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  1. 広島県議会 2013-07-19
    2013-07-19 平成25年文教委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成25年文教委員会 本文 2013-07-19 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 71 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯委員長 選択 2 : ◯質疑尾熊委員選択 3 : ◯答弁豊かな心育成課長選択 4 : ◯質疑尾熊委員選択 5 : ◯答弁豊かな心育成課長選択 6 : ◯意見質疑尾熊委員選択 7 : ◯答弁施設課長選択 8 : ◯要望質疑尾熊委員選択 9 : ◯答弁豊かな心育成課長選択 10 : ◯質疑尾熊委員選択 11 : ◯答弁豊かな心育成課長選択 12 : ◯要望質疑尾熊委員選択 13 : ◯答弁健康福利課長選択 14 : ◯要望尾熊委員選択 15 : ◯質疑山下委員選択 16 : ◯答弁施設課長選択 17 : ◯質疑山下委員選択 18 : ◯答弁施設課長選択 19 : ◯質疑山下委員選択 20 : ◯答弁施設課長選択 21 : ◯要望質疑山下委員選択 22 : ◯答弁健康福利課長選択 23 : ◯要望質疑山下委員選択 24 : ◯答弁健康福利課長選択 25 : ◯質疑山下委員選択 26 : ◯答弁健康福利課長選択 27 : ◯要望質疑山下委員選択 28 : ◯答弁(教職員課長) 選択 29 : ◯質疑山下委員選択 30 : ◯答弁(教職員課長) 選択 31 : ◯質疑山下委員選択 32 : ◯答弁(教職員課長) 選択 33 : ◯要望山下委員選択 34 : ◯意見質疑(辻委員) 選択 35 : ◯答弁(学校経営支援課長) 選択 36 : ◯意見質疑(辻委員) 選択 37 : ◯答弁(学校経営支援課長) 選択 38 : ◯質疑(辻委員) 選択 39 : ◯答弁(学校経営支援課長) 選択 40 : ◯質疑(辻委員) 選択 41 : ◯答弁(学校経営支援課長) 選択 42 : ◯質疑(辻委員) 選択 43 : ◯答弁(学校経営支援課長) 選択 44 : ◯意見質疑(辻委員) 選択 45 : ◯答弁(学校経営支援課長) 選択 46 : ◯質疑(辻委員) 選択 47 : ◯答弁(教育長) 選択 48 : ◯要望(辻委員) 選択 49 : ◯意見質疑(高山委員) 選択 50 : ◯答弁(教職員課長) 選択 51 : ◯質疑(高山委員) 選択 52 : ◯答弁(教職員課長) 選択 53 : ◯意見・要望(高山委員) 選択 54 : ◯質疑(下原副委員長) 選択 55 : ◯答弁(教職員課長) 選択 56 : ◯質疑(下原副委員長) 選択 57 : ◯答弁(教職員課長) 選択 58 : ◯質疑(下原副委員長) 選択 59 : ◯答弁(教育部長) 選択 60 : ◯要望質疑(下原副委員長) 選択 61 : ◯答弁(義務教育指導課長) 選択 62 : ◯質疑(下原副委員長) 選択 63 : ◯答弁(義務教育指導課長) 選択 64 : ◯質疑(下原副委員長) 選択 65 : ◯答弁(義務教育指導課長) 選択 66 : ◯意見質疑(下原副委員長) 選択 67 : ◯答弁(学校経営支援課長) 選択 68 : ◯質疑(下原副委員長) 選択 69 : ◯答弁(学校経営支援課長) 選択 70 : ◯要望(下原副委員長) 選択 71 : ◯要望(石橋委員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (開会に先立ち、委員長があいさつを行い、副委員長及び委員の自己紹介並びに教育長が   あいさつ及び説明員の紹介を行った後、学事課長が自己紹介を行った。)  (1) 開会  午前10時32分  (2) 記録署名委員の指名        尾 熊 良 一        山 下 真 澄  (3) 委員会の運営方針等についての説明・協議    常任委員会正副委員長会議協議事項を委員長が説明した。  (4) 当局説明   1) 管理部長が報告事項(1)について、別紙資料1により説明した。   2) 学事課長が報告事項(2)について、別紙資料2により説明した。   3) スポーツ振興課長が報告事項(3)について、別紙資料3により説明した。  (5) 質疑・応答 ◯委員長 この場合、辻委員から、「2012年度教職員の配置状況」についての質問に関して、参考資料を配付していただきたいとの申し出があり、委員長として、これを許可することとし、委員並びに関係説明員の皆様に配布いたしておりますので、御了知願います。 2: ◯質疑尾熊委員) 何点か質問させていただきます。  まず1点目は、熱中症の対策であります。  地球温暖化の影響で、毎年のように気温が上がっています。そういった中で湿度も高く、高齢者の方が熱中症で倒れられ、死亡される事例も起きております。最近では、学校現場でもクラブ活動中とかに熱中症にかかられる生徒さんがふえているようであります。また、教室の中でも実際に熱中症にかかって何人もの生徒さんが搬送されるという事例が他県でも起きているようでございますが、ことし、広島県において小・中・高の生徒さんが熱中症で搬送された件数を把握されていますか。 3: ◯答弁豊かな心育成課長) 今年度、6月に三次市で小中学校の合同運動会の終了時に中学生2名、小学生1名が熱中症の状態になりまして、救急車で病院に搬送されたという報告を受けています。 4: ◯質疑尾熊委員) 運動会やクラブ活動の中でも教職員の方も注意をされていると思いますが、学校現場において熱中症への対策をどのようにされているのでしょうか。
    5: ◯答弁豊かな心育成課長) 熱中症については、気温、湿度などの環境条件に考慮した運動の実施、また、小まめに水分や塩分を補給し休憩をとること、さらには児童生徒への健康観察などの健康管理を徹底することによって防止できていると思っております。学校において熱中症予防のため、万全の対策をとるように、そして、もし起きてしまったときには、適切な応急手当て等を行うよう、今年度も6月、7月にそういった対策について通知等を出し指導しています。 6: ◯意見質疑尾熊委員) 授業中であっても水分をとるというような細かい指導をしていただいているのだと思います。  それとともに、環境面でありますけれども、何件か現場の声をお聞きしたところ、県立高校におきましては、教室にエアコンを設置し,保護者にリース料とか電気代の負担を求めているといったところもありますが、定時制の教室におきましては、家庭の状況により負担が求めにくいといった状況もあるのかと思いますが、エアコンを設置できていない、また、特別教室等には扇風機もないという状況であるとお聞きしています。これは財源の関係もあるかと思いますが、県立高校では保護者の負担でエアコンを設置しているところもあると聞いていますが、小中学校におきましても、エアコンもない、扇風機もないというような現実を伺っています。扇風機がついている場合でも、1つの教室に2つぐらいしかついておらず、風が全然来ないという話もあります。  今後、気温がだんだんと高くなっていきます。毎年のように熱中症の患者がふえている中にあって、このように教室によっては扇風機もないとか、扇風機があっても2つしかないといった現状があります。今後、気温が下がるということは、なかなかないと思いますので、財源が大変厳しい中でエアコンの設置とか扇風機をふやすということは難しいと思いますが、子供の健康管理、また勉強に集中できる環境というのはやはり大人がつくってやらないといけないと思います。保護者の理解、その財源の確保といった部分で今後どのように熱中症対策、環境面を考えているのか、お聞かせ願います。 7: ◯答弁施設課長) 学校の良好な学習環境、執務環境を確保するため、県立学校では、先ほど委員がおっしゃられたとおり、平成4年度から計画的に整備を進めてまいりまして、これまでに保健室とか情報処理教室、それから進路指導室、管理教室でいえば校長室、事務室、職員室、あるいは会議室、そういったところへ順次整備を進めてきています。