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  1. 広島県議会 2012-04-19
    2012-04-19 平成24年警察・商工労働委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成24年警察商工労働委員会 本文 2012-04-19 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 42 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑(高山副委員長選択 2 : ◯答弁警察本部長選択 3 : ◯質疑尾熊委員選択 4 : ◯答弁産業政策課長選択 5 : ◯質疑尾熊委員選択 6 : ◯答弁産業政策課長選択 7 : ◯要望尾熊委員選択 8 : ◯質疑中原委員選択 9 : ◯答弁ひろしまブランド推進課長選択 10 : ◯質疑中原委員選択 11 : ◯答弁ひろしまブランド推進課長選択 12 : ◯質疑中原委員選択 13 : ◯答弁ひろしまブランド推進課長選択 14 : ◯質疑中原委員選択 15 : ◯答弁ひろしまブランド推進課長選択 16 : ◯質疑中原委員選択 17 : ◯答弁ひろしまブランド推進課長選択 18 : ◯質疑中原委員選択 19 : ◯答弁ひろしまブランド推進課長選択 20 : ◯質疑中原委員選択 21 : ◯答弁ひろしまブランド推進課長選択 22 : ◯要望・質疑(中原委員選択 23 : ◯答弁産業政策課長選択 24 : ◯質疑中原委員選択 25 : ◯答弁産業政策課長選択 26 : ◯質疑中原委員選択 27 : ◯答弁産業政策課長選択 28 : ◯質疑中原委員選択 29 : ◯答弁産業政策課長選択 30 : ◯質疑中原委員選択 31 : ◯答弁産業政策課長選択 32 : ◯質疑中原委員選択 33 : ◯答弁産業政策課長選択 34 : ◯質疑中原委員選択 35 : ◯答弁産業政策課長選択 36 : ◯質疑中原委員選択 37 : ◯答弁産業政策課長選択 38 : ◯質疑中原委員選択 39 : ◯答弁産業政策課長選択 40 : ◯質疑中原委員選択 41 : ◯答弁産業政策課長選択 42 : ◯意見(松岡委員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (開会に先立ち、警察本部長及び新任説明員が自己紹介を行った。また、警務部長が職員  の逮捕事案について陳謝した。)  (1) 開会  午前10時32分  (2) 記録署名委員の指名        松 浦 幸 男        平 田 修 己  [警察本部関係]  (3) 当局説明   1) 生活安全部長が報告事項(1)について、別紙資料1により説明した。   2) 刑事部長が報告事項(2)について、別紙資料2により説明した。   3) 交通部長が報告事項(3)について、別紙資料3により説明した。  (4) 質疑・応答 ◯質疑(高山副委員長) 井口本部長は、4月2日に着任されたわけでございますが、滋賀、岐阜両県でも本部長を歴任され、また、警察庁捜査第一課長という要職を経験された後、本部長になられました。この間の記者会見を新聞で読ませていただいたのですが、悪に強い警察、そして未解決事件を一つでも多く解決したいという、県民にとって非常に心強い言葉であります。警察は最後のとりでで、我々が逃げたら後がないという抱負を述べておられますけれども、本県における抱負と決意についてお伺いしたいと思います。 2: ◯答弁警察本部長) お褒めの言葉をいただき、ありがとうございます。私は、もともと第一線での勤務が多かったこともあり、また、そこで大変楽しく充実した時間を送りましたので、ぜひまた第一線で勤務したいという希望を持っておりましたところ、このたび4月2日付で広島県警本部長となりました。大変光栄に存じます一方で、治安を守るという重責をひしひしと感じているところでございます。  広島県警におきましては、県民の皆様あるいは関係機関、関係団体の協力を得まして、犯罪の抑止あるいは暴力団対策等々、さまざまな対策に取り組んでおります。私も、それを引き継ぎながら、適切に推進し、成果をきちんと出していこうと思っております。県民から頼りにされる警察を目指して、警察行政の運営に当たってまいろうと思います。委員の皆様には、引き続きの御指導、御協力をよろしくお願い申し上げます。     休憩 午前10時48分     再開 午前10時52分  [商工労働局・労働委員会事務局関係]   (再開に先立ち、商工労働局長及び労働委員会事務局長が自己紹介及び新任説明員等の
