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  1. 広島県議会 2010-01-19
    2010-01-19 平成22年文教委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成22年文教委員会 本文 2010-01-19 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 29 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑栗原委員選択 2 : ◯答弁施設課長選択 3 : ◯質疑栗原委員選択 4 : ◯答弁施設課長選択 5 : ◯質疑栗原委員選択 6 : ◯答弁施設課長選択 7 : ◯質疑栗原委員選択 8 : ◯答弁施設課長選択 9 : ◯質疑栗原委員選択 10 : ◯答弁施設課長選択 11 : ◯要望栗原委員選択 12 : ◯答弁施設課長選択 13 : ◯要望宮委員選択 14 : ◯質疑高山委員選択 15 : ◯答弁スポーツ振興課長選択 16 : ◯質疑高山委員選択 17 : ◯答弁施設課長選択 18 : ◯質疑高山委員選択 19 : ◯答弁施設課長選択 20 : ◯意見質疑高山委員選択 21 : ◯答弁施設課長選択 22 : ◯質疑高山委員選択 23 : ◯答弁施設課長選択 24 : ◯質疑高山委員選択 25 : ◯答弁施設課長選択 26 : ◯質疑高山委員選択 27 : ◯答弁(管理部長) 選択 28 : ◯要望質疑高山委員選択 29 : ◯答弁(教育長) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 8 会議の概要  (1) 開会  午後1時2分  (2) 記録署名委員の指名  (3) 付託議案    臨県第1号議案「平成21年度広島県一般会計補正予算(第5号)中所管事項」を議題   とした。  (4) 付託議案に関する質疑・応答 ◯質疑栗原委員) 今回、教育委員会では学校環境整備費として、いわゆる公立小学校の校庭芝生化事業ということで1億円の予算が提案されているわけでございますけれども、かねてより我が会派は予算要望等の中でもこの公立小学校の校庭芝生化事業を、ぜひとも推進するべきであるということを主張してまいりましたので、こういう形で予算化されたことにつきましては非常に評価をいたしております。  先ほど御説明がありましたが、1億円の予算でモデル的な事業として市町の提案を受けるということですけれども、もう少し細かく内容を教えていただければと思います。 2: ◯答弁施設課長) 制度の目的は、公立小学校の校庭の全面芝生化に係る先進的な取り組みを実施する市町に対して、取り組みに要する経費を支援することとしております。交付対象は市町でございます。交付総額は1億円で、モデル性の高い取り組みに対して支援するということでございますので、事業数、要するに採択数あるいは個々の事業の額の上限というのは決めておりません。交付率は10分の10で、全額県が負担し、対象経費は小学校校庭の全面芝生化に要する経費となっており、実施期間は平成23年3月末までに事業実施をするものということにしております。事業採択に当たりましては、市町からの事業提案を受けてモデル性、要するに波及効果が大きいものについて選定したいと考えております。 3: ◯質疑栗原委員) この事業の中身について、もう少しお伺いしたいと思います。  まず、選定条件ですが、先ほどもお話がありましたように、これは市町からの提案ということであります。それと、これは都市緑化を目的とするということが対象地域の選定条件の中に入っておりますが、この都市緑化の都市というのはどこを指すのか、教えてください。 4: ◯答弁施設課長) 今の段階で、はっきりしたことは決めておりませんが、都市計画区域の市街化区域というものを一つの目安にしております。ただ、市町の状況を聞きますと、各市町の中心部であっても市街化区域に指定されていない区域もあるということでございますので、そこらあたりは少し広目に考える必要があると考えております。 5: ◯質疑栗原委員) ということは、都市緑化という表現ではありますが、今言われたように、市街化区域に入っていないところがあるということで、県下全域、中山間地域も対象になるというイメージなのでしょうか。 