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2010-05-25 平成22年地球環境・新エネルギー対策特別委員会 本文
2010-05-25 平成22年地球環境・新エネルギー対策特別委員会 名簿

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  1. 広島県議会 2010-05-25
    2010-05-25 平成22年地球環境・新エネルギー対策特別委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
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    2010年05月25日:平成22年地球環境・新エネルギー対策特別委員会 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1 7 会議の概要  (開会に先立ち、環境県民局長及び商工労働局長が自己紹介及び新任説明員の紹介を行い、  農林水産局長が新任説明員の紹介を行った。)  (1) 開会  午前10時32分  (2) 記録署名委員の指名  (3) 質疑・応答 ◯質疑(岩下委員) 資料番号2についてお伺いしたいと思います。湯崎知事が海の道一兆円構想で瀬戸内の魅力を引き出そうという中ですけれども、私、先日蒲刈の県民の浜に行ってまいりました。ここは本当にたくさんの修学旅行生などが来ているようなのですけれども、きれいな砂浜なのにすごく漂着物が多く、いつもそういう状態を見せることが、本当に広島県の観光にとってプラスなのかと非常に残念な気持ちになりました。  それで、この資料を見ると、9)に海ごみ処理対策事業が書いてあるのですけれども、今年度だけではなく従来から行われている事業だと思いますので、その中でごみの投棄は減っているのか、それともふえているのか、その辺をお伺いしたいのです。 2 ◯答弁(循環型社会課長) ごみの量については、県民の浜など、海浜に上がったものを市町が回収された場合は、それだけを特別にカウントするということは行っていません。制度的には、地域廃棄物対策支援事業という、市町が市民の方に参加を呼びかけたイベント、例えば県民の浜で呉市が行うような場合も想定しているのですけれども、そういったもので回収されたものの運搬などにかかる経費などについて支援するという制度はありますが、ごみの量については数値的に了知しておりません。 3 ◯質疑(岩下委員) 県民の浜だけではなくて、愛媛県のほうにもずっと橋を渡ってみて感じたのは、砂浜もきれいなところとそうでないところと若干温度差があるのです。県民の浜は、かなりのお金をかけて整備されたらしいので、そういう意味で観光地としての価値が非常に高い場所ではないか、そういったところで、当然定期的な清掃を行われていると思いますけれども、もう既に観光シーズンに入ったかどうかいろいろ考え方はあると思うのですが、早い時期にまずきれいにしておいて、来られるいろいろなお客様にいい印象を持っていただくためには、清掃スケジュールの見直しが必要なのではないかと思うのですが、いかがでしょう。 4 ◯答弁(自然環境課長) 県民の浜につきましては、今、指定管理者制度で株式会社県民の浜蒲刈が管理しているのですが、浜の清掃につきましても定期的に行っております。また海開きが7月にありますので、その前には住民の方と一緒に清掃する予定です。 5 ◯要望(岩下委員) 海のスポーツですとか、海の楽しみということで考えたら、5月の連休は一つの節目のような気がするのです。5月ぐらいから貝をとりに潮干狩りに行くとか、そういったことから始まって、だんだん暖かくなっていって夏に海水浴を楽しむというふうなサイクルがあると思うので、それからすると5月の連休にあの状態では本当に残念だと思うのです。だから、それより前にきちんとしていただくことを考えていただくように要望しておきたいと思います。 6 ◯質疑(吉井委員) 先ほどの岩下委員に続いて、資料番号2の説明について、何点か聞いてみたいと思います。  瀬戸内海の環境の保全に関する広島県計画は、約2年前の平成20年6月に改訂版が出たということなのですが、そもそも瀬戸内海の自然環境の保全というのはテーマとして非常に範囲が広くて、いろいろな要素が絡み合っているから評価は大変難しいだろうというふうに私は思うのです。  例えば水質については、瀬戸内法のもとにいろいろ改善されてきたと思うのですけれども、逆に藻場、干潟や魚の漁獲量は非常に減ってきているということを現状の問題として考えていかないといけないと思うのです。