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  1. 広島県議会 2012-01-19
    2012-01-19 平成24年農林水産委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成24年農林水産委員会 本文 2012-01-19 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 39 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑山下委員選択 2 : ◯答弁農業販売戦略課長選択 3 : ◯質疑山下委員選択 4 : ◯答弁農業販売戦略課長選択 5 : ◯要望質疑山下委員選択 6 : ◯答弁森林保全課長選択 7 : ◯質疑山下委員選択 8 : ◯答弁森林保全課長選択 9 : ◯要望山下委員選択 10 : ◯質疑高木委員選択 11 : ◯答弁森林保全課長選択 12 : ◯要望質疑高木委員選択 13 : ◯答弁林業課長選択 14 : ◯質疑高木委員選択 15 : ◯答弁林業課長選択 16 : ◯質疑高木委員選択 17 : ◯答弁林業課長選択 18 : ◯要望高木委員選択 19 : ◯質疑小林委員選択 20 : ◯答弁森林保全課長選択 21 : ◯要望質疑小林委員選択 22 : ◯答弁林業課長選択 23 : ◯意見・質疑小林委員選択 24 : ◯答弁(農林水産総務課長) 選択 25 : ◯質疑小林委員選択 26 : ◯答弁(農林水産局長) 選択 27 : ◯要望小林委員選択 28 : ◯質疑(犬童委員) 選択 29 : ◯答弁林業課長選択 30 : ◯質疑(犬童委員) 選択 31 : ◯答弁林業課長選択 32 : ◯要望質疑(犬童委員) 選択 33 : ◯答弁(園芸産地推進課長) 選択 34 : ◯質疑(犬童委員) 選択 35 : ◯答弁(園芸産地推進課長) 選択 36 : ◯質疑(犬童委員) 選択 37 : ◯答弁(園芸産地推進課長) 選択 38 : ◯意見・要望(犬童委員) 選択 39 : ◯答弁(農林水産局長) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (1) 開会  午前10時32分  (2) 記録署名委員の指名        犬 童 英 徳        山 崎 正 博  (3) 当局説明   1) 農業販売戦略課長が報告事項(1)について、別紙資料1により説明した。   2) 林業課長が報告事項(2)について、別紙資料2により説明した。  (4) 質疑・応答 ◯質疑山下委員) 地産地消促進計画についてお聞きしたいと思います。  今の御説明の中で、パブリックコメントを受けて学校給食関係者と生産者の連携強化について追加で掲載されたということで、7ページと19ページに書いてありますけれども、これについて、もう少し具体的に御説明をいただければと思います。 2: ◯答弁農業販売戦略課長) 計画の中に記載している学校給食関係における地産地消の推進でございますけれども、現時点では関係分野との連携した取り組みとして、具体的には県内農林水産物などの学校給食、県の公の施設への活用、あるいは県内農林水産物の摂取と合わせた食生活の改善指導などをやっていただいております。 3: ◯質疑山下委員) 今お答えになったことを少し詳しくお聞きしたいのです。例えば、学校給食は小中学校ですから、市町で学校給食会がつくられています。そこが業者と契約して、品物を納入してもらうという仕組みになっていると思いますが、これは民間ですけれども、農林水産委員会の県内調査で、カットネギを販売する業者の方がネギを育てておられる農家の方と、この畑は全部買いますという契約をされているということをお聞きしました。その地域の農家との契約になるのか、農協との契約になるのかは別にして、学校給食会がそういう形で進めていくなどといった具体的な中身をお持ちかどうか、お聞きしたかったのです。 4: ◯答弁農業販売戦略課長) 失礼いたしました。学校給食の取り組みにつきましては、市町の教育委員会単位で協議する組織があると承知しております。  