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  1. 広島県議会 2014-12-05
    平成26年12月定例会(第5日) 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成26年12月定例会(第5日) 本文 2014-12-17 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 32 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(林 正夫君) 選択 2 : ◯議長(林 正夫君) 選択 3 : ◯議長(林 正夫君) 選択 4 : ◯農林水産委員長河井案里君) 選択 5 : ◯議長(林 正夫君) 選択 6 : ◯建設委員長(沖井 純君) 選択 7 : ◯議長(林 正夫君) 選択 8 : ◯文教委員長日下美香君) 選択 9 : ◯議長(林 正夫君) 選択 10 : ◯警察商工労働委員長窪田泰久君) 選択 11 : ◯議長(林 正夫君) 選択 12 : ◯総務委員長桑木良典君) 選択 13 : ◯議長(林 正夫君) 選択 14 : ◯生活福祉保健委員長岩下智伸君) 選択 15 : ◯議長(林 正夫君) 選択 16 : ◯議長(林 正夫君) 選択 17 : ◯議長(林 正夫君) 選択 18 : ◯議長(林 正夫君) 選択 19 : ◯議長(林 正夫君) 選択 20 : ◯議長(林 正夫君) 選択 21 : ◯議長(林 正夫君) 選択 22 : ◯決算特別委員長(蒲原敏博君) 選択 23 : ◯議長(林 正夫君) 選択 24 : ◯議長(林 正夫君) 選択 25 : ◯議長(林 正夫君) 選択 26 : ◯議長(林 正夫君) 選択 27 : ◯議長(林 正夫君) 選択 28 : ◯議長(林 正夫君) 選択 29 : ◯議長(林 正夫君) 選択 30 : ◯議長(林 正夫君) 選択 31 : ◯議長(林 正夫君) 選択 32 : ◯議長(林 正夫君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:         午前十時四十一分開議 ◯議長(林 正夫君) 出席議員五十四名であります。これより会議を開きます。         自第  一 県第 九九号議案         至第四十五 県第一四四号議案          第四十六 請      願 2: ◯議長(林 正夫君) これより日程に入ります。日程第一、県第九九号議案 平成二十六年度広島県一般会計補正予算から日程第四十五、県第一四四号議案 市町立学校職員の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例案までの各案並びに日程第四十六、請願を一括上程議題といたします。         常任委員長報告 3: ◯議長(林 正夫君) ただいま上程の各案並びに請願については、各常任委員会に審査を付託しておりますので、この際、各常任委員長から審査の経過並びに結果について報告を求めます。  それでは、まず農林水産委員会の報告を求めます。農林水産委員長河井案里君。         【農林水産委員長河井案里君登壇】 4: ◯農林水産委員長河井案里君) 皆様、おはようございます。農林水産委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、治山施設緊急点検調査事業については、治山堰堤は県民の安全・安心の確保に直接つながる重要な施設であるため、今後とも定期的に点検を実施し、土砂の堆積状況などの点検結果を公表するとともに、国や関係部局等と連携しながら適切な維持管理や防災体制の確立に努める必要があること。  また、公表により地域住民に不安を与えることがないよう、計画的な施設整備等に取り組む必要があること。  第二に、園芸作物を導入した、もうかる農業の実現については、二〇二〇広島県農林水産業チャレンジプラン・アクションプログラムの目標であるキャベツ十六億円産地の達成に向けて、県内産キャベツの生産拡大に向けた安定的な販路の確保などに引き続き取り組む必要があること。  また、大規模農業団地については、早期に入植者を確保し、栽培に関する技術的課題の解消に努めつつ、他の産地や担い手の経営モデルとなるよう積極的に取り組む必要があること。  第三に、ため池耐震診断結果については、市町と連携して地域住民への説明会を早期に実施するとともに、今後、改修工事の内容や施工時期などの検討に当たっては、市町や池の管理者と協議しながら計画的に取り組む必要があること。  このほか、隣国での口蹄疫や鳥インフルエンザなどの家畜伝染病の発生を踏まえた確実な防疫体制の整備、国が検討しているJA改革に関する動向の注視と早期の情報提供、県民の安全・安心の確保のための災害関連緊急治山事業による早期復旧などについて問いただされたところであります。
