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  1. 広島県議会 2013-12-05
    平成25年12月定例会(第5日) 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成25年12月定例会(第5日) 本文 2013-12-17 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 32 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(林 正夫君) 選択 2 : ◯議長(林 正夫君) 選択 3 : ◯議長(林 正夫君) 選択 4 : ◯文教委員長森川家忠君選択 5 : ◯議長(林 正夫君) 選択 6 : ◯警察商工労働委員長(内田 務君) 選択 7 : ◯議長(林 正夫君) 選択 8 : ◯総務委員長高木昭夫君) 選択 9 : ◯議長(林 正夫君) 選択 10 : ◯生活福祉保健委員長(金口 巖君) 選択 11 : ◯議長(林 正夫君) 選択 12 : ◯農林水産委員長田川寿一君) 選択 13 : ◯議長(林 正夫君) 選択 14 : ◯建設委員長安井裕典君) 選択 15 : ◯議長(林 正夫君) 選択 16 : ◯議長(林 正夫君) 選択 17 : ◯議長(林 正夫君) 選択 18 : ◯議長(林 正夫君) 選択 19 : ◯議長(林 正夫君) 選択 20 : ◯議長(林 正夫君) 選択 21 : ◯議長(林 正夫君) 選択 22 : ◯議長(林 正夫君) 選択 23 : ◯決算特別委員長(中本隆志君) 選択 24 : ◯議長(林 正夫君) 選択 25 : ◯議長(林 正夫君) 選択 26 : ◯議長(林 正夫君) 選択 27 : ◯議長(林 正夫君) 選択 28 : ◯議長(林 正夫君) 選択 29 : ◯議長(林 正夫君) 選択 30 : ◯議長(林 正夫君) 選択 31 : ◯議長(林 正夫君) 選択 32 : ◯議長(林 正夫君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:         午前十時三十分開議 ◯議長(林 正夫君) 出席議員六十六名であります。これより会議を開きます。         自第  一 県第一〇四号議案         至第三十六 県第一四〇号議案          第三十七 請      願 2: ◯議長(林 正夫君) これより日程に入ります。日程第一、県第一〇四号議案 平成二十五年度広島県一般会計補正予算から日程第三十六、県第一四〇号議案 市町立学校職員の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例案までの各案並びに日程第三十七、請願を一括上程議題といたします。 常任委員長報告 3: ◯議長(林 正夫君) ただいま上程の各案並びに請願については、各常任委員会に審査を付託しておりますので、この際、各常任委員長から審査の経過並びに結果について報告を求めます。  それでは、まず文教委員会の報告を求めます。文教委員長森川家忠君。         【文教委員長森川家忠君登壇】 4: ◯文教委員長森川家忠君) 皆さん、おはようございます。文教委員会における付託議案及び請願の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、条例案一件、その他の議決案件二件の合計四件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、公立高校授業料無償制の見直しに当たっては、所得証明書等の個人情報を扱うことから、漏えいの防止などの適切な取り扱いの徹底を図ること。  また、生徒・保護者に対して、制度の見直しに係る周知徹底と事務手続における負担の軽減を図るよう努める必要があること。  第二に、高等学校の定時制・通信制課程については、働きながら学ぶ生徒だけでなく、中途退学や不登校の経験者など、多様な生徒が在学していることから、修学奨励金の制度も活用しながら、卒業までのきめ細かい指導を継続して行う必要があること。  第三に、国において検討がなされている道府県から政令指定都市への県費負担教職員の給与負担の事務移譲については、これが実施された場合の本県における影響等について詳細に説明する必要があること。  このほか、学校の業務改善に係るアンケート結果等の公表の考え方、外部機関等による評価・分析も踏まえた業務改善の検討、教育委員会主導による幼児教育の底上げ、県立高校や県立大学における給付型奨学金制度の創設などについて問いただされたところであります。  次に、請願の審査につきましては、お手元に配付されております「請願の審査結果表」のとおり決定いたしました。
