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  1. 広島県議会 2010-10-01
    2010-10-01 平成22年文教委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成22年文教委員会 本文 2010-10-01 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 35 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑東委員選択 2 : ◯答弁施設課長選択 3 : ◯質疑東委員選択 4 : ◯答弁施設課長選択 5 : ◯質疑東委員選択 6 : ◯答弁施設課長選択 7 : ◯質疑東委員選択 8 : ◯答弁管理部長選択 9 : ◯質疑東委員選択 10 : ◯答弁教育長選択 11 : ◯質疑田川委員選択 12 : ◯答弁指導第三課長選択 13 : ◯質疑田川委員選択 14 : ◯答弁指導第三課長選択 15 : ◯質疑田川委員選択 16 : ◯答弁指導第三課長選択 17 : ◯質疑田川委員選択 18 : ◯答弁指導第三課長選択 19 : ◯質疑田川委員選択 20 : ◯答弁指導第三課長選択 21 : ◯質疑田川委員選択 22 : ◯答弁指導第三課長選択 23 : ◯要望(田川委員選択 24 : ◯質疑東委員選択 25 : ◯答弁(学校経営課長選択 26 : ◯質疑東委員選択 27 : ◯答弁(学校経営課長選択 28 : ◯要望(東委員選択 29 : ◯質疑(川上委員) 選択 30 : ◯答弁(教職員課長選択 31 : ◯質疑(川上委員) 選択 32 : ◯答弁(教職員課長選択 33 : ◯答弁教育長選択 34 : ◯質疑(川上委員) 選択 35 : ◯答弁教育長) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 8 会議の概要  (1) 開会  午前10時32分  (2) 記録署名委員の指名  (3) 付託議案    県第73号議案「平成22年度広島県一般会計補正予算(第4号)中所管事項」を議題と   した。  (4) 付託議案に関する質疑・応答 ◯質疑東委員) 付託議案についてお聞きいたします。  本会議におきましても何人かの方が質疑をされておりますので、重複することのないようにお聞きしたいと思っております。地域活性化・公共投資臨時交付金を活用して、県立学校3校の耐震化を促進するということで、予算を8億9,000万円くらい前倒しするということでございますが、本会議において我が会派の金口議員からは、これだけでは十分ではないという厳しい指摘があったと思います。私自身は、厳しい財政の中にあって、0.5%とは言いながらも予算を確保できたということは評価したいと思っており、来年度もぜひ頑張っていただきたいと思います。  まずお聞きしたいのは、耐震化を必要とする校舎は614校で、整備済みのものが125校ということで教育長のほうからも話がございましたけれども、今回選定されました国泰寺、三次、大門を選定した基準について、お聞きいたします。 2: ◯答弁施設課長) 耐震化を要する建物は、平成22年4月1日現在で84校524棟ございます。このうち、緊急性があるIs値が0.3未満またはこれに相当するものは71校262棟です。さらに階数が3階以上かつ床面積が1,000平方メートル以上のものは47校87棟あります。今回の3校は、その中から選定したものでございます。 3: ◯質疑東委員) 今の質問、答弁と重複するかもしれませんけれども、今回選ばれた3校と同じ緊急性を持っている校舎は、幾らあるのかお聞きいたします。 4: ◯答弁施設課長) 今回、同じレベルにあるものが47校87棟になります。 5: ◯質疑東委員) 耐震化の対象が500棟余り残っておりますので、それに係る費用も500億円という大変大きな金額になるわけです。教育長の答弁をお聞きすると、耐震化の促進が極めて重要な課題と受けとめているという一方で、耐震化の時期の明示は難しいとも答弁されております。生徒が安心して学ぶことができる環境を整備することは、行政としての重大な責務であることは言うまでもありません。中国地方は地震が少ないからといって耐震化をおくらせてはならないわけでございます。そうした中で、耐震化の計画といえば当然予算を伴いますから大変難しいことかもしれませんが、今施設課長からもありましたとおり、県として緊急性についてのレベルを設けて、同じレベルにあるものを選んでいるわけですから、さらに校舎の使用頻度といったものを勘案しながらでも、計画というものをつくっていくべきではないかと思いますけれども、課長、この点はどうでしょうか。 6: ◯答弁施設課長) 現在、524棟ある中で、運用により優先順位をつけながら取りかかっているわけです。