     以上、審査の概要を申し述べ、農林水産委員会の報告といたします。(拍手) 5: ◯議長(林 正夫君) 次は、建設委員会の報告を求めます。建設委員長沖井 純君。         【建設委員長沖井 純君登壇】 6: ◯建設委員長(沖井 純君) 建設委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算七件、条例案一件、その他の議決案件二十件の合計二十八件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして、各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、公有水面使用料等については、使用料納付の担保と貴重な一般財源確保の面から、例えば複数年の使用許可をする場合は予納方式を導入するなど、確実に債権回収ができるよう徴収方法について検討する必要があること。  第二に、広島市東部地区連続立体交差事業については、関係自治体との協議に時間を要しているが、現在の見直し検討案以外の方法についても検討すること。  また、関連事業である府中町の土地区画整理事業の進捗に大きく影響しており、待ったなしの状況であることから、諸課題の解決に向け、スピード感を持って協議を進めること。  第三に、広島空港の利用促進に当たっては、空港駐車場の無料化や最寄駅からの無料シャトルバスの運行といった利便性向上に資する実験的な手法の取り組みなどについて検討すること。  また、新たに開設された広島と成田を結ぶLCC路線は、利便性が高く潜在的な利用客が多いことや首都圏からの定住促進にも資する可能性もあることから、より積極的な路線の周知に努め、広島空港の利用率向上に取り組むこと。  このほか、広島水道用水供給事業二期トンネルの円滑な工事実施、県営住宅の建てかえ等のための政策的空き家の縮減に向けた柔軟な取り扱いなどについて問いただされたところであります。  以上、審査の概要を申し述べ、建設委員会の報告といたします。(拍手) 7: ◯議長(林 正夫君) 次は、文教委員会の報告を求めます。文教委員長日下美香君。         【文教委員長日下美香君登壇】 8: ◯文教委員長日下美香君) 文教委員会における付託議案及び請願の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、条例案二件、その他の議決案件二件の合計五件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして、各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、学校の業務改善を進め、教員が子供と向き合う時間を確保するための学校活性化促進事業については、具体的な成果指標の設定や学校ごとの特徴を踏まえた分析を行った上で、これまで取り組んできた事業の廃止を含めた抜本的な業務の見直しを検討するとともに、学校関係者等の協力を得ながら学校の負担軽減を図る必要があること。  第二に、学校の活性化を進めるに当たっては、教職員はもとより、学校自体のモチベーションを高める必要があるため、学校がみずから実施したい教育内容を提案し、創意工夫して学校運営を行うことができるよう、教育委員会が支援する必要があること。  第三に、グローバル化が進む中で、日本人としてのアイデンティティーを持って、世界の人たちと交流していくことが求められており、尾道市などで実施されている立志式のような志の教育を全県に広げていく必要があること。  このほか、修学奨励金等の債権回収に向けての取り組み、民主主義における選挙の意義について理解を深める教育の実施などについて問いただされたところであります。  次に、請願につきましては、お手元に配付されております「請願の審査結果表」のとおり決定いたしました。  以上、審査の概要を申し述べ、文教委員会の報告といたします。(拍手) 9: ◯議長(林 正夫君) 次は、警察・商工労働委員会の報告を求めます。警察・商工労働委員長窪田泰久君。         【警察・商工労働委員長窪田泰久君登壇】 10: ◯警察商工労働委員長窪田泰久君) 警察・商工労働委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、その他の議決案件二件の合計三件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、来年末で計画期間満了となる「なくそう犯罪」ひろしま新アクション・プランにかわる新たなプランの策定に当たっては、社会情勢に応じて変化する犯罪への対応の視点を盛り込むなど、県民の立場に立った内容となるよう検討すること。  第二に、優秀な若手警察官を育成する上で重要な役割を担っている警察学校においては、教養訓練により県民の期待と信頼に応えられる高い倫理観や職業意識を持った人材育成に取り組むこと。  第三に、来年春の尾道松江線の全線開通は、ひろしま観光立県推進基本計画の中で目標に定める総観光客数や宿泊者数をさらに伸ばす貴重な機会であることから、沿線エリアに継続的な集客効果がもたらされるよう取り組むこと。  第四に、障害者や高齢者が安心して旅行を楽しむことができるよう、個々の体の状態に合わせて、観光地の魅力を損なうことなく受け入れ態勢を整えることは、帯同する家族などの誘客にもつながるため、バリアフリー観光を推進する関係団体への支援など、あらゆる手段をもって取り組む必要があること。  このほか、ひろしまイノベーション推進機構による投資先企業の決算状況や上場の予定などについて問いただされたところであります。  以上、審査の概要を申し述べ、警察・商工労働委員会の報告といたします。(拍手) 11: ◯議長(林 正夫君) 次は、総務委員会の報告を求めます。総務委員長桑木良典君。         