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  1. 広島県議会 2015-07-01
    2015-07-01 平成27年総務委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2019-08-07
    2015年07月01日:平成27年総務委員会 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1 8 会議の概要  (1) 開会  午前10時30分  (2) 記録署名委員の指名        森 川 家 忠        沖 井   純  (3) 付託議案    県第54号議案「平成27年度広島県一般会計補正予算(第1号)中所管事項」外4件を   議題とした。  (4) 当局説明(付託議案の説明)    付託議案については、さきの委員会で説明があったので、説明を省略した。  (5) 付託議案に関する質疑・応答 ◯質疑(下西委員) ひろしま里山ウェーブ拡大プロジェクトについてお伺いします。今年度、ひろしま「ひと・夢」未来塾の設置に向け作業されていると伺っておりますが、里山ウェーブとの違いがあるのか、事業の特徴的な狙い、目標、目的などについてわかりやすく説明していただければと思います。 2 ◯答弁(中山間地域振興課長) ひろしま里山ウェーブ拡大プロジェクトは、首都圏の若者を中心に、地域貢献に関心の高い若い世代を県内の中山間地域に受け入れまして、外部の視点から地域の埋もれた資源を有効活用しながら課題解決につなげていこうとするものでございます。  取り組みのポイントといたしましては、大きく2点ございまして、まず、1点目として、県だけでなく、今回市町と連携した取り組みを行うことにより、地域に応じた個別課題の解決に係る実効性を高めていきたいと考えております。2点目として、首都圏の参加者と、それから地域とのパートナーシップづくりをきめ細かく支援していくために、全国的にも活躍しております地域づくりの実践家などにも参画していただいて、参加者の実践プランへの指導・助言も含め、具体的な活動への展開を丁寧にサポートしてまいりたいと考えております。  また、他の事業との違いについてでございますけれども、今年度予定しております点といたしましては、このほかに、県内で地域づくりに取り組もうとしております方を対象に、地域づくりの実践現場を学ぶ研修の場として未来塾を開講することといたしておりまして、現在塾生の募集を行っているところでございます。今回のプロジェクトは、この事業でカバーできない県外、とりわけ首都圏の若い世代を対象に、地域の担い手を確保していこうとするものでございます。  なお、このプロジェクトは、さきの未来塾と異なりまして、人材養成という観点というよりも、むしろ首都圏の若者の即戦力となるスキルでありますとか、経験、人脈を生かして、中山間地域にある埋もれた資源を有効活用して、具体的な課題解決につなげていこうとするものでございます。 3 ◯質疑(下西委員) この里山ウェーブプロジェクト、今回初めてということで期待しておりますけれども、受け入れ先の市町についてどのように選定されているのか、お伺いします。  また、こういった事業については、他県によっては既に似たような事業も行っているということも聞き及んでおりますけれども、この点について認識されているのであれば、あわせてお答えください。 4 ◯答弁(中山間地域振興課長) 事業実施について、市町とどのように決めていくかということでございますけれども、今回議決をいただきましたら、受け入れ側となる市町につきましては、今年度担い手の確保が喫緊の課題となっております市町に意向を聞き、連携して調整を行ってまいりたいと考えております。具体的には市町にあっても、現地での体験交流といった一定の予算が必要となりますことから、今後そういったことも含めて、市町の意向とともに受け入れ体制を確認した上で、速やかに調整してまいりたいと考えております。  他県の事例でございますけれども、現時点で把握しておりますのは、島根県が平成24年度から同様の事業に県単独で取り組まれておられ、参加者から地域との接点を保つ上で、市町によるフォローアップ体制の充実が課題であるといった話も聞いております。したがいまして、今回のプロジェクトでは、市町と連携することによりまして、参加者へのサポート体制を充実させる形で取り組んでいくこととしております。
    5 ◯要望・質疑(下西委員) 期待しておりますので、しっかり推進していただきたいと思います。  特にこの事業は、首都圏において、交流の前後においてワークショップを通じて県外からの地域おこしに向けての強力な人材の育成、受け入れについて、非常に力を入れていらっしゃるという意気込みを感じているところですが、市町の受け入れ体制について、どのように協力を求めていこうとしているのか、お伺いします。 6 ◯答弁(中山間地域振興課長) 委員御指摘のとおり、受け入れ側の体制づくりは大きなポイントであると考えております。このため、事業の入り口の段階から、地元での地域課題をある程度明確にし、共通認識を持つことが必要であると考えております。首都圏からの参加者とのつながりを深めていくために、これから地元に働きかけをしていきたいと思いますけれども、例えば地域において事前に勉強会を開催する、あるいは受け入れのための実行委員会等を設置するなど、意識の共有化につなげられるよう体制の充実を図って、外部の人材とのスムーズな交流につなげていけるよう調整を図ってまいりたいと考えております。 7 ◯要望(下西委員) この事業は、国の地方創生に係る事業で、次年度以降の予算がどうなるかわかりませんけれども、今年度の成功、次年度以降の事業継続について要望しておきます。 8 ◯質疑(森川委員) 下西委員の質問に関連して、里山ウェーブプロジェクトについてお聞きします。先ほど、下西委員が要望されましたが、この事業は国からの交付金によって実施されるのですが、今後はどうなのか。今回、5市町を対象ということですが、他の市町からやっていただきたいという話があった場合、来年度以降での対応はされるのでしょうか。 