     以上、審査の概要を申し述べ、文教委員会の報告といたします。(拍手) 5: ◯議長(林 正夫君) 次は、警察・商工労働委員会の報告を求めます。警察・商工労働委員長内田 務君。         【警察・商工労働委員長内田 務君登壇】 6: ◯警察商工労働委員長(内田 務君) 皆さん、おはようございます。警察・商工労働委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、その他の議決案件二件の合計三件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、雇用対策については、地域経済を支える基盤であることをかんがみ、これまでの基金事業での成果などを踏まえながら、今後、国において実施される支援策の効果的な活用により雇用環境の一層の改善に取り組むとともに、中途退職者などを対象に、キャリア形成に主眼を置いた県独自の支援を行うこと。  第二に、子供や女性を対象にした性犯罪・声かけ事案等については、安全・安心なまちづくりのため、引き続き、未然防止に向けた取り組みを行うとともに、被害者の受けた心の傷や不安感に配慮した支援に積極的に取り組むこと。  第三に、県内で過去最悪の被害状況を記録した高齢者を対象にした特殊詐欺については、組織の実態を把握して検挙につなげるとともに、具体的な犯行の手口や対応策を積極的に周知するなど、被害に遭わないための対策を進めること。  第四に、企業誘致については、雇用と税収を確保し、県内経済の活性化に寄与する施策であるため、全国的にも地域間での競争が行われている現状を踏まえ、県営産業団地の分譲価格を来年度から引き下げることに加え、今後一層の取り組みが必要であること。  このほか、国家戦略特区の提案に向けたこれまでの検討状況、仕事と介護の両立に向けた実態把握などについて問いただされたところであります。  以上、審査の概要を申し述べ、警察・商工労働委員会の報告といたします。(拍手) 7: ◯議長(林 正夫君) 次は、総務委員会の報告を求めます。総務委員長高木昭夫君。         【総務委員長高木昭夫君登壇】 8: ◯総務委員長高木昭夫君) 総務委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、条例案三件、その他の議決案件三件の合計七件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、消費税率の段階的な引き上げに伴い、指定管理施設の利用料金に係る条例改正が予定されていることから、その上限額の設定に当たっては、県民への混乱を招くことがないよう配慮する必要があること。  また、指定管理者が雇用する労働者の実態については、県は施設管理者としてしっかりと把握し、賃金などに課題があると認められた際は、改善策について適切に指導する必要があること。  第二に、仮称、高精度放射線治療センターの建設など、県の重要施策に関する事業の説明に際しては、個別の内容だけでなく、事業の全体像がわかる資料を議会に提出する必要があること。  第三に、中山間地域振興計画など県の基本的な計画を策定する際は、交通政策基本法の理念を踏まえて、広島県の実情に応じた施策を盛り込む必要があること。  このほか、広島市への県費負担教職員の給与負担の事務移譲に伴う考え方について問いただされたところであります。  以上、審査の概要を申し述べ、総務委員会の報告といたします。(拍手) 9: ◯議長(林 正夫君) 次は、生活福祉保健委員会の報告を求めます。生活福祉保健委員長金口 巖君。         【生活福祉保健委員長金口 巖君登壇】 10: ◯生活福祉保健委員長(金口 巖君) 皆さん、おはようございます。生活福祉保健委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、条例案三件、その他の議決案件六件の合計十一件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、仮称、高精度放射線治療センターの整備に当たっては、がん対策日本一の実現に向けて、広島都市圏のみならず、県内全域のがん医療水準の向上に資する取り組みについて検討するとともに、人材面や治療装置の面において他の医療機関ではできない高度な機能を維持していくという基本的な考え方を持ち続ける必要があること。  また、施設の整備・運営に係る協議を初め、開設に向けた今後の検討・調整に当たっては、議会や県民への情報提供を適時適切に行い、理解を得ながら進めるとともに、運営の透明性や設置者である県の財政規律を確保する必要があること。  第二に、母子寡婦福祉資金の貸し付けに当たっては、申請者の状況に配慮した対応を行うとともに、経済的な自立を促すためのきめ細かい支援に努める必要があること。  第三に、県出資法人を公の施設の指定管理者とする際の審査に当たっては、当該法人の財産状況についても評価項目とする必要があること。  以上、審査の概要を申し述べ、生活福祉保健委員会の報告といたします。(拍手) 11: ◯議長(林 正夫君) 次は、農林水産委員会の報告を求めます。農林水産委員長田川寿一君。         【農林水産委員長田川寿一君登壇】 12: ◯農林水産委員長田川寿一君) 農林水産委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、その他の議決案件一件の合計三件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、建設工事請負契約の解除に伴う前払金の返還に係る債権放棄については、本来県に帰属すべき財産が消滅することとなり、県民にとって不利益になることから、適切な工事発注に努める必要があること。  第二に、国の農業政策の見直しについては、県内農業に対する影響を踏まえ、国の動向を注視するとともに、二〇二〇広島県農林水産業チャレンジプランの見直しや本県の実情に応じた支援などに適切に取り組む必要があること。  