特に、こういった指定をした後のハザードマップの作成や避難体制の策定は義務化されているわけですけれども、これについて市町、特に町の取り組み状況について、チェックや指導といった部分がどのようになっているのかをお聞きします。
また、ハザードマップの作成や警戒避難体制の整備は、法的にはいつまでにという制約はないわけですけれども、区域指定を行ってどのぐらいの期間で策定しているのかもあわせてお聞きします。
4:
◯答弁(
土砂法指定推進担当課長) 市町におけるハザードマップ作成の取り組みということでございます。平成28年度末に区域指定を完了しております小学校区が162小学校区ございまして、そのうち土砂災害警戒区域等が反映されたハザードマップを作成している小学校区は123小学校区と伺っております。まだ作成できていないところもいつまでにつくるという目標を定めて、しっかりと取り組んでおりますので、警戒避難対策の整備も確実に進んできていると認識しております。
また、作成の過程においては、県で支援できる部分はしっかりと支援し、市町と連携しながら作成しているところでございます。
作成の期限につきましては、特に定めはないと思うのですが、警戒避難体制の部分ですので、市町だけでは作成できません。地域の方々との連携の中で地域の方々の意見も踏まえながら速やかに作成していくという形で取り組んでいただいていると認識しております。
5:
◯質疑(
下西委員) 次に、特別警戒区域、いわゆるレッドゾーンの範囲内にある県所管の公共施設は、これまでもいろいろ課題になったと思うのですけれども、どのように対応されてきたのですか。今後、指定がどんどん進むにつれて、その数はふえていくと思うのですけれども、その対応についてお伺いします。
6:
◯答弁(
土砂法指定推進担当課長) 土砂法指定推進担当では、土砂災害の警戒区域、特別警戒区域の公表や指定がありますと、県の施設を管理しているところや学校関係、それから医療関係の関係部署に、いつどういう地域が指定されますとか公表されますという情報を流して、県の中でしっかりと情報共有させていただいているところです。その情報を受けまして、各施設管理者でその対応を検討していると認識しております。我々としては、その情報をしっかりと関係部署にお届けし、情報共有する中で、土砂災害の対策を検討していただくということに取り組んでいるという状況でございます。
7:
◯要望・
質疑(
下西委員) 公共施設がレッドゾーンにかかっているということで、法的にすぐどうこうということはないかもしれませんけれども、やはり県民の安全意識を高めていくためには、計画的に対応するということでお願いします。
それから、道路のり面の防災対策についてお伺いします。
今年4月に、過去の被災箇所が集中している落石箇所や道路のり面崩壊が発生する可能性が高い区間に対して、これまでも落石注意の標識があったのですけれども、新たに県のほうから走行注意のレベル4とかレベル3という被災リスクを減らすための新たな標識が設置されていると伺っております。この事業について簡単に説明してください。
8:
◯答弁(
道路整備課長) 走行注意区間につきましては、落石などの危険性がある区間3kmごとに、過去の被災履歴、また道路のり面の点検結果により、区間評価を行いまして、走行注意レベルを4段階に設定し、過去の被災箇所などが集中し、落石やがけ崩れの発生のおそれが高い区間につきまして、走行注意区間図としてマップを作成して公表しておりまして、道路利用者の方に危険性をあらかじめ認識して注意して走行していただくことにより、既に発生しております落石等への衝突を防ぐなど、道路利用者の被災リスクを低減しようとするものでございます。この公表につきましては、ホームページ上の道路防災情報システムにより公表させていただいております。また、パンフレットや被災箇所における注意喚起標識の設置等を順次行っているという状況でございます。
9:
◯質疑(
下西委員) 今日まで、どのぐらいの箇所に設置されてきているのですか。
10:
◯答弁(
道路整備課長) 注意喚起標識につきましては、まず危険性の高い走行レベル4の区間から順次行うこととしております。今年度は7月から順次設置しておりまして、14カ所を予定しておりますが、現在設置済みの箇所については、きょうは数字を持ち合わせておりませんので、後ほど御説明させていただければと思います。
11:
◯要望(
下西委員) これから十数カ所は順次設置されていくということなのですけれども、住民の方から、あの標識は一体何の標識なのだろうかと若干不安視されています。市役所に聞いてもよくわからないということで、県に問い合わせて初めてそれがどういう標識かわかったということで、せっかくいいことをされているわけですので、地元住民や市町に対して、しっかり説明していただければと思います。
12:
◯答弁(
