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  1. 広島県議会 2013-04-19
    2013-04-19 平成25年生活福祉保健委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成25年生活福祉保健委員会 本文 2013-04-19 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 29 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑金口委員選択 2 : ◯答弁文化芸術課長選択 3 : ◯質疑金口委員選択 4 : ◯答弁文化芸術課長選択 5 : ◯要望金口委員選択 6 : ◯質疑河井委員選択 7 : ◯答弁(働く女性・子育て支援部長選択 8 : ◯意見河井委員選択 9 : ◯質疑辻委員選択 10 : ◯答弁医療保険課長選択 11 : ◯答弁薬務課長選択 12 : ◯答弁食品生活衛生課長選択 13 : ◯意見質疑辻委員選択 14 : ◯答弁健康福祉局長選択 15 : ◯要望辻委員選択 16 : ◯質疑犬童委員選択 17 : ◯答弁文化芸術課長選択 18 : ◯質疑犬童委員選択 19 : ◯答弁県民生活部長選択 20 : ◯要望質疑犬童委員選択 21 : ◯答弁健康福祉総務課長選択 22 : ◯要望犬童委員選択 23 : ◯質疑(平委員) 選択 24 : ◯答弁医療保険課長選択 25 : ◯質疑(平委員) 選択 26 : ◯答弁医療保険課長選択 27 : ◯意見質疑(平委員) 選択 28 : ◯答弁医療保険課長選択 29 : ◯意見(平委員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (開会に先立ち、環境県民局長が自己紹介及び新任説明員の紹介を行い、健康福祉局長及  び危機管理監が新任説明員の紹介を行った。)  (1) 開会  午前10時32分  (2) 記録署名委員の指名        犬 童 英 徳        宇 田   伸  (3) 当局説明   1) 文化芸術課長が報告事項(1)について、別紙資料1により説明した。   2) 循環型社会課長が報告事項(2)について、別紙資料2により説明した。   3) 健康福祉局長が報告事項(3)について、別紙資料3により説明した。   4) 健康福祉総務課長が報告事項(4)について、別紙資料4により説明した。   5) 障害者支援課長が報告事項(5)について、別紙資料5により説明した。   6) 危機管理課長が報告事項(6)について、別紙資料6により説明した。  (4) 質疑・応答 ◯質疑金口委員) それでは、環境県民局の広島県美術展の見直しについてお尋ねしてみたいと思います。  昨日、課長のほうから今の説明資料にあわせて、これからの取り組みの方法を書いたものをいただきました。これを見ますと、入場者数、作品出展数が載っておりまして、広島県美術展は随分衰退していっています。下には、目標として現行の3倍にしていくと書いてありますけれども、今回も少してこ入れしたぐらいで果たしてそこまで返るのか。現行の3倍にしていくというのは、少々の対策では無理だろうと私は思っております。きょう示されました、規格を20号から15号に引き下げることはいいことだと思います。ただし、審査については、県外だろうと県内だろうと、極端な話、作品を審査するときは名前は隠して審査するはずですから、果たしてこれで数がふえるかどうか、疑問に思えてなりません。  そこで、お尋ねしてみたいのが、現状の作品応募数、作品がなかったら見に来てもらうこともできませんから、作品がどれぐらい出品されているのか、お尋ねしてみたいと思います。 2: ◯答弁文化芸術課長) 昨年開催いたしました第64回の広島県美術展の応募総数は、1,253点でございます。 3: ◯質疑金口委員) 私の地元の尾道には尾道四季展があります。多分、局長らも御存じだと思うのですけれども、これは昭和58年から始まって随分歴史があります。尾道四季展の大きく違うところは賞金が高いということです。当時はグランプリが300万円でした。今は200万円に下げておりますけれども、今回聞きますと、広島県美術展は5万円です。出してもらう人の心意気に働きかけるという意味なのでしょうけれども、本当に作品を集めていこうとすれば、材料費ぐらいは何とか出してあげられるぐらいの賞品とか、副賞なども必要ではないかと思います。今、第64回で1,253点の応募があったということですけれども、尾道四季展を調べてきましたが、ちょっと今資料がありませんけれども、変わらないぐらいの数かと思います。尾道の場合は隔年ですから、そういってみればこの半分という見方もありますが、やはりここに打ち出されている対策ではどうもふえそうには思えません。もしかしてこれ以外に課長のほうで隠し球を持たれているのかもしれませんけれども、多分、課長もこれをやりながら、これではなかなか難しいと思われているのではないかと思います。難しいだろうと私は思うのです。これは6月ですから、もう期間がないですけれども、前と同じように時期が来たら出してもらえるだろうというのでは、私は甘いと思います。その辺をこれから広報という意味でどういうぐあいに考えているのか、お尋ねしてみたいと思います。