委員の御指摘は恐らく、グループ分けして緊急度の高いものについて目標年次を設定して予算要求あるいは施設整備に当たるべきだという趣旨と思われますけれども、厳しい財政状況が続く限り、例え段階的、部分的であっても年次を明示することは困難と考えております。ただ、極めて重要な課題でございますので、今後、財政当局等に対して確実に予算要求をしていきたいと考えております。 7: ◯質疑東委員) 県立学校の再編整備基本計画もあるでしょうし、また外壁補修等々のリフレッシュ工事も加わってくる、いろいろな要素がある中での計画策定ですから、大変難しいだろうとは思うわけです。そうした中で予算をどれだけつけていくかということになると、財政当局との厳しいやりとりになるのだろうとは思いますけれども、あれもやりたい、これもやりたいとは言いながらも、事業の中での優先順位は当然あろうかと思うわけです。そういったものに優先順位をつけて、耐震化に向けて予算を確保しようと思えば、さらに言えばこれまで継続してやってきた事業、一定の成果の上がった事業はある程度思い切った削減をしながらも、どうしても耐震化に向けて予算を確保したいという思いがなければ、厳しい財政では大きな進捗は見られないのだろうと思うわけです。  そこで教育長にお聞きしたいわけですが、事業を、スクラップ・アンド・ビルドですか、見直しをしながらでも、耐震化を大きく進めていくというお考えがあるのかどうかお聞きいたします。 8: ◯答弁管理部長) 御指摘のように、耐震化対策は極めて重要な課題であると思っております。事業として不要な部分あるいは成果の見えた部分はスクラップして取り組んでいく、こういう視点は非常に大事だろうと思っております。これまでも教育委員会といたしましては、事業成果が上がったものあるいは効率的な執行ができるものについては見直しを行ってきております。  先ほど課長が答弁しましたように、我々とすれば緊急の課題だと理解しております。しかし現時点におきまして、なかなか目標を示すことができないというのはぜひ御理解をいただきたいと思います。今後、本年度策定予定の財政健全化計画を踏まえつつ、今後の耐震化ビジョンのあり方を財政当局と鋭意調整していく覚悟でございます。 9: ◯質疑東委員) ある程度の計画をつくらなければならないと思うのは、平成18年にリフレッシュ工事を行った三和高校が工事の4カ月後の平成19年7月に募集停止になったことがございます。リフレッシュに4,700万円を使っているわけです。まさか、耐震化を進めてすぐに募集停止ということはないと思いますけれども、また既に募集停止に入っている県立学校においても耐震化が必要なところもあるかもしれませんが、そういった、教育委員会の中での計画のそごを防いでいくためにも、私は、一定の計画性は必要だろうと思うわけです。
     私は常々申していますけれども、例えば広域人事一つとってもそうです。平成9年には19億円余だったものが、平成16年には24億6,000万円近くまでいったわけです。本会議におきまして、児玉議員から河川事業費が7割減だという話がありました。大変なしわ寄せがどこかでふえてきているわけですから、なかなか難しいというのは理解しますけれども、今47校が同じような危険の中にあるということであれば、きちんと対応してもらわなければならないと思います。  後でまた一般所管で触れたいのですけれども、耐震化を進めなければならない一方で定時制と通信制の併置校を新設する話もあったりして、あれもやりたい、これもやりたいではなかなか財政が納得されないだろうと思います。優先順位をきちんとつけながら進めてもらいたいと思うのですが、教育長の意見をお伺いします。 10: ◯答弁教育長) 教育委員会の予算をどのように組み立てていくかは、御指摘のように大変重要な部分があり、耐震対策は大きな課題であると思っています。また御案内のように、予算の90%近くを人件費,給与費が占めておりまして、残り少ない中で施設整備もしくは事業をやっております。事業については、緊急度、優先度を考えつつ、一方ではバランスもとりながら実施してまいりたいと思います。  (5) 表決    県第73号議案 … 原案可決 … 全会一致  (6) 一般所管事項に関する質疑・応答 11: ◯質疑田川委員) 道徳教育についてお伺いしたいと思います。新たな総合計画の中間まとめ案を見ますと、教育の課題の一つとして子供たちの社会性の低下、規範意識の希薄化、みずから学ぼうとする意欲の低下ということが掲げられております。その中で資料として、非行少年のうち小中学生の割合が平成19年の46.2%から平成21年には53.3%とふえていることが挙げられております。これを見まして子供たちの社会性の低下、規範意識の希薄化、これにどう挑むのかということを考えるわけです。まず、教育委員会として、規範意識の醸成や社会性の育成にどう取り組んでいこうとされているのか、お伺いしたいと思います。 12: ◯答弁指導第三課長) 委員から御指摘がありました、社会性でありますとか規範意識については、非常に重要な課題だと考えております。