広島県議会 2017-02-08
平成29年2月定例会(第8日) 本文
【建設委員長
狭戸尾 浩君登壇】
6:
◯建設委員長(
狭戸尾 浩君) おはようございます。建設委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算七件、条例案二件、その他の議決案件四件の合計十三件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、繰越明許費については、経済対策による事業分も多く含まれていることから、その趣旨に鑑み、可能な限り早期執行に努め、本県経済の活性化、住民の安全・安心に寄与するよう取り組む必要があること。
第二に、広島空港における経営改革の導入に当たっては、基本方針案において、地域として目指す将来の目標数値を策定することになっていることから、その際には空港経営改革への積極的な関与が期待される民間企業などから意見を聞きながら進めていく必要があること。
また、県を初めとした幅広い地元関係者と運営権者が連携し、民間の創意工夫を生かした空港運営を実現するためには、県が主体となって積極的に機運醸成等に取り組んでいく必要があること。
このほか、相次ぐ道路のり面崩壊を受けた緊急点検の実施、福山市鞆地区における防災対策の進め方などについて問いただされたところであります。
次に、議長から本委員会に調査を依頼されました平成二十九年度広島県一般会計予算、特別会計予算及び企業会計予算中所管事項については、調査の結果、本委員会の意見としては、いずれも全会一致をもって原案に賛成すべきものと決定し、その旨議長に報告いたしました。
以上、審査の概要を申し述べ、建設委員会の報告といたします。(拍手)
7:
◯議長(
宇田 伸君) 次は文教委員会の報告を求めます。文教委員長
山下智之君。
【文教委員長
山下智之君登壇】
8:
◯文教委員長(
山下智之君) 皆さん、おはようございます。文教委員会における付託議案の審査の結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、条例案二件の合計四件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、本委員会におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、次期学習指導要領改訂に向けた国の動向を踏まえ、日本の領土や領海について、児童生徒に正しく理解させる必要があることから、指導に当たる教員が内容を十分理解した上で、適切に指導できるような環境づくりに取り組まれたいこと。
また、重大な人権侵害である北朝鮮による日本人拉致問題については、教育委員会においても、人権週間等におけるブルーリボンの着用等による早期解決に向けた機運醸成を図られたいこと。
第二に、高等学校におけるバイク三ない運動や携帯電話持ち込み禁止については、禁止するよりは危険性や利便性を理解させることが重要であり、社会情勢の変化を踏まえ、実態に即した見直し等を検討されたいこと。
第三に、県立広島大学における国際バカロレア資格による入試枠設定の検討に当たっては、志願者の増加につながる大学の魅力づくりにも積極的に取り組まれたいこと。
このほか、グローバルリーダー育成校設置に向けた海外の教育機関とのネットワークの充実などについて問いただされたところであります。
次に、議長から本委員会に調査を依頼されました平成二十九年度広島県一般会計予算及び特別会計予算中所管事項については、調査の結果、本委員会の意見としては、いずれも全会一致をもって原案に賛成すべきものと決定し、その旨議長に報告いたしました。
以上、審査の概要を申し述べ、文教委員会の報告といたします。(拍手)
9:
◯議長(
宇田 伸君) 次は警察・商工労働委員会の報告を求めます。警察・
商工労働委員長西村克典君。
【警察・
商工労働委員長西村克典君登壇】
10:
◯警察・
商工労働委員長(
西村克典君) 皆さん、おはようございます。警察・商工労働委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、条例案二件の合計四件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、ストーカー事案から発生する凶悪犯罪を未然に防ぐためには、増員される警察官を含め、適正な人員配置に努められたいこと。
また、本年一月に施行された改正ストーカー規制法の趣旨を踏まえた警察体制の強化を図る必要があること。
第二に、複雑巧妙化する特殊詐欺被害の根絶に向けては、通信事業者や市町とも連携して被害防止対策に取り組む必要があること。
第三に、本県産業の活性化に向けては、県内中小企業へ事業に必要な資金を円滑に供給することが必要であることから、県の融資制度について、企業のニーズや社会経済動向に適切に対応した見直しを行うことなどにより、利用促進を図る必要があること。
このほか、増加するサイバー犯罪への対応、少年非行の防止に向けた取り組みの推進、子供、高齢者の交通事故防止対策、積極的な企業誘致に向けた取り組み、県内企業の販路開拓への支援、広島カープと連携した観光客誘致の取り組みについて問いただされたところであります。