普通教室につきましては、先ほど委員がおっしゃられたように、PTAの御協力を得ながら整備している事情がございますが、小中学校につきましては、平成22年の資料で19.6%の空調整備率ということで、まだまだ不十分でございます。これにつきましては、学校環境衛生基準では、夏場で28度以下が望ましいとされておりますので、それを確保するように、400万円以上の整備であれば国庫補助金で補助も出ますし、今、扇風機なども安くなっており、消耗品等は学校で買えますので、そういった形で順次整備するよう小中学校につきましても指導・助言していきたいと考えております。 8: ◯要望質疑尾熊委員) 環境面でも、できるところからできる限りしっかりとそういった対策をとっていただきたいと思います。  続いて、スクールカウンセラーについてお伺いいたします。  学校現場においては、スクールカウンセラーの制度がございまして、不登校やいじめの問題、また子供さんの種々の問題を保護者とともに考える、また先生もスクールカウンセラーの方に相談できるということで、有効で成果があるとお聞きしておりますが、県内のスクールカウンセラーの配置人数はどのくらいなのでしょうか。 9: ◯答弁豊かな心育成課長) 今年度は小学校が40校、それから中学校が168校、そして高等学校が26校、合わせて234校でございます。 10: ◯質疑尾熊委員) 県立高校への配置が26校ということで非常に少ないみたいですけれども、小中学校も県立高校もこのスクールカウンセラーの方のアドバイス、また相談については、保護者も非常に大変助かっているということです。教職員の方もアドバイスを受けたりすることで的確な対応、スピーディーな対応ができると聞いておりますけれども、県立高校で26校、小学校で40校とまだまだ配置人数が少ないという声も伺っています。県立高校におきましては、月に1回、1日だけということで、相談日もスクールカウンセラーが来られたときに朝から晩まで予約がいっぱいであると聞いております。30分か1時間ぐらいの相談だと思いますが、朝から晩まで予約がいっぱいで、次の月に来られても継続的に相談を受けられる方がいて、新しく相談を受けたい方がなかなか受けられないという現状があるようです。また、学校側もほかの学校に遠慮してなかなか申し込みしにくいという声がありますが、このスクールカウンセラーをふやしていこうという検討はされているのでしょうか。また、現場から要望は上がっていないのでしょうか。 11: ◯答弁豊かな心育成課長) いじめ問題等、生徒の問題行動の解決に向けて学校体制で取り組んでいくときに、このスクールカウンセラーの果たすべき役割と効果は十分にあるものと認識しております。先ほど234校という配置校の数字を申しましたけれども、今年度、文部科学省のスクールカウンセラー等活用事業が拡充されまして、小学校でいいますと15校、中学校で2校、そして高等学校で5校、合わせて22校を拡充したところでございます。国の補助制度等も活用し、また、国のほうも今後、いじめ問題等について取り組んでいくところであり、さまざまな施策を打ち出されておりますので、こういった国の動きも注視しながら、スクールカウンセラーの運用、また拡充というものを検討してまいりたいと思います。 12: ◯要望質疑尾熊委員) 現場のそういった声をしっかり聞いていただいて、国へも強く要望していただきたいと思います。  最後の質問になりますが、教職員の健康管理についてでありますが、先ほどの資料にも、教職員の定数が減ってきており、少子化とともに、小中学校でも前年度より52人減る、高校においても45人減っているとありましたが、現場の教職員の方の負担は非常に多く、当然でありますけれども、授業の準備、また子供に接する時間を確保しなければなりません。それ以外にもいろいろな報告や、最近ふえておりますモンスターペアレントの対応があります。中には、学校に何度も電話をかけてくる、訪問する、場合によっては自宅まで電話をされるといったこともあるということで、大変な負担があるとお聞きしております。そういった中で、教職員をふやしていったらいいと私は思うのですが、その前に、現在の教職員の方が抱えられている健康の面についてお伺いします。  人間ドックとか定期健診等で健康診断は受診されていると思いますが、こういった業務で特にメンタル部分、精神的な部分でのストレスや、残業とか、仕事を持ち帰ってはいけないのでしょうけれども、持ち帰って仕事をされたりというような対応をされている教職員の方が、現実には本当にたくさんいらっしゃるということをお聞きしております。健康診断では体力的な部分、肉体的な部分の異常は発見できるかもしれませんが、精神的な部分、ストレスにより長期にわたってやむなく休職されるという教職員の方もいらっしゃると聞いておりますが、そういった精神的な部分の健康管理、健康対策はどのようにされていますか。 13: ◯答弁健康福利課長) 教職員の健康管理ということでございます。  メンタル面につきましては、平成16年度から職員健康管理システムというものを導入いたしまして、これは過重労働防止等の対策ということで、職員の日々の状況を管理職が把握いたしまして、必要な健康対策をしていくというものでございます。これを本県の県立学校では平成16年度から導入し、また平成20年度からは市町全小中学校で導入して、特に疲労の蓄積があると思われる教職員に対しましては管理職が面談し、その面談を通じまして、産業医、保健管理医等、小中学校では学校医にもなるかもしれませんが、必要な診察、事後処置等を行っていくような制度を設けております。 14: ◯要望尾熊委員) ストレスというのはなかなかわからないと思いますので、特に管理職の方がふだんから注意して教職員の負担がかかっていないかとか、精神的な面をチェックし、アドバイスすることが必要かと思います。また、例えば勤務時間等からの精神面での影響によるものなどについては、休職する前に、病気になる前に負担軽減のためにほかの教職員の方による応援といった手を早く打つことが必要だと思いますので、特に管理職の方の日ごろからの細かなチェック、アドバイス等を徹底していただくように要望しまして、私の質問を終わります。 15: ◯質疑山下委員) 今、尾熊委員がおっしゃられたことに関連しますが、私も暑さ対策のことで少しお伺いしたいと思います。  ことしの2月5日に施設課が出されている資料を見ますと、特別支援学校を除く県立高校のうち、PTAで普通教室や特別教室に空調を設置しているのが59校となっています。事務室とか職員室に設置されているのは82校となっていますが、82校が全体の数だと思いますから、普通教室や特別教室に空調がない高等学校は23校だというふうに計算すればよろしいのでしょうか。 16: ◯答弁施設課長) その後、2校ほどPTAのほうから使用許可申請が出まして、いずれも許可して、現在、61校になっております。それから大竹高校につきましては、PTAではないのですが、基地周辺ということで、騒音対策で以前、空調を整備しております。これは公費で補助金をもらってやっております。このため、残りあと20校という状況でございます。 17: ◯質疑山下委員) 多分その残り20校の中に入るのだと思いますが、福山市にある沼南高校の先生からこういうことをお聞きしました。あそこは家政科のコースがありますから、特別教室として被服の実習室とか調理実習室があるそうです。高校も小中学校も一緒ですけれども、夏場ですと朝の10時ごろ、授業時間で言うと2時間目とか3時間目で、既に3階とか4階の教室は室内温度が35度を超すそうです。また、被服室であればアイロンも使うし、調理実習室であれば当然ガスなどを使って実習しますので、40度近くまで上がると聞いています。先ほど言いました施設課が出しておられる資料を見ますと、情報処理室には県のお金でエアコンをつけています。