【総務委員長桑木良典君登壇】 12: ◯総務委員長桑木良典君) 総務委員会における付託議案の審査の結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、条例案四件、その他の議決案件一件の合計六件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本委員会におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、県政運営の基本方針二〇一五に基づく予算の編成に当たっては、重点施策である新たな減災対策を含め、必要な公共事業費を確保するとともに、急激な円安など為替変動への対応や広島から東京へ若者を流出させない取り組みなどについて検討する必要があること。  なお、財政健全化計画に基づく公共事業費の縮減が県内各地域へ与える影響についても留意する必要があること。  第二に、広島県公共施設等マネジメント方策の推進に当たっては、政策的判断で新たに施設を設置する場合、その施設の優位性について県民へ説明できるよう整理する必要があること。  第三に、今回の衆議院議員総選挙を含め投票率の低下傾向に歯どめがかからない現状を踏まえ、高齢者や要介護者などに配慮した投票機会の確保について検討する必要があること。  また、教育委員会と連携して、児童生徒に政治参加の意義等を理解させることにより、若者の投票率向上を図ること。  このほか、ひろしま応援寄付金のさらなる活用方策や鞆地区のまちづくりにおける地元関係者への説明の必要性などについて問いただされたところであります。  以上、審査の概要を申し述べ、総務委員会の報告といたします。(拍手) 13: ◯議長(林 正夫君) 次は、生活福祉保健委員会の報告を求めます。生活福祉保健委員長岩下智伸典君。         【生活福祉保健委員長岩下智伸君登壇】 14: ◯生活福祉保健委員長岩下智伸君) 生活福祉保健委員会における付託議案及び請願の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、条例案六件、その他の議決案件二件の合計十件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、地域医療介護総合確保事業については、市町や二次保健医療圏の課題とニーズを把握した上で、広域的な視点に立って国の交付金の申請に必要な計画を本県の医療・介護の充実に一層効果があるものとし、財源の確保に努める必要があること。  また、この事業を十分に活用しながら広域自治体としての役割とリーダーシップをより一層発揮して、医師の地域偏在や診療科偏在の解消など本県の医療・介護体制の充実に努める必要があること。  第二に、仮称、がん対策推進条例については、条例の目的がわかりやすい内容にするよう検討するとともに、条例制定後は、受動喫煙の防止対策などについて効果的な施策を実施し、その成果が県民に実感できるよう取り組む必要があること。  第三に、認知症対策については、認知症患者を精神科の医療機関に入院させるのではなく、介護施設や在宅で対応できるような体制づくりを行うとともに、年齢や障害の有無に関係なく利用者を受け入れることで共生効果を上げている富山型デイサービスの普及について検討する必要があること。  このほか、危険ドラッグの乱用防止に向けた広報・啓発や規制条例の制定、障害者雇用の促進、仮称、「みんなで減災」県民総ぐるみ運動条例の意義や制定の時期、市町のハザードマップの作成・周知や地域住民等による防災マップの作成への助言などについて問いただされたところであります。  次に、請願の審査につきましては、お手元に配付されております「請願の審査結果表」のとおり決定いたしました。  以上、審査の概要を申し述べ、生活福祉保健委員会の報告といたします。(拍手) 15: ◯議長(林 正夫君) 以上をもちまして、各常任委員長の報告は終わりました。  これより採決に入ります。上程中の各案中、まず県第九九号議案、県第一四三号議案及び県第一四四号議案の三件を一括して採決いたします。右各案は、各常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 16: ◯議長(林 正夫君) 起立多数であります。よって、右各案は、いずれも各常任委員長報告のとおり決しました。  次は、県第一一五号議案及び県第一四一号議案の二件を一括して採決いたします。右各案は、常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 17: ◯議長(林 正夫君) 起立多数であります。よって、右各案は、いずれも常任委員長報告のとおり決しました。  次は、ただいま分離議決いたしました五件を除く議案四十件を一括して採決いたします。右各案は、各常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 18: ◯議長(林 正夫君) 起立総員であります。よって、右各案は、いずれも各常任委員長報告のとおり決しました。  次に、請願を一括して採決いたします。請願第二六の四号から第二六の六号までの三件に対する常任委員長の報告は、いずれも不採択であります。右請願三件は、常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 19: ◯議長(林 正夫君) 起立多数であります。よって、右請願三件は、いずれも常任委員長報告のとおり決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         第四十七 平成二十五年度広島県歳入歳出決算認定の件         第四十八 平成二十五年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分の件 20: ◯議長(林 正夫君) 次は、日程第四十七、平成二十五年度広島県歳入歳出決算認定の件並びに日程第四十八、平成二十五年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分の件を一括上程議題といたします。         