      紹介を行った。)  (5) 当局説明   1) 商工労働局長が報告事項(4)について、別紙資料4により説明した。   2) 産業政策課長が報告事項(5)について、別紙資料5により説明した。   3) 次世代産業課長が報告事項(6)について、別紙資料6により説明した。   4) 経営革新課長が報告事項(7)について、別紙資料7により説明した。   5) 県内投資促進課長が報告事項(8)、(9)について、別紙資料8、9により説明した。   6) ひろしまブランド推進課長が報告事項(10)について、別紙資料10により説明した。   7) 観光課長が報告事項(11)について、別紙資料11により説明した。  (6) 質疑・応答 3: ◯質疑尾熊委員) ひろしまイノベーション推進機構の投資決定について質問させていただきたいと思います。オー・エイチ・ティーさんが投資ファンドの第1号ということで、私の地元の福山の企業でもありますし、企業の成長、今後の投資の成果を期待したいところであります。今回質問するのは、選定理由であります。決定に至った経緯や適合性といった理由は資料に書いてありますが、非接触の検査装置ということですけれども、液晶テレビやプラズマテレビといった大手家電メーカー、テレビの製造会社が非常に赤字を出しているということで、今、半導体は非常に厳しい業界であると思うのです。オー・エイチ・ティーさんは非常に頑張っていらっしゃるということですが、なぜ半導体業界の製造企業を選ばれたのか、もう少し詳しい理由をお聞きしたいと思います。 4: ◯答弁産業政策課長) 今御指摘のとおり、確かに、国内の半導体あるいはテレビ製造業界は、報道されているように、シャープ、ソニー、パナソニック等、非常に赤字になっていることは承知しておりますけれども、オー・エイチ・ティーについては、国内のマーケットではなくて、資料にも記載させていただきましたが、現状でも韓国のサムスンやLGといった会社を顧客として持っておりますし、中国やタイなど、今後展開が可能なグローバルな場を求めてマーケットを確保していきたいということが1点ございます。それから、御指摘のように、今、半導体業界は非常に厳しい業界ですけれども、例えば、スマートフォンだとか中小型の液晶といった分野については世界的に非常に伸びている状況でございまして、あるいはLEDといった伸びている半導体関連分野について顧客をつかんでいこうということで、新しい展開に資すると考えております。 5: ◯質疑尾熊委員) オー・エイチ・ティー独自の検査装置ということですが、価格的な面で世界的にはライバルがいるということで、厳しい価格競争があるかと思います。そういった中で、海外に展開されるという計画で投資決定になったのだろうと思うのですけれども、中国やタイなど、海外への展開を中心に投資されると、海外への移転による空洞化につながるような製造拠点に投入するという形となり、雇用の面では、広島県の実際の雇用にはなかなか結びつかないのではないかと思いますが、その点はどうなのでしょうか。 6: ◯答弁産業政策課長) 中国やタイはサポート拠点ということで、現地でのサポートを中心に考えております。この装置については、販路が広がっていくことに対しての研究開発人員であるとか、いわゆるマザー工場といった製造ラインも含めて、本拠地である神辺で中長期的な雇用拡大に資すると考えております。 7: ◯要望尾熊委員) オー・エイチ・ティーさんは、粉飾決算の後、非常に厳しい時期がありまして、そういったときに技術者を中心に頑張られた経緯は私もよく存じ上げております。そういった中で、確かに、製造拠点は神辺にもありますし、今後展開されるということでありますけれども、技術が世界に通じる、また、価格競争の中で価格での勝負ではなくて技術で勝負できる、そういった研究開発費にこの投資したお金をしっかりと使っていただくように、しっかりとサポートしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 8: ◯質疑中原委員) きょうは2つお聞きしようと思います。