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  1. 広島県議会 2000-06-01
    平成12年6月定例会(第1日) 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成12年6月定例会(第1日) 本文 2000-06-23 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 28 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 2 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 3 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 4 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 5 : ◯高山博州君 選択 6 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 7 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 8 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 9 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 10 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 11 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 12 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 13 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 14 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 15 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 16 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 17 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 18 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 19 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 20 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 21 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 22 : ◯知事(藤田雄山君) 選択 23 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 24 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 25 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 26 : ◯安井耕造君 選択 27 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 28 : ◯議長檜山俊宏君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:        午前十時三十四分開会・開議 ◯議長檜山俊宏君) これより六月定例会を開会いたします。  出席議員六十八名であります。これより会議を開きます。  この場合、議席の一部変更並びに指定を行います。新しい議席は、お手元に配付いたしておりますとおり変更並びに指定いたします。  この場合、知事、行政委員会の長並びに説明員の出席を求めるに御異議ありませんか。        【「異議なし」と言う者あり】 2: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに出席を要求いたします。        【知事、行政委員会委員長並びに各説明員出席】 3: ◯議長檜山俊宏君) 一言ごあいさつを申し上げます。  本日、六月定例会が招集されましたところ、議員各位には極めて御健勝にて御参集を賜り、県政進展のため、まことに御同慶にたえません。  御案内のとおり、二十一世紀を半年後に控え、我が国の社会・経済の枠組みの変革が急速に進む中にあって、地方自治制度の大改革となる地方分権が本年四月から実行の段階となり、国と地方公共団体の新たな仕組みがスタートいたしました。永年地方自治に携わってきた者として、感慨深いものがあります。関係各位のこれまでの御尽力に対し、敬意を表するものであります。今後、地方自治体の自己決定権、自己責任が拡大する中で、県議会が担う役割は極めて重要なものとなります。