次に、教育費関係の予算についてお尋ねをいたします。
新事業の中に
市民オープンカレッジ、
パソコン入門公開講座30万円という項目ができ、施設の利用を高め効率的に使うことはどんどん進めたいと大いに歓迎をいたしますが、一方
体育施設運営費、特に
総合体育館運営費が7,900万円、スポーツ館等の施設が4,200万円、計1億2,160万円、これが高いか安いかは利用する市民の価値観により随分違うものと思いますが、箱物行政の課題である管理運営費の問題はどこの町でも頭の痛いことであります。この予算の内容の内訳をまず伺いたいと思います。また
総合体育館施設の利用状況もあわせてお伺いしたいと思います。
次に、
市民ホール運営についてお尋ねをいたします。
活動に当たっては、市民夏季講座などが市民の方々の人気も上々と伺っておりますが、50周年行事のときに1億円余りを投じ市民ホールの椅子を改修し市民の方々から使いやすいと好評でありましたが、本年度は7,000万円を投じ大
ホール照明設備改修をされるようですが、市民ホールの改修計画は年次的に計画されていらっしゃいますか。そうであればその内容をお聞かせください。
また、市民ホールは規模的に小さ過ぎ興行が成り立たないので一流のイベントが呼べないなどの話がありますが、毎年多額の修理費を投入しなければならないほどの施設で、時代おくれであれば改修のほかに新築または増改築を検討する必要がありませんか。
また、市民ホールは下島田地域の公民館としての性格も持ち合わせています。地区の住民の方々からは三、四年前より身体障害者の方が安心して使えるようこの機能等の改築要望が出されておりますが、この点についてはどういう取り扱いになりましたか。
次に、
営農飲雑用水施設整備事業についてお尋ねをいたします。
その概要をまずお知らせください。岩屋地区等の水道に対する要望はご存じのとおり強いものがあり、一刻も早い実現が望まれるところでありますが、またあわせて市内には高所未給水地区等2%余り聞いております。光市は昨年の渇水時期でもおいしい水に恵まれたいわゆる市長がご指摘する有位性を持っておりますが、この際防災の観点からも配水池を複数化し、また高いところに計画をされ直して光市全体の
都市計画区域内編入を断行し、道路事業にあわせた給水管を埋設する計画、かつ効率的な行政運営が望まれると思いますが、市長のお考えはいかがでしょうか。
第2番目に、阪神大震災の対応と光市防災計画並びに
市民防災意識の改革についてお尋ねをいたします。
この質問については、先日来より多数の議員さんがお尋ねでもあり、また私どもの同僚議員が質問しましたので大きな点については避けて、私なりの小さい細かい点をちょっとお尋ねしたいと思います。
まず、第1点はことしの2月10日に光市の
防災対策会議が発表されました阪神大震災の対応についての報告書のことについてお尋ねをいたします。この中には防災予防の項目中詳しい報告がありません。具体的な内容は防災教育、訓練とか、民間協力、次に防災機器、設備の整備、防災危険区域の設定及び
防災パトロール、防災予防についての4点です。問題点と今後の対策につき協議の内容はいかがでしたか。また執行部のお考えもお聞きしたいと思います。
次に、台風19号以来一昨年の長雨また今回の大震災を通じ災害発生時の対応についてお尋ねをいたします。
この報告文書中、
災害応急対策の協議内容別紙1を見ますと、中間報告ではありますが問題点の多さと今後の対応、今後の対策が多種多様なことが目立つばかりで、行政職員の方々だけで対応し切れるのだろうかと不安を持つのは私だけではないと思います。自衛隊の隊員や
消防レスキュー隊といった平素から訓練を積んでいる方々でも対応のまずさや戸惑いがテレビ等で報道されたのもたびたびではなかったかと思います。
そもそも生命にかかわる緊急対応を要する災害発生時に地方行政が対応、対策の中心に据えられた国の
防災計画そのものに欠陥があるように思えてなりません。しかし私どもの市としても限られた予算と縦割り行政の現実の中では国に対し行政の区割りに無関係な災害発生時のプロのレスキュー隊とも言うべき別組織の編成を国に陳情、請願することが望まれるのではないでしょうか。この点市長会等で取り上げていただくよう強く要望したいと思います。
さて、私の手元にあります
パンフレット、これなんですが、この
パンフレットですね、これは岩手県の大船渡市役所から広報の中に入れて震災後全戸配布されたものであります。これはNHKで先日取り上げられたのを見て私も資料を取り寄せましたが、タイトルは「あっ地震だ。いざというときに備えて」と。内容は津波による第1次避難場所と第2次避難場所の案内の一覧と、もしものときに備えて日ごろから非常品の持ち出し準備をしましょうと。第1次持ち出し品、貴重品とかラジオとか懐中電灯とか、そういったもんですね。第2次の持ち出し品は水とか燃料とか毛布とか。
この町では、過去の災害の苦い経験を踏まえて阪神大震災を我が身のことに置きかえ初心に戻った姿勢がこの
パンフレットから私はうかがえるように思います。ぜひとも我が市で取り入れていただきたいのですが、お考えをお聞かせください。
次に、こちらのこれはコピーですが、これはフライデーという写真雑誌に取り上げられた防災グッズのものです。内容は「
サバイバル先進国アメリカの防災グッズに学ぶ」。一部紹介しますが、水を補給しなくてもよい
真空パック高カロリー食品、電池が要らないソーラーパネル式手巻き式ラジオ、ガス漏れ時に点火不要の
ライトスティック、助けを呼ぶ笛、作業用の革手袋などが載っております。私はこれ日本製のやつも実は今通信販売のやつを8,000円で今取り寄せております。これと差がどういうふうにあるかはまた御報告したいと思いますけども、またここには親切にアメリカ流の保管場所のことが書いてあります。アメリカ流は車のトランクの中が安全というふうに紹介されています。
そこで御提案なんですが、この際防災災害時のハウツーを広報に連載して、その内容もプロの防災士の方また各種方面の方々の知恵を借り光市民1人1人の防災意識の改革をこの機会に行うべきだと思いますが、市長さんのお考えをお伺いしたいと思います。
それと、予算の方にちょっと戻りますが、予算の中には防火水槽の新設が3件あります。まことに時期を得たものと感じておりますが、毎年計画的な
防災インフラの整備はもう必要であることに間違いありません。ただ神戸市長田区で見られたように、消防消火栓の断水時に海水とか自然流水とかため池等で防火用水の確保がしにくい場所が光にはないでしょうか。もしあれば緊急に100トンタンクまたは40トンタンクを公園やその他の地区に先駆けて施設する必要があると思いますが、中・長期的な消火タンクの計画についてお尋ねをいたしたいと思います。
第3に、
総合福祉センター建設と光井地区にいこいの村の併設建設ついてお尋ねをいたします。
平成6年3月に光市
老人保健福祉計画が一つ、
サービス実施目標量の設定、二つ、
保健福祉推進体制の整備、三つ、寝たきり老人及び
痴呆性老人対策の推進、四つ、サービス提供の進め方、五つ、生きがい対策を社会参加の推進の五つの施策を柱に策定され6年計画で実施中であります。ところで平成6年実施の第4回
