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2012-11-22 平成24年議員定数等調査特別委員会 本文
2012-11-22 平成24年議員定数等調査特別委員会 名簿

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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成24年議員定数等調査特別委員会 本文 2012-11-22 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 55 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑中原委員選択 2 : ◯答弁企画法制監選択 3 : ◯質疑中原委員選択 4 : ◯答弁企画法制監選択 5 : ◯質疑中原委員選択 6 : ◯答弁企画法制監選択 7 : ◯質疑中原委員選択 8 : ◯答弁企画法制監選択 9 : ◯質疑中原委員選択 10 : ◯答弁政策調査課長選択 11 : ◯要望中原委員選択 12 : ◯意見山崎委員選択 13 : ◯意見松浦委員選択 14 : ◯意見河井委員選択 15 : ◯意見田川委員選択 16 : ◯意見田辺委員選択 17 : ◯質疑中原委員選択 18 : ◯意見田辺委員選択 19 : ◯意見河井委員選択 20 : ◯意見田辺委員選択 21 : ◯意見小林委員選択 22 : ◯委員長 選択 23 : ◯意見(東委員) 選択 24 : ◯意見田川委員選択 25 : ◯意見(松岡委員) 選択 26 : ◯要望小林委員選択 27 : ◯委員長 選択 28 : ◯要望小林委員選択 29 : ◯委員長 選択 30 : ◯意見小林委員選択 31 : ◯委員長 選択 32 : ◯意見小林委員選択 33 : ◯委員長 選択 34 : ◯意見小林委員選択 35 : ◯意見(井原委員選択 36 : ◯意見松浦委員選択 37 : ◯委員長 選択 38 : ◯意見中原委員選択 39 : ◯意見(松岡委員) 選択 40 : ◯意見(沖井委員) 選択 41 : ◯意見(下森委員) 選択 42 : ◯意見(平委員) 選択 43 : ◯委員長 選択 44 : ◯質疑中原委員選択 45 : ◯意見(平委員) 選択 46 : ◯質疑中原委員選択 47 : ◯意見田辺委員選択 48 : ◯意見(平委員) 選択 49 : ◯意見田辺委員選択 50 : ◯意見(平委員) 選択 51 : ◯意見中原委員選択 52 : ◯意見田辺委員選択 53 : ◯意見(平委員) 選択 54 : ◯委員長 選択 55 : ◯委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (1) 開会  午後1時32分  (2) 記録署名委員の指名        河 井 案 里        田 川 寿 一  (3) 付託事件    「議員定数並びに選挙区に関する調査の件」を議題とした。  (4) 質疑・応答 ◯質疑中原委員) 説明の中で、静岡方式ですが、資料2の人口比例原則どおりに総定数を配分した場合に、静岡、浜松両政令市において、配当定数が1人ずつ減員となるまで議員定数を減員したとあります。これを広島に適用したらどうなりますか。 2: ◯答弁企画法制監) まず、静岡県の方式を説明させていただきたいと存じます。あくまでも特例適用ではなくて、人口比例原則に基づいて総定数を削減していくという考え方でございます。そして、静岡と浜松と政令指定都市が2カ所ほどございますけれども、それぞれに何区かあると思います。その中の一つが、配当基数が1人減るまで総定数を減らすということは、人口比例原則で減らしていきますから、例えば静岡には富士市とかがございますが、そういったところも配当基数の順位が低ければ、そちらのほうを先に減らす。だから、政令指定都市をねらい撃ちにして1つずつ減らすということではなくて、少なくとも政令指定都市の区が1つずつ減るところまで総定数を削減していったというやり方でございます。 3: ◯質疑中原委員) そうすると、政令市だけで8つ減るということですね。 4: ◯答弁企画法制監) 政令市で2つでございます。それぞれの市で1つずつなので、たとえ……。 5: ◯質疑中原委員) それぞれの市で1つずつですか。 6: ◯答弁企画法制監) はい。 7: ◯質疑中原委員) 広島市から1つ減らして、その人口比例原則に合わせて、広島市以外の市町もそこでひっかかったところは減らすということですね。 