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  1. 広島県議会 2010-08-19
    2010-08-19 平成22年警察・商工労働委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成22年警察・商工労働委員会 本文 2010-08-19 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 39 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑砂原委員選択 2 : ◯答弁観光課長選択 3 : ◯質疑砂原委員選択 4 : ◯答弁観光課長選択 5 : ◯質疑砂原委員選択 6 : ◯答弁観光課長選択 7 : ◯質疑砂原委員選択 8 : ◯答弁観光課長選択 9 : ◯質疑砂原委員選択 10 : ◯答弁観光課長選択 11 : ◯質疑砂原委員選択 12 : ◯答弁観光課長選択 13 : ◯質疑砂原委員選択 14 : ◯答弁観光課長選択 15 : ◯質疑砂原委員選択 16 : ◯答弁観光課長選択 17 : ◯質疑砂原委員選択 18 : ◯答弁商工労働局長選択 19 : ◯質疑浅野委員選択 20 : ◯答弁観光課長選択 21 : ◯要望質疑浅野委員選択 22 : ◯答弁観光課長選択 23 : ◯要望質疑浅野委員選択 24 : ◯答弁(雇用基金特別対策プロジェクト担当課長) 選択 25 : ◯要望質疑浅野委員選択 26 : ◯答弁(雇用人材確保課長) 選択 27 : ◯要望質疑浅野委員選択 28 : ◯答弁(商工労働総務課長) 選択 29 : ◯質疑(犬童委員) 選択 30 : ◯答弁(産業技術課長) 選択 31 : ◯質疑(犬童委員) 選択 32 : ◯答弁(産業技術課長) 選択 33 : ◯質疑(犬童委員) 選択 34 : ◯答弁(産業技術課長) 選択 35 : ◯質疑(犬童委員) 選択 36 : ◯答弁(経営支援課長) 選択 37 : ◯質疑(犬童委員) 選択 38 : ◯答弁(経営支援課長) 選択 39 : ◯意見(犬童委員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (1) 開会  午前10時35分  (2) 記録署名委員の指名        岡 崎 哲 夫        犬 童 英 徳  [警察本部関係]  (3) 当局説明   1) 生活安全部長が報告事項(1)について、別紙資料1により説明した。   2) 警備部長が報告事項(2)について、別紙資料2により説明した。  (4) 質疑・応答    なし     休憩 午前10時42分     再開 午前10時45分  [商工労働局・労働委員会事務局関係]  (5) 当局説明   1) 商工労働総務課長が報告事項(3)について、別紙資料3により説明した。   2) 雇用人材確保課長が報告事項(4)について、別紙資料4により説明した。   3) 産業技術課長が報告事項(5)について、別紙資料5により説明した。   4) 経営支援課長が報告事項(6)について、別紙資料6により説明した。  (6) 質疑・応答
    ◯質疑砂原委員) 参考資料の10番で「広島さんぽ」というのがついており、ちょっとぱらぱらと見させてもらって、非常によくできたいい資料だと思ったのですが、これは年に何回ぐらい発行していますか。 2: ◯答弁観光課長) 年4回、各20万部、全体で80万部の発行でございます。 3: ◯質疑砂原委員) その80万部は、大体どの辺に配ったりしているのですか。 4: ◯答弁観光課長) 連盟会員、観光案内所等あるいは道の駅に配付してございます。経緯を申しますと、昨年までは、iひろしま、ぶらっとひろしまという2紙で、それぞれ、11万部、3万部の発行だったのですけれども、これを統合して、14万部から20万部へとふやしました。特に、旅行とかに関心の強い主婦層といったところへもということで、今までは配っていなかったスーパー、ユアーズでありますとかイズミ、フジというところに配り、四国・山口あるいは中国・九州地区という他県にも及ぶようなところにエリアを広げたということと、それから道の駅への配付を県域から中国地方全域に広げ、それからサービスエリアへは600部から2,000部に広げまして、あと旅行代理店、マツダに配付し、相当広域的に発信していこうというねらいで、今、始めたところでございます。 