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  1. 広島県議会 2013-06-12
    2013-06-12 平成25年観光資源活用促進対策特別委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成25年観光資源活用促進対策特別委員会 本文 2013-06-12 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 51 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑尾熊委員選択 2 : ◯答弁道路企画課長選択 3 : ◯質疑尾熊委員選択 4 : ◯答弁道路企画課長選択 5 : ◯質疑尾熊委員選択 6 : ◯答弁道路企画課長選択 7 : ◯質疑尾熊委員選択 8 : ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長選択 9 : ◯要望尾熊委員選択 10 : ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長選択 11 : ◯質疑窪田委員選択 12 : ◯答弁経営革新課長選択 13 : ◯質疑窪田委員選択 14 : ◯答弁観光課長選択 15 : ◯要望窪田委員選択 16 : ◯要望質疑山下委員選択 17 : ◯答弁文化芸術課長選択 18 : ◯要望質疑山下委員選択 19 : ◯答弁ひろしまブランド推進課長選択 20 : ◯要望質疑山下委員選択 21 : ◯答弁空港振興課長選択 22 : ◯要望山下委員選択 23 : ◯質疑(緒方委員) 選択 24 : ◯答弁道路企画課長選択 25 : ◯質疑(緒方委員) 選択 26 : ◯答弁道路企画課長選択 27 : ◯要望質疑(緒方委員) 選択 28 : ◯答弁空港振興課長選択 29 : ◯要望質疑(緒方委員) 選択 30 : ◯答弁文化芸術課長選択 31 : ◯要望質疑(緒方委員) 選択 32 : ◯答弁文化芸術課長選択 33 : ◯意見・質疑(緒方委員) 選択 34 : ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長選択 35 : ◯質疑(緒方委員) 選択 36 : ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長選択 37 : ◯質疑(緒方委員) 選択 38 : ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長選択 39 : ◯要望質疑(緒方委員) 選択 40 : ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長選択 41 : ◯要望(緒方委員) 選択 42 : ◯質疑(平委員) 選択 43 : ◯答弁観光課長選択 44 : ◯質疑(平委員) 選択 45 : ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長選択 46 : ◯質疑(平委員) 選択 47 : ◯答弁(ブランド推進部長) 選択 48 : ◯意見・質疑(平委員) 選択 49 : ◯答弁(ブランド推進部長) 選択 50 : ◯意見(平委員) 選択 51 : ◯意見(渡壁委員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (開会に先立ち、県民生活部長が自己紹介を行い、農林水産局長が新任説明員の紹介を行   った。また、商工労働局長、土木局長及び都市技術審議官が、自己紹介及び新任説明員   の紹介を行った。)  (1) 開会  午前10時33分  (2) 記録署名委員の指名        緒 方 直 之        吉 井 清 介  (3) 当局説明   1) 観光課長ひろしまブランド推進課長、広報課長、海の道プロジェクト・チーム担    当課長、道路企画課長、販売推進課長及び文化芸術課長が報告事項(1)について、別紙    資料1により説明した。   2) 文化芸術課長が報告事項(2)、(6)について、別紙資料2、6により説明した。   3) ひろしまブランド推進課長が報告事項(3)について、別紙資料3により説明した。   4) 観光課長が報告事項(4)について、別紙資料4により説明した。   5) 海の道プロジェクトチーム担当課長が報告事項(5)について、別紙資料5により説    明した。  (4) 質疑・応答 ◯質疑尾熊委員) 私のほうからは、先ほど説明のありました資料番号1のナショナルサイクリングロードの推進事業についてお尋ねします。  先ほども説明がありましたが、サイクリングロードのネットワーク化、そしてまたナショナルサイクリングロードということで、国内だけでなく海外からもサイクリストがこの広島県の瀬戸内サイクリングロードを利用するということで、非常にすばらしい取り組みだと思うのですけれども、自転車の通行料の無料化を図るということで、3月に湯崎知事も太田国土交通大臣のほうに直接この要望を出されて、もう既に何カ月かたっておりますけれども、その後の無料化についての国の回答、また、この取り組み状況はどういう状況か、教えていただけますか。
    2: ◯答弁道路企画課長) ナショナルサイクリングロードの無料化に向けた取り組みについて説明させていただきます。  委員がおっしゃられるように、3月に知事から提案・要望をさせていただきましたが、あわせて愛媛県のほうからも大臣に要望が出ております。それで、国のほうからは、地元負担を伴わない無料化については大変難しいと言われておりまして、現在、無料化のあり方とか手法について、愛媛県とどのようにしていったらいいかということで協議・調整を行っているところでございます。  無料化については、さらに先般の提案活動でも、格段の配慮をしていただけるよう引き続き提案しているところでございますが、今後とも無料化に向けて愛媛県と連携しながら取り組んでまいります。 3: ◯質疑尾熊委員) 私が耳にしているところですと、愛媛県側は、すべてが地元の負担ということではなく国も負担をするということで、愛媛県側はある程度負担もオーケーということで、すぐにでも実施してほしいというような形で聞くのですけれども、どうも広島県側が、地元負担があるとなると非常に渋っているというようなことで、愛媛県側は積極的にやっていきたい、無料化に努めていきたいということなのですけれども、その辺の事実関係はどうなのでしょうか。 4: ◯答弁道路企画課長) 無料化に対する取り組みについて、委員から御指摘のとおり、愛媛県側からは、無料化について直接の負担という考え方も持っていらっしゃいます。