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  1. 広島県議会 2013-10-18
    2013-10-18 平成25年警察・商工労働委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2019-08-07
    2013年10月18日:平成25年警察・商工労働委員会 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1 7 会議の概要  (開会に先立ち、委員長が県外調査のお礼を述べた。)  (1) 開会  午前10時33分  (2) 記録署名委員の指名        中 本 隆 志        芝     清  [警察本部関係]  (3) 当局説明   1) 生活安全部長が報告事項(1)について、別紙資料1により説明した。   2) 交通部長が報告事項(2)について、別紙資料2により説明した。  (4) 質疑・応答 ◯質疑(吉井委員) 今、日本全国で大変問題になっておりますストーカーについて、お尋ねしたいと思います。  皆さんは御承知かと思いますけれども、先般、三鷹市のストーカー事件がマスコミで報道され、大きな反響がありました。考えられないような事件であったわけです。ストーカーというよりも、殺人事件になっていますから、当事者にとっては思わぬ結果になってしまい、日本全国の国民が非常に恐ろしく感じたと思います。  そこで、まず1点目に、このストーカー事案に対する広島県警といいますか、警察の基本的な対応について、お聞かせいただきたいと思います。 2 ◯答弁(生活安全部長) この種の事案の特徴といたしましては、事態が急展開して重大事件に発展するおそれが大きく、最悪の場合、被害者やその親族等を死に至らしめる危険性があり、その危険性や切迫性を念頭に置いた対応が重要なものと認識いたしております。  事案対応に当たっては、事案を認知した際には担当者任せにせず、本部主管課へ速報させ、危険性評価の判断を行うなど、まず組織的対応を図る、そして、危険性が認められるなどした場合は大きく立ち上がり、被害者の安全確保を最優先とした対応を図る、そして、被害者の意向を踏まえ、ストーカー規制法に基づく警告、禁止命令等の行政措置や積極的な事件化による加害者の早期隔離など、組織的な対応を図ることが必要だと考えております。今後とも、関係機関と連携して、迅速かつ的確な対応によりストーカー被害の未然防止と被害者保護に万全を期してまいりたいと考えております。 3 ◯質疑(吉井委員) ストーカー被害に遭っているということで警察に行き、警察もそのことを確認して、お互いが理解し合った上で、警察は対応してくれるわけです。今回は警視庁の事案ですが、これは全国の警察も同じで、お互いに意思疎通できているのに防げなかったということが一番残念で問題ではないかと、私だけではなく、テレビを見たり報道を聞いた人がだれしも思っているのではないかということです。  見えないところにいる者をどう捕まえるか、また事件をどう防ぐかということは、いろいろな苦労もあろうかと思うのですけれども、繰り返すようですが、事案が発生して双方が理解しているのに防げなかったことは、やはり一番悔しいことであり問題ではないかと私は思うわけです。これは皆さんも一緒だろうと思うのです。  そこで、具体的に聞いてみるのですが、こういうストーカー事案への県警の対応の難しいところ、また体制面を含めて課題や感じるところがあれば、お願いします。 4 ◯答弁(生活安全部長) 先ほど言いましたように、本種事案は、事態が急展開して重大事件に発展するおそれが大きいことや、被害者だけでなく親族等にも被害が及ぶおそれがあることから、より迅速で効果的な被害者等の安全確保に向けた対応が必要であると考えております。