こうした地方分権の進展に対応した議会の活性化に資するという観点から、さきの国会において地方自治法の一部が改正され、議員活動基盤や議会の自主性、独自性の強化が図られたところであります。まことに時宜を得たものであり、県議会といたしましても、監視機能や政策立案、提言能力の向上に努め、地方分権時代にふさわしい自治体制の構築と税財源問題の解決など、真の分権型社会の早期実現のため、引き続き努力してまいる所存であります。  さて、最近における我が国経済は、各般にわたる政策効果などにより、企業の設備投資や個人消費など、民需に回復の兆しが見られ、景気はようやく戦後最悪の不況を脱し、自律的回復に向かっていると言われております。しかしながら、業種に偏りが見られるなど、全体として需要の回復は弱く、また、雇用情勢も、中高年の失業者が増加するなど、依然として厳しい状況にあり、景気を一日も早く本格的な回復軌道に乗せていくことが喫緊の課題であります。  一方、県政においても、極めて厳しい財政状況が続く中で、行財政改革の推進、教育県広島の再構築、景気・雇用対策、介護保険制度の定着推進、広域行政の推進、広域交流基盤の充実強化、さらには資源循環型社会の形成へ向けての対応など、課題が山積いたしております。  また、最近、青少年による凶悪事件が続発し、深刻な社会問題となっております。改めて教育のあり方に思いをいたし、学校・家庭・地域社会が緊密に連携して、命の大切さや規範意識を身につけた、社会生活や交流の多様化に対応できる人材の育成に取り組むことが急務であると考えます。  大きく変動する国際社会の中にあって、本県の存在感を高め、産業・経済などのグローバル化に的確に対応し、新世紀においても、引き続き、活力と魅力を持ち、かつ、安全な県民生活が送れる地域社会を構築していくために、県議会といたしましても、これら山積する県政の重要課題の解決に向けて、県当局と一体となって全力を尽くしてまいる所存であります。  去る五月末、広島県とハワイ州との友好提携三周年記念行事に参加するため、知事ともども当地を訪問し、県人会の功労者を表彰するなど、交流を深めてまいりました。両県・州の交流は、経済、教育、スポーツなど幅広い分野で着実に進展しており、新しい世紀に向けて相互理解と交流が一層促進され、友好のきずながより強固なものとなっていくことを念願する次第であります。  さて、今次定例会に提出されます議案は、条例関係その他を合わせて十八件でありますが、いずれも県政の当面する重要案件であります。何とぞ慎重御審議を賜り、もって県民の負託にこたえられますよう念願いたす次第であります。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4: ◯議長檜山俊宏君) この際、先般行われました県議会議員の補欠選挙で御当選になりました高山博州君を御紹介いたします。        【高山博州君登壇】
    5: ◯高山博州君 御紹介をいただきました今回の御調郡区の補欠選挙で当選をさせていただきました高山博州と申します。  先輩議員の皆様方の御指導と藤田知事を初めとする執行部の御協力を得ながら、微力ではございますが、一生懸命頑張らせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。(拍手)              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 6: ◯議長檜山俊宏君) この際、謹んで御報告いたします。皇太后陛下には、去る六月十六日崩御されました。まことに哀悼痛惜の念にたえません。広島県議会といたしましては、衷心より哀悼の誠をあらわすため、黙祷をささげたいと思います。各位の御起立を願います。        【起     立】 7: ◯議長檜山俊宏君) 黙祷。        【黙     祷】 8: ◯議長檜山俊宏君) 黙祷を終わります。御着席願います。        【着     席】 9: ◯議長檜山俊宏君) この場合、お諮りいたします。広島県議会の名において謹んで弔詞を決議し、奉呈いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。        【「異議なし」と言う者あり】 10: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。  弔詞文については議長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。        【「異議なし」と言う者あり】 11: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。  それでは、これより弔詞を朗読いたします。各位の御起立を願います。        【起     立】 12: ◯議長檜山俊宏君)  皇太后陛下にはにわかに崩御あらせられました  まことに哀悼にたえません  広島県議会はここに恭しく弔意を表し奉ります  以上であります。御着席願います。        【着     席】 13: ◯議長檜山俊宏君) この場合、暫時休憩いたします。このまま、しばらくお待ちください。        午前十時四十六分休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~        午前十時四十七分開議 14: ◯議長檜山俊宏君) 出席議員六十八名であります。