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  1. 広島県議会 2013-09-04
    2013-09-04 平成25年地域活性化対策特別委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成25年地域活性化対策特別委員会 本文 2013-09-04 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 26 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑西村委員選択 2 : ◯答弁地域振興部長選択 3 : ◯質疑西村委員選択 4 : ◯答弁地域振興部長選択 5 : ◯要望西村委員選択 6 : ◯要望内田委員選択 7 : ◯要望質疑犬童委員選択 8 : ◯答弁市町行財政課長選択 9 : ◯要望質疑犬童委員選択 10 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 11 : ◯要望質疑犬童委員選択 12 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 13 : ◯意見質疑犬童委員選択 14 : ◯答弁観光課長選択 15 : ◯意見要望犬童委員選択 16 : ◯質疑田辺委員選択 17 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 18 : ◯要望質疑田辺委員選択 19 : ◯答弁地域振興部長選択 20 : ◯要望質疑田辺委員選択 21 : ◯答弁医療政策課長選択 22 : ◯要望質疑(高山委員) 選択 23 : ◯答弁(医療・がん対策部長) 選択 24 : ◯質疑(高山委員) 選択 25 : ◯答弁(医療・がん対策部長) 選択 26 : ◯意見(高山委員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (開会に先立ち、委員長があいさつを、副委員長及び各委員が自己紹介を行った。また、   地域政策局長、健康福祉局長、ブランド推進部長、構造改革推進部長及び都市技術審議   官がそれぞれ自己紹介及び説明員の紹介を行った。)  (1) 開会  午後1時37分  (2) 記録署名委員の指名        西 村 克 典        高 木 昭 夫  (3) 委員会の運営方針等についての説明・協議    特別委員会正副委員長会議協議事項を委員長が説明するとともに、地域活性化対策特   別委員会運営方針について協議し、別紙委員長案のとおり決定した。  (4) 現地調査についての協議    現地調査は、必要に応じて実施することとし、実施する場合における調査期日及び調   査地などについては、委員長に一任された。  (5) 当局説明   1) 地域振興部長が報告事項(1)について、別紙資料1により説明した。   2) 医療・がん対策部長が報告事項(2)について、別紙資料2により説明した。   3) ブランド推進部長が報告事項(3)について、別紙資料3により説明した。   4) 構造改革推進部長が報告事項(4)について、別紙資料4により説明した。   5) 建築技術部長が報告事項(5)について、別紙資料5により説明した。
      6) 医療政策課長が報告事項(6)について、別紙資料6により説明した。  (6) 質疑・応答 ◯質疑西村委員) 広島県は全国で10番目の面積を持つ広い県ですので、地域活性化といっても中山間地域の活性化と都市圏の中枢性を高めるための活性化というのが必要だというのはよくわかりました。5つの局から説明を受けたわけですが、地域の活性化というテーマで説明資料を作成いただいたと思うのですけれども、地域政策局を例に挙げて質問させていただきます。  資料番号1の1ページ目にある6つのテーマがどういう視点で選ばれたのか、これが地域政策局関係の地域活性化に対する取り組みのすべてなのか、何%ぐらいなのかいうことについて、わかる範囲で教えていただけたらと思います。 2: ◯答弁地域振興部長) 資料番号1の1ページに掲げております一覧表でございますけれども、地域政策局の主要事業と位置づけております。新規重点事業ということで我々は認識しておりまして、地域政策局は中山間地域の振興、都市機能振興、あるいは市町のまちづくり支援、市町の自治の振興、こういった全般的な地域の地域振興業務を担当しておりまして、この6つの事業はとりわけ地域活性化に資する新規重点事業の一部として6事業を挙げさせていただいたものです。 