     また、事案の特徴として、親しい間柄であった元交際相手間で発生することが多く、被害者が加害者に対し気の毒に思うなど、将来の危険を現実のものとして踏まえた対応ができず、被害申告を拒んだり、被害申告してもすぐに取り下げるなどといったことが見受けられます。事案を認知した段階から、重大事件に発展しそうなサインを見逃すことなく、危険性、切迫性の有無を的確に判断するとともに、被害者に被害申告を促すなどして、被害の未然防止のための対処を講ずることが極めて重要であると考えております。  課題といたしましては、事案に対応する警察官の危険性や切迫性の判断能力の向上、また、事案対応能力の向上に向けた防犯カメラ等の装備・資機材の不足に対する追加整備などが挙げられると思います。 5 ◯要望(吉井委員) この種の事件に対して、24時間、四六時中、お巡りさんがついて回ることは不可能であろうと思うわけです。よって、被害者というか相談に行く人は言っていくところがないわけで、例えば、私たち議員に、どうしたらいいだろうと言ってこられても、警察に相談しなさいということが一番適切な回答ということになるわけです。  すべて補完するのはなかなか大変だろうと思いますが、相談するほうは真剣に何とかしてほしいと思って来るわけでありますので、引き続き、正面からしっかり受けていただいて、未然防止できるよう御尽力いただければと思います。     休憩 午前10時49分     再開 午前10時53分  [商工労働局・労働委員会事務局関係]  (5) 当局説明   1) 海外ビジネス課長が報告事項(3)について、別紙資料3により説明した。   2) ひろしまブランド推進課長が報告事項(4)について、別紙資料4により説明した。   3) 産業政策課長が報告事項(5)について、別紙資料5により説明した。  (6) 質疑・応答 6 ◯質疑(佐藤委員) 机上配付資料のオー・エイチ・ティーの件ですけれども、先日、マスコミでも報道があって、それを聞いた私自身の意見としては、やはりという感じでした。そもそも民間ファンドでさえ、こういう投資はなかなか難しい中で、県が手を出すべきではないと考えていたのですけれども、このようなことになって非常に残念ですが、とりあえず、この資料だけだとまだ話が足りないと思うので、もう少し詳しく教えてください。 7 ◯答弁(産業政策課長) 今回のこういった事態に至った経緯というのは、同社が得意としていたディスプレー市場が、当初に想定していた経営環境に比べて、思いのほか厳しい環境にあったということが、まず第1点だと思います。特に今まで得意としてきたディスプレーパネルについては、例えばパナソニックが市場から撤退するなど、今まで多く需要が見込まれたものが一気に下がった状況です。  一方で、スマートフォン等の中小型ディスプレー向けの装置については、今、海外への展開や研究開発を進めていて、それが今後立ち上がってくるという状況の中であり、そうしたギャップの発生により、やむを得ず苦渋の決断に至ったということでございます。 8 ◯質疑(佐藤委員) 予想をはるかに下回った状況だとは思うのですけれども、やはりこの結果が何を示しているかというと、予想すること自体が難しいということです。それぐらいファンドというのは本当に難しいもので、特に今回は1年半しかたっていないのに、このような事態が起こってしまったということで、本当にファンドの難しさというのが判明したのではないかと思います。  この資料の中で、役員報酬の削減とか休業の設定と書いていますけれども、これはいつぐらいから行ったものなのか、教えてください。 9 ◯答弁(産業政策課長) 細かい日時について、今、掌握しておりませんけれども、役員報酬あるいはボーナスの削減等については、今期からと伺っております。それから、休業日については、新聞報道にあったとおり、先月から金曜日を設定したということでございます。 10 ◯質疑(佐藤委員) もともとは成長するための一押しだったはずなのですけれども、今後は、明らかに成長するためではなくて維持するための投資になるわけですから、そのあたりについて方向転換になるのか、今の財務状況も含めて説明してください。 11 ◯答弁(産業政策課長) 確かに足元だけを見れば、経営収支は厳しいところがありますが、万全の経営基盤にするために今の生産体制に応じた要員を確保するということで、今回やむを得ず希望退職を募集しているわけでございますけれども、先ほどから申しますとおり、今後、スマートフォン向けの小型ディスプレー、あるいはそういったものの高精細化に向けた需要というのは、業界のコンセンサスでふえてくると思っておりますし、そのための設備投資、研究開発については、従前に引き続き推進して、新しい成長を目指していきたいと伺っているところでございます。 