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  1. 広島県議会 2010-06-18
    2010-06-18 平成22年建設委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成22年建設委員会 本文 2010-06-18 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 61 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑杉西委員選択 2 : ◯答弁空港振興課長選択 3 : ◯質疑杉西委員選択 4 : ◯答弁空港振興課長選択 5 : ◯質疑杉西委員選択 6 : ◯答弁空港振興課長選択 7 : ◯質疑杉西委員選択 8 : ◯答弁空港振興課長選択 9 : ◯要望杉西委員選択 10 : ◯質疑犬童委員選択 11 : ◯答弁土木総務課長選択 12 : ◯要望質疑犬童委員選択 13 : ◯答弁道路企画課長選択 14 : ◯要望質疑犬童委員選択 15 : ◯答弁道路企画課長選択 16 : ◯質疑佐藤委員選択 17 : ◯答弁土木総務課長選択 18 : ◯質疑佐藤委員選択 19 : ◯答弁土木総務課長選択 20 : ◯要望佐藤委員選択 21 : ◯要望質疑高橋委員選択 22 : ◯答弁(港湾振興課長) 選択 23 : ◯質疑高橋委員選択 24 : ◯答弁(空港港湾部長) 選択 25 : ◯要望質疑高橋委員選択 26 : ◯答弁道路企画課長選択 27 : ◯質疑高橋委員選択 28 : ◯答弁道路企画課長選択 29 : ◯意見(高橋委員選択 30 : ◯質疑(安木委員) 選択 31 : ◯答弁(砂防課長) 選択 32 : ◯質疑(安木委員) 選択 33 : ◯答弁(砂防課長) 選択 34 : ◯要望質疑(安木委員) 選択 35 : ◯答弁(砂防課長) 選択 36 : ◯要望(安木委員) 選択 37 : ◯質疑犬童委員選択 38 : ◯答弁(技術企画課長) 選択 39 : ◯質疑犬童委員選択 40 : ◯答弁(技術企画課長) 選択 41 : ◯質疑犬童委員選択 42 : ◯答弁(技術企画課長) 選択 43 : ◯質疑犬童委員選択 44 : ◯答弁(技術企画課長) 選択 45 : ◯要望質疑犬童委員選択 46 : ◯答弁(技術企画課長) 選択 47 : ◯要望犬童委員選択 48 : ◯質疑(城戸委員) 選択 49 : ◯答弁(住民課長) 選択 50 : ◯質疑(城戸委員) 選択 51 : ◯答弁(住宅課長) 選択 52 : ◯質疑(城戸委員) 選択 53 : ◯答弁(都市技術総括監) 選択 54 : ◯要望(城戸委員) 選択 55 : ◯質疑(岩下副委員長) 選択 56 : ◯答弁空港振興課長選択 57 : ◯意見・質疑(岩下副委員長) 選択 58 : ◯答弁空港振興課長選択 59 : ◯質疑(岩下副委員長) 選択 60 : ◯答弁空港振興課長選択 61 : ◯要望(岩下副委員長) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 8 会議の概要  (1) 開会  午前10時34分  (2) 記録署名委員の指名  (3) 付託議案    県第56号議案「平成22年度広島県一般会計補正予算(第1号)中所管事項」外5件を   一括議題とした。  (4) 付託議案に関する質疑・応答 ◯質疑杉西委員) 付託議案の中の広島空港の委託費について、今回、上海線のナイトステイに関する支援として2,000万円余りの補正予算がついているのですが、そのことについて質問したいと思います。  ナイトステイは3月28日に始まっていますが、3月28日からということは、恐らくその少し前から当然そういう話があったと思います。そうした中で、なぜ実質的に当初予算でこの支援の費用が計上されず、今回の6月補正で計上されたのか、そのあたりの経緯をお聞きしたいと思います。 2: ◯答弁空港振興課長) 今回、中国東方航空による4月からのナイトステイにつきましては、中四国地方では1空港のみと表明されておりまして、他県の空港といろいろ激しい誘致合戦を行う中で、最終的に中国東方航空から広島に決定したいという連絡を受けましたのが2月中旬でございます。また、今回御提案しております支援の中身につきまして、いろいろと確認しなければならない細かい点等がございまして、結果として当初予算への計上が間に合わなかったということになっていますけれども、中国東方航空に対しましては、当然、この6月議会で議決をいただくということが大前提であるということは十分申し伝えておりますので、御理解願いたいと思っております。 3: ◯質疑杉西委員) 時期的に当初予算の編成のときには間に合わなかったと、詳細が決まっていなかったということでございますね。  次に、今回のナイトステイが始まり、上海線の発着時間が少し変わって何カ月かたつのですが、このことによって搭乗者数にどの程度メリットが出ているのか、その辺がわかれば教えてください。 4: ◯答弁空港振興課長) このナイトステイが開始されて以降、4月、5月の搭乗者数は、昨年同期の8割ぐらいふえていまして、ナイトステイの効果があらわれていると考えています。 5: ◯質疑杉西委員) それと万博の効果もあるかもしれませんし、それはいい方向だと思います。  次に、今度は2番目の丸のところの混雑の緩和対策について質問します。  旅客誘導要員の配置予算を計上されているのですが、こうしたことは、例えば旅行会社や航空会社が自社の営業戦略として、込んで苦情が出る場合の作戦を練るのが通常ではないかと思うのです。