1つは、ブランドショップの件です。これは、実は月々1,000万円以上の家賃が発生しています。きょうの説明ですと、オープンが7月ごろということです。契約が2月でしたか、既に数カ月家賃が発生しているにもかかわらず、オープンしないという状況が続いています。ここはもう少し深刻に考えていただきたいという思いです。  この委員会でもずっと議論してきましたが、きょう報告があったように、コーディネーターとの契約を昨年度末に締結されて、1,372万円を支払ったということです。相手方もこれで合意して契約を締結されたということですので、多くを申し上げることはないのですが、どう生かされたのですか。説明が幾つかありましたが、具体的に店舗の案が出てきました。コーディネーターが考えたことが、フロアの具体的な用途や物販・飲食の具体の部分でどう生かされているのか、具体的にわかりやすく説明していただけますか。 9: ◯答弁ひろしまブランド推進課長) オープンまでまだ時間があるのになぜこんなに早く契約するのかということだと思います。内装工事に係る基本設計など、早期オープンのために実施する諸準備を現場で頻繁に協議しながら進めていく必要がございます。運営事業者の鞆スコレ・コーポレーションは2月の契約日以降、作業に着手しておりまして、県としましても、早期オープンに向けた作業を円滑に進めていくために、関係者が随時現場で作業が行えるように、2月から正式な賃貸借契約を締結いたしました。  なお、銀座エリアというのは、ブランド力でありますとかイメージ、利便性に非常にすぐれた人気のエリアでございます。必要なときにニーズに合致した物件を即座に確保していくことは極めて難しく、早期オープンは県民の皆様が期待されているということもありまして、とりわけ複数階が利用できる大型物件に関しては、非常に困難であるということを我々も認識しておりました。こういったことから、2月に正式な賃貸借契約を締結してオープンに向けた準備に取りかかるような形にいたしました。  もう1点、コーディネーターのコンセプトがどのように生かされたかということですが、先ほど説明させていただいたように、ブランドショップ運営事業者への業務委託について、実施プランというものが成果として出ております。これにつきましては、業務コンセプトに基づいた具体的な展開をこの実施プランの中で繰り広げています。コンセプトに基づいた各フロアの機能やレイアウトといったものは、基本的にコーディネーターである株式会社都市生活工房事務所がコンセプトとして打ち出したものを具体的に、ただし、すべてそのままではなく、建物の形状であるとか、運営事業者である鞆スコレ・コーポレーションの中で自分のノウハウであるとか、こうしたほうがもっといいのではないかといったものを一つ一つ首都圏の有識者に確認しながら、もしくは先進地を視察しながら、少し改変を加えておりますけれども、基本的なコンセプトとしてはそれに沿ったものであると認識いたしております。 10: ◯質疑中原委員) そもそも、複数階にわたる銀座のこの物件を探してきたのは、だれなのですか。コーディネーターですか。 11: ◯答弁ひろしまブランド推進課長) 出店する物件といたしましては、今回飲食・物販を展開する事業者の意向を踏まえた上で決定することが必要であるということから、10月に実施した運営事業者の公募条件の調整、検討をコーディネーターと連携して進め、まず、物件の想定エリアを含む、設置運営に係る諸条件を整理いたしました。公募の結果、3社がいずれも銀座を想定エリアとして提案されておりました。その中で、我々は公募の想定エリアにあったものの中で、県が収集している物件情報として銀座上一ビルを含む銀座エリアの複数物件を紹介したところでございます。県からのこういった情報提供分を含む複数の物件の中から、コンセプトの具現化や公募条件を満たすビジネス展開が可能な物件であるということで、鞆スコレ・コーポレーションが銀座上一ビルを選択されたことを受けまして、県によって銀座上一ビルを物件として最終決定させていただきました。 12: ◯質疑中原委員) 県が決定したということですが、この物件がブランドショップにふさわしいという判断は、どなたがされたのですか。 