市民アンケートの結果によりますと、市民が重要と考えている施策として52.5%の市民が高齢者福祉の充実を選択し、また前回の平成元年のときも老人福祉に関して47.4%とともに1位の要望となっていることは市長さんも見逃してはいらっしゃらないと思います。
ところで、
保健福祉推進体制の整備に当たって在宅利用の施設、入所利用施設も年々整備が進み市民の要望にこたえつつあるといったのが現状でしょうが、平成7年度予算でも
老人福祉関係施設に新事業または改革事業の部分が多いことは市長さんの
市民生活優先の方針に当たると推察をされます。
また、西部老人憩いの家の一般開放は市民に喜ばれる事業として心より歓迎をいたしたいと思います。在宅利用の施設のうち
民間総合福祉の活動の拠点施設である
総合福祉センター建設が検討されておりますが、どのようになっておりますか。また三島・西部憩いの家が好評をいただいておりますが、光井地区の利用者にとって「少々距離があり不便を感じている」とか、「週3回利用したいのだけども1回でねえ」とか、「身近で気軽に行けたらいいね」という声をしばしば聞きます。光井地区への憩いの家の建設のお考えはありませんか。また
総合福祉センター併設の件もあわせてお尋ねをいたしたいと思います。
第4点目は、
ソフトパークの企業誘致についてお尋ねをいたします。
産学一体の活性化と人口定住を目標に昨年完成した
ソフトパークですが、取り巻く業界の環境の悪さから現在まで進出企業がないということはまことに残念ですが、長期化すれば市財政にも影響が出る事態が発生して非常に心配をしております。そこでお尋ねをいたします。新市長さんは就任以来
トップセールスマンとしてみずからどのような取り組みをされたのかお尋ねをいたしたいと思います。
2点目は、全国には同様な施設の造成が数多くあると聞いております。7年度の誘致計画の具体案はどのようになっておるのか。
3点目は、企業訪問や
ダイレクトメール戦術には新しい
パンフレットや折り込み資料にも工夫が必要であると思われます。現在の
パンフレット、現在の
パンフレットはこれです。現在の
パンフレットは航空写真が入ってますが、このあたりだと思うんですけど、ちょうど
ソフトパークがあるところが切れております。
パンフレットにふさわしい──企業誘致の
パンフレットにふさわしいものをぜひともつくっていただきたい。またこの
パンフレットにも住居表示が光市浅江潮音寺、これ前
活性化対策委員会でもお願いをいたしましたけども、
ソフトパークですからそれに見合うようなイメージを出せる住居表示にしていただきたいと思います。以上の点のお考えどのようなものかお伺いしたいと思います。
第5点目は、
冠山総合公園のその後の状況についてお尋ねをいたします。
建設委員会で先日鹿児島県の鹿児島健康の森公園を視察してまいりました。
冠山総合公園の計画に取り入れていただきたい点を要望し、二、三質問をしたいと思います。鹿児島市の行政規模や公園事業の規模は光市とは違いはるかに大きなものですので参考とならない部分もありましたが、第1点目には市長さんの構えが市民が誇りと愛着が持てて楽しく利用できる心の通う公園をつくりたいという気持ちにあったと思います。施設的なことでいえば
シンボルゾーンにはカナールという循環式の進水の人工の川がつくられていました。これは子供が水に親しみ遊べるせせらぎの川といったようなもので、その背景には桜島を配し、夜はそこにはバリエーション豊かな噴水がつけてありました。
2番目には、
レクリエーションゾーンには車いすの方でも楽しめる遊具が配してありました。3番目には
健康運動ゾーンには700メートル、1,000メートル、1,500メートルの
ジョギングロードがあり、それは全部ウレタン舗装がされております。足元には夜間用の
足元ライトつきです。ほかにも7面のテニスコートがあり、これはオムニコートという砂が入れてある人工のコートなんですけども、感心するのは1人で来ても壁打ちできる専用コートがつけてあったということです。
4番目には、ゾーン全体は空き地は全部芝生が敷いてあってよく管理がされていたという点です。5番目はごみ箱と灰皿は全部撤去されたそうであります。持ち帰り運動を推進し現在のところ市民にも行き渡り順調に進んでおるという報告を受けました。資料は全部差し上げますので視察にぜひとも行かれて参考にしてほしいと思います。
さて、質問ですが、
冠山総合公園はその後事業進捗がどうなっているのか。また計画に若干変更があったと聞いておりますので御報告をお願いいたします。また過日執行部の方も兵庫県の御津町黒崎梅園、自然観察公園、世界の梅公園の視察をされたように伺っております。
冠山総合公園の隣接地には冠山梅園がありますので、これについて何か収穫がありましたらあわせて御報告をお願いします。
最後に、6番目ですが、
市役所玄関ロビーの利用についてお尋ねをいたします。
他市の行政視察に参りましたとき、玄関ロビーは市役所の第一印象というのは市役所の──失礼しました。ロビーの市役所の印象というのは以外と気にかかるものであります。当市の場合は設計上どうしてもロビーに採光がとりにくく年間を通じ、または1日を通じ少々暗いように思われます。市役所玄関の印象は光市を象徴すべきものであると考えますが、この点についてお考えをお聞かせください。
また、年間ロビーには出品物や
献血受付等多目的に利用されていると思いますが、状況について御報告をお願いいたします。それと北側のキャプテンシステムコーナーの活用に工夫が欲しいと思います。御報告をお願いします。お考えをお聞かせください。また2階商工特産物のショーケースもほかの市では1階ロビーに設置しているケースが多いのですが、光市でも商品の充実を図り1階に常設してはいかがかと思います。お考えをお聞かせください。
以上で壇上からの質問を終わります。
◯議長(田中 虎男君) 末岡市長。
◯市長(末岡 泰義君) おはようございます。それでは西村議員の御質問にお答えをさせていただきます。
たくさんのことにつきまして市長の答弁を求められておりますが、それぞれ御通告をいただきましたもので所管の方によく指示をしておりまして、私の方から2点ほどお答えを申させていただきます。
まず、1番目の平成7年度予算編成についてのお尋ねの中で、特に
男女共同参画推進についての御質問がございましたのでお答えを申し上げます。
近年あらゆる分野での女性の社会進出が進む中、女性を取り巻く環境は大きく変化をしてきております。特に国際婦人年以降女性の地位向上を目指したさまざまな取り組みが展開され、女性の個性と能力を生かそうとする機運が高まってきておりまして、今後21世紀に向けて女性の社会参画と地位向上をさらに促進していくことは男女がお互いの人権を尊重し合うとともに、あらゆる分野に平等に参画しその能力を生かせる
男女共同参画型社会の形成が強く求められていると思います。
国におきましても、平成6年7月に
男女共同参画推進本部を設置し、総理府内に
男女共同参画室や審議会を設けることによりその施策を推進するとされているものであります。
そこで、光市におきましても