5: ◯質疑砂原委員) この発行元は広島県観光連盟で間違いないですね。 6: ◯答弁観光課長) はい、そうでございます。 7: ◯質疑砂原委員) これは県からの補助金は入っているのですか。入っていないですか。 8: ◯答弁観光課長) これ単体でということではありません。この観光連盟の全体の運営費等についての補助というのはございます。 9: ◯質疑砂原委員) これに対する補助というのはないのですか。全体だけで間違いないですか。 10: ◯答弁観光課長) 観光キャンペーン、イベントということで運営費の一部を事業費という形で補助しておりますが、この「広島さんぽ」に特別に支出ということはございません。 11: ◯質疑砂原委員) 非常によくできた資料で、今の知事の思いに合致して非常にいいことだと思うのですが、資料番号9に広島広域観光拠点エリア形成事業で、プロモーション活動を行うということで、海上周遊ルートのクルージングを行うこと、運航日も具体的に詳しく書いてあるのです。県がしまなみ海道・鞆の浦とかの観光キャンペーンを一生懸命行っているようですが、この「広島さんぽ」を見たら、幾ら探しても、全然そのことが書いていないのです。この前の号にあるのならいいのだけれども、つまり何が言いたいのかというと、県と県が出資している観光連盟が話し合いをしてないのかという気がしたのですが、その辺はどうでしょうか。 12: ◯答弁観光課長) 広域集客観光エリアの事業というのは、JRと提携しています。県内2地域でキャンペーンを張っているのですけれども、これにつきましては別にキャンペーンブックというものを作成いたしまして、そこで、エリアを限った広島・宮島・江田島キャンペーン、それから今度しまなみと鞆の浦ということで、それぞれターゲットを絞ったもので差別化をして行っております。当然、連盟とは定期的に会合も開いておりますし、すり合わせをしているのですけれども、特に今回のキャンペーンの場合は、JRの提携で特出しをした部分がございますので、差別化をしたというところにポイントがあろうかと思っております。 13: ◯質疑砂原委員) 逆差別のような気がしますけれども、では7月から実施した分については「広島さんぽ」には載っているのですか。 14: ◯答弁観光課長) この素材の突き合わせを私は逐一見ていないので、そこはちょっとすべての素材がきちんとクロスして載っているかということについては確認してみないとわかりません。 15: ◯質疑砂原委員) 行政は我々に事業仕分けをさせないのですけれども、これこそ事業仕分けではないけれども、ここで広告にお金を使い、こちらで県が出資し、ダブルです。これの1ページに、この県の事業をここへ織り込む、もしくは1ページどころか半分ぐらいで十分入るせっかくの広告ツールがあるのに、ここへ差別化で載せないことは言語道断だと思うし、それからまた観光連盟と県の観光との連携ということがどこまで密になっているのだろうかということを、ちょっとこれをぱらぱらと読んでみて、正直感じたのです。もったいないというのが正直な気持ちであり、この周遊を広島だけではなく、どんどん広く近県や遠くから参加してもらうのが目的で、それこそがまさに知事が求めている観光資源ということだろうし、まさに海の道という部分の考え方だろうと思うのです。悪いけれども、これを二重に「広島さんぽ」にも載せてくれたらダブルで相乗効果があったというふうに私は感じるのですが、その辺はいかがでしょうか。 16: ◯答弁観光課長) 済みません、差別化という言い方が非常に不適切だったと思いますけれども、特にしまなみなり鞆の浦なりキャンペーンの重点地区の魅力をさらに深掘りしたものという意味で差別化ということを言ってしまったのです。  当然、すべてが重なっているわけではないのですけれども、しまなみ、鞆の浦、それから宮島、江田島はそれぞれ1回号で取り上げております。その辺は、当然、重層的に行っていると思います。すべての情報が全部リンク、クロスしているかというと、そうではないという意味で申し上げたつもりでございます。 