これはパソコンがあり、室温が高くなるとパソコンにも影響するということだと思いますけれども、少なくとも先ほど私が今言ったような特別な授業で室温が極端に上がる教室については、県費でエアコンを設置すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 18: ◯答弁施設課長) ただいま委員のほうからありました調理室、被服室等への空調の設置などについてですが、年度初めに学校長から施設要望を聞きます。それ以外にも随時要望を出していただいて、それを踏まえて個別に状況を検討させてもらって対応することとしております。ことしは沼南高校からは調理室の調理台等の改修工事の要望は出ているのですが、現時点で空調の話は上がってきておりません。ちなみに、過去におきましては総合技術高校、こちらには食デザイン科がございまして、調理師資格等を取得するため、火力の強い調理器具等も使うということで調理実習室への整備、それから黒瀬高校については、介護実習等で高温多湿になるということで整備した例、さらに海田高校につきましては家政科がございまして、やはり調理実習において中華なべ等も使うということで整備した例もございます。これらは個別に相談に乗っております。何も35度、40度の中で我慢してくださいということではありませんので、学校長に状況を確認してみたいと思います。 19: ◯質疑山下委員) ほかの学校には整備していただいているということで安心しましたけれども、校長から具申があればということになりますと、問題意識を持っていない校長だったら何年たってもつきません。ですから、教育委員会の方針としてやってください。そのことをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 20: ◯答弁施設課長) 教育委員会のほうからどうですかという確認は、学校長ヒアリング等の際に施設関係で何か問題はございませんかという話をさせてもらいます。ただ、学校運営管理につきましては、やはり学校長が問題意識を持って教員の意見を聞いたり、子供たちの学習環境を確保するのが務めだと私は思います。したがって、今後も学校とよく連携を図りながら進めさせてもらいたいと思います。 21: ◯要望質疑山下委員) 押し問答になりますから、この件についてはこれでやめますけれども、総合技術高校にしても海田高校にしても、設置されたということであれば、沼南高校に限らないと思いますけれども、同じような内容の実習を行う特別教室であれば一律にやるべきだと私は思います。校長先生の問題意識といっても、校長室は夏にはエアコンがついています。だから、今も言いましたけれども、校長先生が課題意識を持たなかったら具体的に反映しないというようなことは、システムとしておかしいと私は思います。今は授業料無償化になりましたけれども、無償化になる前は総合技術高校の生徒も沼南高校の生徒も同じように授業料を払っていたのですから、教育委員会の方針としてやっていただきたいということを再度申し上げて、この件については終わります。  もう一つ、尾熊委員も教職員の健康のことでお聞きになりましたけれども、私は教職員の超過勤務の関係で1~2点お聞きしたいと思います。教育委員会のほうも超過勤務が多いということで業務改善の取り組みをなさっているということは承知しておりますので、そのことについては敬意を表しますけれども、現場にはなかなか教育委員会が言われることが浸透し切っていないという例もありますので、そのことをひとつ申し上げたいと思います。  一つは、小・中・高、特別支援学校も全部一緒だと思いますが、入校・退校時刻記録表というのがあり、これを毎月、校長先生に出すようになっているのだと思いますけれども、この入校・退校時刻記録表を書き直しなさいと教職員に言われる管理職がいらっしゃると私は聞いています。そういう事実があるのか、教えてください。 22: ◯答弁健康福利課長) 入校・退校時刻記録表というものは、教職員がみずから日々の入校・退校の時刻を記入し、それをもって管理職が日々の入退校時間の状況を見まして必要な健康管理対策を行っているというもので、平成21年度から導入したものでございます。これは各市町教育委員会も同じように用意しております。当然これはみずから記入して、本人も管理職もその勤務の状況を見るということが一番の基本にございますので、改ざん、書き直し等はあってはならないことだと思います。毎年、各県立学校及び市町教育委員会とヒアリングを行っているのですが、そういう把握はしておりません。 23: ◯要望質疑山下委員) 課長のところにまとめて出てくるような書類では当然わからないと思いますけれども、現場の実態としてはそういうことがあると聞いております。学校の名前も聞いております。それは幾つか理由があり、月80時間を超えたら管理職は教職員に健康診断を受けに行くように指導しないといけないというのも一つの理由になっているのではないかと思いますが、いずれにしても、書き直しを命じる校長がいるということですので、きちんと現場を点検して指導していただきたい。  それからもう一つ、超過勤務の関係で言うと、職員室、校長室も同じかもしれませんが、先生方がいらっしゃる部屋には機械警備システムを導入しています。全員が部屋を出られた後に作動させるので、どうしても遅くまで仕事をしなければならない場合には、その機械警備システムのない、例えば図書室とかほかの部屋へ行って仕事の続きをしなさいとおっしゃる管理職もおられるとも聞いております。この事実については把握していますか。 24: ◯答弁健康福利課長) 健康管理対策ということで私もやっておりますので、そういう機械警備の状況等につきましては把握しておりません。 25: ◯質疑山下委員) 機械警備の状況ではなく、機械警備では、何時に職員室をあけて何時に閉めてという記録が警備会社のデータに残ります。それで、余り遅くまで、毎日10時、11時、12時まで職員室が閉まらなかったということではいけないので、例えば9時なら9時、8時なら8時に職員室を閉めて、続いて仕事がある人は図書室へ行ってしてくださいというふうに職員に言う管理職がいらっしゃるという事実があるということについて、御存じないですか。 26: ◯答弁健康福利課長) 個々の状況は把握しておりません。いずれにしても、管理職は健康管理の部分で入校・退校の状況を見るということで、健康管理上、例えば9時であればもう9時に帰っていただくというのが筋であろうかと思います。当然、どうしても仕事が遅くなる場合があろうとは思いますが、そういうときにはやはり同じ執務室で勤務をしていただくということになろうかと思います。 27: ◯要望質疑山下委員) 大方の管理職の先生はそのようなことはなさらないと思うのですが、教育委員会に書類を提出する関係がありますから、表面を取り繕うために入退校記録を改ざんする、書き直しをしてくださいと言う、機械警備だったら何時に職員室が閉まったというデータが全部出るわけですから、現実問題として、うちの学校は9時に帰っています、8時に帰っていますということをその機械警備のデータで証明するために、別の部屋で仕事しなさいとおっしゃる人もいるのです。事実関係をきちんと把握していただいて、そういう管理職の方には個別にきちんと指導していただきたいと思うのです。学校の現場はどこも大変だということはよくわかります。管理職の先生も大変だということはわかりますけれども、こういう形での労務管理が続くようなことがあったら、ますます疲労こんぱいということになりますから、そのことを要望しておきたいと思います。  次に、管理職の方の人権感覚についてお聞きしたいと思います。  いじめとか体罰とか、学校にはさまざまな課題がありますけれども、このいじめや体罰を防いでいく上で最も大切なことはどういうことだと考えていらっしゃいますか。 28: ◯答弁(教職員課長) いじめにつきましては、あってはならないという認識はもちろんでございますけれども、事象に早く気づいて、すぐに対応する、また、そういう感覚を教職員が身につけているということが重要でございます。  また、体罰につきましては、法規法令に従いまして、適切に教育をしていかなければいけないというふうに考えておりますし、ことし1月に示している研修資料等を用いて指導の徹底を図るということが重要であると考えております。 