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平成22年
農林水産委員会 本文 2010-01-19
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発言者一覧 選択 1 :
◯質疑(
東委員)
選択 2 :
◯答弁(
林業課長)
選択 3 :
◯質疑(
東委員)
選択 4 :
◯答弁(
林業課長)
選択 5 :
◯質疑(
東委員)
選択 6 :
◯答弁(
林業課長)
選択 7 :
◯要望・
質疑(
東委員)
選択 8 :
◯答弁(
林業課長)
選択 9 :
◯要望(
東委員)
選択 10 :
◯質疑(
東委員)
選択 11 :
◯答弁(
林業課長)
選択 12 :
◯質疑(
東委員)
選択 13 :
◯答弁(
林業課長)
選択 14 :
◯要望(
東委員)
選択 15 :
◯質疑(
大井委員)
選択 16 :
◯答弁(
林業課長)
選択 17 :
◯要望・
質疑(
大井委員)
選択 18 :
◯答弁(
農林水産局長)
選択 19 :
◯意見(
大井委員) ↑
発言者の先頭へ
本文 ↓ 最初の
ヒットへ (全 0
ヒット) 1: 8 会議の概要
(1) 開会 午後1時3分
(2)
記録署名委員の指名
(3)
付託議案
臨県第1
号議案「
平成21年度広島県
一般会計補正予算(第5号)中
所管事項」を議題
とした。
(4)
付託議案に関する
質疑・応答
◯質疑(
東委員) ただいま
説明がございました
付託議案、
地域生活基盤の
整備のうち、
森林内路網改良推進事業の
予算1億円についてですが、
緊急経済・
雇用対策として
路網整備が行われるということでございますけれども、これまで
林業課として進めてこられた
路網整備との
整合性について、お聞きします。
緊急経済・
雇用対策事業ということになりますと、
一過性というか、
土木事業者、あるいは
建設事業者のためということになってしまう危険があると思うわけです。そこで、今回の
森林内既設作業道にかかわる
改良工事の支援が、一時的な
景気対策に終わってしまってはならないと言いたいわけです。
一方で、その見方を変えれば、この降ってわいたような条件でございますけれども、この
緊急経済・
雇用対策事業をどのように生かすかによって、これまで県が進めてきた施策の進展に寄与し、あるいは
地域の
活性化にも大きく貢献していくことにもなるのです。まさに行政の手腕が問われる1億円だと私はとらえております。
そこで、今回どのような費用対効果を期待し、どのような検討に基づいて、この事業を措置することとなったのか、お尋ねいたします。
2:
◯答弁(
林業課長) 林業の構造改革につきましては、充実した人工林資源を市場に運び出すための森林内
路網整備は欠かせないということで、これまで作業道の開設を進めまして、間伐等の森林施業を進めてきたところでございます。
一方、これまでの作業道につきましては、小規模な搬出機械に対応する程度の道路幅員であったり、木材生産に欠かせないトラックの通行ができない路線も多く見かけられました。また、間伐の技術が現在ほど確実でなかったということで、利用困難なものが見受けられたということもありました。今回の
地域活性化、きめ細かな臨時交付金によりまして、既設作業道をトラックの通行が可能なものに改良するよう進めまして、一層の林業生産活動の推進、
活性化につなげようというものでございます。
3:
◯質疑(
東委員) ところで、この具体的な箇所づけ等の
説明がないわけですけれども、今後どの路線においてどういった事業を進めていくのか、具体的な計画の進捗状況について、お聞きいたします。
4:
◯答弁(
林業課長) この臨時交付金を活用する事業につきましても、具体的な事業対象地については、これまで低コスト林業団地を設定して林業の生産の構造改革を進めてきたことから、この場所を対象に選定を進めることにしております。具体的には、この低コスト林業団地内でトラックの通行が可能となるように改良するということと、木材の搬出を行う基幹的な役割を担うことができる既設の作業道を選定することにしております。
現在、森林組合、林業事業体、農林振興センター等へ事前の聞き取りを行っておりまして、70カ所を超える場所がこの対象になるということで、1カ所当たり500万円程度の規模に取りまとめて、実施するという考え方でございます。
5:
◯質疑(
東委員) いずれにしましても、低コスト林業団地に設定されている
地域、いわゆる人工林のエリアとなりますと、私も3月にはあのあたりをよく走るのですけれども、まだまだ大変な雪がある時期でございまして、これから選定作業等を行われるにしても、事業着手はまだ相当先になると思うわけです。それはそれとして、仕方がないと思いますが、先ほども申し上げましたけれども、その
