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  1. 広島県議会 2012-12-13
    2012-12-13 平成24年文教委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2019-08-07
    2012年12月13日:平成24年文教委員会 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1 8 会議の概要  (1) 開会  午前10時34分  (2) 記録署名委員の指名        石 橋 良 三        城 戸 常 太  (3) 付託議案    県第95号議案「平成24年度広島県一般会計補正予算(第4号)中所管事項」外1件を   一括議題とした。  (4) 当局説明(付託議案の説明)   1) 管理部長が平成24年度広島県一般会計補正予算(第4号)について説明した。   2) 補正予算以外の付託議案については、さきの委員会で説明があったので、説明を省    略した。  (5) 付託議案に関する質疑・応答 ◯質疑(城戸委員) 付託議案についてお聞きしたいことがあるのですが、人事委員会から給与関係の改定事項について指摘されたと思うのですけれども、これにはどのような項目があったのか、もう一度お聞きしたいと思います。 2 ◯答弁(教職員課長) 今年度の人事委員会勧告につきましては、給与構造改革における経過措置の段階的な廃止、持ち家に係る住居手当の廃止とに伴う給料表の水準調整が主な内容でございます。 3 ◯質疑(城戸委員) 住居手当の廃止に伴うものについては、この前の委員会で説明がなかったと思うのですが、なぜ説明がなかったのですか。 4 ◯答弁(総務課長) 市町立学校職員に適用されております市町立学校職員の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の第2条の規定には、市町立学校職員につきましては、県立学校職員の給与、勤務時間その他の勤務条件の例によると書いてございますことから、総務委員会に付託されております職員の給与に関する条例の改正により市町立学校職員の住居手当についても廃止されることになるという仕組みになっておりますので、先日の委員会では市町立学校職員の給与条例に係る部分だけ御説明申し上げたということでございます。 5 ◯意見・要望(城戸委員) 県が学校の教員の給与まで全部かかわっているのであれば、当然、教育委員会でもきちんと説明がないと、給料がどう変わるのかというものに対して、これは県職員に準じるのですというようなばかなことを言っているようではおかしいと思うのです。少なくともいろいろな手当が変わることになったら、県職員の関係あるところだけで済ますというのではなくて、教育委員会と県職員は全く違った格好でやっているわけですから、文教委員会でも給与のことに関してはきちんと説明するべきだと思います。そうしないと、どういうもので給与が構成されているのかが理解できないので、果たして本当にこの給与改定が妥当なものかどうか判断できない。少なくとも教員の給与関係については文教委員会できちんと報告があって、議論されるべきだと思います。県の職員だから総務委員会だけでするというのは、どう考えてもおかしいと思います。  それと、教員の給与というのは市町立の学校職員の給与条例と県の職員給与条例の2つに分かれているわけです。これがどういう構成で、どういう手当があり、どういう格好になっているということがわからないと、果たして優遇されているのかどうかという問題が出てきても委員会で議論できなくなってしまう。だから、学校の職員に対して住居手当が出ていたということについて、住居手当の廃止に伴って手当がなくなるのであれば、我々は教員の人から聞かれたときにきちんと説明できなければいけないわけです。そういうところを省かないようにしてもらいたいと思います。  それと、今回の住居手当の見直しについて、不満等を余り聞いたことがない。本来、このような場合には不満の声を結構聞くのですれども、これについてはほとんど聞かなかった。前回の委員会でも申し上げたのですけれども、今までこういう改定に伴って、運用のほうで返すからこれは認めてくれという組合交渉をしているケースが多い。少なくとも見返りでこうするというようなことのないようにしてもらいたい。多分、この住宅手当の廃止についても、何かの格好で住居を借り上げるという交渉でできたものだろうと思う。組合交渉で現給保障しろと言われたら、運用によって現給保障するというようなケースが過去にあったわけです。こういうことが行われていたら、我々にはわからないわけです。そして、とんでもないようなものが出てくる。どこかで指摘されて、こんなものがあったのかというようなものが出てくる。組合交渉では、給料表の改定はしないことになっているけれども、運用で返すというようなことのないようにしてもらわないといけないと思うのです。