休憩前に引き続き会議を開きます。  諸般の報告がありますので、書記をして朗読いたさせます。        【書 記 朗 読】                                   平成12年6月23日 広 島 県 議 会 議 長 様                                   広  島  県  知  事                                       (財  政  課)            6月定例県議会の議案及び報告事項並びに説明書について  平成12年6月定例県議会の議案及び報告事項並びに説明書を別冊のとおり提出します。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                                   平成12年6月23日 広 島 県 議 会 議 長 様                                   広  島  県  知  事                                       (財  政  課)            県が資本金の二分の一以上を出資等している法人の経営状況説明書の提出について  地方自治法第243条の3第2項の規定により県が資本金の二分の一以上を出資等している法人の経営状況説明書を別冊のとおり提出します。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                                   平成12年6月23日 広 島 県 議 会 議 長 様                                   広  島  県  知  事                                       (財  政  課)            県有地信託の事務処理状況説明書の提出について  地方自治法第243条の3第3項の規定により県有地信託の事務処理状況説明書を別冊のとおり提出します。               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                                   平成12年6月23日 各  議  員  殿                                   広島県議会議長 檜 山 俊 宏            説明員の委任について  6月定例会における説明員として知事教育委員会委員長及び公安委員会委員長等から別紙の者を委任した旨の通知があったのでお知らせする。 15: ◯議長檜山俊宏君) 別紙別冊はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~        第一 会期決定の件 16: ◯議長檜山俊宏君) これより日程に入ります。日程第一、会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。六月定例会の会期は、本日から七月三日までの十一日間といたしたいと思いますが、さよう決するに御異議ありませんか。        【「異議なし」と言う者あり】 17: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。よって、会期は十一日間と決しました。               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~        第二 会議録署名者決定の件 18: ◯議長檜山俊宏君) 次は日程第二、会議録署名者決定の件を議題といたします。  本件は、会議規則第九十九条の規定により、議長から指名いたします。                              山   木   靖   雄  君                              松   浦   幸   男  君                              多   賀   五   朗  君                              石   田       明  君  以上四人の諸君にお願いいたします。               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~        第三 常任委員会委員及び特別委員会委員選任承認の件 19: ◯議長檜山俊宏君) 次は日程第三、常任委員会委員及び特別委員会委員選任承認の件を議題といたします。  本件につきましては、委員会条例第五条第一項ただし書きの規定により、去る五月三十一日、高山博州君を農林委員会委員及び生涯学習対策特別委員会委員に指名いたしましたので、御報告いたします。  なお、本件につきましては、議会の承認を得ることになっておりますので、この場合、お諮りいたします。本件は、議長の指名のとおり承認するに御異議ありませんか。        【「異議なし」と言う者あり】 20: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。よって、本件は議長の指名のとおり承認するに決しました。               