6: ◯答弁施設課長) なかなか難しい質問ですけれども、臨時交付金の使途に都市部の緑化という部分がありますので、小学校でも周囲が田園地帯あるいは山間部ではちょっと難しいと考えております。ただ、モデル性というものもございますので、緑化することによって都市に波及していくという部分が説明できれば、対象になるのではないかと考えています。 7: ◯質疑栗原委員) そのあたりについては、これから全市町に説明することになるのでしょうか。 8: ◯答弁施設課長) 市町もそこらあたりがはっきりしないということであれば、手も挙げにくいですから、説明してまいりたいと考えております。 9: ◯質疑栗原委員) この取り組みそのものについては非常にすばらしいと考えているのですけれども、この取り組みの目指すべき効果についてはどういうふうにお考えですか。 10: ◯答弁施設課長) 芝生化のメリットというのは遊び場の提供、交流の場の提供、あるいは子供たちが安心して遊べる、けがが少ない、それから砂ぼこりの防止対策、ヒートアイランド防止といったものですけれども、今回は県の事業でモデル的に市町を支援するということでございますので、今後、校庭の芝生化、あるいは都市の緑化につながっていくような波及性の高いものを推進していくということが一つのねらいでございます。 11: ◯要望栗原委員) モデル的な取り組みでありますので、市町からも多く提案が出てくるのではないかと思います。校庭の芝生化事業については数年前から、全国でも推進されているところが多くございまして、そういったところも調べてまいりました。芝生化のメリットにつきましては、一つはやはり転んでも痛くないということで、思い切って遊ぶことができ、運動能力の向上に資するという大きなポイントがあると思います。現実に、50メートル走などでも記録が伸びたというデータがあります。これはどうしてかといいますと、転んだときの心配がありませんので歩幅が広がる。それと、土ではありませんので、はだしで走ったりして芝生をかむ足の力が非常に強くなるということで如実に記録が伸びたという効果も出ているようであります。それから、雨で使えなかった土のグラウンドに比べまして、少々の雨でも使えるということがあります。そして、先ほども言いましたけれども、転んでも痛くないということで、ある保育園で聞きましたら、けがが少なくなって、保育園の救急箱が必要なくなったそうです。そういうことで、この芝生化は教育効果が非常に高いと認識しております。それと同時に、小学校で行う効果としてやはり環境教育というものがあろうかと思います。環境の重要さを目の前で実感することができるということで、非常にこれは勉強になると思います。芝生になりますと今度はいろいろな虫が飛んでくるということで、虫を観察するという勉強効果など、非常にメリットが大きいわけです。そういった意味でも、この事業をしっかりと推進してもらいたいと思うのです。
     そこで、申し上げたいのは、芝生化の効用というものを県教委の皆さんによく知っておいていただかなかったら、どういう形で何を評価してから採択するのか、非常に不安に思うわけです。今回は、確かに国がつけた事業の中のメニューではあるのですけれども、皆さんにもよくそういったことを知っていただいて、市町からの提案をしっかりと受けとめていただければと思うわけです。  あと、対象地域のことにつきましては、都市緑化というところで選定条件がなかなかわかりにくいところがありますけれども、これについてもできるだけ多くの地域で活用できるように、ぜひともお願いしたいと思います。  あと、これはもういろいろな地域で推進されておりますけれども、例えば東京都も芝生化の事業を推進しております。大阪府、兵庫県も行っております。それらの特徴は何かといいますと、ただ単に、全面芝生化するだけではなく、地域を巻き込んだ、要するに地域コミュニティーというものを大事にしようということで、PTAや地域の方々を巻き込んだ維持管理の組織体をつくって、要するに維持管理を学校に任せるとか、行政に任せるのではなく、そこでしっかりと行い、そういうところに対してしっかり予算をつけていこうという取り組みが既に進められております。  私は昨年大阪府の事業を見てまいりました。