    4: ◯答弁文化芸術課長) 尾道四季展では今は賞金が200万円であり、高校生のもやっておられますが、副賞がフランスへの研修旅行ということで、非常に大胆ですばらしい展覧会だと思います。我々が今行っている広島県美術展に関しましては、一つは非常に伝統のある63回を数える美術展であるということ、それと、実は平成8年ごろに、審査に関していろいろと物議を醸した中で、現在では出展者が3分の1に減っているという状況でございます。そういう中で、我々は各美術教室を丹念に回って御意見を伺いながら賛同を得てきたつもりでございます。賞金等は別にいたしまして、委員がおっしゃられたように、広島県美術展の開催に関して賛同を得るということが今の我々の一番の仕事だと思っていますし、それをしっかり続けていくということが現在の私の使命だと思っております。 5: ◯要望金口委員) 今の課長の話では、なかなか心意気が伝わってこないと私は思います。美術教室などを訪ねて回るのは当然必要な話ですけれども、これまでそれもしていなかった。それでもって作品をふやそうという考え方自体がちょっと甘いです。やはり丹念に回っていって、逆に出してもらうことをお願いして回るという姿勢がない限り、こういうものはなかなか出てこないと思います。  これは論議が尽きないことでありますが、ぜひ丹念にいろいろなところを回っていただくとともに、やはり中身についても、今回大きく変わったとは私は思っていませんけれども、先を見通して変えることもこれからやっていただきたいということをお願いして終わります。 6: ◯質疑河井委員) 働く女性・子育て支援部長の棚多部長には、新設の部署ということで頑張っていただきたいと思うのですけれども、先ほど局長もおっしゃいましたように、今、日本一というスローガンが非常にふえてございまして、このたび働く女性・子育て支援部長に就任されて、部長としては、具体的にどのようなことを取り組んでいきたいと考えておられるのか、また、商工労働局などのほかの局にもかかわる話でございますので、そのあたりの調整というか、協力体制はどうやってつくっていかれるのかということをお聞きしたいと思います。 7: ◯答弁(働く女性・子育て支援部長) 女性の働きやすさ日本一を目指しまして、2つの柱で取り組んでいきたいと思っております。1つの柱は、25歳から44歳までの女性の就業率はM字型カーブでへこんでおりますので、まずその解消をしたいと思っています。このM字型カーブというのは、どこの県にもあるわけでして、そのくぼみをなくすことを目指していきたいと思っています。なくすためには、今、何が必要かということがあるわけですけれども、3つ考えておりまして、1つ目は就業継続、働き続けることができること、2つ目はやめても希望するときに再就職できること、3つ目は多様な働き方ができること、この3つを進めてまいりたいと思っております。  もう1つの柱は、待機児童ゼロを目指したいと思っています。1つ目は就業したいときに保育所に入所できるように、2つ目は多様な働き方に応じた保育サービスの利用ができるように、3つ目は小学校に入学したときには学童保育が受けられるように、安心して働き続けることができるように、保育の確保をしたいと思っています。  そういった女性の能力の活用は、経済の活性化にもつながると思っておりますし、しっかりとやっていきたいと思っております。そのためには、今申し上げましたことを進めていくと同時に、並行して生の声を聞いていくこともしっかりやっていきたい、それから企業のほうにも十分に働きかけたいと思っておりますので、企業訪問を同時にしっかり進めていきながら、皆さんが望まれるような形の施策、新たな取り組みをやっていきたいと思っています。  それから、全局を一局に一元化したわけですから、そのメリットを生かしたいと思っておりますし、また、全庁的に根っこがそれぞれ残っておりますし、逆に言いましたら、うちのプロジェクト・チームだけでできるものではありませんので、各局には全庁的に兼務の辞令をそれぞれの関係課長に発令していただいておりまして、しっかりと全庁的に取り組むということも同時にやっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 8: ◯意見河井委員) 各局も横断しなければいけないでしょうし、また、今おっしゃられましたように、企業や各市町との連携も必要になってくるかと思いますので、大変な仕事になるかと思いますが、ぜひ日本全国に一石を投じられるような存在として頑張ってください。 