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  1. 広島県議会 2012-08-17
    2012-08-17 平成24年建設委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成24年建設委員会 本文 2012-08-17 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 97 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑三好委員選択 2 : ◯答弁建築課長選択 3 : ◯要望質疑三好委員選択 4 : ◯答弁技術企画課長選択 5 : ◯意見質疑三好委員選択 6 : ◯答弁技術企画課長選択 7 : ◯意見質疑三好委員選択 8 : ◯答弁技術企画課長選択 9 : ◯質疑三好委員選択 10 : ◯答弁技術企画課長選択 11 : ◯質疑尾熊委員選択 12 : ◯答弁土木整備部長選択 13 : ◯質疑尾熊委員選択 14 : ◯答弁土木整備部長選択 15 : ◯要望質疑尾熊委員選択 16 : ◯答弁技術企画課長選択 17 : ◯質疑尾熊委員選択 18 : ◯答弁技術企画課長選択 19 : ◯質疑高橋委員選択 20 : ◯答弁港湾振興課長選択 21 : ◯質疑高橋委員選択 22 : ◯答弁港湾振興課長選択 23 : ◯意見質疑高橋委員選択 24 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 25 : ◯質疑高橋委員選択 26 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 27 : ◯要望質疑高橋委員選択 28 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 29 : ◯質疑高橋委員選択 30 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 31 : ◯要望高橋委員選択 32 : ◯質疑(砂原委員) 選択 33 : ◯答弁(空港振興課長) 選択 34 : ◯質疑(砂原委員) 選択 35 : ◯答弁(空港振興課長) 選択 36 : ◯質疑(砂原委員) 選択 37 : ◯答弁(空港振興課長) 選択 38 : ◯質疑(砂原委員) 選択 39 : ◯答弁(空港振興課長) 選択 40 : ◯質疑(砂原委員) 選択 41 : ◯答弁(空港振興課長) 選択 42 : ◯質疑(砂原委員) 選択 43 : ◯答弁(空港港湾部長) 選択 44 : ◯質疑(砂原委員) 選択 45 : ◯答弁(空港港湾部長) 選択 46 : ◯質疑(砂原委員) 選択 47 : ◯答弁(空港港湾部長) 選択 48 : ◯質疑(砂原委員) 選択 49 : ◯答弁(空港振興課長) 選択 50 : ◯質疑(砂原委員) 選択 51 : ◯答弁(空港振興課長) 選択 52 : ◯質疑(砂原委員) 選択 53 : ◯答弁(空港港湾部長) 選択 54 : ◯要望質疑(砂原委員) 選択 55 : ◯答弁(空港振興課長) 選択 56 : ◯質疑(砂原委員) 選択 57 : ◯答弁(空港振興課長) 選択 58 : ◯要望質疑(砂原委員) 選択 59 : ◯答弁(港湾企画整備課長) 選択 60 : ◯質疑(砂原委員) 選択 61 : ◯答弁(港湾企画整備課長) 選択 62 : ◯質疑(砂原委員) 選択 63 : ◯答弁(港湾企画整備課長) 選択 64 : ◯質疑(砂原委員) 選択 65 : ◯答弁(港湾企画整備課長) 選択 66 : ◯要望質疑(砂原委員) 選択 67 : ◯答弁(港湾企画整備課長) 選択 68 : ◯質疑(砂原委員) 選択 69 : ◯答弁(港湾企画整備課長) 選択 70 : ◯質疑(砂原委員) 選択 71 : ◯答弁港湾振興課長選択 72 : ◯要望(砂原委員) 選択 73 : ◯質疑(間所委員) 選択 74 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 75 : ◯質疑(間所委員) 選択 76 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 77 : ◯質疑(間所委員) 選択 78 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 79 : ◯質疑(間所委員) 選択 80 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 81 : ◯質疑(間所委員) 選択 82 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 83 : ◯質疑(間所委員) 選択 84 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 85 : ◯質疑(間所委員) 選択 86 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 87 : ◯質疑(間所委員) 選択 88 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 89 : ◯質疑(間所委員) 選択 90 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 91 : ◯質疑(間所委員) 選択 92 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 93 : ◯質疑(間所委員) 選択 94 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 95 : ◯質疑(間所委員) 選択 96 : ◯答弁(道路企画課長) 選択 97 : ◯意見(間所委員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (1) 開会  午前10時33分  (2) 記録署名委員の指名        高 橋 雅 洋        砂 原 克 規  (3) 当局説明   1) 技術企画課長が報告事項(1)について、別紙資料1により説明した。   2) 空港振興課長が報告事項(2)、(3)について、別紙資料2、3により説明した。   3) 港湾企画整備課長が報告事項(4)について、別紙資料4により説明した。   4) 道路企画課長が報告事項(5)、(6)について、別紙資料5、6により説明した。   5) 建築課長が報告事項(7)について、別紙資料7により説明した。  (4) 質疑・応答 ◯質疑三好委員) 大きく2点質問をさせていただきたいと思います。  まず1点目は、最後に説明がありましたホテル・旅館等に係る追加防災査察についてでありますけれども、こうした取り組みは、ぜひとも今後も進めていっていただきたいと思います。  そうした中で、私の地元であります福山でありますけれども、大変周囲の注目を集めているところであります。今回の事件を受けて、福山のホテル業、また旅館業の組合であります福山ホテル旅館組合、この組合もいろいろな運動を展開されております。具体的に基準以上の災害防止策を講じて、独自に適合マークやステッカー等を配付して、各組合員が大体すべてクリアしたならば安全宣言をやっていこうということを取り決めて、組合の中で活動もされているようであります。