3: ◯質疑西村委員) 具体的にきょう答えていただけるのかどうかわからないのですが、一部と言われましたけれども、では、この6事業をやった場合、全体に対してどれぐらいの比率になっているのか、各局に関しても同じような質問をしたいと思うのですが、きょう地域政策局に質問させていただいた質疑応答について各局で反映していただきたいと思います。  一部としてとらえられているということですが、どれぐらいの比率なのか、概略で結構ですので、お願いします。 4: ◯答弁地域振興部長) 地域政策局地域振興部では地域活性化を担当しておりますけれども、これ以外に生活交通でありますとか、先ほど申し上げましたように、市町のまちづくり支援とか自治振興といった市町の取り組みを支援するという全般的な話もありまして、ここに挙げている主要事業が業務の割合としてどの程度かという話になりますと、そこは重点事業として取り組んでいるということで御理解いただければと思います。 5: ◯要望西村委員) 答えにくいということはよく理解できました。ただ、この地域活性化対策特別委員会に挙げられるテーマとしてどのような位置づけになっているのか、地域政策局でどういう位置づけなのかいうことをよく理解していただいて、言葉は悪いかもしれないのですが、これとこれを持ってきて出したのだというような仕事の進め方でないことを今後もお願いして、要望という形で終わらせていただきます。 6: ◯要望内田委員) 資料番号1にサッカースタジアムの検討協議会があります。要望にさせていただきたいと思いますが、東部から町なかに来るとお金もかかるし、意外と不便なのです。そういう面では今のスタジアムでいいのではないかという気がします。私はファンになりまして何度か見に行きましたけれども、ピッチと見ている人の距離があり過ぎて一体感がないのです。もっと臨場感といいますか、一体感を持てるような観客席にしてもらいたい。福山市とか尾道市、三原市から高速道路に乗って家族で来ると安く上がるのです。家族4人がJRで来て町なかへ出ようとするとお金もかかるのです。そういうことも考慮して議論していただきたいと思います。  あとは広島のカキの問題でございます。先日、福山市のクニヒロへ行かせてもらって、社長のお話を聞きますと、あそこは加工だけなのです。そういう面では東部で生産し加工して流通関係に乗せるという一体的な会社といいますか、企業があっていいのではないかと思うのです。ぜひ東部のほうでも養殖できるように水質検査をしてもらって、西部のほうといいますか、中間の場所だけで養殖するのではなく、生産から加工を結ぶといいますか、流通関係を一体としてできるように考えていただきたいと思っております。  これも要望ですけれども、加工だけではなかなか思うようにいかないということでありますので、広島のカキと言うのであれば、広島県全体でうまく養殖できて、広島県の皆さんがカキを自慢できるようにしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 7: ◯要望質疑犬童委員) 私もこの前、なでしこジャパンの決勝戦をビッグアーチに見に行きました。かっぱを着てずっと座って見ていたのですけれども、入場券は予約で7,000枚ぐらい売れたということです。当日券は2,000枚用意してあって、全部で9,000枚です。だから9,000人を目標にしていたのですけれども、実際は3,500人でした。大雨なのに物好きだと人に言われたのですが、先ほど内田委員も言われたように、車のナンバーをずっと見ていると、広島市が一番多いのですが、福山とか山口、岡山のナンバーもたくさんありました。山陽自動車道の五日市インターチェンジで乗りおりするとビッグアーチまでは5分ぐらいです。ですから、今のところが不便か不便でないかという議論は、広島市民を中心に考えているということです。全県的に考えることが大事ではないかと思います。協議会のメンバーを見てみますと、大学の先生とかサッカー協会の方が並んでいる。もう少し委員をふやして、全県的な角度から考えてほしい。広島の新市民球場も全県的に考えてあそこにつくって、全県あるいは山口県や島根県からも来やすくなったということもあるわけでして、特定の場所に限定せずに、そして費用の問題もあるでしょうし、議論してほしいということを要望しておきたいと思います。  それから、カキの問題です。カキの消費量が一番少ないのは広島市なのです。知事と広島市長がカキの消費量を上げようと思うのなら、まず広島市民の皆さんにカキを食べてもらうことです。確かに宇品港につくって一定の効果はあったかもしれませんけれども、広島市と広島県がもっと連携して、一番人口が多い広島市民にカキに親しんでもらいたいと思うのです。広島市と広島県の連携はいいのですけれども、そのことをつけ加えておきたいと思います。  それからもう一つは、なぜ広島市とだけなのかということです。