施策として進めていく以上は、成果を少しずつフォローしていかないといけないと思うのですが、瀬戸内海の環境の保全に関する広島県計画というものをつくってから約2年たつわけですけれども、この計画の目標に対する現在の状況について、どのように評価しておられますか。 7 ◯答弁(環境保全課長) 平成20年6月に県計画を改定しまして、水質や自然景観の保全を目的として取り組んでまいりました。その中で水質保全等に関するものにつきましては、下水道の整備が進んでいるということや、CODの負荷量につきましても削減されているということがございますので、水質の保全につきましては一定の成果が上がっているのではないかと考えています。  また、自然景観の保全につきましては、海浜における清掃活動や環境講座の開催等によりまして住民の環境保全意識の向上、あるいは開発に際しまして環境配慮事項の指導等を行っていることで、自然環境との調和等が図られてきているのではないかと考えています。  しかしながら、瀬戸内海の環境改善には長期の対応、施策の実施が必要でありますので、事業実施の成果を踏まえながら計画を着実に進めていきたいと思います。 8 ◯質疑(吉井委員) 確かに先ほどおっしゃった水質などは、いろいろ施策を打ちながら、数値を追えば検証できるものだというふうに思います。特にCOD、いわゆる化学的酸素要求量や窒素、燐酸濃度などの物差しがあれば判断しやすいというのが事実かもしれません。  ただ、環境保全という面において、私たちが一般の県民として考えるのは、生物が豊かに生息しているとか、また見た目が美しい景観といったことが、まさに環境保全の一環ではないかと思うわけです。「ああ美しいな、環境が整備されているな」というのは、見た目が一番大事だと思います。これは先ほど言ったようになかなか数値ではかれるものではないと思うのです。私が先ほど申し上げたような環境の美化、向上といいますか、先ほど岩下委員が言われたような公園の浜が汚いとかいうのは、例えば何らかの目標指数といいますか、今年度は海の公園だけでもきれいにするとか、水質などの数値ではなく、見た目について何らかの目標数値というものは考えられないものですか。
    9 ◯答弁(環境保全課長) 委員御指摘のように、水質については、CODあるいは窒素、燐のような数値で指標化できるわけでございますけれども、自然景観に関するものにつきましては評価の指標が固まっていない、あるいは、自然景観に対する思いには個人差があるいうことで、指標の導入はなじまないということであります。これらについて、客観的な指標がないということで、一つの例でいいますと、先ほども海浜清掃で言われましたけれども、住民参加の海浜清掃に参加して瀬戸内海に親しんだ方々の人数でありますとか、そういったものを指標にできないかと検討しておりまして、今後も事業の進行管理を行う上で、可能な限りわかりやすい指標を設けていきたいと考えております。 10 ◯意見・質疑(吉井委員) 湯崎知事が日ごろから海の道一兆円構想についてよくおっしゃっていますが、まさに瀬戸内海というのは、外国の観光客にも海の穏やかさと小魚と美しさという点で非常に評価されているとよく耳にします。そうした点においても、数字だけで判断するのでなくて、先ほど言った浜をきれいにしようとか、もう少し景観を含めて、何年度は環境をこうしようと年次計画の中で具体的にするというのも一つの試みとしていいかと思うのですが、それは私の意見として述べて、次に移りたいと思います。  本特別委員会は、昨年11月に大阪湾再生の取り組みを調査するため、尼崎へ視察に参りました。この取り組みは陸域、海域の対策やモニタリング活動が柱になっておりまして、当日、尼崎の臨海部で微生物を活用した河川の浄化対策などの技術の実証試験について見学してきました。このときはたしか記憶では、愛媛大学の学生が来て一生懸命川のところで行政の方といろいろ話をしながら研究を行っておりました。川を見たらすごく汚い水でしたけれども、この水域の浄化について、いろいろと数値をはかりながら研究されていたのですが、海の環境を守っていくためには、技術開発をしながら山から海まで、総合的な対策が必要だと思います。先ほど農林整備部長からいろいろな取り組みの中で、山をきれいにすることで海をきれいにするというような説明があり、取り組みとして非常に有効だと思ったのですが、先ほども言いましたように海、山、いわゆる両方の観点から総合的な対策が必要だと私は思うのですけれども、この点についてどのような取り組みを行っているのか、教えてください。 11 ◯答弁(環境保全課長) 瀬戸内海の環境の保全を図る上で、山から海への総合対策が必要ではないかということについては御指摘のとおりと思っております。先ほどから説明がございましたけれども、山間部ではひろしまの森づくり事業として、荒廃した山林の整備や緑化対策、また水源の森づくりなど、豊かな海をはぐくむ事業を実施しております。