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  1. 広島県議会 2011-12-05
    平成23年12月定例会(第5日) 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成23年12月定例会(第5日) 本文 2011-12-19 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 29 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(林 正夫君) 選択 2 : ◯議長(林 正夫君) 選択 3 : ◯議長(林 正夫君) 選択 4 : ◯農林水産委員長安木和男君) 選択 5 : ◯議長(林 正夫君) 選択 6 : ◯建設委員長吉井清介君) 選択 7 : ◯議長(林 正夫君) 選択 8 : ◯文教委員長下原康充君) 選択 9 : ◯議長(林 正夫君) 選択 10 : ◯警察商工労働委員長岩下智伸君) 選択 11 : ◯議長(林 正夫君) 選択 12 : ◯総務委員長(下森宏昭君) 選択 13 : ◯議長(林 正夫君) 選択 14 : ◯生活福祉保健委員長山下智之君) 選択 15 : ◯議長(林 正夫君) 選択 16 : ◯議長(林 正夫君) 選択 17 : ◯議長(林 正夫君) 選択 18 : ◯議長(林 正夫君) 選択 19 : ◯議長(林 正夫君) 選択 20 : ◯決算特別委員長松岡宏道君) 選択 21 : ◯議長(林 正夫君) 選択 22 : ◯議長(林 正夫君) 選択 23 : ◯議長(林 正夫君) 選択 24 : ◯議長(林 正夫君) 選択 25 : ◯議長(林 正夫君) 選択 26 : ◯議長(林 正夫君) 選択 27 : ◯議長(林 正夫君) 選択 28 : ◯議長(林 正夫君) 選択 29 : ◯議長(林 正夫君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:         午前十時三十分開議 ◯議長(林 正夫君) 出席議員六十三名であります。これより会議を開きます。         自第  一 県第七九号議案         至第三十二 県第一一一号議案          第三十三 請      願 2: ◯議長(林 正夫君) これより日程に入ります。日程第一、県第七九号議案 平成二十三年度広島県一般会計補正予算から日程第三十二、県第一一一号議案 市町立学校職員の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例等の一部を改正する条例案までの各案並びに日程第三十三、請願を一括上程議題といたします。         常任委員長報告 3: ◯議長(林 正夫君) ただいま上程の各案並びに請願については、各常任委員会に審査を付託しておりますので、この際、各常任委員長から審査の経過並びに結果について報告を求めます。  それでは、まず農林水産委員会の報告を求めます。農林水産委員長安木和男君。         【農林水産委員長安木和男君登壇】 4: ◯農林水産委員長安木和男君) おはようございます。農林水産委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、条例案一件、その他の議決案件一件の合計三件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、東日本大震災の被災地における農地、農業用施設の災害復旧業務の支援に係る農業土木技術者の派遣に当たっては、寒さなど気候条件の厳しさが予想されるため、被災地状況の情報収集を行い、派遣職員の健康面への配慮や十分な装備を行った上で復旧支援を行う必要があること。  第二に、森林整備加速化・林業再生基金事業の継続については、二〇二〇広島県農林水産業チャレンジプランの森林整備の目標達成に向けた取り組みとして重要であり、基金を活用した事例や事業成果について積極的な情報提供を行うなど、森林所有者に限らず広く県民の理解を求める必要があること。  第三に、広島県地産地消促進計画の策定に当たっては、県内消費の拡大に取り組むことが重要であるため、地産地消推進の取り組みに寄与する直売施設の活用を計画に反映させること、あわせてTPP参加問題への対応等も踏まえ、関係団体との協議を十分に行う必要があること。  このほか、東日本大震災被災地のカキ養殖業支援の継続、ひろしまの森づくり事業の県民への周知徹底、広島県緑化センター施設の安全確保の徹底、分収造林事業の経営改善に向けた方向性の提示などについて問いただされたところであります。  以上、審査の概要を申し述べ、農林水産委員会の報告といたします。(拍手) 5: ◯議長(林 正夫君) 次は建設委員会の報告を求めます。建設委員長吉井清介君。