次に、議長から本委員会に調査を依頼されました平成二十九年度広島県一般会計予算及び特別会計予算中所管事項については、調査の結果、本委員会の意見としては、いずれも全会一致をもって原案に賛成すべきものと決定し、その旨議長に報告いたしました。
以上、審査の概要を申し述べ、警察・商工労働委員会の報告といたします。(拍手)
11:
◯議長(
宇田 伸君) 次は総務委員会の報告を求めます。総務委員長
山下真澄君。
【総務委員長
山下真澄君登壇】
12:
◯総務委員長(
山下真澄君) おはようございます。総務委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算四件、条例案六件、その他の議決案件二件の合計十二件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、ひろしまの森づくり県民税については、税の使途に対する県民への周知が十分ではないとの検証結果を踏まえ、次期五年間においては、事業を所管する農林水産局と連携して、県民への周知方策を十分に検討し、実行に移されたいこと。
また、国において検討が進められている森林環境の保全を目的とする新税の動向を踏まえ、ひろしまの森づくり県民税との関係について、しっかりと調整されたいこと。
第二に、広島県まち・ひと・しごと創生総合戦略の改定については、年度ごとの点検が可能となるような指標の設定や国の目標を踏まえた意欲的な目標値の設定、また、県立総合技術研究所の工業を除く分野における指標の設定に努めるとともに、地方創生の実現に向けて全庁を挙げて推進されたいこと。
第三に、サッカースタジアムについては、事業主体が定まらない中、検討が長期化していることから、設置場所や開設時期などについても、着地点を見据えながら今後の検討を進められたいこと。
このほか、地方税法の一部改正による影響と対応、「ひろしま さとやま未来博二〇一七」の開幕を控えた現在の取り組み状況、県内企業等が保有する技術の活用促進に向けた県立総合技術研究所の役割、働き方改革及び同一労働同一賃金に対する認識などについて問いただされたところであります。
次に、議長から本委員会に調査を依頼されました平成二十九年度広島県一般会計予算及び特別会計予算中所管事項については、調査の結果、本委員会の意見としては、いずれも全会一致をもって原案に賛成すべきものと決定し、その旨議長に報告いたしました。
以上、審査の概要を申し述べ、総務委員会の報告といたします。(拍手)
13:
◯議長(
宇田 伸君) 次は生活福祉保健委員会の報告を求めます。生活福祉保健委員長
伊藤真由美君。
【生活福祉保健委員長
伊藤真由美君登壇】
14:
◯生活福祉保健委員長(
伊藤真由美君) 生活福祉保健委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、条例案八件、その他の議決案件二件の合計十二件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、広島がん高精度放射線治療センターの運営については、昨年度に引き続き収益が目標を下回り、不足額を一般財源で補填せざるを得ない状況となったことから、運営体制のあり方や患者数の確保に向けた取り組みについて、抜本的な見直しを検討する必要があること。
第二に、放課後等デイサービス事業に係る制度の見直しに当たっては、指導員の資格要件の厳格化等に伴い、サービスの提供に支障が生じることのないよう適切に取り組む必要があること。
また、新たに義務づけられる自己評価結果の公表などにより利用者が事業者を適切に
選択できるよう、事業者に対する指導を行っていく必要があること。
第三に、子供の生活に関する実態調査については、子供の貧困による社会的損失の大きさや本県における対策の分析結果等を踏まえ、周囲から見えにくい貧困の実態を明らかにできるよう調査方法等を検討するとともに、具体的な取り組みにつなげていく必要があること。
このほか、自殺対策の取り組みの強化、県民の浜の適切な維持修繕、県民生活に係る相談窓口の周知・広報の強化、中核市における児童相談所の設置支援、自閉症に対する理解促進、瀬戸内海の環境保全に向けた湾灘協議会の効果的な運営、府中北市民病院に対する支援などについて問いただされたところであります。
次に、議長から本委員会に調査を依頼されました平成二十九年度広島県一般会計予算、特別会計予算及び企業会計予算中所管事項については、調査の結果、本委員会の意見としては、いずれも全会一致をもって原案に賛成すべきものと決定し、その旨議長に報告いたしました。
以上、審査の概要を申し述べ、生活福祉保健委員会の報告といたします。(拍手)
15:
◯議長(
宇田 伸君) 以上をもちまして、各常任委員長の報告は終わりました。
これより採決に入ります。
この場合、上程中の各案中、県第三六号議案 財産の無償貸付けについては、これを分離して先に採決いたします。
本案は、常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
16:
◯議長(
宇田 伸君) 起立総員であります。よって、本案は常任委員長報告のとおり決しました。
