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  1. 広島県議会 2010-03-03
    2010-03-03 平成22年警察・商工労働委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成22年警察・商工労働委員会 本文 2010-03-03 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 48 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑福知委員選択 2 : ◯答弁会計課長選択 3 : ◯質疑福知委員選択 4 : ◯答弁刑事部長選択 5 : ◯質疑福知委員選択 6 : ◯答弁会計課長選択 7 : ◯質疑吉井委員選択 8 : ◯答弁交通部長選択 9 : ◯質疑吉井委員選択 10 : ◯答弁交通部長選択 11 : ◯要望質疑吉井委員選択 12 : ◯答弁交通部長選択 13 : ◯要望吉井委員選択 14 : ◯質疑芝委員選択 15 : ◯答弁生活安全部長選択 16 : ◯質疑芝委員選択 17 : ◯答弁生活安全部長選択 18 : ◯要望芝委員選択 19 : ◯意見砂原委員選択 20 : ◯質疑福知委員選択 21 : ◯答弁生活安全部長選択 22 : ◯質疑福知委員選択 23 : ◯答弁生活安全部長選択 24 : ◯要望福知委員選択 25 : ◯質疑(日下委員) 選択 26 : ◯答弁生活安全部長選択 27 : ◯質疑(日下委員) 選択 28 : ◯答弁生活安全部長選択 29 : ◯要望(日下委員) 選択 30 : ◯質疑砂原委員選択 31 : ◯答弁会計課長選択 32 : ◯質疑砂原委員選択 33 : ◯答弁会計課長選択 34 : ◯質疑砂原委員選択 35 : ◯答弁刑事部長選択 36 : ◯要望砂原委員選択 37 : ◯質疑(川上委員) 選択 38 : ◯答弁交通部長選択 39 : ◯意見(川上委員) 選択 40 : ◯質疑(日下委員) 選択 41 : ◯答弁交通部長選択 42 : ◯質疑(日下委員) 選択 43 : ◯答弁交通部長選択 44 : ◯質疑(日下委員) 選択 45 : ◯答弁交通部長選択 46 : ◯要望(日下委員) 選択 47 : ◯質疑砂原委員選択 48 : ◯答弁生活安全部長) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 9 会議の概要  (開会に先立ち、委員長が今次定例会中の委員会の進行順序について説明した。)  (1) 開会  午前10時34分  (2) 記録署名委員の指名  (3) 調査依頼事項    県第1号議案「平成22年度広島県一般会計予算中警察・商工労働委員会所管分」を議   題とした。  (4) 調査依頼事項に関する質疑・応答 ◯質疑福知委員) 暴力追放広島県民会議に対する補助金についてお伺いしたいと思います。平成21年度は50万円弱、平成20年度は100万円程度が出ているようですが、平成22年度予算案ではゼロになっております。これまで補助金を出してこられたのは、もちろん意義があるからと思うのですが、その意義についてお伺いします。議会事務局からいただいている資料月報(号外)平成22年度予算審査資料(その2)の40ページの一番上、警察本部費に暴力追放広島県民会議で補助金というのが出されているのですけれども、平成21年度当初749万7,000円、平成22年度ゼロと記載がされております。これは記載ミスということですか。 2: ◯答弁会計課長) 暴力追放広島県民会議補助金につきまして、平成22年度の人件費部分でございますけれども、補助金として扱わずに、他の方法で対応するようにしておりますから、これについてはここに記載のとおりでございます。 3: ◯質疑福知委員) 補助金を意義があるから今まで出してきた、意義があるからこれからも別の方法で出すということだと思うのですけれども、その意義についてお伺いします。 4: ◯答弁刑事部長) 若干趣旨は違うかもわかりませんけれども、御質問にありました財団法人暴力追放広島県民会議は、大まかには、県民全体の暴力排除意識の高揚を図って、なおかつ暴力団に対する監視等、暴力追放活動を徹底し、暴力団の存立基盤の除去でありますとか資金源の遮断、あるいは環境の浄化を図って暴力団のない明るい安全な住みよい広島県を実現しようということで、昭和62年6月に設立されています。  