道路整備課長) この走行注意区間の内容につきまして、よりわかりやすく皆様方に知っていただくために、6月下旬にパンフレットを作成しております。こちらにつきましては、各事務所、また各市町の道路維持の担当の方、またその方を通じて公民館、また道の駅等に配布させていただいております。ただ、まだ周知が不十分ということがございますので、今後とも市町としっかり連携をとりながら道路利用者のリスク低減について取り組んでまいりたいと考えております。
13:
◯要望(
下西委員) 取り組みについては、広島県が独自に考えて行っておられる施策と伺っております。県民の安心・安全に寄与できる非常に大事な取り組みだと思っておりますので、丁寧に説明や周知をお願いします。
14:
◯質疑(
西村委員) 資料番号5の魅力ある「まちなみづくり」支援事業におけるモデル事業の募集について質問させていただきます。
要旨の中で、集客・交流の促進など、地域のにぎわいの創出を図るためと書いてありますけれども、取り組まれた経緯について、平成25年までは類似の支援事業があったのか、なぜ平成26年からこういった取り組みをされているのかを、まずお伺いします。
15:
◯答弁(
都市計画課長) この事業は、先ほど言われた都市のにぎわい形成を積極的に推進することで、アイデアを生かした価値を創造する人材を引きつけ、人材の集積を連鎖的に拡大しようとするもので、これまでも行政が住民と協働したまちづくりをしていくという動きはさまざまあったと思います。住民協議会を設立して、まちづくりを進められたところは多くありましたけれども、そういったものを少しでも県としてもお手伝いして加速していくということで、そのきっかけづくりとなるワークショップの運営経費とかアドバイザー予算経費を県が助成することで、少しでも取り組みが進み、それが他の自治体にも波及していくといった効果を狙って、平成26年度に事業を創出したものでございます。
16:
◯質疑(
西村委員) 今、3地区が指定されていると思うのですが、宮島口地区ではどのような形で事業をされているのかということと、既に事業が完成して、補助金を出されているのかというところも含めて教えてください。
17:
◯答弁(
都市計画課長) 宮島口地区につきましては、今回まちなみづくり支援事業のモデル地区の設定以降、まず、まちづくりの全体的な基本構想となるグランドデザインを策定するために、平成27年度に廿日市市と県で協働して、国際コンペを実施しております。まず、そのコンペで得られたアイデアをもとにしまして、平成28年3月にはまちづくり基本構想となりますグランドデザインを策定いたしました。また、それに基づきまして、現在は地元との推進協議会等を通じまして、そのグランドデザインに基づいた、具体的なスケジュールなどを示した整備計画等の策定、また景観形成を進めていくためのガイドラインといった一定のルールづくりが継続して進められているところです。また、例えば、ターミナルの建設といった個別の事業につきましては、大きなグランドデザインに基づき、それぞれの事業主体のもとで進められているところです。
18:
◯質疑(
西村委員) 港の整備の起工式に出席させてもらったのですが、完成納期が2020年前後だったと思うのです。このワークショップの運営の話が、当時あったのかどうか記憶にないのですけれども、このまちづくりの中では当然あるのだろうと思うのです。今どこでどういう形で、このワークショップを設けられようとしているのか、既に設けられているのかもしれませんが、港の整備とまちづくりとワークショップの関係について教えてください。
19:
◯答弁(
都市計画課長) あくまで都市計画課の事業は、先ほどワークショップと言いましたけれども、グランドデザインの策定とか整備計画の策定をするために、地元の方々を集めて協議会を進めていくといった運営経費の部分についてでございまして、ターミナルの建設とか、個々の事業については、この事業ではなく、個別の事業課で進めておられます。現在も宮島口地区では、地元の推進協議会が立ち上がっておりまして、継続的に協議は進められております。そういった運営に関する部分の支援は、この事業で進めているところです。
20:
◯質疑(
西村委員) この事業の費用的なものはどれぐらいですか。あと街道東城路周辺地区と忠海地区はどのように取り組まれているのか、教えてください。
21:
◯答弁(
都市計画課長) この「まちなみづくり」支援事業の予算的なものですけれども、今年度の予算では、既存の3地区とこのたび新たに選定する地区全て合わせまして、約1,000万円の事業費を計上しております。
