【書 記 朗 読】
平成22年12月9日
広 島 県 議 会 議 長 殿
広 島 県 知 事
(財 政 課)
12月定例県議会の議案及び報告事項並びに
説明書について
平成22年12月定例県議会の議案及び報告事項並びに
説明書を別冊のとおり提出します。
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平成22年10月7日
広島県議
会議長 林 正 夫 殿
広島県人事委員会委員長 高升 五十雄
職員の給与等について
地方公務員法第8条及び第26条の規定に基づき,一般職の職員の給与について別紙1のとおり報告し,あわせて,
給与の改定について別紙2のとおり勧告するとともに,人事行政における当面の諸課題について別紙3のとおり報告
します。
この勧告に対し,その実現のために所要の措置を講じられるとともに,報告の中で触れた諸課題について,解決に
向けた取組を進められることを希望します。
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平成22年12月9日
各 議 員 殿
広島県議
会議長 林 正 夫
説明員の委任について
12
月定例会における
説明員として,
知事,教育委員会委員長及び公安委員会委員長等から別紙の者を委任した旨
の通知があったので,お知らせする。
5:
◯議長(林
正夫君) 別紙別冊はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。
ただいま報告いたしました議案中、県第一一八号議案、県第一一九号議案、県第一二一号議案及び県第一二二号議案の四件は、いずれも職員に関する条例でありますので、
地方公務員法の規定に基づき、人事委員会の意見を求めておりますので、御了知願います。
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第一 会期決定の件
6:
◯議長(林
正夫君) これより日程に入ります。日程第一、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。十二
月定例会の会期は、本日から十二月二十一日までの十三日間といたしたいと思いますが、さよう決するに御
異議ありませんか。
【「
異議なし」と言う者あり】
7:
◯議長(林
正夫君) 御
異議なしと認めます。よって、会期は十三日間と決しました。
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第二
会議録署名者決定の件
8:
◯議長(林
正夫君) 次は日程第二、
会議録署名者決定の件を議題といたします。
本件は、
会議規則第九十九条の規定により、議長から指名いたします。
山 下 智 之 君
栗 原 俊 二 君
川 上 征 矢 君
犬 童 英 徳 君
以上四人の諸君にお願いいたします。
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自第 三 県第八一号議案
至第四十九 報第二三号
9:
◯議長(林
正夫君) 次は日程第三、県第八一号議案 平成二十二年度広島県一般会計
補正予算から日程第四十九、報第二三号 損害賠償額の決定についてまでの各案を一括上程議題といたします。
この場合、
知事から
提案理由の
説明を求めます。
知事湯崎英彦君。
【
知事湯崎英彦君登壇】
10:
◯知事(
湯崎英彦君) 十二月定例県議会の開会に当たり、ただいま提出いたしました議案の
説明に先立ちまして、当面する県政の課題などについて御報告申し上げます。
まず、高病原性鳥インフルエンザへの対応についてでございます。
先月二十九日の島根県安来市における発生を受け、
本県では、関係農家への緊急調査を実施し、異常がないことを確認するとともに、家畜伝染病予防法に基づく消毒命令と、消毒薬の無償配布を行い、感染防止の徹底を図っているところでございます。
引き続き、国や市町、関係団体等との情報共有を図るなど、
防疫対策に万全を期してまいります。
次に、豪雨災害
対策についてでございます。
本年七月に発生した局地的な豪雨により大規模な被害を受けた庄原市篠堂地区の方々全員が、住みなれた土地を離れ、地区外に転出されるという決断をされました。県といたしましては、被災された方々の御意向を最大限尊重することとし、国や庄原市と協力して、