男女共同参画を推進するために新たな取り組みとして庁内のまず職員10名程度による
男女共同参画推進プロジェクトチームを設置し、女性を中心とした自主的な活動の支援方法など光市における
男女共同参画のための取り組み対策の調査研究をまず行うことといたしました。こうした取り組みを通して
男女共同参画に対する意識づくりや各種施策の実践に努めたいと考えているところでございます。
いずれにいたしましても、今後のまちづくりを進めるに当たっては福祉対策、子育て対策あるいは生涯学習の推進や環境問題に最もかかわりの深い女性の生活者としての価値感や感性を市政に反映し、まちづくりに参画しやすい風土づくりをさらに進めたいものと考えるものでございます。御理解と御支援を賜りたいと存じます。
次に、
ひかりソフトパークの企業誘致でございますが、このことにつきましては若者定住対策を進める上でも最も重要な課題であると認識をいたしております。昨年11月の市長就任以来どのような
トップセールスをしたかというような御質問でございますが、とにかくもうお会いしした
企業関係者等へはPRを欠かさず、私自身上京の機会を通じて東京が主に今まではなっておりますけど、企業や国の幹部の方々にも積極的に訪問をして
ひかりソフトパークをPRし、また情報等を収集し、その売り込みに全力を挙げておるところでございます。
景気動向の緩やかな回復にもかかわらず
情報サービス産業の経営環境は依然として厳しく、こうした中での
ひかりソフトパークへの企業誘致の見通しも明るいものとなっておりませんけれど、本市の有位性を生かしたこの
ソフトパーク事業を成功させるべく、今後も長期的視点に立ち県市一体となって企業訪問を中心として県外での説明会の開催や現地案内などあらゆる手段を活用して企業誘致活動に全力を尽くしてまいる所存でございます。
次に、平成7年度の誘致に向けた取り組みといたしましては、施政方針や先行議員にも申し上げておりますように、周南広域圏での
企業誘致事業を初め市道整備等による
ソフトパークへのアクセスの利便性や
大蔵池公園整備による
アメニティー性の
向上等インフラ整備を図っていくとともに、県と共同主催で学生等対象としたソフトウエアコンテスト等開催して
ソフトパークのイメージアップに努め具体的な成果に結びつけようと考えておるところでございます。
あわせて新年度から企業誘致に向けた体制の強化を図ってまいりたいなと考えておりまして、現在組織の改正を検討いたしておるところでございます。よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。
以上でございます。
◯議長(田中 虎男君) 鈴木助役。
◯助役(鈴木 正道君) 2番目の阪神大震災の対応、それから光市の防災計画、防災意識についてお答えを申し上げます。
1月20日に関係部課によります
防災対策会議を開催し、現行の
地域防災計画の中の主な事項について光市における問題点と対策を中間集約をしたところでございます。議員からそのうちの災害予防の4項目について詳しい内容の報告をという御指摘でございますが、現時点では中間集約の段階でございまして問題の洗い出しや具体的な対策につきましてはまだまだ不十分な点を残しているわけでございます。そのため今回各議員からの多くの御指摘や御提案を参考にさせていただきまして、これからの
防災対策会議や防災計画の見直しの中で十分に生かしてまいりたいと考えているところでございます。
次に、防災意識の改革についてでございますが、これまで市広報によります災害への備え、被災時の避難場所等について啓発を行ってきたところでございますが、今回の大震災から地震への備えについて若干の記事を市広報、これは2月10日号でございますが、若干の記事を掲載したところでございます。
なお、
防災パンフレットにつきましては議員から岩手県大船渡市の例を御紹介いただきました。参考にさせていただきたいと存じます。地震に限らず防災に関する住民意識の程度が被害の大小に大きくかかわってくると考えられますので、御提言を生かして市広報や防災訓練などにより啓発に努めたいと考えております。
次に、6番目の
市役所玄関ロビーの利用についてお答えを申し上げます。
まず、ロビーにつきましては新年度予算で照明器具の取りかえをし明るくするように計画をいたしております。それからロビーへの商工特産品のケースの設置につきましては、現在商工観光課のカウンターに置いておりますものを整理をいたしまして、これをロビーに移動したいと考えております。
なお、ロビーの利用状況でございますが、現状は市議会の
モニターテレビを置いておりますし、これは来客者の待ち合わせなり小休止に利用されております。また日赤の献血あるいは写真、あるいは小学生の書道作品展などを時に応じて行っているところでございます。
なお、
キャプテンコーナーの椅子につきましては、対応したいと考えております。
◯議長(田中 虎男君) 山本経済部長。
◯経済部長(山本 正義君) それでは、1番目の2点目、
虹ケ浜サマーイベントについてお答えを申し上げます。
昨年の夏は両海水浴場で久々に83万人の浴客がありほっとしておるところでございます。しかしながら、天候に左右されがちな要因を多分に含んでおり手放しで喜ぶわけにはまりいませんが、一方では昨今のレジャー志向も多様化し、そのための積極的な浴客の誘致は重要なテーマとなっているところでございます。
そうしたことから、海水浴は本市にとって最も大きな観光事業でありますし、昨年の両海水浴場での
アンケート調査からも20代から30代の若者が主流を占めており、海でのさまざまなイベント開催の要望があることもわかっております。
したがいまして、議員仰せのような50周年事業あるいは過去のイベントでの先例も参考にしながら当面海浜での
アマチュアバンドや
アーチストゲストを迎えての
ライブコンサートや、ミスや
ミスターコンテストにプラスしてミセスあるいは
ベストカップルなどの
ビーチコンテスト、また
ウインドサーフィン等の
マリンスポーツの体験入門講座のイベントなどを実施してみたいと考えております。
もとより議会初日に市長からも説明をしておりますように、本年度は試行ということでイベントのノウハウを持っている専門業者とタイアップする中で市民団体の参加協力も得ながら実施したいと考えております。またこれが継続的な事業として後年次に結びつけていきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
次に、5点目の
営農飲雑用水施設整備事業についてお答えを申し上げます。
営農飲雑用水施設整備事業は、育苗病虫害防除、農産物や農業用機械の洗浄等のための営農用水とあわせて衛生的かつ近代的な農村生活を実現するための生活用水等の供給を行うものでございまして、慢性的な飲用水不足に悩まされている岩屋、伊保木地区を対象として本事業を計画しているところでございます。
岩屋、伊保木地区につきましては、平成2年度から水源調査を農業工学研究所等に依頼して、平成4年3月にボーリング井戸による水源調査と平成6年12月に水量確認調査を行い水源について見通しができたことから平成7年度から事業に着手するものでございます。