民間の航空会社ではなくて、なぜ県が混雑緩和対策として要員の配置予算を計上するのか、お伺いします。 6: ◯答弁空港振興課長) 出発時や到着時の混雑緩和対策は、本来的には航空会社等の責任においてやるべきものでございまして、実際に4月以降は航空会社等が実施しています。ただ今回、県がそうした実施に対してなぜ支援するのかということですが、一つには、広島空港にとりまして、上海線はソウル、台北線と並び、世界へ開けている非常に重要な路線であるということです。そうした路線を利用していただく利用者の方々の利便性が損なわれることのないように、広島空港の振興という観点からも県としての対応が必要であるということが1点です。  それからもう1点は、ナイトステイを誘致したのが県でございますので、ある意味、今回の混乱を招いた原因者であると考えています。  そうしたことから、当面の緊急避難的な措置ということで、今年度に限りまして県が支援するということでございます。 7: ◯質疑杉西委員) よくわかりました。
     先月に、高橋委員からも出入国時に非常に混雑するという話が出ましたが、混雑を整理するために人員をふやす対策も要るのでしょうけれども、抜本的に考えますと、例えば、出国審査の時間をもう少し長くすれば、混雑が解消するのではないか。一度に審査するから混雑するのであって、出国の審査時間を少し延長するといった抜本的なことは考えられないのでしょうか。 8: ◯答弁空港振興課長) 審査時間を長くするというよりも、審査時刻を前倒しすることが必要ではないかと思っています。今は、広島空港の始発が9時でございまして、原則として1時間前にならなければCIQのほうで出国審査を行わないということになっています。これを仮に少しでも前倒ししていただければ、混雑緩和に役立つことが十分に予測されることから、今回、ナイトステイを実施した以降も国へ前倒しができないかといろいろ要望したところですけれども、急な話ということもありますし、また、予算的に人員の対応がなかなか難しいということでございます。しかしながら、広島空港を利用していただく方の利便性を高めるためには、そうした取り組みをやっていくことも必要でございます。私たちとすれば、御利用いただく方々がスムーズに出国審査をしていただけるよう、航空会社を通じまして周知徹底するとともに、引き続き前倒ししていただくことを国に粘り強く要望していきたいと思っています。 9: ◯要望杉西委員) やはり抜本的なことをやらないと一時的なことになってしまいますので、国に要望していただきたいと思います。  きのうの中村議員の一般質問にもございましたが、広島空港は中四国の一番中心になる空港でなくてはならないと思うのです。そういう中で、岩国でも民間機で東京便が飛ぶようになりましたので、非常に競争が激しくなってくると思います。今回広島空港のアクセス関係のワーキング部会も立ち上がりましたが、そうした中で、今の話も含めて中身のある部会にしていただいて、広島空港が中四国で一番利便性の高い空港となりますように、執行部の方にも頑張っていただくことを要望します。 10: ◯質疑犬童委員) 私は、県第63号議案の指定管理者が管理している施設の利用料金の下限枠を撤廃する件で質問します。  下限枠を撤廃するのだから安くなるなら幾らでもいいという理屈になるわけです。ここではサービスをよくするために安くすることが前提になっています。利用者サービスの向上や集客力の強化等を図ることを目的として下限枠を撤廃することになっています。字面からすれば非常にいいと思うのですが、私が一つ心配しているのは、下限枠を撤廃して安くするのもいいのですが、逆にそこで働いている人の労働条件が非常に劣悪になるというと表現は厳しいですけれども、労働条件が悪くなるのではないか。今でも指定管理者をやっているところへ行って聞きますと、賃金が安いのです。指定管理者にしただけでは安くはならないから、人数を減らしたりしないと安くはならない。内部努力といっても、しょせんは人を減らしたり賃金を減らしたりして、費用を削減することによって利用料金を下げていくことになります。下限を撤廃するのは当該地方公共団体の承認を得なければならないという条件がついていますから、そこは厳しくチェックしてもらえるだろうと思うのですが、そこら辺はどうですか。 11: ◯答弁土木総務課長) 委員の御質問は公園の関係でございますけれども、他の施設との関連もございますので、総括的に私のほうから御答弁させていただきます。  利用料金の下限枠の撤廃に当たりましては知事の承認が必要になりますので、その判断をするに当たりましては、施設の設置・管理運営のコストや利用者負担のあり方、施設の管理運営収支の状況を勘案するので、無制限に引き下げられるというわけではありません。今御質問にございましたように、当然、雇用状況も一つの判断材料になろうかと考えております。 12: ◯要望質疑犬童委員) 例がふさわしくないかもしれませんが、呉市内にある野呂山には20カ所ぐらいオートキャンプ場があり、夜は宿泊できるわけです。宿泊客が少ないときには、夜中に管理人がいなくなるというので、何かあったら困るため、私は一度、宿泊をやめて帰ったことがあるのです。管理人がいても夜中に一人でキャンプ場をパトロールするということで、余り安くして公園の安心・安全に支障がないようにしてもらいたい。家族連れで遊びに行って、キャンプ場を借りたいと思っても、キャンプ道具が足りない場合に対応できる体制だけはきちんと確保してもらいたいと思います。