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  1. 広島県議会 2010-02-16
    2010-02-16 平成22年文教委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2019-08-07
    2010年02月16日:平成22年文教委員会 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1 7 会議の概要  (1) 開会  午前10時32分  (2) 記録署名委員の指名        桑 木 良 典        下 森 宏 昭  (3) 当局説明   1) 教育長が、平成22年度の重点事項等について説明した。   2) 管理部長が、報告事項(1)について、別紙資料1により説明した。   3) 学事課長が、報告事項(2)について、別紙資料2により説明した。   4) 指導第一課長が、報告事項(3)について、別紙資料3により説明した。   5) 指導第二課長が、報告事項(4)、(5)について、別紙資料4、5により説明した。  (4) 質疑・応答 ◯質疑(下森委員) 2点伺いたいと思います。  先般、ある新聞で全国の都道府県立高等学校の授業料滞納について報道がございました。記事によりますと、2008年度は8億円もの膨大な滞納授業料があって、前年度に比べ約1億円もふえていて、滞納額は年々ふえているとありました。今回の政権交代に伴い、高校の授業料が無償化され、県民、特に子育てをしている者にとっては大変ありがたいことではありますが、記事によりますと、広島県でも262人、725万円の滞納があって、全国でワースト11位となっておりました。  まず、県立高等学校の授業料について、どれだけの滞納額、人数なのか、伺います。  2点目に、広島県では、出席停止6人、滞納による退学処分4人とありましたが、どのような事情でこのような結果になったのか、お伺いします。 2 ◯答弁(指導第二課長) まず、滞納の授業料の未納額の経年推移ですが、平成11年度がピーク時でありまして、約4,400万円余の滞納がございます。これは、現年度分と過年度分を引き継いでいるものでございます。平成20年度には725万9,000円余りということで、平成11年度以降右肩下がりに下がってきておりますが、平成20年度は平成19年度に比べて若干増加したというのが現在の授業料の滞納額でございます。  さらに、昨年度の3月末時点で4名が退学となっております。授業料の長期未納者につきましては9カ月滞納した後、2カ月未納であった場合に退学処分としておりますが、出席停止を行った者が6名で、うち2名が全額納付により出席停止を解除しておりますが、4名は未納による退学処分となっております。この4名につきましては、学校からは通学実態はほとんどなかったと報告を受けております。 3 ◯要望・質疑(下森委員) 本年度から高校の無償化が実施されるわけですが、私が一番危惧していることは、滞納されている方々の払いが悪くなるのではないか、無償になったのだから今までの滞納分も払わなくてよいのではないかといった例が出てくるのではないかということです。  全国では8県、近隣では鳥取県あるいは愛媛県で滞納がゼロなのです。滞納が全くない県と本県とで何がどう違うのか、分析されて、積極的な滞納整理をしていかないと、月日がたてばたつほどますます難しくなるのではなかろうかと思っておりますので、前向きに検討してやってもらいたい。
     2点目ですが、県立高等学校の再編整備基本計画の見直しについて、毎月のように各地域で見直しを求める運動が展開され、あるいは署名活動がされているとマスコミでも報道されています。昨年8月に小規模校の学校間の連携について取り組みたいと、この委員会でも説明がありましたが、現在の取り組み状況についてお伺いします。 4 ◯答弁(学校経営課長) 小規模県立高校の学校間の連携につきましては、昨年8月6日に方針を出しまして、関係の市町、それから県議会議員の関係者の方々、それから校長を通じまして学校の関係者等に御説明をし、それからまた御意見をお伺いするような取り組みを進めてまいりました。現在そういう中で、そのエリアで考えられる複数の考え方、関係者等の中でお話をいただきました複数の案を準備いたしまして、重ねて、関係市町を初めとして御意見を聞いている途中でございます。現在の段階でいいますと、そういう小規模の学校間の連携のグルーピングと申しますか、どういうグループで進めることができるか、それからどういう中身で連携することができるか、あるいは地域の方でどういう希望を持っておられるか、そういうことをお聞きし、中身について検討を進めている段階でございます。 