また、生態系を視野に入れた河川改良でありますとか、魚介類の産卵、育成の場であります藻場、干潟の保全も図っております。特に藻場の造成につきましては、藻場の再生ということで、苗をシートに埋め込んだ方法を開発されたり、また干潟につきましては廃棄物リサイクル製品を利用した酸素供給実証試験等の実施もしているようです。今後も引き続き、技術開発を含めて総合的な保全対策を推進していきたいと考えています。 12 ◯要望・質疑(吉井委員) ちょっと手前みその話で恥ずかしいのですが、実は昨年、私の地元尾道市も森づくり県民税を利用して特認事業で森林整備を行いました。そのときに、普通でしたら農業に関する方とか、私どもの地元にある緑の少年団などで植林をしたりするのですが、漁協の組合長に来てくれと言ったら、尾道市の8漁協の組合長が全員山のてっぺんまで来たのです。小学校5年生が植樹をするわけですが、保護者の中にも同じようなこと言っている人がおりましたけれども、子供たちにしてみれば、なぜ海の人が山へ登ってきて木をきれいにするのかと思うのです。組合長の方の意見を聞きますと、そうではないのだと、海を汚すのは海の漁業者だけではないのだと、思っているわけです。山から落ちてくる、山から流れてくるごみもあれば、生活排水もあるという意見が彼らの中にもありました。県のほうからもいろいろ幹部の方に来ていただいて、海をきれいにするためには山からだということは、その場にいるだれもがわかっていることでありましたが、一般県民はわかっていない。陸域、海域からの環境保全というのは、縦割り行政では絶対できませんので、そのあたりも視野に入れて進めていってほしいと思います。  先ほどの尼崎に行ったときに、どうしてそこで取り組みを行っているのか聞いたのですが、この大阪湾再生行動計画の中で、そこが指定を受けたアピールポイントになっているそうです。県民がピンポイントでそこに注目するというのが一つの意識の向上につながるということで、効果があるのではないかと思います。本県もどこか1つポイントを決めて、こういうアピールをするような取り組みを行ってみたら、県民に対する啓蒙、啓発につながるのではないか。また、そこで成果があらわれてくれば、それがまた市町に広がるのではないかと思いますので、そういうことを行ってみたらどうかと思っております。  また、大阪湾の場合は国や府県、16機関が連携して取り組んでおります。瀬戸内海は山口もあれば岡山もあるわけです。だから広島県が幾ら頑張っても、よそから来る水が汚かったり、汚いものをこっちに寄せられたら広島県が幾ら努力してもきれいになりませんので、他県との連携をしっかりととって行っていただいたほうがいいと思うのですが、連携についてどう思われますか。 13 ◯答弁(環境保全課長) 連携につきましては、まさに委員御指摘のとおりでございます。海はつながっております。そういうことで、瀬戸内海には瀬戸内海沿岸部の府県市で構成する瀬戸内海環境保全知事・市長会議というものがございます。この中でも瀬戸内海の環境を保全するための法整備などについていろいろと意見も出ています。引き続き、瀬戸内海知事・市長会議で連携を図りながら事業を進めてまいりたいと思います。 14 ◯要望(吉井委員) 私も漁港の出身でありますけれども、湯崎知事は一兆円構想を広島県の構想と言っていますが、先ほど言ったように、とにかく他県との連携で、岡山、山口も引き込んで、海に小魚があふれて、外国から来た人が、「まあ何てきれいな海で、すごく水産資源も豊富だな」と言われるくらいの瀬戸内にしていただけたらいいなというのが、ここ最近私も非常に思うことであります。  最後に、要望になりますけれども、しっかり聞いてください。  湯崎知事が海の道一兆円構想を提唱されたこともあり、今、瀬戸内海が注目を浴びております。検討組織がつくられ、本年度予算には瀬戸内海絡みの新たな施策が数多く盛り込まれております。一兆円構想は、観光は既に進めておられますが、予算特別委員会で、参考人の方が、カキがフライとかなべではなくて生で食べられるというのが外国人旅行客にとって最大の魅力になるというふうにおっしゃっています。私も同感でありまして、観光の目玉となる海の幸を提供するにしても、景観をPRするにしても、瀬戸内海の自然環境が健全であってこそ成り立つ話であります。非常に大きなテーマですので、何かを行えばすぐ結果が出る部分ではありません。時間がかかると思いますが、先ほども話がありました水質改善や水産資源の回復、そうしたさまざまな努力を一つ一つ着実に進めていただいて、瀬戸内海の魅力を国内外に発信していただくように要望いたしまして、質問を終わります。 15 ◯質疑(高木委員) 地球環境のことで1点だけお伺いしたいと思うのですが、最近、無人の回収所をつくって、不用品をそこへ置いておいたら持って帰るという業者が次々に立ち上がっておりますし、また要らないものは軽トラックでただで持って帰るという業者が次々と出ているようですが、そこから先が問題だと思うのです。