今はなかなかPTAの活動そのものも頭打ちになっておりますし、特に父親の参加が少ないという問題、また、地域も今いろいろな意味で見守りの取り組みなどをしておりますけれども、これもちょっと頭打ちの傾向にあります。そういった中で、芝生の維持管理については、地域も巻き込んだ学校内での取り組みができますので、芝を刈ったり、施肥、要するに肥料をまいたりといったことを学校だけではなく、地域も一緒になって行おうという取り組みが行われておりました。つまり、私が求めたいのは、市町の教育委員会がこの1億円のお金を使って芝生化を行ったら、あとは皆さんで管理しなさい、学校で管理しなさいというのではなく、地域のコミュニティーを大事にした取り組みについては積極的に評価をしていただきたいと思うわけです。  それから、教職員、子供、PTA、それから地域の人が集まって学校の芝生化に取り組むというのは非常に大事なことではないかと思うのです。そういった意味で、今、教職員のいろいろな不祥事等がありますけれども、不祥事根絶の一つのテーマにもなるのではなかろうかと、私は一人で勝手に思っておりますので、ぜひとも取り組みをお願いします。  これは、先ほども言いましたけれども、地域を巻き込んで行うということで、大阪府などは市町の提案ではなく、小学校において協議会を設立して、要するにそれを認定すれば直接、小学校単位で予算をつけていくという取り組みもきちんとなされております。私は、例えば市町の教育委員会の考え方、要するに提案型でやるというよりも、市町の教育委員会としてはどうかと思っていながらも小学校としてやっていこうというところもあると思うのです。ですから、私は小学校単位でそういう形ができているところについては個々に助成をしていく方がいいのではないかと思っております。今回はモデル的な取り組みになりますから、市町の教育委員会ということになろうかと思いますが、個別の取り組みを応援する体制もぜひとも考えていただきたいと思っております。  実は、この校庭の芝生化につきまして、広島県でも各小学校単位で、非常に先進的に取り組んでいらっしゃるところもあります。これは全国的にも話題になっておりますけれども、北広島町のもとの豊平地域ですけれども、ここは総合型スポーツクラブがもともとのゆえんになって、要するにそこが芝を育てて、その芝により豊平の小学校、中学校で3~4校になりますでしょうか、芝生化が行われて、それを地域みんなで支えるという体制がもう既にでき上がって、今実施をされております。そういう先進的な取り組みもありますので、ぜひとも参考にしていただいて、これを継続的な取り組みにしていただければと思います。  それと同時に、先ほども言いましたけれども、1億円もつける事業でありますので、余り具体的な内容は示されなかったわけですけれども、ぜひとも効果的に使っていただければと思います。この芝生化というのは費用のかかる取り組みだと今まで思われておりましたけれども、鳥取方式や豊平方式などは非常に低コストで芝生化ができる取り組みとしてなされておりますので、そういう取り組みもしっかり参考にしていただきたいと思います。  長々と言ってしまいましたけれども、ぜひともこれは単年度の事業で終わらずに、県内全域に広げていくこと、それからモデルケースになるわけですけれども、しっかりこの内容というものを検証していただいて、次につなげていっていただきたいということを要望したいと思います。何か御意見がございましたらおっしゃってください。 12: ◯答弁施設課長) たくさんのアイデアをいただいたので、どこからお答えしていいかよくわかりませんが、委員の言われたような先進県の例、あるいは先進市町の例を参考にしながら、今回のモデル性について審査の項目を加えたいと思っています。 13: ◯要望宮委員) 先ほど栗原委員が述べられたので、私は言うことはないかと思うのですが、プロポーザル方式により提案を受けるということになりますと、審査の基準、それから応募に対してのサマリーといったあたりの明示が必要だろうと思っています。先ほど、どこら辺までかという線引きもまだということもありましたけれども、やはり意識づけということがありますし、あるいは総合計画審議会が地域協働ということをかなり言っている時代でもありますので、応募の前には採択に向けた評価の基準あたりについては情報提供をするべきだろうと思いますので、いろいろなケースを想定しながら効果的に事前の周知徹底を図っていただきたいと要望しておきます。 