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~        自第 四 県第六〇号議案        至第三十 報 第 一 六 号 21: ◯議長檜山俊宏君) 次は日程第四、県第六〇号議案 過疎地域自立促進特別措置法の規定による過疎地域における県税の課税免除に関する条例案から日程第三十、報第一六号 平成十一年度広島県水道用水供給事業会計予算繰越計算書までの各案を一括上程議題といたします。  この場合、知事から提案理由の説明を求めます。知事藤田雄山君。        【知事藤田雄山君登壇】 22: ◯知事(藤田雄山君) 提案理由の説明の前に、一言申し上げます。去る六月十六日、皇太后陛下が崩御せられましたことは、まことに哀惜の念にたえません。ここに、県民の皆様とともに心から御冥福をお祈り申し上げます。  さて、六月定例県議会の開会に当たり、ただいま提出いたしました議案の説明に先立ちまして、当面する県政の課題などについて御報告申し上げます。  去る五月二十四日から、本県とアメリカ合衆国ハワイ州との友好提携三周年記念式典などに参加するため、檜山県議会議長を初めとする県議会議員の方々や市町村、経済界、教育関係、福祉関係の方々など、約二百三十名の皆様とともにハワイ州を訪問いたしました。  友好提携三周年記念式典を初め、ホノルル日本人商工会議所設立百周年記念式典やホノルル市内に建設されるジャパンタウンのくわ入れ式、並びに、県人会との各種交流事業を通じて、多くの皆様と交流を深めることができました。  今回の訪問の成果をもとに、県民とハワイ州の方々との交流が、経済分野はもとより、教育、福祉など、さまざまな分野で一層促進されるよう、今後とも努めてまいります。  さて、私は、平成十二年度の県政運営に当たって、活力ある産業の新生や安全・安心な暮らしの確保など、県民の皆様の期待にこたえていく施策の重点的な実施と、二十一世紀における本県の将来像を見据えた行財政改革の着実な推進が重要であると申し述べました。  まず、最近の経済情勢と県内景気の回復に向けた取り組みについてであります。我が国経済は、全体として需要の回復が弱く、厳しい状況をなお脱していないものの、平成十一年度のGDPは三年ぶりにプラス成長に転じるなど、緩やかな改善が続いております。  県内経済は、設備投資に前向きの動きが見られるなど、景気は徐々に持ち直しつつあるものの、素材関連産業などを中心に低迷しており、業種間の業績にかなりの格差が見受けられます。  また、雇用環境についても、有効求人倍率が引き続き低位で推移するなど、依然として厳しい状況にあります。県内産業を活性化し、雇用機会を確保することは、当面する緊急の課題であります。  本県では、平成十二年度当初予算において、公共事業を初め、産業の振興、金融・雇用対策の各般にわたり可能な限り景気に配慮したところです。  また、今回、公共事業の上半期執行計画額についても、昨年度実績を一〇%上回る二千二十三億円と設定し、積極的な執行を図ることといたしております。  雇用対策についても、昨年度造成した「広島県緊急雇用対策基金」を活用し、雇用創出効果の高い事業の掘り起こしや執行の前倒しなど機動的な対応を行い、雇用機会の創出に努めてまいります。  さらに、中小企業の新規創業や経営革新に向けた取り組みに対しましては、五月に開設した「広島県中小・ベンチャー総合支援センター」等を通じ、総合的に支援し、雇用の場の掘り起こしに努めてまいります。  また、県内産業を活性化し、中長期的に安定した雇用環境を確保するためには、本県産業の目指すべき戦略分野等を明らかにした「21ひろしま国際産業拠点構想」を早期に策定する必要があります。六月十六日には、企業経営者にも参加いただき、構想策定会議を設置したところであり、本年秋を目途に概要を取りまとめ、可能なものから随時、産業施策に反映してまいります。  今後とも、経済動向、雇用情勢を注視しながら、県内景気の本格的な回復に向け、適切な措置を講じてまいります。
     次に、県政をめぐる諸課題について申し上げます。「県政中期ビジョン」については、鋭意、策定作業を進めており、五月にはその骨子案を取りまとめ、公表いたしました。今後、各方面からの御意見をいただきながら、本年十月を目途に策定いたします。  行財政改革の取り組みについては、本年三月に、行政システム改革推進計画と中期財政運営方針を策定したところです。六月十四日には、改革の具体化に向け、学識経験者などで構成する行政システム改革推進委員会を設置したところであり、計画に盛り込まれた改革方策を着実に実施してまいります。  一方、市町村における地方分権を推進するためには、広域行政への取り組みなどにより、市町村の行財政基盤を強化することが求められております。このため、本年秋を目途に、具体の合併パターンを含む市町村合併推進要綱を策定するとともに、広域市町村圏についても、現状に即した圏域となるよう、見直しを行います。  市町村への権限移譲についても、五月には権限移譲研究会を設置したところであり、本年度中に実施計画を策定いたします。  行財政改革や市町村分権システムの構築など、これら相互に関連する施策を一体的に推進し、新たな地方自治の枠組みづくりに全力で取り組んでまいります。  呉市の特例市移行については、国への申出に先立ち、六月十四日に呉市長から県の同意を求める旨の申し入れがありました。地方分権を推進する観点から意義あるものと考えており、特例市指定が円滑に行われるよう、最大限の協力を行ってまいります。  