広島県については、直接の負担をするかどうかとか、例えばサイクリングロードに対する企業広告であるとか、スポンサーであるとか、商品を開発するとか、そういった間接的な取り組みなどもあるのではないかということで、いろいろな方法があるというのが広島県側の考え方で、それについて愛媛県側と手法について現在、協議を重ねて、愛媛県側についても広島県側の考え方に同調していただいているというところでございます。さらに、どういうような手法になるかは、これから詰めていきたいと思います。 5: ◯質疑尾熊委員) 愛媛県側と広島県側で意見の食い違いがあるにしても、前に向いているということで、しっかりそういうスポンサーがついて県の負担が減るのであれば、またそれで前に進むのであれば、それは非常に評価できると思うのですけれども、ただその実施時期がずれてしまわないよう、サイクリングロードの整備とともに利用者がすぐ利用できると、無料化によってその地域の方の通勤とか通学、県内の人のサイクリングロードの利用がふえると思いますので、この辺はやはり実施時期を早くしていく、そのための動きというのを、目標を持っていく必要があると思うのですけれども、これはいつごろの実施ということで目標を立てられているのでしょうか。 6: ◯答弁道路企画課長) 無料化への取り組みの実施時期についてでございますが、来年度は、しまのわとかのイベントがございます。愛媛県についても国際サイクリングレースとか、そういうようなイベントがあると聞いております。そういう開催に合わせてこの無料化が図られるよう、目標を持って取り組んでいきたいと思っております。 7: ◯質疑尾熊委員) 早い時期に実施できるように頑張っていただきたいと思います。他県と連携してこういった事業を推進していく際には、共通の目的、また手法も、やはり食い違いがあったりして、その実施時期がなかなか食い違い等でできないこともあるかと思うのです。関連して、今回7県で瀬戸内ブランド推進連合ということで立ち上げを行っておりますけれども、これは湯崎知事が会長になられて、湯崎知事が中心に進めていこうということであり、このスケジュールも書いてあるのですけれども、ブランドの推進連合としてやっていく中で、具体的になっていくと当然いろいろな意見の違い、またその実施時期に対して目標どおりいかないということがあると思うのです。事務的なスタッフというのは、各県から出られてやっていくと思うのですけれども、実施する上での具体的な組織といったところは、各県から出向いてどこかで1カ所でやられるのか、それとも会合を毎回どこかで集まってやられるのか、そういった組織体制といいますか、その辺を教えていただけますでしょうか。 8: ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長) この事業の進め方についてでございます。  組織といたしましては、代表会議自体は7県の知事で構成される組織となっておりますけれども、その代表会議の下に、各県の担当課長で構成します理事会を業務執行機関として置いております。ということで、具体の各県の連携、十分な意思疎通とか意見交換の部分については担当課長のところで各県の調整をすることとしております。ただ、実際に7県の担当課長が集まって会議をするという場面も少のうございますので、その前段では当然にワーキングといいますか、実際担当する係なりが十分勉強しながら進めていくようにしてきております。 9: ◯要望尾熊委員) 要望になるかもしれませんが、先ほどのサイクリングロードにしても、やはり愛媛県と広島県だけでも意見の食い違いとか、手法の違いがあるということで、今度これが7県集まって進めるとなると、当然自分のところの県がメーンになってとか、いろいろあると思うのです。それで観光客を呼ぶにしてもブランド推進をしていくにしても、やはり我が県がという気持ちが非常に強いと思うのですけれども、そういった中でこの7県が連携してやっていくというのは、密に連携していかないといけない。例えば事務局をどこか1カ所に置いて、そこで各県から代表者が集まって、常にそこで定期的というか、常駐してそのスケジュールとか具体的な施策について意見交換する。そういったことでやはり事務局で実際に具体的な事業を進めていく上で、7県の連携というのを非常に密にしていくことが必要だと思いますので、この辺、体制や手法、そういったものも含めて各7県のしっかりと連携した取り組みをお願いして、私の質問を終わります。 10: ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長) 報告させていただきますが、事務局自体は広島県に置いてございますので、広島県が主導する形で事務に当たっております。 11: ◯質疑窪田委員) 私から2点ほど伺いたいのですが、先般、広島で92年ぶりに菓子博が開催されて、私も数回行かせてもらったのですが、非常に大盛況であった。その中で、県外の方々も非常に多くて、ちょうどゴールデンウイークの時期と相乗的に重なって、非常にたくさん人が来られて大盛況だったと思うのです。この菓子博という大きなイベントを行った中で、非常に大きな経済的な波及があったと思うのですが、その成果と、そしてまたそれに対していろいろな課題があったのではないかと思うのですが、その辺がまとまっていれば教えていただけますか。 12: ◯答弁経営革新課長) 菓子博覧会につきましては、ボランティアとか、おもてなし推進団体、それから共催企業、関係団体等多くの方々の御協力によりまして、入場者数が目標の82万人を上回りまして、大きな事故もなく無事終了することができたというふうに考えております。また、菓子産業等の振興が図られたことや、菓子博の開催とともに、県内各地を観光された方が多くいらっしゃいまして、広島の観光の魅力を発信できたこと、それからまた地域経済の活性化につながったことなど、所期の目的を達成することができたと考えております。  また一方で、電動車いすの問題とか、人気パビリオンで長い待ち時間があったということで、来場者の皆様に御迷惑をかけたというふうに考えております。電動車いすの問題につきましては、来場者の安全・安心ということを主眼に、前回の姫路での運用を参考にしまして、当初、手動の車いすへの乗りかえをお願いしておりましたけれども、障害者団体の方々からのいろいろな御意見をいただきまして、電動車いすのまま入場していただくようにさせていただいたところでございます。  大変混雑したという問題がございますが、前回の姫路大会でもかなり混雑いたしまして、それを踏まえまして、広島大会ではテレビ、新聞等で平日の来場を呼びかけたりとか、土日、祝日に開場時間を2時間延長しまして、初めて夜間開催をしました。また、混雑が予想される日には開場時間を早めたり、再入場システムを初めて導入いたしまして、来場者の分散化を図ったところでございます。  今回いろいろ問題がありましたけれども、次回の菓子博に生かされるよう、実行委員会の事業報告に盛り込んで、次回の菓子博の実行委員会に引き継いでいきたいと思います。