14: ◯質疑高山委員) 芝生化で教育がよくなるというのがよくわからないのですが、メリット、デメリットの話があったのですけれども、私の時代には芝生化などは考えたこともなかったのですが、芝生化は教育的にいいのですか。 15: ◯答弁スポーツ振興課長) グラウンドの芝生化につきましては、先ほど栗原委員からもありましたが、芝生の上で遊ぶのは楽しいとか、気持ちがいいといった児童の感想があったり、グラウンドで走るフォームが力強くなった、また、すり傷等、グラウンドでのけがが皆無の状態になったという報告を受けております。こうしたことから、児童生徒が外遊び、運動を活発に行うことが定着することによって体力向上につながると考えております。 16: ◯質疑高山委員) 大したことはない。けがをすることも、教えておかないといけない。聞くところによると、日本のサッカーがなかなかワールドカップで優勝できないのは日本のグラウンドはよ過ぎて、海外の球場に行ったらでこぼこだから負ける。ブラジルなどがなぜサッカーが強いかといったら、砂ぼこりのする土の上でサッカーをしているから強いという話もあるわけです。  教育的見地からいいということですから来年もされるのですね。 17: ◯答弁施設課長) 今回のこの制度につきましては、新聞でも幾つか紹介されておりますけれども、先進的に小学校の芝生化が進められて、一つの流れになりつつあるということで、これをもっと大きな流れにしたいというところに、ちょうど国の臨時交付金があって制度化したものでございます。今後につきましては、財源の問題もございますけれども、今回の成果を踏まえながら、また、財政状況も踏まえながら検討してまいりたいと思います。 18: ◯質疑高山委員) 財源の問題と言われましたが、今回のモデル事業は交付率10分の10で、同じの町の中で1つの学校はできて、その隣の学校はできないというのは、公教育の中で、教育的見地からいいのですか。私立学校なら私はそれでいいと思いますが、今回は公立小学校に限るわけです。町の中に5つも6つも小学校があって、1つだけできて、あとはもうできませんということを、政策的にあなたたちは行っていいのですか。 19: ◯答弁施設課長) なかなか厳しい御質問ですが、まず小学校を選んだのは、グラウンドの使用実態からして、中学校、高等学校のようなハードな使われ方ではなかなか芝が維持管理できないということがございまして、小学校ということにしております。  それから、1校だけやってほかができないのを放置してよいのかということでございますけれども、今回はモデル的に、将来、周辺あるいは他校に広がっていくことを想定して行うプランでございます。 20: ◯意見質疑高山委員) そこが答えられないではないですか。ほかの学校の人たちは今の答えでは全然納得できません。教育的見地からいいと言われるが、学校区域を外してしまったら、芝生化していない学校から芝生化している学校へ行ってしまう。そこまで考えてやらなくてはいけない。交付率は10分の5とか10分の3、10分の1でもいいですから、市町でやりなさい、PTAでやりなさい、これから芝生化について広島県は引き続きやりますというメッセージを出さないと、今回だけ10分の10で終わってしまうことになる。私は、10分の5でもよかったと思うのです。残りの半分は市とPTAと地域が出すというのでもよかったのです。教育というのは本当によく考えてやらないといけない。過疎地域の学校も都会の学校も教科書は同じです。先生も同じように配置されるのですから、こういうやり方でモデル事業をされるのはいかがかということを言ったのです。これについては、答弁は要りません。  もう1点、予算はなぜ1億円なのか。100メートル掛け100メートルの芝生をつくったら幾らかかるのですか。緊急経済対策で行う事業ですから経済効果の把握をしなければいけない。経済効果はどうなりますか。何人の方がこの仕事に携われるのですか。きょう、湯崎知事も言われたけれども、雇用の場の確保、経済の活性化のために行うという話です。この1億円でどれだけの雇用が生まれて、どれだけの仕事になるのか。例えば、1平方メートル幾らで、100メートル掛け100メートルだと幾らという計算はされているのですか。 21: ◯答弁施設課長) 経済効果については試算いたしておりません。