     やはりおかしなところは正していかないといけないわけですから、必ずそういうところをチェックしてもらって、組合交渉等で現給保障するという格好はなしにしてほしい。こんなことをやってはいけないということでやめるわけですから、当然やめるべきであって、代替の運用というものは、やってはいけないと思います。  教育委員会でも、定数削減すると言いながら、定数を削減しないといけなくなると、学級の生徒の数を減らして、40人学級を35人にして学校の職員の数を維持しようとしたり、栄養職員の人たちを栄養教諭という格好で迎え入れたり、主任実習助手と言われるようなものをふやしてみたりと、こんなことをやっていたらいつまでたってもきちんとした学校体制はできないと思います。  とにかく職員を守るための学校または県庁になってしまっている。本来必要な人を迎え入れるのならいいけれども、そうではなく、今いる人たちが余ってどうにもならないようになるので何とかしようとしている。それも必要なことだけれども、それだけをされたのでは学校の体制というのはいつまでたってもよくならない。きちんと体制を考えて、また、必要な者にはきちんと研修を受けさせて能力を養うということもやってもらわないと、絶対いいことにならないのです。  給与制度のあり方等できちんと体制づくりをやってもらうということを私の要望として申し上げておきたいと思います。  (6) 表決    県第95号議案外1件(一括採決) … 原案可決 … 全会一致  (7) 請願2件を議題とした。   1) 24-2 教育予算の増額、教育費の無償化、父母負担軽減、教育条件の改善を求め    る請願についての意見交換 6 ◯意見(沖井委員) 財政状況は極めて厳しいことから、県では一昨年12月に策定した中期財政健全化計画に基づき、計画的かつ着実に財政健全化に向けて取り組んでおられるところであります。しかし、そのように厳しい財政状況の中でも県は教育関係予算について毎年同規模の予算を確保され、重点的に取り組まれており、これについて私は高く評価しているところであります。  この請願の内容にある、すべての小・中・高校で30人以下学級を早期に実現させることについては、現在、国において小学校2年生まで35人学級が実施されており、来年度の国の予算要求において、これを平成29年度までの5年間で中学3年生まで35人学級を順次実施して完成するよう計画が盛り込まれているところであります。  このように、現在、国において小中学校の35人学級の完成に向けて取り組まれている中で、いきなりすべての小中学校で30人以下学級を早期に実現させるというのは、厳しい財政状況などを踏まえると、いかがなものかと考えます。  また、県立学校の耐震化についても、平成27年度末までに100%完了するよう取り組まれているところであり、市町においても同様に小・中学校施設の耐震化に取り組んでおられるところでございます。  このたびの請願にはそれらのほか、奨学金や就学援助制度の充実、特別支援教育の充実、さらには私学助成の拡充などが盛り込まれており、これらは国が所管するもの、また、大幅な予算の増額を伴うものです。現在の厳しい財政状況を考慮すると難しいと考えます。  よって、当該請願は、不採択とするのが適当であると考えます。   2) 24-3 教育費負担の公私間格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求め    る請願についての意見交換 7 ◯意見(沖井委員) 私立学校は建学の精神に立脚し、新しい時代に対応した特色ある教育を展開しており、公教育の振興、発展にもその役割を果たしていることは御承知のとおりであります。  このため、私学教育の振興を図るという面からは、教育予算を大幅に増額し、教育条件を整えることが必要であり、このため本議会では毎年私学助成の充実強化を求める意見書を決議し、国に対して強く要望しているところであり、本年も9月定例会において意見書を議決したところであります。  また、国の就学支援金制度に呼応して、本県の授業料等軽減補助についても大幅な拡充が図られているところであります。こうした中、この請願は、授業料等軽減制度の拡充のほかに、私学助成の県継ぎ足し分の増額といった本県予算の大幅な増加を伴う内容となっており、現在の極めて厳しい財政状況を考慮しますと難しいと考えます。  