9: ◯質疑辻委員) きょうの配付資料の中にTPP、環太平洋パートナーシップに関する状況についてという資料があります。それに関連して質問したいと思います。  ここにTPPの概要が書いてありますけれども、デメリットのところについて、公的な医療保険を受けられる範囲の縮小などということで、医療について言うと、この程度で終わらないということなのですが、TPPについては国会でも、また日本医師会やJAにしても、交渉参加には反対という態度を明らかにしているところだと思うのですけれども、デメリットというのは簡単なポイントで書かれているような中身ではない、相当重大な問題を含んでいると私は思っているわけです。  そこで、このTPP交渉について、今後の話になるのですけれども、まず公的医療保険制度が実質的に機能しなくなる、国民皆保険制度が根底から崩れてしまうという事態に日本が追い詰められていくというようなことも言われていますが、この点についてどのようにお考えになっているか。  それから、同時に薬価の問題でも、中央社会保険医療協議会に交渉参加国からいろいろと意見が入ってきて、薬価の基準も今いろいろと国の制約がありますけれども、それを撤廃して薬価が高騰するというようなことになってくるということで、患者負担の増大等を含めて大きな問題も出てくるのではないかと思います。  それから、食の安全について、食品添加物や遺伝子組み換え食品などの大幅な規制緩和により、食の安全が脅かされると思っているわけですけれども、その辺の問題について、各担当課長から、今どのように受けとめて、考えておられるのかということをお聞きしたいと思います。 10: ◯答弁医療保険課長) 国民皆保険制度についての質問でございますけれども、これにつきましては、国のほうで御議論いただいているところであり、先日開催されました国の予算委員会で、TPP担当大臣である甘利経済再生担当大臣のほうから、国民皆保険は医療制度の根幹であり、揺るがすことが絶対にないように取り組むという旨の答弁があったところでございます。だれもが安心して必要とする十分な医療を受けることができる皆保険制度でございますけれども、今後とも維持されるよう、県としても、引き続き国の動きを注視していくとともに、制度の維持に向けて要望を続けてまいりたいと考えております。 11: ◯答弁薬務課長) 薬価の問題について御質問があったのでお答えいたします。医療保険制度の中での薬価の取り扱いということになろうかと思いますけれども、具体的な内容につきましては、国のほうも情報収集している段階と聞いております。私どもといたしましても、国の動向を注視しながら対応を図っていきたいと思っております。 12: ◯答弁食品生活衛生課長) 食品安全基準の緩和につきまして、TPP交渉の議論の対象になる可能性があると言われておりますけれども、このことにつきましても、十分な情報がないという状況でございます。食品の基準につきまして、国際基準は国際機関が決めているわけですけれども、国内基準につきましては、科学的な根拠に基づいて国が定めています。現在、どのような議論がなされているかということも県としては把握できていない状況ですけれども、引き続き情報収集に努めて、県内食品の安全性の確保に努めていきたいと思っております。 13: ◯意見質疑辻委員) 国の動向なり、あるいは国会答弁などの状況を注視していきたいという担当課長の答弁がありましたけれども、国民皆保険制度の関係で言えば、混合診療が全面解禁になる可能性が非常に高い。そうなってくれば、高額で利益率の高い保険外診療が大幅に拡大していくということで、公的医療保険の給付範囲の縮小を招く結果にもつながって、結局、患者の医療費負担が増加し、金のありなしで医療が受けられるか受けられないかということにつながっていくということも言われているわけです。それから、営利企業の参入が大きく進んでくると、一層競争も激しくなって、自由診療の拡大、さらに利益追求に走るというようなことで、コスト縮減が逆に患者にも負担を強いることになり、病院間格差も発生することは目に見えている。国民皆保険制度を守っていくという点から見ても、TPP交渉に日本が参加すべきではないという立場で国に物申すことが必要ではないかと思います。  薬価については、日本医師会は、中央社会保険医療協議会での薬価決定プロセスに干渉してくるだろうとはっきり見通しているようですけれども、そういう点から、公的医療保険制度が実質的に機能しなくなるということが言えると思います。  