持って帰って、広場を囲っただけのところで分解しているのです。例えば、冷蔵庫とかエアコンであれば、このガスはどういうふうに処理しているのかさっぱりわかりません。また廃バッテリー、それから古い農機具、そういうものはきれいに油を抜いて行っているとはとても思えないので、多分、分解すれば油漏れもするでしょう。しかも屋根がないわけですから、雨が降れば公共の水域に当然流れ出ているのだろうと思いますが、今の時点で市役所に聞いてみても、何の規制もできず、状況も把握できていない。大きな話も大事だと思いますが、そういった県民のすぐ身近で行われていることに対して、県としていかがお考えですか。 16 ◯答弁(循環型社会課長) 委員御指摘の不用品、廃家電といいますか、要らなくなったテレビや冷蔵庫などを、団地などを巡回してお集めになって、どこかに蓄積される行為は、法律上どうなのだということからまず申しますと、事業者の方は、家庭では要らないものだけれども、実際中古品として例えば海外で売るとかいった行為について、古物商ということで、公安委員会の許可を得ておやりになっています。  一方で廃棄物処理法上どうなのかといった視点もあるかと思います。廃棄物処理法の観点から見ると、そうした中古品という形で入手されたものは法に抵触しないということになっておりまして、では今、委員がおっしゃった、例えば汚水とか、騒音とか、そういった苦情が起こった場合にどうするのかということなのですけれども、その場合はどうしても市、町と厚生環境事務所などと共同で立入調査などして、汚水であれば出さないようにとか、あるいは騒音被害があれば注意させていただく、そういった指導を行うことで対応していきたい。 17 ◯質疑(高木委員) 根本的に、屋根のないところでそういう作業をすること自体がいけない。そもそも雨が降れば当然に公共の水域に流れて出るわけです。農機具をたくさん回収していますが、農機具には必ずオイルが入っているのです。必ずこれは流出します。それからバッテリーの中には、液体、硫酸等が入っているはずです。そういう施設が当然に違法とは言えないと思いますが、今の野放しの状態ではなく、排水処理がないとだめだとか、どういう場所でするという厳しい条例を県としてつくっていかないといけない。新聞によると、こういった施設は東広島だけでも11カ所あるというのです。野原で、青天井で行っているのです。幾らここで大きないい話をしても、身近な環境が壊されたのでは何にもならないと思います。今言われたことは私も何回も聞いていますからわかりますが、それでは一歩も前へ進まないわけです。県民が安心して暮らせる状況をきちんとつくるのが環境県民局だと思いますので、もう一度答弁をお願いします。 18 ◯答弁(廃棄物対策総括監) 委員御指摘の点でございますが、先ほど担当課長が申し上げたとおり、今の状態では廃棄物処理法で規制するものには該当していないということです。先ほどの担当課長の答弁にもありましたけれども、環境に対する何らかの行為があった場合は基本的に廃棄物処理法をもとに改善指導を行うという形をとっていかなければいけないと思っておりまして、まずはそこをきちんと行っていくということが必要だと思います。目に余る行為が行われているということになれば、その次の段階として、それを規制するのはどうするのかといったようなこと等々が必要になってくるかと思いますが、現状では営業の自由などの問題もあり、まだ規制すべき段階には至っていないのではないかと考えております。 19 ◯質疑(高木委員) 私は、事業をやめろと言っているわけではなくて、いろいろな物を回収しているわけですから、せめて屋根のあるところで行わないと、雨が降れば何が流れてきているかわからないと言っているのです。特定の品目を回収しているのだったら対策が打てると思うのですが、金物だったら何でも、廃プラスチックなどと一緒にして回収しているわけですから、中に何があるかわかっていないのです。囲いがないのですから、雨が降れば当然流出すると思います。しかも、水質検査ができるかといえば、実際には流れていても、雨が降れば濁流になって流れるわけですから検査のしようもない。最低限でも屋根があるところでするという規制をしないと環境は守れないと思うのです。各市町だけで対応できるような状況ではないと思いますので、ぜひ県のほうで対策を立てていただきたい。県内いろいろなところで同じような事例があると思うのです。何かいい方法はないのですか。 20 ◯答弁(循環型社会課長) 当面の話ですが、近々、東広島市の職員の方と監視させていただこうと考えておりまして、今御指摘の、雨が降った場合どうなのかとか、周辺の動きも当然あるとは思うのですが、そういったところも調査させていただこうと思います。 