            【建設委員長吉井清介君登壇】 6: ◯建設委員長吉井清介君) 建設委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算三件、条例案二件、その他の議決案件二件の合計七件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、県営住宅の入居要件については、公営住宅法の改正で同居親族要件が廃止される中、本県では、法改正前に単身入居が認められていた高齢者等への配慮を引き続き行うため、従前と同様の入居要件としているが、現在、少子化も大きな社会問題となっている状況を踏まえ、子育て世帯等への対策も推進していく必要があること。  第二に、公共事業費については、長きにわたる財政健全化に向けた取り組みにより、これ以上の削減は困難な状況であることを踏まえ、今後は新たな経済成長や豊かな地域づくりを支え、県民の安心な暮らしづくりに資する社会インフラの整備を進めるため、必要な事業費の確保に努められたいこと。  第三に、広島県みなと振興プランの実施に当たっては、港湾施設の整備に加え、接続道路を整備するなど、効率的な輸送体系を構築するとともに、アジア経済の成長を取り込むため、海外企業に向けたポートセールスを積極的に行い、県内産業の活性化に努められたいこと。  このほか、水ビジネス事業への取り組みの考え方、空港アクセス改善に資する新幹線新駅の設置、空港リムジンバスの効率的なルート設定、竹原工業・流通団地におけるメガソーラー設置に向けた協議状況などについて問いただされたところであります。  以上、審査の概要を申し述べ、建設委員会の報告といたします。(拍手) 7: ◯議長(林 正夫君) 次は文教委員会の報告を求めます。文教委員長下原康充君。         【文教委員長下原康充君登壇】 8: ◯文教委員長下原康充君) 文教委員会における付託議案及び請願の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、条例案一件の合計二件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、市町立学校職員の給与については、他県や民間との均衡を図りつつ、適切な水準となるよう、その財源の確保に努めること。その際、現在、国において検討されている国家公務員の給与費の削減が行われた場合の地方への影響等について、その動向を注視する必要があること。  第二に、僻地学校及び準僻地学校については、へき地教育振興法の改正に伴う条例改正により、国の基準を参酌して教育委員会規則により指定されることとなるが、県内の各地域の実情に応じた指定となるよう努める必要があること。  第三に、中学校の新学習指導要領の来年度からの全面実施に当たり、教員に不安感を与えることのないよう、その趣旨等について、教職員に周知徹底を図る必要があること。  このほか、私立学校施設の早急な耐震化対策の実施、小中学校の教職員旅費予算の確保、各高等学校の実情に応じた卒業式の実施日の決定、栄養教諭の配置拡大による食育の推進などについて問いただされたところであります。  次に、請願の審査につきましては、お手元に配付されております「請願の審査結果表」のとおり決定いたしました。  以上、審査の概要を申し述べ、文教委員会の報告といたします。(拍手) 9: ◯議長(林 正夫君) 次は警察・商工労働委員会の報告を求めます。警察・商工労働委員長岩下智伸君。         【警察・商工労働委員長岩下智伸君登壇】 10: ◯警察商工労働委員長岩下智伸君) おはようございます。警察・商工労働委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、その他の議決案件二件の合計三件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、女性の就職ワンストップ支援事業については、国と県の一体的窓口の設置により、効率的な運営を行うとともに、就職を希望する女性や、働き手として女性を求めている企業のニーズにきめ細かく対応し、多くの女性の正規雇用につながるよう関係機関等と連携して強力に推進されたいこと。  第二に、小規模企業者等の設備導入に対する支援を目的とした設備貸与事業については、現在の利用状況等を踏まえ、中小企業等にとって利用しやすい制度として、整理、運用していく必要があること。  第三に、広島ブランドショップについては、飲食、物販だけではなく、情報発信拠点として重要な役割を担うものであることから、これまでの取り組みを検証するとともに、県内事業者や市町の期待にも沿うよう、早期オープンに向け、速やかに対応していく必要があること。  