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  1. 神石高原町議会 2017-03-13
    03月13日-02号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    平成29年第 2回 3月定例会       平成29年第2回神石高原町議会定例議会会議録(第2号)1. 招集年月日 平成29年3月13日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   議 3月13日 午前10時00分宣告(第2日)1. 応招 議員  1番 小 川 善 久         2番 林   憲 志          3番 赤 木 俊 二         4番 横 山 素 子          5番 横 尾 正 文         6番 橋 本 輝 久          7番 久保田 龍 泉         8番 小 川 清 治          9番 木野山 孝 志        10番 藤 田 晃 己         11番 寄 定 秀 幸        12番 松 本 彰 夫1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   教育長     馬屋原 健 治     会計管理者   吉 原 敬 之   総務課長    瀬 尾 浩 康     まちづくり推進課長                               小 坂 依 文   住民課長    岡 崎   謙     建設課長    国 重 修 示   産業課長    瀬 尾 明 彦     福祉課長    米 山 文 子   保健課長    赤 木 まゆみ     環境衛生課長  横 山 邦 正   学校教育課長  石 田 金 寛     生涯学習課長  片 岡 富美江1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    柏 床 由 夫     書記      平 田 美 穂1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり            午前10時00分 開議 ○議長(松本) おはようございます。 全員出席でございます。 ただいまから平成29年第2回神石高原町議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。(説明員を報告) ここで町長より発言を求められておりますので,これを許可します。 ◎町長(入江) 皆さんおはようございます。 3月定例会に当たり,一言ご挨拶とおわびを申し上げたいというふうに思います。 第2回神石高原町定例議会を招集いたしましたところ,議員各位には年度末で大変お忙しい中をご参集をいただき,心から感謝を申し上げます。先週6日に開会をいたしましたが,私が前日からインフルエンザに感染し,出席をすることがかないませんでした。日程の変更等大変ご迷惑をおかけしましたことを心からおわびを申し上げます。本当に申しわけありませんでした。 さて,今定例会には,平成29年度当初予算,平成28年度3月補正予算をはじめ107議案を上程させていただく予定です。既に補正予算をはじめ24議案についてはご議決をいただいておるところでございます。私にとりましても初めての通年予算を提案させていただきます。誰もが挑戦できるまち神石高原町の創造に向けたスタートの予算と位置づけておるところでございます。どうか慎重審議の上,ご議決を賜りますようお願いを申し上げ,ご挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第1,平成29年度予算について,入江町長から平成29年度神石高原町施政方針について説明を求めます。 ◎町長(入江) 平成29年度神石高原町一般会計及び特別会計並びに各種事業会計の当初予算案を提出するに当たり,その概要と町政運営に対する所信を申し述べ,議員各位並びに町民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 本予算案は,挑戦のまち神石高原町創造予算とし,私の考える「誰もが挑戦できるまち神石高原町の創造」に向けたスタートの予算と位置づけております。本町は,合併後12年間,牧野町政のもとで信頼と合意,創造と改革を基本理念に掲げ,限られた財源を「選択と集中」により効果的に配分し,健全財政を堅持しつつ,町民の皆様との協働による特色あるまちづくりを進めてきました。昨年12月に町政を引き継いだ私も,その基本的考え方を踏襲し,健全財政の維持に向け,行財政運営を進めてまいります。また,町民の皆様のご協力により積み立ててきた基金については,将来への投資として必要な支出に対し,積極的に活用することを検討していきたいと考えています。 