12 ◯質疑(佐藤委員) もともと去年の4月あたりの発表でも10億円のうち2~3億円は開発費用に充てると言われていますし、今の発言からすると、開発も変わらずやっていくということなのでしょうが、16人の希望退職というのは、77人中の16人で2割ですから、会社としてはかなり方向転換するという明確な意思表示なのではないかと私は思っております。今後どうなるかはわからないですけれども、引き続きこの問題は、議会としても気をつけていかなければいけないと思っているのですが、特に開発の部分は変わらないということでよろしいのですか。 13 ◯答弁(産業政策課長) 冒頭、前回の委員会、あるいは今まで申し上げてきたとおり、開発については2点ございまして、1点は中小型ディスプレーの高精細化と、もう1点は中国向けのプリント基盤の廉価版の2点について開発を進めておりまして、それらの需要開拓と受注を進めているところですので、今後成果が出ると期待しているところでございます。 14 ◯質疑(河井委員) 私も佐藤委員の関連でお聞きしたいのですけれども、今、オー・エイチ・ティーの将来的な見通しは明るいというようなお話をされたのですが、この投資が決定した時点で、実際この会社の業績については、明るい見通しを持っていたから投資の対象とされたのだと思うのです。  今回、このようなことになりまして、議会としてはやはり知っておかなければいけないこととして、今この会社がどれぐらい悪いのかということの具体的なものを示していただきたいのですけれども、財務状況などわかりましたら教えていただきたいです。 15 ◯答弁(産業政策課長) 具体的に申しますと、売り上げが急激に落ちているということだろうと思います。昨年の売り上げが約22億7,800万円であったのに対しまして、今期4月の売上高は16億8,600万円になっておりますので、売り上げベースで見ると2割下がっているということで、足元では非常に厳しい状況になっていると感じております。 16 ◯質疑(河井委員) 報道では純損益が赤字だったが、赤字額は明らかにしていないということなのですが、この数字は議会に対しては出してもらえないのですか。 17 ◯答弁(産業政策課長) この会社は従前は上場会社に準じた会計処理を行っておりましたが、今回、会社の適用する法令が異なるということになりまして、決算状況について適法に処理する準備を進めているわけでございますけれども、純損益につきましては、会社からは近いうちに公表するということを伺っておりますので、会社の公表を待ってからということになろうかと思います。 18 ◯質疑(河井委員) 現在の状況については、その数字を待ちたいと思うのですけれども、投資を決めたとき、この会社が優良であるという判断をされたと思うのですが、その判断の根拠となったものは一体何だったのでしょうか。 19 ◯答弁(産業政策課長) 1つは、これまでも申し上げてきたとおり、オンリーワン、ナンバーワンの技術があるということです。こういった半導体あるいはフラットパネルディスプレーという業界の中で必要な検査装置について、非接触方式の検査ができるというのはほかにない特色ですので、今後伸びる市場に十分対応していけば、成長が期待できるということでございます。 20 ◯質疑(河井委員) ということは、この投資について、当時はもちろん的確であると判断されたと思うのですが、現段階においてもそれは変わらないですか。 21 ◯答弁(産業政策課長) 確かに足元は厳しい状況だと認識していますけれども、中長期的には変わりなく、ファンドの性格が中長期的な資金ということからすれば、今後の成長に期待したいと思います。 22 ◯質疑(河井委員) 当局の説明を拝聴しますと、今回の措置は経営陣の判断であるということを非常に強調されるわけですが、この経営陣の取締役会には、ひろしまイノベーション推進機構から人員が参画しているのではないですか。 23 ◯答弁(産業政策課長) 経営陣につきましては、機構から2名が社外取締役非常勤として参画しています。 24 ◯質疑(河井委員) そのような状況であるのに、今回の措置がオー・エイチ・ティー経営陣の判断であることを殊さら強調されるということについて、私は理解できないのです。この判断における責任の一端を機構も担っているのではないかと思うのですが、そのあたりはいかがお考えでしょうか。 