地域の安全を確保するための効果的な
対策を年内に提示することとしております。
今後も、被災した方々の生活再建が早期に図られるよう全力で支援するとともに、災害に強い県土づくりの推進に努めてまいります。
次に、国の来年度予算の編成についてでございます。
国におきましては、
地域主権改革を最重要課題の一つに位置づけ、一括交付金制度の創設や国の出先機関改革など、
地方行財政に大きな影響を与える制度の検討も行われているところでございます。
県といたしましては、国の来年度の予算編成に向け、
本県の持つ底力を最大限発揮し、あらゆる分野で新たな活力を生み出す施策を推進するため、
地域主権改革の確実な推進や
地方税財源の
充実強化などについて、先月二十六日に県選出国
会議員や各省庁に要請したところであり、今後も、あらゆる機会を通じてその実現を求めてまいります。
次に、アメリカ合衆国の県人会との交流についてでございます。
林議長を初め、県議
会議員の皆様とともに、アメリカ合衆国ロサンゼルスを本年十月に訪問し、南カリフォルニア広島県人会創立百周年記念祝賀式典に参加するとともに、ハワイ州の四つの県人会の皆様と懇談を行うなど、交流を深めてまいりました。
県人会の皆様の存在は、
本県がグローバル化の中で発展していくための大きな資産であると考えており、今後とも、青少年の交流などにおいて、そのネットワークを十分に活用してまいります。
次に、ノーベル平和賞受賞者世界サミットについてでございます。
先月十二日から十四日に開催されたサミットでは、デクラーク元南アフリカ共和国大統領を初め、百名を超える方々が世界じゅうから集まり、核兵器のない平和な世界の実現に向けての力強いメッセージが発信されました。
また、私自身も、この機会をとらえて、核兵器のない平和な世界を実現するためには、核兵器廃絶、復興と平和構築、核抑止にかわる新たな安全保障体制という三つの課題に対して、理論、実践、メッセージの発信という三つの行動が求められていると述べ、核兵器廃絶と恒久平和に向けて、引き続き取り組んでいく決意を表明したところでございます。
次に、出島廃棄物処分場事業についてでございます。
このたびの陸上搬入への計画変更の検討に当たりましては、地元の代表者、県、市で構成する協議会において協議を開始したところでございます。今後、地元の皆様方と検討過程を共有するなど、一体となって計画づくりを行い、本年度末を目途に事業計画の見直しを進めてまいります。
次に、鞆地区における道路港湾整備事業につきましては、
地域振興の観点から、これまで六回にわたり住民協議会を開催し、さまざまな課題について議論を重ねてきたところでございます。その中で、
出席者の方々の共通の認識のもと、道路交通問題の当面の
対策として、離合場所の設置や緊急車両の小型化が
提案されたところであり、現在、福山市と協議を進めているところでございます。
県といたしましては、できるだけ早期に埋立・架橋問題の解決の方向性を見出せるよう、引き続き取り組んでまいります。
次に、経済・雇用の情勢についてでございます。
県内の
景気は緩やかに回復しているものの、回復のペースは鈍化するとともに、ここ数カ月の
円高は輸出関連企業等に悪影響を与え、今後、長期化すれば、さらに影響が広がることが懸念されております。
また、県内の雇用・労働情勢につきましても、十月の有効求人倍率が〇・六八倍と、依然として厳しい
状況が続いております。
このような県内の経済・
雇用情勢に機動的かつ効果的に対応するため、国の
補正予算を活用し、
緊急経済・
雇用対策を実施することにいたしました。
まず、緊急
雇用対策基金を活用し、人材が不足している介護・福祉分野で介護福祉士などの資格取得を支援する事業や新規学卒者の就業に必要な知識・技能を習得させる事業などを追加して実施するとともに、来年四月からの事業が円滑に実施できるよう、その準備を進めるために必要な債務負担行為を設定しております。
また、子宮頸がん予防ワクチン等の接種を支援する事業や特別支援学校の耐震化
対策を前倒しで実施するなど、県民の皆様の安全・安心を確保するための事業等を実施することとしております。
さて、私が
知事に就任して一年が経過いたしました。この一年間の取り組みを振り返るとともに、次のステップにつなげていくため、このたび、マニフェストレビュー、すなわち五つの挑戦の検証を行ったところでございます。その