初めに,現在の本町の財政状況についてご説明いたします。 本町は,行政改革大綱集中改革プラン定員適正化計画公債費負担適正化計画等の着実な実行により,行財政改革の面で大きな成果を上げています。特に,債務については,財政健全化の指標である実質公債費比率が平成27年度決算において8.2%となり,最も数値の高かった平成20年度の21.9%から大幅な改善を図ることができました。また,合併特例債,過疎対策事業債を活用した各種基金造成により,普通会計においては100億円を超える基金を積み立てることができました。これは合併以来進めてきた財政健全化への取り組みの成果であり,住民並びに議員各位のご理解とご協力のたまものであると改めて感謝を申し上げます。 今後の財政状況についてですが,歳入の半分を占める普通交付税合併算定替えの特例加算が平成26年度で終了し,段階的縮減が始まりました。本年度の交付額は昨年度よりさらに1億円の減少を見込んでおり,平成32年度までの間縮減される計画となっており,今後より一層厳しい財政運営が予想されます。 本年度の予算編成に当たっては,歳入に見合う歳出を基本に,標準財政規模に近づけるよう引き続き行財政改革を行います。また,経常経費の見直しはもとより,遊休財産の処分や債務残高の縮小,基金の運用等による財源の確保などコスト削減を進めるともに,稼ぐ行政への転換に取り組みます。 続きまして,本年度の各種最重要施策についてご説明いたします。 本年度の当初予算は,私が昨年12月議会で所信表明いたしました「誰もが挑戦できるまち神石高原町の創造」を基本理念とし,「八つの挑戦」を柱とした施策を盛り込む予算編成といたしました。 さらに,平成27年度から進める「挑戦のまち神石高原人口ビジョン」,「挑戦のまち神石高原町まち・ひと・しごと創生総合戦略チャレンジプラン2019)」に掲げる取り組みと融合を図りながら,各種事業の確実な実行に向け,スピード感を持って取り組む決意であります。 八つの挑戦を柱とした重要施策についてですが,1.超高付加価値農業の実現では,超高付加価値農業振興プレミアムブランドの構築),産直市場の見直し。 2.チャレンジファンドの創設では,地域資源を活用した新規起業等育成支援。 3.協働のまちづくりの推進では,協働支援センター本格稼働。 4.世界を相手にできる人財づくりでは,中高生海外研修の充実,3歳児から中学校ま  で一貫した英語教育の推進,ビジネスコンテストふるさと回帰塾開設。 5.町民が尊敬し合える環境づくりでは,達人ネットワークの構築,第5期障害者計画  策定。 6.定住促進の強化では,第2定住団地の検討,遊休財産の活用。 7.医療・福祉サービスの充実では,町立病院建設事業,神石高原町保健医療体制整  備,子育て支援の充実(新規予防接種支援)。 8.行財政改革の推進では,定員適正化計画に基づく職員採用,積極的な財産活用。 以上,1から8までが,本年度,誰もが挑戦できるまち神石高原町の創造に向けスタートする施策でございます。 それでは,本年度の一般会計について概要を説明いたします。 予算総額は97億7千万円で,前年度に比べ,額にして2億円,率にして2.1%増の積極型予算といたしました。 性質別歳出の対前年比を見ると,義務的経費372万円,0.1%の増,投資的経費1億1,579万円,10.3%の増,その他の経費8,050万円,1.6%の増でございます。 義務的経費については,人件費6,307万円,4.2%の減,扶助費1,214万円,2.2%の減,公債費7,892万円,6%の増と人件費が職員の退職に伴い減少する一方で,神石高原中学校の建設費の起債償還が始まったことによる公債費の増加が数字としてあらわれています。 投資的経費については,普通建設事業費で前年度より1億1,579万円,10.3%増加しました。いずみ保育所の整備,新規就農者模擬経営圃場整備トマト選果場屋根改修工事を行うためでございます。また,その他の経費については,経常経費の抑制に努める一方で,町立病院への補助金や生活交通確保のためのタクシー運賃助成などの補助費等を中心に増額予算となっております。 物件費については,国の補正予算に伴い,地籍調査事業の前倒しなどにより,前年度より4,461万円,2.5%減少いたしました。 維持修繕費については,仙養ヶ原ふれあいの里の施設修繕や体育施設等の修繕など公共施設の老朽化に伴う修繕により,前年度より1,518万円,16.6%増加しています。 補助費等については,協働支援センター運営費補助をはじめ路線バスやふれあいバスの運行見直しによる生活交通機関確保事業の実施に伴い,前年度より1億1,314万円,7.1%増加しています。 積立金については,過疎ソフト債を活用した医療従事者確保基金積み立て終了や保健・医療・福祉基金の積立額の減額により,前年度より4,183万円,8.4%減少しています。 繰出金については,簡易水道事業において行っている油木市場地区水道管布設替工事や安田上地区簡易水道施設整備の早期完了に向け,前年度より3,832万円,3.7%増加しています。 