29: ◯質疑山下委員) 今お答えいただいたことを一言で言いますと、ポイントとして先生方自身の人権感覚がどの程度あるのかということが非常に大きいと私は思うのです。教職員そのものの人権感覚が低かったら、いじめを発見することもできない、あるいは、疑いがあっても隠すということになりますから、それが大事だと思うのですけれども、実はこういう例が呉市でありました。学校名までは申し上げませんが、呉市で県内の中学校の先生方の総合的な学習の研修会があったそうですけれども、その研修会の最後に閉会のあいさつをされたある中学校の校長先生がこんなふうにおっしゃったのだそうです。「職員は子供に対して魅力的でないといけない」この言葉はいいですね。「内面的な魅力はもちろん、外面も大切だと、服装はきちんとしましょう」と、ここまではいいのです。この後どういうふうにおっしゃったのかといいますと、「不細工なやつは化粧をすればいい」というのが締めくくりだったのだそうです。この発言についてはどう思われますか。 30: ◯答弁(教職員課長) そういう発言が事実であるとするならば、不適切な発言であると思います。 31: ◯質疑山下委員) 不適切というのはどの程度ですか。懲戒処分に該当しますか。 32: ◯答弁(教職員課長) 状況を把握して、状況によっては懲戒処分もあり得ると考えております。 33: ◯要望山下委員) 呉市に聞いていただければおわかりだと思いますし、私も学校の名前は聞いておりますので、聞いていただければ学校の名前はお伝えします。  このことでは2つ問題があると思います。一つは、おっしゃった校長先生の問題です。もう一つは、たくさんの教職員の方がそこへ参加していらっしゃったわけです。ほかの学校の管理職の先生もいらっしゃったが、恐らくきょうまでにこの話が課長や部長や教育長のところに届いていないと思うのです。ということは、その場に参加しておられた方も問題意識を持たなかったのか、私は、問題意識を持たなかったとは思いません。問題意識を持った先生方も、それを問題であるという提起もできなかった。その場で言えないにしても、教育委員会にきちんと提起することができなかったということも、またもう一つ問題だと思うのです。この2つの問題点がありますから、事実関係をよく調査していただいて善処していただきたいということをお願いしたいと思います。  もう一点、先ほどの夏の暑さとの関係もありますから、これは事実だけお伝えして検討していただきたいと思いますが、福山市内の中学校でお盆過ぎに中学2年生が月曜日から金曜日までチャレンジウィークということで職場体験に行っています。その間、1年生と3年生は毎日授業をするという計画をしている学校があるのだそうです。小中学校には教室にエアコンがあるところがありません。しかも、夏休み中の非常に高い室温の中でです。授業をすることそのものを私は否定するわけではありませんが、素人判断でも余り効果が上がるものではないと思います。どういう目的でやられるのか、教育的な効果がどの程度あるのかということも調査していただき、適切な指導ができればということをお願いして、終わります。 34: ◯意見質疑(辻委員) 私は、先ほどの山下委員の質問の最後にあった、化粧すればいいというような発言が研修会で出されたということが事実だとすれば、それは許されないことだと思うのです。こういうパワハラは、こういった研修会だけではなく、学校現場での校長による教職員へのパワハラが非常に横行しているというような問題にもつながるということで、また次回にでも、この委員会でも取り上げてみたいと思います。  それから、超過勤務の問題についても、やはり県の教育行政としては大きな問題ですので、私なりに順次取り上げていきたいと思っております。  きょうは、県の教育条件の整備をきちんとしていくというような立場から、教職員の定数問題について質疑したいと思っております。きょうは特に教職員の加配制度の問題について取り上げますけれども、この委員会で順次、非常勤講師の多様化の問題、定数、非正規、正規職員の問題、こういった問題も取り上げて県行政を正していきたいと思っております。  それでは、質問に入らせていただきます。  きょうは,委員の皆さん、あるいは説明員の方に「2012年度教職員の配置状況」という資料をお配りさせていただきました。委員長には許可をいただきましてありがとうございます。この資料については後で説明させていただこうと思いますけれども、これは文部科学省に報告した数字や文科省の数字を加工して出したもので、数字そのものについてはこちらが意図的につくったものではありません。文科省へのデータをもとにして加工したものを使わせてもらっているということを知っておいていただきたいと思います。北海道から沖縄までの全国の資料があるのですけれども、きょうは中国、四国など、その一部を提出させていただきました。後でその辺を少し活用させていただければと思います。  まず、先ほどもありましたように、広島県の教育現場の実態というのは非常に多忙化をきわめており、子供になかなか向き合えないというような状況があるというのは皆さん御存じだと思うのですけれども、まず、この教職員の加配定数というのがどういうものなのか、簡潔に説明していただきたいと思います。 35: ◯答弁(学校経営支援課長) 教職員定数につきましては、いわゆる学級数とか児童生徒数に応じて算定されます、いわゆる基礎定数というのがございます。それ以外に、例えば生徒指導などの特別な事情において、国の裁量において都道府県の要望に基づき措置される加配定数というものがございます。これを含めて、学校の全体の定数が決められているということでございます。 36: ◯意見質疑(辻委員) 加配教職員定数については今述べられたとおりで、少人数学級の実施や、いじめや不登校等への対応など、学校の抱える課題解決に十分対応していけるように配置される措置で、都道府県からの要望を受けて国が決めていくことであるということは言われたとおりで、つまり、きめ細かな指導、教育が行えるようにというようなことで配置されて、決められているものだということをまず押さえておく必要があると思います。  そこで、きょうの資料ともかかわりがあるのですけれども、広島県の昨年度と今年度の加配教職員の定数は、小中学校それぞれで何名であったのか。合計で何名だったのか。それから、ついでにお聞きしますけれども、標準定数に占める加配の比率、きょうお出ししました資料の加配比率はどうであったのか。お答え願いたいと思います。 37: ◯答弁(学校経営支援課長) 本県におきます加配定数につきましては、昨年度、平成24年度ですが、小学校が452名、中学校が300名、合計で752名でございまして、全体に対する割合としましては5.7%ということでございます。それから今年度、平成25年度につきましては小学校が427名、中学校が343名、合計で770名となっておりまして、割合としましては5.9%となっております。 38: ◯質疑(辻委員) 私がきょうお出しした資料でも、2012年度の広島県は、小・中合わせて5.7%となっておりますが、この資料を見ていただきますと、全国で一番加配が多いのが一番下の36番の徳島県で14.2%、2番目が鳥取県の12.6%、3番目が京都府の12.3%ということになっています。全国では合計の平均が10.2%というのが実態なのです。これからしますと、広島県は全国平均の半分ちょっとの5.7%しか加配措置をしていない。しかも、全国の集計をしてみましたら、何と加配の配置は断トツの最下位、47番目というような水準になっているのですけれども、これを一体どういうふうにお考えになっているのでしょうか。 39: ◯答弁(学校経営支援課長) 委員から資料の提供がございましたが、他の都道府県の加配定数の状況につきましては公表されておりませんが、文科省のホームページによりますと、平成24年度におきまして全国の定数合計に占める加配定数の割合というのは8.9%というふうに書いてございました。本県は平成24年度で言えば5.7%でございますので、全国平均を下回るということは事実でございます。 40: ◯質疑(辻委員) これは私が加工していろいろと整理したものですけれども、加配比率は10.2%という数字になっているのです。