あわせて、食品添加物の問題について今答弁がありましたけれども、国際基準は日本の基準よりも緩やかなものであって、この点だけでも食の安全が脅かされると思うわけです。今、答弁された担当課長は、TPP交渉について、国の動きを見守ると言われますけれども、もう少しよく検討して、日本の公的医療保険制度を守る、県民の命を守るという立場から、この交渉には参加していくべきではないという意見を国に申し立てる必要があると思いますが、局長、どう思いますか。 14: ◯答弁健康福祉局長) TPPそのものに対して県がどういう姿勢かというのは、3月の予算特別委員会で知事が答弁申し上げたところですので、重複しない部分を申し上げたいと思います。  私どもは、さまざまな制度の中で、それぞれの局の政策を定めております。同様に、いかんせん国と地方公共団体の役割分担で国の役割となっている部分について、地方公共団体が意見を言える部分、言えない部分がありますけれども、仮に、どのような結果であっても、それを地方公共団体として、広島県の利益の最大を図るために、さまざまな手を打つ準備だけは最低限進めていかなければならないと思っています。私どもがずっと目指しております県民の安全・安心を図ることは当然のことでございますので、その範囲においてしかるべき意見を申し上げますし、いかなることが起きても、先ほど申した利益の最大を図るための施策を講じてまいりたいと思っています。 15: ◯要望辻委員) 県民の安全・安心を守るという立場から、いろいろとしかるべき対応を講じているということですけれども、国の施策に問題があり、それが医療現場あるいは県民生活の場に重大な影響を及ぼし、食の安全や医療を受ける命にかかわる問題になる。そういうことから、このTPP交渉については、広島県としてはっきり国に対して参加すべきではないと言うべきであるということを申し上げて終わりたいと思います。 16: ◯質疑犬童委員) きょうから菓子博が始まりまして、威勢よくやっています。きのう内覧会で見せていただきましたけれども、思っていたより規模も大きくて、いろいろな準備も整ってやっていると思いますし、食べ物ですから、多分余計に人が集まるのではないかと思っております。  対して、平和発信コンサートについては、まだ期間がありますから、残された課題はきちんと取り組んで、目的を達成してほしいと思いますけれども、準備はどのぐらい進んでいるのですか。 17: ◯答弁文化芸術課長) 平和発信コンサートにつきまして、アーチストに関しましては、昨年末にはクインシー・ジョーンズ氏、冬にはチョン・ミョンフン氏が率いるアジア・フィルハーモニー管弦楽団の参加を決定したところでございます。現在、著名なアーチストとの最終的な調整の詰めに入っております。この連休明けには、皆様方にアーチストを発表できるよう、今、アーチストとの調整を進めているという状況でございます。  それと、あわせて開催いたしますピースフィールドにつきましては、現在、実施計画を作成しておりまして、5月には皆様方に公表できるよう調整しております。そういうことで、本日、資料としてお示しはできませんでしたが、早期に事業を固めた上で、皆様方に十分なPRをして、たくさんの方々に楽しんでいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 18: ◯質疑犬童委員) これは成功させないといけないと思っているのですけれども、取り組みが遅いのではないかと心配しています。来年の話ではなく、ことしやるのですが、それにしては県民の盛り上がりもないですし、私はこの間の予算特別委員会で皮肉を込めて質問したのですけれども、県庁内でも盛り上がりがないです。例えば、オレンジリボンにしてもピンクリボンにしても、きょうはつけてと言われてみんながつけるのです。その部門でやっていることはその部門の人だけが一生懸命にやっていて、県の職員全体の問題として取り組んでいこうという意識がどうもないのではないかと思うわけです。もう間近に迫っています。国内外に情報発信すると大きなふろしきを広げたわけですけれども、その広げたふろしきが結果を出すために、もっとテンポを速くして、県民にもきちんとPRしていかないと、時間切れになるのではないかと思うのです。菓子博は70万人を目標にしています。何も人数的なことを言うわけではないですけれども、余計に集まれば、やはり効果が生まれている、目的が達成されていると感じます。きちんとしていなかったら、これは何だということになりかねない。  そこで、担当部長がかわられていますけれども、どういう決意でこの問題に取り組んでいこうと考えておられるのか。普通、民間でこういう大きなイベントやるときは、全社員そろって一つのバッジをつけたりするのですけれども、そのぐらいの意気込みでやろうという気構えがないのではないかと心配しているのです。