組織構成は御承知と思いますけれども、会長は県知事、それから県内の各所から役員として参加いただくなど、県下を網羅する県民総ぐるみ運動組織として組織化されて、運用資金につきましては、県あるいは市等の自治体からの出資金や寄附金等の基本財産の運用によって行われているということでございますので、県民の暴力団追放という意識の高揚を図り、なおかつこの団体を中心に暴力追放を徹底しようという趣旨で拠出しているということでございます。 5: ◯質疑福知委員) 意義を聞いた後に平成22年度がゼロになった理由について聞こうと思っていたのですけれども、人件費部分について補助金が出されていたということでよろしいですか。別の対応というのは、どういった対応をこれからされるということなのでしょうか。 6: ◯答弁会計課長) その分については職員給与費からということになります。また、他の共済費については、この団体において負担するということになります。 7: ◯質疑吉井委員) 調査依頼事項の中で交通事故防止、事故抑止の対策の推進について何点かお伺いしたいと思います。  昨年の交通事故による死亡者数は全国で4,914名ということで、前年と比較して241人、率にして4.7%減少しております。ところが、広島県は142人で、前年に比べて逆に14人増加しております。これは、大変残念な結果であると思うのですけれども、また、ことしに入ってからの死者数と発生件数もともに増加し、特に死者数は大幅にふえて、目標に対して厳しい状況にあると言わざるを得ないのであります。交通死亡事故を減らすためには、交通安全教育や交通指導取り締まりを強化するということが大変重要なのでありますが、交通安全施設の充実も積極的に進めていかなければならないと思うところであります。そこでお尋ねするのですが、県警では、平成22年度の運営重点に交通死亡事故抑止対策の推進というものを掲げておられます。また、当初予算案には安全な暮らしづくりということで信号機の新設を20基、新直轄整備方式による尾道松江線への可変標識の設置などを内容とする交通安全施設整備費約19億4,000万円を計上されております。交通事故による死亡者数が年々増加している最近の状況を考えると、財政状況が厳しい中であっても、交通安全の施設整備費をもっとふやしてもいいのではないかというふうに思うのですけれども、今の事業費で十分なのかお伺いしたいと思います。 8: ◯答弁交通部長) 交通死亡事故の抑止対策としましては、委員も御指摘になられましたけれども、交通安全教育の充実、交通指導取り締まりの強化、それと交通安全施設の整備を総合的に推進することが肝要であると考えております。  特に交通安全施設整備につきましては、交通の安全と円滑を確保するために効果的な設置と適切な管理が必要と認識しております。しかしながら、県財政が大変厳しい状況にありますことから、限られた予算の中でより効果的に整備できるよう創意工夫に努めて、その充実を図ってまいりたいと考えております。 9: ◯質疑吉井委員) いろいろと総合的に考えていかなければならないというのはよくわかるのですが、先ほどの質疑の中で言いましたけれども、信号機の新設が20基ということであります。いろいろなところからの要望の中で一番多いのは、信号機を何とかしてもらえないだろうか、つけてもらえないだろうかというようなことで、各委員の皆さんも、毎年、毎回のごとく、あちこちからたくさんの要望をいただいています。少し調べてみますと、今までの累計で信号機の新設の要望は400基ぐらいあるのではないかというふうに思っております。これは、20基新設して、新たな要望が40基来たらプラス20基の上積みが残るという格好で、毎年つけ加わっていくわけであります。余談ではありますが、大きな事故が起きれば信号機がつくということをおっしゃる方もいらっしゃいます。それこそ死亡事故につながってはいけないので信号機をつけてほしいという要望があるわけですから、予算要求は大丈夫ですかという話をしたのです。予算をしっかりとってほしい、私たちも応援しますということを言っても、決められた枠の中で交通部長のところばかりが予算をとると、ほかの部長のところが困るではないかいうことになるので、警察の中でのとり合いというのを余りしなくてもいいように、信号機についてはしっかりと応援していきたいというふうに思っております。交通弱者とかお年寄りの死亡事故がふえていますが、信号機があったら助かったというような事故はたくさんあります。優先順位をつけながら行っておりますということをよく県警から聞くのですけれども、そういう点におきましても20基と言わず、本当につけてほしいところについては積極的に対応していただきたいと思いますが、その点についての意見はどうでしょうか。