地域の土木建設関係者だけの
活性化であってはいけません。どういった費用対効果を検討しておられるのか。例えば、木材生産量としてどういう効果を生み出せるのか、あるいは、間伐等の施業面積等としてどういう効果を見積もっておられるのか、お聞きいたします。
6:
◯答弁(
林業課長) 低コスト林業団地の既設作業道をトラックが入るような道に改良するということと、人工林が一定規模以上のところを対象にしていることもあり、低コストでより大きな収益が期待でき、今後、林業生産活動の
活性化が図られるのではないかと考えております。この改良した作業道から、この秋に本格稼働します大朝の集出荷施設へ、重点的に間伐材を持っていくということを考えております。
7:
◯要望・
質疑(
東委員) なかなか費用対効果として木材生産、あるいは間伐面積を算出しにくいのかもしれませんが、やはりそういったものをきちんと見通す中で、林道を
整備していく必要があると思います。そうでないと、やはりつくるだけに終始してしまうので、ぜひ今後は具体的に効果を明示して
整備してもらいたいと思います。今回たまたま1億円という
緊急経済・
雇用対策で事業がついたわけですけれども、林道をつくれば必ず大きな維持管理費がかかるということも忘れてはいけないことだと思っております。
昨年12月に政府が森林・林業再生プランの骨子を明らかにしたわけでございます。見出しには林道作業道に集中投資、10年間で自給率50%へというふうに打ってあるわけでございます。中を見ますと、コンクリート社会から木の社会に転換するということを柱の一つとして掲げて、木材搬出のための作業道の
整備などに集中的に投資して、効率化と安定供給を実現するとなっております。
今回の
緊急経済・
雇用対策は森林内の
路網整備にかかわる改良事業を支援するということですけれども、それが政府のプラン等の動きと連携したものとなっているのか、お聞きいたします。
8:
◯答弁(
林業課長) 森林・林業再生プランにつきましては、昨年12月25日、農林水産省から10カ年で路網の
整備などを重点的に実施するということであります。林業経営、技術の高度化のためには、
路網整備の加速化がポイントだと思いますが、この加速化の重要性が森林・林業再生プランにも示されております。
今回の臨時交付金につきましても、現状では効率的な木材生産に活用できない作業道を改良するなど、
路網整備を一層加速化させ、
地域林業の
活性化に資するというものであり、森林・林業再生プランにも示されているものと同じ方向で歩んでいると考えております。
9:
◯要望(
東委員) 冒頭で申し上げましたけれども、これまで県が取り組んできた
路網整備が、今回の事業により加速するように取り組んでいただきたいと思っております。
森林・林業再生プランを見ますと、今後10年間でドイツ並みの路網密度を達成するという目標も掲げているわけでございます。県としても、国の動きと連動し、県として取り組んでいる施業の集約化、流通体制の
整備、さらには施業プランナーなどの人材育成を推進して、本来の目的である県産材の生産拡大に効果的な事業に取り組むように要望します。
(5) 表決
臨県第1
号議案 … 原案可決 … 全会一致
(6) 一般
所管事項に関する
質疑・応答
10:
◯質疑(
東委員) 今、
林業課長から
説明がありました幹線林道
整備事業について、お尋ねいたします。先ほどの
質疑と重複する場面があるかもしれませんが、御容赦いただきたいと思います。
三次市と庄原市が関係する幹線林道の
整備について、当該
地域では林業が主たる産業であることを踏まえ、早期着手、早期施業が
地域の
活性化にとっては望まれることだということから、質問に入らせてもらいます。
この要旨を見ますと、事業実施の可否について早急に検討するとありますけれども、だれが何をどのように検討するのか、お聞きいたします。
11:
◯答弁(
林業課長) 区間ごとの検討につきましては、旧緑資源機構が策定しました事業計画がございます。関係市町と調整を図りながら、幅員及び工法などの検討、コスト縮減を踏まえた事業計画の見直しなど、事業の費用対効果の検証を行うこととしております。事業実施の可否につきましては、この検証結果を踏まえまして、県において判断してまいりたいと考えております。
なお、この検討結果につきましては、議会へも御
説明いたしますとともに、県のホームページなどを通じまして県民の皆様に
説明してまいりたいと考えております。
12:
◯質疑(
東委員) その事業の費用対効果を検証していこうと思えば、旧緑資源機構でつくったものもあるのでしょうけれども、普通に考えれば投下される費用、コストに対して、何があるかといえば、木材の生産、山地災害防止、水源涵養、生活環境保全、観光、保健、文化といった幾つかの要素があると思うわけです。その費用対効果を検証する上でやはり木材の生産、あるいは間伐施業が今一番の課題としてとらえていいと思います。問われるべきはその費用対効果の中で、木材の生産が、県の目標にどれほど近づけられるかにかかってくると思うわけでございます。それがひいては