9 ◯答弁(中山間地域振興課長) こういった事業につきましては、単発的な実施ではなく、継続して取り組んでいく中で、首都圏での事業の認知度も高まって、地方貢献を考えている若い世代の集まりなどを通じて、口コミで参加者から参加者へと応援の輪が広がっていくというのが基本であると考えております。したがいまして、来年度の予算等については、現時点ではわからない部分もございますけれども、私どもといたしましては、今年度の取り組みを通じまして、具体的な実績を積み重ねることによって、次年度以降の継続的な取り組みにつなげてまいりたいと考えております。 10 ◯質疑(森川委員) 今の答弁には、来年度、国からの予算の手当てについての内容がありませんでしたので、単県でもやるというような意気込みがあるのかどうなのか確認させてください。  また、今年度事業実施後のフォローアップについての予算も確保していかなければいけないと思うのですが、今後どのくらいの期間、県がフォローアップしながら、市町に最終的に自立していただこうと考えているのか、お聞きします。 11 ◯答弁(中山間地域振興課長) 事業の継続に当たりましては、今回は国の交付金を活用するということで提案させていただいておりますけれども、国の交付金があるからということではなくて、県としては必要な施策の一部であると認識しておりますので、事業が続くように努力してまいりたいと思っております。  今回の事業は、市町で自転していくように県が立ち上がりを支援するためのものと思っておりまして、こういった取り組みについては、単年度というよりも、少なくとも3年から5年は続けていく必要があると考えております。この間で、今回のやり方も含め毎年度振り返り、どういう工夫をすれば単独で回っていくかというPDCAもあわせて行いながらサポートしてまいりたいと考えております。 12 ◯要望(森川委員) 先ほど下西委員も言っておられましたが、よい事業だと思いますが、首都圏からソーシャル人材を確保して、4日間だけで課題を解決する道筋を立てるということが果たしてできるのか、本当に中山間地域を活性化できるのかという不安な面も正直言ってあります。成功を祈っておりますけれども、その現場、地域に合ったようなプロジェクトにしていただくよう要望しておきます。 13 ◯質疑(沖井委員) 私からも、ひろしま里山ウェーブ拡大プロジェクトについてお伺いします。この事業は、ワークショップなどを通し、中山間地域内外における担い手の確保などを図るというものでありますが、一過性のものに終わらせず、参加していただく人たち同士や地域との関係を深く、長く保っていく方向性が重要であるように思います。そこで、コミュニケーションづくりが成功に直結するこの事業に取り組むに当たり、ワーク的なものばかりではなく、膝をつき合わせた飲み会などの導入も有効であると思いますが、どのように取り組まれようとされているのか、お伺いします。 14 ◯答弁(中山間地域振興課長) 委員御指摘のとおり、首都圏からの参加者と受け入れ側となります地域とのコミュニケーションのとり方、つながりは、この取り組みの成否を決める胆になる要素であると考えております。こうしたことから、実施に当たりましては、東京での事前のワークショップだけでなく、その後の参加者同士の交流会、あるいは地元での地域インターンの後、体験交流をいたしますけれども、体験活動の後の地元との懇談会など、コミュニケーションの場を積極的に持ちながら、関係者が心を開いて語り合って、人間関係を深めていけるよう工夫してまいりたいと考えております。  また、こうした場の積み重ねによりまして、外部からの参加者がうまく地域に溶け込み、また一方で、地元にありましては、ある程度寛容性を持って外部の人材を受け入れられるようきめ細かくサポートしてまいりたいと考えております。 15 ◯要望(沖井委員) 参加者が首都圏に帰られた後、例えばTAUを活用した交流会などを開催し、参加者同士のつながりを深めていただきたいと思います。  皆さん、経営者の稲盛和夫さんを御存じだろうと思いますけれども、稲盛和夫さんも酒を酌み交わし、心をさらけ出すコンパというものを重視されており、最近「稲盛流コンパ 最強組織をつくる究極の飲み会」というタイトルの本も出ております。事業運営は目新しいものばかりではなく、アナログ的なやり方を取り入れるのもよいのではないかと思いますので、参考までに申し上げておきます。 16 ◯質疑(中原副委員長) 本日は議案審査ですので、都市圏魅力創造事業についてお伺いします。地方創生の取り組みとして、都心活性化プランをつくるということですが、都心活性化という視点で、紙屋町、八丁堀地区を活性化するのに、県の権限でできるものはあるのでしょうか。 17 ◯答弁(都市圏魅力づくり推進課長) 広島市がまちづくりの主体になるということであろうかと考えております。県といたしましては、これまで広島市民球場の移設、あるいは広島駅周辺の市街地再開発事業など、広く経済的な波及効果があるものにつきまして、広島市と連携して県も支援するという形で取り組んでまいったところでございます。こういった中枢拠点性の向上に寄与するものにつきましては、広島市と連携していくことによりまして、さらに一層の効果が得られると考えておりまして、今回の都心活性化プランにつきましても、広島市と連携して取り組んでいくと考えているところでございます。 18 ◯質疑(中原副委員長) 都心活性化、拠点性というと、何か非常にもっともらしく聞こえるのですけれども、何をするかが一番大事だろうと思うのです。例えば、旧広島市民球場跡地に何か拠点性を持たせるようなもの、紙屋町、八丁堀地区に拠点性のある何かを広島市と一緒につくっていこうとされているのでしょうか。 19 ◯答弁(都市圏魅力づくり推進課長) 具体にどういった事業になるのかというのは、今後活性化プランというものを検討していく上で、有識者の方々あるいは経済界の方々の御意見もいただいて、広島市民、あるいは広島市以外にお住まいの方々の御意見も伺いながら取りまとめていくことになるものだと考えております。  