そこら辺について、どうですか。 19: ◯答弁県民生活部長) ただいま委員から御指摘がございましたように、大分日にちも迫ってまいりました。現在、大変大きなイベントである菓子博が行われておりますけれども、これと連動して、さらに広島県が春から夏にかけてずっと連続して盛り上がっていけるようにということで、担当者一同、しっかりと頑張りながら準備を進めているところでございます。  具体的な準備の内容につきましては、先ほど課長が申し上げた状況であり、本当に最後の詰めのところでございますので、連休あたりでしっかり固まりましたら、そこからはとにかく大きく打ち出して盛り上げていけるように、また、委員から県庁内もという御指摘がございましたので、その点につきましても、県庁全体がこれに向けて盛り上がっていけるように取り組んでまいりたいと本当に思っておりますので、その点につきましては、しっかり頑張りたいと思っております。よろしくお願いします。 20: ◯要望質疑犬童委員) うがった見方かもしれませんけれども、県庁の中が、どうもよそごとみたいになっているのではないかと思います。だから、県が重点的に進めている事業、プロジェクトについては、やはり知事以下のみんなが本気になって真剣に取り組まないと、花火だけ上げて、上がったけれども開かなかったということでは話にならないわけです。  私はこの間、オレンジリボンのことを言いましたけれども、広島市長は毎日つけてテレビに出ています。広島県知事はつけないといけないものがいっぱいあるからつけないと言うけれども、そういう詭弁的なことを言ってはいけないと思います。前にも言いましたけれども、県産材を使った取り組みを農林水産局がやっているのだから、県産材を使った名札ぐらいはみんながつけたらいいと思う。農林水産局の一部では県産材を使った名札をつけているけれども、そういったことは、やはり県庁全体がその気になってやらないといけないと思います。ここではこれ以上答弁は要りませんけれども、ぜひお願いしたい。  それから、保健・医療に関する各計画に係るスローガンについてですけれども、長くて舌をかむようなスローガンがある。担当課長が覚えているのかどうかは知りませんけれども、これを覚え切るのは大変だろうと思います。もっとぱっと言ってぱっとわかるスローガンにしないと、ポスターに刷って、読むだけで何十秒もかかるようでは困ります。視覚に訴える、聴覚に訴えるのにふさわしいスローガンだったらいいのですけれども、これを見て私はたまげました。これに決まった経緯について教えてください。 21: ◯答弁健康福祉総務課長) スローガンにつきましては、各計画策定の委員会や担当部署、また、全庁的にもいろいろと御意見を聞きながら決定したところでございます。 22: ◯要望犬童委員) スローガンを使用して周知を図ろうという発想はいいと思うのですけれども、もう少し県民の胸にぽんと落ちるような、見てすぐわかる、聞いてすぐわかるスローガンを、一般の県民のいろいろな意見も聞いて決めるべきだと思います。これは、いかにも役所で決めましたというふうにしかとれません。ポスターや何かにするときは、もっと簡潔でわかりやすいスローガンをつくられないと、せっかくの努力が実を結ばないことになるのではないかと思いますので、その点を要望しておきたいと思います。  それから、防災ガイドについて、障害者あるいは高齢者、子供たちに向けて、こういうものができるということはいいことだと思いますけれども、重要なことは、ここに書いてあることが、当の御本人なりにきちんと伝わることです。当の御本人にとって、見て実感できるものにしないといけないわけですし、同時にそういう行動をするに当たって、一般の施設や市町も含めた受ける側の体制整備をきちんとしていかないと、こういうふうにしなさいと言っても、いざその場になったときは、どこへ行けばいいのかわからないということになる。あなたが守ることだけですというのではいけないと思います。この地区にはこういう機能の病院があるとか、あるいはここの避難所に行けば手話通訳ができる人がいるというように、きちんと体制を構築されていかないといけない。  これは、東日本大震災で、ある避難所の皆さんがボランティアで一生懸命やった結果をまとめたものですけれども、例えば、障害を持った方のプライバシーをどうやって守るか、発達障害者をどういうところで受け入れるかということや、体育館に避難しても各家族単位のプライバシーを守るために仕切りは何メートル用意しなければいけないとか、あるいは女性が着がえるときにこういう問題が起きている、公衆トイレでセクハラが発生したということが、ボランティアの皆さんによって細かく書かれて発行されています。それを、私はこの前、知事に、今度暇なときに見てくださいと言って渡したのですけれども、やはりそういう部分をステップにして、どう受け入れるか、どうしたら確保できるかということを、きめ細かく対応していただきたいと要望しておきたいと思います。 