事業としては1平方メートル当たりの芝生植えを工事発注した場合に6,000円ぐらいを見込んでおります。ただ、整備の仕方によって、例えば鳥取県方式は苗を直接提供して、あとはボランティアで植えられるという形ですが、それでしたら平方メートル当たりの単価はもっと下がると思います。 22: ◯質疑高山委員) 1平方メートル6,000円だと、100メートル掛け100メートルだったら、6,000万円ですから、広島県で1校か2校ということですか。 23: ◯答弁施設課長) 今6,000円と申し上げましたのは、通常の芝張りをして排水などのグラウンドの整備までを含めたものでございますので、もっと安くできる方法もございます。 24: ◯質疑高山委員) 皆さん方は、普通に給料をもらって、景気が関係ない業種だからいいけれども、我々もそうかもしれませんが、今、物すごく景気が落ち込んで、本当に戦後1番目か2番目ぐらいの経済不況なのです。私は、芝生化を行うことでの経済効果はないと思っている。経済効果を考えるのだったら、全部の学校の排水工事をした方がよかったのです。排水工事をすると、地元の土木業者とかいろいろな労働者の皆さんがそこに携われるわけです。緑化するならそこへ木を植えればいいわけです。経済対策からではなく教育的見地から行うと言われることが気に入らないという話をしているのです。芝生化はいいけれども、教育的見地から芝生化をすると言うのなら継続して行い、広島県のグラウンドは全部芝生化しないといけない。そこをきちんと把握しないと、1平方メートル6,000円だったら1つしかできない。ということは、福山で1つの会社が行えば広島ではできない。広島で行ったら福山でできないのです。それだったら、何平方メートルまでと決めるとか、広島県では北部と東部と南部を分けて、1カ所ずつモデル事業を行うとか、5カ所だったら1カ所2,000万円しか予算がつけられないけれども、2,000万円でもいい、先ほど栗原委員が言ったように、2,000万円つけてあとは地元で自由に行うということでもいいわけです。そうしたら、満遍なく経済効果があるわけです。  どのくらいの人たちが携われるのか、わからないわけでしょう。予算を組むときに、教育委員会が財政当局から、1億円あげるから何かしなさいと言われてしたのかもわかりませんけれども、教育的見地も必要ですが、経済効果の勉強会をして行わないとだめです。これは皆さん方にはわからないかもしれませんけれども、橋梁工事に32億円かけるという話があって、きょうもある議員と話をしたのですが、32億円もあったら、今つくっている田舎の道路がすぐできる。橋梁で何の仕事があるかといったら、鉄と生コンしかない。私はそのことを建設委員会でも言ったし、ヒアリングでも言いました。鉄屋とコンクリート会社にしか仕事がないものだから、地域のほかの労働者の皆さんにお金が届かないのです。これはいかがなものかと言ったのですが、これは理由がありました。橋は落ちてはいけないので今やりますと言うから、それはしようがないと、いつかはやらないといけないのだから、今やりましょうということになったのです。今回は緊急経済対策だということを教育委員会はよく考えてやらないといけない。また、来年度予算でも経済対策が出てくると思うのですが、9月定例会中の委員会で、従来リースしているパソコンを購入することにしても緊急経済対策にはならないということを言ったではないですか。ここにいる方は経済のプロではないのだから、経済のプロの商工労働局と相談して、これをしたらどれだけの経済効果があるといった議論をして進めないといけないのではないかと思っています。  それから、先ほど栗原委員も言われましたが、一番大きいのは維持管理費の問題です。都市で行うとなったら水はどうするのか、芝生はすごく水が要ります。上水道を使うとしたらどこがお金を払うのか。県は一切負担しないのでしょうから、当然、市や学校、PTAが払うのでしょう。私が皆さんの立場だったらボーリングします。このぐらいの芝生の水だったら30メートルぐらい掘れば汚い水だけれども、地下水があります。かん水方法を考えないと、芝生ができて、あとの管理はPTAでしなさい、先生がしなさいと言っている間にも草はどんどん生えるし、芝によっても管理方法が違うといったことがありますので、維持管理のところについてもしっかり答えを持っておかないといけない。