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  1. 広島県議会 2017-05-18
    2017-05-18 平成29年広域・国際観光振興対策特別委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成29年広域・国際観光振興対策特別委員会 本文 2017-05-18 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 36 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑的場委員選択 2 : ◯答弁観光課政策監おもてなし推進担当)) 選択 3 : ◯質疑的場委員選択 4 : ◯答弁観光課政策監おもてなし推進担当)) 選択 5 : ◯答弁ブランド推進部長選択 6 : ◯要望質疑的場委員選択 7 : ◯答弁ブランド推進部長選択 8 : ◯要望的場委員選択 9 : ◯質疑石津委員選択 10 : ◯答弁観光課長選択 11 : ◯要望石津委員選択 12 : ◯質疑(下森委員選択 13 : ◯答弁観光課長選択 14 : ◯要望質疑(下森委員選択 15 : ◯質疑観光課政策監観光魅力創造担当)) 選択 16 : ◯要望(下森委員選択 17 : ◯質疑緒方委員選択 18 : ◯答弁観光課政策監おもてなし推進担当)) 選択 19 : ◯質疑緒方委員選択 20 : ◯答弁観光課政策監おもてなし推進担当)) 選択 21 : ◯意見質疑緒方委員選択 22 : ◯答弁観光課政策監観光魅力創造担当)) 選択 23 : ◯質疑緒方委員選択 24 : ◯答弁観光課政策監観光魅力創造担当)) 選択 25 : ◯質疑緒方委員選択 26 : ◯答弁観光課政策監観光魅力創造担当)) 選択 27 : ◯意見質疑緒方委員選択 28 : ◯答弁観光課政策監観光魅力創造担当)) 選択 29 : ◯要望緒方委員選択 30 : ◯質疑(児玉委員) 選択 31 : ◯答弁(空港振興課長) 選択 32 : ◯要望(児玉委員) 選択 33 : ◯質疑(松岡委員) 選択 34 : ◯答弁(商工労働局長) 選択 35 : ◯意見(松岡委員) 選択 36 : ◯要望(下原委員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (開会に先立ち、商工労働局長及び土木整備部長がそれぞれ自己紹介及び新任説明員の紹  介を行った。また、夏季の省エネルギー対策として、10月31日までの間、各委員の判断を  原則とするが、軽装を推進することとした。)  (1) 開会  午前10時31分  (2) 記録署名委員の指名        松 岡 宏 道        下 原 康 充  (3) 当局説明   1) ブランド推進部長、土木整備部長及び空港港湾部長が報告事項(1)について、別紙資    料1により説明した。   2) 観光課長が報告事項(2)について、別紙資料2により説明した。   3) 空港振興課長が報告事項(3)、(4)について、別紙資料3、4により説明した。  (4) 質疑・応答 ◯質疑的場委員) 先ほど、主要事業の説明をいただきましたので、この主要事業と配付されております資料番号6の外国人観光客向け飲食店ガイドマップに関連して、観光客と外国人観光客の環境整備について質問させていただければと思います。  3ページに書いてありました飲食店等の多言語化の推進の延長線上にこのリーフレットができたのだろうと思っています。ちょっと中身を見せていただいたら、いろいろな店舗の紹介を多言語で載せてあり、こういうリーフレットをつくって配るのもいいと思うのですけれども、今度は受け入れ側の店のほうだと思うのです。店に入ってそのメニューが多言語になっていないと意味がないのではないかと思います。多言語メニューを作成しているなど外国人観光客の受け入れ環境が整っている飲食店にこれを配るということですけれども、多言語になっているメニューのある店舗をふやすことが大切になるではないのかと思います。例えば、広島のお好み焼きと打てばそれが5カ国、6カ国ぐらいの多言語に変わるようなソフトがありさえすれば、店舗はそれに打ち込むだけでメニューができるということになると思うのです。ですから、こういった案内をするだけではなくて、行った先のことまで考えることが必要ではないかと思うのですけれども、そういうことを考えられているのか、それとも、そういうソフトがあるのかどうか、質問させてもらいます。 2: ◯答弁観光課政策監おもてなし推進担当)) まず、飲食店の多言語化についてでございますが、本年2月7日に連携協定を締結したぐるなびと、4言語のウエブサイトによる多言語メニューを情報提供することで、外国人観光客の受け入れ向上を果たしております。