県といたしましては、中四国地方の周辺エリアから見ても魅力的なものになるといったような観点で、活性化プランを取りまとめるという考え方のもと、参画してまいりたいと考えております。 20 ◯質疑(中原副委員長) これから考えるというわけですが、広島市が単独でやっても十分結論が出せるのではないでしょうか。広島県が都心の活性化についてかかわって、何か変わることはあるのですか。要するに広島県がかかわることで都心の活性化についてのプランが何か変わるのか、どういう視点で切り込んでいくつもりなのか、お尋ねします。 21 ◯答弁(都市圏魅力づくり推進課長) 紙屋町、八丁堀あるいは広島駅周辺といいますのは、都心の核、活力とにぎわいの創出の核となるものであり、この地区の活性化が本県の持続的な発展に結びついていくものと考えております。先ほど答弁でも申し上げましたことの繰り返しになりますけれども、中四国あるいは他県、周辺のエリアから見て魅力的なものであると感じていただけるような状況を目指して、県としては参画してまいりたいと考えております。 22 ◯質疑(中原副委員長) 具体性が全くないのです。何か聞こえがいいのですけれども、何をやるのかさっぱりわからない。これから少子・高齢化が進んで、人口が減少すると言われている中で、都心の活性化というのは簡単なテーマではありません。県として、理想をどう想像されているのか。一体、今の都心部の問題点が何で、どうすれば理想の都心部に近づくのかという基本的な概念でも結構ですから教えていただけませんか。 23 ◯答弁(都市圏魅力づくり推進課長) 今回都心活性化プランの対象としておりますエリアは、広島駅周辺地区と紙屋町、八丁堀地区の2つのエリアを想定しております。広島駅周辺地区の課題は、市街地再開発事業が進みまして、ハードの整備というものは一定のめどが立ったものと考えておりますが、今後は新たにそちらに入る事業者の方々あるいは住民の方々がそのエリアににぎわいをどうつくっていくのかというソフト対策といったものが必要であると考えております。  また、紙屋町、八丁堀地区につきましては、平和公園に非常に多くの方がお見えになっておられますし、本通りにも大きな人の動き、人が通行しており、一定のにぎわいがあると考えております。中原副委員長御指摘のように、まちづくりは、1年あるいは2年といった短期的にできるというものではなく、中長期的に見てどういったまちづくりをしていくべきなのかというものを今時点で考えていくものであり、今後例えば建物の建てかえ時期がきたときに、それを目指してみんなで一緒に取り組んでいくということだと考えております。こういった観点で、都心活性化プランをつくってまいりたいと考えております。 24 ◯質疑(中原副委員長) みんなで一緒にではなくて、県が何をするのかということをやはり明確にしていかないと、資源も限られている中で、都市の理想も手段もないのに、都心の活性化という言葉を突っ込んでいるだけのように気がしているのです。  最近の都市は、広島市もそうですけれども、多角化とか分散化とかコンパクト化とかということで、安佐南区にも拠点をつくるし、西部地区にも拠点をつくるということで、いろいろなところに核をつくっていこうという発想で進めているのです。都心の活性化を県がテーマにする意味があるのか、何故この都心の活性化にここまでこだわるのか、私にはよくわからない。 25 ◯答弁(都市圏魅力づくり推進課長) 住居の周辺に、生活に必要なサービスが提供される利便性の高い施設があることが必要だと考えております。繰り返しになりますが、紙屋町、八丁堀といった地区は、広島市にお住まいの方ということだけではなくて、本県の発展を牽引するエリアであり、活性化に取り組んでいくべきではないかと考えているところであります。 26 ◯答弁(地域政策局長) 今の都市圏魅力づくり推進課長の答弁に、少しつけ加える形でお答えさせていただきます。広島県が取り組む理由を申し上げますと、中四国地方という範囲で考えたとき、他県に比べた魅力は中山間地域、島嶼部、いろいろありますが、そういうものがあるのに加えて、広島市という中核となり得る都市があることが一つの大きな特色であると思っております。また、都市と地方の近接性という観点では両方味わえるということも特色であると思っております。その都心、都市、大都市が魅力を高めることは、広島市に住む人だけではなくて、それ以外の地域に住む人をふやすことにもつながる、活性化にもつながることになります。  私の意見、個人的な感想を踏まえて申し上げますと、広島市というのは非常に住みやすいところだと思っております。ただ、今住んでいる人が住みやすいというだけではなくて、例えば札幌、仙台、また、その上の5大都市というものがありますが、そういうところと伍するような機能も持ちつつ、魅力を持って、より人を引きつけるところにしていき、単に住むところとしてというだけではなくて、大都市としての魅力をつけて、より高めていく点が大事だろうと思っております。  そういう点でいきますと、広島市としては、どうしても住んでいる人を重視するというところになりがちなところもあるかと思いますので、我々としては、さらにもう1段広い視点を持って都心の活性化、広島の拠点性の向上に取り組むことが必要であると思っております。このプランの作成に当たっては、我々はもう1段ちょっと高いところで、どういうものが必要なのかということを積極的に提案していくという姿勢で臨みたいと思っております。 27 ◯質疑(中原副委員長) また、そういうことをわかりやすく説明していただきたいと思いますが、今回、紙屋町シャレオの経営状況の報告もされておりますので、都心の魅力向上に関係するので、関連してお聞きします。単年度赤字の状態ですが、原因は分析されていらっしゃいますか。 28 ◯答弁(都市圏魅力づくり推進課長) 紙屋町シャレオにつきましては、今般御報告いたしましたように、平成26年度決算ベースで、単年度赤字でございます。原因につきましては、コンビニエンスストアの売り上げは増加しておりますが、主力としております衣服販売に消費税増税による買い控えがあったということや、空き区画が継続的にあったということにより、単年度赤字に陥ったものと分析されていると聞いております。 