よって、当該請願は、不採択とするのが適当であると考えます。  (8) 請願の審査結果   1) 24-2 教育予算の増額、教育費の無償化、父母負担軽減、教育条件の改善を求め    る請願 … 不採択 … 賛成者なし   2) 24-3 教育費負担の公私間格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求め    る請願 … 不採択 … 賛成者なし  (9) 一般所管事項に関する質疑・応答 8 ◯質疑(東委員) 最初に、本日は教職員の健康管理にかかわってお尋ねしたいと思います。  私がこれまでも言い続けてきたことでもあるのですけれども、働きやすい職場づくりこそが最も大きな成果を上げるのだというのは、私が警察・商工労働委員会にいたときに県商工会連合会長から聞いた話でございます。社員が安心して働いてくれることが業績につながる、そのために社員の心配を取り除いていくのが社長の仕事だという趣旨であり、私も大変感銘を受けたわけでございます。そういった内容で言えば、民も官も同様であろうと思います。教職員、学校関係者が元気に子供たちの成長にかかわっていく、支援していくということがやはり大事なことだろうと思うわけです。  まずお聞きするのは、かねてより聞いてきたのですけれども、県内の教職員の病気休職の近年の実態がどのようなものか、お聞きします。 9 ◯答弁(教職員課長) 近年の病気休職者の実態でございますけれども、平成21年度は232人、平成22年度は227人、平成23年度は214人という状況でございます。 10 ◯質疑(東委員) 広島県の場合、とりわけ精神疾患が高いということが特徴として挙げられています。これは2010年12月25日の新聞ですけれども、全国的にも教員の精神疾患での休職が大変ふえており、その中でも大阪、広島は高率であると紹介されているわけです。2010年には144人で、前年より15人増、1,000人当たりで比較してみたときにも全国的平均では62.4人、広島県は63.4人という実態報告もあって、2006年から精神疾患の割合が全国平均を上回って、高どまりしている。こうした実態に対して、どういうところが原因なのか、現状をどのように分析しているのか、お聞きします。 11 ◯答弁(教職員課長) 委員御指摘のとおり、全国的にも病気休職者に占める精神疾患者の割合が上昇しているところでございます。広島県におきましては、全国平均に比べてその割合が高い状況にございます。  こうしたことから、教育委員会といたしましても、その背景を探るため、精神疾患になられた方で病気休職から復職された方にお願いしまして、その原因について聴取したところでございます。  それによりますと、学校内で相談をする人間がいなかったということや新たなことに取り組む中で精神的な負担が増大するとともに、家庭的なことや保護者からのクレームなどが複合的に重なるなど、その要因はさまざまでございまして、その特定は非常に難しいものと考えております。  総括的に申し上げれば、社会の価値観の多様化や地域、家庭の教育力の低下など、近年の学校を取り巻く環境の変化の中で、学校教育が抱える課題の一層の複雑化・多様化が進んできており、こうした状況についていけなくなっている教職員がいるのではないかと考えております。 12 ◯質疑(東委員) 家庭の教育力あるいは地域の教育力低下のしわ寄せがすべて学校に来ているのではないかという課長の答弁ですけれども、まさにそういった状況があるがゆえに、さまざまな役職を持った人間が学校にかかわっていかなければならないというのも現実だろうと思います。  さりながら、一人の病気休職者が出た場合、本人はもちろんのこと、学級あるいは学校、また、本人や家庭も含めていろいろな形で影響が出る。加えて、教育行政にとりましてもさまざまな形での影響や負担が出るということも明らかです。今次定例会におきましても、代替者が担任になることについて、年度途中で交代することの弊害が指摘されたばかりです。かつて、なかなか病休代替者が見つからずに授業にも影響を及ぼしたという事案が発生したことは、皆さん御承知のとおりであり、病休者が出るということが多方面に影響を与えるということは今さら言うまでもないわけですが、病気休職者が1人出た場合に、教育行政としての財政負担としてどのようなものがあるのか、お聞きしたいと思います。 13 ◯答弁(教職員課長) 厳密には個々の休職者及びその代替者の給与の支給状況によるため、明確に申し上げることは難しゅうございますけれども、平成23年5月1日現在の休職者の状況をもとに算出いたしますと、概算で1人当たり約350万円程度の負担がふえることとなります。