先ほどのリーフレットは現在、多言語に対応した店舗が入っておりますが、今後ぐるなびと連携して取り組みます、インバウンド対策セミナー、直近は5月24日に広島でございますが、このセミナー開催によって、できるだけ多くの飲食店が多言語メニューを整備することで、外国人観光客の受け入れ環境のさらなる充実に向けて取り組んでまいりたいと思います。先ほどのソフトの件につきましては、現在、県の観光ホームページにビジット広島というホームページがございまして、ここでグルメの選択をすると多言語のホームページに飛びまして飲食店の情報が得られるようになっております。 3: ◯質疑的場委員) 言っているのは、店舗ではなくメニューのほうなのです。各店舗は、多分、自分のところで一生懸命何カ国語か打ち込みながら、辞書を引きながら多言語メニューをつくられていると思うのです。それが現在63店舗ですが、その店舗をふやすことが結果的には、条件をより多く広げていくことになると思うのです。メニューを作成するソフトはないのかという質問です。 4: ◯答弁観光課政策監おもてなし推進担当)) メニューの作成につきましては、ぐるなびからセミナー参加者等にノウハウを提供するようにしております。 5: ◯答弁ブランド推進部長) 少し補足させていただきます。多言語メニューを作成している店舗数はまだ少ないのですけれども、先ほど説明しましたぐるなびがそういうソフトを持っております。資料番号7にありますが、5月に開催するインバウンド対策セミナーで、ぐるなびのソフトを使いまして、多言語化に対応することが可能でございますので、加入促進を含めて広めていきたいと思っています。
    6: ◯要望質疑的場委員) わかりました。そういうところでできる店舗はいいのですけれども、小さいお好み焼き屋などは、なかなか難しいと思うのです。多言語メニューを作成していれば、外国人観光客が来た際にやりとりをしなくてもそれで相通じることになるので、ぐるなびの協力もありますけれども、小さい店舗での多言語化が進むように、何か橋渡しをするなり、県として、ソフトとは言いませんけれども、メニューが多言語になるような、広島で一番の名産品みたいなメニューをつくって配ることも必要ではないかと思います。そういうことも検討できればしていただきたいと思います。  続いて、以前も1回質問しましたけれどもピクトサインについてです。以前質問させていただいたのは、例えば「瀬戸内 海の道構想」の中で、標準のピクトサインを設けたらどうかということをこの委員会で言わせてもらったのですが、今、オリンピックに向けた国際標準化の中で、世界から来られた方にもわかりやすいピクトサインに変えるということは国のほうで進められておりますけれども、瀬戸内海や広島に来たときに、そこにしかないものをピクトサインで表現したらよりわかりやすいのではないかと思うのです。ピクトサインというのはもともと公共施設等の案内ですけれども、観光案内と同様にピクトサインを標準化して、例えばお好み焼き屋のピクトサインをつくったりすることによって、よりわかりやすいものになるのではないかと思うのです。1回言いましたので、まず、せとうちDMOの中でそういう話が何か進んでいるのかどうか、特に観光案内所でこういうものが必要という声が上がって、何か検討されていくことがあるのかどうかを聞かせてもらえればと思います。 7: ◯答弁ブランド推進部長) ピクトサインでありますが、現状は、観光案内所の取り組みで、せとうちDMOにおいては瀬戸内にございます観光案内所にいろいろレベル感に差がございますので、各地で集まっていただいて受け入れ態勢の標準化といいますか、多言語対応も含めまして一定レベルですり合わせをしていこうということで、昨年度そういう研修会あるいは進んでいる観光案内所の視察といったことを進めております。それはどちらかというとノウハウの部分のスキルアップであり、ハードといいますか、そういったピクトサインの部分につきましては、まだそこまで手が届いていないという状況でございます。各案内所におきましては、それぞれ多言語対応ができたりできていなかったりとか、サービスレベル、あるいは観光客に対しての情報発信もさまざまございまして、その現状と課題を整理しながら受け入れ態勢の強化を着実に少しずつでありますけれども進めていきたいという状況でございます。 8: ◯要望的場委員) 要望も含めたような質問になりましたけれども、最後に要望だけをさせていただいて終わろうと思います。  なぜこういうことを言うのかということですけれども、やはり自分自身も、例えば海外とか観光地に行って案内を受けるときに、最近の若い人でしたらスマートフォンで検索したりすると思うのですけれども、やはり最初に探すのはピクトサインだと思うのです。