さらに、本県における中山間地域の農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を図る観点から、部局横断的な体制を構築し、包括的に取り組む必要があること。  第三に、経営所得安定対策の見直しに伴う主食米から飼料用米等への転換に当たっては、需要拡大を図る観点から、飼料用米を活用した畜産物のブランド化や耕畜連携の強化に取り組む必要があること。  このほか、経営の規模拡大による畜産経営体制の強化、持続可能な林業の推進のための安定した苗木生産、品質管理マニュアルを活用したカキ生産者に対する衛生管理意識の徹底、ひろしまの森づくり事業の取り組み強化などについて問いただされたところであります。  以上、審査の概要を申し述べ、農林水産委員会の報告といたします。(拍手) 13: ◯議長(林 正夫君) 次は、建設委員会の報告を求めます。建設委員長安井裕典君。         【建設委員長安井裕典君登壇】 14: ◯建設委員長安井裕典君) 建設委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算七件、その他の議決案件十一件の合計十八件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し述べますと  第一に、港湾施設や県営住宅など公の施設への指定管理者制度の導入については、民間ノウハウの活用などによるサービスの向上や施設管理経費の削減という効果がある一方、効率化だけを追求して施設管理経費を縮減することとなれば、非正規雇用社員の増加につながるおそれがあることから、指定管理者制度の実施に際しては、適切な管理委託料となるよう留意すべきであること。  第二に、公共土木施設に係る単独公共事業の維持修繕費予算については、現在、適切な維持修繕が実施できるだけの予算が確保されていないため、多くの課題を抱える状況であり、特に橋梁やトンネルなどの維持修繕は、県民の生命の安全に直結することから、来年度の維持修繕費予算については、前年度同額で満足することなく、現状の課題を踏まえ、必要にして十分な予算確保に努めること。  第三に、広島市東部地区連続立体交差事業については、県、広島市及び関係のある町の合意に基づいて関連する事業を進めている中、事業主体である県と広島市が一方的に見直しの方向性を決定すると、関係のある町などの理解は得がたく、ひいては県行政への信頼も損なうおそれがあることから、今後は、見直し案が現計画での事業目的をどの程度達成できるかなどについて明確に説明し、十分な理解を得てから変更を行うこと。  このほか、広島高速五号線事業の採算性、県の発注工事で多発している不調・不落への対策、福山地域における新たな産業団地の造成、公共インフラ施設の老朽化対策における新技術の活用によるコスト削減などについて問いただされたところであります。  以上、審査の概要を申し述べ、建設委員会の報告といたします。(拍手) 15: ◯議長(林 正夫君) 以上をもちまして、各常任委員長の報告は終わりました。  これより採決に入ります。この場合、ただいま上程中の公の施設の指定管理者の指定に係る議案中、県第一二二号議案、県第一二五号議案、県第一二八号議案及び県第一三五号議案の四件は、これを分離して先に一括して採決いたします。右各案は、常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 16: ◯議長(林 正夫君) 起立総員であります。よって、右各案は、いずれも常任委員長報告のとおり決しました。  次は、県第一〇四号議案から県第一一二号議案、県第一三九号議案及び県第一四〇号議案の十一件を一括して採決いたします。右各案は、各常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 17: ◯議長(林 正夫君) 起立多数であります。よって、右各案は、いずれも各常任委員長報告のとおり決しました。  次は、県第一一三号議案及び県第一三七号議案の二件を一括して採決いたします。右各案は、常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 18: ◯議長(林 正夫君) 起立多数であります。よって、右各案は、いずれも常任委員長報告のとおり決しました。  次は、ただいま分離議決いたしました十七件を除く議案十九件を一括して採決いたします。右各案は、各常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 19: ◯議長(林 正夫君) 起立総員であります。よって、右各案は、いずれも各常任委員長報告のとおり決しました。  次に、請願を一括して採決いたします。請願第二五の四号及び第二五の五号に対する常任委員長の報告は、いずれも不採択であります。右請願二件は、常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 20: ◯議長(林 正夫君) 起立多数であります。  