なお、当該休職代員の増加分につきましては国庫負担の対象経費となっております。 14 ◯質疑(東委員) 昨年5月1日現在の状況で概算していただいたわけですけれども、昨年の時点で言えば、小・中・高の休職者数130人、支払われる給与が5億4,000万円、休職者に対する代休職員に対して6億円余り、合計11億4,800万円ということですけれども、休職者がいなかった場合に比べるとどれだけの差額になるのでしょうか。 15 ◯答弁(教職員課長) おおむね4億6,000万円程度の差が生じると考えております。 16 ◯質疑(東委員) 病気休職者が出るということが、個人、学校、学級に大きく影響するし、さらには、課長からもあったように財政負担も大変大きなものがあるという意味で、ゼロにすることもなかなか難しい話ではあろうかとは思いますけれども、とりわけ精神疾患ということで言えば、十分に対応策もとっていけるのではないかと思いますし、既にとっておられると思うので、次に、メンタルヘルスにかかわってお聞きしたいと思います。  今のような状況で、教職員のメンタルヘルスの保持に向けて、教育委員会では、学校におけるメンタルヘルス対応事例集なるものをこの2月に作成して取り組んでいるわけです。その内容を見ますと、第1章は教職員のメンタルヘルスと管理職の役割、そして精神疾患の未然防止が取り上げられております。職場の雰囲気づくり、サインを見逃さない、1年目に注意、必要に応じた支援、ストレス軽減といった内容となっておりまして、教職員のメンタルヘルスと管理職の役割等の対応事例、県教育委員会の通知や相談窓口に関する資料といったものから成っているわけですけれども、これを読ませてもらって、私のような素人でも当たり前だと思うことばかりが並べてあるという印象を持ったわけです。先ほど少し触れられたのですけれども、こういう事例集はどのような実態に基づいてつくられたのか、お聞きいたします。 17 ◯答弁(教職員課長) 転任して生徒との関係がうまくいかず、精神的に追い込まれた事例、あるいは研究のまとめを任されたもののうまく進まず、不安と焦りに追い詰められた事例など、実際に起こりました事例をもとにして、具体の対応でよかった点、また、精神疾患の予防、早期対応のポイントとして必要なことなどについてまとめたものでございます。 18 ◯質疑(東委員) 現状もそうなのですけれども、教職員の不祥事が毎月のように多発している中にあって事例集を発行してきたという経緯があります。一昨年の12月にも教職員による不祥事の根絶ということで改訂版が出されて、すべての教職員に配付されています。所有者の氏名を記入する欄まであるわけで、これが全員に配付され、活用されているのだろうと思います。ある意味では、県教育委員会として不祥事に対する認識の大きさというものがこの資料からもうかがえるわけです。しっかりとした成果が上がっていくことを望むしかないわけですけれども、一方で、今取り上げております教職員の健康管理についても不祥事対策同様に県教育委員会としての認識の大きさというものが病休者対策の成否を握っているということは間違いないと思うわけです。  この点について、県教育委員会としての認識は先ほどから答弁していただいているわけですが、メンタルヘルスの保持というものが不祥事対策同様にどれだけ職場で生かされているのか、調査は行われているのでしょうか。 19 ◯答弁(教職員課長) 広島市を除く県内公立学校の管理職すべてに配付しまして、本事例を参考として、管理職が早期に教職員の異変に気づくこと、そして早期に医師の診断を受けさせることなどが精神疾患に陥ることを防ぐ上で非常に重要である、あるいは有効であることから、管理職に対しまして、面談等をしっかり行い、日常的に教職員の健康管理に努めるよう指導するとともに、職場内の雰囲気づくり、1人の人間に仕事が集中しない取り組みなどを行うよう指導しているところでございます。  現在、この事例集につきましては、校長ヒアリング等でその活用状況を聴取しているところでございますけれども、例えば、本校に似ている事例をもとに教職員で考えたとか、衛生委員会において管理職が指導・助言する際に事例集を参考にしているなど、他の校長からも非常に参考となる事例集であるとの声をいただいており、多くの学校で有意義に活用されているものと考えております。 20 ◯意見・質疑(東委員) この中を見ますと、今、課長の答弁にもありましたけれども、管理職自身のメンタルヘルスも書かれているわけです。