17: ◯質疑砂原委員) 理由はどうでもいいのだけれども、目的は、広島に人を集める、観光してもらうことで、広告媒体は複数あればあるほど効果は高いというふうに私は判断します。今後、この観光連盟と県の観光の担当がもっともっとリンクしていただきたい。たったの半ページぐらいに載せるだけの話でありますから、その辺を積極的に今後は取り組んでもらいたいと思いますが、局長、どうお考えですか。 18: ◯答弁商工労働局長) 観光振興につきましては、当然、行政というよりも民間レベルの取り組みが非常に重要でございますので、行政としての大きな政策方針というものも十分反映しながら推進していく事業だと考えております。その中で、観光連盟との関係につきまして、私は実感として非常に連携も十分とって行っていると思うのですけれども、私も今まで見たことは、正直申し上げてなかったものですから、結果としてより観光振興につながるやり方にはまだまだ工夫の余地があろうと思いますので、委員御指摘の点も踏まえまして対応してまいりたいと考えております。 19: ◯質疑浅野委員) 砂原委員も観光の問題を取り上げられたのですけれども、観光は産業としても非常に重要であろうと思います。先ほど連携の話をなさいましたが、まさに重要な部分だと思っております。NHKは非常に大きな影響力を持っているテレビなわけです。例えば、今NHKの企画では、御承知のように高知とか長崎、あるいは福山の鞆の浦、場合によって京都の「龍馬伝」、これはまさに海の道という大きなテーマそのものです。それと「ゲゲゲの女房」、これは御承知のように中国地方ですが、いろいろなことは三次市でもあろうかと思うのですけれども、「ゲゲゲの女房」の後に考えられているのは「てっぱん」です。これは、関西と尾道を舞台に、食堂を中心としたテーマのドラマです。それからもう一つ、随時放映されるのですけれども、「坂の上の雲」、これは四国の松山の秋山真之と好古兄弟、もちろん海軍の関係もあるのですが、バルチック艦隊と日本国の連合艦隊の激突、さらには中国大陸におけるロシアとの騎兵隊の戦になっている。さらに「龍馬伝」の後には、御承知のように平清盛が計画されている。これは、悪い意味の平家ではなく、いい意味で平清盛を取り上げている。これも神戸とか福山、そして壇の浦、あるいは宮島等が非常にハイライトとなる瀬戸内海、そういう一連の素材がマスコミメディア等の企画で行われており、瀬戸内海に大きな光が当たっているようですから、しっかりとそういう媒体と連係プレーをして観光振興を図ることが内外ともに必要で、そういう大戦略を持ってほしいと思うのです。これは今検討していただいている海の道のプロジェクトにもかかわるのだけれども、要するに、県庁全体としてこういう大戦略をとってもらいたい。そういうことについて、やはりもう一重、何か食らいつきがどうも弱いような気がして私は受けとめるのだけれども、今後、どのように対応されるのか、お聞きしたいと思います。 20: ◯答弁観光課長) 観光において、「てっぱん」でありますとかいろいろなドラマ等の活用ということをより積極的にというお尋ねであったと思います。確かに、私どもも今回の広域集客観光拠点エリア事業におきまして、ドラマ「てっぱん」、それから「龍馬伝」とタイアップいたしております。資料9の裏面にございますけれども、キャンペーンエリアの魅力向上ということで「てっぱん」を利用したまち歩き、「龍馬伝」とタイアップいたしました龍馬宿泊所跡の特別公開あるいは龍馬の手紙の朗読といったことを行います。観光地、ドラマとタイアップいたしまして、かつ地域の方にそういう素材をきちんと知っていただいて、それを公開していくという、地域とドラマ、話題性がリンクした取り組みをしております。  委員御指摘のように、平清盛でありますとか、あるいは韓国ドラマとかいろいろなチャンスが、今後、目の前に出てきつつございますから、そういうものをどん欲に利用して、かつ地域とよく一体化してこれを生かしていく、あるいは、他県と連携していくということは非常に重要な御提案だと思いますので、より一層そういう連携を強めてまいりたいと思います。 21: ◯要望質疑浅野委員) ぜひこれは非常に重要なチャンスと受けとめていただきたい。長崎では、県が力を入れ、長崎奉行所を中心に出島、グラバー邸などをベースに龍馬の特別展を行っている。  それで、広島県では、どうも県の顔が見えない。