それでは,新町建設目標の5項目にそった施策についてご説明いたします。 1.「高原の特徴を生かした快適で魅力に満ちたまちづくり」として取り組む施策としましては,協働のまちづくりの推進として,地域,住民が主体的に取り組む事業を積極的に支援します。 現在,新たな協働の場として,各地区協働支援センターでは,地域の課題の解決と地域特性を生かした活動に向けた議論を円卓会議やワークショップを通じ行っておられます。各地区独自のまちづくり計画が策定され,新年度より本格的な取り組みが始まり,地域,住民,各種団体の主体的かつ積極的な活動を支援します。また,本年度より公民館を協働支援センターへ移行させ,地域の生涯学習やコミュニティー活動の拠点としての機能を高めます。 定住対策の強化として第2定住団地の検討や遊休財産の活用に取り組みます。 定住促進団地星の里いせきは,86区画中67区画を販売する好調な販売により当初の目標を達成したため,本年3月で販売を終了します。新年度では,町内外からニーズの高い空き家バンク制度とあわせたさらなる定住者の確保に取り組むとともに,新たな定住団地の整備に向け,候補地の調査,基本設計などの検討を行います。 本町は合併以来行財政改革に取り組み,現在,財政指標等も良好な状況となり,100億円を超える基金を保有するまでになりました。今後も経費節減やさらなる行財政改革に努めるとともに,積極的な財産の活用による財源の確保に取り組みます。 また,定員適正化計画に基づく職員採用を進め,年齢層に偏りのない持続可能な職員体制の構築に取り組みます。 このほか安心・安全なまちづくりとしましては,近年多発する自然災害による避難所開設等の備えとして備蓄用品の整備を行うとともに,新たに本町庁舎内に設置する災害対策本部の機能の充実を図ります。消防団においては,油木方面隊及び豊松方面隊の積載車の更新と耐震性防火水槽の設置を行います。また,地元消防団活動に対する支援として,老朽化したヘルメットの更新等消防団活動に対する安全対策に努めるとともに,引き続き自主防災組織を中心とした災害に強いまちづくりの推進に取り組みます。 簡易水道事業については,本年度も引き続き油木市場地区水道管布設替工事,安田上地区簡易水道施設整備工事を行い,早期完了を目指します。 少子・高齢化に歯止めをかける取り組みとしては,牧野前町長が取り組んできた出会いから結婚,出産,子育て,教育までの包括的で切れ目のない支援を継承し,定住促進事業を行います。特に,出会いから結婚までの支援として,若い男女の出会いの機会の創出に向け,ブライダルセンターの体制強化に取り組みます。 2.「保健・医療・福祉が充実した安心して暮らせるまちづくり」として取り組む施策については,医療・福祉サービスの充実として,町立病院の建設,神石高原町保健医療体制の整備,子育て支援対策の充実に取り組みます。とりわけ老朽化した町立病院の建て替えにつきましては,町立病院建設プロジェクトを2月に立ち上げ,病院建設について議論しているところでございます。住民が安心して医療サービスを受けられる環境整備に向けた取り組みを早期に進めます。あわせて,医療から在宅,介護,老人ホーム,サービスつき高齢者住宅など一貫した医療・福祉サービスの提供についても,医療従事者福祉施設運営者,専門家と提携し,検討を進めます。また安心して子育てを行う環境の整備として,小児科医療体制の構築,病児預かり制度などについて検討を進めます。 医療費等の助成については,子ども医療不妊治療費の助成を継続するとともに,新たに乳幼児のロタウイルスワクチン接種補助事業を行い,少子化対策子育て支援を強化します。あわせて,子どもや高齢者に対するインフルエンザ予防接種や妊婦健診の無償化も引き続き行い,町民の健康維持を応援します。 また,若者世代に対する子育て支援については,1歳の誕生月や小・中学校入学時に祝い金を支給するほか,第2子以降の保護者を対象に保育所や幼稚園,託児所への預け入れに係る費用を助成し,実質無償化し,安心して子育てができる環境づくりを進め,定住者の確保と合計特殊出生率2.1を目指します。 高齢者に対する支援については,認知症予防事業を継続し,認知症サポーター養成講座やカフェの開催など,介護福祉の関係機関が連携した生活支援を行い,きめ細やかな保健福祉サービスの提供に努めます。このほか,町内の住民や福祉施設で働く方を対象に,介護技術の取得に対する研修費を補助し,研修を受講しやすい環境を整え,介護人材不足の解消と介護や認知症に対する理解を広めます。 3.「自然と歴史を生かした教育,文化のまちづくり」として取り組む施策については,世界を相手できる人材づくりとして,中高生の海外研修の充実や3歳児から中小学生を対象とした英語教育を推進します。 ICT,情報通信技術が発達した昨今では,本町のような中山間地域においても,都市や海外を相手に仕事をすることができます。