決算特別委員長報告 21: ◯議長(林 正夫君) 右各案は、本年九月定例会において決算特別委員会に審査を付託し、閉会中の継続審査といたしておりますので、この際、審査の経過並びに結果について決算特別委員会の報告を求めます。決算特別委員長蒲原敏博君。         【決算特別委員長蒲原敏博君登壇】 22: ◯決算特別委員長(蒲原敏博君) 決算特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会は、去る九月定例会において設置され、平成二十五年度広島県歳入歳出決算認定の件並びに平成二十五年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分の件について審査の付託を受けました。以来、局別審査に加え、知事の出席を得て総括審査を行うなど、九回にわたり委員会を開催してまいりました。その間、当局から詳細な説明を聴取するなど、慎重かつ厳正な審査が行われたところであります。  さて、平成二十五年度予算は、湯崎知事一期目の最終年度として、新たな成長の軌道に向かって進化を促すための重要な予算として編成されたものであります。  中期財政健全化計画に基づく財政健全化とともに、イノベーションを通じて強い経済をつくり、魅力ある雇用環境を創出するため、ダイナミックな事業環境の創出、多様な人材の集積、ファミリー・フレンドリーな魅力創造、社会で活躍する人材の教育という四つの視点から重点施策に取り組み、また、厳しい経済・雇用情勢に的確に対応するため、切れ目のない補正予算を編成し、機動的な事業執行に取り組まれたところであります。  平成二十五年度決算の概要でありますが、一般会計については、歳入決算額九千四百七十一億円余に対し、歳出決算額は九千三百八十七億円余で、歳入歳出差引額は八十三億円余となりました。この額から翌年度への繰越財源を控除した実質収支額は三十六億円余の黒字となり、前年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額も十三億円余と黒字となっております。また、プライマリーバランスは、県債の償還を進めたことなどにより三百二十五億円の黒字となっております。  次に、特別会計は、証紙等特別会計など十一会計で、歳入決算額三千二百二十一億円余に対し、歳出決算額は三千百六十七億円余で、歳入歳出差引額は五十四億円余となり、実質収支額は五十四億円余の黒字となりましたが、前年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額は四億円余の赤字となっております。  次に、企業会計でありますが、病院事業では三億円余の純利益が生じております。四年連続の純利益の計上となり、未処理欠損金は二百七十二億円余となっております。  工業用水道事業では、当年度は純利益が四千五百万円余となり、十八億円余の未処分利益剰余金を計上しております。  土地造成事業では、当年度は十一億円余の純損失となり、二百六億円余の未処理欠損金を計上しております。  水道用水供給事業では、当年度は純利益が十五億円余となり、三十二億円余の未処分利益剰余金を計上しております。  本委員会としては、予算執行の適否や行政効果等について、今後の県政に反映できるよう審査を行いました。その結果、各会計いずれも、その執行はおおむね所期の目的を達成しているものと認められ、平成二十五年度広島県歳入歳出決算認定の件並びに平成二十五年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分の件については、全会一致で、いずれも認定並びに原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程において各委員から指摘された事項のうち、その主なものを申し上げ、これに対する当局の適切かつ積極的な対応を強く要請するものであります。  第一に、公共事業について財政健全化計画等に基づき公共事業の削減が続けられたことを背景に、建設業者が雇用や設備投資などを抑制してきた面があることから、次期計画の策定に当たっては、公共事業費の削減を中止し、一定の公共事業量を確保していく方針を示すとともに、地域の安全・安心を支えている建設業者を引き続き存続させ、育成していくための入札制度の見直しや工事発注の平準化などを検討していく必要があること。  第二に、公共交通機関であるバスの利便性を高めることは、中山間地域の振興に寄与し、飲酒運転の防止や交通渋滞の緩和などの相乗効果が期待できることから、利用者の声も聞きながら、県内移動の活発化という本来の目的に沿った成果指標を掲げて取り組むとともに、利用しやすいバス停となるように改善されたいこと。  第三に、浄化槽の適正な維持管理を促進するため、法定検査対象施設を掌握する仕組みを再構築するとともに、効率的な検査体制を構築するため、現在二つある指定検査機関の統合などを検討する必要があること。  第四に、合計特殊出生率の向上を図るためには、未来を悲観的に描くことなく、明るく前向きなメッセージを込めた施策形成に努める必要があること。