また、今後開催される県内でのイベント等におきましても、教訓を引き継いでいきたいと考えています。 13: ◯質疑窪田委員) いろいろな成果と課題があったということをお聞きしました。いずれにしても、本当に県外からたくさん人が来られ、たくさんの県外ナンバーの車を見ると、やはり多くの方が来られたのだなということを実感できたのですが、その中でもう1点、広島の観光として、執行部の方々も多分問題意識として持っておられると思うのですけれども、宿泊型の観光です。きょうの中国新聞の朝刊に出ていましたが、2012年の広島市の観光客が過去最多を記録したというふうにありました。その中で、実際に広島に宿泊して、滞在して、そこでお金を使っていただくということが最終的な目標だというふうに思うのですが、広島は、この宿泊型の観光としては非常に弱いのではないかということを感じるのですが、その辺は具体的には今どういうような取り組みをしているのでしょうか。 14: ◯答弁観光課長) 委員御指摘のとおり、やはり滞在時間を延ばすであるとか、宿泊をしていただくといったところがストレートに観光消費額の増加ということにつながると思っております。周遊するということになると、既存の観光施設そのもののブラッシュアップといいますか、魅力づくりというのを、大きなところだけではなくて、やはり県内のいろいろな観光地の魅力を上げていくというのが重要になろうかと思っています。  具体的には、今回JRとのデスティネーションキャンペーンということで、JRに単にPRをしていただくだけではなくて、県内の市町の中でこの期間中には新たなイベントをやりましょうとか、例えば三次のウ飼いと神楽を連動させるためにバスを動かすとか、やはり1カ所だけではなく周遊をする、もしくはそれが宿泊を伴う、そういう形で観光地がそれぞれ魅力づくりをしていくということが重要だと思っておりますので、ことしのデスティネーションキャンペーンを契機としまして、引き続き来年度以降もそういった取り組みを進めていきたいと思っております。 15: ◯要望窪田委員) ぜひとも取り組んでいただきたいと思います。  いずれにしろ、広島に来ていただいて、ここで宿泊をしていただいて、おいしいものを食べて、気持ちよく帰ってもらうということが非常に大事だというふうに思います。そして、ピースコンサートという大きなイベントも控えておりますし、県外からもまたたくさん訪れると思いますので、おもてなしのほうもしっかりとしていただくように要望して、終わります。 16: ◯要望質疑山下委員) 菓子博の話があったのですが、おもてなしというのは、やはり待たせないことと、平等に扱うことというのが、まずその基本だろうと思うのです。いろいろ事業をされているのですけれども、おもてなしはまずそこからスタートすることが大切なのだろうというふうに思っています。担当の方は4年後の菓子博につなげると言われるのですが、広島県内にもすぐにいろいろなイベントがあるわけです。ぜひそちらのほうに生かしてもらいたいと思っています。  多分暑いさなかに1週間くらいピースフィールドをやるのだろうと思うのですが、例えば障害者の対応をどうするのか、暑さ対策をどうするのか、待たせる時間をどうするのか。例えばコンサート会場に入るのに時間にならないとあけないと言うのか、多少お客さんがいっぱい来たら、公務員みたいな考え方ではなく、すぐあけるとか、そんな対策を考えられているのかどうなのか、教えてもらいたいと思います。 17: ◯答弁文化芸術課長) ピースフィールドは無料のイベントでございます。待たせないというのが非常に重要になりますし、特に炎天下の中でのイベントになると考えております。暑さ対策につきましては、看護師の設置でありますとか、ミストアーチの設置であるとか、それから休憩テントや休憩所の設置を、現在検討しているところでございます。いずれにいたしましても、この暑さ対策ということについては万全を期してまいりたいと考えております。  おもてなしの心であるとかということについては、今後たくさんかかわっていただく方々と十分話をしながら進めてまいりたいと考えておりますし、市町のブースを設置して、市町の観光であるとか物産等を売ってまいりたいと考えておりますので、県内の市町とも十分連携しながら、このイベントがたくさん来ていただけるようなイベントになるようにしていきたいと考えております。 18: ◯要望質疑山下委員) ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。  先ほど、菓子博の成果をいろいろおっしゃっていましたけれども、やはり県外の人にとりましてはたくさん待たされたというイメージと、障害者を平等に扱っていないというイメージが物すごく広がっているということなのです。その次のときもそれを一生懸命やってもらわないと、多分また悪いイメージが広がっていくのではないかと思いますので、そこはよろしくお願いしたいと思います。  続いて、先ほどの広島のイメージ、ブランド価値向上に向けた取り組みについての5ページ目のイメージの図の中で、広島県の人が思うイメージは宮島が中心になっているのですが、首都圏の人が思うイメージというのは原爆ドームということになっているということなのですけれども、どうも何か平和とか原爆とかというのを表に出し過ぎてこういう結果になっているのではないかと感じているのです。先ほど、その次のページにいろいろなものがあり、これを一生懸命PRしてブラッシュアップしていかなければいけないということがあったのですけれども、ここで確かに竹原の町並みであるとか、宮島であるとか、江田島とかいろいろなところがあると思うのですけれども、どういった形でこれを進めていくのか、教えてもらいたいと思います。 19: ◯答弁ひろしまブランド推進課長) この首都圏での連想イメージといいますか、調査結果が、どういった要因であるかというところの細かい分析はできておりません。ただ、一つは、やはり有識者の方々であるとか、いろいろな先生とお話ししたときの共通した意見としてあるのは、広島は8月6日を中心とした被爆、原爆といったことが世界に発信されていますし、非常に強いメッセージ性がある。もう一つが教育です。教育で、やはり原爆を中心とした、日本のそういった歴史がしっかりと教えられている。  広島のイメージは、委員が言われましたが、6ページの右上にありますように、いろいろな魅力がございます。これは、先ほど説明させていただいたように、地域内での評価が非常に高い。にもかかわらず、地域外に出ると、知らないとか、魅力がわからないとか、やはりそこをしっかり顕在化していって、しっかりとしたPRをしていくといったことが、広島の魅力はほかにもあるのですよという形でPRしていくといった取り組みをある程度一貫してやっていくといったことが、一つの解決策になるのではないかと考えています。 