状況は、おおむね順調ではないかと考えております。
また、この一年間は、県が実施していることを県民の皆様に御理解いただけるよう、顔が見える県政に心がけ、事業仕分けや宝探しなどにも取り組んでまいりました。
今後も、このような姿勢のもと、もう一度初心に返り、県民起点、現場主義、成果主義の徹底を図ってまいります。
その一方、施策展開を本格化するため、新たな挑戦のための仕込みと基盤づくりに取り組んでまいりました。
まず、おおむね十年後を見据えた県政運営の基本となる「ひろしま未来チャレンジビジョン」につきましては、広島県総合計画審議会から答申をいただき、本年十月に策定したところでございます。
このビジョンは、人口減少、少子・高齢化、グローバル化の進展など、時代の転換点に立つ中で、県民の皆様とともに
本県が目指す姿を描き、これを実現するための取り組みの方向を示すものでございます。
基本理念を、将来にわたって、広島に生まれ、育ち、住み、働いてよかったと心から思える広島県の実現とし、人づくり、新たな経済成長、安心な暮らしづくり、豊かな
地域づくりの四つの挑戦を行うこととしております。
挑戦に当たっては、第一に、
本県が有する強みを生かすこと、第二に、さまざまな分野において、新しいアイデアでものや情報、仕組みなどを組み合わせることにより新たな価値を創造する、いわゆるイノベーションを起こすこと、第三に、グローバル化に的確に対応していくこと、第四に、県民主体の広島県づくりを行うこと、第五に、市町や近隣県との連携を図ることを視点に置いて取り組んでまいります。
次に、行財政面での基盤づくりを進めるため、行政経営刷新計画及び中期財政健全化計画の二つの計画案を取りまとめました。
行政経営刷新計画案では、まず、戦略的な行政経営を実現するため、施策の目的や成果を明確化し、その達成
状況を検証する、いわゆるPDCAサイクルをシステム化するなど、県民起点、現場主義、成果主義に基づく施策マネジメントを確立いたします。
また、組織体制の最適化を図るため、重要施策等に機動的かつ柔軟に対応できる組織の構築や計画的な定員管理に取り組んでまいります。
さらに、職員の力を引き出す人材マネジメントに取り組み、新たな目標管理・評価システムや職員のやる気と成果にこたえる給与制度の導入など、
本県独自の給与・任用改革を進め、職員と一体となって、県庁がその持てる力を最大限発揮できるよう努めてまいります。
次に、中期財政健全化計画案につきましては、財政の弾力化と持続可能性を確保するため、経常収支比率を九〇%程度の水準に可能な限り近づけること、将来負担比率を抑制すること、臨時財政
対策債等を除く実質的な県債残高を五年間で千四百億円程度縮減することの三つの目標を立て、その達成に向けた財政健全化策を講じるものでございます。
この財政健全化策の具体的内容につきましては、人件費などの経常的経費の削減を図るとともに、財産の売り払いや基金の活用などの特別の財源
対策に取り組むこととし、その上で政策的経費の見直しを行うこととしております。
次に、来年度の県政運営の基本方針案につきましては、すべての分野に共通する基盤となる人づくりと、新たなビジョンの中でエンジンと位置づけている新たな経済成長を重点二分野とし、これらの中でも早期に効果が期待できる施策や次世代への投資として早期に着手する必要がある施策を
中心に取り組みを進めることとしております。
また、安心な暮らしづくり、豊かな
地域づくりにつきましても、今年度、計画の策定や事業化への仕込み、基盤づくりに着手したものなどに重点化して取り組んでまいります。
次に、新たな活力を創出するための重点事業について御報告いたします。
まず、人づくりへの挑戦についてでございます。
今年度から、広島大学の協力を得て高校生を対象とした科学セミナーを実施しており、その成果を発揮する場として、来年二月には広島県科学オリンピックを開催することとしております。
引き続き、高校生の科学に対する関心を高め、論理的思考力などの向上が図られるよう取り組みを進めてまいります。
次に、男性の育児や育児のための休暇取得に対する価値観を変えていくことが重要との考えから、育児のための休暇を取得したところでございます。このような私の実践的行動が、さまざまな議論を通じ、子育てに優しい、男女ともに子育てに参画できる社会の実現につながるよう、引き続き積極的に取り組んでまいります。