中山間地域の活性化については、中山間地域と都市地域との交流を今まで以上に促進するため、四月二十日に、市町村や地域づくり団体とともに「ふるさと会議ひろしま」を設立いたしました。この会議が持つ地域づくりのための情報発信機能などを活用し、県内各地において、個性を生かした地域づくりが展開されるよう支援してまいります。  また、本年四月、過疎地域自立促進特別措置法が施行され、本県では五十三市町村が過疎地域として公示されました。今後、法に基づく基本方針及び県計画を早期に策定し、過疎地域の自立促進に向けた総合的かつ計画的な対策を実施してまいります。  次に、災害の未然防止対策についてであります。本年四月、いわゆる土砂災害防止法が成立いたしました。この法律は、昨年六月の本県を初めとする全国各地での土砂災害を契機として、河川審議会の答申等を踏まえ、国会に提出されたもので、私も、被災県の知事として、この答申に携わってまいりました。  今後は、この法律に基づき、危険箇所の周知や警戒避難体制の整備、危険な区域にある住宅の移転促進等のソフト対策を推進し、従来のハード対策とあわせ、総合的な土砂災害対策を講じてまいります。  また、梅雨入り前の運用を目指し整備を進めてきた「緊急防災情報システム」につきましても、五月三十一日に本格稼働いたしました。今後とも、災害に強い県土づくりを推進するため、ハード・ソフト両面にわたる施策を積極的に展開してまいります。  次に、青少年の健全育成についてであります。五月四日、本県において犯人が検挙された「高速バス乗っ取り事件」に象徴されるように、青少年による凶悪な犯罪が全国各地で発生しており、まことに憂慮にたえないところであります。  こうした背景には、家庭や地域社会における青少年の育成機能が低下していることや人間関係の希薄化など、さまざまな要因が複雑に絡み合っていると認識いたしております。このため、六月七日には、教育委員会、警察本部、県の各部局で構成する児童生徒の問題行動に係る対策本部会議を開催し、県民への啓発や相談活動の充実などについて協議したところであります。引き続き、青少年の健全育成が図られるよう、関係行政機関及び学校、家庭、地域社会が一体となった取り組みを強化してまいります。  資源循環型社会の形成については、循環型社会形成推進基本法が成立するなど、その機運が一層高まっております。本県では、本年三月に循環型経済拠点構想を策定するとともに、この構想の中核となる「福山リサイクル発電株式会社」を五月二十四日に関係市町村、民間企業と共同で設立いたしました。平成十六年度のRDF発電施設の稼働を目指し整備を進めるとともに、構想全体の具体化に向け、引き続き努力してまいります。  次に、高度情報化の推進についてであります。昨年来、整備を進めてまいりました「情報トライアングル」が完成し、本年四月に運用を開始いたしました。現在、企業、大学を初め、地域の多くの方々に参加していただき、研究開発の高度化、地域産業の情報化などを推進するための実験プロジェクトに取り組んでおります。今年度整備する全県的な情報通信基盤「広島メイプルネット」にもその成果を生かし、高度情報化を通じた地域の活性化を推進してまいります。  四月に開館した「県立ふくやま産業交流館」のオープニング・イベントには、四万五千人の来場をいただきました。産業展示に加え、産業情報の発信、スポーツ・レクリエーション機能をあわせ持つこの施設が、本県の産業振興と地域活性化の拠点施設として積極的に活用されるよう努めてまいります。  最後に、広島西飛行場へのコミュータージェットの就航についてであります。広島西飛行場は、コミューター等の小型航空機が就航する飛行場として活用しております。このたび、広島市などからターボプロップ機の代替としてのジェット機の就航について強い要請があり、ジェット化に伴う施設整備等、諸般の準備を進めることといたしました。  今後とも、広島西飛行場については、広島空港との役割分担を明確にしていく中で、都市間コミューター空港として活用していくとともに、広島空港につきましては、県民全体の空の玄関として、また、中四国地域の拠点空港として振興を図ってまいります。  さて、今回提出いたしました議案は、過疎地域自立促進特別措置法に規定する過疎地域における県税の課税免除に関する条例など条例案四件、その他の議案では、広島県公安委員会委員の任命の同意について及び工事請負契約の締結についての議案など十四件であります。  また、報告案件として、専決処分報告のほか、平成十一年度繰越明許費等繰越計算書、県が資本金の二分の一以上を出資等している法人の経営状況説明書などを提出いたしております。  どうぞ、慎重に御審議をいただいた上、適切な御議決をくださるよう希望いたします。               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~        議員表彰の件 23: ◯議長檜山俊宏君) この場合、お諮りいたします。議員表彰の件を本日の日程に追加し、直ちに議題とするに御異議ありませんか。        【「異議なし」と言う者あり】 24: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。それでは、議員表彰の件を議題といたします。  お諮りいたします。