13: ◯答弁ひろしまブランド推進課長) 運営事業者である鞆スコレ・コーポレーションが一義的な決定をされました。 14: ◯質疑中原委員) その鞆の会社ですけれども、前回の委員会でも聞きましたが、賃貸借契約が5年間の契約で、途中で解除できないのです。ということは今、スタートする時点で、想定としてうまくいかなかった場合にこの運営会社が一体どうなるのかというところは一つのリスクとして当然考えないといけないと思うのです。例えば、会社が立ち行かなくなった場合は別にして、赤字でどうしようもないから撤退しますというようなことがあったら困るわけです。それに対してのペナルティーといいますか、運営会社に対する契約上のリスクヘッジは何かされているのですか。 15: ◯答弁ひろしまブランド推進課長) ビジネスをする上で、我々としては、運営事業者の撤退は当然想定しなければいけないのですけれども、万が一あった場合に、契約上担保している中身といたしましては、中途で撤退する場合の違約金であったり、保証人を設定するなど、運営事業者の撤退や倒産等に対する措置は講じております。 16: ◯質疑中原委員) 違約金が幾らぐらいで、保証人はもう既に立てているのかどうか、具体的にお願いします。 17: ◯答弁ひろしまブランド推進課長) 中途撤退する場合の違約金は、6カ月分の最低保証料金による解約料金を計上しております。あと、6カ月前の告知義務も課しております。それから保証人についても既に立てております。 18: ◯質疑中原委員) もう一つ想定される問題として、物販で何を売るかという部分が当初から非常に微妙な問題だと思っているのですが、行政が税金を使ってやる事業という側面と、一方で民間の運営会社が収益を上げるという側面で、非常に際どい利害の調整が必要だと思うのです。例えば、広島の物販会社が商品を売りたいと言った場合に、売るかどうかを意思決定するのは物販会社なのか、あるいは県なのか、そこの公平性をどう図るのかということが今後問題になってくるのではないかと私は想定しているのですが、そのあたりの整理を現時点でどうされているのですか。 19: ◯答弁ひろしまブランド推進課長) 商品の選定につきましては、ただいま準備を進めているところでございますけれども、コンセプトに基づいて展開する実施プランの中で提案された「商品取扱基本方針素案」というものがございます。それをベースに今後、広島県と運営事業者である鞆スコレ・コーポレーションが協議を詰めて、早急に商品の取り扱い基準を策定することといたしておりますが、鞆スコレ・コーポレーションや県も入ります選定委員会の中で、今の広島のコンセプトに基づいたものであるとか、広島としてきちんとブランドイメージを打ち出せるものであるとか、また、ビジネスですから当然、売れるものであるのかといったこと、あとは我々広島県として当然、ブランド価値の向上に資するものなのか、そういったものを総合的に判断させてもらいながら、ともに二人三脚で選定作業を進めていきたいと考えています。 20: ◯質疑中原委員) うまく両者の意見が合う場合はいいですが、要するに、その商品を扱うか扱わないかの最終的な決定権は運営会社にあるのか、県にあるのか、そこをお聞きします。 21: ◯答弁ひろしまブランド推進課長) 商品選定会議という会議を持って、当然、そこには、もしかしたら県と運営事業者で白か黒かがはかれないものも出てくる可能性がございます。どういう決め方をしていくかということは、実は今、我々の部署で最終段階の調整を行っているところでございまして、鞆スコレ・コーポレーションはやはり運営事業者としての運営責任を持ってやっていらっしゃいますし、広島としてのブランド価値を高めていくという考え方がございますので、そこはやはりしっかりとした協議を進め、コミュニケーションをとりながら、最後は両者で協議して決めていきたいと考えています。 22: ◯要望・質疑(中原委員) 今後、物販の場合はそこが非常にポイントになると思います。その仕組みについて協議を一生懸命されていると思いますけれども、しっかり意識して進めていただきたいと思います。  引き続き、ひろしまイノベーション推進機構のほうですが、昨年の2月定例会で議決したときは、実は僅差だったのです。今はどうかわかりませんが、当時の議会の状況で言うと、この機構に対する出資の案件ついては、かなり僅差で議決したのです。