次に、新たな経済成長への挑戦についてでございます。
本県産業が将来にわたって継続的に発展していくためには、県内企業がその強みを生かし、イノベーション力を徹底的に発揮することにより、自立的に成長することが重要でございます。
広島版「産業革新機構」は、こうした意欲ある企業に対し、県と民間が連携して投資事業組合を組成し、専門の人材が成長性などを見きわめた上で、中長期的な資金を供給するとともに、技術、人材、マーケティングなどの多面的な支援を行うものであり、投資企業の成長を促進し、県内での雇用の創出や所得の拡大等を図る上で必要なものであると考えております。
このたび、県内企業のニーズ調査や専門家からの意見聴取を踏まえまして、基本的なあり方を整理したところでございますが、引き続き、皆様方とも十分に議論しながら、平成二十三年度の設立に向け、積極的に取り組んでまいります。
次に、アジアとの経済交流につきましては、中国との経済交流を戦略的に進めるため、今月一日にプロジェクト・チームを設置するとともに、先月六日から九日まで、県内の企業や大学関係者とともにインドのタミル・ナドゥ州を訪問し、経済や人材の交流に関する覚書を取り交わしたところでございます。今後とも、産官学が一体となって、アジアとの経済交流を一層促進してまいります。
次に、観光振興につきましては、世界各国のプロスノーボーダーが参加する「ワールドスノーボードフェスティバルin広島」が来年二月に北広島町で開催されることが決まり、このイベントが県北部の観光客誘致につながるよう、町や県観光連盟などと連携して準備を進めているところでございます。
また、このイベントを企画したトリノ・バンクーバー五輪日本代表の竹内智香選手には、
本県初のひろしま観光大使に御就任いただいたところであり、今後、
本県の魅力をさまざまな場面で発信していただくこととしております。
次に、
本県農林水産業の十年後の目指す姿を描き、農山漁村
地域の産業の核となる農林水産業を実現するための五カ年計画、広島県農林水産業チャレンジプランを策定いたしました。このプランでは、産業として自立できる農林水産業の確立を最も重要な目標に据えるとともに、農林水産物の販売力の強化などの新たな視点も加えております。今後、県といたしましては、関係団体や事業者、市町と協働・連携し、このプランを積極的に推進してまいります。
次に、中国横断自動車道尾道松江線につきましては、尾道ジャンクションから世羅インターチェンジの間の十九・二キロメートルが先月二十七日に開通いたしました。この開通により、沿線
地域の活性化が図られ、豊かな
地域社会の発展に大きく寄与するものと期待しており、引き続き、関係機関と連携しながら、早期の全線開通に向け、積極的に取り組んでまいります。
次に、安心な暮らしづくりへの挑戦についてでございます。
まず、がん
対策につきましては、本年九月から「がん検診へ行こうよキャンペーン」を展開しております。企業、患者団体、市町等と協働して集中的に普及啓発活動を実施したほか、検診の実施主体である市町や医療保険者と連携し、個別受診勧奨などのモデル事業に着手したところであり、引き続き、がん検診受診率の向上を図るため、積極的に取り組んでまいります。
次に、県立福山若草園につきましては、本年七月に、学識経験者、関係市町等で構成する東部
地域療育体制推進
会議を設置し、障害児の療育体制のあり方等について御検討いただいておりましたが、先月、同園の機能強化等について報告を受けたところでございます。今後、この報告を踏まえ、整備基本構想を策定してまいります。
次に、安全・安心なまちづくりについてでございますが、平成十五年から取り組んでいる「減らそう犯罪」県民総ぐるみ運動では、犯罪の抑制という視点で大きな成果を上げることができました。
この成果を土台に、「なくそう犯罪」ひろしま新アクション・プランを策定したところであり、犯罪をなくすという新たな視点に立って、県民を初め、事業者、ボランティア等の多様な主体が協働・連携することにより、平成二十三年からの五年間で日本一安全・安心な広島県の実現を目指してまいります。
次に、豊かな
地域づくりへの挑戦についてでございます。
「瀬戸内 海の道構想」につきましては、広島県産のカキを活用して沿岸部ににぎわいを創出するオイスターロードの展開や、しまなみ・とびしま・さざなみの三つの海道をつなげるサイクリングロードの構築など、合わせて十九の実証事業に取り組んでいるところでございます。