多言語にすることも必要ですけれども、まずは目に入ってきてそれが何であるかということがわかることによって行動していくと思うのです。ピクトサインというのは少しかたい言い方になりましたけれども、広島に来たらそういう案内のサインがあって、それをたどっていけばいろいろな店に行けるということが観光案内所でわかれば、より障壁が少なくなっていくのではないかということで質問させていただきました。ピクトサインといえば国際標準を通ったりとか、非常に難しいことになりますので、広島独自というか瀬戸内独自のものを生み出して、それが名物になるようなことにしたらいいのではないかと思います。聴覚障害の方などもピクトサインを頼りに行くようなこともありますし、人に優しいことをすればそれは観光客にも優しいことになりますので、ぜひそういったところを検討していただいて、より観光客へのそうした環境整備が進むようにお願いしまして、最後は要望で終わらせていただきます。 9: ◯質疑石津委員) 新聞の記事で、先日、春の観光シーズンが始まった世羅町でインバウンド向けの取り組みが進みつつあり、民間では海外からのウインターツアーの受け入れや外国語対応のホームページの新設などが活発化している一方、行政側はまちの観光案内冊子の英語版が発行されないなど、受け入れ態勢になお課題があるというような記事があったのですけれども、県として今後このように急激に増加する訪日外国人客の市町に対する支援やフォローについて、どのように取り組みをされているのか、お伺いいたします。 10: ◯答弁観光課長) 市町への受け入れ態勢整備ですけれども、先ほどの観光案内表示もそうですけれども、外国人観光客が広島に来られて帰られるまで、困ることなく快適に満足していただけるような旅行をしていただくことが基本だと認識しております。今年度、市町の取り組みを予算的に確保しているものではございませんけれども、受け入れ態勢の整備については、ともに考えてまいりたいと考えております。なお、急激に観光客がふえている地域につきまして、観光客はその地域のありのままの姿を見に行きたいという部分もあろうかと思います。観光地然として受け入れ態勢を整えてしまいますと、その地域のよさがまた失われてしまうということもあるかもしれません。そこで、やはりバランスをとった受け入れ態勢も必要かと思います。そういったところは市町とともに意見交換しながら考えていきたいと思います。 11: ◯要望石津委員) 市町に対する応援とか支援体制をもっと充実していくことによって、県全体の観光客の増加や消費額の底上げになっていくのではないかと思いますので、今後とも県としてインバウンドに対する受け入れ環境の積極的な支援や取り組みをお願いして質問を終わります。 12: ◯質疑(下森委員) 総括ですので少し発言させていただきたいと思います。昨日、庄原市の経済界の方に呼ばれたので行きましたところ、アメリカ人の投資家のクリストファー・ペックさんがおられました。現在、北海道のニセコでリゾート開発を手がけておられ、何かの縁で庄原市に来られていたのです。単刀直入に広島のイメージとか、何があればいいと思いますかと聞いたら、今回主要事業で提案されているまさしくプロダクトでした。アメリカ人が興味を持っているのは、温泉だとかゴルフだとかいう時代ではないのです。セブンイレブンもないような田舎に行って民泊をするといった体験型のプロダクト事業にアメリカ人は非常に興味があり、そういったことで今回空き家を見に来たのだと言われました。何が言いたいかといいますと、今、田舎では空き家だらけなのです。崩れそうな空き家がたくさんあるのです。今回、プロダクト開発の中に予算がいろいろ組まれておりますけれども、空き家対策との連携、例えば、市外から来られる方が空き家を借りるときには100万円を上限に改修費を出しますとか、各市町が一生懸命頑張っているのですけれども、県はそれに対しての後押しが若干少ないのではないかと思うのです。今回のプロダクト開発に伴う空き家対策との連携について、お考えがあればお伺いしたいと思います。 13: ◯答弁観光課長) 空き家対策を兼ねた古民家の活用という話がありましたが、今年度、観光プロダクト開発の新事業といたしまして、市町に対して2分の1の支援をするという事業がございます。その中で、市町が取り組まれようとしています古民家の開発もしくはその古民家開発に向けた調査や設計への支援をメニューとして設けております。まだ市町の方々にこういった使い方を知っていただいていない状況もあろうかと思います。一旦は市町へ周知したのですけれども、まだ応募といいますか、返答をいただいていないので、再度周知をして活用していただくように進めてまいりたいと思います。 14: ◯要望質疑(下森委員) しっかり周知徹底していただきたいと思います。