    10: ◯答弁交通部長) 委員御指摘のように、信号機による交通整備を行う必要がある箇所につきましては、信号機を設置する必要性を十分に認識しています。他方、これまで整備してきました信号機、その他多数の交通安全施設についても適切に維持管理をしていかなければならないという側面もありますので、信号機がわずか20基というようなこともあろうかと思いますが、新設と既存の交通安全施設の維持管理、こういったもののバランスを考慮して重点的、効果的かつ効率的な整備に努めてまいりたいと考えております。 11: ◯要望質疑吉井委員) 2月補正もありますけれども、LED電球の話もありましたし、このたびの予算案にもいろいろと交通関係で入ってきております。先ほど財政状況が悪いという話がありましたが、こういった生命を守ることについては、みんなで一丸となって財政課に対して要望していきたいと私は思いますので、どうか、頑張って予算確保に努めていただきたい。もちろん交通だけという意味ではなく警察行政全体でしっかり予算の確保に努めていただきたいということであります。  先ほども申し上げましたが、ことしに入ってから交通事故の死亡者数と発生件数がともに増加して、特に死者数は大幅に増加しております。大変な状況であると思うわけですけれども、こうした状況に対して、交通安全対策費は約2億7,000万円を計上されております。特に高齢者が関与する事故が多いと聞きますが、安全な暮らしづくりを実現するために、県警察においては今後、交通安全教育、または交通指導取り締まり分野において、どのような取り組みを重点的に行おうとしておられるのか、お尋ねいたします。 12: ◯答弁交通部長) 交通安全教育につきましては、子供から高齢者に至るまで、各年齢層に応じた交通安全教育の推進が重要と考えております。特に高齢者の交通安全教育につきましては、県内約65万人の高齢者の方がおられるわけですけれども、これを一くくりにするのではなく、運転免許を持っている方、持っていない方というふうに、その対象に応じた教育を実施しているところであります。ことしは特に県内すべての地区の老人クラブ、これは県内に374地区あると把握しておりますけれども、この老人クラブに交通安全部会というものを設置していただいて、交通安全教育体制の確立を図ってまいりたいと思います。また、老人クラブに加入していない方に対しましては、ボランティアと連携して戸別の訪問活動による交通安全指導を行ってまいることにしております。  また、一般ドライバーに対しましては、高齢者の身体特性を理解していただいて、高齢者への思いやり運転を実践してもらうことで、社会全体で高齢者を守るという機運の醸成に努めてまいります。  交通指導取り締まりにつきましては、重大事故に直結する飲酒運転や速度違反など、悪質、危険、迷惑性の高い違反に対する取り締まりを重点とします。特に、高齢者を保護するという観点から申しますと、横断歩行者妨害であるとか、信号無視といった交通弱者の安全を著しく阻害するこれらの取り締まりも徹底して行ってまいりたいと考えています。 13: ◯要望吉井委員) 交通事故で亡くなられるというのは非常に悲惨なもので、急に亡くなるのですから、遺族や家族には大変ショックな話だろうと思うのですけれども、広島県警察が第8次広島県交通安全計画をつくったわけです。これは平成18年から平成22年までの5年間の計画で、来年度が最後の5年目になるわけですけれども、その計画の中で死亡者が145人以下とか、高齢者の死亡者数が55人以下というふうな目標を掲げておられます。先ほど厳しい話をいたしましたが、老人クラブを通じて安全意識の啓発を図るとか、いろいろな取り組みをされていくという話をお伺いしましたので、これからの取り組みの成果が出ることを願うわけであります。こういった目標を達成していただくということはもとより大切なことなのですが、交通安全施設整備の充実をこれからも要望があれば推し進めていただくよう、金銭面は予算を応援しますし、関係機関や団体に、一緒に皆さんやりましょうと県警察からも呼びかけていただきたいというふうに思います。加えて、道路交通環境の整備、交通安全思想の普及徹底、さらには道路交通秩序の維持などの施策を強力に推進していただきたいと思います。  話が戻りますけれども、やはり一番要望が多いのは横断歩道、信号機の設置等ではないかと思います。このことについては、後日の委員会でもまた議論すればいいと思うのですが、当初予算案での要求は20基でありますが、今後ふやしていただくようにいろいろと要求したいと思います。 14: ◯質疑芝委員) 質問というよりか、確認しておきたいのですが、「減らそう犯罪」県民総ぐるみ運動の絡みですけれども、認知件数は平成14年にピークを迎えて6万件、これを第1段階として平成15年から平成17年の3年間で3割減、その後第2段階に入って5年間で半減という目標を立てて、県警本部はもちろんのこと、県民総ぐるみ運動ということで、目覚ましい成果を出しておられます。