その取り組みについては、主に道徳教育でありますとか、さまざまな教育活動の中で各学校が独自に取り組んでおり、教育委員会としてはそれを支援していくこととしております。 13: ◯質疑田川委員) 先ほど指摘した、非行少年がふえている、低年齢化しているという課題などは、地域と学校、家庭の連携によって社会全体で子供たちを育てる、共同の子育ての意識というものを涵養していくことも大切ではないかと思います。広島県内の場合、依然として暴力事件も大変多いということもありますけれども、最近、コミュニケーションがとれない子供、あるいはキレやすい子供がふえているということもあろうかと思います。生徒指導での対応もありますけれども、教育の中でしっかりとした取り組みが必要ではないかと思うのです。道徳教育の一つですれけれども、生徒指導に関連して、いわゆるソーシャルスキルトレーニングをやっている学校等もあって、非常に荒れていた学校がこういう実践によって随分改善をされたという報告も聞いたことがあります。ぜひそういう取り組みを広めていただきたいと考えております。道徳教育も、規範意識の醸成のために、大切な教育現場であろうと思うのです。ところが中央教育審議会も指摘しておりますが、私ももとは教育現場におりましたので、道徳教育の指導が形式化して、なかなか実効が上がっていない、また、学年がどんどん上がっていくにつれて、道徳教育に対する子供の受けとめが余りよくないと感じております。こういう現状があると思うのですけれども、教育委員会としてこの現状をどのように考えておられるのか、あるいはその改善策として何かあるのかお伺いしたいと思います。 14: ◯答弁指導第三課長) 子供たちの現状でありますけれども、全国学力状況調査等の質問用紙の中に、社会性でありますとか規範意識についての質問がございます。広島県は全国に比べ、多くの場合その意識は高いという数字は出ております。ただこの数字をもって、子供たちの規範意識なり社会性が高まったとは考えておりません。教育委員会としては、今後も、道徳教育を中心に据えながら、生徒指導の面からも規範意識の向上などを進めていかなくてはいけないと思っています。  生徒指導の面でいいますと、先ほど御指摘のありましたキレやすい子供たちをどうしていくかについては、もう間もなく行いますけれども、今年度の11月に、生徒指導フォーラムを予定しております。この中で、いわゆるアンダーマネジメント、キレる子供に対してどう対処していくかという研修を予定しているところでございます。また、教育センター等の中で、児童生徒の心のサインを見逃さない指導、援助のあり方でありますとか、構成的グループ・エンカウンターの講座等の指導や研修等はやっておりますけれども、またそれを総合的に見直しながら、学校、市町を指導していきたいと考えております。 15: ◯質疑田川委員) 道徳教育の改善策についてはどうですか。 16: ◯答弁指導第三課長) 道徳教育の改善策についてでございますけれども、今、県教育委員会では、各23市町で、地域教材の手引をつくっております。この地域教材の手引というのは、先人の伝記でありますとか、自然、伝統と文化、スポーツ、いわゆる4分野でございますけれども、各市町の中で埋もれている教材があるのではないか、それを掘り起こすことという、四つの分野のいずれかを選択して、自分たちの地域の教材、いわゆる自主教材をつくっていこうという取り組みをしているところでございます。平成14年に全国に先駆けて道徳教育団体が設置され、また全国的に見ても、自主教材等の作成割合は高い状況でありますが、先ほど委員が御指摘になりましたように、年齢が高くなるにつれて道徳教育への関心等が低くなってくるという数字もありますので、今申し上げましたような趣旨に合った形で支援していく、そういう取り組みを進めているところでございます。 17: ◯質疑田川委員) 自主教材もつくられて、道徳教育を充実しようという取り組みもされているということはわかりました。是正指導以前は、道徳の時間を他の教科に充てるということも行われていたと思います。今はそういうことは改善されたと思うのですが、新しい教材をつくられて、そういう取り組みを一生懸命されているのかもしれませんが、道徳の授業で副読本等の感想を述べるだけで終わるということでは、本当に道徳性の涵養ができるのかどうか、私は疑問に思っているのです。道徳教育とはどうあるべきかという本質的な議論が今の教育現場でなされていないことが大きな課題ではないか、それで道徳の授業そのものが形式的な指導に終わってしまっているのではないかと思っていますので、ぜひ改善策を検討していただきたいと思うのです。  それで、2008年の学習指導要領の改訂では、道徳教育推進教師を中心に道徳を展開するとされました。まだ完全実施になっていないかもしれませんが、今この道徳教育推進教師が県内でどういう状況になっているのかお伺いしたいと思います。 18: ◯答弁指導第三課長) 道徳教育の推進教師というのは二通りありまして、一つは各学校の推進教師、これは全小中学校に配置しております。