御案内のとおり、先般、中学校長が飲酒運転により懲戒免職になった事案がございます。詳しいことは皆さんのほうがよく御存じだろうと思います。決してふしだらというか、でたらめな人間でも何でもない、むしろまじめに困難校を立て直してきた、本当に優秀な管理職であった。そういった管理職ですら不祥事を起こしてしまう。そのことがまた大きく学校に対する信頼を損ねてしまったという意味では、教職員のメンタルヘルスもそうでしょうけれども、管理職に対するメンタルヘルスも要るのだろうということを申し上げておいて、次の質問に入りたいと思います。  いじめの問題は今、社会の大きな問題でもございます。あるいはまた、虐待の問題も今次定例会で取り上げられているところでもございますけれども、教職員の精神疾患に対しましても、基本的には予防が最も大事であろうということに異論はないだろう思うわけです。この事例集の中にも書かれているわけです。  では、予防策として何が最も有効であると認識しておられるか、お聞きします。 21 ◯答弁(教職員課長) 精神疾患の予防策としましては、まずは管理職が教職員の健康管理をしっかり行うとともに、教職員との信頼関係のもと、教職員の業務遂行の状況を的確に把握し、職員の力が十分に発揮できるよう、働きやすくやりがいのある職場環境づくりを行っていくことが大切であると考えております。  また、調査書類等が多く、児童生徒と触れ合う時間もないなどの声があることから、学校における業務改善に取り組み、より効率的な業務を行えるよう、業務改善協力校の事例等を、広島市を除く県内公立学校に紹介してまいりたいと考えております。 22 ◯要望・質疑(東委員) しっかりとした答弁をいただいたと思っております。ぜひそれが具現化できるようにお願いしておきたい。  教職員のみならず、学校にかかわっておられるスクールカウンセラー、あるいはスクールソーシャルワーカー、さらには学校評議員からも、今の学校現場は本当に疲弊しています、悲鳴が上がっていますというふうに私のところに声が上がってくるのです。そういう声というのは教育委員会に届いているかどうか、お聞きいたします。 23 ◯答弁(教職員課長) スクールカウンセラーなどからは直接そういった声は聞いておりませんけれども、学校評議員からは教職員の多忙感の解消が以前から課題であり、業務の精選が必要なのではないかとの意見を一部の学校でいただいているということを聞いております。 24 ◯要望・質疑(東委員) 私も先般、スクールソーシャルワーカーの研修会に出させてもらいました。学校現場が大変疲弊している、悲鳴が上がっているといったこともあってスクールソーシャルワーカーの勉強会に出たわけです。冒頭、課長の答弁にもありましたけれども、いろいろな社会的な背景の中で学校がさまざまな課題を担わざるを得ないという意味でも、ぜひそういったいろいろな声を取り入れながら、より適切な対応をお願いしたいと思っております。  るる質問してきましたけれども、最後に教育長の所見をお伺いして終わりたいと思います。  教職員に対する管理に取り組んでこられたわけですけれども、教員メンタルヘルス対応事例集が、果たしてどれだけの効果を上げるのか期待するしかないと先ほど申し上げたわけです。冒頭に申し上げたように、働きやすい職場づくり、働きがいのある職場づくりが大切なことです、今、教職員課長からも同様の答弁があったと思います。かつて、新規採用者が立て続けにやめていった年もあります。子供たちとのかかわりを夢見て教職についてみたものの、実際には雑務に追われる日々という夢と現実の違いがある。一方では、若い職員を育てていくことが、教育行政のみならずすべての業種の課題にもなっている昨今でもあるわけです。  そうした中で、団塊の世代の大量退職、そして、若い世代の大量採用という状況にあるわけで、積み重ねられてきたノウハウをどのように継承し、また、新規採用者をどのように育てていくかということが今問われていると感じております。本当に喫緊の課題だろうと思いますけれども、そうした観点に立ったときに、新規採用者あるいは若い教職員の意欲をどのように引き出し、さらには、50代で若年退職していく教職員の実態も含めて、人づくりというのが最も重要な課題であるとも思っているわけですけれども、教育長の御所見をお伺いいたします。 25 ◯答弁(教育長) 教員は教育をする専門家、いわゆるプロであります。そして、専門家としてしっかりした力量をつけていくことが何よりも大切であると考えております。そのためには、当然のことですけれども、決められた法令・法規をきちんと守り、その上で自由濶達に教育活動を進めていく、そして専門家としての力量を発揮していくことが保護者、そして地域、県民の皆さんの信頼を得るものだと考えております。  