特に地域にあっては、生活安全課長は随分御活躍で、幼稚園からお年寄りの会まで走り回って普及活動というか、意識を変えていくというような地道な運動がこの大きな成果につながったのだろうと思うのです。第2段階である平成18年から平成22年ですが、半減という目標は去年早々と4年目で達成したわけです。恐らく2万9,000件ぐらいで達成したのだろうと思うのですが、問題はこれからであると私は思うのです。次のステップとして、どのような明確な目標を立てられて次の運動を展開していくのか、そのあたりを聞かせていただきたい。 15: ◯答弁生活安全部長) 委員御指摘のとおり、おかげさまをもちまして、1年を残して51.4%という認知件数の減少を見ております。今後の運動のあり方でございますけれども、まず、本年は最終年でございます。やはり平成21年の刑法犯の中に占める割合が37%を占めている自転車盗、あるいは万引き、こういったことを重点に施策を展開してまいりたいと考えておりますし、具体的には、自転車盗対策であれば、県内の全高等学校においてかぎかけの定着、また講習会でありますとか、自転車販売事業者及び市町と協働連携し、良質なかぎの普及、あるいは駐輪場の整備、さらには警察官による自転車利用者に対する声かけ活動を通じて、犯罪の防止、交通事故防止、こういったところを推進してまいりたいと考えております。  一方で、30数%を占めております万引きでございますけれども、これについては、少年の規範意識の向上が第一であると考えまして、犯罪防止教室の開催、さらには関係事業者との連携、万引きをしにくい商品陳列などのほか、防犯機器の整備や犯罪の起こりにくい環境づくりを進めてまいりたいと考えております。このほか、子供と女性を犯罪から守る取り組みの推進でありますとか、防犯ボランティア活動の活性化に向けた取り組み、街頭警察活動の強化、こういったことにもしっかり取り組んでいきまして、平成14年対比50%というものを確実なものにしたいと考えております。  さらに、平成23年以降はどうするのかといったお尋ねでございますけれども、この平成23年以降の「減らそう犯罪」県民総ぐるみ運動の取り組みにつきまして、昨年の県民アンケートによりますと、まだまだ依然として犯罪被害に対する不安感を抱かれる方が5割を占めております。こういったことから、県民が本当に安全・安心を実感できるよう引き続いてこの運動を継続してまいりたいと考えておりますし、具体的な取り組みでございますけれども、まず発生する犯罪情勢に的確に対応すること、次に子供、女性、高齢者に対する犯罪防止対策、さらには市町、防犯ボランティア団体とのさらなる連帯の強化などを念頭に置いて、現在、総合的な施策の検討を進めているところでございます。 16: ◯質疑芝委員) 5カ年計画が1年前倒しで目標達成し、この目標も去年の夏ぐらいから今の勢いなら年内には達成するような雰囲気も感じられていた状態の中で、平成22年度にじっくり検討するというのはのんびりし過ぎているのではないか。5カ年計画は4年間で終わりにして、去年の秋ぐらいから次の3カ年か5カ年計画を立てて、平成22年度は次の目標で取り組むぐらいのスピーディーな対応が要るのではないかと私は思うのです。今、3万件を切ったとはいいながら、決してこの3万件は安心できるレベルではありません。私は前々から言っているのですが、平成14年は一時的なピークなのです。14年前のデータを見てもらったらわかると思いますが、大体4万件ぐらいで推移している。6万件が第1段階で4万件に下がったというのは、もとのレベルに戻っただけで、目標とするのなら3万件よりも2万件ですといつも言っていたのです。それはいいのですが、次の第3段階の目標を早く立てて、平成23年と言わずに平成22年から取り組んでいく。部長がおっしゃったとおり、県民の安全に対する体感不安というのはむしろ高まっていますので、そういうことからすれば、ここでのんびりするのではなく、早く次の目標に取り組んでほしいという希望があるのですが、いかがですか。 17: ◯答弁生活安全部長) 今、50%を確実なものにしたいといいますのは、この運動による減少幅が年々小さくなっております。昨年対比は4.2%の減少だと思います。当初、始めたころは2けた台の減少を見たわけですけれども、なかなか犯罪というものは、こちらが思うように抑え込むことができないということもございます。一つには、県民との運動でございますから、やはり50%は何としても達成したいという思いはございます。そして、委員御指摘のとおり、平成23年以降のことについても、この前半あたりの犯罪情勢等を振り返りながら、しっかりした対策を立てていきたいと考えております。 