それぞれの地元に任せきりなのか、あるいは旅行会社に任せきりなのか、そういう部分があります。例えば、福山では県立の巨大な博物館を持っている。もちろん美術館も持っているし、宮島もあり、いろいろなものにやはり県が力を入れて大観光の受け皿をつくるというふうな意気込みが欲しいと思うのです。今回の平清盛は間違いなく宮島というふうな形に落ちつくのではないかと思うので、県が表に出て顔を出して、しっかりと取り組んでほしいということを強く要望しておきたいと思います。  それから同じく観光なのだけれども、海の道は光が当たって非常に力強く県のほうも知事主導型の観光と言っているが、これは瀬戸内海国立公園で、それと同じくらい私は重要だと思うのは内陸部、帝釈峡、三段峡等、そういう山側にも力を入れてほしい。海の道があるなら山の道があっていいと思うのです。そういう考え方も全県的に必要だろうと思うのですが、特に私は帝釈峡のことについて非常に心配しているのです。崩落事故があってもうかれこれ10数年間がたち、残念ながら一番魅力的な森林河畔の自然林の遊歩道に、残念ながら県が迂回路をつくってしまったので、景観とか自然というものに若者たちやお客さんが触れる機会を奪ってしまった。そのことによって地元で観光にかかわる皆さんが非常に意気消沈して、地元で観光に力を入れる元気をなくしつつあるという状況を私は見させていただいております。ぜひ、観光振興という観点からどういう手だてができるかということを、しっかりと前向きに、地元の皆さんに希望を与える取り組みをしてほしいと思うのですが、そういうところについてはいかがですか。 22: ◯答弁観光課長) 観光地の魅力アップ、整備についての考え方の御質問だろうと思います。観光において、素材は、自然、歴史、文化であり、観光地そのものということでありまして、このたびも観光連盟の要望で話があったのですが、瀬戸内海観光地整備、しまなみサイクリングロード等、あるいは中国山地の帝釈峡、恐羅漢、三段峡といった、案内所の整備や設備のリフレッシュなどということを、今年度手がけております。今、委員が言われた上帝釈、下帝釈を、私も4月に歩いてみましたけれども、確かに川沿いのところがより魅力的だと思います。聞くところによりますと、橋を耐震補強して整備していくには相当なコストがかかるということでございますけれども、コストがかからない方法で何か手だてがないかということ、その一例でございますが、観光地の魅力アップというところも少し知恵を出しながら行っていく必要があると思います。また、地元の方に御意見をいただきながら、どのようなことができるのか考えてまいりたいと思います。 23: ◯要望質疑浅野委員) ぜひひとつよろしくお願いしたいと思います。  それから緊急雇用対策の公募の結果が出ておりまして、私が見ておりまして気がついたのは、観光業、農林水産業の公募が非常に多い。これは非常に新しい雇用の形態を形成していると私は思いますけれども、農林水産業に対する雇用、それから観光業に対する雇用は非常に最近ふえているように私は思います。それで若者の雇用、もちろん失業対策事業も大切だけれども、ゴールは何かというと、まさに建設業者の農林水産業への参入が期待されるということもあるし、先ほど言いましたように、観光業も今から大きな期待をされる部分です。この2つの農林水産業や観光業に対する雇用対策を本格的にしっかりと行っていただきたいと思うのですけれども、その件についてはどのように考えておられますか。 24: ◯答弁(雇用基金特別対策プロジェクト担当課長) 資料番号8の一般公募の選定結果について、先ほど委員から御指摘がありましたけれども、観光とか農林業の件数が多いということがございます。資料の最初に事業スキームを書いておりますが、今回の一般公募事業につきましては特に幅広く提案をいただくと同時に、国の重点分野、6分野を掲げております。その中に農林水産業、観光業があり、あるいは下の県のテーマというところに掲げておりますが、特に庁内各部局から、この一般公募事業で民間のノウハウを提案いただいて事業を進めたいというテーマがあるか募集し、そのテーマの中に観光の関係とか農林水産業の販売強化というテーマが上がってきまして、それに該当する場合は評点をアップし、そして採択を決めたということでございます。