福山市にも県営住宅があり、いろいろなことで重複している行政があるのです。ですから、広島市だけに限定せずにほかの市町とも連携したらいいと思います。県営住宅、市営住宅や公団住宅など、どこかがまとめて管理したらいいと私は前から言っているのです。同じ地区にあってもこちらは県、こちらは市という管理形態ではなく、一本化したらいい。そういう時代ではないかと思いますので、広島市だけではなく、他の市町とも連携できないかと思うのですが、その点はどうですか。 8: ◯答弁市町行財政課長) 今、広島市内に広島市の市営住宅が1万4,000戸ぐらいあったと思います。県営住宅も8,000戸あります。そういう大きなロットの中でより効率的な体制で運営するにはどうするかということで、広島市とやっているところであります。それぞれの公営住宅の運営につきましては、各市町それぞれの事情があると思いますけれども、管理運営についてもっと効率的なやり方があるのではないかというところは、確かにおっしゃるとおりだと思いますので、今後、公営住宅に限らず、いろいろな面を含めて県と市町が一緒になってやれば、より効率的な体制が組めるのではないかと思います。水道についても、維持管理について取り組んでいるところですけれども、県と市町が一緒になってやることがお互いにとって効率的な分野を探していきながら、研究などもしてまいりたいと思っております。 9: ◯要望質疑犬童委員) ぜひ他の市町との連携を、事業の統合だとか共同運営といいますか、経営の一本化ということも含めて進めてもらいたいと思います。もうそういう時代だというふうに思いますから、お願いしておきます。  また、広島都市圏の中枢拠点性の向上はいいことなのですが、広島西飛行場の先にマリーナホップがあります。私も暇を見つけては行っています。10日ぐらい前にも行ってきました。夏休みの終わりごろで、子供連れのお母さんやお父さんがたくさんいらっしゃいました。それでいろいろ意見を聞いてみましたら、ここはつくったときから子供を遊ばせる遊具が変わらない、新しいものが何ひとつないと言っておられました。私も歩いてみて、なるほどと思いました。色あせたアンパンマンとかがあるのですけれども、更新されていない。大体、ああいう遊ぶところは年に一つずつは新しいものを入れていくというのが基本なのです。東京ディズニーランドがなぜもつかというと、毎年新しい施設をつくっているからなのです。そうやってリピーターを確保していかなければ、そんなにもつものではないのです。今マリーナホップは空き店舗ばかりです。行かれた人は知っているでしょう。空き店舗がいっぱいあって、最近はバッティングセンターや卓球を入れたりしています。それが悪いとは言いませんけれども、県が鳴り物入りでやったわけで、皆さんも何回か議会でマリーナホップを再生すると説明されましたけれども、全然再生していません。あるいは、宇品港のあの県の建屋にあるのは何ですか。建屋の2階に1店舗か2店舗ぐらい韓国料理か何かの店があるだけで、あとは全部空き店舗です。あれも何回か決意を新たにやりかえしますと話をされたのです。  鳴り物入りでいろいろなことをされるのはいいのですけれども、市場調査とか県民の意向調査をきちんとやっていかなかったら、建物は建てたけれども、あとは閑古鳥が鳴くということになりはしないかと思うのです。ですから、取り組まれることは非常に結構なのですけれども、今までにやったことも含めて再点検して、西飛行場跡地とマリーナホップを一体的にどうするのかを考えないとだめだと思うのです。今のマリーナホップは全部壊してもいいと思います。もう一回やり直すくらいでなければ、あの大きな駐車場で閑古鳥が鳴いています。最初は料金を取る予定だったのですけれども、いつ行っても本日は無料ですという看板が出ています。無料でなければだれも行きません。  あの一帯は有効な土地であり、しかも広島高速がだんだんできていますので、西飛行場跡地とマリーナホップや自動車学校も含めたプランをつくって、広島の南の核として位置づけるべきだと思いますが、どうですか。 10: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 西飛行場跡地につきましては、市内の中心から4~5kmという位置に約40ヘクタールございまして、高いポテンシャルを持っている土地だと認識しております。先ほどの説明の中にもございましたが、西飛行場跡地活用ビジョンというのをこの5月に県と市で一緒につくりました。その中で広域防災、スポーツ・レクリエーション、新たな産業、雇用やにぎわいという機能を考えているところでございます。それ以降、民間事業者等にヒアリングを実施しております。