事業の詳細計画につきましては、7年度に行うこととしております。計画の概要は西伊保木水源と東伊保木水源の2カ所から岩屋、西伊保木、東伊保木の3地区105戸、317人を対象として配水池にポンプ圧送し自然流下による給水をするものでございます。配水池は低地区配水池と高地区配水池の2カ所とし、配水管延長は約6,000メーターと考えております。年度事業計画は平成7年度に実施設計を行い、平成8年度から3カ年で工事を実施するよう計画をしておるところでございます。
次に、4番目の
ソフトパーク企業誘致についてのお尋ねのうち、
パンフレットと住居表示についてお答えを申し上げます。
現在使用しております
パンフレットは、平成4年度に作成したものをもとに昨年の竣工式に合わせ新しい写真や図を入れ4,000部印刷したもので、竣工式や会議等でのPR資料、企業訪問での説明資料として活用をいたしております。新年度におきまして確定測量も完了いたしましたので、新しい写真を入れるなど最新の内容を掲載した改訂版を印刷し、改めて広くPR活動に取り組んでまいりたいと考えております。
また、現在企業訪問や会合での
ひかりソフトパークの位置の説明では新幹線徳山駅やJR光駅あるいは山陽自動車道の熊毛徳山インターチェンジに近く交通の利便がよいことを強調しておるところでございます。住所は光市浅江の
ひかりソフトパークといった使い方をし、小字名の潮音寺は極力しないようにしておりますが、しかしながら、今後の
ソフトパークの活動を考えてみますと議員仰せのとおり
ソフトパークの完成イメージにふさわしい新住居表示を早い時期に検討していくことも重要であろうと考えております。
いずれにいたしましても、市街化を形成していく実態や周辺地域とのバランスも考慮する必要がありますので、関係部課と十分協議をしてまいりたいと考えております。御理解を賜りたいと存じます。
◯議長(田中 虎男君) 堀川教育長。
◯教育長(堀川 昌典君) それでは、市民ホールの整備についてお答えを申し上げます。
市民ホールの照明、音響等近代的な舞台設備への市民ニーズは年々高まっているところでございますが、反面市民ホールの施設設備は既にオープン、以来24年が経過して室内装置を含め改修の時期を迎えておるわけでございます。そこで改修計画に基づいてこれまでに屋根及び外壁の防水工事、アスベスト除去工事やホールの椅子の全面取りかえ等を行ってまいりました。
平成7年度に予定しております大ホールの調光設備の全面改修を終えることができますと、今後の主な改修は大小ホールの音響設備、小ホールの舞台照明設備、どんちょうのクリーニング等でございます。これからも市民ホールが光市の文化の殿堂としての役割を発揮するためには現状の改修と室内装置の改善で対応ができるものと考えているところでございます。
また、市民ホール及び島田公民館の施設設備の整備改善につきましては、昨年12月議会において中本議員からお尋ね、御提言をいただいているところでございます。島田公民館が2階に位置することから議員御提起のように、多くの身体障害者並びに高齢者の方々が自由で便利に御利用いただけるよう現在両施設の事務局であります市民ホールと生涯学習課において基本的な改善方策、整備方針等を総合的に検討しているところであります。
いずれにしましても、この問題は今後の緊要な検討課題であると真摯に受けとめておりますので、身体障害者並びに高齢者等の利用に即応する配慮設備と申しますか、施設となるように福祉部等の関係部局とも緻密な連携調整を図りながら社会教育関係施設等の年次的な整備計画の中において具体化してまいりたいと考えておりますので、引き続き御指導、御理解を賜りたいと存じます。
以上でございます。
◯議長(田中 虎男君) 黒田教育次長。
◯教育次長(黒田 太一君) 1番目の平成7年度予算編成についての3点目、体育館等の運用についてお答えをいたします。
最初に、総合体育館の予算内容でございますが、まず運営費7,908万円の内訳は総合体育館の維持管理費として4,005万円、体育課職員の人件費として3,903万円でございます。
次に、スポーツ振興会委託金4,255万円の内容は財団法人光市スポーツ振興会委託料3,500万円、そしてスポーツ館サン・アビリティーズ光、勤労者体育センターの維持管理費755万円となっております。
次に、総合体育館の利用状況でございますが、まず総合体育館のオープンが平成5年11月からでございまして、平成7年2月末延べ数で12万9,000人を超えました。利用者の内訳で主なものは竣工記念行事の全日本実業団男子バスケットボールチームの招待試合、全日本バレーボール女子リーグ光大会や青年会議所主催による周南祭り、また新日本プロレスなどでございます。御理解を賜りたいと存じます。
◯議長(田中 虎男君) 重岡福祉部長。
◯福祉部長(重岡 靖彦君) それでは、3点目の総合福祉センターの建設と光井地区にいこいの村の併設建設についてお答えを申し上げます。
現在
老人保健福祉計画をもとに在宅福祉の充実に向けてさまざまな保健福祉サービスや施設サービス等の推進に鋭意努力をしているところでございます。総合福祉センターの建設につきましては議会を初め市社会福祉協議会や福祉団体等からも御要望をいただいているところでございます。
市社会福祉協議会におきましても、行政機関等との連携のもとに福祉ネットワークを整備し、地域福祉の時代へ向けていつでもどこでもだれでも必要なサービスや援助が受けられるきめ細かな地域福祉活動を進めることとしております。
こうした活動を推進していくためにも総合的な活動拠点となります総合福祉センターの建設は大変重要であろうと認識をしておりまして、現在内部で検討を始めたところでございます。今議会で第3次総合計画の基本計画の見直しというお話もございましたが、その計画の見直しの実施に合わせまして総合福祉センターにつきましても施設の目的や機能及び設置場所等も含めて検討してまいりますが、議員御提言の憩いの家の件につきましてもあわせて検討してまいりたいと存じます。よろしく御理解を賜りたいと思います。
◯議長(田中 虎男君) 棟近建設部長。
◯建設部長(棟近 俊彦君) 5番目の
冠山総合公園のその後の状況についてお答え申し上げます。
議員より建設委員会視察の感想なり施設の状況等の御教授と、また資料の提供を賜りありがとうございました。今後の公園づくりの参考にさせていただきたいと存じます。
さて、お尋ねの最近の状況についてですが、
冠山総合公園は今年度見直しの時期が参り認可区域を13.4ヘクタールから19.4ヘクタールに変更いたしました。したがいまして、公園整備のための買収が必要となる面積が16.61ヘクタールになるものでございます。現在の買収状況は13.82ヘクタールで率に換算いたしますと83.2%となるものでございます。
工事におきましては、冠梅園入り口に日本庭園を設け園路はカラー舗装とし、疑木の階段等を施工いたしました。平成7年度の予定といたしましては用地約3万4,000平方メートルの買収と公園内幹線の実施設計等を行い、工事といたしましては公園入り口部分の国道右折レーンの施工を実施することといたしております。