これら実証事業を通じて把握した課題や構想策定委員会などの議論をもとに、現在、最終的な取りまとめを行っており、できるだけ早い時期の策定に向けて取り組んでまいります。
次に、行政運営の刷新への挑戦についてでございます。
県民の皆様への
説明責任を果たすとともに、県政に対する理解と信頼を深めるため、情報公開推進のための行動計画を策定いたしました。
この計画は、検討の中で直ちに実施したものも含め、来年度までの二年間を計画年度としております。この計画を着実に推進することにより、公正で透明性の高い県政の推進に向けて取り組んでまいります。
次に、本年九月に実施いたしました事業仕分けの対象事業につきましては、十月に実施された県議会の事業成果の検証など、幅広い御意見を踏まえまして、このたび、県としての見直しの方向性について公表したところでございます。今後、関係者との調整を行った上で、来年度予算に反映するなど、効率的で効果的な事業の再構築や事業目的に沿った最適な事業手法の改善などに取り組んでまいります。
さて、今回提出いたしました議案につきまして、その概要を御
説明申し上げます。
まず、
補正予算案についてでございます。
先ほど御
説明いたしました
緊急経済・
雇用対策などに必要な経費のほか、低所得者の新型インフルエンザワクチンの接種費用を助成する市町を支援するための経費などを計上しております。
これらの結果、一般会計の歳入歳出
補正予算額は百二十二億九千百五十三万円となり、本年度予算の累計額は九千七百四十億七千九百三十六万円となります。
予算以外の議案といたしましては、人事委員会の給与勧告などを踏まえ、職員の給料月額及び諸手当の額等を改定するほか、平成二十三年四月から、
地域手当制度の完成とあわせた独自水準の給料表を導入するとともに、管理職の定期昇給を廃止して実質的な年俸制へ移行するための条例案を
提案しております。
また、県民の安全・安心を脅かす暴力団を社会から排除するため、県及び県民等の役割を明らかにし、暴力団に対する利益供与等の禁止や事業者が講ずべき措置等を定めた広島県暴力団排除条例など、合わせて九件の条例案を
提案しているところでございます。
人事案件は、広島県収用委員会委員及び予備委員の任命の同意についての一件、その他の議案では、長年にわたりファッション界をリードするとともに、世界各地で活躍するデザイナーとして我が国の文化・芸術の振興に多大な貢献をされた三宅一生氏に名誉県民の称号を贈ることについて県議会の同意を求めるものなど二十九件、このほか、報告案件として専決処分報告五件を提出しております。
どうぞ、慎重に御審議いただいた上、適切な御議決をくださるよう、よろしくお願い申し上げます。
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議員表彰の件
11:
◯議長(林
正夫君) この場合、お諮りいたします。議員表彰の件を本日の日程に追加し、直ちに議題とするに御
異議ありませんか。
【「
異議なし」と言う者あり】
12:
◯議長(林
正夫君) 御
異議なしと認めます。それでは、議員表彰の件を議題といたします。
お諮りいたします。平田修己君の広島県議
会議員として在職二十五年以上に及ぶ功績に対し、本議会は決議をもってこれを表彰することとし、その表彰文は議長に一任されたいと存じますが、御
異議ありませんか。
【「
異議なし」と言う者あり】
13:
◯議長(林
正夫君) 御
異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、議長において起草いたしました表彰状を朗読し、表彰いたします。
平田修己君。
表 彰 状
平 田 修 己 殿
あなたは広島県議
会議員として在職二十五年以上にわたり県政の発展に尽くされました
その功績は誠に顕著であります
よって
本県議会は特に決議をもって表彰します
平成二十二年十二月九日
広 島 県 議 会
表彰状の交付方については、議長において取り計らいたいと存じますので、御了承願います。
この場合、平田修己君から
発言を求められておりますので、これを許します。平田修己君。
【平田修己君登壇】
14:
◯平田修己君 自由民主党広島県議会刷新議員会・県民