25 ◯答弁(産業政策課長) 希望退職の募集は取締役会の重要決議事項ですので、2名の非常勤取締役も社外取締役として取締役会の中で、そのような判断について理解して賛同したということですが、やむを得ない苦渋の判断だと私どもとしては考えております。 26 ◯質疑(河井委員) つまり、機構としてみずからが投資した案件で、みずからが退職の勧奨をしているわけです。この機構の当初の投資ファンドの目的は地域の雇用をふやすことだったはずです。実際に今、こうしてあらわれている事象は逆の状況になってしまっているのですけれども、このことについて当局はいかがお考えなのでしょうか。 27 ◯答弁(産業政策課長) 確かに御指摘のとおりでありまして、大変残念だと思っておりますけれども、中長期的に成長を果たすことによって雇用の拡大を図っていくことを期待しているところでございます。 28 ◯質疑(河井委員) 中長期的と言われれば今判断できませんので、そのように思わざるを得なくなってしまうのですけれども、ただ、投資のプロという人たちが投資先を決定したわけで、1件目で、しかも1年ちょっとしかたっていないのに、このように経営不振が伝えられているということは、税金を払っておられる県民の皆さんからしても、この投資ファンドそのものに対しての信頼が揺らいでいると思います。  鳴り物入りで、この機構の役員に就任された投資のプロと言われる人たちですけれども、この方たちの人選が間違っていたのではないですか。もし間違っていたのだったら、この役員の首を切るということもお考えになるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 29 ◯答弁(産業政策課長) 今から過去を振り返ってみてもなかなか難しいわけでございますけれども、当時の投資判断としては誤っていないし、できるだけの対応はとっているという認識でございますので、現段階で希望退職の募集というのは確かに苦渋の決断でありますけれども、その対応については今考える必要はないと思っています。 30 ◯質疑(河井委員) この機構は投資実績にかかわらず年2.5%で運営資金を支給されているわけです。でも、結局、この投資という行為には必ず実績が伴いますので、その実績が伴わない場合は、やはり責任をとるというような仕組みに変える必要があるのではないですか。いかがでしょうか。 31 ◯答弁(産業政策課長) 一般論で言うと、投資運営会社を運営する立場の者からすれば、適切な対応がとれていない、あるいはいろいろな投資について問題があるという事実が明らかになれば、そういった事態も考えざるを得ないということもあり得るとは思いますけれども、今、投資先とともに努力しているということからすれば、現況はそういったことに至っていないと思っていますし、御指摘のあった点については、基本的には考える立場にはありますけれども、現状はそういうことではないと考えています。 32 ◯質疑(河井委員) 今後もこういうリスクというのは当然発生すると考えたほうがいいと思います。そもそも県がお金もうけをするということ自体に私は反対しておりますので、このファンド自体はもう解散するべきだと思っておりますけれども、解散とまではいかなくても、投資を回収できないという見込みがある場合には、早目に投資を引き上げるという判断が必要になってくるのではないでしょうか。今後、もし投資が回収できない見込みが出た場合は、投資を引き上げるということはあり得るのでしょうか。 33 ◯答弁(産業政策課長) 投資という行為は、相手方の会社と一緒になって、苦しいときも一心同体で成長していくということが一番重要だと思っておりますので、中期的に成長を図っていきたいというのが基本的な立場でございます。 34 ◯質疑(河井委員) 中期というのがどれぐらいのスパンなのかわかりませんけれども、成長できればいいですが、どうしてももうだめだという判断を下すのも経営者としての才覚だと思うのです。また、投資マネージャーとしての才覚だと思うのです。そういうファンドマネージャーがそもそも持っているべき能力というものを抑え込んでしまう必要はないのではないでしょうか。 35 ◯答弁(産業政策課長) 投資先の見込みについて的確な投資判断がされるのはもちろんですが、現状としては、資金回収するような事態ではないと考えているところでございます。 36 ◯質疑(河井委員) 私が言っているのは、現状のことではなく、今後のことです。