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  1. 神石高原町議会 2020-12-21
    12月21日-05号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    令和 2年第10回12月定例会       令和2年第10回神石高原町議会定例議会会議録(第5号)1. 招集年月日 令和2年12月21日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   議 12月21日 午前10時00分宣告(第5日)1. 応招 議員  1番 柏 床 由 夫         2番 小 川 善 久          3番 林   憲 志         4番 横 山 素 子          5番 久保田 龍 泉         6番 小 川 清 治          7番 木野山 孝 志         8番 藤 田 晃 己          9番 寄 定 秀 幸        10番 橋 本 輝 久1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   教育長     馬屋原 健 治     会計管理者   瀬 尾 明 彦   総務課長    瀬 尾 浩 康     政策企画課長  岡 崎   謙   まちづくり推進課長           住民課長    谷 本 千 代           矢 川 利 幸   保健福祉課長  松 井 和 寛     子育て応援課長 赤 木 まゆみ   環境衛生課長補佐森 山 郁 夫     産業課長    豊 田 達 哉   建設課長    高 石 徹 朗     教育課長    砂 田 香代子1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    国 重 修 示     書記      吉 原 敬 之1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり            午前10時00分 開議 ○議長(橋本) 皆さん,おはようございます。 ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので,ただいまから令和2年第10回神石高原町議会定例会を再開します。(説明員を報告) 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は,お手元に配付したとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第1,一般質問を行います。 ◆7番(木野山) 皆さん,おはようございます。 それでは,本日の1番バッターですけども,一般質問を行います。 入江町長におかれましては,このたびの町長選挙に栄誉のご当選をされ,心よりお喜びを申し上げます。実に16年ぶりの町長選挙ということもあり,町民の関心も高く,大いに盛り上がりました。それに勝ち抜かれたということは,町長の過去4年間のまちづくり政策の信任と,今後の町政に対する真摯な思いが町民の期待にかなったということの証明にほかなりません。今後のご活躍をお祈りするとともに,入江町長所信表明の中に目標として定められた,町民の誰もが安心して暮らせる,幸せに暮らせる,そして誰もが挑戦できる町のさらなる進化が実現できますよう,心からお祈りするとともにご期待を申し上げます。 さて,その中にあって,合併の基本は均衡ある地域の発展であり,今後も油木,神石,豊松,三和の四つの地域がともに発展していくことが違うことのない理念であり,約束である。また,ハード,ソフト事業それぞれにおいて地域の特性,資源を有効活用することを基本として,地域の意見をしっかりと聞き,施策を練り,取り組むとありますが,その取組において,以下,基本的な考えをお伺いをいたします。 一つ,均衡ある地域の発展がまちづくりの基本であることは間違いありませんけども,人口減少傾向に歯止めがかからない本町の将来において,神石高原町の自立存続を継続,また確立するためには,スマートまたコンパクトシティー構想も戦略の一つとして検討すべきと思いますが,どうでしょうか。 また2番目に,財政については,具体策の中で財政指数は改善してきたが,今後は国からの交付金の減額を踏まえ,経費削減を推進するとともに,遊休財産の処分など引き続き計画的財政改革を進めるとありますが,平成30年度,地方公会計決算指標からの課題として,一つ,住民1人当たりの資産額が多く,今後は中・長期的な人口減少ペースを予測し,人口規模に合った適切な資産保有維持が必要,また人口減少により歳入額の大幅な増加は見込まれないため,税金回収体制の維持やふるさと納税制度への積極的取組を行い,引き続き財源確保が必要などと指摘をされております。こばたけ保育所をはじめとする公共施設整備,町道,県道,林道整備,教育環境の構築などインフラ整備投資は,住民の住んでよかったと誇りに思える神石高原町実現のためには,町内の経済対策も含めて必要であり不可欠と思われます。中・長期的な町政運営計画が必要と思われますけども,具体的な今後のまちづくりの構想についてお伺いをいたします。 以上,2点についてお願いをいたします。 ◎町長(入江) 皆さん,おはようございます。本日も一日,一般質問ということで,本日も分かりやすい答弁に心がけたいと思いますので,よろしくお願いをいたします。 木野山議員におかれましては,ご丁寧なお祝いのお言葉をありがとうございます。1期目に引き続き,2期目も一生懸命頑張りますので,どうぞよろしくお願いをいたします。 それでは,ご質問に対して答弁を申し上げます。 所信表明におけるまちづくり構想についてのご質問で,スマートコンパクトシティー構想についてのご質問でございます。 スマートコンパクトシティー構想の提案でございますが,基本的に本町のような人口減少や高齢化が著しい中山間地域等においては,小学校区を単位とした生活圏を維持すること,将来にわたって地域住民が暮らし続けることが重要だと考えております。複数の集落が集まる基礎的な生活圏の中で,人や物,サービスの循環を図ることで,生活を支える新しい地域運営の仕組みを進めるため,第2次長期総合計画や第2期総合戦略にもそういったことを位置づけているところです。各地区協働支援センターと協働で,魅力ある生活拠点づくりを目指してまいります。 スマート化という面では,所信表明でも述べさせていただきましたが,デジタル技術の導入等は本町のような少子化,高齢化が進む中山間地域の課題解決の切り札になるというふうに思っております。このデジタル化の波を,新技術をあらゆる場面で活用し,スマートまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 2番目の中・長期的な財政計画まちづくり構想についてのご質問ですけれども,基本となる施策につきましては長期総合計画総合戦略,そして今回の選挙で私が掲げさせていただきましたマニフェストの実施で,安心で幸せな神石高原町の実現に取り組んでまいります。 現在,本町の財政状況は健全な状態を維持しておりますけれども,地方交付税に依存した体質は,国の財政状況に大きく左右されます。自主財源が乏しく,特別な収入の確保が困難な本町にとって,限られた予算を効果的に活用し,最少の経費で最大の成果を出す,そのための知恵と工夫,改革が求められています。 今後老朽化する公共施設維持管理も,財政に与える影響は大きく,経常経費の削減と併せ,施設の廃止,処分等も進めていかなければならないと考えております。 本町の豊かな地域資源を活用し,世代を超えた全町民が安心して幸せに暮らせる,そして誰もが挑戦できる魅力あるまちづくりの実現を進めてまいります。 以上です。 ◆7番(木野山) スマートコンパクトシティーの構想ということでございますけども,この質問をしようというふうに思いましたのも,前提にあるのがこの本町の維持存続ということを確立するのに何が必要かと,どうかという思いからでございます。選挙期間中に,町民の一部の声として,このままでは福山市に吸収合併されるおそれが強いんじゃないかという声が一部にございまして,ちょっと討論をした記憶がありました。これも急速な人口減少ということで,財政に非常に危機感を持っておられまして,今380平方キロメートルを単位とする大きな4か町村の合併の中では,やはり大き過ぎるんじゃないかと,地域がね。ですからもう少し,半分か3分の1ぐらいな地域を想定したまちづくりをやっていかないと財政もたんよと,いつの間にか,単独でやるべきだと,よそに吸収されると自分のことが一切できないんで,町道一つつけるにしても一つここを直すにしても,自分とこが主導を取れる体制でないといけないということは単独町政が望まれるけれども,それすらできないような財政状態になったらこれは大変だなというふうな思いがその方にはあったんではないかなというふうに思うんです。そういったことで,これはやっぱり今までどおり住民の言われることを素直にお聞きしてサービスをどんどんどんどん拡大をしていくというところには何ぼか計画的に無理な面もあって,スマートな,あるいはコンパクトという構想を基本に持ってまちづくりを進めていくということが大事なのではないかなというふうに思った次第でございます。 一応確認をしておきますけども,コンパクトシティーというのとスマートシティーというのはちょっと概念が違いまして,コンパクトというのは生活圏が小さくまとまって,住居だけでなくて医療や商業施設,学校などを一つに集約をして効率的な生活行政を目指すというふうなもので,土地とか空間を起点とする考え方でございます。また,スマートシティーというのはICTとかIoT,今頃はそう言われますが,インターネット・オブ・シングスの先端技術を用いて基礎インフラ生活インフラサービスを効率的に運営管理し,環境に配慮しながら人々の生活の質を高め,継続的な経済発展を目的とすると。まあ一部に限られるといいますか,全体でなしに一つずつスマートに効率的な運営を考えるというふうなものかなというふうに思います。 そういったことで,コンパクトシティーのメリットといえばアクセスが容易になって利便性が高まること,また2番目に自治体としての運営が好転するというようなことで住民サービスが充実をする。あるいはまた世代を問わず集まって住まれるというようなことでコミュニティーが形成をされるというふうなこと,また時間的な余裕が生まれまして,そういったことでですね,ライフスタイルに選択の幅が生まれると。いろいろメリットは言われておりますけれども,デメリットとしてはやはりコンパクトシティーというのは賛同できない人も何人かおられるんで,風当たりが強くもなるし,特に我々の住んでおる中山間地のような農村地帯ではやっぱり点在しておりますので,どうしても一つに集めるということや農地を一つに集めるとかというようなことは難しいんで,なかなか農家の方には賛同してもらえることが想像できないというようなことも言われております。 そういったことで,本町の計画の中には,ここに書いておられますように,人口減少,高齢化が著しいこの本町では小学校を単位とした生活を維持するというふうなことを一つの区切りにされて計画をされておると。これは牧野町長時代から1次,2次のところで討論したとこですし,私も牧野町長と議論して,どっちがどうなんかと,まとめるんか広げるんかというようなことも言うた覚えもございますが,小学校単位を一つの生活圏というふうに今は決められておるということでございます。 そういったことで思うんですけども,小学校区を単位とするというのは再度もう一回確認をしておきたいんですが,どういうことで小学校区というふうになっておるのかなと。そこら辺の町長のお考えをもう一度確認をしておきたいんですけど,お願いします。 ◎町長(入江) コンパクトシティーという定義もいろんな捉え方があると思いますけれども,小学校区単位というのは昔からやはり一つの集落で,昔はですよ,完結ができたエリアが小学校区のエリアだったのかなというふうに私も思ってます。今は移動手段,車とかが発達をしてきまして,全てがその小学校区単位の中で賄うということはできません。確かに医療にしても小学校区単位という形にはなってませんけれども,必要最小限の生活を維持していく上でのエリアはやはり今でも小学校区単位ぐらいのエリアだというふうに私は思っています。ですから,全てのところに診療機関があるとか医療機関があるとかそういうことではなくて,必要最小限の生活ができるエリアが小学校区単位というふうに私は今考えているところです。 ◆7番(木野山) そのとおりかなというふうにも思いますけども,現在本町には小学校が五つあるわけでございまして,それを単位とするというのは多少無理な点もあるかなとは思うんですよ。ですから,四つの町村が一つになったというふうなことで,それと三和は三和というぐらい三つが一つになっとったわけでございますから,考えれば六つが一緒になったんかなというようなことも考えられて。 いろいろ考え方もあろうかと思うんですが,私は本町の特徴ということで,コンパクトシティー構想をするときに本町の特徴というのは今言ったように四つの町村の合併によってできた町で,核が4ないしは6個と,細かく言えば6個あると。また,農林業が主体ということで,基本的には郊外の分散型の町であるというふうに思います。それと,上から見ると幹線道路は国道が1本,西側を南北に走っているという特徴がある町かなというふうに思うんですよ。そうすると,コンパクトな町というのを想像した場合には,やはり一つにまとめるというのは非常に無理がありますんで,言われたように四つの町が合併してますんで,その四つが均等にできれば発展をしていきたいということもあって,多極分散型のコンパクトシティーという,四つの輪をこうやって,それぞれに一つずつの核があると。それを串でつっと貫くというか,だんごと串という型もあるんです,コンパクトシティーの中に四つ型があるんですけど,一つにまとまったもの,核にまとめるもの,あるいは分散するもの,一つにだんごのようにつなげるものというような型があるそうですけど,そのうちの分散型とだんごと串という分の混合型のコンパクトシティーがいいのかなと思うんです。ほんで,地域のコミュニティーですよね,コミュニティーはやっぱり一つずつの核を中心に四つに分けていく,あるいは六つでもいいんですが,四つに分ける。それから,団体の組織がありますよね,いろいろ。観光協会じゃ商工会じゃ農業,住民組織も含めていろいろあります。そういうものはやはり効率的なことを考えて,コンパクトに,できれば中心部に集めていくと。やっぱりそういうのが行政との連携という部分で理想ではないかなというふうに思います。それと,合併前に考えられた四つの地域の近郊的な発展ということでゾーンというんですかね,一つのゾーン計画を基にした構想をして空間の利用をするということも考えに入れると。それとどうしても必要なのは,先ほど串と言いましたけども,核と核を結ぶ道路網の整備をびちっとするという公共交通の確立をするというふうなことを一つの基礎的な考えとして,そこにスマートシティー化の構想を加えてまちづくりをしていくというのがいいのではないかなと個人的には思うんですけども,ちょっと今私が述べたことをお聞きになって,どう思われますか。私が一番思うのは,やっぱり中心部へそういう団体とかそういう組織的なものは集めることも必要ではないかなというふうに思うんですよ。それと,状況によってはそれぞれの四つの核の中に収めていくと。選挙期間中にいろいろ住民の方とお話をしたりお願いをして歩いとるうちにびっくりしたんですけども,すごく空き家になって家がなくなって,本当に点在しとるんです。周辺にも1戸あり,後はなくなって,周辺にまたある,ドーナツ化現象です。本町もそんな感じになっとるんですよね。そうするとどうしてもそういうコンパクト的な構想というのを持っていかないと,これは財政大変厳しくなるなというのがちょっとありました。ですから,そういったことを含めて,今私は五つばかり言ったんですけども,コンパクトシティー構想の中の基本的な考えというものをちょっと言ったんですけど,そこら辺町長はどう思われますかね,ちょっと聞きたいなと思って。 ◎町長(入江) まさに議員言われるとおりで,神石高原町のまちづくりっていうのは381平方キロありますから,広い土地に点々と集落があるという,まさに中山間地域特有の地形というか暮らしになっているわけですけれども,それを長期総合計画とか,総合戦略というのは人口に特化した計画ですけれども,長期総合計画とか過疎計画ではまさにそういう議員言われるようなまちづくりを目指した取組を今進めてるんですね。ただ,今議員が言われるとおり,分かりやすくちょっとまだ説明ができてなかったという部分はあるかもしれませんけれども,まさにそのとおりだというふうに思ってます。 ただ,組織のことも言われましたけれども,いろんな団体ですよね,団体を1か所に集めるというのは,今ある組織のその地域での役割とかということもあると思うんですね。そこはだからその地域の方々とかその組織と話をして,例えば役場の本庁の近くになきゃいけないのか,今それこそまさにICTとかいろんなデジタル技術を活用すれば世界中どこにいてもつながる世の中ですから,そういったことを考えると,その組織の位置とかということも1か所に集めなければいけないというようなことは今の時代にはないのかなというふうに思ってます。そこは慎重にその組織とか団体と話をしながら進めていきたいなというふうに思ってますし,合併のときのまさに四つのゾーンの役割というものを規定をされておりますから,そういったものも含めて今進めているところです。非常に分かりやすい説明をしていただいて,ありがとうございました。 ◆7番(木野山) 言われるとおりで,いろんな組織につきましてはそれぞれ組織の目的もあったりやり方とか伝統とかいろいろあって,1か所に全部まとめるというのはなかなか難しいだろうというふうには思うんですけれども,その組織の中の議論の中でどうすることがいいかということがいろいろあろうと思うんですよ。その中にあって,できるだけそれぞれの核の近くにとか,ほんまの町の中心部にとかというような意見が出たら,やはり町のほうもその意見に沿って,しやすい体制づくりというんですかね,そういうものにも心がけていかれる必要があろうかなというふうにも思います。 