そういった投資家が今広島に目を向けて入ってきているという情報でありましたので、よろしくお願いしたいと思います。  引き続きまして、ひろしま観光立県推進基本計画の骨子についてお伺いしたいと思います。ここ3年ぐらい、観光消費額は横ばいになっている状況であり、前回の委員会でもお話をさせていただいたのですが、観光消費額を上げようと思ったら、もうとにかく宿泊してもらわないといけない。宿泊することによって観光消費額はどんどん上がっていくのです。しかし、正直、泊まるところがないのです。これは非常に難しい問題になろうと思いますが、民間としっかりそういった協議会なりをもって、しっかり泊まるところをつくってもらわないと、今では私でさえ土日は広島市内に泊まれません。特にカープ戦があるときはカープ女子がたくさんおられるみたいです。そういった情報とか、あるいは民間との連携をどのように協議されているのか、お伺いしたいと思います。 15: ◯質疑観光課政策監観光魅力創造担当)) 民間事業者等との宿泊施設の誘致に向けた取り組みですけれども、特に広島市内におきましては、ホテルの客室稼働率だけでいいますと、年間平均が80%を超えております。一番多い月の8月に至っては90%半ばといった、非常に予約がとりにくい状況であると聞いております。そうした中で、宿泊施設をいかに増加させていくかということにつきましては、重要な課題だと思っておりまして、ホテルにつきましてもいわゆる富裕層の方が泊まられるようなハイグレードクラスのホテル、また、ビジネスでも使われるようないわゆるビジネスホテルと呼ばれる形態や外国人観光客、若い方、バックパッカーと呼ばれる方などが宿泊するゲストハウスなどいろいろな形態がございますけれども、それぞれの形態の宿泊施設についてふやしていく必要があるのではないかと考えております。ビジネスホテルやゲストハウスといった形態につきましては、民間主導で最近もいろいろな進出の動きがあると聞いておりますので、そういった事業者とも情報交換しながら、また、いわゆるディベロッパーと呼ばれる不動産関連の事業者とも意見交換しながら、今後さらに進出していただくためにはどういった取り組みが必要かを現在研究しているところでございます。 16: ◯要望(下森委員) 今、せっかく波に乗っているところですし、目標値を高くしておられますのでしっかりと連携していただいて、先ほど言いました泊まれないという状況、泊まれるのは泊まれるのですが、普段は8,000円で泊まれるものがなぜか1万6,000円にもなっている状況にありますので、県も積極的に宿泊施設の誘致に関与していただきたいと思います。 17: ◯質疑緒方委員) まずは、参考資料の中にあった広島レストランガイドについてなのですけれども、非常におもしろいというか、こういったものが今までなかったのか、あったけれども活用されていなかったのかと思うのです。3月の終わりに発行されてから、市内をいろいろ歩いておりますが、外国人観光客の方がこれを持っている姿を私はまだ残念ながら見たことがありません。確認させていただきたいのですが、主な配布先が市内の観光案内所、ホテルとなっているのですが、例えば空港にも置いてあるのでしょうか。 18: ◯答弁観光課政策監おもてなし推進担当)) 空港への配布でございますが、広島空港の国際線の案内所に800部配布しております。 19: ◯質疑緒方委員) 実際、今それがどれぐらいまで減っているとか、市内の観光案内所とホテルしか書いていないので、空港、駅、港はどうなのかを聞きたかったのです。それと、今どれぐらい持っていかれているか、わかれば教えてください。 20: ◯答弁観光課政策監おもてなし推進担当)) 現状は把握しておりませんが、配布した場所で申し上げますと、ホテルが7カ所、観光案内所では広島駅、シャレオ、平和公園レストハウス、広島駅の南口、おりづるタワー、あとは宮島口のインフォメーションなどに配布しております。残部数につきましては確認しておりません。 21: ◯意見質疑緒方委員) もちろんつくることが目的ではないと思っていますので、配布して実際どのように使ってもらうかなのですが、外国人観光客の動線を考えた場合に、広島に入る前から移動の中でこういうものを見ながら、ここに行ってみようかという感じで行き先を決めるのであって、例えば皆さんが旅行に行くときに、どこそこの市内に着いてからガイドブックを見て行き先を決めるだろうかと思うのです。海外の方が、これを移動の中で見られるような仕組みを考えると、より生きた使われ方をするのではないかと思います。自分が海外へ行くときに置きかえて考えればいいだけの話で、現地に着いてから見ることもあるでしょうけれども、移動のときは結構することがなかったりするので、現地のガイドブックを飛行機の中で見るのと同じ感覚で見てもらえるのであるならば、これが海外にあってもいいのかもしれないし、有効活用がいろいろまだできると思います。