8: ◯答弁企画法制監) はい、そういうことです。 9: ◯質疑中原委員) そうすると、広島県全体では減員はマイナス幾らなのですか。 10: ◯答弁政策調査課長) 各論に入ってきますので、何個まで行けば広島市の何区がヒットするというのは、ちょっとこの場ではお答えしかねますので、御容赦いただきたいと思います。静岡の考え方でいきますと、35市町村ありますけれども、静岡、浜松が何番目に当たるかわかりませんが、そこへ行くまで1個ずつ減らしていって、静岡市のどこかの区が1個当たるまで、次に浜松もどこか1個が当たるまで下げていった結果、1増6減というところで、政令市のところまで行き着いたということのようであります。 11: ◯要望中原委員) 広島も政令市を抱えていますので、今、その選挙区を特定する必要はないのですが、人口比例原則で政令市を1つ減らすためには、要するに県内全体の広島市以外の選挙区が幾つ犠牲になったら政令市が減るのかということです。別に選挙区は特定しなくていいのです。それが静岡方式のポイントでしょう。だから、静岡の場合は4つでしょう。特にどうこう言うことはないのですが、数字がわかれば、また教えてください。 12: ◯意見山崎委員) 広島県は280万人ですが、20年先には250万人になるかもわからない。1人当たりの全国平均が4万7,000人ですから、250万を4万7,000人で割って、定数としてはどうか。
    13: ◯意見松浦委員) 直接、定数のことに限っての話ではありませんけれども、考え方として、もともと定数というのは、国が法定で決めていたけれども、最近、その上限というのを排除して、その地域ごとでやればいいという、それはあくまでも、自民党も民主党も地域主権とか地方分権という流れからして、できるだけ地方の裁量権が生きるような方向で出てきたと思うのです。  それともう一つは、議員の定数というのは、もともと民主主義は全員参加でやっていたけれども、人口がふえるから、結果的に代議員を立てるという格好で出てきた。そうすると、数が多ければ、各界各層、思想信条、そういう少ないところの意見も会議に反映できる。ところが、その数を少なくすれば、限られた、そういう信条の数が少なければ、当然そこからは人は出されない。しかし、多ければそこからも出る。そうすると民主主義の原則から言えば、代議員は多いほうがいいということになる。  ところが、今の世相では、何か議員の定数が多いとか報酬が多いとか、そういうことは何かというと、最近、お金のことばかりで、財政云々と、そこで何とかしなくてはいけない、もう議会費を少なくしなければならない。こういう立場から、議員の数を減らせと、では、それに見合う報酬はどうかと、こういうことになるわけです。  執行部からすれば、議員は1人でいてくれたほうが一番いい、できるだけ少ないほうがいい、ところが、先ほど申し上げた県民の立場からすれば、いろいろな層からでも、いろいろな地域からも人口の少ないところでも出せるという意味では、議員の定数は多いほうがいい。そこで、一つの判断基準となるのが、議会費です、これが総予算の中で何%以内までなら大いに議論してもらおうということになるのか、人数と報酬との絡みです。  報酬について申し上げますけれども、監査委員の発想で、いろいろな行政委員会の委員の報酬を二本立てにしてきた。この間の決算特別委員会で聞いたら、3,600万円節約できたと喜んでいるみたいですけれども、今度は議員でそういうことにすると、非常勤でも食べられるだけ出すというのは経済原則から言うとおかしいではないかということになる。そこで、監査委員の提案で、固定給を幾ら、それから出てきた分を幾らという格好で二本立てでいって、順調にいったかどうか、今、決算審査中ですけれども、そのことについて、今後、決算特別委員会で議員各位がどういうような反応があらわれるかわかりませんが、そういったことがあって、今のどこの議会も相当数が、議員の報酬よりはむしろ数を減らすことによって議会費の総額を削減していこうという流れが非常に多いと思うのです。  特に田舎のほうの自治体というか、我々のほうでは、区長さん、自治組織の人が、市議会議員や県議会議員よりは、私らのほうがみんなのためよく仕事している、私らは、ただだし、議員さんはもっと報酬を減らせと言う者もいる。  だから、そういったいろいろな分野で改めて数とか報酬とかを視点に、世間がどうだこうだと、今回、国会議員は、何か定数を減らさないと当面悪いから、報酬はぱたっと切ってやっていこうと、何か急場をしのいだような格好になっているので、この数字を決める上で、そういった、今申し上げたような報酬の問題というか総経費の問題、そして今度は地域の声がどれだけ、あるいは人口の少ないところの声、あるいは思想信条のみで少ない分野からも人が出せる、そういうことを考えて総合的に判断した上で、定数を決め、あるいは報酬のことについても言及していかないといけないのではないかと、私の思いを申し上げておきます。 