21 ◯要望(高木委員) 中には屋根のある工場で行っておられるところもあるのです。一番横着なのは屋根も水だめも何もない、ただの原っぱでアスファルトの上で行っている。事務所もどこにあるかわからないくらいの、本当にいつでもさっさといなくなるような状況で行っていますから、せめて屋根のないところで行ったらいけないということを、県としてぜひ定めていただくようお願いして終わります。 22 ◯質疑(門田委員) 私は具体的な話ではないのですけれども、この委員会が最後だということなので、松くい虫対策に関連してお聞きしたいのですが、ある時期までは広島県は全国でもアカマツ林の面積が一番広いという時代があったのですけれども、松くい虫による松枯れがどんどん進行して、空中散布も行っていますけれども、現状はどのように把握されていますか。 23 ◯答弁(森林保全課長) 松くい虫被害対策につきましては、委員の御指摘のとおり、平成19年から第3次広島県松くい虫被害対策事業推進計画に基づいて、これまで行っておりました空中散布から伐倒駆除を中心とした駆除対策へ重点化を図っております。  ここ最近の被害の推移は、沿岸部から徐々に北部のほうへ広がっておりますが、年間2万5,000立方メートルから3万立方メートルといった被害状況で推移しております。県といたしましては、重要な保安林、公園、景勝地といったところで守る松類を特定いたしまして、そこを守るために先ほど申しました伐倒駆除等を重点的に行っていく、それにあわせて地上散布、樹幹注入を併用して保全してきているところでございます。 24 ◯質疑(門田委員) 伐倒駆除というやり方を中心に現在おやりになっているのですが、数年たちますけれども実際に効果はあるのですか。人工林対策というのがありますが、今、その対策の中には松は入っているのですか。 25 ◯答弁(森林保全課長) 今、農林水産局が低コスト林業団地として重点的に行っているものにつきましては、松林は入っておりません。 26 ◯質疑(門田委員) そうしますと、海といえば白砂青松とかいう言い方もあったけれども、これも死語になって、今後はいわゆる緑の松がないという時代が想定されるのです。逆に、具体的な例ですけども、ゴルフ場があちこちにあり、ああいったところも松枯れの被害を受けているのですが、そういうところは米松を植えています。それがいわゆる日本の松と違うので、それをどう考えるのかは別なのですが、まさに広島県の将来的にはアカマツ林はもう当てにしていないという状況だと見ていいのですか。 27 ◯答弁(森林保全課長) 守るべき松類等で被害が出たようなところにつきましては伐倒駆除を行いまして、松くい虫に抵抗性のある広島スーパー松を植栽しているところがございます。その区域は全部被害を受けたといったところまでは至っておりません。 28 ◯質疑(門田委員) 別に松にこだわらなくても、世界じゅうに松のない国はたくさんあるので困らないのだけれども、費用対効果といいますか、本当に松にこだわる意味はあるのですか。 29 ◯答弁(森林保全課長) 詳細には把握しておりませんが、守るべき松林というところも実際に徐々に被害が拡大しているという状況であると聞き及んでおります。再度、そういったところの現状把握に努めて、今後、守るべき松林をどのように守っていくか早急に議論したいと考えております。やはり、瀬戸内海の歴史的景観の一つだと認識しておりますので、そういったところにつきましては、先ほども言いましたように地上散布とか樹幹注入を行って、一生懸命守っているところもございます。そういったところをどう保全していくかということも含めまして、いろいろ市町や現地の方々の御意見を踏まえて研究していきたいと思います。 30 ◯質疑(門田委員) 最後に、今言っておられた守るべき松ですけれども、具体的には何を想定されていますか。 31 ◯答弁(森林保全課長) 先ほど言いましたようにある面的なエリアに松林があるということで、例えば公園的な要素があるとか、その姿形、名勝地、それから保安林としての機能を果たす、そういったところを守るべき松林と考えています。 32 ◯質疑(石橋委員) 先ほど吉井委員から瀬戸内海の水質の話が出ましたけれども、私は河川の水質、さらにはダム、特に古いダムの水質が最近非常に悪くなって心配しています。適当な洪水があるとダムもあるいは河川もそれで浄化されることがあるのですけれども、最近それが少ないものですから、私は広島に住んでいるので、特に太田川の上流のダムが心配です。ダムの水質についてどのような調査をされていますか。 33 ◯答弁(環境保全課長) ダム、湖沼と言われているものについては、定期的に重金属類も含めて調査を行っています。 34 ◯質疑(石橋委員) 要するに、数値が出ていればわかるのですか。 