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  1. 神石高原町議会 2019-03-05
    03月05日-01号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    平成31年第 1回 3月定例会       平成31年第1回神石高原町議会定例議会会議録(第1号)1. 招集年月日 平成31年3月5日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   会 3月5日 午前10時00分宣告(第1日)1. 応招 議員  1番 小 川 善 久         2番 林   憲 志          3番 赤 木 俊 二         4番 横 山 素 子          5番 横 尾 正 文         6番 橋 本 輝 久          7番 久保田 龍 泉         8番 小 川 清 治          9番 木野山 孝 志        10番 藤 田 晃 己         11番 寄 定 秀 幸        12番 松 本 彰 夫1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   参事      上 山   実     教育長     馬屋原 健 治   会計管理者   吉 原 敬 之     総務課長    瀬 尾 浩 康   政策企画課長  岡 崎   謙     まちづくり推進課長                               小 坂 依 文   住民課長    川 上 清 高     建設課長    国 重 修 示   産業課長    瀬 尾 明 彦     福祉課長    松 井 和 寛   保健課長    赤 木 まゆみ     環境衛生課長  松 本 真 典   教育課長    石 田 金 寛1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    柏 床 由 夫     書記      井 領 洋 子1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり1. 会議録署名議員   第 7 番  久保田 龍 泉         第 8 番  小 川 清 治            午前10時00分 開会 ○議長(松本) 皆さんおはようございます。 開会前ではございますが,一言ご挨拶を申し上げます。 平成の時代最後の定例会となります本3月定例会は,目指せ人口増をキャッチフレーズにした平成31年度施政方針,及び未来を開く人と文化の創造を目指して取り組む教育行政方針が述べられ,それに基づいた平成31年度予算案など重要な案件が提案されます。その中で,神石高原町第2次長期総合計画基本計画及び町長の公約である8つの挑戦をどのように実行し,どのような成果を求めるのかをしっかり議論し審議する場でもあります。議員各位の真摯な審議と執行者の的確な提案説明並びに答弁をお願いをいたします。 なお,横山議員の着帽を許可いたします。 ただいまから平成31年第1回神石高原町議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。(説明員を報告) ここで,町長より発言の申し出がありましたので,これを許可します。 ◎町長(入江) おはようございます。 平成31年第1回神石高原町議会の開会に当たり,ご挨拶を申し上げます。 議員各位におかれましては,年度末で大変ご多用の中を3月定例会ご参集をいただき,まことにありがとうございます。 初めに,先日,本町の議会だよりが第39回議会広報コンクールにおいて4年連続の最優秀賞に輝きました。まことにおめでとうございます。心からお祝いを申し上げるとともに,すばらしい活動に敬意を表したいと思います。 私の任期もいよいよ折り返しに入りました。議員各位,町民の皆様をはじめ多くの方々に支えられた2年間だったと心から感謝をしております。この2年間,誰もが挑戦できるまち神石高原町の創造,また本当に住んでよかったと実感できるまちづくりを目指し,多くの事業に取り組んでまいりました。31年度は,災害復旧に優先的に取り組む,また今までの取り組みの成果,結果を出していく年だと考え,新規事業は控え,今の取り組みを確実に進めていく所存でございます。 さて,本議会は平成31年度の神石高原町のまちづくりの方針を決定いただく重要な議会となります。31年度の方向を示す施政方針,またそれを執行するための一般会計並びに特別会計条例改正等についてご議論をいただきます。一般質問もございます。できる限りわかりやすく丁寧な答弁,説明に心がけますので,慎重審議の上,全議案ご可決賜りますようお願いを申し上げます。 残り2年間も神石高原町のために一生懸命勤めてまいりますので,引き続きご指導,ご協力を賜りますようお願いを申し上げ,3月定例会開会に当たってのご挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第1,会議録署名議員の指名について,私から指名いたします。 7番久保田議員,8番小川清治議員を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第2,会期の決定についてお諮りいたします。 本定例会の会期は,本日から3月25日までの21日間といたしたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議なしと認めます。よって,本定例会の会期は本日から3月25日までの21日間といたします。 議会広報活動として,小川善久,林両議員並びに報道各社の写真撮影を許可します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第3,議案第1号平成30年度神石高原一般会計補正予算(第5号)から日程第12,議案第10号平成30年度神石高原病院事業会計補正予算(第3号)までは関連がありますので,一括議題としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議ないものと認め,日程第3,議案第1号から日程第12,議案第10号は一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 皆さんおはようございます。 議案第1号から議案第10号案件の提案理由を説明いたします。 平成30年度補正予算は,主に決算見込みの増減となりますので,補正予算額,補正後予算現計のみにより説明をさせていただきます。 議案説明書の1ページからでございます。 議案第1号案件の提案理由を説明いたします。 平成30年度神石高原一般会計補正予算(第5号)の主な内容は次のとおりです。 補正予算額マイナス17億5,112万3千円,補正後予算現計131億8,928万9千円。 総務費,補正予算額マイナス4,861万5千円,補正後予算現計23億491万7千円。 次に,2ページをお開きください。 民生費,補正予算額マイナス2,960万4千円,補正後予算現計21億7,364万8千円。 衛生費,補正予算額マイナス4,818万1千円,補正後予算現計13億1,252万4千円。 3ページでございます。 農林水産業費補正予算額マイナス1,897万6千円,補正後予算現計13億599万7千円。 4ページでございます。 商工費,補正予算額450万8千円,補正後予算現計2億7,514万7千円。 土木費,補正予算額マイナス1億25万7千円,補正後予算現計5億6,769万3千円。 5ページでございます。 消防費,補正予算額マイナス5,945万1千円,補正後予算現計5億1,217万5千円。 教育費,補正予算額マイナス7,071万4千円,補正後予算現計8億9,201万5千円。 災害復旧費補正予算額マイナス13億1,878万1千円,6ページでございます,補正後予算現計10億6,501万6千円。 公債費,補正予算額マイナス5,662万6千円,補正後予算現計22億772万9千円。 諸支出金,補正予算額マイナス442万6千円,補正後予算現計4億4,787万7千円。 7ページでございます。 繰越明許費の主なものは,8ページでございます,三和ふるさと活性化センター管理運営経費3億521万8千円,スコラ高原管理運営経費1億4,802万5千円,現年発生農地及び農業用施設災害補助復旧事業3億9,773万円。 議案第2号案件の提案理由を説明いたします。 平成30年度神石高原国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の主な内容は次のとおりです。 補正予算額4,532万3千円でございます。補正後予算現計10億2,635万5千円。 総務費,補正予算額7千円,補正後予算現計3,008万5千円。 保険給付費補正予算額130万円,補正後予算現計6億6,864万円。 基金積立金補正予算額4,046万3千円,補正後予算現計4,613万1千円。 10ページでございます。 諸支出金,補正予算額355万3千円,補正後予算現計660万9千円。 議案第3号案件の提案理由を説明いたします。 平成30年度神石高原後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)の主な内容は次のとおりです。 補正予算額マイナス2,551万4千円,補正後予算現計3億7,772万円。 後期高齢者医療広域連合納付金補正予算額マイナス2,551万4千円,補正後予算現計3億6,258万3千円。 議案第4号案件の提案理由を説明いたします。 平成30年度神石高原介護保険特別会計補正予算(第4号)の主な内容は次のとおりです。 保険事業勘定補正予算額1,130万3千円,補正後予算現計18億1,908万1千円。 介護サービス事業勘定補正予算額マイナス30万円,補正後予算現計1,290万円。 保険事業勘定,総務費,補正予算額3千円,補正後予算現計5,925万8千円。 保険給付費補正予算額701万円,補正後予算現計15億9,601万円。 14ページでございます。 地域支援事業費補正予算額マイナス150万円,補正後予算現計1億2,263万1千円。 基金積立金補正予算額579万円,補正後予算現計583万円。 15ページでございます。 介護サービス事業勘定サービス事業費補正予算額マイナス30万円,補正後予算現計203万円。 続きまして,議案第5号案件の提案理由を説明いたします。 平成30年度神石高原簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)の主な内容は次のとおりです。 補正予算額マイナス89万6千円,補正後予算現計2億5,742万4千円。 施設費,補正予算額392万1千円,補正後予算現計1億803万1千円。 災害復旧費補正予算額マイナス481万7千円,補正後予算現計2,546万4千円。 18ページでございます。 繰越明許費簡易水道維持経費575万7千円,簡易水道施設補助災害復旧事業200万円。 続きまして,議案第6号案件の提案理由を説明いたします。 平成30年度神石高原飲料水供給施設事業特別会計補正予算(第3号)の主な内容は次のとおりです。 補正予算額マイナス170万円,補正後予算現計6,398万8千円。 施設費,補正予算額マイナス170万円,補正後予算現計3,742万1千円。 続きまして,議案第7号案件の提案理由を説明いたします。 平成30年度神石高原農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)の主な内容は次のとおりです。 補正予算額3万8千円,補正後予算現計2億5,046万6千円。 施設費,補正予算額マイナス15万8千円,補正後予算現計8,247万3千円。 災害復旧費補正予算額19万6千円,補正後予算現計249万2千円。 続きまして,議案第8号案件の提案理由を説明いたします。 平成30年度神石高原総合開発事業特別会計補正予算(第3号)の主な内容は次のとおりです。 補正予算額0円,補正後予算現計7,277万円。 総務費,補正予算額454万2千円,補正後予算現計1,560万7千円。 事業費,補正予算額マイナス454万2千円,補正後予算現計5,715万3千円。 24ページでございます。 繰越明許費事業推進経費3万円,財産取得経費572万円,井関地区第2定住促進団地整備事業4,790万円。 続きまして,議案第9号案件の提案理由を説明いたします。 平成30年度神石高原町分収育林事業特別会計補正予算(第1号)の主な内容は次のとおりです。 補正予算額0円,補正後予算現計10万円。 事業費,補正予算額8千円,補正後予算現計8万2千円。 諸支出金,補正予算額8千円,補正後予算現計8千円。 続きまして,議案第10号案件の提案理由を説明いたします。 平成30年度神石高原病院事業会計補正予算(第3号)の主な内容は次のとおりです。 収益的収入及び支出,収入,補正予算額マイナス889万円,補正後予算現計4億1,563万1千円。 支出,補正予算額マイナス889万円,補正後予算現計4億1,562万1千円。 資本的収入及び支出,収入,補正予算額マイナス129万6千円,補正後予算現計7,513万1千円。 支出,補正予算額マイナス129万6千円,補正後予算現計7,513万1千円。 収益的収入及び支出,病院事業費用補正予算額マイナス889万円,補正後予算現計4億1,562万1千円。 28ページでございます。 病院事業資本的支出補正予算額マイナス129万6千円,補正後予算現計7,513万1千円。 以上で議案第1号から第10号案件の提案理由の説明を終わります。詳細説明はありません。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑は一問一答方式により行います。 質疑時間は,質疑及び答弁を含め,1議員30分を限度といたします。 これより各会計補正予算の審議を行います。 それでは,日程第3,議案第1号平成30年度神石高原一般会計補正予算(第5号)の質疑を求めます。 ◆3番(赤木) 議案説明書の5ページ,以前にいただいていた補正予算説明資料の25ページですね,教育費の件で質問させていただきます。 この教育費ですけれども,ブロック塀とあとは冷房設備なんですが,これがマイナス6,633万4千円ということで減額なんですけども,そもそもの額が1億7,991万8千円というふうになっておりまして,この幅が実に3分の1減額というふうになっております。当時の説明では入札による減額というふうに説明はしたんですけれども,これ余りにも大きいので,ちょっとそこら辺の説明,何でこういうふうに減額されているのかと,もう一つは本当にその減額された金額でしっかり施工していただけるのか確認をとれているのか,確認をさせていただきたいと思います。 ◎教育課長(石田) おはようございます。 それでは,ただいまの赤木議員の質問にお答えしたいと思います。 当初,12月の補正の段階では,6小・中学校のほうのいろいろまだ規模的なものがしっかり把握ができておりませんでしたので,キュービクル等受電設備が必要ではないかということで,それも予算の中に組み入れておりました。精査をいろいろいたしまして,設計士あるいはそういう技師,電気設備技師の現場の実際の状況を把握をしていろいろ調査をした結果,キュービクルが要らない学校があるということで,6校のうち2校だけがキュービクルが要る,豊松小学校来見小学校でありますが,それが受電設備が要るということで判明をいたしました。それから,できるだけ経費のほうも,空調設備は当然整えるわけでありますけどが,必要最小限に抑えたところ,当初予算より大幅に設計が低くなったということであります。 この補正予算額を承認をいただきますと,6校の全ての小・中学校空調設備が整うということになります。なお,神石小学校については既にそういう設備が整っておりますので,そこの部分は外しております。また議案のほうでも若干説明をいたしますが,この予算を通していただきますと全ての学校で快適な夏の生活が送れるということになります。 ○議長(松本) ほかにありませんか。 ◆2番(林) 補正予算説明書の6ページなんですが,事業名が消防団救助機能向上資機材緊急整備事業,これで備品購入費チェーンソー21台,AED8台っていうふうに購入の予定で入ってるんですが,これは有事の際の想定っていうのはどういうふうな想定で購入されるんでしょうか。また,これは現場からの声なんでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) おはようございます。 この事業につきましては,国の補正予算に基づく事業ということで,国費を3分の1受けて事業実施するものでございます。 