     また、仕事と子育ての両立支援に当たっては、待機児童の保護者の就労状況を把握し、多様なニーズに応じた幼児教育・保育体制の整備を図るとともに、女性の就業継続を支援する必要があること。  第五に、水産業のさらなる振興を図るため、放流魚種の回遊性などを考慮しつつ、瀬戸内各県とも協調して水産資源の確保に取り組むとともに、漁協など関係機関と連携し、新規就業者の受け入れ態勢の整備や担い手の育成に努める必要があること。  また、広島かきの生産増と消費拡大を図るとともに、種苗の確保に取り組まれたいこと。  第六に、農林漁業者の所得向上や地域の雇用創出を図るため、六次産業化を目指す農林漁業者のニーズの把握に努めつつ、相談会や異業種間交流会を促進するなど、広報や研修の充実とあわせ、六次産業化計画の増加に向けたさらなる支援に取り組まれたいこと。  第七に、土砂災害警戒区域等については、指定完了時期を定めた上で、必要な予算や人員を確保し、迅速かつ計画的に実施するとともに、基礎調査結果等を確実に周知し、地域住民の避難行動につながるよう努めること。  あわせて、特別警戒区域内にある県営住宅のあり方について検討されたいこと。  また、防災・減災対策については、ことし八月の被災地域を含め、砂防・治山堰堤の整備を計画的に実施する必要があること。  さらに、防災リーダーの育成支援や高齢化が進む自主防災組織の活動への支援に取り組むとともに、災害時避難行動要支援者が利用する施設の土砂災害の危険性を把握し、きめ細かな支援に努める必要があること。  第八に、土地造成事業等については、過去の事業の進め方を総括し、負債を早期に整理した上で、雇用の増大や地域経済の活性化に寄与するため、企業ニーズも踏まえた造成を引き続き進めるとともに、商工労働局と連携して企業誘致に積極的に取り組む必要があること。  第九に、県立学校海外交流推進事業については、家庭の経済状況にかかわらず生徒が留学できるよう支援を広げるとともに、グローバル人材を輩出し続けるため、海外校との姉妹校提携と学生間の交流等について新たな指針を示す必要があること。  なお、海外交流拡大の前提として、教員や生徒が我が国や郷土の歴史に理解を深めるよう取り組まれたいこと。  第十に、トップアスリート育成強化事業については、全国大会優勝数が目標に達していない原因を詳細に分析するとともに、指導者派遣の仕組みづくりや、市町と連携した指導者育成に加え、プロスポーツ等に恵まれた本県の環境を生かしたジュニア選手の育成に取り組む必要があること。  第十一に、警察署や交番・駐在所は、地域団体と住民との連携を図り、地域の安全・安心を確保する拠点であるとともに、災害時には県民の生命、財産を守る活動拠点になるため、耐震化や老朽化対策を計画的に行う必要があること。  また、土砂災害警戒区域内等にある施設については、安全な地域への建てかえなどについても検討されたいこと。  第十二に、本県の観光振興については、広島県観光連盟との連携強化による地域資源の活用や、地域の特色を生かした魅力ある観光地づくり、おもてなしの充実などの受け入れ態勢を整備することにより、国内外からの誘客につなげる必要があること。  また、各県や関係機関と連携して瀬戸内海の世界遺産化に取り組むことにより、瀬戸内ブランドの価値向上に努められたいこと。  このほか、臨時財政対策債を含めた県債の発行抑制と県税収入の増加に資する施策の推進、ユニタール広島事務所が果たしてきた役割の評価と今後の期待、市町振興基金の今後のあり方と活用方針、人口減少問題への対応、平成二十四年度の反省を踏まえた監査の実施、ひろしま平和発信コンサートの今後の方向性、東部こども家庭センターの施設の充実及び人員体制の強化、初期臨床研修医の確保と産科医・小児科医の確保に向けた医学生への働きかけ、感染症対策の強化に向けた体制の充実、ひろしまの森づくり事業の活用と県産材の利用拡大、畜産振興に向けた担い手の育成と広島牛ブランドのあり方、建設業に携わる若手技能労働者の育成、県主導のエアポートセールスの積極的な推進、民間委託している水道事業の公共における技術力の維持、生徒指導集中対策プロジェクトの成果の全県への波及、指定校の見直しやことばの教育の取り組みなどによる学力向上対策、教員の勤務実態を踏まえた給与や勤務の振りかえのあり方、中山間地域の高等学校の活性化支援、特殊詐欺を許さない継続的な対策の推進、高齢者の交通事故減少に向けた運転免許証自主返納と反射材活用の促進、ひろしまイノベーション推進機構におけるファンド事業のあり方及び投資先企業と地域企業との関係、県内企業の海外展開への積極的な支援と企業誘致のあり方などが議論されたところであります。  これらのほか、本委員会において指摘された事項については、当局においては真摯に受けとめられ、来年度の予算や事業の執行に当たっては十分留意されるよう要請し、決算特別委員会の報告といたします。 23: ◯議長(林 正夫君) 委員長の報告は終わりました。  直ちに一括して採決いたします。右各案は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 24: ◯議長(林 正夫君) 起立多数であります。よって、右各案は、いずれも委員長報告のとおり決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         意見書案(地方税財政の充実強化を求める意見書外三件) 25: ◯議長(林 正夫君) この場合、意見書案の提出がありますので、書記をして朗読いたさせます。         【書 記 朗 読】  発議第十四号        発   議   書  地方税財政の充実強化を求める意見書   右別紙意見書の通り発議する。    