18: ◯要望芝委員) 部長のおっしゃることはよくわかりますし、そういう方針で取り組んでおられるのも結構なのですが、この3万件を次の2万件にというのは大変だろうと思います。もう一つ私が心配しているのは、地域のボランティア活動が少しマンネリ化しているのではないかということです。子供の通学時間帯にお迎えで出てくれるのも、今ごろは出が悪くなったと学校側も心配しております。そういう意味でも、やはり新たな目標を立てて、県民の気持ちをもう一回引き締めて、まだまだ次の目標はこのようなところにあるのですという姿勢を見せて県民の協力を得ないと、次の第3段階の成果にはつながってこないと思いますので、要望しておきます。 19: ◯意見砂原委員) 12月定例会において、我が会派は前知事が行った給与カットについて引き続き延長するようにという議案を提出しました。否決されましたけれども、予想どおり、予算編成において大幅な税収減があり、減収補てん債の発行とか、そういった状況になっております。今回の警察本部の個々の予算事業について特に異論があるわけではないのですが、私自身が予算特別委員会の委員でもあるということで、人件費部分についてはしっかりと予算特別委員会で議論したいと考えております。そうしたときに、この常任委員会で賛成して、予算特別委員会でどうなるかということを考えたときに、私はこの採決については参加しないということにさせていただきたいと思いますので、退席いたします。  (5) 表決    県第1号議案 … 原案賛成 … 全会一致  (6) 付託議案    県第20号議案「広島県職員定数条例等の一部を改正する条例案中所管事項」外3件を   一括議題とした。  (7) 付託議案に関する質疑・応答 20: ◯質疑福知委員) 県第37号議案、広島県歓楽的雰囲気を過度に助長する風俗案内の防止に関する条例の一部を改正する条例案についてなのですが、今回の改正理由として、風俗案内を業として行う者が違法な風俗営業を助長する行為などにより、青少年の健全な成長などを阻害することのないように必要な措置を講じるということなのでありますが、改正に当たって、違法な風俗営業を助長する行為などというのは、今までに具体的なものが実際にあったということなのでしょうか。もしあったとしたのであれば、どういった内容で何件ぐらいあったのか、お伺いします。 21: ◯答弁生活安全部長) 委員御指摘の具体的な犯罪行為でございますけれども、風俗案内所を核といたしました客引き行為、あるいはその従業員によるいわゆる売春のあっせんがありました。計4件ほど摘発しております。そのほかにも、パネルの違法掲示であるとか、こういったものも認められたところでございます。 22: ◯質疑福知委員) 違法行為があったということは、既に違法であることによって罰則が適用されるということだと思うのですけれども、今回の改正は、今まで不備があったから改正するということなのですが、改正によってどの点を防ごうというのか、より厳格にしていこうと考えておられるのか、お伺いします。 23: ◯答弁生活安全部長) この条例が平成18年6月に施行され3年たちました。そうしたところ、委員御指摘のとおり、いろいろな不備がありました。それといいますのは、いわゆる客引き行為については迷惑防止条例において行政処分ができるわけですけれども、売春防止法、迷惑防止条例より重い犯罪については何ら行政処分もできないというところがございました。したがいまして、今回行政処分を導入するということでございます。 24: ◯要望福知委員) 適法にやっている店についてはもちろん営業がしっかりとできるようにしていかなければいけませんし、違法な店に対しては徹底的に取り締まるということをしっかりやっていただくようにお願いさせていただいて質問を終わらせていただきます。 25: ◯質疑(日下委員) 福知委員の質問と同じようになるのですけれども、風俗案内防止条例につきましては、届け出さえすればだれでも営業ができるということで、先ほど部長がおっしゃいましたように、売春防止法違反容疑で摘発しても営業停止にはできないなどの問題点があるとして、先般の委員会でも指摘させていただいたところでございますが、今回改正ということで出ております。流川・薬研堀地区は中区でありますので、地域の方からいろいろな御意見も伺っております。県として、観光にも力を入れていこうという中で、非常に観光にも大きく寄与している地域だと思いますけれども、規制を強化して徹底的に取り締まるべきだという声がある一方、余り厳しい規制を行うと人が寄りつかなくなり、まちに活気がなくなってしまうという、多様な意見があるわけでございます。そこで、地域の実態を見据えた適切な対応が求められると考えますけれども、条例の改正に際して、実際に住民からどのような要望があったか、お伺いしたいと思います。 