ご質問のチェーンソーにつきましては,現在三和の各消防の車両に配備をしておりますので,それ以外の各車両21台に配備をしたいと考えております。チェーンソーということでございますので,有事というか,大雨とか台風等の警戒の中で倒木等が生じているときに伐採をしてもらったりとか除去をしてもらったりとか,そういった使用を考えておるところでございます。 また,AEDにつきましては8台,各方面隊のほうに配備を行いたいと考えております。このAEDについては,ちょっと消防団のほうとも協議を行っているところですが,地域の方を対象とした各種行事とかそういったことも視野に入れながら今後活用を考えていきたいと思っております。配備については消防屯所がいいのか,それとも各地域の公共施設がいいのか,その辺についてはこれからもう少し詰めていきたいと思っております。各方面隊に2台ずつ配備を行っていきたいと考えておるところでございます。 ◆2番(林) これはさっき聞いたんですが,現場からの声があったのかってことと,今回の平成30年7月豪雨の災害のときに必要と感じたのは水防体制の強化っていうことで,土のうであるとか土のうの砂置き場であるとかが必要じゃないかなと思ったんですが,こちらのほうの配備っていうのはされないでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) チェーンソーについては,今回の7月豪雨災害を受けて,消防団員のほうからの声もありました。 で,この配備については今回国費事業の中で整備ができるものが幾つかございます。今回配備を行うもの以外にエンジンカッターであったりとか油圧の切断機,それから油圧のジャッキとか,そういったものもございます。こういったものについてはなかなか使用が危険性もあったりしますので,基本的には常備消防のほうに使っていただくべきものということで,本町の場合はチェーンソーとAEDを配備したところです。 全てが,AEDも含めて消防団員から要請があったわけじゃあございません。今回国費事業を使ってこういった整備ができるんだけどということで消防の幹部のほうに相談をした結果,この二つのものを配備することにいたしました。 また,土のうの話がございましたが,そういったものについては新年度予算の中で幾つかの必要なものを整備をする予算を計上しているところでございます。 ◆2番(林) わかりました。 もう一点,今のはですから国費の中でチェーンソーとかAEDとか油圧のジャッキっていうのが出るっていう補助金の中でそういうのがおりたってことですよね。これは補正の質疑であれですが,町としてはこういうもんが必要であるとかっていうことは国に対して,まあ新規で言われるってことですが,あと排水ポンプ,こういうものも必要だと思うんですが,そういうことに関しては配備の予定はないでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 排水ポンプについては,今後少し時間をかけて検討していきたいと思っております。 ◆2番(林) 今回も結構排水ポンプ持ってこいみたいな電話もうち受けたこともありまして,個人的に。まあそれは危ないんで行きませんって断ったんですけど,ぜひともそちらのほうの研究もしていただきたいと思います。 23ページの,次,32の現年発生農地及び農業用施設災害補助復旧事業についてお伺いしたいんですが,この中で7月豪雨の災害の復旧事業費で農地の田んぼが139件,畑が63件とか,まあ下にも施設とかありますが,これはこれの費用が出ているんでしょうか。この被災した中で何割ぐらいの畑の事業費が出てるんでしょうか,田んぼとか。
    ○議長(松本) 休憩します。(午前10時27分) ○議長(松本) 再開します。(午前10時28分) ◎建設課長(国重) この補正予算説明資料の件数につきましては,今年度災害の査定を受けた件数でございまして,これに記載の事業が今年度実施事業費となります。 ◆2番(林) はい,わかりました。 ○議長(松本) ほかに質疑ありますか。 ◆7番(久保田) 22ページの三和ふるさと活性化センター管理運営経費,ここの質問ですが,今年の当初予算の説明では図面を見せてもらいましたよね,説明のときに。そのときにビール工房,道の駅で製造するということでビール工房の部屋がとってあります。それから精肉コーナー,神石牛を売るということであそこも部屋を一部屋とっておられます,当初予算の説明のときですよ。で,今回の設計でも恐らくこれはこのまま設計してあるんだろうと思うんですが,ビール工房へはどなたが入られるんですか。それと精肉の販売,これはどなたが入られるんですか。 ◎産業課長(瀬尾) 当初の設計では,新しくつくる建設予定の産直コーナービール工房とそれから精肉コーナー,これを設置するように計画しておりました。その後,30年度に入りましてからビールについては当初は直営で計画しておりましたけれども,直営での経営についてはリスクが多過ぎるということで,全国へここへ入っていただける入居者を公募したわけなんですが,応募がなかったということで,外注による製品を作成していただいて,それを持ち帰って販売するという形に変更させていただいております。 それと一方,精肉コーナーでございますけれども,これは産直コーナーに一角を設けまして,町内の業者を優先的にここへ入っていただくということで,これについても調整をさせていただきましたけれども,同意が得られなかったということで,産直コーナーでの精肉の販売は行わないということにしております。 なお,これに伴う設計の変更でございますが,変更は今のところは考えておりません。何らか今後そこで販売をする予定ということで,今現段階では具体的には決まってはおりませんけれども……            (「ビール工房は」の声あり) ビール工房のほうは自分とこでつくってというのは,これは変更はさせていただいております。当然当初計画しておりました製造機についても,このたびの3月補正で減額の補正を提案させていただいとるというところでございます。 ◆7番(久保田) 精肉コーナーについては入る業者の方がおられないという説明で,これは変更も何もなしに当初の計画どおり設計をされとるということで,先日,2月1日ですか,入札をかけられましたが不調に終わったというようなことですね。どなたも入る業者がおられないのに,それをつくって何するんですか。今の話を聞くと,つくるけど予定はないと,何をするか予定はないと。そんなことでええんですか。どうなんですか。 ◎産業課長(瀬尾) 精肉コーナーについては,産直コーナーの一つの建物の内部へ一角を設けるような計画でやっております。そこへ入っていただければこれにこしたことはなかったんですけれども,今後テナントで入っていただく方をまた模索していくという考え方に基づいて,現段階ではそこをなくすと,産直コーナーのほうに全部取り入れてしまうというようなことは考えていません。 それから,当初の計画でもご説明申し上げましたけれども,精肉コーナーについてはいろんな機材等についてはテナントで入っていただける方の持ち込みということでしておりますので,そういった備品関係についても設計の中には含まれておりません。 ◆7番(久保田) 当初の計画どおりやろうとされるのが執行部の考えでしょう。やっぱりいろいろ意地というもんがあると思うんで,我々の言うことは恐らく聞いちゃあくれんですよ。まあ,それはそれでええです。この精肉コーナーとしても,かなり面積がありますよ。7.2掛ける3.7の部屋。平米は26平米。かなりの部屋がもう一つあいとるんですよ。まあ,そこら辺よく考えてやってください。 それと,先般入札が行われましてホームページにも出ておるんですが,予定価格は2億3千万円ちょっとになっておりますよね。ほれで,業者の第1回の入札を見たら2億7千万円,かなりの開きがあって,まあこれ1社ですから,これが積算に近い価格かどうかはわかりませんけれども,しかし箱物はそんなに業者が積算したんも変わらんと思うんですよ。土木工事はかなりの差が出ると思うんですが,箱物は大体似たようなもんじゃないかなと思うんですが,しかし設計業者と業者の見積もりが4千万円近い差があると。これはどうなんですかね,設計業者のほうが見積もりを,まあどういう単価でされたんか私は知りませんが,ちょっと安くし過ぎたんじゃないですか。その結果,また補正というて今回5千万円からの補正を出しておりますよね。ほれで単価は上がってくる,また工事は延びてくる。先へ先へ延びようるんですよ。じゃけえ,設計業者が予定価格を出すのがちょっと低過ぎたんじゃないんかと思うんですが,そこら辺の見解はどうなんでしょうか。 ◎産業課長(瀬尾) 設計については,昨年30年度の4月時点での単価を採用して設計を行っております。これは積算資料あるいは市場調査に基づいて単価を決定していくわけなんですが,それ以降高力ボルトであるとか建築資材,鉄工関係が急騰,かなり物価が上がってきております。これは国土交通省の昨年10月に行った調査の結果も先般お示しさせていただきましたけれども,そういった関係でかなりこの1年,半年の間に単価が上がってきたという状況の中で,このたびその単価を見直しをさせていただいて,4,400万円余りの追加見直しの設計によって今後発注していきたいという考え方に基づくものでございます。 ◆7番(久保田) これ関連質問になろうかと思うんですが,今の入札が行われておりますけれど,予定価格ですよね,予定価格の事後公表,今までは事後公表をされとったでしょう。事後公表をやめて事前公表にするということを書いてありますよね。このデメリットはどうなんでしょうか,事後発表と事前公表,入札の前の事前公表をすると。これ,どっちがどうなんですか,私ちょっとようわからんのですが。 ◎総務課長(瀬尾) 入札の予定価格の公表について,先般切りかえを行ったところです。もともと事前公表をやっていくということで従来から取り組んでおりましたが,なかなか競争性であったりとかというところが担保されにくいということで事後公表にこの間切りかえておりました。で,県内全体ではいろいろ団体があるんですが,基本的に今は事前公表を行っている団体がほとんどでございます。災害の関係でいいますと,相当の工事の入札を行っておりますが,幾つか不落になったりするものもあります。不落になると再度入札を行うということで,非常に事務的にも1カ月遅れになったりとかっていうことで,事務のほうにも支障が生じているところでございます。これを事前公表に変えるということにすれば業者の積算と町の積算の突合を業者のほうが行って,かなりの確率で不落になることはないというメリットが出てきます。スムーズな工事発注のほうに有効であろうかと考えております。 ◆7番(久保田) わかりました。 ○議長(松本) ほかに質疑ありますか。 ◆9番(木野山) 関連で聞くだけですから。いいですかね。 2月1日の入札が不調に終わったということで,町のほうはどうするかということでご説明がありました。で,32年度の完成を目指す形で,とりあえず設計変更もするというふうなご説明があった後に変更されまして,このたびの繰り越しで事業を行うというふうに変更されたというふうに私は理解をしておるんですけども,その理由について,簡単にもう一回ご説明をいただけたらなというふうに思います。不調に終わったんで,もう設計変更しようかなというふうな説明だったかなと思って,私もその点について改めてやるほうがいいのかなと。いろんなことがあったんで,そのほうがいいかなというふうには思ってましたけども,今の設計変更しないままに繰り越しということになりました。そこの簡単な説明をお願いします。 ◎産業課長(瀬尾) 2月1日に行った三和ふるさと活性化センターのリニューアル工事については,これは不調に終わりましたけれども,その要因として考えれましたのが,まずは工期が短過ぎたと。その工期の間で資材等の調達が困難であるというのが1点目の理由でございます。この背景には,今東京オリンピックへ向けてかなりの建築ラッシュになっているということから鋼鉄資材が不足している,なかなか調達に期間を要すると,6カ月から8カ月くらい要するということが要因でございます。 そして,2点目には,それに伴いまして需要と供給のバランスの中で物価,資材の単価もかなり高騰してきているという二つの状況から不落に,不調に終わったというものでございます。 そして,当初は中国四国農政局の指導によりまして坂瀬川地区活性化計画,これに基づいてこの改築を行ってきているわけなんですが,これが最終年度が平成32年度であったために,その最終年度までちょっと様子見をしたらどうでしょうかということで一旦取り下げをして,それで再度最終年度に再申請してはいかがでしょうかということで中国農政局と農政省の本省のほうと協議をした結果,一旦取り消ししたものは採択するのは大変困難であると,ハードルが高いということから,このたび工期と単価を見直しすることによって,工期も240日延長することによって繰り越しという形で再入札したいという考え方でございます。 ◆9番(木野山) 農政局等の指導というふうに理解しましたけども,単価の訂正ですよね,ですから,資材が高くなるのでという部分で財政のほうとの検討で今回の補正になっておるということでございます。 先ほど同僚議員の質問の中で,約4千万円ぐらいの単価の差によって入札が不調になっておりましたよね。ですから,その部分を加味して今回の補正は5千万円ちょっと加味された形の予算提案かなというふうに思います。 そこで,農政局の指導で5千万円程度の補正による単価訂正での改めての入札というふうになるんですけども,国の予算でしたね,当初予算では1億円近いものが国の国費で補助されるということですよね。ですから,これ2分の1になるんか3分の1になるかちょっとよくわかりませんが,今回補正の部分についても,農政局の指導でそれだけの単価の上昇によって入札をやりかえるんですから,国費のほうも,これはどんなんでしょう,これ財源が全部5千万円その他ということで,これ合併特例債かなと思うんですけど,国費はその分については何%,%ならば国費はつかないんですかね。 ◎産業課長(瀬尾) 当初の計画でございますけれども,当初はこのリニューアルに係りまして3億2千万円弱ぐらいの設計をさせていただいております。補助率は国費が2分の1でございますけれども,面積要件,建物の面積によって制限がかかってまいります。ですから,3億円相当の事業費でございますが,国費として補助をいただけるのはそのうちの1億122万円という金額でございます。これについては面積要件のいっぱいまでいっておりますので,設計の見直しを行ったとしてもこれが限度額ということになります。 その補助残についてでございますが,合併特例債と基金をあわせて充当するようにしております。一部一般財源という形にもなりますけれども,こういった形での執行を予定しております。 ◆9番(木野山) 面積要件ということで,これが限度額ということならば仕方がないかなというふうに思いましたけども,単価は上がるんですから,それに従って国費もちょっとつくんかなというふうに勘違いをしておりましたが,そこのところをお聞きをしたということでございます。 大丈夫なんですかね,再度聞きますが,これ5千万円ぐらいの補正で。何か単価も上がるしということで何か不安定ですよね。それと期間も240日の延長ということですが,今年度中にこれもできるんかねと思ってね。6カ月ぐらい部品の搬入が遅くなるということを聞きますと,もう8月,9月,その辺からのかけりになりますと今年度中にこれできるんですかね。できなかったらまた変なことになりますよ。そこら辺,はっきりご答弁お願いします。 ◎産業課長(瀬尾) これから発注する予定でございますので,この場ではっきりとできますというのはちょっと言いかねる部分もございますけれども,事前に我々も再入札して不落に,不調に終わることがないようにということで,指名しとる業者さんにもこういった工期でいかがでしょうかというような情報収集はした上で農政局とも調整させていただいておりますので,工期的には十分であろうと。一方,金額については市場の物価の上昇等も加味しながらやっておりますので,万全の態勢で臨んでいきたいという形でございます。 ◆9番(木野山) わかりました。ですけど,農政局の指導で設計変更は全然できないんだというふうに聞きましたけども,中身的にハード部分の設計の部分の変更はきかなくっても,運用ですよね,そこら辺での幾らかの変更ですよね。例えば先ほど言われた,精肉は業者がいないんで変更,誰かほかのもんをそこで販売をするという形にはとらざるを得ないけれども,形は変えないと。フードコート等についてもそういうふうになっているんだろうというふうに思いますが,幾らかはそういう目的変更というか運用の変更は可能なんでしょうかね。