20: ◯要望質疑山下委員) 平和の発信も平和教育も大事だと思います。そこを中心にいろいろ広島を組み立てるというのも大事だと思うのですけれども、もうそろそろ観光と平和を分ける、県内に小さくインバウンドさせるという手にはいいかもしれないのだけれども、考え方をそろそろ分けてもいいのではないか。全部をセットにして広島を売り込むのではなくて、平和は平和、教育は教育、観光は観光でまたしっかりとした形で売り込むということが大事なのかと思いますけれども、ぜひそのあたりもしっかりと検討してもらいたいと思います。これは要望しておきます。  それともう1点、空港の利用状況というのを今回の資料につけていただいております。利用状況というのは、空港振興に関してはこれでいいのだろうけれども、観光としての資料というのは、やはりもう少し丁寧な資料が欲しいと思ったのです。要はビジネスの客か観光の客かわからない。インの方は、どこに行くのか、何をするのかがわからないし、アウトの方を考えても、どこから集まってきたのか、観光に行くのであれば、空港を利用するのであれば、広島県民がどのくらいで県外がどうなのかといったデータがあればもっと観光としてもいろいろ検討しやすかったかと思っているのですけれども、何かデータをお持ちなのですか。 21: ◯答弁空港振興課長) 今回利用状況のほうを報告させていただきました。委員御指摘のとおり、その数字の中の要因というものがわかれば、今後の活用として非常に有益だというふうには考えております。  ただ、今の利用状況につきましては、航空会社から情報提供していただいております。その中で、我々も路線ごとに航空会社から、機械ベースではありますが、日本人、外国人の利用者分け、わかればその中でもビジネス、観光の分けということを聞き取りはしておりますが、航空会社自体もすべての情報を把握しているものではございません。  ちなみに、参考に申し上げますが、国際線で、広島空港全体で考えますと、おおむね日本人と外国人の利用者が82対18ということで、圧倒的に日本人の利用が多くなっております。ただ、これは路線別にいろいろとございまして、グアム線ではもう97%が日本人ということで、圧倒的に日本からの路線は100%観光路線ということになってございます。そのうちで一番詳細な聞き取りができておりますのがソウル線であります。これも日本人が80%、うちビジネス利用、観光利用の分けが、日本人の中でいえばビジネスが10%、観光が90%というふうに、圧倒的に観光ということです。大連・北京線でも、おおむね日本人と外国人の利用者は変わっておりません。75%と25%という数字でございます。ただし、大連・北京線に関しましては、日本人の中でのビジネス利用が65%というふうに、半分以上を占めているという状況でございます。こういった情報収集をしながら、さらに観光課とも連携しながら対応策に努めてまいりたいと思います。 22: ◯要望山下委員) 先ほどの調査も、しっかり調査をすることは大事だと思うのです。それで、例えば尾道松江線ができたわけですから、空港利用について松江にPRするとか、いろいろなことがあるのだと思うのです。20周年記念で空港振興のフェスティバルをやるのだと思うのですけれども、その中で、例えば福山に行っていろいろと広島空港のPRをしましたと書いてあったのだけれども、例えばそれを松江に行ってやるとか、いろいろなことができると思うのです。その辺もしっかり考えていただいて、国際線を持っているという優位性を持ちながらやっていくことも大事かと思います。  それからもう1点、要望だけにしておきますけれども、瀬戸内しまのわ2014についてです。いつもそうなのですけれども、例えば県はサイクリングロードをつけたので、あとは市町が観光に取り組んでくださいというような形になってしまうのだと思うのです。これもそうなのですが、地元の市町をしっかり巻き込んであげることが大事なのだと思います。手を差し伸べて一緒になってやってあげることを考えてあげないといけない。  この前も尾道に行ったときに、サイクルターミナルがあったり、自転車を組み立てるところがあったりといろいろあったけれども、ではその人が千光寺に行っているのかどうなのかというのは、多分、県の人は関係ないのでしょう。尾道の人が考える話になってしまうのだと思うのです。見た感じでは、多分千光寺にサイクリングで行った人はいないのです。例えば、そこから先は県の仕事ではなく、地元だという形になっていることが多いのではないかと思うのですけれども、しまのわ2014についてはぜひしっかり手を差し伸べてほしいということと、先ほど言ったおもてなしのことも含めて、待たせない、平等に扱う、このことも含めてぜひ考えていただきたいということを要望して終わります。 23: ◯質疑(緒方委員) お疲れさまです。最後の委員会ということで、何点か質問させていただきたいと思います。  今いろいろと出ていた中でかぶるところもあるのですけれども、最初に尾熊委員からも出ていたナショナルサイクリングロードということで、先般、しまなみ海道を個人的に車で回ったときにたくさん自転車の方がいらっしゃって、非常に利用されていることがよくわかり、それを積極的にセールスして取り組みを促していこうというのはわかるのですが、1点確認なのですけれども、ナショナルサイクリングロードで、世界水準のサイクリングロードの整備に向けた取り組みを実施とあるのですが、世界水準のサイクリングロードというのは何をもって言うのか、教えていただきたい。 24: ◯答弁道路企画課長) 世界水準のサイクリングロードは何かということですが、一般的にはなじみがなくてわかりにくいと思います。一方で、今回、広島県のほうが世界水準のサイクリングロードとはということで提案して、次の3点を満足すると世界水準のサイクリングロードになるのではないかというふうに、私どもの課で考えたことを申しますと、まず1番目に、世界に誇り得る景観、自然、歴史、文化など観光資源を有すること、2番目に、安全で快適な自転車走行空間が確保されていること、3番目に、手軽に楽しめること、今から制度設計をしていかないといけないのですが、こういうようなものを一つの指標として考えたいと思います。  それから、海外ではヨーロッパなどにおきまして、サイクリングロードの整備が進められております。そこではGPSによるルート案内とか、休憩所などが適度に配置されているとか、ソフト対策などについても十分、利用環境などの整備も含めて進めているのだろうと思います。世界水準というのは、先ほど申しましたような要件を満足していると、世界にも通じるということで御理解をお願いいたします。 25: ◯質疑(緒方委員) 私の認識と若干違っていたのですけれども、自分たちがつくり上げていく、グローバルスタンダードはおれたちがつくるぐらいの意気込みで実はやっているのだという認識なのかと思うのです。別にそれはそれでいいのです。