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  1. 広島県議会 2019-02-05
    2019-02-05 平成31年文教委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2019-08-07
    2019年02月05日:平成31年文教委員会 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1 7 会議の概要  (1) 開会  午前10時30分  (2) 記録署名委員の指名        松 浦 幸 男        尾 熊 良 一  (3) 当局説明   1) 管理部長が報告事項(1)について、別紙資料1により説明した。   2) 学事課長が報告事項(2)について、別紙資料2により説明した。   3) 学校経営支援課長が報告事項(3)について、別紙資料3により説明した。   4) 義務教育指導課長が報告事項(4)、(5)について、別紙資料4、5により説明した。  (4) 質疑・応答 ◯質疑(尾熊委員) まず、先ほどの資料番号4の子供の読書活動推進計画(第四次)の骨子案についてでありますけれども、高校生の読書活動に課題があるという記述、報告がありますが、1カ月に1冊以上本を読む生徒の割合が、平成29年は53.9%であるということで、これも低いと思いますが、その中で、家で本や資料などを利用して学習している生徒の割合が19.2%と極端に低いというデータが載っております。1冊以上本は読んでも、実際に資料として本を活用している生徒が少ない原因はどのように分析していますか。 2 ◯答弁(高校教育指導課長) 本などを自分の興味、関心に沿って読書する生徒の割合としましては53.9%ということで、一定程度いる一方で、家で授業や課題等を行うために本や資料を活用する割合が少ないということであり、一般的な読書と学習への本や資料の活用において、本や資料とのかかわり方の違いがあるということでこういった差が出ているものと考えております。 3 ◯質疑(尾熊委員) 課題として、高校生が読書の必要性を感じていない、読書に関心がなくなってきているという要因はどのように分析されていますか。 4 ◯答弁(高校教育指導課長) 高校生が読書の必要性を感じていないということでございますけれども、読書に関心がない、あるいは必要性がないと感じておりますのは、本以外で情報を得る手段が多様にあるということも一因ではございますけれども、依然として幼少期、あるいは小学校や中学校のころから読書への関心を高めることが十分ではなく、それを高めることが必要であると考えております。  また、読書には関心があるのですけれども、高校生の1日の生活を考えてみますと、やはり学習でありますとか部活動、そして通学等によってなかなか読書時間の確保が難しいという実態もあると考えております。 5 ◯質疑(尾熊委員) 今言われた、スマホとかパソコンとかでの情報収集といった手段があるでしょうし、高校生が忙しいという理由もあるかと思います。この報告書にもありますが、保育園や幼稚園では読み聞かせを毎日行っている園の割合が高い、また、小中学校でも本や資料を活用した指導を行っているとありますが、では、高校ではなぜ本を活用した指導や授業ができなくなっているのかお伺いします。 6 ◯答弁(高校教育指導課長) 高等学校におきましても、入学当時にやはり図書館利用のガイダンスでありますとか、あるいは図書委員を中心とした図書だよりの発行、あるいは推薦図書を決めたりするなどといった取り組みも行っておりますし、国語や総合的な学習の時間で、図書館を活用した授業や取り組みも行われているところではございます。しかしながら、やはり高等学校においては教科で学習する内容も多く、授業において調べ学習を十分に行う時間がなかなか持てない状況ではございます。  今後につきましては、やはり高校生も総合的な学習の時間や各教科等におきまして、自分自身で課題を見つけて、その課題に応じて本を活用できる機会をさらに充実していきたいと考えております。 7 ◯質疑(尾熊委員) また、この報告書では、学校司書の配置率が、小・中・高で全国の中で非常に低い、中でも高校は2.2%で全国最下位と書いてあります。課題として広島県では、司書教諭中心に学校図書館教育を推進してきて、そのため学校司書をあえて配置しなかったという記述もあります。今後、図書館のリニューアルとか、学校司書配置の拡充を推進していくとありますが、この学校司書の新たな人的拡充は、どのくらいの人数で計画を立てられようとしているのか、そして、学校司書が拡充されると何がどのように変わって、高校生等の読書の関心が高くなるのかお伺いします。