学校給食に食材を提供する一般的な仕組みとして、財団法人広島県学校給食会を通じて、パン、米飯、あるいは缶詰などの加工食品を給食センターや調理場のある学校のほうへ供給している以外に、青果物につきましては、県内の業的なもの、時期的なもの、価格あるいは配送の関係もございまして、全県的な一括での取り組みにはなっておらず、各市町単位あるいは学校単位で、今お話のございましたような一定の契約栽培、契約的な取引を進めておられると聞いております。  十分に安定的に供給できる青果物などにつきましては、エリアに限界はあると思いますけれども、各市町あるいは学校単位でといったことを教育委員会と連携しながら研究してまいりたいと思っております。現状としては、青果物など鮮度を重視するものについては、一定の対象エリアが限定されて動いていると承知しております。 5: ◯要望質疑山下委員) 私も詳しく知っているわけではないのですけれども、例えば福山市の場合は、市の学校給食会で献立に基づいて、それぞれの青果物や精肉なども含め、品目ごとの単価を決めて、その単価に基づいて、入札で落札した業者が学校や保育所などへ届けるという仕組みになっています。その業者の方が品物を仕入れて届けるわけですから、その品物が広島県でつくられたものか、あるいは九州から来たものかということについては業者任せです。学校給食会ですから県が直接運用する事業ではありませんけれども、この計画にうたっていることを実行していこうとすれば、学校給食会で、今申し上げましたように、仕入れの段階から、直接生産者と契約するというようなシステムにしないと、幾ら数値目標を掲げても絵にかいたもちに終わると思うのです。今申し上げたようなことを少し研究していただいて、提言なさったらどうかと思いますので、そのことをお願いしておきたいと思います。  それから、もう1点は、きょうの資料にはありませんけれども、先日、新聞で農林振興センターのことが報道されていました。私も、新聞の報道ですから、これを100%うのみにするつもりはありませんけれども、この報道によれば、2年先から分収林の契約満了が始まるということでした。ということは、2年先までに契約満了になるところを伐採しなくてはならないという問題が出てきます。それぞれ植林し、契約した年月が違いますから、何十年かの幅になるとは思いますけれども、大ざっぱで結構ですが、既にこのセンターが植林した木材が、それぞれ契約満了した時点で、総トータルして何立米ぐらい手に入るか、そして、それが現在の市場価格でおよそどれぐらいの収入になって、県に入ってくる収益がどの程度あるのかという試算が、もしできていらっしゃるようでしたら、教えていただきたいと思います。 6: ◯答弁森林保全課長) 今、御質問がございました、木材の材積については、今後どういった切り方をするかといったことで違ってきます。現状での材積について今、手元に数字を持っておりませんのでわかりません。価格もその都度、流動しておりますので、大変申しわけないのですけれども、今時点での材価についても御説明することができません。 7: ◯質疑山下委員) いずれにしても、県から多額のお金が注がれている事業でございますし、森林の保全ということから考えると、赤字になったから即これをやめろということにもならないと考えます。このセンターという形が残るかどうかは別にして、分収林のような形で山の保全をしていくということについて、これから先の見通しですが、どういう場所で、いつごろまでをめどにして議論を進めていかれるのか、基本的な考え方をお聞かせいただきたい。
    8: ◯答弁森林保全課長) 農林振興センターの分収造林事業につきましては、平成22年9月に県で行いました事業仕分け、それから10月に議会のほうで行っていただきました事業成果の検証を受けて、それまでにも実施していた現地調査のスピードをアップさせ、平成22年度末には約1万4,800ヘクタールのすべての事業地につきまして現地調査を終了したところでございます。この現地調査を踏まえて、現在、精度の高い森林資産の評価や事業地ごとの長期収支見込みを作成するとともに、それらを分析した上で、経営改善対策につきましても検討しているところでございます。  具体的に、いつまでにお示しするということが言えませんが、もう既に調査が終わって10カ月もたっておりますので、できるだけ早い段階で、議会や県民の皆様にお示しして、具体的な検討を行ってまいりたいと考えております。 9: ◯要望山下委員) 時期は明定できないということでございましたけれども、資料等については、その都度委員会にも提示していただきたい。