要はナショナルサイクリングロードというのが世界的にも何か基準みたいなものがあって、例えば広島県として観光としてのサイクリングロードを目指すのか、ちょっと詳しくないのでよくわからないのですけれども、例えばツール・ド・フランスなどの世界的なレースを行うような、そういうナショナルサイクリングロードを目指して、最終的にはそういった世界的な自転車のレースまでも行えるようなものを目指しているということなのかがちょっとよくわからなかったのです。例えば、この委員会でグアムに視察に行かせていただいたのですけれども、そこではそういう大会をやっているが、広島としてはそういった大会なども将来的には目指しているのかどうなのか、今思いの中にビジョンとしてあるのかどうか、再度教えてほしいです。(「しっかり答えて。スピードレースなのか観光レースかだけでもはっきりしないといけない。わからないならわからないでいいから。」と言う者あり) 26: ◯答弁道路企画課長) サイクリングロードを整備するのはうちかもしれませんが、サイクリングを活用していくのはみんなで考えていかないといけないことですので、観光であるとか、レースであるとか、その後の活用方法については今後検討していくことだと思います。 27: ◯要望質疑(緒方委員) お答えいただくのに申しわけないのですけれども、これはすごく夢もあるし楽しいものではないですか。だから横断的にそういう取り組みをいろいろ話してもらって、ぜひ引き続き取り組んでいただきたいということでとどめておきたいと思いますが、せっかく本当にいい景色ですし、利用者もたくさんいたので、積極的に考えていただきたいと思います。  今、山下委員からもあった空港についてなのですけれども、個人的にはこういった空港振興イベントは全くいいものだとは思うのですけれども、果たして、ではその制限区域内をツアーで歩いたりとか、観光PRの物産展をやったからといって、利用促進につながるかどうかについては、ちょっとわからないところもあるのですけれども、LCCとかは現在どうなっているのですか。利用に向けての現状というものは何かあるのですか。 28: ◯答弁空港振興課長) 今、LCCについての御質問をいただきました。国内LCCにつきましては、昨年国内3社が就航いたしまして、それぞれに実績を残しているところでございます。巷間言われていますのは、将来の航空需要の3割を占めるであろうと言われております。現在の広島空港でございますが、LCCはまだ就航してございません。本県の今後の方針といたしましては、ネットワーク自体はどういったネットワークであろうと、多頻度・多路線のネットワークが敷かれることになれば、県民の利便性の向上ということで歓迎すべきものだと考えております。ただ、我々も国内各社のLCCのヒアリングをしておりますが、広島空港への就航というものについては、現状ではございません。  一方で、先般の新聞報道にもございましたが、春秋航空について、広島とあと2カ所の空港について国内の就航を検討しているという情報がございました。それについては、検討といいますか、我々のほうに打診というか、情報収集に参っているということは事実でございます。ただし、現在の時点で広島への就航が決まったものとは聞いてはおりません。 29: ◯要望質疑(緒方委員) ローコストキャリアは可能性が非常にあると思いますし、これは私の思いなのですけれども、特にASEAN地域に飛ばしていただきたいという思いが非常にありますので、尾道松江線もさっきありましたけれども、そういうところも含めていけば可能性はあるのではないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、「ピース・アーチ・ひろしま」についてなのですけれども、昨日すべてのアーチストの方の発表があって、それはそれでいいと思うのです。まず確認しておきたいのは、県が率先して有名なアーチストの方を呼ぶというのと、民間のプロモーターとかが普通に有名な方々を呼んでやるコンサートとの違いはどこにあるのか。すべての方が発表になって、僕は応援していて、大変いいと思うのですけれども、これは民間がやっても一緒ではないかというふうに言わせないための特徴、つまり県が率先してこういったことをやりましょうというふうに今回つくられたと思うのですけれども、民間の方がこういうアーチストを呼んでコンサートをやることとの違いというのはどこにあるというふうにお考えか、まずお聞かせください。 30: ◯答弁文化芸術課長) 一つは、県が呼ぶことによって、このイベントを通じて賛同を得た上で、安く呼べるというのは多分あるのだろうと思います。しかしながら、この取り組みは、音楽を通じて広島から世界へ平和のメッセージを発信して、その収益でもって来年以降の平和貢献活動を支援していくということでございます。イベントが成功すればそれで終わりではなく、このイベントの収益でもって平和貢献活動を持続的に支援していこうというのが、県がやる理由というふうに考えております。 31: ◯要望質疑(緒方委員) 大前提として、まさに県が望むそういった平和に対する思いとか、そういった趣旨に賛同していただいた方が来てくださるわけですよね。であるならば、先ほどおっしゃったように、そういった収益を今後につなげていくというのももちろん大事だと思うのですけれども、言葉はちょっと適切かどうかはありますけれども、来てくださる方を積極的に活用させていただく手段というものを考えるといいのではないか。  アヴリル・ラヴィーン、クリスタル・ケイ、清水翔太とかが来るわけではないですか。その人たちが来てコンサートをやって、はい帰りましたとするのか、一つの提案なのですけれども、例えばそういった方々からメッセージをもらって、それをどこかで発表するとか、あるいは県のホームページとか、そういったSNSとかを活用してやったらいかがかなと。それは民間だとなかなかできない。ただし、前提として趣旨に賛同してお越しいただけるのであれば、できるできないはあると思うのだけれども、アヴリル・ラヴィーンがラブ・アンド・ピースだとメッセージを言って、それを流すことができたら、それだけでも大きな効果があると思うので、そういったことをぜひ考えてやっていただければという要望でございます。どうせやるなら、もうとにかくあなたたちがそこまで言うかというぐらいなことをやったらいいのではないかと私は思います。  あと、チケットの発売がもうこの日曜日から始まるのですよね。たくさんいろいろなコンサートがあるのですけれども、観光とのセットというものを考えていらっしゃるのか。例えば、県内の方々にそういったものに触れていただくというのは大前提としてあると思うのですけれども、観光とのセット、他地域からも、こういったことをやるのでぜひ来てくださいみたいなことをやるのであれば、例えばチケットがもう16日に発売になって、観光パックとしての商品として成り立つものなのかどうなのか、これはお考えとしてどうなのですか。もうこれはすぐ売れてなくなってしまうものなのですか。 