35 ◯答弁(環境保全課長) 湖沼については環境基準の数値と対比するわけでございますが、行政の目標とすれば、環境面からいった水質は100%超を達成したいという思いで対策を講じてはございますけれども、湖沼でいいますと結果としては現在6割から7割の達成率という状況でございます。 36 ◯質疑(石橋委員) 今、パーセントでおっしゃいましたけれども、ダム湖の上の部分は比較的いい水質の部分があるのですが、ダムの水を抜くときには湖底から抜いていくわけです。そうすると、湖底にたまったヘドロが川の中に一緒になって流れてくるわけです。そのことによって河川が今大変汚れているのですが、そのようなことの対策については何か考えておられるのですか。 37 ◯答弁(環境保全課長) 湖底にたまったヘドロの調査ということだと思いますが、それについては特化して調査しておりません。 38 ◯質疑(石橋委員) これはダムそのものの耐用年数と関係があると思います。もう既に10年近くたっているダムもたくさんあるわけで、ダムの耐用年数が実はどれぐらいのものかということは余り知らされておりません。こういう湖底のヘドロ、あるいは土砂は定期的に取っているとは聞いておりますけれども、しかしダムそのものがとても劣化しているものについて、これを補強するということは余りされておらず、補強しないで土砂を取るという形で対処されているのだろうと思います。私はよくアユ釣りをするのですが、普通にコケがつくような状態ではなく、ヘドロが河川に流れて、河川の岩にヘドロがこびりついているという状態になっています。  この前、益田の高津川というところが、四万十川を抜いて、2年連続水質日本一になりました。広島県の河川の水質は恐らく上流のダムのヘドロとの因果関係は直接調べられたことはないと思いますけれども、我々はもう感覚的に間違いないであろうと思っております。その中でぜひともダムの湖底のヘドロと河川の汚濁との関連について、調査結果があれば教えていただきたい。今度太田川漁協のほうで京都大学の松井名誉教授をお呼びして、そのことを一回はかろうではないかということをやっと手がけ始めたところで、そこから変えていかないと、河川の水質は変えることはできないというところに至っているわけです。そういうことも含めて、ぜひ県のほうで、この太田川だけではなく、芦田川など、いろいろ河川がありますので、その水質汚染の原因というものを、ぜひ調査していただきたい。すなわち、それは言いかえれば瀬戸内海の水質に影響があると思われますので、それを調査したいと思いますが、いかがですか、できるのですか。 39 ◯答弁(環境保全課長) 実際にデータを調べてみないとわかりませんが,ダムを管理している土木局とも相談したいと思います。 40 ◯質疑(犬童委員) 今いろいろな質問がありまして、瀬戸内海の環境問題で私たちも委員長も副委員長も含め疑問を御指摘いただいて、反省もしていただいているようですが、漂着物について分析をしたことはありますか。海岸に漂着するものはたくさんあるわけですが、皆さんのほうで漂着物の分析はどうされていますか。 41 ◯答弁(循環型社会課長) 昨年度、漁業協同組合に対しまして、市町を通じて補助した瀬戸内海クリーン化支援事業の結果がまとまっている状況にありまして、今ちょっと手元に持ち合わせていないのですけれども、海底ごみはかなり出ているようでございます。大体1そう漁場へ出たときに平均で3キロぐらいです。底網をしたときは随分上がったりするのですけれども、それ以外の漁法で漂着ごみ2キロとか、そういうデータは出てきます。 42 ◯要望・質疑(犬童委員) 漂着物を集めたりするのは、地域でもボランティアの人が行ったりしているのです。先ほどありましたように、観光シーズンになったり海水浴シーズンになると、地域の漁協の皆さんや地域のボランティアが、呉でもあちこちで行っているのですけれども、常時行うわけにはいかない。  問題は、どこからその漂着物が来るのかということをきちんと分析して、それが出てこないように発生源を絶っていかなければ、いくら下流で拾っても限度があるわけです。私は年一度ぐらいは漁船を借りて無人島などよく回るのですけれども、カキいかだの竹や発泡スチロールの大きな丸いものや、プラスチック製の物などたくさん漂着しています。だから、もっと分析して、出しているところの地域住民に出さないように呼びかけていかなければ、漂流物は少なくならないと私は思います。もうそれは長年の話であって、あなた方が分析していないというのがおかしいのであって、どの地区はどういう漂着物が多いのか、原因は家庭にあるのか企業にあるのか、あるいは漁業者にあるのか、きちんと分析をされて、いろいろなことをして、その発生源に注意、協力を呼びかけることを、ぜひ行ってもらいたい。そのことが基本になかったら、拾うだけでは解決しないと思いますので、ぜひその点は分析をお願いをしたいと思っております。  