29 ◯質疑(中原副委員長) 都心の活性化を言いながら、肝心の地下街が赤字になるという事態に行政として取り組まれていないのは、大きな課題だと思います。紙屋町シャレオにつきましては、広島市が、潰れるといけないということで平成18年に再建計画をもとに債務保証して、借金を返しながら経営しております。ことし、再建計画を作成して10年目になります。計画では、単年度黒字になっていないといけないのですが、赤字なのです。なぜこういうことになるのか、問題意識がないのではないかと思うのです。負債残高については、計画どおり返しているのですか。 30 ◯答弁(都市圏魅力づくり推進課長) シャレオにつきましては、長期債務返還を柱とした経営改善計画、また、平成24年度に中期経営計画を策定し、経営改善に取り組んでいるところでございます。特に長期債務の圧縮を主眼として取り組んでございますけれども、長期借入金につきましては、平成26年度決算ベースで、対前年度から6億円減の成果も出ており、長期債務の返済計画は、おおむね計画どおり進んでいるものと考えております。 31 ◯質疑(中原副委員長) この計画は平成70年まで返済し続けるというものですから、ここにもっと力を入れるべきだと私は思うのです。地域政策局長は役員でありますが、役員会はどういう様子なのですか。 32 ◯答弁(地域政策局長) 役員会に出席いたしましたが、取締役は12名中10名の参加でございました。広島ガスの田村社長、マツダの金井会長などそうそうたる方が参加されていました。実際、議案そのものについての議論というのは特にございませんでしたが、例えばこのテナントを埋めるための方策をどうするのかといった質問のほか、私からも大規模修繕を今後どうするのかという内容の質問をさせていただいたところであります。関係者として関心を持ち参加をし、活発な意見交換があったと考えております。 33 ◯質疑(中原副委員長) 他の都市の地下街について調べていただきました。地下街はもうかる仕組みをつくるというのが基本だと思うのです。広島の地下街を何とかするというのが都心活性化の一番のポイントだと思います。紙屋町シャレオを何とかしようということを主眼に据えたプラン、抜本的な経営戦略の見直しが必要ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 34 ◯答弁(地域政策局長) まず、地下街は非常に重要なパーツであるとは思いますが、これが一番のポイントかということについては、議論が必要な点であろうと思っております。ただ、ここにこういう施設がある中で、それを生かしていく、そこに人を誘導する仕組みにどういうものがあるのかということも一つの議論になるのではないかと思っております。  その上で、抜本的な経営見直しが必要ではないかという点で申し上げますと、先ほど赤字になったというお話もありましたとおり、紙屋町シャレオにつきましては、一番の問題となっているのが借金返済で、収入よりも返済の方が早く、キャッシュが回らなくなるといったことがあり、広島市、金融機関の協力も得て、借金の返済のペースを緩めたということがございます。実際にそれに足るだけのキャッシュが生まれていくという点が重要でございまして、具体的に進めていきますと、最終的な損益の、減価償却というのは実際にキャッシュの支出になっておりませんので、毎年3億円以上のキャッシュが生じているところでございます。そういう意味では、おおむね計画どおりの返済ができているということになります。  ただ、大規模修繕という懸念材料がありますので、5年ごとにチェックしながら見ていくということにしております。また、収入減や閑散とした雰囲気から生じる悪循環の要因につながる空き区画の解消も必要だと考えており、先般の取締役会において、誘致担当を増強するということが示されたところであります。当面はこうした取り組みを注視していくことが必要だと思っております。 35 ◯要望(中原副委員長) 最後にしますが、都心活性化については、やはり理念を持って、県がかかわって何が変わるのかということが一つのポイントだと思うので、その視点をしっかり踏まえてプランをつくっていただきたい。紙屋町シャレオについても県としてもしっかり取り組んでいただきたいということを申し上げておきます。 36 ◯要望(砂原委員) 先ほどの中原副委員長の質問に対する答弁を聞いて、ちょっと感じたことを話しておきます。魅力ある拠点づくりをするという話を裏返せば、今余り魅力がないということを改善するためにこれをやろうとしていることだと思うのです。地域政策局長は、広島は住みやすいと言われましたが、どういう人たちにどういうヒアリングをしてそういう答えが返ってきたのか、具体的なものがありません。私が地域の人から話を聞くのは、例えば横川地区から白島地区に行こうと思っても、バス路線がないから、タクシーや歩いてしか行きようがないのです。そうしたときに、車に頼ることになるのですが、それが渋滞を引き起こしてしまって、広島市内が血流の悪い状況になっているのです。大動脈である国道2号がデルタ地帯を横切っていて、たくさんの通過車両が走っています。しかも、都市高速道路には連結もされていないのです。  だから、本当に魅力あるまちづくりというのであれば、広島に来られた方の感想、そして、広島に住んでいる人の感想を聞いた上で、取り組むべきではないかと思うのです。これに広島市が気づいていないのであれば、県が調査等をしてこういう方向性を持ったらどうかとか言えるでしょう。道路の問題では、国や広島市と話をして、都市高速道路の充実や国道2号の高架化をやれば、広島市中心部に入ってくる車の総量を減らすことができるのではないでしょうか。そうなると路面電車の延伸も含めた活性化も図られることになるのではないでしょうか。中原副委員長の質問に対して、自分たちの頭の中で考えるのではなしに、本当に広島に来た人が何を感じたか、広島に住んでいる人が何を感じているのかということを調査してほしいと思います。  紙屋町シャレオについても、地域政策局長は東京におられた方なのでよくわかると思いますが、紙屋町と八丁堀が地下街でつながっていても不思議ではないのに、つながっていません。