14: ◯意見河井委員) 今、るる各都道府県の状況というのを勉強させていただいたのですけれども、一言で言えば、人は人、自分は自分ということで、私たちのセンスが問われているのだと思うのです。特に、今回、1票の格差という問題とは別に、議員の機能ということが実は問題になっているのではないか。例えば私は安佐南区の選出で、広島市内ですから、政令市の県議です。こちらにもたくさんいらっしゃいますけれども、政令市の県議は仕事がしたくても予算がありませんから、権限がないわけです。その人たちと、例えば三次のようなところの県議会議員は全く議員としての質が違う、機能が違うわけです。今の公職選挙法の中では、その人たちを一緒にして定数を議論しないといけないということは、非常に大きな問題がある。これはもう法の欠陥だと私は思っているのですけれども、その法の欠陥をいかにして私たちの条例で埋めていくことができるか、どこまで違憲ということが、もちろん一つのハードルとしてあるけれども、それに対して挑戦することができるかということではないでしょうか。意見として述べておきます。 15: ◯意見田川委員) 今、さまざまな御意見が出ておりますけれども、先ほどのいろいろな資料等を勉強させていただいても、どこの都道府県もやはり削減という方向性はきちんと持っていると思います。やはり削減ということをまず念頭に置いて議論を進めるべきであるというふうに私は思います。報酬の話もありましたけれども、報酬もやはり厳しい目で見れば削減するという方向がいいと思うのですが、これは議論する場ではありませんので、まずは議員の数を減らしていくというのが、これは県民目線ではないかなというふうに思います。今の経済情勢、所得の低下、人口減少、県の財政状況等を見ても、まずは県議自身が痛みを分かち合わないと、県民の理解は得られないというふうに思いますので、議員定数を削減するというのも当然であるというのが我が会派の主張でして、実は昨年の5月に議長に対して、旧法定上限数の2割削減、現行で言うと9人マイナスになりますけれども、そういう申し入れをさせていただいております。この考え方そのものは変えておりませんけれども、削減というところからまず考えていくということが大事ではないかと思うのです。  定数削減が地方自治を弱めるとか、そういう主張もあるかとも思いますけれども、逆にぜい肉をそいで、現代にふさわしい議会制民主主義というのを構築すべきであると、それが新しい発想の改革ではないかなというふうに思いますので、そういうところからもぜひ議論をさせていただきたいと思います。 16: ◯意見田辺委員) 今のことをもう少し具体的に言うと、これは平成23年3月22日に県議団として議長に申し入れておりまして、法定上限数の20%を削減する、66人を57人にするという要望をしております。1票の格差をなくすということに徹すれば、選挙区を同じにして、定数57にして1票の格差を直せば、この方程式はすぐ解けると思いますので、余りにも簡単な方程式だと思うので、総定数が決まれば、選挙区をいじらない限り、1票の格差をなくすという次元でいけば方程式の解き方は早いのではないか、総定数の意向が固まらないと、どんなに議論してもだめだと思う。 17: ◯質疑中原委員) 今の削減という方向性というか、県民目線というのは、確かにそうだろうと思うのですが、全国のいろいろな状況を見ると、広島は進んでいないというのが一目瞭然なのですが、今の2割というのは、どこから出て、その妥当性をこれから議論して争っていかないといけないのでしょうけれども、何で2割なのですか。 18: ◯意見田辺委員) 当時、やはり財政が厳しいと。まず、消費税の問題とか、国会みずから身を切るということで、歳費の削減、2割恒久化したとか、定数も通常国会で見直すとか、これは一つの流れではないか。地方も同じではないかということで、一応、年間9人で、この当時1億3,700万円削減できると、これがこの理由の一つです。 19: ◯意見河井委員) 今、公明党が2割というふうにおっしゃるのですが、2割を議論のベースにするというのは、ほかの会派にとってはフェアではないので、もちろん私どもも議員定数削減という方向ではありますが、それは各自持ち帰って、やはりほかの会派の方もいらっしゃるので、ここで具体的に2割削減ということの議論を深めていただくというのはちょっと困ります。 