次に、議員仰せの兵庫県揖保郡御津町へ去る3月2日、3日にかけて視察してまいりましたので、その概要を報告させていただきます。
御津町の自然観察公園は瀬戸内海国立公園の特別地域に指定され、この公園の一角に世界の梅公園が自然の地形、樹木、自然石等をそのまま利用し、建物は中国風に整備され、梅の品種は多く日本種282種、外国産62種の1,720本が植えられ、外国種は穂木の輸入により接ぎ木したもので、木はまだ小さく施設としては未完成の状況でございます。観梅客は公園に隣接した黒崎梅園組合の綾部山梅園があり両方で約100ヘクタールの山全体が公園となっていて、年間2万人の観梅客が訪れるそうでございます。
今後冠梅園の整備につきましては、議員の提言や先進地の参考にすべき点も幾つかありましたので、来園者の期待に沿うべく努力をしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御指導いただきたいと思います。
以上でございます。
◯議長(田中 虎男君) 松岡水道局長。
◯水道局長(松岡 一孝君) 1番目の5点目の水道関係についてお答えを申し上げます。
現在、私どもも国及び県の指導を受けながら検討を進めておりますが、県においては現在回収機の貸与や購入補助制度について検討されているとのことでございます。
また、厚生省が指定した市町村の一般廃棄物処理困難物である冷蔵庫等の処理については、全国都市清掃会山口県支部において、今月検討会が開催されるとともに、廃家電品適正処理協力センターが設立され、その回収システムが確立される予定となっております。
なお、光市など、2市1町のこれらのものを不燃ごみとして処理をしております周南東部環境施設組合では、県を初め周囲の動向を踏まえながら、現在フロンガス回収システムの検討を急いでいる段階でありますので、組合構成団体の一員としては、この回収システムに沿った方向で対応することになろうと思います。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
それから次に、お尋ねの9番目の2点目骨粗鬆症検診についてお答えを申し上げます。
高齢化社会に移行しつつある今日の保健対策の一つの大きな柱に、議員お尋ねの骨粗鬆症対策がございます。光市でも健康で楽しい在宅での老後の生活を過ごしていただくために、骨粗鬆症対策には力を注いでいるところでございます。
御承知のように、平成6年度におきましては、イベント等で試行的に骨量検査を実施いたしましたところ、有料にもかからわず約300名の方が受診をされました。そして、受診者へは受診結果に基づき適正な保健指導を続けているところでございます。
また、議員に御評価いただき大変喜んでおりますが、新年度では30歳、35歳の節目の女性を対象に、女性の健康づくり事業ということで、骨量検診を関係検診機関に委託して実施する予定にいたしております。
今後とも骨粗鬆症対策の充実に向けて努力してまいりますので、よろしく御指導、御理解のほどお願いいたします。
◯副議長(田中 道昭君) 今村議員。
◯2番(今村 鐵雄君) 親切な御答弁ありがとうございました。二、三点要望、また質問もちょっとさしていただきたいと思います。
まず、防災対策についてでございますが、私は昔から言われているように、「災い転じて福となる」と、今回の最大の大震災ですね、本当に日本全国が福となるように、本当にこの行政としていろんな手段がとられて、同じような地震が来ても最小の災害になるように、手を受けとめられるような、福になるようなものにしていかなきゃいけないと、そのように実感しております。
いろんな今回の行政、日本の行政に対しての海外のマスコミの情報も聞いておりますけども、香港のある新聞には、日本は市民は一流だが行政は三流と、このような評価してるとこもございますし、とにかく、今回の防災対策について、この震災に対してテレビ等いろんなマスコミ通じて、またあらゆるいろんな関係から聞くとこによりますと、私は、いろんな今からそういう体制、またマニュアル、いろんなものがいろいろ検討され、つくられていくと思います。今回の一般質問でも、市も県、市の──国とか県に対応して防災会議を開き、磐石な体制をつくっていくと、そのように答弁されております。
もちろん、大事でございますが、何といっても、いろんなそういうマニュアル等ができたとしても、やはり一番大事なのは、やはり人が動かすわけでございます。そして、今回特に目立ったのは、やはり初動体制といいますか、初動の動きに対しての批判というものが本当に国民の中に巻き起こってると思うんです。
兵庫県、県の方では実際に県庁に来た人が部屋に入ろうとしても扉が開かなかったと。また、集まる人も少なかった。被災を受けてるんです、職員自体も被災を受けてるんで集まる人も少なかった。そういうことで、すぐやはり対策本部もつくれないし、対応できなかったと。
また、神戸市でも、市庁自身がもう崩壊したということで、結局は対策本部のおくれが大きく問題になっております。また、西宮市では、市長さんがどこにおられるかわからなかったと、そういうことで、各会派に対策本部を設置していいでしょうかという電話がかかってきたということで、対策本部がつくられたそうですけども、今からの私は市長さんというのは大変だなと。1年中本当にもう四六時中、自分のどこにおるかちゅうことを明確にしておかないけないということで、大変なときに末岡市長はなられたんじゃないかと、そのように同情するわけでございますけども、本当にどんなに体制がとれたといっても、結局は人が動かす、人が集まらなきゃいけない。
また、その後急遽市の方に集まって来られたとしても、一般の職員さんばかりが集まっても、またこれは指揮がとれない。やはり権限を大きく持っている人が中心にやっぱり集まってこなければ、その集団というものは生きていかないということは、もうこれは道理でございます。
そういう点で、各自治体ですね、いろんな各県会、また市会等行われておりますけども、あちらこちらでそういう初動体制に対する答弁というものは行われております。
二、三紹介しますと、宿直体制を設けていくとか、また、専門スタッフをそういう組織もつくっていくとか。それから、市、官庁の幹部は30分以内に官庁に来れるような体制にしていくとか。そしてまた、市役所の近所に職員住宅をつくっていくとか。とにかく、緊急事態に備えていかに必要な人が集まれるかと、そういうことがまず初動体制の中心でございますし、そういうことでいろいろ対応されてる自治体があります。
そういうことで、この光市は20日に早速対策会議も開かれましたし、そしてまた、23日に突然の訓練もされたということを聞いております。
実際市長さんも駆けつけられたと、そういうふうな答弁もございましたけれども、その訓練をされたことでの反省会が行われたと思いますが、その反省会の模様をちょっとやはり御説明していただきたい。
そしてやはり、こういう平時のときは、来られるのは車でさっと来られたと思いますけども、本当にこういう大震災になれば車で来るというのは不可能だと思います。そういう点、いろいろの面からその反省会を検討されたかということも懸念するわけでございます。