先ほど申し上げましたように、コストということだけでは済まない事業だと思いますので、基本的な考え方を早急にまとめて提示していただきたいということをお願いして終わります。 10: ◯質疑高木委員) それぞれの山主の方に分収割合を6対4から7対3に変更してくださいということをお願いしてこられたのですが、現在の状況はいかがでしょうか。 11: ◯答弁森林保全課長) 12月末段階で賛同していただいた方が全体の約68%を超える数値になっている状況でございます。 12: ◯要望質疑高木委員) 経営状況が非常に厳しいというのはだれでもわかる話でありますし、7対3にされるということもやむを得ないと私は思います。ただ、全部がそうならないと非常に不公平になりますので、これからの事業を推進するためにも、これが100%になるように最大限の努力をしていただきたいと思います。これは要望しておきます。  旧緑資源幹線林道事業についてお尋ねしたいと思います。やめられることについては、とやかく言うつもりはございませんが、その理由について、低コスト林業団地面積比率が2割とか1割と低いと書いてあります。これでは、多分最初の事業採択が無理だったと思うのですが、緑資源機構が事業を採択したときに、どういう理由で林道として採択して事業に進まれたのか、もう一度教えていただきたい。 13: ◯答弁林業課長) もともとこの緑資源機構、旧森林開発公団ですけれども、これを採択するときは、基本的には森林面積とか木材の蓄積といったもろもろの条件をもとに採択してきました。今回のこの2区間につきましては、国有林が大半を占めておりまして、もともと緑資源機構のほうでは、国有林であろうが民有林であろうが別に問題なく、森林資源が豊富にあれば、それで林業を振興していこうということでございましたが、我々県の立場でこれをやるかやらないかということになりますと、チャレンジプランの中で委員の皆様方にも何回も説明したとおりなのですが、一番はやはり民有林を対象に低コスト林業団地でしっかり木材を出していきたいといった方向でやりたいと思ったところ、ここは国有林が大半を占めており、民有林部分が2割とか1割ということでしたので、やはりチャレンジプランを実行するためには断念せざるを得ないという判断に至りました。 14: ◯質疑高木委員) 国と県では立場が違うということで、その判断については了としますが、もう一つ、この林道には生活道路という一面もあったのではないかと推測いたします。なかったのならそれでいいと思いますが、もしあったとすれば、それに対する代替措置がきちんとなされるのか、お尋ねします。 15: ◯答弁林業課長) 確かに路線につきましては、当初そういった目的もあったと思います。例えば庄原-三和区間の路線などにつきましては、かなり県道が整備されてきております。そういった意味では、かなり林道の役割は低下してきつつあります。そうはいいましても、改良を必要とする県道等につきましては、今後、土木局などとも協議しながら、地域の人たちに生活の不便を来さないよう努力してまいりたいと考えております。 16: ◯質疑高木委員) この決断をするに当たって、今のことは既に調整済みではないのですか。 17: ◯答弁林業課長) いろいろと予算的な問題もございますし、それにつきましては、今後検討させていただきたいと考えております。 18: ◯要望高木委員) 中山間地域は、過疎化や高齢化がどんどん進み、非常に厳しい状況にあります。一つの産業として、林業もかつては大きなウエートを占めていたわけでありますが、これだけ材価が下がって、林業に対する期待もだんだんと下がっているという状況もよくわかっております。  そういう中で、先ほど言いました民生部分については、ぜひとも土木などときちんと協議していただいて、地元の方に迷惑がかからないような方法で事業終結していただくようにお願いして終わります。 19: ◯質疑小林委員) 今の関連質問も含めて3点お尋ねします。  まず、農林振興センターの件についてお伺いしたいと思います。12月定例会中の委員会で私がかなりきついことも言いましたが、マスコミに県の状態がどうなのかということを書かれたことが一端となって、浮き彫りになってきたということであろうと思いますが、大変な問題であるということには変わりないわけです。それによって、今からの状態が変わっていくということでもないと思っております。  