このほか、地域の特性を考慮した情報発信等による犯罪防止対策の展開、円高対策に係る国への働きかけなどについて問いただされたところであります。  以上、審査の概要を申し述べ、警察・商工労働委員会の報告といたします。(拍手) 11: ◯議長(林 正夫君) 次は総務委員会の報告を求めます。総務委員長下森宏昭君。         【総務委員長下森宏昭君登壇】 12: ◯総務委員長(下森宏昭君) 改めまして、皆さん、おはようございます。総務委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、条例案六件、その他の議決案件八件の合計十五件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、ひろしまの森づくり県民税の継続に当たっては、森林の有する公益的機能の維持・増進等を図るという目的を踏まえ、この税を財源とした事業をより効果的に実施されたいこと。  第二に、住民基本台帳ネットワークシステムの県独自利用に当たっては、個人情報の保護に十分配慮されたいこと。  第三に、税外債権の権利放棄については、効率的な債権管理を行う観点から、国と同様に、時効期限が到来した場合はすべて放棄することとされたが、効率化により生み出されたマンパワーを回収可能な債権の整理に集中し、徴収成果を上げられたいこと。  このほか、広島空港周辺地域の活性化、県の行政経営方針の職員への浸透策について問いただされたところであります。  以上、審査の概要を申し述べ、総務委員会の報告といたします。(拍手) 13: ◯議長(林 正夫君) 次は生活福祉保健委員会の報告を求めます。生活福祉保健委員長山下智之君。         【生活福祉保健委員長山下智之君登壇】 14: ◯生活福祉保健委員長山下智之君) 生活福祉保健委員会における付託議案及び請願の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、条例案八件、その他の議決案件五件の合計十四件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘されました事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、病院事業の職員定数増員は、医療機能と経営基盤の強化を図ろうとするものであるが、経営への影響や中山間地域を初め、県内全体の医療提供体制などにも十分配慮して進める必要があること。  また、広島県病院事業経営計画は、医療サービスの低下を招くことのないよう、医療安全対策に努めるとともに、地域の医療機関との密接な連携体制を構築し、計画を着実に実行する必要があること、あわせて経営責任を明確にするため、早期に病院の地方独立行政法人化を進める必要があること。  第二に、平成二十六年度に空きビルとなる広島県健康福祉センターの用途検討に当たっては、広く関係者の意見を聞きながら、地域福祉の拠点となるよう社会福祉会館と一体的に建物のあり方を検討する必要があること。  第三に、広島県生活環境の保全等に関する条例の一部改正に当たっては、温室効果ガスの排出抑制について、事業者の自主的な取り組みを促す仕組みを検討する必要があること。  このほか、福祉医療費公費負担事業の財源確保や、女性に配慮した防災対策などについて問いただされたところであります。  次に、請願の審査につきましては、お手元に配付されております「請願の審査結果表」のとおり決定いたしました。  以上、審査の概要を申し述べ、生活福祉保健委員会の報告といたします。(拍手) 15: ◯議長(林 正夫君) 以上をもちまして各常任委員長の報告は終わりました。  これより採決に入ります。この場合、ただいま上程中の公の施設の指定管理者の指定に係る議案中、県第一〇八号議案は、これを分離して先に採決いたします。本案は、常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 16: ◯議長(林 正夫君) 起立総員であります。よって、本案は常任委員長報告のとおり決しました。  次は、ただいま分離議決いたしました議案を除く各案並びに請願を一括して採決いたします。右各案並びに請願は、各常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 17: ◯議長(林 正夫君) 起立多数であります。