このガイドブックの一番後ろには英語と広島弁の対比もあって、「It was delicious」が、「ぶちうまかった」と書いてあったりしておもしろいと思います。「When calling over a waiter / waitress」が、「ちょっとええ?」というのは、どうなのかと少し思ったのですけれども、こういうのはおもしろいと思いますので、ぜひ有効活用してもらいたいと思います。ただ、この店舗も見ていくと料理の写真が掲載されているのはいいのですけれども、店舗名がローマ字で書いてあります。実際の店舗にはそのようにローマ字では書いていません。例えば、この店舗の外の風景が一つのコメントの中に写真としてあれば、もっと簡単に見られるのかなと思います。QRコードがあるので1個ずつ読み取ればいいかもしれませんが、1個ずつ読み取るのは面倒です。こういうのはすごく大切だと思いますので、ぜひ有効活用していただければと思います。  引き続き、サイクリングのことについてお伺いしたいと思います。きょうの御説明の中でも、いろいろとこういったサイクリング大会等も機運醸成に努めていくということでやっているのですが、サイクリングマップを見ると、広島県、愛媛県、鳥取県、島根県は入っていますが、お隣の山口県は入っていないです。山口県は実はオリジナルで、サイクル県やまぐちProjectということで、観光文化施策との連携を深めて交流人口を拡大していこうとしているのです。広島県はこういうふうに広域的にやっていることはもちろん理解しているのですが、広島県独自として、例えば他県をリードするぐらいの形でのこういったサイクル県構想みたいなものはお持ちなのかどうか、お伺いしたいと思います。 22: ◯答弁観光課政策監観光魅力創造担当)) 広島県におきまして、現在、サイクリングを活用した観光振興に関するそういった計画的なものはございません。ただ、今後広島県におきましてもサイクリングを活用した観光振興をどのように計画的に進めていくかということは課題だと思っておりまして、今年度、そうした考え方をまとめていこうと考えております。先ほど山口県のお話もありましたけれども、今回の4県のみならず山口県、岡山県を入れた形で広域的な計画についても考えていきたいということで、現在、山口、岡山の両県が入った形で、鳥取県、島根県、広島県、愛媛県や香川県にもオブザーバーになっていただき、広域的な今後の進め方につきましても協議を進めているところでございます。 23: ◯質疑緒方委員) このサイクリングマップを見ても、鳥取県、島根県、広島県、愛媛県が入っているのに山口県が入っていないことでちょっと違和感があったのですけれども、それはそれでいいと思うのです。いろいろなところを巻き込んでいくのですけれども、大事なのは広島県がリーダーシップを発揮することだと思っております。今、いろいろ自転車サイクリングの大会等もあると思うのですが、実は先般、ずっとサイクリングをやっている私の友人がある大会に出場したのです。2回目か3回目だったのですけれども、1回目に比べて、若者言葉で言うと、しょぼくなっていると言っていました。例えば、エイドステーションが以前はもっと品数が豊富だったのが少なく、取れなくなったとか、あるいは駐車場が無料であったのが有料になっていたとか、いろいろなことを結構見ているのです。つまり、新たにサイクリングを始めた方がどんどんふえていくのも結構なことだと思うのですけれども、昔からやっている人とかマニアといいますか、本物の人たちはいつもシビアに見ているのです。ですから、広域的に連携を組むのも大事なのですけれども、広島県として、おもてなしといった観点、視点は常にお持ちいただきたいと思います。それを含めてお伺いしたいのが、例えば、来年開催される島根大会などいろいろな大会があり、いろいろな国から外国人が来られると思うのですけれども、どういう動線で入ってくると想定しているのですか。例えば、欧米から来られる方もいらっしゃるのかどうか、アジアからの方もいらっしゃると思いますけれども、関西国際空港から大会直前に入って、その大会に出場して帰るというイメージなのか、それともほかにもっとステイさせるための方策があるのかというのが一番聞きたいことなのですけれども、それについては何かお考えがありますでしょうか。 24: ◯答弁観光課政策監観光魅力創造担当)) イベントのときの外国人サイクリストの動線をどのように考えているかという御質問ですけれども、主なターゲット国の地域につきましては、大きく分けまして欧米豪とアジア圏と考えております。アジア圏につきましては、台湾や韓国といった、広島空港、松山空港等に直行便もしくはチャーター便で入ってこられる方がほとんどだと考えております。