これは例ですが、ほかにもマリーナなどはいろいろあると思いますけれども、そういうことは任せっ放しではなく、ぜひ取り組んでいただきたいと思っております。施設を利用した経験から、これは要望しておきます。  次に、県第67号議案の工事請負契約の変更についてです。鉄が安くなったということで警固屋音戸バイパス橋梁整備工事の契約額を下げています。これはこれで適宜価格変動に対応できることは非常にいいことですが、この工事の工期は平成22年9月24日までとなっています。この前発注された上部工については、確か平成23年12月15日が工期だったと思います。そして、最終的に完了するのが平成24年3月とお聞きしているのですが、そのように受け取ってもいいのか、今の状況ではおくれるかもしれないと思われているのか、そこら辺はどうですか。 13: ◯答弁道路企画課長) 警固屋音戸バイパスの進捗状況及び完成目途ですけれども、委員がおっしゃいましたように、現在、石川島播磨重工業株式会社等のJVに中央径間の上部工を発注しておりまして、工期は平成23年12月です。今後、まだ取りつけの上部工等が残っておりますので、現在の目標年次は20年代半ばになっております。社会経済情勢もありますが、まだ完成目途が言える段階には至っておりません。 14: ◯要望質疑犬童委員) 政府の方針もありますし、広島県の財政事情ももちろんありますから、確実にこうだとは言い切れない部分がありますが、現段階では20年代半ばといっても、あと2年半です。私たち地元の者からすれば一日でも早く完成してほしいと思っているので、ぜひ予定どおりに供用開始してもらいたい。  次に、私は時々工事現場を見に行くのですが、防災対策でのり面を削ったり、土盛りをしたりとかなり大幅に改造する工事をしています。地元の人からもそういう箇所は大丈夫ですかという話もあり、危ないですとは言えないですから大丈夫ですとは言っています。もちろんチェックされているわけですが、あれだけ山を切ったり、土盛りしているのですから、十分対応していただきたい。これは大雨が降ったりしたらわからないことです。去年も、広島大橋を渡り切った向こう側ののり面が崩れました。直接この議案には関係ないのですけれども、同じ場所ですから、ぜひ安全対策、防災対策をきちんとやっていただきたいと思います。 15: ◯答弁道路企画課長) 工事の監督に当たりましては、そういう点ももちろん十分気をつけまして、引き続き監督していきたいと思います。  (5) 表決    県第56号議案外5件(一括採決)  … 原案可決 … 全会一致  (6) 一般所管事項に関する質疑・応答 16: ◯質疑佐藤委員) 県の出資法人の件で質問します。  出資法人の経営状況説明資料を見て疑問に思ったことがあります。法人の役員の中に県議会議員が何名か入られていると思うのですけれども、チェックしないといけない側の議員が法人の内部に入っているのは、私はおかしいと思うのです。どういう経緯で県議会議員が法人の役員についているのか教えてください。 17: ◯答弁土木総務課長) それぞれの出資法人の設立に当たりましては、定款や寄附行為といったもので、その法人のありようや構成を規定しております。個々の公社等において、御推薦をいただいて県議会議員に理事等についていただいた経緯につきましては、手元に資料がございませんので、不明でございます。 18: ◯質疑佐藤委員) 公社ごとで違うということですか。例えば、土地開発公社には3名ほど入られていますけれども、選定方法がわかれば教えていただきたいと思います。 19: ◯答弁土木総務課長) 個々の理事等の御推薦に当たりましては、議会のほうに推薦依頼をお願いしておりまして、議会としての推薦を受けて改めて任命させていただいているところです。 20: ◯要望佐藤委員) 過去にも恐らく何回もこういうことがあったと思いますけれども、そのたびに私自身疑問に思っていたのです。今回は要望ということで言わせていただくのですが、ぜひとも皆さん方にこの件をもう少し議論していただきたいと思います。 21: ◯要望質疑高橋委員) 海田大橋の無料化についてお尋ねをしたいと思います。  前回も海田大橋の無料化、または仁保インターの出口について、いろいろとお願いや質問をしてきました。そこでまず、仁保インターをおりるところは、質問した次の日に、一番左のETCレーンを現金利用の場合にも使えるようにしていただいたので少しはよくなりましたが、時間帯の問題もあるため、あれから大分たちましたので、もう一度どういう状況か確認していただきたい。便利になったと思ったらかえって不便になったとか、危険な箇所になったということになれば、いろいろな形で対応を考えていただかないといけないので、これからも注視していただきたいと思います。  そのときに海田大橋の件も質問したのですが、適切な回答がほとんどもらえなかったので、きょうは海田大橋の無料化に絞ってお聞きをいたします。  そもそも海田大橋は、前にも説明がありましたように、臨港道路というか港湾のほうでつくった道路です。はつかいち大橋と同じ臨港道路ですが、はつかいち大橋は無料です。有料と無料の境界が特によくわからないのですが、その区分けをする理由がどこにあるのか、まずお尋ねをいたします。 22: ◯答弁(港湾振興課長) 基本的には、臨港道路の中で特に維持修繕の費用が多くかかるもの、それから将来的に大規模修繕が出てくる可能性が高い道路について、広島県でいえば海田大橋でございますけれども、維持管理費用の一部を利用者の方に御負担いただくという考え方になっております。 