このような運動にインセンティブを与えてもらうように、県としても少し工夫をしていただいてもいいのではないかという気がするわけでありますけれども、その辺のお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 2: ◯答弁建築課長) 法令に適合し、適切に維持管理がされている安全なホテルや旅館等を公表することは、利用者ニーズへの対応、また、事業者に是正を促します啓発の意味からも有効な手段と認識しております。消防法及び建築基準法の重要な規定に適合し、総合的な安全性を有する建物を表示する制度としましては、旧適マーク制度がございましたが、平成14年の消防法改正により、防火対象物定期点検報告制度が発足したことから、平成15年に廃止となっております。現在、消防庁のホテル火災対策検討部会によりまして、旧適マーク制度と同様な表示制度の導入の必要性が検討されております。この新たな表示制度案では、重要な建築基準法基準として、耐火・防火の構造、防火規格、階段の構造、位置等に適合することが求められていることから、建築部局としましても有効な制度と考えております。国の動向を注視してまいります。  また、建築基準法に基づきます定期報告の状況につきまして、県のホームページを活用しまして公表することを、現在、広島県建築安全安心マネジメント推進協議会で検討しております。既存建築物におきます火災からの安全性の確保は極めて重要と考えておりまして、安全な建築物の情報公開につきましても、消防局と連携して検討してまいりたいと考えております。 3: ◯要望質疑三好委員) 今は厳しく見ていくという状況だろうと思いますけれども、実際に大変大きな影響をホテル業、旅館業が受けておりまして、これを何とかチャンスに変えていきたいという動きもあるわけでありますので、ぜひとも引き続きそういった部分で御検討いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  続いて、資料番号1で説明をいただきました公共事業のコスト構造改善プログラムについて2~3点質問をさせていただきたいと思います。  まず、この資料の2ページ目から具体的なものが書いてありますけれども、ここの枝番号の2-1であります。各事業に関する技術基準類を適宜見直し、合理的な設計を推進することについてでありますけれども、平成22年度から23年度に1つ星から2つ星になっているということで、これは一括法の関係かなと思うわけであります。
     ちょっと話がずれるかもしれませんが、まず、今、土木局が抱えられている、一括法で国から基準がおりてくるというものについて、どれぐらいのボリュームがあって、また、どれぐらい独自のルールづくりが進んでいるのかという状況について、まずお聞かせいただきたいと思います。 4: ◯答弁技術企画課長) 分権一括法につきましては、昨年度、法施行及び政令の施行が行われたところでございます。これに伴いまして、土木局におきましては、道路法、都市公園法、下水道法に基づきます条例の制定がなされたところでございまして、さらに関連しまして、県営住宅設置及び管理条例、また水道用水供給に関する条例などが改定されたところでございます。このうち道路につきましては、参酌すべき規定というのがございますが、基本的にコアとなります設計車両ですとか建築限界、橋の荷重条件などを除きましたものにつきましては、政令を参酌して独自規定が制定できるようになっております。こういった中で、道路に関しましては、安全に関して統一したほうが望ましいですとか、現状でもかなりの運用ができるということで、具体的には待避所につきまして3種5級、いわゆる1車線、1.5車線道路などでございますけれども、これについての待避所の延長を、セミトレーラーなどの対応の20メートルから10メートルの独自規定として、この2月定例会で変えたところでございます。  他の都市公園法及び下水道法につきましては、国の法に準じた形で、特に検討した中では、独自規定まで設ける熟度ではないということで求められてはおりません。 5: ◯意見質疑三好委員) ありがとうございます。  今聞いてもよくわからないところがたくさんあるわけでありますけれども、かといって専門的な方だけが共有しておけばいいということではなくて、この構造プログラムを考えていく上で、コストの縮減にもつながるし、また、安全性を左右するところでもあるし、こういったことを県民の皆さんにわかっていただく、よく見ていただくということがこれから大切だと思っております。そういった部分のルールづくりが目に見えるような形でわかりやすいものを、また今後も提示していただけたら私たちもありがたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。  続きまして、この枝番号の15-1になりますけれども、事業評価を厳格に実施しその経過を公表することで、事業効果及び実施過程の透明性の一層の向上を図るというものがあるわけでありますけれども、これは、3年度続いて黒星マークであります。そもそもこれは、事業のスピードアップという項目に入っているわけでありますけれども、加えて事業の重点化また集中化を図るというための評価であるわけであります。ここは黒星マークが続いていて、ほかのところが2つ星、3つ星となっているところを見ると、理屈としてはいろいろあるのでしょうけれども、どうもすっきりこなくて、ここの評価のところが一番大切でここからスタートではないかと思うわけでありますけれども、この評価根拠がどういうことでこういうことになっているのか、この説明の中には制度の導入という切り口と、それと、件数が何割行ったかというようなことは書いてあるわけでありますけれども、この評価というのはどういう状況になっているのか、根拠を教えていただきたいと思います。 6: ◯答弁技術企画課長) ここの15-1の評価に当たりましては、既に平成10年度から事業評価監視委員会で事業評価について審議してその結果を公表するなど、一定の厳格性と透明性を持って進めてきたところでございます。  ただ、今回のプログラム策定時には、今後の課題として、対象事業の拡大でございますとか、いろいろな段階での評価というものが想定されておりましたので、こういったもののさらなる拡大を図っていくという前提でやっております。ただ、現時点では、その後の検討は行っておりますが、現実にそこまで着手されておりませんので、今は1つ星になっています。しかし、平成24年度におきましては、社会資本整備のプライオリティーの設定をするなど、一応事業の前段階での評価というものも行われ、それらも公表してまいりました。また今後、対象事業の拡大も想定されておりますので、そのあたりがある程度広がった時点で、また再評価をして見直していきたいと思っております。 7: ◯意見質疑三好委員) 数の部分なのだろうということを今思ったわけでありますけれども、これは無数にあるわけでありますので、しっかり対象を絞っていただいて、反映しやすいような設定をしていただくとよりわかりやすいのではないかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  最後に、17-1であります。債務負担行為を計画的かつ積極的に活用するという欄がありますけれども、これをさらっと見たらそう思わなかったのですが、よくよく見ると、これは見方によっては大変決意のあることがここに載っているということを感じるわけであります。