農林振興センターの問題について、ちゃんと方向性を出していくのかどうか、その点について、もう一回お聞きしたいと思います。 20: ◯答弁森林保全課長) 先ほども申しましたが、今、非常に多額の貸付金があるという状況でございますし、木材価格が非常に厳しい状況にあるということもつかんでおります。先ほど申しましたように、できるだけ早い段階で、収支見込み、経営改善対策案を一緒にお示し、さまざまな県でも行っておりますが、いろいろな角度から農林振興センターが今後どのようにあるべきかといった議論をしなければならないと考えております。 21: ◯要望質疑小林委員) 県民の皆さんは、新聞を見てようやく一部わかったという状況だと思うのですが、我々はもう七、八年前から深刻に考えていました。分収割合も7対3を採用して68%ぐらい賛同を得られたということでありますが、マスコミにたたかれて表に出てくると、県は何をしているのだ、議員は何をしているのだという話になります。そこはスピード感を持って、マスコミにたたかれることなく結論を出していかないといけないのではないでしょうか。この前も言ったとおりでありますが、やはり、どういう仕組みの中で今からやっていくのかを早く示して進めていくことが必要だと思いますので、本気になって対応していただくようお願いしたいと思います。  それと、旧緑資源幹線林道事業の件でありますが、県が林野庁から受けてという形で1路線については継承しましょう、あと2路線については継承できないという結論を出されたわけであります。そういったことにかかわられた以上、当然、関係市町のコンセンサスを受けておられると思いますけれども、関係市町の首長さんや担当者の方から出た御意見について、何かあればお聞かせ願いたいと思います。 22: ◯答弁林業課長) 委員御指摘のとおり、各市町の首長さんにお会いして、今回の状況について御説明させていただきました。ほぼ、皆さんやむを得ないという判断ではございますが、やはり林業振興という観点から見て、この林道をやめたからといって林業が衰退することのないように、今後も林業振興に協力してほしいというお話がございました。我々としても、決してこの林道を否定するものではございませんし、やはり森林整備にはどうしても林道が必要だと考えております。  そういった観点から、例えば昨年の12月議会で承認いただきました基金事業、そういったものの中から、林業専用道、作業道、路網の整備を今後とも積極的に推進してまいりたいと考えております。 23: ◯意見・質疑小林委員) 最初に採択されたときにはすばらしい理念と思いがあったと思っています。事業をなくすときには、非常に陳腐な理由でやめていく、そんな問題ではなかろうと私は思います。骨格となるスーパー林道として西まで続けるのだと言っていたのが、途中で切れるわけです。今の細見谷のところは切れるわけです。課長がおっしゃるように、いろいろな事業において対応できる、国有林が主で低コスト林業団地の比率が低いというのは、こじつけの理由でしかないわけです。吉和で決起大会を行ったときには、鳥取県の代表が来て、境港の地震のときには県道、国道がずたずたになったけれども、スーパー林道があったおかげでバイパスの役割をし、生活に支障がなかったという話をされました。スーパー林道の多面的な存在意義を訴えたような大会で、どうしてもやってくれということであったわけで、首長さんが、今の経済情勢、社会情勢では仕方ないという意見になったことはわかりますが、そこにはまだ魂が残っているのだということを忘れずに、課長が言われるようにこれからもいろいろな手練手管を用い、そこの林業振興をやっていただきたいと意見を申し上げたいと思います。  最後の質問は、平成23年度から地域一括交付金制度が始まったわけでありますけれども、年度当初にも言いましたが、平成23年度において土木の分野は100%ぐらいの状態で認証されましたが、県の農林関係については、認証額が相当減額されたということであります。1年間を通して見て、具体に大変だったとかいろいろあったと思いますけれども、平成23年度を振り返ってみてどうであったか、お聞かせください。 24: ◯答弁(農林水産総務課長) 農業・農村関係の交付事業の年度当初の認証額につきましては、特に地域自主戦略交付金が大分減ったということで、庁内で一定のルールのもとで整理されたと思うのですけれども、結果として我々農林サイドにおいては大きな認証減が生じております。  