それから、次に、特に私は今回弱者に対してということで質問いたしましたけども、いろいろ今から対応されていくわけですが、その前にやはり、私、弱者に対してはいち早く対処していただきたいと思います。
やはり今回私あるところに行きましたら、おばあちゃんが寝ておられまして、いつも行くときはそのおばあちゃんが寝てる横にたんすとかあったんですが、あら、これは広くなりましたねとこう言ったら、早速子供に言ってたんすを隣の部屋に移しました。子供は大丈夫おばあちゃんと言ったけど、私は心配だと。ほいで、ここに見てみなさい今村さん。非常時、もうこのちゃんと下着から食べ物から積んだものをここに置いとりますと。
そのように弱者の方はいつ、もうあした来るかもしれない。そういう心境でおられるということを実感いたしました。そういうとこで、光の市内のあちこちにやはり老夫婦とか、お年寄り1人とか、そういう方たちがおられると思いますが、その方に対しての地域一体となった救済体制とか。または、この災害がなったときには、避難はどこに、避難場所はどこに行ったらいいんかとか、そういうことを早くまず知らしておかにゃいけないと思うんです。それによって、このお年寄り、弱者の人たちは、本当に安心されるんじゃないかと思います。それこそ、私たちの務めじゃないかな思います。よろしくお願いしたいと思います。
あと、時間も来ておりますので、図書館行政について、前回私質問いたしました自動車文庫について、ちょっとなぜ取り入れられないのかということに対しての御回答をちょっと私は聞けなかったことに残念ですけども、訪問貸し出しとか、巡回貸し出しに力を入れていくとおっしゃいましたけども、訪問貸し出しは本当にごくわずかの対象しかできませんし、巡回貸し出しは実態はほとんどあっておりません。私調べました。
そういうことで、やはり図書館の使命というものは、来る者に貸してやるんだというんじゃなくして、いかに市民に対して図書を通じて文化を高めていくかという方に意思があると思いますから、この点ひとつ考えていただきたい。そのように思いますので、この点よろしくお願いしたいと思います。
それから、福祉行政につきましては、今るるお示しいただきました。どうかすばらしい制度でございますので、またいろんな問題も起こってきます。もう省きますが、枚方市ではいろんな問題をまだほか提供されましたけども、それに対応して、また私も質問していきますので、今後の充実目指して頑張っていただくことを要望して終わりたいと思います。
じゃ、二、三点質問、お願いします。
◯副議長(田中 道昭君) 鈴木助役。
◯助役(鈴木 正道君) 災害関係でお答え申し上げます。
いろいろ御指摘をいただいておりますが、その中で、去る27日に行いました初動体制の出発点となります対策本部関係の通信連絡網の、これを訓練という意味で抜き打ちで行ったわけでございますが、その状況ちょっと申し上げてみたいと思います。
27日の9時45分に地震が発生したということで、これは市の宿直がその指示を受けて所管の防災担当課長に宿直から9時49分に──いや、失礼。45分に発生したということを防災担当課長に連絡をし、担当課長は9時49分にそれぞれの関係先に連絡を開始いたしました。
そこで、配備の状況でございますが、総数では47名最終的には市役所に出たわけでございますが、市長は──ちょっとこれは個別になっておりませんけれども、一番早い者で10時10分、市役所に到着して──あ、失礼、10時5分に到着をしております。
それから、一番遅いので29分、これはちょっと申しわけありませんが、これは実は収入役が距離的に時間がかかっておりますし、それから、そういった、あるいは他の職員でそういった距離的な問題でかかっております。それから──そういう時間的な状況でございます。
で、これの反省といたしましては、やはり通常時での通信連絡でありました。したがいまして、電話が通じておりましたし、道路も通れたというふうな、非常に平常な姿での配備でございますから、これを災害があったということになりますと、もっと条件は悪いわけでございますので、そういたしますと、連絡通信の形も一通りのルートでなくて、これもやはりダブルにする必要もあろうかというふうなこともございましたし、それから、すべて市役所に関係幹部が集合するということでなくて、むしろ、同時多発ですから、居住している地域での拠点に幹部が分散して配置するというふうな点も必要ではないかと。
もちろん、本部での指揮、命令体系も必要ではございますけれども、地域ごとのそうした本部と申しますか、そういう体制も必要なのではないかといったようがこと反省点として現在考えておりまして、今後の対策に生かさなければならない、いうふうに考えております。
以上で……。(「自動車文庫の答弁できないかね、自動車文庫」と呼ぶ者あり)
◯副議長(田中 道昭君) 堀川教育長。
◯教育長(堀川 昌典君) 自動車文庫のことにつきましては、まだ図書館長の最近の意見を聞いておりませんから、一番最近の意見としてはまた追って御説明をすることになろうかと思いますが、当面は今届けるサービスもしておりますし、自動車文庫ということになりますと、また、人員もそれ相応にまた必要にもなってくることかと思います。
総合的にそういった問題を勘案しながら、今光の図書館で一番考えられる形の中で、どういうものが考えられるかということで、今時間延長とか、それから公民館等に届けるサービスも実施してきているところでございます。
自動車文庫につきましては、隣町の下松市さんがおやりになった実績も伺っておるところでございますが、なかなかその時間帯にお集まりがなかなか得にくいとかいうようなお話も聞いております。
そういうことで、しばらくこの問題につきましては、検討課題にして──さしていただいたらというふうに今考えております。よろしゅうございましょうか。
◯副議長(田中 道昭君) 今村議員。
◯2番(今村 鐵雄君) ひとつ、先ほど申し上げたように、自動車文庫につきましては本当に考えていただきたい。子供、日曜ふえますし、土曜、日曜のみの軽自動車を改良したもんでも結構ですから、先ほどいった漫画本も半分ぐらい積んで、ひとつそういうのを、派手な車をつくって、市内をそういうステ−ションを設けてやっていくとか、私は有意義に感じるわけですけども、よろしくお願いしたいと思います。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
………………………………………………………………………………
◯副議長(田中 道昭君) この際、本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
高橋議員。
◯17番(高橋 由雄君) お疲れとは思いますが、最後ですから、ひとつよろしくお願いします。
では、発言通告に従って質問させていただきます。大分論議をされてまいりましたので、それを踏まえて質問さしていただきます。
1番目に平成7年度予算編成の基本的な考え方について。大体、今までの答弁で市長の基本的な考えがわかってまいりました。