そしてもう一つが、いわゆる地域の道徳教育の推進リーダーでございますけれども、これは平成18年度から道徳教育の推進リーダーの養成講座というものを開いておりまして、それによりまして各市町で3名以上、計72名の推進リーダーを育てていくという状況でございます。またこの各市町の推進リーダーといいますのは、各市町の中に小中合同での道徳教育の推進協議会という組織があり、その推進協議会のリーダーとしておよそ3名ですけれども、中心となって地域での道徳教育の推進をしている状況です。 19: ◯質疑田川委員) 道徳教育をよりいい方向に進めるという取り組みをされていることを伺えて、少し安堵したところもありますけれども、私は学習指導要領そのものに疑問を呈するのも変なのですが、その学習指導要領の中には、解説というのがあります。この学習指導要領解説によりますと「道徳の時間で直接的な体験活動を行うものではない」と書いてございまして、でも本当に道徳的な実践力を養うというような、社会奉仕をやったり社会体験を行ったりとか、現場で何か実際に子供たちが体験活動を行うことによって、実践力が本当は養われるのではないかと思うのです。それは道徳教育に位置づけができないということですけれども、かわりに、いわゆる実体験の中で道徳心を深めるという取り組みは教育現場にはさまざまあるのではないかと思うのですが、どういうものがあるのかお伺いできればと思います。 20: ◯答弁指導第三課長) 学習指導要領の件ですけども、学習指導要領の改訂のポイントとして、道徳教育における道徳の時間というのは、その道徳の時間というものをかなめに据え、全教育活動の中で道徳教育を実践していく、そういうくだりが新しく新学習指導要領の中に入りました。このことの意味というのは、道徳の時間のチャイムが鳴ったら道徳教育は終わりということではなくて、全教育活動の中で展開されていく、そう考えたときにその体験活動であったり、それから掃除とか合唱祭とか体育大会も含めてですけれども、その中でも道徳の時間で学んだことを振り返りながら道徳性を確認し、また生かしていただくという意味合いでとらえて、市町のほうへ伝えています。そして先ほど質問にありました、具体的にどういう活動があるかということでございますけれども、一定のこの活動が道徳に関連しているとか、そういうとらえ方は先ほど全教育活動の中で道徳性を養っていくのだと言っておりますので、特定の活動というものは示しておりません。 21: ◯質疑田川委員) また、道徳教育ということで、今年度は「心のノート」を配布されておりますけども、来年度からウエブ上で「心のノート」の内容を配信するとされております。それで「心のノート」の配布がなくなった後、指導がどのように変わっていくのか、うまく想像できないのですけれども、来年度ウエブ上で配信される中で、どのようにこの教材が利用されるのか、イメージがわくように説明していただければありがたいと思います。 22: ◯答弁指導第三課長) ウエブページによる掲載は、昨年度末の文部科学省の説明会で出されましたので、それ以降、市町推進協議会や市町の担当者を集めた会でそのことについては研究しております。その中で、ではどういうふうに活用していくかといったときに、ホームページにも載せておりますけれども、例えば自分の学級の学級通信や学校通信を書くときに、今はそれをコピーして張りつけますけれども、ウエブページで出されたときには必要な部分というものを電子として切り抜いてそこに張りつけて、文部科学省の説明でも、必要なときに必要な箇所を切り取って活用していただきたいという説明でありましたし、当課としてもそういう説明をしているところでございます。 23: ◯要望(田川委員) 懸念しているのは、「心のノート」の配布がなくなると、副読本がなくなって、教育現場の教材が自主教材になる、広島県の場合はたくさんつくっておられるということですけれども、道徳教育の中身が後退していくことがないように、ぜひしっかりとした指導をお願いしたいと要望して、質問を終わります。 24: ◯質疑東委員) 先ほども少し触れさせていただいたのですけれども、今次定例会の中で定時制・通信制課程併置校の整備計画について問いただされたところでございます。これについて教育長は、新しいタイプの学校の設置は「課題と受けとめており、具体化に向けて鋭意検討を進めているところでございます。」と答弁されました。今回は広島市東区光町という具体的な場所も取りざたされたり、また以前は三原市のほうへという声もあったとも聞いております。場所のほうも引っ張り合いみたいなことになっているので、かなり話も進んでいるのかと思うのですけれども、「鋭意検討を進めているところでございます。」というところについて、具体的にどのような検討が進められているのか、進捗状況を含めてお伺いします。 25: ◯答弁(学校経営課長) 定時制・通信制課程につきましては、県立高等学校の再編整備基本計画におきまして、定時制・通信制課程を統合した学校を交通至便な場所へ設置することについて、既存施設の活用を視野に入れながら検討しているところでございます。