26: ◯答弁生活安全部長) 地元の流川・薬研堀地区の方々からは、まず風俗案内所が増加して、女性のお客さんが非常に訪れにくくなったという声があります。そして、通称仏壇通りは、仏壇店が集中する歴史的由緒あるまちでございますけれども、風俗案内所が進出することによって、まちの雰囲気が著しく損なわれつつある、あるいは、健全なまちづくりや青少年に与える影響も大きいというふうなことから、この条例の規制を強化してほしいという要望はございました。 27: ◯質疑(日下委員) このたびの改正の最大のねらいは、指示及び事業停止命令の新設というふうに伺っておりますけれども、指示と事業停止命令の関係、そしてまた指示や事業停止命令の対象となる代表的な行為、さらにはこれら処分の対象となる行為を周知させる方法についてお伺いしたいと思います。 28: ◯答弁生活安全部長) 今回導入いたしますものについては、指示と事業停止命令がございますけれども、いずれも行政処分でございます。  次に、いわゆる風営適正化法の例を見ましても、違法行為に対しては、まず指示を行い自主的な改善を促す。それに従わなかった場合に事業停止命令を行うとしておりますけれども、悪質な違反の場合には、直ちに事業停止命令を行う場合があります。この条例についても同様に考えているところでございます。  続きまして、指示の適用でございますけれども、軽微な違反が対象となります。具体的には時間外規制の違反、あるいは従業員名簿の不記載、こういったものを考えております。他方、指示に従わない場合の事業停止命令は、いわゆる売春のあっせん、あるいは年少者の使用、さらには事業届け出義務の違反、こういった風俗環境や青少年の健全な成長を著しく阻害し、事業者の自主的な改善にそぐわない悪質な違反を対象と考えているところであります。  この処分行為を周知させる方法でございますけれども、この指示及び事業停止命令の対象となる行為は公然わいせつなどの刑法犯、児童福祉法違反、あるいは児童ポルノ等処罰法違反など、約200の行為にわたります。このため、本条例や条例施行規則に列挙することは非常に複雑であり、また困難性がございます。したがいまして、広島県行政手続条例に従い、どのような行為を行った場合にどのような処分を行うかを定めた処分基準を公安委員会において策定し、警察本部、さらには警察署の窓口において一般の閲覧に供したいと思っております。このほか、現にこの風俗案内業を営んでいる事業者に対しては、施行前に説明会を開催いたします。処分対象となる行為を初めとして、本条例の改正概要及び必要となる手続などについて周知徹底を図ってまいりたいと考えております。 29: ◯要望(日下委員) 業者や警察の方々にそういったことを周知させていくのも大事なことだと思いますし、条例を改正して、こうなるといったことを、一般の方に向けても知らせていくことは必要なのではないかと思います。先ほど、福知委員からも指摘がありましたように、違法な営業そのものは徹底して規制しないといけないと思いますし、正しい営業を行っているものについては、必要以上に規制されることがあってはいけないと思います。風俗案内所に関する条例は全国でも東京と大阪と広島県の3つしか制定されていないと伺っておりますので、こういった条例改正によって効果的な運用がされますとともに、流川・薬研堀の歓楽街に皆さんが観光で来やすいような地域になりますよう要望しまして終わりたいと思います。 30: ◯質疑砂原委員) 補正予算の説明で少し伺いたいのですが、刑事警察費の中の犯罪捜査活動費が5,500万円の減額になっている部分で、捜査旅費が減になっているという説明があったのですが、その捜査旅費の減額は大体どれぐらいになるのでしょうか。 31: ◯答弁会計課長) 捜査旅費につきましては、1,750万円の減額となっております。 32: ◯質疑砂原委員) その1,750万円の減の理由は何ですか。 33: ◯答弁会計課長) 昨年度は、県東部で放火事件等も発生しておりますけれども、今年度はそういった遠方の旅費というのが比較的少なくなったことによるものでございます。 34: ◯質疑砂原委員) 突然に質問したので申しわけなかったのですが、本当にそういうことで自然減であればいいのですが、まだ解決していない重要犯罪もたくさんあります。それから今回の臥龍山の事件もあるわけで、捜査するための出張を経費削減の目的でやめさせるというようなことがもし行われているとしたら、それは犯罪を解決するためには非常にネックになってしまう。ましてや、犯罪捜査を担当している警察官の士気、モラール、こういったものも低下するおそれがあるというふうに感じたわけなのです。やみくもに膨らませるわけにはいきませんが、捜査活動をもっともっと自由に、活発にしていただくためにも、こういったことはやはり充実していくべきではないのかと、最初の説明を聞いて感じたのですが、この辺はいかがでしょうか。 