目標の中にも、平成25年度までの5カ年で独自の具体策2つ星以上にするという今の御説明がありましたけれども、まず、もともと債務負担行為を設定して複数年度にわたる工事については集中化をしていくのだという思いがここにこもっているのだと思いますけれども、黒星マークが3年続いております。これが2つ星マーク、3つ星マークになるということは、そういう事業が7割程度、債務負担行為も含めて前倒しでやっていくというような、そういうことが設定されたときに3つ星になるというふうに理解していいでしょうか。 8: ◯答弁技術企画課長) この債務負担行為につきましては、数という話ではなくて、工事につきましては、既にプログラムを策定した段階で適宜必要な債務負担行為をとりながら、複数年の工事は進捗してまいったところでございます。策定したときには、さらなる拡大ということで、例えば、維持修繕での複数年契約でございますとか、あと、工事ではなくて、システムの保守点検等における複数年契約、そういったものに拡充することによって効率的な執行を求めていくというものを目指しております。ですから、一部システムについては複数化もやっておりますが、こういったものが今後広がることによりまして評価はしっかりしていきたいと思っておりますし、それらを広げてまいりたいと思っております。 9: ◯質疑三好委員) さらなる拡充という御説明だったのですが、いろいろな社会の風潮も変わり始めていて、先般局長のほうからのお言葉にもありましたけれども、今、国土強靱化計画だとか、減災・防災ニューディールだとかいろいろな言葉が出ております。とにかく一律に公共事業が減らされてきた中で、しっかりと必要なものをやっていくのだということをこれから訴えていく、こういう起爆剤になる時期だと思っておりますので、必要なものはしっかりとやっていただくと、そういう意味でこれは書いてあるのだと理解したわけでありますけれども、そういう思いも酌み取っていただいて頑張っていただきたいと思いますが、何かありましたらお答えください。 10: ◯答弁技術企画課長) 今後とも、社会資本未来プランや各事業の整備計画を着実に実施するためにも、事業効果の早期発現や工事の平準化などに適するものにつきましては、債務負担行為を積極的に活用していきたいと考えております。 11: ◯質疑尾熊委員) 大きく2点に分けて質問させていただきます。  まず鞆地区の地域振興の件について、前回の委員会でも質問させていただきました。7月9日に住民説明会を一度やられて、その後、県のほうから住民に対する動き、また福山市に対する動きは特になかったと思いますが、今後、住民説明会をいつごろ、どのような形でどういう内容でやられようとしているのか、説明できる範囲で答弁をお願いいたします。 12: ◯答弁土木整備部長) 鞆地区の現在の状況について御質問をいただきました。  7月9日に鞆の地元で県の方針についての住民説明会を行いました。その後でございますけれども、7月26日から、この住民説明会で用いました資料につきまして、鞆の全世帯、約2,000戸ございますけれども、こちらのほうにポスティングを行っているところでございます。この住民への説明会でございますけれども、引き続き住民の皆様方の御理解を得るために開催していくこととしております。現時点では、まだこの具体的な日程については未定でございます。今後、どういう形態で説明会を行うのか、あるいは進め方をどうするのか、さらに具体的な日程、これについては現在検討を進めているところでございます。なるべく早期に開催ができるよう進めてまいりたいと考えているところでございます。 13: ◯質疑尾熊委員) 私もこの1カ月ぐらい、福山市民の方、また企業の方からいろいろ御意見、御要望を伺いました。そういった中で、トンネル案は置いておいて、本当に県は鞆のまちづくり、地域振興を真剣に考えてくれているのかどうか。これもトンネルとセットになってまた時間がたってしまうのではないか。前回の委員会では、並行してやれるもの、また早く着手ができるものはやっていくということで答弁があったかと思いますが、福山市民、鞆の方または福山の企業の方もそういった情報がなくて、要するに県の意欲、特に鞆の町を、例えば本当に駐車場を整備していくとか、歩行者のための歩道、道路に電柱をなくして広くするとか、そういった部分が十分に伝わっていない。鞆の町の方にはおっしゃられているのかもしれませんが、福山市民の方、またはそういった企業の方も、本当に県がやろうとしているのかどうか、鞆のまちづくりに対する意欲が感じられていない。またこのまま置き去りになって、トンネルもなかなか住民の理解が得られないと、まちづくりもおくれてしまうのではないかというようなことも言われております。このまちづくり、地域振興という部分、特に定住対策とか利便性、そういった部分でまだまだ県からの方向性、そしてまたその熱意、例えば、住民説明会を今後こういう形、スケジュールで行っていきますとか、いついつまでに住民理解を得られるまでのその利便性といった部分についての説明をしていくとか、そういったものを広報して、また福山市民にもわかるような形のスケジュールとその内容、取り組み姿勢、そういった部分のもっとわかりやすい説明があっていいのではないかと思うのですが、その点いかがでしょうか。 14: ◯答弁土木整備部長) トンネル案プラスオプション案というものを提示させていただきました。このうちのオプション案につきましては、これは全体がセットということではありますけれども、できるものから着手していくという考え方は既にお話しさせていただいたとおりでございます。  現時点でこのオプション案、トンネルも含めてでございますけれども、具体的なスケジュールについては、まだお示しできる段階ではございません。これは、それぞれの事業につきまして、これから計画を詰めていかなければいけないという状況があるからでございます。この事業計画を立てるに当たりましては、地元の住民の皆様方の御意見を聞いて、それを反映させる形で事業計画を詰めていくという手順をとっていきたいと考えてございます。  その事業計画をつくるに当たりましても、今やらないといけないことは、先ほどお話がございましたけれども、住民への説明をまずしっかりとやっていくことが大事であろうと考えておりますので、これにつきましては、全力で早期に開催できるように進めてまいりたいと考えております。  それから、御指摘いただきましたオプション案のうちできるものからやっていくということにつきましては、地元での説明会などにおきまして私どもがそのことについては御説明いたしております。この場でも言及しておりますけれども、それがなかなか福山市民全体に伝わっていないのではないかという御指摘につきましては、どういったことで対策がとれるかということについては検討させていただきたいと思っております。 15: ◯要望質疑尾熊委員) 30年間、鞆の住民は待たされているし、また福山市民にとっても非常に関心は高いと思いますので、本当に鞆のまちづくり、地域振興をどういうふうにやっていくかという部分を広報としてしっかりとアピールする部分と、具体的に前に進んでいくためのたたき台としてのスケジュール、そういったものも必要ではないかと思いますので、その住民説明会のスケジュール、またその内容についても、こういうふうに進めていくというものをしっかりと言っていただいて早目に出していただくことで鞆の方々、福山市民の方のいろいろな意見も集められるのではないかと思いますので、しっかりそういった仕組みづくり、また計画、そして中身についても検討をしっかりやっていただきたいということで要望として上げておきます。  