次は、ただいま分離議決いたしました県第三六号議案を除く議案四十一件を一括して採決いたします。右各案は、常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
17:
◯議長(
宇田 伸君) 起立多数であります。よって、右各案は、いずれも常任委員長報告のとおり決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第四十三 県第一号議案
第五十八 県第一六号議案
18:
◯議長(
宇田 伸君) 次は、日程第四十三、県第一号議案 平成二十九年度広島県一般会計予算から、日程第五十八、県第一六号議案 平成二十九年度広島県水道用水供給事業会計予算までの各案を一括上程議題といたします。
予算特別委員長報告
19:
◯議長(
宇田 伸君) ただいま上程の各案は、予算特別委員会に審査を付託しておりますので、この際、審査の経過並びに結果について予算特別委員会の報告を求めます。予算特別委員長
緒方直之君。
【予算特別委員長
緒方直之君登壇】
20:
◯予算特別委員長(
緒方直之君) 改めまして、おはようございます。予算特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会は、去る二月二十八日に設置され、平成二十九年度広島県一般会計、特別会計及び企業会計の各当初予算案十六件について審査の付託を受け、慎重に審査を行ったところであります。
審査に当たりまして、まず、各常任委員会で部局別審査が行われ、その結果が三月七日に本委員会へ報告されました。
次に、審査の参考とするため、五人の参考人の方々から、広島県における平和貢献のあり方、大規模災害時における医療体制、これからの社会における教育と科学技術の新しい姿、呉市が全国のモデルとなったデータヘルス計画と重症化予防、我が国における子育て支援のあり方などについて、それぞれ貴重な御意見を拝聴いたしました。
これらを受けて本委員会は、知事を初め、説明員の出席を求め、三月八日から四日間にわたり総括審査を行い、当初予算に係る県政の諸課題に対する基本的な考え方、具体的な取り組みの内容及び今後の方針などについて幅広く議論を行いました。
その結果、県第一号議案 平成二十九年度広島県一般会計予算など十六件の付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
審査の過程におきましては、各委員から貴重な意見や提言が述べられたところでありますが、その主要なものを申し上げ、今後の県政推進に当たって、知事及び執行部の積極的な対応を要請するものであります。
第一は、新たな経済成長についてであります。
人口減少と経済、社会のグローバル化が一層進む中、地域社会の活力を維持していくためには、県内における起業、創業などへの支援を通じ、雇用拡大や経済波及効果につながる持続的なイノベーションを生み出す環境づくりに積極的に取り組む必要があること。
本県経済の活性化を図るためには、中小企業、小規模企業に対してきめ細かな相談・助言を行っている商工会に対し、経営指導員の設置への助成など体制整備を支援していく必要があること。
特に、これまでの合併により管轄区域が広域化している中山間地域の商工会については、より手厚い支援を行う必要があること。
産業団地を初めとする物流インフラの整備に当たっては、本県における物流が京浜地区や阪神地区などへの東向きとなっていることを踏まえ、今後、こうした流れを念頭に十分検討し、対応されたいこと。
広島空港の利用促進については、高速道路が利用できない場合の代替ルートの早期完成や主要渋滞箇所の解消などアクセスの改善を図るとともに、台湾を初め、拡大するインバウンド需要を確実に取り込むなどの対策にも努められたいこと。
台湾は、本県にとって経済交流の観点から非常に重要な地域であることから、観光や文化、教育など各分野において交流を促進するためにも、政府との関係強化を深めていく必要があること。
また、台湾経済界と本県との人的つながりを生かした積極的な交流にも取り組まれたいこと。
農業を取り巻く厳しい環境を打開し、競争力のある産業へと育てていくため、県の有する技術の活用を推進していく必要があること。
なお、国において種子法の廃止が議論されているが、種子政策は農業政策上の根幹をなすものであることから、これまで同様に、県は種子の安定供給が損なわれることがないよう努める必要があること。
持続的な林業経営を確立するためには、非住宅分野における集成材を用いた中・大規模建築物の木造化、木質化など、県産材の需要喚起にも取り組む必要があること。
また、生産現場においては作業道などの路網整備による搬出コストの低減や、高性能林業機械の導入による生産性の向上に取り組む必要があること。
水産業を取り巻く厳しい状況を踏まえ、次代を担う若い世代の漁業就業者の確保対策として幅広い支援措置に取り組むとともに、瀬戸内海における持続的な漁業生産を確保するため、種苗放流や藻場造成に取り組まれたいこと。
第二は、人づくりについてであります。
ひろしま版ネウボラ構築事業については、専門性の高い職員の継続的な確保策や、将来の全県展開を見据えた安定的かつ継続的な運営が可能となる制度を検討していく必要があること。