そこはどうしますか、一番大きいのは水やりです、草はだれかが何とか抜くでしょう。広島カープが使用している今の球場は水をまくだけで毎日30万円は最低要るのです。それはどうなりますか。 25: ◯答弁施設課長) 初期の芝が根づくまでの維持管理は交付の対象にしますけれども、その後の維持管理というのは基本的に市町になります。委員がおっしゃったように、水道代あるいは芝刈り、雑草抜き、施肥といった手間暇もございます。そこらは例えば井戸を掘るとか、あるいは雨水を貯水槽にためるとか、そういったものも交付対象にするという考えではおります。それから、労力については、地域コミュニティーを活用するといった提案が多分出てくるのではないかと考えております。 26: ◯質疑高山委員) 今、水道代は市町が出すという話ですが、市議会がうんと言いますか。芝生化してもらった地元の市議会議員はいいと言うかもしれないが、ほかの市議会議員がうんと言いますか。そこまで考えてやらないと、公教育のバランスがとれないということです。公教育というのは田舎にいようが都会にいようがとにかく同じ教育サービスを提供するという基本の考え方からしたら、水道代を市が出しなさいと言われたとき、私が市議会議員なら、うんと言わない。これから何年もこの事業を行って、広島県の小学校は全部芝生化するのですから、水のことまで考えてあげないと無責任なばらまきの経済対策になるのではないですか。 27: ◯答弁(管理部長) 先ほど施設課長が申し上げたものはちょっと言葉が足りなかったかもしれません。施設課長が井戸を掘るのは交付対象になると申し上げました。例えば、雨水をどのように有効利用するかという観点から、学校の敷地内に降った雨水を貯水槽にためて、それを芝生の水まきに使うというアイデアが出てきて、その貯水槽等について、初期費用として交付対象に含めてほしいという要望があったときに、我々が全体の規格の中でそれをモデル的な事業と認めれば、交付対象になります。あるいは井戸を掘って、その井戸の水を使うというアイデアが出てきて、全体の中でいい評価になれば、それも交付対象になるということを先ほど課長が申し上げたところでございます。 28: ◯要望質疑高山委員) 管理部長、その答えでいいのです。基本的には、雨水を使うとか、浄化槽の水を使うといったことができるわけですから、そういった基準をつくっておいてあげないと、次の段階へ行かれないということです。来年も再来年も行うのです。これはモデル事業ですから、そこまできちんとしたものをつくってあげるのがいいのではないかということで、とにかくよく考えてやっていただきたい。  それと、もう1点、経済対策の話をしたのですが、この緊急経済対策では各県、市町に交付金が来ています。そこで、私が絶対に言っておきたいことは、広島県の芝生屋を呼んで、広島県の業者に芝生を張っていただきたいということです。他県の芝生を持ってきても全く経済効果がないのです。そういう業者がいらっしゃるはずですから、そこをよく精査して、プロポーザルの中にそれを入れることです。今の緊急経済対策の中で起こっている問題は、建築物に関してこの間ちょっと調べてみたら、公共物、箱物を建てるのに6割が県外発注なのです。今は安く受注しますので、どの業者も、全国で一番安いところを探すのです。多分、今回も入札みたいな形になるのでしょうが、一番安いところが落札したら大半が広島県の業者には発注しない。緊急経済対策と名がつくのなら、やはり広島県の業者を使ってやっていただくようにお願いをしておきますが、どう思われますか。 29: ◯答弁(教育長) 広島県経済の発展や雇用の確保が今一番の難問であり、高校生の就職まで含めて影響してくることだと思いますので、そういうことはしっかり考えていかなければいけないと思っております。ただ、県内だけしかいけませんということを表立って言えるかどうかというのはまた別問題ですので、そこのところは当然配慮し、今回提案していただく中でどのように考えていくか、費用だけではないというのは、そこらあたりにも意味があると考えています。  (5) 表決    臨県第1号議案 … 原案可決 … 全会一致  (6) 一般所管事項に関する質疑・応答    なし  (7) 閉会  午後1時59分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...