それからもう1点ですが、今、三好委員のほうからも質問がありましたけれども、コスト構造改善プログラムということで、私は、このVEによる考え方、この取り組みについては非常に評価したいと思います。民間においてもVE提案というのは積極的に、機能、コスト面の両方からいろいろと内容を追求していくという考えを取り入れているということでありますけれども、さっき三好委員も言われておりましたが、この2つ星、3つ星という結果をどのように評価して、それをまた拡大し推進していくことも必要だと思います。この60項目をいかに実現していくかということも大事だと思いますけれども、一つ一つが実現できた場合、それをいかに推進して、さらにコストダウンしていくかということも大事だと思うのです。  例えば、この一つの事例が、一番簡単でわかりやすい例でいくと、5ページの一番上の、LEDの導入によって省資源・省エネルギー化を推進するということで、具体的な例は、7ページに県庁舎のLED照明による長寿命化・省エネ化の促進ということで、改善前と改善後が具体的に上がっておりますけれども、これを見ると、電気料金が1年間に幾ら削減できるという評価だけになっています。この上に書いている、今後の取りかえ工事等が非常に大幅な減少になるということですが、トイレとかであれば、職員が脚立でかえれば済むと思いますが、業者にお願いして足場を組んで取りかえないといけない高いところでは、この長寿命化によって保守維持費というのは非常に大きく削減できると思います。そういった部分が本当に評価されて、さらなるコスト改善拡大を図っていこうとされているのか、その辺がちょっと疑問であるのですが、その辺いかがでしょうか。 16: ◯答弁技術企画課長) ここに事例としてありますLED照明につきましては、今回LED照明の設置ということで緒についたばかりでございますけれども、今回、確実にあらわせる額として電力費の削減というものを上げさせていただいております。  実際、委員が言われましたように、普通の蛍光灯でしたら7年半ぐらいで交換するものが、2025年まで一括して使えるということで、そういった手間も確実に入っていきますので、そういったものも評価して、今後、LED照明については県庁舎だけではなくて、昨年、道路関係で実証試験を福山で行いまして、その中でも一定の評価をされておりますので、それを含めて今後拡大していきたいと思っておりますし、実際、警固屋の第2音戸大橋の前後のトンネル部分では、LED照明をつけるケースもございますので、そういった面も活用しながら確実に広がりを持っていきたいと思っております。 17: ◯質疑尾熊委員) 今言われたとおり、特に道路照明です。トンネル照明とか外灯というのは、維持費という部分では、交換する回数が多ければ、それだけ維持費がかかるわけで、4ページにもありましたけれども、ライフサイクルコストとして初期建設費プラス維持管理費と、初期コストがかかったとしても、維持管理費でどれだけかかるかです。長期間で見た場合に、特にトンネルとか道路照明になりますと維持管理費がかなりかかると思います。また、道路だったら車をとめたり、2車線を1車線にして交通規制もしないといけない。そういった部分を考えると寿命が長くなるだけでかなりの維持管理費が削減できると思いますが、初期コストが幾らかかったとしても、長期で見た場合に非常に効果があるという部分では、県庁のLED照明もそうですけれども、道路とか公園といったところのLED照明をもっと積極的に普及していくように、このような結果、効果があったというだけではなく、これを推進、維持、拡大していくところが大事だと思うのですが、いかがでしょうか。 18: ◯答弁技術企画課長) プログラム自体はいろいろな動機づけということで60項目の対策を上げておりますが、もちろんそれをやることだけが目的ではなくて、それを拡大していきたいと考えておりますので、我々としましては、今後の取り組みの中でありましたように、まずは職員にしっかりと意識醸成をいろいろな場を通じてやっていきたいと思いますし、事例につきましても、発表会もやっておりますので、いろいろな機会の中で進めていき、さらなる拡大を図っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 19: ◯質疑高橋委員) 私からは3点質問したいと思います。  まず1点目は、海田大橋について質問いたします。  きょうも通ってきたのですが、海田大橋は従来の有料道路と違って港湾事業という形でつくられたということは認識しているのですけれども、港湾事業の中では計算しにくいとは思いますが、海田大橋を建設した建設費の分はもう終わっているとお聞きしておりますが、いつ終わって、今は維持費にどれぐらいかかっているのか、まず教えていただきたいと思います。 20: ◯答弁港湾振興課長) 海田大橋についてでございますけれども、建設費につきましては410億円かかっております。これに対し、毎年の維持管理費として約1億3,000万円前後かかってきております。それに対して、毎年の料金収入は、ここ数年は4億円から5億円程度ということでございます。ただし、これまでの毎年の維持管理費、あるいは耐震補強等の修繕にかかっておりまして、それが平成2年の開通以来、平成23年度までで約72億円かかってきておりまして、トータルでいきますと、まだその建設費をペイできるだけの収入が入ってきていない状況でございます。 21: ◯質疑高橋委員) それでは、建設費がある程度終わったら、これは無料化にするような予定や考えはありますか。 22: ◯答弁港湾振興課長) 海田大橋の場合、臨港道路ということで整備しておりますけれども、臨港道路の中でも大規模な施設ということで毎年大規模な維持管理費がかかるということで、その費用の一部を利用者の方から通行料という形で負担をいただいているものでございますので、その建設費がペイできたら無料になるというその他の有料道路とは、ちょっと性格が異なるものかと考えております。 23: ◯意見質疑高橋委員) 理由はわかるのですが、説明しなくてもわかるように今の時代、ほとんど新しい橋は無料化されています。県でつくる新しい道路はほとんど無料化されています。そうした中で海田大橋については、港湾事業、臨港道路ということで従来の道路とは違いますということもわかるのですが、一方では、前にも言いましたように、はつかいち大橋も同じような形でやっていますが無料です。建設費なり、ある一定のことが終われば、今の流れでいくと無料化の方向でいかなくてはいけないのではないかと思うのです。海田大橋は100円ですが、後でも言いますが、熊野から焼山、黒瀬の人は広島熊野道路を通って、その後、海田大橋を通って、それから市内に行く、それが毎日のことになりますと大変な負担になりますし、今の道路、橋の新しい流れの状況を見ますとほとんど無料ということもありますので、やはり昔から取っていたところはずっと取って、新しいところは無料でやりますというのはなかなか説明も難しいと思います。ですから、ある一定の時期が来たら、例えばですが、ある一定の時期が来て、海田大橋については、もう建設費から維持管理費を計算すると、極端に言うと50円でいいですとか、そういう形も少しは考えていかないと、常にこれは特殊な橋ですから維持管理費が要りますからというわけにはいかないと思います。それはすべて要るわけで、ここだけが耐震化の問題があるわけではないのです。