5 ◯質疑(下森委員) もう少し詳しくお伺いします。2月11日に三次市、庄原市、安芸高田市、府中市の上下地域を中心とする保護者会、教育関係者等が県立高等学校の整備基本計画の見直しについての教育フォーラムを急遽開催されまして、私も来賓として招かれました。財政が厳しいとか行革の一環で募集停止や学校再編をしているのではないことや、学校間の連携について議論していることも話したのですが、ほとんどの方が、学校間の連携について理解されていませんでした。三次市、庄原市、安芸高田市、府中市の上下地域には、説明に行かれたのですか。 6 ◯答弁(学校経営課長) 今お話のありました市町へは、私と課の者で直接お伺いし、教育長あるいは市長を含めまして、説明したり、御意見をお聞きしております。それから、小規模校の校長からは、学校の同窓会、PTA、それから学校評議員の方々等へ連携、あるいは先般お出しした小規模校に関するデータも含めて説明するよう指示し、その内容について報告を受けているところでございます。それぞれの関係者のところへ説明という意味で言えば、ルートを通じてしてきていると思っております。 7 ◯要望(下森委員) そのフォーラムは、首長、議長、そして地元の県議会議員へ、来賓として案内があったのですが、市長は一人も出席がなく、4市とも副市長で、祝辞の中にも、学校間の連携については一言もありませんでした。平成20年度に策定された基本計画の中に、統廃合を進めていくと書かれていて、自彊、高宮高校、ことしには大和、白木高校と続く中で、私の地元でも危機感を持っていて、説明不足であることを私も肌で感じています。私もこの委員会で再三厳しく指摘してきましたが、もっともっと説明をしていただかなければならないと思っています。今後も、首長だけでなく、教育委員会あるいは保護者代表といったところにも状況の説明をされるようお願いします。 8 ◯質疑(宮委員) 私も質問を準備していたのですが、関連してお伺いします。  今は、全県1区ということで、学力や経済的あるいは地理的な条件はありますが、受検生は学校を選ぶことができます。そして、学校、教育委員会が、例えば学力などで選抜して、生徒を選んでいます。  ところが、小規模高等学校の連携は、今の学校の運営を変えることになると思うのですが、この権利は、教育委員会にあるのですか、それとも学校現場にあるのですか。このことに対する周知義務は、一義的にはどこが負うことになるのですか。選抜(II)が近いので余り申し上げたくないのですが、今から連携をされる学校を受検される受検生は、行き先はわからないけれども、とりあえずバスに乗る試験を受けなさいととりかねません。下森委員が言われたように、保護者も十分に理解をしていない。ましてや受検生はそれどころではないと思います。中学校生活でいろいろと聞いて、バラ色の高校生活を夢見て受検の準備を進めているわけです。先ほど教育長は、地域間連携のためにも情報共有が大切で、3本の柱の一つなので平成21年度も十分に重きを置いてやってきたと言われましたが、実際にはこういう事態に立ち至っているのです。きょうは予算について申し上げませんが、予算の数字上は、新年度から指導できる体制が整っているように見えます。けれども、今伺いますと、まだ意見を聴取しているということでした。では、いつから始めるのか、どのように変わるのかということをどのようなタイミングで周知するお考えなのか、また、受検生に対して、今後どのようなアナウンスをすることが適切と考えられているのか、お伺いします。 9 ◯答弁(学校経営課長) 小規模化した県立高校の学校間の連携につきましては、先ほども御説明しましたように、小規模校の教育活動の充実を図るということで内容も私どもが一般的な組み立てをしておりますが、実際にそれぞれの学校で取り組みを進めていただく領域もたくさんあると思っております。一番の中身は教育活動の充実ということでございますので、そういう意味で、それぞれの学校が自分の特色とか地域の活動とかも含めましてどのような中身をつくっていくかということが一番大事なことになろうかと思っております。  そういうところから考えますと、今、私どもで言えば当該校や当該地域の意向を踏まえさせていただきながら検討している段階で、連携が可能と判断できたグループにつきましては、そういうことが整ったところから実施していきたいと思っております。連携の中身等あるいはグループによりましては、平成22年度の中途に実施可能となる学校も出てくるものと思っております。そうした形で取り組んでおり、なお中身については一つ一つの教育活動の充実という観点で、そういう考え方が実際に機能するようになっていくには、いま少しそういう時間や段取りが必要と思っております。