県が広島市の活性化にかかわるのであれば、もっと深く掘り下げて、全体を俯瞰した態度で臨んでほしいと思います。  例えば、広島県は他県の人からどう見られているのか、何色という印象があるのかという調査すらしていません。都市のCI──コーポレーション・アイデンティティー、誇りをきちんと理解してまちづくりに取り組んでいただきたいと要望しておきます。  (6) 表決    県第54号議案外4件(一括採決) … 原案可決並びに承認 … 全会一致  (7) 当局説明(一般所管に係る報告事項の説明)   1) 経営企画チーム政策監(地方創生担当)が報告事項(1)について、別紙資料1により    説明した。   2) 地方分権推進課長が報告事項(2)について、別紙資料2により説明した。   3) 研究開発課長が報告事項(3)について、別紙資料3により説明した。   4) 国際課長が報告事項(4)について、別紙資料4により説明した。  (8) 一般所管事項に関する質疑・応答 37 ◯質疑(下西委員) きょうから7月1日ということですので、夏の生活スタイル変革についてお伺いしたいと思います。今年2月の安倍首相の施政方針演説におきまして、昼が長い夏は朝早くから働き、夕方からは家族、友人との時間を楽しむという夏のスタイルを変革する新たな国民運動を展開するとの方針が示されております。国においては、7月、8月をワーク・ライフ・バランス推進強化月間と位置づけ、夏の生活スタイル変革を率先して実践していくということで、朝型勤務の取り組みをされているようですが、こうした国の取り組みに対する県の考え方についてお伺いします。 38 ◯答弁(人事課長) ワーク・ライフ・バランスの推進に資するものと考えており、現在、教育委員会、警察本部とも足並みをそろえまして、7月中には実施したいと考えております。 39 ◯要望(下西委員) ワーク・ライフ・バランスにしっかり取り組んでいただければと思います。 40 ◯質疑(森川委員) 自動車税について、ことしの納期内納付率の状況、例年との比較も含めて教えてください。 41 ◯答弁(税務課長) 今年度の納期内納付率ということでございますけれども、住所変更等で納期期限を変更したというものを除きまして、現在集計中でありますが、80.4%という結果になっております。昨年度同期と比べますと0.6ポイント上昇しております。 42 ◯要望・質疑(森川委員) 昨年と比べて若干上がっていますが、景気がいいのでもう少し上がるのかと思っていましたけれども、納付しなければ車検を受けられないと理解しているのですが、80.4%ということですから、残りの約2割の方はどのようにして車検を受けられているのかという思いがします。車検は、新車が3年、それ以降は2年に一度となっていますので、車検前にまとめて払う人がいるものと思います。大切な自主財源ですから、しっかりと納付率が上がるよう引き続き頑張っていただきたいと思います。  CCRCについてお尋ねします。昨日の本会議の一般質問で石津議員が質問されましたが、広島県においては呉市、三原市、神石高原町が受け入れたいという意向があるということであります。呉市は、総合戦略の中に盛り込むということを聞いておりますけれども、こういう市町に対して、県はどのような支援ができるのかについて教えてください。 43 ◯答弁(地域力創造課長) 市町のCCRCに対する支援でございますけれども、国が4月に実施した調査におきまして、推進したいという意向を回答した市町は、呉市と三原市と神石高原町でした。これら市町にその後の取り組み状況を確認しましたところ、現在専門家に話を聞くなど、取り組みに向けて少し研究を進めているというような状況だということで、今の段階で、具体的な取り組みが進むというような状況ではございません。  一方で、国においては日本版CCRCを推進することを明確に出しておりまして、また、来年度から地方創生の財政面も支援する新型交付金につきましても、先駆性のある取り組みを支援するという考え方のもとで、日本版CCRCというのが重点的な支援の対象になるということも考えられます。こういうことを踏まえますと、市町におけるCCRCの取り組みが、今後はもう少し進む可能性があると考えているところでございます。  CCRCにつきましては、昨日の本会議で知事が答弁しましたように、費用負担のあり方なども含めて、解決すべき課題、いろいろな問題点があると考えております。まずは、国が今年度内にCCRCの構想を取りまとめるということでございますので、ここをしっかり注視いたしまして、適宜必要な段階において、市町に対して情報提供してまいりたいと考えております。その上で、今後やりたいという市町が出てくれば、関係部局等と連携しながら、必要な支援について研究してまいりたいと考えております。 44 ◯質疑(森川委員) 知事は、CCRCを地域包括ケアの体制と同じようなものであると受けとめておられるようなことを答弁されたと理解しているのですけれども、CCRCを鳥取、山口、徳島、高知の4県が総合戦略の中に盛り込むという状況で、広島県としてもかかわっていくこととして、総合戦略に盛り込む用意があるのでしょうか。 45 ◯答弁(経営企画チーム政策監(地方創生担当)) 日本版CCRCにつきましては、国において、ことし夏に中間報告を取りまとめ、年末に最終報告を取りまとめ、来年度中に地方公共団体でモデル的に先行実施しようというスケジュール感が示されている状況です。  本県では、現在地域包括ケアという取り組みを進めておりますが、考え方は同じであると私どもは考えております。しかしながら、費用負担の問題など問題点も多数ございますので、国のスケジュールを見ながら、今後研究してまいりたいと考えております。こうしたことを踏まえますと、今年10月に策定する総合戦略の中に盛り込むというのは難しいと思っておりますが、総合戦略は毎年見直すこととしておりますので、状況を見ながら、書き足すということはあると考えております。 46 ◯質疑(森川委員) 今国のスケジュールもあわせて説明をいただいたのですけれども、鳥取、山口、徳島、高知は何で総合戦略の中に盛り込むのか、何かメリットがあるのか、何を考えて入れようとしているのかというような思いがします。