3:
◯要望(
石津委員) 市街化調整区域の空き家対策が地方創生の一助となるように期待して、質問を終わります。
4:
◯質疑(瀧本
委員) 私からは、配付資料の9番、広島空港連絡バスの三次広島空港線の社会実験の延長についてお伺いしたいと思います。
この施策については、三次市が主体的にされているとお聞きしておりますが、過去も広島市内から空港までという路線もあったと思うのですが、こういった社会実験はこれまでどれぐらいあったのか、お伺いしたいと思います。
5:
◯答弁(
空港振興課長) これまでのリムジンバスの社会実験につきましては、定期路線化を目指すという目的で、平成23年度に平和大通り線、宇品線、平成24年度に西風新都線、五日市線、平成25年度に呉広島空港線、そして平成28年度から尾道広島空港線、三次広島空港線があります。ただ、三次広島空港線は三次市単独でやっていらっしゃる状況でございます。
6:
◯質疑(瀧本
委員) 平成23年度以降、社会実験されたということで、今回の三次広島空港線は三次市が主体だと思うのですが、それ以前のものは県が主体的にやっていたと理解しています。この実施状況の中でも、平均利用者数が1便当たり2.1人とか、想定される目標が5人というところもあるのですけれども、過去、私が記憶している中で言うと、そんなに大幅に利用者がいましたという結果は余り伺っていないように思うのですが、毎回利用者が少ないですという答えになっていると思います。これまで行ってきた社会実験について、担当の空港振興課、そして県としてはどう総括されているのか、お伺いしたいと思います。
7:
◯答弁(
空港振興課長) リムジンバスの社会実験につきましては、まず、その路線を引く地元の市の要望があった上で、事業者と県ということで、1年間、赤字が出た場合はその三者で3分の1ずつを補填するというスキームで実施しております。実際、定期路線化したのは平和大通り線と呉広島空港線でございます。
利用状況につきましては、社会実験の周知が少ないことがございまして、利用実績は初年度少ない状況が続いております。現状で言いますと、尾道広島空港線につきましては、初年度1便当たり3人という目標数値だったのですが、現在3.3人と、徐々にではございますけれども利用されている状況でございます。呉広島空港線につきましても、定期路線化後、現在では5万1,000人と昨年度に比べると9.4%増という形で、徐々に利用実績が上がっている状況です。あと、三次広島空港線についてもいろいろ改善点があれば、県としても経験がございますので、PRやアドバイスをしながら、よりよいバス路線の定期化に向けて取り組みたいと思っております。
8:
◯質疑(瀧本
委員) 今の回答の中に、県はいろいろなノウハウといった部分も今後実施するところに対して伝えながらやっていくということなのですけれども、まさにそこだと思うのです。平成23年度以降こういった社会実験がされた中で、利用者が少ない理由として、周知不足が毎回出るわけです。自治体は、ここがいいのではないかと提案してくるわけなので、そこで初めてそれに参画する形になると思うのですが、県は平成23年度以降、何らかの形でかかわってきているということであれば、次の社会実験を行うところについては、実験を行ってきて出てきた課題をあらかじめ情報共有して、違う課題が出るような社会実験もしくはその地域特性が出るような社会実験にしていかなくてはならないのではないかと考えるのですが、そのあたりはどうでしょうか。
9:
◯答弁(
空港振興課長)
委員御指摘のとおり、課題全般で言うと、リムジンバスのニーズとしては、速達性が求められるのですけれども、収益性を考えると、停留所をたくさんとる必要があり、これらのバランスをどうとっていくかというのが極めて重要な課題だと思います。停留所につきましても、どこでとめるのか、人が集積する結節点等について検討していく必要があります。また、地方の企業へ、出張での利用等への働きかけというようなことについても、市町とともに一層の働きかけを行うなどのノウハウをいろいろ話し合いながら、個々の実情に応じて対応するような形で現在取り組んでいる状況でございます。
10:
◯要望(瀧本
委員) 広島空港については、昨年来いろいろな方向性も出ておりますが、そういった中でも空港へのアクセスは、将来どういう形になろうが、県が引き続き主体的にかかわっていく部分であると思います。現状、広島空港で言いますと、マイカーで行かれている方が多いと思いますけれども、大量に輸送するという意味で言うと、バスが主体になると思います。空港とそれぞれを結ぶバス路線の新規開拓の前段には社会実験が多分されると思いますので、先ほどの繰り返しになりますけれども、これまでのノウハウをしっかりとその自治体にも伝えて、そして新たな課題なり取り組みが生まれてくるようにしていただきたいと要望して、終わりたいと思います。
11:
◯質疑(
高木委員) 資料番号1に大規模氾濫時の減災と書いてあるのですけれども、河川というのは人工で対処する部分があって、はなから減災と言うのはおかしくて、私は、これはやはり大規模氾濫未然防止のための防災計画とかにすべきであると思うのです。河川が氾濫したときにどうやって減災するのですか、私には理解できない。人命ぐらいは何とかなるかもしれませんが、このネーミングについて私はおかしいと思います。