20: ◯意見田辺委員) もう一つ、民主主義とさっき言われましたけれども、無投票というケースは、多くの声を吸い上げるという意味では、投票にならないことほど民主主義が危ういことはないのではないか。県民の意見を吸い上げる機能がないということなら、議論、討論しないわけです。それは定数をふやせば、候補者がふえるのか、絞って、選挙になるように定数を削るのかはあるが、無投票は県民の声を吸い上げる機能がないことになる。 21: ◯意見小林委員) なかなか新人が出られなくなったというのは当たり前でございまして、一つは合併して余りにも広くなり過ぎたということも要因だろうと思う。広島県を広くとってみれば、南北の問題もあり、東西の問題もある。当然、産業形態も全然違ってきているという中で、総数を決めなくてはいけないということになれば、松浦委員の意見がありましたけれども、中身まで考えて配慮してやるのか、河井委員が言われたように、政令指定都市の問題も加味してやるのがいいのかということも、鳥取が平成22年10月に考えて、そこは県民視点に立ったような状態で、現行法の中で最大限努力された数字が12.5%であったというふうに私は読み解くわけでありますが、やはり真剣な議論が一番必要であろうと思っています。 22: ◯委員長 総定数の方向性と1票の格差ということですが、総定数は今のままでいいのかどうか、2割減らせという意見もあります。 23: ◯意見(東委員) 資料の説明をお聞きして、少なくとも定数をふやすということにはならないというように私は感じました。では、ふやすことにはならないということになると、もう1点、逆転現象は解消していかなければならない。  地方自治法上、定数の上限がなくなったとはいいながらも、やはりどこかで何らかの基準に基づきながら議論を始めない限りは、それこそ2割というふうに数字が出てしまうと、それがまたひとり歩きしてしまうことになる。  委員間の討議なので、自由に発言させてもらうべきだと思っておりますので、御理解ください。定数を減らすということが、何となくこれは流れかなと思う。自分自身も歩いてみて、どうなっているのかという声を聞くことも正直あります。ただ、それでは一方的に減らせばいいのかというと、まさにいろいろな若い人たちにも、それは立候補する機会も要る、チャンスも要るわけですから、減らしていけばいくなりに、その機会も狭めていく危険性もまたあるわけです。そのあたりで、バランスをどこへとるかという、まさにそこら辺がこれからの議論ではないかと、答えはありませんけれども、意見でございます。 24: ◯意見田川委員) 削減ということで意見が出ておりますが、少なくともやはり削減する方向性というのは、きちんとまず決めていただいたほうがいいのかなとは思うのです。いろいろなシミュレーションは皆さんされるかもしれないけれども、そのシミュレーションをするときに、この現行法の考え方というのはやはり人口比例原則にきちんとのっとってやっていくということですから、そうするともう幾つ削ればどうなるというのは決まったことで、やはりその辺で考えるべきです。そのときに、一つ気をつけなければならないのは、もちろんそれぞれ会派を背負っておられますので、実際にうちの会派に有利とか不利とかと考えられるかもしれないけれども、顔を見て判断するのではなく、削減というところからしっかりまず決めていくべきだろうと、数字から見ていくべきだろうというふうに思います。意見です。 25: ◯意見(松岡委員) この委員会で、今、田川委員が言われましたけれども、削減という方向づけはいたし方ないというふうな感じを持っていますけれども、ただ、全体議論の中において、削減方向ありきという前提認識はいかがなものかという考え方も一つには存在しているということは認知しておかなければならないのではないかと思います。結論的に、結果的にはその方向性に入るにしても、この広島県議会のみならずという一般論になりますけれども、その前段においては、政治のあり方の姿というところが、政治の縮小傾向、枠組みの縮小傾向、議員の定数が減っていくということが、これが当たり前のごとくの議論が前提的に走っていくことそのものはいかがなものかということが、常にわきに議論として存在しているということは認知しておかなければならないのではないかというふうに私は思っております。  だからといって、それではこの委員会が逆の方向に走っていくかということは、また別の話ですから、そこまでは申し上げませんけれども、一般論として、この広島県に限らず、全国的な政治を取り巻く環境下の中で、政治のコストを抑えていく、そのことは必要でしょう。それに伴って定数も減らしていく、そのことも必要でしょう。