私の認識では、改革、革新とはいうが、基本路線では今までの市政を踏襲すると。そして、その中で何とか新しいものを取り入れていこうという工夫のあとが伺えるわけであります。
そういう点で、ああ、こういうなかなかきめの細かいやり方をしているな、感心させられるところもあります。
しかし、私が心配なのは、地道に一歩一歩やっていく、それで第1回目の予算編成というのに公立幼稚園の値上げ、また、墓地公園の永代供養料の値上げ、今一番焦点になっておりますところの原発問題のあの栽培漁業センターの建設。そういうなものを予算化してくる。
こういうのは、第1回目の予算編成で出てくる、これが地道な──それから将来行くべき方向として決めた予算の中で出てくるちゅうのは、どうも私は納得できません。
なぜならば、例えば、公費の格差の是正、公立と私立の格差の是正というときに、父兄が望んでいるのは、高い方に低い方をあわしていくんじゃないんです。父兄負担が低い方に高い方をあわしてくれ、これが願いなのである。
答弁を聞いてみますと、格差があるから低い方を上げて、高い方に近づける。こんなんで市民本位の市政などということは、私は言ってはならないし、おこがましいと思う。これらあたりは、ひとつよく検討していただきたいと思うんです。
墓地公園の問題についても、最初は西部と東部に墓地公園をつくるっていうんで始まったんです。ところが、東部の方はなくして西部に持ってってる。1カ所に絞ってきておる。室積や光井の者は、距離的には非常に遠くなる。しかも入り口の道路は未整備のままと。申し込み者が多いからといって、1万円ぽんとまた値上げをするなんていうのは、やり方は私は乱暴すぎると思うんです。
そもそも、上関漁業栽培センターの構想っていうのは、上関に原発をつくるという話の後に生まれてきた問題。だからどうでしょう、今回上関もようやく予算化しましたが、町議会では6対5というわずかの差で漁業栽培センターの建設が、さきの町議会で可決されてるんです。
それで、私は予算説明のときに申し上げましたが、この原発建設については、既成事実をどんどんつくっていって事を進めていく。その三大柱の一つが漁業栽培センターなのである。
この4月23日、一斉中央選挙で上関は歴史的な町長選挙が戦われとる。この11日には賛成、反対の町長選挙に向かっての総決起集会が開かれるという緊迫をした情勢がつくり出されているそのときに、あなたは幾ら原発には安全が保障されなければいけないといって、何かニュートラルのような考え方を発表しておりますけれども、客観的に見れば、この既成事実をつくって原発を推進する、それに一役買う予算を編成しているのである。
これについては、私は言いたい。鈴木助役さんのような優秀な方がついていて、また、田中収入役のような方もついていて、また、教師や父兄に非常に信頼の厚い教育長がついていて、しかも、私の支持者はお年寄りの婦人が多いんですが、あなたの支持者は若いお母さんたちが多いんですよ。
体制の巧者に抗して新人のあなたを推すというのは、さきの議会でも言ったように、大変な勇気の要ることなんです。そういう中で、若い御婦人のパワーが炸裂をしてあんたが勝利した。それで市長の席についた。その第1回目の予算編成で、公立の保育園の値上げ、わずか300円でありますけれども、私はこんな編成をしてはならないし、そういうものに対してベテランの助役やら収入役やら、教育長なんかはもっと配慮してやらなきゃならん性質のもんだと思うんですよ。
そこらあたりは、あの鈴木さんやら田中さんやら、教育長なんかがついてて、なぜこんな状態をやるのか。まことに残念でなりません。
そういう点では、まだ最終議会までいろいろある。時間もある。ひとつ委員会でも論議されるでしょう。それから、1回出したから引っ込めたらいけんとか、ましてや、共産党の高橋が言ったから引っ込めたなどというんじゃおさまりがつかんなどというようなけちくさい考えを持たずに、いろんな情勢をよく判断して、修正すべきところは修正すると、議会の論議がセレモニーにならないように、ひとつ検討をお願いをしたいというふうに思います。いろいろありますが、予算編成はそのぐらいにしとく。
それから、安全で住みやすい光市の建設いう問題であります。
防災対策については、いろいろ論議されましたが、二、三私がここは強調しておかなければならないいう問題について強調しておきたいと思います。
一つは、神戸地震が何か突然起きたようなことを村山総理大臣を初め言っておりますが、地震予知連絡会で25年前既に神戸地域は大きな震災が起こる危険地域であると、注意しなさいという注意信号が出されてた。
ところが、そんなものを無視して開発優先で危険な個所までどんどんどんどん開発を進めていって被害を大きくしたんです。そこらあたりはきちっととらえておかなければならない一つの大きな問題であります。
地震は防げないけれども、災害を最小限度に食いとめるというのは政治、行政の責任であります。全くそんなものを無視してきた。
それから、もう一つは、災害で重要なのは、普段から準備しておくこと、これは強調されました。それで、今度の予算で県も5億円、光市も一定の予算を組みました。努力は認めます。しかし、私が感ずるのに、これだけ大きな社会問題、政治問題になってるんだから取り組もうという意気を出していないんじゃないかいう心配があります。
御存じのように、光市が原発の問題でもあとで触れたいと思いますが、神戸なんかと同じように、特定観測地域に指定されているところの伊予灘及び日向灘周辺、この地域に属しているのである。この伊予灘及び日向灘周辺の地域を特定観測地域に指定した理由というのは既に御存じと思います。
こう言っております。伊予灘及び日向灘周辺、この地域は過去歴史的にマグニチュード7クラスの地震がしばしば発生している。この地域の地震活動はおよそ30年から40年ぐらいの間に活発化する傾向が見られる。
だから、地震予知連は、特定観測地域に指定してるんです。神戸なんかもそれで指定したんです。それに対して備えていくのは政治や行政の責任なんです。そのときに、総理大臣や県知事や市長がこんな大きな地震が来るとは考えられなかった。初動捜査がその点でおくれたんだなどというようなことを言ってたんじゃ、責任は果たされないと思う。
その点では、先ほどから論議されておりますように、地震対策は大きいことからこまいことまで多岐にわたります。総務課長が兼任で防災対策担当課長などということで、事が進められるようなものではないと思います。
消防の方にも私は言いたい。きのう、車はあるけど全員出動することができないんですよ、人数が足りなくて。そのときあなたの答弁は、年次を追って人員をふやしております。地震前の増員計画そのものをお答えしているんです。
本当にあの震災を教訓として、そして光市民の安全を考えた場合において、地震を教訓にする以上は見直さなきゃいけません。そんな中途半端な防災対策では、私はいけないんじゃないかと思うんである。もちろん予算も要ります。それから体制も、これから4月に向けて新しくとっていかれるでしょう。ただ、格好をつけるだけじゃだめなんです。本当に魂のこもったそういう対策をぜひお願いしたい。お考えがありましたら、お答え願いたいと思います。