それから、先ほど松くい虫の話も出ましたけれども、枯れた松を切って、今ごろはそれを少しは番線でとめて流れないようにしていますけれども、昔は切ったままにしているから大水になったら切り倒した松が河川に流れてくる。あるいはダム、海に流れてくるということが、かなりあったわけです。したがって伐採方式で切った松をどう搬出するのか、あるいは流れにくいように番線でとめるのかということは行っておられると思うのですけれども、いま一度注意をいただきたいと思っております。要望しておきます。  それから、私は九州の水俣市の隣の町で育って、父が漁師相手の仕事をしておりましたから、水俣病は小学校に入るときからずっと身近に経験しているのです。私の家は海岸から100メートルくらいのところにありましたから。水俣病が発生する前には、スズキなど魚は大分いて、あのころに水俣病というのはわからなかったから、私はそれをとって食べていたのです。大きな魚は子供が捕まえられるので、随分捕まえたものです。それが、2~3年したら、猫や犬に症状が出てきた。特に猫が狂い死にをし始めたのです、私達子供の前で何百回も回るから、私は棒でつついておもしろがっていたのですが、それが水俣病の始まりなのです。そして水俣川に沿って漁師の皆さんや魚をたくさん食べる人があちこちで倒れ始めた。私の父の友達も何人も水俣病で死にました。  要するにそういう汚染というのは、気がついたときにはどうしようもないぐらい速いスピードで広がって、深刻な問題になるのです。水俣の市立病院で、生きた人形と言われて、写真家によって紹介された女の子もいましたけれども、ちょうど私の弟がその隣の部屋に入院していたものですから、その子をよく知っています。こういった問題は、症状があらわれる前にきちんと対応していかなかったら、現象があらわれてきたときにはもう遅いということを、私は身をもって体験していますから、こういう問題については厳しい目で見ていただきたい。今、水俣病は、やっと最後の救済をしようということで、私はその対象になっているのです。私は子供のころからずっと水俣湾の魚を食べてきたということで、申請書を出したらすぐ認定してもらえる要件を備えているのです。友達が、「犬童君、あなた申請してみなさいよ、あなたはすぐ認定されるよ。」と言うぐらいですから。まあ申請していませんけれども。しかし、私は65歳ですけれども、私が10歳のころから始まった現象で、55年たって、いまだに僕らもそういう不安を持っているわけです。この公害問題は、そうめったに起きない問題なのですけれども、しかし環境とか汚染の問題は、私は真剣に行ってもらいたいと思っています。最近は景気も悪いから余り公害関係とか環境問題について言わなくなりましたけれども、そうではなくてやはり真剣に取り組んでいただきたい。このことはお願いしておきたいと思います。  それから、これは質問ですが、先般、フィンランドとスウェーデンとポーランドに行ってきました。御存じだろうと思うのですが、スウェーデンでは再開発ということで、5,000人くらいが住む新しい町をつくっております。アパートやマンションなどもできていますが、この町は風力発電とソーラーシステムで電力を賄っているのです。そこをずっと見てまいりました。アパートの側面に太陽熱を吸収する装置があったり、あるいは天気の日は各家のいわゆるひさしを出してソーラーで発電する。あるいはアパートの上にそういうパネルがたくさんありました。それから、風力発電から送られてくる電力で数千世帯が電力を賄っているということです。それが経済的にはどうかというのは別の問題として、広島県もそうですけれども、そういうモデルになるところをつくって、ある程度徹底して行うということも私は大事だと思うのです。そのことによって県民も市民も関心が深まるでしょうし、そして技術が発達するわけです。私は広島県にもそういうところが欲しいと思うのです。その一つの例として、広島駅周辺の再開発ということでホテルや何かたくさんできていますが、一体これらがどれだけエコシステムになっているのか、こういう太陽光などを利用して、そういうことになっているのかと思っているのですが、どうなのですか。皆さんはこの再開発にかかわっていらっしゃるのですか。 43 ◯答弁(環境政策課長) 広島市の駅裏の再開発については、当然かかわっている部局はあると思うのですけれども、環境のほうはかかわっておりません。 44 ◯質疑(犬童委員) 広島市が中心になって行うわけですけれども、県としても、どの委員会も視察に行ったりしているわけです。まだ駅前には空き地があって再開発するわけですから、広島市と広島県、あるいはそこに建設される民間の皆さんも協働して、トータルとして、そこにどれだけの考え方でエコ社会が実現できるかということを大胆に行ってみるべきだと私は思います。