12:
◯答弁(
道路河川管理課長) 国が進めております水防災意識社会再構築についてでございますけれども、昨今、気候変動によりまして鬼怒川のような氾濫とか、施設規模を上回る洪水の発生頻度が高まることが予測されております。そういった中で、整備のほうは鋭意進めておりますけれども、河川管理者を筆頭とした行政、住民が、施設の能力には限界があり、施設では防ぎ切れない大洪水は発生するものということを前提に意識を変革して、社会全体でそうした洪水、氾濫に備える必要があるということで、そうした洪水が予知、推測できるときは住民の方々に避難していただくという取り組みをしておりまして、そうした氾濫が起きたときに逃げおくれないようにするためにどうした対応をとっていくかというところに視点を置いて、この協議会で協議なり対策をしていくということで立ち上げるものでございます。
13:
◯意見・
質疑(
高木委員) 前回の一般質問等でも、堆積土の撤去の問題を多くの方が指摘されたので、やはりやるべきことをやっていただきたい。この減災対策は非常に後ろ向きだと私には映るのです。堤防は人間がつくっているのですから、それを積極的に強化していけば済む話なので、そういう努力をきちんとするという会議なら話はわかりますけれども、逃げてくれというのは、放送すれば誰でも逃げます。これは以上でやめます。
あともう一つは、資料番号8の住生活基本計画についてですが、このようなものがあることを知らなかったので申しわけないのですけれども、表の一番下のほうに計画期間における公営住宅供給目標量がありますが、これはどのような状況になっておりますか。
14:
◯答弁(
住宅課長) この資料の目標6のところに書いておりますように、主な指標といたしましては、平成28~32年度が7,700戸、それから平成28~37年度までの10年間で1万6,200戸を達成するというのが今回の計画で掲げさせていただいている指標でございます。
15:
◯質疑(
高木委員) 予算も見たことありませんし、私の周りでは1カ所も新築の公営住宅を見たことがないのですけれども、どこでやっているのですか。
16:
◯答弁(
住宅課長) 県営住宅の供給につきましては、再編5カ年計画ということで昨年度定めさせていただいて、今後5年でどのようにやっていくかを明らかにさせていただいております。現在その計画に基づきまして、県営熊野住宅の建てかえに着手しているところでございます。
17:
◯質疑(
高木委員) これはふやす話ではないのですか。これは建てかえるだけが目標なのですか。
18:
◯答弁(
住宅課長) 説明が不足しており済みません。別紙2の計画の59ページの本文に計画期間における県内の公営住宅供給の目標量として掲げさせていただいております。この表の左の欄に書いてありますとおり、期間内の既存公営住宅の空き家募集戸数と建てかえ等の戸数を合計した戸数であり、ストックの話ではなくて、フローとしてどれだけ空き家を供給できるのかを目標として掲げさせていただいております。
19:
◯質疑(
高木委員) 私の住んでいる地域は、アパートとか公営住宅が1戸もないのです。最初、資料番号8を見て、非常に期待したのですが、これはぬか喜びでよろしいですか。
20:
◯答弁(
住宅課長) 広島県の再編5カ年計画の中では、今後、人口が減少していく、世帯数も減少していくというトレンドを踏まえまして、現在の供給をベースとして、これからも市町と連携をして県営住宅を供給してまいりますということを定めさせていただいております。
21:
◯質疑(
高木委員) 新たに人口がふえる場所もつくらなくていい、減っていくのはしようがないという話に聞こえるのですけれども、需要があるところにはやはりつくっていく必要があると思います。特に市街化調整区域については民間アパートが建てられないという非常に矛盾したところがあるのです。流入人口はあるのに住むところがない。小学校を潰すというわけのわからない話になっているのです。このような立派な計画をつくっておられるのですから、そのような後ろ向きな話ではなくて、必要なところにはまた公営住宅をつくっていく努力も必要ではないかと思いますが、都市建築技術審議官、いかがですか。
22:
◯答弁(都市建築技術審議官) 公営住宅につきましては、要するに住居のセーフティーネットということでございますので、収入の低い方を対象に進めていきたいと思いますが、このセーフティーネットにつきましては、当然県だけではなくて、市町とのセットの中で動きたいと思いますし、今後の人口動態等を見ながら適切に対応していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
23:
◯要望(
高木委員) かすかな希望を持ちながら待っておりますので、よろしくお願いします。
あと、寺家の産業団地については、本当におめでとうございます。うまく売れたということなので感謝したいと思いますが、もう売るところはありませんので、引き続き、今後売れそうなところへ新たにつくっていただくことを要望して終わります。
(5) 閉会 午前11時20分
発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...