。  まず、1点目につきましては、この毎日のように、私の原稿はまた書き変えてもいいぐらい毎日のように新聞報道がまだまだ厳しくなっているということを感じております。景気が一層厳しくなっているとか、消費がますます低迷。また、県内企業の倒産につきましても周南が1位とか、またきょうの新聞にも株安、円安、そして国債までもですね、信用がなくなりトリプル安と。そして、またもう一つは自殺者がですね、急増していると。それも特にこういう不況に関するですね、自殺者が拡大しているちゅうですね、本当にこの今日本は大変なところにあるというように感じるわけであります。  そういうことで、確かに今市長の御答弁いただいたように、光は全国の自治体の中でも私は本当に恵まれた我が市じゃないかとこう思います。9年度のこの税収につきましても増だと。しかし、大半の自治体はマイナスになっているということも聞いておりますし、そのためにこの職員採用につきましてもですね、4割の自治体がどうしようかと、こう悩んでいるということも先日の新聞紙上にありました。光はいち早く広報に職員採用も発表になっておりましたけれども、何かまだ私は先を見通していく、もう一歩必要じゃないかなとそのように思います。やはりこの政治というのが、私も先ほど壇上で述べましたように、リーダー、施政者のやり方によってですね、これほど大きく左右していくかと思いますと、この小さい自治体においても我々行政のやり方によってですね、光市の将来というのが大きく変わってくるということを強く感じますので、どうか今後の施政に対してですね、しっかり先を見通して、適切な施政に取り組んでいただきたいことを要望しておきたいと思います。  2点目の商品券発行につきましては、いろんな問題も挙げられましたけれども、その問題についても先進地としてやったところは皆解決しておりますし、しっかり先進地の状況等を把握していただいて、やはり商品券発行というのがいかに地域社会のこの活性化につながっていくかということをですね、認識いただいて、しっかりまた取り組んでいただきたい。商品券が先ほどちょっと私の誤解かしれませんけど、限られたものに使われるとかありますけども、その辺もいろいろ研究をされて、いろんなものに使える。そして、期限つきで市内の商店しか買えない。そういういろんな面でですね、取り組まれておりますし、しっかり推測じゃなくして、しっかり先進地をですね、資料等お取りいただいて、そしてまたこの活性化に向けてですね、光市なりにどう取り組んだらいいかですね、ぜひ私は研究し取り組んでいただきたいということを望んでおりますし、強く要望しておきたいと思います。  次に、子育て支援につきましては、いろいろたくさん申し上げました。丁寧に御答弁いただきまして本当にありがとうございました。合計特殊出生率につきましては、定かじゃないけど、データの上から見たときに先ほど発表していただきました。平成7年度は1.58、平成8年は1.54、平成9年1.44。国の先日発表された1.39から見ればですね、ちょっと光は良いわけですけども、しかし人口が現状維持していくためには、御存じのように2.08の出生率がなければですね、人口は減っていくわけです。  そういうことで、今本当にこの少子問題というのが大きな日本の将来にとっては問題でありますし、そういうことで、確かに少子対策というのは取り組まれておりますけれども、ここで私は今まで案外ですね、小さい市町村、特に村とか町がですね、大きな祝金とか、何十万円と出したり、そういうことを取り組んでいるかと思いましたら、今はもう大都市がですね、この少子化問題に対して思い切っていろんな施策を取り組んでいるということを感じております。  特に、大阪市ですけども、少子化対策として国民健康保険加入者に対する出産育児一時金の支給額を今年度から第3子以降について10万円増額すると。まあ30万円はこれは出産手当として決まっておりますけども、それに10万円大都市がですね、増額し、一律40万円とすることを決定した。また東京も今年度から一律30万円をですね、5万円プラスして35万円、これは全員にですね、国保加入者に対して増額して少子化対策をしとるですね。  このように、もう小さい町じゃないんです。大きな町がこの少子化というものに対してですね、大きな都市が対策をとってきている。そういうことから考えましたときに、光市がやはり優位な、ああ光でやっぱ出産しよう、光に住んでいこうと、若いお母さんたちが光で本当に子供を産めば、本当にこういう面で市が面倒なり見てくれるというか、温かいまちなんだと、そう感じるようにですね、まあ金銭面だけじゃないですけども、他の市と対応したり、またほか連携したんじゃなくして、光市なりにやはり独自のですね、この少子対策に向けてですね、私は取り組んでいただきたい、そのように思うわけです。そういうことで、先ほど申し上げた二、三の提案をしたわけですけども、なかなか研究していくということでございますが、しっかり前向きでどうか光市なりのですね、光はこういう面だ、こういうニーズに使われているというですね、言われるようなひとつお願いをしたい。  