この一帯をどのように活用していくのかということを聞くことも必要だということで県と市が一緒にヒアリングを行っておりまして、周辺の状況も含めながら、どういった観点で利活用を図っていくのがいいか、引き続き検討していきたいと思っています。 11: ◯要望質疑犬童委員) あの一帯には学校施設もあり、子供たちも学校に行くのに通っているわけでして、自動車学校も含めて話し合いをして、この一帯をにぎわいのある、県民に活用してもらえるものにしていただきたい。魅力ある都市づくりというと広島駅前が中心になっていますけれども、私はぜひやってほしいと思います。  加えて広島駅周辺は整備が進行しています。大きなホテルができたりしていますけれども、でき上がった後でどのように振興するのかというプランがないのではないですか。整備するだけで終わりではないのです。ホテルをつくったり高度医療の関係施設をつくったりするというプランが進んでいることは評価したいと思いますけれども、でき上がった後にあのまち全体をどう振興するかということを、広島市や商工団体を含めて今からつくっていかなければいけないと思います。でき上がってから考えたのでは遅いと思うのです。その点についてどう思われますか。 12: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 今御指摘のあった二葉の里地区のまちづくりにつきましては、平成18年から二葉の里地区まちづくり推進協議会、これは現在の地権者でございます中国財務局、県、市、JR西日本と、それからUR都市機構が参加して、まちづくり協議会というのをつくって、その中でどういったまちづくりをしていくかということを議論し、具体化を進めているところでございます。  今後は地元の方も含めまして、どういった活性化策をやっていくかということをエリアマネジメントという観点から総合的に進めていきたいということで、今後入居される方も含めて、このマネジメントの協議会に入っていただき、どういったにぎわいの創出ができるかということを引き続き検討してまいりたいと考えています。 13: ◯意見質疑犬童委員) 呉市でも第二音戸大橋をつくったのですけれども、第二音戸大橋ができた後にそれをどう使っていくかということを、地元の呉市や江田島市を含めて考えていかないと、せっかくの大きな投資が効果を生まないと思いますから、ぜひ議論していただきたいと思います。  それから最後ですが、島根県との連携の問題です。私もよく島根、鳥取のほうに足を運ぶのですけれども、前にも申し上げましたが、浜田市にありますお魚センターに行くたびにいろいろな話をするのです。そうすると広島からの観光客が減って困っていると言われるのです。あのお魚センターをつくったのは広島からのお客を目的に頑張ったのですけれども、広島から来るお客さんが非常に少ないのです。そういう深刻な問題を抱えているのです。せっかく連携されるわけですから、交通手段の問題も含めて、広島にも来てもらい、広島からも向こうに行ってもらうためにはどうしたらいいのかということを考えていかないといけないと思うのです。連携に取り組んでいることは評価しているのですから、協議会できちんと話をして、効果を上げていただきたいと思いますが、その点はどうですか。 14: ◯答弁観光課長) 島根との連携につきましては、広島に来ていただくということだけが目的ではなく、広島からも島根に行っていただく、特にことしは尾道松江線が三次市まで開通したということで、この沿線を一つの核として、例えば花とかフルーツといった、両方にある素材を使ったものをしっかりPRして、そこに広島の方が島根へ行く、島根の方が広島に来るといった相乗効果によって互いのエリアに呼び込んで、たくさんの人に周遊していただくという形で取り組んでおりますので、今後ともそういう考えで進めていきたいと思っております。 15: ◯意見要望犬童委員) わかりました。この前、三次市へのお客がふえたということが報道されていました。松江市に向けての道路の効果の一つだと思いますが、この前あそこを走ってみますと、途中に何もないのです。三次市から松江市まで行っても何となく途中が寂しいのです。もう少し振興して、途中にとまれるようなところも考えていかなかったら、効果は発揮できないのではないかと思います。余談ですけれども、走っていて思うのは、追い越し車線がないということです。前の人がとろとろ走っているとみんなずっと並んでいて、いつよけてくれるのだろうかと思っていてもよける場所もないのです。国土交通省の問題でしょうけれども、ああいう道路に追い越し車線がないのはどうかと思います。  いずれにしても、今取り組まれている広島・島根の連携を含めて、ぜひ努力していただきたいと思います。 16: ◯質疑田辺委員) 8ページの都市魅力創造戦略推進事業について伺います。