だけれども、それがすべて完璧であるがごとくの議論が堂々と走っていくのはどうなのかという議論が常に存在するということだけ、ちょっと認知する必要があるだろうという意見を申し上げておきます。 26: ◯要望小林委員) 定数が70人から66人に4減になったわけでありますが、今どうであるかという検証はやっていただきたいと私は思うのです。というのはやはり、北部というのは、広島県の面積の半分以上を占めておりますが、8人いた議員が4人になってしまったという状況でありまして、住民の皆さんから言えば、もう完全に南高北低である、それで政治ができるのかというようなこともありますので、ぜひともその辺の検証を行っていただいて、今回の定数の問題についても、資料としてお出しいただきたいと思います。 27: ◯委員長 どういう資料ですか。 28: ◯要望小林委員) 住民がどのように思っていらっしゃるのか、アンケートでもいいですし、何でもいいですから、要するに、定数が66人になってどうであるのかということを、検証もしてみる必要があるのではないかと私は思うのです。 29: ◯委員長 難しいですね。皆さんの御意見はどうですか。 30: ◯意見小林委員) 数が減ったということは北部では真剣な議論なのです。下森委員もいらっしゃいますが、大変な状況にあるわけであります。その辺をどう皆さんがとらえられているのかというのは、やはりアンケートでもインターネットでもいいですし、何でもいいですから、県民の皆さんの直接の御意見を一回はとられたほうがいいのではないかというふうに思います。意見です。 31: ◯委員長 委員がおっしゃるのは、議員が少なくなったということについて……。 32: ◯意見小林委員) これ以上北部の議員定数が減ってもいいのかというふうになったときには、どうしたらいいのか、我々は説明ができませんから。 33: ◯委員長 資料というのは難しいと思うのですが、きょう議論していただく、1票の格差の範囲をどうするかというところを考えざるを得ないのではないですか。その定数を全く平等というのではなく、格差をどうつけるか……。 34: ◯意見小林委員) 2割ばかり言ってはいけないのですが、要するに2割減ということになりますと、まだカットされる場合があるわけです。恐らくあると思う。その辺もよくよくお考えいただきたい。 35: ◯意見(井原委員) 先ほど松浦委員がおっしゃっていたように、ありき、べきの話ではなくて、我々の本来の権能、役割、政令市の問題、予算執行と県の持ち分の部分のバランスを含めて、議員がいかに何人、どういう形で要るのかという話をしていかないと、世間の流れ、よその県の話ばかりしても、ではどうするのかです。先ほどぜい肉をそぎ落としてとありましたが、ぜい肉なんかないと思っています、あるならどれがぜい肉になるのかはっきりさせなければならない。全体の中で、ただ財政状況が非常に厳しいからということだけで、それが定数の削減の議論になってはいけない。本当に財政が厳しいなら、まさに給与を1名分減らすかという話まで行かざるを得ない。どうしてシェアしていくのかという話になると思うのです、まずそこにおいて、広島県の中でどういう役割のどういう形の議員が要るのかということをきちんと最初に決めていかないといけない。10人減らしたらよくできました、5人減らしたらまあまあで、2人しか減らなかったらペケですという話ではないのです。まずそこを逆に各会派でもんで、それで上げて、もう一回闘わすということにしないと、どこにも、削減ありきなんていう話は今はない、結論的に出せるものではないと思うのです。 36: ◯意見松浦委員) 追加でちょっと意見を申し上げます。数を減らせというトレンドは、人口密度の高いところは確かに強いのです。ところが、今、小林委員のほうからあったように、人口がどんどん減っているところというのは、どうあっても1人は死守しないといけないという声は、首長を含めて、地元の議会も非常に強いところがある。  具体的に申し上げますが、仮に私の体調も悪いし、多分、次は立候補しないだろうということになると、旧因島市を初め2市3町が合併して尾道市になっているが、それで、選挙区の定数が3人になるのではないかという話です。そのもともとの市というのは気概が非常に強いところがあって、松浦さんがいなくなったら、もう因島地区から出られなくなる。松浦さんは尾道商業へ行っていたし、商売も尾道の人と多くやっているから出られるけれども、定数が3人になったらもう出られないという、そういう地域的に人口密度の低いところは減るということには物すごい危機感を持っております。  ただ、議員の数が多いというのは、これは国会議員の責任です。国会を見てください。予算委員会の前のほうは変わらないけれども、後ろはいつも顔が変わっている。