これについては、当初、非常に大きな課題として認識いたしまして、そのようになった結果についても、局として決して満足ができる状態ではないという思いの中で、その要因や分析等を進めてきております。あわせまして、平成24年度当初予算編成時においては、財政当局とも点検して、検討しながら所要額の確保について進めてきたところでございます。国に対して配分の考え方についての要望等も行ってきているところでございます。この交付金につきましては、地域の裁量が一定程度拡大するという評価もしておりますけれども、その一方で、制度運用については事業の制約であるとか、規模においてまだまだ一定の制約があるという状況でございます。そのほか、制度の進捗状況や財政確保の取り組みなど、本当に地域の実態などを踏まえて、さらなる地域の自由裁量の拡大が必要であろうと考えておりまして、国に対しても継続した見直しが必要ということで要望してきたところでございます。  そういった取り組みも踏まえて、今、平成24年度当初予算編成に取り組んでおりますけれども、また改めまして追加政調等で予算編成の考え方等も御説明させていただきたいと考えております。 25: ◯質疑小林委員) 土木と農林というのは、ちょっと性格が違う事業展開であると思っています。県、国が市町と一緒になって事業をやっているような状態で、市町の影響もかなりあったように聞いておりますし、当然それを避けるべく財源措置されて、最後には90%まで達成されたと聞いていますが、要するに財源をどうするのかが大変な状況である中で、平成24年度については、一括交付金が都道府県に加え政令指定都市に広がるということになれば、また認証額が減るという危ぶまれる状況も出てくるのではないか、まして東日本大震災の復興財源のこともありますし、いろいろなことを考えたときに、その辺の確保は大変な状況なのではないかと思っております。ぜひとも、平成24年度は当初予算において認証額を100%確保できるような状態にし、本県の農林業についてしっかりとやっていけるように頑張っていただきたいと思います。農林水産局長、その点について決意をお聞かせ願いたいと思います。 26: ◯答弁(農林水産局長) 今年度の認証減につきましては、私どもも当初、ある意味、驚きでございまして、これについての対応を関係課が一致して取り組んでまいりました。先ほど課長が御説明申し上げましたように、来年度に向けて、それをどのように形づくっていくのか、ようやく整理がつきましたので、追加政調の中で、御報告できるのではないかと思っております。  財政状況は厳しゅうございますけれども、公共事業の果たす役割というのは非常に大きなものがあると私どもも思っております。事業そのものもそうでございますし、県経済に与える影響にも大きなものがあると思っておりますので、それぞれ農林水産局の役割をしっかりと果たせるように努めてまいりたいと思います。 27: ◯要望小林委員) ありがとうございます。すべて厳しい状況でありますけれども、我々も一緒懸命頑張っていかなくてはいけないというのは確かな話です。局長を中心にして、執行部の皆さんに平成24年度に向かってやはり力強い気持ちを持って頑張っていただきたいということを強く要望して終わります。 28: ◯質疑(犬童委員) 旧緑資源幹線林道のことが議論になっていますが、吉和と安芸太田の区間の事業は平成2年からやってきて、26億1,500万円の残事業がまだ残っているということですが、続けてやらない、助成しないということになっているわけです。これまでの投資額もありますが、一番問題なのは、この後始末をどうするかということです。これまで自然を切り開いてきて、いろいろな問題もあったりしたのですが、その後始末をきちんとしていかないといけないのではないかと思います。そこら辺については具体的にどのように考えていらっしゃるのですか。 29: ◯答弁林業課長) これまで説明させていただいたとおり、緑資源機構が解散しまして、事務的には独立行政法人森林総合研究所が残務整理を行っております。今回、県がはっきりと承継しないという決断をいたしましたので、これまでの賦課金、あるいは今後の調整などは総合研究所のほうが行うということになると思います。ただ、県としても、こういった決断をした以上、森林総合研究所と協力して、各市町との調整を行いたいと考えております。 