そこの点の議論はさておいても、全国最下位というような状況について、5.7%という事実だけを述べられたのだけれども、なぜこういう低い水準になっているのか、その原因はどこにあるかということなのです。全国的に見ても、中国地方を見ても、大体10%ぐらい、標準定数の1割程度ぐらいは加配しています。学校で教職員がきめ細かな指導、あるいはきめ細かな教育が行えるように加配で措置しているのですけれども、広島県はこの半分以下しか措置していない。つまり県のほうが国に要求していないということなのです。これは2012年度だけではないのです。平成23年度、平成24年度、平成25年度を見ましても、加配比率は平成23年度が5.4%、平成24年度が5.7%、平成25年度が5.9%と、6%にいかない。5%で抑え込んでいるという実態があるのですけれども、なぜこのようになっているのですか。 41: ◯答弁(学校経営支援課長) 本県におきましては、平成17年度から平成21年度を計画期間といたします第2次行政システム改善計画によりまして、全庁的に定数削減に取り組んでまいりました。教職員定数の削減につきましても、児童生徒数の減に伴う定数削減のほか、子供たちの教育環境が悪化しないよう配慮しながら、常勤の非常勤化とか加配定数の抑制に対応してきたところでございます。一方で、この時期に全国の加配定数が増加してきているということもございまして、結果的に本県の加配定数割合が全国に比べて低くなったというふうに考えております。 42: ◯質疑(辻委員) 平成22年12月に策定した中期財政健全化計画によって職員定数の削減計画が出され、一般行政部門では平成27年までに470人減らす、教育部門は413人減らすということで、既に平成23年度から平成24年度に教育部門では168人削減しているのです。今の発言等を聞きますと、銭金のところから教育を見ているというように私は思います。本当に子供たちに十分な行き届いた教育をしていくという点で、先生方に対して学校現場での教育を行うためにきめ細かな指導を十分できるようにしていくという点では、やはりせめて加配を十分配置して、広島県教育をしっかりさせていくということが広島県の務めだと私は思うのです。財政健全化計画があるから、現場から加配が要求されていても、それを抑え込んでしまっているというような状況になっているのではないですか。その辺はどうお考えですか。 43: ◯答弁(学校経営支援課長) 平成22年度に策定されました行政刷新経営計画では、基本的には児童生徒数の増減に応じて定数を削減していくということにしております。いずれにしましても、加配定数につきましては、文部科学省におきまして、それぞれの県の教育課題を踏まえて措置されるものでございますので、必要な加配定数につきましては今後とも文部科学省のほうへ要望していきたいと考えております。 44: ◯意見質疑(辻委員) 必要な定数を要求するということを抑え込まれているのではないかということなのです。加配人員に対しての財政の裏づけというのは国が3分の1、県が3分の2というふうになっています。この県の3分の2は地方交付税措置されるということになっているわけだから、財源は確保されるわけです。ただ、色がついていないものだから、こちらに十分配分されるかという問題はあるかもしれないけれども、財源措置は十分確保できるわけです。やはり思い切って加配もふやしていくということをやるべきだと私は思うのです。自民会の松浦議員がこの3月の予算特別委員会で、今の教育現場の状況を、元総務大臣で鳥取県知事だった片山善博氏の発言を引用して、「今、教育現場はいじめや不登校、学力低下など課題が山積みで、そうでなくとも教員が子供たちに向き合う余裕がないと言われているのに、その余裕をさらになくすのが非正規化である」と、正規・非正規の臨時的講師の問題を取り上げて、現場の大変さや向き合えない、余裕がない状態になっていると話しております。松浦議員も同感だということで、広島県教育においても片山氏の言うような課題が山積しており、その中で教員が子供に向き合う余裕がないばかりか、精神疾患で病気休職になる者の割合が全国でもトップクラスとなっており、子供たちに多大な影響を与えている。そういったしわ寄せが子供たちにいっている。ある中学校では教科を担任する教諭15人のうち4人も臨時採用者がいるという状態であり、そういう職場環境の悪化が教員の大きなストレスになっていることもあると思う。今の本県教育の現場の大変な多忙さの中で、現実はこんな状況だと言われているわけです。この点で、財源措置も交付税措置もされるわけですので、全国の半分しか加配ができない、加配を要求していない、抑え込まれているということでは、広島県は恥ずかしいと私は思います。財政健全化の名のもとで、人員削減がその枠を、型をはめているという状態で子供たちに十分な指導や教育がなされていないというような実態があることに目を向ければ、加配もせめて全国水準並みに配置して、しっかりとこの教育条件をとどめていくということは必要だと思うのです。湯崎知事が言う重点4分野の1分野が人づくりではないですか。人づくりをしていくということで皆さんが行政を進めているという点では、こういった現実をしっかり見詰めて、大いに加配もふやして教育を進めていくことが今必要だと思うのですが、この点についてお答え願いたいと思います。 45: ◯答弁(学校経営支援課長) 確かに本県は全国に比べますと加配が少ない状況でございます。その中で学校現場がいろいろ大変だということは承知しておりまして、片方で、私どもは業務改善にも取り組んでおります。この3月に業務改善事例集というのを出しまして、それぞれの学校でどうしたら仕事が効率化できるかということで取り組んでいただいております。そういったことも推進していくようにしておりますので、その両面から取り組んでまいりたいと思っております。 46: ◯質疑(辻委員) まともに答えないといけませんよ。業務改善というのはいつでもやらないといけない話だから、それはそれでやればいいではないですか。問題は、きちんと配置すべきところの職員配置はやるべきではないかということを私は言っているだけなのです。それをやっていないではないかということです。全国で最下位、47番目という恥ずかしい数字を見ても、本当に情けない話です。仕事はたくさんふえていくが、人はつけない。さらに給料が安いというような状況もありますけれども、その一番のしわ寄せは子供たちに来ると思うのです。  教育長、財政当局にもしっかりこういった現実を突きつけて、加配もしっかりとふやしていくというようなことでの対応なりをして、人もつける、予算もつけるということをやって、今後進めてくれればと思うのですけれども、どうお考えですか。 47: ◯答弁(教育長) 教職員定数の問題でございますけれども、今の教育を取り巻く状況、課題ということを考えれば、きちんとそういう形をできるだけ充実していくということは必要であろうかと考えておりますけれども、県の財政状況が厳しい状況ということは全体の中であるということもございますので、そういうところも踏まえながら、やはり教育現場のそういう課題というものをしっかり説明しながら、引き続き充実に努めていきたいと考えております。 48: ◯要望(辻委員) 充実に努めていくという教育長のお話でしたので、こういう加配の恥ずかしい状態から脱皮して、きちんとつけるべき加配は国に要求して充実させていくということをやっていただきたいと思います。  最後に、松浦議員の予算特別委員会の発言を引用して終わりたいと思います。これは3月13日に松浦議員が質問で発言した内容です。正規職員の配置をふやすという議論の中で、本県では平成10年に国から異例の是正指導を受けたが、前知事は平成11年に17億円程度だった教育改革関連予算を平成14年には90億円程度まで措置されたと、こういうふうに、つけるべきところはきちんとお金をつけるということをやっているわけなので、ぜひ加配については充実させていくという点で取り組まれることを強く要望いたしまして、終わります。 49: ◯意見質疑(高山委員) 久しぶりに文教委員会へ帰ってきました。