5月に広島西飛行場跡地活用ビジョンができました。新聞報道では、市と協議してビジョンができたということでしたので、きょうはそれを議論するために集まったのかと思ったのですけれども、引き続き広島市と協議・調整を行うということなのですが、いつまでやるのですか。 17: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 広島西飛行場跡地活用ビジョンにつきましては、5月に策定したところでございます。社会経済情勢がいろいろ変化する中で、市内にはいろいろな未利用地がございます。そういったものとの関連も含めて事業者にヒアリングを実施しているところでございまして、その中で適宜御相談しながら、こういった委員会にも説明し御意見をちょうだいしながら進めてまいりたいと考えておりまして、いつまでにというのは、まだお答えできる状況にはございません。 18: ◯要望質疑田辺委員) スピード感がないのです。広島には球場跡地とか広大跡地とか大きな器がいっぱいあるのです。余り時間をかけていると時を失うのではないか、タイミングというのがあると思います。前から言っているのですが、県有地なのになぜ広島市に任せたのか、県が自分たちの土地に何を建てるのか決められないというのはおかしい。使命の放棄だと思います。広島市の視点から県有地を見るのか、広島県全体から見るのかでは発想が全然違うのです。私はいまだにその疑問を持っているわけです。平成5年に広島空港ができて20年たちます。地元の方がまちの真ん中は危ないので向こうへ持っていってくれと言われたので持っていったら、今度は残せと言うというような議論を20年間やっているわけです。この20年間、広島空港の跡地について何ら示されず、最後になって広島市に任せるようなことでは、県職員としてのプライドはどうしたのかと思っています。  だから県主導で広島県全体の視点でやってほしいというのが一番の根本なのですけれども、ビジョンがもう具体化したというのなら、新聞報道では出ているけれども議会に出てこないというのはいかがなものかと思います。早くビジョンを議会の委員会にかけて、県民の代表である議会で議論してほしい。これはお願いしておきたいと思います。  学者のような上からの視点ではなくて、地域や広島の会社の中から、ここをソーラーとか環境に配慮した住宅地に使いたいというような声はなかったのだろうかと思うのです。そういう下からの声が本当の声ではないかと私は思うのです。  個人的には知事や議長に申し上げましたけれども、福島の原発の問題を見ると、企業が選ぶのは原発のない地域です。労働力の確保と安全な場所とエネルギーの確保がやはり一番のポイントではないかと思うのです。広島県は原発を持てるわけがないのです。メタンハイドレートというものがあるから、今後はこの地域がいいのではないかということを私はやったことがあります。そういうふうに具体的にやると、別な問題があるというのは私も聞いていたのですけれども、この学者のビジョンというのを早く見たいということと、現場の声として、本当にこの地域から活性化したいというような民間の声というものがあったのではないかと思います。ですから早く提示しないとなかなかうまくいくものではありません。都市の魅力を創造するのなら、民間の活力や視点にも配慮してもらいたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 19: ◯答弁地域振興部長) 飛行場の利活用につきましては、本県の持ち分が約8割ということでして、まちづくりの主体である広島市と連携しながら広域的な波及効果のあるビジョンをつくるために、県・市連携した形での予算措置を行い、研究会を組織し、昨年度一年間考えまして、ことし5月にビジョンを策定いたしました。そのビジョンにつきましては、総務委員会等で説明しておりますけれども、現在の検討状況も含めてビジョンの概要あるいは現時点でのヒアリング状況や具体化に向けた進捗状況といった部分について、時期を見て特別委員会に資料提供させていただきたいと思っております。  いずれにしましても、手順を踏んでやっておりますので御理解いただきたいと思います。 20: ◯要望質疑田辺委員) やはりスピーディーさというものが大事だと思うのです。これからは人口減少社会です。広島市はまだふえているのかも知れませんが、福山市では減少しています。一手間違えるともう何もできないというようなことになるのです。いい場所、いい土地なのだから、広島県の発展のための活用策をスピーディーにお願いしたいと思います。  続いては、ドクターヘリの問題です。ドクターヘリ運用開始から3カ月で、出動回数もかなり多いと思うのですけれども、離着陸ポイント──ランデブーポイントの数が少ないと聞いています。