幼少期から英会話に触れる機会を増やし,英語で日常的な会話ができる力をつけるため,保育所,幼稚園,小学校,中学校と一貫した英語教育の実現を目指し,21世紀に活躍する人材の育成に取り組みます。油木高校が行っているオーストラリアへの語学研修を拡大するとともに,中学生の海外交流体験支援を新たに行います。また,3歳児からの英会話学習として保育所,幼稚園での英会話体験を実施するとともに,DVD教材の整備を行います。小学校では,イングリッシュDAYキャンプとして,1日英語体験学習を行います。 このほか,本年度の教育環境整備については,来見小学校体育館改修工事として壁面や照明等の改修を行うとともに,校舎内トイレの一部改修工事を行い,教育環境の整備に取り組みます。また,現在運行しているスクールバスのうち,老朽化した三和小・中学校スクールバスを更新し,通学時における児童・生徒の安全確保に努めます。あわせて,昨年度より新規に行う子育て支援策,学校給食と保育料の実質無償化に継続して取り組み,子育て世代の負担を軽減し,食育の推進と充実した学校給食の提供に努めます。 教養の町読書推進事業については,引き続き,心豊かで活力ある教養のまちづくりを推進します。 中高一貫教育については,連携型入試により地元中学からの入学生の増加が期待されるところです。引き続き県立油木高校と連携し,教師の相互派遣,英語スピーチコンテスト学力向上対策などの積極的な教育連携に取り組みます。 油木高校に対する支援としましては,英語,漢字検定受験料の助成を継続するとともに,新たに数学検定,ニュース時事検定家庭科技術検定などの検定料や受講料の助成を行います。また,はやぶさ塾やサテライン,農業体験研修や養蜂,県立農業技術者学校入学者への支援なども継続し,油木高校の教育の推進と魅力づくりに取り組みます。 社会教育の推進としましては,油木多目的グラウンド内に休憩所の整備を行います。また,来見,上の両グラウンドのトイレ棟の整備・改修を行い,町民の体力向上と健康づくりに向け,環境整備を進めます。 4.「地域資源を生かした活力ある産業と交流のまちづくり」として取り組む施策については,超高付加価値農業の実現として,超高付加価値農業の振興,産直市場の見直しを行います。 新たな取り組みとして,本町にある「神石牛」や「マル豊トマト」などをはじめとした高付加価値を持つ神石ブランドをこんにゃく,ピオーネ,シャインマスカットなども含めた統一的なブランドに昇華させ,町の統一ブランド,「JIN(神)プレミアム」を構築します。有利に販売するための付加価値を高め,農業を中心とした暮らしが可能になるような取り組みを進めます。 産直市場の見直しについては,さんわ182ステーションを本町の玄関口としてさらなる魅力づくりに向けた大胆なリニューアルを行い,利用者に配慮した店舗整備に努め,サービスの向上と売上拡大に取り組みます。また,三つの産直市場のあり方等について早急に検討します。 チャレンジファンドの創設,ビジネスコンテストふるさと回帰塾の開催など地域資源を活用した新規起業等育成支援や人材育成に取り組みます。神石高原町で起業や規模拡大に積極的に挑戦する事業者を支援できる仕組みとして,新たに神石高原チャレンジファンドを創設します。とりわけ,上半期において運営母体の設立に向け,早期の設立と支援体制の確立に取り組みます。ビジネスコンテスト事業は,起業や規模,雇用拡大につながるアイデアを募集し,すぐれたアイデアを提案した方を表彰するコンテストを開催します。また,ふるさと回帰塾として,UIターン者の促進と町内の人材育成を目的に,町内に宿泊しながら勉強会を開催します。 このほか,マル豊トマトのブランドを生かした儲かる農業の実現と生産規模の拡大に向けて新たな入植者の確保が必要であり,新規就農者を指導する体制づくりが求められています。引き続き,トマト新規就農者研修事業を行うとともに,本年度から研修生が研修期間中により実践に近い経験を積むことができる施設の活用を始めます。また,模擬経営を行う施設を新たに整備し,さらなる新規就農者の育成を図ります。 油木高校を対象とした農業後継者の確保対策としては,本年度も引き続き広島県立農業技術大学校へ進学した生徒を対象に,卒業後の町内への就農を支援し,定住対策につなげます。 農業生産団体等に対する支援については,本年度も町内産飼料米の需要に対応し,WCS用稲の生産拡大を図るとともに,町内の農業生産法人の育成を行うため,機械導入費を助成し,地域営農体制の強化と農業生産団体の育成を図り,営農意欲の向上と基幹産業である農業の活性化及び雇用の創出に取り組みます。 有害鳥獣駆除対策としては,従来の取り組みに加え,特に深刻化する猿の被害を防止するため,猿用首輪無線発信機を整備し,追い払い業務の強化を図ります。また,野猪等の被害を防ぐため,新たに有害鳥獣捕獲班員の活動支援として猟銃購入費助成を設け,農作物被害の防止と生産者支援に取り組みます。 林業関係については,引き続き林業再構築プロジェクトやひろしまの森づくり事業などを活用し,山林の保全と再生に努めます。