論客がたくさんいらっしゃいまして、すばらしい質問で、答弁のほうもしっかりされています。  私は、大体4年に1回、文教委員会に帰ってきている気がするのですけれども、最初は平成10年で一番端に座っていました。文部省からの是正指導から始まったという中で、この広島県の教育を見てまいりました。私が思うことは、よその委員会というのはある意味では委員と執行部が共通の認識です。この前は農林だったのだけれども、野菜をどうやってつくるか、山をどのようにきれいにするかという一つの共通点があるのだけれども、この教育という問題はいつも思うのだけれども、皆さん方は丸裸なのです。丸裸の中であちらから責められ、こちらから責められ、こうだああだと言われます。人数がすごく多くなって、民主主義ということで一人一人が自分の言いたいことを言う時代になったというのは、いいことか悪いことなのかわかりません。先ほど山下委員、辻委員からもありましたけれども、全部できれば一番いいのです。全部できるのが一番いいのですけれども、知事まで行ったら、ではどこの部署にお金をつけましょうかという話になってくるのです。今、一番言っているのが警察なのです。交番が老朽化しているから、とにかく予算をつけてくれと。教育委員会のお金を削ってでも交番つくってくれと言っています。農林へ行ったら、とにかくTPPでやられるから、農業の予算をつけてくれと言います。もうすべてが予算、予算となってくるわけです。私は、予算だけでは物が動かないというのが教育現場だと思うのです。  その中で、私は、前回文教委員だったときにも教育長に、もうネクタイをやめたらどうですかという話をしたことがありますが、今回も皆さん、全員ネクタイをされている。農林水産委員会に比べたらこの部屋はちょっと涼しいですね。農林水産委員会はしていないのですけれども、こちらは涼しいから、皆さんはネクタイをしているのでしょうか。元文教委員長も全員ネクタイをしていますが、現文教委員長はしていない。ところが、これを教育の中で考えたらどうなのかという話です。学校の現場へ行ったら、校長先生はネクタイをしていますが、現場の人はネクタイをしていないのです。こういうことについても非常におかしいことだと思うし、このあたりを強制的にやるのがいいのか悪いのか。多分皆さん方がネクタイをしているから、学校の校長先生もネクタイをしないといけないと思っているのでしょう。そうなると、ネクタイをしていない私たちは全く立場がないのです。そういうことで、私は、教育というのは非常に多岐にわたっていると思います。私は昭和28年生まれなのですけれども、二宮金次郎を教えてもらった戦後教育の時代と今とでは随分と変わってきたなということがあるのです。  先ほど、山下委員から体罰といじめの問題について質問がありました。そこで、あなたは早期発見と答えましたが、早期発見ではなく、いじめがあってはいけないのです。昔、我々が二宮金次郎を教えてもらった時代には、いじめられないように頑張れという話もあったのですが、その論理は全然だめになっています。勉強以外のことで、あってはいけないいじめを早期発見だと言って、いじめを探さないといけないから、辻委員が言うように、先生が忙しくなるのです。うちの学校だけはいじめがないようにとやっているのです。だから、根本的な教育の問題が違うのではないかと思います。先ほどの校長のパワハラ発言の問題もそうだと思うのですが、絶対に言ってはいけない言葉なのでしょうけれども、あれがジョーク的に言っているのならおもしろい話かもしれません。  という中で、懲戒処分の問題についてですが、7月13日に新聞に出ていましたけれども、府中市立の先生の麻薬の問題は、これはもう論外です。その次のアパート経営の問題ですが、私は知らなかったのですが、アパート経営をするときも申告をしなくてはいけない。これは兼業を防ぐという話なのですが、こうなると、農業をしている人とか家で商売をしている人が、お客さんが来たときに物を売ってもいけないのか。このアパート経営を行ったという問題については、戒告になっていますけれども、それを知っていてわざとやっていたのか、知らずにやっていたのかわかりません。そういうことはわからないのですが、こういうことについてもやるのなら、ちゃんとやればいいのです。一番の問題はこの新聞に出ていた県東部の県立高校で生徒へのセクハラで男性教員を処分したということです。私も県の東部におりますが、県東部の県立高校といったら尾道も三原も入るのかもわかりませんが、私が調べたところによると、福山の高校だということなのですけれども、この教員が戒告処分されたとこの新聞に書かれていますが、現在、彼は何をしているのですか。 50: ◯答弁(教職員課長) 現在、当該校において通常の教育活動を行っております。 51: ◯質疑(高山委員) 私が言いたいのは、この人を責める話ではないのです。これだけ新聞に出ると、先ほど山下委員がどこの校長かはわかっていると言われたように、この教員も匿名で報道されていようが、どこの高校のだれなのかはもう知られています。そうなると、この男性の先生は、この学校にいること自体、精神的に嫌になってくるのではないですか。このことについて、どのようなお考えで、そこに配置しているのですか。 52: ◯答弁(教職員課長) 本セクハラ事案は顧問をしております部の特定の生徒に対するものではなく、複数の生徒に対して、ほかの部員も聞いているような状況において軽い気持ちでセクハラ発言等をしたものでありまして、身体接触もございません。当該教諭は赴任して、廃部状態であった部を立て直して、この3年間で部員をふやしているところでございますが、事案の発覚後、軽率な言動であるということを十分反省して、すべての部員に対して謝罪しておりまして、生徒からの理解も得られております。不快感を感じた生徒についても、現在元気に登校し、部活動も行っております。現在、部員たちはこの顧問の指導のもとに、大会に向けて目標を持った部活動ができる状況になっておりまして、授業も含めて、通常の教育活動に支障のない状況にあるというふうに判断しております。  なお、事案発覚後、校長、教頭が当該教諭を継続的に指導し、当該教諭の授業や部活動の状況を定期的に観察するなど、当該教諭を指導する体制を整えております。教育委員会といたしましても、当該校に管理主事等を定期的に派遣して、継続して指導することとしております。 53: ◯意見・要望(高山委員) その1人を立ち直させるだけで管理職にはストレスがたまります。私が言いたいのは、あなたがそこまで自信を持って言うのなら、しっかり新聞社に言ってあげなさいということです。これだけこのような書き方で新聞に載ったのだから、この男性職員は立場がないです。子供は納得しているのかもしれませんが、保護者も納得しているのですか。保護者だって犯人捜しをします。もう答えはいいから、こういう人をどうやって守るか、そこに置いておくなら、置いておくように守ってあげる体制をあなたたちのところでつくってあげないと、この人たちはずっとこの記事を持たれて生きていかなくてはいけないのです。  何を言いたいかというと、もう一つあるのですが、悲しい事件だと思ったのが、この間、安佐北区の16歳の子が死にました。こんなのは考えられないことです。1人の子を6人か7人でたたき殺すという、昔では考えられないような話なのです。16歳の子は無職であった、殺したほうも無職、殺されたほうも無職だったのだけれども、今、広島県の高校進学率は98.1%です。1.9%は高校に行っていないのです。全国平均は98.3%で広島県は0.2%低いのだけれども、大学の進学率は、広島県は全国比率より随分高いのです。高校から大学に行くというのは58.5%で、全国平均は53%なのです。それは別として、98.1%も高校に進学する中で、その中で1.9%は学校に行けなかった。その新聞報道によると、接客サービスがどうのこうのということが書いてありました。これから事実関係が出てくるのだけれども、ああいう事件というのは、子供が愛情に飢えているのだと私は思うのです。親の愛情、教育現場の愛情です。それがあのような事件を起こすし、今いじめとか自殺とかいろいろとあるではないですか。原点のいじめや体罰をなくすのは先生ばかりではなく、保護者の愛情とか地域の愛といったものがやはり一番大きな問題ではないかと思っています。