2番目のところでお聞きしましたときに町長が言われた,町長の選挙のときに,私が掲げたマニフェストの自治でというのが一言あったんですよ。町長の掲げられたマニフェスト,今私が言いました計画等に沿ったマニフェストが出されて,今後の挑戦の町神石高原町の中でどうしようかというマニフェストなんだろうというふうに思って,私も探してみたら,ちょっとどっか行っとって,僕も僕の選挙が忙しかったんかどうか知りませんが,町長も応援させていただいたんですけど,具体的なマニフェストという部分について具体的に記憶がなくって,改めてここで簡単に要点だけ,こういうことを僕は町民に訴えて出たんだというマニフェストについて,ちょっとあれ違うんですけども,質問の意図がちょっと隠れてきたんですが,そこらを含めて説明していただかんと,この2番目の回答のマニフェストの実施で安心で幸せな神石高原町の実現に取り組みますという一文が生きないんで,そこのところを少しお聞きしときたいかなと思うんですが。 ◎町長(入江) マニフェストという,1期目のときは政策集というちゃんと冊子を作ったんですけども,今回は時間の関係とかありまして,B4の裏表のチラシなんですけれど,それに次のまちづくりに対する私の思いを記載をさせていただきました。大きな課題として農林業,商工業の振興,それから業ですね,農業とか,それから2番目が教育,文化の振興,それから三つ目が医療,福祉,未病の取組ですね。その大きな三つがあって,それからもう一つ重点課題として,それぞれ安心して暮らせるとは,幸せに暮らせるとは,さらなる挑戦についてそれぞれ細かい,例えば高齢者の安全運転の支援とか,いろんな細かいところもちょっと記載をしてまして,マニフェストというよりは次の2期目に臨む私のまちづくりの思いというところを掲載をさせていただきましたけれども,基本的に4年間の実績を踏まえて継続をしてきてますから,今の第2期の総合戦略も私のときに,1期目のときに作って今スタートしてますから,そういったものをベースに作ったものですから,今の喫緊の課題に対応するためのマニフェストというか内容になっているということです。 ◆7番(木野山) 町民が幸せに,誇りに思える町,私も同じように思ってるんですけども,その中にあって私が言いましたように非常に財政的にこれからは厳しくなるというふうに予測される中で,公共施設の整備とか道路整備とか,あるいは今言う教育環境,それから福祉の関係,そういったもののインフラの整備は必要不可欠で,後に引けないものでございます。それをどのように実現をするかということが一つの課題ですけども,それを何もかにもどんどん推し進めるというのもまた一つの財政的な破綻につながるというふうに私は思うんですよ。ですから,るる,今回のこの定例会でも各議員がそれぞれについてどうされるのか,細かいご質問を皆しております。そういったことで一つ一つお答えになっていますけども,肝腎要なところはそこの基礎的な財政との関連でどうなのかなというところが一つ抑えていくということと,やっぱりこの本町が単独で生きるためにはどうするかという部分の,皆さんが魅力に思ってこの町に住んでいただけるようなまちづくりが必要だなと思うんです。ですけども,行ったり来たり,おまえ何言ようるんなら,せえと言うんか,せずにおけと言ようるんかって思われれるかもしれませんけども,本当の町の現実の財政についてひとつ抑えておかないといけないなと思って,今回一つ言っときたいなと思うんですけども。 公的な財政の指標が29年度と30年度と出ました,複式簿記によるその公的会計ですね。その基準の中で,現実において費用が収入を上回っているという状況が2年続いておる,最初からね。で,いわゆる基準の公会計のこの財務書類,これの中の26ページに,財務会計全体として本年度差額,いわゆる本年度資産変動額がそれぞれマイナスとなり,財源でコストを賄うことができず,純資産残高を取り崩して賄っていることが分かりますというふうに結論的に26ページに書いてあるんですよ。これを読んで,これどういうことなんかなと思って私も自問自答をしたんですけど,そこら辺のことについて,町長を含めて財政のほうはどのようにこのことをですね。この公会計がなかったら,こんなことは分からんかったんですよ。だけど,そういうて書いてあるんで,これどういうことなんかなと思ってお聞きをするんですけども,今の状況をどのようにお考えかなと思うんですけど。 ◎町長(入江) まさに公会計の決算の指標,議員も言われたように1人当たりの資産額が多いとかという,今ずっと町政運営がなされてきて,公会計は最近ですから,そこをばさっと切って今その数値を出しているわけですけれども,平成16年に合併するまではそれぞれの町が単独で運営をしてきたわけです。ですから,施設もそれなりにあったんですね,もちろん。ですから,それを平成16年に合併して,今は一つの町になってますけれども,いろんな資産が多いというのは,それは当たり前のことなんですね。で人口はどんどん減ってきてますから,1人当たりの資産保有額とかというのはもちろん多いのは分かってます。ただ,それがどのレベルで適正な数値なのかとかというのは,指標はあるのかもしれませんけれども,そこに一気に持っていくということは難しいと思います。ただ,そのために今いろんな遊休資産とか,そういうものの処分とか,行政財産とか普通財産とかの処分も今行っているわけですね。ですから,一概に収入と支出のバランスだけを言うということは今の段階ではちょっと厳しいのかなと,数字的には厳しいものが出るのは当たり前なのかなというふうに私は思ってます。もちろん単独町政を目指してやってるわけですから,そこは適切な財政運営ができるように,これからもそれに目標を持ってやっていきたいというふうに考えてますけども,細かい数字については財政の担当が申し上げます。 ◎総務課長(瀬尾) 細かい数字は今ちょっと資料を持ってきておりませんので具体の説明はできませんが,先ほど町長が申し上げたように平成16年に四つの町が合併して,特に多くの財産を保有することになりました。今現在そのほとんどが昭和40年代の後半ぐらいの建物がほとんどで,大半がもう経過年数を超えてるような建物が多くございます。一般会計等の決算をしてみても,修繕費に係る経費が1億円前後毎年かかっているような状況です。全ての建物の老朽化の状況,補修の状況を見ても,これから相当の経費がかかってくることがもう明らかになってます。特にこれから20年ぐらいに,今ある施設の多くの施設が更新時期を迎えてくると。今後については,やはり町内の人口の減少が著しい状況が見られます。人口の減少に伴って施設の利用状況がどういうふうになっていくのか,効果的な活用をされてるのか等々しっかり検証して,財政負担をとにかく軽減をさせていくような取組が求められていると考えております。現在,施設の個別計画等の策定にも入っておりますが,相当な数がありますので,なかなかその短期間で計画づくりもできてない状況なんですが,今後の町政運営にはこうした遊休財産の処分,施設の実態に見合った施設数の見直しをしっかり取り組んでいきたいなと考えております。 ◆7番(木野山) そのとおりなんだろうと思う。合併したときに牧野町長が第一に言われた三つの過剰ですかね,人,物,借金かな,それをいかに少なくするかというふうなことで目標に掲げられて,借金は大分減ったし,人もそれ以上に,計画以上に減っとるよというようなことで少し途中で緩和されたりしたことはよく覚えておるんで,ただ物のところがまだまだそういった意味で完璧になっていないのかなとは思うんですけども,ますます老朽化の進む中にあってというふうな文言が回答書にありましたけども,こちらの分析によるともう減価償却率がすごく高くって,ほとんど老朽化して,老朽化したものばっかりのような感じになっておるよという指摘があるんです。そうすると減価償却を含めて,今は費用のほうが収益を上回る原因の一つにそれが大きな原因かなというふうには思うんです。ですから,私が思うには,そういった理想のまちづくりをするにはやはり先にそこら辺のところの不要財産というか不要処分というか,いろんなものがある中でそれを早めに処分をしていくということが大事であって,そうするためには効率的な利用をまず考えにゃいけんなというのがあるんですよ。各種団体それぞれ四つの町にある施設にそれぞれおりますわ,今ね。シルバーにしても何にしてもいろいろおりますけども,それも既に老朽化をしたような,もうもたないようなところに皆おるわけですよ。それがこの指標の中に現れておるんですわ。そういうところは早めに処分をして,いいところへ集約をする。これも一つのコンパクトシティーの考え方かなと私は思うんですよね。ですから,そういうことも一つの視野に入れながら財政計画も立てていかれるべきで,それも強制的にするのではなく,その利用されてる民間の住民の方にはご理解をいただきながら一つ一つやっていく必要があるが,だけどこれは急がなくては,今言う財政破綻する可能性が,まあ破綻という言い方はいけんですけど,厳しくなる可能性があるんです。現実に言うと,初年度の29年度は7億円足りなかったんですよ。で,30年度は10億円ちょっと足りなかった。それだけ純資産を食うとるんですわ。複式簿記でやって貸借対照表と損益計算書を一緒に合わせた残高資産表を見ると,もう2年間で十七,八億円純資産を食っとるんですよ。そういう数字が確実に出てるんでね。それはこれからは急がなくては,やっぱりコンパクトシティー化というんか,まあ一言で言うんですけど,そういう理想を掲げながらそれに向かって走ることが非常に僕は大事なんかなと思うんですよ。まあ厳しいことを言うようですけど,町長の言われるまちづくりができるためにはそういった部分も含めて町民の方にご理解賜りながら,もう少し,標準財政規模というんですかね,それに近づけれるようなところをやっぱり頑張っていかないといけないかなと思うんですよ。私がいつも言ってるように,役場というか公はもうけるために仕事しとるわけじゃないですから,民間と違いますからね,収益というてももう限られてますわな,町民税,税金とそれからいろんな施設の利用料みたいなものと,後はもう国や県からの交付金と皆さんからの寄附ですわ,ふるさと納税の寄附,もうそれしかないんです。要するに何を上げるかというたら,国からの交付金をしっかりもらうことも必要ですけども,それはもう基準が決まっておりますわね。基準が決まっておるから人口減とともに減るというのも,これは分かり切っておりますね。それから,町民税とか固定資産税というのは景気がようなると増えるわけですから,あるいは人口が増えると増えるわけですけど,そこらの経済対策が非常に大事だということと寄附をお願いする。今回4億円,これは町長のヒットで,人脈を利用されて,これはすばらしいことじゃなと思うてね,大したもんだなと,これは歴代の町長になかったことをされたなと高く評価をしとるんですけど,やっぱりそういった意味で寄附をしっかり募るということも大事でございます。そこのところをしっかり理解していただきながら,やはり固定資産の循環,処分をしっかりしていく,それからコンパクトシティーのための,先ほどから何度も言いますけども,皆さんにお願いをしてできるだけ集約をするということが大事だろうというふうに思うんです。再度,この辺もうちょっとそこは違うんかなというのがあれば,今僕が言ってることであればちょっと。なければそのとおりにしようかなというようなことなんですけど,どうでしょうか。 ◎町長(入江) まさに,公会計のほうも決算指標をもう少し私も分析はしたいと思いますけれども,資産には道路とかも入ってますよね,あれ全部ね。ですからちょっと中身をもう少し,現実ということはないですけれども,見ていきたいというふうに思ってますけれども。 効率的な活用,もちろんそうなんですね,それと集約というのは行政ではすごくいろんなところに出てくるんですけれども,効率的な運用というのは今回のような議員言われたようなスマートシティー,ICTを使うとかIoT,そういうもののいろんなデジタル技術を活用して,それに補完をさせながら効率的な運用をしていくというのは十分考えられるんですね。それはもちろんしっかりと進めていきたいというふうに思ってます。でも,それがなかったら,効率的なというのはいい言葉ですけれどもなかなか難しいんですね。ですから,そういった補完するものをうまく活用していかなければできないということと,集約という言葉が,またこれが非常に行政では出てくるんですけれども,集約ということは逆に切り捨てるというか,なくなるという部分があるということですよね。ですから,そのバランスをしっかり考える必要があるんですよ。だから,効率的というところとうまくリンクをさせながら,できるところはもちろんやっていきますけれども,議員言われたようにいきなりじゃあ行政主導で集約します,ここはもうここに一つにしますとかということは行政はなかなかできませんから,そこは地域の方々としっかり議論しながらですね。 財政についても,確かにうちは決算は100億円超えてますから,財政規模とすればちょっと町の規模と比較すると大きいんですけれども,どうしてもやはり,今は災害とかもありますからだんだん大きくはなってくるんですけど,今も令和3年度,新年度予算の要求をしてますけれども,いろんな各課からこういう事業を進めたいとか,今やってる事業にどんどんオンをしていきますから予算も膨らんでくるんですけども,そこは新しくやるものがあればやめるものもなければバランスが取れないわけですから,そういったところもこれから住民の方々としっかり議論しながらですね。時代は変わってきていますから,そこは社会情勢に対応できるような行政運営をしていきたいなというふうに考えてます。 ◆7番(木野山) 言われるとおりかなと思いますが,今言ったスマート化の部分で,デジタルあるいはそういうインターネット等のあれを利用しましてできるだけスマート化を図るというのは私も大賛成でございます。そこのところをしっかり若い力で,繰り返しするようなことも一遍にできるようにソフトを組んでするとか,いろんなことがあろうかと思うんですよ。そういうことやドローンの活用によるスマート化とかいろんなことが考えられるんで,そういうことを含めて一生懸命入江町長の英知を集結されて,あるいはその人脈も利用されながら,若いところの力を集約して,その辺についてはしっかりと取り組んでいただきたいなというふうに思います。 それと,最初に言いましたコンパクトシティー,いわゆるそれの分散型のだんご串,串のところの道路網の整備ですよね,これは何があっても喫緊の課題です。同僚議員も言うとりましたが,舗装等につきましても,そういうのも含めて道路網の整備というのは私は絶対必要かなと思うんです,住むためには。ですから,そこのところをなおざりにしないように,コンパクトシティー化の基本構想の中で,いわゆるスマート化を含めてひとつまちづくりのために頑張っていただきたいなというふうに思います。私も力はありませんが一生懸命お手伝いができるものはしていきたいというふうに思います。 時間も余しておりますけれども,これで私の一般質問は終わらせていただきます。言ってることをしっかり理解をしていただいて,ひとつよろしくお願いしたいなと思います。ありがとうございました。これで終わります。 ○議長(橋本) 以上で木野山議員一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は11時ちょうどとします。(午前10時47分) ○議長(橋本) 再開します。(午前11時00分)
    ◆4番(横山) それでは,議長のお許しをいただきましたので,私のほうから一般質問をさせていただきます。 私は,今回は町長の所信表明についての質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに,今回の所信表明の中で,安心というワードと幸せというワードが多く出てきたと思います。安心して暮らせるまちづくり,そして幸せに暮らせるまちづくりに取り組むというふうに書いてございましたが,今本町では人口,高齢化ももう約50%に達しようとしていますが,半分が65歳以上という今の本町の実情の中で,若者から高齢者までが本当に安心して幸せに暮らせるまちづくりとは,町長が思い描いておられるのはどういうことなのか,この点について初めにお聞きしたいと思います。 ◎町長(入江) 横山議員のご質問に答弁申し上げます。 所信表明についてのご質問でございます。若者から高齢者までが安心して暮らせるまちづくりとは,思い描いている未来像とはどういうものなのかというご質問ですけれども,安心とは,例えば平成30年7月豪雨災害もありました,また今回の新型コロナウイルス感染症の対応,大きな災害でございますけれども,町民,議会の皆さんのご理解やご協力で迅速な対応が今進められている,またいざというときに力を出し合える,そんな環境がある町,そんな環境があることだというふうに考えております。 また,幸せについてですけれども,幸せの物差しは人それぞれ違うと思います。若い人も,高齢になったから幸せを感じないということはないと思います。誰もが生きがいを持てる,認めてもらえる,いわゆる存在ですね,認めてもらえる,そんな社会が幸せな社会へとつながっていくんではないかというふうに考えております。誰もが夢を抱き,その夢に向かって一歩踏み出すことができる,またその一歩を応援しよう,支援できる環境,そんな取組を若者から高齢者の人,男性,女性みんなが語り合える神石高原町,そんな社会,町を創造したいというふうに思っているところです。 以上です。 ◆4番(横山) ありがとうございます。 住み慣れた地域で住み慣れた家で誰もが安心して暮らせる町をつくるためには,男性も女性も老いも若きも,障害のある方もそうでない方も誰もがともに支え合って助け合って,そして一番大事なことは,一番幸せだなと思えるのはやはり心も体も健康であること,これが一番じゃないかなと。今の高齢化が進んでいる本町では,やはりそこが一番なのかなと私は思っています。 町長の所信表明の中で,今デジタル化が進んでます。この田舎においてもその波に乗っていかなければいけないというふうに書いてございましたが,時代は確かにこのコロナの影響もあってか,デジタル化の加速がすごく進んでいるなというふうに私も感じておりますが,その波に乗っていく,そのデジタル化を活用するのも大切なことだと思いますけど,先ほど言われましたように老若男女が語り合えるまちづくり,心と心が通い合うまちづくり,そして思いやりのある,ぬくもりのあるまちづくり,これを根底に置いてデジタル化の波に乗っていけたらすばらしいと私は思うんですけど,町長のお考えをお聞きしたいと思います。 ◎町長(入江) 今のコロナで確かにデジタル化,リモートとかという言葉がどんどん使われるようになって,明らかに加速はしてるんですけれども,現実は,名目ということもあると思うんですけど,実際はなかなか進んでないという現状もあるんですね。リモートワークもそんなに進んではないです。まあできないところも,業種もありますから。ただ,世の中全体の流れとして,今回コロナでそういう形になってますけども,世の中全体の流れとしてこれからデジタル化とかそういうものが進んでいくのは明らかですね。ですから,そういったところをしっかり活用していきます。 ただ,これも前も私申し上げましたけれども,高齢者の人に無理なパソコンの入力とか,そういうことはもちろん考えてませんし,根底で知らないうちにデジタル技術が活用されていて何か便利になったよねとかというようなことが感じていただけるというか,そういうことをどんどん進めていきたいなというふうに思ってますし。ただ,高齢の方もやはりいろんなことに挑戦をされてますね,スマホでLINEを登録していろんなことをやったり,そういうこともありますから,むげにこの機械を使ってやってくださいとかというようなことは考えてないです。心が通えるようなデジタル化を進めていきたいと思います。 ◆4番(横山) 町長の思いを聞かせていただきました。少し私も安心いたしました。誰一人としてこのデジタル化に取り残されるようなことがあったらいけないとは思うんですが,やはり最終的には心と心が通い合う思いやりのある町っていうのが一番大切なことだと思っております。 その安心して暮らせるまちづくり,そして幸せに暮らせるまちづくりという中で,項目を上げておられましたが,その中で1点目として初めに,高齢者の事故防止対策に取り組むというふうに書いてございました。この高齢者の事故防止対策とは具体的にどういうことをされようとしておられるのか,初めにお聞きしたいと思います。 ◎町長(入江) 高齢者の事故防止対策についてのご質問ですけれども,近年,高齢者の運転操作の誤り等による交通事故が多発しております。社会的な課題というふうにもなっているところです。 こうした状況の中,国では自動車の安全対策として,衝突軽減ブレーキや急発進抑制装置が装備されたいわゆるサポカーの普及を進めるため,満65歳以上の方を対象に購入支援制度が創設されたところです。 本年3月から始まりましたこの制度は,当初1年程度の予定で事業が始まったんですけれども,先日,令和3年度の補助事業の継続が決定をされました。町といたしましては,こうしたサポカーよる事故防止対策について,さらにその取組を推し進めるために独自の購入支援を検討してまいりたいというふうに考えております。 また,本町では,現在,高齢者の方の安全な移動手段として,平成29年度よりふれあいタクシー制度を導入をしております。関連事業として自主的な運転免許証の返納を推進するための支援制度も創設をしたところですけれども,本事業についても引き続き実施をしてまいります。 さらに,近年,高齢者の移動手段としてシニアカーを利用される方が増加をしております。この購入につきましても,購入費の支援を検討していきたいと考えております。 本町のような中山間地域で生活する上で,自動車は移動手段で必要不可欠な乗物ですけれども,高齢になるほど運転に対するリスクが高くなってきます。自動車の運転をされる高齢者の方,自動車または運転免許を手放された高齢者の皆様が安心して暮らせるまちづくりに努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆4番(横山) 65歳以上の方を対象としたサポカー補助金,これ国は上限10万円助成を,支援があるということなんですが,町独自の支援というのはどのくらいを考えておられるんでしょうか。 ◎町長(入江) まだ具体的に金額をどの程度というところまで決めてるわけではありませんけれども,その総数を見ながら考えていきたいというふうに思いますが,国が10万円ということですので,それ相当額ぐらいまでを上限として考えていきたいと思ってます。 ◆4番(横山) 分かりました。 高齢者の方が事故を,コンビニに突っ込んだとか,そういう事故をよく聞きますけど,この町においては本当に車を,免許を手放すということがなかなかできないのが現状だと思います。病院に行くのもですけど,ちょっと隣といっても隣が遠かったりします。隣に回覧を持っていくのも軽トラで行くんじゃとか,そういうのも聞くんですけど,免許証を手放せないのが現状にあると思います。町の制度で免許返納した方にはタクシーチケットが配布されるということで,返納された方も多くおられたというふうにも聞いておりますが,でも現状はまだまだ80歳以上,90歳に近いような方でも運転されているのが現状です。危険だということは分かっているけど,やっぱり手放せない。タクシーチケットがもらえるよと言っても,やっぱり自分で自由に動けるから免許が返納できない,そういう現状があると思うんですけど,そうしたサポカーっていうのを買えば補助が出るんですよね。で,その80歳以上の方が果たして本当にどのぐらいの人が今から車を買い換えて,サポカー,安全装置がついた車ですよね,そういうのに買い換える人がどのぐらいおられるのかなと思ったら,あんまりこの独自の支援っていうのはそんなに対象者がいないのじゃないかなと思ったりもしたんですけど,その辺はどのように考えておられますか。 ◎町長(入江) 車を新しいクルマに買い換えるのに経費がかなりかかりますから,今の車に何かそういう安全装置をつけることもできるらしいですね。それに対する国の補助金もあるようですけれども,それに対しても上乗せをして,そういった安全装置をしっかりつけて安全確保してもらうという取組も併せて進めていきたいと考えてます。 ◆4番(横山) 事故防止のためにはやはり,85歳から90歳ぐらいになって運転しておられるのを私たちが見てもすごく危なっかしい感じがするので,そういう方たちが安心して免許の返納ができてタクシーが利用できるようになったら本当はいいなと思うんですけど,先週の一般質問でも出ておりましたが,タクシー制度のことですよね。今回も町長もそうだと思います,町内をいろいろと回られたと思うんですけど,私も一番多く聞いたのはやっぱりタクシーのことでした。住民の皆さんもお金がかかるから大変なんだっていうのは承知をした上で,でもやっぱり値上げは厳しいねっていうふうに言われるんですね。そこらがちょっと財政のことも心配しながら言ってくださってるなという感じもしたんですけど,やっぱり先週の答弁ではしばらく動向を見るということで,今のところ制度料金を変えるとかということは考えてないというふうに言われましたが,本当に高齢者の人が安心して事故を起こさないためには,私はやっぱりタクシーが誰もが安心して使える制度にならないと,タクシー制度も中途半端なのかなという感じがするんですね。制度はありますよ,でも料金が高いからそんなにたくさんは使えない。何か中途半端な感じがするんですけど,タクシー料金をもう一回見直すということは考えられないでしょうか。 ◎町長(入江) 先ほど議員言われたように,ちょっと回覧を持っていくとか畑に何か行くというときにタクシーを頼むということはないですから,やはり免許をなかなか返されない,返納しない方は多いと思います。以前私も100歳のお祝いの,総務大臣の表彰のお祝いであるお宅に行ったんですね。すごいお元気な方で,100歳なんですけれども,家族がもう車乗っちゃいけんというて去年返したんです,99歳ですよ。それまでずっと乗りょって,まだ乗れるんじゃけど危ないけえ返せって言われたけえ返したという,そういう方もおられます。まあ畑に行くだけだって言われてましたけども,そういったところをやはり安全に運転をしていただく,事故がないようにするために今回のサポカーというか安全装置の支援をさせていただきたいなというふうに思ってます。 タクシーについては,確かに私も選挙で回って多くのご意見をいただきました。反面,いやそれはもう分かると,とにかく継続をしてもらうことが一番重要なんだ,途中でやめてもらったら困ると。だから,利用するのは75歳以上の方だから,私たちが利用するんだからそれは仕方ないだろうというふうに理解をいただいてる方もおられます。ただ,病院とかは,免許がない方に対しては何らかの形ができないかなということは今常に考えてはいるんです。ただ業者の手間というか,事務的なこととか,そういうこともありますから,そういうところを総合的に考えて,どういう手法がいいのかということを考えていきたいなというふうに思ってます。 ◆4番(横山) 今すぐ料金を戻してくださいというわけじゃないですが,動向を見ていただいて,やっぱり病院へ行くの,タクシーで行くのはちょっとお金がかかるから回数を減らすとかということになると,病気の発見が遅れたということにもなりかねないですし,以前からずっと私言ってるけども百歳体操であったり高齢者のサロンに行くのも今までタクシーを使って行ってたけど,それも回数を減らさなきゃいけなくなったりとか,そういう実情がいろいろあるそうです。みんながみんなそうとは言いませんが,そういうこともあると聞いておりますので,これからの動向を見ながら検討の余地もちょっと頭に入れといておいていただければありがたいと思います。財政が厳しくなって,このふれあいタクシー制度があまりにも財政を圧迫して大変だって言うならば,そんなに私たちも言えませんが,許される範囲で思いやりのあるまちづくりということで検討していただければというふうにお願いをしておきます。 それから,次の質問に行きますけど,安心して暮らせるまちづくりという中で,障害者が活躍できる施設の誘致というふうに掲げておられますが,これは具体的にどういうことなのか,具体的な内容をお聞かせください。 ◎町長(入江) 障害者が活躍できる施設の誘致についてですけれども,第2期目の総合戦略で障害者が活躍できる施設の誘致を目標の一つに掲げているところです。誰もが活躍できる地域社会をつくり,施設を誘致することで雇用の創出を図る。その一つとして,放課後デイサービスの検討を進めたいと考えております。放課後デイサービスを提供する施設が今町内にありません。神石高原町外の施設でサービスを利用されてるという実態があります。関係者から,町内での放課後デイサービスの提供の要望をお聞きをしておるところです。また,町外のサービス提供施設から神石高原町の情報の提供をいただいたりしているところです。来年度から予算化をしてサービス内容の検討,実施機関の誘致,選定等を進めてまいりたいと考えているところです。 ◆4番(横山) 放課後デイサービスの検討を進めているということですが,この放課後デイサービスが今町内にはなくて町外の施設を利用されているということなんですが,今の現状を少しお聞かせください。 ◎保健福祉課長(松井) ご質問の件でございますが,現状をお伝えしたいと思います。 まず,町内のお子さんで放課後デイサービスを利用されとる方については約20名弱ほどいらっしゃいます。その方がどちらの施設を利用されとるかというところでございますが,福山市,それから府中市のそうした施設をご利用されとるという状況でございます。 ◆4番(横山) 遠いところまで行かれている現状が分かりました。それで,町はそういうご要望があったということで来年度は予算化するということなんですけど,今現在決まっているのはどういうことが決まっているんですか。そのデイサービスの施設を誘致されるんですかね。 ◎保健福祉課長(松井) 町長答弁させていただきましたように,この間のいろんな連携によりまして各方面から情報提供もあっております。数施設の方が情報として,その方は既に放課後デイサービスサービス提供されとる方であったり,それからその方とお知り合いの方であったりとかというところで情報提供いただいております。本町としましては,現状にそうしたサービスを提供する施設がなく,議員言われましたように本当に町外に行かれておると。そもそもこの放課後デイサービスというのが学校が終わった後,まさに放課後終わった後ですね,その時間をどういうふうに過ごすかというところで,子どもの居場所といいましょうか,そういったサービスでございますので,放課後終わった後町外へ行かれるとか,なかなか遠方であると時間も制約ありますので,行きたくても平日は行かれないので土日にしかサービスが利用できないと,そういったことがありますので,本町としましてはそうした方々への支援として来年度から情報提供いただいた施設の方々の施設を見たりとか,それからサービスの利用内容も少し確認をさせていただきながら,それからそうした方々にアドバイザーとして来ていただいて,本町にどういったサービスがふさわしいかとか,そういったところもあると思います。まずはやはりそのサービスを維持していかなきゃなりませんので,何人ぐらい,例えば施設を誘致しようと思うたら何人ぐらい必要だとか,そういったとこもご意見をいただきながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆4番(横山) 来年度から予算化しってあるので,もう誘致が始まるのかなと思ったんですけど,そうじゃなくて,今からその情報いただいたことを踏まえて検討して,来年度中に実際にデイサービスを行っていただく実施機関を選定していくという流れですか。 ◎保健福祉課長(松井) まずは,すぐにやるというようなところまではまだ行ってないので,そうしたところの方のサービスの内容ですよね,そういったものも私どももしっかり把握したいと思いますし,先ほどの繰り返しになりますけども,やはり事業として継続していくためには人数ですよね,そういったことも影響してくると思いますので,利用されてる方への要望調査等ということももしかしたら要るかもしれません。そういったところで,まだまだスタート段階にあるというところで,そうはいいましても必要なサービスと考えておりますので着手してまいりたいと。来年度からは,そのサービス提供に向けて着手してまいりたいというレベルでございます。 ◆4番(横山) 分かりました。府中までとか福山までとか通われるのは本当に保護者の方も大変だろうと思いますし,もちろん本人も大変だろうと思いますから,スピード感を持って早くそういう誘致ができるように進めていただきたいと思います。 それから,障害者の方が活躍できるという,誰もが挑戦できる,誰もが活躍できる神石高原町ですけど,油木にも油木作業所というのがございまして,そこにも障害者の方が通ってこられて,二十数名ですか,通ってこられて作業,お仕事をされておられますけど,そういう方たちもやっぱり活躍できる地域社会づくりというのが大切じゃないかなというふうに思いますけれども,その方々のお一人お一人の収入が少しでもアップするように,そして働く環境が整えられるような,そういう支援も町からあってもいいのではないかなというふうに思いますが,そちらのほうの検討は進めておられないでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) 町内の作業所への支援ということでございます。言われますように,コロナ禍において事業収入とかも少し減少傾向にあるというようなこともお聞きしたところでございます。一つ,スタートしておるところをご紹介させていただきたいと思います。 町内の,町が連携した企業さんのほうが作成されとる虫かごのようなものがあるんですよ,アニメキャラクターの。そういったものをそちらの企業さんのほうから障害者の方と一緒に仕事ができるような仕組みということで,一つ提案がありました。そうしたところで組立てとかそういう作業がしていただけないかというところで,その町内の作業所にお話ししたところ,今既に取り組んでいただいとるようなところもございます。議員が言われますような支援に少しでも役立っとるんではないかなというふうに思ってます。その虫かごもどんどんと販売数が増えておりますので,大変もっと組み立ててほしいとかというようなご意見もいただいております。ただやっぱりそちらの作業所のご都合もあったりしますので,少しそこはしっかり連携しながら今進めておるところでございます。もちろんこれだけではなくて,そうした作業所でお勤めの方々の就労支援と,そういったことにつながる事業をどんどん進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆4番(横山) 私もその虫かごをされてるところを見せていただいたんですけど,すごくたくさんお仕事が来てて大変な細かい作業をされているようだったんですけど,町のほうもそうやって支援をされるのかなと思いましたけども,これからも作業所の方が仕事が途切れることのないように,そしてお一人お一人の収入が少しでも上がるように,これからも障害者の方が活躍できるということで町としても温かい目を向けていただきたいなというふうにお願いをしておきます。 では,次の質問に行きます。 同じく幸せに安心して暮らせるという項目の中の,住民コミュニティーの再生という項目がございました。この住民コミュニティーの再生というのは具体的にどういう内容なのか,お聞きしたいと思います。 ◎町長(入江) 住民コミュニティーの再生についてのご質問ですけれども,神石高原町は幾つもの山や丘が織りなす山村ですけれども,平地が少なく,農業を営む上で決して恵まれた環境とは言えません。それはハンディとも言えるというふうに思います。都市部と比べれば生活の利便性もいいわけではありません。しかしながら,先人たちは互助と工夫でこのハンディを乗り越え,今の時代につなげてくれました。 本町のコミュニティーの基礎単位となる班,集落の状況は,人口減少における弊害が数多く,既に様々な問題が表面化をしております。こうした状況は,過疎に対する諦めムードや,地域への愛着や誇りが薄れる誇りの空洞化まで引き起こしています。また,年配層などは住みたくても住み続けられないという厳しい現実に直面しつつあり,この誇りの空洞化によって引き起こされる様々な現状は,さらなる人口流出を招きかねず,悪循環に陥ることが懸念されているところです。 本町の最上位条例に,人と自然が輝くまちづくり条例があります。この第9条に,住民自治組織は地域の共同管理について地域を代表する組織であることを自覚し,地域における様々な課題に対処する責任を持ちますという条文があります。