そのためには、やはり教職員一人一人が本当にしっかり指導力を身につけて、やりがいを持って子供たちに教育をしていくということが大切だと考えています。特に新採教員等若い教員につきましては、学校でしっかり支えて、学校の組織の中で指導力や専門的な力が育成されるようにバックアップして育てていくということが必要だろうと考えております。  教育委員会といたしましては、教員一人一人がやりがいを持って教育の仕事に当たれるように支援していきたいし、指導力の向上についても支援してまいりたいと考えております。 26 ◯質疑(芝委員) 11月の初めに西条農業高校の文化祭へ行きました。伝統的ににぎやかな文化祭なのですけれども、OBが家族連れで来るし、地域の人も随分集まる。ことしの4月にスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けたのですけれども、学生が生き生きと実験をやっていました。何をしているのかと聞いたら、鶏がインフルエンザにかからないようにする研究をしていますと言っていました。卵をたくさん使って遺伝子の組み換え等をやって、本当に一生懸命、しかも楽しそうに生き生きとやっているので、よい制度だと思ったのです。  県下での指定校は4校ぐらいだと聞いているのですけれども、活動状況について、概略で結構ですので聞かせていただきたい。 27 ◯答弁(高校教育指導課長) スーパーサイエンスハイスクールについてのお尋ねでございますけれども、現在、本県では県立高等学校2校、国立の附属高等学校1校、そして私立高校が1校指定を受けているところでございます。具体的に申しますと、県立高等学校の2校は、先ほど委員からお話がありました西条農業高等学校と広島国泰寺高等学校でございます。国立は広島大学附属高等学校、それから私立は安田女子高等学校でございます。  研究内容ですけれども、スーパーサイエンスハイスクールの指定は国の事業で、平成14年度から始まったものですけれども、広島国泰寺高等学校は最初の段階から指定を受けておりまして、これまで長い研究を積んできております。当初はオオサシンョウウオの遺伝子の解析・分析といった研究をしておりましたけれども、昨年度からは水の噴射を利用してタンカーの沈没や座礁によって海面に流出した原油を回収する方法について研究しています。  それから、西条農業高等学校につきましては、先ほど委員からもお話がありましたように、農業高校ですので、バイオテクノロジーを利用して鳥インフルエンザに耐性のある鶏をつくる研究に取り組んでおります。  広島大学附属高等学校は国際的な視野を持った科学人材の育成に重点を置いた研究をしております。概略になりますが、持続可能な社会を先導する人材の育成を図るということに重点を置いた研究、また、安田女子高等学校は、女子高等学校ということもありまして、将来の女性科学者、研究者、技術者の育成方法とその評価の方法の研究をしているところでございます。 28 ◯質疑(芝委員) 本当によい制度で、生徒も生き生きとやっています。よい成果を出してもらいたい。教育委員会としては、今後水平展開もしていかないといけないし予算のこともあると思います。そのあたりについて、どういうふうに考えているのですか。 29 ◯答弁(高校教育指導課長) 県立高校に限ってということではありませんけれども、所管しております県立高等学校で申しますと、国泰寺高等学校と西条農業高等学校の2校は本県における理数教育に係る拠点になる学校だと思っております。  既に、この研究成果の普及につきましては、研究実績が長い国泰寺高等学校等におきましては、県内の中学生あるいは他の高等学校の理数コースですとか、理数に興味のある生徒を対象にしたサイエンス講座といった科学の実験等にかかわる講座を学校で主催をするといったようなことを計画的に実施しております。  先ほど申し上げましたように、こういった2校が理数教育の拠点校として、自校だけではなく県内の高等学校の生徒、理数に対する関心を高めるでありますとか、そのレベル向上に中心的な役割を果たすことが重要だと思っておりまして、自校に限らず他校の生徒あるいは小学生、中学生を巻き込んだ取り組みを展開していくことを期待しているところでございます。 30 ◯要望(芝委員) 西条農業高等学校は広島大学と連携してやっていますし、本当にいい制度だと思いますので、県教育委員会もしっかり後押しをしてやって、頑張ってもらいたいと思います。  (10)陳情については、別紙「陳情送付表」を配付した。  (11)閉会  午前11時29分 広島県議会...