特に,本年度は,次世代林業基盤づくりによる林内路網整備や人工林の間伐を行うとともに,木質バイオマス用として搬出された木材の量に応じて山林所有者へ補助金を出し,間伐材等の利用を促進させ,森林施業の推進につなげます。 商工業の振興では,雇用に係る町内企業の支援として,雇用促進奨励助成新規学卒者雇用奨励助成事業を継続し,雇用の確保に取り組みます。また,店舗のリニューアル,空き家購入及び貸借による開業支援についても継続し,新規開業の機会を支援します。 町内の中小企業者支援としては,金融機関からの新規借入者に対する利子補給事業を継続し,地元企業の育成支援に取り組みます。また,工場等設置奨励事業については,現在の制度を継続し,企業誘致に取り組みます。 観光では,観光協会が旅行業登録を行い,森林セラピーの促進や自然の魅力を生かしたツアーの開催等により観光客の増加に取り組むとともに,本町の恵まれた自然環境を町内外へ情報発信するため,他の市町共同によるテレビ広告放送を行うなど本町の魅力を広くPRします。PFI事業として整備を進めた仙養ヶ原森林公園の観光事業に対する支援を引き続き行い,自然と命の尊さを体験する公園として町内の他の観光資源との連携を図り,観光客の誘致に取り組みます。 5.「交通・情報通信基盤の整った一体感あふれるまちづくり」で取り組む施策については,本町の情報通信サービスの基盤であるかがやきネットについては,本年度も告知システム放送設備の更新を行い,引き続き安定したサービスの提供に努めます。 道路対策としては,継続路線の早期完了に取り組みます。 インフラ対策としては,道路法の改正に伴い,町で管理する全ての橋梁とトンネルの点検が義務化され,5年ごとの点検が必要です。老朽化した橋梁の補修等今後の対策を検討します。 道路維持対策については,引き続き自治振興会を対象に認定町道等の草刈りや支障木伐採,除雪作業に対する支援を行い,協働によるまちづくりへの意識を醸成します。 地域公共交通については,新年度より株式会社中国バスによる呉ヶ峠~東城線,神石支所前~牧~油木線呉ヶ峠~古道永谷~神石高原町立病院線の運行が廃止され,新たに町営バスの運行(神石支所前~牧~油木線)を始めます。また,これまで公共交通補完事業として運行してきたふれあい号の運行を全面的に見直し,新たな交通制度,プレミアムタクシー事業としてタクシー運行による生活交通の充実確保に取り組みます。 続いて,これらの財源である歳入の概要についてご説明いたします。 本町の主たる自主財源である町税については,景気の低迷感はあるものの,個人消費のわずかな回復傾向と企業の設備投資の増加による固定資産税等の増加により,総額9億7,176万円と,前年度より3,493万円,3.7%の増を見込んでいます。 地方譲与税各種交付金は,基本的に県からの交付見込み額を計上しています。 総務省の予算資料によると,地方財政対策については,地方の安定的な財政運営に必要な地方の一般財源の総額を前年度の水準を下回らないよう同水準を確保するとしており,通常収支における一般財源の総額を前年度を4兆円上回る62.8兆円を確保しています。 各種交付金については,総体的に圧縮される中,自動車取得税交付金については前年度より1,575万円増加し,6,545万円を見込んでいます。とりわけ歳入の大半を占める地方交付税については,国の予算額2.2%の減少を受け,前年度より1億円の減少を見込み,49億6千万円を計上しています。普通交付税は,交付税制度の抜本的な改革が叫ばれる中,地域経済活性化の取り組みに必要な新たな財政需要を反映させるため,算定方法の見直しが行われました。 福祉事務所設置町村に係る交付税措置特別交付税から普通交付税に移行され,地域交通手段の確保や地域コミュニティー維持などの地域振興費を算定にする市町村の姿の変化に対応した交付税算定が新たに追加されます。このほか,人口減少特別対策事業費,地域元気創造事業費は,前年度同額を,臨時費目である地域経済,雇用対策費については算定額が減少し,本年度の予算は前年度より1億円少ない47億円を予算計上しております。 なお,特別交付税については,地方創生関連事業に要する経費の算定の増加を見込み,前年度ベースを維持し,2億6千万円を予算計上しています。 国の補助金については,社会資本整備町道高蓋上下線の道路改良工事の完了,小畠住宅建設工事の完了等に伴い,前年度より6,495万円少ない4億4,098万円を見込んでいます。 県からの補助金については,未来の地域づくり応援交付金,公共施設再生可能エネルギー等導入事業,林道五反畑線舗装工事,参議院議員選挙等の完了に伴い,全体では前年度より1億928万円減少し,5億6,486万円を予算化しています。 繰入金については,公共施設の修繕工事に公共施設総合管理基金から,保育料,学校給食無償化事業へ保健・医療・福祉事業基金一般財源分,福祉事業分から,また交付税減額に伴う財源として財政調整基金から繰り入れを行い,前年度より2億872万円多い6億3,705万円を予算化しています。 