これは昔から集落コミュニティーによる自助,共助の理念に基づいた活動が行われてきたことを気づかしてくれた点では画期的なものであるというふうに思います。現在を生きる私たちは,互助と工夫により現状を乗り越え,未来にこの町を引き継がなければならないと考えております。 住民コミュニティー再生への取組は,こうした地域での助け合い活動の事例を紹介することと,この町に住む誇りの再生のために活動されている町民,団体などを広く知っていただく優良事例として発信していくことを検討してまいりたいと考えておるところです。 以上です。 ◆4番(横山) 言われたとおり,今集落の現状は人口減少が進んで様々な課題が出てきていると思います。今の住民自治組織の活動としては様々な活動がありますが,自主防災,防災関係のこと,それから環境美化活動,そして高齢者等の見守り,年々に地域住民自治組織の活動というのは課題がだんだん増えてきているように感じています。そうした中で,地域住民が本当に安心して暮らせる生活ができる,そうした地域を作るためには,この住民自治活動というものが大変重要な位置を占めてきているように感じております。 ですが,今言われたように各地域で人口減少,高齢化,また役員の高齢化であったり,それから担い手不足,様々な課題をそれぞれの自治組織,住民自治が課題を抱えていると思います。その住民自治組織によって,町内でもいろいろ違うと思うんです,高齢化率も違います,人口の層も違うと思いますし,世帯数ももちろん違います。それぞれ違う中で,行政が同じように協働のまちづくり行政サービスを求めていくのは,これから5年先,10年先には無理な状況に陥るのではないかなと。もう今既にそんな感じも聞いておりますけれども,5年先,10年先は誰も分かりませんが,多分人口は今よりもっと減ってきているはずです。で,高齢化率も上がってきているかもしれません。そうしたときに,行政が今と同じように住民自治組織へサービスを求めていくというのはちょっと無理が出てくるのじゃないかなと思いますが,そういうところを町長はどのように考えておられるのかお聞きしたいと思います。 ◎町長(入江) まさに協働のまちづくりの考え方だと思います。行政が一律に協働ということで住民サービスを地域に押しつけるということはもちろん考えておりません。それは難しいことだというふうに思ってます。協働のまちづくりの考え方っていうのは,基本的に地域が主体でやることです。それは協働支援センターの活動も一緒ですけれども,全部同じようにできるわけはないんですね,資源も違うし人も違います。ですから,それはそれぞれになるんですけれども,行政がやってたことも,結局,行政がやらないんじゃなくてこれからできなくなる時代が来ますと。まあもう今既に来ているというふうに思いますけれども,その行政ができなくなったサービス,行政サービスとかいろんな取組を誰が担っていくのか,もうやめるのか,質,量は少し落ちるけれども誰かほかの人が担っていくのか,そこを行政が連携をして支援をしていくのかというようなことが役割分担ですよね,それが協働の考え方だというふうに私は思ってます。もちろん行政がサービスを一律的に地域にお願いをするということはありません。それはできないんですね,現実的に,これだけ広範になってくると同じサービスを行政がやることはありませんし,必要とされるサービスもそれぞれだと思います。ですから,地域地域でその地域に合った,集落に住まれてる方のニーズを掘り起こして,その地域で考えていくということが非常に重要だなと。そういうふうな取組をされているところを事例としてクローズアップするということは非常に重要だなというふうに私は今回思いました。また,議員言われるように高齢化のレベルも違いますし住んでる人数も違いますから,同じようなその地域の活動はできないかもしれませんけれども,そういったところは参考にしながら協働支援センターが核となってそういうまちづくりを進めていけたらいいのかなというふうに思ってます。 ◆4番(横山) ありがとうございます。過疎化が進んでいるこの町では,やっぱり住民のコミュニティーというのが一番大事かなというふうに思いますが,答弁で言われました,地域で助け合いの事例を紹介したり,この町に住む誇りの再生のために活動されている町民の紹介をしていくというふうに答弁いただいたんですけど,そうしたことがこれから住民の皆さんが自分の住んでる地域に愛着や誇りが持てるようになって,そしてそのことが若い世代へも引き継がれ,最終的には人口減少の歯止めにつながっていったらすばらしいなというふうに思います。 次の質問に行きたいと思います。 最後ですけど,保育所の整備についてというふうに,安心して暮らせるまちづくりのところに掲げてありました,保育所の整備について具体的にお聞きしたいと思います。 ◎町長(入江) 保育所の整備についてのご質問ですけれども,病後児保育の実現については,神石高原町第2期総合戦略の基本目標の1,子育てしやすいまちづくりの推進と将来を担う人材づくりの事業の一つに掲げ,2024年度までに1か所を設置することを目標としているところです。 看護師の確保,保育所に関係してですね,病後児保育には最低看護師が1名と保育士1名が必要となります。実施に当たり,必要な知識や技能の研修も必要です。施設整備だけでは設置できませんので,建築に併せ人材確保にも早期に取り組んでまいります。 こばたけ保育所建て替えの場所ですけれども,検討委員会で今議論をしていただいております。意見書もいただいておりますけれども,今後はそこも踏まえて民地を含めた場所を早期に検討していきたいと。できれば本年度中に選定をしていきたいなというふうに考えております。 学童保育との併設の計画ですけれども,やまびこ,三和館は三和小学校と来見小学校の児童が利用しております。併設するには利用する児童数,また費用,面積,既存施設の活用など考慮する事項,検討する事項が多くあります。そういったことをスピード感を持って検討していきたいと考えております。 以上です。 ◆4番(横山) 保育所の整備,主にこばたけ保育所の建築について質問したかったんですけど,今回本町出身の方から多額の寄附金をいただきまして,ニュースでも報道され,大きな話題となりましたが,この今コロナ禍において皆さん気持ちがいまいちぱっとしない,沈んだような中で大変うれしいニュースだったんじゃないかなと思います。寄附してくださった方には心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。 そうした寄附をしてくださった方の思いを100%取入れ,なおかつ地元住民の皆さん,そして保護者の方々の意見もしっかりと取入れて,誰もが納得できる新しいこばたけ保育所が建設できることが望ましいかと思いますし,それが町の使命かと思います。そのこばたけ保育所の建築に当たりまして,何点かの質問をさせていただきます。 所信表明の中で,病後児保育に取り組むというふうに書いてありました。これ以前からずっと課題になっていて,小児科医療体制と一緒に考えてこられたことだろうと思いますけれども,この病後児保育に取り組むということは,このこばたけ保育所の新しい保育所に併設をされるという予定なのか,具体的にどういう計画を立てておられるのかお聞きしたいと思います。 ◎子育て応援課長(赤木) 病後児保育でございますが,町長が申し上げましたように本町の第2期総合戦略のほうで1か所整備を目指しております。この病後児保育でございますが,こちらは児童が病気の回復期であり集団保育が困難な期間において,当該児童を病院とか診療所,保育所等に敷設された専用スペースまたは別の専用施設で一時的に保育するものとなっております。 今回,こばたけ保育所を建て替えするに当たりまして,保育所に敷設した一体的な施設ができないかなと今考えております。ですので,病院ですとか診療所に設置というのもありますが,できたら今回建て替えを計画しておりますこばたけ保育所に設置してはどうかと思っております。 ◆4番(横山) 保育所に併設をするという計画なんですね。庄原市で小奴可に病後児保育が平成30年にスタートしてるんですけど,これは認定こども園で,その認定こども園が運営されておられるようなんですが,これは病院に併設されてる形なんですけど,こどもクリニック。本町は町立病院も近くにありますし,そういった町立病院との併設っていうのは考えられないんでしょうか。難しいんですかね。 ◎副町長(森重) 今,町立病院も建設中でございますが,運営面も考えながら,今回こばたけ保育所を新設をする,そこに併設をして,保育士それから看護師も病後児保育がないときには保育所の中で動くというような形で確保してまいりたいと思いますから,そういったことも運営面も含めて保育所との併設が望ましいかと考えております。 ◆4番(横山) もちろん町内の方がみんなが利用できる病後児保育なんですよね,小畠の人だけじゃないんですよね。 ◎副町長(森重) はい,当然1か所ということで,どこがいいかということがありますが,今回こういったこばたけ保育所の整備を進めていくということで併設をしますが,町内どちらからでも利用ができる施設として運営してまいりたいと思います。 ◆4番(横山) 後で出てくる場所の選定とかにも関係してくるかと思うんですが,大体こばたけ保育所ですから小畠地区に建設の予定なんだと思いますが,病院が近くにあるというのも一つの安心の材料かなと思うんですね。そうしたことも考えながら場所も考えていかれるんだろうと思うんですけど,今は働く女性が多いですから,こういう施設は本当にニーズがたくさんあろうかと思いますけれども,このこばたけ保育所を建てるに当たって一番は保護者の方のご要望,そういうのを聞いたほうがいいんじゃないかなと思うんですが,もうアンケートを取ったりとか,そういう準備はされているのか。それとももうそういう要望,意識調査みたいなのをされているのかお聞きしたいと思います。 ◎子育て応援課長(赤木) アンケート調査でございますが,昨年策定いたしました子ども・子育て支援事業計画の中で病後児保育の必要性についてもアンケートをさせていただいているところです。そちらのほうでもやはりあったらいい施設の中にございましたので,今回第2期の総合戦略のほうにも入れて町で取り組むとさせていただいているところでございます。 ◆4番(横山) それと,学童保育ですけれども,学童保育も子育てに関わる機能を一体化するという意味では保育所があって併設の病後児保育施設があって,そして学童保育もあれば本当に機能一体化した整備ということになると思うんですが,学童保育についてはどのように考えておられるのかお聞きしたいと思います。 ◎子育て応援課長(赤木) 学童保育の併設につきましてもご意見をいただいているところでございます。併設に当たりましては,今定員40名近い方の利用をいただいておりますし,夏休み中でしたらもう少し多い日もございます。そういった利用者の子どもさんの人数でありますとか,それから工事費ですとかちょっとそういうところをまだこれから,今併設でやっておられるようなところを探して運用面などについても今後検討が必要かなと思っておりますので,今現在すぐに学童も併設というところまではまだ行ってはおりません。 ◆4番(横山) 学童保育の併設は考えていないということでよろしいんですかね。 場所のことですけれども,小畠地区に建てられるんだろうと思いますが,検討委員会が今年1月に出されている意見書としては,候補地としてこの庁舎の跡地であったり病院の跡地であったり,この2か所を候補地として上げておられるんですけれども,この検討委員会のご意見はどのように尊重されるのか,場所の選定についてお聞きしたいと思います。 ◎副町長(森重) 保育所の整備検討委員会につきましては,昨年度もう数回にわたってお集まりをいただいて,基本的には町有地を活用して保育所を建設するということで見ていただいた結果,病院,それから庁舎の跡地というところで意見書をいただいております。これも合併特例債を活用してということではございましたが,今回先ほどありましたふるさと納税による4億円の寄附をいただいておりますので,できるだけ早く老朽化した保育所を新しくしてあげてもらいたいということがございますので,民地も含めてまた再度検討いただくということで,年明け早々1月には再度検討委員の皆様にお集まりいただいて,これまでの経過,状況が変化したことをお伝えをし,再度用地の検討をいただきたいと考えております。 ◆4番(横山) 町有地もあちこちにあると聞いておりますので,町有地を優先して,なるべくこの4億円というのは土地じゃなくって建物のほうの機能充実にお金が使えるような有効な使い方をしていただければと思いますので,町有地を優先的に考えていただきたいと思います。 今後のスケジュールのことですけど,検討委員会を開催されるということ,それから2月には用地を選定されるということ,3月には,もう新年度予算には設計費などが計上されるというふうに書いてありますけど,すごく忙しいスケジュールになっているかなと思うんですが,あんまり焦っていいことにはならないような気がするので,検討委員会の人にもじっくりと検討していただいて,結論を出して,いい保育所を建てていただきたいと思うんですが,そこら辺のスケジュールのことはどうでしょうか。 ◎副町長(森重) 今言われましたように,スケジュール的にはできるだけ早くということで土地の取得,それから造成もあります。用地によっては農地であれば転用の申請等々ありますので,そういったところを考えるとできるだけ早く,年明け早々かかってはいきたいと思いますが,早くしたいばかりで焦ってもいけませんので,今言われたように慎重な用地の選定を委員の皆さんにお願いをしてまいり,無理のないスケジュールをもって進めていきたいと思います。 ◆4番(横山) 今回,病後児保育施設を併設するということが,まず一つ画期的な計画が進められるということで大変喜んでおります。寄附のこともありますし,今回こばたけ保育所が建設されるということには住民の皆様も注目をされていると思いますので,まあそうはいってもこの検討委員会が出された意見も尊重しつつ,そして寄附をしてくださった方の思いも入れ,何より保護者の皆様が使い勝手,利用しやすい立派なこばたけ保育所ができますことをお祈りをしております。子育てに係る機能が一体的に整備していただけるのが一番理想だというふうに思っておりますので,よろしくお願いいたします。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(橋本) 以上で横山議員の一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は13時15分とします。(午前11時56分) ○議長(橋本) 再開します。(午後1時15分) ◆9番(寄定) まず初めに,入江町長におかれましては,このたびの町長選挙では2期目のご当選を誠におめでとうございます。誰もが挑戦できる町,また住んでよかったと実感できるまちづくりを目指し,8つの挑戦をテーマに掲げた積極的な町政運営に対して1期4年間,評価と,そして本町のこれからの持続可能なまちづくりへの期待を込めた大いなる信任を得られたものと思っております。議会と町長とは二元代表制のもとで切磋琢磨しながら建設的な議論を深め,よりよい政策形成に努め,町民福祉の向上と町の持続的な発展に寄与しなくてはなりません。そのために前向きで建設的な議論を重ねて政策決定をしてまいりたい,そう努めてまいりたいと思っておりますので,どうぞよろしくお願いを申し上げます。 それでは,まず初めに,町長の所信表明を踏まえ質問をいたします。 町独自の奨学金制度の創設を模索,検討されておりますが,具体的な構想とその内容をお伺いいたします。 そして次に,若者の地方定住を促進するため,奨学金返還支援事業に取り組むべきであると考えますが,ご見解をお伺いいたします。 ◎町長(入江) 寄定議員のご質問ですけれども,初めに,ご丁寧なお祝いのお言葉をありがとうございます。議員の皆様とともに神石高原町のまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いをいたします。 それでは,ご質問ですけれども,所信表明について,町独自の奨学金制度創設の具体的構想と返還支援制度の導入について,一括して答弁をさせていただきたいと思います。 奨学金制度は,国や自治体,企業,団体が行っているものなど,様々な制度がございます。その中で,本町では基本的な考え方として,本町の子どもたちを町民みんなで育てる,支援するという制度を検討しているところです。また,奨学金の返済支援制度も制度化するように検討したいと考えております。 いずれにいたしましても,本町に帰ってこられるような制度を早期に整理して実現したいというふうに考えております。 以上です。 ◆9番(寄定) 子どもたちを町民みんなで育み支援するということは非常に理想的でいい制度だと思いますけど,具体的なことについて少しお伺いしたいと思いますが,この奨学金制度,本町独自の制度についての具体的な構想といいますか,具体的な内容について,現段階で答弁できる範囲でお願いをしたいと思います。 ◎町長(入江) 基本的には,鹿児島県の長島町がブリ奨学金という制度を創設をしましたけれども,そういった町民みんなで子どもたちを支援するという仕組みを検討している,そういうところをモデルに支援しているところですけれども,現状といたしましては政策企画課のほうで答弁をさせていただきます。 ◎政策企画課長(岡崎) 町独自の支援制度の具体的な内容をどこまで整理ができているかということであります。 町長答弁申し上げましたように,いわゆる鹿児島県の長島町がやっておりますブリ奨学金の例があります。これはブリが1匹というか,に対して幾ばくかの賦課金というか,ブリ1匹何円をその奨学金制度の中の基金の中へ積み立てていくという制度でありまして,子どもたちがブリという周遊海魚のように大きくなったら帰ってくるという願いを込めて作っておられる制度であります。それについては全国で6の自治体が加入をされて,ブリ奨学金と同じような取組をされています。愛媛県の上島町でも同じような取組をされております。我々も参考にさせていただきましたけれども,長島町がやっておりますブリ奨学金,そこはブリの産地でありますが,本町では全町民が一律ということではありませんけれども,機会あるごとに子どもたちの将来を願っていけれるような仕組みを作りたいというふうに思っておりますので,町民の方々へ浄財を求めていくような制度ができることを今内部で検討している状況であります。