これを例えば西部地域ということで見ますと、広島市域にある複数の定時制課程を統合し、新しいタイプの学校を設置というような意味合いになるものと思っております。こうした学校が、さまざまな学習ニーズを持った生徒に対応できるように、中身といたしましてはより多様な履修形態が可能となるよう、学校の規模とかどのような教育内容、学習システムとするかという整備計画、内容をしっかり固める必要があると思っております。今その検討を鋭意行っているところでございまして、お話が出ました場所についても、まずそういう整備内容、計画をしっかり固めた上で検討してまいりたいと思っております。本会議で教育長がお答えいたしました、県立生涯学習センターの跡地につきましても、新しいタイプの学校の候補地の一つということで内容を固めた上で候補地となり得るかどうかという検討を進めてまいりたいと思っております。 26: ◯質疑東委員) 今の課長の答弁をお聞きしていると、まさに本会議での教育長の答弁そのままなので、では一体、具体化に向けて検討ということであれば、いつごろを目安として建物をつくるとか、またそれに向けて周辺の定時制あるいは通信制課程を持つ学校にもいろいろな影響が当然出てくるのだろうと思うのです。こういった質疑等が出ますと、やはり関係者にとってみればどうなるのかと大変心配されるところなので、今の答弁だけでなかなか検討してみますという域を出ないので、具体化に向けて具体的に動いているのかどうなのか、その辺をちょっと知りたいところなのですけれども。 27: ◯答弁(学校経営課長) 定時制、通信制をあわせ持った新しいタイプの学校の検討の状況でございますが、先ほど御説明させていただきました。今、学習システムあるいは教育内容、それから規模も含めまして整備計画を検討している段階でございます。当然その地域の定時制とか通信制、あるいはそういうところで学ぼうとしている方へ与える影響は大きいと思っておりますので、そういう段階が参りましたら、また丁寧な対応をしてまいりたいと思っております。 28: ◯要望(東委員) 先ほども申し上げたように、今は大変厳しい財政ということをまくら言葉のように皆さんも使われるわけです。そうした中にあって、新しいものをつくるといったら物すごくハードルが高いということにもなるわけですが、再編の整備計画の中に触れられているのですから、こういう報道が出るたびに、関係者が、どうなのだろうという心配をせざるを得ない。ではどうしろというふうに、なかなか今は言いにくいところではあるのですけれども、きちんとした計画というものがあるのかないのか、その辺がまたあるのであれば、突然出すのではなくて、きちんと早く明示してもらいたいとに要望して、質問を終わります。 29: ◯質疑(川上委員) 先般、ヤミ専従について、広島県も会計検査院の調査対象に入っているという報道がありましたが、これについてどのようなお考えを持っておられるのか。 30: ◯答弁(教職員課長) 委員御指摘の調査につきまして、まだ当教育委員会では承知をしておりませんので、調査内容が届きましたら内容を精査の上対応をしていきたいと思います。 31: ◯質疑(川上委員) そういうことを聞いているのではない。あるかないかを聞いている。会計検査院の調査ですから現在を調査されるのではないと思います。過去を含めてそういう問題が我が県にあるのかないのか。それを心配しているのです。どうですか。 32: ◯答弁(教職員課長) 現在のところはそういった問題はございません。 33: ◯答弁教育長) ヤミ専従というのは二つの見方があろうと思います。一つは学校にいながら組合活動に従事している、もう一つは職員組合に専ら専従すると我々に届けているにもかかわらず、教職員組合以外の仕事をしているケース、どちらを指すかということでございますが、後者につきましては過去にありました。そういうことがあり、私も厳重注意を受けているところでございます。 34: ◯質疑(川上委員) 今、北海道でこれらの問題が起きております。判断の問題と言われますけれども、教員でありながらそういう組合活動をすることは基本的には正当性に欠けているということになっているでしょう。組合活動をどのように考えるかという問題はあると思いますが、僕が心配しているのは、我が県で改めてまたヤミ専従があったではないかという判断をされると、県民にとって、せっかくここまで教育委員会が頑張って教育を正常化して、他の県から見てもよくなったと言われるときにこういう問題が起きると、また大変なことになりますから、その辺をどう考えているかということです。 35: ◯答弁教育長) 先ほど二つのパターンを説明いたしましたが、前者については私どもはないと確信しております。後者については、先ほどあったということで私自身も厳重注意を受けておりますが、今後ともそういうことがないように努めてまいりたいと思っております。  (7) 閉会  午前11時19分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...