そういったことも含めて、ぜひ今後の収入も含めながら海田大橋についても考えていただきたいと思います。  それから、今言いましたように、広島熊野道路です。これは私の地元でもあります熊野と矢野をつないでいる道路なのですが、海田大橋はETC化が進みましたけれども、広島熊野道路はいまだにカードもしくは現金なので、ETCをつけてほしいという声をたくさん聞きます。ちょうど朝夕の渋滞するときにはETCはかなり便利だと思います。以前にも質問したことがあるのですが、1億円から1億5,000万円ぐらいかかり、それをつくると無料になる期間が延びるということはお聞きしました。きょうは、実際につくった場合、ETCの設置で幾らかかるのか、実際につくった場合は、今の広島熊野道路は何年延びる予定なのか、教えていただきたいと思います。 24: ◯答弁(道路企画課長) まず、広島熊野道路にETCを設置する場合、そのうち2レーンということを設定しますと、初期投資で5億円、年間の経費で数千万円のランニングコストがかかるということを想定しておりまして、現在、償還までに9年を切っているところですけれども、それが、概算でございますが2~3年徴収期間が延びるという見込みを持っております。 25: ◯質疑高橋委員) 以前、かかっても1億5,000万から3億円ぐらいと聞いていたので、5億円もかかるのは高いと思います。それで2~3年なら、従来であればあと9年が12~13年になるのであれば、担当の町は熊野町になると思いますが、利便性向上や使う人のことを考えると、このETC設置も一つの方策として相談したり議論したり考えてもいいと思うのですが、実際に町とETCについての話し合いはされましたか。 26: ◯答弁(道路企画課長) 前にそういうお話もあったということで協議させていただいているということもございますし、最近の状況でございますと、熊野町におかれましては、設置費用とか償還期間の延長という観点もございますので、ETCの設置については確かに必要性というのはわかるのですけれども、少し慎重という状況だと聞いております。 27: ◯要望質疑高橋委員) ぜひいろいろな形で議論していただきたいと思います。私は、2~3年であればETCはやったほうがいいのではないかと思います。それはいろいろな考えがあると思いますが、特に熊野、焼山、黒瀬の人は、広島熊野道路を通って海田大橋を通ります。仁保でおりると300円なのですが、それからまた吉島なり宇品へ行くと、広島高速も大変高い、この高いことについては次回質問させていただきたいと思いますが、広島高速についても高いと思いますし、生活道路として位置づけていただきたい。毎日のことですし、尾道大橋はもうことしぐらいで無料になりますので、もう県内で有料道路としては安芸灘大橋との2つしか残りません。新しくつくったところはお金を取らず、昔からずっと取っているところはそのまま黙って取り続けるというふうにしかとれないのです。ごく一部の地域の人だけが負担するというのはどうしても納得がいかない、いかがなものかと思いますので、そういった意味でもぜひ検討していただきたいと思います。今後もこの2つについては、またいろいろと議論していきたいと思いますし、お願いしていきたいと思います。  余計な話ですが、先日、萩へ行きました。萩有料道路は、まだ建設費が残っているのに国体があるなどの理由で無料になりました。これは政治的な判断だと思いますが無料になりました。そうすると、従来からあった道の駅が拡大されて農産物を売ったり、いろいろな取り組みもされていました。無料になってかなり通行量もふえて、その分利用者や観光客についても、相乗効果が出てかなり元気です。そういったことも含めて、これからの時代いろいろなことを考えながら、生活道路という観点からは、ぜひこの2つの有料道路と橋については検討していただきたいと思います。  続けて3点目ですが、先ほど説明がございました広島高速5号線のトンネル安全対策検討委員会の結果についてです。先ほど説明を受けましたが、報告書をつくっていくということで、その中で、報告書に賛同できないということで4人の方が終盤に退席されたということですが、こういう状況の中で報告書をまとめていくお考えなのか、まずお聞きいたします。 28: ◯答弁(道路企画課長) まず、14名の方が出席されておりまして、ある程度議論されて、結果として最終的には賛同できないということで退席されたという状況でございますが、設置規約だけの面から言いますと、委員会成立という規定がないということと、一方で議論というのはある程度されて、委員長報告というか委員会報告につきましては、一応主要な意見というか、そういうところについては書かれ、一方で審議未了とかそういうふうに言われている部分についてもある程度、両論として記載されているということで、報告書としてはそういう形では成り立っていると、有効であると考えてございます。 29: ◯質疑高橋委員) しかしながら、地盤沈下の解析等については、私が聞いているところによりますと、住民側委員と行政側委員との間で見解が違うということがあり、報告書は行政側委員の見解であり、住民側委員は納得しがたいというようなこともお聞きしております。確かに民主主義というか、委員会の中で多数決なりをとっていかなければいけないのですが、こういう案件については、4名の方がいろいろな形で問題があるということになると、従来の民主主義というか、その中の多数決というわけにはいかないと思います。こういう状況の中で、この報告書を特に地域住民の方に今後どのように説明されていく考えなのか、お聞きいたします。 30: ◯答弁(道路企画課長) まずこの委員会では多数決という形はとってございません。そのため、両論あったということをあわせ持った報告という形にさせていただいているということでございます。我々としても、この委員会での議論につきましては、当然そういう住民の方というか、そちらを代表される方の意見があったというのは我々も一つ受けとめているところでございます。それと、報告書を受理した後には、この委員会の内容を受けて、住民の方にこの内容について我々のほうから説明していきたいと考えております。 31: ◯要望高橋委員) 最後になりますが、しっかりと住民の方には説明していただきたいと思います。今ちょうど広島県では、鞆の課題と並んで5号線があります。このことについては、いろいろな方が皆さん興味を持ち、またいろいろな形で意見を持っています。もちろん大事な事業だと思いますが、安全性のことも含めながら、しっかり地元の人には理解をしていただかないと、工事をした後に問題があってもいけません。その中で、委員長の発言の中に、トンネルの安全性については専門家として大丈夫だということと、住民の方には信じていただきたいとありますが、信じていただきたいということより、しっかりと説明をしながら納得がいくように、今後も住民説明ではしっかりやっていただくことをお願いして、質問を終わります。 32: ◯質疑(砂原委員) お盆の空港アクセスですが、御多分に漏れず毎年のことだなと思います。  ちょっと聞いてみるのですが、このお盆のときにバスを増便していますが、リムジンバスが運休して大体何人ぐらいの人に影響が及んだか把握しておられますか。 33: ◯答弁(空港振興課長) 申しわけございません。旅客数の実数は、現在まだ把握しておりません。 34: ◯質疑(砂原委員) お盆と正月含めて年間どれぐらいの人に影響が及んでいますか。 35: ◯答弁(空港振興課長) 詳細な資料を今、手元に持っておりませんが、今年4月、5月でリムジンバスの利用者が15万4,000人強となっております。