こういった情報はキャッチしていないのでしょうか。多分、何かあるから総合戦略の中に盛り込もうとされているのだろうと思うのですが、何か情報があれば教えてください。 47 ◯答弁(経営企画チーム政策監(地方創生担当)) 詳しい情報まではとっておりませんけれども、CCRCを行う意向があるということだと思っております。総合戦略に書き込むということは、もう具体的に事業化するということになるのですが、今の段階において県単位で、県の総合戦略に書き込むということは非常に難しいと考えております。あくまでも意向があるということであって、総合戦略に書くかどうかというのは、また別の話ではないかと思います。 48 ◯要望(森川委員) まち・ひと・しごと創生本部が自治体に対して調査したデータに基づいてお尋ねしたのですが、いずれにしてもこれからということになりますので、周りの状況も見きわめながら、広島県としてもしっかり取り組んでいただくことを要望して終わります。 49 ◯質疑(児玉委員) 県有地信託事業については、これまで県議会でも再三にわたり議論されている問題ですが、契約終了が近づいてきておりますので、幾らか確認してみたいと思います。  昭和61年に地方自治法が改正されて、県有地の取得事業ができるようになったということで、広島クリスタルプラザにおいては、平成元年に信託契約を結んで、平成4年から30年間にわたって収益を上げるという計画でありますが、実際に信託終了時期において借入金の残高がどれくらいになると見込まれているのか、債務の縮減の見通しはあるのか、債務の縮減に向けて現在どのような取り組みをしているのか、お尋ねします。 50 ◯答弁(財産管理課長) 広島クリスタルプラザについては、収益性が低く、単年度収支は厳しい状況にございます。信託期間終了時における借入金残高は、平成24年2月定例会におきまして総務局長が、仮に入居率100%で推移した場合であっても、終了時の平成30年には借入金残高が71億円程度になるという試算結果を答弁しております。当時から状況にほとんど変化はありませんので、71億円程度と見込んでおります。債務の縮減の見通しについては、現時点、テナント確保の強化、維持修繕費や維持管理経費の削減などによる、さらなる経営改善を信託銀行に強く要請しておりまして、債務をできる限り縮減していくことが極めて重要であると考えております。3点目の具体的な取り組みについては、賃貸不動産に対するテナントの仲介を行うなど、平成26年度時点の入居率を4.6ポイント上昇させている状況でございます。また、歳出面におきましては、エレベーターホールの改修であるとか、不急の改修を見直すことなどで経費の節減を図っているところでございます。 51 ◯質疑(児玉委員) さまざまな取り組みをされているのですが、収支の改善がなかなか見込めないということで、最終的には100%入居しても、もともとの借り入れが92億円を30年間で払って、さらに収益を得る計画でしたが、71億円程度がそのまま債務として残ってしまうということです。  広島県においては、福山のエストパルクは順調に進んでいる状況でございますが、他県でも同様に、借入金の問題が議論されております。以前、私が質問したときも、信託銀行が調整していくというような答弁だったと思うのですが、平成23年11月の最高裁判決で、兵庫県が105億円支払うということになっていますし、平成26年には、大阪府が和解により637億円支払ったという実態があります。このままいくと、あと6年先には、広島県にもいろいろなことが起こってくるわけでございまして、ビルを売却して清算するのか、県有資産として活用していくのか、そういった判断を求められてくると思います。県民に対して、これだけのものをどうするのかというのは、しっかり説明していく必要があります。本当をいうと、バブルの時代に土地を売っておけば、こんなことにならなかったとさかのぼればそういうことになるのかもしれませんが、県としてこれをどう処理していこうと考えているのか、現時点で、お答えいただきたいと思います。 52 ◯答弁(財産管理課長) 信託終了時に債務が残った場合、県と信託銀行の土地信託契約で信託銀行が県と協議の上、残債務を処理するということとなっております。現時点では、先ほど申しましたけれども、テナントの確保の強化、あるいは維持管理費の削減などによりまして、債務の縮減に取り組んでいくということが重要であると考えております。 53 ◯意見(児玉委員) 先ほど申しましたように、数年後の問題であると認識しております。県としてどう活用するかということをどう協議していくか、売却という選択もあるかもしれませんが、その辺をしっかりと検討していく必要があると思います。例えばこれを県有財産として取得して、いろいろな県の施設、賃貸で借りている部分をそこに集約していくとか、例えば、現在の上幟町の知事公舎を売り払って、移転させる、ファンドの事務所を移転させるとかということもあるかと思います。県の今余分に使っている経費を縮減していく、さまざまなことも考えられると思いますので、そういった判断をできるだけ早急に計画を立てていく必要もあるのではないかということを申し述べて、質問を終わります。 54 ◯意見・質疑(砂原委員) 昨日の我が会派の城戸議員の質問に関連して井原議員が質問しましたが、当局から議会を軽視したようなともとれる発言があったことについては、非常に遺憾であるということをまず申し述べて、これに基づいて質問させていただきたいと思います。  昨日の城戸議員の質問は何を言いたかったかというと、ひろしま未来チャレンジビジョンの改定と、そのほかの約19の分野別計画との整合性がとりにくいのではないかと指摘しているにもかかわらず、大丈夫です、頑張りますという話のようでした。なぜそういうことを言うかというと、ひろしま未来チャレンジビジョンの骨子になる総合戦略、次期行政経営刷新計画、次期中期財政健全化計画の策定に時期にずれがある。あくまでもビジョンですから、方向性であるとはいうものの、ある程度財政的な、また、人的な裏づけがないと、それが絵に描いた餅になってしまうのではないかと懸念しているからこそ、こういう質問をさせていただいたわけであります。