原発問題については、藤田議員が言われました。しかし、ここで私は強調しておきたいのは、さっきの質問とあわせて、原発と震災の問題、これは極めて重要な問題であります。原発推進に当たっては、その安全神話が言われておりました。あなた方も御存じのように推進派は極めて無責任。震災発生してから中電は2枚のビラをまきました。地震が起きても安全ですよと。それから、原子力発電はすぐ万が一のときは停止するから安全ですよ。しかし、このビラがまかれているときには、先ほど市長が言いましたように、原子力安全委員会では見直さなきゃいかんというんで、見直し検討会を開いてる。
それなのに、原発を進める中電は、このままでも安全なんだなどというような無責任なビラを配るような状況では、こういう連中がつくる原発に対して、周囲に責任を追う立場で考えるならば賛成することは絶対にできません。そこいらあたりも含めて、原発と公害の問題についてお願いしたい。
その中で、テレビを見て御存じと思いますが、生越忠さんという和光大学の教授の問題があるんですね。神戸の震災のときにあらゆるテレビのチャンネルに出ましたから知ってる人が多いと思うんです。
それで、上関の原発の問題について、1985年12月、中電による上関原発の地質調査及び地震調査への疑問という論文をこの方が発表しとるんです。時間がありませんから、長くは言えませんが、この人の結論としては、上関が今中電が予定している上関地域は、原発の立地には不適当だという結論を下しているのである。
その主な理由としては、地盤が極めて軟弱である。岩はあっても積み木を積み上げたようなものである。それから、中電が発表した地質調査は反対派地主の関係もあって、十分調査されない、ボーリングの深さも30メートルから40メートルいうような極めて浅い不誠実な調査で大丈夫などというような結論を出していて、疑問を持たざるを得ないというのを発表しているのである。
阪神大震災のときに、6年前裁判で裁判所で地質の問題について証言した生越忠さんの意見を聞いておれば、あんなことにならなかったんじゃないかというようなことがニュースで流れたことは御存じと思います。
そういう点も踏まえて、形式的な話ではなくて、市民の生命と財産を守る、そういう立場から真剣な努力をしていただきたい。御回答を求めたいと思う。
まちづくりの後期基本計画に当たっての問題であります、3番目ですね。地方拠点都市などの問題については言われました。独自性を市長は強調されております。しかし、こういう広域行政やらそういうものは独自性をだんだん薄れさしていくことは、これはもう性質上やむを得ない。
ところが、この問題で私は指摘したいのは、先日の助役さんの答弁では、拠点都市整備計画をつくるのは地方中核都市推進協議会の任務であります言ってた。ところが、拠点都市整備地域の指定を受けた山口・小郡が指定を受けるのに、推進協議会をつくりました。そこでは、御存じと思いますが、明らかにこうなっておる。山口県央部地方拠点都市地域整備推進協議会、山口市、防府市、小郡町、秋穂町、なぜ周南の場合には拠点都市整備推進協議会でなくて、中核都市推進協議会になったのか。
これは明らかに、最終目的が知事が言ってるように、合併を進める、そういう協議会なんです。市長や助役がそうじゃないちゅったって、徳山にしろあんた県の担当者にしろ、周南の場合にはなぜ中核都市推進協議会にしたのかは極めて意味深長なんです。山口と違うんです。
その点の前の報告は極めて私不十分だと思う。そういう不十分な報告をしといて事はどんどん進める。そういうようなことがあってはならない。なぜならば、これは市政の根幹にかかることだ。
こういうものをやってたんじゃ後期計画もできやしないんです。独自性のある。その点でお答えをいただきたい。
市民本位の行政改革についてであります。
行政改革はそもそもむだを省いて、そして行政を国民のため、市民のため円滑に行うためのものでありました。残念ながら、日本の行政改革はそれとは裏腹に、とにかく公務員の数を減らしさえすればいい。弱い者の受益者負担の原則に基づいて弱い者から公共料金の値上げを初めとして、負担をとっていけばいいというふうに変質をされました。
今度の行政改革の政府の大綱に基づいてやるっていうんで、とんでもない話なんです。政府が行政改革の柱としてやったのは、もう相次ぐゼネコン汚職を初めとして、官僚と政党とそしていわゆる三つのトライアングルといわれるような、もう抜き難い腐敗構造、そういうものをなくすということで行政改革が叫ばれたんです。
ところが、やったことは小選挙区制にすりかえていった。それで今度行政改革が非常に大きく叫ばれはじめたのは、どういうことかっちゅうと、5%以上の消費税の値上げのためには、国民を納得させるためには、行政改革していかなきゃいかんというんでやってきた。
だから、過去の行政改革を見てみますと、そうでしょう、みんな公務員の削減やら、それから弱い者に対する教育福祉の予算の削減、国が当然出すべきものを地方自治にかぶせてくる。こういう行政改革であります。
そういう点では、市民のための本来の市政をやるということにはなりません。本当の行政改革をやるなら、むだを省いていかなきゃなりません。そのために、1に例を挙げると、あとで細かくやりますけれども、その最たるものは、光地域広域水道計画。ことしの予算も1,300万円ほどダム建設の負担がある。3,500万円ほどこれからの事務負担やら何やらの、いわゆる四千数百万の予算が組まれておる。
光広域水道、今必要なんでしょうか。この事業の始まりでニュータウンのベッドタウンの熊毛に水がない。新しい水利権を熊毛に与える必要があるということで、そもそも発足したんです。
ところが、熊毛は現在二つの新しい水源を掘り当てて必要ないちゅう。どこの地域でも今必要ない。県は広域水道をやりなさいと言ってるけれども、その反対にですよ、光市は水があるから徳山方面に1万5,000トンほど助けてやってくれんか。こういう自己矛盾に陥るような要請をしてきてる。
水が、この渇水期に余るようなところへ、新たな水源を確保するような、そういう政策を、昔決めたからやらなきゃいかんって、こんなむだ遣いなことはありません。そもそも人口、昭和60年に7万2,000人にするんだ。なるんだから必要なんだということでやりました。
ところが、あなたの予算、所信表明の中で、国土庁の分析の例を引いて、今後は人口増は望めないんだと。どこに広域行政を推進する理由があるんでしょうか。筏場で浄水場をつくるっていや、何百億っていうんで金がかかってくる。少なくとも150億から200億はかかる。必要もないのにそういうお金を投資する。そういう計画にずるずる引きずられる。こんなむだ遣いはありません。光市が水を使わなくっても約1万トン近い水を買わなきゃいかんような、こんなむだ遣いを黙っていて行政改革なんちゅうのはおこがましい話じゃ。
この計画を引き受けられたのは松岡満寿男さんであります。幸い、彼は今代議士であります。こんなむだなものを政府が強行させる、県がやる、いうようなものに対して、行政改革をうたっている以上、こんなむだなものは凍結する必要がある。