会議の平田修己でございます。お許しをいただきましたので、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま、伝統ある広島県議会におきまして、はえある表彰を受けましたことはこの上ない光栄であり、心から深く感謝申し上げる次第であります。これもひとえに、県民の皆様方の御支援、歴代の県議
会議長を初めとする先輩、同僚議員の方々、
知事を初めとする執行部の皆様方の御支援、御指導のたまものであり、ここに謹んで厚くお礼を申し上げます。
顧みますと、私が初当選しました昭和五十八年は、二度にわたる石油ショックや
円高による影響で、
本県経済を支えてきた鉄鋼・造船など基幹産業が低迷し、当時、急成長を続けていた電子産業の集積が少なかったこともあり、県の経済成長率は全国を下回るなど、大変厳しい時期でございました。
このため、県におかれましては、企業誘致や既存産業の体質改善、産業構造の高度化・多様化などに積極的に取り組むとともに、生活・産業基盤として、県土の骨格をなす交通体系の整備に重点的に取り組まれた
状況であったと思います。あれから四半世紀がたつわけですが、県を活性化するため、先輩議員や執行部の皆様方と熱心に議論したことを懐かしく思い起こしております。
これまでを振り返ってみますと、
本県では、広島空港の開港、山陽自動車道や中国横断自動車道広島浜田線の全線開通、東広島呉自動車道や中国横断自動車道尾道松江線、広島港・福山港の整備など、県の拠点機能を強化するにふさわしい社会資本の整備が着実に進んでおります。
また、県においては、本庁部局や
地方機関の再編整備、職員定数の削減など行財政改革を強力に推進するとともに、全国トップレベルの市町村合併を行い、住民に身近な基礎自治体である市町が
地域の実情や住民ニーズに沿った行政サービスを主体的・総合的に実施できるよう、大幅な事務権限移譲に取り組んでまいりました。
そのほかにも、先端分野を
中心に企業誘致に努めるとともに、産学官連携の推進や新産業創出、あるいは農林水産分野の基盤整備の推進や特産品の産地化、後継者確保
対策など、時代にマッチした各種施策も的確に実施してまいりました。
私も、これらの取り組みに対して、議員という立場から微力ながらお手伝いをさせていただいたわけであり、この上ない喜びを感じるものであります。
ただ一つ、新空港の候補地決定の際から、定時性の確保や環境負荷などの面において有力なアクセス手段として私が強く
提案しておりました時速二百キロメートル型の大量輸送機関であるリニア鉄道が、長い年月と経費をかけて調査・検討したにもかかわらず実現しなかったことが残念でなりません。
現在、国においては、人口減少、少子・高齢化や経済分野を初めとするグローバル化の進展の中で、高齢者医療制度改革や農業改革、さらには行財政改革など、広範な分野で既存の社会システムの変革に迫られております。
また、
地域におきましても、過疎化の進行、医師や看護師の確保、教育の再生などの難しい課題も深刻さを増しており、世界的大不況の中、
本県経済も大きな影響を受けており、経済を活性化して雇用を確保し、県民の生活を守ることが喫緊の課題となっております。
社会が変革期を迎え、さまざまな課題が山積しているこの時代に、議員在職二十五年を迎え、光栄にも表彰していただきましたことは、大変感慨深いものであると同時に、その職責の重要さを改めて痛感する次第であります。
私は、これまでに培った経験を生かし、微力ではありますが、
本県の発展のために全力を尽くしてまいる所存でありますので、どうか、今後とも、皆様方の御指導、御支援を心よりお願い申し上げながら、簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
15:
◯議長(林
正夫君) お諮りいたします。明十日及び十三日は、議案調査のため、本
会議は休会とするに御
異議ありませんか。
【「
異議なし」と言う者あり】
16:
◯議長(林
正夫君) 御
異議なしと認めます。よって、さよう決します。
次回の本
会議は十二月十四日午前十時三十分から
会議を開きます。
本日はこれをもって散会いたします。
午前十一時十六分散会
発言が指定されていません。 広島県議会 ↑
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