よって、右各案並びに請願は、いずれも各常任委員長報告のとおり決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         第三十四 平成二十二年度広島県歳入歳出決算認定の件         第三十五 平成二十二年度広島県公営企業決算認定の件 18: ◯議長(林 正夫君) 次は、日程第三十四、平成二十二年度広島県歳入歳出決算認定の件及び日程第三十五、平成二十二年度広島県公営企業決算認定の件を一括上程議題といたします。         決算特別委員長報告 19: ◯議長(林 正夫君) 右決算認定の件は、本年九月定例会において決算特別委員会に審査を付託し、閉会中の継続審査といたしておりますので、この際、審査の経過並びに結果について決算特別委員会の報告を求めます。決算特別委員長松岡宏道君。         【決算特別委員長松岡宏道君登壇】 20: ◯決算特別委員長松岡宏道君) おはようございます。決算特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会は、去る九月定例会において設置され、平成二十二年度広島県歳入歳出決算及び広島県公営企業決算認定の件について審査の付託を受けました。以来、局別審査に加え、知事の出席を得て総括審査を行うなど、九回にわたり委員会を開催してまいりました。その間、当局から提出資料について詳細な説明を聴取するなど、慎重かつ厳正な審査が行われたところであります。  さて、平成二十二年度予算は、湯崎知事が就任後初めて編成された当初予算であり、新たな挑戦のための仕込みと基盤づくりのための予算であります。本県の十年後を見据えた新たな総合計画「ひろしま未来チャレンジビジョン」にあわせて、行政経営刷新計画及び中期財政健全化計画を策定し、新たな挑戦を実施していくための行財政面の基盤づくりに着手するとともに、豪雨災害被害への迅速な対応や、依然として厳しい経済情勢を踏まえて、切れ目のない補正予算を編成し、機動的な事業執行に取り組まれたところであります。  平成二十二年度決算の概要でありますが、まず、一般会計については、歳入決算額九千八百三十七億円余に対し、歳出決算額は九千七百十八億円余で、歳入歳出差引額は百十九億円余となりました。この額から翌年度への繰越財源を控除した実質収支額は四十五億円余の黒字となり、単年度収支額も二十六億円余の黒字となっております。また、プライマリーバランスに関しては、法人事業税等の収入額が当初見込み額を上回り、減収補てん債を発行しなかったことなどにより、二百六億円の黒字となっております。  次に、特別会計については、証紙等特別会計など十二会計で、歳入決算額二千七百五十四億円余に対し、歳出決算額は二千六百八十億円余で、歳入歳出差引額は七十四億円余となりました。この額から、翌年度への繰越財源を控除した実質収支額は七十二億円余の黒字となり、単年度収支額も十八億円余の黒字となっております。  次に、企業会計でありますが、まず、病院事業では、広島病院の患者数が増加したことなどから、三億円余の純利益が生じております。純利益が生じたのは平成元年度以来二十一年ぶりのことであり、前年度に約四億円の純損失が生じていたことと比べると、収支は七億円余改善し、この結果、未処理欠損金は二百八十六億円余となっております。  工業用水道事業では、当年度は純利益が三億円余となっており、この結果、二十億円余の未処分利益剰余金を計上しております。  土地造成事業では、新規の分譲がなかったことなどにより、当年度は五億円余の純損失となり、この結果、百七十五億円余の未処理欠損金を計上しております。  水道用水供給事業では、当年度は純利益が二十四億円余となり、この結果、四十億円余の未処分利益剰余金を計上しております。  本委員会としては、予算執行の適否や行政効果等について、今後の県政に反映できるよう慎重な審査を行いました。その結果、各会計いずれも、その執行はおおむね所期の目的を達成しているものと認められましたので、平成二十二年度広島県歳入歳出決算及び広島県公営企業決算認定の件については、全会一致でこれを認定すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程において各委員から指摘された事項のうち、その主なものを申し上げ、これに対する当局の適切かつ積極的な対応を強く要請するものであります。  第一に、市町への事務・権限の移譲については、市町の実情を十二分に踏まえた上で、専門的な分野における技術面での支援や適切な財政措置により、円滑な事務処理ができるよう支援を行う必要があること。  第二に、国の経済対策を活用して造成された各種基金を財源とした事業については、必要に応じて実施すべきであるが、本年度で事業期間が終了する基金のうち、継続すべきものは国に対して事業期間の延長や制度見直しなどを要請し、積極的にこれを活用されたいこと。  第三に、地域社会の発展に寄与する実践力ある人材を輩出する拠点となるよう、本県の人づくり施策に県立大学を明確に位置づけ、その活動を支援していく必要があること。  