    8 ◯答弁(高校教育指導課長) 高等学校におきましては、来年度、図書の専門的な知識を有する職員を、配置人数としましては4名を計画している段階でございます。その中で、実際には学校が作成します学校図書館全体計画に沿いまして、学校の図書館資料の廃棄ですとか、あるいは新規購入など、親しみやすい図書館の環境整備をして、各教科や総合的な学習の時間での学習における図書館の利活用がさらに促進されて、高校生の知的な興味を向上させ、多様な読書の機会をつくってまいりたいと考えております。 9 ◯要望・質疑(尾熊委員) やはり環境の整備とともに、授業で本や資料を活用していくということが非常に重要になってきていると思うのです。ハードとか人的な部分だけではなくて、その質的な内容、指導、活用方法です。スマホとかパソコンでという流れになっている時代の中で、読書、また本に接する機会をどのようにつくっていくかといった部分もしっかりと今後検討して、特に高校生の読書の関心度が高くなるように取り組みをしていただくことを要望しておきます。  次に、平成30年度学力調査報告書の件で、課題発見・解決学習ですが、社会で活躍する人材育成の上で、広島叡智学園とか広島県立大学でも教育目標として重要ということで一貫して行われるわけですけれども、高校とか大学では、ある程度、課題発見・解決学習というのはイメージが湧くのですけれども、小学校、中学校での課題発見・解決学習の授業をどのような形で行っていらっしゃるのか、イメージがつかないのです。例えばでいいのですけれども、小学校の授業ではどのような授業を進められているのでしょうか。 10 ◯答弁(義務教育指導課長) 課題発見・解決学習につきましては、学びの変革パイロット校授業で過去3年間取り組んできたところでございまして、そうしたパイロット校指定校の取り組みをまとめましたものを、実践のための事例集としまして平成29年12月に各学校に配付したところでございます。その中から一例を申し上げますと、例えば、とある小学校におきましては、理科の物が燃えるときという単元の中で、5年生が、「山・海・島」体験活動で行う飯ごう炊さんで、どのように木を燃やし続けられるかわからずに困っているということを6年生のほうが知って、自分たちの経験と理科で学習したことをもとに、物を燃やし続けるためのコツについて、5年生に伝えるといった学習に取り組む。つまり、自分の必要感といいますか、伝えたいといったものの課題意識をもとに学習を進めるといった内容でございます。 11 ◯質疑(尾熊委員) この報告書の中では、情報収集の項目がありましたけれども、小学校、中学校とも非常に生徒の肯定的な回答率が低くて、学校側は高い。生徒と学校側の回答差が非常に大きいのですけれども、この要因についてはどのように分析されているのでしょうか。 12 ◯答弁(義務教育指導課長) まずは、学校図書館の機能の活用が学校によって差があるのではないかということが考えられます。また、情報収集、調べ学習につきましては、ある程度まとまった時間が必要でございますが、そのための時間が十分に単元の中で確保されていない学校もあるのではないかと考えております。 13 ◯質疑(尾熊委員) 今、答弁いただきましたが、学校の図書館で本や資料を活用することは非常に大事だと思います。生徒が課題発見したり解決したりする中で答えを教えるのではなくて、どのようにして発見したり解決したり、その手段を指導していくのが一番大事なところだと思うのです。そういう本を活用するようなことは指導として行われているのでしょうか。 14 ◯答弁(義務教育指導課長) 当然行っておりますけれども、結果からはまだまだ十分ではないと捉えております。情報収集は、学びの変革で目指しております主体的な学びを促す上でも大切なことでありまして、また、新しい学習指導要領につきましても読書活動の充実、図書館利用の促進等が示されているところでございますので、そこはしっかりやっていく必要があると考えております。 15 ◯質疑(尾熊委員) 課題発見・解決というのは、社会に出て社会人として生活して、仕事をしていく上でも非常に重要なテーマだと思いますが、情報を自分でどのように収集し、集めた中から分析するなど、いろいろな発見とか解決につながる手段を指導していくことが重要だと思います。学校においても、教職員が職場の課題を発見し、情報収集し、分析し、計画をつくられて実行されていると思います。児童生徒に具体的な指導が必要だと思われますし、例えば教職員が体験を通して指導していくことも必要だと思いますが、先ほどの生徒と学校側の肯定的回答の差が大きい問題に対して、今後どのようにしてこの課題発見・解決学習の成果を上げていこうとされているのか、お伺いします。 16 ◯答弁(義務教育指導課長) 今年度は学びの変革全県展開の年として、全ての児童生徒の主体的な学びの実現に向けまして、先ほど申しました昨年度までの指定校の取り組みを参考に、小中学校等全ての教員が各教科等の課題発見・解決学習を1単元以上実践、改善することに取り組んでおります。  具体的な取り組みといたしまして、まず、各市町の学びの変革推進協議会を年3回以上開催し、その内容を充実させることによりまして、指定校の先進的な取り組みをベースに、指定校以外の学校においてもカリキュラムマネジメント等の取り組みを進めていただいているところでございます。  