35: ◯答弁刑事部長) 先ほど会計課長が申しましたように、神石高原町で一連の放火事件がありまして、この旅費を、宿泊料等を見込んでかなり積算しておりました。しかしながら、一連の事件の一部が検挙され、現在は平穏に推移しているということから、今のところ必要性はないとして減額するということであります。必要な捜査につきましては、捜査員を必要な場所に出張をさせて、しっかり旅費は使わせていただいておりますし、先ほどおっしゃいました臥龍山の関係は、これは国費という形で、しっかり手当はいただいているということで、捜査活動に支障を及ぼすようなことはございませんし、引き続き重要事件につきましてはしっかり捜査を展開したいと思っています。 36: ◯要望砂原委員) 元来、犯罪捜査に予算があるというのにとても違和感があるのです。今回のような事件も予定できるわけもないし、財政によってこの辺の縛りを警察が受けるというのも非常に疑問を感じるのです。やはり初期捜査が一番大事というふうに聞いておりますので、こういうことで必要なのだということを遠慮なく言って、余ったから残すのではなく、臨機応変にやっていただきたい。当然に認識されておりますけれども、犯罪を解決していくということが目的なので、そこのところをしっかりとして,引き続き財政を意識することなく頑張っていただきたいということを要望しておきます。 37: ◯質疑(川上委員) 免許事務費の減額ですけれども、先ほど高齢者の免許更新のことを言われたのですが、この委員会の中で高齢者講習を受けたのは私ただ1人だと思うのです。講習を受けに自動車学校へ行ったのですけれども、ワンクールで生徒が3人しかとれない。それが半日かかる。高齢者の免許の講習は1人が3,000円ぐらい払うのですが、教官が、半日で9,000円ではもうかりもしない、県警はひどいことをすると随分嘆いていました。高齢者の免許の更新については、国の基準で行っているのですか。 38: ◯答弁交通部長) 基本的には国からの基準といったものが示されておりまして、手数料は県の手数料条例であります。 39: ◯意見(川上委員) 機械もたくさんセットしてあって、1講師に対して半日で生徒を3人しかとらないのは、もったいないと思います。講習は10人ぐらいでも十分できると思います。講師自身が、こんなことではやっていけませんと嘆いていました。だから、もっとこの辺は、県警としても改正できるところがあったら、減額するのではなしに、少しでも赤字にならない程度のことはしてあげることを考えられないのかと思います。  (8) 表決    県第20号議案外3件(一括採決) … 原案可決 … 全会一致  (9) 一般所管事項に関する質疑・応答 40: ◯質疑(日下委員) 資料番号3の高齢運転者等専用駐車区間制度について、部長が説明してくださったのですが、趣旨がよくわからないところがありますので、確認なのですが、中区で20台の専用駐車区間が設置されております。中区というところは非常に駐車場が多いところなのですが、高齢者が日常的によく利用する施設の周辺とあるのは、どの施設を想定されて20台分を設置されたのか、まずお伺いします。 41: ◯答弁交通部長) 区間の選定につきましては、広島中央公園の場合は公園ということで、土曜日、日曜日、休日には自家用車を利用して訪れる家族連れとか高齢者の利用が多いということです。平和記念公園は平和記念資料館であるとか国際会議場もございますし、近くに大きな病院もあります。厚生年金会館の北側は催し物等のあるところと近所に寺院などもあるというようなところであります。福山城につきましては、これは公園内を東西に走る公園内道路でありますので、公園、あるいは福山の市民交流館といったところの利用を想定しています。それから、この区間につきましては、近隣に駐車場があるわけですけれども、そういった施設に設置された駐車場では駐車需要が賄えないといったところからそこを選定したものであります。ただし、道路幅員が6メートル以上ないといけないとか、歩車道は分離しているといった一定のガイドラインに沿った形で選定しております。 42: ◯質疑(日下委員) 施設というので、私は病院が近くにあるところを選ばれたのかと思ったのですが、それぞれ公園であるとか、厚生年金会館であるとか、そういうことだということがわかりました。  あと、以前から、障害者の方が標章をもらって自由にとめていると思うのですが、それがこういった形になったのか、それとも別にあるのか、お尋ねしたいと思います。 43: ◯答弁交通部長) 駐車禁止除外標章は歩行が困難な障害をお持ちの方が、基本的には法定で駐車してはいけない、例えば交差点の中といったところ以外はとめてもいいという、障害者の方の福祉を図る目的であります。