32: ◯答弁文化芸術課長) チケットは16日から発売いたします。このチケットでその他の観光施設等もセット販売等にしているものは、現在のところ行ってはございません。しかしながら、先ほど観光課長も言っておりましたが、今回のデスティネーションキャンペーン等と連携しながら、また先ほど御説明いたしましたように、市町のブースを設けるなどして、そういう観光面にも効果があるような形にしてまいりたいとは考えております。 33: ◯意見・質疑(緒方委員) わかりました。私は欲深いので、どうせやるならいろいろやればと思うけれども、趣旨がぶれないようにやっていくことももちろん大事だと思いますので、積極的に応援しています。  最後に、マリンスポーツについてなのですけれども、先ほどの御説明の中でも、「海の道構想」の推進の中でいろいろとお話がございました、サイクリングとかクルージング、食、そういったものの取り組みを進めていかれるということだと思うのですけれども、私は2月の定例会でマリンスポーツを活用したらいかがかということの質問をさせていただきました。瀬戸内海の多島美だったり穏やかな気候というのは、個人的にもサーフィンは無理だと思うのですけれども、ヨットとシーカヤックとか、最近だったらSUP──スタンドアップ・パドルというサーフィンボードみたいなものの上に立ってこぐ、これはすごく楽しいのですが、そういったものをやる素地というものは非常にあると思うのですが、それについては、非常に可能性というものはあるという認識はしているけれども、まずは現状の把握に努め、どのような課題があるのかなどの検討を進めていきたいという御答弁をいただいたと思うのです。  そこで、現在、瀬戸内海におけるマリンスポーツについて、現時点での現状把握がどこまで進んでいるのか、進捗状況についてまずお伺いしたいと思います。 34: ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長) マリンスポーツを活用した海の道構想の推進についてという趣旨でございますが、現在、マリンスポーツにつきまして、瀬戸内海でどのような種類のものが、どの地域で、どのような内容で、どれぐらいの利用者があって、どのような効果が出ているかということについて、把握している最中でございます。いずれにしても、この効果なり現状把握をしまして、今後その分析を踏まえて、どのように7県で連携して取り組んでいくかというところについて、これから考えていきたいということでございます。そのような取り組みを今、進行中ということでございます。 35: ◯質疑(緒方委員) 現在、進められているということなのですが、マリンスポーツを活用した観光客の誘致に対する課題については、今、現状を認識されるということで調査されていらっしゃると思うのですが、現時点での、観光客を誘致する場合の課題の検討状況について、確認させていただきたいと思います。 36: ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長) やはりこのマリンスポーツを活用した事業を推進していくためには、行政が主体となって進めるというわけにいきませんので、当然民間の方々に参入していただいて進めていく必要がありますので、どういった方々に参入していただき、どのようなやり方で進めていくかというところを詰めていく必要があると思います。 37: ◯質疑(緒方委員) 余り積極的に取り組もうという気概が感じられないのですが、県としては、マリンスポーツは要らない、民間でやってくれという話ですか。 38: ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長) 「海の道構想」の7つの戦略テーマがございまして、その1つに、里・海・島の五感体感ツーリズムを掲げております。シーカヤックとカヌーなどを体験する観光プログラムの開発というのはそこの中にありますので、そこは7県のほうで進めていくように考えております。 39: ◯要望質疑(緒方委員) シーカヤックとか、先ほど言ったSUPとかウエイクボードとかもそうなのですが、そういったものというのは、御存じのように漁業者、漁業権とのすみ分けというのが非常に難しいわけです。利用者、若い人たちなども、そのやり場所を探していろいろなところをさまよっているような現状もあるのです。別に行政が主導してやれと言っているわけではないのですが、しかし、だれかが旗を振ってみんなでそういったものの利用促進につなげていくスキームづくりというものは、逆に言ったら行政しかできないと私は思うのです。行政が旗を振ってみんなで協力し合ってやろうと。ただ海の道のプロジェクトの中に入っている、入っていないとかといったことではなくて、新しいものをつくっていくという気概を持って取り組めば、そこに必ず活路を見出すことができると私は思っているのです。課長、何かそういったものをされたことはございますか。 40: ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長) 申しわけございません。海の関係は特にやったことはございません。 41: ◯要望(緒方委員) これはすごくおもしろいのです。どんなこともそう、観光なんてやはり行ってみないとわからないし、自転車だってやってみないとよさがわからないし、マリンスポーツだってやってみないとそのよさがわからない。何でもいいです、やられてみておもしろくなかったらやらなくていいのです。でも、絶対きっとどこかに楽しさはあると思うし、だからやる人がいるわけなのです。でも、やる場所がない。実は全国的にそうなのです。やはりどこでも漁業者の方のそういったことも当然大事だし、やらなくてはいけない。でも、瀬戸内海は素地があるのです。他県とも協働しながら、瀬戸内海がマリンスポーツ特区的なものとして積極的にできるという地位を確立することができたら、さらに海の道の後押しにもなるのではないかと私は思っていますので、できない理由を探すのではなく、できる推進力をぜひ見つけていただきたい。それをやったら、すごく輝く海の道プロジェクトになるのではないかと私は思っていますので、ぜひお願いしたいと思います。  最後に、それとは別で、やはり今SNSの力というのはすごくあると思うのです。この前のワールドカップの予選のときのDJポリスも、結局はユーザーからのSNSであそこまで大きなことになって、表彰されるに至った。SNSとは、フェイスブックとかツイッターとか、そういうことです。僕は広島が「おしい」をやって、大変よかったと思うのは、うどん県に始まっていろいろなことをやって、最近では高知で知事が広末涼子さんを使って何とか県とかやったけれども、何となく飽和状態というか、もう飽きつつある。