あれは委員の差しかえができるからです。県議会は、委員は決まったらかわらない、常任委員会も決まったらかわらない。しかし、国会の予算委員会、決算委員会はその日に差しかえていくわけです。それでわあわあとやる。それから、本会議の国会議員はやじが多く、空席が多い。これもひとえに国会議員の責任であり、だから議員を減らせというトレンドが非常に強くなるのだと私は思うのです。その点、みんな、我々はよく頑張っている。頑張っていなかったらすぐに新聞に書かれるから、みんな必死です。海外研修も公費で行くに当たって必死でみんな頑張っている。  議員の数を減らせという方向は、国会議員がそういう悪い例を見せるからそういうことになるのと、今度は減らしてはいけないという格好は、どんどん人口減が進んでいるところほど強い。その地域の人たちの意思を県政の中へどう生かしてあげられるか、このことが大切ではないかと思うのです。  ついでに申し上げますけれども、割と多くの議員が出ている選挙区で、自分の田へ水を引くと言ったら語弊があるけれども、割とそういうところがあって、例えば福山の鞆の道路新設、共産党以外はみんな備後地域振興協議会を挙げてやろうやろうと言ってきたけれども、今度、正式に方針が変わったら、おかしいではないかという福山の議員はいないではないですか。これは広島もそうです。結構大きなことをするときには、おお、そうだそうだと言うが、例えば、政策的に広島西飛行場や広島空港と広島市とのアクセスについては、リニアの問題もあったが、技術的にもできないとかいうのもあるけれども、なかなか広島市内の人が思いを言わない。地方の小さい選挙区と大きい選挙区とでは、議員の発言の中身というか回数とか、そういうことに物すごいギャップがあります。だから、人口の少ないところはぜひ1人は死守しないと、どこかに合区されてはかなわないというのが非常に強い。  そこらも含めて、改めて定数のことを、井原委員がおっしゃったこともお考えいただいて、その結果、20%減でも結構でしょうし、50%減でも結構ですし、反対に70人に戻すというのも結構なことだと思うのです。そういうことをやって、いろいろ意見を委員会で闘わせて、結果的にそれになるということをしないと、エイヤーでやるのが一番早いけれども、時間もあるのでもうちょっとお互いに委員同士で討論というか、意見を闘わせた上で、最終的には何人にしようということを決める。それで採決するのであれば、民主主義ですから従えばいいわけですから、私の思いはそういうことです。きょうどっちにするかとかそういうことは、ある程度会派として出ているから、会派の人にも相談したいので、今すぐにこれという方向は待っていただきたいと思います。 37: ◯委員長 会派の代表として出ていらっしゃるから、会派の中で公式に議論されたかどうかは別にして、空気をいろいろと見ながら出ていらっしゃるだろうと思われますが、もう一回この問題を会派に持ち帰って、定数をどのぐらいにしたらいいかというのを協議し、それを持って出てほしいということであれば、それも一つの考えだと思います。 38: ◯意見中原委員) 今、小林委員が言われた視点というのは、結構大事だと思っています。議員をふやせば人口減少がとまるのか、逆に議員がいなくなったら人口減少が起こるのか。やはり人口比例原則というのが大原則なのですが、議員の定数配分で今の人口減少の、いわゆる過疎の問題が、本当にそれでとまったり、解決ができるのか。  北海道は1票の格差がすごいです。かなり重点的に、面積とか、要するにそこの人口というものを配慮して、選挙区割り、定数割りを決めているのが北海道だろうと思うのですが、そういうことをして効果があるのか。実際に北海道は、ほかの配慮していないところに比べたら、過疎問題が何とかなっているのか、住民の満足度は高いのかというようなことは、ある程度、調べてみるというか、状況を聞いてみる。  過疎地というか、人口の少ないところに議員を多く配分したら、住民の満足度が高まっています、人口減少がとまりますとか、そういうところがないと、やはり原則は人口比例だと思うのです。税金に対して議員がいるわけですから、納税ということに対して議員が存在するわけだから、これに対して機能論とか構造論を言い出すと、これまたコンセンサスがとれなくなると思うので、逆にそういう効果を示してもらわないと、どうにもならないです。(発言する者あり)いやいや、人口比例を変えるということは、少ないところに厚く議員を配分するということだから、それで効果があるのかどうかということが……。 