広島県議会議員として在職すること二十五年以上に及ぶ、安井耕造君、河原実俊君、山田利明君、中村良三君、小島逸雄君並びに新田篤実君の永年の功績に対し、本議会は決議をもってこれを表彰することとし、その表彰文は議長に一任されたいと存じますが、御異議ありませんか。        【「異議なし」と言う者あり】 25: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。  それでは、議長において起草いたしました表彰状を朗読し、表彰いたします。                              安   井   耕   造  君                              河   原   実   俊  君                              山   田   利   明  君                              中   村   良   三  君                              小   島   逸   雄  君                              新   田   篤   実  君  表彰文は被表彰者名のほかは同一文でありますので、代表として安井耕造君の表彰状を朗読いたします。         表  彰  状                              安   井   耕   造  殿  あなたは広島県議会議員として在職二十五年以上にわたり県政の発展に尽くされた功績は誠に顕著であります  よって本県議会は特に決議をもって表彰します   平成十二年六月二十三日                              広    島    県    議    会  表彰状の交付方については、議長において取り計らいたいと存じますので、御了承願います。  この場合、ただいま表彰されました六名を代表して、安井耕造君から発言を求められておりますので、これを許します。安井耕造君。        【安井耕造君登壇】 26: ◯安井耕造君 お許しをいただきましたので、ただいま表彰を受けました六名を代表いたしまして、一言お礼を申し上げます。  権威と伝統のある広島県議会におきまして、私たち六名が議員として二十五年以上在職したということで表彰をいただきました。この上ない光栄であり、終生忘れることのできない喜びであります。これもひとえに、広島県民の皆様方の御支援、歴代の県議会議長を初めとする先輩、同僚議員の方々、知事を初めとする執行部の皆様方の御支援、御指導のたまものであり、ここに謹んで厚くお礼を申し上げます。  顧みますと、私たちは、我が国が高度経済成長の過程にありました昭和四十六年から、あるいは、第一次オイルショック後の昭和五十年から県政に参画いたしました。当時は、高度経済成長の負の側面である公害問題や過疎過密問題、消費者問題など、これまで経験したことのない政策課題が表面化した時代でありました。  その後、新たに貿易摩擦、地価高騰、円高などの問題が発生し、広島県では、これまでの重厚長大型産業構造の転換を迫られるなど、数々の困難な状況に直面することとなりましたが、その都度、官民一体となって克服してまいりました。  平成に入って、日本の経済は過去に例を見ない絶頂期を迎えましたが、バブルの崩壊により戦後最悪とも言われる平成不況に突入してしまいました。  その中にあって、本県では、平成五年の新広島空港の開港、平成六年のアジア競技大会、平成七年の全国植樹祭、平成八年の国民体育大会の開催などの重要な行事のほか、数々の政策課題に取り組まれ、私たちも微力ではありますが、議員という立場から県政推進のために懸命に努力してまいりました。そして、地域の課題を解決するため、時代の波をかぶりながら、行政とのパイプ役として二十五年間頑張ってまいりました。  現在は、経済情勢が依然として厳しい中で、高度情報化の進展、急速な少子・高齢社会の到来などにより、これまでの我が国を支えてきた政治・社会経済システムの抜本的な改革が強く求められております。地方自治体においても、地方分権がいよいよ実行段階を迎え、私たちが議員として果たさなければならない職責の重要性は以前にも増して高まっております。  西暦二〇〇〇年という記念すべき年に、議員として四半世紀の道のりを歩んできたということに対しまして、栄えある表彰を受けますことは、大変感慨深いものがありますが、県勢活性化に向けて、これからもさらに取り組まなければならない新たな課題もたくさんあります。私たちは、志を新たにし、これからの時代の変革に対応し、今までの体験を生かしながら、微力ではありますが、皆様方の御支援のもとに、二十一世紀の広島県の発展のためにさらに頑張る所存でございますので、どうかよろしくお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 27: ◯議長檜山俊宏君) お諮りいたします。六月二十六日は、議案調査のため、本会議は休会とするに御異議ありませんか。        【「異議なし」と言う者あり】 28: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。  次回の本会議は六月二十七日午前十時十五分から会議を開きます。  本日はこれをもって散会いたします。        午前十一時十三分散会 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...