地方債については,過疎辺地対策事業債を中心に,交付税算定上最も有利となる事業に限定して充当し,本年度は,いずみ保育所建設工事,安田上地区簡易水道施設整備工事,豊松陽光の里選果場屋根修繕工事,トマト模擬経営研修圃場整備工事等を計画しており,前年対比25.4%,2億2,780万円増加し,総額11億2,580万円の借り入れを計画しています。 歳入見込みの結果,本年度の歳入財源内訳は,自主財源比率が22.8%,依存財源比率が77.2%となりました。引き続き,債務の解消,公債費の抑制に努めなければならないと考えています。 以上が一般会計当初予算案の概要であります。 その他の会計については,医療費,介護保険の所要見込み額,簡水,集排に係る維持管理経費等として,8特別会計42億4,950万円と病院事業会計4億351万円の合計額46億5,301万円を一般会計と合わせ,総額144億2,301万円となりました。 冒頭申し上げましたが,平成29年度予算は,「誰もが挑戦できるまち神石高原町の創造」をスローガンに,顕在化するさまざまな課題に向き合い,地域力を向上させる取り組みを全力で進め,新たなまちづくりの創造に挑戦するための予算であります。とりわけ,誰もが挑戦できる環境づくり,仕組みづくりが重要と考えています。小さな成功事例を少しずつ積み上げていく支援を行うべく,予算編成を行いました。特に,チャレンジファンドについては,平成29年度の早期に仕組みを構築し,将来の夢に果敢に挑戦する挑戦者を積極的に支援してまいりたいと考えています。 今後も加速する少子・高齢化と過疎化に対処するため,安心・安全な住みよいまちづくりの実現に向け,人と人が支え合うシステムの構築やコミュニティーづくりを協働という大きなテーマの中で実践することが重要であると考えます。本予算が町の将来につながり,明るい未来を創造することができるものとなるよう強く願っています。引き続き,信頼と合意,創造と改革の基本理念のもと,県内で一番住みやすい町,誰もが住んでみたい町の理想郷づくりの実現に向け取り組みます。町民の皆様には,格段のご理解とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。 以上が平成29年度当初予算の概要ですが,議員各位におかれましては,活発なるご議論をいただき,適切なるご議決を賜りますようよろしくお願い申し上げ,施政方針といたします。 ○議長(松本) 続きまして,馬屋原教育長から,平成29年度神石高原町教育行政方針について説明を求めます。 ◎教育長(馬屋原) 皆さんおはようございます。 それでは,平成29年度第2回神石高原町議会定例会が開催されるに当たり,教育行政方針について所信の一端を申し述べ,ご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。 学校教育においては,グローバル化の進む社会を生き抜くために必要な資質,能力の育成を目指した主体的な学びを促す教育活動を今年度も積極的に推進してまいります。神石高原町で学んだ子どもたちが将来社会の中で活躍し,神石高原町で学んでよかったと本当に自信と誇りを持って言えるよう育てていきたいと思います。 そのためには,教職員や児童・生徒一人一人が郷土の歴史,伝統文化への理解と愛情を持ち,自分の夢や目標をしっかり確立するとともに,自律し,失敗を恐れず果敢に挑戦することが重要です。つまり,学校には,子どもたちが自らの夢や目標に向けて挑戦し,学び,成長し続けられるように学校全体で支え続けることが求められています。 また,社会教育では,人と人とがつながる環境づくりや周りの人や環境と主体的にかかわりながら,誰もが,いつでもどこでも生涯学び続ける喜びを実感できることを目指し,その実現のために教育環境の整備など関係部局や関係機関,団体との連携を図りながら教育行政を推進してまいります。 以下,教育行政推進の基本姿勢と主要な施策について申し上げます。 初めに,学校教育の充実について5点申し上げます。 第1点目は,「確かな学力の向上」であります。 児童・生徒が将来にわたってたくましく生きていくためには,確かな学力をしっかりと身につけることが重要となります。児童・生徒の学力調査結果の状況としては,小・中学校ともに基礎的,基本的な知識,技能は定着していますが,習得した知識,技能を活用する力の定着は十分とは言えない状況でございます。 今後,求められるのは,習得した知識,技能を活用して,課題解決に向けて主体的に学習に取り組む力であり,主体的な学びを促す教育活動を積極的に推進してまいります。主体的に学ぶためには,自らの考えを理論的に説得力を持った言葉で表現する力や,情報を正確に理解し,的確にまとめて発言する力が求められます。そこで,国語科のみならず,言語活動を全ての教科等における事業改善の重要な視点と位置づけ取り組んでまいります。