そういうことから考えますと、中学生の進路選択に影響を与えるような意味でとらえるともう少し時間がかかるといいますか、実際にそれぞれの高等学校が、中学生の進路選択に考慮できるような中身を持つにはまだ期間が必要だと思っております。 10 ◯質疑(宮委員) だから、行き先がわからないけれども、とりあえずバスに乗る試験をすると言っているのです。もしかすると経由地が変わるかもしれないし、行き先も変わりますと言われているのです。そういうことで、心穏やかに受検できますか。今回計上されている予算の中身については聞きませんが、これを見れば、年度当初からばしっとされると思います。聞いて初めて、平成22年度の途中からとお聞きしました。私も文教委員会に所属しておりますが、今まで聞いておりません。 11 ◯答弁(教育部長) 今回の連携の件につきましては、今、御意見を伺っている段階だと御説明申し上げました。我々としては、26校の小規模校の教育環境の改善なので、多くの学校に取り組んでいただきたいと思っておりますが、地域の方や各校長の考え方などで、4月に一斉に全校がスタートできるとは思っておりません。一方で、県教委が短期間で全校一斉にやれというやり方が好ましいかというと、それもいかがなものかという声もございますので、まずは御意見をしっかり聞いた上で、まとまったところから順次スタートしていきたいと考えております。ただ、最終的にはなるべく多くの学校に環境改善をしてほしいということで、4月にスタートするのは全体の中の一部で、その後はまとまったところと考えております。 12 ◯質疑(宮委員) 今にも一斉に進みそうだと理解しましたけれども、私が知らなかっただけで、最初からそういう段取りを想定されていたのでしょう。それでも、去年、いきなり教育委員会会議で募集停止を決定して、在校生にあなた方の後輩は入ってきませんという最後通牒を渡したことからすれば、今は民主的で、意見を聞いてお互いに力を出し合って協力して環境を整えようということですから、とてもいいことだと思います。  でも一方では、統廃合ということで、いずれは募集停止が避けては通れないというような発言も報道されているようですが、このあたりはどうですか。連携は、当分の間といった、ある意味時限的な施策のように私は受けとめたのですが、今後、どのくらいのスパンを想定しているのですか。例えば、地域間の連携ができて、客観的にも教育環境が向上したという評価ができれば、連携は続いていくのですか。 13 ◯答弁(教育長) 今回の小規模校の連携というのは、規模は小さくともそこに学ぶ子供たちによりよい教育環境をつくろうということで出発しているわけでございまして、ぜひ充実させていきたい。一方で、これまで私どもが募集停止してきておりますので、言葉が適切かどうかは別として、小規模校にはトラウマもありますので、我々はそれを払拭していかなければいけないと思っております。行き先のわからないバスという言い方は、私どもは今の状況より充実した教育環境をつくるということですから、少し時間はかかっても、いい方向に進めさせていただこうと考えております。  募集停止を将来見込みながらやるのかということにつきましては、先ほど冒頭で申しましたように、小規模校の教育活動、教育環境を充実させることが本旨でございます。そうはいっても、将来、極端な人数の変化などがあってだれが見てもという状況、また、地元の人たちが考えていることを私どもが変えろとは言えませんけれども、今、このことを言及することは余り適切な時期ではないと思っております。  また、先ほど下森委員もおっしゃったような地元でいろいろと行われていることにつきましては、単なる形ではなく、本当に子供たちを進学させるために地元の学校を残したいということであるなら、私は非常に意味のあることではないか、子供はよそに行くけれども、学校だけは残してくれということであれば、ちょっと違うのではないかと思っております。 14 ◯意見(宮委員) 微妙な言い回しですが、おおむね意図されているところはわかりました。今回の募集停止の該当校も、そういう予定があるならもっとやることがあったのではないかというざんきに似た地元感情もあるやに聞いています。ある意味では、今回の相互連携は、そういった意見を吸収しながらともに考えていこうということで、姿勢が変化したという評価もできると思います。ですから、将来的にどうなるかというのは、そのときの背景、評価によるという御判断でございましたので、必ずしも前提にしていないと理解して、質問を終わります。 15 ◯意見・質疑(高山委員) この委員会で、分校という言葉から、連携になったことも一つの前進です。