23: ◯質疑高橋委員) 説明を受ければ高速道路との違いはわかるのですが、一般の人は、ここは高速道路として通っているとか、ここは港湾の道路や橋として通っているとか、ここは一般の県道とか国道だと思って通っていないものですから、なかなかその辺の理解は難しいと思います。特に、熊野方面、焼山、矢野の団地や海田地区の方の一部は、生活道路として海田大橋を通っております。おまけに、熊野の方と黒瀬の方は熊野有料道路を通ってそのまま海田大橋という一つの流れになっていて大変便利なのですが、そこで両方ともお金を取られているという現実もあります。200円と100円ですから、基本的に300円、往復すると600円ですから、これはかなりの負担になると思います。特に熊野の人に聞くと、熊野有料道路はそのうちただになるだろうという意識があるわけです。海田大橋についても、それが港湾でつくったのか高速でつくったのかということはよほどの人でないと知りませんし、理由を知らないのだから、海田大橋もいずれただになるだろうと皆さんは思っているのです。  今回、特に目立つというか気がついたのがETCをつけたことです。そろそろ海田大橋はただになるのではないかと思っているところでETCをつけられたので、これはいつまでお金を取るのだろうという問題意識があって調べてみると、臨港道路だからということでありました。その説明は受けたのですが、やはり基本的には、臨港道路だから半永久的に料金を取ることについては、県民はなかなか理解しにくいと思いますし、前にも言いましたように、ETCは回数券より実質7円の値上げになっております。高速道路の無料化の社会実験も28日から始まりますし、ほかの有料道路の料金制度や国の政策を考えると、半永久的に海田大橋で料金を取るというのはそろそろいろいろな形で考えていただく時期だと思います。もちろん、実質値上げになったことについては、ぜひとも何らかの対応を考えていただきたいと思いますが、その点について部長にぜひお聞きしたいと思います。 24: ◯答弁(空港港湾部長) 海田大橋の料金についてのお尋ねでございますけれども、大きく2つに分けて回答させていただければと思います。  まず、完全無料化にしていくということにつきましては、現在、まさに委員がおっしゃいましたように、国のほうでも建設費や維持管理費をどのように負担していくのか、あるいは無料化をどのように進めていくのかという議論をされている最中でございます。この問題につきましては、要は、受益者負担の考え方を抜本的に変えていくということですので、そういった大きな議論の行方を見守りながら、私たちとしても海田大橋をどうしていくのかという手順で検討させていただければと思っております。  ただ、一方で海田大橋の回数券の話がありましたけれども、誤解なきよう1点だけ申し上げますが、単純に値上げをしたというよりは、ETCをつけたことによって、ほかの高速道路と割引の方式を横並びにしたということでございまして、その結果として、回数券をお使いいただいていた方には実質的に値上げになっているというのは事実でございます。この点につきましては、日々お使いいただいている方々の不公平感といいますか、この時期に値上げをしなければならない理由について、御納得いただけるような説明をすることがまずは重要であります。そういった方々の不公平感を解消すべく、早急に検討させていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 25: ◯要望質疑高橋委員) 今の流れの中で、長期的にはどのように対応していくのか考えていただきたいと思います。短期的には、先ほど言いましたように、実質的に値上げになりました。それで、今の答弁で高速道路との横並びという話がありましたが、私に言わせれば、都合のいいときには高速道路と横並びなのです。一方で、つくったのは港湾道路だからという、その辺の上手な使い方はやめていただきたい。港湾道路だから安くしろとか、無料がいいと言っているのではなくて、港湾道路ゆえにできる政策もあると思います。これが広島高速道路だとなかなか難しいと思うのです。ですが、逆に言えば港湾道路なので、県独自で安くしたりするとかいろいろな形がとれると思いますので、その辺はしっかりと対応していただきたいと思います。  それで、第2音戸大橋の話もありましたように、私が気づくだけでも、東広島バイパス、フライトロード、豊島大橋とそれぞれ無料です。新しくなると無料になるのです。それはどうしてかというと、やはり生活道路であるなど地域のいろいろな事情がありますので、税金でしっかりと道路をつくっていこうという考え方だと思うのです。そういう方向で考えると、高速道路も物流コストなどいろいろかかりますが、本当に今、県として利用者からお金を取っているのは熊野有料道路と安芸灘大橋と尾道大橋なのです。それを考えると、私の会派の代表質問で犬童委員が言われたように、近い将来、料金設定をどのようにしていくのか、少しは考えていかなければいけないと思うのです。新しく道路ができるところはもう無料ですから、海田大橋や広島熊野道路を使う近辺の人、安芸灘大橋を使う蒲刈、下蒲刈の人、尾道大橋を使う因島の人たちだけが、不公平感を持って負担しているように思います。  いつも言いますが、熊野は国道もJRもないのです。県道に頼るしかないのです。県道34号線がありますが、その渋滞緩和で広島熊野道路をつくっていただいたので確かに助かっておりますし、しっかりときちんと負担しています。海田大橋については20年間、しっかりと料金も払ってきましたし、利用する人は予定より多いと思いますから、ぜひともその辺を考えていただきたいと思います。  これはちょっとオーバーかもしれませんが、今考えると、仁保におりるだけでなく安芸区の矢野から海田大橋に乗ったら、呉方面に行けるように広島大橋につなげておけば、国道31号の渋滞緩和とかいろいろな形で大変便利になったと思います。