その結果、9月時点で、小学校で88%、中学校で72%、義務教育学校で100%の学校が推進協議会における研修内容を踏まえまして、カリキュラムマネジメントに関する校内研修等を実施し、また、今年度中に全ての学校が実施することとしております。  また、先ほど御紹介いたしました「課題発見・解決学習」実践のための事例集を活用した授業改善につきましても、現在指導しているところでございまして、これも今年度中には全ての学校で授業研究を実施されて、これを活用した授業研究を実施されるということで広めております。  さらには、先ほど御紹介いたしました校内研修支援プログラムであるIPPOにおきましては、当然、課題発見・解決学習の項目についての事項と、県の状況を分析できるようにしておりますので、そうしたものをしっかり活用していただいて、この課題に取り組んでいきたいと思っております。 17 ◯意見・質疑(尾熊委員) これから学校側と生徒の認識の差を縮めていくことが大事だと思いますし、一人でも多くの生徒がこういった発見、解決につまずきなく、しっかりと教職員が一人一人に指導していくことが非常に重要になってくると思いますので、今後の取り組みに期待したいと思います。  それから最後になりますが、虐待対応についてお伺いします。  今、ニュースで毎日のように報道されております千葉県野田市の市立小学校4年生の女子児童が父親の虐待で死亡した問題でありますが、子供が父親の虐待でSOSを発して、学校に助けを求めるアンケートを学校側に提出したにもかかわらず、市の教育委員会が児童相談所にも相談せずにアンケートを父親に見せてしまう失態により、子供の命を守ることができなかった。市の教育委員会の対応が非常に大きな社会問題になっております。  この重大な事案について、教育委員会の対応は非常に問題があったと思います。広島県として、このような生徒からDVとか虐待の情報が発せられた場合、市町の教育委員会で対応が違ったり、また、間違った対応をしてしまうと大きな問題になると思いますが、児童生徒の命を守る対応として、市町の教育委員会、そして広島県の教育委員会として統一した対応というのは明確になっているのでしょうか。 18 ◯答弁(豊かな心育成課長) まず、この千葉県野田市の事案でございますけれども、報道の範囲内ではございますが、子供を守るべき学校や教育委員会が子供の心の叫びを記した情報を虐待している者に伝えること、また、関係機関と連携しないということはあってはならないと考えております。本県においても、児童虐待に対する指導をさらに徹底していきたいと考えております。  また、学校は多くの子供たちが過ごす場であり、教職員は児童虐待を発見しやすい立場にあるということが児童虐待の防止等に関する法律で示されているところであり、学校の果たすべき役割は非常に大きいものだと考えております。  具体的な指導といたしましては、早期発見のためのチェックリストを示し、教職員の感度を高めること。また、児童虐待発見時や虐待の疑いがある場合、確証がなくてもこども家庭センターや福祉事務所、また場合によっては警察等の関係機関と速やかに連携すること。また、情報の取り扱いにつきましては、虐待を受けている児童の安全を第一に考え、虐待を行っている者から避難している児童生徒の情報、居所、さらには学校への問い合わせなどにつきまして、虐待を行っている者に伝えないよう、情報に配慮するよう指導してきたところでございます。 19 ◯質疑(尾熊委員) けさの報道では、母親も虐待をとめられなかったということで、共犯のような形で逮捕されるという報道がされておりますが、子供は非常に家庭の中で孤立してしまう。また、家庭の中のことは外からではなかなか見えにくいということがあるかと思いますが、学校側にSOSを上げた場合、やはり早期対応、また、子供の命を守るという部分では、こども家庭センターとか警察と連携して、いち早く子供の身の安全を守るということが非常に大事になってくると思います。学校で対応が違ったり、間違った対応によって子供の命が奪われることがないよう、しっかりやっていただきたいと思いますが、このあたりの市町の教育委員会との連携はどのようになっていますでしょうか。 20 ◯答弁(豊かな心育成課長) 市町との連携ということでございますけれども、実際に虐待の疑いがある、または虐待があって県教育委員会に相談があった場合につきましては、豊かな心育成課とこども家庭課、知事部局の関係部署との連携を行ったり、県教委には県警との人事交流で職員が配置されていますので、県警との連携を速やかに行いながら、必要に応じて指導・助言を行っていくということで、個別案件に対応しているところでございます。 21 ◯要望(尾熊委員) 今後このような事案がないように、学校とか市町の教育委員会の中だけで解決しようとするのではなく、県の教育委員会、また、こども家庭センターとか警察等としっかりと連携してやっていただき、そしてまた、地域住民から学校側に声が上がった場合、地域の方とも連携して今後子供の命を守るという部分であらゆる手だてを使って積極的にそういった対策に力を入れていただきたいと要望して、質問を終わります。  (5) 閉会  午前11時23分 広島県議会...