39: ◯意見(松岡委員) 今、中原委員が言われたことで、議員が存在することによって人口減少が食いとめられるかどうか、従来配慮しているところの結果論としての評価、視点は大事なところだろうけれども、ただ、その前提がそういうベースに立った議論をすべきかどうかという問題点が1点あるというふうに私は個人的に思っています。  それと同時に、人口比例原則というところが法論理の根拠になっているのだろうと思うのですが、ただ、いい悪いは別にして、これを崩すべき法理論がどこに今存在しているのか、存在しないのか、今後、存在し得るのだろうかというところが、これからの一つの課題ではないのかと思うのです。現行法では、人口比例原則に基づいての定数配分という考え方がベースですけれども、今の、例えば小林委員が言われたような地域事情を考えてみたときに、その心情論といいますか、そういうところが現実問題として見たときには無視できない。けれども、法理論上からしてみると、それを組み入れることが現行の中ではなかなか難しさがある。  とするならば、現実問題とすれば、課題認識を持ちつつもそれを何とか入れる法理論がないかというところは、我々のレベルにおいては解決できないところかもわかりませんけれども、大事な一つのテーマではないかというふうに思います。抽象論的な話ばかりで申しわけないのですが、そんな感覚を今、出しておきます。意見です。 40: ◯意見(沖井委員) いろいろな価値の要請というのがありますが、総合バランスではないかと私は思います。こっちをとればこっちをというようなことがありまして、やはり穏健にというのですか、総合的に調和というものを見出すということになるのではないかと思うのです。いろいろと定数問題は非常に価値が錯綜するから難しい問題ではありますが、もちろん法の原理の上にのっとった、お互いのバランスというのですか、総合的なことを考察した上で調和点を目指すということが大事ではないかと、ちょっと抽象的な言い方ですけれども、そういうことになります。 41: ◯意見(下森委員) 人口の割合とか人口で定める定数のあり方という議論になると、私が住んでいる中山間地域の思いというのがなかなか届かないというのが率直な思いです。御存じのように、前々回までは我が三次も旧双三郡、甲奴郡と合わせて県議会議員が3人出ていました。それが今では私一人でございます。地元では、よく下森議員はよう仕事をする、よく一人で頑張っているというふうに高く評価を得ております。ただ、中山間地域の住民の皆さんが、とかく今の世論の状況の中で、財政が厳しいではないか、予算が厳しいではないかというときに必ず出る言葉は、では政令指定都市の議員はどうなのですか、よく仕事をされていますか、とよく聞かれます。それは、しておられると思いますよ、というぐらいの答弁しか私はできないのですけれども、先ほども小林委員が言われた中山間地域では、中原委員がおっしゃったように人口で物事をやるのがすべてという議論に立つならば、では、逆に均衡ある広島県の発展を考えるのであれば面積です。例えば我々のほうは、広島県でいうと面積が大方1割になるのです。庄原市と合わせれば、明らかにもう2割です。県道の延長距離も多ければ河川もです。そういった視点も考えて、そういったところの事情なりも、皆さん方も御理解していただきたいと思います。 42: ◯意見(平委員) 皆さんのそれぞれの主張を聞いていまして、以前から出てくる御意見ですから、それぞれの考え方があって、それぞれわかるのです。それで、大幅定数削減とか抜本的にやるのであれば、とことん議論しなくてはいけません。66という定数の中で、この前、国勢調査をやって、もう人口が変わっていますから、もう今抱えている問題は、その中で見直しをしないといけないということがあるし、1票の格差のこともあります。問題が数点あるのです。もうすっきり、66だったら、今のこの決まりでいったらこうなります、65ならこうなります、64ならこうなります、その具体的なものを見ながら議論したほうが早いのではないか。こうあるべきだという議論はある程度しないといけませんが、これを延々と議論していって、どこへ結論を持っていくのか。ある程度議論しないといけないけれども、もうそのほうがいいのではないかと個人的には思っています。 43: ◯委員長 大分議論が出ました。まだ一言という方はいらっしゃいますか。(「なし」と言う者あり)  総論でいろいろ御意見があることは十分皆さん御承知だと思います。ここまでいったら違憲である、法律に違反すると、その制限もあるということもきょう説明がありました。現在の法律を広島県だけ変えるわけにいきませんから、その法律の範囲内で、憲法の平等原則あるいは最高裁の裁判官が指摘されている範囲内で、ぎりぎりの線でやらないといけない要請があります。