今回の制度につきましては、アクセルであるとかハンドル操作が高齢等によってできにくい方を御支援しようという趣旨でありますので、全く趣旨を異にしております。 44: ◯質疑(日下委員) 少しまとめて伺います。障害者の方で、聴覚障害とか肢体不自由の理由で免許条件を付されている方なのですが、これは何級以上の方がこの条件に当てはまるのか、そして、肢体不自由の方は、歩行障害者という表記ではなく肢体不自由という表記なのですが、例えば一時的に骨折しているといった突発的なことでも肢体不自由の方に入るのか、また、先ほど標章を持っていても罰則があると言われたのですけれども、例えば妊娠中の方とか、体の不自由な方で、家族が運転される場合もあると思うのです。妊婦さんとかは自分で運転できないので、公園を楽しむのに家族の方が運転するといった場合でも、罰則になってしまうのか、その点をお伺いしたいと思います。 45: ◯答弁交通部長) まず、高齢者等を同乗させて運転する人の場合は対象になりません。要するに、御本人が運転してそこへ駐車をするのが非常に難しいという方を対象にしているのですから、健常者の方がきちんと駐車場におとめになるというのが原則でありますので、高齢者を乗せているからそれを援助している人にもこれが適用できるということにはなっておりません。妊婦も同じです。  それから、繰り返しになりますけれども、免許を持っている70歳以上の方はもちろん対象になるのですけれども、聴覚障害や肢体不自由は、例えば、聴覚障害者の表示をして乗ってくださいというふうに免許証に条件がついている方ということでありますので、身障者手帳の何級というのと趣旨が違います。例えば肢体不自由で義手をして運転してくださいとか、義足をしてくださいとか、あるいは別の装具をつけて運転してくださいといった条件の方を対象にしているということです。身障者の方は身障者手帳をお持ちですから、そちらのほうで身障者の駐車除外標章をお受けいただくと、その方は当然にこの区間でもおとめになることはできます。 46: ◯要望(日下委員) 最後、要望にして終わりたいと思うのですが、今説明いただいてよくわかりました。ただ、対象者の妊娠中または出産後8週間以内の方ですが、妊娠中は8カ月以降になると自分が運転できない場合もありますし、家族の方が乗せて近くの病院に行ったり、平和公園の風景を楽しんだりということもあると思うのです。せっかく妊娠中の人も入れてもらっているのですけれども、これではそういった方が自分で運転しない限りは駐車できないということになるので、その辺もう少し考えていただくともっと使いやすいものになるのではないかということを申し上げて終わりたいと思います。 47: ◯質疑砂原委員) 少年非行のことで少し聞きたいのですけれども、不良少年の補導というのを積極的にしておられるということを聞いて非常にありがたいというふうに思います。鑑別所に入ったりしますと、就職が難しいということで結局その子がまた犯罪をしてしまうということがよくあるので、これを積極的にやっていただきたいということをお願いしておきたいのと、もう一つ、なぜその子たちがそうなっているかという部分を調べてみると、ほとんどの場合、家庭が壊れているのです。子供たちに犯罪がいけないことを指導、育成するということはとても大事なのですけれども、結局この子たちがこうなってしまう原因はすべて親にあるという部分で、大ごとになるというような指導、育成を親にしないと、この子が悔い改めても親が好き放題していたらまたもとへ戻るような傾向がある。例えば生活保護を受けている家庭で、子供が働きたいと言ったときに、生活保護のお金が減るから、親が働かせないのです。どうなるかというと、19歳とか18歳の悪さをした子供たちがまた同じことを繰り返していくというような傾向が非常にあるので、不良行為少年たちの教育と保護者の教育を徹底してほしいと思うのですが、いかがでしょうか。 48: ◯答弁生活安全部長) 御指摘のとおり、この不良行為少年であるとか非行少年については、いわゆる立ち直り支援というものを警察でやっております。これは当事者である子供、あるいは父兄の方々、そして学校の先生、必要によっては保護司、こういった方々に集まっていただいて、家庭教育がどうあるべきか、あるいは家庭の修復、こういったところまで現在進めております。それがまだ一部分の対象者といいますか、広範に行くだけの私たちの体力もございませんが、各機関と連携しながらそうしたことを進めてまいりたいと考えております。  (10)閉会  午前11時58分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...