そこら辺ちょっとお聞きしたいと思うんですよ。それが可能ならば我々も幾らかそれまでに提案等もできる可能性があります。ですけど,このまま行くんだということになれば提案のしようがないじゃないですか。そこらはどうでしょうか。 ◎産業課長(瀬尾) 当初の計画で産直市場の売上目標も設定してございます。そういったことに基づいて,内容が変わってくれば売り上げのほうにも,目標のほうにも影響してまいりますので,それに影響はない範疇であれば変更は可能なものというふうに理解しております。例えば,精肉コーナーにおきましてもテナントで入っていただける業者はいませんでしたけれども,随時イベント等も行っておりますので,そういった折には店外のほうへテントを設けたりとかというぐあいにまで運営させていただいております。そういった場合には店内の精肉コーナーを活用していくとか,そういったことで当初の目的の売り上げの目標のほうを目指していきたい。そういった形で若干の,全くやめてしまう,当初の計画どおりにそぐわないというような変更は困難でありますが,その範疇であれば可能なものというふうに理解しております。 ◆9番(木野山) それでは,可能な限りの中で提案もしていきたいなというふうに思いますので,またひとつよろしくお願いしたいと思います。 それから,説明のときにお聞きをしたんですけれども,ビール工房ですよね。ビールのところで減額をしておりまっせという先ほどの答弁でしたけども,45ページに300万円マイナスになっていますよね。この部分がビールの製造のリース料の減額なんでしょうか。ちょっとそこのところを確認します。 ○議長(松本) 暫時休憩とします。(午前10時50分) ○議長(松本) 再開します。(午前10時52分) ◎産業課長(瀬尾) ご指摘の件につきましては,予算書の47ページの38番の農山漁村振興交付金事業,このことであろうかと思いますけれども,これにつきましては当初1千万円の予算を計上させていただいておりました。で,クラフトビールについては自家制作はしないということでございますので,それに伴いまして当初予定しておりました製造機の減額等で255万4千円の減額補正ということで,このたび提案をさせていただいとるところでございます。 ◆9番(木野山) いうことなんで,要するにリース料というのは165万円で2年間で330万円というて当初予算には載っとんですよ。それで今年度は165万円リース料がね。あとはビールのほうの販売なんかで国費がつくのが860何万円かな。これは一般財源で165万円になってたんでそれなんかなと思ったんですけど,勘違いですけど,ですから国費部分は全部894万円,まあ900万円近くがついて,それはもう新製品の開発のところで全部経費として使えるということになってるんですかね。 ◎産業課長(瀬尾) 今回の減額に伴いまして,当初一般財源も予定しておりましたけども,一般財源の部分については全て減額ということで,国費の10分の10が国費対象となります。開発に伴う販売促進とかそういった試作品をつくって,あるいはそれに対する広告をつくったりとか,そういったところまでがこの事業の対象となります。 ◆9番(木野山) ですからもうビールはつくらなくても委託で出しても国のほうは,農政局のほうは新製品の開発ということで認めてくれてるということなんですか。もうつくらんでもええんですか,これは。 ◎産業課長(瀬尾) 実際に今後販売する予定のものの制作費は,国費の対象にはなりません。あくまで試作品ということで,これから販売していく予定のものの試作品と,それからその広告をどうやってやっていくか,そういった経費が対象となってまいりますので,自営でされるか,あるいは外注されるかというところはこの事業の中には制限はございません。 ◆9番(木野山) わかりました。ビールの件につきましてはいろいろ議論しましたけど,いまだに私は納得せんのんですよ。何でかなと思うことがあってご質問したんですけども,ビールもいろいろ聞くと委託業者も二転三転じゃないですけど,いろいろやっておられるようでございます。そこら辺,ご当地の地産地消の部分で原料等は当地のものを使うという部分でないとなかなか納得できないかなという部分もありますので,ひとつよろしくお願いしたいなというふうに思います。 以上,終わります。 ○議長(松本) ほかに質疑ありますか。 ◆4番(横山) 11ページの10番ですけど,定住促進対策事業の中で誕生祝い金が50人を想定されてたのが37人というのは,これは50人想定してたけど37人しかお生まれにならなかったんだろうと思いますが,小・中学校の入学のお祝い金が121人想定していたのが108人ということで13人も少ないんですけど,これはどういった理由なんでしょうか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 定住促進対策事業の見込みでございますけれども,これ当初12月の段階で誕生祝い金の見込み,また小・中学校の入学される方の見込みで出させていただいております。その間,4月に入られた方の減員ということもあろうかと思いますし,それから申請をされなかったというふうなところもございますので,そういったところも含めて,まあ申請をされなかったというよりも減員,少なかったというふうなところになるんだろうというふうに思っております。そういったところで,申請によって補助金を出す仕組みでございますので,完全なうちのほうから全て交付するという事業ではございませんので,ご理解をいただきたいと思います。 ◆4番(横山) 申請をされなかったっていうのはちょっと今よくわからなかったんですけど,この制度を知らなかったのじゃあなくて,周知はどのようにされているんですか。小学校,中学校へ入学されるときにこういう制度がありますよ,申請をしてくださいっていう紙を出されているのかどうか,いかがですか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 入学の祝い金につきましては,小・中学校の入学式があった日から1週間以内に学校の先生のほうから,この祝い金の制度がありますということは周知をしていただいておるところです。 ◆4番(横山) 今,申請をされなかった人がおられるというふうに言われたんですけど,それは金額が少ないとかって言われたけど,どういうことですか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) されなかった方がどなたかというのは私もちょっと把握はし切れてはいませんけれども,商品券のほうをお渡しをさせていただいておりますが,商品券でなく現金のほうがいいという方もいらっしゃるのかもわかりませんけれども,その辺につきましてはなぜ申請をされなかったかというのは把握はしていないところが現状であります。 ◆4番(横山) 確かに商品券より現金のほうがいいという声も聞いておりますけど,それを今後なるべく全員にこのお祝い金が行き渡るように現金に変えられることは考えておられませんか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 商品券のほうを使っているのは,できるだけ地元の中の経済の循環を促したいという思いもございます。そういうご意見も,若い方でプレミアムの商品券発行はしましたけれども,子育ての世代のところはなかなか購入されないという現状もございますので,今後どういうふうな形でこの祝い金制度をするかというのは内部で検討していきたいというふうに思います。 ◆4番(横山) 町内で消費をしてもらうのが一番いいとは思うんですけど,町内では売っていないものもあると思うので,今後検討していくと言われたので,検討していただきたいと思います。 それからもう一点,12番ですけど,12ページの12番,高校魅力化のところで,これ936万1千円も減額されてます。当初の見込みで3名だったのが2名ということで報酬も減っているんだろうと思うんですけど,委託料が336万8千円減額,それから備品購入費,これは機械とか教育費の備品購入費になってますけど,これの内訳を説明をお願いします。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 高校の魅力化のほうの地域おこし協力隊の経費でございますが,当初3名を見込んでおりましたが,実際には30年度では2名ということになっておりますので,報酬のほうを減額をさせていただいております。 委託料のほうにつきましては,これも1名いなかったということで,そういった部分のところの活動費的なところの委託料,これの減額でございます。 それから,備品購入費のところでございますが,高校で中心にして使っていただくというドローンの備品購入を考えておりましたけれども,入札等々しまして,精算というふうなところで,この減額ということになりました。 ◆4番(横山) ちょっとよくわからないんですけど,委託料はどこへ出した委託料ですか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) この委託料につきましては,油木高校の魅力化というところで,済みません,業者の名前ちょっと忘れたんですけれども,藤岡先生のところ,プリマペンギン社のほうが隠岐でありますとか大崎上島でありますとか,そういう地元とそこの高校のつながりをつくるということで,うちでは神ゼミというふうに言っておりますけれども,夢ゼミ等々の活動をされておられます。そこのプリマペンギン社のほうに協力隊の活動費部分のところを委託料としてお出しをする形にしているところです。 ほかの協力隊につきましては,うちの予算の中で活動費用持っておりますけども,この油木高校の魅力化につきましては30年度につきましては1人200万円の活動費が見込まれますので,特別交付税でできますので,この部分を委託料ということでプリマペンギン社のほうにお願いをすることにしておりましたが,実際には2名のところが1名ということでございますので,この委託料の減額のほうをさせていただいております。プリマペンギーノ,社名を間違えました,ごめんなさい。 ◆4番(横山) その会社の名前を今初めて聞いたんですけど,まあ内容はわかりました。つまり,全部が全部国の分の交付税の対象の分の地域おこし協力隊じゃなくって,1名分はその何とかっていう会社へ委託にされて,そこから派遣をしてもらうという予定だったんですね。そういう解釈でいいですか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 報酬につきましては,これは神石高原町のほうが地域おこし協力隊を任命しますので,これは報酬部分については町のほうが支払いをします。で,活動費部分については町のほうが直営という言い方をするのが正しいかどうかわかりませんけど,その活動費を町のほうが自前で予算を組むことも可能ですし,そういう委託先のところでこの隊員の活動経費を支払うということもできるというふうに総務省のほうからいただいておりますので,この油木高校の魅力化につきましてはプリマペンギーノ社のほうに活動費部分については委託という形をとらさせていただいております。 ◆4番(横山) 何となくわかりました。 備品購入でドローンを購入されたと思うんですけど,結局何台購入されたんでしょうか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 3台購入をさせていただきました。当初はたしか400万円近い予算だったと思いますけれども,入札の結果100万円行かない金額で落ちましたので,この備品購入費の減額をさせていただいております。 ◆4番(横山) そのドローンはどこに保管してあって誰が管理をしているんでしょうか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 町のほうの備品ということになりますが,基本的には油木高校のほうで管理をしていただくような形になろうかと今の段階では思っております。 ◆4番(横山) じゃあ,その3台は町の財産ではあるが油木高校にあるということで,引き続き,だからその3台を持ってずっと高校魅力化に使っていく,高校生の授業に使っていくということで,一般住民の方がそれを使わせてもらうという,そういうことは考えておられないんですよね。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 今のところ油木高校の魅力化,それからドローンというクラブでございますけれども,そういったものも油木高校の中にできておりますので,一般への貸し出しということは考えておりません。油木高校の生徒さんがドローンというものを活用して,どういったことができるかというふうなものに使っていただければというふうに考えております。 ○議長(松本) ほかにありませんか。 ◆5番(横尾) 私から何点か。 まず最初に,同僚議員からも質問があったんですが,6ページの3番の消防団のことですが,チェーンソーを購入されてます。私はチェーンソーの購入は賛成なんですけども,ただチェーンソーというのはなれてない人は指導とか安全性,また歯の研磨,これかなりある程度なれないとできない道具であります。そこら辺のことを今後どういうふうに,この中でもAEDはかなり研修会も開かれてもおりますけど,チェーンソーの研修会等は今後どういう予定をされてるんですか。 ◎総務課長(瀬尾) 今のところ,具体的なところまで詰めてはおりませんが,こういったものを購入するということは既に消防団のほうには伝えております。ご指摘のように,私も結構チェーンソー使ったりするんですが,非常に危ないということと,維持管理がなかなか難しいと思います。今後については,今年の消防団の訓練についても昨年の7月豪雨災害を受けて消防団として今後どういった訓練をやっていったらいいのかというのを検討してくださいという話もしています。その中の取り組みの一つとして,こういった機材が新しく入ってくるので,手なれた方とか専門の例えば農機具屋さんとか導入していただいた業者の方等に来てもらって,使い方であったりとか維持管理について研修を行っていく必要があるのかなと思っております。消防団員も相当,600人を超える団員もいますので,なれた方が中心になって使っていくんじゃないかなと考えております。 ◆5番(横尾) 安全面が私一番気にしております。やはりチェーンソーでそのまま足を切ったとか,扱い方を知らないことでけがをされた方がおられますので,特に現場に行って山の木を切ったりしたら重大事故につながる可能性があるので,そこら辺のことをよくやっぱり,なれた方が使えればある程度安全かもしれませんけど,誰がいつ使うかわからんのんで,そこら辺の安全面はしっかりしていただきたいことをちょっと要望しておきます。 それともう一点,研磨なんですが,なかなかこれも本当になれないときれいに歯がとげません。今ごろは数千円,6千円か7千円ぐらいかな,電動の研磨機なんかもありますので,そういうような導入をしていかないと,誰でも彼でも。特に一番危ないのが切れないチェーンソーを使うと本当に危ないんで,そこら辺の備品なんかのことは考えられませんか。 ◎総務課長(瀬尾) チェーンソーに伴うそういった維持管理用の資材についても今後検討していきたいと考えております。 ◆5番(横尾) ぜひともやっぱり安全面を一番に最優先にしていただきたいと思っております。 続きましてもう一点,18ページの23番ですかね,し尿処理施設の経費なんですが,これかなり減額補正になっております。特に委託料,施設管理委託料が1,408万2千円か,これだけの減額ということは,これ理由は何ですか。 ◎環境衛生課長(松本) こちらのし尿処理施設の施設管理委託につきましては,当初は今年度より民間のほうに運転のほう委託をしていくというふうに計画をしておりましたが,先般の調整会議のほうでも説明をさせていただきましたように31年度からの事業開始ということで,今年度分につきましては減額ということでさせていただいております。 ◆5番(横尾) 来年度から民間委託ということなんで,その減額ですよね。はい,わかりました。 もう一点,これはいずれ正式な数字は出ると思うんですが,21ページの27番で,かなり増額補正で,かなり有害鳥獣が駆除できたんじゃないかと思いますけど,わかる範囲内で猿とかイノシシがどのぐらい増えたんか,わかれば教えてください。 ◎産業課長(瀬尾) これは,今年度の3月末までの見込みに伴う補正でございまして,イノシシについては1,150頭,今年度の捕獲奨励金として予定しておるところでございます。それでニホンジカが50頭,猿については100頭,重立ったところでいえばあとタヌキが150頭というような見込みに基づいて今回補正をさせていただいとるところでございます。 ◆5番(横尾) 駆除が数が増えたことは確かにありがたいのですが,今後はこの駆除したものをどういうふうに処理するかが大きな課題になっていくと思いますので,そこら辺のことも今後検討していただくことをお願いして,質問を終わります。 ○議長(松本) ほかに質疑ありますか。 ◆6番(橋本) 先ほど道の駅の話が2人の同僚議員から出されて議論がありました。この事業を完遂するためには,それ相当の理由と対応もしっかりとされてやっていこうという意欲はわかりました。ただ,ちょっと不安なところがあります。2月1日に入札が不調になったということでありますが,その理由もですね,まあ工期が短い,資材の高騰,納期が入ってこないという理由を言われましたけれども,私はその不安を一番持っとったんですね。これ不落になるぞという,私はそういう懸念を持っておったわけです。同僚議員も持っておられたんじゃないかと僕は思いますよ。その辺の状況というか状況判断がなぜそこでできなかったと。それはもうスケジュールについて入札をせざるを得んかったのか,それともそういう情報が執行者側で全くわからんかったんじゃと,業者から言われてええって驚いたか,どっちなんですか。 ◎産業課長(瀬尾) 発注段階では,資材の高騰等については情報は承知しておりました。当然農政局ともその段階で協議させていただきまして,この工期では到底無理ですということで協議したんですが,農政局はこれの再繰り越しですね,工期の延長,延長については現段階では認められないという当時の回答に基づいて,やむなく執行させていただいたというところでございます。その後の不調に終わって以降に再度農政局と調整させていただいた段階で,実は他市町からも同じような案件で相談が来とるんだと。それで調べてみましたら,建設局のほうでそういった調査もしてそういった実態も明るみになっているということから,今回延長させていただいたというところでございます。 ◆6番(橋本) ですから,農政局から言われて指導のもとにやられたという。町としてはそういう他市町のものが新聞紙上にも出ておりましたよね,不落という。そういうことはわかっておって,そういった指導のもとに一応入札をしたということなんですよね。 ◎産業課長(瀬尾) はい,ご指摘のとおりでございます。 ◆6番(橋本) ですから,このたびも変更され,約5千万円近いものが増額として新たに入札をされるわけですよね。それで入札ができて工事が進んでいけば言うことはありませんけども,そういったやはり不安が,これで入札してまた不落となるということ,やってみなくちゃわからん。ですけれども,やはりそれなりの覚悟を持って工事が進んでいく,完遂するという覚悟を持ってやっていかんと,先ほどの答弁聞いとっても何か不安をあおるという,議論を聞いて私は思いました。これで大丈夫とは言わないにしても,これで行ける努力をしますとか,そういったはっきりとした意思表示をしていただかんとちょっと不安になるわけであります。 この道の駅,当初からいろんな,なかなかスムーズに行ってないですよね。事業を完遂するためには段取り八分と昔から言いますけども,やはり段取りをしっかり,段取りというのはいろいろと調査研究をしてこれなら行けるというものをもって進めていかんと,こういったごたごたが起きてくる。まさにこれ,この道の駅なんですよ。これからまたスムーズに流れていくかというのが一番の不安なんですよね。そういうところをしっかりと示していただきたいと思います。 ◎副町長(森重) この件につきましては,これまでの経過は先ほど申し上げましたが,不落に,不調に終わったということで,町執行部としてもここで判断をしなければならないということで,一旦は国費のほうを断念して29年度の設計費も返納する,そして合併特例債等を使ってちょっと延長しながら再度内容を検討していこうということと,あと工期の問題,金額的な問題もありますから,そういった判断もしながら,国費を断念ということも考えましたが,国のほうも一旦ここまで計画をして進めてきたものをやめるというのはいかがなものか,他市町でもこういった例はあるが金額の上乗せをしながら工期も設けて再度やっていくということがありましたので,今後のことも考えて国費を有効に活用していくということで判断をしてまいりました。ですから,不調に終わった時点での判断はどうかということになれば,これは国の工期延長は7月7日までということで期限を切られましたので,もうこれはかなり困難な状況というのは判断できましたが,その結果を見ないと,国のほうもやらずに不調になる,できない,そんな判断はないでしょうということがありましたので,ここで決断をして入札を行いました。で,その結果は不調でしたから,再度国費を活用しなさいということがありましたので,再度国へも工期延長をお願いし,また今回基金を充てて増額をする補正予算をお願いしておりますが,それをもって,必ずやるんだという気持ちはありますが,何しろ相手がございますので,これは進めていくということで,ここで断言はできませんが,何とかできるであろうという判断はしております。 以上です。 ◆6番(橋本) 災害も多く,これから復旧工事も出てきますけども,これは建設じゃなしに土木事業になりますが,これは建築の事業になりますんでね。その辺も幾らか関係するのかなという思いは持っておりますので,最善の努力をして事業がスムーズに行ってほしいと。不安を払拭,一つずつ不安を払拭されてやっていってほしいなという思いがあります。 もう一点ですね,町税のことをちょっと話をさせていただきたいと思います。 今回,歳入で2,100万円ほど増額になっております。個人の所得の増額,そして法人の決算額の増額によって増えておるわけであります。合計が10億円に満たない,9億6千万円余りになっております。その中で滞納の額もかなりあったかと思いますけども,かなり厳しく徴収もされておられるとも思います。その辺の徴収の状況,かなり頑張っておられるのは話を聞きますので,できましたらその辺をお示しをいただきたいと思います。 ◎住民課長(川上) 失礼をいたします。 徴収の状況ということでありますけれども,ちょっと今手元にあるのは1月末現在で昨年との比較をしたものがありますので,数字をお示ししたいと思いますが,現年度分で本年は89%,昨年が88.9%ということで0.1%の増となっております。滞納繰越分につきましては,これは国保を除いたものですが,一般で31.6%,昨年が18.5%ということで13.1%の対前年比ということになっております。この滞納繰越分の数値につきましては,そのときの滞納されている方の状況によっても大きく差が出ますけども,通常,納税交渉等をしてどうしても難しいという場合には預貯金の調査とか差し押さえ可能なものがないかということで調査をさせていただいております。で,可能なものがあれば差し押さえをさせていただくというようなことで進めております。差し押さえの件数につきましてはちょっと今手元に資料がございませんが,できるだけ公平な課税,公平な負担をしていただくということで,納税者と話をしながらでありますけども,可能な限り納めていただくというのが原則でありますが,同意が得られない場合は差し押さえということでさせていただいております。 以上です。 ○議長(松本) ほかに質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第1号は原案のとおり可決することに決しました。 次に,日程第4,議案第2号平成30年度神石高原国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の質疑を求めます。 質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第2号は原案のとおり可決することに決しました。 ここで休憩といたします。 再開は11時35分とします。(午前11時26分) ○議長(松本) 再開します。(午前11時35分) 次に,日程第5,議案第3号平成30年度神石高原後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)の質疑を求めます。 質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第3号は原案のとおり可決することに決しました。 次に,日程第6,議案第4号平成30年度神石高原介護保険特別会計補正予算(第4号)の質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第4号は原案のとおり可決することに決しました。 次に,日程第7,議案第5号平成30年度神石高原簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)の質疑を求めます。 質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第5号は原案のとおり可決することに決しました。 次に,日程第8,議案第6号平成30年度神石高原飲料水供給施設事業特別会計補正予算(第3号)の質疑を求めます。 質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第6号は原案のとおり可決することに決しました。 次に,日程第9,議案第7号平成30年度神石高原農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)の質疑を求めます。 質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第7号は原案のとおり可決することに決しました。 次に,日程第10,議案第8号平成30年度神石高原総合開発事業特別会計補正予算(第3号)の質疑を求めます。 質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第8号は原案のとおり可決することに決しました。 次に,日程第11,議案第9号平成30年度神石高原町分収育林事業特別会計補正予算(第1号)の質疑を求めます。 ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕
    ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第9号は原案のとおり可決することに決しました。 次に,日程第12,議案第10号平成30年度神石高原病院事業会計補正予算(第3号)の質疑を求めます。 ◆5番(横尾) 1点だけ。 説明資料の17ページの21番ですか,病院事業運営管理経費の件なんですが,これを見ると物品等修繕料の減額が2,250万円,施設修繕料の減額が400万円,かなりの減額が見えます。この原因を教えていただきたいことと,当初の計画が甘かったんじゃないかなという気がしてなりませんが,そのあたりのことを質問します。 ◎保健課長(赤木) 本年度の町立病院の医療機器でありますとか施設に対する修繕費の見積額でございますけれども,今回移転新築を行いますけれども,設備に関しましても医療機器につきましても老朽化したものが多うございます。その中でなかなか見積額の算定が難しいところですが,急ぐものから当初予算でしておりました。ですので,その中で使えるものはなるべく使っていただき,修繕せずに次の新築移転に間に合うようにということで,間に合うものはちょっと繰り延べしながら今やっているとこです。 それから,入札による残なども出ております。 今回は物品修繕部分250万円,施設修繕費400万円,それとここの17ページには出ておりませんが,職員宿舎分が50万円ありまして,予算的には700万円の減としております。 見積もりが甘かったというところはあるのかもしれませんが,急に修繕等が出る場合もございまして,その場合にも,緊急時にも耐え得る予算ということで当初予算でお願いしていたものでございます。 今後も精査をしながら,必要なところを修繕しながら新築移転へ目指してまいりたいと思っております。 ○議長(松本) ほかに質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第10号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第13,議案第11号工事請負契約の締結について(くるみ保育所建設工事)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第11号案件の提案理由を説明いたします。 保育所施設整備事業,神石高原町立くるみ保育所建設工事について,平成31年2月22日に入札を執行し,平成31年2月26日に仮契約を締結したので,条例の定めにより提案するものであります。 詳細説明は福祉課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎福祉課長(松井) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。 ◆10番(藤田) これの応札の業者は何社あったんですか。 ◎福祉課長(松井) 業者数は5社でございます。            (藤田議員「名前は言えますか」の声あり) 申し上げます。 落札しました宮脇建設様,大宝組様,村上建設様,宮田建設様,鈴木工務店の5社でございます。 ○議長(松本) ほかに質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第11号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第14,議案第12号工事請負契約の締結について(町立小中学校空調設備設置工事)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第12号案件の提案理由を説明いたします。 ブロック塀,冷房設備対応臨時特例事業,町立小中学校空調設備設置工事について,平成31年2月22日に入札を執行し,平成31年2月26日に仮契約を締結したので,条例の定めにより提案するものであります。 詳細説明は教育課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎教育課長(石田) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。 ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第12号は原案のとおり可決することに決しました。 ここで休憩といたします。 再開は13時15分とします。(午前11時51分) ○議長(松本) 再開します。(午後1時15分)            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第15,議案第13号神石高原町森林経営管理推進事業基金条例の制定についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第13号案件の提案理由を説明いたします。 森林譲与税を財源とし,本町における森林整備及びその促進に要する経費の財源に充てる基金を造成するため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明は産業課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎産業課長(瀬尾) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。 ◆2番(林) 今の別紙の4の1のことに関してお伺いします。 この基金の具体的な繰入額っていうのはもう大体わかってるんでしょうか。 ◎産業課長(瀬尾) 当面,31年度については1,400万円ほどが交付される予定でございまして,これを全額ではなしに事前に森林管理権,山を管理する権利ですね,これを自分で管理できない場合等については町へ委ねるとか,そういったアンケート調査等に要する経費,そして31年度中に未執行に終わった残額が基金への繰入額ということになろうかと思います。 ◆2番(林) この第5条にあります,町長は財政上必要があると認めるときは確実な繰り戻しの方法,期間及び利率を定めて基金に属する現金を歳計現金に繰りかえて運用することができるっていうふうに書いてあるんですが,この歳計現金に繰りかえるっていうことは具体的にどういう使途があるんでしょうか。 ◎会計管理者(吉原) 今の林議員の質問に対してご説明いたします。 基金から一旦歳計外現金といって歳計外,歳計というのは一般会計なり特会なりの会計です,それ外の会計に一旦お金を置いて,そこから支出をするという形をとりますという意味です。 ◆2番(林) あと8条なんですが,この条例に定めるもののほか,基金の管理に関し必要な事項は町長が定めるとあるんですが,これはどのような場合が想定できるんでしょうか。どういう想定ですね,必要な事項っていうのは。 ◎産業課長(瀬尾) 第7条では,例えば1千万円までの預金等については金融機関等で保障されるという預金保険法がございますけども,これより1千万円を超えるような額の場合には何かの保険事故等があった場合にはという規定はあります。これはきちっと定めてあるんですが,今ご質問の第8条のところで,想定外のことがあった場合どういった内容があるかということなんですが,過去にもそういった事例が僕の記憶にはないんですけれども,現段階では詳細にこういった場合とかというのは想定していません。 ◆2番(林) わかりました。 あと,この基金の運用予定をアンケートの調査とかそういうことに使われる予定ですよね。これ今の現行林業と,私この間も資料提供させてもらいましたが自伐型林業の経営等には使えないんでしょうか。まあこれは要望ですけれども。 ◎産業課長(瀬尾) 本町の森林の施業に資する理由であれば,可能であろうかというふうに考えておるところであります。自伐型林業についてもいわゆる担い手の手法の一つだと思いますので,その辺についてもアンケート結果によっては自伐型というのもあり得るだろうというふうには考えているところでございます。 ○議長(松本) ほかに質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第13号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第16,議案第14号神石高原町油木スポーツ広場設置及び管理条例の制定についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第14号案件の提案理由を説明いたします。 油木多目的グラウンドと油木屋内グラウンドの名称を廃止し,新たに油木スポーツ広場の名称で設置するため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明はまちづくり推進課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第14号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第17,議案第15号神石高原町立グラウンド設置及び管理条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第15号案件の提案理由を説明いたします。 神石高原町油木スポーツ広場設置及び管理条例の制定をすることに伴い,神石高原町立グラウンド設置及び管理条例の一部を改正するため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明はまちづくり推進課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第15号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第18,議案第16号神石高原町立屋内体育施設設置及び管理条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第16号案件の提案理由を説明いたします。 神石高原町油木スポーツ広場設置及び管理条例の制定をすることに伴い,神石高原町屋内体育施設設置及び管理条例の一部を改正するため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明はまちづくり推進課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第16号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第19,議案第17号神石高原町民野球場設置及び管理条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第17号案件の提案理由を説明いたします。 神石高原町営野球場施設改修により利便性向上を図ったことに伴い,施設使用料の一部を改正するため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明はまちづくり推進課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 済みません,町営と言いましたけど,町民野球場でございます。訂正をさせていただきます。 ○議長(松本) 質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第17号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第20,議案第18号神石高原町仙養ヶ原森林公園設置及び管理条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第18号案件の提案理由を説明いたします。 神石高原町仙養ヶ原森林公園使用料の一部を改正するため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明はまちづくり推進課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第18号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第21,議案第19号神石高原町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第19号案件の提案理由を説明いたします。 選挙等に関する事務に従事する職について,国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律第14条第1項に定める額に改正するため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明は総務課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎総務課長(瀬尾) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第19号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第22,議案第20号神石高原町嘱託員の設置並びに報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第20号案件の提案理由を説明いたします。 本町の森林,林業行政の発展体制構築に向け,森林,林業行政全般について高い知識と経験を有する地域林政アドバイザー嘱託員を新たに設置する必要があるため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明は産業課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎産業課長(瀬尾) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。 ◆2番(林) お伺いします。 事前に資料提供いただきましたこの地域林政アドバイザーの対象者でございますが,森林総合管理士登録者または林業普及指導員資格試験合格者,以下5項目まであるのですが,今本町の山を見ていますとやっぱり稚拙な施業が結構行われているところが多いんですけども,このようなことの監督指導っていうのがその林政アドバイザーですね,今知識や経験を持つレベルの高い人を使うっていうことだったんですが,私は今いろいろ研究させてもらうと,やっぱり自伐型林業っていう形態が現行林業よりはすぐれているんじゃないかと思ってるんですが,このような形の団体なり個人なりに林政アドバイザーを委嘱するようなことはお考えではないでしょうか。 ◎産業課長(瀬尾) 先ほどもご説明申し上げましたように,業務の内容は本町の林業等にかかわる全般を想定しておりますので,当然自伐型林業も含めての指導も含まれるものと理解しております。 ◆2番(林) これは私の考えなんですけど,自伐型林業っていうのはこの形態の中の一つではなくて,レベル的に高い施業を行う林業だというふうに私は思っております。ですから,ぜひともお願いしたいということと,この林政アドバイザーに関しては高知県の佐川町っていうのが自伐型林業の先進地で,地域おこし協力隊の制度を利用してIターンで定住者を募集して,25万円の費用がありますので,そういうふうな定住化の方法もあると思うんですが,慌てて31年4月1日からこの条例を決めるというんではなくて,やっぱりいろいろ検討していただいて,再来年度からでもいいんじゃないかと思うんですよ。その林政アドバイザーっていうのは国の特別交付税を受けられると思うんですけども,これは条例をつくらなくても交付税はおりてくると思うんですが,いかがお考えでしょうか。 ◎産業課長(瀬尾) 今の自伐型林業については,以前は林野庁のほうも,これは余り関心を持っていただけなかったというような情報も得ております。といいますのが,日本の林業施業になかなかなじみが少ないと,実行性が少ないということでございましたけども,近年になりまして今議員がご提案いただきましたように高知県のほうで総務省から派遣して,これは条件が整っているんですよね。一個人の所有する森林の面積がかなり大きいというものがございます。そういったところで担い手がいない中でそういった人材を招き入れて定住につなげていると。これはもう国としても最高の成功事例だということで,自伐型林業が最近になってから注目されるようになったというような背景もございます。それが本町にどのように活用できていくのか,これについては今後十分研究する余地はあろうかと思っていますけれども,この林政アドバイザーさんにそういった業務を,山の施業をしていただくんではなしに,あくまで指導していただく立場で採用したいというふうに考えておりますので,その辺ご理解をよろしくお願いいたします。 ◆2番(林) 切りがないからあれですが,自伐型林業の施業ではなくて管理を含めてその自伐型林業推進協会であるとか,当初奈良県では大和森林管理協会とかそういうところがやっぱり林政アドバイザーとして町に入ってる先進地もありますので,そういうところも含めてちょっと研究していただければなと思います。 ◎産業課長(瀬尾) またいろんな情報を集めながら研究してまいりたいというふうに思います。 ○議長(松本) ほかに質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第20号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第23,議案第21号神石高原町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。
    ◎副町長(森重) 議案第21号案件の提案理由を説明いたします。 国民健康保険の広域化に伴う保険税率の改正を行うため,また国民健康保険法施行令の一部を改正する政令が平成31年1月25日に公布されたことに伴い,神石高原町国民健康保険税条例の一部を改正するため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明は住民課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎住民課長(川上) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。 ◆2番(林) 済みません,今国保税増税の激変緩和期間の2年目になるんかなと思うんですが,今回の激変緩和期間で収納率の変化はあるんでしょうか,上がったとか下がったとか。 ◎住民課長(川上) 収納率でございますが,本年1月末現在の国保の収納率につきましては,現年課税分で75.2%で昨年度が75.4%となっております。対前年比で0.2%の減,滞納繰越分につきましては30.3%で前年が31.8%ということで1.5%の減でございますが,通常の年度におきましても多少のぶれはございます。今のところ本年の改正におきまして問い合わせとか苦情とかは入っておりませんので,そういった部分での収納率への影響はないというふうに考えております。 ◆2番(林) 激変緩和期間でじわじわ上がっていくんでしょうからあれですが,最終的には増税にはなるんだと思うんですが,これ前も質問したんですけど,国の国庫の負担金が落ちて高くなっていくということなんですが,国への公的負担金の増額,この働きかけを町はしていただけるんですかってこの間聞いたら,町村会を通してそれが要望できるかどうか検討するっていうような答弁いただいたんですが,その後その検討はいかがなりましたでしょうか。 ◎副町長(森重) この件につきましては町村会で具体的な議論に入っているというところでございませんが,これまで広域化の中で各市町のトップが会議を重ねながら,また事務レベルでの調整もしてまいっております。そういったところで合意を得ながら進めておりますが,国への要望は全国大会というものを開催をして,そちらのほうへ参加をして要望活動を行い,広島県選出の国会議員等々へも要望活動へは回っております。その後のことにつきましては把握はできておりません。 以上でございます。 ○議長(松本) ほかに質疑ありますか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第21号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第24,議案第22号神石高原町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第22号案件の提案理由を説明いたします。 学校教育法の一部を改正する法律により,平成31年4月1日から専門職大学校制度が創設されることに伴い,神石高原町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正するため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明は福祉課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎福祉課長(松井) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第22号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第25,議案第23号神石高原町水道法施行条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第23号案件の提案理由を説明いたします。 学校教育法の一部を改正する法律等の施行及び技術士第2次試験の選択科目の見直しにより,布設工事監督者及び水道技術管理者の資格要件を改正するため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明は環境衛生課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎環境衛生課長(松本) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第23号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第26,議案第24号神石高原町一般廃棄物処理施設に置かれる技術管理者の資格を定める条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第24号案件の提案理由を説明いたします。 学校教育法の一部を改正する法律により,平成31年4月1日から専門職大学校制度が創設されることに伴い,神石高原町一般廃棄物処理施設に置かれる技術管理者の資格を定める条例の一部を改正するため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明は環境衛生課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎環境衛生課長(松本) 〔詳細について説明〕 ○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(松本) 起立多数であります。