仮定の話には答えられないとおっしゃるかもしれないけれども、これは民間の会社ではなく、県の出資法人で、県民の税金ですから、やはり投資の回収見込みが立たない場合にどうするかということについて、引き上げるのかどうするのか、また、引き上げるとしたらその指標はどうなのかということをきちんと定めておかなければいけないのではないかと思うのですが、いかがでしょう。 37 ◯答弁(産業政策課長) 資金の回収については、おっしゃるような機会、事態あるいは内容があれば、そのタイミングでいろいろな手法はございますが、例えばMアンドAとか、ほかのものに売却するとか、あるいは株主の方に引き取っていただくとか、いろいろな回収の仕方が考えられますので、当然、適切な時期に考えていく必要があると思っています。 38 ◯質疑(田辺委員) オー・エイチ・ティーの件について、今後成長に向かうというシナリオは変わらないということは大事な判断です。去年の4月に我々が賛成したのは、成長性のある企業に地域産業の活性化につなげるねらいで投資するということで、希望があるからです。  ところが、こういう状態になって、苦渋の決断で16名の社員の首を切るということですが、トカゲのしっぽ切りで一番弱いところを切っているのだから、そんなに苦渋していないと思うのです。雇用とか地域の活性化とか言いますが、困ったら一番弱いところを切っているわけです。事前に相談があって、16名の首を切るという苦渋の決断を唯々諾々と認めたのかということなのです。これだけ投資しながらです。そこは違うのではないかと思います。  それと、世界的な景気低迷で中国や韓国などの検査装置の販売が苦戦して赤字になったが、この段階でもまだ今後成長に向かうというシナリオは変わらないと言っています。機構の方も、成長の見込みがあり、投資が回収できなくなる懸念はないと言っています。去年の4月のときは、中国、韓国の需要が伸びると言ったけれども、中国が本当に伸びるという裏づけがあってこの発言をされているのか、まただましているのかと思うわけです。裏づけがあるなら、そこをはっきりさせないといけません。去年の4月のときは、そういう話はわからないから、地域の活性化、地元の企業を守る、雇用を守るということは必要なことだと思い、ファンドに賛成したわけです。だけど、1年ちょっとたって、こういう結果になり、こういう結果になってもなお、まだ将来よいと言われるわけだから、さらによくなるという裏づけの資料があったら教えてもらいたいと思います。 39 ◯答弁(産業政策課長) 最初の御意見に関しまして、今回の希望退職は9月下旬に話をいただきましたけれども、先ほど申し上げたとおり、大変残念な事態ではあるが苦渋の決断をされたということを、私どもとしても理解したとお話ししました。  それから、もう1点、裏づけということでありますけれども、今回も予測ですので確実ではありませんが、例えば、日本半導体製造装置協会といった団体が、ことしの4月に予測したものをそのまま読みますと、「2013年後半から2014年にかけて、中国、韓国の新規ラインの立ち上げが計画されており、大型投資が期待される。スマートフォン向けも急成長しており、今後は韓国のみでなく、台湾や中国でも多くの投資計画が予定されている。」ということで、数値の裏づけとしては、ことしが35%のマイナスであれば、それがもとに戻る見込みが業界団体にもあるということから、そういったことを申し上げました。 40 ◯質疑(田辺委員) トカゲのしっぽ切りで、企業を残すときには社員が犠牲になっているということだと思うのですけれども、投資の回収ができない懸念はないと言っているが、本当にそうなのかどうかです。今後、韓国で景気が回復するということですが、中国はもう失速ではないかと思うわけですけれども、投資回収という判断はだれがするのですか。 41 ◯答弁(産業政策課長) 現況で言えば、投資金額に対して会社の今の財務状況、財産状況からして、やはり債務超過に陥っているということでもありませんし、我々も投資が回収できないというような財務状態ではないと思いますので、回収できないことはないと申し上げたと理解しています。 42 ◯質疑(田辺委員) いつ、どういう状況になったら判断しますか。ずるずると一緒に沈没するわけにいかないので、どこかの時点で判断しないといけないと思います。 