よって、右請願二件は、いずれも常任委員長報告のとおり決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         第三十八 平成二十四年度広島県歳入歳出決算認定の件         第三十九 平成二十四年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分の件 21: ◯議長(林 正夫君) 次は、日程第三十八、平成二十四年度広島県歳入歳出決算認定の件並びに日程第三十九、平成二十四年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分の件を一括上程議題といたします。 決算特別委員長報告 22: ◯議長(林 正夫君) 右各案は、本年九月定例会において決算特別委員会に審査を付託し、閉会中の継続審査といたしておりますので、この際、審査の経過並びに結果について決算特別委員会の報告を求めます。決算特別委員長中本隆志君。         【決算特別委員長中本隆志君登壇】 23: ◯決算特別委員長(中本隆志君) おはようございます。決算特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会は、去る九月定例会において設置され、平成二十四年度広島県歳入歳出決算認定の件並びに平成二十四年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分の件について審査の付託を受けました。以来、局別審査に加え、知事の出席を得て総括審査を行うなど、九回にわたり委員会を開催してまいりました。その間、当局から詳細な説明を聴取するなど、慎重かつ厳正な審査が行われたところであります。  さて、平成二十四年度予算は、湯崎知事就任三年目の年として、仕込みと基盤づくり、実行を経て、未来に向かって加速するための重要な予算として編成されたものであります。  中期財政健全化計画に基づく財政健全化の取り組みとともに、ひろしま未来チャレンジビジョンの実現に向け、人づくりと新たな経済成長を重点分野として位置づけ、集中的に施策を展開するとともに、厳しい経済情勢を踏まえて、切れ目のない補正予算を編成し、緊急経済・雇用対策等、機動的な事業執行に取り組まれたところであります。  平成二十四年度決算の概要でありますが、一般会計については、歳入決算額九千二百六十一億円余に対し、歳出決算額は九千百八十億円余で、歳入歳出差引額は八十一億円余となり、実質収支額は二十三億円余の黒字となりましたが、前年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額は九千百万円余の赤字となっております。また、プライマリーバランスは、県債の償還を進めたことにより、三百八十億円の黒字となっております。  次に、特別会計は、証紙等特別会計など十一会計で、歳入決算額二千八百六十三億円余に対し、歳出決算額は二千七百九十九億円余で、歳入歳出差引額は六十三億円余となり、実質収支額は五十八億円余の黒字となり、前年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額は十五億円余の黒字となっております。  次に、企業会計でありますが、病院事業では、県立広島病院の患者一人当たりの収益の増加などにより三億円余の純利益が生じております。三年連続の純利益の計上となり、未処理欠損金は二百七十五億円余となっております。  工業用水道事業では、当年度は純利益が三億円余となり、二十億円余の未処分利益剰余金を計上しております。  土地造成事業では、分譲価格が土地売却原価を下回ったことなどにより、当年度は七億円余の純損失となり、百九十四億円余の未処理欠損金を計上しております。  水道用水供給事業では、当年度は純利益が二十一億円余となり、三十七億円余の未処分利益剰余金を計上しております。  本委員会としては、予算執行の適否や行政効果等について、今後の県政に反映できるよう審査を行いました。その結果、各会計いずれも、その執行はおおむね所期の目的を達成しているものと認められ、平成二十四年度広島県歳入歳出決算認定の件並びに平成二十四年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分の件については、全会一致で、いずれも認定並びに原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程において各委員から指摘された事項のうち、その主なものを申し上げ、これに対する当局の適切かつ積極的な対応を強く要請するものであります。  第一に、ふるさと納税の制度は、県や市町にとって貴重な財源を確保するだけでなく、UターンやIターンを促進する効果も期待される有用な制度であるため、郷土広島に対する関心を高めるよう、活用目的や納税効果などを明確にした上で、ふるさと納税を幅広く全国に向けて呼びかける必要があること。  第二に、親元で暮らせない義務教育課程修了後の子供は、責任を持って接する大人が周囲にいない状況になり、社会人として自立していくことが困難な環境にあることから、受け入れ施設の確保や自立支援に積極的に取り組む必要があること。  第三に、介護サービス提供体制の充実については、介護報酬の改定が介護職員の給与面での処遇改善につながるよう国に強く働きかけることなど、介護職員の確保・定着に向けた取り組みを強化するとともに、高齢者の単身及び夫婦世帯の増加や家族の負担などを考慮して、特別養護老人ホーム等の施設整備を推進していく必要があること。  第四に、ひろしまの森づくり事業の推進に当たっては、地域住民等による自主的な森林保全活動が県内全域に拡大し、継続的な取り組みに発展するように、新たに創設した地域資源保全活用事業による支援に重点的に取り組む必要があること。  第五に、広島かきのブランド力向上に当たっては、生産者及び流通・加工業者の意見も踏まえながら、生鮮カキの採取海域並びに加工カキの原産地の適正表示について、指導・監督を徹底することにより品質向上を図るとともに、消費者ニーズを的確に把握しながら市場拡大に取り組む必要があること。