欧米豪の方につきましては、関西国際空港、もしくは成田空港等の東京から入ってこられる方が多いと思っております。いかに来ていただくかというところにつきましては、例えば、オーストラリアの女性のサイクリスト団体と今交流を進めようと思っておりまして、そうした団体を通じて来ていただくとか、あとは新たな事業として、海外でいろいろなサイクリング等のスポーツイベントをしている民間事業者などと連携しまして、海外のサイクリスト等への情報発信を今年度から始めようと考えているところでございます。 25: ◯質疑緒方委員) 外国から来られるサイクリストの方々にもいろいろな方がいらっしゃると思うのです。自転車を現地で借りる方もいらっしゃれば、自分の大事な自転車で走りたいからお持ちになる方もたくさんいらっしゃいます。だからU2とか泊まれるホテルもあるではないですか。その中で、例えば関西国際空港に来られる方とか、広島空港にアジアから来られる方もいらっしゃいますけれども、その人たちが現地まで自分の自転車をどのようにして持ってくるのかです。この前のサイクリング大会に出場した外国人の方から出た意見の一つに、電車やバスに自転車を持ち込めないというのがすごく多かったのです。現在、そういったことへの対応は何か考えていらっしゃるのでしょうか。 26: ◯答弁観光課政策監観光魅力創造担当)) 御指摘のとおり自転車につきましては、現在、自転車を入れる輪行バッグに入れないと電車やバスに持ち込めないところがほとんどでございます。そうした中で、前回の大会に来られた方などの状況で言いますと、台湾から来られた団体の方などにつきましては、梱包して手荷物として飛行機で送られた方が多かったと聞いております。その他の国の方々では、特に東京や関西のほうから入ってこられる欧米豪の方々につきましては、別の荷物として送られる方が多いのではないかと考えております。そういった大事にされている自転車をいかに手元に置きながら、広島県もしくは愛媛県に来ていただけるかということにつきましては、今後、両県等で対策について検討していきたいと考えております。 27: ◯意見質疑緒方委員) 海外の人にとっては、そういったことを当たり前にできているから日本でそれができないということに違和感があるみたいで、バスとか電車とか、広電とかにつけたらいいのではないかとかいろいろな意見を伺うのですけれども、すぐできることとできないことがあると思いますが、今後とも海外と同じような形で自転車とともに移動できるよう、各民間会社等にも協力をお願いしながら取り組んでいただければと思っております。  その上で、来年も大きな大会がありますが、サイクリング大会に出場したとします。これに出場していただくことが最大の目的だと思うのですけれども、先ほどからあるように、例えば単価を上げるとか、もっともっとステイしてもらうためには、そういった方々が「大会に出場しました、頑張りました、お疲れさまでした、じゃあ帰ります。」ではもったいないと思うのです。例えば、宮島方面に行ける手段があればいいのですけれども、自転車で行くのはしんどいので、移動手段として船などがチャーターしてあれば、外国人の方も宮島まで行くことができますし、宮島街道が整備されてサイクリングできればベストなのですけれども、そういったことがしつらえとしてあれば、もっとステイしてもらえるのではないかとサイクリストの友達は言っていたのですが、それについてはどのようにお考えですか。サイクリング大会に出場したら、お疲れさまでしたで終わるよりは、そこに引きとめる政策があってもいいと思うのですけれども、何かお考えでしょうか。 28: ◯答弁観光課政策監観光魅力創造担当)) 今の質問についてですけれども、前回の大会につきましても、台湾等の団体旅行で来られる方々につきましては、その前後に、例えば、とびしま海道など別のサイクリングコースを回られるようなツアーを現地の旅行会社等につくっていただいて、多少の周遊はしたところなのですけれども、次回の大会につきましては、そうした各国等の旅行会社などに早めに情報提供することによって、しまなみ海道に個人旅行として参加するだけでなく、周辺を回るいわゆるパック旅行のような形で周辺の日にちも含めて、両県中心にもう少し広域的に周遊していただけるような旅行商品づくりについて働きかけていきたいと考えております。 29: ◯要望緒方委員) マーケティングのいわゆる3Pですが、プロダクト、プロモーション、プレイスといったときに、やはりプロモーションがもう少し大事という気がしておりますので、ぜひそこに力を入れていただければと思っております。  最後に、要望といいますか思いなのですけれども、きょうが総括ということで、個人的にはこういったサイクリングももちろんですし、やはり広島の持っている多島美の美しさを観光課としてぜひ世界に広めていただきたいと思います。