具体が決まりましたら早々に皆様方にお話を申し上げたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 ◆9番(寄定) 広く町民が参加できる基金を創設というふうに受け止めたわけですが,各自治体等でいろんな奨学金があります,日本学生支援機構もありますし育英会もあります。今私はこの子どもたちの進学,大学あるいは高等学校も対象になるかと思うんですが,そういった勉学を支援していく上で,経済的な理由で諦めることのないようにやはり支援していくということは非常に大切だと思っております。国のほうも給付型奨学金等の充実をしておりますけどが,そういったことに踏み込んで町全体で未来を担う人材育成をしていくと,こういう趣旨には大いに賛同をしております。 しかしながら,この奨学金制度はまだできておりませんが,これから早急に創設されると思いますが,町民の皆さんの理解を得るということもなかなか全町民ということは難しいと思いますけどが,有志の方あるいは事業所,企業等に幅広く参加をいただきたいなとは思っております。 その上で,これから勉学に励む子どもたちと併せて既に奨学金を借りて勉強して,そして社会へ出てる人,あるいは社会へ出ようとしている方に,今回コロナ禍を通じていかに支援ができるかということを考えたときに,やはり奨学金の返還支援事業を早期に,奨学金制度より先に,すぐにでもできることですので取り組んでいただきたいと。これは再々,4年前からも申してることですが,なかなか実現しないんですが,今年の4月から国のほうの対応も,基金を設けなくても国のほうが10分の10特別交付税で対応できると,このように改めたわけでございますので,しっかり取組を進めていただきたいと思います。 この奨学金制度について,各自治体でいろいろな取組もされておりますけどが,この6月時点だったと思うんですけどが,32府県423の市町村が奨学金の返還支援の事業にもう既に取り組んでおります。特に鳥取県,広島県も取組をしておりますけどが,鳥取県が取り組んでいる内容と広島県は少し違うんですけど,鳥取県の場合は直接支援をしておりますけどが,広島県の場合は採用した企業のほうから奨学金を借りてる従業員の人に支援していく,それを県が企業へ支援するというような形だと思うんですが,広島県の支援,あるいはそういったものを活用しながら神石高原町も早期に取り組んでいただきたいと思います。 ちなみに,鳥取県の取組としまして,UIJターンの促進ということで2015年から始まっております。県と産業界が協力して基金を設置しております。対象は奨学金返還中,または返還予定の新卒者と35歳未満のもう既に卒業した方ですね,既卒者で,そして県内の企業などに正規雇用で就職し,8年間継続して勤務する見込みであることが条件となっております。出身地は問われません。最大216万円の助成ということで,今年の11月末現在ですね,489人が利用されておりまして,そのうち345人が県外からの就職者という,非常に2年ぐらい前からすれば倍ぐらいの成果が上がっているような状況です。本町におきましてもこうした若者の地方定住と,定着ということを考えたときに,そういった支援制度を設けていくことが大切だと思います。奨学金は,いわゆる自治体の市町村も独自の奨学金であれ,日本学生支援機構の奨学金であれ,全てが対象になると,このようになっておりますので,これに取り組まないところは置いてきぼりになるというような状況ですので,若者が神石高原町を選ぶ一つの基準がそういうことになりますので,しっかり取組をしていただきたいと思います。その辺についてもう一度お願いをしたいと思います。 ◎町長(入江) まさに議員おっしゃられるとおりで,町独自の奨学金を模索をしておりますけれども,なかなか原資等々のところで時間がかかっております。その代わりではないですけど,先んじて返済支援制度について今ご提案もいただいて,まあ前からいただいてますけれども,具体的に進めていくよう早急に努めてまいります。 ◆9番(寄定) よろしくお願いをしたいと思います。 それでは2点目の,新型コロナウイルス対策についてお伺いをしたいと思います。 第3波への備えと対策ということですが,新型コロナウイルスの感染症は全ての生活者が被災者である災害とも言うべきものではないでしょうか。公正公平で分断のない社会の実現,不安,不信による分断を回避し,支え合いによる連帯を生むことが大切だと思います。住民の不安や不公平感の放置は社会の分断を生み,弱い者たたきにもつながる可能性があります。断じて回避しなければなりません。 第3波への備えと対策について,感染拡大防止対策と経済対策,生活支援は最も重要であり,今後も感染拡大状況を慎重に見極めて対策を講じなければなりませんが,具体的な取組をお伺いしたいと思います。 そして,2点目ですが,これまでの経済対策に該当しなかった者への支援策ということですが,これまでの経済対策による支援策にぎりぎり該当しなかった事業者への段階的な支援も必要ではないでしょうか。見解を伺います。 3点目ですが,障害者へ配慮した対策ということですが,障害者へ配慮した対策が重要であると考えております。例えばエブリイからいただいたお菓子を子どもたちにプレゼントしましたが,特別支援学校に通学する障害を持つ子どもさんが当初は対象外でありました。また,視覚障害や聴覚障害の人への通知の仕方など十分な配慮が必要と考えますが,ご見解をお伺いいたします。 以上,3点お願いします。 ◎町長(入江) 新型コロナウイルス感染症の対策についてのご質問ですけれども,第3波を踏まえたコロナ対策はというご質問です。 まずは,感染防止対策として告知放送や広報を通じ,マスク,手洗い,3密の回避などの対策を引き続き周知をしてまいります。 また,新たに県が実施主体で高齢者,障害者が入所,入居する施設に従事する職員を対象として,新型コロナウイルスの抗体定量検査を実施する予定でございます。高齢者等の感染リスクが高い施設で検査体制を充実し,入所者が安心して生活でき,また職員が安心して働ける環境を整備したいというふうに考えております。 感染リスクを高める行動,会食や飲み会等ですけれども,そういったものへの注意を徹底し,リスクが高まる五つの場面などを改めて周知啓発をしてまいります。 2番目の経済支援,これまで対象外となった方への対策ということですけれども,これまでの支援策は,基本,前年対比30%減を基準に制度設計を行ってまいりました。この条件に満たない企業者,事業者が存在することも承知をしております。これまで2月から9月の営業期間を対象とした二つの支援策を実施しており,延べ284事業者に8,837万4千円の給付型の支援を実施してきたところです。 その他,町内事業者を対象とした消費喚起,PayPayやプレミアム通貨券の実施や,事業継続のための施設改修等の支援,雇用マッチングイベント等を実施をしてきたところです。給付型の支援のみに捕らわれない形で,今後の動向を踏まえ,有効な支援策についてさらに検討を行ってまいります。 議員ご指摘の段階的な支援策におきましても,その基準に満たない場合が必ず出てくることが考えられます。支援が行き渡るためにどう制度設計をするのがいいのか,また検討してまいりたいというふうに思います。 3番目の障害者への支援策ですけれども,こちらの調査不足により,町外の学校へ通学されている児童・生徒の把握が十分でなく,結果としてお菓子の配布がスムーズに行われなかったことについては反省をしているところです。今後このようなことがないよう取り組んでまいります。大変申し訳ございませんでした。 コロナウイルス感染症に係る情報等の周知の現状ですが,音声や点字にした周知の方法は今は行っていません。家族,ヘルパー,相談員等の支援や障害サービス申請等で援助が必要な場合は,相談支援専門員等の仲介で本人に伝わる形となっております。福山市の取組では,希望があった場合,行政文書を音声で読み上げる仕組みを活用されているようです。また,スマートフォンにより文字データを音声で読み上げるアプリが普及しているというふうにもお聞きしております。今後とも障害者に対する情報提供等について,障害者団体等と情報共有し,連携を図りたいと考えております。 以上です。 ◆9番(寄定) 感染拡大が全国的になかなか終息へと向かっていないということが非常に心配されますけどが,これから年末年始にかけて,やはり気をつけていかなくてはならないと思います。広島県にあっては現在本町が感染者がいないということでありますけどが,やはり大切なのは感染拡大防止,そしてこれによる経済支援ですね,影響を受ける,この2点はどうしても中心に取り組んでいかなくてはならないと思います。 やはりこの中で,今答弁いただきました中で,そういう特に弱い立場の方,高齢者や障害者が入所施設での感染リスクが高い,そういった施設の感染防止対策というのを一番,あるいは医療施設,そういったことが考えられますが,それ以外の,最後答弁いただきましたけど,最後といいますかね,この感染リスクが高い五つの場面というようなことも言われましたけどが,我々が常日頃気をつけていかなくてはならない部分もたくさんあると思うんで,特にそういった部分を周知徹底をしていかなくてはならないというふうに思っております。 それで,この感染防止対策と併せて,まず最初に感染防止対策の具体的な五つの場面等のことについて,詳しく具体的なご答弁をまずいただきたいと思います。 ◎保健福祉課長(松井) 失礼いたします。 議員ご質問の感染リスクが高まる五つの場面について,広島県のほうから集中対策として示されたものでございます。機会をいただきましたので,少し詳しく説明をさせていただきたいと思います。 その五つの場面といいますのが,まさにこの年末年始の時期に人が集まれる機会が多数あると思います。 例えば場面1としましては,飲酒を伴う懇親会等に気をつけていただくこと,長時間でありますとか大人数が滞在しますとやっぱり感染リスクが高まってまいりますので,そこでのご注意をお願いしたいと。 続いて,場面2でございます。大人数や長時間に及ぶ飲食でございます。はしご酒とかそういったことも考えれますので,そうしたところ,それから飲食の場合,大声になりますと飛沫が飛びやすくなるといったところの場面を注意していただきたいというところでございます。 それから,場面3としまして,マスクなしでの会話でございます。マスクが日常的にはなっておりますけども,飲食をするということになるとどうしてもマスクを外す機会が増えるわけでございます。仲がいい方ですとどうしても,最初は緊張があったけれどもその緊張がほぐれて大きな声,近くになるとか,そういったところに配慮していただきたいというところでございます。 場面4としましては,狭い空間での共同生活というところでございます。寮で過ごされてる方もいらっしゃいますでしょうし,大人数が集まる場所でのそうした場所ではリスクが高まるというところでございます。 それから,場面5でございますが,居場所の切り替わりでございます。どういうことかと申しますと,仕事をされておりますが,その後休憩時間等で休憩場所に行って,そこで緊張感がどうしてもほぐれてまいりますのでそういったところ,例えばあと喫煙の段階でとかそういったところ,1から5までを五つの場面としまして位置づけられ,ここでは特に注意していただきたいというところでございます。 コロナウイルスの感染に当たっては,なかなかその特定が難しいところではありますが,そうはいいましてもやはり飲食によってということがこの間大体出てきておりますので,年末年始については特にそういったところに注意を払っていただきたいというところでございます。 以上です。 ◎副町長(森重) 今,保健福祉課長がおっしゃられましたが,そのほかに神石高原町では成人式の開催を1月2日に予定をしておりましたが,これにつきましては8月のお盆の時期に開催するということで再度の延期をいたしております。また,消防出初め式についても開催をどのようにするかというところを今検討中でございます。あと,役場職員につきましては,広島市への出張については今とめております。ウェブ会議等で必要な部分については行っているところでございます。あと,職員の忘年会,新年会についても控えるようにということで,外から持ち込まないということを徹底をして行っているところでございます。 ◆9番(寄定) ありがとうございました。引き続き感染防止対策に取り組むということが大切であると思いますが,先般の補正予算でも決まりましたけどが,ワクチン接種あるいは治療薬,これについての国を挙げてのワクチン接種の確保,あるいは国内での開発も進んでおりますが,全町民,全国民がワクチンの接種がいかに円滑にできるかということが大切だというふうに思いますが,その具体的なワクチン接種の時期についてはいろいろ言われておりますけどが,ワクチンの種類によっても変わると思いますけど,2月から3月というようなこともテレビ等では言っておりますが,もう期間がありません。通知とかそういうシステム等は準備できても,具体的なことがまだまだこれからだと思うんで,例えばワクチンがマイナス70度以下でないといけないとなりますと超低温冷凍庫が必要であるとか,保存するのに,そういった具体的なことについてのスケジュールはどのように思っておられるのか,考えておられるのかお伺いしたいと思います。 ◎保健福祉課長(松井) 新型コロナウイルスワクチンの接種スケジュールということに関してのご質問だと思います。 実は,先週金曜日に厚生労働省がウェブ会議にて説明会を開催されました。その中で示されたもので,もう少し質問,かなり不明な点もありましたので質問等もまだ多くありまして,正式ではありませんが,国が示されたスケジュールを少し触れさせていただきたいと思います。 順番的にはやはり既にマスコミ等で言われてますが医療従事者であるとか高齢者,そして一般の方という流れになると思います。スケジュールに関しては,医療従事者の方が2月の当初ぐらいからは予定されてました。で順次行われ,最終的には3月の終わりぐらいから,上旬ぐらいだったと思いますが,そちらが一般の方々というスケジュールであったと思います。 また,コロナウイルスのワクチンについては現在のところ海外の製薬会社3社のものでございます。一つには議員言われますようにマイナス70度程度のものでの管理が必要になるということも明らかにされております。それに当たっての保存状況についても既に国のほうも考えられて,大きな冷凍庫のようなもの,高額でありますけども,冷凍ボックスのような簡易的なものにドライアイスを詰めまして,それで冷蔵が保たれると。ただしそれはやはりずっともちませんので,途中でドライアイスを補填するような仕組みになっていたと思います。少し手間もかかるようでございますけども,そういったもので医療機関へ直接送付し,それで接種をしていくというようなところになっております。まだまだ不明な点もあります。医療機関で予約をどうするのかというようなこともはっきりとしたものがまだ出てませんし,もちろん大事なのがやはり町内の医療機関と相談もできておりません。このたびの情報提供を受けまして,早速そういう体制をつくっていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆9番(寄定) ワクチン接種に向けての体制もしっかり取っていただいて,このパンデミックは終息は必ずするわけですので,そういった絶望的な,悲観的な考えにならないようにしていきたいというふうに思っております。治療薬も日本国内でも非常に研究されておりまして,イギリスのほうでは変異してヨーロッパのほうに広がっておりますけどが,ウイルスも自分が生き延びるために感染力を高めていきながら弱毒化して人とともに生き延びていこうというふうな,まあコロナが考えるわけじゃないんですけど,そういう方向になっておりますので,悲観的にならずにしっかり対応をしていきたいなと思っております。 それから,2点目の経済対策については鋭意努力いただいて,これまでも度々補正予算で対応していただいて,また議会の意見やら,あるいは住民の要望,あるいは現状をよく把握していただいてきめ細かく取り組んでいただきました。しかしながら,これもなかなか線引が難しいところでございますけどが,できるだけそういった対象者の基準も緩和しながら段階的な支援をして,一人一人にやっぱり寄り添うきめ細かな対応をぜひしていただき,神石高原町の住民の皆さんが安心して暮らせるまちづくりのために取組を進めていただきたいと思っております。 障害者の支援については,こういった災害級のことが起きますと,いつも弱い人の影響が大きいということがありますので,よりきめ細かな寄り添う姿勢での対応,また誰一人取り残さないという支援,そういった希望の持てるまちづくりを目指して取り組んでいただきたいと思います。周知方法についてはいろいろな取組がございますけどが,もう少し踏み込んだ対応も検討しなくてはならないのかなというふうに思っておりますので,もしそういった聴覚障害,あるいは視覚障害者の方への周知方法について具体的な例がございましたら答弁をいただきたいと思います。 ◎保健福祉課長(松井) 議員のご質問の件でございます。視覚障害者,聴覚障害者の方へのそうした周知というところが十分できておらないというところは反省をするところでございます。現段階では,町長のほうも答弁しましたが,点字やそれから音声によるというようなサービスということは直接は行っていません。ただ,要望がありましたら,それには速やかに対応していきたいと思います。その対応の仕方で福山市の例を説明をさせていただきましたが,通常の広報文書を文字を音声に読み替える仕組みがございます。それをQRコードのような形で文書に添付し,そこには切れ目というか,触ったら分かるように溝がついております。そこを読み取り機械に当てるような,そういう仕組みがあるわけでございますが,そういった仕組みはありますが,ここ最近では要望ということはないようにございます。本町においてはそういった仕組みとしてはありますけども,要望等もうちのほうにはないわけです。ただし,やはりコロナ禍において,それから議員が言われましたようにやっぱりこれも一つの大きな災害ということも言えます。ですので,雨季には台風であるとか,そういったところへの周知とかというところも必要になってまいると思います。