43 ◯答弁(産業政策課長) その判断につきましては、投資が10年で、その上期の5~6年をめどに資金を回収していくというのが基本的な考え方でございますので、そのタイミングというのは一つの判断材料になるかと考えております。 44 ◯要望・質疑(田辺委員) 昨年の4月からきょうまで、我々にはそういう話は一切ないわけです。きょう、いきなり新聞報道で知ったわけです。投資しているわけだから、やはり情報公開して、常に教えてもらわなければいけないと思うのです。これからも成長するということばかり言って、次のときにはだめということにならないように、途中経過も我々に情報公開してください。こういう状態になったならば、決断のタイミングが一番大事だと思いますので、その点をよろしくお願いしたいと思います。  もう1点、「TAU」の件ですけれども、景勝館の村上さんが受託している会社の名前は何でしたか。 45 ◯答弁(ひろしまブランド推進課長) 鞆スコレ・コーポレーション、福山の鞆の浦の会社でございます。 46 ◯質疑(田辺委員) 資料番号2について、「TAU」は鞆スコレ・コーポレーションに委託しているのに、なぜこの会社がやらないのか、民間の活力ということだったと思うのに、鞆スコレ・コーポレーションが何をやっているのか、さっぱりわからないです。これは、県が丸抱えで、自分のメンツを保つために、どんどん金をつぎ込んでいるような感じがするのだけれども、それなら、もう少し元気がよく、資金力と知恵があるようなほかの会社でもよかったのではないかと思うのです。ほかのところにしてみれば、最初は自分たちでやらなければいけない、また銀座で5億円の売り上げなんかできないといったことから手を挙げなかったのに、ここまで県が手とり足とり全部やってくれるのなら、うちがやればよかったと思う気持ちもなきにしもあらずと思います。  今回、いろいろなイベントをやる予定ですが、これは当初予算に入っているのですか、追加予算でやるわけですか。 47 ◯答弁(ひろしまブランド推進課長) 当初予算で、施設の維持管理経費と情報発信に係る経費を組んでいますので、その中でやるものです。 48 ◯質疑(田辺委員) 当初予算に入っているわけですね。 49 ◯答弁(ひろしまブランド推進課長) はい。 50 ◯質疑(田辺委員) 皆さんが知恵をつけて、どんどんやると、民間委託した意味がないのではないかと思うのです。それなら、もう少し柱の太いところにやってもらったほうがいいのではないかという気持ちもあるわけです。これは、だれのためにやっているかということです。県民のためなのか、東京都民のためなのか、鞆スコレ・コーポレーションのためなのか、だれのためのブランドショップなのか、何のためにこれだけ税金をつぎ込んでやっているのかという気がするのです。答えられないかもしれませんが、答えてください。 51 ◯答弁(ひろしまブランド推進課長) 改めてということになりますが、もちろん広島県民でございます。今回、資料も提出させていただいておりますが、飲食、物販、情報発信機能を通じまして、広島の魅力といいますか、いろいろな資産、宝というものが、首都圏並びに全国にまだ知れ渡っていないので、まず首都圏という情報発信に強いところから知っていただくということです。それで全国の皆さんに知っていただいて、広島の地域としての認知度を高めていく。そして、広島の認知度を高めるだけではなくて、広島のいろいろな商品、産品、観光資源を知っていただいて、評価を高めていただくといったことなどを目的として開設しているものでございます。  役割分担につきましては、基本的な飲食・物販機能につきましては、鞆スコレ・コーポレーションに委託しています。それと、そこで行う飲食・物販の催事といいますか、広島市内や県内のスーパーなどでも行われているような催事イベントを含めた情報発信というのは、鞆スコレ・コーポレーション並びに県で行っております。広島県として主にやっているところは、広島県が持っています関連事業の情報を発信することと、広島県内の各地域のさまざまな魅力を地域の情報として発信していくことでございます。 52 ◯質疑(吉井委員) まず、オー・エイチ・ティーについてですが、今、るるお話がありました。いろいろな角度からこの問題を見ることができると思うのですけれども、当時、鳴り物入りで始めたファンドであります。当然、私も議案に賛成した一人でありますが、成長性のあるところへ投資し、そこが利益を生んで、その分が県民へ返ってくるということで始まりました。