そういう中で県が率先してやってきたというのはすごく意義があることだと思うので、フェイスブックのアカウントをとるのはお金がかからないので、ぜひ観光なんかもSNSとかフェイスブックのページをどんどん立ち上げて情報発信していかれたらいかがかということを最後に御要望として申し上げて、終わりたいと思います。 42: ◯質疑(平委員) 世界最大の旅行口コミサイトで、国内の観光地ランキングで2年連続で原爆資料館と原爆ドームが第1位であったという報道がされていました。これはアメリカのトリップアドバイザーというサイトだそうで、厳島神社も2年連続4位だったのですが、1位が原爆資料館と原爆ドームというこの報道について県としてどういう感想をお持ちになったか、まずお尋ねしたいと思います。 43: ◯答弁観光課長) 先ほどのランクにもありましたが、過去のいろいろなもので見ても、やはり今の厳島神社と原爆ドームというのは飛び抜けた知名度があり、世界の方にとって特に平和ということで原爆ドームが1位というのは、やはり広島県とすれば、認知度という意味で非常に光栄なことだと私は思っております。 44: ◯質疑(平委員) 先ほどの山下委員の話から言いますと、日本人からすれば1番というのは、えっとなる。これはどうも資料館と原爆ドームを訪れた人が、自分は入る前と別人になったような印象を持ったとか、非常に強いインパクトを持ったということで5段階評価で平均4.8という評価だったらしいのです。これは、それだけ原爆資料館、ドームが知られているということで、特に広島県とか広島市がPR活動に熱心に取り組んだのではなく、もう知られているから来てもらう、そうするとそういう印象を持つから、また次に広がっていくということなのですが、そうした中でいきますと、瀬戸内ブランドは逆にこれから広島県からPRしたいということで取り組んでいかれます。推進連合をつくられたということで、ブランドマークもつくっておられて、私はこのブランドマークそのものにけちをつける気はありません。これはこれでいいマークだと思っています。  そこで聞くのですけれども、このブランドマークの中に、瀬戸内海は世界で最も美しいと、英語で書かれています。これはドイツのリヒトホーフェンという有名な方が19世紀に語ったことにちなんで書かれているということなのですが、その瀬戸内海は世界で最も美しいということについて、意地悪な質問ですが、県当局は、瀬戸内海が一番美しいと思っておられますか。 45: ◯答弁(海の道プロジェクトチーム担当課長) そういう思いで我々もこの瀬戸内ブランドを推進していくようにと思っております。 46: ◯質疑(平委員) 個人個人これは見解がおありでしょうから、今のお答えでいいのですけれども、そうしたらお聞きしますが、世界で最も美しいにもかかわらず、何で世界から人々が来ていないとお考えですか。 47: ◯答弁(ブランド推進部長) 瀬戸内海そのものを打ち出して情報発信したことがほとんどなかったのではないかというふうに思っております。そのリヒトホーフェンの言葉は、実際に来られた旅行記の中にあったと思いますけれども、そういった体験として発信された言葉だと思います。観光については行政区割りで県ごとにそれぞれの特色を出してきたという意味で、ばらばらに瀬戸内海で個別でやっておりましたが、まとめて瀬戸内海の魅力そのものを発信したことがなかったということで、認知が低いのかというふうに思っております。 48: ◯意見・質疑(平委員) ちょっとそこは私と認識が違うのです。ということは、瀬戸内海はそれだけのものであるが、要するに広報活動、PRを十分しなかったから来てもらっていないという趣旨だと思うのです。このリヒトホーフェンが言ったことは、19世紀はそうだったと思うのです。彼は将来、この地方は世界で最もよくなる場所の一つとして高い評判をかち得、たくさんの人々を引き寄せることであろうと、ここまで言っているけれども、引き寄せていないのです。ということは、瀬戸内海は世界で一番美しいという認識からスタートすると間違うのではないか。一番美しいところであったが、その後、開発が進んで、世界で一番美しいところと言えるのだろうか。  どこに行けば世界で一番美しいという景色が見られるのかわからないわけです。それが宮島目線から見た景色なのか、三原の筆影山か、岡山の鷲羽山か、あるいはクルージングで行かなくてはわからないのか、何が世界で最も美しい景観なのか、ほとんど我々もわかっていない。とにかくみんな、世界の地中海、エーゲ海に匹敵すると言いながら、本当にそうなのかと疑ってかかるところから始めないと、瀬戸内海の本当の魅力の開発はできないと思うのです。  だからその点で、瀬戸内海は魅力的な場所であるけれども、過去そう言われたぐらいで、今なお世界で最も美しい、最もではなくても美しいところの一つと考えるところからスタートすると間違うのではないかという認識です。それで、原爆資料館・ドーム、宮島と非常に高い評価を得ているのが広島県内に2カ所もあって、せっかくここへ来た方々が、瀬戸内海の最も美しいところをどこか見て帰るということができているのか。それを打ち出してほしいと私は思うのです。  私は、どちらかというと、瀬戸内ブランドは国内向けであると思います。それはそれでいいと思うのです。国内で知られていないから、まず国内の方々にもっと瀬戸内海の魅力を訴えかけていくために、このブランドマークもつくられて、このマークはこれでいいと思うのですが、まず国内から地道にやっていくということは、私は方法として間違っていると思いませんが、海外に対してもう少し訴えかけていくときに、何を伝えるのか、ちょっと弱いと思うのです。世界で一番美しいといって、どこで何をすればいいのですかというときに答えられない、そこを私はもう少し追求してほしいと思うのです。これは私の意見ですが、それに対するお答えがあればお聞きしたいと思います。 49: ◯答弁(ブランド推進部長) 何を打ち出していくかということと、どういうふうに楽しんでいただくかということは、海外であればターゲット国それぞれによってまたニーズも違うかと思います。おっしゃるように、船で島の間をめぐる美しさと、高いところから見おろす美しさはまた別物だと思います。また、その地域の方々と交流する、港町を楽しんでいただくといったような魅力もあるかと思います。それは、これまでの歴史の中でつくられてきたものを体験していただくということかと思います。それぞれに魅力あるものはたくさんございますので、それを瀬戸内の魅力として打ち出すということを、まずまとめてやっていくということと、体験していただいたものを、また口コミで広げていただけるような、そういう仕組みをつくっていくということで、瀬戸内というイメージと、その中にあるそれぞれの個々の魅力を一緒に打ち出していって、来ていただけるようにというのをこれから7県でどういった形でやっていくか、どの国に対して何をどういうふうに訴えていくかというのをまた考えながらいろいろ進めているところでございますので、おっしゃるようにそういったことが明確になっていくように活動を進めていきたいと思っております。 