単純にこれを6倍しますと、90~100万人の利用者がいらっしゃるということになります。 36: ◯質疑(砂原委員) 違う、何人の人がこの渋滞で影響を受けたかという人数を聞いている。 37: ◯答弁(空港振興課長) 繰り返しで申しわけございませんが、当日の利用者数の人数を把握できておりません。 38: ◯質疑(砂原委員) 突然数字を聞いて申しわけなかったのですが、県として、何人ぐらいの人に影響が及んだか把握しているのですか。 39: ◯答弁(空港振興課長) 今は数字を持っておりませんが、把握はしております。 40: ◯質疑(砂原委員) その中で、例えば、海外へ行く方々が何%いるかというのも把握できているのですね。 41: ◯答弁(空港振興課長) リムジンバス利用者の数字は把握できますが、その内訳ということになりますと、正確な数字は把握できておりません。 42: ◯質疑(砂原委員) 正確な人数を把握しなさいとは言わないけれども、こういう渋滞とか事故で年間どのぐらいの人に迷惑をかけているかということは行政として把握しておくべきことでしょう。ましてや海外に行く方がその中で何%ぐらいおられるのかということもしっかり把握しておく必要があるのではないのか。ここへ台湾のトップセールスを知事がみずからやると資料が出ている。関西国際空港か福岡空港から来てほしいと言っているわけですか。広島空港でしょう。知事は観光振興をしきりに言っておられて、広島にたくさんの人が来てほしいと言っているのに、一番入り口の空港アクセスという問題が常にずっとこのままの状態で行われているということについて、空港アクセスについて新たな考え方を検討するようなことはしているのですか。 43: ◯答弁(空港港湾部長) ただいま委員からお話がございましたことについて、私どもとしてもアクセスについては、渋滞があるということで、こちらの資料の裏側にもございますように、さまざまな対策を、そういった手段として困らないようにしていくという対応は今進めているところではございます。ただ、さらにいかに定時性を守って空港へ快適に行っていただけるかについては、これからもまた検討は進めていきたいと思ってございます。 44: ◯質疑(砂原委員) 検討していますかと聞いたら検討していますといつも言うのです。県の中に空港アクセスのプロジェクトチームみたいなものが全くない。期限を区切っていつまでにこういう検討をしようという話も全く聞かない。片や広島にたくさんの人が来てください、来てくださいと、これはつじつまが合わないと思わないですか。その辺どうお考えですか。 45: ◯答弁(空港港湾部長) アクセスについては、昨年3月に、アクセス対策についてということで空港振興協議会から提言をいただいたものについて、着実に実施していくということで基本的なスタンスは持っておりますけれども、それがまだ十分に進められていないところもございますので、それについては引き続き検証しながら進めてまいりたいと考えております。 46: ◯質疑(砂原委員) いろいろ検討されているのであれば逆に聞きますが、JRを使って白市駅からバスで空港へというルートを使わない理由というのは何ですか。余り使われないわけでしょう。その理由というのは何ですか。 47: ◯答弁(空港港湾部長) 基本的に、リムジンバスは通常時においては、駅あるいはバスセンターから直接空港までアプローチできますので、リムジンバスのほうを御活用されているというふうに考えております。それで、それ以外の地域の方々が電車でそのまま白市駅に行かれまして、そこからバスに乗りかえて行かれるものというふうに思ってございます。 48: ◯質疑(砂原委員) これこそパブリックコメントをとるべきことではないのですか。なぜ空港へ行くのにリムジンバスを使ってJRを使わないのかということについては、金額なのか、不便さなのか、何なのかということを行政としてしっかりと把握していないと対策の打ちようがないでしょう。過去にもしっかりとしたデータをとっていないのですか。何かそのように今感じたのですけれども、その辺はどうでしょうか。 49: ◯答弁(空港振興課長) 委員御指摘のことにつきまして、アクセスの利用者数等についての御意見をいただいたアンケートはとったことがございます。アクセス手段の利用をする判断材料についてまでのアンケート調査を行ったことはございません。 50: ◯質疑(砂原委員) これをやってみたらどうですか。実際に何でJRを使って行かないのか。その辺どうでしょうか。 51: ◯答弁(空港振興課長) 現在、アクセス等につきましても、利用実態を把握するためにアンケート調査を予定しております。近々に行う予定にしておりますので、委員御指摘の点につきましても加味した内容で調査を行ってまいりたいと思います。 52: ◯質疑(砂原委員) 知事がトップセールスで海外から誘致する作業を一生懸命していて、その入り口で、日本一惜しいではない、こんなものは惜しくないよね。日本一市内に入り込めないような空港を広島県が持っているということについて、やっぱり県は恥ずべきだと思うし、しっかりとそこらについての対策をしなければいけないと思います。そして、今度は岩国錦帯橋空港が利用され始めたら、広島市西部の方はみんな向こうに行ってしまう。ということになると、この空港がますますだめになっていくという気がするのですが、そこらを含めて、空港アクセスというのは広島から河内だけではなくて、福山から本郷という部分も含めて、もう一回もっと本気で考えるべきだと思うのですが、その辺はいかがですか。 53: ◯答弁(空港港湾部長) 今おっしゃられましたようにアクセスについて、お越しになられた方がそこで非常に困る、あるいはこちらから行くときに非常に困るというのは我々の本意でございません。それについては、先ほどの話でございますけれども、しっかりとまた検討して、まず実態に基づいてアンケートなりをしっかり把握してそれを分析して、その上でどのような対策をまた考えなければいけないのかについては検討してまいりたいと思います。あわせて岩国錦帯橋空港についても影響はやはりございますので、それとあわせて、新たな需要を開拓できるようなことについてもまた考えてまいりたいと思ってございます。 54: ◯要望質疑(砂原委員) いつまでにという期限を区切ってちゃんと報告してほしいと思います。年度内でやるのであればこの委員会でも報告できるはずです。  それともう一つ、本当に中身をきちんとチェックというか調査していないというのを感じるのだけれども、新たな空港アクセスというと、お金もかかるし、時間もかかる、それから考え方もいろいろな意見があってなかなかまとまらないのもよくわかる。ましてや前の空港アクセス鉄道というのも、7億円もかけて結局はやらなかったわけだけれども、このお金も全く生きていない。結局何が悪いかというと、本当に細かい調査をしていないというふうに思います。短期的にすぐできることというのは一つあると思う。それは何かというと、今、白市駅はエレベーターがついているのですか。 55: ◯答弁(空港振興課長) 白市駅にエレベーターはついておりません。バリアフリー化はできておりません。 56: ◯質疑(砂原委員) さっきの質問の中の海外に行く方がどれぐらいおられるかというのは、海外に行かれる方というのは皆さん御存じのとおり大きな荷物を持っていますよね。帰ってきたときもお土産をいっぱい持って帰ってきます。それで、結局JRを使わない理由というのはそこら辺にもあるのではないかというふうに思うわけです。