23: ◯質疑(平委員) 国民健康保険の広域化に関して聞きたいと思いますけれども、私も新聞で知ったのですが、おとといの県市長会議で、平成32年度をもって国民健康保険を広域連合で運営する案を県が提案されたということであります。これについては、私も本会議で議論したことがあるのですが、国民健康保険のあり方はずっと議論があって、市町村は都道府県単位でやってほしい、国も都道府県でやるのがいいということで、県は両方から責められてしんどい立場です。国民健康保険は非常に重要な保険制度なのですが、年々高齢者もふえるし、医療費も上がるし、運営が大変であり、どの市町村も歳入やら歳出やらで困っているので、簡単に言えば、どの自治体もやりたくない。国だったらどうかという意見もあるのですが、国もやりたくない。だから、自分が保険者になって受けると、どうやってそれを運営していくかで大変なので、正直なところ、そういう中でただ広域化というものが、国からも市町村からも言われてきて、県も検討してこられて、その一つの考えとして提案されたということだと思います。  それで、これを読んでいますと、広域化について国のほうがまだ工程表を具体的に示していないので、広島県がそれに先んじて、平成32年度ということを提起して、たたき台として示したということでしょうけれども、これはこれからの国民健康保険のあり方をめぐって非常に大事な話なので、現時点での県の考え方をお聞きしたいと思います。  まず、広島県は他県に先んじてこれを提起されたようですが、広域化する場合の方法とすれば広域連合、あるいは県みずから保険者になるためには法改正が要るようですから、すぐはなりませんが、法改正をすればできるわけですから、県が保険者になるという方法もある。そういうことで、広島県は広域連合を提案されたのですが、他の都道府県の検討状況はどのようになっているのか、わかれば教えていただきたい。  もう一つは、県内の各市町が、この県の広域連合という考え方に関して、今の時点でどのような感触であるのかをお尋ねしたいと思います。 24: ◯答弁医療保険課長) まず他県の状況でございます。基本的に広域化という場合には、歳出の広域化と歳入の広域化の2本に大きく分けられると思いますけれども、国のほうで制度改正をいたしまして、歳出の広域化につきましては、国民健康保険は、現在、30万円を超える医療費についてプール制で出していたものを、平成27年度からはすべての医療費についてプール制の財源の中で出していくという制度で実施される予定になっております。各県の状況といたしましては、この額を30万円から20万円に下げるといったスタンスをとっておりまして、現在のところ、どこも歳出の広域化ということを中心に進めている状況でございます。  一方で、進んでいる県というのは、一般国保の部分で見るのではなくて、むしろ、委員がおっしゃったように後期高齢の部分に県が入り込んだらどうかといった議論をやっておりますけれども、実際のところ、本県のように広域連合をつくって検討してみてはどうかといった提案までやっている県は現在のところない状況でございます。  次に、市町の反応はどうかという御質問でございますけれども、委員が御指摘のとおり、17日には市長会のほうに提案させていただき、その前の16日には町村会のほうに提案させていただいている次第です。これを受けまして、私どもも市町のほうで検討いただきたいということで提案させていただいた次第ですけれども、特に市長会のほうにつきましては、そういった協議会をつくるという話を立ち上げるということを聞いております。これは現在、調整段階でございまして、具体なものになってはいないのですけれども、そういった動きが出てきているということで、提案のかいがあったと思っている次第でございます。 25: ◯質疑(平委員) 県とすれば、国民健康保険の財政難に対しては、まず国費を増額するべきだと国のほうに働きかけていきたいという考えがあるのでしょうけれども、市や町からすれば、県は財政面でどうしてくれるのかと疑問に思う。要するに、どこもしんどいのですけれども、運営上の財政面でどこがどう負担するかについて、県としてはどのようにお考えでしょうか。 26: ◯答弁医療保険課長) 国民健康保険に対する財政支援については、社会保障・税の一体改革の中で、国のほうから低所得者対策として、消費税がアップした暁には2,200億円をつぎ込むといった形で提案があったところですけれども、総額2,200億円ということだけが決まっていて、国費・県費・市町村費の分担割合は決まっていない状況です。