それから、街道東城路周辺地区、忠海地区の進捗状況ですけれども、庄原市における街道東城路周辺地区におきましては、平成27年から地元住民を集めたワークショップを全部で7回開催いたしました。それに基づきまして、ある程度のデザインコンセプト、ルールといったものを策定いたしました。そのルールに基づきまして、具体的な事業ということで、まず今年度から、ハード的な部分につきましては市が主体になりまして、都市再生整備計画事業といいます国の交付金を使える事業をもとに、ポケットパークの整備とか道路の二層化といったことを進めていきます。また、ソフト的な部分につきましては、今年度の7月、ワークショップの継続で地元協議会が立ち上がっております。今後は協議会を中心に、地元主体になってまちづくりをしていただければと考えています。
また、竹原市の忠海地区は、昨年度1回ワークショップを行いました。また今年度も既に1回ワークショップを行っておりまして、今年度あと2回予定しております。こういったワークショップを通じまして、まちづくりのコンセプトやルールを策定し、今後のまちづくりにつなげていきたいと考えております。
22:
◯質疑(
西村委員) 県としては、補助等のソフト面、ハード面はそれぞれの担当市町が予算をとってきて、事業を行うというのがわかりました。それで、この成果の指標として、一定以上の歩行者交通量の増加が計画目標として定められていることと書いてあるのですが、これはもう数字が出ている地区があるのでしょうか。
23:
◯答弁(
都市計画課長) 計画としましては、当然にぎわいづくりを目標とするものですので、歩行者の交通量を何%以上上げるといった目標でいただいておりますけれども、これはスタートしたばかりですので、結果としてはまだ数字は出ておりません。
24:
◯質疑(
西村委員) 最後の質問です。この事業をいつごろまで、あと何年ぐらい続けられる計画なのかお伺いします。
25:
◯答弁(
都市計画課長) 今後の事業の継続でございます。この支援事業に対してはもちろん市町が単独でできる話ではなく地元の調整もございますので、意向を持たれている市町と連携しながら、継続性については、今後の検討としたいと考えております。ただ、まずは既に指定している3地区と、今回指定しようとしています1地区について、地元にも積極的に働きかけを行いまして、取り組みを強めていきたいと考えております。
26:
◯質疑(
西村委員) 今後続けるかどうかというのは、市町が手を挙げるかどうかというニーズの問題だと思うのです。例えば、去年とか一昨年はどれぐらい応募があったのかを参考までに教えてください。
27:
◯答弁(
都市計画課長) これは、この期間にポッと出して、ポッと募集を受けるのではなく、常に市町とヒアリングする際に、まちづくりについての考え方とか、住みぐあいとかいろいろ聞いているわけでございます。そういった中で、昨年度は地元にも調整を図った上で着手できるという市町がありませんでしたので、選定しておりません。一昨年度は、忠海地区を選定しておりますが、実際の募集に対していくつ手が挙がったのかというのは、今すぐにはわからないのですけれども、そこまで踏み込んでやるというところは、それほど多くはないと思います。
28:
◯要望(
西村委員) 1,000万円の予算措置が講じてあるわけですから、魅力あるまちづくりを推進すると言って県が旗を振っているというのを、23市町にしっかりと周知、広報していただければと思います。
29:
◯質疑(高山委員) 今の資料番号5のことですが、きょうは18日ですが、きょう資料が出て、募集期間終了が9月1日ということはないでしょう。きょうこの資料を出して我々には承知をしておけという話ですか。もっと前に資料を出さなければ、我々から市町に全然伝えられないではないですか。
30:
◯答弁(
都市計画課長) 承知をしておけという意味ではなく、あくまで募集を開始するということで、周知の意味で報告させていただいております。
31:
◯質疑(高山委員) 今、手を挙げている市町はないのですか。
32:
◯答弁(
都市計画課長) 先ほども言いましたように、常日ごろヒアリングの中で、興味を示しているところはあると思うのです。それは実際に地元と調整を図った上で、募集期間内に市町の内部で検討していただくことになろうかと思います。
33:
◯質疑(高山委員) きょう募集開始の資料をきょう出すこと自体がおかしいのではないですか。事前にきちんと説明に来ないと、今初めて知ったという委員はたくさんいると思います。市町の人も知らない人がいるかもしれません。この事業は多分ハード面の支援がないから不人気なのだと思いますが、余り人気がないのなら、来年からはやめるということも踏まえて考えてやらなければいけないと思います。
34:
◯答弁(
都市計画課長) 市町としては、自分のところの資産、古い町並みといったものを生かして何とかしていきたいという思いは当然、意欲的に持っておられると思っております。そういった中で、不人気といいますか、地元との調整を進めていく中で、ここまで踏み切れないところがあるかとは思いますので、そういった部分については常日ごろ県もヒアリングの中でいろいろ助言・アドバイスしながら、少しでもまちづくりが進んでいくように一緒に考えていきたいと考えております。