ですから、そういうことも含めて、ぜひトータルで検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、もう一点は、広島熊野道路についてです。  先ほど言いましたように、基本的に広島熊野道路と海田大橋を通って、広島に来ます。海田大橋にETCがついたものですから、広島熊野道路にもぜひETCをつけてほしいという声が上がり始めました。県では、このETCの対応をどのように考えているのかお聞きします。 26: ◯答弁道路企画課長) 広島熊野道路の料金所につきましては、平成5年から6年にかけまして4ブースを7ブースにするとともに、平成14年から15年にかけまして自動収受機をリニューアルするなどの対策をとっております。  一方、ETCにつきましては、初期投資も高く、また、年間維持費もある程度費用がかさむことが想定されております。そのような中、広島熊野道路につきましては、計画どおりの収支ではございますが、平成21年度は開通以来、初めて料金収入が計画を下回ったという状況もございます。また、無料開放が平成32年12月に迫っておりますので、あと10年という年月と、また、今後の交通量の伸び率等を予測する中では、現実的には設置はなかなか難しいのではないかと考えております。  基本的には、今後とも引き続き早期無料化に努力してまいりたいと思います。 27: ◯質疑高橋委員) ETC設置の予定はないということですが、平成21年度だけ計画より交通量が少なかったということですけれども、あと10年ありますし、利用者の利便性が向上しなかったら、海田大橋にもETCをつける必要はないのです。説明を聞くと何かおかしい。つける予定はないといっても、実際、広島熊野道路を使うときは回数券を使用して、海田大橋や高速道路に乗るときはETCです。10年で採算がとれるのかとれないのかということも聞くようになりますから、もうちょっと前向きに考えていただかないといけない。前向きに考えていただいて結論が出たら、今度は実際値上げになります。基本的に回数券なら大体2割引で、ETCは1割引です。つくる気はないということですけれども、また値上げになってはいけませんということが言いたかったのです。  もちろん、海田大橋も広島熊野道路も、今要望しているのは私だけではありません。安芸区や安芸郡も入りますし、おりると南区で、それぞれの選挙区の議員は必ず住民から何か聞かれているはずですから、トータルで考えていただきたい。そういうことも含めてもう一度聞きます。ETCの導入を検討するのか、前向きなのか、お聞きいたします。 28: ◯答弁道路企画課長) ETCの導入につきましては、将来収支を見きわめて、今後慎重に対応してまいりたいと思います。 29: ◯意見(高橋委員) ただ、海田大橋にもETCがつきましたので、採算がとれることがもちろん原則ですが、利便性の向上や渋滞緩和など、さまざまなことも含めてトータルで検討してください。ETCをつけても通行料金で回収するわけで、利用者がふえたら通行料金で採算がとれるものですから、前向きに考えてください。また機会があったらお聞きしたいと思います。 30: ◯質疑(安木委員) この9日に土砂災害防止全国の集いがありまして、行っていろいろと聞かせていただきました。広島県がどういう状況か勉強させてもらったのですが、広島県が土砂災害危険箇所数全国1位だということを改めて思ったわけです。  それで、脆弱な地質ということで真砂土を含む花崗岩が県土の約半分を占めており、特に県南部に集中しているという内容が、いただいた冊子にも書いてありました。土砂災害に対する対策の現状を見て、改めてこういう状況だったのかと思ったのですが、土石流の危険渓流の整備率は15.8%で、85%はまだです。それから、急傾斜地の崩壊危険箇所の整備率は35%で、3分の2はまだです。地すべり危険箇所の整備率は26%で、4分の3はまだというような状況が冊子に書かれております。ところが、砂防関係の予算は、平成13年度からずっと減り続けているという状況です。冊子に書いてあるとおりのことを今言っているのですが、土砂災害に対して日本で最も厳しい状況ですけれども、現実には予算は減っており、なかなか整備は進んでいないというのが現状です。今後の整備方針について、ハード面、ソフト面をどのように進めていかれるのか、お聞きします。 31: ◯答弁(砂防課長) 砂防事業につきましては、委員の御指摘のとおりの状況でございますので、土砂災害が起きたときに逃げることが難しい災害時要援護者施設等に関連する箇所や、重要な交通網を遮断するおそれのある危険箇所などへ、より一層重点的な投資をしてまいりたいと思っております。  ソフト対策につきましては、ハード対策との車の両輪ということで、土砂災害防止法に基づく土砂災害特別警戒区域の指定等をより一層促進してまいりたいと思っています。 32: ◯質疑(安木委員) 通り一遍のことを言って申しわけないのですが、整備率があと3分の2や8割余り残っているのですけれども、これは基本的には100%整備するまで進めていく方向ですか。 33: ◯答弁(砂防課長) 計画的にやっているところでございますが、今の整備状況で推しはかりますと、何十年もかかりますので、先ほど申し上げましたように、当面は、重点化を図りつつ、工事につきましてもコスト縮減を図って効率的に進めてまいりたいと思っているところです。 34: ◯要望質疑(安木委員) それが現状だと思いますけれども、雨が降る時期になると、平成11年6月29日の異常に降り出したときの怖さを思い出します。