よって,議案第24号は原案のとおり可決することに決しました。 ここで休憩といたします。 再開は14時20分とします。(午後2時03分) ○議長(松本) 再開します。(午後2時20分)            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第27,平成31年度予算について,入江町長から平成31年度神石高原町施政方針について説明を求めます。 ◎町長(入江) 平成31年度神石高原一般会計及び特別会計並びに事業会計の当初予算案を提出するに当たり,その概要と町政運営に対する私の所信を申し述べ,議員各位並びに町民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 初めに,私が町長に就任して2年が経過いたしました。多くの町民,町議会,関係者の方々にご支援,ご指導をいただき,この2年間を取り組み,折り返し点を迎えることができました。この場をおかりして心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 特に,昨年7月に発生しました豪雨災害では,西日本を中心に甚大な被害をもたらし,200名を超える方々がお亡くなりになられました。改めてご冥福をお祈りするとともに,被災された方々にお見舞いを申し上げます。 本町におきましても,被災報告では2,000件を超える災害が発生しました。また,1名の方が災害に関連しての死亡と認定されました。謹んでお悔やみ申し上げます。 本町においても記録的な豪雨災害となりましたが,発災時から町行政,地域,関係機関が一丸となり,その対応を行ってまいりました。現在,その復旧工事に向けた発注作業,工事施工管理等行っていますが,被災箇所数が多く,短期間での工事完了は困難な状況にあります。町民の皆様にはいましばらくご迷惑をおかけしますが,ご理解いただくとともに,引き続きご協力賜りますようお願い申し上げます。 さて,町長に就任してからの2年間を振り返りたいと思います。 就任1年目は,誰もが挑戦できるまちづくりを目指し,8つの挑戦をテーマに多くの事業に挑戦してまいりました。まさにノートライ,ノーチャンスという言葉どおり,やらなければ何も生まれないという思いで多くの種をまいてきた1年だったと思います。この間,人と人とのつながりを活用し,力をかりながら新たな取り組みにも挑戦してきました。そうすることで,私一人の力では取り組むことのできなかった事業にも着手することができました。 2年目となる昨年は,その挑戦を具現化し着実に進めていくことを基本に,それぞれの事業を進めてまいりました。例えば,庁舎,町立病院の新築移転事業,第2定住団地整備,事業者の規模拡大や創業を支援するためのチャレンジ基金の整備,運用,楽天株式会社との連携による農業事業者の誘致,さらには幼少期からの英語教育,ふるさと創生人材を育成するための油木高校支援など,それぞれの取り組みが町民の方々や関係者の方に支援をいただくことによって具現化され,成長しつつあります。 折り返しを過ぎた本年3年目からは,これら全ての取り組みに対し結果,成果を意識し,確実に事業を進めなければなりません。定量的な事業評価,また進行管理を行うことで,より円滑かつ確実にそれぞれの事業を推進してまいります。 さらには,昨年の豪雨に学び,住民が生活する上で最も最優先しなければならない安心・安全なまちづくりに取り組みます。その取り組みにおいて重要となるテーマは,非常時における行政と住民との協働です。災害が発生した際に行政と住民がそれぞれの役割を明確にする,その役割を着実に行動,対応することによって被害を最小限に食いとめることができると考えています。 また,本町のような山間地だからこそ活用できる先端技術の導入も検討します。例えば無人飛行機,ドローンなどの活用による早期情報収集,情報の伝達,提供,被災地調査などさまざまな取り組みが可能と考えています。住民生活において最重要である防災・減災を町民,特に高齢者の視点に立って取り組んでまいります。 2年目の振り返りと昨年の7月豪雨について述べましたが,本年度においても引き続き生活インフラの維持管理,安心・安全な暮らし,高齢者の生きがいづくり,子育て,教育の魅力化など,町民全ての方々が本当に住んでよかったと実感できる,そして持続可能な神石高原町づくりを目指してまいります。町民の皆様,議員各位におかれましては,引き続き格別のご理解,ご支援を賜りますようお願いを申し上げます。 本年4月30日をもって今上陛下が退位されます。30年間にわたった平成の時代が幕を閉じ,5月1日,新天皇が即位され,新しい元号の時代が幕をあけます。新しい時代が神石高原町にとって真に幸せな時代となるよう,町民の皆様とともにまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。 それでは,所信を申し述べます。 まず,国際的な情勢でございます。 世界各地で発生する紛争は,民族,宗教,領土,資源,貧困などさまざまな要因に起因し複雑化しており,政情不安,混迷の度合いを深めています。経済的には,昨年は貿易紛争からハイテク,安全保障をめぐる米中の対立,イギリスのEU離脱と,世界規模で二つの大きな経済危機が発現する年でした。こうした米国,中国,欧州における不安定な経済情勢は,今後の我が国の経済動向にも大きく影響するものと考えます。 東アジアをめぐる情勢では,昨年はトランプアメリカ大統領と金正恩北朝鮮労働党総書記の歴史的な会談が,また先日はベトナムで2度目の米朝首脳会談が開催されました。北朝鮮の核をめぐる状況は新たな対話の時代を迎えたものの,非核化への具体的な進展には至っていません。また,日韓関係も過去最悪の状態となっており,両国間の関係改善の糸口は見えていません。 国内に目を向けますと,我が国の経済はアベノミクスの推進により,GDPが名目,実質とも過去最大規模に拡大しています。これからの先行きについては,緩やかな回復が続くことが期待されるものの,通商問題の動向や世界経済の不確実性等に留意する必要があり,経済の好循環をさらに加速させるよう施策を実施する必要があります。 こうした中,政府は経済財政運営と改革の基本方針2018に基づき,一人一人の人材の質を高める人づくり革命と,成長戦略の核となる生産性革命に最優先に取り組むこととしています。 また,生涯現役社会の実現に向けた高齢者雇用促進のための改革,農林水産業をはじめとした地方創生,国土強靱化,女性活躍,働き方改革,外国人人材受け入れなどの施策の推進により,誰もが生きがいを持って充実した生活を送ることができる一億総活躍社会の実現を目指しています。 加えて,昨今の社会情勢を踏まえ,外交,安全保障の強化に取り組むこととしています。 国の平成31年度予算は,10月からの消費税率引き上げの影響を乗り越え,また,新経済・財政再生計画の実行元年となる予算であり,骨太方針2018を踏まえた機動性の高い,政策効果をより高める予算が編成されました。一般会計総額は101兆4,571億円,消費税増収分を活用した保育の無償化や介護人材の処遇改善など,全世代型社会保障制度への転換を図る予算となっています。 一方,新規国債発行額は前年比マイナス3%の32兆6,605億円と7年連続で縮減され,歳出改革の取り組みが継続されています。 広島県においては,一般会計1兆551億円の平成31年度当初予算案を発表しました。平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興プランに基づく創造的復興による新たな広島県づくりを推し進めるとともに,従来から取り組んできた,仕事も暮らしも諦めずに追求できる欲張りなライフスタイルの実現に向けて引き続き取り組むとしています。 創造的復興による新たな広島県づくりでは,安心を支え合う暮らしの創生,強靱なインフラ整備,産業基盤の創生及び防災対策を支える人の創生に重点を置き,欲張りなライフスタイルの実現では,希望をかなえるための後押し,地域活力の基盤づくり,暮らしを楽しむ機会の創出,ゆとりの創出及びヒロシマの価値の共鳴・共振を施策の体系として,県民一人一人が主役の新しいライフスタイルの実現を目指した予算となっています。 このような情勢,環境の中,本町も国,県と一体となり,一億総活躍社会の実現と経済の好循環,少子化,高齢化の課題解決に取り組んでまいります。 本町におきましては,依然として人口減少に歯どめのかからない状況が続いています。 平成27年度に策定した神石高原町人口ビジョンにおいて,西暦2040年に人口7,600人の確保という目標を掲げ,神石高原町まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき事業を展開してまいりました。 平成29年度においては,目標としている年間80人の転入超過に対し転出超過が8人となり,目標には及びませんでしたが,平成28年度の転出超過39人と比較したとき,若干の成果が見られたのではないかと考えているところです。 引き続き,子育て世代の確保による出生数の増加や人口増につながるさまざまな事業を展開するとともに,これまで世代を超えてつくり上げられてきた神石高原町の魅力や価値を高め,本町独自の取り組みを進めていく必要があると考えております。特に施策の効果,成果等を検証,評価することで,今後の取り組みを具体化してまいります。 こうした取り組みの原動力は人であると考えております。人と人とのつながりを生かし,年齢や職業に関係なく,それぞれの持ち味を生かし,誰もが挑戦できるまちづくり,地域づくりを進めます。神石高原町に誇りと愛着を持ち,住んでよかったと実感できるまちづくりに,町民の皆様とともに全力で取り組んでまいります。 また,地方創生も5年目に入り,その取り組みもさらに加速化させる中,地域おこし活動の支援など地域活動に携わる人材の確保や産学官の連携による地域力創造の取り組みを引き続き推進していきたいと考えています。 それでは,平成31年度における予算編成に当たっての基本方針をご説明いたします。 基本方針のキャッチフレーズは,昨年に引き続き,目指せ人口増(社会増)です。 本町では,平成19年度から28年度までの第1次長期総合計画における取り組みを踏まえ,平成36年度を目標年次とする第2次長期総合計画を策定しました。引き続き,神石高原町人と自然が輝くまちづくりの五つの基本方針の実現と,誰もが挑戦できるまち神石高原町の創造に向け,住民の期待に応える改革と創造を推進してまいります。 また,昨年は全国各地で大規模自然災害が発生し,本町においても昭和47年以来の豪雨災害を経験しました。早期の災害復旧とあわせ,今後の防災・減災に向けた取り組みが重要であると考えています。 新年度の予算編成に当たっては,災害復旧を優先して取り組むとともに,定住促進,教育環境整備,生活基盤整備にも力を入れてまいります。また,引き続き子育て支援,教育支援に重点的に予算を配分し,町民が安心して暮らし,子どもたちが心身ともに健やかに夢を持って成長し,次代につながるコミュニティーがある,小さくても元気のでるまちづくりを推進します。 この方針に基づき,新年度の予算編成を行いました。 平成31年度の当初予算規模は,一般会計114億円,特別会計36億4,730万円,病院事業会計5億1,434万円,合計155億6,164万円,前年対比6%の減となりました。 一般会計ベースでは,過去最大の積極的予算となった昨年度と比較しますと7.3%マイナスで9億円の減となりましたが,昨年を除くと100億円を超えたのは平成22年度以来となる大型予算であります。 一般会計の概要についてご説明をいたします。 まず,歳出についてですが,性質別歳出の対前年比で義務的経費9億198万円の減,投資的経費2,160万円の減,その他の経費2,358万円の増でございます。 義務的経費の主なものは,人件費5,979万円の増,扶助費190万円の増,公債費9億6,366万円の減となっています。人件費につきましては災害復旧対応に係る職員人件費の増を見込んでおり,公債費につきましては繰上償還分の皆減によるものとなっています。 投資的経費については,普通建設事業費が前年度より12億6,454万円減少しました。これは,災害復旧を最優先に取り組むことから補助事業,単独事業とも大幅に縮小したことによります。この災害復旧事業費につきましては,本年度12億4,634万円を計上しています。 また,その他の経費については55億685万円で,経常経費の抑制に努める一方で,生活交通確保のためのタクシー運賃助成や町立病院への補助などを中心とした予算となっています。 続いて,これらの財源である歳入の概要についてご説明いたします。 本町の主たる自主財源である町税については,事業所得,給与所得が緩やかではありますが増加傾向であることなどから,総額9億4,156万円と前年度より830万円の増を見込んでいます。地方譲与税や各種交付金は,基本的に県からの交付見込み額を計上しています。 歳入の大半を占める地方交付税については,普通交付税は算定がえによる段階的逓減を考慮し,前年度より2億5千万円の減少を見込み,43億5千万円を計上しています。 また,特別交付税は前年度ベースを維持し,2億6千万円を予算計上しています。 次に,国県支出金ですが,昨年の豪雨災害に係る復旧事業に伴う増額を見込んでおり,国庫支出金については,公共土木災害復旧事業に伴い,前年度当初より2億9,515万円多い8億5,133万円としています。また,県支出金については同じく5億9,539万円増の12億4,020万円を予算化しています。 繰入金については,庁舎建設に重点公共施設新設整備基金,保育料無償化,学校給食費無償化に保健・医療・福祉支援事業基金を活用します。 また,財政調整基金については,前年度より3億円増の6億3千万円を繰り入れ,交付税減額及び災害復旧工事に対応するための財源とします。 繰入金総額は,前年度より6億2,234万円少ない11億9,749万円を予算化しています。 地方債については,交付税算定上,最も有利となる事業に限定して充当することとし,本年度は過疎対策事業債を病院施設整備事業,橋梁修繕,高蓋地区簡易水道施設整備事業等に充当し,合併特例事業債については庁舎建設事業,三和中学校改修事業等に充当します。 また,災害復旧事業債として農林土木の過年補助災害に充当することとしており,前年対比では44.3%,10億2,310万円減の総額12億8,420万円の借り入れを計画しています。 歳入見込みの結果,本年度の歳入財源内訳は自主財源比率が25.7%,依存財源比率が74.3%となりました。 予算の確実な実行とともに,今後も引き続き将来に向けての債務の解消,公債費の抑制に努めなければならないと考えております。 以上が一般会計当初予算案の概要であります。 その他の会計については,医療費・介護保険の所要見込み額,簡易水道事業,農業集落排水事業に係る維持管理経費等として,8特別会計36億4,730万円と病院事業会計の5億1,434万円の合計41億6,164万円を計上し,一般会計と合わせて総額155億6,164万円となりました。 次に,新年度に取り組む主要な施策を,まちづくりの五つの基本方針を踏まえた神石高原町第2次長期総合計画基本計画に掲げる施策に沿ってご説明いたします。 まず初めに,高原の特徴を生かした快適で魅力に満ちたまちづくりでは,各地区協働支援センターでは地域特性を生かした活動や,公民館業務の移行による地域の生涯学習やコミュニティー活動の拠点としての活動が活発化してきました。引き続き地域,住民,各種団体の主体的かつ積極的な活動を支援します。 定住促進,人口増の取り組みとして,引き続き,井関地区第2定住促進団地の整備に取り組みます。また,子育て世代の転入促進を図る取り組みとして,豊松新平谷住宅分譲地の販売に伴い上下水道を整備します。 簡易水道事業については,各施設等の維持管理に努めるとともに,本年度は高蓋地区水道施設の老朽管布設がえ工事に着手します。 また,し尿処理施設につきましては,本年度から施設管理を民間委託し,施設の円滑な運営と環境保全を図ります。 可燃ごみの処理につきましては,福山市が整備する次期ごみ処理施設において広域焼却処理を行うことが確認されたところです。これを受け,新たな神石高原町一般廃棄物処理基本計画を策定し,今後の一般廃棄物の減量や処理体制の整備について総合的かつ長期的な取り組みを推進します。 防災,安心・安全対策の推進としましては,近年頻発する自然災害に対応する防災対策として避難所備蓄用品の充実等の環境整備を行うとともに,地域防災計画の改訂,国土強靱化地域計画を策定し,避難所の再指定,地域における平時からの防災意識向上や,有事の際の自助,共助による防災力の強化に向けた取り組みを進めます。