30: ◯質疑(犬童委員) 基本的にはそういうことですが、最終的には、やはり県が一番身近なところにいて進めてきたという関係からすると、中止するとすれば、先ほども話がありましたように、地域の皆さんといろいろなこともありましたので、自然をいかにもとに戻していくかということが大切です。今までつくった分を壊してもとに戻すということにはならないかもしれませんけれども、やはり自然を守る地域の人たちからすると、途中でやめて、今までの壊された自然を県が中心になってどのように復元するのか、これ以上の破壊につながらないように対策するのかというようなことが大きな問題だと思っております。そこら辺はどうなのですか。 31: ◯答弁林業課長) 基本的には、安芸太田町部分は、現在、恐羅漢スキー場のところまで林道がついております。吉和部分につきましては、100メートルほど整備しており、この区間は、現在、細見谷林道という国有林を通っている部分、いわゆる渓畔林という部分なのですが、ここは広島森林管理署が管理しておりまして、道路としては一応通行できますが、舗装などは全く行っておらず、大雨が出たりしたときには補修するという状況になっておりますので、今後そこをどうしていくかということにつきましては、恐らく県にも協議があると思いますが、森林管理署のほうで今後の進め方について検討されると考えております。 32: ◯要望質疑(犬童委員) この細見谷林道の問題というのは、昔からいろいろな話や署名運動等があったりしてお聞きしてきたのですが、中止したけれども、ぜひそういった地域住民の運動体とも協議して、やはり少なくとも自然の復元なりについては一定の歯どめをするというか、対応していただきたいと要望しておきたいと思います。  それから、地産地消の問題ですけれども、地消のほうは県民が280万人いるので、一定の流通ルートを確立していけば、生産地から県民の台所までの流通というのは取り組みもしやすいのではないかと思います。皆さんのほうでもいろいろなことで支援されているわけですが、問題は、消費するだけで生産がないということです。県内の生産額が消費に見合っていないという実態はもう何回も指摘されていることでありますが、ここをどうするかということを考えません。地消、地消と言っても県内産の品物がないではないか、ほとんど外から持ってきているではないかということです。ホウレンソウだって何だって、各県で分担し合うということもあるわけですから、100%を県内でつくることはないと思うのです。しかし、今の県内の生産額は、消費地が大きい割にはまだ小さいと私は見ているのです。それについて、どういうふうに考え、実態はどうなのですか。何%ぐらいは県内で確保できている、あとは外から持ってきている、海外から持ってきているという数字を出していますか。 33: ◯答弁(園芸産地推進課長) 園芸産地推進課で把握しております野菜の県内シェアについては、チャレンジプランの中にも記載しております。これは7大市場の入荷量からの推計値でございますけれども、平成20年の段階で県内シェアの入荷量が約12%で、最近これがやや低下ぎみというような実態でございます。 34: ◯質疑(犬童委員) これは一つの推計ですが、要するに県内では12%しか加工されていないという意味でいいですね。そうすると、いかに県内の地産の力というのが小さいかということが、もうはっきりしているわけです。広島菜にしても、県内産の広島菜がどれだけあるかといったら、県内で漬けている広島菜の原材料を外から持ってきているという状況です。  そうすると、広島県地産地消促進計画を見てみましても、地産をどう大きくしていくかということについて、今までの主張をただ書いてはあるのですが、具体的に何を目標にしてどうするのかということまで書いていない。これは一つの促進計画ですから、チャレンジプランも含めて、まだこれから具体的な実施計画、取り組み計画というのを検討されると思うのですが、そこら辺はどういうふうに考えていらっしゃるのですか。 35: ◯答弁(園芸産地推進課長) チャレンジプランの中で、野菜の生産目標は平成32年で約300億円としています。今180億円余りですから2倍弱ぐらいにはなりますけれども、それだけふやすという計画を持っているところです。  