10年前ですけれども、現実に大きな石がごろごろと転がって国道の上に落ちるという状況になって、あちこちが崩れて犠牲者も出ました。本当にそういう状況になったときに、どうしてもっと早くあそこに手が打てなかったのだろうかということが常に問題になります。特に危険なところから進めるということですが、ハード面でも着実に進めていただきたいと思います。  それと、防災というよりも減災ということで、災害が起きそうなところはできるだけ災害が起きないように避けることが大事だと思います。その辺もぜひ周知をお願いしたいと思います。  この全国の集いで3人の方が体験を話されましたが、すごく印象に残ったのが、場所は西部ですけれども、今はすごくよくなりましたという話がありました。何がよくなったのかと言ったら、川幅が広くなり川底が深くなったので、すごく安心できる状況になったということで、土砂崩れに対しては水が流れる道をどれだけきちんとするかということが一番勝負だと思いました。そのような危険なところの川幅を広げたり、川底を深くするというような対応も災害対策の中で検討されているのでしょうか。 35: ◯答弁(砂防課長) 委員御指摘のように、土砂災害に対しましては、災害関連事業等で砂防堰堤を設置するとともに、別の事業メニューで下流も整備して、両面でやっています。一番住民に見えやすいのは下流のほうでありますが、上流には砂防堰堤も設置しておりますので、この辺の周知も含めて取り組んでまいりたいと思います。 36: ◯要望(安木委員) このような集いは、意識を新たにして取り組むという意味で開かれているのだと思いますが、ぜひとも着実に災害を減らしていけるように今後とも取り組んでいただきたいと思います。 37: ◯質疑犬童委員) この前に、例の広島高速3号線、豊島大橋と呉のマリノ大橋(仮称)のエックス線検査結果の改ざんの問題が報告されて、私のほうから再検査の問題や県職員の立ち会いといったことをいろいろとお願いしたのですが、その後どうなっているのですか。 38: ◯答弁(技術企画課長) 豊島大橋の溶接問題につきましては、改変箇所における品質上の問題の有無を確認するために、今月8日から現地へ調査に入っています。再検査につきましては、前は関西エックス線という会社を三菱重工鉄構エンジニアリングが使っていたのですが、それ以外の検査会社を2社指定しております。それで、データの改変があった全箇所について、県職員の立ち会いのもとに、現在、検査をしているところでございます。検査結果につきましては、一応来週をめどに上がってくる予定となっております。 39: ◯質疑犬童委員) 早速対応してもらったのは評価するのですが、具体的に再検査をして問題の箇所、あるいは修理した箇所は何カ所ぐらい出てきているのですか。そういうところは特にないということですか。 40: ◯答弁(技術企画課長) 検査につきましては、既に橋げたが塗装されているので、まずは塗装の上から超音波探傷装置の感度を上げて検査している関係で、若干傷らしきものが出ているという状況でございます。次に、昨日から塗装をはぎまして、はいだ状態で検査するようにしております。まだその結果が上がっていませんので、これから検証するということになります。 41: ◯質疑犬童委員) では、その結果はまだ今から出るわけですが、県も職員が立ち会いをしたりして要らない手間をかけないといけなかったわけです。新たにエックス線の検査会社を2社指定した費用は、相手方にきちんと負担させることになっているわけですか。 42: ◯答弁(技術企画課長) 三菱重工鉄構エンジニアリングが負担します。 43: ◯質疑犬童委員) データを改ざんするというのは重大な問題です。三菱重工鉄構エンジニアリングは少なくとも、知事なり県議会議長にきちんとおわびをしたという話はあったのですか。担当者だけでこの問題を解決しているのですか。 44: ◯答弁(技術企画課長) 議長に直接謝罪したという話は伺っていませんが、先月19日に、三菱重工鉄構エンジニアリングが調査結果と謝罪文を公表いたしております。その後、私どものほうにも社長がおわびに来ております。  今後につきましては、先ほど言いましたように、調査結果を踏まえて対応されるのではないかと思っております。 45: ◯要望質疑犬童委員) 問題が問題だけに、私はけじめをきちんとつけてもらいたいと思います。橋などは2~3年で捨てるわけではなく、長い間使うわけです。100年、場合によってはもっと使うかもしれません。したがって、今の段階で問題点はきちんと出して、補修するところは補修させて、後に尾を引かないようにしてもらいたい。これはひとつお願いしておきます。  それから、たまたま三菱重工鉄構エンジニアリングと関西エックス線だけでそういう問題があったのですが、今回の箇所以外に、ほかの業者がやったところで同じ問題は出ていないのですか。 46: ◯答弁(技術企画課長) 前回の調査におきましては、三菱重工鉄構エンジニアリングと関西エックス線に特定させていただきましたが、今回は、関西エックス線に関わっている業者がないかということで調査をしました。結果としまして、前回は11の工事箇所を調査させていただきましたが、このうち三菱重工鉄構エンジニアリングとJVを組んでいた2社がございまして、今、その2社に対して、同じ工事ですが調査をしている段階でございます。 47: ◯要望犬童委員) きょうは最後の建設委員会ですから、その点はぜひしっかりお願いをしておきたいと思います。  次に、これも最後だからもう一回お願いしておきます。先ほど高橋委員も言いましたが、安芸灘大橋のことですけれども、この前、知事が宝さがしで大長、御手洗まで行かれたわけです。