第四に、毎年ふえ続ける児童虐待の相談や事案に対応するため、こども家庭センターにおけるマンパワーの充実強化を図るとともに、里親制度の普及に向けてスピード感を持って取り組む必要があること。  第五に、本県においては、災害時において高齢者や障害者など特別な配慮が必要な人を受け入れる福祉避難所が少なく、その設置場所も偏在していることから、福祉避難所の増設に向けて積極的に取り組む必要があること。  第六に、政策医療に取り組む県立病院に対する一般会計からの繰出金については、一定の必要性は認めるものの、現在、成果を上げつつある経営努力をさらに進めて、繰出金に頼らない経営体質への転換を目指す必要があること。  第七に、産業として自立できる農業を確立するため、生産から加工、販売までの取り組みを一体的に推進する県の組織体制の強化や、小規模農家を含めた地域単位で流通販売を行う法人等の設立など、高付加価値を生む農業の六次産業化を推進する必要があること。  第八に、東日本大震災に係るカキ養殖業支援については、全国的にカキの消費量が落ち込んでいる中で、カキ市場の規模縮小を防ぐため、本県の技術を生かした適切な支援に今後も取り組む必要があること。  第九に、広島熊野道路、尾道大橋、安芸灘大橋などの有料道路については、観光振興や地域住民の生活道路として利用されている実態を踏まえ、今後の料金設定について検討されたいこと。  第十に、土地造成事業については、分譲収益で造成に要した費用を回収できなくなっていることなどから、長期的に継続していくことが極めて困難であるため、今後の事業のあり方を早急に検討する必要があること。  第十一に、学力向上対策について、小学校では成果が上がっているものの、中学校においては課題が残されていることから、その対策に一層努めるとともに、高等学校においてもさらなる学力の向上を図るため、さまざまなアイデアを生かした取り組みが必要であること。  第十二に、県立図書館は、住民による地域課題解決の場としてその役割を果たすことができるよう、図書購入費等の予算や人員配置の拡大など、今後、さらなる改革を推進する必要があること。  第十三に、県内産業の活性化に向けて、円高対策を初め、県費預託融資制度の要件見直しや伝統的工芸品産業の支援など、過疎地域を含めた中小企業支援策のさらなる充実を図るとともに、立地助成制度の拡大、エネルギーの地産地消の促進など、新たな発想で企業誘致を展開していく必要があること。  第十四に、県民の安全・安心を守るためには、凶悪犯罪やひき逃げ事件等の悪質重要犯罪の徹底検挙が重要であることから、捜査体制を強化するとともに、捜査技能の伝承による優秀な捜査員の育成に取り組む必要があること。  このほか、県政課題の進捗状況及び県政運営の基本姿勢、県と広島市の連携方針、鞆地区地域振興住民協議会の状況、「瀬戸内 海の道構想」の推進、瀬戸内海の環境保全、介護人材の育成に向けた職業教育、がん対策の推進、消防組織のあり方、食料自給率の向上対策、農地集積のための法人設立の推進、過疎対策としての兼業農家の育成支援、鳥獣被害対策の推進、道路ネットワークの整備、地域維持型契約方式の導入、土木技術職員の技術力向上、抜本的な放置艇対策の実施、児童生徒の暴力行為への適切な対応、学校統廃合の際の地元や地域政策担当部局との慎重な調整、教職員の長距離・長時間通勤の解消、中学校及び県立高校の海外交流の促進、若年者雇用対策の推進と労働に生きがいを感じられる社会づくり、広島ブランドショップ設置に向けた県の責任ある取り組み、放置違法駐車対策の推進、暴力団排除対策の推進などが議論されたところであります。  これらのほか、本委員会において指摘された事項については、当局においては真摯に受けとめられ、来年度予算に反映されるなど、今後の事業の執行に当たって十分留意されるよう要請し、決算特別委員会の報告といたします。(拍手) 21: ◯議長(林 正夫君) 委員長の報告は終わりました。  直ちに一括して採決いたします。右決算認定の件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。