今、具体的にチャレンジプランに基づくといいますか、各地域から地域プロジェクトというような形で、野菜を含めた生産の計画が上がっておりまして、それらと連動して進めてまいりたいと思っておりますけれども、県の中でも、特に安芸高田市のクリーンカルチャーグループでありますとか、水菜のグループといった、生産が伸びているような事例がありますし、集落法人の中でもいわゆる担い手タイプと言われるところについては、キャベツの生産もかなりふえているところです。そういったモデル性のあるところを参考にして、我々としても地域の地域プロジェクトと連携し、目標の300億円を達成できるよう支援していきたいと考えております。 36: ◯質疑(犬童委員) そうしますと、チャレンジプランも基本にあるわけですけれども、促進計画に基づいて、今後、具体的に品種別にといいますか、作物別に目標値を定めて、指定する地域を中心に広げていくとか、農協との協力関係もきちんとして、あるいはそういう農業法人なども含めて、ここを現在の3割増しにするとか3倍にするとかというところまできちんと練り上げないと、日にちは過ぎても全く変わっていないということになるので、そこら辺の計画を具体的につくって、我々のほうに示してもらうということになるのですか。 37: ◯答弁(園芸産地推進課長) 委員がおっしゃるように、今のチャレンジプランでは数値目標は示しておりますけれども、地域ごとのプランというのは示しておりません。先ほど言いましたように、現在、各地域から地域プロジェクトという形で出ておりますし、野菜全体としての振興計画というのは別にもあるのですけれども、我々としても目標値につなげるために、例えば地域ごとにどういう生産計画を持ち、なおかつどういう人たちがそれを担っていくのかという部分を、具体的なロードマップとして今年度中に作成しようということで協議を進めています。それをもとに進めていきたいと考えております。 38: ◯意見・要望(犬童委員) 農業関係だけでなく、漁業もかんきつ類もそうですけれども、具体的な地域指定や目標値、そして問題なのは人材の確保ということです。ロボットがつくるわけではないのですから、人材の確保がなかったらつくれないわけです。したがって、人材確保をどうしていったらいいのか、地域のリーダーをどうやって確保していったらいいのかということをセットにして、ぜひ考えていただきたい。難しいことですけれども、それがなかったらなかなか進まないのではないかと私は思います。  私は、よくあちこちに行くのですけれども、湖畔の里福富だとか、あるいはJA芸南の安芸津町のふれあい市場などは、体制的にもJAとくっついていることもあるのですけれども、品物を搬入する人、消費するお客さんが一つのセットになって非常に進んでいます。三次きん菜館などもそうなのです。5ページに現在の県内直売施設調査結果というのが出ていますけれども、こういうところも核にしながら、そして先ほど言った地域指定も組み合わせながら、少し背伸びもしないといけないと思うのです。そういう実施計画をきちんとつくっていただきますようにお願いしたいと思います。 39: ◯答弁(農林水産局長) 一言申し述べさせていただきます。  本日、旧緑資源幹線林道事業について御報告させていただきました。先ほど委員の皆様方から御質問をいただきましたけれども、今回2路線について承継しないという決定をいたしました。地元からは、この事業の承継について強い要望がございましたけれども、今回承継しないということを決定いたしました。私どもも大変残念な思いでございます。地元の首長さんにはやむを得ないというふうに御理解いただきましたけれども、先ほど来、課長が答弁申し上げておりますように、この地域の林業振興は引き続き重要であると私は認識をしております。今回一つの結論を出しましたので、旧緑資源幹線林道を整備しないということを前提に、この地域の林業振興をどう図っていくのかということを改めて議論ができる環境になったと私は思っております。地元の要望をしっかりと受けとめながら、県としてできる努力をしてまいりたいと思っております。  それからもう1点、公社造林についてでございます。これも改めておわびを申し上げます。本会議あるいはこの委員会で、たび重なる御指摘をいただきながら、いまだ御報告ができておりません。局での議論、そして庁内での議論を今重ねているところでございます。できるだけ速やかに御報告できるように努力してまいります。よろしくお願いいたします。  (5) 閉会  午前11時26分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...