その範囲の中でどのぐらいにするかということを各会派でひとつ討論していただいて、平委員の意見もありましたが、自分たちで計算すれば、定数がどうなればどうなるかというシミュレーションができるわけですから、そういったことの中で、会派の中で定数を幾らにすべきか、きょう議論している総定数の方向性は、田辺委員が言われているとおり、定数がこうなればどこの選挙区をどうすればいいということはすぐ決まることです。そこらあたりを論議していただいて、次回は選挙区とか人口比例原則が論点としてありますけれども、それも含めまして、1票の格差も含めて、具体的なものを各会派で出していただかないと、何回やっても進まない気がします。 44: ◯質疑中原委員) 今、平委員は、国勢調査で人口が減っていることと1票の格差があることが、削減の必要性が今あるのだという主張だったのですが、この2つから減らさなければならないという議論になりますか。 45: ◯意見(平委員) 違います。66ならばどうなるかということを言ったのであって、減らすとは言っていないのです。 46: ◯質疑中原委員) 減らすとは言っていないのですか。 47: ◯意見田辺委員) シミュレーションを出せと言っている。 48: ◯意見(平委員) だから、今、ふやしたらいいという意見もありましたが、72とかになっても構わないけれども、同じか減らすかという議論が多いなら、66から65、64と減らしていって、具体的なことを見たほうが議論がわかりやすいのではないかと言ったのです。別に66の議論を否定していません。 49: ◯意見田辺委員) そうです。私もそう思います。 50: ◯意見(平委員) 総論でわあわあ言っているよりも、具体的なものを見ながらのほうが議論が進むのではないかと言ったのです。先ほど2割減らすと言われたが根拠はないのですから、5人減らすのでもなぜですか、3人ですかというようになるので、もう具体的なものを見ながらのほうが議論が進みやすいのではないでしょうか。 51: ◯意見中原委員) わかりました。 52: ◯意見田辺委員) ふやすというのはあったのですか。66から65、64、63ぐらいまでのシミュレーションを先に出してもらって、会派に持ち込んで話したほうが早いと言われていると私は思うのです。シミュレーションの内容は自分たちではつくれないから、66から1、2、3ぐらい減らしたものを出せということではないかと思った。私はそう理解しました。 53: ◯意見(平委員) 私はつくっていますから、それはつくれますけれども、皆さんがそう思われるのなら、間違いがあってはいけませんから、事務局からちゃんとしたものを出してもらったほうが、計算間違いがないです。その辺の資料は出ていないので、それは次回以降出していただければいいのではないでしょうか。私の意見です。 54: ◯委員長 それでは、議論の進行につきまして、副委員長と相談しますので、暫時休憩させてください。5分ほど時間をいただきます。     休憩 午後2時52分     再開 午後2時58分 55: ◯委員長 議論の熟度はかなり高くなったと思いますが、最初に予定させていただきました選挙区とか人口比例原則の特例といったことももう少し事務局のほうから説明してもらって、その辺もよく理解していただいた上でないと、今のシミュレーションの数字を出したものがよく理解できないこともあると思います。そこで、その議論が済んだ後に具体のものを出してもらい、それで各会派の考えを聞きたいと思います。  それまでに、皆さん方のきょうの議論を含めて、会派においてどのぐらいのところが落ちつきやすいかということは、よく議論していただきたいと思います。そういったことでお願いしたいわけでありますが、よろしゅうございますか。(「異議なし」と言う者あり)  それで、まだ議論が途中でしたので、そのほかまだ御議論、御意見がある方はお聞きしたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「なし」と言う者あり)  それでは、次回の委員会は、選挙区及び人口比例の原則について御協議いただきます。  なお、次回の委員会での審査に当たり、前回確認しましたとおり、選挙区及び人口比例原則の特例の適用の全国状況についての資料の提出を求めたいと思います。  そのほかに、委員の皆さんから次回委員会の審査に当たり、資料請求がありましたらお伺いいたします。先ほど、小林委員から資料要求がありましたが、これはなかなか難しいと思いますので、御容赦願いたいと思います。資料要求はございませんね。(「はい、ありません」と言う者あり)  (5) 閉会  午後3時2分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...