35:
◯質疑(高山委員) 頑張ってください。
次の質問なのですが、耐震化が今始まってきているのだけれども、県庁においては、何十年も前から建てかえ論議があって、結局は耐震化することになりました。今、設計をされていますが、どこが変わるのですか。農林庁舎は耐震化されているのですが、中の改装とか、イメージを変えるとかという発想はないです。その部分について、美の意識はないのですか。
36:
◯答弁(営繕課長) 県庁舎の本館や南館、議会棟の耐震化について、委員がおっしゃったように、今回はたちまち耐震化を優先して行うということで実施設計を進めております。外壁改修とか美観といった観点からの設計についても、現在、総務局と打ち合わせをしながら、実施するか否かについて検討しているところでございます。
37:
◯質疑(高山委員) そういう答えしかできないのだと思います。例えば、本館の車寄せのひさしは40~50年前に建てたときは、当然車高の高いバスがないから入ったのでしょうが、今は入れません。議会棟も入れません。あのひさしは取ったほうがいいのではないですか。たちまちという言葉を使いましたが、耐震計画は30年ではないのですか、何年なのですか。
38:
◯答弁(営繕課長) 今回の県庁耐震化の目標としましては、これから約20~30年間使っていこうというということで耐震化を進めております。
39:
◯質疑(高山委員) たちまちですか。20年、30年はたちまちなのですか。あなたがもう定年になるころです。あなたがそこで働き続けなければいけないのです。私は建築の仕事をしていますが、床のピータイルは、色が全然違うものを張って、職員がそこで仕事をしています。耐震のためにそれをしているのではなく、多分そのピータイルが壊れたからやりかえているのだろうけれども、皆さん方はこれから30年そこで仕事をするのですか。耐震化もしなければならないが、皆さん方の働き場所なのですから、少しは美的感覚を持たなくてはいけないのではないかと思います。また、なぜ外壁の吹き付けを同じ色にするのかといったら、同じ色にしたほうが簡単だからです。一番簡単な
選択肢だからです。
皆さん方こういう目で見てください。正面玄関入ってすぐの本庁舎の中に中庭があります。あの中の草はぼうぼうです。今、手入れをしていますが、県庁へは365日のうち1日しか来ない人が来たときに、草がぼうぼうだったらどうでしょうか。ないほうがいいと思います。当時の設計は多分日建設計がしたのでしょうが、中庭を中心にした庁舎なのだと思います。入って左側を見てください。配管がずっと見えています。ちょっと建築がわかる人だったら、この庁舎はどうなっているのかと思います。それからもう一つ、このガラスは40年前のガラスだから、ひずみがあります。ガラスがぼろですから、全部ぼろが見えるばかりです。耐震は、学校みたいにブレスがないからきれいかもしれませんが、やはり皆さん方が働く場所でもあるし、県庁を建てかえようという話は、県民がみんな集えて、すばらしい県庁をということで建てかえるべきだという議論だったのです。それを全く美的感覚なしに耐震だけあればというのは、県庁を目指して入ってくる皆さん方の30年先の後輩に失礼ではないですか。確かに耐震で、この庁舎は壊れないけれども、この庁舎は汚いです。ピータイルといったら40年前の建材です。色違いを張ったところに空港港湾部長は行ったことがありますか。1回行って、床を見てみなさい。それから電気は、なぜLEDにしないのですか。議会棟はLEDにしているのですか。また、このカーテンをやりかえてくれませんか。このサッシは鉄だから多分開きません。普通の家を改装するのなら、見えるところだけでもアルミサッシにしますよ。議会棟のトイレに行ってごらんなさい。窓を開けないでくださいと書いてあります。なぜかと言ったら蜂が入るからです。でもさびているから開きません。もともと開かないものをそう書いています。議員は毎日来ないからそれでいいのかもしれませんが、あなたたちの働いているところのトイレも全部和式でしょう。洋式はありません。ウォッシュレットがありません。家には全部ウォッシュレットがあるのではないですか。あとは都市建築技術審議官が考えてください。そこの部分はお金の問題が絡むのでしょうが、やはり後輩たちや県民の皆さん方にわかりやすく説明してあげないと、今のままやっていったら、お金をどこへ使ったのか、何をしたのかという話になります。
40:
◯答弁(都市建築技術審議官) 今の委員からの御指摘については、私もかねがね思っている部分もございました。ありがとうございました。それで、建築に関する技術を所掌する部局といたしましては、県庁の耐震化は今おっしゃった耐震化工事のみならず、建築工事全般に当たり、やはり県民の皆様方からやってよかったと言っていただけるようなことを常々目指して、我々もやるべきだと思いますので、今後とも関係部局と緊密に連携を図りながら、どうやったらよりよいものができるかということを積極的に提案していきたいと考えておりますので、今後とも引き続きよろしくお願いします。