     第六に、維持修繕が必要とされる公共土木施設が増加してきている中で、厳しい財政状況を理由に対応を先送りすればするほど時間も予算も必要となることから、公共事業費を削減することなく、必要な事業費の確保に努める必要があること。  また、中山間地域の建設事業者は、地域の安心・安全なまちづくりに大きく寄与しており、引き続き、健全な経営状態を維持しながら地域における役割を果たしていくためにも、地域の公共工事は地元業者が受注できる入札・契約制度の仕組みづくりが必要であること。  第七に、広島空港県営駐車場の料金は、都市部の民間駐車場料金が下落傾向にある中、割高感があること、また、競合するJR新幹線の東京便のパーク・アンド・ライドのサービスもあることなどから、空港利用者の利便性の向上を図るため、利用料金の値下げについて検討する必要があること。  第八に、土地造成事業会計は、地方公営企業会計基準の見直しにより評価損が見込まれ、企業債の償還財源の確保に向けた検討が必要になるため、適切な会計処理を行うとともに、こうした状況を県民に説明する必要があること。  また、土地造成事業は雇用の創出等県内産業の振興や地域の活性化に大きな役割を果たしてきたことから、戦略を持って未分譲地の早期分譲や有効活用に取り組む必要があること。  第九に、学校の部活動の多くは、当該部活動の指導経験がない教職員が顧問となっていることから、部活動指導の適正化を図るとともに、教職員が本来の職務である専門教科等の教育に専念できるよう、専門的指導力のある外部講師の活用の拡大を図る必要があること。  第十に、県内経済の活性化に当たっては、為替動向や消費税増税など急速に変化する経営環境の中で、経営基盤の弱い中小・小規模企業への支援機能の充実強化や、多様な産業や社会基盤を支えるIT関連分野への支援に取り組むこと。  また、ひろしま観光立県推進基本計画に基づく観光施策の推進により、総観光客数や宿泊者数、観光消費額の増加や県内周遊の促進に向け、広島県観光連盟との連携強化を図りながら事業展開していく必要があること。  第十一に、生徒指導集中対策プロジェクト・チームとスクールサポーターとの連携による生徒指導対策については、指定校において効果も出てきていることから、今後も継続するとともに、指定校以外の学校へもスクールサポーターを派遣するよう拡充する必要があること。  また、関係機関やボランティアが連携して少年の立ち直り支援を行う少年サポートセンターの継続的な運営が行われるよう支援内容の充実を図る必要があること。  第十二に、日本一安全・安心な広島県の実現に向けて、「減らそう犯罪」県民総ぐるみ運動を、地域社会におけるつながりの再生を目指した活動として拡充するとともに、子供が犯罪を起こさないようにするための教育について、子供の心に響くよう取り組む必要があること。  このほか、不用額に対する認識とその有効活用、県立総合技術研究所の位置づけと今後のあり方、合併後の市町に対する積極的な支援、中山間地域の生活実態に即した施策の展開、ひろしま平和発信コンサート推進事業の成果の検証と今後の展開、結婚支援の取り組みの強化、国民健康保険の保険者の市町から県への円滑な移行に向けた取り組み、病院事業の財務体質の強化に向けた検討、TPP交渉参加による本県農林水産業への影響及び対応、農林水産業の新規就業者の確保及び就業後の定着支援、少花粉品種苗木の普及強化、栽培漁業の推進と豊かな海の復元、東広島バイパス及び安芸バイパスの整備促進、厳島港宮島口地区における抜本的な渋滞対策の実施、県営住宅における高齢社会への対応、県立学校海外交流事業に係る予算の充実、特別支援学校生徒に対する就職支援、「山・海・島」体験活動推進事業に係る民泊の推進と保護者負担の軽減、二〇二〇年東京オリンピックに向けた競技力の向上、関係機関と密接に連携した障害者雇用施策の推進、ひろしまイノベーション推進機構の指導及び支援、信号柱、道路標識の老朽化対策の推進、高齢者事故防止対策の強化などが議論されたところであります。  これらのほか、本委員会において指摘された事項については、当局においては真摯に受けとめられ、来年度の予算や事業の執行に当たって十分留意されるよう要請し、決算特別委員会の報告といたします。(拍手) 24: ◯議長(林 正夫君) 委員長の報告は終わりました。  直ちに一括して採決いたします。右各案は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 25: ◯議長(林 正夫君) 起立多数であります。よって、右各案は、いずれも委員長報告のとおり決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         意見書案(地方交付税の安定的確保を求める意見書外四件) 26: ◯議長(林 正夫君) この場合、意見書案の提出がありますので、書記をして朗読いたさせます。         【書 記 朗 読】  発議第九号         発   議   書  地方交付税の安定的確保を求める意見書   右別紙意見書の通り発議する。    