あわせて,今年度も引き続き学校図書館司書を配置し,学校図書館の充実及び効率的な運営を図り,読書活動を充実させてまいります。 外国語教育では,小学校においては平成32年度からの5・6年生の外国科の教科化等を踏まえ,音声や基本的な表現になれ親しみ,将来における実践的コミュニケーション能力育成の素地を養うために,また,中学校においては,教師や生徒の英語使用度を高め,英語による活動を充実させるために指導方法の工夫改善を図ります。そのために,2名のALTを引き続き中学校に配置し,小学校もあわせて日常的に英語に接する機会の拡充を図ります。また,異文化間交流を視野に入れた取り組みとあわせて,中高生及び小学生の英語検定受検へも助成を継続,充実するなど外国語教育の充実に努めてまいります。 特別支援教育では,長期的な視点に立ち,教育的支援を行うため,関係諸機関等との連携によるさまざまな側面からの取り組みを行い,児童・生徒の個別の指導計画や個別の教育支援計画を活用したより効果的な支援を展開します。また,小学校への学習支援員の配置とともに,専門性に基づいた事業改善が図れるよう取り組みを進めてまいります。 複式教育では,平成29年度も豊松小学校,神石小学校,そして来見小学校が複式学級導入の対象校となることが推測されます。一人一人に応じたきめ細かな指導による学習指導方法の改善や複式学級の利点を生かした指導の充実改善を図ります。そして,複式学級支援として,非常勤講師の措置など校内における指導体制を構築し,課題解消に向けて取り組みを進めてまいります。 2点目は,「豊かな心や健やかな体を育成する教育の推進」であります。 子どもたちがお互いを尊重し,相互に支え合いながら心身ともに健やかに育つためには,思いやりの心や人として守るべきルールやマナーなどをはじめ,健康でたくましい心と体を育むことが大切であります。 豊かな心の育成では,道徳の時間を要として,自然体験や社会体験など学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の充実を図ります。そのために,道徳教育の基盤として,人間関係を築く力を育成するとともに,学校環境の充実に努めてまいります。また,福祉・人権教育の充実を図りながら,自分も人も大切にする心豊かな感性や感謝の気持ち,思いやりの心などの育成に努めてまいります。 いじめや不登校,問題行動などの対策では,各学校において組織的な生徒指導体制を充実させ,迅速かつ適切に対応していくとともに,スクールカウンセラーによる教育相談,課題のある児童生徒に対応するケース会議の開催など,未然防止や早期発見・早期解決に努めてまいります。また,近年,携帯電話やIT機器を介したさまざまな問題が起きています。携帯電話やIT機器の指導に当たっては,学校と家庭が十分連携することが重要であり,危険性を十分認識させるよう情報モラル教育を充実させてまいります。 健やかな体の育成については,体力の向上は,健康維持のほか意欲や気力といった精神面の充実に大きくかかわり,生きる力の重要な要素となります。体力・運動能力調査結果においては,運動機能は男女とも向上傾向を示していますが,まだ十分とは言えません。体育・保健体育科授業での発達の段階に応じた指導とともに,中学校における部活動の充実,小学校での日常的な体力づくりなど体を動かす楽しさや喜びを実感し,生涯にわたって積極的にスポーツに親しむことができる意欲や能力などの育成を図ってまいります。 健康・安全では,保健体育科や家庭科をはじめ特別活動や総合的な学習の時間などで薬物乱用防止教室,交通安全教室,防犯,災害安全教室などを実施しています。児童生徒一人一人が自己の健康や安全について考え,実践できる力の育成に努めてまいります。 食育では,基本的な生活習慣を確立するため,保護者との連携体制を整え,栄養教諭や学校栄養職員を中心とした食に関する指導の充実を図ります。地域食材を活用した学校給食の充実を図るとともに,安全衛生管理の徹底を図ります。また,食物アレルギー対策については,学校給食における食物アレルギー対応実施要項に基づき,安全で安心な給食の提供に努めてまいります。 3点目は,「信頼される学校づくりの推進」についてであります。 地域に開かれ,信頼される学校を実現するためには,各校の教育理念や教育方針に基づき,学校長を中心に教職員が一体となり,児童生徒や保護者,地域の実情に応じて主体的に創意工夫のある教育活動を展開することが重要です。このことを受け,各学校では情報発信に努めるとともに,学校評議員や学校関係者評価委員会の意見を学校経営に反映し,加えて,授業や学校行事を積極的に公開するなど開かれた学校づくりに努めてまいります。 また,教職員の資質向上につきましては,教育公務員としての自覚や使命感とともに,各種主任,主事の機能化を図り,授業力向上に向けた研修の充実など人材育成を図ります。また,各教科等の教育内容や指導方法などの充実を図るため,町教育研究会を支援すると同時に,教職経験に応じた研修をはじめ,授業力向上や不祥事防止に向けた研修を充実させてまいります。 