そうした方々への配慮を今まで以上にしっかりと声を聞きながら進めてまいりたいというところでございます。 ◆9番(寄定) ありがとうございました。よろしくお願いします。 それでは,3点目の子宮頸がん予防ワクチンの接種についてお伺いをいたします。 子宮頸がんは,日本では毎年約1万1,000人の女性がかかり,毎年2,800人が死亡し,30代までに治療で子宮を失う人も毎年約1,200人に上ると言われております。ヒトパピローマウイルスの感染が原因であり,予防接種によって防げる病気であります。子宮頸がん予防ワクチン接種の本町のこれまでの取組と現状をお伺いいたします。 2点目は,平成25年4月に予防接種法に基づき定期接種化され,積極的勧奨は中断されていますが。定期接種であり,公費助成での接種ができます。日本産婦人学会では,自治体が定期接種できることを対象者や保護者に告知することが重要であるとしております。対象者への周知など,積極的勧奨を再開すべきではないでしょうか,ご見解をお伺いいたします。 ◎町長(入江) 子宮頸がん予防ワクチンの接種についてのご質問です。 これまでの取組と現状はというご質問ですが,子宮頸がん予防ワクチンの接種については,これまでは厚生労働省からの通知により積極的勧奨は行っておりませんでした。今年10月にヒトパピローマウイルス感染症の定期接種の対応について,勧告という形ですけれども,の一部が改正され,対象者等が情報に接する機会を確保し,接種するかどうかについて検討,判断できるよう,市町村は改訂されたリーフレット等を対象者等に個別通知するよう通知がありました。それを受け,本町でも小学校6年生から高校1年生139人の保護者に対しリーフレットの発送を行ったところでございます。 2番目の,積極的勧奨をすべきではというご質問ですけれども,積極的勧奨につきましては,10月の一部改正でも,接種について検討,判断するために必要な情報をお届けすることを目的としており,情報提供に接種を受けましょう,接種をお勧めしますなどの積極的な勧奨となる内容を含まないよう留意する必要があるとされています。国から積極的勧奨の通知がない中で,単独での判断は困難だというふうに考えております。国の方針にのっとった方法で,対象者へ接種についての情報提供を行いたいと考えております。 以上です。 ◆9番(寄定) 厚労省のほうも副反応ということ,あるいは訴訟ということもありまして,積極的に勧めておりませんけどが,定期接種として公費助成がなされているという非常に矛盾したような状況ではございます。このことについて周知がこのたび10月に保護者等にされましたが,やはり本人に対しても,学校等においてそのがんに対する教育も必要だというふうにも思っております。 この中でやはりワクチンの有効性について,あるいは副反応についてのいろんな因果関係の調査が今まで長い間かかって厚労省でも行われておりますけどが,その因果関係は立証をされていないと思うんですが,その点についてワクチンのまず有効性,そして因果関係の立証についてお尋ねをいたします。 ◎町長(入江) 正確な数字は分かりませんけれども,いろいろなところで検証がされて,このワクチンだけではなくてほかのと併せて何か数字が出てたと,ちょっとはっきりどうも分かりません,覚えてませんけれども,かなり有効性があるということはインターネット等でも報道されているというふうに思います。すみません,今ちょっと数字は分かりません,申し訳ございません。 ◆9番(寄定) 最近,新聞等でもその予防効果が高いと言われて,スウェーデンのカロリンスカ研究所でこのリスクが9割減少すると発表されておりまして,このワクチンのそういう効果についての研究がはっきり出されておりまして,有効性がある程度証明されておりまして,その中でWHO,世界保健機関が調べたうちでは,2019年に15歳の女性のうちヒトパピローマウイルスのワクチンの接種が完了した割合はイギリスやオーストラリアで8割,アメリカでは55%。ところが接種率が低いんですね,日本では0.3%という。ですから,先進国の中で子宮頸がんによる死亡者も極めて多い日本を非常に心配をしているところであります。ですから,積極的な勧奨を中止しているということでありますけどが,その正しい知識を周知して,できるだけ受けていただくということが大切かと思うんです。このがんというのは長い時間かかって浸潤していって重症になるということでありますので,ワクチンと併せて検診で防いでいくということが大切だというふうに思っております。赤ちゃんの宿った知らせとがんの通知が一遍に来るような不幸なことのないように,しっかり取組をしていかなくてはならないと。将来のやはり命と健康を守るという意味で,その辺もしっかり取り組んでいかなくてはならないかなというふうに思っております。 それでは次の,環境問題についてお伺いをしたいと思います。 産廃施設が,汚泥堆肥をニンニク栽培のためと称して大量に岡山県境の圃場に投入しておりますが,どのように現状把握をしているのか。また,神石地区では鶏ふんの大量投入というものがありまして,環境への影響はどうなのかをお伺いしたいと思います。 そして次は,仙養ヶ原への不法投棄ということでありますが,ごみの不法投棄ということがありますが,9月の連休に仙養ヶ原へごみの不法投棄があるとの通報があって,警察が現地調査をした事案がありました。ごみの不法投棄の事実はあったのかなかったのか,事実関係を伺います。 3点目ですが,ピースワンコ・ジャパンの犬の殺処分ゼロの取組により,保護した犬の排せつ物による地下水の汚染など環境への影響を懸念する地元住民の声がありますが,実態と事実関係をお伺いいたします。 以上3点,お願いします。 ◎町長(入江) 環境問題についてのご質問でございます。 初めの汚泥堆肥や鶏ふんの大量投入の現状と課題はというご質問ですけれども,ご指摘のジャンボニンニクの栽培等,有機肥料を活用したビジネスについては,当該業者から直接話を聞いたこともございます。ですので承知はしているところですけれども,事業活動,事業として行われていることですから,業者が実施をされていることでもありまして,町としてそのことに関してお答えする立場にはないというふうに思います。 神石地区の鶏ふんにつきましては,畑に投入はされましたけれども,その後,業者によって撤去されたというふうに聞いております。 2番目の仙養ヶ原へのごみ不法投棄の事実関係ですけれども,この件については不法投棄ではなく,仙養ヶ原森林公園内から発生する剪定の枯れ葉や枝とか枯れ木,雑草等,公園を維持管理する際に発生する有機物を園内で処理,活用するための置場に持っていってたというふうに確認をしております。したがいまして,通報された方は再生可能な木質有機物等をごみの不法投棄というふうに思われたようですけれども,これはごみの不法投棄ではありません。 3番目の犬殺処分ゼロの取組による環境への影響ですけれども,犬の排せつ物は,固形物は産業廃棄物として業者が収集,処分をしております。液状のものについては浄化設備に流入するようにし,処理をした上で放流しているというふうにお聞きをしております。 以上です。 ◆9番(寄定) 岡山県境への汚泥堆肥の投入については,ちょうど4年前ですね,岡山県井原市の村入地区,そして神石高原町の忠原の数件の方で水源に利用してるその上流域に,そこへ汚泥堆肥の大量投入があったことがありまして,4年前にその安全対策,そして環境への影響のないようにということで要望もいただいておりますが,その点について神石高原町議会としても産業建設常任委員会で現地調査,あるいはその業者からの聞き取り調査等も行ったところでございます。そういったことで,圃場はその産廃業者の持ち物でございますし,町が関与してないと言われればそうですが,環境への,地下水への影響はないかということで心配をされておるわけでございます。ご存じのように,下水汚泥におきましては重金属等の有害なものが含まれている可能性が多いというふうに言われておりますので,そういった点では全く行政が関係ないとは言えないというふうに思うんです。やはりそういったものが我が町で,もちろんその汚泥はよその市町から引き取ってるもので,我が町のものではないんです。だから迷惑受けてるのは神石高原町だと思うんですよ。ですから,やはりその辺も毅然と,調査をどのようにされてるのか,事業者からの聞き取りあるいは定期的な報告を求めてたはずですが,その点についてどのように指導されているのかお伺いしたいと思います。 ◎環境衛生課長補佐(森山) 地下水への影響はということでございますけれども,当該業者の活動に伴うものにつきまして,その水質汚濁を防止するような規制のこれが適用になりますとかといったようなものはございませんで,一般的な環境省に定める一律基準が参考になろうかと思われますし,また飲用に使われてるということでありましたら水道関係の飲用の調査項目,この項目に準じて検証していけば,その基準に適合しているかどうかということは確認できようかなと思います。従前からの数値があって,その事業活動に伴って継続的に調査をしているということでありましたら,その数字の変化が見られれば悪化している,基準の範囲から外れる程度に少し数値が悪化しているなというような事象がございましたら,またそれで事業者との協議ということもしやすいですけれども,特にその点については町として事業者の自主的な水質検査の記録ですとかといったものが今手元にはございません。 ◆9番(寄定) まあ神石地区の鶏ふんにしてもそうですが,下流域への地下水等の,あるいは流亡したりするということでの影響ということですね,今説明されましたけどが,それはなかなか期間もかかるし難しいと思います。ですから,やはりジャンボニンニクを作るといってあれだけ大量に投入をされてるというのは埋立をしょうるようなものでございますので,その辺を,行政としてはそういうのはなかなか難しい部分があるかと思いますけどが,しっかり監視をしていかなくてはならないというふうに私は思っております。 2点目の仙養ヶ原のごみの不法投棄ではないということでございますが,私はこの連休中にこうした騒ぎを起こされて,非常に営業妨害に当たることがあったということで,非常に私は地元として怒りを覚えたわけです。事実無根のことを,デマ,そういったものを元に警察へ通報し,警察が来て調査に入ったといって,それをネタに皆さんに不安をあおる,こういうことに対して,まあ時期が時期でありましたので一々反論できない部分があったかと思いますけどが,こういった事実はないんだよということを特に心配している地元住民に,また町民に正しい事実を周知する努力をしていただきたいと思うんです。でないと,それがうそやデマが続けばそれが真実のように受け止められて,不安だらけになるわけです。その点について,仙養ヶ原というのは町有地でございますけど,PFIによってティアガルテンが今管理しております。だから,ティアガルテンの管理がずさんなようなイメージを受けて,そして地元の住民がやはり疑心暗鬼,こういったことが起きたわけです。これに対してどのように真実を伝える努力をされるのかを伺いたいと思います。 ◎町長(入江) 私もこの件の話を聞いて,そこの管理者から話を聞いたんですけれども,非常に多くのお客さんが来られているときにパトカーが2台も来て,しかもそれを呼ばれた方が町内の人間だったということで,非常に対応に苦慮されてるということをお聞きをしました。現実は警察の方ももう不法投棄ではないと,これは。明らかにそこに処理してるというか,関わってる人が分かってますから不法投棄ではありませんということで帰られたということだったんですけども,仙養ヶ原からのほうからすれば本当に大きな営業妨害ではないかというふうに私も思ってます。こういった事実を新年互礼会とかで私もちょっとお伝えをしようかなと思ったら,コロナの関係で中止になったということがありますから,自治振興会長さんを通じて,こういうことが真実ですということはお知らせをしたいというふうに思ってます。 ◆9番(寄定) よろしくお願いします。 それから最後の,本町が行っている犬の殺処分ゼロの取組による環境への影響ですが,これも全く環境への影響なく正しく処理されているわけでございますが,同じように同じ時期に地元住民を中心としてその犬舎から流れ出る犬のふん尿が水へ影響してると言い触らされて,下流域に住む私たち住民が非常に不安に思っておりました。そういう事実がないのにもかかわらず,こういうイメージを貶めるようないわゆる誹謗中傷,これはまさに名誉毀損に当たる内容じゃないでしょうか。こういったことのないように正しい情報を発信し,理解をしていただいて,住民理解のもとでこういった事業も進めていかなくてはならないというふうに思います。 私が平成24年6月の定例会の一般質問で,殺処分ゼロの生命尊重の取組を率先して我が町で行うべきだと提案して,その当時の牧野町長が,殺処分ゼロの町へ向けて高らかに宣言したいと,このように答弁されたわけです。そこから町として殺処分ゼロが始まったわけです。それ以前にもう既にそういう取組がピースウィンズ・ジャパンで始まっておりましたけどが,町として自治体として宣言したということは全国の知事あるいは市長等から評価が高かったわけです。国の偉大さ,道徳的発展は,その国における動物の扱い方を見れば分かる。インド独立の父,マハトマ・ガンジーの言葉であります。動物というのは小さな命,弱き者たちの総称かもしれませんが,小さな弱い立場の命や権利を大切にする社会,そういうのはきっと人にも温かい社会であり町であるというふうに思います。私たちは,神石高原町はそのような思いやりのある社会,町を目指すべきであると,また目指しているというふうに思うわけですが,町長はその辺についてどのように考えておられるのかをお伺いしたいと思います。併せて,殺処分ゼロのこの取組を継続するのかどうかも併せてお伺いしたいと思います。 ◎町長(入江) まさに平成26年度の定例会においての宣言ということで,私もそれを引き継いで今も進めているところです。この取組は全国的にも非常に評価が高い,ふるさと納税の対象にもなってますけれども,2万人を超える方からそういったふるさと納税応援の寄附も集まっているところです。ただ犬の数が多いですから,その管理はその団体にしっかりやってくれというお願いをしっかりしながら,指導しながらこの取組はこれからも継続していきたいというふうに考えております。 ◆9番(寄定) 弱い者の立場,またそういった命を大切にするという取組,またこういったコロナという大きな影響の中で神石高原町がやはり魅力あるまちづくり,そして一極集中から地方分散へと,その受皿となるような本当に魅力あるまちづくりをこれからしていかなくてはならないというふうに思っております。入江町長の,今回そういった町長選を通じて多くの信任を得られたわけですので,これから多岐にわたる政策を前へしっかり進めていただきたいと思います。そういう思いで私たちも全力で政策提案をしながら取組を進めていきたいと思っておりますので,どうかよろしくお願いを申し上げます。 以上で質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(橋本) 以上で寄定議員の一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は14時25分とします。(午後2時12分) ○議長(橋本) 再開します。(午後2時25分) ここで入江町長より発言の申出があります。 ◎町長(入江) ちょっと答弁の訂正をさせていただきたいと思います。 寄定議員のご質問,新型コロナウイルスの関係のご質問です。第3波を踏まえたコロナ対策はというご質問の中で,私が,高齢者,障害者が入所,入居する施設に従事する職員を対象として新型コロナウイルスの抗原定量検査を実施する予定ですというところを,新型コロナウイルスの抗体定量検査と申し上げました。正しくは抗原定量検査を実施するという内容ですので,訂正をさせてください。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(橋本) 引き続き一般質問を行います。 ◆8番(藤田) 本日,一般質問最後となりました。お疲れのことと思いますが,簡潔に質問させていただきますので,答弁のほうよろしくお願いします。 ○議長(橋本) 藤田議員,マスクを外しても結構です。 ◆8番(藤田) 今回は,町長の所信表明についてと,町民の声からの要望について2点についてお尋ねいたします。 質問に入る前に,まず最初に入江町長,再当選誠におめでとうございます。今日までの4年間の実績が評価されたことと思います。そうした中にあって,森重副町長をはじめ執行者の皆さんの影の力もあるということを忘れないでほしいと思います。これから健康に留意されて,我々町民が安心して暮らせるためにご活躍を祈っております。 それでは,町長の所信表明についてでございます。 16年前の合併の基本は,油木,神石,豊松,三和の四つの地域の均衡ある発展であると言われておりますが,それぞれの地域の特性,資源の有効活用について,少し具体的に考えがあればお聞かせください。 次に,小規模産業団地整備についての具体的な考えについてお伺いいたします。 次に,神石高原町食と癒やしのリゾート構想についてお尋ねいたします。 次に,町内観光施設の現状と今後の対策についてお伺いいたします。 ◎町長(入江) 藤田議員のご質問に答弁申し上げます。 初めに,丁寧なお祝いのお言葉をありがとうございます。引き続き副町長をはじめとし,職員とともに神石高原町のまちづくりを進めてまいりますので,引き続きご指導,ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。 それではご質問ですけれども,所信表明についてのご質問です。 それぞれの地域の特性,資源の有効活用についてのご質問ですけれども,合併建設計画を策定した段階で,地域の特性や資源を前提に四つのゾーニングを行っております。教育,観光,産業,保健福祉の四つのゾーンでございます。新技術の導入や新型コロナなど,合併時からは状況は変わってきていますけれども,基本的な特性や資源は変わりません。合併の趣旨を基本に,均衡ある発展を計画をしてまいります。 二つ目の小規模産業団地整備についての具体ですけれども,小回りの利く産業団地は整備に係るハードル,場所や整備費や法令等のことですけれども,そういったハードルは高くないと考えております。どういったニーズがあるかなど,内部で調査検討してまいりたいと考えております。 