そして、広の市民センターで知事との話し合いがありました。そうしたら、10人中4人ぐらいの地元の人が、橋の料金を安くしてもらいたい、あるいは無料にしてもらいたいということを切実に要望されました。知事は、当面はできないが、あらゆる努力をして早期に無料開放するようにしたいという、あなた方の答弁と同じような答弁をされて帰られたということで、テレビでも報道していました。知事とあなた方は、意思統一されていて非常にうまいと思ったのですが、基本的には生活道路だということを忘れないでほしいと思うのです。あの橋以外に通るところはないのです。航路もなくなっているわけです。安芸灘大橋は、本当に生活に密着した橋になっているわけです。しかも、先ほど高橋委員も言ったように、豊島大橋も東広島呉道路も音戸大橋も無料で、今度はクレアラインで無料実験が行われます。私は非常に結構なことだと思うし、無料に反対はしていません。安芸灘大橋や広島熊野道路も一日も早く無料開放するべきです。あなた方の話を聞いていると、ただ口先だけで、経費節減とか言われますけれども、実際は成り行き任せの無料化です。例えば、何年計画でもいいですが、債務を一般会計から補てんしたりするのが努力というものです。そういうこともしないで、ただ利用者がふえるのは神頼みで、料金所の人の給料を上げないで抑えますということでは、私はいけないと思うのです。ですから、これは県民の毎日の生活のことですから、あなた方も本気になってどうしたらできるのか、知事にできないことを一生懸命吹き込むのではなくて、どうしたら地元の要望を酌んで無料開放できるのか、きちんと内輪で話し合ってもらいたい。最後ですけれども、私はそのことを改めて強く要求しておきたいと思います。  それからもう一つ、前も言ったのですが、公共事業が大分少なくなっていますけれども、県の中の土木や設計などの技術はどのように継承していくのかということを、計画的に、もちろん財政上の問題もあるわけですけれども、少なくとも後になってから技術者がいないということにならないように、ぜひ努力していただきたいことを要望しておきます。 48: ◯質疑(城戸委員) 1点確認をとらせてもらいたいのですが、指定管理者制度導入施設の管理運営状況について、13ページに事業計画の達成状況が書いてありますけれども、県営住宅の住宅使用料と駐車場使用料の現年度分収納率の目標値が94.86~96.92%で、実績が96.01%だから達成率は100.6%と書かれています。次のページからの県営住宅では実績値しか書いていない。この目標値はどうやって決めたのですか。 49: ◯答弁(住民課長) この目標値は、住宅供給公社が行っていたときの収納率をもとにしております。13ページにつきましては、端数がついていますが、実は、平成19年度、20年度、21年度の3年間で、平成21年度が契約の最終年度に当たります。出納閉鎖が終わった後の来月ぐらいに出る平成21年度の数値を実績値として対比するのが本来の姿ですけれども、昨年度については、3年間の指定管理が終わりますから、指定管理者に対して精算するときに目標値を達成できなかったらペナルティーを科す形になっているので、13ページには、2月末ということで案分した目標値を掲げてあって、実績値も2月末の数値を書かせていただいております。  それから、次のページからの県営住宅につきましては、PFIであるとか、管理戸数が60戸、110戸ということで本当に小規模ですから、例えば滞納者が1戸出れば数値に大きく影響してくるということで、目標値の設定はしなかったということでございます。 50: ◯質疑(城戸委員) その気持ちはよくわかるけれども、実際問題、目標値という発想はこれでいいのかという感じがするのです。はっきり言って、滞納者があるというのを認めて、県の公社が徴収していたときの実績が目標値になって、あとはいいというような感覚にとられかねない。だから、県の公社がやっていたころはこのぐらいでやっていたのだから、ここまで達成したらいいということで、収納率が100%というようにとられたら、これ以上努力しなくていいということになる。大体こういうものにペナルティーを科すのが果たしていいことかどうかというのはよく考えたほうがいいと思う。私は、指定管理者の売り上げが多かったらその分は取り、少なかったらペナルティーを科すというやり方が果たして正しいのかどうか、もう少し議論をしないといけないのだろうと思う。この住宅使用料が、これで達成率100%ということで、これを基軸に議論され始めたら問題があるという感じがするのです。ほかの小さいところは、実績値が98.6%とか99.7%でありながら、ここは96.01%で達成率が100%を超えているととらえるのはいかがなものかと思ったのでお聞きしたのですが、この辺りについて、なぜこういうペナルティーを科すような制度にしたのか、もう一回教えてほしい。 51: ◯答弁(住宅課長) もともと公営住宅というのは低所得者の方が多く、滞納も結構発生しております。それにつきまして、以前の委員会でもお話がございましたけれども、払えない場合は減免制度や収入が減ったら再認定という制度があり、払っていただくように努力しています。それでもどうしてもだめな場合は訴訟に持っていくのですけれども、そういう中で、98%という住宅供給公社時代の収納率の数値を目標にしておりますが、委員がおっしゃいますように、達成したからいいというわけではなくて、より収納率を上げていく努力は常にしているということです。そうはいいましても、指定管理者が漫然と業務を遂行することのないよう、目標値に対してペナルティー制度を設けたということでございます。 