            【賛成者起立】 22: ◯議長(林 正夫君) 起立多数であります。よって、右決算認定の件は、いずれも委員長報告のとおり決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         意見書案(TPP協定交渉に関する意見書外二件) 23: ◯議長(林 正夫君) この場合、意見書案の提出がありますので、書記をして朗読いたさせます。         【書 記 朗 読】  発議第十五号        発   議   書  TPP協定交渉に関する意見書   右別紙意見書の通り発議する。    平成二十三年十二月十九日                              県議会議員  中   本   隆   志                                              外十一人  県議会議長 林   正 夫 殿              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  発議第十六号        発   議   書  鳥獣被害防止対策の充実を求める意見書   右別紙意見書の通り発議する。    平成二十三年十二月十九日                              県議会議員  中   本   隆   志                                              外十一人  県議会議長 林   正 夫 殿              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  発議第十七号        発   議   書  サイバー攻撃・情報保全対策に関する意見書   右別紙意見書の通り発議する。    平成二十三年十二月十九日                              県議会議員  中   本   隆   志                                              外十一人  県議会議長 林   正 夫 殿 24: ◯議長(林 正夫君) 別紙はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。  お諮りいたします。ただいま朗読の意見書案三件を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 25: ◯議長(林 正夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。  それでは、発議第十五号 TPP協定交渉に関する意見書から発議第十七号 サイバー攻撃・情報保全対策に関する意見書までの三件を一括上程議題といたします。  お諮りいたします。この際、提案理由の説明は省略するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 26: ◯議長(林 正夫君) 御異議なしと認めます。質疑の通告はありません。  お諮りいたします。右意見書案三件は、この際、委員会への審査の付託を省略するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 27: ◯議長(林 正夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。  直ちに一括して採決いたします。右意見書案三件は原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛成者起立】 28: ◯議長(林 正夫君) 起立総員であります。よって、右各案はいずれも原案のとおり可決いたしました。         【議長林 正夫君起立】 29: ◯議長(林 正夫君) 以上をもちまして、今次定例会に提出されました議案は、ここにすべて議了いたしました。  各位におかれましては、会期を通じ、格段の御精励を賜り、各案いずれも適切な結論を得られましたことは、県民福祉の向上と県勢伸展のため、まことに御同慶にたえません。  さて、年明けには、東日本大震災の本格的な復旧・復興の開始も見込まれ、景気の持ち直し傾向が続くことが期待される中で、歴史的な円高が続いており、本県経済にも少なからぬ影響を与えつつあります。  この三年間、国と連携して緊急経済・雇用対策に取り組んでまいりましたが、産業の空洞化に伴う地域経済への影響を初め、新規学卒者の就職難など、依然として厳しい経済・雇用情勢が続いております。県当局におかれましては、引き続き、機動的な円高対策などによる地域経済への下支えや活性化、実効性のある雇用の確保に全力を挙げて取り組まれるよう切望いたすところであります。  新春早々には、大河ドラマ「平清盛」の放映が始まりますが、平成九年以来、久々に本県が脚光を浴び、観光振興などへ明るい話題が提供されることを期待してまいりたいと存じます。  本年も残すところわずかとなりました。各位におかれましては、何とぞ一層御自愛の上、新たな年の御活躍を心から祈念いたす次第であります。  これをもちまして十二月定例会を閉会いたします。         午前十一時八分閉会 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...