地域の
活性化、また雇用にもつながると思うのですけれども、この点はどのように考えておられますか。
13:
◯答弁(
林業課長) 今回、布野-作木間、それから西城-東城間につきまして、関係市町と調整を図りながら事業効果の検証を進めております。この2区間におきます人工林面積が約3,200ヘクタールございます。このうち約8割の2,600ヘクタールが人工林ということで、すべて間伐対象林になっております。
当該幹線林道の
整備により見込まれる森林
整備及び木材搬出量につきましては、例えば県の間伐材生産の平均が1ヘクタール当たり50立方メートルということが言われておりますので、これを、この2,600ヘクタール換算いたしますと、ここだけでも13万立方メートルの間伐の搬出が見込まれるところでございます。
14:
◯要望(
東委員) いろいろなことを聞いてみたいとは思うけれども、これはまた別途にしたいと思います。
要するに、既設の幹線林道が果たしてきた役割として、どれだけの木材生産があって、どれだけ間伐施業をされたのか、林道がつながることでどれだけの効果を生むのか、そういったところを具体的に本当は聞いてみたいところですけれども、そういったことは旧緑資源機構で算出されており、県とは違うと思うので、別途聞かせてもらいます。
いずれにしても、今後、幹線林道
整備を進めていく場合には、何度も言っておりますけれども、林道建設ありきで答えを導き出していくような費用対効果の検証ではいけません。本当の意味で林業振興の目的とは、木材生産量、間伐面積の拡大であると私は思っております。ぜひ県がつくっている具体的な施策に基づいて、林道建設を行っていただきたいということでございます。そのことが、林業を
活性化することにもなり、ひいては都市部に住む消費者の理解を促すことになると思うわけです。都市部に住む人たちの理解がないから、なかなか林道の
整備も進みにくいという批判があるわけです。ぜひ実績を示し、県民の理解を得て、本当の意味での林業再生、建設ありきの林道ではないということを要望いたします。
15:
◯質疑(
大井委員) 今、
東委員が質問されましたけれども、すべての区間を財政状況に応じて実施していけばよいのではないかと思います。
また、戸河内-吉和間など、今回検討しない他の区間の取り扱いをどうするのか。聞けば、戸河内-吉和間は市町がかなりの負担金を拠出しているとのことです。一昨年、私どもの会派で、細見谷林道を見させていただいたところ、周りのほとんどが国有林でした。それなのに、何で我が県や市町がここまでやらなくてはいけないのか。もしやらないこととなり、安芸太田町や廿日市市が拠出しているお金がどうなるのかを考えると、末恐ろしいことです。そのあたりをどう思われているのか、お聞きします。
16:
◯答弁(
林業課長) 2点ほど委員の方からございました。すべての区間を検討して財政状況に応じて実施していいのではないか、それから戸河内-吉和間についてでございます。
1点目のすべての区間を検討することにつきましては、厳しい財政状況のもとで、関係市町から早期の事業実施の強い要望がある中、個々の区間ごとに現況及び計画内容が異なるということがございます。それから、基幹ルートの設定、設計見直しの検討に相当の期間と経費を要するということや、関係機関との十分な調整が必要な区間もございますことから、早期対応が可能な区間から順次検討を進めて、早期の事業実施の判断を行うこととしております。
もう1点、戸河内-吉和間につきましては、現在24キロメートルのうちの12キロメートルが完成しております。賦課金部分として5%の5億7,000万円余りにつきましては、国、広島県、廿日市市、安芸太田町が負担しているという状況でございます。現在できた80億円分について、それぞれ事業費を支払っている状況でございます。財政状況によりますが、この戸河内-吉和間の事業実施の場合には、今回の2区間の終了まで数年の期間を要するということになりますが、終了までの間に関係機関と調整を図りながら対応を検討してまいりたいと考えております。
17:
◯要望・
質疑(
大井委員) 財政状況に応じて実施すると言えば聞こえはいいのですが、財政状況がよくなる可能性はほとんどありません。我が県だって、毎年四百数十億円の不足額が生まれているわけですし、国も金がない、市町は特に金がないのです。その財政状況に応じてと言われるということは、もうやらないということに等しいような気がします。さらに、廿日市側は一切手がつけられておらず、取得用地もまだ10何%という状況の中では、実施することは厳しいのではないかと思うのです。