採択につきましては、観光が9件、農林水産業関係が5件、応募も観光が15件、農林水産業関係は9件ということで、いずれもたくさんの応募があったと思っております。こういった関係で採択も多くなっておりまして、民間からの提案、関心もまた高かったのではないかと思っております。観光や農業関係について、今後も事業を実施してより多くの雇用に結びつけたいと思います。 25: ◯要望質疑浅野委員) 要するに、明確なきちんとした前向きの積極さを私はお願いしたい、こういうことを言っているわけです。だから、これは実際のニーズもあるのでしょうし、それだけの事業者の意欲もあるのだろうし、またそういう分野に進出したいという働く意欲のある若者たちが相当いると思いますから、事業部門として、雇用対策は今後も力強く推進していただきたい。これはお願いしておきます。  それともう1点、大学生の内定が非常に低くなっている。県内でも高等学校の例がありましたが、大学の卒業生の内定率が非常に深刻な状況にある。きのうの新聞にありましたが、日本学術会議の提言によると、学生たちの就職活動がすごくハードになっており、極端に言えば、学問にいそしんで専門的な技術力とか学問の力をそがれている。これは学生の学問の機会を奪うことによって日本国の将来に大変大きな影響を与えるぐらいの状況にある。やはり、大学と企業は、学生がしっかり学問をできる環境づくりをしなければいけない。これは日本学術会議の緊急提言ですけれども、そういうことを受けて、大学と企業の連携もひっくるめて、何らかの具体的な雇用対策を打っていく必要があろうと思っていますが、認識をどのように持っておられますか。 26: ◯答弁(雇用人材確保課長) 昨今、就職活動が早くなっておりまして、委員御指摘のように、早いうちは大学3年からもう就活ということで、では学問をどこで学ぶのかということに関しては、国を挙げて考えていく大きな問題だと考えます。  それともう一つ、大学のほうも入学者に対して最近コマーシャルが多いのですけれども、出口のところで、自分の大学でどういう教育をして、こういう人材だから産業界に出しても恥ずかしくない、だから採ってくれという大学のアピールも必要だろうと考えます。  先ほどの件に関しましては、就職状況が非常に厳しいのでそういう状況になるのはいたし方ございませんが、日本学術会議も言っておりますように、新卒者扱いを2年あるいは3年というふうに少し長くしたらどうかということがございます。  本県に立ち返ってとらえた場合、ことしの3月、未就職者が出てくるという段階になったときに大学協会から県のほうに支援をしてくれと言ってまいりましたのですけれども、私どもとしては、県が何かをするだけではないでしょう、では、大学と一緒にともに汗をかきましょういうことで、大学・短期大学新卒未就職者支援連絡会議を立ち上げました。ここでもちろん未就職者の就職支援を行いますが、大学のほうでも自力をつける、そういう取り組みについてしっかりお互い取り組んでいきましょうというふうにしております。お答えになったかどうかわかりませんが、そういう認識でございます。 27: ◯要望質疑浅野委員) いずれにしても、景気が厳しい、就職が難しい、したがって、就職活動が早目早目ということになっていき、落ちついて学生たちが学問できない。結局、社会人になる前の段階の時間の制約の中で、優秀な人材たちが育たない世の中になっている。残念ながらそういう実態がある。当然これはしっかりと認識していただいて、県行政が学生たちに就職機会をきちんと与えるということと、同時に、しっかり学問をさせる、力をつけさせる、そういうことを行政の姿勢としてきちんと持っていただきたい、これも強く要請しておきます。  最後になりますけれども、先ほど県内企業の景気動向の説明がありました。これはちょっと、やや陰りが見えてきているし、本格的な回復もない。それで私どものほうは、先般久方ぶりに開かれた予算委員会で緊急経済対策を中心にした補正予算を政府に要請したわけですけれども、9月段階でエコカー減税、あるいはエコポイント制度が廃止されるというような動向にありますが、進んだところは県独自のエコカーあるいはエコポイント制度というのを導入して地場の景気をしっかりと支えていく事業も行っておられるわけです。