そのことによって、一つの広島のポイントもできるのではないかと私は思いますので、ぜひ取り組んでもらいたいと思いますが、どうですか。 45 ◯答弁(環境部長) 広島駅周辺は、今非常に再開発が進んでおります。市のほうは市の条例によって、新しい建築物等を建てる場合には非常に規制をかけておりますので、従来の建物のようなことはないとは思っております。環境部局としては、今、課長も申しましたように、直接的にかかわったことはしておりませんが、そういう意識は持っております。 46 ◯質疑(犬童委員) 私には、広島市が行っていると他人事みたいに聞こえるのですが、福山市でも三原市でも、大きな高層ビルを建てたりして再開発は県が行っています。そこにどれだけのそういうエコ社会をつくっていくかという視点を持っていらっしゃるのかと思うのです。したがって、民間企業が行うことですからもちろんそこには民間の経済的な問題もいろいろありますけれども、そういう再開発地区にCO2を出さないシステムだとか、太陽光を利用するとかして、エコ社会をつくっていくという視点でこれからぜひ取り組んでいただきたいと私は思っておりますが、どうですか。 47 ◯答弁(環境部長) 今、委員がおっしゃられましたように環境政策、特に温暖化対策はもちろん、交通対策、都市対策、建物の対策、すべてを進めないとできないものと認識しておりますので、今年度、環境基本計画や地球温暖化防止地域計画の改定に当たりまして、より関係部局とも連携して、対策を絞って考えていきたいと思っております。 48 ◯要望・質疑(犬童委員) ぜひ取り組んでいただきたい。  それから、県内のメガソーラーの適地を10カ所押さえております。これ以外にもあるかもしれませんけれども、当面、ある程度大規模なメガソーラーが設置できる箇所ということで10カ所挙げられたのだと思うのです。問題は、こういう適地がありますとただ投げるだけではなく、県がどう主体的に広島県の中にメガソーラーをつくっていくかということが問われていると、私は思っております。したがって、呉市も3カ所挙がっていますけれども、適地があるところの担当の市町や国とも相談して、この中の1カ所、2カ所に絞るとかあるいは放っておくのではなく、10カ所あるのであれば、それぞれの市町に本腰を入れて一緒に10カ所全部やり切ろうということでプロジェクトチームを立ち上げて頑張ってもらいたいと私は思うのです。国のほうにも制度はありますし、県も市町も制度をきちんとつくってそれに取り組んでいって、地域のこういう環境関係の技術開発や、民間企業の参入を含めて、ぜひ行ってもらいたいと思うのですが、これを出された以上、その辺の腹づもりはどうなのですか。 49 ◯答弁(環境政策課長) 今の、10カ所リストアップした次の段階のことですが、先ほど経済面から見たらたちまちその制約があるという話をしましたけれども、今からやはり太陽光発電をどんどん進めていかないといけないということで、今回、調査した中で、そういう事業者の意向調査も行っております。それで、直接その事業に参画したいというところが約8分の1、また直接ではないですが、そういうところから発電された電気の電力証書を購入したいというところも6分の1ぐらいあり、かなり関心があったと認識しております。ですから、特にこういう企業にまず働きかけをして、そういう事業への道筋をつけるとともに、また今おっしゃいましたように、それぞれの市町の関連部局ともよく話をして、前向きにそういうものがどんどんできるような体制を考えていきたいと思っております。 50 ◯意見(犬童委員) 安浦に80歳に近い先輩がいるのですが、会社をやめてから20年間、一人で毎日大きな袋で4,043袋空き缶を拾ったのです。生まじめな先輩だったのですが、人工肛門をつけているからもう余りできないけれども、今でも行っているのだと言うわけです。県民の一人がそうやって年数をかけて努力をすれば、率先してできるという模範だと私は思っているのです。環境問題というのはやはり地域あるいは個々人と行政の皆さんも一緒になって取り組んでいくべきだという一つの例だと思っておりますので、ぜひ県民の参画も含めて取り組んでいただきたいと思っております。  それから余談ですけれども、県民の浜の話が出てありがたいと思っているのですが、また皆さんの力もかりて、ぜひ、とびしま海道がいい環境になりますように努力したいと思います。この前、とびしまマラソンで農林水産局長、それから前土木局長がハーフマラソンを走りました。2人が走ってきて私はびっくりしたのです。真ん中の前のほうを走っていましたから、大したものだと思い、呉の市長もびっくりしていました。県の局長が2人も走ってもらって、課長なども数名いらっしゃいました。私はやはり環境の取り組みの一つの姿勢だと思っています。今後とも期待していますので、ひとつよろしくお願いします。  (4) 閉会  午後0時10分 広島県議会...