ドクターヘリは空を飛ぶだけではなくて着陸しなければ意味がないのです。どこへ着陸するかというのは、まちの真ん中は病院があるから救急車でいいのですけれども、一番必要なのは有人の島とか中山間地域とかです。そこでの数が現在は394ポイントですが、それでは少ないと思うのです。学校のグラウンドとか公園、漁港も活用するのですけれども、離着陸ポイントを増加して、なるべくきめ細かくしないと、ドクターヘリは空を飛んでいることが有意義なのではなくて、着陸して、病院がないところの患者を救うことが使命なのです。私も1回現地を視察したときに、ヘリコプターを運転している人から見て、ここに着陸できたらいいというところがあるのではないですかと聞いたら、そうですと言っておられたので、そういうことを掌握していただきたい。やはり一番のポイントは中山間地域や島です。その辺の着陸ポイント増設をどのように考えているのか、お伺いしたい。 21: ◯答弁医療政策課長) ランデブーポイントの増加については、課題だと私も思っております。先ほど委員もおっしゃいましたように、現在394の施設がございますけれども、まだまだ島嶼部や中山間地域は少のうございます。これにつきましては、消防機関あるいは市町の協力を得てふやすように努力しているところでございますけれども、やはり住民の方々あるいは委員がおっしゃいましたように、上から見て適地があればそれをランデブーポイントにするような取り組みもあわせて、運航会社と連携して取り組んでいきたいと考えております。 22: ◯要望質疑(高山委員) 非常におもしろい委員会で、聞いていていろいろなことがあるものだと思いました。きょうは過疎の問題について聞く気はありませんけれども、とにかく若い人が帰ってこないという大きな現実があるので、それに向けて頑張っていただきたいのですが、一つ気になることがあるのです。資料番号2の8ページにあるがん対策日本一というのはいつできるのでしょうか。 23: ◯答弁(医療・がん対策部長) 何がどうなったらがん対策日本一になるのかというのを明確にお示ししていないということから、いつになったらできるのかというのを明確にお示しできないということがございます。がんの検診率とかがんの死亡率とか、数字にあらわれるものはたくさんございますけれども、なかなかそれで日本一になるということを計画的にやっていけるものでもございません。先ほど説明しましたとおり、いろいろな対策を切れ目なく行うことで県民の皆様に安心していただくという、そのレベルにおいて日本一を目指したいと思っておりますけれども、どこまでという数字であらわしにくいということが私どももじれったくはありますが、あらゆる施策を切れ目なく提供して安心していただくということで日本一というのを掲げて努力していきたいと思っております。 24: ◯質疑(高山委員) それが県民にはわからないのです。デーモン閣下がテレビに出ていますけれども、これに1億円くらいのお金を使っているのです。がん対策日本一がいつできるかというのは別にどうでもいいのですけれども、がん治療は日本一にならなければいけないでしょう。治療は東京へ行ってするのですか。がん対策日本一という目的を持ったら、がん治療が一番にならないと意味がないのではないですか。それがないから、デーモン閣下は何をしに出ているのかということになる。なぜがん治療日本一を目指さないのですか、広島県ではできないのですか。 25: ◯答弁(医療・がん対策部長) がん治療ももちろん大切でございます。ただ、がん治療日本一というのは何かというと、これも難しいのですけれども、広島県のがん治療は7つある二次医療圏ごとにがん診療連携拠点病院をすべて確保しています。これも全国から見ればトップに近いほうだと考えております。それからがん医療のネットワーク、医療だけではなくてその予防も含めたネットワークも5大がんについて確立しているということで、がん治療のところについても尺度がございますけれども、高い位置を目指しておりますが、先ほど言いましたように、予防もフォローも含めた総合的な対策を目指しているのが我々だということを御理解いただきたいと思います。 26: ◯意見(高山委員) 私は県民に伝えていますけれども、県民は全然理解していません。「おしい広島県」はあれだけテレビで宣伝しているので大体わかりました。日本一と言うから余計県民は迷うのです。デーモン閣下が出てきてがん対策日本一と言っているけれども、どこが日本一なのだろうと思うのです。もっと明確にがん対策が日本一なったらがん治療も日本一になるという宣伝をすれば、広島県はがん治療もしっかりやっているということになると思います。  (7) 閉会  午後2時58分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...