私は、理系のこと、半導体といったことはよくわかりませんけれども、東アジアへの販売促進が思うようにいかなかったとか、大型ディスプレーパネルも需要が減り、今度は携帯電話か何かのほうにいくということであるようですが、この話が出たときには、機構のほうから行っている非常勤役員はしびれたと思います。最初、どうしようか、大ごとになったと思ったのは間違いない、だれでもそうだと思います。私も小さい商売をしていますけれども、5年、10年後に絶対に大丈夫だという商いなんて、なかなかありません。銀行だってつぶれる時代です。  だから、皆さんも機構のほうも、そこそこのリスクを考えて投資したのであろうと思ったのですけれども、きょう私が言いたいのは、援護するわけではないですが、よく勇気を持って募集したと思います。税金を投資してもらって、そのようなことはなかなか言えません。しかも16人です。これを表に出したということは、これからマイナスをプラスに変えていこうという決意のあらわれだと私は思うわけです。ここで悪い内容を黙っていて、あけたらひっくり返ったということになれば、それこそ大ごとです。16人の募集を踏み台として、これから先、この会社が右肩上がりの再生ができるのかどうかということです。先ほどから裏づけを示すようにという話も出ており、その辺は執行部も機構を通じていろいろと詰めているのではないかと思います。中長期的と言われたら、もう言いようがないのですが、オー・エイチ・ティーは、これにかけて、ここからもう一遍体質を見直して、いわゆる重い荷物を外して、少しでも軽くしてから頑張ろうということだと私は解釈しています。  ただ、ここで大事なのは、機構の非常勤役員もそうですけれども、こういう事態に陥って、いろいろと課題が出てくるのもわかっているはずです。外から幾らでも責められ、物すごくしんどい話だと思うけれども、それに立ち向かうだけの、きちんと議論ができるだけの引き出しは持っておかなければいけません。その点はどうですか。 53 ◯答弁(産業政策課長) 取締役の経営陣もしっかりさせ、今おっしゃったような盤石の体制で議論しながら進めていくということは非常に大事だと思っておりますし、実は、機構の2名の非常勤取締役のうち1名については、もともと現地で週4~5日常駐していた地元出身の人に交代するとか、あるいは、従来、電機業界でいろいろな経験を踏まれている方を新しい取締役に招聘するといった手を打っていますので、そういった新しい知恵を入れて、しっかりとした経営基盤の中で成長を目指して進めていると考えております。 54 ◯意見・質疑(吉井委員) 県はお金を出しているわけですから、そこら辺はもちろん言える立場だろうと思うのですけれども、近年では東京電力の問題もあれば、民間の再生問題がたくさんあります。ただ、きょう説明もありましたが、役員報酬の削減というのは当たり前のことで、それこそ報酬は生活できるだけでいいから、とにかく会社を優先して支えようというくらい血のにじむ努力をしていただかないと困るということは、はっきりと申し上げたい。  だから、もう一遍言いますけれども、16名の希望退職を募るということをよく言ったと思います。公のお金を借りて、なかなか言えません。それを言って、その分、荷物が軽くなるのだから、ここからがまさに見せどころだという角度で私は見たいと思います。  もう少し踏み込むのですが、15日からきょうで4日たっており、25日までまだ大分あるのですけれども、16人の希望退職の募集状況はどうなのですか。予定どおりいきそうなのですか。 55 ◯答弁(産業政策課長) 募集期間中ということもございますので、その内容については伺っていません。 56 ◯要望・質疑(吉井委員) 従業員の方に申しわけないけれども理解いただいて、会社が出した計画がきちんと予定どおりにいくということは、会社がこれからプラスに向かって、より一層飛躍するためのステップだと思いますので、そこは見守っていくという言い方よりも、向こうの立場も理解しながら、しっかりと情報を把握し、説明できる引き出しもしっかりと持って、今後対応していっていただきたいと思います。これについてはもう答弁はいいです。私はそういう角度で見ており、これで少しでも肩の荷が軽くなれば、今後本当にプラスの方向に行くという希望的観測で見守りたいと思いますので、そこらあたりはしっかりと情報を引き出しに詰めておいていただくようお願いして、次の質問に行きます。  