その中で、先ほどから出ている単価を上げるという話の中で、もちろん個人的に来られる方々に100円でも多く使っていただければ単価が上がるのですけれども、海外の富裕層をいかに呼び込むかというのも大事だと思うのです。ある国会議員と話をしていたときに、アラブ諸国のお金持ちはパワーボートと言われるすごく豪華な船を持っていて、世界各国を回っているらしいのです。専属の料理人も連れてカリブ海などに行ったりして、1回の旅行で5,000万円を平気で使うような人たちが、もう行くところがないと言って、次のターゲットとして日本にも行ってみたいと興味を持っているのです。多島美というのは海外にはなかなかなかったりするわけです。一面海原というのもそれはそれでいいのですけれども、瀬戸内海の多島美、その夕日を見に行ってみたいという興味をお持ちの方もいらっしゃいます。けれどもなぜ来ていただけないかというと、日本の法律の中で港から港に寄る場合には寄港地申請みたいなものがものすごく煩雑らしいのです。海外の船を泊める場合の申請手続が簡素化できるような仕組みづくりを国に対して提言することができれば、もっと呼び込める施策になり得るのではないかと思っておりますので、ぜひそこは国等にも訴えかけていただきたいと思います。この瀬戸内海の多島美も海外の富裕層を呼び込める大きなリソースだと思っておりますので、引き続き頑張っていただければということをお願い申し上げまして、終わりたいと思います。 30: ◯質疑(児玉委員) きょうが特別委員会最後の質疑ということでございますが、観光というのは非常に裾野が広いので、この委員会でも部局を超えてこうして皆さんと審議ができるのは大変有意義なことだと思っております。ひろしま観光立県推進基本計画がありますが、現計画では全て目標を上回っており、皆様方の努力が着実に前に進んでいると思っておりますし、次期計画によりましても、さまざまな方の御意見も含めて計画が練られております。特に早朝や夜のメニューが必要であるということは、着実に観光消費額を上げるためには必要であると思いますので、来年から次の計画において着実に実行できるように、引き続き御努力いただきたいと思います。観光といいますと、よそから広島に来ていただくわけでありますが、それぞれのルートがあると思うのです。陸上ルート、海上ルート、それから航空ルートがあるのですが、陸上ルートは道路交通網、高速道路網が整備等もできておりますし、JR事業でも鉄道の利用があり、着実にできているのではないかと思います。また、海上ルートも新たにクルーズ船を誘致されるなど、さまざまな効果が上がっていると思います。航空ルートは、一時期落ち込んでおりました客数が少し持ち直してきていると思うのですが、私はこの航空ルートにもう少し可能性があるのではないかと思っております。実際にアクセスの問題がずっと出ておりますし、このアクセスを改善することであるとか、また、新たな路線を誘致するのですが、なかなか長続きしなかったりしております。こういった中で、きょうの資料にありますように、訪日誘致支援空港への認定を申請されているということですが、これが認められ、また、2021年の民営化に向けての取り組み等を行うことによって、確実にこの航空ルートの部分がまだまだ伸びしろがあるのではないかと思うのですが、どういった面でこれからの観光振興についてどのようにお考えかをお聞きしたいと思います。 31: ◯答弁(空港振興課長) 先ほど少しお話しさせていただきました訪日誘客支援空港については大変有意義な制度と認識しておりまして、それに向けて今取り組んでいるところと、路線の誘致で言いますと、先ほどお話ししました国際線では東南アジアに対して、就航地だけの需要だけではなく乗り継ぎを視野に入れて航空会社にアピールしていくというエアポートセールスを行っているということと、乗り継ぎの成田便の強化は、今回基本方針を定めた中にも取り組むべき課題として位置づけておりますので、その辺についてはしっかりと考えていきたいと思っております。 32: ◯要望(児玉委員) 平成28年度の旅客者数が288万5,000人くらいということで、300万人、350万人とこの数がふえるようにぜひとも御助力いただきたいと思います。また、先ほどホテルの利用が広島では満杯になっているような話もありましたが、実を言うと、広島市内を離れるとまだ余裕があるのです。これは広島市内だけでなくて県内全域に、また、特に中山間地のほうにもそういったお客さんがうまくバランスよく来ていただけるような努力を引き続きお願いしておきたいと思います。 33: ◯質疑(松岡委員) 一言だけお伺いしてみたいと思うのですけれども、いろいろな角度から観光施策についての意見がありながら、一つはさっきのサイクリストの話でも出ましたけれども、いかにお金を落としていただくかというようなこともいろいろミクロの世界ではあるのでしょうけれども、どんな目的で何のためにやっていくのかという基本的なところです。