思い出してみると、そのときは、我々にどれだけの情報が入ってくるのか、議会に対してどういう説明が行われるのか、我々はどういうチェックができるのかというところが議論の焦点だったと思います。今、説明があったのですが、昨年の8月ぐらいにオー・エイチ・ティーという会社からオファーがあって、今回の投資決定まで8カ月です。この8カ月間、どういう審査をしてきたのかということが非常に大事だと思っていますので、そこをいろいろお聞きしたいと思います。  最初はリスクです。説明にもあったのですけれども、やはりコンプライアンス、ガバナンスの問題がこの会社にはどうしてもつきまとっています。2009年に虚偽記載で上場廃止という処分を受けています。今もありましたが、刑事事件で取締役が処分を受け、株式会社の法人としてペナルティーを受けております。例えば、県の場合も入札の失格要件というものがありますが、今回のオー・エイチ・ティーという会社のコンプライアンスに関する状況がそういうものにひっかかることはないのか、そこからお聞きします。 23: ◯答弁産業政策課長) 法律上でいえば、当時の取締役個人が有価証券取引法違反ということで刑事事件に処されたということがございます。有価証券取引法でいえば、通常は適用されませんけれども、いわゆる両罰規定がございまして、会社に対しても800万円の罰金という措置がとられておりますけれども、有価証券取引法上の違反という問題と、今回私どもが手続を進めることについては、消滅時効も含めて3年を経過しているということもございまして、ほかの問題も含めて現段階でコンプライアンスの問題はないと判断して、現在に至っていると考えております。 24: ◯質疑中原委員) 例えば、今回のこの会社の状況というのは県の入札の欠格要件にも当てはまらないのですか。罰金を受けたとか、刑事処分を受けたとか、そのことでの罰則というか、これはこういう投資に限らず、ある業者が県に応札に行く場合の要件と比べて、その辺はどうなのですか。 25: ◯答弁産業政策課長) 今の入札関係について、つまびらかに承知はしておりませんけれども、過去に問題があったとしても、一定の期間が過ぎれば、当該社において現況で問題がないということであれば、一般的には対応可能だと私としては考えております。具体的な数値については持ち合わせておりませんので、お答えしかねますけれども、原則としてはそのように考えております。 26: ◯質疑中原委員) 上場廃止という処分を受けていますが、このことが再上場に当たってのペナルティーといいますか、何か不利になるというようなことはないですか。 27: ◯答弁産業政策課長) 一般的に言えば、再上場がどうかという判断についてはいろいろ議論があるところだと思いますけれども、過去、こういった問題で一たん上場廃止になった企業で再上場したケースもございますし、最近でも西武鉄道など、いろいろなケースの再上場が議論されるとか、確かに、こういった問題について一定期間の整理は当然必要ですけれども、再上場ができないと言い切ることはできないと思っております。 28: ◯質疑中原委員) 再上場を目指すと言われているのですが、それを公的な資金でやるということについて、コンプライアンス上は全く問題がないとお考えなのですか。 29: ◯答弁産業政策課長) 再上場だけを目指すわけではなくて、出口の部分は今後の成長を視野に入れていろいろあろうと思います。当時の取締役等について、刑事事件になり、上場廃止になった経緯が確かにございますけれども、その後、新しい経営陣が地域社会の中で仕事をし、新しい会社の取り組みもしているわけですから、そのことについては、我々としては応援すべきことだと認識しています。 30: ◯質疑中原委員) 次に移ります。先ほど尾熊委員からもありましたが、この会社の中国の子会社がポイントだと思っているのです。この子会社はどこにあるのですか。 31: ◯答弁産業政策課長) 手元で持っているもので言いますと、検査をしている会社は上海で、もう1社もやはり上海にあるということを聞いております。 32: ◯質疑中原委員) この企業が成長するかどうか、もっと言えばこの投資が成功するかどうか、やはり上海にあるこの子会社がかぎを握っていると思います。上海の子会社には行かれましたか。課長がどこまでかかわっているのかもわからないのですが、少なくとも、機構の人は上海の子会社を訪問されているのですか。 