行政経営刷新計画と中期財政健全化計画についてはチャレンジビジョンの改定の後から骨子案を取りまとめるようになっていますが、なぜそうなっているのかをまずお聞きします。 55 ◯答弁(総務局長) まず、チャレンジビジョンは、きのうの知事の答弁でもございましたように、いわゆる全庁的な戦略でございます。個別計画はさまざまな分野があり、それに対して、当然ながら、基本的な方向性については整合をとりながら計画をつくっていかないといけないということです。  一方で、今の行政刷新計画と中期財政健全化計画につきましては、とりわけ財政健全化についてはいわゆる5年間で、財政のガバナンスがなかなかない中で、いわゆる税収とか、あるいは地方交付税がどうなるかとか、あるいは将来のいろいろな負担金がどうなるか、社会保障関係費もふえている、そうしたリスクも全部含めて、この5年間の中の自由な投資水準のあり方を決めるのが、いわゆる中期財政健全化計画ですので、ビジョンにある方向性のそれぞれの取り組みと必ずしもそれぞれの予算がきっちりとつながっているものではありません。したがいまして、全体の運営方針の考え方自体は、必ずしもそれぞれとはつながっていないということでございます。  ただ、いずれにしても、中には社会資本未来プランにつながるような、道路に関する計画、砂防に関する計画との兼ね合いもあるものがありますので、できる限り時期はそろえていったほうがいいと思いますが、個別計画とビジョンの関係と、ビジョンと行政刷新や財政健全化の計画の関係とは異なると考えております。いずれにしてもビジョンを支えるという意味では同列ございますから、できるだけ早い時期にビジョンもお示しした上で議論していきたいと思っております。 56 ◯質疑(砂原委員) 財政健全化については、国の5年間の財政見通しの情報が県にまだ届いていないから、なかなかできないと聞いていますが、それははなからわかっていることです。チャレンジビジョンの改定に当たって、そこに何らかの手を講じることはできなかったのかということも最初に検討しないといけないことではなかったのかということを我々は指摘しているわけです。だから、それがもしこのままできないというのがわかっているのであれば、このチャレンジビジョンについてはもうちょっと後ろにずらしてみたらどうかと思います。ただ、そうした場合に個別の分野別計画に大きく影響が及び、また、議会に対しての意見聴取というようなこともおくれてしまうからという思いがあるのでしょうが、やはりこれは県のこれからの5年間の方向性を出すわけですから、時間がないとはいうものの、手間暇かかっても、きちんと精査していくべきではないかと思うのです。  知事が城戸議員の質問に対して、広島県保健医療計画など、法令等に基づき策定するものもあり、必ずしも全ての計画期間がチャレンジビジョンの計画期間と一致しているわけではございませんと答弁されています。そのとおりで、県の思いとは別に義務的支出はどんどんふえていきます。だからこそ、この財政健全化というものがあって、そこら辺を整合していこうという考えでしているはずですから、もう一回きちんと見直して、チャレンジビジョンと、行政刷新、財政健全化計画、総合戦略の3つ計画との関係ができるだけ近いものになるように、スケジュールを組みかえたり、議会との協議についても工夫してやっていったらどうかということを聞いているのです。そこら辺はどうお考えですか。 57 ◯答弁(経営戦略審議官) チャレンジビジョンはもともと10年間の計画ですが、このたびの改定は5年経過後の今後5年間の大きな方向性を示すものです。また、これは個別計画に対して影響を与えるもので、特に財源あるいは時限があるものについては、大きく影響を与えていきます。ですから、でき得ればといいますか、早目に今後5年間をにらんだときに、その方向性をきっちりと示す必要があると思います。また、議決事件ともなっておりますので、今後の議会の意見を伺いながらにはなりますが、鋭意改定作業を基本方針どおりつくってまいりたいと考えております。 58 ◯質疑(砂原委員) 何か今の話を聞いたら、5年間の計画がわからないから、この骨子がなかなか固まらないのではないかと言っているのに、10年はどうやってつくったわけですか。 59 ◯答弁(経営戦略審議官) 当初、平成22年でございますけれども、湯崎県政の方向性を示すということで、その時点ではおおむね10年のビジョンということにしておりましたけれども、今の時点でさまざまな社会経済情勢が変化してきております。そのもとでビジョンは変更すべきであるということでございます。 60 ◯質疑(砂原委員) 本当に今言ったような形で、きちんと議会とも協議ができ、チャレンジビジョンがすばらしいものになり得るのかということについては、今の答弁では納得できない。やはり行政経営刷新、中期財政健全化、それから人口等を含めた総合戦略とが全部リンクした上で、チャレンジビジョンの改定案をきちんと出していただきたい。何回も重ねて聞きますけれども、このスケジュールを変える意思はないのでしょうか。 61 ◯答弁(経営戦略審議官) 方針どおりのスケジュールで進めてまいりたいと考えております。 62 ◯質疑(砂原委員) 総合戦略を考える上において、やはり一番大事なのは人口問題だろうと僕は個人的に思っています。東議員の質問に対して、知事は30年後に約47万人の人口が減少するという推計のようにならないように考えたいということでしたが、人口規模がどれぐらいになるかで、例えば廃棄物処理計画がその最たるものだが、全ての分野別計画の内容が変わってくると思うのです。広島県は人口を減らさない、あるいは自然減で人口減少していくのはしようがないとするのかという基本的な考え方をある程度きちんと示す必要があると思うのですが、そこら辺はどう考えられているのですか。 63 ◯答弁(経営企画チーム政策監(地方創生担当)) 人口ビジョンについては、今回チャレンジビジョンの改定に続けて整理しようと考えております。最低でも2040年、でき得れば2060年までの姿を県民、市町の方々にお見せすることとして作業しております。