4点目は,「教育環境の整備」についてであります。 子どもたちの学ぶ意欲を高め,学校生活に夢と潤いを与え,たくましく生きる力を育む教育活動を支えるためには,時代の要請に応える安全で快適な教育環境の整備が必要であります。本年度は,油木小学校の体育館や三和中学校の校舎補修の調査設計を行うとともに,学校の非構造部材の耐震化に向け,国の予算等を勘案しながら耐震化を計画的に実施し,安心して学習活動ができるよう努めてまいります。 5点目は,「連携型中高一貫教育」についてであります。 持続可能な中等教育システムの構築に向けて本格的にスタートし,4年目を迎えました。この間,教科指導の連携による交流授業の実施や部活動,生徒会活動,学校行事等の生徒間交流による豊かな人間関係づくり,学校生活の充実等に努めてまいりました。引き続き,教科,教科外連携を通して町の未来を開く生徒の育成に努めてまいります。 また,連携型中高一貫教育を推進していく上で中心的な役割を担う油木高校のさらなる活性化や魅力化の一環として,「はやぶさ塾」や海外研修,各種助成事業等につきましても引き続き精力的に取り組みを進め,町内唯一の県立高校のさらなる魅力化に努めてまいります。 次に,社会教育の充実について申し上げます。 1点目は,「生涯学習・社会教育の振興」であります。 人口減少,少子高齢化等,より複雑化していく社会情勢の変化に伴い,新たな課題も生まれ,求められる学習内容も多様化,高度化してきています。趣味・教養に関する学習機会の提供のみならず,今日的な社会や地域の課題に対する学習機会の提供や情報発信に努めるなど,生涯学習の推進を図ります。また,人々が生涯の各時期にいかなる課題に直面し,問題解決のためにどのような学習を必要とするかを明らかにし,それぞれの時期に対応した学習機会の提供に努めてまいります。そして,関係部署と連携し,いつでもどこでも,誰でもが学ぶことができる環境づくりを進めてまいります。 さらに,生涯学習・社会教育を推進する人材育成確保のため,職員の専門性向上に向けた研修の実施や,中央公民館を拠点とし,協働支援センターと相互連携を図りながら,学校・家庭・地域との連携推進に努めてまいります。特に,本町では,読書活動を通した教養のまちづくりを推進するため,ブックスタート事業や読書感想文コンクールなど読書習慣定着に向けた取り組みや,気軽に本に親しめるブッククロッシングの充実など乳幼児期から高齢者まで本と親しみ,教養を高める環境づくりに努めております。 これらの取り組みをより充実させつつ,シルトピアカレッジ図書館を拠点とし,魅力ある図書館運営と住民サービスの向上を目指します。また,図書館情報システムを活用した広域的図書利用の推進,絵本の読み聞かせの会や関係機関との連携など読書活動の推進や図書利用向上に努めてまいります。 次に,人権教育の推進については,社会教育の基底に位置づけて地域の状況に即した住民学習を生涯学習として計画的に連携し,町民の人権尊重への意識高揚に努めてまいります。 2点目は,「芸術文化の振興」であります。 芸術文化活動の推進については,神石高原町文化連盟の活動支援を行うとともに,小中学校巡回演奏会など質の高い芸術文化の体験,鑑賞ができる機会の提供や文化芸能の拠点としての施設の管理運営に努めてまいります。 文化財保護については,現在,古文書の目録作成や分類作業を行っており,今後,住民の皆様が閲覧できるよう,引き続き整備を進めてまいります。また,町内の国・県の有形無形文化財など町内外へ発信するとともに,町内の人たちを対象にした体験学習を実施します。そして,帝釈峡遺跡群の調査研究については,引き続き実施してまいります。 3点目は,「生涯スポーツの推進」であります。 生涯スポーツの推進については,神石高原町体育協会への支援やスポーツ少年団の育成を行うとともに,スポーツ推進委員を中心として町民のライフステージに合わせたニュースポーツの導入,普及に努めてまいります。特に,近年,課題が見られる子どもの体力について,スポーツ教室やトップアスリートに学ぶ事業などスポーツに親しみを持ちながら体力や技術の向上を図る事業を展開してまいります。 以上,新年度の教育行政方針の概要を申し上げました。 神石高原町が今後発展し続けていくためには,町民一人一人がふるさとへの愛情や誇りを持って学び,その成果を実感することが大切であります。そのために,教育委員会では,現状を的確に捉え,未来を見据えながら教育行政を推進してまいる所存であります。皆様方のご理解,ご支援,ご指導を心からお願いを申し上げ,新年度の教育行政方針といたします。 ○議長(松本) 説明が終わりました。 お諮りします。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 3月16日午前10時までに本議場にご参集ください。            午前11時02分 延会...