その中には、いつも教育委員会では日本史をきちんと義務づけしろという話もありますし、日本の文化をきちんと教えないといけないだろうといった、いろいろな議論があると思うのだけれども、やはり愛がない教育というのは一番だめであって、あなたが言った早期発見を一番にやりましょうといったら、全部が壊れていく。いじめのない学校をつくればいいのです。体罰のない学校をつくればいいのです。  それともう一つ、これは私ごとになるのですが、私の女房が時給幾らかでお金をもらうので、ボランティアではないのですが、学童保育に行っているのです。そこでは、殺せ、死ねというのが常用語になっているそうです。この間、中学2年生の子が自殺しました。あのときの先生が、「死ぬのなら死んでみればいい」と言ったということですが、言ったか言っていないかというのは、受け答えの問題だからわからない話ですが、その中で、子供たちの常用語が死ね、おまえ殺すということだそうです。何でそうなるのかというと、原因はファミコンなのです。このファミコンを規制しろと言っても業者がたくさんいるので無理かもしれませんが、ファミコンは全部、殺すとか生かすという話らしいです。それを持って学童などが遊んでいます。普通に死ね、あほという言葉が出てくるらしいです。だから、そのあたりは保護者の問題だから全部あなた方が責任をとらなくてもいいのです。皆さんが保護者に対して、こういう事件がありました、このようなこともありましたということをしっかり言って、保護者の責任ということを言っていかないといけない。先ほど尾熊委員からモンスターペアレントの話がありましたが、私はそれも同じことだと思います。ただ、日本の国というのは、戦後、選挙をやっていますけれども、憲法9条や96条の問題もいろいろあって、今、日本の国がどっちに行くのかという話がありますが、やはり自由、平和、平等というものをずっと求めてきた中で、自由には何といっても義務が要るのだ、平等には努力が要る、平和にはやはり我慢が要るという反対の部分をやっていかないといけない。それは私も含めてです、特に今の年代の保護者にだと思うのです。私は、昭和28年生まれと言いましたが、戦後生まれなのです。あまり辛抱していません。この年代が高度成長にずっとかかわってきて、自由、平等、平和で物事をやっているときの子供、今の自殺した子とか、この間いじめで亡くなった子供たちは犠牲者ではないかと思うのです。そういうことで、先生がもっと堂々と胸を張って教育現場で仕事ができるような環境をつくるように努力していただきたいと思います。その中には空調設備をどうするかということもありましたけれども、やはり校長先生たるものが学校のリーダーなら、うちにはクーラーは要りません、それよりはこれをくださいと堂々と言える校長をつくればいいのです。あなたがクーラーをつける必要はないです。それは校長権限で、学校の先生と一緒になって、クーラーよりはもっとこっちが大事だ、子供のためにはこっちのほうがいいのだという議論の中でクーラーをつけてほしいと言うのなら、クーラーをつければいいのです。それはあなたが答えたとおりだと思う。学校の校長の権限のもとでやっていただいたらいい。そのかわり、先ほど言ったような、化粧をしろと言うような変な先生にはもうやめてもらなければいけません。  ということを申し上げまして、終わりますけれども、いずれにしましても、教育というのは非常にレベルの高い難しい問題であって、皆さん方はネクタイを締めて日々努力され、頑張っていらっしゃいますけれども、やはり愛を持ってネクタイを締めて頑張っていただきたいと要望して終わります。 54: ◯質疑(下原副委員長) 前回も文教委員会に所属していましたけれども、質問をする機会を与えていただけませんでした。今回から質問をしてまいりたいと思っております。  先ほど、高山委員のほうから16歳の痛ましい事件のお話がございました。まだ事実関係は発表されておりませんので、このことについて申し上げるつもりはございませんが、いずれにいたしましても、成人1人を含みますが、義務教育課程を終えたばかりの子供たちで、教育現場でのいろいろな意味でのゆゆしき問題から生じた部分もあるではないかというふうには考えております。そういった中で、いわゆる地域にはロータリークラブとかライオンズクラブというのがありますが、ライオンズクラブの中で、私どもは青少年健全育成に取り組む事業の一環として、「ダメ・ゼッタイ」という運動をやっています。これは薬物の乱用についてでございます。先ほど府中市の先生がいわゆる脱法ハーブを所持していたというお話がありましたが、調べられたかどうかわかりませんが、もしかしたらほんの一例があぶり出されただけではないのかという危惧もいたしております。このことにつきまして、その後どのような対処をされたのか、教えていただきたいと思います。 55: ◯答弁(教職員課長) 生徒の模範である指導者たるものが薬物使用などあってはならないことでございますけれども、今回の事案以外にはないものと信じているところでございます。これまで児童生徒を指導する側について、すべての学校の保健主事を対象に研修等は行ってきたところでございますけれども、今回の案件を受けて、県内すべての校長が所属する校長会の各地区の代表が集まる場におきまして、薬務課との連携の上、薬物の種類や法による規制等について説明して、すべての学校において教職員に周知するよう指導したところでございます。 56: ◯質疑(下原副委員長) いつもそういう調べ事をする場合、学校長を経由してと言われます。教員個人個人に対し直接教育委員会としてどうなのかということを聞くと自体、人権がどうのこうのという立場の人もいるかもしれませんが、こういう刑事事件的なことにつきましては、先生方に対してアンケートをとるなど、いろいろなやり方があってしかるべきではないかと私は思うのですが、いかがでしょうか。 57: ◯答弁(教職員課長) 校長には、教職員の服務規律の徹底を図る職責がございます。まずは、さきに申し上げましたように、薬務課との連携の取り組みに加えまして、今後、専門機関とも連携して、校長を通じて教職員に対する指導を徹底していきたい。また、現在、校長会とも連携して、管理職がすべての教職員との面談を行って、薬物使用のみならず、いろいろな不祥事防止に対する意識、状況把握、指導を行うこととしておりますので、まずはその徹底を図ってまいりたいと思います。また、状況を踏まえて必要な対応を検討してまいりたいと思っております。 58: ◯質疑(下原副委員長) まずはということですから、この先の対応を期待しておきたいと思いますが、こういうことはあってはならないことなのです。法律にはつくりかえるという自由はあっても、破っていい自由はありませんので、ぜひともそこらあたりを徹底していただきたいと思いますし、先ほどの16歳の義務教育を終えたばかりの青少年の話がありましたが、そういった子たちが追い求める教師像というのもあるのだろうと思うのです。そういったことも踏まえての学校の先生の教師像とはどういうものだとお考えか、御意見があればお願いします。 59: ◯答弁(教育部長) 教育に携わる者は当然のことながら児童生徒の模範となるべき人間でございますので、社会人としての法規法令を遵守するということはもちろんのことではございますけれども、教師として厳しい指導を行う中にも、先ほど御指摘がありましたとおり、深い教育愛というものが求められていると考えております。その意味で、指導した児童生徒から将来、あの先生に教わってよかったというふうに自信を持って言ってもらえるような教師を目指すということが必要であろうと考えております。 60: ◯要望質疑(下原副委員長) ぜひまたそういうふうに指導を行っていただきたいと期待します。  今度は、あるメディアのコラムといいましょうか、いわゆるベテラン記者の思いを発表するような欄なのかどうかは知りませんが、その会社が言うには、ベテラン記者が書いた文章を毎日書き写したりすれば脳が活性化して、3つの力が鍛えられるといううたい文句で集中力、時事力や国語力がしっかり身について、すばらしい能力を持ったことになるのだというふうに言っておられるものがあるのです。