砂原委員がおっしゃることもごもっともでございますけれども、一方で、個別の計画というのは、今最長で5年ぐらいのスパンで、そこまで大きい人口増減はないと思いますが、そうした個別計画に反映していくことも必要なことだと思っていますので、それを盛り込んだ格好で個別の分野別の計画が策定されるように努力してまいりたいと考えております。 64 ◯質疑(砂原委員) 人口問題については、対策を打ったからといって5年や10年で変わらないというのはよくわかります。だからこそ、今どういうふうに考えるかという思想の部分について知事が打ち出すべきことだろうと考えているわけです。30年、40年先に推計どおりになるような手を打っていかないといけないのです。そういったものを知事が打ち出して、それに基づいたビジョンができ、そして、いろいろな枠によって縛られてしまう部分をどうやって選択と集中で取り組んでいくかということが大事だろうと思うのですが、そこら辺が伝わってこないのです。こういう協議をしっかりされているのかどうか伺いたい。 65 ◯答弁(経営企画チーム政策監(地方創生担当)) 人口ビジョンについては、一番のボリュームゾーンである大学進学や就職に伴う県外流出の状況、自然増減に大きくかかわる県民が希望する出生数、子供の数を最優先にと考えております。内部での議論は尽くせておりませんが、県民視点に立って将来展望という格好でお見せして、そういう方向に施策に取り組むという議論を今後進めていく考えでございます。 66 ◯質疑(砂原委員) その部分については、県民の希望ではなしに首長の思想だと思うのです。山田節男さんは広島市長になって、100万人都市を目指すと言われました。これを広島市民が望んでいたのかというのはわかりませんが、市長がそういう都市をつくるという思想に基づいていろいろな施策を打っていった。これが首長の思想だと思うのです。だから、そこの部分は県民に委ねるのではなくて、やはり知事及び執行部の皆さんがしっかりと協議して、その方向性を見出していくべきではないかと私は感じておりますが、この辺はいかがお考えですか。 67 ◯答弁(経営企画チーム政策監(地方創生担当)) 県レベルで考えた場合、そういった人口を目標にするビジョンを持つことは、いろいろな要素が絡みますので非常に難しいところがあります。そういった観点で、国も目標にはせずに、将来展望という格好で示されています。ですから、将来展望にするか、目標にするかというのはございますけれども、あくまでも広島県民がどういったことを望んでいらっしゃるのかということをやはり一番に考えるべきではないかと思っておりまして、目標ではなく、将来展望という格好でお示ししたいと考えております。 68 ◯要望(砂原委員) もう平行線だから、あえて言いませんが、とにかく気になるのは、各分野別のプランやチャレンジビジョンがある中で、中期財政健全化計画で縛られて、いろいろなところで葉っぱが落とされて残っていったとして、その残った各プランの全部をつぎ足したら、どこを向いていたのかわからないということにならないようにするために、しっかりと行政サイドと議会が議論しようと言っているわけです。ぎりぎりになって、ぱっと出て、きょう見せて、あした判断してほしいというのではなく、しっかりと協議する時間をとってもらいたいということを要望しておきます。 69 ◯意見(林委員) 私の考え、意見を言わせていただきます。将来のビジョンというのは、将来に対して知事やあるいは皆さん方が考えてこういう方向で行きたいという骨太の方針です。骨太の方針を決めるに当たって、細かいところの人口、財政、社会保障の見通しといっても、先のことだからわからないのが実情です。広島県がこういう方向で行きたいということなのだから、それはそれでいいのではないかと思います。砂原委員は御自身の考え方があろうから、発言されることについて理解しますが、その都度変更するときに、その都度の状況に合わせて変更していくべきであって、将来10年先、広島がどうなっているのかはわからない、突然、火山が噴火する、大きな地震が起きたりするわけだから、そのことを細かく突いていってもと思います。砂原委員は、細かいところ、この先のわからないところを突いて、こういうところにも気をつけなさいと言っているのだろうと理解しますが、骨太の方針、未来ビジョンに対して、細かいところまで、ここはこうなっている、ポリシーがない、方向性がないのではないかと言われてもわからないのではないのでしょうか。未来ビジョンというのは、基本的にはこういう方向で10年はやっていきたいというものだと思います。  もし、城戸議員がその内容に違和感を覚えるのであれば、極端に言えば知事になって策定されればよいという考えもあるでしょうが、それはそれとして議会と執行部との議論は、当然しないといけないし、謙虚に議論を執行部は受けとめて、真摯に議論をやることが必要だと思います。広志会の皆さんが考えていることと違うかもしれませんが、未来ビジョンはこうだというのではなく、議論してつくっていくということだと私は考えております。こういうことを踏まえて、執行部の皆さんは対応してほしいと思います。
    70 ◯意見(砂原委員) 私は、個別具体的なことを言っているわけでなくて、ビジョンが地に足を着けたものであるべきだということを言っているわけでございます。だから、しっかりとした知事のビジョンを出していただければ結構ですし、それは議会の方でしっかりと議論すればいいと思っていますので、基本的な考え方は、林委員と同じで、知事が出してきたものを我々が議論するという考えであります。個別具体的な細かいところをわれわれが、微々細々に修正してほしいと言っているわけではありません。ただ、ビジョンがとんでもない絵に描いた餅にならなければいいと思っているだけで、そこら辺は、執行部の方も自由に思うがままにビジョンを出していただければ結構です。 71 ◯意見(林委員) 言うがまま、思うがままにと言われるが、きちんと事実に基づいたことを皆さん方もやっておられるのだから、思うがままにとはいかないのではないかと思います。国でもまず骨太の方針を策定して議論していくが、細かいところを突っ込んでいったら、議論にならないということです。  (9) 陳情については、別紙「陳情送付表」を配付した。  (10)閉会  午後0時9分 広島県議会...