また、効果的な事業運営に当たっては、母子保健と子育て支援を一体的に提供するための仕組みや、医師会等と連携したハイリスク家庭の早期発見などの仕組みの構築に努める必要があること。
子育て支援については、女性の活躍促進により必要な保育の量が想定を上回ってきていることを踏まえ、施設整備や保育士確保に向けた取り組みを拡充していく必要があること。
なお、働きながら子育てする女性に手厚い支援がある一方で、在宅で育児をする女性については公的な支援がほとんどないことを踏まえ、在宅育児に対する手当の導入などについても検討していく必要があること。
移住・定住促進事業については、東京に設置したひろしま暮らしサポートセンターを訪れる移住相談者の動向を踏まえメーンターゲットを設定するとともに、地方創生の実現に向けて、とりわけ中山間地域の期待が大きいことから、しっかり取り組まれたいこと。
広島版学びの変革については、各学校での平成三十年度からの全県展開に向け、これまでの研究成果や実践例の普及・浸透を図るとともに、児童生徒の保護者はもとより、県民の理解が得られるよう取り組む必要があること。
なお、グローバルリーダー育成校については、県民に設置場所決定等の説明を丁寧に行うとともに、開校まで時間がないことを踏まえ、校長や教員の早期確保を図るほか、生徒募集に当たっては、卒業後の進路目標を明らかにする必要があること。
あわせて、全国に先駆けた学校であることから、ハード・ソフト両面での国の支援を求められたいこと。
第三は、安心な暮らしづくりについてであります。
貧困や障害などにより教育格差が固定されることのないよう、広島県教育に関する大綱に掲げる学びのセーフティーネットの整備・構築を着実に実施していく必要があること。
発達障害者支援法の改正を踏まえ、障害者のライフステージを通じた切れ目のない支援体制の構築に向けて、県発達障害者支援センターの体制や機能を強化するとともに、家族が互いに支え合うための活動支援に取り組んでいく必要があること。
特別養護老人ホームの入所待機者が依然として多数に上ることから、長期入所待ちの解消に向けて、具体的な取り組み目標を定めて施設整備を推進すること。
また、療養病床の入院患者の多くが退院困難である現状を踏まえ、地域医療構想の見直しについて検討する必要があること。
がん対策日本一の推進に向けた取り組みについては、がん対策基本法の改正も踏まえ、がん患者の就労支援に積極的に取り組むとともに、地域包括ケアシステムの構築を進め、がんにかかっても自宅など住みなれた地域で療養生活を送ることができるよう環境整備を進めていく必要があること。
出島廃棄物処分場については、廃棄物の搬入が見込みを大幅に下回っている現状を踏まえ、県外に排出されている廃棄物や一般廃棄物である広島市の焼却灰の受け入れなどあらゆる方策により処分量を確保するとともに、ダイオキシン等有害物質の搬入防止に向けた安全性の確認を徹底する必要があること。
高齢ドライバーの事故防止対策に向けては、改正道路交通法の施行を踏まえた対応はもとより、運転免許の自主返納の促進や先進安全自動車の購入助成制度の創設、地域でのきめ細かな公共交通網の整備による移動手段の確保などを図ることが必要であること。
第四は、豊かな地域づくりについてであります。
「ひろしま さとやま未来博二〇一七」については、開催する市町とともにマスコミ等を活用しながら機運醸成に努められたいこと。
また、中山間地域における多様な人材の交流とネットワークの蓄積が図られるよう、プロジェクトに参画する主体に対して、未来博の意図をしっかり伝える必要があるとともに、終了後も持続的な地域づくりにつながるよう取り組まれたいこと。
災害復旧対応を初め、中山間地域の住民生活において地元の土木建設業者が果たしている役割は大きいことから、年間を通じた仕事量の確保など経営維持につながる公共事業予算の増額が必要であること。
あわせて、県の執行体制の強化についても取り組む必要があること。
ひろしま都心活性化プランの実現に向けては、まちづくりに対するさまざまな思いやニーズを持つ住民や企業の理解を得ながら、行政が主導して進める必要があること。
なお、広島市都心部の再開発の着手に先立っては、交通問題がまちづくりに重要な要素であるとの認識のもと、路面電車やバスを中心とした公共交通機関のあり方について、将来を見据えて、しっかり検討されたいこと。
広島西飛行場跡地周辺の道路のあり方については、既に東西を結ぶ道路が渋滞している中、今後、近隣に大型複合施設が開業し、さらなる混雑が予見されることも踏まえ、周辺の交通状況調査を事前に実施した上で道路のあり方を検討すべきであること。
広島市東部地区連続立体交差事業については、共同事業者である広島市において、新たな大規模事業の計画が公表されるなど今後の公共投資の動きが見られることから、速やかに当初計画どおり実施されたいこと。
県全体の発展には、備後都市圏の拠点機能の向上、発展に向けた取り組みも推進する必要があることから、知事と福山市長の定期的な会談のもと、駅前地区の再開発や鞆地区の対策などについて積極的に支援し、福山市が県東部の拠点として確立されるよう、一層の連携を図られたいこと。
企業誘致及び県外への企業転出の抑制を図るためにも、市街化調整区域などの都市計画の区域区分については、人口減少などの社会情勢、環境の変化を踏まえ、柔軟に見直していく必要があることなどの意見が出されたところであります。