JRと協議して白市駅をバリアフリー化するということ、また、バスとの連携をきちんとできるようにするというのは、県としてはすぐできることではないですか。特にバリアフリー化というのは、今回、竹原だってやっているわけではないですか。本来はJRも金を出すべきだと思うけれども、緊急措置としてこういうこともできるのではないかと思うのですが、その辺いかがですか。 57: ◯答弁(空港振興課長) 御指摘のとおり、白市駅のバリアフリー化につきましては、空港利用者の方々にとって有効な手段であると考えております。ただ、施設自体がJRの施設であるため、JRとの密接な協議が必要となってまいります。過去にも協議したという経緯がございますが、さらにJRとの協議を行ってまいりたいと思います。 58: ◯要望質疑(砂原委員) そういったところを口ばかりではなくて、具体的に本当にやるのだという意思があれば、こんなことは簡単にできることです。それで少しでも海外に行かれる方、帰ってこられる方が、リムジンバスではなくてJRを使おうかというようになれば、少しでもいいわけでしょう。そこら辺をちょっと本気で考えてほしいと思います。結局は現実をしっかり見ていないからそういったこともなかなか意見として行政のほうで出てこないのではないかというふうに思うのです。そこら辺を早目に必ずチェックしていただきたいということを要望しておきます。  あともう1点、宇品のにぎわい施設ですけれども、この中で僕が気になっているのは、特にデポルトピアというところです。県は今4つの上屋を利用してやっていますけれども、将来的に拡大していく予定はあるのでしょうか。基本計画の中にそういうものは含まれているのでしょうか。 59: ◯答弁(港湾企画整備課長) 委員御指摘のデポルトピア地区というのは、図面でいいますと宇品中央地区というところです。これまで4つの上屋地区について、現在は3つ出店していただいておりまして、あともう一つが出店予定となっております。水際線のところの空き倉庫周辺では、もうこれはすべてとなっておりますので、残り一つの倉庫は、水際線の背後地で余り大きくないのですけれども、ある程度の倉庫がございます。これにつきましては、今後どのような活用をしていくかについては、今後検討していく必要があるかと思います。 60: ◯質疑(砂原委員) 4つとか5つではまだまだ商業集積がおぼつかないと思うのですが、その辺のところで、この専門家という方々の御意見はどんな御意見だったのでしょうか。 61: ◯答弁(港湾企画整備課長) まず平成17年度に1店出店して、昨年度2つ出店したところでございまして、現在進行中といいますか、大分にぎわいが進んでいるといった状況でございますので、委員の方々からは、この取り組みは、以前に比べればかなり、にぎわいが進んでいるというふうな御意見がございました。 62: ◯質疑(砂原委員) いや、だから今後はどういうふうにしようかという意見が出たのかという質問です。 63: ◯答弁(港湾企画整備課長) このデポルトピア地区につきましては、今言われたように、スペース的にいっぱいになっているのですけれども、さらに今度、まだ利用されているのですぐにというわけにはなりませんが、西側の御幸松地区といったところにも、空きスペースとかがございますので、そういった部分にまた出店等を検討していただくというところです。 64: ◯質疑(砂原委員) こういう専門家の方々がいろいろな御意見を出されて、県もそれを聞いているのだろうと思うのですけれども、例の、広島市が買わなかった学校用地にしようとしていたところにイズミさんが出てこられました。あの辺でもそうなのですが、その隣にはフレスタさんがあった。そこへイズミさんを持ってくるということ自身が商圏を競合させて共倒れするのではないかという意見を何回か言わせてもらったのですけれども、そういったところについての配慮というのが、土木局というか、空港港湾の部署だからないのかもわからないけれども、商工的な立場でいったら、そういう狭いスペースに同じ業種を持ってきたら全くうまくいかなくなるという可能性が高いということを感じているのです。ここのデポルトピアについても同じようなことが今起こりつつある。専門家からもそういったところを競合させないほうがベターであるという意見が出たりしているのだけれども、県は、そうはいっても新たな出店者を見つけるのが大変だからというような表現です。本当ににぎわいを創出するためには、相乗効果を上げるというふうにここに書いてあります。それを競合させてつぶすというのとは全く別の話であって、そういうところをもっと考えるべきだと思うのですが、そこら辺についてどう思われますか。 65: ◯答弁(港湾企画整備課長) 今度新たに出店される店舗のことだと思うのですけれども、隣接店舗とコンセプトとして違いを持たせたほうがいいというのが委員の御意見でございます。こちらからもそういった条件を出店者のほうに採択条件としまして付与しまして、そういう内容を吟味いたしまして出店者を決めていくということで、なるべくコンセプトの違っているものを出していこうというふうに考えております。 66: ◯要望質疑(砂原委員) こういうものは、ここにとにかく人が集まってくるようにする仕組みをどんどんつくっていかなければいけない。そのためには、書いてあったからちょっとほっとしたのですけれども、駐車場もどんどん整備していくということを書いてもらっている。それとともに、そこに同じようなお店ばかりを集めるのではなくて、相乗効果が上がるようなまちづくりをしていかないといけない。そういう意味で専門家を入れて、そういうまちづくり、店舗づくりをどうしたらいいかということを考えてくれているのだろうと思うので、今後ともそういったことを意識したまちづくりをやってほしいと思います。  それともう一つ、さっきの4号上屋は、当初計画していた業者さんが撤退されて、また新たな業者が入ってこられたというふうに聞いていますが、その理由は何だったのですか。 67: ◯答弁(港湾企画整備課長) 一たん出店予定が決まりまして、その社が財政的な問題から辞退するといった状況でございます。 68: ◯質疑(砂原委員) そういうふうに聞いています。銀行の融資がつかなかったというふうに聞いているのですが、なぜ銀行の融資がつかなかったのか、その会社の経営内容が悪かったのですか。 69: ◯答弁(港湾企画整備課長) 申しわけありません。そこの中身については、現在何も持ち合わせておりません。 70: ◯質疑(砂原委員) この上屋を県が貸し出す方向というのが使用許可という形でやっていて、この使用許可というのは毎年更新になる。そうなると、こういうテナントは銀行から融資がなかなかつきにくい。例えば、事業用借地の15年とか、そういうような形でやっていけばいいのだけれども、使用許可というのが銀行の理解を得られない。だから、この賃貸借契約のあり方について、僕は、港湾の担当はもっと真剣に考えるべきだというふうに考えているのです。そういったことで出店者が制限を受けてしまうということは非常によくないことだと思うのです。この辺、改善できる余地はあるのでしょうか。 71: ◯答弁港湾振興課長) 委員御指摘のとおり、港湾施設でございますので、これまで港湾施設の目的外使用ということでの使用許可をしておりました。現在も港湾施設に変わりはないので、目的外使用許可ということについては変わりないのですけれども、これまでは1年の使用許可というふうにしておりましたが、いろいろ御要望もございまして、現在、5年ということに拡大しております。 72: ◯要望(砂原委員) 5年では事業者としては短いと思うのです。