先ほどの「TAU」について、昨年7月から始めて、もう1年と3カ月ぐらいたちますけれども、5億円の目標に対して4億8,000万円までいったわけで、本会議では、1,500万円か2,000万円が足らないではないかという意見もありましたが、4億8,000万円も売れるとは私は正直思っていませんでした。私も何回か行きましたけれども、銀座のルールかどうかわかりませんが、全然はやらない、これで店かと思っていたのが、よく4億8,000万円も売ったと思います。  イベント等については、先ほど田辺委員のほうからも予算等いろいろと意見がありましたけれども、この店を私は個人的にどのように見ているかというと、熊野筆もあれば、食品もいっぱいあり、いろいろな商品がありますが、小さな弱小メーカーが銀座で物を売るなんてできません。それを、全国から来る人たちが広島県のものを見ることができるわけですから、その効果があらわれないといけないわけです。  ここで聞きたいのは、売れる商品はどんどん入れればいいけれども、売れない商品の入れかえというのは、どうしているのですか。 57 ◯答弁(ひろしまブランド推進課長) 店舗を中心として、年間4回の商品選定会議を開催しておりまして、当然そこには県のほうも参加しています。その中では、季節商品の入れかえだけではなくて、売り上げとか、首都圏のお客様のニーズとか、棚ごとの物理的な制約といったところを勘案し、なおかつ、まだ1年数カ月しかたっていませんけれども、今から2年目、3年目になりますと、当然過年度分の動向という予測がきちんとできてまいりますので、そういったものを総合的に勘案しながら、広島の魅力をバランスよく出していくということです。さらには、県の事業でも一部やっておりますけれども、今まで広島で売れているものだけではなくて、新しく魅力的な商品として売れるであろうと思われるようなものも並べまして、首都圏の皆さんのニーズを見て、新しいものを発掘して、さらに広島の魅力をつくっていくといったことに取り組んでまいりたいと考えています。 58 ◯要望・意見(吉井委員) まさに広島県の窓口を銀座で開いているわけです。だから、カープがクライマックスシリーズに進出してから、売り上げが6倍ぐらいになっているわけです。商品も四季折々で種類も変わってくると思いますが、多少の入れかえは当然あってもしようがないけれども、きちんとした目線で、それぞれのメーカーが受益できるように配慮していただきたいということをお願いします。もちろん、もうからないといけないので、全然売れないものはだめだと思います。  それと、各イベントをやっていく中で、しっかりと統計を見ていただいて、常設もいいけれども、沖縄県など他県の運営とは一味違うというところも今後考えていただきたいと思います。他店はああだけれども、「TAU」の店舗運営は違うというような差別化した形の販売店にすることも、1年たったのだから重要なのではないかと思います。  私の意見ですから、もう答弁は要りません。4億8,000万円から下がらず、来年は5億円にいくようにということで終わります。 59 ◯質疑(芝委員) オー・エイチ・ティーの関係でお伺いしますけれども、機構の方針というのは、おおむね10年で10億円の投資が基本ですが、現在、2号指定の会社はどのような状態でしょうか。それから、3号、4号、5号の選定が進んでいるのか、近いうちに発表があるのか、その辺の予定を教えていただきたいと思います。 60 ◯答弁(産業政策課長) 2号案件については、ことしの4月に三次市のサンエーというところに投資決定したところですけれども、まだ直近の数字はございませんが、欧米を中心とした各国におけるディーゼルの排気ガス規制による需要に対して、同社の薄膜センサーというものの具体的な設備投資計画が進んでいるように伺っておりますので、今後、順調に進んでいくと理解しております。  次の案件については、現在、複数あり、具体的には年度内には選定ということで進んでいると理解しております。 61 ◯要望(芝委員) ピッチはこんなものでいいと思うのですけれども、県民の関心も非常に高いですから、もう少し議会へ報告するタイミングを早くしてほしいと要望しておきます。  (7) 閉会  午前11時53分 広島県議会...