このほか、中国吉林省における経済分野での交流などのさらなる拡大、せとうち観光推進機構の自立的に活動できる自主財源の確保策、広島市と共同で設置するフレキシブルスクールの運営体制、高校生の海外への短期留学や修学旅行などによる異文化交流の促進、障害者や難病患者、ひきこもり、LGBTの人などの欲張りなライフスタイルの実現に向けた取り組み、国民健康保険の県単位化に向けた県の役割発揮、改正道路交通法の施行を踏まえた高校生の交通安全対策、JRや地元市町と連携したローカル線の利用対策及びにぎわい創出、特定空き家等の適正な処分を推進するための取り組みの強化、サッカースタジアムの検討を初めとした広島市と共同で実施する事業のあり方、災害発生時におけるスムーズな初期対応に向けた仕組みづくり、災害時における道路ナビを活用した道路情報の提供、公共土木施設の調査、点検におけるドローン等の新技術の活用、旧陸軍被服支廠の保存活用に向けた今後の広島市との連携、委託・役務業務の入札制度見直しの着実な実施などについて問いただされたところであります。
以上、審査の概要を申し述べ、予算特別委員会の報告といたします。(拍手)
21:
◯議長(
宇田 伸君) 委員長の報告は終わりました。
直ちに一括して採決いたします。上程中の各案は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
22:
◯議長(
宇田 伸君) 起立総員であります。よって、右各案は、いずれも委員長報告のとおり決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
県議第一号議案(広島県議会個人情報保護条例の一部を改正する条例案)
23:
◯議長(
宇田 伸君) この場合、議案の提出がありますので、書記に報告させます。
【書 記 朗 読】
県議第一号議案
広島県議会個人情報保護条例の一部を改正する条例案
右別紙の通り提出する。
平成二十九年三月十五日
県議会議員 冨 永 健 三
外十一人
県議会議長 宇 田 伸 殿
24:
◯議長(
宇田 伸君) 別紙はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。
お諮りいたします。ただいま報告の県議第一号議案 広島県議会個人情報保護条例の一部を改正する条例案を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
25:
◯議長(
宇田 伸君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、県議第一号議案 広島県議会個人情報保護条例の一部を改正する条例案を議題といたします。
お諮りいたします。この際、提案理由の説明は省略するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
26:
◯議長(
宇田 伸君) 御異議なしと認めます。質疑の通告はありません。
お諮りいたします。この際、本案は委員会への審査の付託を省略し、直ちに本会議において議決するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
27:
◯議長(
宇田 伸君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、採決いたします。本案は、原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
28:
◯議長(
宇田 伸君) 起立総員であります。よって、本案は、原案のとおり可決いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
決議案(NPT運用検討会議における核軍縮・核不拡散のさらなる推進に向けた合意
文書の採決を
求める決議案)
29:
◯議長(
宇田 伸君) この場合、決議案の提出がありますので、書記に報告させます。
【書 記 朗 読】
発議第一号
決 議 案
NPT運用検討会議における核軍縮・核不拡散のさらなる推進に向けた合意
文書の採択を求める決議案
右別紙の通り提出する。
平成二十九年三月十五日
県議会議員 中 本 隆 志
外六人
県議会議長 宇 田 伸 殿
30:
◯議長(
宇田 伸君) 別紙はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。
お諮りいたします。ただいま報告の決議案を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
31:
◯議長(
宇田 伸君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、発議第一号 NPT運用検討会議における核軍縮・核不拡散のさらなる推進に向けた合意
文書の採択を求める決議案を議題といたします。
お諮りいたします。この際、提案理由の説明は省略するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
32:
◯議長(
宇田 伸君) 御異議なしと認めます。質疑の通告はありません。
お諮りいたします。本決議案は、この際、委員会への審査の付託を省略するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
33:
◯議長(
宇田 伸君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
直ちに採決いたします。本決議案は、原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
34:
◯議長(
宇田 伸君) 起立総員であります。よって、右決議案は、原案のとおり可決いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
意見書案(介護職員の人材確保の強化を求める意見書)
35:
◯議長(
宇田 伸君) この場合、意見書案の提出がありますので、書記に報告させます。
【書 記 朗 読】
発議第二号
発 議 書
介護職員の人材確保の強化を求める意見書
右別紙意見書の通り発議する。
平成二十九年三月十五日
県議会議員 冨 永 健 三
外十一人
県議会議長 宇 田 伸 殿
36:
◯議長(
宇田 伸君) 別紙はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。
お諮りいたします。ただいま報告の意見書案を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
37:
◯議長(
宇田 伸君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、発議第二号 介護職員の人材確保の強化を求める意見書を議題といたします。
お諮りいたします。この際、提案理由の説明は省略するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
38:
◯議長(
宇田 伸君) 御異議なしと認めます。質疑の通告はありません。
お諮りいたします。本意見書案は、この際、委員会への審査の付託を省略するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
39:
◯議長(
宇田 伸君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
直ちに採決いたします。本意見書案は、原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
40:
◯議長(
宇田 伸君) 起立総員であります。よって、右意見書案は、原案のとおり可決いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
議員派遣の件
41:
◯議長(
宇田 伸君) お諮りいたします。この際、議員派遣の件を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
42:
◯議長(
宇田 伸君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、議員派遣の件二件を一括上程議題といたします。
直ちに一括して採決いたします。本件については、お手元に配付のとおり議員を派遣するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
43:
◯議長(
宇田 伸君) 起立総員であります。よって、本件はいずれも派遣するに決しました。
【議長
宇田 伸君起立】
44:
◯議長(
宇田 伸君) 以上をもちまして、今次
定例会に提出されました議案は、ここに全て議了いたしました。
各位におかれましては、開会以来本日まで二十八日間にわたる会期を通じ、終始格段の御精励を賜り、平成二十九年度当初予算を初め、条例その他の重要議案について慎重審議を尽くされ、いずれも適切な結論を得られましたことは、県民福祉の向上と県勢伸展のため、まことに御同慶にたえません。
県当局におかれましては、新年度の県政諸施策の執行に当たり、審議の過程で議員各位から述べられました意見等につきまして、十分留意されますとともに、諸情勢の変化に適切に対応されますよう切望する次第であります。
さて、北朝鮮によるたび重なる核実験や先般の弾道ミサイルの発射など、国際社会の緊張が高まっておりますが、一方で、昨年のオバマ大統領の広島訪問など、世界の核兵器廃絶へ向けた機運もまた大きく高まっている状況にあります。
こうした中、先ほど、NPT運用検討会議における合意
文書の採択を求める決議を行い、また、五月には知事とともに欧州の国際平和に関する研究機関等を訪問することを議決いたしました。
被爆地の県議会として、国際平和について研究されている方々と意見を交わし、国際社会に対して、改めて核兵器のない平和な国際社会の実現を訴えるとともに、世界の指導者の広島訪問を求めてまいる所存であります。
これをもちまして二月
定例会を閉会いたします。
午前十一時十七分閉会
発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...