41:
◯要望(高山委員) 頑張ってください。今、ひろしまさとやま未来博で、廃校のリノベーションを隈研吾さんがやっています。図面を見せてもらいましたが、あれは全く発想を変えています。お金をかけなくてもできる部分があるはずです。今の審議官の言葉を信じていますので、しっかり頑張ってください。予算がなかったら、予算をつけてもらえるようにしてくださいということを少し申し上げて終わります。
42:
◯質疑(宮委員) 本日の
建設委員会では、7月24日の空港振興協議会の委員会の報告がありました。それから、広島港五日市・廿日市地区の基本構想検討会の報告もございましたが、8月3日に開催された広島県道路交通渋滞対策部会の報告はございませんでした。ちょっと気になったので調べさせていただくと、この部会の会長は道路企画課長がなっておられるようでございまして、さらに申し上げると、2013年1月に渋滞対策基本方針が策定され、関係者が集まって、事業の現状況の共通化を図った上で、対策を検討して、それぞれ進めるということになると思います。この渋滞対策の基本方針にのっとった事業の進捗状況は、いつごろどういう形で説明される予定になっているのですか。部会をやったから、すぐ報告しなさいという意味ではなくて、計画というか、基本方針はこういう事業を優先順位をつけて考えていたけれども、いろいろな状況が変わってきますから、これはこのように変更したとか、これはこのように事業を行った結果、効果があらわれたとかというところは、どのように報告される予定なのか、その点だけ教えてください。
43:
◯答弁(道路企画課長) 8月3日の広島県道路交通渋滞対策部会では、主要渋滞箇所のフォローアップを中心に議論しております。この渋滞部会でございますけれども、構成は、国、広島県、広島市、高速道路公社、公安委員会、それから昨年度からトラック協会やバス協会などの道路利用者なども参画していただいております。取り組みの内容ですけれども、平成25年1月に、主要渋滞箇所を公表しております。平成25年時点では96カ所ございました。この主要渋滞箇所をモニタリング、あるいは随時見直しをした上で、渋滞部会の中で継続的にフォローアップします。それから、渋滞対策箇所及びその対応方針を検討していくことになっております。どのように公表していくかということですが、今考えているところは、今までの渋滞対策については、道路管理者がおのおので講じてきたというところがございまして、今後は他機関との連携、先ほど道路利用者を昨年度から入れたと言いましたけれども、道路利用者の意見を伺いながら対策を講じていくということを行いまして、少しでも渋滞箇所を減らしていこうというのが、この部会のあるべき姿だと思っております。
44:
◯質疑(宮委員) だから、まとまった形で、いつごろどのように説明される予定ですか。部会は余り頻繁にはされないようですから、今言われたように、せっかく関係者が集まっておられるのですから、てんでに対策するのではなくて、総合的にやろうということで意思統一されているわけですから、こんなことを考えていますというぐらいの説明があってもいいのではないかと思うのですけれども、何か考えておられませんか。
45:
◯答弁(道路企画課長) 公表の方法でございますけれども、この部会でフォローアップする中で、渋滞がどのように変わっていったかを報告するようになってございます。それは、明らかに渋滞が緩和されたところとか対策を講じたものもありますけれども、講じていなくても渋滞が解消されたところもございますので、そのようなところを部会で議論して、渋滞が解消されたと判断されれば、96カ所のうち何カ所は、渋滞が解消されましたという形で公表していくように考えております。96カ所の個々の対策の中身は、今のところきちんと整理できていませんので、これは今後どのような形で公表していくかは、部会の中で議論したいと考えております。
46:
◯要望(宮委員) バス協会、トラック協会、タクシー協会も新しく入っておられるので、県のほうにいろいろな情報をくれると思うのです。手をこまねいているわけではなく、実態を把握して、対策を検討しているということを、アナウンスすることも県としては大事な要素になるのではないかと思います。公表の仕方をどうこうとは言いませんけれども、県民にわかるように説明するということも大切にしていただきたいと思います。それは適宜、いつまでにどうとは申し上げませんので、検討してください。
(5) 県外調査についての協議
県外調査を10月10日(火)~12日(木)の2泊3日で実施することとし、詳細な日程の決定等については、委員長に一任された。
(6) 閉会 午前11時32分
発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...