ベテラン記者が執筆しているわけで、文章的にも起承転結がしっかりしていて、すばらしい明確な文章を書いているという報告がございますが、なっていないと私は思うのです。その中には思想の入っている文章、あるいはそれを見て感ずる人の対象、例えば年代、あるいは立場それぞれの人、そのような文章を教材として使うということについてどのように思っておられるのか。そして、その書き写しのためのノートを190円か幾らかで売っているのです。御家庭の中でそれはいいことだということで買い求められて、それを使われるというのはわからないでもありませんけれども、教育現場でそういうことが行われているということについて、お答えがあればお願いします。 61: ◯答弁(義務教育指導課長) 国語科などの授業において文章を読み取らせたり、表現力をつけるために物語文や説明文、短歌や俳句などを写すという学習活動を行うことは指導方法の一つとしてよく行われております。すぐれた文章を読んで、またそれを書き写すことによって、例えば言葉の意味、表現技法などの理解や速記力、集中力を身につけることができるというふうにとらえております。多くの学校では教科書に取り上げられている文章を書写することが行われておりますけれども、新聞など教科書以外の資料を教材として取り扱う場合には、学習指導要領の目標に照らして、児童生徒に一方的な見方や考え方を押しつけることのないよう、客観的で公正な視点で資料を検討いたしまして、最終的には校長の責任で使用するかどうか決定されているというふうにとらえております。 62: ◯質疑(下原副委員長) 今の考えはもっともなお考えというか、答弁だと思います。  現実に、これを週2回、授業の前に書き写しの材料にして取り組んでいる中学校があるという話なのです。これは大変ゆゆしき問題でございます。ましてや、コラムの一番後ろには西暦表示があります。教育委員会は西暦表示ではないと思うし、もちろん我々も元号を使用する立場でございますが、そういったものを使って週2回、書き写しをさせているという事実があるのかどうかなのです。この広告の売りのところにはちゃんとそういったものが書いてあるのです。そこらあたりがわかったら教えていただきたいと思います。 63: ◯答弁(義務教育指導課長) 県内の小中学校で新聞のコラムなどを書写している学校については、学力向上総合対策事業の指定校などにおいて、子供たちに書く力や集中力をつけるために、新聞のコラムなどの中から、例えば子供たちの心に響くような文章などを書き写すことなどに取り組んでいる学校があることは実践報告の資料などから把握しているところでございます。しかしながら、先ほども申しましたように、やはり教育の中立性が確保されているものであるかとか、子供の発達段階に合った適切なものであるかというようなことを最終的には校長が適切に判断し、資料を選択するものであると考えております。 64: ◯質疑(下原副委員長) 校長の判断ということでございますが、私が申し上げたいのは、広告の欄では往々にして文章がすばらしいから使いなさいという言い方になっているのです。校長はそれを読まれて判断される。しかし、多分文章全体を生徒に見せているだろうと思うのです。そこに先ほど申し上げた西暦あるいは元号の問題、それから時の内閣総理大臣に対してやゆするような表現をした文章、また、その感想を入れたようなものが往々にしてあるのです。昔、とある新聞がそういったものをそういう運動にも使っていた事実もあります。それと同じことになりはしないのかという危惧をしているわけです。時事的なものは時事的なものとして考えるべきだと思いますが、できることなら、やはり我が国にはすばらしい文学もあるわけですから、ぜひともそこらあたりをしっかり検討されて、話をしていただければと思うのですが、いかがでしょうか。 65: ◯答弁(義務教育指導課長) 委員御指摘のように、今後も引き続き、教科書以外の教材を取り扱う場合においては、教育の中立性を確保するために適切な資料が教材として活用されるよう指導してまいります。 66: ◯意見質疑(下原副委員長) 長く引っ張ってもいけませんが、この文章につきましても、普通ならば発表する前に教員がみんなで集まって、ここの文章はいいのかどうかいろいろ議論して初めて発表されるべきものだと思いますが、そのベテランと言われる記者が一夜にして書き上げたものが一遍に出てくるということですから、そこらあたりも考えておいていただきたいと思います。  それから、もう一点だけ確認しておきたいと思います。  これは事実の確認でございますが、学校の校門のかぎを締めるのはどなたでしょうか。わかれば教えていただきたい。 67: ◯答弁(学校経営支援課長) それぞれの学校によって異なると思いますが、県立学校では機械警備になっておりまして、最後に帰る者が機械警備のセットをして帰るということになると思います。高校の場合は、多くの場合、教頭がセットして帰るというふうに把握しております。
    68: ◯質疑(下原副委員長) 私がなぜこのことを申し上げるのかといいますと、最後に帰るのは多くの場合、教頭先生ということですが、教頭先生は一番最後にお帰りになられて、一番早く学校に出られる。しかし、その間、学校の先生方はそれぞれ忙しいと思います。だから、残業という言葉は適切ではないと思いますが、学校に残っていろいろな仕事をされるのだろうと思います。しかし、以前こういうことを聞いたことがございますのでお話しさせていただきますが、教頭先生がかぎをかけて帰ろうと、毎日、皆さん早く帰りましょうという話をしても、1人の先生がその次の日も次の日も残っているかということではなく、先生方が交代で学校に遅くまで、きょうはだれだれ先生の当番よと言いながらやっておられるという事実があったということなのですが、そういうことがあるのかどうかはお聞き及びではございませんか。 69: ◯答弁(学校経営支援課長) 個々の学校のそういったことまでは把握しておりませんが、基本的にそれぞれの学校において早く帰るようにという指導はしていると思います。例えば毎週水曜日を定時退校日にするとか、そういった取り組みはしていると思います。 70: ◯要望(下原副委員長) すべてうまくいくように取り計らっていただくのがこの世界だと思いますので、そこらあたりの情報を収集されて、しっかりと頑張っていただきたいと要望して、終わります。 71: ◯要望(石橋委員) 言うまいと思ったのだけれども、ちょっとだけ、最初ですから。  主要施策の中の、新しい取り組みで「山・海・島」体験活動、それから、ひろしま給食100万食プロジェクト、これら両方を見ていきますと、先ほど来、ずっと話が出ていた中で、やはり命の大切さということを体験しないといけないだろうと思います。それは子供だけではなくて、教職員そのものがそのことを知っていないのではないかと思います。先ほどの発言もろもろを含めてですけれども、一事が万事、基本ができていないと言えるわけです。私は、「海・山・島」体験活動には非常に期待しております。これを通して子供あるいは教職員が社会を知っていく。そのことを徹底してこれをやると効果があると私は思う。ぜひ期待しておりますので、またこれをやる前とやった後の成果がどうあったかということを御報告いただきたい。それが1点です。  それから、食育についても、これは食を通して命の大切さということを教えていかなければいけないと思います。非常に大事なことです。この2点を新しく重点施策として取り上げたということは評価します。要はその結果をどのように求め、どういう成果を期待し、どういうことになっていくかということを必ず報告していただきたい。  (6) 県内・県外調査についての協議    県内調査の日程について委員会に諮り、9月9日(月)~10日(火)の1泊2日で調査を実施することを決定し、具体的な調査場所等については、委員長に一任した。    また、県外調査について、2泊3日で実施することとし、日程等は次回以降の委員会で諮ることとした。  (7) 閉会  午後0時30分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...