そういう景気動向に対して、県としてはどのように地域経済を支えていく、そういう先取りの経済対策を考えていらっしゃるのか、所信を聞いてみたいと思います。 28: ◯答弁(商工労働総務課長) 先ほど円高のことでコメント申し上げましたけれども、このたびの円高については、まさに景気回復の兆しというものがある中で急激な円高となっておりますので、大変影響を危惧しております。とりわけ県内の企業については、リーマンショック以降、コスト削減とか懸命な経営体質の改善に取り組んでいるというさなかでございます。本県は基幹産業で、輸出関連企業が多いということがございますし、観光についても中国を中心にインバウンドを盛んに行っていこうという中でのこのたびの円高となっております。県内企業への影響を心配していますけれども、その中で県としてどういう対策を行っていくかということについては、当然、その円高の推移というものを見守りつつ、既存の県費預託融資とか、経営相談を実施するとか、今後、国の円高対策がまとめられるという部分もございますでしょうから、そういったところを注視しつつ、今後、県としての対応を考えていきたいと考えております。 29: ◯質疑(犬童委員) 私がお願いして資料を2点ほど出していただきました。ありがとうございました。  産学連携事業化の状況と商店街の空き店舗等の状況について事前に説明いただきまして、大変厳しい項目もあり、一方でまた、企業にしても大学にしてもそれぞれ産学連携に頑張っていると思うのです。今いろいろな緊急雇用対策とかそういうものを説明いただいた中で、商工労働局の皆さんも頑張っているという思いがしているわけです。みんな元気を出そういうことで、知事も瀬戸内1兆円構想を出してきたと私は思うのです。元気を出そうではないか。あと、元気を出すだけではどうにもならないということがありますから、それはそれで評価したほうがいい。元気を出さなければ物事は前に進みませんから、また、うんと元気が出るように取り組みを支援していくということも大事だと思っております。  産学連携について、最近は国立大学も研究費を絞られてなかなか思うようにいかないということもあります。逆にそういうことが大学の先生も漫然とした研究ではなく、性根を入れてしなければいけないという気持ちになってきているのではないか。先生方も頑張っておられます。したがって、成果があるということで評価はしますけれども、しかしまだまだ我々や皆さんの思いからしてももっとこれが成果を上げてほしい、そのためにはどうしたらいいかということを模索されていると思うのです。企業秘密がありますから難しいとは思いますけれども、先ほどありました「ひろしま技術移転センター」もあるわけですが、研究成果を共有財産としてソフトバンクみたいなところに集めて、そこをのぞいてもらうなり利用してもらうなりしていくシステムがもうちょっと強化できないかと思うのですが、どうですか。 30: ◯答弁(産業技術課長) 委員御指摘の点でございますが、まず資料番号3で先ほどありました「ひろしま技術移転センター」でございますけれども、これは県内の11大学等が会員で、企業は平成22年3月末で257社入っております。それぞれ11大学等の研究、特許出願中の技術シーズを優先的に会員に提供しておりまして、いち早く会員企業が研究成果を共有できる格好にしております。  それから委員御指摘のバンクについてでございますけれども、資料番号3の2で、中国地域コラボレーション会議がございます。これは、中国地域で76機関、大学等も入っており、産学官連携を進めております。せんだって6月に広島で会議をした際に、今後平成22年から平成24年に進める施策の一つとして、研究シーズ、知財のデータベース結合を目標に掲げております。具体的に岡山大学とか鳥取大学が中心となって中国地域内の研究成果をデータベースにして、それを結合していこうという取り組みをしております。県内企業にとっては、県内のデータベースだけではなく、より広域なデータベースのほうがより活用が図れるというふうに考えております。そういったところと連携して、県内企業にとって大学の成果がきちんと情報に入るように我々としても努めていきたいと思っております。 31: ◯質疑(犬童委員) 最初に京都が先行して行ったのです。議会でも調査に行かせていただいたことがあるわけですけれども、特許とか研究成果をセールスして歩く、セールス部門がありました。