33: ◯答弁産業政策課長) 投資判断をするに当たっては、私どもというよりは、ひろしまイノベーション推進機構というプロフェッショナルが判断するということでございますし、そのやり方、調査の仕方もさまざまな手法がございまして、機構の要員以外にも、いろいろな調査機関だとか、あるいはデューディリジェンスを進める過程でプロフェッショナルの機関がたくさんございますので、それらを通じて情報収集した上で総合的に判断して、適切だというふうに私どもは承知しております。私個人が上海に行ったかどうかといえば、私は行っていませんし、基本的にはひろしまイノベーション推進機構のプロが判断すると認識しております。 34: ◯質疑中原委員) その辺です。要するに、成功するかどうかのかぎについて、それは全部機構が判断するのだ、機構の判断を我々は尊重するといいますか、丸のみする以外にないのだと、それは皆さん方もそうでしょうし、我々もそうですが、そもそも、昨年のしょっぱなの議論が、果たしてそれでいいのかという議論だったのです。このファンドが投資して、その子会社が新しい技術を開発して成功すれば、本当に売れて、爆発的な成長に結びつくのかどうかということは、我々にはわからないのです。そこの説明はどうなのですか。こういう製品をつくっていますということはわかりました。成長の可能性もありますということもわかりましたが、中国でのプレゼンスであったり、営業やネットワーク、その辺はどうなのかということを説明していただかないと、成功するか失敗するか全く判断できません。いかがですか。 35: ◯答弁産業政策課長) 実はこういう検査機器というのは、ビー・ツー・ビーというか、つまり多くの人を相手にするわけではなくて、特定の顧客というか、例えば韓国でいえばサムスンやLGといったメーカーがある程度想定されて、この会社の評価ということも顧客側が握っているわけですけれども、そこも含めて、ひろしまイノベーション推進機構ないしはその調査機関として対面調査をしていますし、山下社長自身も重要な事項については相手方にお尋ねして、当社の評価を聞いた上で進めていると考えております。中国も一つのマーケットでありますけれども、個別の戦略については、中国だけではなくて、韓国あるいはアジア全般にもございますし、国内メーカーも今後、中小型のスマートフォンだとか、そういった部分で言えば今回、東芝とソニーと日立がジャパンディスプレイという会社を設立しましたが、これは産業革新機構が再編して投資しているわけですけれども、こういったところも大きな顧客、マーケットになるということもございます。そのあたりは、実は産業革新機構のほうにも会社のほうからお話しするとか、そういったバックアップや、あるいはこういった認識に至るまでのバックというものは持っていると考えております。 36: ◯質疑中原委員) これは、典型的なベンチャーキャピタルというよりも、もう既に一定の事業を持っている企業がさらに発展しようとしていく経過の中で資金を投資するという、去年の議論の中でもあったグロースキャピタルの最たるものだと思いますが、その場合の投資に対する回収の年利というのは大体10%ぐらいだということで、これは昨年の予算特別委員会で知事が答えられたのです。それぐらいの成長が見込めないと、やはり投資に値しないのだということです。ということは、この会社も年利で10%ぐらいの業績が伸びる、成長する見込みがあるのだろうと思うのです。その辺の業績予想なり、あるいは成長見込みの数字は教えてもらえるのですか。 37: ◯答弁産業政策課長) 細かい数値は当然議論していますけれども、競争相手もいるものですからその数値を具体的に申し上げにくい部分もありますが、当然、このグロースキャピタルという考え方でIRを10%と言っているわけですから、ベースのシナリオで言えばそれを上回る、もちろんアップサイド、ダウンサイドがあるわけですけれども、ベースのシナリオとしてはIRが10%を上回るということを確認した上で投資を決定しているということでございます。 38: ◯質疑中原委員) 上場するわけですから、この会社のその数字は一般に決算公告か何かで出ますよね。そこでチェックすれば、10%の成長をしているかどうかというのは多分わかるだろうと思います。その辺の、こういう見通しがあるからここに投資したのですという将来的な見通しというのは我々のほうに示してもらえないのですか。 