例えば10年とか、それで、借地権とかそういった権利が発生するのが恐ろしいということもあるし、県が急遽ほかのことに使わないといけないというのもあるのでしょうけれども、にぎわい施設をつくるというのであれば、事業用借地というような形で切りかえていくような考え方をしたほうがよりよいことではないかと思いますので、そこら辺もしっかり検討していただきたいと要望しておきます。 73: ◯質疑(間所委員) 5号線の問題ですが、検討委員会の結果が出ることになりました。まだ全部は読ませていただいていないのですが、先ほど話がありましたように、4人の委員が退席されたということでありますが、4人の委員の意見も忠実に書いてあるのですか、書いていないのですか。 74: ◯答弁(道路企画課長) 4人の委員の意見についても、中にはその内容について少し気にされる方もいらっしゃいますけれども、残る3人の委員の意見については報告書の中に記載させていただいております。 75: ◯質疑(間所委員) 報告者の記載内容が正しくない、だから反対と言う人は1人しかいなかったということですか。 76: ◯答弁(道路企画課長) 正確に言いますと、報告書は委員長が取りまとめられたという段階でございまして、総論としての報告書のまとめ方について納得がいかないという意見もございますので、議論の中では、4人の委員さんとしては、その報告書全体としての形としては認められないという意見でございました。 77: ◯質疑(間所委員) この検討委員会ができた問題は、ここにトンネルを掘った場合に上に家があるからその家に影響がある、地盤沈下を起こして家に影響があるのではないかということです。この危険性があるかないかということを調査するということが主だったと思うのです。その点については、委員は調査完了しているという考えですか。調査がまだ途中だということなのですか、どっちですか。 78: ◯答弁(道路企画課長) 委員会の議論の中で、10人の委員の方々の意見といたしましては、過去のボーリング、追加ボーリング調査とかそういうもので沈下の予測等をすれば、そのトンネルというのは安全にできるという意見なのです。一方で、残る委員の方については、まだ調査が足りないという議論の状況でございました。 79: ◯質疑(間所委員) そうすると、11人の委員は、大体というか、調査はもうこれで打ち切ってもよろしい、安全性は十分に検討できたという考えだったということでよろしいですか。 80: ◯答弁(道路企画課長) 委員長も含めてであればそうだと思います。
    81: ◯質疑(間所委員) そうすると、11人の委員はもうこの調査で十分だと言い、4人の委員はまだ調査をもう少しすべきだという考えだったということですか。単純にそう言われていないかもしれないが、もう少し調査を継続すべきだというのが4人だということですか。 82: ◯答弁(道路企画課長) そういうことでございます。 83: ◯質疑(間所委員) その4人の委員の意見ですが、経歴を見ると、トンネル工学といった人ではなく、岩石とかあるいは植生という人が反対、退席された中にいらっしゃるのです。そうすると、トンネルそのものの安全性ということについて直接関係ないような委員に思われるのですが、どうでしょうか。 84: ◯答弁(道路企画課長) 先ほど11人と言われましたけれども、1名の方は欠席でございますので10人でございます。それで、一応こういう内容でいいと言われているということでございます。  それと、終盤に退席された委員の中にも、岩石とか地質とか地下水とか、そういう専門の方もいらっしゃいますので、そこらについては、今回のトンネル工事の安全性というか、そういうものについての議論できる学識者と我々は認識しております。 85: ◯質疑(間所委員) そうすると、検討結果は、土地をボーリングされて、そこのボーリングの調査結果の資料は客観的に保存されているし、その資料に基づいて解析された結果が出されているということで間違いないのですね。 86: ◯答弁(道路企画課長) その結果によってモデルをつくって、それで予測しているという状況です。 87: ◯質疑(間所委員) その結果、委員長が総括されて、仮に事業が行われることになった場合、丁寧に施工管理されれば安全に工事できるということであると、それから、トンネルの安全性については、専門家としては大丈夫だというわけですね。そういうことですか。 88: ◯答弁(道路企画課長) 委員長のコメントとしてはそういう答えでございます。 89: ◯質疑(間所委員) ということは、退席した4人の委員は、退席された理由の意味がわからない。多数決でやるならそういった会議には参加しないということですが、自分が委員会で発言された意見もこの報告書に出ているわけです。そういったことを考えたときには、終盤になって退席する理由がわからないのです。この4人の委員は、いずれも反対住民が推薦した委員だというふうに聞いているのですが、そのとおりですか。 90: ◯答弁(道路企画課長) 住民団体から推薦された方のうちの4人でございます。 91: ◯質疑(間所委員) それから、その4人の委員は、住民が反対集会をするときにその集会に出て、いろいろ自分の意見を述べたりしているということを聞いたことがあるのですが、そういうことを確認しておりますか。 92: ◯答弁(道路企画課長) そこらについては、我々も十分に確認しておりません。 93: ◯質疑(間所委員) もし、住民の推薦委員が、研究集会ではなく、反対集会に出て自分の意見を述べたりするということは、既にその委員は自分の立場は反対だということを初めから宣明しているわけでありますから、どうも公正さを疑われるような気がするのですが、そう思いませんか。 94: ◯答弁(道路企画課長) そこらについては、我々としてはそういう学識者ということで委嘱させていただいておりますので、それ以上のことは特に考えておりません。 95: ◯質疑(間所委員) 要は安全性です。馬木のようにトンネルを掘ったために上の宅地に影響を及ぼした、地下水が出たから影響したのでしょう。地下水がどっと流れたから萎縮してしまい、その上に影響が出るというようなことがあってはいけないわけです。ここの土地は、特に牛田の団地のところは非常な岩盤で、ボーリング調査するのにも岩を削って大きな音がして困ったということを聞いているのですが、岩盤の組織というのは言われているとおりですか。 96: ◯答弁(道路企画課長) 専門家の議論の中での話になりますけれども、岩盤としてはいいほうだというふうには言われております。 97: ◯意見(間所委員) ということで、委員長が総括していらっしゃるように、これは安全にできるということは、調査結果は間違いないということで専門家が結論づけられている。問題は、幾ら専門家が安全と言っても安全ではないという意識を住民が持っていることだと思うのです。今後は、住民に対してこれが安全だということを、また、安全な工法で施工するのだということを十分に周知徹底しないと、いつまでたってもそれはもう解決しないと思うのです。もしやる場合には、そこのところをひとつ十分に心してやらなければいけない問題ではなかろうかと思います。以上で終わります。  (5) 県外調査についての協議    県外調査について委員会に諮り、10月24日(水)~26日(金)の2泊3日で実施することととし、詳細な日程の決定等については委員長に一任することに決定した。  (6) 閉会  午後0時16分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...