3番目の神石高原町食と癒やしのリゾート構想についてですけれども,第2次長期総合計画の観光振興の今後の方向性に,農業体験型観光の振興や,第2期総合戦略では健康をテーマとした観光地づくり,観光に健康づくりを付加したヘルスツーリズム等,本町の自然などの特徴を生かした観光地づくりが上げられています。この実現のためにも,町観光協会と連携し,観光振興計画を策定し,さらに食と癒やし,リゾート性など,本町の特徴を生かした観光開発に取り組んでまいります。 4番目の町内観光施設の現状と今後の対策ですけれども,町内主要宿泊施設の入り込み客ですけれども,1月から11月末の前年対比56.2%で半減をしている状況です。宿泊施設は,Go To トラベルキャンペーンや広島県の誘客キャンペーンにより回復の兆しもありますが,見通しは立たないのが現状です。 一方,新型コロナウイルス感染症の影響により,より安全に旅行を楽しむ手段として,キャンプ等を行っている施設では非常事態宣言解除後の6月から増加に転じ,年間を通じては前年度並みとなる見込みでございます。 今後の対策でまず重要なことは,健康,衛生面の配慮や3密の回避策だというふうに思います。また,新型コロナウイルスに対し不安なく宿泊や体験,食事を楽しむために,また本町に来られる前,滞在中,場合によっては旅行後も細かい情報提供や問合せへの対応を行うことだというふうに考えております。観光客と観光地とのやり取り,コミュニケーションを繰り返すことで互いに信頼が増し,今までにない継続した関係を築けることになるのではというふうに思います。 消費喚起策については,町の独自の施策として,観光施設に留まらず,第二弾となるキャッシュレス決済,PayPayを活用したポイント還元事業を実施する予定でございます。 以上です。 ◆8番(藤田) 私も認識不足で,16年前に四つのゾーン分けがしてあったということを存じておりませんでした,恥ずかしいことでございますが。それで,四つの地区のゾーン分けですね,教育,観光,産業,保健福祉,これはどの地区がどれに該当するんですかね。 ◎町長(入江) 油木が教育文化,神石が観光,豊松が農業,三和が保健福祉,そういった地域発展の概念という形で計画に規定をされているというか掲載をされてます。 ◆8番(藤田) それで,今までそれぞれの地区の特色ある資源の活用についてということが言われておりますが,16年前です,それからそれぞれの地域の具体的な施策というものはどういったことを考えてこられたのですかね。 ◎町長(入江) 油木の教育文化においては,油木高校を中心としたまちづくりを進めてきたところです。ほかにもありますけれども,主なものとして神石は帝釈峡とかスコラ高原を中心とした観光振興,豊松はマル豊トマト,最近はブドウも多いですけれども農業振興,三和は保健福祉ということで町立病院を核としたそういった取組だと,主なものはそういったところだというふうに思います。 ◆8番(藤田) それで,私は均衡のある施策ができたと思うんですが,先般町民の方から,神石高原町の行政は南高北低であるという言葉をいただきました。私も天気予報で西高東低というのはよく聞くんですが,我が町の行政が南高北低であるという言葉は初めてお聞きしました。確かにここ一,二年の事業は道の駅の改修,くるみ保育所の建築,それから現在進められております庁舎,病院の建築ということで南部地区に施策が集中しているのでそのように思われるかも分かりませんが,今までの施策で私も少し,今の神石地区は観光,油木は教育,豊松は農業,そういった既存の施設はあるわけですが,それプラスもう少し加担するといいますか支援するというか,そういった施策が少しおろそかであったのではないかと思いますが,その点どのようにお考えですか。 ◎町長(入江) 私は所信表明の中で,4地区の均衡ある発展というふうに申し上げました。ソフト,ハード含めてという言い方もしてますけれども,確かに今南高の,南の部分は三和のことですけれども,目に見えるハード事業は確かに今多く実施をしてます。ただ,庁舎,病院は全体の施設です。道の駅も全体の施設です。ですから,そういったところを除くと,若干目に見えるものは多いかもしれませんけれども,バイパスもできたりしてという部分はあるかもしれませんけれども,そういった大きな部分を除くとそんなに三和のほうがということもないのかなというふうに思ってます。見えない部分も,例えば神石のいろんな町営住宅の水問題とか町なかの水等々につきましても相当な経費負担というか,費用も町のほうが対応していますし,豊松のトマトにしても選果場の改装とかいろんなことをやってきてるわけです。同じようなものを全地域に整備するということにはなりませんから,そこはソフトの部分というところも見ていただきたいなというふうに思います。 これからは今のその四つのゾーニング以外も,少し時代が変わってきてますから,それぞれの地域の特色を生かした取組をしっかり進めていきたいなというふうに考えております。 ◆8番(藤田) まあ言われるように,定住団地を神石,油木,豊松のほうに造っても売れるかどうか分かりませんし,直販施設を町内へ2か所も3か所も造るわけにはいかないわけですが,基本であります今の教育,観光,産業をこれからも,まあ私も南部の議員ではございますが,そうした町内均衡の取れた発展のために,しかも入江町長がこれからもっと継続していっていただくためにも,全体を考えた,町民の中から南高北低であるという町民がおられるわけですから,そういったことにも配慮した施策をやっていただくことを望んでおきます。 次に,小規模産業団地整備についてでございますが,私も以前,団地整備について牧野町長時代に要望したことがあります。これからもよく検討していただいて,需要はあると思いますが,可能性について町長のお考えがあればお尋ねいたします。 ◎町長(入江) これは私も福山で不動産をされてる方とちょっと話をしたら,大きな企業の団地,ここで言うと例えばカイハラさんのような大きなものというのはやはりかなりハードルが高いけれども,10人以下の工場をやられてる事業所とかというのは福山の市内にも結構あって,移転をしたい,規模拡大をしたいとかというところもかなりあると。そういうところは都市計画か何かで福山内で移転するのはなかなか難しいから,神石とかでもかなり可能性はあるんじゃないかという提案をちょっと前に聞いたことがあります。ですから,そういったところをしっかりどういったところにどういったニーズがあるのかというところを調査をしながら,そんな大きな整備ではありませんけれども進めていけたらというふうに考えてます。 ◆8番(藤田) 早い取組をお願いしておきます。 次に,食と癒やしのリゾート構想についてのご答弁をいただきました。そうした中で,我が町の観光施設は常に私考えるんですが,道の駅,神石高原ティアガルテン,ヒコーキ・タワー,幸運仏,星居山,スコラ高原などの施設が点在していると思うんです。その観光施設を点から線へつなぐために具体的なお願い,ご提案をしたいと思いますが,実は私の地元でございます旧井関小学校の跡地ですね,この有効活用について,この構想に入れていただけないだろうかというお願いでございますが,いかがでしょうか。 ◎町長(入江) この食と癒やしリゾート構想ですけれども,神石高原町は高原ということもあって非常に夏は涼しくてリゾート性が高いという話を,そういう観光を営まれてる方から聞きました。だから,しっかりPRをしても間違いなく反応があるんじゃないかということを聞きました。もともと,例えば五つ星とかそういう今は列車とかもありますけれども,そういったイメージで神石高原町の観光をPRしていきたいなというふうに思ってましたから,今回そういった,しかも議員言われるように点を線にして,最終的には面にしていくというような取組をしていきたいというふうに思いますが,いずれにしても観光振興計画の中でそれをうたっていきたいと思います。 井関小学校のところですけれども,内容がどういった形でそこの役割というものが計画の中に盛り込めるかというのは,これから検討していきたいというふうに思います。 ◆8番(藤田) 国道沿いでもありますし,温泉施設とのコラボによって活用ということも考えられますので,よろしくお願い申し上げます。 特に私がそれを申しますのは,今の旧校舎の利用については廃校当初は資料館として利用されておりました。少し空白時間がありましたが,十数年前からは町外の方が食堂として利用されております。この建物も築65年も経過しておりまして,耐震強度もないと思いますし,もっと有意義に活用されるべきかなという思いをいたしております。以前も校舎の2階をお借りしたことがあるんですが,2階へ大勢の方が上がりますと1階へごみが落ちるんです。このことは2階の床の強度がないんではないかというような心配があります。万一のことがあってもいけませんし,解体の必要があるのではないかなという思いでございます。今の状態で,運営についても住民の不満も少しございまして,町外の個人を重要視するのか,それとも地元住民の意向を酌んで観光振興にシフトしていただくのかの選択だと思いますが,もう一言,町長のご答弁をお願いします。 ◎町長(入江) 今いろいろお聞きをしましたので,ここは普通財産になってまして,総務課の管理でございますから,総務課のほうでまたいろいろ聞き取り等をさせていただきます。観光の計画の中にはどういった位置づけで盛り込めるのかというところも含めて検討させていただきたいと思います。 ◆8番(藤田) よろしくお願いします。 次に,町内観光施設の現状と今後の対策についてでございますが,本年は新型コロナウイルス感染拡大によって観光施設,大変な打撃を受けたわけでございますが,町においていち早い取組をしていただきました。緊急支援給付金,継続支援給付金,雇用維持助成金など対策を講じていただき,町内観光施設をはじめ事業者にとって有効な施策であったと町民から喜んでもらっていただきました。また最近になって感染が拡大し,町内事業者が困っておられると思います。これ以上の支援は考えられないのでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 新型コロナウイルス感染拡大に伴う事業支援ということで,今までいろんな事業を行ってきました,議員言われるように緊急支援,継続支援,雇用維持助成ということでやっております。現在,10月から来年の1月までを対象にした,雇用を維持をしていただくための雇用維持支援金というものを創設をしておりまして,現在4業者の方から支援の申請が上がってきております。こういったものを活用していただきながら,雇用のできるだけ維持をお願いをしたいということ,それから先般の補正でも可決いただきましたけれども,また2月,3月に町内喚起策としてPayPayの取組もさせていただきますので,そういったものをご活用いただければ幸いかと。よろしくお願いします。 ◆8番(藤田) コロナの直接の被害は我が町には今のところないわけですが,年の瀬も迫っておりまして,経済的な関係で被害者が出ないことを私は願うわけでございます。そういった意味で少し耳を長くしていただいて,町内業者,広く意見を聞いていただいて,経済的な犠牲者が出ないようにお願いをしたいと思います。 それから,消費喚起策としてのPayPayを活用したポイント還元事業も効果が高かったと思っております。第二弾として2月から3月に事業実施の予定でございますが,これはもっと早めるというわけにはいかないんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 私どもも,もっと早くということで計画をさせていただきましたけれども,これはPayPay株式会社との契約の問題がありまして,どうしても継続というか,数か月の間を置かないといけないということになっておるようでありまして,最短でも2月,3月という取組になってしまいました。よろしくご理解を賜ればと思います。
    ◆8番(藤田) 理解いたしました。 道の駅などでも10月,11月は売上げがずっと伸びたというのもPayPayのおかげがかなりあったと思います。他の施設においても皆さん喜んでいただいておりました。ですから,この辺の効果もまた必ず出ると思います。そういったことでご期待申し上げておきます。 それから,町民の声についてのお尋ねでございます。 平成30年7月の災害復旧に向けて,建設業者におかれましては全力で取り組んでいただいておりますが,復旧完了後に工事量が激減することが予想されます。今後の改良工事,リニューアル工事の予測と対策についてお尋ねいたします。 すみません,あと,続けて質問いたします。 コロナウイルス感染症対策において,今までの町の施策に対し,町民から高い評価をいただいておりますが,もう一段の施策が必要ではないか,先ほどのと少し重複いたします。これが町民の声でございます。 それから,わんぱくトマトガーデンにトイレができないかということで,先般たくさんの観光客が来ていただいておりましたが,その中の方からお声をいただいたのでお尋ねいたします。 それから,道の駅のトイレの改修が必要ではないかということでお声をお聞きしております。 それから,第2定住団地の建設は令和3年度に着工してほしいとの要望がありますが,この点についてもお尋ねいたします。 もう一点ありますが,これは後でお願いします。 ◎町長(入江) 選挙期間における町民の声についてご質問いただきました。 初めに,平成30年7月豪雨災害の復旧工事完了後に工事量が激減することが予想されるというご質問ですけれども,本年の災害も44件ほど出ております。全く災害がなくなるということはないのかなというふうに考えているところです。これからももちろん道路の改良工事も行ってはまいりますけれども,国土強靱化の中で,いずれ橋梁の補修や維持修繕工事にそのお金がシフトしていくのかなというふうに考えているところです。 いずれにしましても,国の交付金を使いますから,引き続き国,県にしっかり要望活動を行ってまいりたいと考えております。 2番目の,新型コロナウイルス感染症対策でもう一段の施策が必要ではないかというご質問です。 先ほど政策企画課長も答弁申し上げましたけれども,国の第3次補正予算などまだ,出てるんですけども具体的な情報がない状況ですので,なかなか想定をすることができませんが,町内事業者等々の状況をしっかり把握した上で,必要であれば迅速に対応させていただきたいというふうに考えております。 それから,わんぱくトマトガーデンにトイレができないかというご質問ですけれども,今のわんぱくトマトガーデンはお子さん連れの方々など多くの方にご利用いただいております。トイレがあれば便利ですけれども,道の駅の利用拡大ということもあり,当面の間は182ステーションのトイレを使っていただきたいというふうに考えております。 それから,4番目の道の駅のトイレの改修についてですけれども,さんわ182ステーション道の駅のトイレ改修については,このたびリニューアルをしましたけれども,そのリニューアルに併せて単独町費にて全面改修を計画をしました。しかしながら,今の既存の財産処分,今改修を行っているところですけど,今のあるところですね,の協議を行った結果,国の交付金の返還が必要であるということを指導を受けたことなどがあって,トイレ改修は見送ったところでございます。令和7年度まで,その処分の制限があります。今すぐには対応できない状況ですけれども,現在のトイレは狭い等々いろいろ課題がありますので,できるだけ早期に全面改修を行いたいと考えております。 5番目の第2定住団地の建設についてですけれども,第2定住団地構想は災害復旧,平成30年7月豪雨災害の復旧を優先するため一旦中止をしておる状況です。令和3年度においては,中断する前に計画をしておりました設計を行っていきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆8番(藤田) 災害復旧後の事業量のことでございますが,雇用の確保という意味,また今回のような災害時の事業者の確保という意味で,事業量がないと事業者も従業員を抱えられないわけでございますが,これから災害が,私想像するのに,終了しますと,今後の新規改良箇所というのはかなり少ないんではないかと思いますが,その点でどの程度事業量が減るのか,それとも,災害はいつ起こるか分からんわけですが,それは別としてどの程度の事業量が減ってくるのか心配しとるわけですが,分かればお答え願います。 ◎建設課長(高石) 議員おっしゃられるとおり,私のほうも30年災害の工事が完了していきますと事業量が災害前の状況に戻るということになるということで,今現在の従業員の方の雇用を守るということもございます。ですので,国・県道の改良の途中で休憩をした地区も含めて現在要望活動をやっているという状況です。来年,再来年を見据えて今動いているという状況でございます。 あと,限りある全体予算の中で暮らしやすいまちづくりのため,単独事業,維持費の予算確保を今後担当課として検討を要望してまいりたいと考えております。 ◆8番(藤田) 今まで各地から要望が出た事案がいろいろあると思いますが,それが取り組んでない箇所もかなりあるんじゃないかと思いますが,その点はどの程度事業量が見込めるのか。また,それができないと事業にはならんわけですが,そこらの可能性というのは。三和地区では高蓋地区の道路改良も陳情書が出とると思いますが,そういった予算的なというか事業的なものはどのぐらいまだ残っておるんですかね。 ◎建設課長(高石) 高蓋の道路改良,当然聞いております。それと合併の当初,周回道路ということであと1地区,油木の地区が1地区改良が未改良になっているというところがございます。大きくはその2点ではなかろうかと。後は,小さい全体計画といいましてもあまり長くないものが数か所あると思います。 以上です。 ◆8番(藤田) 分かりました。 次に,わんぱくトマトガーデンのトイレについてでございますが,当面の間は182ステーションのトイレを利用してほしいとのことでございましたが,観光施設にトイレは必須条件なんです。今の状態は道の駅のトイレまで大勢列を組んで行っておられますが,必ずあそこへは1か所要ると思うんですが,無理ですかね。 ◎副町長(森重) これは,ここのわんぱくトマトガーデンを建設時にトイレも検討したんですが,あれだけの人数が来られると相当浄化槽が大きくなって,数千万円の経費が必要であるということで,まずはきのこの森の施設のトイレを使う,また先ほど町長が申し上げましたように道の駅のトイレを使ってもらうというところで現在利用してもらっておりますが,なかなかこのトイレの方式も大きなものになると困りますし,簡易なものもあると思いますが,あと一つは経費の問題と,あそこのトマトガーデンの景観の中であそこへぽこっとトイレができるとどうかなということも考えまして,少し距離はありますが道の駅へ行ってもらうということにしております。ちょっと設置するにすれば設置の方法ですね,今の簡易的なものもあれば循環型のものもあろうと思いますが,そういったことも含めて今後研究をしてまいらなければならないと考えております。 ◆8番(藤田) 一つ提案なんですが,以前観光協会が入っておった建物を利用するということを今言われましたね。その浄化槽へ配管を延ばせば,今のわんぱくトマトガーデンの近くへ浄化槽を据えなくても,正式な申請をすれば使用人数とかいろいろな制約があると思うんですが,トマトガーデンから配管を引けば浄化槽を据えなくても,また観光客というのは日曜とか祭日だけなので,それほどの負荷が増えないと思うんですが,そういった配管を延ばしてガーデンのそばへトイレを設置するという方法を取れば金額的にもそれほどかからんと思うんですが,そういった提案を私は考えを持ってるんですが,どうですかね。 ◎副町長(森重) 先ほど申し上げましたように,不特定多数,あの面積で人数が使われると相当大きな浄化槽が必要ということは調べた結果思っておりますが,今のきのこの森はあの施設だけの,建物の施設だけの床面積での浄化槽でございますが,そこへ引くというのは,これは法的に無理でありますので,それは難しいところです。今はバイオマスを使ったトイレとかいろいろあろうとは思いますが,そういった浄化槽を設けない形でできれば研究の余地があるのかと思いますが,少し検討させていただきたいと思います。 ◆8番(藤田) ご検討お願いします。 道の駅のトイレの改修の件ですが,令和7年度まで処分制限があるということでございますが,今回の道の駅の改修で,野菜売場と新しい建物があったんですが,これは制限なかったんです。あれは新しい惜しいような建物を解体されたんですが,トイレは制限がかかってあれは制限がなかったんですかね。 ◎産業課長(豊田) 失礼します。 道の駅のトイレの改修の件でございますが,これにつきましては平成22年度の地域活性化交付金のきめ細かな交付金という国の財源を充当させていただいて改修をさせていただいております。これにつきましては和式から洋式化へということでトイレ改修を行っておりますが,このときに店舗の拡張でありますとかコンビニの整備を,同じくその交付金を充当させていただいて整備をしておりますので,トイレ,コンビニそれから店舗のほうの一部というところについては今回のリニューアルに伴って解体することができなかったということで,トイレについては見合せをさせていただいたということでございます。 ◆8番(藤田) トイレはできなかったということですが,花なんかを置いておられた新しい建物があったでしょう,あれも解体されたでしょう。あれは制限外だったんですかね,それをお尋ねしたんです。 ◎産業課長(豊田) そのときの交付金で改修をさせてもらったのは,先ほど申し上げましたように店舗の一部とコンビニの整備とトイレということで,ご指摘のところは交付金の充当になってないというふうに認識をしております。 ◆8番(藤田) 私はあれは厳格には不法な解体かなと思うんですけど,そういった同じ考え方かなと思ったんですが,違うんですかね。まあそれはまた検討していただきゃあええんですが,どこの観光施設へ行ってもトイレが一番きれいなということが第一印象ですから,早めの対応をお願いしたいと思います。 次に,第2定住団地の建設についてでございますが,設計に取りかかるということですが,町としてどのような団地を作るかということで設計者に注文されるのかなと思いますが,基本的な考え方をお尋ねいたします。 ◎政策企画課長(岡崎) この第2定住団地につきましては,当初説明させていただいたところでいえば分譲の団地ということで,分譲を基本に考えておりました。先般,町内の宅建事業者の皆さん方とも意見交換をさせていただいて,今宅地造成,それからその住宅の需要がどういうふうな状況になっておるかということをご意見をいただいたところであります。集合住宅であったり,それから分譲であったり,それから貸付であったり,いろいろな手法がありますけれども,宅建業者の皆さん方総じてやっぱり分譲のほうがいいんではないかなというようなご意見もいただいたところでありますので,そういった宅建業者の皆さんのお話を聞いた中を十分精査させていただいた上で,令和3年度の事業に業者にどういうふうな仕様でさせていくかというのを検討させていただきたいというふうに考えています。 ◆8番(藤田) それで,星の里団地は現状を残したという形での開発であったろうと思うんですが,第2定住団地は地形からして北向きの土地だと思います。そういったことで,設計に出されるとき,現状を重視したような団地にするのか,ある程度構造物を造ってやるのかという設計の基本的なことを言わんと設計ができんと思うんですが,町の考えを伝えて,そこらをお尋ねしたいんですが。 ◎政策企画課長(岡崎) やはりこういった中山間地というか山村地帯にありますので,物すごく構造物を使った宅造というよりは,できるだけその地形を利用した分譲住宅ができないものかということを基本に考えていきたいというふうに考えています。 ◆8番(藤田) まあ地形からすれば,現状だけでは難しいと思います。それから,分譲という方針も先ほど言われましたが,需要は町営住宅というのもかなりあると思うんです。そこらも考えてほしいなと思っております。その点についてどうですかね,町営住宅という考えはないんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 地形が非常に高低差が議員指摘のようにありますので,分譲できるところ,それからできないところというのが発生するんだろうというふうに考えています。したがいまして,全部が全部分譲ではなくて,分譲できるところは分譲にする,それから集合住宅というか,そういったものがいいところについては集合住宅ということも念頭に置いてというか,考え方の一つとして我々としては考えています。 ◆8番(藤田) 分かりました。 それでは,通告しておりませんが1点について町民からお聞きした声を,ちょっと忘れておりましたので,お尋ねさせてもらいます。 安田にありますやすらぎ苑についてでございますが,霊安室が1室しかないということで,これを増設していただけないだろうかという町民の声をお聞きしとるんですが,この件についてお尋ねいたします。 ◎副町長(森重) やすらぎ苑の施設整備のことでございますが,今は家族葬が増えておりまして,そういった部屋も設けております。また,場合によっては数日間安置をするというようなことも起こる場合があるとも聞いております。この辺も施設の在り方として,また現在の葬儀の在り方もいろいろ変わっておりますので,こちらにもそういった声も届いておりますので,施設的にできるかとか,冷温の保管ができるような施設等も必要になってくる場合もありますので,その辺は現在そういった声も聞きながら検討しているところでございます。 ◆8番(藤田) 最近は独り暮らしの家庭が増えたわけですが,その方が入院施設へ入られたり入院されます。どうしてもその場で長年施設へおられて亡くなられるわけですが,そうしますと家にはもう帰れないという状況が多いらしいです。そうした場合,どうしてもこの霊安室の需要というのは多いということをお聞きしておりますので,ぜひとも検討をお願いしたいと思います。 それからもう一点,やすらぎ苑のことですが,夜間の霊安室の利用,あるいは受付が夜間できないだろうかというような要望をお聞きしたんですが,この点についてはどうでしょう。 ◎環境衛生課長補佐(森山) 議員ご指摘のような場合があるということは分かります。それで,現在ではやすらぎ苑設置管理条例施行規則というこの規則におきまして受入れ時間を霊安室,それから葬祭場,和室につきまして利用日の午後5時までの受入れ時間というふうに定めさせていただいているところでございます。それで,実際に通夜でご利用になる場合は午後5時以降ということでございますので,やすらぎ苑の管理委託をしておりますその委託先におきまして,通夜でご使用になられる間はそこに誰もいないということではなくて,ついて対応していると。また,本当に夜を通して次の日の朝までおられるという場合にも,その場に管理委託をしているその先の職員で対応していただいてるという状況でございます。 死亡届とやすらぎ苑のご使用というのが大抵一体のものと考えられますので,死亡届の受付は当然24時間対応しているわけですけれども,その受付後,やすらぎ苑のご使用が5時以降でしたら次の日の朝8時30分以降でないとしていただけないということがありますので,ご指摘のようなご要望になろうかということは承知をいたしますけれども,人的対応が伴いますことですので,これも検討を要するところかなということを思っています。 以上です。 ◆8番(藤田) 先ほども申し上げましたように,8時から5時までに皆さん亡くなられないんです。5時に亡くなられて病院から帰って役場へ届けをして,我が家には帰れない,森林組合に電話しても出れないというような状況があるわけです。ですから,その対応をどこかで対応できるという体制を作ってほしいと思うわけですよ。皆さん困っておられるわけですから,その困っておられることに対応するのが行政の役目ではないかと思うんです。そこらはどうにかならないかとお願いしとるわけです。 ◎町長(入江) この前からもちょっとお聞きをしてますので,どういった形ができるのか,手法を検討してまいります。 ◆8番(藤田) ご清聴ありがとうございました。 以上で終わります。 ○議長(橋本) 以上で藤田議員の一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は15時30分とします。(午後3時17分) ○議長(橋本) 再開します。(午後3時30分)            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第2,議案第189号令和2年度神石高原町一般会計補正予算(第8号)についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第189号案件の提案理由を説明いたします。 令和2年度神石高原町一般会計補正予算(第8号)の主な内容は,次のとおりです。 補正予算額789万8千円,補正後予算現計149億1,511万円。 民生費,補正予算額789万8千円,補正後予算現計19億2,393万3千円,ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業789万8千円。 主な補正財源は,国庫支出金789万8千円でございます。 詳細説明はございません。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(橋本) 質疑を求めます。 ◆9番(寄定) 迅速な補正対応には感謝を申し上げますが,何点か質問をさせていただきます。 低所得者の独り親へ対する給付でございますが,この受給対象要件と申請についてお伺いしたいと思います,まず最初に。 ◎子育て応援課長(赤木) まず,今回の独り親世帯への臨時特別給付金の対象者でございますが,対象者は大きく三つあります。今年6月の児童扶養手当の支給を受けている者,また公的年金等給付等を受けていることにより児童扶養手当の支給を受けていない者,また新型コロナウイルス感染症の影響を受け,家計が急変し,直近の収入が児童扶養手当の対象となる水準に下がった者となっております。現在,53世帯ほど申請があり,給付しているとこです。申請につきましては,基本型については申請はございません。家計急変の部分にのみ申請を行っていただいているところでございます。 ◆9番(寄定) 申請がなくても既に1回目の受給を受けた方が対象となるということでございますが,あれでも1回目をまだ未受給で,追加申請のある場合はその2回分合わせての支給が可能なのかどうかお伺いします。 ◎子育て応援課長(赤木) 今年12月11日までに申請を行っていらっしゃる方については,今回一斉に今週の金曜日25日を予定しておりますが,その日に支給をさせていただきます。それ以降に申請も2月末まで受けておりますので,そこで申請をしていただければ,要件を満たしているかの審査をさせていただき支給させていただくこととなります。 ◆9番(寄定) もう一度確認しますけどが,追加申請の場合は締切りが2月末ということでよろしいんですね。 それで,今回の日にちがない中で本年度中に全てではありませんけどが第1回目の支給を受けた方,2回目は本年度中に給付ができるのかどうか改めてお伺いします。 ◎子育て応援課長(赤木) 本年度中の支給を目指してさせていただいております。 ◆9番(寄定) 本年度中といいますか,年度中でなしで,今年中ということでしょうか。よろしくお願いします。 ◎子育て応援課長(赤木) 失礼いたしました。再支給におきましては今週25日金曜日にさせていただきますので,本年中に支給させていただきます。 ◆9番(寄定) はい,分かりました。 ○議長(橋本) ほかに質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第189号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第3,議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査についてを議題とします。 お手元に配付したとおり,議会運営委員会委員長から,会議規則第75条の規定により,閉会中の継続審査の申出があります。 お諮りします。 委員長から申出のとおり閉会中の所掌事務調査とすることにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(橋本) ご異議なしと認めます。委員長から申出のとおり閉会中の所掌事務調査とすることに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第4,各常任委員会の閉会中の所管事務調査についてを議題とします。 お手元に配付したとおり,総務文教常任委員会,産業建設常任委員会及び議会広報常任委員会の各委員長から,会議規則第75条の規定により,閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りします。 各委員長から申出のとおり閉会中の所管事務調査とすることに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(橋本) ご異議なしと認めます。各委員長から申出のとおり閉会中の所管事務調査とすることに決しました。 以上で本定例会に付議された全議案を議了いたしました。 ここで町長から挨拶があります。 ◎町長(入江) 12月定例会の閉会に当たり一言ご挨拶を申し上げます。 令和2年第10回神石高原町議会定例会も本日で閉会となります。議員各位におかれましては,12月ということで大変ご多用の中を,12月8日から本日までご参集をいただき,誠にありがとうございました。 本定例会では,補正予算を含む24議案を提案をさせていただきました。いずれもご審議の上,全議案可決を賜り,心から感謝を申し上げます。それぞれ議案の趣旨に沿って,適切に執行してまいります。 新型コロナウイルスの感染も全国で拡大をしております。広島県においても10万人当たりの感染者数も悪い意味で全国で上位,2位になりました。いよいよ第2波のときと同様,社会生活においても影響が予測をされます。本町におきましても引き続き感染防止策の徹底,社会生活の維持,経済対策等,情報の収集,共有を進めながら迅速に対応していきたいと考えております。この難局を町民全員で乗り切るんだという強い決意を持っておりますので,議員各位におかれましても引き続きご理解,ご協力賜りますようお願いを申し上げます。 令和2年もあと10日余りとなりました。一年間大変お世話になりました。町民の皆様,議員各位におかれましてはご家族おそろいで輝かしい新年をお迎えになられますことをご祈念を申し上げ,閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長(橋本) 閉会に当たり,一言ご挨拶申し上げます。 改選後初めての定例会も,皆様の真摯な審議により,全議案を原案どおり可決し議了いたしました。本定例会は入江町政2期目がスタートし,神石高原町の発展に向けての所信表明が述べられました。目標とする,誰もが幸せを感じるまちづくりに向かって,執行者,議会がそれぞれの立場で考え,切磋琢磨しながら前に進んでいかなくてはなりません。一般質問では,各議員からいろんな角度からの事業及び施策について町長の考えや方針をお聞きし,議論が展開されました。議案審議及び一般質問の中で各議員から出されました意見など,新年度の予算編成,今後の町政運営に反映されるよう強く望みます。 いまだコロナウイルスが抑え込まれていません。自らの身を守るためにも,決められた行動を取り,感染防止対策を十分に努めていきましょう。また,早期の終息を願うばかりでございます。 本定例会での皆様のご協力に感謝し,来る年も神石高原町にとって輝かしい一年になりますようご祈念申し上げ,本定例会の閉会に当たっての挨拶といたします。 お諮りします。会議規則第7条の規定により,会期を残しておりますが,会期中の閉会とすることにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(橋本) ご異議なしと認めます。よって,本日をもって閉会することに決します。 以上で令和2年第10回神石高原町議会定例会を閉会といたします。            午後3時41分 閉会   以上,議会の経過を記載してその相違ないことを証するためここに署名する。    令和2年12月21日               神石高原町議会議長               神石高原町議会臨時議長               神石高原町議会議員               神石高原町議会議員...