この林道は山村
地域の
活性化等を図るための基盤
整備として、長年にわたり
整備が進められてきたわけであります。言うまでもなく、現在取り組まれている低コスト林業の推進や、圏域の木材供給体制の構築などを進める上でも、重要な役割を果たすものであります。万が一、中止ということになれば、本県林業の構造改革に支障を来すことに加え、我々が一番心配しているところでありますが、関係する市町によっては大きな財政負担を強いられることになります。ついては、市町の意見を十分に聞きながら、県として主体性を持って、早期に対応するよう強く要望したいと思います。
もう一つ質問というか、局長に御意見を求めたいのですけれども、昨年12月26日に広島県の事業仕分けがあり、わけのわからない神奈川県厚木市の職員や、大学教授たちが来て、要らないことを言っておりました。12月定例会で我が県議会のほとんどの議員が、決算を認定することに賛成したわけです。にもかかわらず、この事業仕分けをして、今から
予算の編成をするということです。我々のヒアリングのときにはたった1枚程度のもので新規事業の
説明がされるのに、この事業仕分けをする人には膨大な資料が渡っています。確かに国は政権が交代したわけですから、事業仕分けは必ず必要だと理解しております。県になぜ事業仕分けが要るのですか。きのう、三原の人に聞いたら、三原市は庁内の職員が事業仕分けをしているとのことですし、これは当たり前のことだと思います。
そこで、局長に聞きたいのは、この農林水産局にも農業技術大学校や牛の関係で研究施設もありますし、局長を含めて、これだけ優秀な県の職員がいるのです。その中で、言いっ放しで何の責任も持たない厚木市職員やの大学教授が事業仕分けをするということは言語道断だと思います。何のために我々県議会議員がいるのか、これは我々県議会がやります。今から
予算審議も始まっていきますけれども、これだけ優秀な職員がいるのに、わけのわからない人たちにああだこうだと言われ、事業仕分けをされたことについて局長以下、職員の皆さん方がどう思われているのか、率直な意見をお聞きしたいと思います。
大変難しい問題ですから、知事がかわったからといって、こういうパフォーマンスをするのは余りいいことではありません。知事が1年目、2年目を過ぎて、やはりこれは他の市町から来ていただいて事業仕分けをするべきだというのならわかります。行政というのは継続するものですが、藤田県政16年は何だったのかと、疑問に思ってしまいます。そういう中で、局長がこのことについてどう思われているのか、率直な御意見をお聞きしたいと思います。
18:
◯答弁(
農林水産局長) 今、委員御指摘のように、行政には継続というものが必要であると思います。また、それぞれの事業を毎年度見直していくことも必要であろうと思っております。
時あたかも12月末という時期は、委員の皆様が御存じのように、最終の
予算編成時期でございまして、私どもなりに新年度の
予算に向けて作業を進めている時期でございます。そうした中で、今回、事業仕分けが実施されまして、私どもが考えていることが、もしかすると我々自身の思い込みにすぎない部分もあるのではないかという思いもございまして、事業仕分けを実施することになったものであると思っております。
来られたのは厚木市や草加市など市役所の方もございました。それから東京の大学の先生、県内の大学の先生もございました。我々からすれば、いわゆる県民目線に立った視点で、我々が考えている事業の新しい切り口を示していただける部分もあるのではないかという思いで、意見は謙虚に受けとめさせていただきたいと思っております。その上で、実際に
予算を編成いたします私どもが、当然知事の指示のもと、最終的な判断をして議会にお示ししていきたいと考えております。
19:
◯意見(
大井委員) 局長は当然なことをおっしゃいました。それは当然だと思いますけれども、これだけの優秀な職員がいる中であれば、
予算編成の時期においては、とにかくしっかり
予算編成をして、やはり我々議会人にいろいろなものを示しながら取り組んでいただきたいのです。
限られた
予算の中でやるわけですから、わけのわからない他の市の方が来て、私たちのところに土足で上がり込んで、ああだこうだと言ってもらいたくないのです。我々県議会議員は、県民の負託を受けて県議会に出させていただいているわけです。これはお互いが切磋琢磨しながら、県民の安全で安心な生活を守るべく、我々が努力するべきことだと思います。局長が今おっしゃったことを私どもも真摯に受けとめ、私は今、決意を新たにし、頑張っていきたいと思います。
(7) 閉会 午後1時50分
発言が指定されていません。 広島県議会 ↑
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