それを今後、国がどういった形にするか注視していく必要があるのですけれども、一方で、県の役割としましては、財政調整交付金という形で全体の約9%の割合で市町村財政に県費をつぎ込むといった財政構造になっておりまして、これについて調整する中で、国民健康保険の財政の健全化に努めてまいりたいと考えております。 27: ◯意見質疑(平委員) 市や町の率直な意見を聞いてみないとわかりませんけれども、広域連合でやりましょうというふうに言いましたら、結局、県は財政負担をなるべく少なくしようという気持ちもあるのではないかと、市や町がお感じになる可能性があります。それで、法律改正が要るわけですが、例えば県が保険者になったら、県議会も大変でして、県議会が保険料を決めないといけないわけです。下げるなら簡単な話ですけれども、これからの社会を見たら上げていかざるを得ない状況でして、住民はみんな反対ですから、今、各市町の議会は保険料を上げる議論で大変です。これがもしも県であれば、県議会が保険料を決めるというのは大変な状況ですし、執行部が大変なのは我々もわかるのですけれども、どこかがやっていかないといけないという中で、私は広域連合も一つの方法だと思うのですが、財政的にどうするかというのは、国の状況の話もございますが、ぜひ県としても考えていかないといけないと思います。  そこで、今後、広域連合をやる上での課題と問題点はたくさんありますので、全部聞いていると時間がかかりますから、私の関心のあるところを絞って聞きます。  まずは、今、市町村単位でやっている国民健康保険の運営状況ですけれども、一つのいい点は、各市町村がなるべく医療費がかからないように頑張っており、そういうインセンティブがある。しかし、広域化すると、市町村単位の今の努力が薄まってインセンティブが減るのではないかという議論が以前からされていましたけれども、その辺は、現時点で広域連合の課題としてどうすればいいとお考えなのか。  もう一つは、先ほども言いましたが、保険料の決定をどこがやるにしても大変になってくるのですけれども、恐らく広域連合にも議会ができますから、議会で決められるのでしょうが、広域連合を設立するまでに各市町の理解なり調整が大変ですから、そこまでも大変ですが、設立された後、保険料をどのように決定していくかという課題についてどうお考えなのか、2点お尋ねします。 28: ◯答弁医療保険課長) まず、インセンティブをどう考えるかという御質問ですけれども、例えば、現在、各市町では健康づくりということで、医療費を下げるために健康づくり事業というのを実施しているようなのですけれども、それが広域化されて一体の医療費になってしまえば、それぞれが健康づくりをやってもほかのところを下げることになるので、インセンティブが働かないという部分があるのですが、今回の提案につきましては、健康づくりの部分、もっと言えば保険料の徴収の部分もございますけれども、そういった地域に密着した部分、地域性を加味しなければいけない部分については、現在のまま市町のほうで事務を継続していただきたいということで提案を行っている次第でございます。  それから、もう一点、保険料の枠組みについてどう考えるかという御質問でございますけれども、これにつきましては、たちまち広域化する際に、一般会計のほうから市町村国保のほうに継ぎ足しを行っている状況でありまして、広域連合をつくるという際にも保険料のアップはやむを得ないだろうと思います。それから、広域連合を仮につくったとしても、その後も高齢者の増加等を加味して保険料は上げていかなければいけないと思いますけれども、広域連合をつくる以上は各団体の一般会計からの支援というのは難しいということになると思いますので、広域連合として完結していただくという提案をさせていただいている次第でございます。 29: ◯意見(平委員) 最後に意見を申し上げておきますけれども、これをきっかけに議論が始まりますから、今回、こういう提案をされたことはいいことだと思います。目標年度まで言われた具体的な提案ですから、これから県内の各市町がいろいろ意見を言われると思いますけれども、議論を深めるためにこういう提案をされたということは評価したいと思います。どこが運営主体になるかは大変重要な課題ですし、先ほど言いましたように、もし県が運営主体になれば、議会にとっても大きなことでありますので、執行部、議会ともに議論を深めていきたいと思います。これについては、住民にとってどこが運営主体になるのが一番いいのかという観点から議論すべきだと思います。うちが負担するのは嫌だというのは、お互い気持ちとしてはありますけれども、それはこの際言わずに、国民健康保険の運営についてどこが運営主体になるのが望ましいかについて、議会でも執行部でも大いに議論していく必要があると思います。  (5) 閉会  午前11時50分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...