また,消防団においては,油木地区の積載車の更新を行います。 消防団活動に対する安全対策に務めるとともに,引き続き,自主防災組織を中心とした災害に強いまちづくりの推進に取り組みます。 また,本年度は神石方面隊が広島県消防ポンプ操法競技大会へ出場することから,消防団に対する支援を行います。 2番目の,保健・医療・福祉が充実した安心して暮らせるまちづくりでは,町立病院建築プロジェクトについては,庁舎の建設とあわせ,用地造成工事に着手します。また,引き続き,医師の確保,医療体制の維持,充実に努めるとともに,地域包括ケアシステムの核として,一貫した医療,福祉サービスの提供についても医療従事者や福祉施設運営者,専門家と提携し,検討を進めます。 安心して子育てを行う環境の整備として,小児科医療体制の構築,病児預かり制度について引き続き検討を進めます。あわせて,地域医療計画の策定に向け,関係者と協議を行っていきます。 高齢者の方々が住みなれた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう,介護予防事業,認知症予防事業に取り組むとともに,若い時期からの介護予防意識の啓発,認知症サポーター養成講座やカフェの開催など,介護福祉関係機関が連携した生活支援を行い,きめ細やかな保健福祉サービスの提供に努めます。また,ふれあいタクシーを活用した買い物や,社会活動への参加を支援,促進し,元気な高齢者を増やします。 成人の予防接種事業では,本年度から新たに3年間,風疹の感染拡大防止のための対策として,抗体保有率の低い方に対し,抗体検査及び定期接種を行います。 また,高齢者の方へのインフルエンザワクチン及び肺炎球菌ワクチンの接種につきましては,本年度より一定程度のご負担をいただくことといたしました。 介護技術の習得に対する支援につきましては,研修費の補助や研修を受講しやすい環境の整備により,介護人材不足の解消と介護や認知症に対する理解を広めます。 また,障がいのある方が地域で安心し,自立した生活ができるよう,日常生活や社会参加を支える支援に積極的に取り組みます。 子育て支援においては,昨年度,母子保健と子育て支援が一体となった切れ目のないサポートを行うため,子育て世代包括支援センターにじいろを設置しました。本年度は,1歳から2歳までの幼児とその保護者を対象としたよちよち教室を新設し,母子保健と子育て支援が一体となった切れ目のないサポートにより,母子の健やかな発達,発育を支援します。 本年度も引き続き子ども医療費助成,乳幼児のロタウイルスワクチン接種補助,子どものインフルエンザ予防接種補助を行うとともに,1歳の誕生月や小・中学校入学時に祝い金を支給します。 本年10月から,子ども・子育て支援法の改正により,幼児教育,保育の無償化が始まります。本町においては現在第2子以降を対象に保育所や幼稚園,託児所への預け入れに係る費用を助成,実質無償化しているところです。引き続き経済的負担を軽減するとともに,延長保育や学童保育の充実を図り,安心して子育てができる環境づくりを進めます。 また,不妊治療費の助成のほか,先般,協定を結んだ妊娠,育児の総合サポート企業であるパスクリエイト株式会社との連携により,妊活中のご夫婦を支援し,合計特殊出生率の向上を目指します。 3番目の自然と歴史を生かした教育,文化のまちづくりですが,学校教育においては,変化の激しい社会を生きるために必要な資質,能力の育成を目指すとともに,主体的な学びを促す教育を推進し,神石高原町で学んでよかったと誇りを持って言える人材の育成を図ります。 世界を相手にできる人材づくりとしては,平成32年度から本格実施される外国語の教科化等を踏まえ,本年度は2学期から外国語指導助手を1名増員し,保育所,小学校あわせて日常的に英語に接する機会を拡充します。 また,引き続き保育所での英会話学習,小学校児童の英語体験学習(イングリッシュ・イマージョン・プログラム),中学生,油木高校生の短期海外研修など保・幼・小・中の英語教育に取り組みます。 学校施設では,老朽化した三和中学校校舎及び体育館の改修,支援が必要な児童の学校生活に対応した施設改修を行います。 また,ICT機器の計画的な更新を行い,教育環境整備及び教育関係職員の業務改善を図ります。 あわせて学校給食の実質無償化に引き続き取り組み,子育て世代の負担軽減とともに,食育の推進と充実した学校給食の提供に努めます。 教養の町読書推進事業については,引き続き読書への関心を深め,積極的,自主的な読書活動を推進する取り組みを学校,図書館と連携して行います。 中高一貫教育については,県立油木高校と連携し,教師の相互派遣,英語暗唱大会,学力向上対策などの積極的な教育連携に取り組みます。 油木高校に対する支援としましては,英語,数学など各種検定料の助成や県立農業者大学校入学者への支援を継続するとともに,大学と連携した神ゼミの充実により,町内唯一の県立高校の魅力づくりに取り組みます。 子どもの夢,目標を応援する取り組みとしては,小・中学生を対象にプロ,アマ選手によるスポーツ教室を開催します。 社会教育については,住民の満足度を高め,ニーズに応じた特色ある生涯学習の推進と健康増進を主眼に事業展開を図ります。また,社会体育施設の計画的な修繕に取り組みます。保健体育施設の災害復旧事業として,豊松山村広場ののり面と関連施設の早期復旧を図ります。 昨年,町内の達人ネットワーク,神石高原町こだわり楽人の会が設立されました。地域の伝統芸能の継承と新たな芸能,文化の継承,育成に寄与していただけることを期待しています。 4番目に,地域資源を生かした活力ある産業と交流のまちづくりですが,高付加価値農業の推進,競争力の高い農業の実現のため,町の統一ブランドJIN(神)プレミアム認定制度の活用によりブランド化戦略を図り,農業を中心とした暮らしが可能になる取り組みを進めます。 そのためには,道の駅さんわ182ステーションの機能性を一層高めるため,魅力ある店舗整備と新商品の開発を行い,サービスの向上と売上拡大に取り組みます。また,株式会社エブリイ,地縁マルシェへの出荷業務を支援し,町内農産物の出荷先の確保と生産農家の所得の向上を図ります。 ブランドを生かしたもうかる農業の実現と生産規模の拡大に向けて,マル豊トマトのさらなる生産拡大と産地振興を図るため,豊松陽光の里団地内の水源確保事業に取り組みます。 あわせて,新規就農者の育成に取り組みます。トマト栽培研修生等の就農地確保として,本年度は階見地区のトマト団地を造成し,研修生の就農意欲の向上と就農後の早期経営安定と所得の向上を図ります。 畜産経営安定化の推進については,神石牛ブランドの確立と増頭に向けた取り組みを強化し,経営の安定化と所得向上,和牛産地の拡大に向け,引き続き支援をします。 油木高校を対象とした農業後継者の確保対策としては,引き続き,広島県立農業技術大学校へ進学した生徒を対象に,卒業後の町内への就農を支援し,定住対策につなげます。 農業生産団体等に対する支援については,引き続き,地域農業の担い手を中心に農地集積の推進や農業経営の効率化を図るための機械導入支援を実施し,営農意欲の向上と基幹産業である農業の活性化及び雇用の創出に取り組むとともに,今後はより効率的,効果的,継続的な支援に向けた制度の見直しを行います。 林業関係については,引き続き,林業再構築プロジェクトやひろしまの森づくり事業などを活用し,山林の保全と再生に努めます。本年度も次世代林業基盤づくりによる林内路網整備や人工林の間伐を行うとともに,間伐材等の活用を促進させ,森林施業の推進につなげます。また,本年度より新たに地域林政アドバイザーを配置し,平成33年度策定予定の神石高原町森林整備計画の策定や町有林経営計画の作成,管理等に取り組みます。 有害鳥獣対策としては,町の被害防止計画に基づき,的確な駆除,効果的な防止対策を対策協議会と連携を図りながら総合的に推進し,農作物被害の防止と生産者支援に取り組みます。 商工業の振興では,町内事業所への支援について,引き続き商工会と連携し取り組みます。また,店舗のリニューアル,空き家購入及び貸借による開業支援についても継続し,新規開業の機会を支援します。 企業誘致への取り組みは,誘致に対する明確な戦略や具体的な施策を検討してまいります。 また,農業企業誘致促進事業による農業関連企業参入の促進,新規就農予定者への定住情報の提供を行い,雇用拡大,定住促進につなげます。 さらに,油木山村開発センター内へのお試しオフィス設置により,地方創生と最先端技術に着眼した企業等を対象とした地方課題解決型サテライトオフィス利用者の誘致に引き続き取り組み,雇用拡大,定住促進につなげます。 また,神石高原地域創造チャレンジ基金,ビジネスコンテストの開催などにより,地域資源を活用したビジネスチャレンジへの資金的支援と伴走型支援,新規起業等育成支援や人材育成に取り組みます。 観光面では,森林セラピーの促進や自然の魅力を生かしたツアーの開催等により観光客の増加に取り組むとともに,本町の恵まれた自然環境や観光情報を町内外へ広く情報発信し,神石高原町の魅力をPRします。また,観光協会における農家民泊,体験型学習旅行の誘致や,道の駅から町内観光施設への誘客,ルート確立を支援します。 5番目の,交通・情報通信基盤の整った一体感あふれるまちづくりですが,道路改良については,本年度及び来年度は平成30年7月豪雨災害からの早期復旧を最優先に位置づけます。また,老朽化した橋梁等の補修を実施し,長寿命化を図ります。 道路維持対策については,自治振興会を対象に認定町道等の草刈りや支障木伐採,除雪作業に対する支援を引き続き行い,協働によるまちづくりへの意識を醸成をします。 地域公共交通につきましては,ふれあいタクシー事業が住民の皆様から一定の評価をいただいているところですが,住民ニーズにも配慮し,引き続き,ふれあいタクシーを中心とした生活交通の充実確保に取り組みます。 また,本町の情報通信サービスの基盤であるかがやきネットについては,本年度も告知システム放送設備の更新を行い,引き続き安定したサービスの提供に努めます。 それら計画の推進のために,誰もが挑戦できるまち神石高原町の創造に向け,全庁的に効率的,効果的な業務遂行の実現を図ります。その原動力となる本町職員には,研修を通してこれまで以上に生産性の向上に対する意識改革及び一人一人の資質向上を促しながら,町民とともに町の課題に挑戦できる職員の育成に取り組んでまいります。 また,平成32年度からの会計年度任用職員制度導入に向け,関係法令等の整備を行ってまいります。 町財政では,財政調整基金を取り崩し災害復旧に取り組んでいますが,基金残高の総額は約100億円を保有しているところです。引き続き基金の有効活用を行い,持続可能な財政運営に努めてまいります。 あわせて,各種補助金についての見直しを行い,適正化を図ります。 また,本町は合併に伴って機能の重複した公共施設が多く,あわせて老朽化や耐震化の問題に直面しています。既存施設の利用状況や必要性を見きわめ,神石高原町公共施設等総合管理計画に基づき,維持更新や解体などを計画的かつ効率的に進めてまいりたいと考えております。 情報発信においては,広報,ホームページによる情報発信,フェイスブック等による情報共有や交流等で町の魅力と活動を全国に伝えるとともに,人と人のつながりをつくっていきます。あわせてJIN(神)プレミアム認定品,町の認知度をより高めるための戦略的な広報に取り組みます。 また,本年度は国,県のまち・ひと・しごと創生に関連し,町が総合的,戦略的に取り組むためのプランである神石高原町総合戦略チャレンジプランが本年度,実施期間が終了することから,新たに次期総合戦略を策定し,PDCAサイクルによる計画の進行管理を行います。 こうした取り組みを進めていく上で,町民の皆様の提言や助言は大変貴重であると考えます。これからも広く町民の皆様のご意見をお聞かせいただく機会を設けていきたいと考え,本年度はこれまでの,ようこそ町長室へ!から一歩踏み出し,私自身が皆様のところへ出向いてお話を聞く場として飛び出す町長室を実施したいと考えています。ご理解,ご協力のほうよろしくお願いをいたします。 8つの挑戦の成長と新たな種まきでございますけれども,本年度は育った芽の収穫,引き続いて芽の育成,それから新たな挑戦の種をまく年でございます。本年度の主な挑戦は,一つ目の超高付加価値農業の実現では,JIN(神)プレミアム認定制度による町のPR,これは新規事業です。さんわ182ステーションリニューアル,それからさんわ182ステーション新商品開発は継続事業でございます。エブリイ,地縁マルシェ出荷運営の充実,これは拡充でございます。 次に,2番目の挑戦ですけれども,チャレンジファンドの活用促進,神石高原チャレンジ基金の運営,これは継続事業でございます。 挑戦3,協働のまちづくりの推進,ようこそ町長室へ!の開催(継続),飛び出す町長室の実施,これは拡充,新規ですね。 挑戦4,世界を相手にできる人材づくりでは,油木高校のさらなる魅力化と地域おこし協力隊制度の活用,これは継続です。中学生,高校生海外研修の実施,これも継続です。3歳児から中学生まで一貫した英語教育の推進,ALTの増員,これは拡充です。ビジネスコンテストの開催(継続),プロ,アマ選手によるスポーツ教室の開催,これは拡充でございます。ふるさと回帰塾の開催も継続して取り組みます。 挑戦5,町民が尊敬し合える環境づくり,神石高原町こだわり楽人の会の自立的活動,これは継続でございます。 挑戦6,定住促進の強化,井関地区第2定住促進団地の整備,それから遊休財産を利用した定住促進団地整備,これは継続でございます。企業誘致促進,お試しサテライトオフィスの運用,新規就農者支援,農業企業誘致促進,トマト団地の造成,これも継続でございます。観光団体による農家民泊,体験学習旅行の誘致,これは拡充でございます。三和中学校施設の改修,継続して取り組みます。小・中学校への空調設備の整備,これも継続でございます。 7番目の挑戦,医療・福祉サービスの充実ですけれども,町立病院建設に係る実施設計,造成工事,それから子育て世代包括支援センター事業の拡充,これも継続でございます。放課後児童クラブの充実,ひとり親等の利用料無料化,これも継続して行います。くるみ保育所の建設も継続事業でございます。 挑戦8の行財政改革の推進ですけれども,新庁舎建設に係る実施設計,造成工事,それからまち・ひと・しごと総合戦略の計画の改定,これは継続して取り組みます。地域防災力の向上,自主防災組織の活性化,それから避難所備蓄品の充実は拡充して取り組みます。地域防災計画,国土強靱化地域計画の策定,各種補助金の見直しは継続をして取り組みます。 これらの挑戦を重要施策(核)として各事業に取り組み,さまざまなプロジェクトを牽引し,波及効果を生み,まち,人,仕事を育て,人と自然が輝く高原のまちを創造します。 以上が平成31年度当初予算の概要と町政運営に対する所信であります。 本年度からは,結果にコミットするとともに,成果の検証を的確に行い,議員各位,町民の皆様の声をいただきながら,確かな決断によって事業を進めてまいります。 職員一丸となり,町民の皆様が神石高原町に住んでよかったと実感できるまちづくりを最優先し,丁寧かつ迅速,確実,誠実な事業執行に努めます。 平成の時代が終わり,新しい時代の幕あけとなります。希望に満ちた新たな時代,しかしながら不透明な面も数多くある時代に私たちは生きていかなければなりません。これから生まれる子どもたちに,どんな仕事があるかもわからない時代です。そんな中にあって,自分で考える力,変化に対応できる力だけは最低限身につけなければなりません。そういった意味においても,教育,人材育成は重要な課題であると考えています。 先日,プライベートけれども,ある勉強会にお招きをいただきました。その会に参加されていた企業の代表の方から,その方がお書きになられた著書をいただきました。「感謝する力」という著書です。その中に,本当の志をつかむ一つの方法として,この人生で自分は何を達成したいのかという自分発の発想を捨ててください。そして,この人生は私自身に何をしてほしいのかという全く逆の観点から自分を見直してみましょうという一文がありました。 神石高原町のまちづくり,持続可能な神石高原町をつくっていくために,町は私に何を求めているのか,また,何が求められているのか,そういった視点を大切に,今後も精いっぱい一生懸命努めてまいりますので,町民の皆様の変わらぬご理解とご協力を賜りますよう心からお願いを申し上げ,平成31年度施政方針といたします。 議員各位におかれましては,活発なるご議論をいただき,適切なるご議決を賜りますよう,どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(松本) 続きまして,馬屋原教育長から,平成31年度神石高原教育行政方針について説明を求めます。 ◎教育長(馬屋原) いましばらく時間を頂戴したいと思います。よろしくお願いします。 平成31年第1回神石高原町議会定例会が開催されるに当たり,教育行政方針について所信の一端を申し述べ,ご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。 学校教育においては,変化の激しい社会を生き抜くために必要な資質,能力の育成を目指した主体的な学びを促す教育活動を本年度も積極的に推進していきます。神石高原町で学んだ子どもたちが将来社会の中で活躍し,神石高原町で学んでよかったと自信と誇りを持って言えるよう育てていきたいと思います。そのためには,教職員や児童・生徒一人一人が郷土の歴史,伝統文化への理解と愛情を持ち,自分の夢や目標をしっかりと確立するとともに,神石高原町学校教育の目的である,未来を開く人と文化の創造を目指し,取り組みを進めてまいります。 また,社会教育では,人と人とがつながる環境づくりや,周りの人や環境と主体的にかかわりながら,誰もがいつでもどこでも生涯学び続ける喜びを実感できることを目指し,その実現のために教育環境の整備など関係部局や関係機関,各種団体との連携を図りながら,教育行政を推進してまいります。 以下,教育行政の基本姿勢と主要な施策について申し上げます。 初めに,学校教育の充実について5点申し上げます。 第1点目は,確かな学力の向上であります。児童・生徒が将来にわたってたくましく生きていくためには,確かな学力をしっかりと身につけることが必要となります。児童・生徒の学力調査結果の状況としては,小学校では知識,活用についてはおおむね定着しています。中学校については数学に課題があると捉えています。今後求められるのは,目標を達成するために必要な学習内容や指導方法を取り入れ学習活動を組み立てるなど,日ごろの授業改善が必要です。また,みずからの学びを予習や復習につなげていくなど自主的な学習を進めることも大切です。各教科の本質を的確に捉え,主体的な学びを促す教育活動をさらに積極的に推進してまいります。 主体的に学ぶためには,みずからの考えを論理的に説得力を持った言葉で表現する力や,情報を正確に理解し的確にまとめる力が求められます。そこで,国語科のみならず言語活動を全ての教科等における授業改善の重要な視点として位置づけ,取り組んでまいります。 あわせて,今年度も引き続き学校図書館司書を配置し,学校図書館の充実及び効率的な運営を図り,読書活動を充実させてまいります。 外国語教育においては,次年度から本格実施される5,6年生の外国語科の教科化,3,4年生の外国語活動の導入を踏まえ,音声や基本的な表現になれ親しみ,将来における実践的コミュニケーション能力育成の素地を養うために,また中学校においては教師や生徒の英語使用度を高め,英語による活動を充実させるために指導方法の工夫改善を図ります。そのために2名のALTを引き続き中学校に配置するとともに,今年度新たにALT1名を2学期より配置し,保育所,小学校もあわせて日常的に英語に接する機会の拡充を図ります。また,異文化間交流を視野に入れた取り組みとあわせて小・中・高校生の英語検定受検へも助成を継続するなど,外国語教育の充実に努めてまいります。 特別支援教育では,長期的な視点に立ち教育的支援を行うため,本町の子育て世代包括支援センターや関係諸機関等との連携によるさまざまな側面からの取り組みを行い,児童・生徒の個別の指導計画や個別の教育支援計画を活用した,より効果的な支援を展開します。また,小学校への学習支援員の配置とともに,専門性に基づいた授業改善が図れるよう取り組みを進めてまいります。 複式教育では,平成31年度は現時点で豊松小学校が複式学級導入の対象校となります。一人一人に応じたきめ細かな指導による学習指導方法の改善や,複式学級の利点を生かした指導等の充実改善を図ります。そして,複式学級支援として非常勤講師の措置など,校内における指導体制を構築するとともに,集合学習など,より充実し多様な学びの展開に向けて取り組みを進めてまいります。 第2点目は,豊かな心や健やかな体を育成する教育の推進であります。子どもたちがお互いを尊重し,相互に支え合いながら心身ともに健やかに育つためには,思いやりの心や人として守るべきルールやマナーなどをはじめ,健康でたくましい心と体を育むことが大切であります。小学校において特別の教科,道徳の完全実施がスタートしており,本年度から中学校においても実施されます。豊かな心の育成に向け,道徳の時間をかなめとして自然体験や社会体験など学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の充実を図ります。 そのために道徳教育の基盤として,人間関係を築く力を育成するとともに,学校環境の充実に努めてまいります。また,福祉,人権教育の充実を図りながら,自分も人も大切にする心,豊かな感性や感謝の気持ち,思いやりの心などの育成に努めてまいります。 いじめや不登校,問題行動などの対策では,各学校において組織的な生徒指導体制を充実させ,迅速かつ適切に対応していくとともに,スクールカウンセラーによる教育相談や,児童・生徒の家庭などに対して効果的な支援を行うスクールソーシャルワーカーの配置,課題のある児童・生徒に対応するケース会議の開催など,未然防止や早期発見,早期解決に努めてまいります。また,携帯電話やIT機器を介したさまざまな問題への指導に当たっては,学校と家庭が十分連携することが重要であり,危険性を十分認識させるよう情報モラル教育を充実させてまいります。 健やかな体の育成については,体力の向上は健康維持のほか意欲や気力といった精神面の充実に大きくかかわり,生きる力の重要な要素となります。体力,運動能力調査結果においては,運動能力は男女とも十分とは言えません。体育,保健体育授業での発達の段階に応じた指導とともに,中学校における部活動の充実,小学校での日常的な体力づくりなど,体を動かす楽しさや喜びを実感し,生涯にわたって積極的にスポーツに親しむ習慣や意欲,能力などの育成を図ってまいります。 健康安全では,保健体育科や家庭科をはじめ特別活動や総合的な学習時間などで薬物乱用防止教室,交通安全教室,防犯,災害安全教室などを実施しています。児童・生徒一人一人が自己の健康や安全について考え,実践できる力の育成に努めてまいります。 食育では,基本的な生活習慣を確立するため,保護者との連携体制を整え,栄養教諭や学校栄養職員を中心とした食に関する指導の充実を図ります。地域食材を活用した学校給食の充実を図るとともに,安全,衛生管理の徹底を図ります。また,食物アレルギー対策については学校給食における食物アレルギー対応実施要綱に基づき,安全で安心な給食の提供に努めてまいります。 第3点目は,信頼される学校づくりの推進についてであります。 地域に開かれ信頼される学校を実現するためには,各校の教育理念や教育方針に基づき,学校長を中心に教職員が一体となり,児童・生徒や保護者,地域の実情に応じて主体的に創意工夫のある教育活動を展開することが重要です。このことを受け,各学校では情報発信に努めるとともに,学校評議員や学校関係者評価委員会の意見を学校経営に反映し,加えて授業や学校行事を積極的に公開するなど,開かれた学校づくりに努めてまいります。 また,教職員の資質向上につきましては,学校における働き方改革の趣旨を踏まえ,教育公務員としての自覚や使命感とともに各種主任,主事の機能化を図り,授業力向上に向けた研修の充実など人材育成を図ります。 また,各教科等の教育内容や指導方法等の充実を図るため,町教育研究会を支援すると同時に,教職経験に応じた研修をはじめ授業力向上や不祥事防止に向けた研修を充実させてまいります。 第4点目は,教育環境の整備についてであります。 子どもたちの学ぶ意欲を高め,学校生活に夢と潤いを与え,たくましく生きる力を育む教育活動を支えるためには,時代の要請に応える安全で快適な教育環境の整備が必要であります。本年度は,全ての小・中学校の普通教室にエアコンを6月末までに設置する予定です。また,三和中学校の改修も行い,安心して活動ができるよう努めてまいります。また,平成32年度から新教育課程に対応できるよう,引き続きICT機器等の環境整備を進めてまいります。 第5点目は,連携型中高一貫教育についてであります。 持続可能な中等教育システムの構築に向けスタートした連携型中高一貫教育も,ある程度定着をしました。この間,教科指導の連携による交流授業の実施や部活動,生徒会活動,学校行事等の生徒間交流による豊かな人間関係づくり,学校生活の充実等に努めてまいりました。引き続き教科,教科外連携を通して町の未来を開く生徒の育成に努めてまいります。 また,連携型中高一貫教育を推進していく上で中心的な役割を担う油木高校のさらなる活性化や魅力化の一環としてはやぶさ塾の充実,大学との連携事業や海外研修,各種検定への助成事業等につきましても引き続き精力的に取り組みを進めるとともに,本年度よりJINゼミをスタートさせ,町内唯一の県立高校のさらなる魅力化に努めてまいります。 次に,社会教育の充実について3点申し上げます。 第1点目は,生涯学習,社会教育の振興であります。 人口減少,少子・高齢化等,より複雑化していく社会情勢の変化に伴い,新たな課題も生まれ,求められる学習内容も多様化,高度化してきています。趣味,教養に関する学習機会の提供のみならず,住民みずからが今日的な社会や地域の課題に気づき,考え,克服していく力を養う学習機会の提供や情報発信に努めるなど,協働支援センターと連携し,生涯学習の推進を図ります。また,人々が生涯の各時期にいかなる課題に直面し,問題解決のためにどのような学習を必要とするかを明らかにし,それぞれの時期に対応した学習機会の提供に努めてまいります。そして,各部署と連携し,いつでもどこでも誰でも学ぶことができる環境づくりを進めてまいります。 さらに,生涯学習,社会教育を推進する人材の育成確保のため,職員の専門性向上に向けた研修の実施や,中央公民館を拠点とし,協働支援センターと相互連携を図りながら学校,家庭,地域との連携推進に努めてまいります。特に本町では読書活動を通した教養のまちづくりを推進するため,ブックスタート事業や読書感想文コンクールなどの読書習慣定着に向けた取り組みの充実等,乳幼児から高齢者まで本と親しみ教養を高める環境づくりに努めております。これらの取り組みをより充実させつつ,シルトピアカレッジ図書館を拠点とし,魅力ある図書館運営と住民サービスの向上を目指します。また,図書館情報システムを活用した広域的図書利用の推進,絵本の読み聞かせの会や関係機関との連携等,読書活動の推進や図書利用の向上に努めてまいります。 次に,人権教育の推進については,社会教育の規定に位置づけ,地域の状況に即した住民学習を生涯学習として計画的に推進し,町民の人権尊重への意識高揚に努めてまいります。 第2点目は,芸術文化振興であります。 芸術文化活動の推進については,神石高原町文化連盟の活動支援を行うとともに,小・中学校巡回演奏会など質の高い芸術文化の体験,鑑賞ができる機会の提供や,文化芸術の拠点としての施設の管理運営に努めてまいります。文化財保護については,現在古文書の目録作成や分類作業を行っており,今後住民の皆様が閲覧できるよう,引き続き整備を進めてまいります。また,町内の国,県の有形無形文化財等を町内外へ発信するとともに,帝釈峡遺跡群等の調査研究については引き続き実施してまいります。 第3点目は,生涯スポーツの推進であります。 生涯スポーツの推進については,神石高原町体育協会への支援やスポーツ少年団の育成を行うとともに,町民の健康増進を目的とし,スポーツ推進委員による出前スポーツ教室などと連携し,地域の要望やライフステージにあわせたスポーツの推進普及に努めてまいります。 特に近年課題が見られる子どもの体力について,スポーツ教室やトップアスリートに学ぶ事業を展開し,スポーツに親しみながら体力や技術の向上を図る事業を展開してまいります。 以上,新年度の教育行政方針の概要を申し上げました。神石高原町が今後発展し続けていくためには,町民一人一人がふるさとへの愛情や誇りをもって学び,その成果を実感することが大切であります。そのために教育委員会では現状を的確に捉え,未来を見据えながら教育行政を推進してまいる所存であります。皆様のご理解,ご支援,ご指導を心からお願い申し上げ,新年度の教育行政方針といたします。 ○議長(松本) 説明が終わりました。 ここで休憩とします。 再開は15時45分とします。(午後3時29分) ○議長(松本) 再開します。(午後3時45分)            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) お諮りします。 日程第28,議案第25号平成31年度神石高原一般会計予算から日程第37,議案第34号平成31年度神石高原町病院事業会計予算までは関連がありますので,一括議題としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議ないものと認め,日程第28,議案第25号から日程第37,議案第34号は一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) それでは,議案第25号から議案第34号案件の提案理由を説明します。 平成31年度予算書の各会計のかがみで,総括のみにより説明をいたします。 まず,予算書の2ページからでございます。 議案第25号案件の一般会計歳入歳出予算は,総額が歳入歳出ともに114億円となるものでございます。 6ページの第2表の債務負担行為,7ページの第3表の地方債等はご一読をお願いします。 続いて,232,233ページをお開きください。 議案第26号案件の国民健康保険特別会計予算の事業勘定でございます。歳入歳出ともに9億4,980万円となるものでございます。 続いて,264,265ページをお開きください。 議案第27号案件の後期高齢者医療特別会計予算でございます。歳入歳出とも3億7,920万円となるものでございます。 続いて,286,287ページをお開きください。 議案第28号案件の介護保険特別会計予算でございます。歳入歳出ともに18億100万円となるものでございます。 続いて,338ページ,339ページをお開きください。 議案第29号案件の簡易水道事業特別会計予算でございます。歳入歳出ともに2億3,170万円となるものでございます。 続いて,366ページ,367ページをお開きください。 議案第30号案件の飲料水供給施設事業特別会計予算でございます。歳入歳出ともに3,930万円となるものでございます。 続いて,386,387ページをお開きください。 議案第31号案件の農業集落排水事業特別会計予算でございます。歳入歳出ともに2億3,220万円となるものでございます。 続いて,414,415ページをお開きください。 議案第32号案件の総合開発事業特別会計予算でございます。歳入歳出ともに60万円となるものでございます。 続いて,430,431ページをお開きください。 議案第33号案件の分収育林事業特別会計予算でございます。歳入歳出ともに10万円となるものでございます。 続いて,447ページをお開きください。 議案第34号案件の病院事業会計予算でございます。 第3条で収益的収入及び支出の予定額は次のとおり定めるということで,収入,第1款病院事業収益3億8,232万円,第1項医業収益144万円,第2項医業外収益3億8,088万円でございます。 支出,第1款病院事業費用3億8,231万円,第1項医業費用3億7,649万円,第2項医業外費用82万円,第3項予備費500万円でございます。 第4条で資本的収入及び支出の予定額は次のとおり定めるということでございます。収入,第1款病院事業資本的収入1億3,202万円,第1項補助金9,092万円,第2項企業債4,110万円でございます。 支出,第1款病院事業資本的支出1億3,202万円,第1項建設改良費1億2,120万円,第2項企業債償還金1,082万円でございます。 448ページをお開きください。 第6条で一時借入金の額は1億円と定めるものでございます。 以上,一般会計ほか7特別会計,1事業会計の概要でございます。ご審議の上,ご決議をいただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(松本) 各会計予算の説明が終わりました。 お諮りします。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 3月14日午前10時までに本議場にご参集ください。            午後3時52分 延会...