39: ◯答弁産業政策課長) いろいろな事業部門もございますし、競合相手もいるわけですから、成長シナリオを持っていることは事実ですけれども、10億円の中で大きくどこに投資し、どこに収益の期待をかけるかという細かい数値は企業戦略そのものですので、枠組みとしてお示しした上で、事後的には、おっしゃったように有価証券報告書等で確認できると思っています。 40: ◯質疑中原委員) 5~6年をめどにある程度回収を見込んでいるというように書いてありますが、年利が10%ということは、1.5倍ぐらいになっているわけです。回収率が10%だとしたら、10億円を投資したら15億円になって戻ってくるということを想定されている。その際に、再上場であったり、あるいはMアンドAの可能性も資料に書いてあります。5~6年ですから、ある程度の見込みがないとこんなことは書けないだろうと思うのです。行く行くはMアンドAでどこかの会社が高く買ってくれるとか、あるいは再上場の見込みが立っているとか、そんなことが大事な情報だと思うのですが、その辺はいかがですか。今、どういう状況ですか。 41: ◯答弁産業政策課長) 今後の見通しであり、あくまで成長を前提にしていくということですので、仮定の話ということになりますけれども、そういったことで成長していく。出口については今後の成長の段階で決めていくわけですので、当然想定はしていますけれども、お互いに協議をしながらやっていくわけですから、現段階では二人三脚で一緒に成長していこうというのが、まず第一だと思います。そこを一生懸命応援していきたいということは、まずお話ししていきたいと思います。 42: ◯意見(松岡委員) 今のファンドの部分で一言だけ申し上げておきたいと思います。今、中原委員がいろいろな角度から質問をされました。昨年の議会におきまして、この投資ファンドをどうするかということでいろいろな議論があった、今、第1号が決まった、そういう状況で公的資金が出ていく中において、議会側からすれば、どのような形で、どのような成果を生み出していくかということを当然チェックしなければいけない立場であります。当然、その認識は私にもあるし、我々議会側にもある。ただ、その中において、決定のプロセスがどのような形で行われたかということはチェックしなければならないところではあるけれども、どの程度の情報を出すかということが、決定についてどのような成果を生み出していくかということと非常に微妙な、繊細な部分があろうかと思います。今回でも、決定していく中において大変いろいろな協議をされる中で、その部分は恐らく非常に気遣い、配慮されたところがあるのではなかろうかと思います。ただ、それが、公金をチェックしていく立場からすると、ややもすれば情報が出ていない、薄いということで、非常に不透明性があるようなとらまえ方も存在するかもしれません。しかし、そこは非常に大事な、微妙な、デリケートな問題でありますから、やはり慎重に対応しなければならない。どれが正しくてどれが間違いか、今の段階ではなかなか判断しづらい。  ただ、1点言えることは、公金が出ていく、投資をされた、その企業が社会的に還元できるようなしっかりとした成果をつくっていかなければならない。この道筋だけはしっかりとフレームワークが決まっているわけであります。今、このオー・エイチ・ティーという会社が第1号に決定された中で、この企業は私の地元でもありますけれども、いわゆるしんどい時期を、企業経営の壁を何回も何回も繰り返してきて、今、技術を守りながら現実の会社として存在しているというこの状況を、客観論としてやはり冷静に判断しなければならないということであります。  それともう1点、第1号を決定されたことによって、その取引関係における社会的信用失墜が前の段階にあったところから、さらにステップアップしているという状況が、さらにこの会社の技術を伸ばし、営業を伸ばしていって、広島県にも社会的に還元してくるという道筋に今入りつつあるという状況があると思っています。そういう意味においては、いろいろな角度からの議論はあるけれども、冷静に見守る必要性があるのではないかと私は思っています。意見を申し上げておきます。  (7) 閉会  午前11時57分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...