広島県の場合、そのような部門が機構の中にあるのか、それとも、県も含めて売り込んでいく、活用してもらえるように結びつけていくのか、それとも、お互いそれぞれが熱心にやりなさいというように任せているのか、また、いろいろな特許を整理して踏み込んでいく専門的な体制はどうなっているのですか。 32: ◯答弁(産業技術課長) 一つには、大学のデータベース化もございますし、ひろしま技術移転センター、いわゆるTLOでの特許流通データベースなどいろいろなものを活用しています。また、ひろしま技術移転センターの中にも流通コーディネーターを置いて、いろいろな企業のニーズに沿った研究成果を提供するような形でのサービスを行っております。  もう一方、きょうお配りした資料のこういった産学連携の製品がより一般に浸透するような形でのセールスも中国5県で取り組んでいき、販売促進なり産学連携の成果がより広がるように、取り組みを行っていきたいと考えております。 33: ◯質疑(犬童委員)人的な話もでてきました。それぞれの団体に財政的な問題もあると私は思います。先ほどありましたような売り込んでいく人に対して、県がもっと掘り下げて、関係団体が協力していくことを進めてもらいたいと思います。京都の場合も、「きょうも売れないのですよ、なかなか回っても買ってもらえない、なかなか話がまとまりませんよ。」と担当者が嘆いています。しかし、地道な努力でそれを成果に結びつけてもらいたい。民間会社は、新製品の開発とか新しい分野に進出したいため、どの会社も一生懸命行っているのですけれども、なかなかチャンスがありません。異業種間交流を10年ぐらい前から行っていらっしゃいますが、繊維と木工が一緒になって新しい製品をつくるなど、その成果が出ている部分もあります。同じような問題ですけれども、民間、特に中小企業はどのような研究成果がよそにあるのかということも実際にはわかりにくい。研究成果がわかっても,どうやってどこの大学と手を結めばいいのか、これは簡単に見えてなかなか難しいです。そこに、行政、機構の出番があると思います。今説明を聞きますと一応そういう体制をつくっていらっしゃるようですので、その仕組みをぜひ強化をしていただきたいと思います。 34: ◯答弁(産業技術課長) 今御指摘がございましたように、「ひろしま技術移転センター」で大学のシーズがうまく売れてないのは、一つの課題として認識しております。やはりそれは、企業側のニーズから実際に研究成果をとっていく方向性が非常に重要だと思っておりますので、そういった観点も含めて、ぜひ研究成果がきちんと売れるといいますか、活用できる方策を考えていきたい。 35: ◯質疑(犬童委員) それから商店街の空き店舗の問題です。古くて新しい問題、悩ましい問題でもあるわけですけれども、ここに厳しい状況が出ております。これに今40ぐらいの商店街が出されていましたが、福山の本通船町では78.3%という空き店舗率です。ここだけが非常に突出しているように見えますけれども、私が住んでいる呉でも、三条通り、海岸通りという商店街はもっとひどい状態で、もう商店街という名前がつかないのではないかというぐらいまで商店が消えてというか、閉店している状況があります。したがって、これをどうするかということを、それぞれ市町や国やあなたたちが一生懸命していることは評価するわけですけれども、問題は、それぞれの地元の商店街がどのように取り組んでいるのかということです。「いや、もう商店街としても投げています、話し合いもされていませんよ。」という商店街もあります。「いやいや、商店街でも何とかしよう」という商店街もあります。  呉の本通、中通のアーケードは、この4、5年であちこち穴があいていたのです。それで、これではいけないということで、この前、みなさんの支援もいただいて、直してもとのアーケードになったのです。しかし、話が出てきても、だれがリーダーとなりリードするのかということを商店街でも「あなたがやれ、あなたがやれや」ということでしたが、各商店街の取り組みの実態はどうなのですか。 36: ◯答弁(経営支援課長) 商店街の中で、特に、小売業につきましては、先ほども言いましたように大型店の進出、さらにはインターネット通販、それから産地からの直売など消費者の選択肢が非常にふえています。