先ほど経済問題も言いましたけども、我々人間というのは、夢があればですね、苦労もし、そして努力もし、そして生き抜いていくわけですけれども、今日本の国というのはもう夢がない、先は不安です。介護保険初め、本当にそれですからもう自己防衛しかない、そういう状態に今陥っているわけですけれども、しっかり市民にですね、やはり夢を与えるような行政をですね、お願いしたいなと思います。  時間も来ておりますので略しますけども、ほか高齢者福祉問題につきましてもしっかりですね、今御説明いただいた点、進めていただきたい。ヘルパー問題についても今からしっかり把握し、そして養成をしていくんだということですけども、その辺もまだまだやはり手遅れじゃないかと、こう思います。しっかりやはり先にですね、そういうものを課題をしっかり集約してですね、取り組んでいただきたい。  また、精神障害者問題につきましてはね、先ほど私が質問で申し上げたように、私も先日、下松、この作業所の家族会の皆さんと話合いをする場に参加できました。本当にいろんなことをお聴きしました。大変な中でですね、会長さん初め、また指導員さんたちほとんど奉仕ですね、頑張っておられますし、どうかこれは光市だけの問題じゃ確かにないと思いますんで、しっかりこの徳山保健所管内の地域社会として取り組んでいただいてですね、岩国とか下関から見れば大きく遅れているんです。そういう点ひとつ光市が推進力となってですね、支援が拡大するように強く望んでおきますのでお願いしたいと思います。  最後に、選挙につきましてですね、先ほども申し上げたんですけども、先ほどの御答弁いただいたときに、何らですね、今回の改正に当たっての検討が私はなされてないんじゃないかと、このように思います。確かに答弁聴けば仕方ないかもしれませんけれども、果たしてそうだろうかと。投票所は不在者投票が3階ですけども、あれはやっぱ3階じゃなきゃいけないんでしょうかね。  宇部市はですね、御存じだと思いますけども、1階のフロアでですね、実施するということです。私昨日ちょっと宇部市の選管に電話してみましたけどね、何ら支障ないんだ。また、不在者投票箇所もですね、七、八カ所増やして、確かに支所では5時までしかやらない。いろいろな──時間もありませんので省きますけども、今回だけじゃないんですけれども、いろんな面で工夫し対応されております。  もう一つですね、私はやはりこういう自治省の──自治省ですかね、投票率アップということと政治不信の中で、やっぱり国民が投票に参加し、やはり政治に関心を持ち、そしてまたみんなで政治を良くしていこうというですね、やはり投票率アップという問題に対してですね、上位機関が、自治省が打出したら、各自治体はそれにプラスして、いかにその目標に向けて我々としてはどう取り組むかと、そういうものが私はまず組織というか基本というか、そういう中に必要だと思うんですね。これは自治省が決めたんで我々もう同じだと。そういうんでは──それじゃないと思いますけども、そういう認識のようにしか私は受け取らない。しっかりですね、本当に3階でなきゃだめなのか、1階のロビーではですね、だめなのか。またはエレベーターと言われますけども、あのエレベーターが何人果たして乗れるのか。今度は時間延長で夜の8時までです。暗くなっているときに駆けつけてくる、またお年寄り、又は障害者の人、3階まで果たしてですね、なかなか行くのに大変ですし、または室積とか小周防とか、遠いところからわざわざせっかくのこういうチャンスでもですね、この本庁まで来なきゃいけない。いろんな面をひとつしっかり検討していただいてですね、果たしてそのように検討されたかどうかですね、その辺がまず私は考えるわけですけども、再度、今回の参議院にはもう間に合わないと思いますけども──時間来ました。また市長選等もありますし、しっかり検討し対処していただきたいことを強く要望いたしまして私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ◯議長(山本 幸伸君) 以上で一般質問は終わりました。
           ────────────・────・────────────   散  会 ◯議長(山本 幸伸君) 本日の日程はすべて終了いたしました。  それでは、あすからの休会中に各常任委員会においてそれぞれ付託いたしております事件の審査をよろしくお願いいたします。  本日はこれにて散会いたします。大変お疲れでございました。                  午後1時38分散会        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                     光市議会議長    山 本 幸 伸                     光市議会副議長   国 広 忠 司                     光市議会議員    河 村 龍 男                     光市議会議員    泉 屋   孝...