平成二十六年十二月十七日                              県議会議員  松   岡   宏   道                                              外十一人  県議会議長 林   正 夫 殿              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  発議第十五号        発   議   書  手話に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための法整備を求める意見書   右別紙意見書の通り発議する。    平成二十六年十二月十七日                              県議会議員  松   岡   宏   道                                              外十一人  県議会議長 林   正 夫 殿              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  発議第十六号        発   議   書  「女性が輝く社会」の実現を求める意見書   右別紙意見書の通り発議する。    平成二十六年十二月十七日                              県議会議員  松   岡   宏   道                                              外十一人  県議会議長 林   正 夫 殿              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  発議第十七号        発   議   書  地域の中小企業振興策を求める意見書   右別紙意見書の通り発議する。    平成二十六年十二月十七日                              県議会議員  松   岡   宏   道                                              外十一人  県議会議長 林   正 夫 殿 26: ◯議長(林 正夫君) 別紙はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。  お諮りいたします。ただいま朗読の意見書案四件を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 27: ◯議長(林 正夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。  それでは、発議第十四号 地方税財政の充実強化を求める意見書から発議第十七号 地域の中小企業振興策を求める意見書までの四件を一括上程議題といたします。  お諮りいたします。この際、提案理由の説明は省略するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 28: ◯議長(林 正夫君) 御異議なしと認めます。質疑の通告はありません。  お諮りいたします。右意見書案四件は、この際、委員会への審査の付託を省略するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 29: ◯議長(林 正夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。  これより採決に入ります。  それでは、まず発議第十四号 地方税財政の充実強化を求める意見書を採決いたします。本意見書案は、原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 30: ◯議長(林 正夫君) 起立多数であります。よって、右意見書案は、原案のとおり可決いたしました。  次は、ただいま分離議決いたしました意見書案を除く、手話に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための法整備を求める意見書など三件を一括して採決いたします。右意見書案三件は、原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 31: ◯議長(林 正夫君) 起立総員であります。よって、右各案は、いずれも原案のとおり可決いたしました。         【議長林 正夫君起立】 32: ◯議長(林 正夫君) 以上をもちまして、今次定例会に提出されました議案は、ここに全て議了いたしました。  各位におかれましては、会期を通じ、格段の御精励を賜り、各案いずれも適切な結論を得られましたことは、県民福祉の向上と県勢伸展のため、まことに御同慶にたえません。  さて、国においては、このたびの衆議院総選挙の結果を受け、新しい内閣が発足することとなります。政府は、個人消費を喚起し、景気を下支えするための経済対策を今月末までに取りまとめ、その裏づけとなる平成二十六年度補正予算案が年明けに閣議決定される見込みであります。  新内閣には、引き続き、景気対策を初め、地方創生などの重要課題に積極的に取り組まれることを期待するとともに、県当局におかれましても、国の動きに呼応し、地域経済の活性化と雇用の維持・創出に全力を挙げて取り組まれるよう切望いたすところであります。  本年も残すところわずかとなりました。各位におかれましては、何とぞ一層御自愛の上、新たな年の御活躍を心から祈念いたす次第であります。  これをもちまして十二月定例会を閉会いたします。         午前十一時二十四分閉会 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...