ですから、魅力がないといいますか、消費者のニーズにこたえられない商店街、個々の商店は劣勢に立たされているという現状ではないかと思います。  そうした中でも、商店街が地域を挙げて取り組んでいるところもございまして、先ほど委員がおっしゃいましたように、呉の中通は地域商店街活性化法を活用してアーケードの改修をされました。今年度、来年度も、事業計画をいろいろと持っています。  それから、県内の他の成功事例では三原の帝人通り商店街がございます。80店舗ほどあった店舗数が、一時、半分以下に減っていました。移転した郵便局の跡地に社会福祉施設が開設されたことにより、医療関係施設とか子育て支援施設が立地して、商店街といいますか、地域コミュニティーとして発展してきて、今では、お年寄りから子供までがにぎわうまちになっています。この事例は、国の新・がんばる商店街77選に載っていますけれども、そういった成功事例を参考にしながら、我々もそれを広報して、できる支援をしていきたいと思っています。 37: ◯質疑(犬童委員) 商店街の活性化は難しいもので、後継者の問題をあなた方も指摘されています。また、大型店舗が進出してそちらに客が流れていくとかいろいろなことで極端に変わっていくわけです。  後継者の調査をしても、14~15%ぐらいが、後継者がいると回答されるぐらいで、あとは、「もうこの私一代で終わり」と、後継者がいないのがほとんどです。そういう商店街の後継者問題について、最近、調査されたことはあるのですか。 38: ◯答弁(経営支援課長) 調査はしておりませんけれども、先ほど申しました商店街振興組合連合会に対しての県の支援策の中に、商店街の後継者の人材育成、例えば女性リーダーの育成といったような研修会、講習会等があります。委員がおっしゃいますように、後継者問題は大変重要であると認識しております。 39: ◯意見(犬童委員) やはりリーダー、後継者をつくっていかなければならない、もちろん見通しがなければならない。しかし、やめたくてもやめられない人もいるわけです。呉でも話を聞くとこう言います。「もうかったので、子供を後継者に入れて一緒にやっているのだけれども、店を閉じたら自分の子供らが次にどこで生活していくのかという見通しが立たない。」実際にはもうやめたいという人もいるわけです。だから、そういうところは頑張ってほしいということになるのですけれども、こういう後継者の問題を含めて、もっと私たち議会も一緒になって考えていかなければいけないと思いますし、地元商店街の皆さんも1人でも2人でも商店街の後継者の育成、あるいはリーダーの養成をしていただきたいと思います。  問題は、大型店舗がどんどん出店すると小さい店舗は太刀打ちできない、こういうことが基本的にあると思います。しかし、県内の200幾つの商店街がだんだんなくなっていくと買い物難民も出てくるわけです。あきらめないでする必要があるのではないか。この前、集中豪雨で川尻の商店街がどっぷりつかりました。そして、私も何回か歩いてみますと、「もうこの際店をやめたい、もう再建したくない。」という話を聞きます。また、家主や地主から「もう更地にするから出ていってくれ。」という話も出てきています。あなた方にも川尻の商店街を見ていただき、話し合いもしてもらいましたが、「やっと持ちこたえたところに水害が来たので、この際、もう商売をやめます。」とか、「こういうことで商売をやめたら近くの年寄りたちは今度どこへ買い物に行ったらいいのだ。」ということになるわけです。だから、やはり踏ん張っているところがぜひ踏ん張っていかないといけないのではないかと思います。水害であちこちの商店の方がかなり悩んでいらっしゃる。「借りたらどうですか。」と言いましても、「お客の見込みもないのに、300万円も500万円も借りてこれ以上やろういうことにはなりません。」と率直に言われます。ですから、この問題に対応していかないといけないと思います。実態調査をしてもらいましたので、ぜひ私たちもまた頑張って一緒にしたいと思います。  (7) 県外調査についての協議  県外調査を10月27日(水)~29日(金)の2泊3日で実施することとし、詳細な日程の決定等については委員長に一任された。  (8) 閉会  午前11時55分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...