50: ◯意見(平委員) あとは頑張ってくださいと言うしかない。やはりいいところは来てもらえるのです。伝えていけば来てもらえるという考えは間違いだと、やはりいいものをつくっていく、工夫して開発して伝えていく、そこをやらないと、今いいのだから、これを皆さんに伝えていけば来てもらえるというのがスタートだったら、これはもう認識が違うのではないかと私は思いますので、その意見をお伝えしておきます。 51: ◯意見(渡壁委員) そもそもこの観光資源活用促進対策特別委員会の終わりに言うのではなく、初めに言うことですが、観光資源を活用する場合に、やはり観光資源とは何かということになるのですが、この間、テレビを見ていましたら、島根県から出ている、錦織と書いて「にしこおり」と読む映画監督が、島根県が世界で一番先進地だとか、そういう話をしていましたけれども、その話の内容は何かといったら、人口が世界で一番早く減る、これから人類が直面する一番先頭にいるというようなことを言っていました。  私は、観光資源というのは、ローカルな日常生活というものが観光資源のもとだと思うのです。我々にとってはローカルであり、日常生活なのだけれども、それがよそから来る人にとってみたら非日常的なものであるということだと思うのです。そういうふうに考えると、平委員が言っていることと大体同じようなことになるのですが、そこに住んでいる人たちの日常生活というものを磨き上げるということが、観光資源の開発、利用促進の一番の基本だと思うのです。そこへ住んでいる人たちの日常生活が破壊されてしまって、へたばっているのに、観光客だけたくさん来いと言っても、行けないのです。  例えば私は島の出身ですが、漁師がみんな引退して、たまには浜に行くかもしれないけれども、おじいさん、おばあさんばかりになっているのに、若者にどんどん来てくれと言っているだけではだめだと思うのです。だから、その地域のローカルな日常生活そのものを磨き上げるということが、これは観光政策の一番基本でなくてはいけないのではないかと私は思います。大勢の人が来てもらえるような地域になれるかどうかは、そこのところが成功するかどうかということが一番基本ではないかと思うのです。そういうふうに思いますので、念頭に置いてやっていただければいいのではないかと思います。  それから、もう一つ問題として持っていただきたいのが、瀬戸内の各県が協力するとか中国地方が協力するとかということになっているのですが、これはいいことだと思うのです。だけど、もう少し具体的にこれをやっていかないといけないのではないかという気がします。広島県だけで走って何とかなるような時代ではなくなっているということを思います。  話が道をそれますが、この間、会派でウラジオストクに行きました。スーパーへ行きましたら、リンゴとかスイカなどを売っている野菜売り場で、どこか見たことのある顔の写真があると思ったら、湯崎知事の写真でした。それは何の広告かといったら、広島レモンの広告でした。広島の湯崎知事のレモンでも買って、一緒に行っていた通訳にプレゼントをしようかと思いましたが、写真があるだけで品物がない。仕方がないから、隣にあった青森のリンゴを買った。1個1,000円、2つ買ったら2,000円だった。そんな値段なのです。  我々は成田から行きましたけれども、成田からウラジオストクまで2時間です。経度で言ったら、ウラジオストクというのはちょうど広島県の真北です。だからもし広島から飛行機が飛んでいたら1時間半で行けます。境港ぐらいから船の定期便でもあれば、高速艇なら割合に早い時間で行くのではないかという気がします。台湾より大分近いです。  経済のことを調べてみましたら、大体この12~13年の間に、国民総生産が20倍になっています。日本円に直したら大体月収が5,000円や6,000円だったものが、今は15倍になっています。それで、ロシアの政府は、2018年までに日本円にして約33兆円の投資をやるのだということで、開発がすごく進んでいます。まだ操業していないのですがマツダの工場ができたので行きましたら、ここを走っている自動車は全部日本の自動車だというのです。全部日本の自動車だけれども、全部日本から運んできた中古車だと申しておりました。そういう段階になっているのですが、販売店に行ってマツダの自動車会社へ行きたいかと話をしていましたら、広島へぜひ行ってみたいと言っていました。  名古屋へ行ったら、今、ロシアからのお客が物すごくふえているというのです。それはどこを通ってくるのですかと言ったら、ソウルを通ってくるのです。日本はもう韓国にやられているのです。だから、例えば境港から高速艇でも出ていたら、レモンはいつでも送られるので、レモンがないということは絶対にないです。今は地球一周ぐらいしないと送られないのだと思う。こんなに所得がどんどんふえているところだから、島根県と広島県と鳥取県ぐらいが力を合わせて、そういう高速艇でも出すとか。  それから、ヨーロッパへ直接行かなくても、今シベリア鉄道の改善をどんどんやっているのです。時間も早くなるし、そういうことで一生懸命やっていますので、ヨーロッパへ行くのだって物も人もウラジオストクから行くということができるわけです。ロシアは特にこれからはアジアの時代だというので、アジアのほうへ窓口を持たなくてはいけないと。アジアの窓口はあそこだけなのです。北へ行けば海が凍りますから船が出られない。冬になったら海へ出られない。あそこは凍らない港だから出られるいうことで、今、アジアの拠点として物すごい開発をやっているわけです。広島県はまだ視野に入れていませんよね。  だから、そういうことも視野に入れて、最初は赤字になるかもしれないけれども、交通手段を確保するとか、そんなことをやらないといけない。ミカンなんかでも、持っていって味を覚えさせたら、もうこれは無限に売れます。広島県で持っていかないから、余って腐らせたり、ミカン農家がやっていけなくなるのですけれども、あちらでもし食べるようになったら、もう所得がそこまでいっていますから、無限に売れます。シベリア鉄道でヨーロッパでも売れる。マツダがあそこで生産するのも、売る先は全部ヨーロッパですから、そういうルートをつくっていくということも念頭に置いて、広島県だけでやるのではなくて協力してやったら、赤字が少なくて済む。3~4年したら必ず黒字になるということではないかと思うのです。そういう努力をしていただければいいのではないかということを感じました。  これからウラジオストクなど人口もどんどんふえてくると思うし、この12~13年の間に所得も20倍になっています。だから、そこを念頭に置いた取り組みをしていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  (7) 閉会  午後0時22分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...