52: ◯質疑(城戸委員) そういう発想なら目標値はあくまでも100%でしょう。目標値のところへこういうふうに書くということが、私は問題だと思う。あくまでも目標値は100%であっても実際は徴収できない理由はよくわかる。いろいろな事情があって徴収できないこともよくわかる。でも、目標値を最初から下げておいて、達成率を100%と書くことが正しいことかどうかを質問しているので、その考え方をきちんとしてもらわないと、これは誤解します。そういう意味で、この目標値というのは一体何かと思ったから、こういう話をさせてもらっただけです。逆に、後ろのページのように目標値を書いていなかったらいいと思うけれども、13ページでは目標値を書いているから、おかしいと思うのです。あくまでも目標は全員に納めてもらうのが当然であって、そこはよく考えてもらいたいと思います。それについて何か御意見があったらお願いします。 53: ◯答弁(都市技術総括監) 委員御指摘のとおり目標は100%と思っています。ただ、指定管理者制度を導入時に、導入前よりはよくしたいという気持ちで目標値を設定したものでございます。ですから、おっしゃられるように、滞納がゼロで収納率が100%というのが目標だと思っています。 54: ◯要望(城戸委員) 一応、皆さんが納得できるような目標にしてほしいと思います。 55: ◯質疑(岩下副委員長) 広島空港ビルディング株式会社の経営状況説明資料に関連して幾つかお尋ねします。  貸借対照表にある固定資産について、HAVに関連して出資金が減額になったことで、預託金等の減があるということですけれども、これに比べて資産の減額幅が非常に少ない。まず、この3月末時点で、HAVに関連する資産をどのように評価されているのか、お聞きします。 56: ◯答弁空港振興課長) 広島空港ビルディング株式会社が所有しておりますHAV関連の資産につきましては、HAVの株式と預託金が2口ございます。HAVの株式につきましては、出資額が額面で18億円ございましたが、平成17年に会計基準が変わりまして、含み損を一掃して企業の透明性を高めるということで、HAVが固定資産を減額しております。それに伴いまして、平成17年度に、広島空港ビルディング株式会社が所有している11億円余りの株式も減額しております。最終的に、この3月末に債権者集会で再生計画が否決されたことを受けまして、株式の評価額を1億500万円減額して、帳簿価格を1円まで落としています。それから、預託金に関しましては、民事再生手続が開始された時点で50%まで減額できるということですので、2,400万円を1,200万円に減額しています。ですから、この3月末で広島空港ビルディング株式会社が所有しているHAV関連の資産は、株式が1円と預託金が1,200万円でございます。 57: ◯意見・質疑(岩下副委員長) 資本金は100分の1の減額なので、まだ若干残っていると理解していますが、一応、広島空港ビルディング株式会社の経理上の処理としては1円で評価されているということですね。  HAVと広島空港ビルディング株式会社は経営が違いますから、当然、経営状況に対する見解の差が生じるのは仕方がないと思うのですが、県民の皆さんから見ると、同じように県が出資している会社が2つあって、その会社に対する評価をHAVはこんな評価、広島空港ビルディング株式会社からHAVを見たらこんな評価で、温度差があるということについては違和感があるという気がします。今後、県の中でそういった見解を統一化していく必要があるのではないかと思います。  次にお尋ねしたいのが、今回のHAVに関連して、ホテル事業を広島空港ビルディング株式会社が買い取ることになっているのですが、経営状況説明資料の中にある収支関係はホテルを買い取ることを前提に組み立てられているのでしょうか。それとも、まだ決定していなかったので、ホテル事業が入っていない状況なのでしょうか。 58: ◯答弁空港振興課長) ホテルの買い取りにつきましては、民事再生計画が裁判所の認可を受けることを停止条件にしておりますので、今回の収支計画には入ってございません。 59: ◯質疑(岩下副委員長) それなら今後、債権者集会で可決して、裁判所が認可を決定したときに支出されることはわかりました。  最後に、先ほど説明していただいた広島空港県営駐車場の管理運営状況資料の中で少し気になることがあったので、コメントとして言っておきたいと思います。  この資料の中では、平成19年度に広島空港ビルディング株式会社の従業員駐車場が整備されたので、県営駐車場を使う方が減ったとあります。広島空港ビルディング株式会社は、県が39%も出資しているわけで、それを考えたときに、わざわざお金をかけて駐車場を整備する必要があったのか。今の県営駐車場の利用状況を見ると、満杯でだれも入れなくて並んでいるという状況ではないと思うのです。それからすると、空港ビルディング株式会社が従業員駐車場を整備するという話が出たときに、今の県営駐車場の一部でも売却するといったことも当然考えられたかと思うのですが、そういう議論はなかったのでしょうか。 60: ◯答弁空港振興課長) 申しわけございません。その点に関しましては、私は承知をしておりません。 61: ◯要望(岩下副委員長) 県がわざわざ出資している会社で、しかも筆頭株主という立場があるわけですから、県の財産をどう有効活用していくのかという観点で考えていただければと思います。要望として伝えておきます。  (7) 閉会  午後0時15分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...