先ほど2人の委員から熱い思いをお聞きしました。先日、鳩山首相は施政方針の中で何度も人の命と言われましたけれども、子供にとっての学校は命ですから、よく事情を説明しながら、余り焦らずに着々とやる必要があるのではないかと思います。財政当局に負けずに頑張ってください。  資料番号4の平成22年度広島県公立高等学校選抜(I)、連携型中高一貫教育に関する選抜及び併設型高等学校入学者選抜の状況について、伺います。  私は、高等学校の選抜(I)というのは推薦入試のイメージですが、普通科の定員2,266人に対して志願者数は4,519人で、志願倍率は1.99となっています。入学許可内定者数は2,229人ですが、4,519を2,229で割ると、2.03倍の倍率になります。簡単に言えば、2人受けたら1人は滑るということです。中学校3年生の子供にとって、推薦入試で合格できないということは、大変な痛手になるのではないかと思うのです。通常の試験を受けたけれども、行けなかったというのは納得できると思いますが、推薦で受けて半分も滑るのであれば、次の選抜(II)の普通の試験で、同じ学校へ行っても受かるだろうかという気持ちになって、中学校の先生も、同じ学校ではちょっと無理ではないかということにならないかと思うのです。そこで、選抜(I)の意義について、お聞きしたいと思います。 16 ◯答弁(指導第二課長) 選抜(I)、選抜(II)、選抜(III)とありますが、高山委員がおっしゃいましたように、選抜(I)がいわゆる推薦入学、選抜(II)がいわゆる一般学力検査となります。選抜(II)は学力検査で見るわけでありますが、選抜(I)は学力検査を課さずに中学校時代の状況であるとか学校を希望した動機、意欲、こういったものを面接あるいは作文、小論文等で見るものでございまして、いわゆる多様な選抜方法の実施として、本県で採用しているものでございます。単なる学力検査だけではなく、多様な選抜ということで意義があると考えております。 17 ◯質疑(高山委員) 答弁としてはそうなのでしょうが、ずれているのではないかと思います。中学校の先生が、君はあの高校なら推薦で受かるから、調査書を出して、頑張りなさいと受けさせて、半分が滑るのです。中学校の先生の立場もないし、子供たちもショックが大き過ぎるのではないですか。大学入試なら、幾らでも受験できますし、浪人もいっぱいいるから何ともないでしょうが、中学3年生で、推薦入試で滑るのは、精神的に非常に傷つくと思います。次の選抜(II)のときに、その子たちは気持ち的に引くと思います。2,266人の定員であれば、中学校の先生で集まって、あなたのところはこれだけになりますという情報提供をするとか、少し考えてもらいたいと思うのですが、どうですか。 18 ◯答弁(教育次長) 先ほど、選抜(I)と選抜(II)の趣旨の違いを説明したとおりですけれども、あくまでも選抜ですので、選抜(I)でも学校から推薦があっても、調査書、いわゆる中学校での学習の状況、それから意欲とか関心とか学校へどういう動機で来るのかというようなことを面接なり小論文で幅広く選考していくということでございます。やはり選抜ですので合格、不合格が出るという状況があります。しかし、選抜(II)では、調査書とともに学力検査が重視されます。ですから、選抜(I)とまた違った選抜の方法でありますので、選抜(I)ではうまくその学校に合格しなかったけれども、選抜(II)で学力検査にかなり自信があり、よい成績がとれるという子供については、同一校で合格できる可能性はございます。私も校長をしていたころは選抜(I)で不合格があった中学校を全部回りまして、そういう説明をしたこともございますけれども、高等学校の方も、選抜(I)と選抜(II)の趣旨が違うということですので、違う学校を受けるということもちろんありますけれども、違う立場での選考になりますので、学力検査ということをある程度考慮して選抜(II)に再度チャレンジしていくことがあろうかと思いますので、その辺はしっかり中学校や、また高校からも受検生に説明をしていく必要があると思っております。 19 ◯意見(高山委員) 答弁をいただいても、滑った子供がかわいそうだという気がしてなりません。適切な言い方ではないかもしれませんが、私の地元でも、そういう話が出るのです。尾道北高校へ行きたいけれども、受からないから尾道東高校に行こうかと悩まれているときに、尾道北の選抜(I)でこんなに滑り出すと、再度選抜(II)で挑戦する気力が落ちるように思うのです。選抜(I)にも定員があるのですから、定員の2倍といった厳しい数字にしないように、中学校の先生に指導された方がいいのではないかと思います。  (5) 閉会  午前11時42分 広島県議会...