平成二十五年十二月十七日                              県議会議員  松   岡   宏   道                                              外十一人  県議会議長 林   正 夫 殿              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  発議第十号         発   議   書  地域医療体制の充実強化を求める意見書   右別紙意見書の通り発議する。    平成二十五年十二月十七日                              県議会議員  松   岡   宏   道                                              外十一人  県議会議長 林   正 夫 殿              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  発議第十一号         発   議   書  中山間地域等の実情に即した農業政策を求める意見書   右別紙意見書の通り発議する。    平成二十五年十二月十七日                              県議会議員  松   岡   宏   道                                              外十一人  県議会議長 林   正 夫 殿              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  発議第十二号         発   議   書  公共工事の入札不調を解消する環境整備を求める意見書   右別紙意見書の通り発議する。    平成二十五年十二月十七日                              県議会議員  松   岡   宏   道                                              外十一人  県議会議長 林   正 夫 殿              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  発議第十三号         発   議   書  企業減税等から賃金引き上げを求める意見書   右別紙意見書の通り発議する。    平成二十五年十二月十七日                              県議会議員  松   岡   宏   道                                              外十一人  県議会議長 林   正 夫 殿 27: ◯議長(林 正夫君) 別紙はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。  お諮りいたします。ただいま朗読の意見書案五件を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 28: ◯議長(林 正夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。  それでは、発議第九号 地方交付税の安定的確保を求める意見書から発議第十三号 企業減税等から賃金引き上げを求める意見書までの五件を一括上程議題といたします。  お諮りいたします。この際、提案理由の説明は省略するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 29: ◯議長(林 正夫君) 御異議なしと認めます。質疑の通告はありません。  お諮りいたします。右意見書案五件は、この際、委員会への審査の付託を省略するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 30: ◯議長(林 正夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。  直ちに一括して採決いたします。右意見書案五件は、原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 31: ◯議長(林 正夫君) 起立総員であります。よって、右各案は、いずれも原案のとおり可決いたしました。         【議長林 正夫君起立】 32: ◯議長(林 正夫君) 以上をもちまして、今次定例会に提出されました議案は、ここにすべて議了いたしました。  各位におかれましては、会期を通じ、格段の御精励を賜り、各案いずれも適切な結論を得られましたことは、県民福祉の向上と県勢伸展のため、まことに御同慶にたえません。  県当局におかれましては、県民や県内事業者が景気回復を実感できるよう、引き続き、中山間地域を初め、県内全域の経済の活性化と雇用機会の創出など、今後の県勢発展に向けた諸課題に積極的に取り組まれますことを切望する次第であります。  本年も残すところわずかとなりました。各位におかれましては、何とぞ一層御自愛の上、新たな年の御活躍を心から祈念いたす次第であります。  これをもちまして十二月定例会を閉会いたします。         午前十一時十三分閉会 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...