新任の商工労働局長の立場としてどのような思いでどのような考えでこれから観光施策を推し進めていこうとしていらっしゃるか、考えを御教示願いたいと思います。 34: ◯答弁(商工労働局長) 新任であり、観光施策というのは初めてやっているのですけれども、これまでの1カ月半でいろいろと議論させていただいた中で今思っていることは、やはり広島には、いろいろな資源、力といいますか、そういったものが存在しておりますので、ひろしま未来チャレンジビジョンの中にもありますように、それをうまく活用していくことが広島の活力の源になってくるだろうと考えております。そのためにそこをうまく活用し、その活力になっていくために、次期計画の骨子の中にもありますが、観光客を引き続きふやしていこうと思います。ただ、先ほど委員もおっしゃったとおり、消費額の部分については横ばいであり、ここは伸ばしていく必要があるということと、そのために繰り返し満足度を上げていくという、この3本の柱というのは非常に重要であると認識しております。そのためにベースになるのは、マーケティング力であり、マーケティングをしっかりやるということです。マーケティングをやった上でプロダクトを開発し、いかに発信していくかというところをしっかりとやっていきたいと思います。そうすることで、今の観光客や消費額もふえていくのではなかろうかと思っております。それに加えまして、単に観光施策を推進していくだけでは前に進んでいかないという認識を持っておりまして、本日、土木建築局も一緒にこの委員会に出席しておりますけれども、やはり土木建築局が所掌しているインフラ、空港やクルージング、さらに言えば観光連盟であるとか外部の団体ともしっかりと連携することによって、より一層観光振興が前に進んでいくのではなかろうかと考えておりますので、その部分をしっかりと持ってこれから観光施策を推進してまいりたいと考えております。 35: ◯意見(松岡委員) 今、局長が言われたように、この特別委員会は商工労働局とインフラ整備を所掌している土木建築局も連携されながらの特別委員会であります。観光ということになると、最終的にはその地域の活性化という一般論の言葉になるけれども、具体論で言えば消費経済が伸びていくということが究極の目標の一つではないかと思っています。そのために人を呼び込み、そのためにいろいろなインフラ整備も含めて、施策を展開していくという観点で考えてみたときに、その政策的に打っているところの投資の費用対効果という部分もしっかり把握しておかないといけない。例えば、先ほどの説明資料にありましたが、大型客船のクルージングが今年度さらに予測的に言えば伸びていくということは大変いいことですが、それがどれだけの消費経済を地域の中に生んでいくのかという推計値ぐらいは当然お持ちだろうと思うのです。それに対して、県がインフラ整備を含めて投資していくという費用対効果の観点を常に持っておかないと、観光施策を打っていく中において、ただ湯水のごとく公金がそこに投入されるだけになる。しかしながら、その検証機能が十二分に発揮されなかったときには、本当の意味での観光施策と言えるかどうかというような議論も出てくる可能性が十二分にあるので、その観点をしっかりと持っていただいて新たな商工労働局長のもとに、ひとつ踏ん張っていただきたいと私の意見を一言だけ申し入れしておきたいと思います。 36: ◯要望(下原委員) 今の、観光施策についても商工労働局長並びに松岡委員の質問の中でいろいろあらわれたことだろうと思うのですが、どの県の観光施策を見ても意外と余り変わっていないような部分があるのです。最近、岩国空港のテレビコマーシャルを随分とやっています。しかも岩国空港ではなくて岩国錦帯橋空港という名前をつけたりしています。うどん県と同じような考え方ならば、広島県の特徴をやはり強調する必要があろうと思います。今、広島県に何があるかをよくよく考えてみると、やはり、春夏秋冬の中ですばらしいところがあると思いますし、外国人が日本に対して求めるものの一つのファクトは歴史や文化なのです。この辺も考えて施策として打ち出していただきたいと思っております。それから、先ほどもインバウンドでいろいろな話が出ましたけれども、今度は広島県からも海外へ出て一生懸命活躍するためのチャンスが出てくるような施策ができれば一番いいのではないかと思っておりますので、何もかも経済が優先とか道路整備が優先といった考えではなくて、県民として幸せに暮らすことができるかというところの追求をしていただきたい。以上、要望です。  (5) 閉会  午前11時56分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...